伝統板・第二
神社~今月の言葉(10月) - 夕刻版
2023/10/01 (Sun) 13:15:05
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(令和五年十月)】
積善(せきぜん)の家には必ず余慶(よけい)あり
積不善(せきふぜん)の家には必ず余殃(よおう)あり
善事を積み重ねた家には
子々孫々まで慶福を招き
不善を積み重ねた家には
後世まで災禍が訪れる
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0510/
https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba202310.pdf
<感謝合掌 令和5年10月1日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (令和五年十月)】 - 伝統
2023/10/02 (Mon) 04:49:07
足るを知れば
辱(はずか)しめられず
~ 老子 ~
足るを知って分に按ずる者は、
余分な欲望をもたないので、
他人から辱しめられることはない。
「足るを・・・止むを知れば殆(あや)うからず、
功遂げ身退くは、天の道なり」
http://www.shirayama.or.jp/kotoba/index.html
<感謝合掌 令和5年10月1日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(令和五年神無月)】 - 伝統
2023/10/02 (Mon) 15:13:37
本を本として正にかへり、
元を元として邪をすてられんことぞ、
祖神の御心には叶はせ給ふべき
~ 神皇正統記 ~
祖神たる天照大神の御心とは何か。
前述した正統記のことばによれば、
正直・慈悲・知恵の三徳こそ、大神の御心を
言い現わしたものだとする。
それを北畠親房は当時、伊勢の神道説では「元々本々」の
教えに立つべきだとしている。
この四字は神道五部書の一つになる倭姫命世紀に引かれた言葉で
「元を元として元始に入り、本を本として本心に住す」
とあるに由ったものである。
これを親房流に取捨したのが、前期の字句で、
今流に言えば祖神たる天照大神の御心とは古典に示された
原初に立ち返るにある。
即ち人々はムスビの信仰に立ち、生成化育の信仰 ――
人を生み、生かして伸ばして育てる神の力を信じ、
これを此の世で実現された天照大神の御心即ち私を(利己主義)を
捨て、恩親心を以て、互いに容し合う心に立ち帰るべきである
と教えられている。
この御心に立って、これに反する邪心を綺麗さっぱり
捨て去ることが、「祖神の御心」だとするのである。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
→ 「今月のことば」令和5年10月<神無月>をクリック)
<感謝合掌 令和5年10月2日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(令和四年十月)】 - 伝統
2023/10/03 (Tue) 04:50:10
寬仁親王妃(ともひとしんのうひ) 信子殿下
実りある 日のくるために
ながさるる 汗は力と
なるを信ずる
― 令和三年歌会始 御題「実」
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0410/
https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba202210.pdf
<感謝合掌 令和5年10月2日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (令和四年十月)】 - 伝統
2023/10/03 (Tue) 13:25:20
一葉(いちよう)落ちて
天下の秋を知る
~ 淮南子(えなんし) ~
樹木の一葉が落ちるのを見て、
世の中の明日を知る事を指します。
秋の夜長わずかな兆しは後々の大勢を解する
きっかけになりますので、
気を引き締めて過ごしましょう。
http://www.shirayama.or.jp/kotoba/index.html
<感謝合掌 令和5年10月3日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(令和四年神無月)】 - 伝統
2023/10/04 (Wed) 04:52:15
たなつ物、ももの木草も天照らす
日の大神のめぐり得てこそ
~ 本居宣長・玉鉾百首~
「たなつ物」は田根つ物で、田に根を下ろした作物で五穀の
ことをいう。
「百の木草」は色々の草や木大地に生える千草のことである。
そのいづれも、自然の太陽の恵みを受けて、
初めて生成化育を全うすることができる。
それが日の神を天照大神とする信仰から、自然の太陽の恩恵を
日の大神(天照大神)に譬えたものに外なならない。
天地の物の育成発展はもとより、私たちが健康でいられることも、
太陽の光の下に於いて、初めてその成果が得られる。
(以下略)
(続神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
→ 「今月のことば」令和4年10月<神無月>をクリック)
<感謝合掌 令和5年10月3日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(令和三年十月)】 - 伝統
2023/10/04 (Wed) 13:02:31
吉田松陰
人生草露(そうろ)の如し
辛艱(しんかん)何ぞ虞(おそ)るるに足らん
(人生は草についた露のようにあっという間に終わってしまう
辛いことや困難なことを恐れている時間などどうしてあろうか)
『五十七短古』
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0310/
<感謝合掌 令和5年10月4日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (令和三年十月)】 - 伝統
2023/10/05 (Thu) 04:52:25
蓬(よもぎ)も麻中(まちゅう)に生ずれば
扶(たす)けずして直(なお)し
~ 荀子 ~
蓬という草は、普通は飢えにへばりるくように生えているが、
麻の中に生えさせると、まっすぐに育つ。
人間も同じことで、己を取りまく環境によって
大きく左右される。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k03.html)
<感謝合掌 令和5年10月4日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(令和三年神無月)】 - 伝統
2023/10/05 (Thu) 14:27:25
言葉に花咲くものは必ず実りなし
~ 新井白蛾 ~
口先だけの人間になるな。
言葉だけで花が咲いてもそこから稔りは生れてこない。
人間の大切なところは、言行一致である。
言葉にも実があるものは、行為にも実がこもっている。
世間で人間をみているのは言葉と実行とが伴っているが、どうかである。
善言美辞を並べるのはよい。
しかし、世間ではその人の行為の上に、
それが現れているかどうか注目されている。
見えるところみられているところから、言行一致を実行していきたい。
(続神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
→ 「今月のことば」令和3年10月<神無月>をクリック)
<感謝合掌 令和5年10月5日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(令和ニ年十月)】 - 伝統
2023/10/06 (Fri) 04:57:12
皇后陛下
大君の 母宮の愛でし
御園生(みそのふ)の 白樺冴ゆる
朝の光に
平成三十一年歌会始お題「光」
(http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0210/)
<感謝合掌 令和5年10月5日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (令和ニ年十月)】 - 伝統
2023/10/06 (Fri) 14:55:59
心を養うは寡欲(かよく)より善きはなし
~ 孟子 ~
心を正しく、まっすぐに育てるためには、
欲望を少なくするのが一番である。
越後の禅僧:良寛は仏教の思想である。
「少欲知足(しょうよくちそく)」を実践した人物であります。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k02.html#m0210)
<感謝合掌 令和5年10月6日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(令和ニ年神無月)】 - 伝統
2023/10/07 (Sat) 04:54:35
詔(の)り直し、聞き直し、見直す
~ 古事記・延喜式大殿祭祝詞 ~
「詔り直し」は古事記、
「聞直し、見直し」は延喜式大殿祭祝詞の句で、
その双方を集めたものである。
その「詔り直し」とは先方の言葉を善意をもって受け取ること、
「聞直し」は、つまらない言い訳を聞いても、
善意で、善い方に聞き取り、
「見直し」とは悪い事柄でも、善意を以て見直すことの意である。
人間は完全ではない。
他人の言葉、他人の行為を善意をもって見直し、
善い方に解釈して受け取る。
そうすることが相手を包容し、
善い方に導くことになる。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/
令和2年版「今月のことば」10月/)
<感謝合掌 令和5年10月6日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(令和元年十月)】 - 伝統
2023/10/07 (Sat) 13:20:34
高御座(たかみくら) 天(あま)つ日嗣(ひつぎ)と
日の御子の 受け伝へます
道は斯の道
本居宣長 (もとおり のりなが)
江戸時代の国学者。
源氏物語、古事記など古典文学の注釈や漢字音、文法などの
国語学的研究にすぐれた業績を残した。
また復古思想を説いて儒教を排し、国学の思想的基礎を固めた。
国学四大人(しうし)の一人。
( http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0110/ )
<感謝合掌 令和5年10月7日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (令和元年十月)】 - 伝統
2023/10/08 (Sun) 04:25:19
雲烟過眼 (うんえんかがん)
雲やモヤが目の前をたちまち通り過ぎていくように、
物事に執着しないで、心穏やかに秋の一日を過ごしましょう。
~ 宝絵堂記 ~
( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k31.html )
<感謝合掌 令和5年10月7日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(令和元年神無月)】 - 伝統
2023/10/08 (Sun) 18:38:36
凡(およ)そ神は正直を以て先となし
正直は清浄を以て本(もと)となす
~ 度会家行、神道簡要 ~
神は正直の頭に宿るとあるが、正直の道は結局清い心、
清い行ないを絶えず持続し、実行することによってのみ
達成される。
神道簡要の本分には、上に続いて
「清浄は心に正を失わず、物を穢さず大道を守り、
定準を専らにす、是を以て明光頂を照らし、掌(たなごころ)に入る、
願を成して何ぞ成らざらんや」
とある。
正直、清浄というが清浄とな何かについて、
心に正直、正道を失わず、物を穢さず、
大道(神の根本の教)を守り、神の定められた教えを
専ら守ることが、これであるとし、
こうした修行をすれば、神の有り難さが我が掌のうちに入り、
願を掛ければ、必ず聞き届けられる、としている。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/
令和元年版「今月のことば」10月/)
<感謝合掌 令和5年10月8日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成三十年十月)】 - 伝統
2023/10/09 (Mon) 04:49:50
楽しきと思うが
楽しき本(もと)なり
~ 松平定信 ~
(説明)
幸せも不幸せも考え方一つだ。
どのような境遇にあっても、
そこに楽しみを見つければ、
幸福になれるのである。
松平定信 (まつだいら さだのぶ)
江戸時代中期の大名、老中。
陸奥白河藩第三代藩主。
天明の大飢饉の際に率先して倹約に努め、貧民救済を行ったので、
白河藩では餓死者が出なかったとも言われている。
手腕を買われて、老中となり、寛政の改革を主導した。
( https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201810.pdf )
<感謝合掌 令和5年10月8日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (平成三十年十月)】 - 伝統
2023/10/09 (Mon) 18:49:02
徳は事業の基なり
~ 菜根譚 ~
(説明)
事業を発展させる基礎になるのは、徳が必要です。
徳とは謙虚、寛容、思いやり、信頼、精励などのことで、
日々の生活の中から出るものであります。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k30.html )
<感謝合掌 令和5年10月9日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(平成30年神無月)】 - 伝統
2023/10/10 (Tue) 04:50:20
初めあらざることなし、
よく終りあるは少し
~ 詩 経 ~
(説明)
自分はうまれているのだから、自分の初めはわかっているという。
しかし自分の出生は、誰から、どうして生まれて来たのかという
段になると簡単ではない。
自分はやがて死んでいく、死を迎えることは間違いないと知っていても、
死に対する心得ができているのかとなると難しい。
長生きしたいと、長生きを当たり前のことのように考えているが、
いつ死ぬかはわからない。死に対する心得も難しい。
初めあるものは終りがると知っていてもこれは歌の中の問題であって、
二度経験できないのだから、簡単にわかっていると云い切れるものではない。
生の根源は神からという。
頭の中ではわかっているが、それならば一生神の道理に従って生きているのか。
死〇ば神のみもとに還るのだと知っていても、
経験したことがないから簡単に割り切るわけにはいかない。
自分の生死すらわからないので何で他人の生死を説くのか。
問題は自分をもっと突きつめることから、始めねばならぬ。
(続神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
〇:ね
(https://hokkaidojinjacho.jp/
平成30年「今月のことば」10月/)
<感謝合掌 令和5年10月9日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十九年十月)】 - 伝統
2023/10/10 (Tue) 14:37:08
丹精は 誰しらずとも おのづから
秋のみのりの まさる数々
~ 二宮尊徳 ~
(説明)
精進している人の仕事は、誰にも見向きされなくても、
時がくれば自ずから結果として見えてくる。
『三才獨楽集』
( https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201710.pdf )
<感謝合掌 令和5年10月10日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (平成二十九年十月)】 - 伝統
2023/10/11 (Wed) 04:45:28
その長ずる所を貴(たっと)び、
その短なる所を忘る
~ 三国志 ~
(説明)
人間関係を良好にするには、相手の長所を貴び、
短所は目をつぶることが必要である。
人の責任を追及するよりも過失のなかった部分を評価することで、
相手も不満をいだかなくなります。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k29.html)
<感謝合掌 令和5年10月10日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(平成29年神無月)】 - 伝統
2023/10/11 (Wed) 13:05:25
吉凶は人により、
日にあらず
~ 徒然草 ~
(説明)
暦は日読だという。
歴面には昔から、今日は吉の日、凶の日と定められている。
しかし、実際は人により違いがあるように
歴面の日取りによって人生が決まるのではない。
その人の心の道方如何によって、吉凶は生まれてくるのだといえる。
すべては「オミクジ」によって決定せられるものではない。
神の信仰によって上昇もし、下降もする。
人生は信心の仕方如何によってきまるのだといわれる。
こうなると、信心とはその人の心がけ次第で上昇もし、下降もする。
世の中の生死、苦労に直面してきた兼好の悟りの一つがここにある。
「オミクジ」も良いにつけ、悪いにつけ信仰の助けになる
という考え方であってほしい。
自分の心は、神の心のうつしである。
自分を磨くことは、神の心を自分のうちで、磨くことであると考え、
この金言を通して「信仰とは何ぞや」と考えを深めてほしい。
(続神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/
平成29年「今月のことば」10月/
<感謝合掌 令和5年10月11日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十八年十月)】 - 伝統
2023/10/12 (Thu) 04:52:30
至誠
神を感ず
~ 吉田松陰 ~
(説明)
まごころは
神さまさえも感動させる。
(http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201610.pdf)
<感謝合掌 令和5年10月11日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (平成二十八年十月)】 - 伝統
2023/10/12 (Thu) 18:47:26
己達(おのれたつ)せんと欲して人を達す
~ 論語 ~
(説明)
自分を常に他人の立場においてみることが大切である。
温かい心の持ち主は、その温かさがおのずから顔や態度ににじみ出てきて、
温かい雰囲気をかもし出します。
それが、まわりの人々の心を魅きつけ、
ここちよい人付きあいができるのであります。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k28.html)
<感謝合掌 令和5年10月12日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(平成28年神無月)】 - 伝統
2023/10/13 (Fri) 04:52:14
産土(うぶすな)の産土たるを知るときは
人の人たる道に違はじ
~ 本田親徳(ちかあつ):産土百首 ~
(説明)
「産土」が「産す根」であって、
大地を生み、大地を形成し、国となり、郷土となり、
私共を生かしてくれる。
大地にも生命があると知った人は、この大地の自然の大生命の
奇しびなる道理をそのうちに見出し、人は人としての道理に立って、
生活する術を知ることであろう。
「産霊(むすび)」の道理も、「生成化育」の道理も、
自然と人生とのふれ合いに於いて、
道は一つであることを悟るであろう。
「産土」はそれ故「母なる大地」と称えられた道理を知って、
それが人生についても、大きな教訓になることを知っておきたい。
徳富蘆花の『自然と人生』の文章は、私共に、
結局 人間は自然と切りはなし得ないことを教えたものである。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/
平成28年「今月のことば」10月/
・・・
<参考Web>
(1)産土百首リストと本田親徳
https://transpace.jp/ubusuna-honda-tikaatu/
(2)本田親徳の古神道
http://tsubouchitakahiko.com/?p=181
(3)本田霊学
http://www.takamiyahachimangu.com/blog/?p=1799
<感謝合掌 令和5年10月12日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十七年十月)】 - 伝統
2023/10/13 (Fri) 13:09:31
聴くことを多くし、語ることを少なくし、行うことに力を注ぐべし
~ 成瀬仁蔵 ~
(説明)
大正5年。
日本女子大学校の第13回卒業生の修養会の誓文としてまとめられた
十か条の第九条。
続く第十条の一句には
「人を知るに努めよ之れ己を知るの階梯なり」とある。
(http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201510.pdf)
・・・
成瀬仁蔵
(1)日本女子大学創立者
https://www.jwu.ac.jp/unv/about/spirit/naruse.html
(2)成瀬仁蔵の生涯
http://www.jwu.ac.jp/unv/hirookaasako/naruse.html
<感謝合掌 令和5年10月13日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (平成二十七年十月)】 - 伝統
2023/10/14 (Sat) 04:54:08
細行(さいこう)を矜(つつし)まざれば
終(つい)に大徳(だいとく)に累(るい)せん
~ 書経・旅獒(りょごう) ~
(説明)
小さな行いをきっちり慎んでやらなければ、
ついには大きな道徳に災いが及ぶであろう。
日々の行いを疎かにしていると、その結果として重大なことの
規律が乱れてくるということである。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k27.html)
<感謝合掌 令和5年10月13日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十六年十月)】 - 伝統
2023/10/15 (Sun) 04:47:54
自然に服従し
境遇に従順であれ
~ 森田正馬 ~
(説明)
まず「あるがまま」を受け入れ、自然や運命に素直に身を委ねなさい。
そのうえで努力を重ねてこそ、初めて自身の持つ力が豊かに発揮され、
運命を切り開くことができる。
出典『神経症の時代』
(http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201410.pdf)
<感謝合掌 令和5年10月14日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (平成二十六年十月)】 - 伝統
2023/10/15 (Sun) 17:55:35
初難(しょなん)を憚(はばか)るなかれ
~ 菜根譚(さいこんたん) ~
(説明)
初難とは初めてぶつかる困難のことである。
人生は好調なときばかりではない。
誰の人生にも逆境のときがある。
一度や二度の困難にぶつかってもへこたれることなく、
また、くじけてはならない。辛抱強く生き抜いていこう。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k26.html )
<感謝合掌 令和5年10月15日 頓首再拝>
【北海道神社庁、10月のことば(平成26年神無月)】 - 伝統
2023/10/16 (Mon) 04:42:17
身を修め心正しき人をこそ
誠の人といふべかりけり
~ 野田菅磨・謹詠教育百首 ~
(説明)
誠(マコト)こそ、神道の最大の徳目であるという。
それなら誠(マコト)とは何か。
真事・真言だという。
しかし具体的に神道では、清浄・正直がマコトの
一つの道だと教えてきた。
この和歌では「身を修め、心正しき人」が誠(マコト)の人だと
定義づけている。
自分の心身を律するに常に正直・正義を失わないようにすること、
そこに誠(マコト)があるといえましょう。
マコトとは何かが常に問われる時に、
「我が身・我が心を正直に、正義を貫き通すこと」
だと教えましょう。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
→ 「今月のことば」平成26年10月<神無月>をクリック)
<野田菅磨・謹詠教育百首
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1102366>
<感謝合掌 令和5年10月15日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十五年十月)】 - 伝統
2023/10/16 (Mon) 19:56:24
神風や朝日の宮の宮遷り
かげのどかなる世にこそ有りけれ
~ 源 実朝 ~
(説明)
伊勢神宮のご遷宮があり、太陽の光がのどかにさす世であることだ。
出典『金槐和歌集』
(http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201310.pdf )
・・・
『金槐和歌集』
https://xn--u9j228h2jmngbv0k.com/%E9%87%91%E6%A7%90%E5%92%8C%E6%AD%8C%E9%9B%86/
<感謝合掌 令和5年10月16日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成ニ十五年 十月)】 - 伝統
2023/10/17 (Tue) 04:48:57
悉(ことごと)く書を信ずれば 書無きにしかず
~ 孟子 ~
(説明)
書物には間違いもあれば言外に別の意味を含ませていることもあり、
内容を自分で吟味せずにそのまま受け入れ、盲信するぐらいなら
書物は無い方がましである。
(本来の「書」とは『書経』を指す)
わたし達の廻りを取り巻く情報も同様に正しい判断が求められている。
<感謝合掌 令和5年10月16日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十四年十月)】 - 伝統
2023/10/17 (Tue) 19:11:57
天も誠にて天たり
地も誠にて地なり
~ 真木和泉 ~
(説明)
天も天として、地も地としてきちんとある。
同じように世の中にも人間にもあるべき姿があるという意。
『何傷録』
(http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201210.pdf)
・・・
<参考Web:真木和泉守>
https://www.city.kurume.fukuoka.jp/1080kankou/2015bunkazai/3050kurumeshishi/files/historywalk40.pdf
<感謝合掌 令和5年10月17日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成ニ十四年 十月)】 - 伝統
2023/10/18 (Wed) 04:46:17
止水(しすい)に鑑(かんが)みる
(而鑑於止水)
~ 荘子 ~
(説明)
流れる水はざわついているので、人の姿を映し出すことができない。
静止した水は澄みきっているので、あるがままに人の姿を映し出す。
いかなる事態に遭遇しようと、そのような心境になれば
あわてることもなく、正しい判断を下すことができる。
<感謝合掌 令和5年10月17日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十三年十月)】 - 伝統
2023/10/18 (Wed) 13:14:08
末の世と いつより人の いひ初(そ)めて
猶(なほ)世の末にならぬなるらむ
~ 大隈言道 ~
(説明)
人はいつの時代から「世も末だ」と言い始めたのだろうか。
随分、昔から言い続けながらも、いまだ世の末にはならないようだ。
『草径集』
(http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201110.pdf)
・・・
<参考>
大隈言道(まことみち)
(1)大隈言道とその周辺
http://museum.city.fukuoka.jp/archives/leaflet/135/index.html
(2)大隈言道『草徑集』私抄
https://www.social.env.nagoya-u.ac.jp/sociology/kamimura/sokeishu.htm
<感謝合掌 令和5年10月18日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成ニ十三年 十月)】 - 伝統
2023/10/19 (Thu) 15:33:15
言必ず信あり、
行必ず果たす
~ 論語 ~
(説明)
言ったことは必ず守る、始めたことは絶対にやり遂げる。
つまり、どんなつまらない約束でも必ず守り、
行いは必ずきっちり仕上げる人は、立派な人と言えるのではないか。
<感謝合掌 令和5年10月19日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十ニ年十月)】 - 伝統
2023/10/20 (Fri) 18:44:21
九分は足らず 十分はこぼると知るべし
~ 徳川光圀 ~
(説明)
九分目では足りないと思い、十分目まで求めようとすれば、
(水は)こぼれてしまうということ。
人に欲があるのは仕方ないが、際限なく求めることは危険である。
『遺訓』
・・・
『遺訓』
水戸光圀公遺訓
https://plaza.rakuten.co.jp/worksongs2006/diary/200903090001/
<感謝合掌 令和5年10月20日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成ニ十ニ年 十月)】 - 伝統
2023/10/21 (Sat) 12:59:54
人の己を知らざるを患(うれ)えず
人を知らざるを患(うれ)う
~ 論語 ~
自分の認められないことに不満を持つのは筋違いだ
自分こそ他人の真価を理解できずにいないかを気にすべきだ
論語…十巻十二編からなり、孔子や孔子の弟子の言説を記したもの。
儒家の聖典とされ、四書(論語・大学・中庸・孟子)のひとつ
に数えられる。
<感謝合掌 令和5年10月21日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十一年十月)】 - 伝統
2023/10/22 (Sun) 18:46:21
一日延ばしは 時の盗人
~ 上田 敏(うえだ びん) ~
(説明)
この言葉は「上田敏」唯一の創作小説『うずまき』の中の一節。
「時は金なり」「一寸の光陰軽んずべからず」などとするべきところを
「時の盗人」と強い表現をしたところに名言としての価値がある。
貴方も私も、時の盗人にならない様に注意しましょう。
(上田 敏)
明治7年~大正5年(1874~1916)。明治時代の詩人、文学者、評論家、翻訳家。
幕臣 上田 絅二 (けいじ) の長男として東京築地に生まれた。
東京帝國大学英文科卒業。
青年期より西欧文学の翻訳紹介に努め、明治28年『帝國文学』の創刊を参画する。
「山のあなたの空遠く幸い住むと人の言う」カール・ブッセなどの名訳詞は
今なお広く知られている。
<感謝合掌 令和5年10月22日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成ニ十一年 十月)】 - 伝統
2023/10/23 (Mon) 15:32:08
言必ず信あり、
行必ず果たす
~ 論語 ~
(説明)
言ったことは必ず守る、始めたことは絶対にやり遂げる。
つまり、どんなつまらない約束でも必ず守り、
行いは必ずきっちり仕上げる人は、立派な人と言えるのではないか。
<感謝合掌 令和5年10月23日 頓首再拝>
【今月の東京都神社庁よりのお言葉(平成ニ十年十月)】 - 伝統
2023/10/24 (Tue) 13:22:02
この世に客に来たと思えば何の苦もなし、
朝夕の食事はうまからずとも褒めて食うべし。
元来客の身なれば好き嫌いは申されまじ
~ 伊達政宗 ~
(説明)
人の欲というものは実に際限がない。
そこからいらざる不平不満が頭をもたげ、ついには身の破滅にもつながる。
この世に今あるのも客の身分と思えば、全て有り難く感謝できる。
<感謝合掌 令和5年10月24日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成ニ十年 十月)】 - 伝統
2023/10/25 (Wed) 18:51:08
人の己を知らざるを患(うれ)えず
人を知らざるを患(うれ)う
~ 論語 ~
(説明)
自分の認められないことに不満を持つのは筋違いだ。
自分こそ他人の真価を理解できずにいないかを気にすべきだ。
<感謝合掌 令和5年10月25日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成十九年 十月)】 - 伝統
2023/10/26 (Thu) 13:10:37
「傲は長ずべからず 欲は従にすべからず」
(おごりはちょうずべからず よくはほしいままにすべからず)
~ 礼記 ~
「傲」とは傲慢である。
自分の能力や地位を鼻にかけて他人を見下すこと。
人間誰でもこうした気持ちはある。
これに似たものに、「誇」プライドがある。
このことは良いことだが注意するべし。
また欲望が無ければ進歩発展もない。
だがこれも無制限に自己中心の欲望であってはならない。
《礼記・・・周から漢までの「礼」に関する書物を戴聖が編纂したもの。
四十九篇からなる。》
<感謝合掌 令和5年10月26日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉)(平成十八年 十月)】 - 伝統
2023/10/27 (Fri) 15:38:56
功の崇きはこれ志、業の広きはこれ勤
(こうのたかきはこれし、ぎょうのひろきはこれきん)
~ 書経 ~
立派な仕事、大きな事業を成功させるためには
「志」「勤」の二つの条件が必要である。
はっきりした目標もなく動き回ることを妄動(もうどう)という。
「志」とは目標である。
目標は大きいほどよいが、せっかく大きな目標を掲げても、
それを実現するためには
「勤」、すなわち持続的努力が必要である。
「志」「勤」は車の両輪である。
《書経のひとつで、中国の政治などのことを記したもの二十巻。
尭・舜の伝説の時代から周代まで》
<感謝合掌 令和5年10月27日 頓首再拝>