伝統板・第二 2559859

本掲示板の目的に従い、法令順守、せっかく掲示板社の利用規約及び社会倫理の厳守をお願いします。
なお、当掲示板の管理人は、聖典『生命の實相』および『甘露の法雨』などの聖経以外については、
どの著作物について権利者が誰であるかを承知しておりません。

「著作物に係る権利」または「その他の正当な権利」を侵害されたとする方は、自らの所属、役職、氏名、連絡方法を明記のうえ、
自らが正当な権利者であることを証明するもの(確定判決書又は文化庁の著作権登録謄本等)のPDFファイルを添付して、
当掲示板への書き込みにより、管理人にお申し出ください。プロバイダ責任制限法に基づき、適正に対処します。


幼児教育 ⑪

1:夕刻版 :

2023/04/15 (Sat) 17:59:36

【子供に「神秘がる心」を教えよう】

       *『生命の實相』第14巻教育篇(P161~162)
         新編『生命の實相』第22巻(121~122頁)

幼時(ようじ)より子供の「神秘がる心」を
押し消さないようにすることだ。

神秘なことを神秘として教えよ。

深く考えれば実に神秘であるところの現象を、
当り前の茶飯事だとして、見のがしてしまうような習慣をつけてはならぬ。

人間を心臓というモーターで動く機械だと教えてはならぬ。

草木(そうもく)を唯(ただ)の毛細管(もうさいかん)現象で
生長(せいちょう)する機械だと教えてはならぬ。

神仏を偶像であると教えてはならぬ。

あらゆる物にやどる生命(せいめい)の神秘を教えよ。

神秘に驚異(きょうい)し、生命(せいめい)を崇敬(すうけい)し、
その生命(せいめい)の神秘に一歩でも近づくことを名誉と思い、
生命を合掌(がっしょう)礼拝(らいはい)するように
子供を教えよ。

嗚呼(ああ)!

生命の神秘を驚異し尊ぶ心
 ―― 隣人愛も、生物愛護も、敬虔(けいけん)なる宗教心も、
画期的な科学的発明も、

偉大なる哲学も、妙(たえ)なる芸術も、
それから実業界の素晴しき成功さえも、

皆(みな)この生命(せいめい)の神秘を礼拝する心によって得られるのだ。

・・・

<関連Web>

(1)伝統板・第二「幼児教育」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7859435

(2)伝統板・第二「幼児教育②」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7881952

(3)伝統板・第二「幼児教育③」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7919016

(4)伝統板・第二「幼児教育④」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7953418

(5)伝統板・第二「幼児教育 ⑤」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7981842

(6)伝統板・第二「幼児教育 ⑥」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8015890

(7)伝統板・第二「幼児教育 ⑦」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8118963

(8)伝統板・第二「幼児教育 ⑧」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8208839

(9)伝統板・第二「幼児教育 ⑨」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8253700

(10)伝統板・第二「幼児教育 ⑩」
    → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8299392

          <感謝合掌 令和5年4月15日 頓首再拝>
2:伝統 :

2023/04/16 (Sun) 14:44:14

「幼児教育」が人生を変える、これだけの証拠
ノーベル賞学者が教える子の能力の伸ばし方
Web:東洋経済online(2015/07/02)
https://toyokeizai.net/articles/-/73546

(以下は抜粋です)

(1)幼少期の教育は、学力だけでなく忍耐力も高める。

  ①ペリー就学前プロジェクト、アベセダリアンプロジェクトという
   2つの研究では、

   幼少期の環境を豊かにすることが認知的スキル(IQテストや
   学力検査などによって測定される能力)と
   非認知的スキルの両方に影響を与え、

   学業や働きぶりや社会的行動に肯定的な結果をもたらすこと
   が示された。

  ②最終的な追跡調査(ペリー就学前プロジェクトでは40歳、
   アベセダリアンプロジェクトでは30歳)では、

   就学前教育を受けた子供は、受けなかった子供よりも
   学力検査の成績がよく、学歴が高く、特別支援教育の対象者が少なく、
   収入が多く、持ち家率が高く、生活保護受給率や逮捕者率が低かった。

(2)成功のカギは、幼少期の働きかけの質にある

  ①子供が成人後に成功するかどうかは
   幼少期の介入の質に大きく影響される。

  ②幼少期に認知力や社会性や情動の各方面の能力を
   幅広く身に付けることは、その後の学習をより効率的にし、
   それによって学習することがより簡単になり、継続しやすくなる。

  ③幼少期の介入は経済的効率性を促進し、
   生涯にわたる不平等を低減する。

          <感謝合掌 令和5年4月16日 頓首再拝>
3:伝統 :

2023/04/17 (Mon) 03:09:56

   *Web:note~ぼそお(2021年6月7日)より抜粋
           16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える
           「賢い子」に育てる究極のコツ/瀧靖之 (著)

(1)プロセスをほめる

  ①子どもをほめるときは、取り組んでいる過程での努力や、
   やり方を工夫した点を褒めましょう。

  ②プロセスをほめることで、次に失敗したときにも諦めることなく、
   いろいろな方法を試すこと成功できるかもと努力ができるように
   なります。

  ③【良いほめ方・悪いほめ方の例】

  ・字が上手に書けたとき

    ✕「才能あるね!」

    〇「すごく集中して、ていねいに書けていたね」

  ・友達に優しくできたとき

    ✕「優しい子だね」

    〇「お友達に元気がでるように笑わせてくれたんだね」


(2)具体的にほめる

  ①すごいね!ってつい言ってしまいがちですが、
   何がすごかったのか具体的にほめましょう。

   具体的にほめることで、子どもが自分の優れているところ、
   また努力が必要なところがわかるようになります。

  ②努力や姿勢をほめながら、
   具体的にどんなところが良かったのかを伝えていくことで、
   次につながるモチベーションが自然とあがっていきます。

  ③【良いほめ方・悪いほめ方の例】

  ・見た目をほめるとき

    ✕「いつもかわいいね!」

    〇「シャツにいろんな動物がいるね」

  ・自分で服を着られたとき

    ✕「えらいね!」

    〇「ボタンをしっかりと見て、一人で着られたね」


  ・ポイント

    見たままを具体的に表現するのもオススメ(色・形・数)

    例えば絵をかいて見せにきたとしたら

    〇たくさんの色を使ってカラフルになったね

    〇ここに違う色を使ってみたんだね


(3)質問をする

  ①ほめる言葉だけではなく、子どもに質問をすることで、
   子ども自身の気持ちを引き出していきましょう。

  ②親がどう思ったかより、
   子どもがどう感じてどう思ったかが大切です。

  ③質問をするときは、自由に答えられるようになげかけていきます。

   たとえば、

    ✕今日は楽しかった? → うん いいえ

    〇今日保育園にいて、いちばん楽しいことはなんだった?
     なんでそう思うの? → ~が楽しかった! ~だから!

   こんな感じで子どもが自由に答えられる質問を
   なげかけていきましょう!


3歳以上向け
https://note.com/bosoo/n/n130ed8f11f5a

          <感謝合掌 令和5年4月16日 頓首再拝>
4:伝統 :

2023/04/17 (Mon) 15:16:38

『シリコンバレー式 世界一の子育て』第5章②解説 目的を達成するための「意志力」

       *『シリコンバレー式 世界一の子育て』
        ~ wada_塾長@子育て支援(2021年1月29日)

「やるべきことはやる」「ダメなものはダメ」を徹底する

毎日のしつけは、すべて子どもにとっての学習の機会です。

「やるべきこと」「ダメなものはダメ」を徹底します。

「安全」「健康」「衛生」「マナー」の4つにかかわることです。

これらは、一度悪い習慣が身につくと直すのが大変なので、
幼いうちからしっかりとルールを守らせます。

ルールは「例外」をつくった途端、崩れます。

一貫性のない子育てをしていると
子どもの意志力を鍛えることが難しくなります。

以下の項目でルールを決めたら、
家族内でしつけに関して一貫性を持つ必要があります。

(1)安全

   たとえば駐車場で走り回るのは非常に危険ですから、
   「必ず手をつなぐ」というルールを守らせます。

   チャイルドシートやシート〇ルトも嫌がる子も多いですが、
   どんなに嫌がっても、安全のためにルールを守らせ、
   守らないとどんな危険があるかその都度伝えます。


(2)健康

   好き嫌いをせずに食べる、早寝をして十分に睡眠をとる
   といった健康に関わることも、守るべきです。

   食事や睡眠のルールを決め、それを守らせるようにします。


(3)衛生

   手を洗う、顔や体、髪の毛を洗う、歯を磨くといった
   衛生習慣も嫌がる子も多いと思います。

   たとえ嫌がって泣いても、幼いうちから慣れさせることで、
   のちのち親も子も楽になります。


(4)マナー

   「ほかの人に不快な思いをさせない」というマナーも、
   子どものうちからきちんと教えるべきことです。

https://note.com/wada_jukucho/n/ne20d35bda8ac?magazine_key=m7548e1d4ca00

          <感謝合掌 令和5年4月17日 頓首再拝>
5:伝統 :

2023/04/18 (Tue) 04:42:56


        *「男の子を「伸ばす親」と「ダメにする親」の習慣」
          池江 俊博・著(P20~22 <01>)より

〇 伸ばす親は「よそはよそ、自分は自分」と考え

× ダメにする親は「他人と比較」して、一喜一憂する


(1)男の子が強く生きていけるようになるには、
   ほかの子の行為をうらやましがるように育てるのではなく、

   そう感じた時にこそ自分の得意なことをがんばり、
   そのがんばりを誇れるように育てていくことが大切です。

(2)他人の子の親のSNSなどでの投稿などを見て、
   落ち込むような感情を抱くより、

   素直に「よかったね」と相手を喜べる気持ちを育てることは、
   心の器を大きく育てることでもありあmす。

(3)お母さんたちがよく心配されていることは、
   「うちの子だけ仲間はずれにされたらかわいそう」
   ということがあります。

   「みんな持っているから」「誰々くんはうらやかしい」
   という子どもの言葉をそのまま真に受け
   「じゃあ、あなたにも買ってあげる」「してあげる」などを
   してしまいがちです。

   そんな時は一呼吸おいて、
   「そうなの? みんなって誰?」といった質問を返したり、
   「人は人、自分は自分。みんなそれぞれ違うものよ」といった
   会話をしてみてください。

   本当にわが子にとってそれが必要なことなのかを
   考えてみましょう。

(4)判断の基準はあくまで、わが家の方針や
   「わが子にとって必要(大事)なことなのか」
   でいいのです。

          <感謝合掌 令和5年4月17日 頓首再拝>
6:伝統 :

2023/04/21 (Fri) 12:58:05

        *「男の子を「伸ばす親」と「ダメにする親」の習慣」
          池江 俊博・著(P26~28 <03>)より

〇 伸ばす親は子どもの健全な「自尊心」を育て

× ダメにする親は否定的な評価で「劣等感」を育てる

(1)自尊心を高く持つことができれば、
   自らの存在価値を高く評価したり、自分の考えや気持ちを
   大切にし、自信を持つことができるようになります。

(2)自分の容姿、能力、感性、特性は、
   他に人とみんな違います。

   違うのが当たり前ですし、違っていいのです。

   ですから、まずは
   男の子の自尊心を健全に育て、伸ばしてあげてください。

(3)そのためには、他のこどもと比べ、否定的な評価をするのではなく、
   「その子らしさ」を見つけ、認めてあげることが大切です。

(4)子どもへの親の好意的な評価や関わり、態度を取ることが、
   とっても大事なことなのです。

          <感謝合掌 令和5年4月21日 頓首再拝>
7:伝統 :

2023/04/25 (Tue) 04:45:33


        *「男の子を「伸ばす親」と「ダメにする親」の習慣」
          池江 俊博・著(P29~31 <04>)より

〇 伸ばす親は 子どものすることを大らかにとらえ

× ダメにする親は 子どものすることを批判的にとらえる


(1)私たち大人が、子どものすることにストレスを感じたり、
   批判的に感じてしまうのは、

   「自分自身の育った過程での嫌な自分」を、
   子どもの中に感じたり、批判的に評価されているように
   感じて起こることが多いようです。

(2)また、「育児はこうあるべき」といった高い理想や、
   「子どもをコントロールしよう」とする潜在的な気持ちが、
   なかなかそうならない現実にストレス反応を起こしている
   とも言えます。

(3)成長するにつれて論理的に考えることが得意になる男の子も、
   小さいうちはなかなかそうはいかないものです。

   ですから、
   「何度も何度も同じことを繰り返し言って聞かせるのが
    当然なこと」

   と思うことです。

(4)男の子のすることを、大らかに広い心でとらえ、
   伸び伸びと育てるには、

   自分の考え方にこだわって、
   子どもを矯正しようとするのではなく、

   「そんなものだ」と割り切って成長のサポートをしていく
   気持ちが大切なのです。

・・・

<関連>
男の子を「伸ばす親」と「ダメにする親」の習慣について、息子達にチェックしてもらった
https://ameblo.jp/tryal/entry-12747148085.html

          <感謝合掌 令和5年4月24日 頓首再拝>
8:伝統 :

2023/04/28 (Fri) 13:06:14

        *「男の子を「伸ばす親」と「ダメにする親」の習慣」
          池江 俊博・著(P32~34 <05>)より

〇 その子にとって、わかりやすい伝え方を考える

× この子は何度言ってもわからないと決めつける

(1)人は、五感を通じて情報を受け取っています。

(2)じつは、人の成長過程で、五感の中でも得意な部分、
   つまり「使う言葉や表現」に傾向が出てきます。

   たとえば視覚が優位な人は、
   イメージや図を使うとやりやすいとか、

   体感覚が優位な人は、体を動かしながら行うと
   スムーズにいく、といったものです。

(3)親子であっても、その優位性が違うと
   伝わりにくいこともあるのです。

   自分の子どもは何の感覚が優位なのかに気づいて
   あげることは、その子の理解や思考を助けることに
   なるでしょう。

   言葉で伝わりにくければ、
   イラストや体の動きなどで伝えるのです。

(4)男の子は、低学年ぐらいまでは論理思考が十分に発達
   していないので、何度注意しても繰り返してしまいます。

(5)ここで気をつけなければいけないのが、子どもがわかる
   ようになってからおしえようとするのではなく、

   「わかるようになった時には、それが刷り込まれている
    ように教えておく」

   ことです。

   それが将来、やるべきことがやるべき時にできるという、
   自己統制能力の源にもなっていくのです。

          <感謝合掌 令和5年4月28日 頓首再拝>
9:伝統 :

2023/04/30 (Sun) 14:16:13

男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|
やる気と集中力を高める育児法3選
子育てサロン( 2022/12/27 )
https://www.youtube.com/watch?v=Ndscjty-bRs

(重要なポイントとして)

(1)好奇心を育てる。

(2)ダメと言いすぎない。

(3)自分でやりたいというものは、時間がかかってもやらせる。

(4)子どもの言葉を繰り返してあげる。

(5)要求にはまず「いいよ」と言う。

          <感謝合掌 令和5年4月30日 頓首再拝>
10:伝統 :

2023/05/01 (Mon) 15:32:57


       *「光明道中記」(5月1日《万物を礼拝する日》)

【神を愛すると云うことは万物を敬虔に愛すると云うことである。
                     (生命の實相第十巻)】 

幼児は生後11ヶ月乃至誕生2ヶ月までの間におのずから立って歩く。
幼児体操と云うようなものを幼児の発育促進や健康法のために
やっている人もあるが、やるのも好いが、やらなくても好い。

人間は人工の体操によって歩くようになるのではないことは、
何に教えられなくとも動物は脚(あし)で立ち、歩み、
鳥類は飛翔することが明らかである。

人間が歩行するのは赤ん坊が乳房を吸い鳥類が飛翔すると同じに
自然の本能である。

幼児の歩行運動が生得的な本能によるのであるが、
訓練によってなるか学者の定説がないと言って、
歩行準備体操などを課するのは愚かな蛇の知恵である。

近頃諸所で開かれる赤ん坊審査会で一等賞を得たような
生長の家誌友の赤ん坊などは、光明思想で家庭全体が明るいこと
のほかは自然に放任した結果であって決して体操を課したのではない。

幼児体操そのものに私は反対するのではない。
筋肉は運動せしむるほど発達するからである。

併し幼児体操を幼児に課するような父母は
大抵「神」又は「自然」に対する信頼の念がなく、
其(その)人には「人工」の外(ほか)には頼るものがないから、
何か落度はないかと常に心配しすぎて、神経過敏に
幼児に心配の念を送り過ぎ勝ちである。

親が心配し過ぎると子供は虚弱になる。

          <感謝合掌 令和5年5月1日 頓首再拝>
11:伝統 :

2023/05/02 (Tue) 04:02:08

「子どもに伝わるスゴ技大全
カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!」
YouTube図書館( 2021/08/08)
https://www.youtube.com/watch?v=0v4WMeZZbcc

子どもに伝わるスゴ技大全~目次

巻頭マンガ もうはやくしてといわなくてOK!

第1章 お食事で困ったら、これやってみ!

第2章 お支度・お出かけで困ったら、これやってみ!

第3章 お片づけで困ったら、これやってみ!

第4章 睡眠で困ったら、これやってみ!

第5章 しつけで困ったら、これやってみ!

第6章 遊び、友達関係で困ったら、これやってみ!

第7章 伝え方で困ったら、これやってみ!

第8章 叱り方・ほめ方で困ったら、これやってみ!

第9章 子どもの心と体

第10章 ママパパへ

          <感謝合掌 令和5年5月1日 頓首再拝>
12:伝統 :

2023/05/02 (Tue) 19:54:28


   *「光明道中記」(5月2日《自己の内部の力を信ずる日》)より

【神を信ぜよ。生命を信ぜよ。
 自分のうちに宿る生命が神であることを信ぜよ。(生命の實相第十巻)】

体操より肝腎なのは、自然の努力で運動を起そうと衝動が
内部から起り得るように誘導することである。

半身不随の大人が生長の家で治った実例のなかには他に頼らないで、
自分に要(い)るものは、歩行が不自由でも何でも、
自分の力で持ってくると云うように決心し、且つ環境から
そうしなければならぬように仕向けられた結果である場合が多い。 

児童の歩行や運動の練習なども、
肉体的体操などよりも這(は)い出さずにはいられなくなるような、
歩かねばならなくなるような目的物を前方に置いたり、
賞(ほ)め言葉で激励する方が一番好い。

幼児が起ち上って歩行するのは一つの新しき冒険であり、
その冒険の完成は大いに言葉を以て喝采せらるべきである。

それによって児童は何事を新に実行するにも世評の喝采を得るもので
あることを知り、大人になってからの自信を増すのである。

幼児を揶揄(からか)っては可けない。

最初に試みた動作が不慣れなために、
大人から見て多少滑稽(こっけい)に見えようとも、
それを軽蔑するような、滑稽視するような語調で笑うならば、
世間は自分の動作を常に嘲笑するものだと云う観念を植附けられて
引込思案(ひっこみじあん)の人間が養成される。

          <感謝合掌 令和5年5月2日 頓首再拝>
13:伝統 :

2023/05/03 (Wed) 04:22:15


    *Web:「伸芽Sクラブ」子育て&教育 ひと言コラム(2020年2月20日)
         【子どものストレスサインとは?原因と親ができることを解説】
     
          https://www.shinga-s-club.jp/column/page/6/
          で、該当コラムをクリック

(以下は抜粋です)

(1)ストレスを抱えやすい幼児期の子どもたち

(2)幼児期のストレスの原因となるもの

  ①幼稚園
  ②躾のことば遣い

(3)子どもがストレスを抱えているサイン(例)

  ①体のストレスサイン
  ②心のストレスサイン
  ③行動のストレスサイン

(4)ストレスを抱えた子どもに、親がしてあげられること3つのこと

  ①子どもが喜ぶことをさせる

  ②親子のスキンシップを増やす

  ③ストレスの原因を解決する

(5)幼児が抱えているストレスと向き合い、寄り添ったケアを行っていきましょう

  ①ストレスの原因が大人によって
   解決できるものであるなら、解決してあげましょう。

   家庭内のコミュニケーション不足などが原因ならすぐに解決することができます。

  ②子どもはストレスを感じやすく、また発散する方法を知りません。

   そのため、体の不調となって現れるようになります。

   大人がこれらのストレスサインを察知してあげて、
   ストレスを発散できる方法を教えてあげましょう。

  ③しかし、ストレスを乗り越える力を身につけることも、
   生きていく上では非常に重要です。

   ストレスと向き合い、どう対処するか教えるなど、

   子どもがストレスと向き合えるように
   サポートすることもときには必要です。

          <感謝合掌 令和5年5月2日 頓首再拝>
14:伝統 :

2023/05/04 (Thu) 18:58:49


      *「光明道中記」(5月4日《争いを捨てる日》)より

【喘息はイキが激しく擦れ合う病気にて、
 スレ合う心、争う心、呪う心の象徴である。(『生命の實相』第九巻)】

子供は親を模倣するものである。
その模倣は親の表面の生活の模倣と、親の内面の感情と両方がある。

親が愉快に喋らない習慣の家庭に育った子供は、
憂鬱で陰気臭くて明朗さがない。

両親が感情(いき)の奥で衝突した生活を送っている家庭の子供は、
時として蓄膿症であり、アデノイドがあり、
或は20歳までに肺結核で斃(たお)れる傾向がある。

それは子供の模倣性だと考えられないこともない。
それは両親の「感情(いき)の奥」の葛藤を、
呼吸(いき)の奥であるところの鼻の奥や肺臓の奥に具象化する。

この意味に於て子供の肉体は親の念の具象化の舞台である。

親の悲しみの念が反映して子供が寝小便することもある。

子供が口を開いて眠っている時には
両親はこれによって呼吸(いき)の奥に故障があることを発見し、
これによって自分たち夫婦の精神の奥に葛藤があることを反省し、
それを是正すべきである。

両親が感情上の葛藤を経験しながら、
その子供が呼吸器を患っているから治して欲しいと訴えても、
感情上の葛藤そのものが、呼吸器病の内面的本質であるから治る筈がない。

          <感謝合掌 令和5年5月4日 頓首再拝>
15:伝統 :

2023/05/05 (Fri) 03:59:52


       *「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|」
         竹内エリカ・著(7000人の子どもを見てきた)(P6~7)

(1)お母さんにとって、
   男の子の行動は理解できないことがいっぱいです。

   はらはらして、とても見ていられず、
   思わず「ダメ!」と叫んだことがあるお母さんは多い。

(2)しかし、男の子の場合、
   できるだけ「ダメ!」と言わないで、やらせる。

   そして、失敗させて経験させることが大切なのです。

   できるだけやりたいことを尊重してやりましょう。

(3)男の子の学びの力は「やる気」で育ちます。

   このやる気の芽をそぐと、
   大人になって「それをやったって、どうせ失敗する」
   「僕にはできない」と行動に移す前にできないと言ったり、
   諦めたりするようになってしまうのです。

   ひいては、社会で生きるのに大切な忍耐力や適応力がない
   大人になり、家にひきこもることもあるのです。
   
          <感謝合掌 令和5年5月4日 頓首再拝>
16:伝統 :

2023/05/05 (Fri) 18:23:16


      *「光明道中記」(5月5日《謙遜を以て貫く日》)より

【強がりは本当は弱いのである。上手がりは本当は下手なのである。
                   (『生命の實相』第十二巻)】

子供の不従順の原因は父母の命令の不一致から来ることもある。

母親が「斯うせよ」と言う場合、
父親が「そんなことをしなくて可い」と言えば
子供は去就に迷って了い、結局権力者の方へ附いてしまって、
母親を馬鹿にするようになって了う。

子供の前ではどちらでも一方の親が命令した言葉に、
こう一方の親が賛成するようにして命令が二途(と)に出てはならぬ。

仲の悪い夫婦の中に出来た子供は、
両親の一人ずつがその子供に、父や母相互の不平を訴えることがある。
そんな場合、子供は親の権威を無視するようになって不従順になる。

「そんなことをしたらお父ちゃんに言附けますよ」と言う母親があるが、
こんな母親は自分には何の権威もないと云うことを表現しているに過ぎない。
従って子供は母親を馬鹿にして言うことを肯(き)かなくなる。

また一旦命令を出して置きながら、それに従わないでも、ただブツブツ
口叱言(くちこごと)を言っているだけでは、母の命令は
「馬の耳に念仏」と同じようで、子供に何の権威もないものとなる。

滅多に叱言は言わぬか、
一旦命じたことは断乎として従わせる習慣をつけねばならぬ。

          <感謝合掌 令和5年5月5日 頓首再拝>
17:伝統 :

2023/05/06 (Sat) 19:15:05


      *「光明道中記」(5月6日)より
       ~《拝んで人の苦難を看(み)のがす日》

【突き当たったら目が覚める。突き当たらすのも慈悲の道だ。
                  (『生命の實相』第十二巻)】

「一度だけは我慢してあげましょう」こう言って
自分で自分の命令を撤回してしまう癖をつければ、
命令は徹底しなくなる。

一度が大切であって、一度許せば今後許さない時には
却って逆恨みをするようになるものである。

「あれほど言ってもまだ言うことを肯(き)かぬのですか、
 お前のような強情なものはない」と言うならば、

その子供は親の言った通り強情になって了うだろう。

まだその上、「お前の強情にほとほと困って了う」と言えば、
親の無能の表白ともなり、強情の勝利ともなる。

「この前も、お前はこうだった、あの時もお前はこうだった」と、
旧悪までも曝(さら)け出して叱るのは、本人に「悪」を印象せしめるか、
幾つも挙げているうちには「あの時には私の方に理由がある」と
思えることもあり、却って、親や教師の方が無理を言っている
ような感じを与えて、子供を益々反抗させる虞(おそれ)がある。

子供の能力で出来ない事を命ずるな。
そんな命令は実行が出来ないから、
子供を不従順にするようなものである。

          <感謝合掌 令和5年5月6日 頓首再拝>
18:伝統 :

2023/05/08 (Mon) 18:45:05


       *「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|」
         竹内エリカ・著(7000人の子どもを見てきた)(P8~9)

(1)やる気とは、興味を持ったことをすぐにやってみることの
   繰り返しによって育ちます。

   とにかくたくさんのことを、どんどんやりたいように
   やらせることが大切です。

   今は目に見えませんが、
   多くのことにトライすることによって
   大人になったとき必要な能力を身に付けるのです。

(2)男の子は失敗するまで、物事がどういう性質になっているかを
   把握しないことが多いです。

   まずは、やってみて、失敗してからはじめて、
   これはいけないんだ、これは痛いんだとわかるのです。

   これが最初から失敗しないでいると、少し大きくなったときに
   危険をおしはかることができなくなり、困ることがあります。

(3)例えば、2、3歳頃から、少しでも高い所から飛び降りる
   ことを禁止していたとしましょう。

   すると、小学生頃になってからいきなり、高い跳び箱から
   落ちてけがをする、というようなことが起こるのです。


   とにかく、体験させてやる気をはぐくむ、
   これが男の子に大切なことです。

          <感謝合掌 令和5年5月8日 頓首再拝>
19:伝統 :

2023/05/09 (Tue) 04:31:43


0~12歳【7選】HSC・繊細な子どもの子育て。
大切だと思う7のポイント【幼児〜小学生の対応】
子育て勉強会 ( 2022/05/27 )
https://www.youtube.com/watch?v=5YFyZVEcZEM


HSP・HSC 繊細タイプの子どもの才能の伸ばし方
【子育て専門家】田中京子(2021/07/28)
https://www.youtube.com/watch?v=_IM1JWYgILU

          <感謝合掌 令和5年5月8日 頓首再拝>
20:伝統 :

2023/05/10 (Wed) 04:28:00


       *「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|」
         竹内エリカ・著(7000人の子どもを見てきた)(P10~11)

要領がよくないように見えるけど女の子より成長がゆっくりなだけ。
あとで追いついてくる

(1)男の子は人から指図されたり、型にはまったやり方を
   押しつけられるのが苦手です。

(2)物事をよく理解してから行動する女の子とは違います。
   特に無意味に見えるような行動を繰り返したり、
   夢中になったと思ったらすぐに飽きて次のことをします。

(3)人のアドバイスを聞かず、いろいろなことをやってみるので
   時間もかかります。

   そのため、すべての発達において
   女の子の方が早く感じられるのです。

(4)しかし、心配しないでください。
   男の子は、ゆっくり成長するのです。

   12歳くらいまでには追いついてきます。

          <感謝合掌 令和5年5月9日 頓首再拝>
21:伝統 :

2023/05/12 (Fri) 04:50:34


     *「光明道中記」(5月12日)より
        ~《そのまま完全を悟る日》

【生長の家では万人のうちにただ神の子の存在を見る。
                 (『生命の實相』第四巻)】

2番目の子供が生まれて間もなく
幼い長男又は長女が食欲不振を起すことがあるならば、
それは親の愛が2番目の子供に移って、
もう自分は顧みられないのだと云う失望と、

病気の状態を表したら再び自分を構ってくれるかも知れぬ
と云う希望と、或はまた乳児と同じように母親のお乳を飲ましてくれる
かも知れないと云う予期作用とで病気を起している場合が多いのである。

親が驚いてその病気の子供にのみ掛かり切りになるならば、
子供は得たり賢しとその病気を継続することによって、
自分にのみ親の愛を繋ぎ止めて置こうとするようになるものです。

フロイドは

「子供というものは重病に罹(かか)ったふりどころか
 死んだ仮病さえあらわすことが出来る」

と言って、26時間もたべず痙攣を起して瀕死の状態でいる
2歳の児童を抱き起こして

「さあ立っていられるだろう、貴方は病気じゃないんだ」

と言うと、

突然その子供の痙攣が治って、子供は「お父さん」と叫びながら
父親のところへ駆け寄って15分も泣いていたが、
忽(たちま)ちコーヒーとパンを食べたいと言い出した ――
と云う実例を掲げている。

親は何番目の子も全て一様に愛しているのだと云うことを
よく会得させること。

          <感謝合掌 令和5年5月11日 頓首再拝>
22:伝統 :

2023/05/12 (Fri) 14:51:51

       *「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|」
         竹内エリカ・著(7000人の子どもを見てきた)(P12~13)

(1)6歳までの時期に男の子は学びのエネルギーを
   蓄えています。

   そして女の子よりも少し遅れてその成果が出てきます。

   とにかく気になったことは自分で試し、追及していきます。

   社会に出て、学校では習ったことのない事柄に直面したときに、
   この力が発揮されます。

(2)男の子は、女の子のように人に聞いてやり方を学ぶのではなく、
   この冒険心をはぐくんでやることが、
   男の子を育てるにあたってものすごく大切です。

   逆にわからないことを人に聞くといった
   コミュニケーション能力は女の子の方が伸びるので、

   この自力で道を切り開く力を伸ばしておかなければなりません。

(3)この時期にやる気の芽を摘まれた子ども、つまり、
   あまりに「ダメ!」と行動を制限された子どもは、
   好奇心が乏しく、学びのエネルギ-が不足しがちになり、

   何をやってもつまらなさそうに、言われたことだけを
   こなすような子どもになってしまいます。

・・・

<参照>
男の子って成長が遅い?女の子よりも要領が悪いように見えてしまう
竹内エリカ(2022年03月23日)
https://ameblo.jp/heath-lab/entry-12732833463.html

          <感謝合掌 令和5年5月12日 頓首再拝>
23:伝統 :

2023/05/13 (Sat) 04:43:36


2歳、4歳、5歳は手がかかる。この時期に頑張れば、あとの子育てがすごく楽になる

       *「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|」
         竹内エリカ・著(7000人の子どもを見てきた)(P14~15)

(1)1歳の終わり頃から2歳は何を言っても
   イヤイヤばかり言うようになります。

   初めての反抗期、自我が芽生える時期です。

(2)3~4歳ぐらいで自立心がより強く出てくるようになります。
   自分のやりたいことを自分のやりたいようにしたくて
   仕方がなく、「僕がやる」「僕がやる」とすべて
   自分でやりたがります。

   時間がないお母さんからすれば、手がかかるので、
   ため息をつくこともしばしば。

(3)4~5歳は、よりわがままが強くなります。
   「おもちゃ、買って!」と店頭で大騒ぎするのもこの頃です。

(4)この時期がお母さんの頑張りどころ。

  ①このときに、それぞれの年齢に合った対処をして、
   好奇心を育て、自立と責任、心のコントロールができるように
   導くと、その後の子育てはずっと楽になります。 

   子どもが自分で自分のことをできるようになり、
   わがままに 自分で折り合いをつけらるようになるからです。

  ②この時期に自立心を大切に育ててあげると
   我慢強く思いやりのあるたくましい子に育ちます。

   こうした子は目標を持つようになり、
   問題にぶつかっても自分の力で乗り越えていける
   ようになります。

          <感謝合掌 令和5年5月12日 頓首再拝>
24:伝統 :

2023/05/13 (Sat) 12:58:14


       *「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|」
         竹内エリカ・著(7000人の子どもを見てきた)(P16~21)

(1)「学ぶ力」と「社会を生き抜く力」を身に付けた子どもは、
   大人になって貢献の力を発揮します。

   人のために役に立つことに喜びを感じ、
   自ら学び、挑戦していく人になります。

(2)「学ぶ力」

  ①何に対してもやる気を持ち、集中し、能力を発揮する
   子どもを育てるために、まず「学ぶ力」をはぐくんでやる
   ことが大切です。

   興味を持ったことを実行し、経験を通して理解して
   いく力を付けるのです。
 
  ②この力は具体的には、
   「好奇心・やる気・集中力」となります。

  ③やりたいことはできるだけやらせる。
   そうすることで、集中力を養うチャンスが得られるのです。


(3)「社会を生き抜く力」

  ①学ぶことの喜びを知った子どもは人や社会との
   かかわり合いの中で、学んだことを試そうとします。

  ②自分の力で生きていくために、目指す目標を定め、
   進もうとします。

  ③進むためには自分でどうやるかを考えなくてはいけません。
   うまくいかなくても試行錯誤し、
   努力をしなくてはいけません。

  ④時には人の助けも必要でしょう。

  ⑤そうした過程を繰り返すうちに自己を確立し、
   社会に貢献できる大人へと成長していきます。

  ⑥この力は、具体的にいえば
   「自立心・我慢・思いやり・自信」です。

   3~6歳のうちにこの力が育ちます。

(4)このような過程を経る中で、成長することの喜びを知った
   子どもは、成長すること自体を生きるためのエネルギーとし、
   どんな状況に置かれても頑張れるようになります。

   これが「成長のサイクル」です。

   学び続け、成長し続ける。
   この姿勢を身に付けさせること。

   それがかしこく、たくましい子どもに育てるための秘訣です。

          <感謝合掌 令和5年5月13日 頓首再拝>
25:伝統 :

2023/05/14 (Sun) 04:52:06


      *「光明道中記」(5月14日《応変自在の日》)より

【人生百般の修行は随処作主(ずいしょさしゅ)の工夫にある。
 随処作主とはその時その場の主人公となることである。
                 (『生命の實相』第十三巻)】

多勢の前で一人だけ賞(ほ)める事は、
賞められない兄弟(又は人々)の嫉妬の的にその人を置く事になる。
賞められない多勢は希望を失って勉強しなくなり、
親や教師に対して反感を持つ。

若し平等に兄弟を扱わねばならぬ場合には、不平等のように見えても、
実は不平等ではないことを説明してやらねばならぬ。

即ち今生まれた乳児だけにお乳をやって、
前の児(こ)にお乳をやらない場合には、

「あなたは赤ちゃんの時にはそうせられたのです。
 歯のない赤ちゃんはお乳を飲むほかに生きることが出来ないので
 お乳を飲ませるのです。

 特別に赤ちゃんばかりを可愛がるのではありません。
 あなたには歯が生(は)えているから、
 お乳よりも塊(かたまり)の食物の方が栄養になるのです。

 赤ちゃんにはお乳を飲ませることが可愛がることになるし、
 あなたには塊の御飯をたべさせることが可愛がることになるのです。

 神様はみんなに同じものを与えるものではありません。
 梅の樹には梅の花を与え、桜の樹には桜の花を与えているでしょう」

こう云う話をして、みんなには夫々(それぞれ)の立場があり
不平等の中に平等に愛されていることを知らせねばならぬ。

          <感謝合掌 令和5年5月13日 頓首再拝>
26:伝統 :

2023/05/15 (Mon) 04:58:57


      *「光明道中記」(5月15日《八方正面の日》)より

【善は、「ねばならぬ」に縛られた形の上から固定してはならぬ。
                  (『生命の實相』第九巻)】

また大きい方の子に与える物を、
小さい方の子に買ってやれぬ事もある。

そんな時に小さい方の子に言ってきかせる言葉は
「兄さんは学校へ行くために要(い)るものを買ったのです。
あなたも亦学校へ行く時には、学校で要るものを買って貰えるのです」
斯う云うようにして、また不平等の中に愛の平等があることを
知らせねばならない。

兄弟のうちの一方を賞(ほ)めてはならぬ。

「××さんのように温順(おとな)しくするんですよ」
斯う云う言語は、言われた当人には侮辱であり、

自分への愛が××さんに移ったと思いちがえて
非常に嫉妬と失望とを感じて、
「温順しくするどころか、もっと暴れてやれ」と
云うような気持を起し易いものである。

兄弟への寵愛を互に比較するような動機を児童に与えてはならない。
愛が失われるかも知れないと云う恐怖は、
子供を従順に導くかわりに乱暴に導く。

潜在意識を解決せずにいながら
兄弟喧嘩を解決しようとする時は概ね心配を招く。

それは水仙の球根を処置しないで花だけを摘んで
水仙を絶滅しようとするようなものである。

          <感謝合掌 令和5年5月14日 頓首再拝>
27:伝統 :

2023/05/16 (Tue) 04:46:42


       *「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|」
         竹内エリカ・著(7000人の子どもを見てきた)(P22~23)

(1)0歳~五感を刺激する→「好奇心」が育つ

(2)1歳~「できた」という体験をする→「やる気」が育つ

(3)2歳~「わかった」という体験をする→「集中力」が育つ

(4)3歳~自分でやりたいことをやる→「自立心」が育つ

(5)4歳~壁を乗り越える体験をする→「我慢する心」が育つ

(6)5歳~助け合うという体験をする→「思いやりの心」が育つ

(7)6歳~やり抜いた体験をする→「自信」が育つ

          <感謝合掌 令和5年5月15日 頓首再拝>
28:伝統 :

2023/05/17 (Wed) 04:56:40


      *「光明道中記」(5月17日《何物にも恐れぬ日》)より

【対人恐怖症は自分の欠点を看透(みす)かされるのを恐れ、
 また自分を価値以上に見られたい念から起る。
                   (『生命の實相』第九巻)】

幼児は、心理学者の調べたところによれば、
倚(よ)りどころを急に外(はず)した時とのほかには恐怖を感じない。

人間恐怖は父親が大声で怒鳴り附けることに端を発する。

暗黒の恐怖は、暗黒の中へ出たとき、
「そら恐ろしい! 」と大人たちが騒ぎ立てたり、
暗がりで便所に行くときに木枯(こがらし)が雨戸をガタガタ言わせたり、
暗闇(くらやみ)で雷鳴をきいた時などに端を発する。

人間恐怖や人見知りは突然急に大人の喧噪(けんそう)な世界へ
幼児を連れ出したのが原因で起ることがある。

子供の友達が親ばかりである場合には、
その子供は他の人間を疑うようになり内気になる。
そして他の人間は自分に危害を与えるものだと考え勝になるもので、
非社交的な人間が出来上がって了う。

子供には是非とも子供のお友達が必要なのである。
近所に子供がなくて子供のお友達が得られない場合には
幼稚園にあげることが必要である。

其処で子供は、人間には幾種類もの人間があって
色々の感情や態度で生活しているものであり、
譲歩しなければならぬ場合や、主張しなければならぬ場合のあることを
覚えるのである。

          <感謝合掌 令和5年5月16日 頓首再拝>
29:伝統 :

2023/05/19 (Fri) 04:51:11


      *「光明道中記」(5月19日《欠点を見ぬ日》)より

【欠点を見つけるな、荒立てるな、静かに彼の為に祈れ。
                  (『生命の實相』第十一巻)】

幼児の潜在意識に「希望は失われる」印象を残すような事は
凡ゆる場合に於いて可(い)けない。

「私には希望が失われる」と云う潜在意識が幼児に沁み込まされ、
為に一生不成功を招く人もある。

「そんな弄戯(いたずら)を止めないなら
 お母さんは彼方(あちら)へ往って了いますよ」
と言って幼児を威脅(おど)してはならない。

幼児の潜在意識には自分の大切な希望が
行衛不明(ゆくえふめい)になって了う恐怖心が植えられます。

幼児に何かをやらせるために大人が虚言(うそ)をついて
幼児の信頼を裏切らせるようなことをしてはならない。

「これをしたら、これを買って上げますよ」などと言いながら、
幼児がそれを履行したのに、大人の方がその約束を履行しない
などはよくない。

「痛くないから一寸(ちょっと)口を開いて御覧」と言いながら、
急に大袈裟な恐ろしい道具を口の中へ突っ込んで口の中の治療を
したために、弾丸でも恐怖を感じないのに、
歯医者に通うことを考えるだけでも恐ろしくて、
頭中が痛んで来る病気に罹(かか)った男もある。

「熱いことありませんよ」と言いながら、
多勢寄って圧えつけて灸(やいと)を据える人などがあるが、
子供はその大人の無法に対して終世恐怖心を抱くようになることがある。

          <感謝合掌 令和5年5月18日 頓首再拝>
30:伝統 :

2023/05/21 (Sun) 04:50:29


      *「光明道中記」(5月21日《楽しく深切の出来る日》)より

【自制力は心のタガの様なものである。(『生命の實相』第四巻)】

人間は楽しい時には好い気持になり、人に深切がしたくなり、
善い事がしたくなるものだが、

楽しくないとき不快なろきには、善いことはしたくなくなり、
自暴自棄になって悪いことがしたくなり、
自分をも他人をも動物をも器具をも乱暴に取扱いたくなるものである。

それにはどうしても両親が楽しくなければならぬ。
両親が子供の遊びの相手となってやらねばならぬ。
特に一人子の場合はそうである。

子供を一人一室に放って置けば、
別に楽しむものがないから肉体の自己玩弄を始める。
「小人閑居すれば不善を為す」とはよく言ったものである。

子供が内気な場合に、お前は内気だから
もっと明るくならなければならないと小言を言ったら、
その子は一層内気になって了(しま)うだろう。

そんなときには、「××は近頃大変明るく勇気が出て来た」と
言うときは次第に内気が直ってくるのである。

内気な子供とは反対に、乱暴な子供も結局は生活が楽しくないから、
愛が欠けているから、反動的にそうなる子供が多い。

「お前乱暴を直しなさい」などと言わずに、
縛らずに信頼してやれば乱暴は止まるのである。

          <感謝合掌 令和5年5月20日 頓首再拝>
31:伝統 :

2023/05/22 (Mon) 05:00:30


       *「光明道中記」(5月22日《真に幸福なる日》)より


【知らずに犯す残酷ほど残忍なものはない。(『生命の實相』第四巻)】


あまり親が愛してくれて、何でも自分の欲することを協(かな)えてくれるものだと
思い込ますようにすることは、子供の利己心を増長させるようなものである。

そんな子供は自己中心であって、周囲の事物一切は自分の快楽を満足させてくれる
ためにあるものだと考えるようになり勝ちである。

そんな子供が成長して社会へ出ると、周囲の人々はなかなか自分の快楽を
満足させてくれたりするものではない。
そこに期待の不充足に対する不平が起り、社会国家を呪うようになり易い。

人間は他が自分に調和してくれるまで、自分の方からは調和しないでいても好いと
考えるようになっては、決して世の中に容れられず出世しないものである。

人間は天地間に生まれて、自分の方から、その世界に適するように動き出して行く者が
勝利を得るのだと云うことを知らねばならない。
即ち適者生存の原理を知らなければならないのである。

適者と云うのは自分が全体の幸福のためにどれだけ献(ささ)げ得るかの程度に
随(したが)って定(さだ)まるのであり、全体のために幸福を献げ得る者のみが、
自分がまた幸福になり得るのだと云うことを教え込まねばならない。

          <感謝合掌 令和5年5月21日 頓首再拝>
32:伝統 :

2023/05/23 (Tue) 04:53:04


       *「光明道中記」(5月23日《何でも成就する日》)より

【食事にうんと歓びのお菜(さい)を附けて食べよ。
 どんな粗食でも最上の栄養食に変るのだ。 (『生命の實相』第八巻)】


楽しい時には良質の胃液が抱負に分泌され、
怒ったり悲しんだりしたときには胃液が殆ど分泌されないと云うことは、
パヴロフが犬の胃袋を切り開いてゴム管を通して実験した通りである。

子供を健康に育てるには彼を取り囲む環境を楽しいものとしなければならない。

楽しいと云うことは大人の考えるような柔らかな褥(しとね)や、
美味しい贅沢な食事のことではない。
自由を縛られない伸び伸びとした生活のことである。

親が小言を言いながら食べると、子供自身の消化吸収同化作用を妨げる。
子供は親の言う言葉を信じ易いものであるから、親の小言を云う食事は
排斥すべき食物であり栄養価地のない食物だと
思い込んで了(しま)うからである。

排斥する心が起れば同化吸収作用が鈍るのは当然である。

親がどんな食物にも本当に感謝して、
これは為になる食物だと云う風にして食べるべきである。

食事の作法にあまり神経質に拘(こだ)わって叱る習慣をつけるのはよくない。
叱られて悲しみながら食べては、どんな食物でも栄養にならない。

          <感謝合掌 令和5年5月22日 頓首再拝>
33:伝統 :

2023/05/24 (Wed) 04:51:54


       *「光明道中記」(5月24日《善き言葉のみの日》)より

【言葉の種子も石地(いしぢ)に蒔いた種子は生えないが、
 肥沃地の心に蒔けば良く生える。  (『生命の實相』第六巻)】


言語の発達は知能の発達を意味している。

野蛮人は思想感情の種類も大雑把であるから、言語も少ない。
文化人になるほど思想感情にデリケートな種類が発達するから、
それを表現する言語の数も甚(はなは)だ多い。

言葉は柔らかく、そして明瞭でなればならない。
柔らか味を失った言葉は砂漠のようで、
そんな言葉の横行する家庭では万物は育たない。
子供が育たないし、事業も育たない。

明瞭さを失った言葉は人間の知能を低下するものである。

幼児の片言(かたこと)が可愛らしいからと言って、
大人の方から幼児の片言を真似て行くようでは、
大人が幼児まで退化して行くだけであって、幼児を進歩せしむる力はない。

「ワンワン」「ニャンニャン」などと言わずに、
出来るだけ「犬」「猫」とハッキリ明瞭に発言せしめ、
子供らしい情調が要(い)るならば「犬はワンワンと鳴く」と幼児語と
大人語とを同時に教え込むが好い。

決して「犬」なる精確語を省略して「ワンワン」だけを教えてはならぬ。

幼児は言語発達の天才的能力を有(も)っているものであって、
同時に数ヶ国語を教授しても、頭脳に大した負担なしに覚えるものである。

          <感謝合掌 令和5年5月23日 頓首再拝>
34:伝統 :

2023/05/25 (Thu) 04:56:55


     *「光明道中記」(5月25日《深く物を観る日》)より

【心の薬は、心は波なんですから、
 波と云うものは互いに交感するものです。(『生命の實相』第二十巻)】

興味のあるときに教え込めば労苦なしに覚えると云うのが
幼児教育の原則である。

幼児には色々のことを尋ねたがって仕方のない年齢があるものである。

大人は生活に忙しいので、
いちいちそんな子供の質問に答えていられない場合がある。
そんな場合
「蒼蝿(うるさ)い! そんあこと訊くもんじゃありませんよ」と
言ってその問を一蹴してしまってはならないのである。

幼児の質問に両親がそんな風に答えてしまうと、
学校へ行っても何一つ訊く勇気のない
引込み思案の人間が養成され、社会に出ても思い切って
自分の意志を発表する勇気のない人間になって了うものである。

子供が質問するときにはその事物に興味を感じている時であるから、
親は知っている限りのことを教えてやるべきである。

一つ覚えれば、次の一つに向学心が向うものである。

親の知らぬことなら、
「一緒に研究しましょう」と云う態度をとることであり、

世界にはどれだけでも知るべき楽しいことが充ち満ちていて、
大人になってからでも研究の尽きるものでないことを
充分に子供に知らせてやるべきである。

            <感謝合掌 令和5年5月24日 頓首再拝>
35:伝統 :

2023/05/27 (Sat) 04:17:28


     *「光明道中記」(5月27日《明るい物のみ引き寄せる日》)より

【じかに阿弥陀仏の懐に飛び込む教である。(『生命の實相』第二十巻)】


子供の友達は快活な明るい者を選ぶが好い。

暗い陰気な子供と交わらしていると、自分の子供も暗い陰気なものとなり易い。
従って健康も害(そこな)われ易いのである。

快活な明るい子供と遊ばせることにしただけでも、
その子供が健康になった実例がある。

子供の読物は明るい、父母の愛や、友達にみちた物語、道徳的な、努力を楽しむ、
困難を物ともせず成功する立志伝又は武勇伝などが好い。

陰気な物語、お化(ばけ)の出て来る物語、
正しき者が滅びる物語などは宜しくない。

子供は絶対に叱ってはならないと云うことはない。

過(あやま)って悪を犯したり、
人の迷惑になることをしたときには、叱っても悪くない。

けれども「そんなことをする子は悪人です」などと、
本人そのものを悪人と宣言するような叱り方をしてはならない。

若しそんな叱り方をするならば、子供は自分を悪人だと思い込んで了い
善に遷(うつ)る動機と勇気を失ってしまう。

子供が過(あやま)ちを犯したら、

「あなたは善い子だのに、こんなことをする筈の子ではないのに、
 悪いと気が附かなかったのね。
 もう悪いと気が附いたら決して悪いことをする貴方ではありません」

と断言するが好い。

            <感謝合掌 令和5年5月26日 頓首再拝>
36:伝統 :

2023/05/27 (Sat) 13:08:27

『シリコンバレー式 世界一の子育て』第5章②解説 目的を達成するための「意志力」

       *『シリコンバレー式 世界一の子育て』
        ~ wada_塾長@子育て支援(2021年1月29日)

「ルール」のもとに「自由」があることを教える

(1)『WILLPOWER 意志力の科学』には、
   子育てについてこのように書かれています。

   「子供には明確なルールが必要だし、子供自身もそれを望んでいる。
    そしてルールに従う責任を負うことが健全な発達にとって
    きわめて重要という点は、ほぼすべての専門家の間で
    意見が一致している」

(2)幼い子どもに「自分でルールを決めて守りなさい」というのは無茶です。
   子どもが自分の意志力を鍛えるためには、親が決めた枠組みが必要なのです。

   枠組みの中で自由にさせることで、その子らしい健全な自我が育ちます。

(3)カリフォルニア大学バークレー校の発達心理学者、
   ダイアナ・バウムリンドの興味深い研究があります。

   バウムリンドは子育てスタイルを4つに分類しました。

  ①権威型:

   子どもの意見を尊重しながらも、親がルールを定め、
   それを守るように促す。

   愛情深く、協力的であり、子どもの感情にも寄り添いながら、
   自立することを推奨する、民主的な子育てスタイル。

  ②専制型:

   権威型と同じく子どもに対する要求は高いものの、
   子どものニーズには応えず、盲目的な服従を要求する子育てスタイル。

   言うことを聞かせるために罰も多用する。

  ③迎合型:

   子どもの意向が中心で、親はルールや境界を設定することに消極的。
   子どもの感情には応えているものの、受け身になりやすい

  ④怠慢型:

   親が子どものニーズや生活に無関心であり、ルールや境界を設定しない。

   親が精神的問題を抱えている場合もあり、
   ネグレクトや身体的虐待が起こりやすい。

(4)「子どもの気持ちを尊重したうえでルールを決め、
    それを守れば自由を与える」というスタイルは、

   子どもの意志力を育て、子どもが将来的に自立して
   自分らしい人生を生きる土台をつくります。

https://note.com/wada_jukucho/n/ne20d35bda8ac?magazine_key=m7548e1d4ca00

            <感謝合掌 令和5年5月27日 頓首再拝>
37:伝統 :

2023/05/30 (Tue) 14:51:16


     *「光明道中記」(5月28日《信以(もっ)て貫く日》)より

【振替でもやはり同じ道理だ・・・信ずる人に取ってはこれは本当である。
                     (『生命の實相』第二十巻)】

子供の性癖を直し、成績をよくするには
眠りしなに『甘露の法雨』を誦(よ)みきかしながら眠らせるが好い。

『甘露の法雨』を誦(よ)み上げる前に、
子供に『甘露の法雨』を聴きながら眠ったら大変成績がよくなって、
健康になり、性質もよくなって、××の性癖も直り、
自然に好い子になれるんですよ ―― と子供に言って聴かせ、

さて親も敬虔な態度で
「聖経の功徳によって斯(か)くならしめ給え」と合掌して念じ、

「さあ眼を瞑(つむ)って眠(ねむ)んなさい。
 聖経を誦んであげましょう」と言って『甘露の法雨』を読誦する。

読誦が終れば子供は屹度眠っているから、

「さあ、これでもう貴方は成績がよくなりました。××が上手になりました。
 身体は一層達者になる、性質はよくなり、××はしなくなった」

と云う風に眠っている子供の耳に内緒話のような声で、
下腹に力を入れた声で、囁きかける。

―― この方法を行なえば子供は確かに健康になり、成績がよくなり、
性質が改まってくるものである。

1回で効かないなどと思って、中断してはならない。

言葉の力は累積すると力を発する。
『生命の實相』第七巻にある自己暗示法をやらせるのも好い。

            <感謝合掌 令和5年5月30日 頓首再拝>
38:伝統 :

2023/05/31 (Wed) 04:58:55


         *「光明道中記」(5月31日《その儘有難い日》)

【誠に「今」こそ一切の生活を支配する鍵である。(『生命の實相』第二十巻)】

2番目の子供が生まれようとする頃になると、
最初に生まれた子供は、それに興味を感ずるが、
それが自分の玩弄物(おもちゃ)のように自分の支配下にあることを
欲するのである。

自分よりも両親の愛を鍾(あつ)めるなどと云うことは、
両親を自分から奪われることに当る。

そのために最初に生まれた子供は熱を出したり、病気になったり、
時として乱暴になったり、強情になったり、如何なる方法かによって
両親の注目を自分に惹き付けて導く手段を講ずる。

そういう手段に動かされてはならないのである。

この状態は始終抱き癖をつけたり、
あまりに両親から構い附けられる癖を持っていて、
両親から離れて独立して遊ぶ習慣のない子供に於て特に起り易いものである。

最初の子が女性であった場合、両親が「男児(おとこのこ)が欲しい」と言い続けて
いたのを常に訊いていた長女は、母親が今度生む子が自分と同じ女性であり、
自分よりもただ幼いと云うだけの存在で、自分と比べて特殊の優越の資格を持つ
「男児(おとこのこ)」でないことを希(ねが)うものである。

親たる者は、男児(おとこのこ)にせよ、女児(おんなのこ)にせよ、
常に平等の心を以て感謝していなければならぬ。

子供の前で言葉を繕(つくろ)っても、態度や表情が差別待遇を語っているときは、
それは嫉妬の因(もと)となり、兄弟喧嘩の因(もと)となる。

            <感謝合掌 令和5年5月30日 頓首再拝>
39:伝統 :

2023/06/04 (Sun) 15:21:00

親の唾液がアレルギー抑制か 乳幼児期に接触した子、学齢期の発症リスク減

     *Web:AGARA(2023年05月25日)より抜粋

1歳までの乳児期に親の唾液を口にした小中学生は、
アトピー性皮膚炎とアレルギー性鼻炎の発症リスクが下がる傾向があるそうです
(和歌山県立医科大など研究チーム発表)。

(1)先行研究として、スウェーデンでは2013年、
   親が口に含んで、唾液で洗浄したおしゃぶりを与えた
   乳幼児のアレルギー発症リスクが低くなるという結果が発表されている。

   親の口の中にいる細菌が乳児の免疫を刺激し、
   アレルギー予防につながっている可能性があるといいます。

(2)今回の調査結果では、小中学生のアトピー性皮膚炎の発症は、
   乳児期に親と食器の共有をしていると48%低下し、

   親が口の中に入れたおしゃぶりを使っていると65%低くなっています。

   アレルギー性鼻炎の発症は、おしゃぶりの共用で67%低下しましたが、
   食器共用での関連は見られません。

   おしゃぶりは生後6カ月まで、食器はそれ以降の使用が多いことから、
   早いタイミングで親の唾液と接触する方が、より効果が高い
   と考えられるという。

(3)一方で、親の唾液によって、虫歯につながる菌の感染リスクがある
   とされることについては、初感染時期が生後19カ月から31カ月の間に
   集中しているといい、唾液接触の時期が重要だとした。

https://www.agara.co.jp/article/277629

(ヤフーニュース)
https://news.yahoo.co.jp/articles/aaf844707e1b529ba5f0e0a0277614134267c2bc

(和歌山県立医科大学によるプレスリリース)
乳児期の唾液接触と学齢期のアレルギー発症リスクとの関連性を明らかに
https://www.wakayama-med.ac.jp/intro/press/2023/2023-0526.html

            <感謝合掌 令和5年6月4日 頓首再拝>
40:伝統 :

2023/06/11 (Sun) 18:00:22


    *松田雄治(著)『ヴィッテ式・天才教育』より

(1)法律学者であったカール・ヴィッテは、
   1800年にドイツのロヒョウという村に生まれた。

   父親の名前は、同じくカール・ヴィッテ。
   父親のほうは、片田舎の牧師であったが、
   非常に博学な人であった。

   ヴィッテ牧師は、息子の綿密な教育計画を
   立て、そして実行した。

(2)この教育法が功を奏して、
   9歳でドイツ語、フランス語、イタリア語、
   ラテン語、英語ならびにギリシャ語を自由に操り、
   動物学、植物学、物理学、化学、
   とりわけ数学にその才能を発揮したとされる。

(3)9歳のとき、ライプティッヒ大学に入学し、
   1814年、わずか14歳たらずで、
   数学の論文で哲学博士を授与された。

   2年後には16歳で法学博士を授与された。

(4)カール・ヴィッテは、
   病弱なガリ勉タイプではなく、
   円満で高潔な人柄で周囲の人々から好かれ、
   健康にも恵まれた。

(5)ヴィッテ牧師が究極、目指したものは、
   「円満な人格」を養うことであった。

(6)ヴィッテ牧師には
   「子どもが幼い間に、首尾一貫した
    しつけをしておけば、
    後々まで周囲に迷惑をかけるような
    問題行動を起こすことはない」
   という信念があった。

(7)子どもの能力を高めるには、
   「早くから言葉を教えなければならない」
   というのがヴィッテ牧師の考え方。

(8)「乳幼児に言葉を教えるときには、
    同じように重要なことは、
    親が毎日、子どもが喜ぶ、面白い本を
    たくさん読んであげることだ。
    それによって、語彙が豊富になるからだ」

   とヴィッテ牧師は力説している。


(9)「幼い子供には、お話ほど大切なものはない」
           (ヴィッテ)

   昔話、おとぎ話、童謡などの口承が
   言葉の教育に貢献する。

   わらべうたの中には、
   日本語の持つ美しい雰囲気が、
   とても大切に表現されている。

   そして心地よいリズム、正しい抑揚、
   聞きやすい歌い方により、子どもの中にしみる。

(10)テレビやビデオは言葉の教育の悪害。

(11)0から3歳ごろまでの幼児期の記憶は、
   普通ほとんど表面の意識にはのぼらない。

   しかし、この時期の子育てで、
   最も大切なポイントは、家庭内の雰囲気、
   家族の調和したムード。

   核となるのが、夫婦相互の信頼と尊敬。

(12)1歳を過ぎたら、子どもに料理をさせよう。
   料理で思いやりや他人の行為がわかる子に。

(13)子どもは遊びながら成長し、
   いたずらが知的能力を開発する。

(14)家庭は赤ちゃんが
   はじめて「心」を学ぶ場所。

(15)基礎学力があれば、将来の選択肢が増える。

(16)ヴィッテ牧師は、
   円満な人を育てるために、まず言葉を教えた。


・・・

<参照>

ビッテ式の超英才教育がすごい!具体的なやり方をご紹介
https://eisai-kyouiku.com/?p=11325


「早教育と天才」家庭保育園のヴィッテ式教育論【育児本読書記】
https://www.note-s.net/soukyouiku-2513.html

          <感謝合掌 令和5年6月11日 頓首再拝>
41:伝統 :

2023/06/26 (Mon) 04:17:43


       *「男の子の一生を決める 0歳から6歳までの育て方|」
         竹内エリカ・著(7000人の子どもを見てきた)(P41~)

(1)0歳~五感を刺激する→「好奇心」が育つ

  ①好奇心を育てるためには「たのしい」という体験をすることが大事。
   興味があることはどんどんやらせよう。

  ②好奇心を育てるには五感を刺激しよう。
   語りかける(聴覚)、抱きしめる(触覚)

(2)1歳~「できた」という体験をする→「やる気」が育つ

  ①「できた」という経験をさせることで「やる気」が育ちます。

  ②男の子には「ダメ!」は言いすぎない。
   いけないことは「ダメ」ではなくて、
   「危ないよ」「痛いよ」「熱いよ」と伝える。

  ③男の子にはやり方を教えてはいけない。
   まず、やらせて、何をするかを観察すること。

(3)2歳~「わかった」という体験をする→「集中力」が育つ

  ①男の子は自然の中に連れ出せば、集中力がつく。

  ②男の子には「教えて」「手伝って」という言葉を教える。

  ③男の子には運動させると集中力がつき、心も強くなる。

(4)3歳~自分でやりたいことをやる→「自立心」が育つ

  ①「自分がやる!」と言ったら、できるだけやらせる。
   ここが正念場。

   「やってみたい!」という気持ちを優先してやる。

  ②人のせいにする子にしないために責任感を教える。

  ③男の子のけんかをやめさせたければ交渉力を育てる。

  ④言ったことを繰り返してやると、
   男の子は安心して、自立していく。

   ・子どもの言ったことを繰り返す。
   ・そのときの感情を言葉にして言い替える。
   ・相手の立場にたって言い替える。

  ④男の叱り方を間違えると依存心を植えつける。

   感情的に怒ることを繰り返すと、子どもは怒られることに
   恐怖心を抱き、大人の言うことに従う依存した子どもに
   なってしまいます。

   傷つける言い方はやめて、
   どうすればいいかを伝える。

(5)4歳~壁を乗り越える体験をする→「我慢する心」が育つ

  ①だんだんわがままを言いだす時期。
   子どもの泣き落としに屈しないと心に決める。

  ②我慢できる子にしようと決めたら、
   まずは「待つ」ことから教えてください。

  ③「ダメ」ではなく、「いいよ」と一度受け入れ、
   そのあとに、今すぐではなく少し待てる程度の
   具体的な時間や日にちをはっきり言うことです。

  ④たくましい男の子にしたければ、何でも人のせいにせず
   自分で乗り越えられる力を育てなければいけません。

   子どもはまだまだ経験が未熟で時にちょっとした
   大人の手助けが必要です。

   そのちょっとした手助けが「小さな提案をひとつしてあげる」
   という方法なのです。

(6)5歳~助け合うという体験をする→「思いやりの心」が育つ

  ①男の子の思いやりを育てるには体験が土台になる。

  ②心のこもった「ありがとう」「ごめんなさい」が
   やさしさをはぐくむ。

  ③男の子にとって、
   お父さんの「ありがとう」「ごめんなさい」は
   一番の手本になる。 

(7)6歳~やり抜いた体験をする→「自信」が育つ

  ①母親が子どもを信じると、子どもは能力を発揮する。

  ②父親の関心が、男の子の自信を強める。

  ③子育てに迷ったら、とにかく子どもを抱きしめる。

          <感謝合掌 令和5年6月25日 頓首再拝>
42:伝統 :

2023/07/02 (Sun) 04:50:37


      *Web:nobico(2023.03.23)より
           ~河井英子(武蔵丘短期大学教授)

(1)子どもはお母さんの顔色を見逃しません

  ①人は相手の顔色を見てその人を理解しようとします。

   相手が不快な思いをしているのか、
   喜んでいるのかを判断しながら
   自分のとるべき態度を決めています。

   子どもだって同じです。

  ②子どもにとってはお母さんほど大事な人はいませんから、
   お母さんの顔色には特に敏感です。

  ③ところで私たちは自分の普段の本当の顔を知りませんし、
   鏡で見るとき以外はほとんど自分の顔(表情)に無意識でいる
   ことが多いでしょう。

   そんな無意識で無防備な顔を、一番身近で自分の分身である
   と思っている子どもにしっかりとみられていることを
   心に留めておいてください。


(2)いい表情が可能性を広げる

  ①お母さん自身が意識しない表情までも子どもは常に見ています。

   お母さんがいつも眉間に縦皺を寄せてしかめ面をしていては、
   子どもはどんなに緊張し、不安な気持ちにさせられることでしょう。

   常にお母さんの顔色をうかがい、お
   母さんから注意をそらすことができません。

   神経質で不安傾向の強い子どもになってしまうことでしょう。

  ②逆にいつも明るく笑顔の絶えないお母さんであれば、
   子どもは安心して、自分のことに集中できます。

   お母さんの笑顔を背後に感じながらのびのびと自分の能力を伸ばし、
   自信をもって新しい課題に挑戦することができるようになるでしょう。

https://family.php.co.jp/2023/03/23/post_2643/

          <感謝合掌 令和5年7月1日 頓首再拝>
43:伝統 :

2023/07/07 (Fri) 04:24:35


     *メルマガ「人間力」(2023.6.5)より

─────────────────

3歳、4歳の子供たちが、
大人でも難しい古文・漢文を
すらすらと読んでしまうという
驚きの幼稚園があります。

小泉敏男氏が47年前に創立した
「東京いずみ幼稚園」(東京都足立区)です。

今月発刊されたばかりの『致知』最新号では、
試行錯誤の中から創り上げた独自の教育カリキュラムで、
子供たちの能力をぐんぐん引き出し伸ばしてきた小泉氏に、
これまでの歩みを辿っていただきながら、
教育者としての思い、これから求められる
幼児教育のあり方について語っていただきました。

本日はその一部をご紹介します。


…………………………………………………………
「なぜ幼稚園児が難解な古文を読めるのか」

小泉敏男(東京いずみ幼稚園園長 )
…………………………………………………………

日本語には、他の言語と比べて
同音異義語が非常にたくさんあります。

例えば、「はし」という単語一つにしても、
「箸」「橋」「端」などがあります。

それをひらがなだけで
ただ「はし」と書いて読ませても、
何を意味しているのか分かりません。

「はしのはしをはしをもってあるく」というより、
「橋の端を箸を持って歩く」と読ませたほうが
ずっと読みやすくてイメージもしやすい。

にも拘わらず、子供たちに漢字は難しいと、
ひらがなで読ませているのがいまの国語教育なのです。
これでは子供たちの国語力が養われないのは当然です。

そうして石井式漢字教育をカリキュラムに
取り入れていったのですが、職員からは
「幼児に漢字なんて」と非難囂々。

親御さんたちからも
「こんな先取り教育をする幼稚園に入れたつもりはない」
など、反対の声が上がりました。

それでも石井式の素晴らしさを確信していた私は、
周囲の理解を得るために、石井先生を
園にお招きした勉強会を開催しました。

その際、
「子供たちの成長のために百%の力を
出している自信はありますか?」

との石井先生の問いに対し、職員が
「大体できていると思います」
と答えたところ、先生は

「大体できているとは何事ですか。
子供たちの未来をお預かりしておいて、
そんないい加減な思いで仕事をしているのですか」

と強い口調でおっしゃったのです。

さらに続けて、

「もし私の国語教育に誤り、疑念があれば、
 報告してください。
 教えてくれたあなたにお礼として百万円を差し上げます」

と。私は改めて石井先生の国語教育への揺るぎない自信と信念、
それを真に迫る言葉で職員たちに
真剣に話してくださったことに感動し、頭が下がる思いでした。

・・・

<関連>

石井式漢字教育とは?
http://www.ishiishiki.com/ishii-001.html

石井式漢字教育がすごい!幼児はひらがなより漢字が覚えやすい理由
https://chiiku-mama.com/ishiikanji


石井式の基本
http://www.teganooka.ed.jp/kindergarten/pg167.html

(1).漢字を覚えさせようとしない。

  ①無理に覚えさせようとしない。

  ②幼児は努力して覚えるものではない。

  ③遊びの中で自然に漢字にふれる。

  ④繰り返し漢字に出会い、ひとりでに覚える。


(2)繰り返し絵本を読む。

  ①幼児は繰り返しが大好きです。
   
  ②子供が喜ぶお話を聞かせましょう。
   
  ③同じお話は飽きるだろうと思うのは誤り。

  ④効果の高い「言葉の教育」となる。


(3)テストをするのはやめましょう。

  ①「この字はなぁに?」「なんて読むの?」は
   子供を緊張させてしまう言葉です。
   楽しい漢字が嫌いになってしまいます。

  ②読めない漢字があった場合は、
   さりげなく正しく読んであげましょう。


(4)覚えた漢字を忘れてもよい。

  ①石井式漢字教育では、漢字を覚えることを
   直接の目的にはしておりません。

  ②漢字を見ることにより知能が向上し
   思考力を発達させることがねらいです。

  ③幼児期に頭の中に記憶されたものは、
   無意識の頭の中に必ず残っているもの。

          <感謝合掌 令和5年7月6日 頓首再拝>
44:伝統 :

2023/07/09 (Sun) 04:52:12


            *「女性の幸福365章」(P312)より

ある婦人は自分の子供が腸炎に罹って高熱を発し、
もう眼もつり上がって”ひきつけ”の状態になっていた。

そのときその婦人は生長の家の地方講師に導かれて自分が養子娘として
良人を馬鹿にしていたことが間違いであったことを知らされたのである。

良人は”陽”であり、妻は”陰”であり、陰陽の氣の調和によって生まれたのが子供で
あるから、夫婦陰陽の調和が破れたら子供の健康がそこなわれるのである。

「ああ済まなかった!! 今後は素直に良人の言うことをききましょう」と
泣き泣きそのひきつけている子供の枕頭(まくらもと)で
一心に『甘露の法雨』を読んだのである。

数回それを繰り返すうちにひきつけていた子供は目を覚まして母の乳を要求した。
それ切り子供の腸炎は消えてしまったのであった。


夫婦の感情が衝突すれば、子供が肺炎にかかったり、腸炎にかかったり、
発熱して危険状態に陥ったりすることがある。

衝突というほどではなく、内攻する不平不満のある場合には、
子供が扁桃腺炎にかかったり脱腸を患ったりすることがある。

内部感情の鬱結してふくれる心が、
「親と一体」なる子供の肉体に反映してあらわれるのである。

          <感謝合掌 令和5年7月8日 頓首再拝>
45:伝統 :

2023/07/16 (Sun) 04:43:17


『シリコンバレー式 世界一の子育て』第6章解説 AI時代に必要な「社会的スキル」

       *『シリコンバレー式 世界一の子育て』
        ~ wada_塾長@子育て支援(2021年1月30日)

1.AI時代に求められる「人への思いやり」や「共感力」

(1)社会で生きていくためには、「人との関わり」が重要になります。

   将来、子どもが社会に出て自分らしい充実した人生を送るためには、
   知識や技術、モチベーションのほかに、

   他者と協力する、交渉する、他者を思いやって行動するなどの
   「社会的スキル」が欠かせません。

(2)あらゆる分野でAIが活用されるようになっても、
   「人間に寄り添う」「共感する」という重要なプロセスは
   人間にしかできません。

   これから迎えるAI時代にこそ、社会的スキルが必要とされるのです。

          <感謝合掌 令和5年7月15日 頓首再拝>
46:伝統 :

2023/07/17 (Mon) 14:02:02


     *メルマガ「致知BOOK」(2023.7.16、17)より
      ~『子どもの脳がグングン育つ 読み聞かせのすごい力』
        佐藤亮子(著)

(1)わが子(4人兄妹)が生まれた時、
   “人間として豊かな人生を送ってほしい”と願い、
   始めたのが「絵本の読み聞かせ」でした。

(2)ご自身も、幼い頃に読み聞かせをしてもらったという佐藤さん。

   昔から変わらない鉄板の子育て法ともいえる
   読み聞かせには、メリットがたくさんあると言います。

  ①読解力が身につく

  ②思考力が育つ

  ③疑似体験ができる

  ④五感が磨かれる

  ⑤人生を支える感動に出合える


   さらには、

  ⑥愛着形成ができる

  ⑦円滑な親子関係が築ける

  ⑧親も考え方のアップデートができる

  ⑨円滑な親子関係が築ける

   ……などなど、親も子どもと一緒に
   成長していくことができるのです。

(3)「子育ては2歳の子どもを育てながらでも、
    その後ろに20歳の子どもの姿を見ながら
    育てる視点を忘れてはならない」

   と、佐藤さん。

   わが子が大きくなり、人生の荒波に揉まれた時、
   幼き日にしてもらった読み聞かせの記憶こそが、
   確かな生きる力となるに違いありません。

(4)大切なのは、親の声で読むこと

   子どもにとって、絵本は両親の声で
   読んでもらうのが一番嬉しいのです。

   子どもはお腹の中にいるときから
   両親の声を聞いているといいます。

   そのいつも聞いて慣れ親しんでいる声で
   読んでもらうと、安心できます。

   有名人の朗読CDなどは大人が疲れたときに
   聞くのはいいけれど、
   子どもにとっては親の声のほうが断然いいのです。

   読むのがうまくなくてもかまいません。

   ある中国人のお母さんから
   「私が絵本を読んでもいいんですか」
   と聞かれたことがあります。

   お母さんは日本語がペラペラですけれど、
   ちょっと訛(なま)るのを気にしていたようです。

   だから
   「中国訛りの日本語で絵本を読んでいいですか」
   と聞かれたのです。

   私は

   「訛っていても大丈夫だから、
    お母さんの声で読んであげてください」

   と答えました。

   子どもはお母さんが読む絵本の言葉以外にも、
   たくさん日本語を聞いています。

   だから、お母さんの訛りを気にする必要はないのです。

   実際、その子は全く訛っていませんでした。

   大切なのは親の声で読むということです。

   親の声だから、内容が耳の底に染み込むのです。

   『むくどりのゆめ』を聞けば、
   むくどりがかわいそうだなという気持ちが
   心に染み込んでいきます。

   その後の人生でつらいことがあっても、
   その絵本を読んでもらったときの
   幸せな気持ちが支えになって
   乗り越えて生きていけるのです。

          <感謝合掌 令和5年7月17日 頓首再拝>
47:伝統 :

2023/07/23 (Sun) 12:37:42

『シリコンバレー式 世界一の子育て』第6章解説 AI時代に必要な「社会的スキル」

       *『シリコンバレー式 世界一の子育て』
        ~ wada_塾長@子育て支援(2021年1月30日)

2.6歳までに身につけたい「社会的スキル」

  幼児期は社会的スキルを学ぶ最適な時期です。

  子ども同士の遊びは楽しいことばかりではなく、
  遊び方でお友だちと意見が合わなかったり、
  おもちゃの取り合いをしたりとさまざまなトラブルが起こります。

  幼稚園や保育園での遊びは、それらのトラブルを
  自分たちで解決することが学ぶ大切な時間です。

  社会的スキルは感情をコントロールするという点では
  意志力にも関わりますし、お友だちをつくり、
  学校や社会で生きるために欠かせないスキルです。

(1)遊びのルールを守る

   (ほかの子が使っているおもちゃは取らない、
    待っている子がいたら自分が使い終わったら渡す、など)

(2)自分の気持ちを相手に伝える

   (「貸して」「どうぞ」「あとでね」「嫌」などが言える)

(3)相手の気持ちを理解する

   (自分がやりたい遊びを相手はやりたくないかもしれない、
    一人で遊びたいときもある、など)

(4)お友だちとケンカをして仲直りをする

   (「ごめんね」「いいよ」などが言える)


   このような力が身についてはじめて、
   小学校に入学する準備ができるのだと思います。

   もちろん、幼児期にこれらの力を
   すべて身につけるのは簡単なことではありません。

   ケンカをしたり、泣いたり怒ったりしながら
   少しずつ身につけていきます。

   大人は、その都度ルールや考え方を示しながら
   理解を促していくことが大切です。

          <感謝合掌 令和5年7月23日 頓首再拝>
48:伝統 :

2023/07/30 (Sun) 13:09:29

【子供の純朴さが消えないような 育て方が大切です】。
Web:伊勢ー白山 道(2023-07-29)
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/21bb831125563206fe011a57c0aac24d

          <感謝合掌 令和5年7月30日 頓首再拝>
49:伝統 :

2023/08/03 (Thu) 15:30:11


     *メルマガ「致知BOOK」(2023.7.28)より
      ~佐藤亮子・著
      『子どもの脳がグングン育つ読み聞かせのすごい力』


………………………………………………………………………
「わたし」 谷川俊太郎・文、長新太・絵/福音館書店
………………………………………………………………………

詩人の谷川俊太郎さんの作品で、
「自分は何者なのか」ということが
テーマになっている絵本です。

「わたし」は「わたし」なのだけれど、
友達のさっちゃんから見ると「おともだち」ですし、
先生から見ると「せいと」、

お母さんやお父さんから見ると「むすめのみちこ」、
お兄ちゃんから見ると「いもうと」、
赤ちゃんから見ると「おねえちゃん」です。


さらに世界を広げていって、
「がいじんから みると にほんじん」
「うちゅうじんから みると ちきゅうじん」になります。

このように、立場を変えると、
「わたし」はいろいろなふうに見えてきます。

それを子どもたちに
理屈ではなくわからせてあげられる絵本です。

子どもは学校に通っていると、
児童(生徒)であるということ以外に
考えられなくなってしまいがちです。

でも、ちょっと離れて見てみると、
いろいろな「わたし」がある。

それがわかると、学校でいじめにあったときなどでも、
自分の居場所がないなんて
思わなくていいということがわかってくると思います。

また、日本人は外国人に慣れていないから、
つい、「外人」とか「外国人」と呼びますが、

「いや、あなたもよその国へ行ったら
 外国人なんだよ」ということを
教えてあげることも大切でしょう。

深く思考するためには、
広い視野が必要ですから、
いろいろな立場に立って考えることが不可欠です。

でも、これは簡単なようで難しくて、
子どもだけでなく大人でもなかなか視点を変えられません。

大人は、思い込みが捨てられず
なかなか客観的に自分を見ることができませんから、
今一度この絵本で視点を変えることを
学び直すことはいいかなと思います。

この絵本は最初、子どもたちには
あまりウケず「そうなんだ」という感じでしたが、
何回も読んでいるうちに自分の立場に合わせて
考えるようになりました。

対象年齢=3歳から

<参照>
…………
目次
…………

第一章 読み聞かせをする前に
第二章 読み聞かせにおすすめの絵本 〈ベスト50選〉
第三章 読み聞かせの心得13か条
第四章 読み聞かせ10の効能


……………………………
読み聞かせ10の効能
……………………………

[1]──疑似体験ができる
[2]──時事問題を学べる
[3]──読解力が身につく
[4]──愛着形成ができる
[5]──思考力が育つ
[6]──言語能力が高まる
[7]──円滑な親子関係が築ける
[8]──親も考え方のアップデートができる
[9]──五感が磨かれる
[10]──人生を支える感動に出合える



……………
著者略歴
……………

佐藤亮子(さとう・りょうこ)

大分県生まれ。津田塾大学卒業後、
大分県内の私立高校で英語教師を務める。
結婚後は専業主婦として長男、二男、三男、
長女の四人の子を育て、全員東京大学理科三類に進学。
現在、長男、二男、三男、長女は医師として活躍している。
その育児法、教育法に注目が集まり、
進学塾のアドバイザーを務めながら、
子育てや勉強、受験をテーマに全国で講演を行う。

          <感謝合掌 令和5年8月3日 頓首再拝>
50:伝統 :

2023/08/06 (Sun) 04:56:23


『シリコンバレー式 世界一の子育て』第6章解説 AI時代に必要な「社会的スキル」

       *『シリコンバレー式 世界一の子育て』
        ~ wada_塾長@子育て支援(2021年1月30日)

「ごっこ遊び」で社会的スキルや創造力を養う

(1)心理学者のレフ・ヴィゴツキーは、
   子どもは大人の真似をして遊ぶことで、
   将来、自分に求められる関係や経験の基礎を身につける
   と考えました。

(2)子どものごっこ遊びは、
   最初は、ぬいぐるみのお世話をしたりするなど
   大人の「真似」をすることから始まります。

   2歳くらいになって話せる言葉が増えてくると、
   お母さんと子ども役になっておままごとをしたり、
   お医者さんごっこをしたりと、場面設定やストーリーが生まれ、
   より複雑になっていきます。

(3)ごっこ遊びは、社会的スキルを養うのに最適な遊びです。

   お母さんになったり、赤ちゃんになったり、
   あるいはお医者さんや学校の先生になってみたり。

   そういったロールプレイをすることで、
   さまざまな人の立場になって考える基礎ができます。

          <感謝合掌 令和5年8月5日 頓首再拝>

  • 名前: E-mail(省略可):
  • 画像:

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.