伝統板・第二

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真理の生活 21 - 伝統

2024/10/07 (Mon) 11:48:26


【ユーモアは人生を変える】

      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.7.2)より

   (藤尾秀昭氏の心に響く言葉より…)

   ユーモアという言葉が使われるようになったのは、
   人類誕生史からいえば、つい最近のことだといえます。

   時代の豊かさも大いに影響すると、渡部先生は指摘しています。

   渡部先生の話で興味深かったのは、
   王政復古の後に、「グッド・ユーモアド(good humored)」
   という形容詞が生まれた、ということです。


   「グッド・ユーモアド」とは、
   機嫌のいい人、陽気な人、気持ちのいい人という意味です。

   グッド・ユーモアドの人は
   危険な時でも落ち着いていて、楽しい面を見られる人だといいます。

   ユーモア精神が身についた人・・グッド・ユーモアドという言葉には
   そういう意味合いもあるかもしれません。


   ユーモアは人生を変える力を持っている。

   私たちも「グッド・ユーモアド」で
   人生という航海を漕いでいきたいものです。


   最後に、キューブラー・ロスの言葉を紹介します。


   グッド・ユーモアドの精神に長けた人で
   なくてはいえない素晴らしい言葉です。


   「人間はその死の瞬間まで、
    成長できる可能性を持った生物である。
    だからこそ希望の小窓を閉じてはいけない」

       <『心に響く言葉』致知出版社>

       ・・・

人に好かれる人は、人を楽しませることに徹している。

「グッド・ユーモアド」の人だ。


そういう人は、傍(はた)からみていると
いつも上機嫌で陽気で気持ちのいい人に見える。

反対に、まわりなど関係なく、
自分だけ楽しめばいいという自己中心的な人は、
気難しくて不機嫌そうにみえる。


笑いという「上機嫌」や「陽気さ」は肯定であり、
笑わないという「不機嫌」や「陰気」は否定だ。

暗そうに(話のはじめに)、
「でも」や「だって」という人だ。

否定的なことばかりいう人には、人は寄りつかない。


我々は、道を聞くときでも、
笑っている人や機嫌のいい「肯定」の人を探す。

「笑い」という「肯定」が人を引き寄せるからだ。


人を笑わせると、自分も明るくなって、笑顔になる。

人が笑うと、自分もパワーをもらえる。

その逆に、人を怒ったりすると、テンションが落ち、パワーがなくなる。


人を楽しませ、笑わせる「グッド・ユーモアド」の人。

「ユーモアは人生を変える」という言葉を胸に刻みたい。

・・・

<参照>

キューブラー・ロス『死ぬ瞬間』
https://www.tcn.ac.jp/index.php?view=9480

晩年のキューブラー・ロス
Enishi Fujieda( 2015/03/25)NHK特番より
https://www.youtube.com/watch?v=4qj72ViiheA

・・・

<関連>

(1)伝統板・第二「真理の生活 ①」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6971129

(2)伝統板・第二「真理の生活 ②」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7583747

(3)伝統板・第二「真理の生活 ③」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7707100

(4)伝統板・第二「真理の生活 ④」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7796617

(5)伝統板・第二「真理の生活 ⑤」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7854421

(6)伝統板・第二「真理の生活 ⑥」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7934282

(7)伝統板・第二「真理の生活 ⑦」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7988886

(8)伝統板・第二「真理の生活 ⑧」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8016563

(9)伝統板・第二「真理の生活 ⑨」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8061815

(10)伝統板・第二「真理の生活 ⑩」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8164957

(11)伝統板・第二「真理の生活 ⑪」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8209345

(12)伝統板・第二「真理の生活 ⑫」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8238335

(13)伝統板・第二「真理の生活 ⑬」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8250384

(14)伝統板・第二「真理の生活 ⑭」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8263502

(15)伝統板・第二「真理の生活 ⑮」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8290983

(16)伝統板・第二「真理の生活 ⑯」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8305125

(17)伝統板・第二「真理の生活 ⑰」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8315921

(18)伝統板・第二「真理の生活 ⑱」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8331438

(19)伝統板・第二「真理の生活 ⑲」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8360609

(20)伝統板・第二「真理の生活 ⑳」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8372647

       <感謝合掌 令和6年10月7日 頓首再拝>

【お互いにゆずり合う】 - 伝統

2024/10/12 (Sat) 10:36:47


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.7.15)より

   (曹洞宗徳雄山建功寺住職、枡野俊明氏の心に響く言葉より… )

   日本人はディベート(討論)が苦手といわれています。

   欧米のように子どもの頃からディベート教育を受けていないので、
   仕方のないことなのかもしれません。

   討論や論争をネガティブに受け止めている人が大半でした。


   ところが、数年前、“論破ブーム”が巻き起こり、
   子どもたちまで「論破」という言葉をふつうに使うようになりました。

   聖徳太子が定めた『十七条憲法』の「和をもって貴しとなす」の精神に相反する、
   相手を言葉で打ち負かす論破が認知されたことに、私は驚きました。


   戦国武将の武田信玄は、
   「戦というものは五分をもって上とし、
    七分をもって中とし、十分をもって下とす」
   という言葉を残しています。

   勝負に勝たなくてならないのは当然だが、
   十分の完勝だと敵を侮ってしまい、おごりがでる。

   七分の勝ちではまだ、勝ったことに安心して手を抜く。

   今後いっそう頑張らせるためには五分の勝ちがよい、という
   信玄の勝ち方のこだわりです。


   半歩ゆずる五分勝ちがよいというのは、
   信玄が禅に傾倒していたことと無縁ではないでしょう。

   仏教には「中道」という教えがあります。

   極端を捨て、まさに中道を行くことです。


   お釈迦さまは、皆が幸せになれる道を求めて、
   王子としての生活を捨て、快楽に耽(ふけ)る生活を捨て、
   自身の肉体をとことんいじめる苦行に入りました。

   しかし、ほどほどぐらいがちょうどいい
   という考えに至り、さとりを得たのです。


   唯一無二の神を信じるキリスト教やイスラム教は、
   白黒をハッキリつける宗教です。

   神の意に沿わないものはすべて悪です。

   そのため聖戦(ジハード)という名のもとに 戦争が繰り返されています。


   いっぽう中道を旨とする仏教は右にも左にも偏らず、
   お互いのよいところを認め、
   ゆずり合いの心を大切にして共に生きる道を歩む宗教です。

   ビジネスの世界に目を転じてみると、
   以前は勝ち組と負け組にはっきりと分かれていました。

   しかし最近は、お互いによい状態を
   保てるようWin-Winでやっていくのがいいんじゃないかという風潮が
   強まっています。

   武田信玄のいう五分勝ちの精神がビジネス界に広まってきたようです。


   これはよい方に向いていると思います。

   そもそも日本には、
   近江商人の「三方良し」というビジネス哲学がありました。

   「商売において売り手と買い手が満足するのは当然である。
    さらに、社会に貢献できてこそよい商売といえる」という考え方を

   「売り手に良し、買い手に良し、世間に良 し」の「三方良し」といいます。


   三方良しやWin-Winを成り立たせるキーワードは"落としどころ”です。

   双方が納得する着地点、妥協点を見つけ合うことです。


   お互いにゆずり合って着地点を見つけていく。

   日本人の最も得意とするところだと思います。


   <『迷ったら、ゆずってみるとうまくいく』クロスメディア・パブリッシング>

       ・・・

相田みつを氏の言葉がある。

『「お先へどうぞ…」
 やさしくてうつくしい日本語ですね。

 いいことは、他人(ひと)様を先に… 自分のことは後まわし。

 遠い遠い、先祖の日本人がこんな美しい暖かい言葉を残してくれたんです。

 他人のことなんかそっちのけ
 自分さえよければ…我先に、我先に…とみんな夢中で突ッぱしる。

 もう一度「お先へどうぞ…」という、うるおいのある美しい日本語で、
 お互いに呼びかけ合える世の中になって欲しいなあ…』
               (雨の日には・・・・/文化出版局)より



「ゆずり合い」の精神の元にあるものは、「お先にどうぞ」の気持ち。

それが「先施(せんし)の心」。

先施とは、先に施(ほどこ)す、ということ。


それは…

自分から先に、挨拶する。

自分から先に、許す。

自分から先に、謝る。

自分から先に、感謝する。

自分から先に、笑顔を出す。


「お先へどうぞ」の気持ちを忘れず…

「お互いにゆずり合う」

という言葉を胸に刻みたい。

・・・

<参照>

ゆずってみるとうまくいく
東洋経済ONLINE(2024/06/28)
https://toyokeizai.net/articles/-/764579

       <感謝合掌 令和6年10月12日 頓首再拝>

【怒ったら負け】 - 伝統

2024/10/19 (Sat) 10:17:21


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.8.10)より

   (枡野俊明(しゅんみょう)氏の心に響く言葉より…)


   《頭に来ても無礼者と闘わない》


   ■「怒ったら、自分の負け」と心得る

   人の悪口をいったり、バカにしたり、ちょっとしたミスをあげつらったり。

   失礼な物いいをされると、腹が立つものです。

   どうしてそんなふうに貶められなくてはいけないのかと、自尊心も傷つけられます。

   あまりに理不尽だと、文句の一つもいいたくなるし、
   さらに口論、ケンカに発展する場合もあるでしょう。


   それでも怒ってはいけません。

   難しいけれど「受け流す」のが賢明です。


   理由は二つ。

   一つは、非礼・無礼を働く本人は、だいたいにおいてその自覚がない、
   つまり自分が非礼・無礼な振る舞いをしているとは思っていないからです。

   そんな人と同じ土俵で争っても、こちらが疲れるだけ。

   相手にすることはありません。


   もう一つは、相手の指摘が正しいことがままあるからです。

   とくに劣等感や弱みを抱えている人は、
   痛いところを突かれると、瞬間的に怒りの感情が噴出します。

   そんなときはなんとか怒りをこらえて、しばし深呼吸。


   「彼(彼女)のいうとおり、図星だな。怒りは呑み込み、今後の反省材料にしよう」

   と、気持ちを切り替えましょう。

   いずれにせよ、非礼・無礼に対しては「怒ったら負け」と心得てください。

        <『引きずらない力』三笠書房>

      ・・・

「怒りは相手を苦しめるのではなく、自分を苦しめる」

という仏教の教えがある。

怒りは、まことにやっかいだ。

いくつになってもコントロールが難しい。

そして、怒ってしまったあとは必ず、悔やむ。


大声でねじ伏せ、相手に分からせようとしたり、
自分の正しさを押しつけようとする。

「自分を認めて欲しい」、
「なぜわかってくれないのだ」
という気持ちが、ゆがんだかたちで出てしまったのが怒り。


「アンガーマネジメント」という
1970年代にアメリカで始まった心理トレーニングの方法がある。

これは、怒らないことではなく
「怒りをコントロールすること」であり、「怒りと上手につき合うこと」。


それはたとえば、「衝動をコントロール」すること。

衝動をコントロールするとは、「最初の6秒をやりすごす」こと。

よく、「腹が立ったら十、数えよ」などといわれるが、間を置け、ということ。


まさに「受け流す」ということ。

「怒ったら負け」という言葉を胸に刻みたい。

       <感謝合掌 令和6年10月19日 頓首再拝>

【自尊心を満たすには】 - 伝統

2024/10/20 (Sun) 09:43:53


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.8.2)より

   (レス・ギブリン氏の心に響く言葉より…)

   自尊心が満たされれば、他人とうまくやっていくことができる。

   具体的に説明しよう。


   ●寛容の精神を発揮するので、
    相手の考え方にじっくり耳を傾けることができる。

   ●自分のニーズが満たされているので、
    相手のニーズに配慮することができる。

   ●精神的に安定しているので、
    相手にミスを指摘されても素直に認めることができる。

   ●批判を受け流すだけの自信があるので、
    大らかな態度で相手に接することができる。


   自尊心の低い人にとっては、
   ほんの少し非難のまなざしを向けられたり、厳しい言葉をかけられたりするだけで
   一大事のように思えてくる。

   たわいのない発言にも皮肉や嫌みのような隠された意味を見つけようとする
   過敏な人は、低い自尊心のために苦しんでいると見て間違いない。

   他人をこき下ろす傲慢な人も、低い自尊心のために苦しんでいる。


   こういう人の行動を理解するには、ふたつのことを知っておく必要がある。


   ひとつは、自分の重要感を高めようとして他人をこき下ろしていること。

   もうひとつは、誰かに少し批判されただけで、
   すでに低い自尊心が崩壊するのを恐れていること。


   こういう人はいつも心の中でびくびくしながら他人と接している。

   自尊心を傷つけられるという不安に耐えられないので、
   他人にやられる前に相手を攻撃することもある。

   《自尊心が満たされていないと、人々は摩擦やトラブルを起こしやすい。》

       <『人望が集まる人の考え方』ディスカヴァー>

       ・・・

自尊心がある人は、自己重要感が満たされている。

自己重要感とは、「自分は価値ある存在である」と思うこと。

自尊心があれば、他人に多少批判されても、
自分は自分、人は人、と受け流す余裕ができる。


自尊心を高めるには、まず自分を磨くことだ。

自分を磨き、自分の価値を高めること。


なかでも、一番大事な自分磨きは、「人の喜ぶこと」をすること。


それは…

●人が嫌がることは言わないこと(不平不満、愚痴、泣き言、悪口、文句)。

人を冷笑したり、皮肉を言わないこと。

人との会話は、常に肯定的にとらえ、「でも」「だって」と言わないこと。


●人の喜ぶことを言うこと(うれしい、たのしい、ありがとう、しあわせ)。

あたたかい心のこもった言葉(愛語)を言うこと。

常に、感謝することをみつけ、感謝多き人になること。


●人の喜ぶことをすること。

いつも、笑顔で、明るく、機嫌よくしていること。

人に優しく接し、親切にすること。


●身の回りに起こることの中に、幸せを見つけること。

それを、ただひたすら喜んで、うれしがって、幸せだ、ツイてると思うこと。


●そして、頼まれごとを淡々とやっていくこと。


すると、いつしか、感謝される人になる。

感謝される人は、自己重要感も、自尊心も満たされる。


一生をかけて、自分を磨き続けたい。

・・・

<参照動画>

【要約】人望が集まる人の考え方【レス・ギブリン】
フェルミ漫画大学(2024/01/27 )
https://www.youtube.com/watch?v=isEXIkmGQ0s

0:00 はじめに
2:28 人間関係は相手の自尊心を満たしたか
   傷つけたかで決まる

4:49 相手の自尊心を満たせば
   仕事も恋愛も上手くいく

6:41 絶対に待ち合わせ時間に遅れないこと

8:19 身だしなみを整える

10:42 相手を笑顔で迎える

13:01 会話で大切なのは相手に話させること
15:27 会話では相手を否定せずに
   相手に常に賛同すること

17:07 相手に愚痴や悩みを話してはいけない

19:07 相手の顔をみて、相手の名前を言って、
   褒めたり感謝したりする

20:27 第一印象を変えることは難しい

22:07 相手からではなく自分から働きかけよう
23:33 まとめ
24:46 END

・・・

【人望が集まる人の考え方①】
失業の理由の大半は才能ではなく人望!
人生を左右する必須の技術とは?
中田敦彦のYouTube大学(2022/12/17)
https://www.youtube.com/watch?v=iVFWuDO_Wj0

【動画目次】
00:00 OP
01:21 失業理由
02:32 人間関係の技術
04:18 基本原理
08:54 自尊心の罠
13:20 他者優先
15:52 3つの武器
21:07 ほほえみ
28:37 次回予告

         。。。

【人望が集まる人の考え方②】
相手の〇〇を満たせば上手くいく!
人間関係の世界的名著
中田敦彦のYouTube大学(2022/12/17)
https://www.youtube.com/watch?v=GxcV65OyL9Y

【動画目次】
00:00 話す力
04:32 上級編
12:48 協力要請
17:15 褒める力
23:17 まとめ

       <感謝合掌 令和6年10月20日 頓首再拝>

【努力より「遊び」が必要】 - 伝統

2024/10/21 (Mon) 11:03:47


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.9.5)より

   (中野信子氏の心に響く言葉より…)

   人間を人間たらしめている条件は、いったいなんでしょうか。

   わたしは、そのひとつは「遊ぶこと」だと考えています。

   「遊ぶ」ということは、
   生きていくために必要のない、 無駄な部分にリソースを割くということです。


   例えば、文化や芸術などに取り組むことは、
   人間として、本来的に豊かで洗練された営みです。

   少なくとも、知性がなければ遊ぶことはできませんから。


   しかし、現在は
  「賢く生きていくにはなるべく無駄なことをしない」
   という、合理的な方法ばかりが評価されがちです。

   仕事はもちろん、生活までも合理性を追求し、
   「必要なことしかしない」
   「必要なものしか持たない」姿勢が、
   まるで人間として素晴らしいことであるかのようにいわれることもあります。


   そのように社会から「遊び」を排除した反動なのか、
   逆に新興宗教やスピリチュアルなものに惹かれる人が増えました。

   また、怪しいビジネスやインターネットでの
   中傷行為などにハマっていく人も増えています。

   人間の脳は機械のようにはできていません。


   1998年に米国のソーク生物学研究所の研究者たちが、
   大人でも脳に新しく神経細胞が生まれることを発見しましたが、
   新しい細胞が生まれても、「刺激(=遊び)」 がなければ
   細胞は、すぐ死んでしまいます。

   脳にとって「遊び」は、生きていくために必要な餌でもあるわけです。


   いまの日本人は、「生き残るために努力せよ」といわれ続けて生きています。

   でも、こんな状態で、
   健全な自己肯定感を持って生きていくことなど到底できません。

   人間は、もっと「遊び」が必要な生き物なのです。


      《人間は努力よりも「遊び」が必要》

    <『感情に振り回されないレッスン』プレジデント社>

        ・・・

「遊ぶ」とは、酒を飲むだけではない。

「人生は冥途(めいど)までの暇つぶし」という今東光大僧正の言葉の通り、
「暇つぶし」のことだ。

「暇つぶし」というと言葉は悪いが、つまり、「無駄なこと」や「役に立たないこと」、
「ばかばかしいこと」、「生産性のないこと」などを、
大(だい)の大人が真剣にやることだ。


「まじめ」すぎる人を、「くそまじめ」という。

「くそまじめ」な人は、他人にも「まじめ」であることを強要しがちだ。

クスっと笑ったり、ふざけたりすると猛烈に怒ったりする。

「遊び」がないから融通がきかないし、冗談や遊び心も通じない。

余裕がないということだ。



千利休にこんな話がある。

『千利休の弟子である丿貫(へちかん)が、千利休を自分のお茶席に招いたときに、
 庭の入り口を入ったところに落とし穴をつくったというエピソードがあります。

 あらかじめ風呂を沸かしておいて、利休さんにお風呂に入ってさっぱりしてから
 お茶を召し上がってほしいというストーリーを、丿貫さんは考えていたのです。

 ちなみに、利休さんはきちんと落とし穴に落ちて、

 「穴があるのは知っていた。
  この丿貫のもてなしに、穴に落ちないのは失礼だと思った」と言ったそうです。』
                       (DIG THE TEA)より


『努力より「遊び」が必要』

という言葉を胸に刻みたい。

・・・

<参照>

『感情に振り回されないレッスン』記事一覧
https://president.jp/category/c05193


<要約動画>

感情に振り回されないレッスン
の本の全目次・要約を紹介!
https://www.youtube.com/watch?v=9tHgmeS9LOA

【11分で解説】幸福=オキシトシンだから、
オキシトシンを出す生活をすればいい 
感情に振り回されないレッスン 中野信子
https://www.youtube.com/watch?v=k1WrDrYx9u8

【本要約】「感情に振り回されないレッスン(中野信子)」
を15分で解説してみた
https://www.youtube.com/watch?v=V7wTDVyp_nE

       <感謝合掌 令和6年10月21日 頓首再拝>

【人に好かれる人と嫌われる人】 - 伝統

2024/10/23 (Wed) 09:19:37


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.6.29)より

   (植西聰(あきら)氏の心に響く言葉より…)

   世の中には、人に好かれる人もいれば嫌われる人もいます。

   誰とでもうまくやっていける人もいれば、そうでない人もいます。

   その人たちをつぶさに観察すると、一つの共通点を見出すことができます。


   まず、嫌われる人から見ていくと、他人を不快な気分にさせてしまうことです。

   相手が傷つき、カチンとくることやイヤミを平気で言います。

   相手の話を聞くよりも、自分の自慢話ばかりを聞いてもらいたがります。


   誰かに何かをしてもらっても、感謝の気持ちのかけらもありません。

   自分勝手でわがままなところがあります。

   約束しても、遅刻は日常茶飯事で、ひどいときは平気ですっぽかします。

   困っている人がいても、見て見ぬふりをして、親切心のかけらもありません。


   こんなふうにされたら誰だって おもしろくありません。

   腹を立てて大いに心証を害し、
   「向こうがああいう態度を取るなら、こちらにだって考えがある・・」
   というように、“報復の感情”を抱くようになります。

   その結果、その人は悪口を言われる、無視される、仲間はずれにされる、
   困っていても助けてもらえなくなるという具合に、
   みんなから嫌われてしまうのです。



   では、人に好かれる人はどうなのか?

   その人たちの共通点は、嫌われる人とはうって変わって、
   人を愉快な気分にさせることです。

   何かにつけ“相手を立てよう”とします。


   具体的には、聞き上手で、人の話を最後までさえぎらずに、よく聞きます。

   自分の意に反したことを相手が口にしても、いちいち反論しません。

   人に何かしてもらったときは、必ず、「ありがとう」とお礼を言います。

   身勝手な振る舞いをつつしみ、相手の好みを優先させます。

   一度、口にしたことは、どんなに些細なことであっても、絶対に守ります。

   人が困ったときや大変なときは、親身になって応援・協力します。


   こんなふうにされたら、周りの人はみんな嬉しくなります。

   その人のそばにずっといたくなり、いつも助けてもらっているから、
   その人が困っているときは助けてあげようという気持ちになります。

   そう、今度は“報復の感情”ではなく、“返報の感情”が芽生えるのです。


   みんなに嫌われている人がいたとしたら、
   それはその人がみんなを不快にする言動を取っているからであり、

   みんなに好かれている人がいたなら、
   それはその人がみんなの気分を良くする言動を取っているからです。

   言い換えると、相手のあなたに対する言動は、
   あなたの相手に対する言動そのもの。

   人間関係のすべては、あなたの言動のあらわれです。

    <『「いいこと」がいっぱい起こる!鏡の法則』王様文庫>

        ・・・

人があの世に行くとき、聞かれることが二つあるという。


一つは、「人に喜んでもらったか?」、

もう一つは「人生を楽しんできたか?」。


人に喜んでもらうとは、人に好かれたか、ということ。

人を、愉快で楽しい気分にさせる行動や言動をとっているかどうか。


その反対の嫌われる人は、
人を不愉快にするような言葉を言ったり、気分を害するような行動をとる。

嫌味を言ったり、冷笑したり、バカにしたり、悪口をいったり…

相手の気持ちを冷やす言葉や行動をとる。



人を喜ばせる人は、「和顔愛語」の人。

温かくて愛ある言葉と、笑顔。


もう一つの「人生を楽しんできた人」は、いつも明るくて、前向きで、肯定的。

どんなときも、その中に楽しみや幸せを見つけることが上手。

そして、おかげさまの心と、感謝の念を常に持っている。

だから、人がまわりに集まり、さらに楽しい人生をおくることができる。


人生を楽しみ…

人に好かれる人でありたい。

       <感謝合掌 令和6年10月23日 頓首再拝>

真理を生きる - 伝統

2024/10/24 (Thu) 11:44:41


     *『生命の實相 幸福篇下 第三十八巻』(10月24日)より

真理は読むだけで、行じなければなんにもならぬ。

「汝ら天地一切のものと和解せよ」
―― 『生命の實相』のこの巻頭の一行さえも実行しないでいながら
『生命の實相』を読んだというのはおこがましいと思う。

勢力争いをするために張り合ってなんになるか。
争わねばならぬような”相手はない”と知ることが光明思想なのである。

人生の苦しみは嫉妬心から来るのである。
嫉妬は憎みを招(よ)び、争いを招(よ)び、
あれほど真理を知っているはずの人が、
感謝しなければならぬ人をさえ憎むようになるのである。

           <感謝合掌 令和6年10月24日 頓首再拝>

【背筋を伸ばす】 - 伝統

2024/10/30 (Wed) 08:33:27


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.7.7)より

   (精神科医、ゆうきゆう氏の心に響く言葉より…)

   《自信を高めたいなら、背筋を伸ばすこと》

   よく「有名人にはオーラがある」 といいますが、
   そういった人たちは たいてい姿勢がよく、
   きりっとした 表情をしています。

   私たちが「オーラ」とよぶものは、じつはこうした
   「自信に満ちた見た目」によるところが大きいといえます。


   姿勢と気持ちは連動しているもので、
   自信にあふれた人は背筋がピン と伸びていることが多く、
   逆に気持ちが沈んでいると姿勢も悪くなりがちです。

   もし「自信がない」「気持ちが落ち込む」ことがあれば、
   背筋を伸ばすよう心がけてみてください。

   意識を変えようとするより、「形から入る」ほうが意外に近道です。


   アメリカの心理学者ムラビンによる実験でも、
   背筋を伸ばして胸を張るように心がけるだけで自信が増し、
   気持ちも明るくなったという結果が得られています。

   上を見る(首を上げる)だけで
   気持ちが上向きになることもよくいわれています。

   自信が高まれば、能力も発揮しやすくなり、印象もさらにアップします。

   大事な会議や初デートなど、
   ここぞというときは胸を張って臨んでみてください。

   そんな小さな行動が結果を左右することもあるのです。


   ■《悪い姿勢は体にも悪影響》

   人間の頭は体重の約100分の1もの重さがあり、
   悪い姿勢でいるとそれを支えるために体に大きな負担がかかります。

   悪い姿勢は、緊張型頭痛を引き起こす原因にもなり、
   そうなると頭痛でさらに気持ちが沈みやすくなります。

   姿勢を正すことは心身の健康にとって、とても大切なことなのです。

         <『ズルい心理学大全』西東社>

       ・・・

スポーツの試合では、監督がよく
「うつむくな」、「顔を上げろ」などと指示することがある。

大量に点が入ってしまったり、負け試合になっているようなときに、
うつむいてしまう。


人は、がっかりしたときや、元気がないときに、それが外見に表れる。

表情が暗くなり、背中が曲がって、姿勢も悪くなる。

笑顔で、顔を上げている人は、やる気があって元気そうに見える。


アゴを上げ、背筋を伸ばすこと。

そして、胸を張り、前を向いて颯爽(さっそう)と歩き出したい。

・・・

<参照>
人の心を動かすズルい心理学大全:
心理テクニックで自分の優位を築こう
Web:note cococara(2024年5月8日)
https://note.com/cococaranavi/n/n1297b0e99178

       <感謝合掌 令和6年10月30日 頓首再拝>

濁り水を捨て、真理の水を注げ! - 伝統

2024/11/03 (Sun) 10:59:31


       *「生命の實相 第38巻 幸福篇下」(11月3日)より

生命(せいめい)の清水(しみず)を注ぎ込むには
全部の濁り水を捨ててから、注ぎ込むことが必要である。

濁り水を残しておいて清水を注ぎ込んでも、
われわれは依然として濁り水を見るのみである。

怒り、憎み、恐怖、利己心、冷酷・・・等、すべて愛に背く心を残しておいて
『生命の實相』を読んで真理を注ぎ込んでみてもなんにもならぬ。

せっかく清冽(せいれつ)な真理の水が濁るばかりである。

よき衣装をまとうには、古き弊(やぶ)れ衣を脱ぎ捨てねばならぬ。
襤褸(ぼろ)の上に美しい衣装をまとってみても不似合なばかりである。

心の襤褸の上に、真理を羽織ってみても効果はない。
真理をまとうくらいならば、今までのものを全部捨てて真理を着ねばならぬ。

       <感謝合掌 令和6年11月3日 頓首再拝>

永遠価値のものを愛し、考え、求めよ! - 伝統

2024/11/06 (Wed) 11:13:17


     *「生命の實相 第38巻 幸福篇下」(11月6日)より

万事物質的なものは遷りかわるものであり、
その遷りかわるものに心惹かれているかぎりは、
波にさらわれた小舟のようなものであって不安は去らない。

われわれは遷り変わらないものを愛しなければならぬ。
永遠価値のものを愛しなければならぬ。
絶対的なものを愛しなければならぬ。

すべて心を労してもとめても、
やがて価値の変わるものに心を労してはならぬ。

神より出ずるもの、神の属性であるもののみ無限価値がある。
愛は無限の価値あるものである。
赦しは無限価値あるものである。

忠、孝はむろんのこと、
すべて肉体を超えて永存する価値のことを考え、求めねばならぬ。

           <感謝合掌 令和6年11月6日 頓首再拝>

【腹を立てるとは】 - 伝統

2024/11/17 (Sun) 10:42:26


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2024.9.12)より

   (小林正観さんの心に響く言葉より…)

   《本来は、人の心に怒りの感情はない。
    おだやかな心を「起こらせる(立たせる)」ことを
    「怒る」「腹が立つ」という。

    もともと人の心は平静。
    腹が立つようにはできていない。》



   赤ちゃんは生まれてきたときに3つの感情しか持っていないそうです。

   スヤスヤ寝ているときの「安らぐ」という感情が一つ。

   「お腹が減った」「おしめが濡れている」などの要求を
   訴えるときの「泣く」という感情。

   さらに赤ちゃんと目が合うとニコッと笑う。

   なぜ、本能的に組みこまれているのかはわかりませんが、
   「笑う」というのが3つ目の感情です。


   「怒る」という感情はありません。

   もともと人はその感情を持って生まれてきていません。

   おそらくは親や社会から後天的に刷りこまれたのではないでしょうか。

   ならば、どこから人は「怒る」という
   感情を学んだのでしょうか。


   「怒る」というのは、おだやかな心を
   「起こらせる(立たせる)」ことをいいます。

   これは気に入らないことがあったときに
   「腹を立ててみせる」という大人の方法論です。

   大人が怒ったときに、立場の弱い子どもは
   譲歩して口答えをしなくなります。

   その代わり、自分も方法論として
   「怒る」ことを真似るようになっていきます。


   宇宙現象に「腹を立てる状況」はありません。

   自分が勝手に演技しているだけです。

   それに気づけば、腹を立てることもなくなるのではないでしょうか。

      <『心を軽くする言葉』文庫ぎんが堂>

       ・・・

家の中で家族に対して、怒ってみせる3つの行動があるという。(本書より)

(1)食器を洗うときに、ガチャガチャ音を立てる。

(2)ドアをものすごい音を立ててバタンと閉める。

(3)スリッパでパタンパタンと大きな音を立てて歩く。


気に入らないことがあると、「怒ったぞアピール」をする大人。

それは、テーブルに
モノをガシャっと大きな音を立てて置いたり、モノを投げたりする。

自分は「不愉快」なんだ、「不機嫌」なんだ、という身体表現だ。

自分は納得していない、怒っているんだ、
と荒々しくまわりにアピールする。

これらは、「幼児性」以外の何ものでもない。


多くの人は、腹が立っても、他人に対してはなんとか我慢できる。

だが、家族や夫婦、親子など、近しい関係になればなるほど、
その歯止めは効かなくなる。

問題なのは、昨今、他人に対しても
「怒り」のコントロールができない人が増えていることだ。



「腹を立てる状況」はありません。

「自分が勝手に演技しているだけです」

という言葉を胸に刻みたい。

       <感謝合掌 令和6年11月17日 頓首再拝>

宮沢賢治の「雨ニモマケズ」に書かれていること。 - 伝統

2024/11/19 (Tue) 09:05:38


    *「永遠の命が輝く霊界案内」きた よしお・著 より抜粋

(1)自分がプログラムした使命を果たすには丈夫な心身が必要である。

(2)欲をなくすれば、怒りや憎しみ、やきもちを持たなくてすむ。
   
(3)簡素、質素をむねとすれば食の欲も減る。

(4)自分さ良ければという自己欲をなくし
   
(5)他者を思いやり理解できる調和の心をもって

(6)人様のために自分を役立てる利他の精神で行い

(7)大自然の力に到底及ばない人間の非力を嘆かずに

(8)平凡かつ謙虚に暮らす

(9)これらを成し遂げられれば「どう生きる」の真実が見えてくる。

       <感謝合掌 令和6年11月19日 頓首再拝>

味わい深い人になる日 - 伝統

2024/11/21 (Thu) 11:31:18


          *「光明道中記」(11月21日)より

【家族に礼を言うこころになれ。(『生命の實相』三巻)】

親が死んでも泣かぬのが悟ではない。
大いに泣いて後が残らぬのが悟である。

弟子が下手に音楽を奏するならば、
その下手さがよく判って不快なのが悟である。
時にはその下手さに腹が立って弟子を擲(う)っても悟である。

禅家ではよく先輩が三頓(とん)の棒や三十棒を喰わせると言うが、
雪の積った竹を叩くのは、竹を憎むからではなく竹を愛して
雪を払ってやるためである。

叩かれて相手に咬み着く犬の様な心にはなりたくないものである。
と言って私は叩くことを奨励する訳ではない。

何事が起っても、淡々として空言のような顔をして
空嘯(そらうそぶ)いている人には深い味わいは感じられない。

味わいの深い人は、やっぱり人間味の深い人であると思う。

じっと人を抱きしめるような思い、一緒に咽(むせ)び泣きたい思い、
味方のチームが優勝したといっては歓喜の乱舞をしたい思い、
病人を見ては何とかして救ってあげたい思い・・・

現象は無いことは無いとして、心に跡を残しはしないが、
その時、その時の、出て来ることに
真剣に魂の底から感じて行ける人間は味がある。

併し、いつまでもクヨクヨ思っているのは見苦しい。
文殊菩薩が維摩を病問に来たときに「不来の相で来た」と云う語があるが、
「鳥飛んで跡を残さぬ心で深く行ずる」ことが大切である。

          <感謝合掌 令和6年11月21日 頓首再拝>

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