伝統板・第二

2557476
本掲示板の目的に従い、法令順守、せっかく掲示板社の利用規約及び社会倫理の厳守をお願いします。
なお、当掲示板の管理人は、聖典『生命の實相』および『甘露の法雨』などの聖経以外については、
どの著作物について権利者が誰であるかを承知しておりません。

「著作物に係る権利」または「その他の正当な権利」を侵害されたとする方は、自らの所属、役職、氏名、連絡方法を明記のうえ、
自らが正当な権利者であることを証明するもの(確定判決書又は文化庁の著作権登録謄本等)のPDFファイルを添付して、
当掲示板への書き込みにより、管理人にお申し出ください。プロバイダ責任制限法に基づき、適正に対処します。

人間は死なない⑤ - 伝統

2024/02/13 (Tue) 09:20:58


人間は死なない

          *「生命の實相」第37巻幸福篇上(2月13日)」より

悲しいことがあれば、喜びの初めである。
イエス・キリストも
「幸福なるかな悲しむ者。その人の慰められたん」と言っている。

物質の満足に五官の表層を快く楽しませていたような人が、
その物質なる富が眼の前から剥落した時に、物質なる肉体があるいは病み、
あるいは眼の前から姿を没しようとする時に、その人は悲しむのである。

悲しむだけ悲しむがよい。
涙はその人の心の汚れを浄めるであろう。

浄まり浄まったとき、
本当の世界は物質の世界でなかったということがわかるのである。

浄まり浄まったとき、
本当の人間は物質の肉体ではなかったことを知るのである。

「本当の人間」は物質なる肉体が死んだと見えているときにも、
死んではいないのであって、彼が《生きた》程度に従って、
より自由に生き通ししていることを知るのである。

人間は死なない。
ことに公のために殉じた者はいっそう高く生きているのである。
このことについては、「生命の實相」の第九・十巻「霊界と死後の救い」を
読んでいただきたい。

肉体は蒲団の上にいて、誰のためにもならず、
かえって人に迷惑をかけつつもついには滅びるものである。

陛下のために、国家のために、全国民のために、
何か捧げて死することができるならば光栄これに過ぐるものはないではないか。

・・・

<参照Webとして、「生長の家光明掲示板・第一」内スレッド
 「人間は物質に非ず、生き通しであると云う確かな証拠 
 「小林昭三青年のこと (1767)」があります。
  → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=379  >

・・・

<関連Web>

(1)谷口雅春先生をお慕いする掲示板 其の弐
   「何故『人間死んでも死なぬ』を書いたか」
    → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yuyu6&mode=res&log=71

(2)伝統板・第二「あの世とは?~あの世からの現地報告より」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6941482

(3)伝統板・第二「「霊 の 書」」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6786757

(4)伝統板・第二「人間は死なない①」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6760169

(5)伝統板・第二「人間は死なない②」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7189960 

(6)伝統板・第二「人間は死なない③」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7602423

(7)伝統板・第二「人間は死なない④」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8249939

       <感謝合掌 令和6年2月13日 頓首再拝>

『人間死んでも死なぬ』 - 伝統

2024/02/21 (Wed) 09:56:55


          *「生命の實相」第37巻幸福篇上(2月21日)」より

今日は記念すべき本が出る。
わたしの『人間死んでも死なぬ』という本。

これがわたしが関東大震災に遭って無一物になって郷里へ帰って、
職業もなく養父母の許で居候しながら無数の心霊現象の原書を取り寄せて
そのうちから興味のある事実を取り上げ、系統づけて書きあげて、小西書店から
『心霊現象と宗教思想』と題して出した本を最近に増補改訂したものである。

類は類を招び、貧しい運命の時には、貧しさを招ぶものと見えて、
当時素寒貧のわたしに、小西書店は一銭の印税もよこさなかった。

わたしはやむをえず印税代わりに紙型(しけい)を貰っておいたのを
友人鳥谷部君が生活に困っているので、その紙型を差し上げて、
原稿料も活字の組賃も不要で鳥谷部君の生活費の幾分にでもなるように進上した。

これは『信仰革命』と題して再版まで出ているから
鳥谷部君は幾分かこれで助かっているはずである。

今この本にさらに百数十ページを加えて
『人間死んでも死なぬ』と題する本として出したのは、
戦死した軍人の遺族への贈り物としてである。

人間は肉体ではないから、肉体は死んでも「人間《そのもの》」は死んではいない。
この理論と哲学とは『生命の實相』のあらゆる部分に書いてある。

しかしその実証は、死んだ人が出て来て実際に通信した無数の実話、
死の刹那に霊魂の幽体が脱離する瞬間に撮った写真、
その死後の状態はそういう状態であるか
 ―― これは『生命の實相』の「霊界篇」にも出ているが、

この書に採録したのは英国心霊大学(ブリティッシュ・カレッジ・フォア・サイキカル・リサーチ)の
学長マッケンジー博士(数年前物故)が精神統一状態中の霊魂出遊現象によって
七圏に分かれている霊界を探検踏査してそのその状態を記述した記事であって、

それには当時「哲学者グループの集まっている」
霊界の第四圏にいたハーヴァード大学の
ウィリアム・ジェイムズ教授の霊が指導霊(ガイド)になったといわれている。

その記録は『生命の實相』中のヴェッテリニの霊界通信と符節を合わして
霊界存在の真実性をいっそうハッキリ確認せしむるものがある。

この書を戦死者の遺族に、また戦死者でなくても、
良人を、妻を、子を、親類縁者を失える悲しめる遺族たちに贈ることは
大いなる意義と慰めとを与うるものであると思う。


先日高知の一誌友から、戦死せる婚約の青年に殉ずるために
戦死の報知を受け取ると同時にカルモチンを致死量飲んだ令嬢が
医者の手当で蘇生したが、殉死を覚悟せる彼女は、
遺骨到着の日にふたたび自殺すると主張して頑として応じない、

そして

「わたしは『生命の實相』の全十五卷をことごとく読みましたが、

その3分の1は運命であり、
3分の1は自己の決定により、
その3分の1は霊界の高級の霊魂人(スピリット)の運命の修正により
避けうるとあるあるだけで、

自殺は悪いとは『生命の實相』には書いてはないから、
自殺は悪いとは思いません」

と主張するので、
なんとかわたしから自殺を思い止(とど)まらす手紙を書いてくれ、
という要求を受け取った。

そのわたしからの手紙が到着しない先に遺骨が着いた。
彼女は再び遺骨の到着した日に、前回よりも大量の超致死量の薬剤を呑んだ。
しかし彼女は死ななかった。霊界から高級霊の干渉があったのであろう。

しかもさらに彼女は第3回目の自殺を考えていた。
そこへわたしからの手紙(家内に代筆をさせた)が着いた。
その手紙によってかろうじて彼女は慰められ、3回目の自殺は思い止まったのであった。

わたしの記憶のうちには、ある霊界通信に因(よ)れば、
自他を超越した神の目からは、自殺は他殺と同じく殺人であると書いてあって、
そのことを『生命の實相』の本の中に書いておいたと思って
『生命の實相』の索引によって検(しら)べてきたが見出すことができなかった。

だから、それに対する返事は記憶によって書いたのだった。

あとで気がついてみたら、それは今度出る『人間死んでも死なぬ』の本の中に
自殺者の霊魂が霊界に移行しても自殺の時の行為そのままの状態で、
たとえば短刀を腹に刺した状態で永らく苦悶を継続しているのだ
というような霊界通信の実例が書いてあるのであった。

しかもこの書に収められている霊界通信の中には、
欧州大戦中砲弾の破片にあたって戦死した兵士の霊魂が、
少しも傷つかずに自分の遺骸を眺めながら歩いていたという通信もある。

我執で死ぬのと、国家に献(ささ)げて死するのとは、
死の意義の異なるのがこれでも分かる。
戦死を悲惨だと思うのはまちがいである。

このまちがいの中から反戦思想が生まれ、戦後の国家擾乱運動がはぐくまれる。
霊界の消息を知るとき、戦死は実に光栄であり、霊魂の高揚であるのだ。

・・・

<参照>『人間死んでも死なぬ』


人間死んでも死なぬ 目次

序 鬪爭なき世界への翹望

第一章 死後研究の道德的價値

    戀愛問題との交渉

    食慾問題との交渉


第二章 死後に殘存せる意識

    騒ぐ骸骨の實話

    約束を履行せる死後の靈魂


第三章 死後に殘存せる意識の客觀化

    月夜に祖母の幻影

    ものを言ふ幽靈の實話


第四章 死の瞬間に撮影せる靈魂の寫眞

    事實のみ最後の審判者

    アンドレの心靈寫眞

    死の瞬間の寫眞


第五章 他界への出生の實證

    死の瞬間を透視せる實驗

    ひとたび死して蘇生せる人の體驗


第六章 催眠術による死後の研究

    水晶體凝視法

    卓子傾斜

    催眠術

    交狀態

    死者の語れる死の刹那感


第七章 靈魂自身は斯く語る

    故ヒースロップ敎授の靈魂は斯く語る

    戰死の刹那の靈魂自身の體驗

    死者の靈と親しき人々の嘆き


第八章 心靈學より觀たる死後の世界

    靈魂圏の形成

    靈界の棲息者

    マテイリアリゼーション

    幽靈顯現

    靈魂は如何にして肉體より分離するか

    靈界の第一圏

    情死者および戀愛

    靈界の第二圏

    虚榮の市

    他力敎の信者

    各宗派の本部

    靈界の衣服その他

    第三圏の生活

    第四圏の生活

    第五圏の生活

    第六圏の生活

    第七圏の生活

    結論


第九章 來世に適する爲の生活

    愛は實行的なものである

    現世にて孤獨なる者の生活

    有島事件の批判


第十章 他界の於ける宗敎

    人格と行爲との宗敎

    信仰の意義

    犠牲と奉仕と愛


第十一章 小兒の靈界の消息

    小兒の靈魂の位置

    驚くべき小兒の愛と叡智

    出產刹那に死せる嬰兒


第十二章 死後の靈魂は現世に再び生れかはるか

    ド・ロシヤ大佐實驗の前生への逆行的研究

    その批評


第十三章 再び情死者の靈魂について

    スピリットの言葉はどの程度に信じて好いか

    シェーロ氏の說

    レオン・デニ氏の說

    スティトン・モーゼス氏の說

    その他の諸說


第十四章 平等心より見たる靈界の消息


第十五章 西田哲學との比較に於ける人間論

https://mina.ndl.go.jp/books/R100000039-I2981400

            <感謝合掌 令和6年2月21日 頓首再拝>

人間に死はない - 伝統

2024/04/12 (Fri) 09:03:13


       *『生命の實相』第37巻幸福篇上(4月12日)」より

大脳を除去した鶏(にわとり)は
食物(しょくもつ)を漁(あさ)ることはできないが、
穀物をその嘴(くちばし)に入れてみると、やはり嚥下(えんか)する。

蛙の心臓を切りとって塩水中に置けば、
暫時心臓は生活を続けて、その鼓動を続ける。

これは意識は脳髄から発現するものではなく、
脳髄も胃腸も心臓も「意識」のラジオ・セットにすぎないことを
物語っているのである。

意識の本体は別にあって、それが大脳にも、胃腸にも心臓にも感応して、
同一リズムの生活現象を連絡的に継続するのである。

人体全体は大小各種のラジオ・セット(各器官)が同一放送を受け
て一大交響楽を奏しているようなものである。

ただ、その各ラジオ・セット(各器官)は独立したものではなく、
複雑に連絡しているので、器官相互の連絡が断たれたとき、
各セットの機能が完全に行なえなくなり、
各セットに、生命の放送の波が再現しなくなるだけである。

この現象を「死」というが、
「生命」そのものは死んだのではなくて、「人間」そのものは死んだのではなく、
ただ「人間」が利用していたラジオ・セットが破壊しただけである。

もっとも、肉体なるラジオ・セットの製造者は誰であるかというと、
『甘露の法雨』にあるとおり、「生命(せいめい)」(人間それ自身)である。

肉体はその「生命(せいめい)」が
「念(こころ)の糸を組み合わせて」作ったものではあるが、
それが小さい故障である場合には再び「念(こころ)の糸」で修繕して再用する。

しかし、大なる損傷であって、
「念(こころ)の糸」で補填(つぎはぎ)するよりも、
新たに根本から「念の糸」で編み直しをする方が便宜であり、
その方が環境も位置も変化して「生命」それ自身進化に都合のよい場合には、

「生命」は、その「肉体」なるラジオ・セットをそこで修繕しないで、
新たなる位置(胎内)を物色してそこにラジオ・セット(肉体)を
「念(こころ)の糸」を組み合わせて造築しはじめるのである。

人間に死はない。このことが本当にわかれば人類は歓喜する。

         <感謝合掌 令和6年4月12日 頓首再拝>

人は死なぬ。肉体は、人間の操縦機関にすぎない - 伝統

2024/04/21 (Sun) 09:41:10


         *『生命の實相』第37巻幸福篇上(4月21日)」より

英国の文豪ディッケンズは
『エドウィン・ドウロッドの秘密』という小説を書きかけて死んだ。

その後4年になって、米国のジェームズという霊媒
 ―― しかも彼は無学であった ―― が
ディッケンズの霊魂が憑り依(うつ)ったのだと称して
その小説の後半を書いた。

その文体なり、筆跡なり、いちじるしくディッケンズに似ていたという。


私はオスカー・ワイルドの霊魂が憑り依って書いたという
自動書記の霊界通信を纂(あつ)めた本を持っている。
それには生前のワイルドの筆跡と霊界通信の文字とが比較して
写真版に撮られているが、筆跡がきわめて近似している。


肉体は人間ではない。人間の操縦機関であったにすぎないのだ。

        <感謝合掌 令和6年4月21日 頓首再拝>

人間は死んでも死なないものだ - 伝統

2024/04/25 (Thu) 12:06:56


          *『生命の實相』第37巻幸福篇上(4月25日)」より

スウェーデンボルグは18世紀の有名なる宗教哲学者兼霊能者であった。

1761年スウェーデンの女王はウェーデンボルグの評判を聞いてこれを招き、
女王以外の生存者の誰も知らないある故人に関する事柄を
スウェーデンボルグに聞いたことがあった。

すると数日後、彼は幽界と交通してその女王に答えをもたらしたのであったが、
その答えはまったく的中していたので懐疑的な女王を驚かした。

また、同国の首府に駐在のオランダの使節が死亡した後、
ある金銀細工師が使節に用建しておいた銀製の食器の代価を
使節の未亡人に要求してきた。

使節未亡人は、夫がその代価を確かに支払ったかどうか不明であったので、
スウェーデンボルグに頼んで、夫の霊魂を招び出してもらって
その事実を聞き訊(ただ)すと、

夫の霊魂は出て来て
「死の7カ月前に支払った。その領収書はどこそこの箪笥にある」と答えた。

果たしてその教えるとおり箪笥の中から、
その領収書が発見されたということは有名な歴史的事実である。

人間は本当に死んでも死なないものだ。

遺族たちよ、この一事を知っていただきたい。

            <感謝合掌 令和6年4月25日 頓首再拝>

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.