伝統板・第二

2574110
本掲示板の目的に従い、法令順守、せっかく掲示板社の利用規約及び社会倫理の厳守をお願いします。
なお、当掲示板の管理人は、聖典『生命の實相』および『甘露の法雨』などの聖経以外については、
どの著作物について権利者が誰であるかを承知しておりません。

「著作物に係る権利」または「その他の正当な権利」を侵害されたとする方は、自らの所属、役職、氏名、連絡方法を明記のうえ、
自らが正当な権利者であることを証明するもの(確定判決書又は文化庁の著作権登録謄本等)のPDFファイルを添付して、
当掲示板への書き込みにより、管理人にお申し出ください。プロバイダ責任制限法に基づき、適正に対処します。

青年を祝福する⑦ - 伝統

2023/02/21 (Tue) 08:06:57

「価値高き生活を送る青年」が吾が理想とする青年

     *『真理』第4巻青年偏(P118) より

あなたの価値はあなたが他の者に如何に影響するかで量られるのです。

(1)他(た)の人に幸福感を与える人は価値高き人であります。

(2)他(た)の人に明るさを与える人は価値高き人であります。

(3)他(た)の人を富ます人は価値高き人であります。
 
(4)他(た)の人の病(やまい)を癒す人は価値高き人であります。
 
(5)他(た)の人の悩みを除(のぞ)く人は価値高き人であります。

(6)他(た)の人に「悟り」を与える人は価値高き人であります。


価値高き生活を送る青年こそ、
まことにも吾が理想とする青年であります。

・・・

<関連Web>

(1)光明掲示板・第三《青年を祝福する》
   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=540 

(2)光明掲示板・伝統・第一「《青年を祝福する》」
   → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=27

(3)伝統板・第二「青年を祝福する①」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6455741

(4)伝統板・第二「青年を祝福する②」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6810734

(5)伝統板・第二「青年を祝福する③」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7705615

(6)伝統板・第二「青年を祝福する④」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7933636

(7)伝統板・第二「青年を祝福する⑤」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8198940

(8)伝統板・第二「青年を祝福する⑥」
   → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8262237

          <感謝合掌 令和5年2月21日 頓首再拝>

【メンタルモデルを拡張する】 - 伝統

2023/02/24 (Fri) 10:52:19


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.1.15)より

   (近藤悦康(よしやす)氏の心に響く言葉より…)


   パフォーマンスを上げるためには
   メンタルブロックを壊しメンタルモデルを拡張する必要があります。

   分かりやすく言えば、無意識で「無理だ」と思ってしまう状態を変えて、
   「できるかもしれない」 と思えるようにする必要があるということです。

   これは、できる、できないの話に限らず、
   仕事の取り組み方などにも共通していえることです。


   例えば、ある人は「仕事は品質第一」と考え、
   品質を重視して仕事をします。

   この人は、おそらく親や先生から「何事も丁寧にやりましょう」と教わったり、
   細部にこだわって仕事をしている人を見てかっこいいと感じたりした経験など
   があって、丁寧さやこだわりを大切にする価値観ができ、
   それが「品質が第一」という考えを生み出しています。


   一方、「仕事はスピードが第一」と考え、手早く仕事をする人もいます。

   この人は、「何事もテキパキやりましょう」と教わったり、
   いろいろなことを要領良くこなす人を見て憧れたりした経験などから、
   手早く、効率良く物事を行うことを大切にする価値観ができ、
   「スピードが第一」という考えが生まれています。

   ここで重要なのは、仕事では品質が重視されるときがあれば
   スピードが重視されるときもあるということです。

   品質重視で、何事も丁寧にやるのは良いことなのですが、
   それだけだとスピードを求められる仕事では結果が出せず、
   「丁寧だけど遅いよね」という評価になってしまうのです。


   そこで、拡張です。

   品質重視のメンタルモデルは維持しながら、
   スピード重視で取り組む価値に目を向けます。

   具体的に言えば、
   スピード重視の価値を理解するのを邪魔しているメンタルブロックを壊します。

   品質重視で考える人は、「急ぐとミスが起きる」
   「仕事は細部にこだわらなければならない」
   「手抜きしたと思われたくない」と思っています。

   「なぜあの人はスピードにこだわるのだろう?」
   「急ぐ意味は何なんだろう?」など、
   自分に理解できなかったり違和感があったりする場合、
   おそらくそこにメンタルブロックがあります。

   それらを一つずつ壊していくことによって、
   メンタルモデルは拡張できます。


   そうすると、品質重視のメンタルモデルを維持しつつ、
   一方ではスピード重視で取り組む価値も理解できるようになり、

   理解できる領域が広がることによって、
   あるときは品質重視、あるときはスピード重視といった
   使い分けができるようになります。

   そのように考えられるメンタルモデルをもつことで、
   本書でいう「進撃の思考」ができるようになるわけです。


   例えるなら、右利きの人が左手も使えるようになるようなものです。

   右利きと左利きのどちらが良いかは決められませんが、
   どちらか片方しか使えない状態より、
   両方使えたほうができることの幅が広がります。


   思考も同じです。論理的に考えるだけでなく
   感覚的にとらえる力もあったほうが良いですし、

   いつもポジティブに考えているけれどネガティブな気持ちも理解できるとか、

   スピード感をもって仕事をするけれど
   時間をかけることも楽しめるとか、
   さまざまな角度から思考できるのが理想的です。

   これがメンタルブロックにとらわれていない状態であり、
   「進撃の思考」ができるメンタルモデルです。


   「人間としての器を広げなさい」という助言の「器」も、
   メンタルモデルのことを指しているといえます。

   偏った狭い器の中で一方向から物事を見ている状態から、
   全方位から見える状態になろう、
   という意味だと思います。

   それができるようになると、
   相手や状況に寄り添い、あらゆる可能性を踏まえたうえで
   最適な解を見つけ出すことができますし、

   思考は感情と結びつきますから、
   怒り、悲しみ、喜びといった相手の感情も理解したうえで、
   話を聞いたり相談に乗ったりすることができるようになります。


   また、多様性が求められる時代においては、メンタルモデルを拡張し、

   さまざまな価値観の人を理解できるリーダーが求められますし、
   自己変革し続ける人こそが、
   人と組織の持続的な行動変容を促すことができます。


   今の自分のメンタルモデルは、過去の教育や経験と、
   その過程でつくられてきた価値観に紐づきますが、

   これから学ぶことや経験することによって変わっていく可能性があります。

   つまり、今の自分がどういうメンタルモデルで生きているかよりも、
   今の自分のメンタルモデルをどのように拡張させるかが重要です。

   メンタルモデルは常に未完成で、常に進化し続けるのです。

             <『進撃の思考』幻冬舎>

        ・・・

江原啓之(ひろゆき)氏は「執着」についてこう語っている。

『職がない、仕事がないという人がいます。

 選ぶからないわけで、「こんな仕事もいいかな」
 と選り好みせずに飛び込んでいけば、どんなに不況でも職はあるのです。

 要は、思考する柔軟さが足りないのです。

 私は、そういうバイタリティを持てば人生はもっと楽しめると思っています。

 人生でいいサーフィンができます。

 人生も想像力なのです。

 こんな人生もいい、あんな人生もおもしろい、と思える人のほうが
 絶対に楽しめるわけです。

 そう思えない人たちの問題点は、
 物質主義の権化(ごんげ)になっていることです。

 物質に執着しているために、自由な発想が生まれない。

 たくましく生き抜こうというバイタリティが湧いてこない。

 生まれて、学校へ行って、就職して、
 そうしたら今度は結婚して、結婚したら子どもを持って、
 次にマイホームを持ったり車を持って、
 老後には…などと決めつけているわけです。

 自分は不幸だと思っている人はだいたいそうなのです。

 「美人じゃないので恋人がいません」
 「子どもが欲しいのに妊娠できません」
 「お金がなくて家を買えません」などと、

 ちょっとつまずいただけですぐ、「もう絶望です」となってしまう。

 結局、たましいの想像力や柔軟性というのは、
 「経験」と「感動」の数に比例するのです。

 経験と感動の数の少ない人は、選べるメニューがどうしても少ない。

 反対に、たくさんこなしている人は、
 何があっても「ケ・セラ・セラ」になるんです。

 過去のいろんな経験と感動によって生きる
 バリエーションをいっぱい味わっているので、
 バランスよくたましいの筋力がついている。

 すると、「これがダメなら、あれもありかな」
 という思いつきができるのです。』
    (苦難の乗り越え方/PARCO出版)より



メンタルモデルを拡張するには、執着を手放し、
多くの「経験」と「感動」を重ねること。

そして、執着や、とらわれ、こだわりという
呪縛(じゅばく)から自由になり、人生における選べるメニューを増やすこと。


常に、自分のメンタルモデルを拡張できる人でありたい。

          <感謝合掌 令和5年2月24日 頓首再拝>

【予期しない偶然のできごとを大事に】 - 伝統

2023/02/25 (Sat) 10:04:30


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.1.17)より

   (海老原嗣生(つぐお)氏の心に響く言葉より…)

   実は、今の日本で神と目されるような偉大な経営者って、
   けっこう、若いときは気弱で就活にも失敗して、という人が多いのです。

   土光敏夫さん、稲盛和夫さん、鈴木敏文さん、奥田碩(ひろし)さん
   ・・・・・・そんなレジェンドたちが、みんなやわで小さな人だった。


   以下、彼らの社会人スタートのころの話を記しておきます。

   土光敏夫(東芝元社長)

   「土光は東京高等工業機械科 (現東京工業大学) を卒業した後、
    大正9年3月に東京石川島造船所に入社した。

    就職難の中で石川島を選択せざるを得なかった。

    というのも、当時の技術系の大卒者にとって、
    もっとも人気があったのが満鉄 (南満州鉄道)や三菱。

    初任給も月 200円だったという。
    それに対して石川島は月給は45円。」



   奥田碩(トヨタ自動車元社長)

   「私が大学を卒業した1955(昭和30) 年は、景気がドン底のときで、
    卒業生の3分の2が就職できずに留年していましてね。

    自分も留年するのかなあと思っていたら、
    たまたまちょっと知り合いがいて、
    トヨタ自動車販売 (当時)ならば採ってくれる
    というので選り好みせずに入社を決めました。

    だから、 自動車業界の成長性を見込んでトヨタに入った、
    などと言うつもりはまったくない。

    自動車が好きでというのも違う。」



   稻盛和夫(京セラ KDDI 元社長)

   「1954年(昭和29) 春、 鹿児島大学4年となり、 卒業、 就職が迫っ てきた。

    朝鮮戦争の特需が一巡、 雇用情勢は厳しくなっていたころだ。

     (中略)

    帝国石油など希望した会社にはことごとくけられた。

     (中略)

    夏 ごろ、竹下先生に呼ばれた。

    『私の知人が京都の碍子(がいし)製造の会社にいる。
     そこなら何とかとってくれそうだ』。

    (中略)

    碍子会社は松風工業といった。

    夕方、 寮に連れて行かれて、あ然とした。

    古ぼけたあばら家だ。

    (中略)

    一同期せずして『こんなボロ会社、早くやめような』」



   鈴木敏文(セブン&アイ・ホールディングス元会長)

   「ジャーナリストになる道も考えていたので新聞社の入社試験を受けた。

    ここでまたあがり症が頭をもたげ、筆記試験は通っても面接で落ちる。

    (中略)

    農協の県の幹部だった父親のつてで、
    農家向けの雑誌 『家の光』を百万部以上出していた
    家の光協会が採ってくれるという。

    ところが方針が急に変わったとかで、
    その年は一人も採用しないことになった。

     (中略)

    結局、 家の光協会の役員に紹介してもらい
    東京出版販売(現トーハン)の試験を受けることができて、合格した」

     <『クランボルツに学ぶ 夢のあきらめ方』星海社新書>

       ・・・

プランドハプンスタンス(計画的偶発性)理論という
クランボルツ教授のキャリア理論がある。

成功した個人を調べたところ、
そのターニングポイントの8割は、
本人が予期しない偶然のできごとによるものだった。

まさに、経済界のそうそうたる成功者たちも、
本人がまったく予期しなかった就職をしていた。

大きな志や夢があって就職したわけでもなく、
たまたまの紹介や、そこしか受からなかったという偶然によって、キャリアが始まり、
のちに成功している。


この理論は世界共通で、たとえば、スティーブジョブズも同じだ。

大学で偶然学んだカリギュラフィ―(美しい書き文字、日本の書道)が、
後にマッキントッシュのフォントに役立つ。

会社を追い出されたり、また復帰したり、
と自らが意図しないエキサイティングな人生を送ったジョブズは、
スタンフォード大学の卒業式で有名なスピーチをする。


「将来を予想して、
 点(知識や経験など)と点をつなぐことはできない。

 後々の人生で振り返った時にしか、点と点をつなぐことはできない。

 今やっていることが、将来、自身の役に立つ
 (点と点がつながる)と信じて取り組みなさい。」



これをやったら将来必ず成功するとか、絶対にうまくいくということはない。

だからこそ、目の前の一事に、一所懸命になること、それしかいない、と。

すると、点と点がつながる。

つまり、偶然と偶然がつながる。


「本人が予期しない偶然のできごと」

予期せぬ偶然を大事にする人でありたい。

         <感謝合掌 令和5年2月25日 頓首再拝>

【リデザイン・ワーク】 - 伝統

2023/03/02 (Thu) 07:40:05


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.1.14)より

   (リンダ・グラットン氏の心に響く言葉より…)

   いまグローバルな規模で私たちの働き方が大きく変わりつつある。

   これは、過去1世紀で最大の変化と言っても過言ではない。


   しかし、私たちが生きる世界には、
   もっと前から大きな変化が訪れていた。

   具体的には、自動化の進展にともない、
   さまざまな産業の様相と雇用のあり方が変わりはじめている。

   長寿化により、親の世代より長く生き、
   70代まで働くことが当たり前になる可能性も出てきた。

   そして、以前より多様な家族やコミュニティのあり方を
   経験しはじめている人も少なくない。


   私たちが仕事に対して、そして勤務先の会社に対して
   なにを望むのかは、すでに昔とは一変している。

   ところが、多くの企業は、新しい状況に素早く対応できていなかった。

   私たちの働き方に問題があることは、以前から明らかだった。

   会議が多すぎ、通勤時間が長すぎ、家族と過ごす時間が少なすぎ、
   つねに業務に対応できる「オン」の状態であることを求める
   重圧が強すぎると指摘されるようになって久しい。


   こうした問題を解決したいと、私たちはずっと言い続けてき た。

   人々の精神の健康がむしばまれたり、
   気候変動に拍車がかかったりしている現実は、
   これまでの働き方の問題点を浮き彫りにしている。

   しかし、既存の働き方は深く根を張っていて、
    簡単には変わらなかった。


   そこへ訪れたのが、
   新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)だった。

   2020年春を境に、すべてが一変した。
   社会全体がパンデミックを経験したことにより、
   私たちが仕事と職業生活になにを望むのかを
   考え直す千載一遇の好機が訪れた。

   コロナ禍は、ものごとの根本的な前提の多くを問い直し、
   新しい行動パターンを採用し、どのように仕事をおこなうかについて
   新しい物語を紡ぎ出すきっかけになったのだ。



   新型コロナウイルスのパンデミックが
   もたらした影響はあまりにも大きい。

   コロナ禍が引き起こした大激変について理解するためには、
   変革のプロセスに関する心理学者クルト・レヴィ ンの
   「凍結・解凍」モデルが参考になる。

   レヴィンのモデルによれば、
   平常時の組織は「凍結」状態にあるとされる。

   組織の文化、構造(指揮命令系統など)、慣行(給料の金額など)、
   プロセス(採用活動の進め方など)は安定している。

   しかし、組織が外部からの脅威にさらされると、
   この状態が変わりはじめる場合がある。

   外的な脅威として、たとえば、新しい競争相手が市場に参入する、
   顧客が製品やサービスに満足しなくなる、
   優秀な社員の退職が相次ぐなど、さまざまなパターンがありうる。


   こうした脅威に直面すると、
   その会社は「凍結」状態から「解凍」状態へ移行する。

   組織構造が流動化し、幹部たちは
   古い前提に疑問を投げかけ、新しいやり方を試みはじめる。

   組織が変化を遂げはじめるのだ。


   自動化が進展すれば、社員が
   素早くスキルを磨き直したり(=アップスキリ ング)、
   ときには新しい職種で働くために
   新しいスキルを学んだりする(=リスキリング)
   必要性が高まり、学びがきわめて重要になるだろう。

   そして、人々がきわめて長い職業人生を送る可能性が高まるのにともない、
   フルタイムの教育→フルタイムの仕事→フルタイムの引退という
   昔ながらの3ステージの人生が時代遅れになりつつある。

   それに代わり、マルチステージの人生を生きることが当たり前になれば、
   社員は、柔軟に会社に加わったり会社を辞めたり、
   副業を始めたり、再び学生に戻ったり、
   世界を旅したりできることを重んじるようになるだろう。

   また、家族の構造が変容するなかで、
   企業は多様な家族のあり方を受け入れ、
   あらゆる人にとって魅力的な職場をつくる必要性が高まる。

   いち早く「解凍」を始めた企業のリーダーたち は、
   こうしたことをよく理解していたのだ。

   <『リデザイン・ワーク 新しい働き方』 東洋経済新報社>

       ・・・

「マルチステージ」とは、仕事(学業)をしながら、同時に、
副業や、複業、フリーランス、ボランティア、あるいは起業するなどして、
さまざまなステージを経験することにより、
生涯現役であり続けるというモデルだ。

そこで、最も必要となるのが、リカレント教育。

リカレント教育とは、社会人になったあとでも、
大学や大学院に戻って勉強したり、
資格をとったり、専門教育を受けるという
「学び直し」のことを言う。

つまり、生涯現役であるためには、
常に学び続けることが必要だということ。


そして、今後「フルタイムの仕事」がどんどんなくなっていく。

副業や複業が普通になれば、フルタイムではなくなるからだ。

これは、今に始まったことではなく、
昔から、優秀な経営者は、いくつもの会社の役員を兼ねたり、
公的な役職も多く兼務している。

つまり、多くの人が、個人事業主のように働くようになるということ。


どんな働き方にも対応できる人であるために…

生涯、学び続ける人でありたい。

           <感謝合掌 令和5年3月2日 頓首再拝>

【アドバイスを求める相手】 - 伝統

2023/03/04 (Sat) 07:19:52


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.1.23)より

   (ジム・ドノヴァン氏の心に響く言葉より…)

   《アドバイスを求める相手は慎重に選ぶ》

   求めてもいないのにアドバイスをしたがる人が
   たくさんいるという事実に、あなたは気づいているだろうか。

   誰からアドバイスをしてもらうかについて、
   私はシンプルな原則に従っている。


   病人から健康上のアドバイスをしてもらわない。

   一文無しの人からお金に関するアドバイスをしてもらわない。

   無職の人から仕事のアドバイスをしてもらわない。

   以上だ。

 
   私はこの数年間、ベンチャービジネスに挑戦した人たちが、
   新しい事業について友人に相談している姿を見てきた。

   しかし、その友人が成功をおさめている
   のでないかぎり、これは大間違いだ。

   事業についてアドバイスをしてもらったり
   情報を入手したりしたいなら、事業を起こして
   成功している人を見つけて質問をすることだ。

   そういう人を何人か見つけて話を聞けば、
   状況を客観的に把握できるはずだ。


   指導者やお手本とすべき人物を選ぶとき、
   実際に体験した人を見つけるようにしよう。

   あなたが業績を上げたいと思っている分野で
   成功をおさめた人を選ぶのだ。

   これは健康面や金銭面、教育、人間関係など、
   人生のさまざまな面にあてはまる。


   健康でいたいなら、肥満している人やタバコを吸う人、
   病気がちな人にアドバイスを求めてはいけない。

   健康で元気はつらつとした人を見つけて、お手本にすべきだ。


   シンプルで当たり前のように聞こえるだろうが、
   自分の言っていることがわかっていない人にアドバイスを求め、
   それに従っている人がいかに多いか。

   私はこの事実にいつもあきれている。

   不幸なことに、多くの人は、仕事に行き詰まっている友人から
   「事業を起こしても、なぜうまくいかないか」という講釈を聞き、

   肥満している病人から「ビタミンを摂取してもお金の無駄だ」
   という意見を伺い、
 
   食うや食わずの生活をしている人から
   「裕福になる方法」を学ぼうとしている。

   確実に成功をおさめたいなら、
   あなたがお手本にしている人物が、
   あなたの求める資質を実際に備えているかどうかを確認することが大切だ。


   《実際に成功している人を見つけてアドバイスを聞こう。》

   <『何をしてもうまくいく人のシンプルな習慣』ディスカヴァー携書>

         ・・・

「教えたがり屋」という人がいる。

質問してもいないことを、勝手に教えたがる人のことだ。

教えることによって、優位に立ちたいという心理が働く人であり、
自分が上位に立てそうな人を選ぶのが特徴だ。


昨今は、「教えたがりおじさん」も増えてきた。

頼まれもしないのに、上から目線で、
自分の経験談や苦労話を話したり、生き方のアドバイスをしたりする。

また、自分の得意な分野を滔々(とうとう)としゃべってしまう。

これはおじさんに限ったことではなく、
誰もが「教えたがりおじさん」になる可能性がある。

「自分語り」が多い人だ。


「教えたがり屋」の話を聞いても、ほとんどは役に立たない。

なぜなら、本当に実力があり、成功している人は、
人に教えたがったりはしないからだ。


「アドバイスを求める相手は実績のある人を」

と言う言葉を胸に刻みたい。

           <感謝合掌 令和5年3月4日 頓首再拝>

【仕事で伸びる人の10の特徴】 - 伝統

2023/03/05 (Sun) 08:30:54


     *メルマガ「致知BOOK」<2023.1.22>より
      ~北尾吉孝(著)『人間学のすすめ』

本書は仕事や人生を通じて
「いかに身を修めるか」を一貫したテーマに置き、
幼少期から慣れ親しんできた
東洋古典を引き合いに現代社会の風潮を論じたり、

自身のライフスタイルから
リーダーとしての振る舞いや心構えを示唆したり、

築き上げてきた仕事観・人生観を
率直にまとめた随筆集です。

金融ビジネスの荒波を
「常に主体的に渡り歩いてきた」という
筆者渾身の100篇、344頁の大部。

令和の時代を生きるビジネスパーソンに贈る
珠玉の自己修養本です。

本書の中から一部をご紹介します。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  仕事で伸びる人の10の特徴

━━━━━━━━━━━━━━━━━━

以前、仕事において
「この人は伸びる」と思われる人の特徴について
書かれた記事がありました。

その10の特徴とは、


1 素直な心を態度で示せる人、

2 ポジティブ感情を生かしている人、

3 感謝の心を言動で表せている人、

4 目的に見合った情熱を持ち続けている人、

5 好奇心と向学心がある人、

6 数字に敏感で数学的思考ができる人、

7「やると良いこと」の習慣化ができている人、

8 待機できる人、

9 仕事にかかわる人と好情をはぐくめる人、

10 健康管理とメンタルヘルスケアができている人、


とのことです。

私が仕事で、「この人は伸びる」と思えるか否かは、

パンツのゴム紐と一緒で
伸びたり縮んだりする弾力性を有しているか否か、
だと考えています。

ちなみに国語辞典を見ますと、弾力性とは

「思考や行動などの状況に応じて
 変化できる性質。柔軟性や融通性」
と書かれています。

伸びる人は、余裕があります。

例えば、ある大学の入試に、同能力の2人が臨む時、

一所懸命努力に努力を重ねてやっとの思いで来た人と、

大して努力している様子もなく
余裕綽々でいる人がいたとします。


結果として共に入学できたとしても、
合格擦れ擦れで何とか選ばれた前者は、
将来的にあまり伸びないかもしれません。

つまり前者は受験勉強の成功だけである種の達成感を得て、
大学での勉強に対する意欲も無く、
サークル活動やアルバイトに明け暮れてしまいがち
なのではないでしょうか。

また、仕事で伸びる人と思えるかどうかは、
その人をどこまで長い目で見るかにも拠るものです。

初めの2、3年くらいで見れば余裕綽々な方が早く伸びますが、
これを10年のスパンで見ると分からない部分が出てきます。

ずっと余裕綽々でいる人は
要領が良いだけで本当の意味での努力をしませんから、
結局次なる境地へ到達できないことがあるのもまた事実でしょう。


世の中には、
全く勉強しなくてもIQがとても高く、
大変な潜在力を持つ人がいます。

その人たちに様々な動機づけを行って、
仕事に対する意欲を持たせると物凄く伸びるわけです。


そういう意味で私は、
ポテンシャルが非常に大事だと思っています。

さらには、決まった仕事を熟すことに秀ずる人がいる一方で、
決まった所からどんどんはみ出ていく中で
力を発揮できる人もいます。

これも言ってみれば、ポテンシャルということでしょう。


人の上に立つ者は、
部下がどれ程の伸び代を有しているかを見極めねばなりません。

ポテンシャルの無い人に
次を期待するのは、なかなか難しいことです。

これは、企業の役員にも当て嵌ります。
役員になった人たちが部下の時、出来が大変良かったかというと、
必ずしもそうでもありません。

例えば我々の生きた時代を考えてみても、
小学校の秀才が大学時代も秀才であったという例は
少ない気がします。

小器夙成のケースが多いようにも思います。

小学校時代に親に尻を叩かれ
猛勉強し天童とまで言われていたような人は
途中で力尽きてしまって、

年を重ねるに従い大した人物にはならず、蓋を開けてみれば
何か小さくまとまってしまうといったケースが
多々あるように思います。


それは要するに
パンツのゴム紐と一緒で
伸び切ってしまったら役に立たないのです。


終局、
「この人どこまで伸びるか分からんなぁ」という
弾力性を常に持っていることが非常に大事になるのです。

大器晩成型の人は弾力性があり、
この伸び代が大きいのでしょう。

        <感謝合掌 令和5年3月5日 頓首再拝>

【職場では、自立していて、孤立しないこと】 - 伝統

2023/03/06 (Mon) 07:28:45


      *メルマガ「嶋津レター」(2023.1.23)より

「働き方改革」という言葉が社会を席巻してから
残業をすることに対する批判的な議論が目立っている。


日本の職場では、
遅くまで残ってがんばる社員が
評価されるといった風潮が長らく続いたが、

ここにきて、かなり変わって来た。


しかし一方では、もし仕事がたまって

大変そうにしている同僚や後輩、先輩などがいたら、
手伝うことも大切である。


仕事をスピーディーに行ない、
早く帰って自分の時間を持つことは確かに有意義だが、
仕事は自分だけよければよいわけではない。

周りへの気配りも持つべきである。


自分の仕事をしっかりやって、成果を上げ、自分は満足し、
社会には恩恵を与えることができている人は、
少なくとも仕事に関しては、十分に自立できていると言える。


しかし、その過程で、周りの人への配慮を欠かし、
迷惑までかけているとしたら、

果たしてその人は、本当に自立しているといえるのか。

自立できているようでいて、実は孤立しているのではないか。

そのように思ったりする。


「自立しているが、孤立してもいる」というケースもあるだろうが、

最も望ましいのは

「自立していて、孤立しないこと」。


このバランスを見出して、確立することがとても大切だ。

        <感謝合掌 令和5年3月6日 頓首再拝>

【スタートアップ的人生(キャリア)戦略】 - 伝統

2023/03/08 (Wed) 07:54:27


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.1.9)より

   (リンクトイン共同創業者、
     リード・ホフマン&ベン・カスノーカ氏の心に響く言葉より…>

   《人はみな起業家》

   人はみな起業家である。

   洞窟(どうくつ)生活をしていた時代には、
   自分で食べ物を見つけて飢えをしのいでいたのだから、
   言うなら全員が自営業だったわけだ。

   人類の歴史はそこから始まった。

   文明が発展するにつれて、このような暮らしは失われていった。

   私たちは「労働者」になった。

   この呼称をあてがわれたからだ。

   そして、自分たちが起業家であることを忘れてしまった。

   (マイクロファイナンスのパイオニア、ノーベル賞受賞者/ムハマド・ユヌス)


   私たちはみな、起業家(アントレプレナー)として生まれついている。

   といっても、会社を興すために生まれてきたという意味ではない。

   それどころか、たいていの人は会社など興すべきではない。

   起業とは、成功の見込みが小さいうえに、
   気苦労が絶えないジェットコースターに乗るようなものだからだ。


   なぜ誰もが起業家なのかというと、
   人はみな「自分自身の運命の手綱は自分で握りたい」、
   そして「常に創造的(クリエイティブ)でありたい」
   という思いがDNA (遺伝子)に組み込まれているからだ。

   創造(クリエイティビティ)こそ、
   起業家精神のエッセンスなのである。

   ユヌスの言葉にもあるように、
   洞窟暮らしをしていた私たちの祖先は、
   自分で食べ物を見つけなくてはならなかった。

   仲間と生きていくためのルールを決めなくてはならなかった。

   自分の人生を創業していたのだ。


   ところが、何千年も経つうちに、私たちは
   起業家としての生来の自覚を失い、
   雇われ人として振る舞うことにすっかり慣れてしまった。

   これでは、素晴らしい人生は築けない。

   あなたは、成長の最中にある
   新興ベンチャー企業を少なくとも1つ舵取りしている。

   そう、 「自分のキャリア」というスタートアップを。


   仕事をしていくうえで常にぶつかる難題にうまく対処し、
   自分のキャリアの手綱を握るには、
   自分の内にある起業家としての本能を再発見して、
   新しい世渡りの道を切り拓かなくてはいけない。

   医師、会社員、教員、エンジニア、
   ウーバーの運転手、そして企業のオーナーでさえも、
   この時代には起業家としての自覚を持つ必要がある。

    <『スタートアップ的人生(キャリア)戦略』ニュースピックス>

         ・・・

本書の中にこんな文章があった。

『若者はエスカレーターになかなか乗れず、
 ミドル世代は容易に上へと進めず、
 60歳以上の人々は仕事を辞めるに辞められない。

 キャリアパス(キャリアを積み重ねること)は
 もはやエスカレーターではなくなってしまった。

 むしろジャングルだ。誰もが落ちないように
 必死で木をよじ登っている。

 キャリアをめぐる従来の前提が崩れている背景には、
 2つの大きな潮流がある。

 「世界的なテクノロジー革命」と「終身雇用の崩壊」だ。

 テクノロジーの進歩を受けて、かつては
 苦労して知識やスキルを身につける必要のあった仕事が自動化されている。

 株式仲買人や放射線科医など高報酬のホワイトカラーも例外ではな い。

 このような特定の仕事の淘汰は、すでに各業界を
 席巻しつつあるAI(人工知能)の進歩によって、さらに進んでいくだろう。

 テクノロジーは新しい職種も生むが、
 たいていは失業数を埋め合わせるほどではない。

 そして新しい職種は一般的に、
 以前の職種とは違った、より高度なスキルを必要とする。

 仮に多くの業界で求められるスキルが用済みにならなかったとしても、
 企業は海外への外注が容易になる。

 働き手は世界中の大勢(たいてい賃金が
 より安いフリーランス)と仕事を奪い合うことになり、
 そうこうするうちにあなたの給料は下がっていく。

 人材市場は、後戻りの利かない変化にさらされている。』

スタートアップと人生は似ている、という。


『飛ぶ鳥を落とす勢いのスタートアップが
 採用する事業戦略と、順風満帆の人生(キャリア)を
 送る個人のキャリア戦略は、驚くほど似通っているということだ。

 つまり、会社を順調に成長させる原則は、
 素晴らしいキャリアを築く秘訣とそれほど変わらない。

 会社で言えば製品、事業能力、顧客基盤を迅速に展開することは、
 キャリア構築においてはスキル、人脈、市場とのつながりを
 素早く育てることと変わらないのである。』



つまり、会社のブランドを構築するのと、
個人のブランドを構築するのは同じだということ。

トムピータズ氏のいう「ブランド人になれ」だ。

かつては、会社の肩書だけでも勝負できたが、これからはそうはいかない。

会社に勤めていたとしても
「個人事業主」のように考え、行動することが大事だということ。


スタートアップ的人生(キャリア)戦略を、個人としてしっかりと打ち立てたい。

        <感謝合掌 令和5年3月8日 頓首再拝>

大学で何を学ぶか - 伝統

2023/03/14 (Tue) 07:46:22

大学で何を学ぶか 
~カリスマ経営者が語る「これからの時代を生きる君たちへ」~(小学館新書)
永守重信(著)


(1)塾に行って知識を詰め込んできた人は、
   誰かの言う通りに行動することには慣れている。

   上司の指示通りに仕事をこなすだけになってしまう。

(2)留学生の多い環境は、日本の学生の英語力や
   人間力を高めると考えている。

(3)自分はだめな人間だなどと考えていたら、
   自分の潜在能力を自分でつぶすことになってしまう。

   絶対に自分を卑下してはいけない。

(4)異論を持つことが大切なのである。
   どんな組織でも、いろいろな意見があるから
   変化が生まれ、活性化するのだ。

(5)従業員たちととことん向き合い、理念や方法論をわかってもらう。
   そのうえで従業員たちが主体となって考え、
   行動することが何より必要だ。

(6)本人のやりたいようにさせるのが一番だと思う。
   自分が選んだ道であれば後悔せずにやり直せる可能性が高い。

・・・

<参照>

「一流大学卒も三流卒も10年後の成果に差はない」
日本電産・永守重信が偏差値よりEQと確信した衝撃データ
https://president.jp/articles/-/62068


「英文科なのに英語がしゃべれない」
日本電産・永守重信が指摘する日本の一流大学で人材が育たない根本原因
https://president.jp/articles/-/62067


永守重信「高学歴と仕事の良しあしは全然関係ない」
日本電産創業者が大学運営に本気で取り組む意図
https://toyokeizai.net/articles/-/474056


日本電産・永守会長が明かす「身投げ寸前」の危機と、部下に失敗させる理由
https://diamond.jp/articles/-/309897

            <感謝合掌 令和5年3月14日 頓首再拝>

【祝辞】卒業式(PTA会長・高校) - 伝統

2023/03/15 (Wed) 07:04:34

驚愕の【祝辞】卒業式(PTA会長・高校)生徒は感動!保護者は絶句!
熱いメッセージ。8分ください
泉チャン【プチ法話】(2023/03/01 )
https://www.youtube.com/watch?v=3takapja0fI

            <感謝合掌 令和5年3月15日 頓首再拝>

環境も大切である。環境を選ぶ日 - 伝統

2023/03/18 (Sat) 05:08:34


           *「光明道中記」(3月18日)より

【欠点と自分と四つに組んでは欠点は直らぬ。(『生命の實相』第九巻)】


吾々の内部には全てのものを包蔵しているが、受動状態にある限りに於て、
外部から触発されたものだけが、内部から外部へと発現してくるのである。
即ち彼に触れることによって引き出されたものだけが引き出される。

吾々に赤い色の波動が触れれば、吾々の内部から赤の波動が引き出されて、
初めて其処に「赤」の感覚を生ずるのである。

この意味に於て、吾々に触れる物は環境にせよ、愛情にせよ、食物にせよ、
いずれも善きもののみを触れるようにしなければならない。

孟母三遷の故事もこの意味に於て価値があるのである。

「生長の家」学生道場は日本精神を養う学生の道場であったが、
今は都合で閉鎖されたが、近いうちに新築したいと思っている。

高級下宿だ位に思って来た青年もあったにも拘(かかわ)らず、
その道場へ入所しただけで、道場長や集まっている学生たちが、
概ね模範的な光明思想の持ち主であると云う環境の感化だけで、

其処に入寮した青年で、今迄人生が不愉快で遊んでも遊んでも無意義で退屈で
仕方がなかった学生が、人生が楽しくなり、酒を飲むことにも遊ぶことにも
興味を感じなくなり、よく勉強出来るようになった例がある。

同じように東都へ遊学して住まう環境の如何で
勉強の能率が全く異なるのはこれで判る。

            <感謝合掌 令和5年3月18日 頓首再拝>

【飲みニケーションでは、前向きで明るい話をしよう!】 - 伝統

2023/03/22 (Wed) 07:53:04


      *メルマガ「マネジメントレター」(2023.2.6)より

酒の席で悪口やグチを話さなくても、

趣味の話でも、恋人の話でも、家族の話でもよいだろう。

オフィスにいるときにはわからない相手の意外な面を垣間見られて、
きっと楽しいはず。

飲むときに、リーダーから、そうした話をしてみてもよいだろう。


仕事に関係のない話であっても、飲みの席で話し込んでおくと、
互いに相手の人となりが垣間見られて、それは仕事の場でも生かされるものだ。

ただし、

プライベートな話をあまり好まない上司や同僚もいるので、
その辺は空気を読みつつであるが…

仕事は組織で動く部分が大きいので、人間関係も大きく関わる。

上司や同僚、取引先や顧客との関係によって、成果は大きく左右される。

ある人とある人との関係が良好で、
意思疎通が十分にとれていて、互いに信頼しているのなら、
思わぬ成果が発揮されることがあるし、

逆に、不仲で、意思疎通が不十分であれば、
無残な結果になることもある。

それが仕事の持つ性格のひとつであるし、面白いところでもある。

では、意思疎通を十分にとって、
良好な人間関係を築くにはどうすればいいか?


方法はいろいろあるが、
飲みニケーションも大きな効果を発揮してくれる一つだ。


悪口やグチは禁物だが、
プライベートな話や仕事の前向きな話なら、どんどん話せばいい。


飲んで話すときは、前向きで明るい話を!


お酒も一段と美味しくなること請け合いだ。

            <感謝合掌 令和5年3月22日 頓首再拝>

大谷翔平の読書法から愛読書5選まで - 伝統

2023/03/25 (Sat) 07:58:46

【MLB】大谷翔平 メジャーリーガー大谷翔平の読書法から愛読書5選まで
https://www.youtube.com/watch?v=aLMxf4brwI4

<参照>愛読書5選

(1)チーズはどこへ消えた

   https://www.youtube.com/watch?v=ZCZon2D23qA

(2)成功への情熱

   https://1book.biz/2005/05/30/-200101580.html

(3)イーロン・マスクの野望

   https://www.flierinc.com/summary/118

(4)論語と算盤

   https://naturalmindo.com/book_rongo/

(5)運命を拓く

   https://miyoshiyakyoto.com/tempu-nakamura-2/

            <感謝合掌 令和5年3月25日 頓首再拝>

【SNSではポジティブな言葉を】 - 伝統

2023/03/29 (Wed) 07:30:49


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023年03月19日)より

   (岡本康平(こうへい)氏の心に響く言葉より…)


   SNSやメッセージアプリなど、現代では対面でだけでなく
   オンラインでのコミュニケーションが盛んに行われています。

   オンラインのコミュニケーションは
   世界中どこにいてもいつでもやりとりができるという
   素晴らしい利点があります。

   プライベートでもビジネスの場でも、もはや欠かせない便利なツールです。


   一方、対面と比べ感情が伝わりにくいという欠点があるのです。

   こうしたコミュニケーションは多くの場合、文字のみです。

   そこに表情や声のトーンはありません。

   そうすると、読み手は書き手の感情が見えず、
   食い違いが出てきてしまうのです。

   特にネガティブな内容だった場合、
   相手の感情が読めないので、何だか冷たい、
   ものすごく怒っているのではないかなどと、
   心理状態を悪いように考えてしまうということも少なくありません。


   そこで、メールなど文字のみのコミュニケーションを行う場合は、
   ポジティブな表現を入れることを心がけましょう。

   たとえば、何かをお願いするときには「期待しています」 と
   相手を応援する気持ちを込めたり、

   依頼を断るときでも「無理です」ではなく、
   相手への気遣いと「またの機会に」と
   次回につながるメッセージを加えます。


   また、重要度や相手に何を求めているのかを
   わかりやすく表現することも大切です。

   SNSなどでのコミュニケーションが気軽に行われている現代だからこそ、
   オンラインのコミュニケーションには要注意。

   文字のみの情報では相手に感情が伝わりにくく、
   すれ違ってしまうこともあります。

   こうしたコミュニケーションの際には、
   ポジティブな表現を入れることで
   相手に悪感情を持っていないことをアピールすることも重要です。



     《SNSやメッセージアプリではポジティブな言葉をプラス》


      <『「人たらし」のコツ100』総合法令出版>

               ・・・

SNSの投稿では時々、
かなりネガティブなメッセージを書いてくる人がいる。

仲間内のブログへの投稿だったとしても、
実は多くの人に見られる可能性のあることを知らなければならない。

昨今の飲食店への迷惑行為動画の投稿や悪意のある口コミ投稿などだ。

これは、その行為が法的手段を取られる可能性があるだけでなく、
「デジタルタトゥー」として残ってしまうことだ。

「デジタルタトゥー」とは、
インターネット上に書き込まれたコメントや画像などが、
一度拡散されると半永久的にインターネット上に
タトゥー(消せない入れ墨)として残されてしまうことをいう。


これは、個人のブログへの書き込みも同じで、
その人の投稿は多くの人に見られているということだ。

書き込みや投稿は短文なので、その真意は伝わりにくい。

その投稿がネガティブなら、その人の評価は「ネガティブな人」になる。

傲慢な投稿なら、「傲慢な人」というように受け取られる。


個人であろうと会社であろうと、
SNSの投稿の本質は、自分(会社)の「ブランド化」という
イメージを高めるための手段の一つだ。

SNSでの発信は、「自分のイメージダウンのためにしています」
という人などいるはずがない。

これは、そこに投稿する人も同じだ。


SNSではポジティブな言葉を発する人でありたい。

            <感謝合掌 令和5年3月29日 頓首再拝>

【殻を破ること】 - 伝統

2023/03/30 (Thu) 11:32:00

  
        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.3.24)より

   (精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…)

   《古い自分のまま、「脱皮」できずにいる人》


   脱皮をしながら成長する生き物がいる。

   カニやエビやヘビ・・・・・・
   蝶々なども、きれいな羽を広げて飛び立つときには、
   サナギの固い殻を脱ぎ捨てる。


   人間も、同じであろう。

   ひと皮むける、という言い方がある。

   殻を破る、という言い方もある。

   人間としてひとつ成長するためには、
   これまでの自分から脱皮をする必要がある。


   学校を卒業すること、就職、昇進、転勤、結婚、出産、
   そして子供の独立、退職・・・・・・こういう人生の転機を
   迎えることをきっかけにして、気持ちも新たになり、
   私たちは大きく生まれ変わることになる。

   いわば人としての脱皮をするわけだ。


   さて上手に転機を迎え、見事に生まれ変わることができる人がいる一方で、
   古くなった殻を上手に脱ぎ捨てることができずに、
   いまだに腰から下を殻に残したまま、ちぐはぐな日常と格闘している人もいる。

   転職先で苦労する中高年、配置転換でパニックになってしまう人
   ・・・・・・こういう人たちも、上手に自分の殻を脱ぎ捨てることが
   できなかったのではないかと思うのだが、どうだろう?

   知人の息子さんが、新しく社会人になった。

   しかし、いつまでも学生気分が抜けず、
   夜遅くまで遊び歩いては次の日に遅刻をする、
   だらしのない格好で職場へいく、
   イヤなことがあるとすぐに「辞めたい」などといい出す

   ・・・どう対処すればいいのか、親として困りはてているそうだ。

   ある人は定年退職したが、現場でバリバリ働いていた頃への郷愁から、
   いつまでも抜け出せないでいる。

   ちょくちょく当時みんなと通った酒場に顔を出し、
   そこにいる後輩たちに上司気取りで口を出しては、
   煙たがられる存在になっている。

   家にいるときは新聞を読んでテレビを見てご飯を食べるだけだから、
   奥さんにも煙たがられている。


   なぜ、そういうことになるのか。

   これも、古くなった自分の殻を脱ぎ捨てられないということ、
   「捨てる力」が足りないということだ。

     <『「捨てる」「思い切る」で人生がラクになる』新講社ワイド新書>

            ・・・

「越境学習」という言葉がある。


法政大学大学院の石山恒貴教授は、越境学習を
「自分にとってのホームとアウェイを行き来することによる学び」
と定義している。

先の見えない「VUCA」の時代は、
自ら「解」を見つけにいかなければならない。

先行事例や前例を踏襲していくだけでは到底追いつけていけないからだ。

そのために必要なのが、
居心地のいい「コンフォートゾーン」を抜け出すこと。

勝手知ったる快適な空間、安心感のある安定した場所から
外に出るということだ。


まさに、学校を卒業すること、
就職、昇進、転勤、結婚、出産、そして子供の独立、
退職というような、人生の転機は
コンフォートゾーンを抜け出さなければならない。

知らない場所、初めての人間関係、初めてのステージや環境に身を置くこと。

それが、殻を破り、脱皮すること。

つまり、アップデートすることだ。


ステージが変わり、環境が変化したとき…

コンフォートゾーンを抜け出すことを恐れない人でありたい。

            <感謝合掌 令和5年3月30日 頓首再拝>

【苦手な人と関わるべきか?避けるべきか?】 - 伝統

2023/03/31 (Fri) 07:33:57


       *メルマガ「川島和正」(2023.2.7)より

誰にとっても「苦手な人」というのが存在します。
 
職場においても、趣味の集まりにおいても友達グループの中にも、
苦手な人というのがいたりするものです。
 
 
しかし、苦手意識の感じ方は人によって異なります。
 
ある人は苦手意識を感じてばかりだけど
ある人は苦手意識をあまり感じないわけです。
 
20人の人と出会った場合
そのうち5人に苦手意識を感じる人もいれば
1人しか苦手意識を感じない人もいるというわけです。
 
 
では、なぜ人によって差がでるのかというと
それは、知識教養レベルとコミュニケーション能力に差があるからです。
 
多種多様な価値観を知っている人やコミニケーション能力の高い人は
より多くのタイプの人の行動の理由を理解でき
相手に合わせてコミュニケーションできるわけです。
 
そのため、滅多に苦手意識を感じないわけです。
 
一方、あまり多くの価値観を知らない場合や
コミュニケーション能力が低い場合
どのように接していいかわからず頻繁に苦手意識を感じるわけです。
 
 
というわけで
苦手な相手がいた場合には
相手を批判するのではなく
まずは相手を理解しようとすることをお勧めします。
 
また、自分の知識教養を増やしたり
コミュニケーション能力を上げることで
解決することをお勧めします。
 
多くの価値観を理解すればするほど
より多くのタイプの人とコミュニケーションできるようになり
より良い人間関係を作れるようになりますね。

         <感謝合掌 令和5年3月31日 頓首再拝>

【キャリアをつくる独学力】 - 伝統

2023/04/06 (Thu) 07:57:07


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.2.13)より

   (高橋俊介(しゅんすけ)氏の心に響く言葉より…)

   いま起きている変化の本質は、
   「AIなどに代替されずに残る仕事も、大きく変質せざるを得ない」という問題です。

   人間が担うものとして残った仕事についても、その内容は大きく変化していき、

   それによって「キャリアショック」が起きるという問題も直視しなければなりません。


   その一例として、エアラインのパイロットの仕事を例にあげましょう。

   かつて航空機の操縦系統は、パイロットが操作する操縦桿やペダルの動きを
   ケーブルやロッドなどを介して油圧作動機構に伝え、
   それぞれの操縦翼面を動かす方式でした。

   そのため、パイロットの操縦の腕前は、
   「いかに巧みに操縦桿を操作できるか」という、
   いわゆる「わっぱ回し」の技能に左右されました。


   そのころのジェット旅客機は機長以下、
    3人ないしはそれ以上の運航乗務員によって運航されていました。

   最初の大きな変化は、1989年に大型旅客機ボーイング747-400、通称
   「ハイテクジャンボ」の運航が開始され、2人乗務が可能になったことでした。

   さらに「フライ・バイ・ワイヤ」と呼ばれるシステムが登場し、
   パイロットの操作を電気的な信号に変え、コンピューターがその入力データを
   読み取ってさまざまな演算を行い、電気的に操舵する方式に変わったのです。

   「わっぱ回し」の技量はその重要性を失い、
   代わりにシステムオペレーターとしての知識が重要になりました。


   それにより、航空機の全損事故件数は年々減少し、
   現在、人命に関わる全損事故の発生率は200万フライトに1回程度といわれています。

   東京~大阪間を飛行機で毎日1往復しても、2700年に1回しか事故に遭わない確率です。

   ところが、ここ10年ほどの重大事故発生率の推移を見ると、
   大きな減少が見られないのです。


   事故がテクニカルな問題よりも、
   人の「ノンテクニカルスキル」の問題と関わるようになっていることを物語っています。

   ここでいう「ノンテクニカルスキル」とは、
   コミュニケーションやチームビルディング、 ディシジョンメーキングなど、

   企業において組織のリーダーに求められるスキルとほぼ同じものです。

   システムへの置き換わり後に残った人の仕事でも、「新たなスキル」が重要となり、
   長年の経験の積み重ねだけではついていけなくなる。

   これはパイロットという特殊な仕事に限らず、
   広くビジネスの世界全体で起きているのです。



   日本の企業では、「組織内タテ流動」が大きな意味を持ったように、
   「タテの上下関係」 が重要視されてきました。

   それは、日本社会の特性によります。

   人間関係をその「結びつきの形式」によって分けると、
   「タテ」と「ヨコ」の関係があり、

   日本社会は、上司・部下、先輩・後輩といった、
   組織内での上下の序列がきわめて重要な機能を持つ「タテ社会」である…。

   このことを看破されたのは、社会人類学者で、
   女性初の東京大学教授、中根千枝さんでした。


   日本企業でも、「タテ社会的」な組織モデルが有効だったころは、
   上司や先輩が自らの 経験をもとに部下や後輩を育てる「タテ型の人材育成」
   がもっぱら行われてきました。

   上下関係の中で下が上に学ぶ「タテ型OJT」がきわめて強力に機能しました。

   しかし、環境変化により、上司や先輩が積み上げてきた経験や
   既存の知識が通用しなくなり、
   「タテ型OJT」が次第に機能不全になってきたことから、

   「ヨコの学び合い」による
   創発型 の職場学習を重視する企業も出はじめています。

   「ヨコの学び合いの場」が有効なのは、
   互いに刺激し合い、気づきを得ていくことで、
   個々人の「学びの主体性」が引き出されるからです。

   その意味で、独学力と「ヨコの学び合い」は、
   学び方を変えていくためのクルマの両輪といえるでしょう。

          <『キャリアをつくる独学力』東洋経済新報社>

        ・・・

高橋氏は「キャリアショック」という概念を提唱している。

キャリアショックとは、
自分がそれまで積み上げてきたキャリア、そして、
自分の思い描いてきたキャリアの将来像が、

予期しない環境や状況の変化により、
短期間のうちに崩壊してしまうことをいう。

変化の激しい時代に生きるビジネスパーソンにとって、
「キャリアショック」の危機的状況に陥るリスクがいまや完全に
現実のものとなり、自律的にキャリア形成をしていく必要性が高まっている。

そのためには、
「自律的な組織」と同時に、「学びの主体性」と「学びの自律」が必要だという。

それが本書でいう「独学力」。


独学力を高めるために必要なのが…

「なぜ学ぶのか(WHY)」→AIの加速度的進化に伴い、変化に強い人になるため。


「何を学ぶのか(WHAT)」→異質な経験で、さまざまな視点を身につける。


「いかに学ぶのか(HOW)」→ヨコの学び合い、越境学習で刺激を受ける。


キャリアショックを乗り越え…

自ら自律的に学び続け、独学力を身につけたい。

         <感謝合掌 令和5年4月6日 頓首再拝>

「可能性は∞(無限大) AIチャットボットタイプ」 - 伝統

2023/04/13 (Thu) 07:57:40


     *Web:2023年度(令和5年度)新入社員のタイプより

4月1日には多くの企業で新入社員を迎える式典が行われました。

ところで、人事労務分野の民間シンクタンクの産労総合研究所は、
その年の新入社員のタイプを時代を象徴する言葉で表していますが、
今年の新入社員の特徴については

「可能性は∞(無限大) AIチャットボットタイプ」

と表現しました。

同研究所は今年の新入社員について

「新型コロナウイルス感染症の猛威のなか、大学生活のほとんどを
 オンラインのカリキュラムで過ごした今年の新入社員。

 インターンシップや就職活動もオンラインでの選考がごく自然に盛り込まれ、
 むしろ対面での機会を増やそうという流れの中で入社を迎えた彼らは、

 対面でのコミュニケーション不足から、
 こちらに特別意図のない発言やしぐさでも、
 ストレスに感じてしまうことがある。

 一方で、知らないことがあればその場でごく自然に検索を始める
 デジタルネイティブ世代である彼らは、さまざまなツールを扱い答えを
 導き出すことにかけては、すでに高いスキルをもっている」

と分析し、先輩社員に対しては

「先輩社員は、彼らの未熟な面や不安をこれまで以上に汲み取りながら
 コミュニケーションを取ってほしい。

 AIチャットボットが適切なデータを取得することで進化していくように、
 彼らは適切なアドバイスを受けることで、想定を超える成果を発揮する
 可能性に満ちている」

とアドバイス。

https://www.e-sanro.net/freshers/?page_id=851

・・・

<参照>

入社年度別新入社員タイプ一覧まとめ 発表分を全て。1973年〜2022年。
https://www.hinapishi.com/entry/2015/03/26/155622

            <感謝合掌 令和5年4月13日 頓首再拝>

令和5年度、入社式 社長金言集 - 伝統

2023/04/16 (Sun) 07:13:59


      *Web:日テレNEWS(2023.4.3)より抜粋

(1)ソニーグループ吉田憲一郎会長兼CEO

   「世界を感動で満たす」


(2)ソフトバンクグループ孫正義会長

   「人間として役立てる、そういう人になってほしい」


(3)ローソン竹増貞信社長

   「一日が30時間の価値にもなり、逆もある」


(4)ファミリーマート細見研介社長

   「笑顔と挨拶が世界の共通語」


(5)NEC森田隆之社長兼CEO

   「日常に流されて思考停止に陥ることなく、好奇心を忘れずに」


(6)キリンHD磯崎功典社長

   「人生無駄なことは一つもなく、全て点が線になる」


(7)みずほFG木原正裕社長

   「失敗を糧に成長していく、そういった姿勢で」


(8)東京海上HD小宮暁社長兼グループCEO

   「できるだけ多くの打席に立ち、全力でバットを振る人間であれ」


https://news.yahoo.co.jp/articles/58df922d91d6b234ac1f943b6efe484120043373

          <感謝合掌 令和5年4月16日 頓首再拝>

【問いの力】 - 伝統

2023/04/20 (Thu) 07:58:04


「いまあなたに必要なのは答えじゃない。問いの力だ。」
岸良裕司(著)
https://1book.biz/2023/02/24/kishira-yuji.html


1.問題を正確に定義しているか?

  「問題とは、現状と目標とのギャップである」という
  定義が明らかになると、

  問題を定義するためのシンプルな問いもおのずと明らかになる。

2.問題を正確に定義するには、以下の3つの「問い」が大切です。

(1)現状を聞くための質問 → 「望ましくない現象は何ですか?」

(2)目標を聞くための質問 → 「望ましい現象は何ですか?」

(3)問題を定義するための質問
   (「望ましくない現象」と「望ましい現象」を読み上げて)
 
              → 「このギャップが問題ですよね?」

3.質問であることもポイントです。結論として提示するのではなく、
  相手方に内発的に生まれる意志を大切にすることと、
   チームで共有する意味にも重きをおいて、
  ディスカッションしましょう。

4.対症療法では、問題が解決しない!

(1)人間は、つい目の前の症状に対処しようとする。
   人には自己防衛本能があり、
   目の前の痛みに対処したくなるのは人間の性だ。

(2)人は、どうしてもこの「問題」を忘れがちです。
   というのも、「目標」を日常生活の中で、
   認識することが難しいからです。

(3)目の前の症状がなくなっても、
   目標が達成されない限り、問題は解決しない。

5.「人のせい」ではなく、「思い込み」のせいにする

(1)組織のせい、上司のせい、社風のせいとか、あるいは、
   自分のせいとか、人にまつわる点に失敗の原因をさがしても、
   問題が解決しないのは明らかです。

(2)人のせいにしていては、よい縁をつくるのが難しく
   なってしまうだけではなく、悪い問いの負のスパイラルに
   はまりがちになります。

(3)実験をしているときには普通にやっている
   「思い込み」のせいにすることを、
   日常生活でもやれば良いのです。

(4)もっというと、毎日を実験にしてしまえばいい・・
   「目標」へ向かって生きることを、実験として
   いろいろトライアンドエラーを繰り返していけば良いのです。

   仕事も、ゲームのように失敗から目標クリアにつながる学びを
   楽しむことはできる。

   しかも、仕事ではお金ももらえるのだから、
   ゲーム以上の極上の学びのエンターテイメントと
   いえないだろうか。

・・・

<関連動画>
いま、あなたに必要なのは「答え」なのか「問い」なのか?
Goldratt Channel( 2022/09/30)
https://www.youtube.com/watch?v=KSuC_4Ue4TY

・・・

<参照動画>
動画
岸良裕司インタビュー ~ゴールドラット博士との出逢い、
博士から託された宿題、
充実した人生を過ごすためのたった1つのコツを語る~
Goldratt Channel(2021/09/20)
https://www.youtube.com/watch?v=VJRHBKmV1ZY&t=1001s

          <感謝合掌 令和5年4月20日 頓首再拝>

行動した人から人生が大きく変わります - 伝統

2023/04/24 (Mon) 07:30:43

もしも偶然にこの動画を見た人は・・・行動した人から人生が大きく変わります
【堀江貴文 切り抜き】(2023/04/13)
https://www.youtube.com/watch?v=BZczoGRpntY

0:00 OP
0:13 レールを歩ける時代はもう終わる

3:24 豊かな日本は終わった

5:02 就職できて安泰は大間違い

6:03 常識に縛られるな

7:11 失敗したらまず・・・

8:11 未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ

・・・

<全編動画は>
堀江貴文氏 卒業スピーチ
「未来を恐れず、過去に執着せず、今を生きろ」平成26年度近畿大学卒業式
https://www.youtube.com/watch?v=2DTyHAHaNMw&t=254s

          <感謝合掌 令和5年4月24日 頓首再拝>

【「変わっているね」と言われたら?】 - 伝統

2023/04/25 (Tue) 08:42:35


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.2.22)より

   (ファイン・メンタルカラー研究所代表、藤本梨恵子氏の心に響く言葉より…)

   《世の中にはどんな幸福も不幸もありません。あるのは思いの違いだけです》

                 (ジョセフ・マーフィー 宗教家、著述家)


   あなたは「変わっているね」と言われたら、嬉しいですか? 嫌ですか?

   私はセミナーでよくこの質問をするのですが、
   人と違っているのは良くないという価値観を持っている人は、
   「変わっているね」を嫌だと感じます。

   変わっていることを個性的と捉えた人は、喜びます。


   元総理大臣の小泉純一郎氏は、「変人」と呼ばれることを喜びました。

   「変人でなければ改革はできない」という信念があったからです。


   心理学では、出来事は無色透明で、
   あなたを悲しませることも喜ばせることもできないと考えます。

   出来事をどんな価値観で見るかという
   あなたの信念・価値観が、感情を左右します。

   だから、NLP心理学では「リフレーム」という手法を使い、
   ネガティブに捉えた出来事をポジティブな視点で捉える練習をします。

   出来事を別の角度から解釈し直すことで、
   マイナスの感情に捉われず前向きに考える方法です。


   Bさんは大好きだった彼にこっぴどくフラれました。

   しかし、そのあとに出会った人と結婚して、今は幸せに暮らしています。

   彼女は「元彼が、あのとき私を振ってくれたことに感謝している。
   そうでなければ、今の夫と出会えなかった」と言います。


   点で捉えると不運とも思える出来事も、
   線で捉えると幸運になることは多々あります。

   スティーブ・ジョブズはアップルを追放されたとき、
   アニメーションを作るピクサーを設立し成功を収めました。

   追放されたことを嘆き悲しむのではなく、
   チャンスだと思ってチャレンジしたことで道がひらけたのです。


   災い転じて福となすという言葉がありますが、
   ピンチに見える出来事が実は最高の好機になります。

   自分の感情も行動も前向きにしていくことが幸せへの近道です。


   《このアクシデントが最高の好機になるとしたらどうなりますか?》

     <『いつもよりラクに生きられる50の習慣』 かんき出版 >

        ・・・

最悪の出来事だった、と思うことが、
何年かすると、あのことがあったおかげで今の自分がある、
と感謝できることがある。

つらかったことも、厳しかったことも、すべてが糧(かて)となるということだ。


小林正観さんは、すべての現象には色はついていないという。

その現象に勝手に、
「うれしい」「悲しい」「つらい」「きらい」
という色を自分でつけている。

だから、病気や事故、愛する人との別れといった、
思いがけず自分の身に起こる出来事にも色はついていない。

それをどう受け取るかは自分次第だ。


自分の身に起こる出来事に対し、「不機嫌になる」のか、「機嫌よくいられる」のか。

いつもニコニコして、機嫌よくいられる人でありたい。

          <感謝合掌 令和5年4月25日 頓首再拝>

【礼儀正しく接する】 - 伝統

2023/04/27 (Thu) 07:40:14


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.3.2)より

   (齋藤孝氏の心に響く言葉より…)

   《賢者は狎(な)れてこれを敬い、畏(おそ)れてこれを愛す》(小学/内篇)


   『小学』は、中国の南宋(なんそう)の儒学者である朱子が編(あ)んだ
   少年のための修身作法書です。

   「馴染みの人であっても、敬意を持って礼儀正しく接しなさい。
    畏れ多く近づきがたい人であっても、親しくなれるように努めなさい」

   という意味です。


   よく目上の人には礼儀正しく振る舞うのに、
   年下には偉そうにしたり、呼び捨てにしたりする人がいます。

   でも、 本当に賢い人は、自分のすることは
   結局すべて自分に返ってくることがわかっているので、
   慣れ親しんだ人や年下の人にもつねに礼儀正しく接しています。

   そして、逆にみんなから畏れられているような人に対しては、
   努めて親しくなろうと接しているのです。


   わかり合える間柄だけが、友人を指すのではありません。

   親しくも、つねに尊敬の念を持って振る舞うこと。

   そんな間柄の友人を「畏友(いゆう)」といいます。

      <『心を動かす偉人の言葉』セブン&アイ出版>

        ・・・

小林正観さんは「荒っぽい言葉」について、こう語っている。

『荒っぽい言葉を使っていると、
 そのとおりの言葉に囲まれることになります。

 投げたものが返ってくるので、何年かすると自分に返ってきます。

 乱暴な、荒っぽい言葉に囲まれることになります。

 「荒れた学校」のことを聞くことがありますが、
 もしかすると、その学校には、
 「おい」「おまえ」という言葉が飛び交ってきたのかもしれません。

 国際神道学会の会長で、中央大学の中西旭(あきら)先生は、

 「神様は上に行けば行くほど、腰が低くなります。
  いばったり、偉そうにすることは絶対にありません。
  ほんとうにすごい神様は、とても腰が低いのです」

 その話を聞いて以来、私は年下の男性に対しても、
 「さんづけで呼ぼう」と決めました。

 「言葉を大事にする」ということの中に、「敬語」というものもあります。

 中西先生は「敬語」の使い方が素敵なのです。

 年下の教え子に対し、普通に何事もなく敬語を使って接しておられました。

 会話の部分で丁寧な言い方をする。

 そういう日々を続けていると、荒っぽい言葉を
 浴びせられることがなくなります。』
    (幸も不幸もないんですよ・マキノ出版)



小林正観さんは、「投げかけたものに囲まれる」という。


笑顔を投げかければ、笑顔に囲まれる。

荒っぽい言葉を投げかければ、荒っぽい言葉に囲まれる。

優しい言葉を投げかければ、優しい言葉に囲まれる。


誰に対しても礼儀正しく接する。

そういう日々を続けていると、礼儀正しい人たちに囲まれる。

          <感謝合掌 令和5年4月27日 頓首再拝>

今後、日本の求むる人物は? - 伝統

2023/04/29 (Sat) 07:29:19

今後、日本の求むる人物は?~谷口雅春先生

        *『理想世界』(昭和47年1月号)より


静慮し、理解し、決意し、行動することは人間にのみ与えられている
聖なる “意識の秩序” であって、それは天界の秩序を
地上に実現したものである。

群集に附和雷同して行動するものは犬狼の類である。 
静慮を失って発作的に行動するものは狂犬である。

三島由紀夫氏は、一人で行動することができないで群集で行動するものは
弱者の自覚をもっているからだと喝破した。

         〇         〇

「危険に面して動ぜず、肉体の欲情に汚されず、逆境に処して幸福感を失わず、
 動乱に面して心の平静を失うことなく、人から媚び又は恐れられている
 権力者の誘惑に対して微笑を酬いて靡かざる人物こそ、彼は肉体の本能を超えて、
 天界の光を受けたものということができるのである」  

とはセネカの名言である。

今後の日本に必要なる人物はこのような人間だと思われるのである。

          〇         〇

 真に偉大なる人物は、包容力が大きいのである。 
 包容力が大きいとは、単に大小善悪無差別に包容するという意味ではなく、

 “悪” と見える者〈物〉の奥にも善なる実相があることを見、
 “小” と見ゆる事物の奥にも、偉大なる神の生命と智慧と愛とが宿って、
 それが現れているのだと知り、

 “小” は小なりに  “大” は大なりに、
 そのまま其処に神が顕現することを知り、
 その実相を尊敬して大切にする者のことである。

         〇         〇

 大人物は、よく人を赦すのである。 
 この場合 「赦す」 というのは、「あいつは悪い奴だけれども勘弁してやれ」 と、
 彼の悪をみとめるだけで、その悪の跋扈をゆるしてやるという意味ではないのである。 

 「あいつは悪く見えていても“根”は立派な奴だから、
  その“根”の立派なところを見て、育ててやったら立派な人物になる」 

 とその実相の善と完全さとを見て、
 その実相を解放することでなければならないのである。 

 「“根”が立派だ」 と見るその “根” とは、その人の根本実相のことである。


 諸君は大人物にならねばならぬ。 
 大人物はよく人を赦すが故に、多くの人々が味方となってついて来て、
 大事業を成就することができるのである。

         〇         〇

 真の剛胆不敵は “実相・神の子” の自覚からのみ生まれるのである。 
 かかる自覚のある人は、常に 「われ神と倶にあり」 との自覚があるために
 如何なる困難に面しても臆することなく、怯むことなく、困難を克服し、
 平静に事物の推移を観察し、何を為すべきかを速かに知り、
 擾乱を鎮めて秩序を恢復し得る人である。

 時局が危機に面してくればくるほど、
 真に神との一体感をもち現象界の擾乱に動ずることなくよく静慮し、
 よく理解し、よく決断し、よく遂行する人を必要とするのである。

 諸君は毎日、神想観を実修して神との一体感を深め、
 祖国の危急時に際して、何を為すべきかの指示を霊感によって受け、
 神との一体感による真の 「剛胆不敵」 の勇気をもって、

 為すべき事、為すべき時に為すべき場において、
 勇敢に遂行する人になって貰いたいのである。


https://blog.goo.ne.jp/vannon32/e/83b804025fe9db90feae6ff98ad6cfe4
VANNON32のブログ  『生命の實相』哲學を學ぶ(2015-08-11)

          <感謝合掌 令和5年4月29日 頓首再拝>

【自問自答の技術】 - 伝統

2023/05/08 (Mon) 07:40:44

     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.3.6)より

   (プロコーチ、林英利(ひでとし)氏の心に響く言葉より…)


  「質問」には力があります。

   物理学者のアルベ〇ト・アインシュタインは、

   「すべてに質問を!」
   「大切なのは質問するのをやめないことだ」

   「もし自分が殺されそうになって、助かる方法を考えるのに1時間だけ
    与えられたと したら、最初の55分間は
    適切な問いを探すのに費やすだろう」 と、

   何度も「質問の力」について言及しました。


   世界ナンバーワンのメンタルコーチ、アンソニー・ロビンズは、

   「私たちの人生は、私たち一人ひとりがした質問の結果である」

   といっています。

   また、

   「成功者は、例外なく自分とのコミュニケーションがうまい」

   ともいっています。


   自問自答の質を上げる…。

   つまりは、セルフコーチングを身につけることで、
   私たちの人生の質もまた上がっていくのです。

   あなたの人生が、豊かで生き生きとしたものになるように、
   ぜひセルフコーチングを活用していただきたいと思っています。


    <『一瞬で自分を変えるセルフコーチング』三笠書房>

       ・・・

林氏は「セルフイメージを高める『質問』」についてこう述べている。


「最近、人から『ありがとう』といわれたのは、どんなとき?」


セルフイメージを高めたいなら
このシンプルな自問自答からはじめてください。

なぜなら、人に「ありがとう」といわれたことは、
まぎれもない「成功体験」だからです。

なんでもいいのです。

頼まれた仕事を仕上げて「ありがとう」といわれた。

相談を受けてアドバイスをしたときに「ありがとう」といわれた――。

「ありがとう」という言葉には、打算など含まれません。

純粋に“いいこと”をしたから、その言葉が返ってきたのです。

なぜ、「成功体験」を思い出すことが大切なのでしょうか。

「自分に自信が持てない」

「人から向けられる期待を重荷に感じてしまう」

「重要な役割を与えられると尻込みしてしまう」

「誰からも愛されていないし、
 愛されるような魅力もないと感じている」

そんな悩みの大本にあるのは、
「セルフイメージ」の問題で、こんな悩みを抱えている人は、
「自分の成功体験を忘れがち」なのです。

誰の過去にも、必ず、間違いなく、楽しかったり、うれしかったり、
喜んだりした出来事があるはずです。

これまでスルーしてきた可能性のある“小さな成功体験”を思い出し、
掘り起こすことで、ネガティブな思考のクセを修正していくのです。


セルフイメージを上げるための質問には
他に次のようなものがある。

「自分が頑張って、いい結果を得らえた経験は?」

「1年前の自分より成長していることは?」

「自分の長所(得意なこと)ってなんだろう?」

「どうすれば自分は心穏やかでいられるか?」

「自分が活躍するのは、どんな場面だろう?」



自分の「質問力」を高め、自問自答の技術を磨きたい。

          <感謝合掌 令和5年5月8日 頓首再拝>

【これからの社会を生き抜くための新しいルール】 - 伝統

2023/05/21 (Sun) 09:01:44


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.3.26)より

   (尾原和啓(かずひろ)氏の心に響く言葉より…)

   今、世界は激変の最中にあります。

   この30年ほどのあいだで、人びとの働き方、価値観、そして生き方、
   すべてが大きく変化しました。

   なぜ激変したのか。

   変化の原動力となったのは、テクノロジーの進化です。

   インターネット、スマートフォン、ソーシャルメディア(SNS)、人工知能(AI)。

   そのほかさまざまな新しいテクノロジーの誕生によって、
   今もなお世界はその姿を変え続けています。


   世界が変わるとは、言い換えれば
   「新しいゲームがはじまった」ということです。

   たとえるなら、『スーパーマリオブラザーズ』の時代が終わって、

   『マリオカート』の時代がはじまったような。

   操作するのはマリオやルイージといった同じキャラクターたちですが、
   画面が横にスクロールする世界から、
   画面の奥へと進んでいく3Dの世界になります。

   ルールもゴールも遊び方も異なる、まったく別のゲームです。


   こうして新しいゲームがはじまったとき、
   なにより先に求められるのが
   「新しいトリセツ(取扱い説明書、ルールブック)」です。

   『スーパーマリオブラザーズ』のトリセツはもう役に立ちません。

   『マリオカート』のルールを教えてくれる、新しいトリセツが必要なのです。


   私が考えた「これからの社会を生き抜くための新しいルール」は4つです。

    ルール1 GIVE ~与える人になろう

    ルール2 OPINION ~自分の意見を育てよう

    ルール3 PARTY ~頼り頼られる仲間をつくろう

    ルール4 DIVERSITY ~ちがいを楽しもう

     <『激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール』大和書房>

       ・・・

1.与える人になろう

  与える人になるためには、相手の視点に立つこと。

  自分が贈りたいものではなく、相手が欲しいものを贈ること。

  そして、すぐにできるのは「情報のギブ」。

  おすすめの動画や、本、講演会など。

  大事なことはギブの量をこなすこと。

  情報のギブなら、いくらやってもコストはかからない。


2.自分の意見を育てよう

  最近イラっとしたこと、怒りの感情のうらに
  「自分にとって大切にしていること」が隠されている。

  怒りは、自分が大事にしていることを
  ないがしろにされたから出てくる。

  また、自分の中の「好き」なことを分析してみる。

  好きなことに没頭したら「人より得意なこと」ができる。


3.頼り頼られる仲間をつくろう

  落ち込んだときに、
  この人に相談しようと思われるような相手になること。

  相談しようと思う相手は、
  「信頼している」「信用している」という人間性で選んでいる。

  複数のコミュニティに属することも大事。

  そして、大切なことは自立していること。

 
4.ちがいを楽しもう

  みんな違って、みんないい、ということ。

  それは、それぞれの「正しい」を受け入れること。

  現代は「ちがいを楽しむ」が強みになる時代。

  「ちがいを楽しむ」ことができれば、
  あらゆる変化も恐れずに、「知らない」に満ちた世界を楽しむことができる。


<著者の思い>

依存から没頭、術から論へ
…尾原和啓氏に聞くネットやAIで変わる中高生の学び
https://resemom.jp/article/2023/04/17/71802.html

       <感謝合掌 令和5年5月21日 頓首再拝>

【気配りのすすめ】 - 伝統

2023/05/22 (Mon) 08:47:09


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.3.22)より

   (ホイチョイ・プロダクションズの心に響く言葉より… )

   まずは、みなさんよくご存じの木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)
   若き日のエピソードから。

   ある冬の寒い晩、尾張の国主・織田信長が
   外出しようとしてゾウリに足を入れると、肌触りが妙に温かい。

   「さては、従者が尻がこごえるのを防ぐために下に敷いていたな」と思い、

    控えていた部下の藤吉郎を呼びつけて叱ると、
    藤吉郎は「尻に敷いてなどおりません。
    おみ足が冷たかろうと、懐で温めておりました」
   と必死で弁明する。

   信長が「ウソをつくな!」と襟元を掴むと、胸にくっきりゾウリのハナ緒の跡。

   信長は、その気くばりに感心し、
   これが藤吉郎の出世のキッカケになったという。



   秀吉だけではない、彼の部下、石田三成にも同様のエピソードがある。

   長浜城主時代の秀吉が、鷹狩りの帰りにノドの渇きを覚え、
   通りがかりの寺に寄って飲み物を求めたときのこと。

   応対に出た少年(後の石田三成)は、
   まず初めに、大きな茶碗にぬるい茶をなみなみと注いで出してきた。

   茶碗の茶を一気に飲み干した秀吉がおかわりを注文すると、少年は、
   最初のよりやや小さめの碗にやや熱めの茶を淹れて出してきた。

   その違いに興味を持った秀吉が、試しにもう一杯注文すると、少年は
   さらに小さな碗に熱々の茶を淹れて出した。

   相手のノドの渇きに応じて茶の温度と量を変える、
   その気くばりに感心した秀吉は、
   少年を城に連れて帰り、家来としたという。


   二つの事例は、どちらも、
   目上の者に対するわかりやすいおべっかである。

   現代の若者は、
   「おべっかなんて、能力のないダメ人間にしか通用しないまやかしの技術だ」
   という 誤った認識を持っているが、
 
   では、信長や秀吉は、ダメ人間だったか?

   とんでもない、日本史上、最も能力の高い2人だ。

   その2人が、ベタベタなおべっか使いに目をかけ、登用したという
   歴史的事実に、われわれはもっと注目していい。


   いつの時代も、信長や秀吉のような能力の高い人間には、大きな仕事が集中する。

   彼らにはやるべきことがたくさんある。

   だから常に忙しい。

   忙しいゆえ、すぐに自分の助けとなる
   即効性のあるサービスを常に必要としている。
 
   だから有能な人間は、
   「即効性のあるサービス」、つまり「露骨なおべっか」に弱い。

   有能であればあるほど、弱い。

   弱いというより、その価値を知っている。


   信長や秀吉には、
   「私は、主君を思う心では他の誰にも負けない」などという
   曖味な 「キモチ」は通用しない。

   そんな「キモチ」を汲んでいるほど、彼らはヒマではない。

   「あの人は優秀だから、きっと他の人が
    気づかない自分のよさに気づいてくれるだろう」
   などと期待するのは、仕事のできない部下の甘い幻想である。


   優秀な上司は、目の前に山積した大仕事に意識を集中させている。

   小事を見る余裕などない。

   そんな人間には、彼自身の助けとなる、即効性のあるサービスしか伝わらない。

   優秀な上司は、そうしたリアルなサービスを瞬時に行ってくれる人間しか
   評価しないし、優秀な部下はそのことを知っている。


   優秀な部下は、やがて優秀な上司となり、
   優秀な部下を見つけて、重用する。

   信長のゾウリを温めて偉くなった秀吉が、
   温度の違う茶を3回出した三成を重用したのは、そういうことだ。


   こうした、能力の高い人のハートに刺さる、
   わかりやすいリアルなサービスを、仮りに「戦略おべっか」と呼ぶことにしよう。

   「おべっか」という言葉が嫌なら 「気くばり」と言い換えてもいい。

   「戦略気くばり」ができる人とできない人とでは、出世や収入が違う。


   それは何も戦国の世に限った話ではない。

   近代文明は、人間を、頭を使わない単調な労働から解放したが、その一方で、

   より高度な判断力を必要とする複雑な頭脳労働が一部の優秀な人間に集中し、
   彼らにインプットされるべき情報量が飛躍的に増大する、という偏りを生み出した。

   現代の有能なビジネスマンは、戦国武将以上に多忙である。

   だからこそ、彼らの無言の欲求を汲んで、
   すばやく対応し、彼らの負担を軽減してやる
   気くばりは、戦国時代以上に必要とされているのだ。



    《忙しい有能な人間ほど、 露骨なおべっかが好き》

       <『戦略おべっか』講談社>

       ・・・

《気配りは人間関係を円滑になごやかにする
 ばかりでなく、事業を成功に導く上でも大いに役立っている。》
       (サミュエル・スマイルズ/作家)


人間関係の基本は気配りと思いやりだ。


孔子はそれを「恕(じょ)」と言っている。

『子貢(しこう)は聞いた。

「先生、たった一語で、一生それを守っておれば間違いのない人生が送れる、
 そういう言葉がありますか」

 孔子は、「それは、恕(じょ)かな(其恕可)」
 と答える。

 自分がされたくないことは人にはしてはならない、それが恕だ、
 と孔子は説いた。

 つまりは思いやりということである。

 他を受け容れ、認め、許し、その気持を思いやる。

 自分のことと同じように人のことを考える。

 そのことこそ、人生で一番大切なことだ
 と孔子は教えたのである。』
   (小さな人生論 2/致知出版)



「おべっか」というと、
お世辞をいったり、ゴマをすったりして、相手に取り入ろうとする嫌な印象がある。

しかし、相手を思いやる、気配りをすると言い換えてみれば、
それは必要なことだとわかる。

それが、人間関係の基本でもある。



また、こういう言葉もある。

《他人を感動させるには、人と違った気配りを見せることです。》
                      ( ジョセフ・マーフィー )


感動という人の心を動かすシーンにおいても、気配りは必要だということだ。


どんなに時代が変わろうと…

気配りは必要だ。

      <感謝合掌 令和5年5月22日 頓首再拝>

【仕事に悩んだ時の3つの対処法】 - 伝統

2023/05/23 (Tue) 08:07:35


      *メルマガ「人間力」(2023.3.17)より

SBIホールディングスCEO北尾吉孝氏(著)『何のために働くのか』より

(北尾)

楽しんで仕事をするというのは、
自分を成長させるために非常に重要な要素だと思います。

私自身はまだ楽しむという境地にまではたどり着いていませんが、
仕事を好むというところまでは来ているように思います。

しかし実際は、仕事を楽しむどころか、
好むところまで行くのもなかなか簡単ではないようです。

それを実証するかのように、
私のもとには「今の仕事に打ち込めない」
という悩める若者たちが、

しばしば「北尾さん、相談があります」とやってきます。

彼らの話を聞いて、私はいつもこう言っています。

「あなた、寝食を忘れるぐらい仕事に打ち込んでる? 
 もしそれでもなおかつ今の仕事が嫌だったら、
 方法は3つしかないよ」

そして、次の3つの方法を教えます。

(1)1つ目は、その仕事を辞めて、
   自分が打ち込めると思う仕事を新たに探すこと。

   「あなたが本当にそう決断するなら私は止めないよ」
   と言っています。

(2)2つ目は、道楽の世界を持つこと。
   趣味の世界でもなんでもかまわないから、仕事とは違うことをやってみる。

   趣味に打ち込んでいると、そこでいろいろな人とご縁ができます。

   たとえば、何か蒐集する趣味を持つとすると、
   そこに必ず同好の士が集まる世界が存在します。

   そういう世界にふれることによって、
   良き縁が次から次へと結びついて、
   想像もしなかった展開になる場合があります。

   そこから新しい世界が開けてくるケースもあります。

   それが今の仕事に結びつくのか、
   あるいは全く別の人生につながっていくのかは別にして、
   目先の悩みが消えてしまうこともあるのです。


(3)3つ目は、考え方を変えてみること。

   これについては、
   私はよく元首相の吉田茂さんの逸話を例に出して話しています。

   それは吉田茂さんが青雲の志を抱いて外交官になったばかりのころの話です。

   吉田さんが最初に命じられた仕事は、テレックスの伝達係だったそうです。

   テレックスが届いたら、それを大臣のところに持って行くわけです。
   それが吉田さんには不満だったのです。

   「最高学府を出て高文試験に通って外務省に入ったのに、
    なんでこんなつまらない仕事をやらなければいけないんだ」

   そして、義父にあたる牧野伸顕公に手紙を書いて、
   その思いを切々と綴りました。

   すると牧野公から返事が戻ってきました。

   吉田さんがその手紙を読むと、こんなことが書いてありました。

   「君はなんと馬鹿なことを言っているんだ。
    大臣よりも先に国家の重要な情報を見ることができるのだよ。

    それを見て、君はどう判断するのか、
    大臣はどう判断しているのか、
    その判断の結果はどうなっているのか。

    君はまたとない勉強のチャンスを得ているじゃないか。
 
    こんなありがたいことはないよ」

   手紙を読んでいるうちに、
   吉田さんは自分が間違っていたことに気づき、
   つまらないと思える仕事でも
   一所懸命に取り組むように変わっていったのです。

      <感謝合掌 令和5年5月23日 頓首再拝>

【ものごとが好転する「伝え方」のすべて】 - 伝統

2023/05/24 (Wed) 06:59:38



<要約動画>

【神本】伝え方が劇的に上手くなる
2つの裏技、書いてありました!
『ものごとが好転する「伝え方」のすべて』
学識サロン( 2023/02/14 )
https://www.youtube.com/watch?v=MiDbYrfF_2Q

【目次】
0:00 オープニング
1:28①人間関係を良くする伝え方
3:36②好かれる人はネガティブな言葉を使わない
6:19③これだけは覚えておきたい職場での伝え方


<参照>
ものごとが好転する「伝え方」のすべて
【忙しい人のための要約・まとめ】
https://note.com/unpsymind/n/n4253704119cd

(1)アピールの場では数字を使う。

(2)物事の報告は結論ファースト。

(3)視点を変えていきましょう。

(4)内容と所要時間を先出しする。

(5)報告は事実9割、解釈1割


・・・

<関連>

伝統板・第二「効果的に伝える力」   
  → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6502921


伝統板・第二「雄弁家への道~「話術」 」
  → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6543064


      <感謝合掌 令和5年5月24日 頓首再拝>

【石橋を叩いたら渡れない】 - 伝統

2023/05/26 (Fri) 07:48:35


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.3.28)より

   (西堀栄三郎氏の心に響く言葉より…)

   《石橋を叩いたら渡れない》

   石橋を叩いて安全を確認してから決心しようと思ったら、
   おそらく永久に石橋は渡れない。

   やろうと決めて、どうしたらできるかを調査せよ。(西堀栄三郎/探検家)


   仕事ができる人かどうかの一つの基準は、
   やるべきことを頼まれたり、自分で決めたりしたときに、
   すぐにできない理由を探す人かどうかということである。

   もちろん、できない理由を探す人はできない人だ。

   さらには、石橋を叩いて自分の安全を確認してから渡ろうとする人である。

   おそらく、こういう人は自分自身の身の
   安全、保身ばかりが気になるために、

   西堀栄三郎元南極越冬隊長が述べたように、
   おそらく永久に石橋を渡れない人なのだろう。

   「やるべき」ことが決まっているというのなら、あとはどうすればやれるのか、
   打開策を見つけていくしかない。

   また、これが人生の一つの醍醐味であろう。

   もちろん、リーダーはこの挑戦やプロジェクトに各人が打ち込めるように
   環境を整えてあげるのが重要な仕事といえる。

   (遠越段・とごしだん)

        <『世界の名言100』総合法令出版>

      ・・・

人の心的態度としては、二つの姿勢しかない。

一つは、現状を打破しようとする姿勢。

もう一つは、現状維持の姿勢だ。


何か事があったとき、多くの人は、現状維持の姿勢を取りがちだ。

生物の習性として、
どうしても現状を守るという本能が働いてしまう。

しかし、かつて地球において、
急激な気候変動などで環境が激変したとき、
恐竜のように、その変化に対応できなかった生物は絶滅した。


現状打破の姿勢がなければ、変化には対応できないからだ。

それは言いかえれば、「できない理由を探さない」こと。


できる方法を探す人は、行動する人。

とにかく、一歩踏み出してみる。

行動することによってのみ、事態は打開できる。


石橋をたたく人は、行動もせず、頭の中で考えるだけの人。

リスクをとって、一歩を踏み出せる人でありたい。

      <感謝合掌 令和5年5月26日 頓首再拝>

【物の見方に3つの原則がある】 - 伝統

2023/06/03 (Sat) 08:27:23


      *メルマガ「致知BOOK」(2023.3.30)
        ~安岡正篤(著)『活学』第一編  より>

難しい問題を考えるには3つの原則がある、

ということをお話し申上げておきたい。

これは人生のあらゆる問題に応用されることでありまして、
殊に難しい問題ほどこの原則を適用することが大事であります。


(1)第1に、

   何事によらず物を観察し考察するには、
   決して目先に捉われないで、
   出来るだけ長い目で見るということ。


(2)第2は、

   物の一面にこだわらず、
   出来るだけ多面的に、又出来るならば、
   全面的に考えるということ。


(3)第3は、

   物事の枝葉末節に走らないで、
   出来るだけ根本的に考察するということ。


物事を目先で、一面的に、枝葉末節で見るのと、
長い目で、多面的に、或は全面的に、根本的に見るのとでは、

結論が正反対になることすら珍しくないのであります。

一人の人間についてもそうです。

或る人を、
ほんのその場の、一面だけを見て、
その人の枝葉末節を取上げて、あれはこうだというのと、

その人の生活・行動を長い目で見て、その人のいろいろの面を観察して、
その人の根本、心の持ち方、その人の親・兄弟からの
いろいろのかくれたこと、などを深く掘り下げて、
この人はこうだというのとでは、

非常に違って来る。

或は全然正反対になる場合だってあるでしょう。

それ故、浅はかということが一番いけない。

場当りということくらい悪いことはありませぬ。

況や重大な問題に於てをやであります。

      <感謝合掌 令和5年6月3日 頓首再拝>

ChatGPTに関する式辞 - 伝統

2023/06/07 (Wed) 09:53:13


東大入学式、総長式辞

       *Web:朝日デジタル(2023年4月12日)

(1)対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」について言及。
   米ノースイースタン大学長の著書「ROBOT-PROOF:AI時代の大学教育」
   を引用し、

   「AIやロボット技術の進化した時代の大学教育では、
   創造性を育む基盤として経験学習が重要である」と述べた。

   (「ROBOT-PROOF:AI時代の大学教育」
     → https://note.com/morikita/n/nec873a5b0b33 )

(2)集団の構成員の多様性だけでなく、個人の内面の多様性も重要だ
   と指摘し、

   「多様な考えや価値観に触れるなかで、
   新たな自分に気がつくこともイノベーションであり、

   みなさんには、そうした気づきを学生時代にたくさん実感してほしい」

   とエールを送った。


   全文は
    → https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message2023_01.html

・・・

ChatGPTで作成した大学卒様式式辞

「ChatGPTで式辞」に反響 富山県立大学長が披露し、妻からは「ダメ出し」
  → https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2303/20/news095.html

Web上での反応
https://web.news-aws.nicovideo.jp/watch/nw12285403

      <感謝合掌 令和5年6月7日 頓首再拝>

【テクノロジーが予測する未来】 - 伝統

2023/06/19 (Mon) 11:44:05


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.12)より

   (伊藤穣一氏の心に響く言葉より…)

   世界はこれから、こうなる来たるweb3時代に、結局のところ、
   世界はどうなっていくのでしょうか。

   ガバナンスは、トップダウン型からボトムアップ型へ、

   消費は、大企業主導の大量生産・ 大量消費型から、
   より細分化されたリレーション型へ、

   という具合に、社会のあらゆるところで
   「Decentralized ・ディセントラライズド=分散化 (非中央集権化)」が
   起こっていく可能性は高いでしょう。

   そのなかで、web3で生まれたさまざまな仕組みが、
   環境問題をはじめとする社会問題の是正に役立てられていくことも、
   大いに考えられます。


    web3はある意味、1960~70年代、
   アメリカでヒッピー文化が盛り上がった頃の雰囲気に似ています。

   ベトナム戦争中のアメリカで、
   ヒッピーたちが旧来社会から離反して新しい文化を生み出したように、

   web3世代は、経済一辺倒の資本主義的な価値観から離反して、
   新しい文化を生み出そうとしている。

   組織に属さずDAOで自分の能力やスキルを発揮したり、

   NFTでお金に換算できない価値を大切にしたり、といったことです。

   ヒッピー文化は、
   長引くベトナム戦争に対する厭戦ムードから生まれたムーブメントでした。

   web3が、それと文化的にどこか似た雰囲気を漂わせているのは、

   いまなお悪化し続ける環境問題や経済格差、それに加えてコロナ禍と、
   改めて、さまざまな問題が噴出している世の中で、
   特に若者を覆うムードが似ているからなのかもしれません。

   Webl・0やWeb2.0は
   「インターネット、おもしろいよね」
   「SNS、イケてるよね」というような気軽なノリでしたが、

   web3には、社会変革につながるような強い文化的なエネルギーを感じます。



   そして、web3では、個人の働き方は
   「組織ベース」ではなく「プロジェクトベース」になっていきます。

   その主体は「DAO」です。

   DAOは会社組織ではなく、プロジェクトごとに立ち上げられるので、

   個人は、自分が興味を持ち、貢献できそうなDAOを見つけるごとに
   「参加する」というかたちで働いていくことになります。

   作品ごとに制作チームが立ち上げられて、
   スタッフや俳優を集めて進められる映画制作のような感じです。


   だんだんと会社員の副業・兼業が解禁され、
   「パラレルキャリア」といった言葉もよく聞かれるようになっている昨今ですが、

   DAOで働くようになったら、
   もはや「本業・副業」という概念すらなくなるでしょう。

   自分の能力やスキルの使い道は1つとは限りません。

   DAOに参加した場合、自分はひとりのトークンホルダーになるだけで
   雇用契約を結ばない場合が多いので、
   同時多発的に複数のDAOに参加することが当たり前になっていくと思います。


     《ビジネスは「映画制作」のようになる》

        <『テクノロジーが予測する未来』SB新書>

        ・・・

伊藤氏は、日米の金融の違いについてこう語っている。


『すでにアメリカの証券会社では、顧客の希望に応じて資金の一部を
 クリプトエコノミー(暗号資産の経済圏)に回すというのが当たり前になっています。

 投資家はいまや「クリプトエコノミーに資金を入れていない証券会社の口座は
 閉めちゃおうかな」という意識になっており、

 証券会社 のほうにも
 「クリプトエコノミーに資金を入れていないとパフォーマンスが落ちる」
 という危機感がある。

 日米の金融界の意識の差を感じますが、
 そもそも日本は制度的に大きな問題を抱えているのです。

 日本では法律上、金融機関は
 暗号資産を扱う取引業者になることができません。

 もし交換業者になりたかったら、別会社を設立しなくてはいけません。

 そうなると当然、資金をクリプトエコノミーにも投じたい顧客は、
 法定通貨用と暗号資産用の2つの口座を
 つくって別個に管理することになります。

 こういう制度設計になっている以上、
 日本では「資金の一部をクリプトエコノミーに回す」ということ自体が、
 とてもやりにくい。

 もしやるとしたら、別途、暗号資産用の口座を開く必要があり、
 管理が面倒このうえない。

 これでは参入障壁が高過ぎます。

 制度の根底には、おそらく投資家保護の観点があります。

 いってみれば、クリプトエコノミーに対する警戒感から設けられた
 「参入障壁」という巨大なファイアーウォール。

 これを取り払わない限り、日本の金融界のweb3化は進みません。

 金融機関が暗号資産を扱えないことで、
 個人投資家の間の「暗号資産=怪しい」
 という空気が変わっていないという点も大きいと思います。

 一方、みずからリテラシーを身につけ、
 クリプトエコノミーでの投資に関心を示す人が増えていることも事実でしょう。

 こうしている間にもクリプトエコノミーに対する関心が高まり、
 自分でDeFiに資金投入する投資家なども増えていき、
 気づいたときには既存の銀行や証券会社が・・・・・・と、
 そんな望まざる未来も思い浮かんでしまいます。』


今、多くの業界で、破壊的なゲームチェンジが起こっている。

世界は新しいルールで動き始めた、ということだ。

この歴史的な大転換の時、

その変化の瞬間に立ち会えることに、
ワクワクしている人と、不安で一杯な人がいる。


学びを深め、変化を楽しめる人でありたい。

・・・

<参照>

【書評・要約】テクノロジーが予測する未来|Web3の本質を学べます
https://ishiishi-blog.com/technology-future/


【書評:1879冊目】テクノロジーが予測する未来
https://sharedoku.com/archives/25658


テクノロジーが予測する未来を読んだ感想【要約】
https://www.mydartsjournal.com/entry/2023/05/08/002314



動画
【10分で解説】テクノロジーが予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる
https://www.youtube.com/watch?v=6iRsAvfiNzc

           <感謝合掌 令和5年6月19日 頓首再拝>

【「流される」から、遠くへ行ける】 - 伝統

2023/06/25 (Sun) 07:49:32


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.11)より

   (クリエイティブ・ディレクター、箭内(やない)道彦氏の心に響く言葉より…)

   僕は実はたくさんの失敗や挫折を経験してきました。

   大学は3回も落ちましたし、就職してからも7年以上
   「自分の個性がわからない」と悶々(もんもん)としていました。

   仕事のプレゼンで、自分の意見を押しきれず、
   悔しい思いをしたこともあります。

   うまく自己主張できないし、やりたいこともわからない。

   とことん沈んだときもありました。


   …しかし、ある日、気が付いたのです。

   「個性、個性というけれど、そこまで個性が大事なのか」

   むしろ、「つい、他人に合わせてしまう性格」
   「相手を喜ばせたい性格」が個性なのでは…と。


   僕は子供の頃から、人によく思われたくて、
   他人に合わせて生きてきたところがあります。

   意見が対立しても、ケンカするぐらいなら
   その人が喜ぶような返事をしておけばいいや、と考える。

   だから優柔不断な態度をとるときもあります。

   ある意味いい加減な生き方をしてきたと言えます。


   ところがこの生き方が、
   社会に出てみたら意外と役立ちました。

   人目が気になったり、人に合わせるということが、
   大人社会の人間関係では
   喜ばれるということに気がついたんです。

   こんな話をすると
   ネガティブ思考のようですが、そうではありません。


   成り行きに従うからといって、
   相手の言うことに全部従うのではありません。

   「相手の言うことを全部聞いて、
    それを何倍にも膨らまして返す」
   ということを心がけると、仕事がうまくいきだしました。

   これが「クリエイティブ合気道」の要です。

   合気道という武道は、
   相手の力が大きければ大きいほど、
   相手を遠くに投げ飛ばすこと ができます。

   ここに、他の武道にはない面白さがあります。

   この合気道の「相手の力を利用する」というワザが、
   あなたの仕事にも応用できるかもしれません。

       <『考える力をつくるノート』講談社>

       ・・・

箭内氏は「クリエイティブ合気道」についてこう語る。


『仕事をしていて、いちばんうれしいのは
 「楽しそうですね」と言われることだ。

 あるときから、
 たとえ楽しくない仕事でも、「なるべく楽しいフリ」をしていた。

 本当は全然楽しくないときも、相当に楽しいフリをあえてした。

 そうしているうちに、
 本当に楽しいのか、楽しさを演じているのか、
 自分でもわからなくなっていった。

 あるときタワーレコードの
 「NO MUSIC, NO LIFE.」キャンペーンを手掛けることになった。

 この広告の作り方は、

 ミュージシャンともう一人が登場するが、
 登場してもらうミュージシャンに、
 その人が大好きで一度会ってみたかった人を指名してもらう。

 だから、広告に出てくる人たちは、
 みんな本当に好きな相手と仕事をしている。

 「好き」という「相手の力を引き出す」
 (=クリエイティブ合気道)ことで、想像以上のパワーが生まれた。』


論語の中にこんな言葉がある。

《子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず。

 これを好む者はこれを楽しむ者に如かず。》

孔子は言った。

たとえ専門の知識があったとしても、
それを好きな人間にはかなわない。

好きな人間も、
それを楽しんでいる者にはかなわない。


仕事にしろ、学びにしろ、
最後はそれを楽しんでやっている者には誰もかなわない、
ということだ。

「好き」と「楽しい」という感情は
とてつもないパワーを秘めている。


人から「頼まれる」人生を送っている人は、一見すると
「流されている」ように見える。

自分の意思が入っていないからだ。

しかし、その頼まれごとを引き受け続けると、その中に、
「好き」や「楽しさ」を見つけることが容易にできるようになる。

つまり、どんな環境に置かれても、
その場を楽しむことができるようになるということ。

すると、知らないうちに、
自分が思ってもみない場所にいることがわかる時がくる。


『「流される」から遠くへ行ける』という言葉を胸に刻みたい。

・・・

<参照>

多読書評ブロガーおすすめ本
「クリエイティブ合気道」(箭内 道彦)
https://ameblo.jp/satokumi1718/entry-10297123498.html

           <感謝合掌 令和5年6月25日 頓首再拝>

【人から選ばれるために必要なこと】 - 伝統

2023/07/07 (Fri) 09:47:36


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.13)より

   (勝間和代氏の心に響く言葉より…)

   人間関係をよくしたいと思ったら、
   まず、 自分の体調を整えて、機嫌をよくしておくことが基本です。

   体調と機嫌がよければ、 少々嫌なことがあってもスルーできますし、
    嬉しいことは素直に喜べるからです。

   そういう人とは、安心して接することができます。

   その心理的安全性こそ、人から選ばれる第一条件です。


   私たちの人間関係も、安全第一なのです。

   肉体的にはもちろん、精神的にも危害を加えられたくないし、
   恐怖や怒り、不安も与えられたくありません。

   その場の空気を壊す人も警戒しますし、
   嫌味を言って攻撃する人や、足を引っ張ろうとする人も敬遠します。

   そういうことをしないで安全である、という基本保障をすることが、
   人から選ばれるために欠かせません。


   安全でない相手と一緒にいると、
   空気を壊すんじゃないか、
   攻撃されるんじゃないかと気が気でなく、
   リラックスすることも楽しむこともできません。

   もし親族であっても、そういう人とは
   ちょっとずつ遠ざかっていくしかないかな、と思います。

   これは個人の判断なので、
   どこまでリスクを取るかは人それぞれですが、
   私ならそうすると思います。


   お金持ちの人がどうしてお金持ちとしか付き合わないかというと、
   どれだけ稼いでいるのかとか、
   おごってくれとか言われる心配がなくて、
   心理的安全性を保てるからでしょう。

   普段の生活の話をして、自慢話に捉えられる心配もありません。


   安全であることは人から選ばれるために欠かせませんが、
   基本条件にすぎず、安全だけれども、こっちから話を振らないと
   会話が続かないという人は選ばれません。

   なぜなら、一緒にいて楽しくなく、
   相手に、黙っているのは機嫌や体調が悪いせいなのか、
   などと気を使わせるからです。

   すなわち、コストパフォーマンスが悪いということ。


   この場合のコストとは
   金銭的な費用という意味より、気持ちの労力という意味を指します。

   そうしたコストがかからなくて、
   一緒にいて楽しくて、面白くて、役に立って、
   といろいろなメリットがある人は、多くの人に選ばれます。


   私たちが買い物をするときは、
   できるだけ低価格で高品質のコスパのいいものを選ぶようにします。

   それで買ってよかったと思うものをリピートします。

   それとまったく同じで、
   人間関係も労力がかからなくて
   メリットが大きくてコスパがいいことが、 関係性が続くコツです。


   メリットを大きくする付加価値は、
   話題が豊富、面白いことを言って笑わせてくれる、
   気配り上手、アイデアが豊富などのほか、
   オシャレでセンスがいい、ということも含まれるでしょう。

   もっとも
   黙っていると選ばれないからといって、
   自分の話ばかりするのもNGです。

   相手の話は同調しながらちゃんと最後まで聞いて初めて話す、
   というのが大人の会話の進め方です。

   相手が話している途中で、
   「わかるわかる、実は私もこういう体験があってね」と
   自分のことを話してはいけません。

   共感するとつい話したくなるものですが、
   相手が話す機会を奪うことになるからです。

   話すのは、相手の話が終わってからです。

       <『100歳時代の勝間式 人生戦略ハック100』KADOKAWA>

         ・・・

「心理的安全性」は、
ハーバードビジネススクールのエイミーエドモンドソン教授により提唱された
概念だが、Googleの実証実験によってその有効性が認められた。

チームの中に、「心理的安全性」があることで、
パフォーマンスが向上し、生産性が高まったのだ。

まさに、これは人間関係に最も必要なことで、
特に気の置けない仲間には必須の条件となる。


また、人間関係をコスパという言葉で表すのは少し引っかかる感じもするが、
わかりやすいことは確かだ。

ここで言う「コスパ」は、
ただの損得勘定ではなく「心の負担が軽い」と言った意味で使われている。

変に気を使うことなく、楽しく過ごせることを
ここでは「コスパがいい」という。

確かに、つまらない人と長時間一緒にいると
「ああ、時間がもったいなかったな」、と後で感じる。


人から選ばれるために必要なことを身につけたい。

・・・

<参照Web>
マインドマップ的読書感想文
https://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/52377941.html

            <感謝合掌 令和5年7月7日 頓首再拝>

ミシガン大学 2022卒業式スピーチ マリア・シュライバー氏 - 伝統

2023/07/11 (Tue) 09:19:03

ミシガン大学 2022卒業式スピーチ マリア・シュライバー氏
Web:logmi.Biz(2022-05-23)
https://logmi.jp/business/articles/326601

「恐怖とは敵ではなく、有能な教師であり生涯の友」
マリア・シュライバー氏が語る、“人生の地獄”の歩き方


(以下は抜粋です)

(1)恐怖に向き合うことで、自分の真の姿と向き合うことができる。

(2)自分の真の姿は、自分からも他人からも隠すことはできない。

(3)恐れは、自分が持つ勇気に気付く「窓」である。

  ①恐怖や不安は、幻覚です。

  ②みなさんや世界が直面しているこの不安定な時代は、
   実はみなさんにとっては大きなチャンスです。

   みなさんが感じている恐れは、
   内包する勇気を視認する「窓」です。

   私たちが直面しているこの時代は、
   勇気を持つ者のためのものです。

(4)恐怖とは敵ではなく、有能な教師であり生涯の友である。

  ①今この瞬間、社会は、みなさんの本音や決断、
   クリエイティビティ、想像力を必要としています。

  ②自分自身の真の姿を知り、一番大切にしているものを
   自分が信じることで、これらを達成できます。

  ③世界は今後も変わり続けます。
   それに伴い、みなさんも変化します。

   自分の恐れとは何なのかを探求してください。
   恐れの背後や底部に何が潜んでいるのかを突き止めてください。
   突いたり刺したり、いろいろ試してみてください。

   恐怖とは敵ではなく、有能な教師であり生涯の友だと
   認識してください。

  ④恐怖をなだめ、自分の感情をうまく落とし込み不安を解消できる、
   生涯使える手段を身につけてください。

(5)恐怖やつらさを乗り越える力は、すでに備わっている。

  ①何よりも大事なのは、
   つらい時を乗り越えることができる力が
   みなさん自身の中にあると信じることです。

   実際、乗り越えることはできます。

  ②必要とする力を、すでに卒業生のみなさんは持っているのです。
   その力は、外部にはありません。

   内在するその力にアクセスする一番良い方法は、
   「怖いと思っていることをすべて実践してみること」です。

(6)勇気とは、「助けてほしい」と口に出して言えること。

  ①勇気とは、「大丈夫ではないから助けてほしい」と
   口に出して言えることです。

  ②勇気とは、自分は崇高な目標のために存在していると
   信じることであり、それは真実です。

  ③そして勇気とは、自分が生きる時間を費やして
   他者を光で照らすことです。

  ④私たちには、他者を評価することをやめる勇気が必要です。
   私たちは支え合って生きています。

   みなさんの世代は、人類史上もっとも孤独な世代ですが、
   他者やコミュニティに頼ること、お互いに支え合うことが、
   なにげない日常に隠れている解決策です。

(7)折れない自分を維持するために大切にすべき「自然な気持ち」

  ①私たち現代アメリカ人は、
   これまでにないほどお互いを警戒し合っています。

   声を上げることを恐れ、拒絶されることを恐れ、
   気候変動を恐れ、不安を恐れ、メンタルヘルスの不調を
   恐れています。

   人々は死を恐れ、何にもまして恐ろしいことに、
   生きることに恐怖を抱いています。

  ②みなさんは、すでにその治療法を持っています。
   恐怖を感じるものを受け入れることで、
   自分をもっとも輝かせるものが何かがわかるはずです。

  ③自分の自然な気持ちを抑え込もうとする時が、
   必ずあるはずです。

   自分の気持ちに恐れを抱き、
   他者からも恐れられるかもしれません。

   でも自然な気持ちを恐れてはいけません。
   その逆のことをしましょう。

  ④内在する炎や自然な気持ちを大切にすれば、
   折れない自分を維持できます。

   内なる炎や自然な気持ちを持ち続ければ、
   自分の真価が発揮され、
   自分にとっての真実を語ることができます。


(8)声を上げて生きる勇気を持つことは、「思考停止」を防ぐ

  ①2022年卒業生のみなさん。
   これまで以上にみなさんは必要とされています。

   権力に対して真実を口にしてください。
   社会が線引きした枠を超えてください。

   声を上げて生きる勇気を持つことは、思考停止を防ぎます。

   困ったことに、大半の人が思考を停止させています。

  ②多くの人が恐怖に負けてしまいます。

  ③みなが安心と安全を求め、自分の能力と持つ力を恐れています。

   あまりにも多くの人が長く囚われの身となっています。
   なぜなら、未知を恐れ、他者を傷つけることを恐れ、
   安寧の地を捨てて前へ進むことを恐れているからです。

  ④みなさんの思想や言葉、行動によって、
   アルツハイマー症、認知症や多発性硬化症、がん、
   パーキンソン病などの治療薬を開発しなくてはなりません。

   分断されてしまったアメリカを団結し直さなくてはなりません。

            <感謝合掌 令和5年7月11日 頓首再拝>

【AIはいま、 シンギュラリティに達しつつある】 - 伝統

2023/07/15 (Sat) 11:29:27


    *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.7.15)より

   (堀江貴文氏の心に響く言葉より…)


   テクノロジーの進化はすさまじい。

   それは私たちのビジネス、ライフスタイル、価値観、
   そのすべてをどんどん更新していく。

   かつて十年一昔と言ったものだが、いまや1年が一昔だ。

   特に生成AI(人工知能)の進化には目を見張るものがある。


   先日、広島で開催されたG7サミット(主要国首脳会議)では
   生成AIの利活用をめぐり、その推進派と規制派とで意見が割れた。

   そういうものだ。

   革命的なテクノロジーが生まれると、ひととき世界は混乱する。

   そしてやがて受け入れられていくのである。

   テクノロジーにはあらがえない。


    AIはいまシンギュラリティに達しつつある。

   人類の知能をいよいよ人工知能が超えるのだ。

   私たちは人類史に残る転換点に立っている。

   世界は拡張し、爆発し、あらたな次元を切り開く。


   これからの激変に適応できない人は生き残れない。

   それは事実である。

   世界が変わるようにあなたも変わらなくてはいけない。

   文明とはそういうものだ。


   でも人は変化を恐れる。

   積み上げてきたものが無駄になると考えるからだ。

   悪い癖だ。

   なんでも数値に換算したがるからそんなつまらない恐れを抱く。


   いくら世界が変わろうとも、
   あなたが培(つちか)った経験はかけがえのないものだ。

   無駄になんかならない。

   あなたの経験はあなただけの魅力だ。

   人間的厚みというものだ。

   そしてそれこそが力の源なのである。

   だから止まってはいけない。

   次のフェーズに進むのだ。



   21世紀のいま、ついに本物の“ドラえもん"が現れた。

   あんなことも、こんなことも、
   ふしぎなポッケで叶えてくれるドラえもん。

   その実の名を
   「ChatGPT (チャットジ ーピーティー)」と呼ぶ。

   ChatGPTとは、対話型AI(人工知能)によるチャットサービスである。


   以前からAIを用いたチャットサービスは存在していた。

   企業が顧客対応としてウェブサイトに導入している
   チャットボットなどがそうだ。

   そうした従来のチャットボットは、
   こちらの質問に対し、限定的なテンプレートの回答を返すだけだ。

   でも ChatGPTは違う。

   こちらのあらゆる質問、要望に博覧強記の知識で応じてくれ る。

   あんなこと、こんなこと、なんでもこいなのだ。



   文法を知らなくても私たちは日本語を操れる。

   GPTもそうだ。

   GPTが生成する言語は、文法に基づくものではない。

   私たち人間と同じく、自然言語の大量インプットを経て、
   そこから妥当と判断される自然言語を再構成している。

   つまりGPTは表面上だけ人間に似せているのではない。

   その内面、メカニズムも人間のそれと一緒なのだ。


   囲碁、将棋、チェスなどの盤上ゲームの領域ではすでに
   シンギュラリティを通過し た。

   人間の棋譜をもとにAI同士に天文学的な数の対局を実行させた成果だ。

   そして 自然言語処理という
   人間の領域においても同様のプロセスが加速度的に進んでいる。

   これらシンギュラリティは人間の叡智にほかならない。


   人間とAIの境界線は消えつつある。

   AIが人間を侵食している?

   違う。

   AIと人間は融合していくのだ。

   そして私たち人間は、私たちAIは、さらに高みを目指す。

   これから想像を超えた文明が切り開かれていく。


     <『堀江貴文 2035 10年後のニッポン』徳間書店 >

        ・・・

本書には、10年後の未来について、次のようなことが書いてある(抜粋)。


■AIが子どもと老人を支える

■円安は続き・円安が起爆剤になる

■年金は絶対に破綻しない

■働き先として除外される日本

■沖縄はハワイになれる

■オフラインが最強という新常識

■“マッチングアプリ婚”が王道になる

■老人の定義が変わる(75歳以上に)

■寄生虫が和食を脅かす(アニサキス)

■スタートアップに人が流れる

■自動車界の日本包囲網が加速する(ガラケーで起きた惨劇が繰り返される)

■「人工の太陽」がいよいよ稼働する(核融合炉の実用化)

■通信の破壊的革命(宇宙開発・人工衛星)



今までの常識が次々と覆(くつがえ)される未来。

生き残るため…

いくつになっても、勉強が必要だ。

         <感謝合掌 令和5年7月15日 頓首再拝>

【発憤すること】 - 伝統

2023/07/19 (Wed) 09:18:41


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.23)より

   (斎藤一人さんの心に響く言葉より…)

   よく「足るを知る」って言うだろ。

   おしなべて、ここにいるみんなは、オレと比べたら年下だ。

   キミたちは今時分から「足る」を知っちゃ、ゼッタイ、ダメなんだよ。

   もっと出世欲をもって働くの。


   なぜかって。

   「若い」ということは、いろんなものが足りないんだよ。

    知恵も足りなきゃ、金も足りない。

    まだまだ経験積まなきゃならないし、貫禄もない。

   なにもかも、ぜんぶ、足りないんだよ。


   それで、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と言うけど
   アレはな、いいかい、ちゃんと覚えとくんだゾ。

   実ればたれる稲穂実ってから、たれてるんだよ。

   わかるかい?
   みんな、まだ、たれちゃダメなんだよ。

   まだまだ、これから実ってくるんだよ。

   頭をピーンと上に向けてな、上に、上に、ってあがってくの。

   そしたら、そのうち、時期がくると実ってくるから。

   そうすると、ほっといても自然に、たれてくるものなんだよ。


   実ってもないのにたれてるヤツは、根腐れでも起こしてるの。

   根っこが腐ってる。

   若いうちから腐ってちゃイケないよ。

   まだ「足る」を知るほど、キミらは、実ってないんだから、
   そのアタマ、あげなよ、って。

   胸張って、肩でこう風切って歩くんだよ。


   自慢じゃないけどな。

   一人さんだって、いまだに「足る」を知らないんだゾ (笑)。

   商品でも本でも、もっともっと喜ばれるものを提供したいの。

   みんなにしあわせになってもらいたい。

   もっと魅力的な人間になって、もっともっと女性にモテたいしな(笑)。


   だから、富士山にはてっぺんはあるけど、オレの人生にてっぺんはない。

   ともかくな、オレたち、たれてちゃダメなんだよ。

   まだ天に向かって、「上だ、上だ」って伸びていく、
   そういう時期なんだよな。

   わかるかい?

      <『人生に成功したい人が読む本』PHP研究所>

       ・・・

「足るを知る」とは、老子の言葉だ。

「足るを知る者は富む」といわれ、
自分の身のまわりにある、モノやお金、家や経歴などに不平、不満を言わず、
満足することで、感謝の念が生まれ、結果として富む、ということ。

他人をうらやんだり、比較したりしてはいけないということでもある。

しかし、足るを知ると言っても、
「発憤(はっぷん)」する気持ちまでなくなってしまってはいけない。


「憤(ふん)の一字は、これ進学の機関なり」 (言志四録/佐藤一斎)

という言葉がある。


発憤するということは、学問をする上で最も必要なことであるという意味だ。

発憤とは、「なにくそ、負けてたまるか」という気概や闘志のこと。


他者に勝つのではなく、自分の気持ちに喝を入れ、鼓舞する言葉。

学問だけでなく、事業を興したり、人生に危機が訪れたようなとき、
この「発憤」が必要となる。

「発憤」がなければ、自身を磨くことも、向上することもできない。


もっと、魅力的な人間になるため…

「発憤」が必要だ。

         <感謝合掌 令和5年7月19日 頓首再拝>

【誰もが常に人生の初心者】 - 伝統

2023/07/25 (Tue) 10:17:47


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.24)より

   (白取春彦氏の心に響く言葉より…)

   《勇気をもって決断する》
 
   人生のまっただ中で、若い人たちがとまどっている。

   この人生の中で、何をどうすればいいか わからないからだ。

   迷い、怯え、自己過信などとうの昔に失い、さらには残る自信を削られ、
   自分の力のなさと能力の乏しさを感じるだけの日々。

   そうこうしているうちに、
   望みの多くを達成しないままに、確実に歳だけが増えていく。


   実は、こう感じているのは若者だけではない。

   いい歳をしたオトナも同じなのだ。

   なぜならば、みな人生の初心者だからだ。


   ところが多くの人は、オトナはいわば人生のヴェテランだと
   思い込んでいる。

   自分は人生のヴェテランだと称する中高年も実際にいる。

   けれども、十代のときに面したのと
   同じ問題が三十代になってもまったく
   同じ形で自分に向かってくるわけではない。

   三十代になれば
   三十代の問題がつきつけられる。

   七十代になれば七十代の、
   そして衰弱や病気などの逃げがたい問題が加わる。


   そういう意味で、誰もがその時点において人生の初心者なのだ。

   もしそうでなければ、たとえば親の助言を聞いて同じように
   実行する若者ほど人生がたやすくなる。

   ところが、親の助言や知恵は有効ではないことがしばしばだ。

   すでに親が経験した時代とはまったく別の時代が今だからだ。

   よって、いつも昔の解決方法が有効だというわけにはいかない。


   昔の事柄にしか習熟していない親の助言や知恵が現代で無効ならば、
   若い人の問題や悩みを助けるのは何だろうか。

   書物だろうか、
   現代の問題についての新しい考え方だろうか。

   それらはときには有効であり、ときには有効ではない。

   なぜならば、個々人の問題に
   直接的に具体的に役立つようなものはないからだ。

   だからこそ、それぞれの人が
   それぞれの個人的な人生を選んでいく意味というものがあるのだ。


   それはともかく、問題解決に役立つものをどこかに探すという
   依存的な姿勢を脱すべきだろう。

   では、人生最初の問題に面したときにはどうすればいいのだろう。

   確実な答えがある。

   問題の前でいつまでも ぐずぐずしていないことだ。

   すなわち、決断をする。

   その決断がまちがっていたらどうしようなどとは絶対に考えない。

   決断を自分で引き受け、自分で取り組むのだ。

   うまくいくかもしれない。

   ひどい目に遭うかもしれな い。

   その中間かもしれない。


   いずれにしろ、事態は必ず変転する。

   これは、超人のやり方の一つだ。

   おじけづいて引き下がらない。

   人目を気にしない。

   前例の真似をしない。

   おずおずと取り組まず、何事にも堂々と果敢に取り組む。


   そして、どういうことが起きようとも反省などしない。
   もちろん、後悔もしない。

   自分の決断が新しい時代を生むことになったら、また自分で決断する。

   そして力の限りに取り組む。

   そうしていくうちに、すべてが変わる。

   自分すら変わる。


   それには少しの勇気が必要だ。

   その少しの勇気すら持とうとしないならば、
   人生はいつのまにか耐えがたい地獄になってしまう。

   しかし、少しの勇気で決断すれば、人生はとても面白くなるのだ。

      <『人生がうまくいく哲学的思考術』ディスカヴァー>

        ・・・

どんな問題も、厳密にいうなら、過去と同じ解決策は有効ではない。

なぜなら、時代は常に変わっているからだ。

それは、「成功事例は踏襲する」という「前例踏襲」がダメなのと同様だ。

かつて成功した方法と同じ方法でやった
としても、ほとんどはうまくはいかないからだ。


たとえば、15年前にはiPhoneはなかった。

スマホがなかった時代と、現代ではすべてが大きく変わっている。

だからこそ、どんなに経験を重ねたベテランであろうと、どの年齢も初心者なのだ。

本当は、すべては初めて経験することばかり。


人生に謙虚な人であればあるほど、自分が初心者であることを自覚している。

いくつになろうと…

「誰もが常に人生の初心者」という言葉を胸に刻みたい。

         <感謝合掌 令和5年7月25日 頓首再拝>

【直観力は経験の多さから生まれる】 - 伝統

2023/07/28 (Fri) 10:57:24


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.29)より

   (井上裕之氏の心に響く言葉より…)

   人生は選択の連続です。

   大きな決断をする場合はもちろんですが、
   日常のなかのあらゆる場面で、いま電話をするか明日にするか、
   バスで行くか電車で行くかといった具合に、
   何かと迷う場面に遭遇します。

   大した選択ではないと考えてしまいがちな、
   ほとんど無意識のうちにチョイスしているようなことも、
   大きな人生の選択につながることも多々あります。

   あのときに電話をしていなかったら、
   成功につながるタイミングを逃すところだったとか、

   もしも電車を選んでいたら脱線事故に巻き込まれて命を落としかねない
   ところだったなど、

   あとになって自分の直感が正しかったと胸をなでおろすようなことが
   あるのではないでしょうか。


   私は物事を理論的にとらえ、
   自分の環境や世の中の動きをふまえたうえで
   熟考して前進するのが信条です。

   でも何事も最後は「直感」で決めています。

   けっきょく最後は「勘」なのかと思う人がいるかもしれませんが、
   「直感」と 「勘」は違うというのが私の見解です。

   「直感」が人生の経験値から生じるものであるのに対し、

   「勘」とは、根拠のないあてずっぽうな感覚だと分別しているのです。


   たとえばAというコーヒーショップとBというコーヒーショップが並んでいて
   「Aだ」と決めるときに、いちいち「AとBの違いは何か?」などと
   考えているわけではありません。

   でもあらためて「なぜAにしたのだろう?」と考えたときに、
   その理由を挙げることができれば、
   それは直感で選んでいるといえるのです。

   Aのほうがきれいな外観だったからという理由だったとして、
   その人はきれいな店のほうが当たりが多い
   ということを経験的に学んでいた。

   正しくは、その人の潜在意識が
   新しい店のほうがいいという情報をもっていたのです。


   日常生活のあらゆる場面で、
   潜在意識はその人が経験した出来事をフィルターにかけ、
   「これはいいこと」「これは悪いこと」と分別して記憶しています。

   私たちが無意識のうちに備える情報は膨大だといえるのですが、
   ここで大切なのは、経験値が高ければ高いほど直感にすぐれていく
   ということです。

   経験値の高さは年齢とは比例しません。

   極端な話、50代であっても
   働いた経験のない人が起業するのは無謀だといえるでしょう。

   逆に若くても、社会のなかでもまれてきた経験のある人なら
   成功する可能性が高いといえるのです。


   したがって、若いときほど努めて
   いろんな経験をするほうがよいのです。

   仕事やビジネスではよく「強みを活かせ」ということがいわれますが、
   それはある程度経験を積んだ人にはあてはまっても、
   たとえば20代の人にはいう必要がない言葉です。

   若いときはとにかくいろんなことに好奇心をもって挑戦していくことが大切で、
   その頃に自分の強みだけをやろうなどと考えると、
   人生の幅を狭めてしまいます。

   最初はとにかく風呂敷を広げていろいろな経験を積むことで、
   本当に自分にとって大切なものが見えてきます。

   それを徐々に自分の強みに変えていけばよいのです。

    <『人生の黄昏を黄金に変える「賢者のかけ算」』サンマーク出版>

         ・・・

アスリートも、経営者も、
直観力が鋭くなければ生き残ることはできない。

多くの失敗や成功の経験を通して、
一つの道をきわめた人は、いちように鋭い直観力を持っている。

だからこそ、予測もできないような困難を回避したり、
逆境を乗り切ったりすることができるのだ。

「何か変」「嫌な感じ」「違和感がある」
「なんだかスムーズにいかない」
「どこか引っかかる」「楽しくない」
「なんとなく好きじゃない」

などの直感が働いたときは、

もう一度検討しなおしたほうがいいかもしれない。


これからの時代は、「直観力のない人」は生き残っていけない。

なぜなら、直観力の働かない人は、
コンピュータやロボットに置き替わる運命にあるからだ。


直観力は経験値という場数を踏むことによって生まれる。

「直観力は経験の多さから生まれる」


仕事や人生においても…

失敗を恐れず、場数を踏み、「直観力」を身につけたい。

         <感謝合掌 令和5年7月28日 頓首再拝>

【たくさん読んで、たくさん書く】 - 伝統

2023/08/04 (Fri) 09:19:08


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.28)より

   (樺沢紫苑(かばさわしおん)氏の心に響く言葉より…)

   文化庁の「国語に関する世論調査」での
   「1か月に大体何冊くらい本を読んでいるか」 (雑誌や漫画をのぞく)
   という質問に対して、

   「本を1冊も読まない」 と答えた人が、全体の47.5%にものぼっています。

   驚くことに、日本人の半数近くが本を読む習慣がないのです。

   「1、2冊」と答えた人が34・5%。

   「3、4冊」が10.9%。

   「5、6冊」が3.4%。

   「7冊以上」が3.6%です。


   つまり、月に7冊読むだけで、あなたは読書量において
   日本人の上位4%に入ることができるのです。

   月に7冊といえばとても多いように思えますが、
   4日に1冊のペースで読めばいいだけです。


   あなたが会社のライバルを抜き去りたいのであれば、とりあえず
   インプットの量と質で勝たなくてはなりません。

   その目安としては、月7冊。

   もしあなたのライバルが、月3冊しか読んでいないとすれば、
   月4冊、年間で50冊の差はつきますから、

   あなたはインプット量において、
   そしておそらくは「自己成長」の速度においても、
   ライバルに圧倒的な差をつけられるはずです。


   「インプット量」で勝ち、「アウトプット量」で勝ち、
   自己成長のスピードで勝てば、
   あなたはライバルに圧倒的に差をつけることができるのです。

   その第一歩が、「インプット量」を増やすこと。

   そのために一番簡単なのは、読書量を増やすことです。

   また、日本人で月10冊読む人は、約2%という数字も出ています。

   つまり月10冊の読書をすれば、
   日本人の上位2%に入れるということになります。


   本を読む人と読まない人の決定的な違いは、
   「文章力」があるかどうかに表れます。

   本を読んでいれば、たくさんの「文章」と接するわけで、
   当然「文章」に関する知識と直感も磨かれます。

   『キャリー』(永井淳訳、新潮社)、
   『シャイニング』(深町眞理子訳、文藝春秋)、
   『グリー ン・マイル』(白石朗訳、小学館)
   などのヒット作で知られるアメリカの小説家スティーヴン・キング。

   彼は自らの小説作法についてまとめた
   『書くことについて』(田村義進訳、 小学館)
   の中で、次のように述べています。

   「作家になりたいのなら、絶対にしなければならないことがふたつある。
    たくさん読み、 たくさん書くことだ。
    私の知るかぎり、そのかわりになるものはないし、近道もない」

      <『読んだら忘れない読書術』サンマーク出版>

         ・・・

樺沢氏は「文章力」についてこう語る。

『「文章力」というのは、
 実はインターネットの時代となった現在、極めて重要になっています。

 会社の通達やお知らせもメールで来るし、
 日報や報告書もパソコンで文書にしないといけない。

 一昔前であれば、 直接話し、直接伝えていたのが、
 最近では「文章」を通じた 「書く」「読む」ことによって
 コミュニケーションをする割合が飛躍的に増えています。

 仕事に限らず、友達との交流や恋愛、さらに夫婦や親子の交流、連絡も
 「メール」「メッセージ」なしでは考えられません。

 つまり、自分の考えを文章で的確に表現できる人は、仕事で成功する。

 また、自分の思い、気持ちを文章で的確に表現できる人は、
 友人や恋人、 家族と上手にコミュニケーションができ、
 友情と愛情に包まれた生活が送れるのです。

 インターネットの時代では、
 「文章力」は絶対に不可欠な「仕事力」だといえます。

 そして、「文章力」を鍛える ほとんど唯一の方法は、
 キングの言うように

 「たくさん読んで、たくさん書く」

 ことしかないのです。

 本を読まない。

 文章も書かない。

 それでいて、文章力を鍛えることは不可能です。

 言い換えると文章力を鍛える方法とは、
 インプットとアウトプットを繰り返すことです。』



文章力と同様に大事なのが「読解力」だ。

「読解力」がないと文章を読んでも、その趣旨をくみ取ることができない。

また、相手の話の意味を理解することもできない。

この「読解力」も読書でしか身につかない。


作家にならずとも、現代社会では、文章力や読解力は必須の能力。

「たくさん読んで、たくさん書く」ことが

できる人でありたい。

         <感謝合掌 令和5年8月4日 頓首再拝>

「栄冠は君に輝く」 - 伝統

2023/08/06 (Sun) 08:05:20


第105回全国高校野球選手権記念大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)
の6日の開会式で、

大会歌「栄冠は君に輝く」を

俳優で歌手の山崎育三郎さん(37)が歌うことが決まった。

https://vk.sportsbull.jp/koshien/articles/ASR846F03R84OXIE04Q.html


開会式で山崎さんが歌うのは、2021年に続いて2度目。

2年前はコロナ禍で無観客だったが、
今回は吹奏楽の演奏のもと、観客の前で歌う。

          ・・・

第105回全国高校野球選手権記念大会CM(Full・YouTube限定公開)
https://www.youtube.com/watch?v=zmTVmAhQf_E

・・・

<関連>

2021年、
山崎育三郎 甲子園開会式「栄冠は君に輝く」
第103回全国高校野球選手権大会
https://www.youtube.com/watch?v=zAyC5Xi1rCU

・・・

栄冠は君に輝く ~全国高等学校野球選手権大会の歌~

https://www.youtube.com/watch?v=A3pd2U_6Fxk



「栄冠は君に輝く」 作詞:加賀大介 作曲:古関裕而

1.雲は湧き 光あふれて
 天たかく 純白の球 今日ぞ飛ぶ
 若人よ いざ まなじりは 歓呼に応え
 いさぎよし 微笑む希望
 ああ 栄冠は 君に輝く


2.風をうち 大地を蹴りて
 くゆるなき 白熱の力ぞ 技ぞ
 若人よ いざ 一球に 一打にかけて
 青春の 讃歌をつづれ
 ああ 栄冠は 君に輝く


3.空をきる 球のいのちに
 かようもの 美しくにおえる 健康
 若人よ いざ 緑濃き しゅろの葉かざす
 感激を まぶたに描け
 ああ 栄冠は 君に輝く

         <感謝合掌 令和5年8月6日 頓首再拝>

【モノではなく、経験を買おう】 - 伝統

2023/08/21 (Mon) 12:40:47


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.5.9)より

   (ナイジェル・カンバーランド氏の心に響く言葉より…)

   「モノではなく、経験を買おう。
    経験に金を使えば、もっと幸せになれる。
    モノは壊れ、すぐに陳腐化するが、
    経験の記憶は思い出す度に良くなっていく」
        (ジーン・チャッツキー /マネーの専門家)


   「楽しい休暇旅行を過ごしたこと」 と「大切なモノを買ったこと」。

   あなたは、どちらをよく覚えているでしょうか?

   おそらく、旅の思い出のほうが印象が強いはずです。


   コーネル大学心理学教授のトーマス・ギルオービックによれば、

   旅行などの経験にお金を費やす「コト消費」は、

   物質的なモノにお金を費やす「モノ消費」よりも

   永続的な幸福感と充実感をもたらします。

   旅行、芸術鑑賞、習い事などの経験は、
   人生への満足感を高め、私たちを幸せな気持ちにします。

   意外にも、失敗した経験でさえも、
   私たちに前向きな記憶や感情を与えてくれます。

   海外旅行で訪れたギリシャで荷物をなくした、

   フランスでトラブルに見舞われたといった出来事や、

   アメリカのブロードウェイで鑑賞したミュージカルが面白くなくて
   がっかりしたという経験も、

   時の経過とともに良き思い出となり、私たちの心に永遠に生き続けます。


   一方、モノを買うことは、一時的には私たちを幸せにしてくれます。

   しかし、「外れ」 のモノを買っても、
   それは通常、時の経過と共に良き思い出になったりはしません。

   さらに、モノはすぐに時代遅れになります。

   数カ月もすればすぐに高性能の新製品が登場してしまうからです。


   私は最近、「コト消費」の価値を見事に表した言葉を目にしました。

   それは、

   「自分の人生を変えるような旅に
    お金を使ったことを後悔している人は、この世の中に一人もいない」

    です。


   《成功する人は「コト消費」の価値を知り、
    成功しない人はモノにばかり金を使おうとする》

       <『成功者がしている100の習慣』ダイヤモンド社>

       ・・・

ナイジェル・カンバーランド氏は「経験は二つに大別できる」、という。


『1つは【参加型】 
 ボランティア活動、スポーツ、芸術活動、旅行、習い事など。


  2つは【鑑賞型】 
 映画館や美術館に行く、建築物を観賞する、など。


 この2つを自分なりにうまくミックスさせて楽しみましょう。

 お金を理由に躊躇すべきではありません。

 無料で鑑賞できる美術館や展示会など、
 工夫次第でコストをかけずに経験できることはたくさんあります。


 そして、大事なことは、
 経験を楽しんでいるときは、写真を撮りすぎないこと。

 何かを経験するときは、ずっとカメラのレンズを覗いてばかり、
 といったことにならないよう に気をつけましょう。

 ギリシャ旅行をして
 アクロポリスの丘の上に座っているときは、
 その瞬間そのものを味わいましょう。

 カメラを通してではなく、光景を目に焼き付けましょう。

 写真は後でそのときのことを思い出すのには役立ちますし、
 誰かと共有することもできます。

 しかし、一番記憶に残るのは、その瞬間を全身で体験することです。

 何枚か写真を撮ったら、後はカメラをしまいましょう。』



おいしい料理を食べているとき、
SNSにあげるために、話そっちのけで
写真ばかり撮っている人がいる。

逆に、「昨日は、楽しすぎて写真撮り忘れました」とSNSに
アップしている人がいるが、それこそが本当の姿だ。

後々まで記憶にのこる旅やイベントはまさに、「楽しすぎたとき」。


モノではなく、経験を買うことができる人でありたい。

         <感謝合掌 令和5年8月21日 頓首再拝>

【(若者に急増)将来の選択肢を狭める思考】 - 伝統

2023/08/30 (Wed) 11:27:45


       *Web:noteリーダーズアカデミー(2023年4月21日)より

■出世を望まない若者

近年、出世を望まない若者が増えています。

皆が出世を望んでいた嶋津が若者だった時代からすると、
理解し難いところもありますが、

たしかに出世するということは責任も重くなりますし、
ときにはプライベートも犠牲にせざる負えないこともあります。

プライベートも充実させたい人からすると、

そこそこの給料で、
プライベートも楽しめる、今の待遇のままが良いという方も
いらっしゃるかもしれません。


けれども、
そんな近視眼的な考えで良いのでしょうか?

全員が、とまでは言いませんが、

近視眼的な人は
人生のどこかで後悔をすることになると、
私は思います。


これを言うと、
「将来どうなるかわからないから今が楽しければいい」
という人が出てきますが、

はたしてそうでしょうか?


人生100年時代に突入し、VUCAの時代と言われて久しい今日。

変化の激しい時代において、今から選択肢を狭めてしまっては、

今後の人生、
自ら自由を狭めているとしか思えません。


あなたは選択肢が少なく、
そのときに成し遂げたいことを
我慢しなければならない未来が訪れるとしたら、
それに耐えられるでしょうか?


もしも10年後20年後も、
自由を手にしたいと考えるのであれば、

将来に備えて選択肢を多く持っておいたほうが
良くないですか?


選択肢を多く持っておくことが、
若いときに一番に取り組むべきことです。


それが人生を豊かにすることにつながると考えています。

そして、その若いときに
もっとも学ぶべきものは「マネジメント」。


なぜなら、
もっともレバレッジが効く可能性が高い能力だからです。


マネジメントができる人は、
自分ひとりができる仕事の範囲や領域を超えて、
より大きな仕事ができる可能性を秘めています。


そして、今、

そこまで大きなことを成し遂げたいと
思っていなかったとしても、

必ずや役に立つときがきますし、

自由を手にする近道にもなることでしょう。

https://note.com/55shimazu55/n/n1014603bc819

         <感謝合掌 令和5年8月30日 頓首再拝>

【クリエイターエコノミーの時代がやってきた】 - 伝統

2023/09/05 (Tue) 08:51:03


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.18)より

   (元・リンクトイン日本代表、村上臣(しん)氏の心に響く言葉より…)

   《誰もがパラレルキャリアを築ける“クリエイターエコノミー”の到来》

   これまでの「別キャリアを作ろう」というキャリア論は、
   実際には理想論にすぎませんでした。

   しかし、実は欧米では、この理想が現実になってきている「現象」が
   起こっています。

   欧米では今、会社員が、勤めている会社とは別で、
   個人でもキャリアを作るというブームが起こっているのです。

   それを可能にしたのが、「クリエイターエコノミー」です。


   皆さんも近年のNFT熱の高まりで、一度は聞いたことがあるかもしれません。

   クリエイターエコノミーとは、
   テクノロジーの発達によって、クリエイターがものを作ったり
   売ったりする環境が整ってきた現象を指します。

   「そんなのクリエイターだけのものでしょ?」と思われるかもしれませんが、
   いま欧米で 起こっているのは、実はそういった
   限定的な現象ではありません。


   欧米では、プロのクリ エイターに限らず、
   一般の会社員が売れるものを作れるようになっています。

   そして、作ったものを十分な収入源として売ることで、
   パラレルキャリアを実現する人が増えているのです。

   つまり、クリエイターエコノミーは、
   多くの人がこれまでパラレルキャリアに踏み出せなかった
   「2つの原因」を見事に解決している潮流なのです。


   では、実際にどのように
   「作るハードル」と「売るハードル」を解消しているのでしょうか。

   ここで少しだけ、
   「クリエイターエコノミー」を象徴するテクノロジーについて
   触れておきましょう。


   例えば、「作るハードル」を解消するツールの一つが
   「Midjourney (ミッドジャーニー)」 です。

   ミッドジャーニーは、
   AIが説明文やキーワードとインターネット上にある絵を結びつけ、
   画像を生成してくれるサービスです。

   簡単にいうと、自分で絵を描かなくても、
   「こういう絵を描きたい」というイメージをちょっとした言葉で伝えると、
   それに合った絵が自動で生成される技術です。

    「絵を描く」 という技術を持っていない人でも、
   簡単に「絵」というコンテンツが作れてしまうのです。


   ほかには、文章の自動生成をする
   「GPT-3(ジーピーティー - スリー/現在はフォー)」というツールがあり、

   欲しい文章のタイトルや要約だけを入力すれば、
   それに基づいてAIが長文を作ってくれます。

   こちらも同じように「文章力」などなくても、
   「文章」というコンテンツが 作れてしまいます。

   クリエイターエコノミーでは、こういった
   「作る技術などなくても高品質のものが作れる」
   テクノロジーが次々に出てきているのです。


   「とはいえ、仮に作れても、収入源になるような値段で売れないでしょ?」と
   思う方もいるかもしれません。

   そんな「売るハードル」を解消しているツールに、
    「Fanhouse (ファンハウス)」というプラットフォームがあります。

   これは個人がコンテンツを有料で提供することを助けるサービスです。

   買い手に対して、
   月額課金を取ることもでき、個人が稼ぐことができています。


   また、趣味としてやっていたことが、大きな収入源として売れる例もあります。

   それが、 会員制のオンラインスクール(講座)を個人が作れる
   「Maven (メイブン)」というプラットフォームです。

   このサービスによって1対1のオンラインレッスンを開催したり、
   レッスン動画や教材などを配信したりできるようになっており、

   海外では普通の会社員でも、
   趣味で培った知見を人に教えることで、
   収入源にしている人が増えています。

   これらはたくさんある例の一部にすぎませんが、
   クリエイターエコノミーではこのようなテクノロジーが次々に出てきており、
   多くの人が「パラレルキャリアを持つのが当たり前」の
   世界になってきているのです。

         <『稼ぎ方2.0』SBCreative>

        ・・・

村上臣氏は、さらに
「クリエイターエコノミー」について、こう語る。


『「とはいっても、
  それは海外の潮流であって、日本には来ないでしょ?」と
 思う方もいる かもしれません。

 しかし、過去を遡れば
 「欧米のテクノロジー」と
 「テクノロジーに端を 発した新しい働き方」
 は確実に日本にも影響を及ぼしてきました。

 さらに、日本では今後、大企業を中心に副業解禁の流れが加速すると
 予測されていますから、一気に クリエイターエコノミーが活性化する
 と考えられます。

 私は副業解禁とクリエイターエコノミーは非常に親和性が高く、
 日本でクリエイターエコノミーを普及させる上で
 大きなカギとなるとにらんでいます。

 会社員の収入を維持したまま
 副業クリエイターを目指す人のほうが安定的に活動ができるはず。

 むしろ、日本のほうが
 クリエイターエコノミーに向いている環境ではないかと思うのです。』


日本では今はまだ、
「クリエイターエコノミーの時代がくる」
といってもピンとくる人は少ない。

しかし、今後かならず、日本でもこの考え方が確実に浸透してくる。


「クリエイターエコノミー」について、今一度、勉強してみたい。

         <感謝合掌 令和5年9月5日 頓首再拝>

【やりたいことが見つからないときは】 - 伝統

2023/09/19 (Tue) 13:19:30


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.9.18)より

   (田村耕太郎氏の心に響く言葉より…)

   スポーツ選手のように、やりたいことが見つかっている人は
   うらやましく思えるかもしれないが、

   野球やサッカーやフィギュアスケートが好きで第一人者になった人にも、
   やがてそれができないときがやってくる。

   むしろやりたいことが見つかっている人ほど、
   それができる時期は限られているのかもしれない。

   けがをしたり、年齢や成績から引退を余儀なくされたり、
   それでは食べていけなくなるときが来るのだ。

   そして、やりたいことがはっきりしていた人ほど、
   それを取り上げられたときの喪失は大きい。

   そのときにやりたいことが見つかっていない人と同じように、
   いやそれ以上に「これから何をしようか」と悩むのだろう。

   だからこそ、やりたいことを見つけようとするのは、
   エネルギーも時間も無駄な気がしてならない。


   それより今、目の前にあることを精一杯やるべきだ。

   勉強でも仕事でもいい、目の前にあることに没入してみるのだ。

   ないものねだりをして何にも全力を尽くせない状態になるのが、
   一番時間もエネルギーももったいない。


   たった一度の人生とは、宇宙スケールで見れば奇跡のような存在で、
   時間もエネルギーも大切にしないといけない。

   「私はこんなはずではなかった」と思い続けて、探し続け、
   気がついたら人生の大切な時間を無為にすごしていた、
   というのではとても残念だ。

   それより人生があるだけ幸せと思い、感謝しないといけないのだ。


   誰から見てもうらやましい人生などない。

   多くの成功者と言われる人を見てきたが、
   お金があっても幸せでない人、
   生まれたときから有名であることから自分の人生を生きていけない人、

   自分の好きなことに奔放に熱中した結果、
   家族が崩壊してしまい寂しい思いをしている人、そんな人も多い。

   すべてを手に入れて、それをずっと継続できる人などいない。


   人生は山あり谷あり。

   山や谷があるから、人生をワクワクでき、ハラハラできる。

   山や谷を乗り越えても、人間として成長し深みが増していく。


   こんな宝物のような自分の人生に出会いながら、
   それを思い切り使い切らない手はない。

   人生があるだけでもそれに感謝して、
   目の前のことを頑張ってみるべきだ。

   そこから道は開ける。

     <『頭に来てもアホとは戦うな!』朝日新聞出版>

         ・・・

「夢がみつからない」とか「やりたいことが分からない」という人は多い。

それは、若い人だけでなく、年配者になっても同じだ。


クランボルツ教授は、

「成功者のキャリアは、8割が偶然の出来事によって起こっている」

という。

自分の夢の通り成功した人は2割にも満たなかったということだ。

その2割の人も、偶然がかなり影響している。


その良き偶然を引き寄せるためのポイントがある。

それが、「好奇心」「粘り強さ」「柔軟性」「楽観性」「リスクテイク」の5つ。

そして、その5つの資質を身につけ、目の前のことを精一杯やる、ということだ。


やりたいことが見つからないときは…

目の前のことを一所懸命にやること。

するとそこから道は開ける。

・・・

<参照>

田村 耕太郎『頭に来てもアホとは戦うな!』公式サイト
https://publications.asahi.com/original/shoseki/aho/


【要約】「頭に来てもアホとは戦うな」対人関係で悩んでる人必見!
明日から実践できる対応法!
https://asutaro-life.com/aho-fighting/


【要約】『頭に来てもアホとは戦うな! 賢者の反撃編』
ムカつくアホ上司に対する唯一の方法
https://pukoblog.com/book-review20230516/




<動画>

【本要約】8分でわかる「頭に来てもアホとは戦うな!」
https://www.youtube.com/watch?v=DZkYNl1R43A


話が通じない人に真正面からぶつかってはいけないワケ
https://www.youtube.com/watch?v=hiYJaFcnyiM


【ひろゆき絶賛】頭に来てもアホとは戦うな! |
アホと関わると地獄行き
https://www.youtube.com/watch?v=njO_VkU1X7g


【ベストセラー】頭に来てもアホとは戦うな!|
半沢直樹はビジネスマンとして最悪だったw
https://www.youtube.com/watch?v=mH9o2dJ-R40

         <感謝合掌 令和5年9月19日 頓首再拝>

【アウトプットを意識したインプットをしよう】 - 伝統

2023/09/24 (Sun) 11:37:44


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.5.19)より

   (明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…)

   私の担当する大学の授業では、
   授業の最後に学生たちに一言コメントを
   書いてもらうことにしています。

   コメントは、成績とは無関係です。

   今日の授業で何がポイントだったのかを自分の言葉でまとめてもらうことと、
   それについての自分の考えを一言で述べてもらうためです。


   授業で聞いて理解したことを、
   改めて自分の言葉でアウトプットするということです。

   何も、ノートを提出するわけではありません。

   授業の要点を端的にまとめることと、
   その ことについての意見、感想を一言付け加えること。

   これが毎回の課題です。


   知識や情報を得ることはもちろん大事です。

   しかし、得ただけでは意味をなさない。

   それを使いこなして、別の新たなアイデアに活かすことが、
   知識や情報を得ることの真の目的であるべきです。

   そのために、自分の言葉でアウトプットするという習慣が
   必要なのです。


   アウトプットを求められるからこそ、インプットが意識的になり、
   質の高いインプットができるようになる。

   アウトプットを前提として聞くことによって、効率的に
   インプットの質を高めることができるのです。

   私は、アウトプットを前提としないインプットは、
   ほぼ聞いている「つもり」なのではないかと思っています。

  どう自分の言葉にしようかと考えながら聞くから
  緊張感を持って聞くことができる。

  これぞ複合力の聞き方です。

        <『大人の知的習慣』KADOKAWA>

    ・・・

アウトプットを意識すると、
インプットの質が格段に上がるのは確かだ。

たとえば、講演が終わったあと、必ず質問しようと思って聞いていると、
講演の内容が一段と頭の中に入ってくる。

そして、同時に「質問」も精度のいい質問となる。

精度のいい質問とは、
講演している人が思わず「いい質問ですね」というような質問。

その質問をすることで、
講演者が言いたかったこと、言い足りなかったこと等を、
思わず時間を忘れて答えてしまうような、的を得た質問。

同時に、
「聴衆も質問してくれてよかった」と
思えるような、講演者、質問者、聴衆の3者が喜ぶ質問だ。


これは、読書においても言えること。

たとえば、SNSに読書ブログを書くというようなアウトプットを前提に本を読むと、
インプットの時間すなわち、読書の時間は相当短くなる。

慣れてくると、速読と同じようになる。

それは、アウトプットをする箇所が鮮明になり、
それ以外のページを流し読みできるからだ。

不思議に、アウトプットしようと思う箇所だけが目に入る。


インプットの質を高めるために…

アウトプットを意識したインプットをする人でありたい。

・・・

<参照>

【AI時代対応】「大人の知的習慣」著者:齋藤孝
くろさんの教養チャンネル(2022/04/10)
https://www.youtube.com/watch?v=9Y7Sr_4A4nk

         <感謝合掌 令和5年9月24日 頓首再拝>

言葉を武器にする技術 - 伝統

2023/09/26 (Tue) 08:26:32


   *【言葉を武器にする技術。キケロの説得術】より
      (高橋健太郎・著、文響社・刊)

この本は、古代ローマ最強の弁論家キケロが
その著書『弁論家について』の中で説いた
「説得の技術」、ローマ式弁論術を紹介するもの。


(1)ローマ式弁論術は、人に話をし、
   自分の考えを理解してもらい、納得してもらうための技術だ。

   それも、相手が誰であろうと、場所がどこであろうが
   当てはまる普遍的な技術だ。

(2)ちなみに弁論術は、欧米ではきわめてスタンダードな教養だ。
   ちょっと気の利いた人なら間違いなく、
   弁論術の古典の内容は一通り押さえている。

(3)説得のための3要素は、

   「論理的な説得力」

   「好印象」

   「相手の感情への訴えかけ」。

(4)説得力を向上させるには、「広い論理」を使った説得パターンが必要。

(5)穏やかな語り口が品格を生む。

   穏やかな声、

   控えめな表情、

   丁寧な言葉で語る。


   穏やかな口調は、
   どんなえげつない内容の説得でも、
   その耳触りを和らげる効果がある。

(6)注目させたいポイントは、

   「珍しい言葉」
   「造語」
   「比喩」

   を使って強調する。

(7)キケロは、説得をする者は、
   ユーモアや笑いをも身に付けるべきという。

   キケロのいう相手を笑わせることの効果は次の通り。

  ①聞き手の空気がゆるみ、
   説得する側に好意的な空気ができる。

  ②話し手が頭の切れる洒落た人物だと印象づけられる。

  ③反対意見を論外だと笑い飛ばせる。

  ④聞き手の深刻さやシビアさを和らげる。

(8)文章を書けば、説得のスキルは上達する。

   文章を書け。
   自分が説得のお手本にしたい人物が有名人で、著書があれば最高。

   その文章を書き写してみる。
   そうすることで、その人の思考の仕組みや表現をじっくりと味わい、
   自分のものにできる。

・・・

<参照>

説得がヘタな人と難なく納得させる人の決定的差
https://toyokeizai.net/articles/-/581210

         <感謝合掌 令和5年9月26日 頓首再拝>

【人に能力の差はなく、 あるのは習慣の差だけ】 - 伝統

2023/10/09 (Mon) 09:51:28


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.5.24)より

   (習慣形成コンサルタント、吉井雅之氏の心に響く言葉より…)

   私はいつも、講演やセミナーを受講してくださった方々に

   「人に能力の差はなく、 あるのは習慣の差」

    という言葉を伝えています。

   今現在の私たちは全員、
   過去に何を思い、何を反復してきたかの「結果」でしかありません。

   つまり、「能力」とは生まれたときに備わっているものではなく、
   あとから身につけるもの、というよりも、身についてしまったものなのです。


   たしかに、 生まれつきの
   「知能指数」 や 「運動神経」といったものはあるのかもしれません。

   しかし、勉強や仕事といった 日々の作業や行動においては、
   そうした先天的なものよりも、
   毎日の繰り返し (習慣) が与える影響のほうが、はるかに大きいです。


   私の師であるイメージトレーニング指導者・西田文郎(ふみお)先生の 言葉に、
   「成功は 『才能』ではなく『習慣』である」というものがあります。

   さらに西田先生は、
   数ある習慣の中でも、もっとも大事なのは

   「肯定的思考」と「ほんの少し人より多めの努カ」

   であると述べています。


   私はこれまで、習慣形成コンサルタントとして
   数多くの方々 を指導してきましたが、
   この西田先生の言葉の「正しさ」には、正直、驚かされるばかりです。

   本当にたくさんの方々が、日々の些細な積み重ねで、
   1年後、3年後、5年後と、大きく変化し、
   どんどん自己実現していく姿を見てきました。

   そんな人たちの中には、
   「毎日必ずアポ取りの電話を10本かける」と決めて、1年間、同じことを
   コツコツと続けた結果、営業所でトップの売上をあげた人もいました。

   また、「出会った人に心を込めてメールを書く」 と決めて、
   それを続けたことで、会社内でお客様のリピート率・紹介率ともに
   ナンバー1になったという人もいました。


   仕事をするうえで、
   「自分には無理そう」「こんな仕事はしたくない」などと
   否定的な気持ちが浮かんだら、

   「自分ならできるはず」「面白い仕事になりそうだ」と、
   まずは「肯定的思考」に切り替えること。

   そして、「ほんの少しの努力」を続けること。

   この2つを習慣化するだけで、 必ず道は開けます。


   今のあなたは、過去の習慣がつくり出したものです。

   ということは、
   これからの行動の積み重ねや、習慣を活用することで、
   必ず、あなたの未来は変わります。


   《「肯定的思考」 と 「ほんの少しの努力」
    2つの習慣を身につけるだけで人生は変わる》

     <『仕事ができる人になる思考習慣』大和書房 >

      ・・・

《何かに挑戦したら確実に報われるのであれば誰でも必ず挑戦するだろう。

 報われないかもしれないところで
 同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは
 非常に大変なこと。》(羽生善治)


これを継続すれば、
確実に結果が出るとわかっていたら、誰もが続けることができる。

しかし、続けたとしても無駄になるかもしれないと思ったら、
多くの人は二の足を踏む。

だからこそ、そこに「肯定的思考の習慣」が必要となる。

どんなことがあっても、あきらめない、
そして、前向きな情熱とモチベーションを
持ち続けることができる「肯定的思考」だ。


凡人が世間で頭角をあらわす唯一の方法が「継続」だ。

小さなことをコツコツ続けていると、
いつか、とんでもなく遠くまできていることに気づく。


ウォルト・ディズニーは、
夢をかなえる秘訣は、4つの「C」に集約されるといった。

それは、

「Curiosity( 好奇心)」
「Confidence(自信)」
「Courage (勇気)」そして
「Constancy (継続)」。


好奇心と勇気と自信を持って…

小さなことをコツコツ続けることをいとわない人でありたい。

         <感謝合掌 令和5年10月9日 頓首再拝>

今ありて 未来も扉が開く - 伝統

2023/10/18 (Wed) 11:30:53


センバツ高校野球 - 今ありて
mintcandy777( 2010/03/22)
https://www.youtube.com/watch?v=dEzgsHQ3N7E


作詞…阿久 悠、 作曲…谷村 新司

1、新しい季節(とき)のはじめに
  新しい人が集いて
  頬(ほほ)そめる胸のたかぶり
  声高(こわだか)な夢の語らい
  ああ 甲子園 草の芽 萌え立ち
  駆け巡る風は
  青春の息吹か
  今ありて 未来も扉を開く
  今ありて 時代も連なり始める

2、踏みしめる土の饒舌(じょうぜつ)
  幾万の人の想い出
  情熱は過ぎてロマンに
  花ふぶく春に負けじと
  ああ 甲子園 緑の山脈(やまなみ)
  たなびける雲は
  追いかける希望か
  今ありて 未来も 扉を開く
  今ありて 時代も連なり始める

  ああ 甲子園 緑の山脈(やまなみ)
  たなびける雲は
  追いかける希望か
  今ありて 未来も 扉を開く
  今ありて 時代も連なり始める
  今ありて 時代も連なり始める

・・・

以下は、メルマガ「勝ち神からの手紙」(2023.10.17)からの紹介です。


阿久悠さんも亡くなり、谷村新司さんも亡くなってしまったのですが、
この歌は高校生の未来に向けた応援歌として残っていくでしょう。

そして、若者たちの溌剌とした姿と、大きな可能性を持った才能に、
見ている私たちも影響を受けるのです。

「今ありて 未来も扉が開く」

この言葉は、何歳になっても忘れてはならないメッセージです。

「過去にどんな業績を残しても、今、この瞬間生き生きとしていれば、
 どんな未来も開く」

生涯現役で活躍した谷村新司さんの貴重なメッセージです。

ご冥福をお祈りします。

         <感謝合掌 令和5年10月18日 頓首再拝>

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.