伝統板・第二
大祓(夏越祓(なごしのはらえ))⑦ - 伝統
2024/06/24 (Mon) 10:47:24
6月30日は、水無月晦日祓(夏越祓)です。
この半年間のけがれを祓い、夏以降の疫病除けを祈願する行事。
今年の「茅の輪(ちのわ)くぐり」を参考に
伊勢ー白山 道(2024-06-24)
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/a3d0a8505a77870d956ffa076c824077
・・・
<参照Web>
(1)本流掲示板「【夏越祓】 (3083)」
→ http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=606
(2)光明掲示板・第一「夏越の大祓い (9549)」
→ http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1812
(3)谷口雅春先生をお慕いする掲示板 其の弐
「禊祓祝詞講義」 『大祓祝詞の私解』
→ http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yuyu6&mode=res&log=48
(4)伝統板・第二「夏越祓」
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6525486
(5)伝統板・第二「大祓(夏越祓(なごしのはらえ))」
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7588918
(6)伝統板・第二「大祓(夏越祓(なごしのはらえ))②」
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7879826
(7)伝統板・第二「大祓(夏越祓(なごしのはらえ))③」
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7991576
(8)伝統板・第二「大祓(夏越祓(なごしのはらえ))④」
→ https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8202352
(9)伝統板・第二「大祓(夏越祓(なごしのはらえ))⑤」
→ https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8268466
(10)伝統板・第二「大祓(夏越祓(なごしのはらえ))⑥」
→ https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8330667
<感謝合掌 令和5年6月24日 頓首再拝>
穢れを祓う大祓い - 伝統
2024/06/25 (Tue) 10:12:15
*メルマガ「勝ち神からの手紙」(2024.6.24)より
6月30日は夏越の大祓いの日です。
大祓いは日本人の伝統的な考え方に基づく風習で、
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓いを起源としています。
宮中で行われていたものが中世以降、年中行事となって普及し
各神社の儀式になって行われています。
大祓いが近づくと、神前には大きな茅の輪が立てられ、
30日の夏越の大祓いの日には儀式が行われます。
「大祓い」はなぜ行われてきたのでしょうか。
私たちは日々暮らしをしていく中で、
知らない間に罪や過ちを犯してしまいます。
例えば、生きていく上で食事をしますが、
これも植物や動物の命を頂くことで成り立っています。
地上の生き物の命を奪うことで生き続けているのが
私たち人間なのです。
また、人間関係においても、
知らないうちに人を傷つけることもあります。
何気ない一言や動作が相手を不快な気持ちにさせてしまう
こともあるでしょう。
基本的に人は自分が一番であり、一番大切です。
他人に迷惑をかけなければいいと思っていても、
やはり人に迷惑をかけることが多いものです。
周りの人を敬い、気遣いをしてみても
無礼な作法をしてしまうこともあります。
相手の立場に立って振舞おうとしても、
どうしても自分勝手な行動になってしまいます。
つまり、人に対して罪や過ちを犯しながら生きているのです。
このような罪や過ちを犯せば、自分自身が穢れていきます。
穢れは汚れではありません。
「見えない汚れ」のようなものです。
ですから、穢れが心の中に溜まってくると
厄災を呼び込む原因になります。
洗ってもきれいにならない「穢れ」は
祓うことで清らかになるとされてきました。
私は常々「怒り」の感情は
自分自身に大きなダメージを与えると思っています。
ところが先日、「怒り」が爆発してしまいました。
ある旅館で夕食をしていた時のことです。
注文したビールが15分以上たっても出てこなかったのです。
食事を始める乾杯のビールでしたので、
料理を前にして15分以上も手を付けられなかったわけです。
催促をしてやっと出てきた時の態度を見た瞬間、
怒りの炎に火が付きました。
給仕係の態度を見た時、
「仕方がないでしょ」というように見えてしまったのです。
15分以上も待たされて、イライラしていたところにその態度を見て、
抑えていた怒りが爆発しました。
心の中では「ダメダメ・・・これ以上ダメ」と思ってはいたものの、
責任者が出てきて説教をしてしまったのです。
怒鳴り散らすほどではないですが、かなりキツイ事を言ったと思います。
今思えば、いい年して・・・こんなことで
・・・情けない・・・恥ずかしい・・・気持ちです。
そして、言い終えた時、急に胃が痛くなってしまいました。
後悔しか残っていません。
相手に向けて放っている「怒り」は全て自分に向かってきます。
相当なダメージを受けてしまいました。
結局、美味しい食事も全く喉を通らず、胃が痛くて眠れませんでした。
そして後悔しても、反省しても、この時のことが心から離れません。
うれしい事、楽しい事はすぐに忘れてしまうのに、
悪い事はいつまでも心に残ります。
「あの一件のせいで、楽しい旅行も台無しになった」と考えれば、
恨み辛みしか残りません。
これが穢れです。
相手を許せない、後悔、恨み、嫉妬、イライラ
・・・生きていれば誰でも起こる感情です。
日本の伝統的な年中行事の大祓いは年に2回あります。
6月30日は夏越の大祓い、12月31日は年越しの大祓い。
半年間で溜まった心の中の穢れを、祓うことができる儀式です。
夏越の大祓いは茅の輪をくぐる時に和歌を唱えます。
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」
この和歌を唱えることで、穢れが祓われます。
心を清らかにして、次の時に向かうことができます。
何ともありがたい儀式です。
<感謝合掌 令和5年6月25日 頓首再拝>
今日から大祓いの本番 - 伝統
2024/06/29 (Sat) 12:42:57
今日から大祓いの本番
伊勢ー白山 道(2024-06-29 )
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/f972ffae6c8328874d319ad6f1e53e14
<感謝合掌 令和5年6月29日 頓首再拝>
夏越の祓いで身を清める - 伝統
2024/06/30 (Sun) 09:10:25
*メルマガ「勝ち神からの手紙」(2024.6.30)より
本日は夏越の大祓いの日です。
日本全国の神社では茅の輪が飾られ、
今年半年の穢れを祓う神事が行われます。
茅の輪をくぐる時には、和歌を唱えながら、八の字に回ります。
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」
この和歌をしっかり唱えることで、
穢れを祓い、福が舞い込んで来ることでしょう。
そもそも身に穢れがなく生きていくことはできません。
特に、企業経営者は穢れています(笑)
なぜなら、「利を得る」ことが「穢れ」だからです。
「売る」という言葉は「得る」、「奪う」ということです。
利益を得るには、相手から利を奪っていることです。
そもそも日本には「売る」という文化がありませんでした。
「買う」という文化があるだけです。
つまり、等価交換であり、
お互いの価値を交換する(買う)文化が存在していたのです。
「買う」という行為は、相手を認めることから始まります。
相手の価値を認めているからこそ、買いたくなるのです。
「腕を買われて・・・」
「人柄を買われて・・・」
「将来性を買って・・・」
という言葉があるように、
「買う」行為はお互いを尊重し合う文化です。
お互いがお互いの価値を認め合い「買う」ことから
強い結びが生まれて、信頼関係が構築できます。
料理を注文する時も、道具を注文する時も、
料理人や職人を信頼しているからこそその技術や人柄を買うことができます。
買い手は、料理人や職人の心意気を買っているし、
その仕事には絶対に嘘がないと信じています。
手を抜くことやいい加減な仕事をしないと信じています。
買われた方も、買い手の心を受け取っているので、
いい加減な仕事ができないものです。
人間は基本的には相手から信じ込まれたら、決して裏切られないものです。
「裏切る」とはどういうことでしょうか?
「裏」は辞書で調べてみると「心」とあります。
心とは見えないもののことです。
ですから、「裏切る」とは「心を切る」ということです。
料理屋さんに行って厨房を見て、料理人の仕事をみて
注文しているわけではありません。
職人の作業場をのぞいて、
本当に仕事をしているかどうかを見ることはできません。
見えているところよりも、見えないところを大事にしているからこそ、
相手から買われるのでしょう。
信頼とは、見えないところをキチンとしていることです。
見えないところこそ、相手との「見えない約束」を守ることが大切です。
ところが、「売る」という行為には嘘がつきものです。
原価に利益を乗せて売っているからです。
利を売るためには、原価はブラックボックスにしておかなければなりません。
正当な利益といっても、何が正当なのかどうかはわかりません。
売り手が利益を決めているのですから。
商売は利を売る行為です。
ですからそもそも穢れています。
商売人や経営者が神社に行ってお祓いをしたり、奉納をしたりするのは
商売による「穢れ」を祓うためです。
商売で得た利益を、世の中のために使う
という利益の使い方こそが大切な心根です。
儲けることは卑しい事ではない。儲けた金をどう使うか、
その使い方によって穢れが祓われます。
きれいに身銭を切っていくと、穢れが祓われるのです。
そして、お金の使い方は、その人の品格を決めます。
夏越の大祓いに身を運ぶことが大切であると同時に、
儲けた利益をどう使うかを考えてみることも大切です。
神社にお参りに行って、お守りを頂く時があります。
「いくらですか」と尋ねては、お金をきれいに使ったことになりません。
ご祈祷料を包むぐらいの気持ちで、
参拝できたことの感謝の気持ちを持つことが大事な心得です。
また、拝観料を払う時にも、電車の切符を買うような払い方はよくありません。
寸志をお包みして、拝ませて頂くのだという気持ちで拝観料を納めれば、
お金はきれいになります。
儲けることは穢れてても、儲けたお金をきれいに使えば、
身についた穢れは祓われます。
穢れを祓う日には、しっかりと身を清める
・・・この国土に暮らす日本人のしきたりです。
<感謝合掌 令和6年6月30日 頓首再拝>