伝統板・第二

2515784
本掲示板の目的に従い、法令順守、せっかく掲示板社の利用規約及び社会倫理の厳守をお願いします。
なお、当掲示板の管理人は、聖典『生命の實相』および『甘露の法雨』などの聖経以外については、
どの著作物について権利者が誰であるかを承知しておりません。

「著作物に係る権利」または「その他の正当な権利」を侵害されたとする方は、自らの所属、役職、氏名、連絡方法を明記のうえ、
自らが正当な権利者であることを証明するもの(確定判決書又は文化庁の著作権登録謄本等)のPDFファイルを添付して、
当掲示板への書き込みにより、管理人にお申し出ください。プロバイダ責任制限法に基づき、適正に対処します。

イエス・キリスト/一日一言 - 夕刻版

2022/01/02 (Sun) 22:32:54

このスレッドでは「心身の神癒」マクドナルド(著)より
イエス・キリストの言葉を「一日一言」形式で紹介してまいります。

【 1月1日 】(1~P25)

神は愛であり、愛は神である。

しかしそのことが何であるかを知っているものはいない、
ただわれわれだけがそれが実在であることを知っている。

あなたたちは恐らくそれについていろいろと理論を立てて来たであろう。
―― しかし、そのようなことは決してしてはならないのである。

外部からの種々様々な意見に染まることなく、
真理自体を開顕させるべきであり、

又、こうであると最終的に断定してしまってはならない、
断定してしまえば真理に至る道が閉ざされてしまうからである。

・・・

【 1月2日 】(2~P25)

愛は全宇宙の中心である。
この中心より絶えざる愛の流れがすべての魂、
生きとし生けるものを通じて流れている。

花々を通じ、動物たちを通じ、人間と天使たちとを通じて、
この愛が中心の泉より絶え間もなく流れ、
愛自身の真実の相(すがた)を永遠に表現(あら)わしている。

・・・

【 1月3日 】(53P25)

愛は鉱物における親和力である。
愛は花々における本質である。

愛は動物の本性となって現れ、
人にあって愛は愛情となって表れる。

このことを完全に悟った時その人の全存在は愛に満たされ、
肉体の全細胞が活力を得るのである。
 
・・・

【 1月4日 】(4~P26)

世は愛の他にはいかなる力もない。
愛は天と地とにおける唯一・真実の力である。

なせならばそれは久遠であり、到る処に常在するからである。

外なるものは過ぎ逝(ゆ)くが、愛は久遠に実在する、
それは神の全存在であるからである。

・・・

【 1月5日 】(5~P26)

愛について理論を立てるのは、
愛の一側面にしか過ぎない知的面を論(あげつら)うに過ぎない。

愛とは何かを理論を捏(こ)ねることは愛の力を失わせることである。

あなたたちは愛なる無限生命によってつくられた者なのである。

愛をこのように理解し、把握して始めて愛はその真性を現すのである。
 
・・・

【 1月6日 】(6~P26)

地上における偉大なる魂たちは、処は異なり行き方は違っても、
すべてこの愛を現しているのである。

・・・

【 1月7日 】(7~P26)

種々様々な意見が外部から来る
―― しかし自分自身以外から出てくる意見によっては
真理を把握することが出来ないのである。

故に真理に関してはどのような結論をも下してはならない。
真理は測ることのできないものであり、久遠なるものだからである。

・・・

【 1月8日 】(8~P27)

あなたたちはこれを受け容れなければならない。

しかし、それが何であるとか、何でないとか
決め込んでしまってはいけない。

・・・

【 1月9日 】(9~P27)

銘記するがよい、この《神性という》強大なる力が
あなたたちの中で展開しようとして待機している。

あなたたちはその力が造り成した器であり、
あなたたちの魂はその力が流れるための器なのである。

このことを自覚することが神人となる秘密である。

・・・

【 1月10日 】(10~P27)

空間とは何か。

あなたたち自身とあなたたちに影響を与えつつある
[他の人々]の心との間の想念伝達(テレパシー)が
どんなに速いものであるかを、あなたたちは今学びつつある。

これらの想念には距離というものは全くないのである。

・・・

<参照>

光明掲示板・伝統・第一「イエス・キリスト」
 → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=64

伝統板・第二「イエス・キリスト」
 → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6456086

伝統板・第二「イエスの地上での使命」
 → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6899465


伝統板・第二「クリスマス 2021」
 → https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8240125

            <感謝合掌 令和4年1月2日 頓首再拝>

1月中旬 - 伝統

2022/01/11 (Tue) 15:21:07

(1月11日~20日)

【 1月11日 】(11~P27)

『何時からあなた様はわたくしをご存じなのですか』とナタニエルは尋ねた。

『あなたがイチヂクの木の下にいる間
 フィリップがあなたを呼ぶ前にわたしはあなたを見た。
 まことにあなたたちみんなに云うが、
 今から後あなたたちはもろもろの天が開けて
 もろもろの神のみ使いたちが神の子に上り下りするのを見るであろう』

とわたしは答えた。(ヨハネ伝1章45節以下)

・・・

【 1月12日 】(12~P27)

あなたたちはすでにこの真理を目のあたりに見ている。
人は皆天使となる過程の中にあるのであって、
あなたたちは本来生まれながらの天使なのである。

天使の誕生はあなたたちの中に在るのである。
これが神の愛である。

現存天使の中若干はかつて
いずれかの惑星上に生を得たことのある人々である。

・・・

【 1月13日 】(13~P27)

全宇宙が神の愛の御性質を現している完全なる渾一体である。
霊は結合させる聖なる特質(ちから)であり、
一切(ものみな)を支えうる唯一の力であり、
その上、みずからの完全さを成就しつつある。
 
・・・

【 1月14日 】(14~P28)

愛ある処(ところ)誤謬(あやまち)は決してない、
愛はそれ自身完全であるからである。

・・・

【 1月15日 】(15~P28)

生命より向けられた純粋なる想念の流れに
干渉しうるものは何一つとして存在しない。
なぜなら距離というものは真実無いからである。

唯一つ必要なのは《心》が受け容れる状態になることである。
 
・・・

【 1月16日 】(16~P28、29)

絶(し)ゆることなく久遠に注がれつつある
この驚くべき父なる神のみ賜物を受けることが今できるのである。

自分自身をそれに開くことによってそれを身に受けることができるのである。

(と云っても)外から受けるのではない。
それはあなたの本質の中心そのものより顕現しようと
しきりに待ち望んでいるということを知りさえすればよいのである。

・・・

【 1月17日 】(17~P29)

あなたはそれを自覚するようにならなければならない。

自覚したとき、身体の全細胞、環境、知友、商いの場所、
家庭の中にそれを実感するであろう。

即ち一切が愛によって満たされうるのである。
しかもこの愛に逆(さか)らいうるものは何一つない。


愛は断絶なきをその性質とするが故に宇宙に存する
質料の細微に至るまで悉く浸透し、全宇宙を支え、息と生命とを与える。
『わたしは生命であり愛である』。(ヨハネ伝11章25節)

・・・

【 1月18日 】(18~P29)

とりわけて何処と方向をきめていなくてさえ、
一旦放射した愛と癒しの想念は、

すべてをその流れの中で捕捉し、
すべてのものへの助けとなる。

この愛の籠(こ)められた想念の世界では、
失われるものは一つもないことを銘記するがよい。

・・・

【 1月19日 】(19~P29)

空間というのは誤った考えである、
それは分離(別々)という考え方に属する。

実在においては分離(別々)というのはないのである。

・・・

【 1月20日 】(20~P30)

神は遍在し給うものであることをよく把握し、
胸(ハート)と心を平静ならしめるがよい。

(そうすれば)幼児さえもが空間あるいは距離なるものが
本来無いことを知るようになるであろう。

人は皆神の中に住み、神の外には何ものも絶対にないからである。

            <感謝合掌 令和4年1月11日 頓首再拝>

1月下旬 - 伝統

2022/01/20 (Thu) 15:06:30

【 1月21日 】(21~P30)

わたし自身の体験を通してわたしは、
神の御本質が愛なることを自覚することによって
肉の身は変化するものであることを知った。

愛はあらゆるものを創造(つく)り出し、
又あらゆるものを引きつける力である。

・・・

【 1月22日 】(22~P30)

世とその中にある一切を創造(つく)り給い、
天と地との主であり給う神は、

手もて造られた神殿などには住み給わず、
人の手によって仕えられ給わず、
また、何ものにも欠乏し給うことはない。

なぜならばすべての人々に生命と息とを与え給うたのは
神御自身であるからである。

・・・

【 1月23日 】(23~P30)

又、神は地の表に住まわせるがために、
一つの地よりすべての国民をつくり給うた。

その故に、彼らは神の愛とその被造物とを通して
神を求め、神を見出すべきである。

・・・

【 1月24日 】(24~P31)

どんな人であっても神はその人から遠くに離れて在ますのではない。

神の中に一切のものは生き、動き、かつ存在を保っているからである。

あなたたちの賢者の中のある者が云ったように、
「すべては神の血縁者である」。

然り、わたしを見たものは父なる神を見たのである。

・・・

【 1月25日 】(25~P31)

これらの言葉を完全に了解(りょうげ)すれば、そこには何らの神秘もない。

了解(りょうげ)されてしまえば神秘は消えるのである。

・・・

【 1月26日 】(26~P31)

一粒(ひとつぶ)の資料といえども神を宿さぬものはありえない。

全宇宙にある一切の粒子(りゅうし)に
神が宿されているのでなければならない、
なぜならば神のみがましまして
御自らを顕現し給いつつあるからである。

こうしてわたしと父なる神とは一体(ひとつ)であり、
その間には何らの分離もないのである。

・・・

【 1月27日 】(27~P31)

この故に、人は神の家族なるが故に、
人間智慧と技能とを以て金、銀、或いは石もて神に似たものとして
造り刻んだものを、拝しなければならぬことはないのである。

・・・

【 1月28日 】(28~P32)

神の遍在、全能、全知なる真理は完全無欠であることを悟るがよい。

およそあらゆる生き物の中にあって生きているのは実は神であり、
神のみが生きているのであることを知るがよい。

なぜならば神は全てを創造(つく)り給い、
それより離れて生きてましますことは不可能であるからである。

それは神が遍在し給うからである。

・・・

【 1月29日 】(29~P32)

もしも神創造りたまいしものが神から離れているのであれば、
神はその本性において無限であることはできない、
神御自身が完全であることはできない。

すべての被造物は、すべての動きを調和させ、
神の神性を顕現せしめる愛という基本原理によって創造られたのである。

人がこの真理に気付いた時、その時こそ
彼の身内(しんない)にはかの完全なる神性が反映し、
やがてそれは人間としての地上天国をもたらすであろう。

・・・

【 1月30日 】(30~P32~33)

然るに人々は死せる者の蘇(よみがえ)りを聞くや
これを嘲笑(あざわら)った。

しかし生命体である宇宙にどうして死せるものがありえようか。
久遠に生きてい給う神の中にどうして死せるものがあり得ようか。

なるほど到る処で変化が起きてはいる、
しかしその変化の中には死せるものは何一つないのである。

悉(ことごと)く粒子のひとつの形態より
他の形態へと変幻する生ける粒子なのである。

智慧なき者の見るのは死であり、
啓明された者の見るのは大生命の働きである。

智慧なき者は一つの状態より他の状態への遷り変りの法則を解しない、
その故にこそ人はみづから死と称する迷妄をみづからの心の中に
造り出してしまうのである。

・・・

【 1月31日 】(31~P33)

全宇宙の中一粒たちとも死んでいるものはない。

一切の粒子は神の中に在って生きているのである。

あらゆる粒子が移り変わりつつあっても、
それさえも大生命の生きた表現なのである。

これらすべての現象の下にある基本原理が、
中心なる愛の泉より細微の被造物に至るまで流れてやまぬ
愛の力なのである。

            <感謝合掌 令和4年1月20日 頓首再拝>

2月上旬 - 伝統

2022/02/02 (Wed) 18:49:37

【 2月1日 】(32~P33)

あなたたちの感官に支配された心は真理像(ビジョン)、
すなわち本来神性なるものはまた完全無欠であるとの真理像(ビジョン)を、
これまで兎角曇らし或いは蔽うてきたものである。

・・・

【 2月2日 】(33~P33)

しかし今やあなたたちは至高者(いと0たかきもの)の秘所にあり、
至高者はあなたたちの目よりすべての涙を拭い去り給うであろう。

その故に、もはや死はなく、何らの苦しみもないであろう、
これらのものは過(す)ぎ逝(ゆ)くからである。

・・・

【 2月3日 】(34~P34)

『わたしはアルファにしてオメガ、始めにして終わりである、
 わたしは渇(かわ)く者に生ける水の泉を惜しみなく与える。
 わたし自(みずから)らが始めにして終わりである。
 わたしは諸々の予言者が語った者であり、
 あなたたち一人々々の中にある神我(キリスト)である。
 わたしたちの間には何ら分離はないのである

 しかるにあなたたちはわたしをあなたたちの届かない
 遥か彼方に祭り上げてしまった』。
 
・・・

【 2月4日 】(35~P34)

あなたたちは心の中でわたしを及ぶべからざるものと考えてきた。
しかし、わたしはあなたたちの胸(ハート)の密室の中に生きており、
そのわたしに気付くよう絶えず促してきているのである。

・・・

【 2月5日 】(36~P34)

これこそが人間家族の中に宿された神我(キリスト)、
すべての嬰児(みどりご)の中に宿された神我(キリスト)である。

それは久遠にして、いわゆる「死」の後も生きている神我(キリスト)である。
それが久遠に生きるあなたたちの裡なる神我(キリスト)なのである。

・・・

【 2月6日 】(37~P34)

もろもろの河が流れては大地に生気を与えるようにも、
あなたたちはかの永遠の生命の流れを外部へと
放流することができるのである。

見えざる霊的質料のみが本質であり、
かつ又あなたたちのめいめいの今の生活の中において
現し得る唯一の実在である。

・・・

【 2月7日 】(38~P35)

あなたたちの意識はその反映である。
物質界即ち形而下(けいじか)の世界におけるあなたたちの意識は、
御自身を表現しつつあるこの久遠生命の反映である。

この生命を自覚すればする程それはあなたたちにとって
より一層現実的なものとなってくる。

・・・

【 2月8日 】(39~P35)

かくて頭脳、神経系統及び肉体がそれで満たされる。

それは心の波動を地上に於ける生存を越えた域にまで高める。
然り、やがてそれは体を変質して完全なる器とならしめるのである。

本来「聖なるもの」こそが唯一の実在であるからである。


・・・

【 2月9日 】(40~P35)

あらゆる機会を利用してあなたたちの知るところのものを現すがよい。
あなたたちの愛を注ぎ、すべての兄弟姉妹を祝福せよ、そうすれば、
他人の胸(ハート)と生命(いのち)との中に湧き上る
愛の洋(わだつみ)の濤’なみ)によって
すべての距(へだた)りが洗い流されるであろう。

このような愛をもって一人の兄弟一人の姉妹を祝福するならば、
あなたたちの存在中の中へ、そして又実存の中より外へ、
神我(キリスト)の生命と愛とが流れるであろう。

・・・

【 2月10日 】(41~P36)

新約聖書に録(しる)されている
かずかずの真理を仮初(かりそ)めにも軽んじてはならぬ。

もしあなたたちが真実なるものを現せば、
あなたたちは真実なるものとなる。

あなたたちの本性は神性なのである、
この本性を今の今、自分のものとせよ、
なぜならば今こそが久遠であり、
生命の一瞬々々が今であるからである。

故に過去を思わず未来を憂うるな。
未来は、今を生きることによって
自(おの)ずから現成(な)るのである。

            <感謝合掌 令和4年2月2日 頓首再拝>

2月中旬 - 伝統

2022/02/10 (Thu) 15:39:42


【 2月11日 】(42~P36)

一切の空間に充ち満ち、過去、未来を知らず、久遠の現在にして、
昨日も今日もそして永久に変わらぬ『偏在者』を、
あなたたちは把握するようにならなければならない。

・・・

【 2月12日 】(43~P36)

一切の時間が現在であることを知り始めた時、
いわゆる切願はしなくなる、

アレコレの物事が実現するようにとの切願はしなくなるから、
大きな緊張があなたたちから消える。

[現に]今日というこの日でもあなたたちの中
どんなに多くの者が心を張り詰めていることか。

それは、ましまさぬところなきか『偏在者』の中に住まぬからである。
あなたたちは過去と未来との中に住んで、
今の今神の生命に輝いて現れてい給うのを逸しているのである。

・・・

【 2月13日 】(44~P37)

平安があなたたちの魂に来り、かつては悩みのもとであったものも、
もはやあなたたちを困惑させることはないであろう。

わたしのものはすべてあなたたちのものであることを知るようになるが故に、
あなたたちはもろもろの世事に苦しめられることはないであろう。
 
・・・

【 2月14日 】(45~P37)

霊は一切の力であり、一切を支配する。

しかしただ外から窺(うかが)い見るだけであれば、
目前に繰り拡げられた饗宴(きょうえん)に些(いささ)かなりとも
与(あすか)る可能性はない。

しかしまた、進んでその中に入れば、
今の今宴(うたげ)に与(あずか)るのである。

実(げ)に『今』の他に時はない。

・・・

【 2月15日 】(46~P37)

このことを了解(りょうげ)した時、あななたちの熱き魂 

 ―― 
この魂は[いずれは生滅する]あなたたたち[の身体]に与えられた
時間内に極めて多くのことを成就してしまわなければならぬことを
感じている
 ―― 

は愛と奉仕とが悦楽であり、心安らぐものであることを知るようになる。 

・・・

【 2月16日 】(47~P37、38)

以上の[わたしの]話しは始めのうちはあなたたちにとっては奇妙にも
思われるであろうが、それはあなたたちがまだよく理解していないからである。

主の中に安らぐことは常に主と共にあることである。
主は全能者の究竟(くきょう)の表現(あらわれ)なるが故に、
その事が解れば恐れはなく、疑いもなく、
人生はただ愉悦(よろこび)となるのである。

・・・

【 2月17日 】(48~P38)

俗世のさまざまの心労を背負った時のみ悲哀(かなしみ)はあるのである。

胸(ハート)を上に挙げ、あなたたちの父なる神は
あなたたちの必要とするものを知り給い、一切のものをあなたたちの後に
備えてい給う事実を[知りその事実]の中に在って歓ぶがよい。
食卓の用意はすでにできているのである。

その積りになれば、今饗宴に来り、与(あずか)りうる限りのもの
すべては与(あずか)られるのである。
唯一の要件は受け容れる能力である。

・・・

【 2月18日 】(49~P38)

[そうすれば]あなたたちのエネルギーは更新され、
もともと時間、空間なるものを知らず、
常在かつ久遠にして時間、空間を何ら要因としない処のものより来たる
平安と静謐(せいひつ)とを以て、あなたたちは、
今後迎えるべき体験の大道を更に拡大するであろう。

・・・

【 2月19日 】(50~P38)

霊的なるものの中に生きることは実在の中に生きることである、
それも衝動的にではなく、又、[自己限定もせず、他より]限定もされずに
[生きること]である。

無限の中にどうして時間や空間のある筈があろう。
神のましまさぬ処といってはないのであるから、あらゆる空間をみたしている
神の心の中にあなたたちは生きていることを知るがよい。


・・・

【 2月20日 】(51~P39)

あなたたち自身が久遠に実存し常在する神の分霊(キリスト)、
すなわち神の心の裡(うち)なる、生かしかつ創造する力であることを
真に知るならば、時間や空間などある筈がないのである。

            <感謝合掌 令和4年2月10日 頓首再拝>

2月下旬 - 伝統

2022/02/26 (Sat) 19:11:15

【 2月21日 】(52~P39)

あなたたちは時間も空間もない状態に到達し、
自分の魂の中に宿り給うあなたたちの主なる神の完全さの中に
入ることができるのである。

主こそ、およそ実存する唯一の力である。
I am(神我)は主(the Load)である。


・・・

【 2月22日 】(53~P39)

『愛』は久遠、常在にして、今活在する生命である。
それは安らぎであり悦びである。

愛が常在するところの、
しかも今の今活気凛々たる生命であることを知れば
まったきまでに満ち足り、
もはや後方を顧み未来を案ずるの愚は犯さなくなる。

このことを了解した魂は、
過去に非ず、未来に非ず、現在の中にこそ
常に活々(いきいき)として働き給う
「臨在者」即「現在者」の欠くることなき豊穣の中で営為する。

・・・

【 2月23日 】(54~P39、40)

そのことに深く思いを致すがよい、
そうすればあなたたちは悦びに充ち溢れるであろう。

神我(アイアム)は常在の愛である。
わたしがまこと明瞭(あきらか)に見たのがこの愛であった。
わたしは神が愛であることを直接に知った。

神の子であるためにはわたしも又『愛』でなければならないのである。

わたしにとって、もはや愛の他には何ものもないことを悟り、
どのような仕打ちをわたしが受けたにせよ、

わたしは神の子、すなわち、過去を知らず未来を知らず、
罪も死も知らぬ、久遠常在完全なる愛であり続けねばならぬことを
わたしは知ったのである。
 
・・・

【 2月24日 】(55~P40)

「ラザロよ出で来れ」(ヨハネ伝11章43節)(というコトバは)、
生命のみが常在するを知るが故に神霊の界層より発せられたものであった。

あなたたちがこれらの言葉を把握することができれば、
久遠常在の生命が把握されるであろう。

あなたたちの意識がその真理なることを把握できるならば、
あなたたちもまたこの言葉を発することができるようになり、
あなたたちの発する言葉はそのまま実現するであろう、
何故ならばそれは『今』の中で創造されたからである。

・・・

【 2月25日 】(56~P40)

あなたたちは外部から来る色々な意見によって影響され、
周囲の状態によって暗示をかけられている。

あなたたちは死や朽廃を信じている。
しかし実在には死も朽廃もなく変化があるだけである。
それが生命である。
 
一切の変化の背後にこの常在の生命を見、
かつそれを明確に自覚するならば、
あなたたちの全身体の全分子がそれで満たされるようになる。

・・・

【 2月26日 】(57~P41)

神我(アイアム)が主である、
『わたし』は変らぬ。

目を見開いて自分自身の中にこの大いなる真理を見るがよい。

・・・

【 2月27日 】(58~P41)

[神]を顕現する心構えができた分だけ
あなたたちは神に似つかわしくなったのである。

人類の胸(ハート)の中に在る神の子即ちキリストが
人々に手を差し伸べ、
早く人間自身の神性意識に目覚めよと促している。

なぜならば各人一切の中に神我(キリスト)は在って
永遠に生きているからである。

この真理に気付いた時胸(ハート)は永(とこし)えに平安である。

・・・

【 2月28日 】(59~P41)

『わたしは主なる汝の神である。
 わたしは父と一体であり、父とわたしとは決して離れることなく、
 わたしたちは常にあなたたちの中にあって共に働いている』

            <感謝合掌 令和4年2月26日 頓首再拝>

3月上旬 - 伝統

2022/03/02 (Wed) 12:17:50


【 3月1日 】(60~P41)

キリストの7つの行ないは、過去のものではなく、
今この瞬間あなたにとっても現実となるのである。

神我(キリスト)が、人間の手を以て造られたのではない神殿において、
大生命の生誕を経験するのである。

・・・

【 3月2日 】(61~P42)

母マリアの双腕(もろうで)に抱かれた神の子の象徴(すがた)は、
すべての嬰児(みどりご)の中に神我(キリスト)が
生まれつつあるしるしである。

父なる神が個別化して各人一人々々となったのであり、
[かくて一人々々]が久遠なる神の子すなわち神我(キリスト)の
顕現として生誕し、地上に生を得ることとなったのである。

・・・

【 3月3日 】(62~P42)

[その故に] 周囲を見回し、互いに見合わして聞くがよい、

『汝いづこより来たりしや?』と。

父のみぞ知る。

・・・

【 3月4日 】(63~P42)

油注ぎ[本来は洗礼の秘蹟]とは神に生命を捧げることである。
然る後に神のみによって造られた神殿[身体]の裡なる
[神我(キリスト)]は目覚めるのである。

・・・

【 3月5日 】(64~P42)

悟りの程度に従って神我(キリスト)は顕現する。
故にあなたたちの生命、生活、生涯を神に捧げることである。

・・・

【 3月6日 】(65~P42)

しかしその時誘惑が来る、
誘惑は神我(キリスト)によって克服されんがために
世にあったのである。

『わたしは世に勝った』(ヨハネ伝16章33節)のである。

・・・

【 3月7日 】(66~P43)

磔刑(はりつけ)とは、
人はすべて十字架にかかるとの意味である。

あらゆる者がそれぞれのゲッセマネの門をくぐらなければならない。

或る者は或る道を行き、或る者は他の道を通って。

こうしてあなたたちは自分自身の経験によって浄(きよ)められていく。

・・・

【 3月8日 】(67~P43)

生命を再び得んがために十字架にわたしの生命をかけ
それによって生命を再び得たことがあらゆる経験のなかでの
最大のものであった。

しかしそれはわたし自身のためではなく、
およそ生きているすべての人々、
そして又『わたしを信ずる人々が決して死なないようにするため』であった。

事実彼らは久遠の生命の秘蹟をすでに得たのである。

・・・

【 3月9日 】(68~P43)

次に来るのが蘇(よみがえ)りである。
死に定められたこの肉の身よりの魂の蘇りである。

神我(キリスト)は肉の中に顕現した神の霊であり、
昇天とはこの実在を真に認識すること、
久遠の神我(キリスト)を真に把握することである。

・・・

【 3月10日 】(69~P43)

キリストはあなたちの中に在るのであって、
外部からのものは何ら役に立ちえない。

ひとつの魂が進化すれば全人類が高揚する。
それは全人類がひとつになるためである。

            <感謝合掌 令和4年3月2日 頓首再拝>

3月中旬 - 伝統

2022/03/12 (Sat) 02:28:37


【 3月11日 】(70~P44)

現在のみが唯一の原因であって過去も未来も存在するものではない ―― 
と、時間の[問題]を完全に悟りきってしまえば[人類のこれまでの]
誤った考えや代々にわたって受け継がれてきた病患(やまい)も消滅するであろう。

存在するものがあるとすれば人間の為す善のみである。

然らば、無智や罪の働きを論(あげつら)って、
無智や罪をそして過去を祭り上げるのは止(や)めるがよい

・・・

【 3月12日 】(71~P44)

たいていの人々の心は罪の力という重荷をかつがされている。
彼らには世の無智と世の罪だけしか見えない。

しかし無智と罪とを通しては神我(キリスト)を見ることはできない。

神の愛を通してのみ神我を見ることができるのである。
常に現在に生きる神の子こそは愛なる父の完全無欠の表れである。

・・・

【 3月13日 】(72~P44)

わたしは愛によってこそ神の子なのである。
故にあなたたちも愛によって神の息子、娘とならねばならない。

それ以外の方法で真の神の息子、娘となることはできない。
 
・・・

【 3月14日 】(73~P44、45)

あなたたちは生まれ乍(なが)らにして神の子女(しじょ)である。
神の霊なる神我(キリスト)があなたたたちの中にあるからである。

キリストを理解し尽くした時あなたたちは自分自身がキリストであることを知る。

その時目覚めた胸(ハート)を通して愛の大いなる流れが注がれる。
このことはまだ目覚めない人間の魂には理解しえないことである。

・・・

【 3月15日 】(74~P45)

あなたたちは自分たちの物質的感官世界で、
善にも悪にも同じ力があるように見せかけてしまっている。

しかし、これは人間的感覚による理屈付けであって
実在の真理ではないのである。

・・・

【 3月16日 】(75~P45)

神には善とか悪とかいうものはなく神は今の今完全無欠に現れてい給う。

もしあなたたちが偏在し給う神が善であるといいながら
悪も又存在するというのであれば、あなたたちの理論は間違っている

 ―― 偏在する善の中にいかにして悪が存在しえようか。

・・・

【 3月17日 】(76~P45)

考え違いが、悪の存在を信じ込ませるのである。
理屈を立てずに、神の愛があなたたちを通して現れるに任せよ。

そうすれば恐れを抱かしめるもの、真実の表現を妨げるものは
本来の無となって解消し去るであろう。

よく考えてみるがよい、恐れと悪とが造り出されているのは
実は自分の心の中であることが分るであろう、

なぜならばそれは偏在している神の中には存在しないし、
又存在しえないからである。

・・・

【 3月18日 】(77~P46)

愛こそは唯一の実在にして常在である。

然らばこの「常在なるもの」は一切の条件に制約されない
永遠のものであることを悟得するがよい。

・・・

【 3月19日 】(78~P46)

闇は光の不在にすぎない。
あなたたちの胸(ハート)が愛によって満ちておれば
魂の中には闇はありえない。

なぜならば愛は世の光であるからである。

真理は世の光を探求するものであり、愛こそが第一原因である。
この真理を発見すればすべてを発見したことになる。

愛は、恐怖(おそれ)を追い出すように、
又真性に反するものすべてを追い出す。

・・・

【 3月20日 】(79~P46)

恐怖は[真理に対する]理解を欠くところの我(が)の造り出す
一種の念力であって、生命が魂と肉体とを貫流するのを一時的に
妨げる効果を及ぼす。

            <感謝合掌 令和4年3月11日 頓首再拝>

3月下旬 - 伝統

2022/03/21 (Mon) 12:49:47

【 3月21日 】(80~P46)

もし外ならぬ自分こそが主であることが分れば
あなたたちは恐怖するであろうか。

キリストこそが自分の真我であると知れば
あなたたちは恐怖するであろうか。

神のみが実存し、[すべては]神の自己実現であり、
神によって創造された存在であるあなたたちは
決して神から引き離されうるものではないと知れば、
あなたたちは恐怖するであろうか。

・・・

【 3月22日 】(81~P47)

十字架を見詰めてその与える教訓を知るがよい。

あなたたちがたとえ責(せ)め苛(さい)なまれ、
手足に釘打たれて十字架につけられようと、
あなたたちは父なる神を否認せずに押し通せるであろうか。

あなたたちの力は常にあなたたちと偕(とも)に在る神、
神すなわち愛に肖(に)せて[あなたたちを]造り給うた
神にこそ負うのである。

・・・

【 3月23日 】(82~P47)

恐怖は化学変化をもたらし身体を悪変化させる効力を有(も)つ。
しかしそれらの状態を克服するには愛という解毒剤、
宇宙における唯一、恒久の力を用いればよい。
 

・・・

【 3月24日 】(83~P47)

あらゆる想念、動き、行いはことごとく身体に或る化学変化をもたらす。
人は恐怖と不安とによって自分の身体構造を絶えず変化させつつあり、
それが不調和なのである。

しかし愛は調和であり魂と身体との癒しである。

・・・

【 3月25日 】(84~P47)

愛はあらゆるものに打ち克つ力であり、自然一切を貫いて働いている。

神は人の手によっては造られていない神殿である肉体を営繕し、
神御自身を表現しつつある。
 
・・・

【 3月26日 】(85~P48)

恐怖を放ち去った時、
神である本性が肉体の正常な状態即ち調和を取り戻すことを
あなたたちは知るであろう。

・・・

【 3月27日 】(86~P48)

真我(キリスト)によることなくして存在するに至ったものはひとつもない。
ヨハネが云ったように、(ヨハネ伝第1章第1節)
『言葉は神とともに在り、言葉は神にして、言葉は肉と成れり』。

言葉によってのみすべてのものは存在するに至ったのである。

わたしこそはその言葉である。
わたしは神の言葉である。
わたしは生命である。
わたしは主である。

・・・

【 3月28日 】(87~P48)

この真理を自分自身の中ではっきりと理解した上で
わたしを信ずるならば、私にできることはあなたたちにもまたできる
ものであることを知るがよい。

・・・

【 3月29日 】(88~P48)

自分たちもまたキリストの誕生より昇天に至るまでの
あらゆる楷梯を経過しつつあることを知ったとき、
平安と静謐(せいひつ)とがあなたたちの心の中に入り来(きた)るであろう。

・・・

【 3月30日 】(89~P49)

愛は力であり、生命の真の顕現(あらわれ)である。
愛はその源泉より絶えざる流れとなって注ぎ出で、
真に実在しうる唯一の力である。

・・・

【 3月31日 】(90~P49)

愛は身体を貫流する生命エネルギーである。
愛とは胸(ハート)の中にある大いなる力が激発した激情である。

愛はすべての生ける魂の中であって守護の働きをするものである。

愛はあらゆる界層の生けるものを貫流する。

愛は一切のみ業の基礎(もと)にあり、人類の救いである。

            <感謝合掌 令和4年3月21日 頓首再拝>

4月上旬 - 伝統

2022/04/01 (Fri) 15:42:54


【 4月1日 】(91~P49)

この愛が他(ほか)ならぬわが裡(うち)に在ると悟ったとき、
大いなる力があなたたちの内より生え出づるがごとくに出てくる。

もともと外より来る力といってはないのである。

・・・

【 4月2日 】(92~P49)

愛はその本源より絶えざる流れとなって注ぎ出で、
およそ存在しうる唯一真実の力である。

魂も身もそれによって支えられている。

・・・

【 4月3日 】(93~P49)

それは胸(ハート)の裡(うち)なる陶酔であり、
身魂の守護者である。 

すべての聖なる業は神の愛に基づく

・・・

【 4月4日 】(94~P50)

すべては『聖なるもの』に従う。
このことを知れば知るほど、あなたたちは神に肖(に)るものとなる。

すべては同一の力に従う。
なぜなら、無限の生きる力の他に力といってはないからである。
故に遍満する神の神性こそが実在である。

・・・

【 4月5日 】(95~P50)

愛は全宇宙に存在する唯一の力である。

悉皆(ものみな)がそれに感応する。
花々や動物、人間、天使たちすべてが愛の讃嘆に感応する。
 
・・・

【 4月6日 】(96~P50)

神は愛なるが故に、
愛はあらゆるもののうちで最大の力でなければならぬ。

愛はすべてを調和ならしめる。
愛が大自然の中にある何者かより背離することはありえない、
なぜならそれはすべての真実なる現象の背後にある動因であり、
他のあらゆる状態がなくなっても愛のみは存続するからである。

・・・

【 4月7日 】(97~P50)

苦悩に陥った時父なる神に見捨てられたと思ってはならない。
神はあなたを一層完全に為(さ)せ給いつつあるのであり、
神御自身の創造力を現しうるより完全なる器となし給いつつあるのである。

・・・

【 4月8日 】(98~P51)

無智それ自身に何ら独自の原理はない。
丁度誤謬(あやまり)に何らの原理がないように。

数字には原理があるが、誤謬には何らの原理がない。
なぜなら誤謬は訂正されれば消え去ってしまうからである。

従って無智と誤謬(あやまり)には何ら独自の力はないことがわかる。

・・・

【 4月9日 】(99~P51)

予言者ソロモンは箴言(旧約聖書24章13節)にこう書いている、

『わが子よ、この蜜を食せよ、そは良きものなり。
 又この蜂の巣の喰せよ、そは汝の口に甘し。
 智慧もこれを入手せんか汝の魂にかくのごとくあるべし。
 然る時報いありて汝の望み絶たる、ことなけん。』

・・・

【 4月10日 】(100~P51)

愛は、学のある者ない者、賢い者愚かなる者のいかんを問わず
すべての人の用いうる隠し香である。

それはあらゆる言葉を語り、魂の安息所である。

            <感謝合掌 令和4年4月1日 頓首再拝>

4月中旬 - 伝統

2022/04/11 (Mon) 15:32:35


【 4月11日 】(101~P51)

あなたが世に在って占める地位は何ら重要ではない。

あなたにとって最も重大なことは、
神おんみづからの真の現れである神の愛を受けかつ与える能力である。

・・・

【 4月12日 】(102~P51、52)

神はみ霊(たま)にして、み霊は生命である。
生命は愛にして、愛はありとしあらゆるものの中にある
生かす力であり、あらゆるものの中にある調和である。

ではわれわれが神意識に達したければ、愛の中にあって
[すなわち、自分が愛そのもの]になって礼拝しなければならない。

・・・

【 4月13日 】(103~P52)

偶像や肖像(にすがた)は心の中にある象徴にすぎない。
そんなものより得るところは殆ど無い。

われわれは神の愛を知り且つ現わさなければならないのである。

キリストは神のみ霊であり、
愛によって天と地における一切の力を与えられているのである。

・・・

【 4月14日 】(104~P52)

人々は二千年前に起きた「イエスの」癒しに神秘の思いを抱いているが、
現在あなたたちの間で起きている癒しと殆ど変りはないのである。

ただ一つ変っていることは、
「神癒の媒体として」使われているのがイエスとは
別の人物の場合もありうるという事実である。

しかし癒やすのは同一の神我(キリスト)である。

・・・

【 4月15日 】(105~P52)

真実(サリアル)であるものが愛の原理である。

神は積極的、創造的、かつ至純なる想念によって宇宙を創り給うた。
宇宙は神の本性たる『愛』の表現(あらわれ)である。
この神性エネルギー[愛]こそは、われわれをご自身に肖せて
創造(つく)り給うた神にわれわれを固く結びつける久遠の環である。
 
・・・

【 4月16日 】(106~P53)

こうして人類は愛の表現の器(うつわ)となる。
これこそが真の生活学である。

・・・

【 4月17日 】(107~P53)

われわれが愛の泉を凝視すればするほど、
神の御性質[すなわち神の愛]がわれわれの性質となる。

父神がなされるのを見れば、わたしも又同じことをなす。

[こうして]わたしの想いが、病いと死とのエーテルを
健康と生命とのエーテルに変えるところの癒しの力となることが、
今やあなたたちには珍しくもなくなったわけである。

・・・

【 4月18日 】(108~P53)

聖なる想念の力によって、あなたたちの身体もまた
肉の身より霊の身へと変えられるのである。

・・・

【 4月19日 】(109~P53)

人はみな生まれ乍らにして神の息子であり娘である。

人はみな理解(さとり)と愛とによって神の息子、娘となる。
キリストとしての自分の本性を顕現することほど
人の心情(こころ)において大なるものはない、
それ以上に大いなる力はいかなる世にもないのである。

愛によってわたしは癒し、愛によってわたしは生きる。

・・・

【 4月20日 】(110~P54)

理解(さとり)によって、すなわちわれらがみな
神の息子であり娘である真理が啓示される。

このことによってのみあなたたちはこれまでよりも
大いなる文明を地上に築く[ことができる]のである。

            <感謝合掌 令和4年4月11日 頓首再拝>

4月下旬 - 伝統

2022/04/20 (Wed) 13:52:18


【 4月21日 】(111~P54)

あなたたち一人々々の中に神我(キリスト)を通して
神の愛が宿っていなければならない。

汝ら先づ神の国とその義を求むべし、
爾余(じよ)はおのづから汝らに加えらるべし。

・・・

【 4月22日 】(112~P54)

あなたたちが祈る時、求めたものを既に受けたと信ぜよ、
そうすれば[実際に]それを受けるであろう。

求める時は神の心の中において求めよ。

そうすれば、それは神のみ霊の中に確立され、
神のみ霊の中に確立されたものは、
理解に基づく信仰によって自分が受け身の心になるならば、
必ず具体化するのである。

・・・

【 4月23日 】(113~P54)

あなたたちは自分を取り巻いている闇の中でさえ
自分に遺(のこ)された資産を得ることができるのである、
なぜならば世を照らす光があなたたち自身の中に[もとから]あって、
それを消すことは決してできないからである。
 
・・・

【 4月24日 】(114~P55)

われわれの胸(はーと)が真理を理解し
愛に満たされるようになれば、
皆、神の所有(もの)である一切の共同の相続人となるのである。

『子よ汝は常に我と偕にあり、わがものはすべてこれ汝のものなり。』

・・・

【 4月25日 】(115~P55)

わたしの唇を通してまだ目覚めぬ地上に真理のトランペットは鳴る。
主たる汝の神はただ一柱(ひとはしら)の主にましまし、
人類一切の裡(うち)なる無限のみ霊である。

・・・

【 4月26日 】(116~P55)

わたしは世の光りである。
わたしに従うものは闇を歩くことはない。

彼は生命(いのち)の光を享(う)け楽しむであろう。

・・・

【 4月27日 】(117~P55)

かつてパリサイ人たちは[わたしに]云った、
「あなたは自分で自分を証(あかし)しようとしている。あなたの証拠は無効だ」と。
それは今でも同じことではないか。

・・・

【 4月28日 】(118~P55、56)

わたしは彼らに答えた、
「わたしは自分自身を証(あか)ししてはいるが、
 わたしの出した証拠は有効である。

 何故ならわたしは自分の出てきた根源(もと)また行く先を知っているが、
 あなたたちはそれを知らない。

 あなたたちは外側で判断するが、わたしは何人をも裁かない。
 裁いてもわたしの裁きは正しい。

 なぜならわたしは一人ではないからである。
 わたしとわたしを創り給うた父なる神がおられるからである。』

・・・

【 4月29日 】(118①~P56)

おお、愛なる久遠の父よ、われら貴神の臨在の中にありて悦び限り無し。
われらは貴神が常にわれらと偕(とも)に在り、
われらはまた貴神より離れること能わざるを知る。

われらは貴神の生命(いのち)と愛とを顕現しつつあり、貴神は、
来るべきことに人々を備えさせんがために吾をこの世に送り給いぬ。

しかして彼等貴神の天使となり、貴神の愛を又他の者に伝えん。
・・・

【 4月30日 】(118②~P56)

これぞ生命の悦び。
この悦び恒(つね)に又恒(つね)にわが悦びなるが如く、
その如くに彼等のものとならんことを。

朝(あした)に昼に夕(ゆうべ)に彼らの合言葉となり、
かくして常に平安に在(あ)らんことを。

よしや無智の暗 貴神の臨在の光を昏(くら)まさんとも、
彼等を助け給いて

『吾は主なり。ありとしあらゆるものを統(す)ぶる機能を与えたりなり。』

ちょう聖なる真理に開眼せしめ給わんことを。
貴神の平安とわら彼等の許に遺さん、
そは貴神の平安こそは久遠なるが故なり。

彼等それを求め、それを見出さん。

アーメン

(これで第一話の紹介を終え、次回は第二話に移ります)

            <感謝合掌 令和4年4月20日 頓首再拝>

5月上旬 - 伝統

2022/05/01 (Sun) 19:36:57

【 5月1日 】(1~P59)

わたしの講話はありのままに記録されるので、
わたしの語ることは覚えやすくなる。

話したことを全部記憶しておくのは難しいし、
言葉の背後にある意味を聞く人の心に伝えるのも難しい。

しかしよく注意をすればおのずと理解のできるものである。

わたしの語る言葉は永遠の真理に満ちているため深遠である。
・・・

【 5月2日 】(2~P59)

或る説明のできないものを心に伝えうる唯一の方法は
[それを解く鍵]を与えることであって、
それにより[意味を把握する]ドアを自分で開くことができるようになる。

これが[聖書にある]『……しかして天から声がした』(ダニエル書4-31)
という聖句の意味である。

・・・

【 5月3日 】(3~P59)

天とは何かの場所ではなくて神の意識である。
あなたたちは何を意識しているか。
暫く考えてみるがよい。

ただ自分自身のことだけを意識しているのか、
外部のことを意識しているのか、
目に見え耳で聞こえるものを意識しているのか。
それとも内なる声を意識しているのか。

この内なる声は自分自身の存在を啓示しようとして、
かつ又その強大なる力をあなたたちの生活の中で
啓示しようとして、待機しているのである。

・・・

【 5月4日 】(4~P60)

先週われわれがここに集ったとき、わたしは、無限なるもの
――わたしがあなたたちに話した生命と愛と――は
人間の感官の観念を遥かに超えていることを明らかにした。

しかし又神は超大にして神秘であるとともに柔和で高ぶることをしない。

神はあらゆる空間をみたしあらゆるものを創造(つく)り給う。

この一切に遍満する生命を意識するようになるとき、
それは魂のいと深き、またいと高き欣求(ごんぐ)に答え給う、
なぜならば愛は愛自身を満たすからである。

・・・

【 5月5日 】(5~P60)

この愛こそ世に存する唯一の力である。
このことを徹底的に把握したとき、あなたたちはもはやおそれることはない。

愛は無限者おん自らの中心の泉より流れ、
いと低きものよりいと高き者にいたる一切のものの中に
おん自らを表現(あらわ)し給う。

それは鉱物より大宇宙に存するいと高き天使に至るまで、
あらゆる階層の万象を貫き流れる。
 
・・・

【 5月6日 】(6~P60)

先ず始めに、『吾在り』(4)、そして又『永遠(とわ)にあるべし』を
徹底的に学ぶことである。

あなたたちの現在の状態は霊的進歩のための機会である。
あなたたちの今ある状態は極めて必要なものなのである。

およそ存在するものことごとく霊であり、
霊の他には何ものもありえない
――という大いなる真理を学び取るようになるとき
始めてあなたたちの目より鱗(うろこ)が落ちる。

・・・

7は本書内にはなし

・・・

【 5月7日 】(8~P61)

わたしは止むを得ずして
あなたたちの言葉や表現法を用いなければならないのであるが、
これは霊的真理を伝えるには全く不適当である。

しかしあなたたちは内なる霊に対して自分自身を開くことによって、
わたしの語ることが真実であることを知るであろう。

・・・

【 5月8日 】(9~P61)

そこでわたしたちは、神とその子孫である人類についての
大いなる真理(複数)について共に考えてみよう。

・・・

【 5月9日 】(10~P61)

あなたたち、本当のあなたたちは、
外側のもの、目に見える形ではなく、
また、個我(パーソナリティ)が本当のあなたたちでもない。

なぜならそれはあなたたちの真我の相(すがた)とは
遥かに距(へだた)っているからである。

あなたたちは実在の中に住んでいる意識者、天よりの声である。

この裡(うち)なる天よりの声を自覚するようになるがよい。
そうすれば又わたしのことも分るであろう。

・・・

【 5月10日 】(11~P61)

非常に美しい景色を観れば
あなたたちはそれを画布(キャンパス)に描きたくなるが、
その結果はただの写しでしかなく、実物とは全く比較にならない。

あなたたちの場合のそれと同じである。

            <感謝合掌 令和4年5月1日 頓首再拝>

5月中旬 - 伝統

2022/05/14 (Sat) 04:41:14


【 5月11日 】(12~P62)

本ものは霊の階層にあるのであって、
そこにこそあなたたちの真我として実存するのである。

外側のものは写しにしかすぎず、五官を通じて外界に反応する
心の技巧の為に真我がボヤケさせられているのである。

・・・

【 5月12日 】(13~P62)

裡(うち)なる実相を、その驚くべき愛と平和との力を、外に顕現せしめよ。
全宇宙を貫いて存する創造原理は人間の目には見えず、
天使たちの目にも見えないが、

ありとあらゆるものの中にある実相として、形成過程として、
創造原理として実存し、それによって一切の目に見えるものが
現れ出るのである。

故に、無智と恐怖(おそれ)とで外なるものを曇らしてはならぬ。

・・・

【 5月13日 】(14~P62)

わたしは自分が生命である。
わたしは自分が生命であることを直覚知している。
直覚知するが故にわたしは生命そのものである。

およそ造られてあるものはわたしを通じ
わたしによって造られたのである。

わたしと父なる神とは一つである、
なぜならば、その他に生命といってはないからである。
 
・・・

【 5月14日 】(15~P63)

わたし見るものや知っていることを
コトバであなたに伝えることはできない。

しかしあなたたちの裡(うち)に霊があり、それが永遠の今現に存続している
栄光をあなたたちに啓明するであろう。

・・・

【 5月15日 】(16~P63)

このみ霊(たま)の力に関する理解がペテロの信仰の基礎であり、
又わたしの弟子たちに奇蹟を演ずることを可能にしたのである。

しかし法則がわかってしまえば奇蹟は奇蹟でなくなる。

自分の裡なるこの強大な力をあなたたちも又把握しきったとき、
創造原理が他ならぬ自分自身の意識の中に実存し、
自分の意識こそが創造原理の顕現される手段であることを知るであろう。

一切が自分の意識を通じて自分自身の生活に現れてくる、
なぜなら意識こそが自分の中にまします父なる神御自身であるからである。

これがわたしの自覚していることである。
これがまたあなたたちも自覚しなければならないことなのである。
 
・・・

【 5月16日 】(17~P63、64)

子供達は物事を本能的に知る。
子供の知りたいと思う多くの無理からぬ疑問が、
その子供達を導くべき筈の大人の無智のために、
答えられないままに放置されている。

これらの疑問は改めて尋ね直されることもなく、
恐らく一生答えをえないままに終わってしまうであろう。

真理を求める魂こそが門戸を開くことができるのである。

なぜなら、『見よ、我戸の外に立ちて戸を叩かんに、
戸を開(あ)くるもの何人(なんぴと)なりとも、われ彼とともに入りて
晩餐を偕(とも)にせん。彼われと夕食をともに在』(黙示録3章20節)
るからである。

わたしは父とは一体である
 ―― このことは生ける神の偉大にして強力なる真理である。

・・・

【 5月17日 】(18~P64)

この真理を悟れば、常に実存しているところのものを
あなたたちの生活に実現させることができる。

あなたたちの裡にあって、又あなたたちを通して働く
創造力の大いなる力がある。
 ―― しかしあなたたちはこれに気づいていない。

この力は元来外に顕現するものであり、
しかもあなたたちを通じて顕現しなければならないのである。

何故ならば、その為にこそあなたたちは特別につくられているからである。

・・・

【 5月18日 】(19~P64、65)

わたしがこれまで語ってきたことについて、
よくよく思いを致して欲しい。

そすれば、人間の我(が)の心では説明しようもない
言詮不及の真理が悟れるのである。
説き得ざるものはただ悟るしかない。

なぜならば、説き得ざるものそれ自体こそ真理であり、
それを悟って始めてそれは完全に顕現するからである。

『それは何か』ではなく、端的に『それはこの通りのものである』
と明示する底(てい)のものである。

・・・

【 5月19日 】(20~P65)

あなたたちはありとあらゆる愛と生命との中心より
流れ出ずる大生命によって新しく創造することができる。

かくして神の意志が天におけるがごとく地に於いても為される。
しかもそれをあなたたちの中で今為しうるのである。

・・・

【 5月20日 】(21~P65)

見えるものと見えないものとの間に或る壁があって
わたしたちを引き離しているように思われるが、
それは事実ではない。

自分の心の中以外には障壁などないのである。
其処にのみ互いを隔てる障壁があるのである。

ではこの障壁、この隔てを、理解と愛とによって除くがよい。

            <感謝合掌 令和4年5月13日 頓首再拝>

5月下旬 - 伝統

2022/05/25 (Wed) 04:53:47

【 5月21日 】(22~P65)

より大いなる神意識の中に入れば、
もはや事物の影のみに満ち足りることはなく、
真実なるもの、実在なるものをこそ求めるようになる。

見えざるものこそが実体であり、見えるものは影である。

・・・

【 5月22日 】(23~P65、66)

肉眼をもって事物を見れば事物として感じられるが故に、
それを本物だと人は云う。

しかし彼の見ているのは、不可視のままにとどまっている
より大いなるもの、即、創造力、生命、宇宙の中に久遠に存在する唯一の力、
が外側へ顕われたものに外ならない。

この力こそ、あなたたちやわたし、更に又生きとし生けるもの中にあって
生きている生命原理である。

この生命が愛であり。
この生命が平安である。
『わたしは生命である。』

・・・

【 5月23日 】(24~P66)

あなたたちは自分たちの間から偉人が死んでいくのを損失だと思う、
しかしそうではないのである。

なぜならばこれら偉大なる精神の所有者達はますます偉大になっていき、
あなたたちを置き去りになど決してしていないからである。

彼らはこれまでよりも猶多く実在の中に生きている。
 
・・・

【 5月24日 】(25~P66)

故にあなたたちは何ものをも失っていず、
むしろこれまでよりも多くのものを得ているのである。

あなたたち自身の身罷(みまか)った愛する人々を考えてみるがよい。
彼らを失ってしまったとあなたたちは思い込んでいる。

わたしは保証するがそれは真実ではないのである。

彼らはこれまでよりも優れた者となっており、
これまでよりもあなたたちに近いのである。

・・・

【 5月25日 】(26~P66、67)

従って又、わたしもあなたたちを置き去りにしたのではなく、
依然としてあなたたちと偕(とも)にあることが、今解ったであろう。

わたしは世にあって世を変え、
すべての人々が内在の真理を悟り、
自分の神性を自覚するように
すべての人々の心を高めつつあるのである。

・・・

【 5月26日 】(27~P67)

あなたたちは自分自身の真我を知れば知るほど
わたしを一層理解するようになるであろう。

・・・

【 5月27日 】(28~P67)

たいていの人々の犯している大きな誤りは、
わたしとわたしの弟子たちがどこか遠く離れたところに
寄留(きりゅう)していて、

あなたたちをそこに入居させてやると称している
どこかの団体から旅券を入手して
あなたたちが其処へ到着するときまで待っている、
と思っていることである。

・・・

【 5月28日 】(29~P67)

特定の場所というものはないのである。
ある意識の状態があるのみである。

しかもわたしたちは今あなたたちと偕(とも)に在る。

この事をあなたたちが悟れば悟るほど、
わたしたちはあなたたちの生活の中に入っていって
あなたたちを援助することができるのである。

・・・

【 5月29日 】(30~P67)

神意識とは一体自分にとって何を意味するのかを、
今、考えてみるがよい。

それはわたくしの中にあるのと全く同様に
あなたたちの中にある意識なのである。

意識に違いはない。
ただ違うのは、自覚、すなわち意識の悟りの程度である。

・・・

【 5月30日 】(31~P68)

神の意識は部分部分に分裂しているのではない。
従って自分はこの一部であるとかあの一部を形成していると
云えるものではない。

神は一箇の完全なる全体であり、全体として神御自身を表現している。

あなたたちは神の中に生き、動き、存在を保っているのであり、
神はあなたたちの中に生きているのである。

このことをあなたたち自身の意識によって自覚するがよい。
そうすればあなたたちの意識は一切を支配する力となる。

・・・

【 5月31日 】(32~P68)

未(いま)だ嘗(かつ)て熱心な祈りが無視されたことはない。

神はあなたたちが求める前にあなたたちの必要とするものを知り給う。

・・・

<参照>

イエス・キリストがあなたの家とあなたの心から負のエネルギーを取り除く|
魂と眠りを癒す音楽
Positiva Energía Relajarse Música(2021/10/22)
https://www.youtube.com/watch?v=nCSiMxJPLDQ

            <感謝合掌 令和4年5月24日 頓首再拝>

6月上旬 - 伝統

2022/06/01 (Wed) 13:02:33


【 6月1日 】(33~P68)

神は愛である。
故に愛に満ちた心情(ハート)を以て神を敬わねばならぬ。
息子がパンを求めるのに石を与え、
魚を欲しがるのに蛇を与える者がいるであろうか。

・・・

【 6月2日 】(34~P68)

真の愛については何も解っていないあなたたちでさえ、
自分の子どもたちに対する物の与え方を知っているとするならば、

真(まこと)の愛そのものである神は
御自分に求める人々に対していかに遥かにより多くの善き物を
与えられることであろう。

・・・

【 6月3日 】(35~P69)

人々の中には、祈る時神は遥か遠くにましますと思う者もいる。

わたしはあなたたちに云う 
―― 自分の密室に入り、扉(とびら)を閉じ、そこで秘かに祈るがよい。

あなたたちの父なる神は秘かに聞き給い、
あからさまに酬(むく)い給うからである。

・・・

【 6月4日 】(36~P69)

その意味するところは明らかである。

あなたたち自身の秘められたる室に全能者はまします。

全能者は遥か遠くにましますのではなく、あなたたちの
うちなる実在の生ける顕れであり、あなたたちの実在、あなたたちの真我である。

・・・

【 6月5日 】(37~P69)

このことを知ったうえで魂の静けき極みにおいてひそかに熱禱すれば、
全宇宙が動き出し、あなたたちの求めるものをつくり出し、
顕(あらわ)し出すのである。

・・・

【 6月6日 】(38~P69)

まことの祈りはすべて瞬時に叶えられるものである。

あなたたちの祈りもまた一瞬にして叶えられる時が来るであろう。
あなたたちは祈りを実修しなければならぬ。
心を平和にし、ひそかに祈ることを実修しなければならぬ。

受けたりと信じたとき得るのである。

・・・

【 6月7日 】(39~P70)

わたしたちみんなあなたもわたしも
そしてわたしたちと偕(とも)にある他の人達も
みな一つに結び付いた大いなる無限の全一体であり、
何の隔てもない、ただ愛のみの一家族であると悟ることは尊い。

・・・

【 6月8日 】(40~P70)

このことは始めのうちは悟れないかもしれない。

しかし真理のみ霊(たま)に自分自身を開きゆくにつれて、
常にあなたたちと偕(とも)にある「慰め主」が
あなたたちにすべてを啓示すであろう。

『吾は慰め主なり』。

『吾は生命なり』。

・・・

【 6月9日 】(41~P70)

わたしは生命である。
わたしを信ずる者は死ぬことがない、たとえ死んでも生きる、
なぜならわたしはあなたたちの裡(うち)なる生命であるからである。

わたしを信ずる者は永遠の生命を得る、故に死は存在しえない、
わたしは常にあなたたちの中に生きているからである。

・・・

【 6月10日 】(42~P70)

それはすべての人々の中にあるみ霊と全く同じものである。
大洋の一滴は全大洋と全く同じ性質を有つ。
わたしは至る処にいる。

・・・

<参照>

デルタ波+水中で眠っている間にあなたを癒すイエス・キリスト•魂と眠りを癒す音楽
Positiva Energía Relajarse Música(2021/10/21)
https://www.youtube.com/watch?v=EmDUG6T27EI

            <感謝合掌 令和4年6月1日 頓首再拝>

6月中旬 - 伝統

2022/06/15 (Wed) 21:06:02


【 6月11日 】(43~P71)

悟りと愛とによってあなたたちはすべての魂に宿る神我の中に入るのである。

なぜならば、『わたし』は常にその中にいるからである。

・・・

【 6月12日 】(44~P71)

『わたしは常に主をわたしの前に立てた、
 なぜなら主は常にわたしの右手に在りまし、
 そこよりわたしが移されることはないからである』と、

あなたたちに語ったことをあなたたちは聞いたことがある。

・・・

【 6月13日 】(45~P71)

神と人とが一体であることを本当に学び取ることの何と遅いことか。
あなたたちは自分を制約しているものを捨て去ることを恐れている。

まるで子どものようにあなたたちは
自分の玩具、自分の壁、仕切り、教会・礼拝堂〔キリスト教〕、
会堂〔ユダヤ教〕、寺院〔回教〕にしがみついている。

ああ、あなたたち一同をわたしの翼のもとに引き寄せて、
すべてのものの中にある共通の一なる生命を見せてあげることが出来たらと、
どんなにわたしは思うことか。

・・・

【 6月14日 】(46~P71、72)

あなたたちは、神が一切の生命であり、
この生命は目に見える、あるいは目には見えないが、
完全なる愛であることを学び知るのになぜこんなに長くかかるのだろう
とよくいぶかったりするが、
それは、真理を内からではなく外からつかもうとするからである。

・・・

【 6月15日 】(47~P72)

なくなりはしないかと恐れているものに、
何とまあ誰も彼も執着していつことか。

おのが生命を得んとするものはそれを失い、
おのが生命を棄する者はそれを得る。
 
・・・

【 6月16日 】(48~P72)

わたしは神我(キリスト)より語る、わたしは常にそうしてきた。

わたしの言葉が外側にのみ住む人々にとって
奇異に思われたのはそのためである。

幾百万もの人々が今なお束縛の中にある。
わたしの扉はすべての人々が自由に出入りして
わたしと食事を共にするように常にすべての人々に開かれている。

・・・

【 6月17日 】(49~P72)

ところが悪魔がその道を遮(さえぎ)ろうとしている。
その悪魔とはすべての者が克服すべき偽我であり、
感官という悪魔である。

・・・

【 6月18日 】(50~P72、73)

果敢(はか)なき感官の迷いのみが真の霊意識の顕現への唯一の障害である。
なぜならば天国は常にあなたたちの中にあるからである。
二千年前も今も変わることなくわたしは生命である。

モーゼとエリヤはわたしの地上への出現より二千年も先立ってはいるが、
それはすべての人々に現れているのと同じ生命なのである。
[故に]わたしはアブラハムより前に実存しているのである。

・・・

【 6月19日 】(51~P73)

時間というものは存在しない。
わたしは過去に存在したように今も存在しており、今後も常に存在する。

このことを悟得すれば、あなたたちは
自分も又全能者の生ける表現であることを銘記しなければならない、
なぜなら、父なる神が常にあなたたちの中で働き給うているからである。

・・・

【 6月20日 】(52~P73)

あなたたちの中にいます聖なる力は
わたしの中にあるのと同じものである。

あなたたちの意識がより偉大なる神意識へと展開するにつれて
あなたたちはわたしを直接知るようになるであろう。

・・・

<参照>
イエス・キリストはあなたが眠っている間に癒されます
•体、魂、精神のすべての痛みを癒す音楽
Positiva Energía Relajarse Música(2021/09/26)
https://www.youtube.com/watch?v=HOgDs8ea7Ck

            <感謝合掌 令和4年6月15日 頓首再拝>

6月下旬 - 伝統

2022/06/21 (Tue) 14:56:19


【 6月21日 】(52~P73)

あなたの中にいます聖なる力は
わたしの中にあるのと同じものである。

あなたたちの意識がより偉大なる神意識へとへと展開するにつれて
あなたたちはわたしを直接知るようになるであろう。

・・・

【 6月22日 】(53~P73)

神我(キリスト)の声は無畏であり全きまでに強力である。
神我(キリスト)は征服者であり、また今後も征服していく、
なぜならば神我(キリスト)のが一切のものを支配することが
神の律法(おきて)であるからである。

・・・

【 6月23日 】(54~P74)

十字架という象徴は人の裡(うち)なる神我(キリスト)、
手もて造られざる神殿[肉体]の中における覚醒(めざめ)、
聖化、蘇生(よみがえり)、昇天の謂である。

これこそが征服者、神我である。
その過程は既にあなたたちに説明した。

従って再説の必要はないが、わたしの語った言葉を再読すれば
あなたたちの裡(うち)なる み霊(たま)・真理について
尚多くを明かすであろう。
 
・・・

【 6月24日 】(55~P74)

あなたたち「の神我(キリスト)] が展開するにつれ、
み霊(たま)はあなたたちの心情(ハート)の秘められた
房(へや)の中にある秘密をあなたたちの意識に明かすであろう。

・・・

【 6月25日 】(56~P74)

神我(キリスト)とは神の言葉、神であった言葉、
神と偕(とも)にあった言葉、肉体となった言葉である。
 
・・・

【 6月26日 】(57~P74)

これこそが父なる神の知り給うあなたたち、すなわち、
実在の中にあるあなたたちの真我であり、従って
あなたたち自身が吾也(われなり)として知らなければならないものである。

・・・

【 6月27日 】(58~P74)

肉の感官の声は影の声、分離、制約、病苦、死を示唆する悪魔である。
神の一人子、すべての父なる神我(キリスト)を固守せよ

・・・

【 6月28日 】(59~P75)

悪魔を恐れるな、恐るべきものは何一つとしてないからである。
あなたたちとしては、

「肉の心なる悪魔よ、我が背後(うしろ)に退がれ、
 わたしは人の子にして又神の子、征服者であるぞ。

 わたしは自分の力で生きるのではなく、常にわたしとともにいます
 父なる神によって生きるのである。
 父こそがわたしの導き手であるぞ」

と云いさえすればよい。

・・・

【 6月29日 】(60~P75)

わたしの中で、平安を得るがよい、とかつてわたしは語ったことがある。
世にあるあなたたちは苦難に遭うであろうが、勇気を奮い起こすがよい。

わたしは既に世に打ち克ったのであるから、
あなたたちもまた世に克つのである。

・・・

【 6月30日 】(61~P75)

神我は父なる神、すべてを支配し給うみ霊、生ける大生命のみ子であり、
すべての魂の中に宿っている。

聖霊とは、「吾は生命なり」と悟了(ごりょう)した
キリスト意識の完全なる顕(あらわ)れである。

何ものもあなたたちを襲うことはできない。
なぜならば私は裡(うち)なる征服者であるからである。

あなたたちが自分自身の情念(ハート)と精神の中でこの真理を
感じ得るならばあなたたちもまた征服者であり、従って無礙自在である
ことを知るであろう。

かくて感官という悪魔は征服される。
『サタンよ、わが後’うし)ろに去れ』。

            <感謝合掌 令和4年6月21日 頓首再拝>

7月上旬 - 伝統

2022/07/06 (Wed) 13:20:53


【 7月1日 】(62~P76)

では神我(キリスト)を通して神を拝するがよい。

その他には道はない、未だかつてあったためしもない、形ばかりを除いては。

わたしはかつて生き、十字架につけられたものである。
しかし見よ、わたしは尚も永遠に生きている。

・・・

【 7月2日 】(63~P76)

わたしは道であり、真理であり、生命である。

何人(なんぴと)もわたしによるのでなければ父の身元には参れぬ。

キリストとは至上無限の生命意識が世に顕現(あらわ)れたもののことである。

・・・

【 7月3日 】(64~P76)

神我(キリスト)は真理であり、生命であり、
すべてを神に結び合わせる愛である。

愛によってのみあなたたちは神と偕(とも)にあることができるのである。

それは神が愛だからである。

・・・

【 7月4日 】(65~P76)

わたしは愛によって父なる神と一体である。

汝魂を尽し、情念(ハート)を尽し、心を尽し、力を尽して
汝の神なる主を愛すべし。
汝の隣人を己自身のごとくに愛すべし。
 
・・・

【 7月5日 】(66~P76)

キリストは世に降誕した神の子であり、
世がその相貌(すがた)を変えるまで世に留(とど)まる。

故に天において成就されている父の意志は
地上においてもまた成就するであろう。

・・・

【 7月6日 】(67~P77)

神に対する呼び名のひとつに『われわれの父』というのがある。

これはわたしの知るもののうちでも最善のものである。
あなたたちが自分をつくり給うた方についての知識が増えるにつれて、
この呼び名はいよいよ含蓄の多いものとなるであろう。

・・・

【 7月7日 】(68~P77)

あなたたちはこの父なる神の映照であり、肖像(にずがた)である。

父と自分とが一つであることを願ったとき、
もともと常に実存していた結合関係があなたたちにもそれとわかるようになる。

しかしこの言葉が単に言葉として心の中に留まるだけであってはならない。
本当にそれを了解しなければならない。

この言葉の本当の意味はあなたたち自身の中からのみ来る。

・・・

【 7月8日 】(69~P77)

あなたたちが今耳で聞いていることはあなたたちの記憶にとどまるであろう。

わたしが語ったこれらの言葉をあなたたちは忘れることはないであろう。
それはあなたたちの心情の中にたゆたい、やがて真理のみ霊が
あなたたちの中に顕現れ始めるであろう。

すでに神の意識の中に確立されたものは
人の意識の中にも確立されなければならないのである。

父なる神と一体を体得することによって
かくのごとき意識はあなたの中に確立されるであろう。

・・・

【 7月9日 】(70~P78)

このことが事実であることをわたしは知っている。

意識のより高き階層へと移っていった人々はすべて、
このことを悟得することによって生ずる強大なる力を理解し始めている。

・・・

【 7月10日 】(71~P78)

今宵わたしが懸(か)かっているこの人体は、
現にあなたたちが見ているように青年の姿であり、
顔貌は活力に満ち、肢体はあらゆる細胞を再生する力で満ちている。

それはわたしの意識が今彼の意識と一つになっているからである。

わたしが彼に懸(か)かっているこの瞬間、
愛するこの同胞の意識はわたしとそれと全く一つなのである。

実在においてわたしたちの間には何の分離もない。

分離とは心の幻影である。

            <感謝合掌 令和4年7月6日 頓首再拝>

7月中旬 - 伝統

2022/07/12 (Tue) 13:52:12


【 7月11日 】(72~P78)

この広大なる真理の何と偉大なることか。

この力をあなたたちが今受け容れるならば
あなたたちの肉体はすべて生命で満たされるのである。

それは、父なる神があなたたちの中にも又いますからである。

・・・

【 7月12日 】(73~P78、79)

わたしの父なる神によって一切がわたしに托されている。

父を除いては誰がその子であるのか、何人(なんぴと)も知らない。
又子を除いては誰がその父であるのか、
さらにまた、誰にその子は父を明かすのかは何人も知らない。

・・・

【 7月13日 】(74~P79)

このような話はあなたたちには奇異とも思えようが、
深く考えればその内なる意義が明らかになるであろう。
 
・・・

【 7月14日 】(75~P79)

父は子を知り、子は父を知る。
子はまた自分が明かしたいと思う人々に父を明かすこともできる。
子は父を知り、父は子を知るからである。

・・・

【 7月15日 】(76~P79)

あなたが今見ているところのものを見、
聞いていることを聞く人々は祝福(さいわい)である。
 
・・・

【 7月16日 】(77~P79)

わたしは勝利の力を与えられている。
なぜならば子は父の中に住み、父は子の中に住んでいるからである。
まことにも輝かしいこの真理を只の言葉で説明することがどうしてできよう。

あなたの裡(うち)なるみ霊(たま)、
常にあなたたちと偕にあって御自身を現わそうと待ち構えておられる
慰め主、によってこの真理は知り得るのである。

・・・

【 7月17日 】(78~P80)

求めよ、そうすれば贈り物はあなたたちのものとなる。
探せよ、そうすれば見出す。
叩けよ、そうすれば戸は開かれる。

求めるものは受け、
探すものは見出し、
叩く者には戸が開かれるからである。

・・・

【 7月18日 】(79~P80)

『何であれ、自分にして貰いたいと思うことを人にしてあげよ』

人の長所、欠点を見れば、それが自分の中に固定してしまうことを
心の奥深く知るがよい。

また自分に人からして欲しいと思うことを先づ人にするがよい。

・・・

【 7月19日 】(80~P80)

明日を思い煩うな。
「今」のみが唯一の時間である。
今を自分の実在とせよ。

そうすれば明日のことは明日自身が処理するであろう。

では、未来を思い煩うのあまり
奇(くす)しき今を逸するなかれ。

意識は今の中でのみ創造をなしうるのであって
明日においてではないのである、
また昨日においてでもないのである。

昨日は記憶にすぎず、明日は希望にすぎない。

今こそが唯一の創造をもたらす瞬間である。

・・・

【 7月20日 】(81~P80、81)

あなたたちは毎瞬毎瞬神のみ心の中で創造することが出来るのである。
そしてそれは実に、「今」である。

あなたたちが神の心の中で「今」創造したものはすでに確立している。
故に明日は明日自らが処理するであろう。

            <感謝合掌 令和4年7月12日 頓首再拝>

7月下旬 - 伝統

2022/07/24 (Sun) 13:08:57


【 7月21日 】(82~P81)

泣く者とともに徒(いたずら)に泣くことなく、
裡(うち)に君臨する強大なる愛をもって彼らを助けるがよい。

母がその子を愛するがごとくにも、
すべての人々に対して愛を感じなければならない。

至(い)と高き者より至と低き者に至(いた)るまですべては神の子である。
このことを認識したとき、そこはただ一つの家族があるのみであり、
何らの分離もないことを知るであろう。

・・・

【 7月22日 】(83~P81)

利己的にならぬように努力せよ。
これが受容性の秘訣である。

あなたたちはみ(たま)霊の一(ひと)かけらではなく、
全体と一つなのである。

み霊がみ霊自身から引き離されることはありえない。

・・・

【 7月23日 】(84~P81)

真にこのことを悟った時、変貌(トランスフォーメーション)がおきる。
なぜなら受容性とは受けることだからである。

実は、神は常にその賜物(たまもの)をすべてのものに注いでいるのであって、
もしこの賜物が欲しいのであれば心を開いて受けさえすればよいのである。

この受け容れることこそが偉大なるものの秘訣である。

すべて真実なる生き方をしているものの秘訣は非利己的なことにある。
故に与えることは受けることである。

・・・

【 7月24日 】(85~P82)

わたしが今この瞬間に見ていること
 ―― 即、以上のわたしの説話に幾千人もの霊たちが聞き入り。
神の愛は天界とひとしく地上界にもましまし、
内界と外界にもましますことをいよいよ深く理解していること ―― 

があなたたちにも又見えたときのあなたたちの思いはどのようなものであろうか、
と屡々(しばしば)わたしは考えることがある。

・・・

【 7月25日 】(86~P82)

「もしあなたたちにわたしが解るならば、わたしの父をも又理解するであろう。
 しかしもしわたしの父が解らなければ、どうしてわたしが解ろうか、
 どうしてわたしの言葉が理解できようか」。

とわたしは言ったことがある。
 
・・・

【 7月26日 】(87~P82)

わたしは神我(キリスト)より語るが、
あなたたちはいづこより語るのであるか。

いずれは亡ぶべき感官からか。
種々様々の条件に反射するのか、
それとも自分自身の裡(うち)に神の力が宿っていることを悟っているのか。

「吾は生命なり」、「吾は真理なり」、「一切を支配する」との意識を持っているのか。

・・・

【 7月27日 】(88~P83)

あなたたちの中に父なる神がいます。

そのことがわかれば父なる神はあなたたちを通して現れ給う。
これこそが世の光であり、世は光に打ち克つことなく、光こそ闇に打ち克つ。

わたしは世の光である。
闇はわたしの光のために消える。

・・・

【 7月28日 】(89~P83)

それは人の光であり、無限なる愛と智慧のとの顕現れであり、
人類の中に完全なる状態を創造(つく)り出す。

・・・

【 7月29日 】(90~P83)

あなたたちの存在の本源は神である。

このことに目覚めるようになったとき、
子[イエス]の中にあり、又あなたたちの中にもいます父なる神が解るであろう。

・・・

【 7月30日 】(91~P83)

肉の感官意識が神我(キリスト)意識に気付くとき、
感官意識は昇華して神我(キリスト意識となる。

わたしは神我(キリスト)として世と世にあるすべてのものとに打ち克った。
わたしは肉の感官、肉の心、五官という悪魔に打ち克ったのである。

あなたたちも又その通りになるであろう。

かくして、あなたたちは天からの声というのが実は神の意識であることを悟るであろう。

  *あなたたちは天からの声
   ダニエル書4章31節、マルコ伝1章11節、
   マタイ伝3章17節、ペテロ後書1章18節

・・・

【 7月31日 】(92~P84)

人は自分自身の想念によって自分の獄壁を造る。

自分で造り出した観念によってその通りに制約される。

あなたたちの造り出す観念の中最大なものでさえ
実は一箇の制約でしかないのである。

問題は、生命とは何かと論(あげつら)うことではなく、
これが生命であると身をもって断定することである。

           <感謝合掌 令和4年7月24日 頓首再拝>

8月上旬 - 伝統

2022/08/03 (Wed) 04:21:20


【 8月1日 】(93~P84)

具体的な形象を持っている類(たぐい)の階層における
被造物は不可視の内因の結果である。

あなたたちの肉体は猶一層の発展に向けての出発点になるものであり、
その発展は、み霊こそすべてこれ常在・唯一・久遠の本質であり、
力であり、生命であると自覚することによってなされなければならない。
その示現(あらわれ)が愛である。

・・・

【 8月2日 】(94~P84)

情念を尽くし、魂を尽くし、心を尽くして汝の神を愛せよ、
汝の隣人を汝自身のごとくに愛せよ。
これが人類という礎石(いしずえ)の立つ律法である。

・・・

【 8月3日 】(95~P84、85)

放蕩息子の寓話の中に父の愛が示されている。
息子の放逸、その悔悛、自己自身即、真の霊的状態の恢復。
先づもろもろの艱難辛苦をなめ、せっかく受け継いだ財産も蕩尽し、
やがて自ら進んで一僕(いちしもべ)となるために帰還するが
やがて本来の息子となる。

・・・

【 8月4日 】(96~P85)

息子がたとえどのようなことをしたにしても、
父の愛は一切の過ちを消してしまう。
父の愛はそれほどに大きいのである。

この事(こと)がどんなに正しいかは
あらゆる生活の中で証(あかし)されている。
真理に気付いた時過ちは矯(ただ)される。

それはひとつの体験であり、この体験を通じてあなたたちは
種々様々の状態より起ち上がって自分自身(真我)を
悟ることができる。

そのとき過ちは消えて無くなり、真理が太初(はじめ)以来の
真理そのままの相(すがた)を現す。

・・・

【 8月5日 】(97~P85)

悔い改めが赦しに先行する。
父の愛が解った時初めて心底(ハート)より悔い改めが起り、
その時彼は真に赦されたのである。

かくて彼は彼本来の霊的状態、
すなわち自分自身が神の中にあるという自覚、を取り戻し、
喜んですべての人々の僕となり、
自分が他の人よりして貰いたい通りのことを人々にするようになる。

あなたたちが放蕩息子のようになって始めて
御馳走はあなたたちの前に並べられるのである。

では家の中に入り、兄弟姉妹への愛をもって
今こそご馳走に与(あずか)るがよい。

愛によってのみあなたたちは父があなたたちの為に
準備し給うた御馳走を戴くことができる。

・・・

【 8月6日 】(98~P85、86)

このことも又、
あなたたちがこの地上で学び取らなければならないことなのである。

これまであなたたちは、自分の尺度で悪いことをしたと
決め込んだ人々に対して愛を出し控えたことがどんなに度々あったことか。
そのような断定はあなたたちの関知することではさらさらないのである。

それはすべて父なる神とその子との間のことがらである。
このことをよくよく銘記するならば、あなたたちは
他を批判することがなくなり、批判という武器はむしろ
まず第一に自分自身に対して向けるようになるであろう。

・・・

【 8月7日 】(99~P86)

真っ先に自分自身の過ちに気が付けば
他の人々を前より一層よく理解するようになる。

・・・

【 8月8日 】(100~P86)

あなたたちはこれまでとかく人々を批難しがちであった。
自分が批難されないためには、人を批難せぬことである。

先ず己(おのれ)が目(まなこ)より梁(うつばり)を取り去るがよい。
そうすれば同胞の目(まなこ)の棘(とげ)の取り方も
前より一層解るようになるであろう。

・・・

【 8月9日 】(101~P86)

われわれは到る処でわれわれの媒体を見つけては、
今此処でしているように、
秘められた方法で世界到る処で真理を説いている。

それも物質界だけではなく、自分の存在の本性を
まだ認識していない者のいる内界(複数)(霊界)においても
又説いているのである。

・・・

【 8月10日 】(102~P87)

わたしはあなたたち丈ではなく、
あなたたちの俗眼では見えない人たちにも語っているのである。

彼らが真理を会得した時、
彼らは前途に待ち設けている栄光に向かって邁進するであろう。

彼等はその意識が更により高き状態に高まりゆくにつれて
自分がもはや地縛の存在ではなく、

自分が心の中で勝手に造り出していた束縛より放たれ、
無礙、自在であることに気付くであろう。

わたしの言葉を受け容れるがよい
そうすればあなたたちも又、無礙、自在となる。

・・・

(105~P87)

すべての人が神について教えられるであろう、と予言者の中に書かれている。
故に父なる神について聞いたことのある者、学んだことのある者は
すべてわたしの許に来るがよい。

・・・

(106~P87)

光り闇の中にて輝きてあれ、と命じ給うた父なる神が、
わたしの胸(ハート)の中に輝き給い、
光りと神の栄光について悟りとを与え給う。

・・・

《平安と愛あなたたちと偕に在れ》

おお永遠の父なる神よ。
わたしたちすべてに貴神の神性が植えつけられています。

わたしたちは貴神の臨在を体得し、
貴神の神性がわれわれの生命・生活・生涯(ライフ)の中に
御自身をあらわし給い、生きとし生ける者を祝福し給い、
ありとしあらゆる者を貴神に引き寄せ給いつつあることを知りました。

愛なる父よ、貴神の息子が語る時、愛と理解とを以て
貴神のみ言葉に耳を傾ける者、読む者を祝福し給わんことを。

アーメン。

(以上で、第二話を終えます)

           <感謝合掌 令和4年8月2日 頓首再拝>

8月中旬 - 伝統

2022/08/11 (Thu) 13:26:50


第三話 キリストは汝の裡なる生命なり

【 8月11日 】(1~P91)

神我(キリスト)の声の及ぶ処、それは広大である。
そこは遠く又近くに及ぶ。
偏在するからである。

いずこにあれ、父なる神のいます処わたしも又そこにいる。
いずこにあれわたしのいる処、父なる神常にわたしとともにおわします。

・・・

【 8月12日 】(2~P91)

全能なる神のみがおわしまし、それが全(すべ)てである。
存在するものにして神によらざるものなく、又、その子、
神我(キリスト)を経ざるものはない。

これこそが大いなる真理である。

・・・

【 8月13日 】(3~P91)

世界の平和は神我(キリスト)の中に宿っており、
すべての人々の魂が神我(キリスト)なる生命に気付き、
父なる神の愛と美と力と智と強さとを顕現(あらわ)すことを待っている。

・・・

【 8月14日 】(4~P91)

父なる神のみが生き給い、しかも神は愛であり、智であり、平和であり、
唯一無二の実在であるというこの真理を認識し、把握することによって、
それが自然と発露してそれ自身を顕現していくようにしさえするならば、
あなたたち全員の裡には常に平安と霊とが変ることなく存在しつづけるであろう。

・・・

【 8月15日 】(5~P92)

神我(キリスト)の力は、先ずそれに気づき、
次にそのことを完全に把握し、静寂の時間(複数)を割いて
その間(かん)に主たる汝の神の臨在を一層自覚するようになることに
よって、涵養される。
 
・・・

【 8月16日 】(6~P92)

真理の把握とは、久遠の神が今、此処に実存し給うことを知ることである。
『父なる神とわたしとは一つである』。

父なる神はわたしより偉(すぐ)れて大きい、
しかしわれわれは共に一体として働くのである。

父なる神なくしてのわたしは何事をも為しえないが、
父なる神と偕であれば、神の為し給う み業はすべてわたしも
それを為すことが出来る、われわれは一体であるからである。

・・・

【 8月17日 】(7~P92)

認識が先ず第一である。
次に十分に把握をし、静寂の時間(複数)を置くようにすれば、
わたしの力[普遍なる神我の力]があなたたち自身の意識の中で発達して行く。

しかし意識は実は只ひとつあるのみであって、
それが全宇宙にわたって具象化しつつあるのである。
それが大生命自身の中なる意識である。


大生命がすべての形態(かたち)あるものを創造(つく)り給い、
その形態(かたち)の中に大生命がその栄光を意識的に顕現しうるように
し給うたのである。

・・・

【 8月18日 】(8~P92、93)

大生命が意識的に自己顕現するために
人間の魂と体とを創造(つく)りたもうたのである。

このことを真に了得(りょうとく)した時、
あなたは神我(キリスト)の力を
自分自身の生活の中に発動するようになる。

・・・

【 8月19日 】(9~P93)

あなたたちは物質生活、商取引の生活から抜け出て、
暫(しば)しのあいだ神の国に休らわねばならぬ。

そして、常にあなたたちの生活の中に顕現しようとして待機している
神我(キリスト)の真生命とを自分が着実に成長させかつ
展開させつつあることを確かめるがよい。

・・・

【 8月20日 】(10~P93)

神我(キリスト)がその儘(まま)顕現(あらわ)れ出ているという
態度を持ち続け、その事が自分にとって意味するところのものをよく考え、
ヂッと沈黙したままで待つがよい。

こういう行き方によって着実な生長が得られるのである。

           <感謝合掌 令和4年8月11日 頓首再拝>

8月下旬 - 伝統

2022/08/29 (Mon) 15:39:54


【 8月21日 】(11~P93)

この状態は誰かが云うような「空白」状態でもなければ「空無」の状態でもない。

又、意識が理解もしないうちにやみくもに認容することを強制されようとする際の
緊張状態でもない。

・・・

【 8月22日 】(12~P93、94)

あなたたちはこのような極端な行き方は避けなければならない。

そして、自分と父なる神との間にはいかなる分離もありえないという
正しい理解に満ちた静けさを、自分の胸の中に保ち続けることである。

・・・

【 8月23日 】(13~P94)

胸(ハート)の中でこう云うがよい。

「わたしの中に留まり給うのは父なる神である。
 この神こそがみ業を為し給いつつあるのである」と。

これがあなたたちの個我意識を偏在している神意識に結びつけるのである。

・・・

【 8月24日 】(14~P94)

あなたたちがわたしを認め、
わたしの生命が久遠に活発々として働いていることを認める時、
わたしはわたしの真性を現す。

わたしの生命の久遠なる特質を認めるのは、
あなたたちの中で顕現している神我(キリスト)なのである。

天上天下にこれ以上の大きな力はない。

天上天下のあらゆる権能(ちから)がわたし与えられているのである。

これがわたしの本能であり、神の愛の現れである。

わたしの生ける臨在が常に活気凛々としてあなたたちと偕(とも)にあることも
思い合わせ、このことがあなたたちにとってどういう事になるかを
胸(ハート)の中で考えるがよい。

その事をよくよく了解(りょうげ)することの中に栄光と平安とは在る。

・・・

【 8月25日 】(15~P94、95)

肉体の彼岸に移った人々はまだ生きている。

そういう人々の中には、まだ肉を保っていると思い込んでいるものもあれば、
まだ夢を見ているものもいる。

しかしいづれは皆、生ける神があらゆるものの中に
神御自身を永遠に顕現しつつある真理に目覚めるであろう。

神の顕現は久遠であり、常在であり、
あなたたちの裡なる神我(キリスト)として展開しつつある。
 
・・・

【 8月26日 】(16~P95)

そういう風にしての結果は、あなたたちや、あなたたちの接触する人々
全部にとって極めて有益なものとなるであろう。

なぜならば神我 ── 裡なる神の力 ── が現れ出で、
すべての不調和は静かに融け去るからである。

不調和なるものは、あなたたちがそれを信じ込まない限り、
もはやあなたたちの上に力を及すことはなくなるからである。

・・・

【 8月27日 】(17~P95)

あなたたちはわたしを、あなたたちとは全く違ったものと心の中で考えている。
聖書にある二千年前の歴史を読んで、あなたはわたしが過去の人物であると
思っているが、しかしわたしは常にあなたたちと偕にいるのである。

各人一人一人の魂に同じ神のみ霊が宿していることを銘記するがよい。

わたしの父なる神の御意志を行なう者が、
わたしの母であり、姉妹であり、兄弟なのである。

・・・

【 8月28日 】(18~P96)

わたしの中に生きてい給い、あなたたちの中に生きてい給うのは、
同じ神のみ霊(たま)である。

この真理を認容し了解(りょうげ)することによってまた、
同一の神我(キリスト)があなたたちの中に顕現する。

なぜならあなたたちも又一切のものに対する主権を与えられているからである。

わたしを信ずるものはわたし以上に大いなる事さえ為すであろう。

・・・

【 8月29日 】(19~P96)

『神我(キリスト)』(I am)は最奥の神霊意識である。

神我(キリスト)の意識は神の意識であり、子の中に現れる父なる神である。

・・・

【 8月30日 】(20~P96)

努めてこの真理を堅持することである。
そうすればあなたたち一人々々の生活の中にこの真理の力が発揮されるであろう。

あなたたちはすでに自覚しているのである。

現に生きているのである、この事を自覚するがよい。
かくして、あなたたちの生き方があなたたち一人一人の生活における
最も支配的で最も重要な要因なのである。

・・・

【 8月31日 】(21~P96、97)

あなたたちは自分が久遠に生きるものであること、
自分が生命そのものであること、大生命から離れては生きえないこと、
を今迄に考えたことがあるだろうか。

あなたたちの意識は大生命が肉体の中に自己顕現する媒介なのである。

肉体も又大生命を離れて生きることはできない。
意識は大生命それ自身の中に裡にあって指図する力である。
『わたしは生命である』

            <感謝合掌 令和4年8月29日 頓首再拝>

9月上旬 - 伝統

2022/09/07 (Wed) 04:36:38


【 9月1日 】(22~P97)

この力は個我を通して現れる。
従って外部のエネルギーはすべて邪魔であることを知るがよい。

神我(キリスト)は常に活動しており、決して静止することはない。
神我(キリスト)は常に内から働いている創造エネルギーであり、
常に活動している沈黙であり、常にみ業を為し給う父である。

静かに神我(キリスト)に傅(かしず)けば、
神我(キリスト)の息は、音も立てず、秩序正しい働きによって
あなたたちの肉体のあらゆる分子を更新する。

・・・

【 9月2日 】(23~P97)

わたしの教えは、『吾は生命なり』である。
あなたたちとわたしとは、神のおん前においては同じである。

神のみ霊(たま)がわたしを造り、神の全能の力がわたしに宿ってい給う、
そしてこの同じ神のみ霊(たま)があなたたちの中に
留(とど)まってい給うのである。

・・・

【 9月3日 】(24~P97、98)

わたしは全人類を他所(よそ)にして、
自分だけが神性であると宣言するために来たのではなく、

わたしは全人類の中にあり、全人類はわたしの中にあること、
わたしの言葉(複数)をよく理解することによって、
あらゆる人々が神我(キリスト)こそ人類の救い主であることを
主張するようになることを示すために来たのである。

・・・

【 9月4日 】(25~P98)

神の分霊(キリスト)がわれわれ各人の中における生ける神の臨在である。
即ち、神が神御自身を現わしつつあるのである。
それ以外にはあり得ない。

なぜならば神のみが独在(ましま)すからである。

太初(はじめ)にそうであったように神のみが生きてい給うのであり、
また未来永劫に神のみが生き給うのである。

神我(キリスト)は分離しているのではない。
神我(キリスト)はあなたたちの中に、
そしてまたわたしの中に等しく臨在している。

神我(キリスト)とは、御自身を表現し給う生ける神である。

わたしが、『われ生命(いのち)なり』という所以(ゆえん)が
ここに存するのである。

父なる神は御自身の中に生命を持ち給い、
その子が同じ神の生命をその子自身に持つことを許し給う。
 
・・・

【 9月5日 】(26~P98)

私は神の子であるから、神の創造計画の中に、一定の地位を占め、
かつ又それをわたしは自覚する。
この創造の過程において求めた者はそれに対応する地位を占める。

何故ならわたしは自分が一切のものに主権を有っていることを
証明(あかし)したからである。

あなたたちも又わたしを信じ、わたしの言葉に基いて行動をするならば、
わたしと同様にそのことを証明(あかし)しうるであろう。

・・・

【 9月6日 】(27~P99)

ヨハネは、『始めに言葉ありき、言葉は神と偕なりき、神は言葉なりき』
といった。

  ものみなすべて神の手によりて成れり。
  創造(つく)られたるものにして神によらで成れるものひとつだに無し。
  生命(いのち)彼の中に在りき、生命(いのち)は人の光なり。

  この光、闇の中に輝き、闇は光に勝たず。
  彼は、世に出で来たりし人すべてを照らす真の光(ひかり)なりき。
  彼は世に在(あ)りき。世は彼の手元にありしも、世は彼を知らざりき。

  彼はおのが身内の許に来れども、彼らは彼を受け付けざりき。
  されど彼の名前を信ぜし者は神の子となりぬ。


  これらの者は、おのれが、血に属せず、肉の意志にも人の意志によらず。
  父なる神によりて生まれたるを知る者なり、

  この言葉が神となりて吾らの中に留(とど)まりぬ。

・・・

【 9月7日 】(28~P99、100)

以上が当時のアラム語で書かれたヨハネの言葉の正しい解釈である。

従って、自分が血に属せず、肉の意志によらず、
父なる神より生まれたことを知っている人々は
既に今久遠の生命を享受していることが明瞭に示されていることが
解るのである。

神がものを創造(つく)るということは、
神おんみずからがその《もの》に成ることである。

闇は人の光に勝てなかった。
なぜならば、この光りは世に生まれ来たるすべての魂に
点火する光りであるからである。

全人類の中に光りが実存する。
太初(はじめ)よりそれは全人類の中にあったからであり、
人の中に実存するこの光りこそ神の分霊(キリスト)である。


・・・

【 9月8日 】(29~P100)

これが即ち、すべての生ける魂の中に宿る言葉である。

まこと、生まれ出ずる嬰児(みどりご)はすべて
神の言葉によって生まれるのであり、
その言葉とはすなわち久遠に生きる神我(キリスト)である。

このことに関しては、肉は何ら関知しない。

・・・

【 9月9日 】(30~P100)

各人は自分の未来を、現在における想念と行為とによって形成する。

『今』が常に現在である。
『今』においてのみあなたたちは創造することができるのである。
未来においても、過去においても創造することはできないのである。

・・・

【 9月10日 】(31~P100)

神我(キリスト)は創造する力である。
この力によってのみすべては出現する。

この悟りがあなたたちの意識において堅固となった時、
人間心による理解など及びもつかぬ自在の境地が出現する。

            <感謝合掌 令和4年9月6日 頓首再拝>

9月中旬 - 伝統

2022/09/13 (Tue) 13:17:44


【 9月11日 】(32~P101)

世俗的意識ではこの真理の栄光は理解できないが、
大悟によってあなたたちの俗的意識もキリスト意識に昇華する。

・・・

【 9月12日 】(33~P101)

何を企(くわだ)てるにしても、神は断じて失敗し給わず、
吾が裡(うち)にて働き給うは神にこそあれ、
この態度を堅持することである。

かく悟れば、あなたたちにとって、あらゆることが可能である。

あなたたち自身だけでは、あなたたちは無(ゼロ)である。
しかし神と偕(とも)となれば、あなたたちは一切である。

故に『わたしと神は一体である』と常に云うているがよい。

・・・

【 9月13日 】(34~P101)

唯一の真実かつ真価ある態度はこのような態度であって、
このような態度こそがあなたたちを俗界より挙げるのであり、
かくてあなたたちはホンモノ、
即ち神我(キリスト)意識の中ではたらくようになる。

あなたたちは既に俗的感官より挙げられたのである。
今後はすべてがこれまでと違ったものとなるであろう。

・・・

【 9月14日 】(35~P101、102)

あなたたちは、あなたたちを取り囲んでいる
外側のものだけにしか気づかないのか。

もしそうであれば、あなたたちは依然として
俗的意識の中に留まっているのである。

しかしわたしはああなたたちに断言する。
唯一真実の悟りは、神のみ霊(たま)が自分の意識を通じて顕現し、
しかも、それは外からではなく、裡(うち)から来るのである、

・・・

【 9月15日 】(36~P102)

人間の神我性は既に完全無欠である。

神我(キリスト)は、あなたの中なる愛してやまぬ神、
すべてが神なるが故にすべてを愛する神の、
不偏不党の、非利己的な現れである。

人類はこの「わたしとの一体」に入らねばならない。
 
・・・

【 9月16日 】(37~P102)

これが、「内なるもの」を因とする「外なるもの」の進化であり、
常に前へ前へ、上へ上へと内なるものの真の顕現を促してやまないのである。

「外なるもの」は「内なるもの」とならなければならない。
又、「内なるもの」は「外なるもの」とならなければならない。

・・・

【 9月17日 】(38~P102)

神我(キリスト)の栄光が肉の中に完全に顕現するときが来るであろう、
なぜならば、肉はこのことには何ら関知しないからである。

神我(キリスト)は至高であり、
その支配は必ず最高となるべきことが全能者の天命である。

人の裡(うち)なるみ霊(たま)が「永(とこし)えに生きる吾」なのである。

・・・

【 9月18日 】(39~P103)

キリストは神であり、神はキリストである。
神の分霊(キリスト)があなたたちの中で『今』働いておられる
という神智を吾がものとしたことを歓ぶがよい。

・・・

【 9月19日 】(40~P103)

この真理の悟りの中に生きよ、そうすれば真理は必ず生活の中に顕現する。
「征服者」キリストがあなたたちを解放するであろう。

・・・

【 9月20日 】(41~P103)

神我(キリスト)を信ずる者は神より生まれし者であり、
何ら肉即ち人の衝動によって生まれた者ではない。

地上における何人(なんぴと)をも父と呼んではならぬ。
天に在(ま)します方こそがあなたたちの父であるからである。

            <感謝合掌 令和4年9月13日 頓首再拝>

9月下旬 - 伝統

2022/09/24 (Sat) 04:13:35


【 9月21日 】(42~P103)

わたしのこの説法の意義は
おそらくはあなたたちによくは把握されていないかもしれない。

あなたたちは肉の中に生まれはしたが、
肉は何ら決定的なものではないのである。

あなたたちは神霊(みたま)より生まれたのであり、
神霊(みたま)がありとしあらゆるものを創造(つく)る唯一の創造力である。

これが神と偕にありし《言葉》、神なりし《言葉》。肉と化した不死の《言葉》である。

・・・

【 9月22日 】(43~P104)

神を見た者は一人もいない。
しかし神は吾が裡(うち)なる神我()キリストによって現わされている。

故に何人(なんぴと)であれ吾を見る者は父なる神を見る者である。

・・・

【 9月23日 】(44~P104)

神は御自身を分離されはしない。
神は御自身の中に、御自身の肖姿(にすがた)を創造(つく)り給う。
これがあらゆる人の裡にある光りである。
 
・・・

【 9月24日 】(45~P104)

わたしたちはすべて同一の生命に属する。

なぜなら生命は生命自身の中で異なったものとは成りえないからである。
形態には生命の顕現程度はあるが生命それ自身は非人格的であり、
生命みずからの創造(つく)った形態を通じて自分自身を表現する。

・・・

【 9月25日 】(46~P104)

無限なる父の大いなる智慧は、
父御自身の実現のためにあらゆる形態を創造(つくり)給うた。
その中にある生命はすべて同一である。

それは唯一の根源からのみ流れ出で、その創造(つくり)し
すべての形態を通じて流れ給う。

それは最微より最大に至るあらゆる形態の中に顕現してい給う。

生命は生命の創造(つく)り給うあらゆる形態に
生命自身を顕現しつつあるのである。

・・・

【 9月26日 】(47~P105)

生命である神霊(みたま)によらないで
存在するようになったものはひとつもない。

生命の顕現程度は、生命を認め、生命を表現することによって理解される。
故に、御自身に似せてわたしたちを創造(つく)り給うた神は、
わたしが生命を表現し、生命が神なることを知る程度に応じて、
わたしを通して顕現(あらわ)れ給う。

・・・

【 9月27日 】(48~P105)

神の生命を自分自身の意識において認め、かつ表現することによって、
大生命の顕現媒体となる。

意識が神の自己表現する点であり、
同時にまた自己の裡(うち)にまします神我という
神を表現する点である。

・・・

【 9月28日 】(49~P105)

このことを明らかに自覚するならば、
その時こそ大生命そのものの秘密が吾がものとなったのである。

・・・

【 9月29日 】(50~P105)

自分が肉によるのでもなく、人間の意志によるものでもなく、
神なる神我(キリスト)によって生まれた者であることを
知る人々以外には、今尚、この真理は大衆に対しては秘められている。

・・・

【 9月30日 】(51~P106)

故に、わたしは、かくの如き大生命なのである。
天上天下における一切の権能(ちから)がわたしには与えられている。

『先ず神の国とその正義(ただしさ)とを求めよ、
 そうすればあらゆるものがあなたたちに加えられるであろう。』

            <感謝合掌 令和4年9月23日 頓首再拝>

10月上旬 - 伝統

2022/10/05 (Wed) 04:57:10


【 10月1日 】(52~P106)

意識は大生命が表現される程度を決定する。

わたしは自分が神の生命であること、

『わたしは神なる神我(キリスト)であることを自覚している。
 わたしは、わたしの中で働き給う父なる神の実子である』。

・・・

【 10月2日 】(53~P106)

キリスト意識は、天上天下のあらゆるものに対して
支配権を持ち給う父なる神を示現する。
これがまことのキリスト意識である。

・・・

【 10月3日 】(54~P106)

わたしがかつてこの地上に生き、世の末まで、
即ちすべての人々がこのキリスト意識を認めかつ実現して
われわれが皆一体となるまで、依然としてあなたたちと偕にいるのは、
この為なのである。

・・・

【 10月4日 】(55~P107)

この真理の認識と実現とによってわれわれがすべて一体となるように、
わたしは辛抱強く待っている。

真実(ホンモノ)については、人は争わない。
虚偽(ニセモノ)についてのみ人は争う。

自分が生きていること、現に生きつつある事実には人は争わない。
人はただ、様々の信仰や観念(かんがえ)について争うのみである。

死に定められたる者は肉の世からより優れる世界への出口を求めている。
故に死に定められた者は自分自身と問答をする。

しかし神我(キリスト)は決して問答はしない。
神我(キリスト)は既に直接知っているのである。

故にニセモノとホンモノとを見分けることは容易である。

・・・

【 10月5日 】(56~P107)

“I am”は聖語である。” I am that I am” 。

各時代の予言者たちはこの永遠の秘密を知っていたが、
それを理解しうる者は僅少にしかすぎなかった。

しかし、いずれはすべての人々が理解するようになるであろう。

なぜならば、子が父なる神を顕示し、
すべてのものをして神を知らしめることが、
父なる神の御意志であるからである。

わたしの父の御意志を行なうものが
わたしの母であり、姉妹であり、兄弟である。 

・・・

【 10月6日 】(57~P107、108)

神我(キリスト)をより深く悟るにつれて、
その力が神の愛と英智とであることがハッキリと解ってくる。

なぜならば、神我(キリスト)は神の子であるからである。

わたしは律法を破壊するためではなく律法を成就するために来た、
と云ったが、それに間違いはなかったのである。

わたしは天にある力の教えを地に 
―― すなわち、裡(ういち)なる神我(キリスト)の力を外に――
もたらしたからであり、この力とはすなわち神の霊と智慧である。

それは、調和や平安のごときあらゆる善き事を築き上げる者である。
それは永遠に存続する、しかし不調和は無智の中にのみとどまる。
無智は死であり生命ではない。

・・・

【 10月7日 】(58~P108)

わたしはあなたたちが、一日の若干部分をこの無言の生長に充(あ)て、
かくして自分の全存在に平静と調和をもたらすことを望む。

さまざまの喧()かまびす)しき社会問題や戦争の取り沙汰に
囲まれたあなたたちの毎日の生活においては、
このことは極めて肝要である。

・・・

【 10月8日 】(59~P108)

第一に、あなたたちは静かなる臨在感、
常に活動してやまぬ或る静けさを意識するであろう。

神の常に活溌々たる臨在の中におけるこの沈黙の何という美しさ、
それはあなたたちの生活の中における神の強大なる力と調和との
示現である。

これが善き、健全なる判断力と明析なる洞察力とを涵養し、
やがてはその結果があなたたちの身体と環境とに確固不動の
ものとして現れるのである。

・・・

【 10月9日 】(60~P109)

肉体の胸(ハート)における沈黙は
神霊(みたま)の胸(ハート)とむすびつくようになり、
かくて血液の完全なる還流をもたらす。

・・・

【 10月10日 】(61~P109)

来る日も来る日も諄々(じゅんじゅん)として
あなたたちに説かれる神のみ教えを父なる神に感謝するがよい。

            <感謝合掌 令和4年10月4日 頓首再拝>

10月中旬 - 伝統

2022/10/13 (Thu) 04:57:53


【 10月11日 】(62~P109)

四六時中神を念ずるがよい。
神、わが胸(ハート)にましますからには敗れることはありえない。

自分の力で事を成し遂げうると思う者もいるが、
神によってのみ何事も成就しうるのである。

・・・

【 10月12日 】(63~P109)

あなたたちの心は常に不足の状態にあるのか。
与える状態には全くないのであるか。

しかし、与えることこそ受ける事なのである。

父なる神と一体となるためには、神に自分自身を全開し、
神の愛と智慧との尊き力が自分を通して流露するようにしなければならない。

父なる神のみがあらゆるものの供給主なのである。
およそ造られたものにして神無しに為されたものはひとつも無いのである。

・・・

【 10月13日 】(64~P109、110)

胸(ハート)と魂が歓べば肉体はやすらぎ、全細胞が臨在に感動する。
神の臨在には至らぬ隈(くま)はないからである。
 
・・・

【 10月14日 】(65~P110)

神の臨在より生ずる充ち満ちた喜びと、神と偕(とも)なる至福は、
他のいかなるものよりも神我(キリスト)意識を助長する。

外を観るな、内を観よ、そして自分が実在であることを知るがよい。
自分は実在(アイアム)である。

自分は真実なるものである。
自分は久遠である。
自分は神の霊である。
自分は生命である。

このことを悟った時、魂は歓喜する。
外部よりの雑音が静まり、神に属せぬものすべてを観破したときに
この法悦(よろこび)は来るのである。

・・・

【 10月15日 】(66~P110)

生ける神のみ霊(たま)、
即ち神我(キリスト)は内側より外なる肉の体を通じて呼吸(いき)する。
神性エネルギーは常に内より自己を現すのであって決して外からではない。

・・・

【 10月16日 】(67~P110)

頭脳は神霊(みたま)によって養われ、精妙なるものは粗雑なるものを支配し、
見えざるものは見ゆるものを通して流れる。

父なる神を見た者はいないが、あなたたちはその子はみている。
わたしを見た者は父なる神を見たのである。

・・・

【 10月17日 】(68~P111)

裡(うち)なる力を外に出すために静かに瞑想する時間(複数)を
撰定することの重大性をよくよく理解させるために、
わたしはこのことをあなたたちに明らかにしているのである。

・・・

【 10月18日 】(69~P111)

齷齪(あくせく)した生活から離れて天国に入り、吾が内にありて吾が内を通して
働く者に気付くことである。

その力が自覚されれば肉体は更新され、心情に平安と愛とがもたらされる。

神我(キリスト)すなわちあらゆるものを支配する力を悟るとともに、
周囲の物事の運び方がずっと円滑になり、
心や肉体や環境の諸状態も調和し始めることに気づくであろう。

・・・

【 10月19日 】(70~P111)

やがて自分の内にまします父なる神こそ自分の実存、
自分の実相であったことを自覚するようになった時、
あなたたちはもはや不調和も環境も顧慮する必要はなく、
常にすべてを統御するようになる。なぜなら裡(うち)なる神が、
我が胸と心の玉座に就き給うたからである。

・・・

【 10月20日 】(71~P111、112)

静かなる瞑想と悟りの時間(複数)は
あなたたちの意識に神我(キリスト)の完全さをもたらす。

その後はもはやあなたたちは外部の状態(ありよう)を顧慮する必要はなくなる。
不調和に影響されることもなくなる。

それ自身愛であり、平安であり、叡智であり、
久遠の真理であるものと偕なるが故に、
あなたたちは常に平静であり平安である。

            <感謝合掌 令和4年10月12日 頓首再拝>

10月下旬 - 伝統

2022/10/23 (Sun) 04:57:51


【 10月21日 】(72~P112)

愛を求めるな!
愛を与えよ!
これこそが霊の真の栄養である。

いかなる場合にせよ愛ある処、
憎しみと羨みと妬みとは消えるからである。

・・・

【 10月22日 】(73~P112)

愛は恐怖を駆逐し、不義に抵抗しない。
返すに愛を以てする時、心平安となる。

その時始めて父なる神は働き給いすべてを克服し給う。
不義に怒れば、心は騒ぎ乱れ、羨み、嫉妬、
怒りにみたされれば、愛は消える。

愛こそはかくのごときものすべてを消し去る
この世における唯一つの力である。

・・・

【 10月23日 】(74~P112)

心平安となって始めて
あなたたちの中に神がおんみずからを顕現(あらわ)すことが
可能となるのである。
 
・・・

【 10月24日 】(75~P112、113)

およそ存在する唯ひとつの力は愛の力である。
愛の力こそが平和と調和とをもたらす。

神我(キリスト)の力の前には、
爾余(じよ)のすべては過ぎ逝き、無の中に融け去る。

わたしは主(ロード)である。
わたしはすべてに打ち勝った。
あなたたちも又(また)そうなるのである。

何ものもあなたたちを傷つけることはできない。
なぜならば、あなたたちは肉を纏(まと)える神であるからである。

・・・

【 10月25日 】(76~P113)

兄弟姉妹よ、あなたたちがこのことを聞いてそれに従うならば、
あなたたちは、あなたたちの父なる神から
当然あなたたちのものとなるべきものを獲得することができるのである。

「わたしのものはあなたのもの、あなたのものはわたしのものである」。


・・・

【 10月26日 】(77~P113)

神があなたたちを此の世に送り給うたのである。
あらゆる瞬間毎に神はあなたたちの胸(ハート)に語りかけておられる。

心臓の鼓動ひとつひとつが裡なる神の生命である。
心臓に神のましますのを意識するとき、
あなたたちはすべての人々と平和に暮らすようになる。

自分の隣人を自分のように愛することこそが本当の宗教なのである。

・・・

【 10月27日 】(78~P113)

何故ならば光を受けた者はすべて光りとなるからである。
この故に、おお眠れる者よ、目覚めよ、死者の中より起ち上がれ、
そうすればあなたの顔貌(かお)にはキリストが輝くであろう。

・・・

【 10月28日 】(79~P113、114)

あなたたちは神の賢き息子、娘として行動するように
厳重に警(いまし)め、かつ自分の時間を『今』活用するようにせよ。

なぜなら『今』こそが久遠であるからである。

・・・

【 10月29日 】(80~P114)

神我(キリスト)を以て考えることは
久遠なるものの中において考えることである。

久遠の今の中において考えよ、
なぜならば「今」の中においてのみ創造はなしうるからである。

ああ、あなたたちにもハッキリと解るように
やさしく解明することができたら――今即久遠である。

・・・

【 10月30日 】(81~P114)

この話しをした以上、わたしは、この法話の最終の主要点である
「祈り」に触れざるをえない。

わたしにとって祈りとは生命の息の呼吸であった、また今でもそうである。

それはあらゆる界層、あらゆる世界の中での最も強力なものである。

・・・

【 10月31日 】(82~P114)

祈りの力は、祈りと答えとはひとつであるという事実の中に存する。
自分と神とは一体である、父なる神の御意志が自分の中で為されるのである、
という深い理解を以て祈ることである。

神の宿り給うあなたたちの裡なる聖なる中心の中に入るがよい。

そうすれば、そこでわたしはあなたたちの為に宣言しよう。

            <感謝合掌 令和4年10月22日 頓首再拝>

11月上旬 - 伝統

2022/11/05 (Sat) 13:13:11

【 11月1日 】(83~P115)

あなたたちがこの強力な武器(前述の祈り)を無智な使い方を
してこなかったことをわたしは喜ぶ。

われわれの愛する同胞(著者)は若いときに《真》の祈り方を
教えられた。

子供の頃よりすでに霊導されていたので、彼の生涯は波乱万丈で
あり、多くの人々に聞かしてやりたい程である。

彼は生まれつきの霊媒であり、まだいたいけない子供の頃に
すでに顔が触れ合わさんばかりに私の顔を見たことがある。
これなどは彼の数多い体験のひとつであった。

大師達の法話の媒体となる方法を学ぶために彼はヒマラヤに
連れて行かれ、その結果わたし自身が彼に懸かれるようになった
のである。

・・・

【 11月2日 】(84~P115)

やがて彼が世に出る時が来た。
健康に恵まれ、その魂は若い。

われわれはこれから先も長期にわたって
彼を肉体の中にとどめておきたい。
この地上における彼の仕事はまだ終ってはいないからである。

・・・

【 11月3日 】(85~P115、116)

たいていの祈りは神と人との分離という誤った考えをもって捧げられている。
特にあなたたちの教会や礼拝堂において著しい。

神は遥かに遥かなる存在である――という信仰の仕方をしているからである。

しかし神はあなたたちの手や足よりも猶近くにましますのである。

・・・

【 11月4日 】(86~P116)

しかしながら、そのような祈りでさえ無効に終わることは決してない。
しかしそのような祈りで求めている価値(もの)が
全面的に得られるわけにはいかない。

なぜなら、この種の祈りには分離の波動が混ざっているからである。
そのため、助けてあげたいと思っている相手の人でも
それほどには助けては上げられないものである。

・・・

【 11月5日 】(87~P116)

全能者の宿り給うおのが密室に入り、神の御意志の成就を観ずるがよい。
それ以外のことを見たり聞いたりしてはならぬ。

緊張することなく疑うことなく、自分が助けてあげたいと思う人々の上に、
神の一人子、神我の勝利が実現している様(さま)を観ずるがよい。
そうすればその通り成就する。

・・・

【 11月6日 】(88~P116)

あなたたちの多くが学んだことがあるわたしの記録(新約聖書)には
病の癒えた物語が幾つもある。それらの癒しは同一の方法、即ち、
すべてを支配する力を認めかつ現わすことによってもたらされたのである。

これには何ら肉は与(あずか)り知らぬのである。

・・・

【 11月7日 】(89~P116、117)

強烈なる、平静な確信をもって神我より語れば、偽の状態は完全に消える。
神は偏在し給うが故に障礙の霊も瞬時に神に触れさせることができる。

・・・

【 11月8日 】(90~P117)

真の祈りの価値を評定することはあなたたちにはできない。
霊的事実[複数]は言葉で表現できるものではない。

自分の荷物を外なる神に背負わせ、祈りが叶えられるかどうか
怪しみながらその結果を待つ愚(ぐ)を犯してはならない。

神は吾が裡(うち)にあり、
祈りとその答えとは一体にも等しいからである。

・・・

【 11月9日 】(91~P117)

神はすべての中にすべてを貫いてい給う唯一無二の生命である。
神こそ実在である。

肉の感官は神については何も知らぬ。
外なるものは内なるものとなり、
内なるものは外なるものとならなければならぬ。

このようにして祈るがよい、

『父よ、貴神(あなた)はわたくしを御存知です。
 貴神(あなた)が唯一無二の生ける実在、
 唯一無二の創造主(つくりぬし)におわしますことを
 わたくしは知っています。

 わたくしは貴神と一体です。

 わたくしが貴神(あなた)に求めるものはすべて成就されています。
 わたしの言葉は空しく還ることなく、その本来の目的を遂げます』。 

・・・

【 11月10日 】(92~P117、118)

神がわが胸(ハート)の中にましまして、又、
最も遠い遥かなる空間にましますことを知ることは、
東西南北すべての国民(くにたみ)と一体であるということである。

(93~P118)

すべてのものへの愛の思いの中に生きよ。
そうすればあなたたちの生活は一つの連続せち祈り、
すなわち、すべてのものの父なる神よりすべてのものへの
《神の無限なる愛・智・生命・美・調和等の》不断の流出となるであろう。

(94~P118)

わたしの祝福は恒(つね)に、そして永遠(とこしえ)に
あなたたちと偕に在る。

   わたしの愛と平和とをあなたたちに贈る。

        沈 黙
        祝 福

   天にましますわたしたちの父なる神の御意志が今地上に為されつつある。
   平和あなたたちと偕(とも)にあれ。

 (以上で第三話の終了です)

            <感謝合掌 令和4年11月5日 頓首再拝>

11月中旬 - 伝統

2022/11/12 (Sat) 05:02:00


第四話

吾は真実の蒲萄の木にして汝等はその枝なり。

   わたしはわたしの平安をあなたにもたらす。

   わたしの平安はあなたたちの許にとどまる。

【 11月11日 】(1~P121)

わたしは真の蒲萄(ぶどう)の木、わたしの父なる神は働き手である。

常にわたしの中に留まり、わたしを通して働き給うのは父なる神である。
なぜなら父なる神とわたしとは一体であり、決して離れてはいないからである。

われわれは絶えず偕(とも)に働き、
父なる神の為し給うことはわたしも又等しくこれを為すのである。

・・・

【 11月12日 】(2~P121)

実(み)をもっと成らせるために
父神(ちちがみ)は実の成る枝を刈(か)り込み給う

・・・

【 11月13日 】(3~P121)

実の成る枝刈(か)り込めば
更に多くの実を結ぶことは周知の通りである。
 
・・・

【 11月14日 】(4~P121)

枝はあなたたたちである。
わたしがあなたちに与えた言葉の故にあなたたちは刈(か)り込まれる。
その言葉は太初(はじめ)にあった言葉であり、実にそこ言葉は神であった。
[ヨハネ伝1章1節]

・・・

【 11月15日 】(5~P121)

今こそあなたたちは、父なる神、
すべてのものの父なる神の他(ほか)に生きている実存はないこと、
父なる神のみ霊(たま)が全ての生ける魂の中に宿ってい給うこと、
を悟るであろう。

わたしはそのみ霊(たま)なのである。
 
・・・

【 11月16日 】(6~P122)

神はみ霊(たま)である。
一箇半箇の霊(れい)ではなく、普遍、絶対のみ霊(たま)である。

み霊(たま)はそれ自身完全無欠であり、現象化する力、
自己表現のための形態を創造する力を有(も)ち給う。

実在を意識するにつれて、あなたたちは実在と一体(ひとつ)となり、
実在を表現するようになる。

・・・

【 11月17日 】(7~P122)

認識や悟りは忽然(こつねん)としてやってくるものではない。
それは次第に自分の中で生長していくものであり、
その生長の様子にあなたたちは気付く筈である。

認識に努め、不断に理解に努めることによって魂の中に或る目覚めが起り、
吾が裡に宿り給うのが神のみ霊であり、
それのみが天上天下における唯一つの創造力であることを、
魂は認識し始める。

・・・

【 11月18日 】(8~P122)

あなたたちは、わたしの与えた言葉の故にすでに刈り込まれたのである。
故にあなたたちはわたしの名においてこれまでより多くの実を結ぶであろう。

・・・

【 11月19日 】(9~P122)

わたしはあなたたちに留(とど)まり、
あなたたちはわたしに留(とど)まる。

葡萄(ぶどう)の木の幹に留まらない限り
その枝は自らの力では実を結べないように、
あなたたちもわたしに留まらぬ限り実を結ぶことはできない。

・・・

【 11月20日 】(10~P123)

神我(キリスト)のみが実在において語ることができる。
ではキリストの名において語るがよい。
そうすればあなたたちの言葉は空しく還ることはないであろう

            <感謝合掌 令和4年11月11日 頓首再拝>

11月下旬 - 伝統

2022/11/21 (Mon) 18:48:57

【 11月21日 】(11~P123)

神我(キリスト)は人間的感覚や外部のものに反応して語ることは
決してなく、常に神より語る。

外なるものを静めるには、このことを学び取らなければならない。

・・・

【 11月22日 】(12~P123)

萄の樹の枝に良き実をみのらせるために父なる神は葡萄園で働き給う。

わたしにとどまり、わたしも又当人たちに留まる人々は
豊かな実を結ぶであろう。

・・・

【 11月23日 】(13~P123)

この故に、あなたたちがわたしに留(と)どまり、
わたしの言葉があなたたちに留(と)どまるならば、
あなたたちの求めるものは何でも叶えられるであろう。

・・・

【 11月24日 】(14~P123)

わたしが話してきたことの重大な意味を
あなたたちはまだ把握してはいない。

神我(キリスト)は決して哀願はしないし、
要求もせず、命令もしない。

神我(キリスト)はただ顕現するだけである。
なぜならみ業を為し給うのは神であることを知っているからである。

・・・

【 11月25日 】(15~P124)

父なる神が御自身の中に生命を有(も)ち給うが故に
その子も又自分自身の中に生命を有つ。

父なる神は今や御自身の中に久遠に在る生命を
等しく子にも又久遠に与え給う。

父なる神のそのままの生命が子の中のそのままの生命である。

・・・

【 11月26日 】(16~P124)

かくてあなたたちは豊かなる実を結び、わたしの弟子となり、
父なる神を讃美するようになる。

・・・

【 11月27日 】(17~P124)

父なる神がわたしを愛し続け給うように、
わたしもあなたたちを愛し続けいている、
それはあなたたちがこの愛の中に留(とど)まるようにするためである。

・・・

【 11月28日 】(18~P124)

わたしの愛に留(とど)まることがすべての幸福の秘訣である。
それなくしてはあなたたちの人生は不毛である。

・・・

【 11月29日 】(19~P124)

神我(キリスト)が胸(ハート)の中に宿ると
神の愛と智慧と力とが生まれ、
あなたたちを悩ますものは消え亡びる。

なぜならば神我(キリスト)はすべてに打ち克つからである。

・・・

【 11月30日 】(20~P125)

この故にあなたたちの悦びは一杯となる。

あなたたちがわたしを撰んだのではなく、
わたしがあなたたちを選んだからである。

            <感謝合掌 令和4年11月21日 頓首再拝>

12月上旬 - 伝統

2022/12/03 (Sat) 14:22:33

【 12月1日 】(21~P125)

あなたたちの中に生き、あなたたちを導き、
あなたたちの道撰びを援助しているのはわたしである。

わたしがあなたたちを促して唯一無二の生ける神の真理を
認めるようにさせているのである。

・・・

【 12月2日 】(22~P125)

故にわたしがあなたを愛しているように、
あなたたちもお互い愛し合うがよい。

・・・

【 12月3日 】(23~P125、126)

此の世にはわたしを知らないために、あなたたちを嫌い、
あなたたちの悪口を云う人々がいる。

わたしも又嫌われ、あなたたちの前で
軽蔑されたことをよく知って欲しい。

俗世の無智は今尚俗世の中に存続している。

この無智を愛によって超克するのがキリストである。

そのキリストはあなたたちの中に生きてい給う。
キリスト吾が内に生く、とあなたたちが云えば、
云うたが故に世の無智はあなたたちを嫌い、
あなたたちを軽蔑するであろう。

しかし誠にあなたたちに告げるが、恐れてはならない。

なぜならば、無智には何らの力もなく、
魂とみ霊とを破壊することはできないからである。
 
・・・

【 12月4日 】(24~P126)

無智は無智自身の見ることもできず知りもしないものを
破壊することはできない。

それはわたしを十字架につけてもわたしを破壊することができなかった、

魂もみ霊も破壊することはできなかった、

無智自身の知らぬ光りを破壊することもできなかった。

その故にこそわたしは今尚、神の生けるキリストとして、
父なる神の一人子として、生きているのである。

・・・

【 12月5日 】(25~P126)

あなたたちは今や自分が此の世に属する者ではなく、
神霊(みたま)によって生まれ、
キリストがあなたたちの中にましますことを知った。

しかし世はこの真理に無智である。

・・・

【 12月6日 】(26~P126)

しかし父なる神より発する真理の神霊は
わたしについて証(あか)しするであろう。

あなたたちもまた証(あか)しするであろう、なぜなら、
あなたたちは世の太初(はじめ)からわたしと偕にいるからである。

・・・

【 12月7日 】(27~P126)

もしあなたたちが自分自身を深く掘り下げて求めるならば、
この真理を見出すであろう。

その真理はわたしについて証(あか)しをするであろう。
その真理はあなたたちを解放するであろう。

・・・

【 12月8日 】(28~P127)

あなたたちの裡(うち)なるわたしの言葉は、
わたしを遣わし給うた神を讃え、
あなたたちは神の御御身前においてわたしによって讃えられるであろう。

・・・

【 12月9日 】(29~P127)

もしもわたしの弟子たちがいつまでも
わたしと一緒にいようというのであれば、
彼らは神なる神我(キリスト)を見失ってしまうのである。

なぜならわたしは父なる神を啓示するために
地上にやってきたのであり、そうすることによって
わたしは何時でも再臨してあなたたちと偕に
永遠に留まることができるからである。

・・・

【 12月10日 】(30~P127)

果敢(はか)なき感官世界の彼方に移籍して
より大いなる生命意識に入ったあなたたち(霊界に居る人々に呼びかけている)は
神についての理解が前より増大している。

            <感謝合掌 令和4年12月4日 頓首再拝>

12月中旬 - 伝統

2022/12/19 (Mon) 04:44:24

【 12月11日 】(31~P127)

あなたたちは死の存在しないこと、自分が今尚生きていること、
しかしかつては地上において肉体の中に宿っていたという
大いなる真理を把握している。

・・・

【 12月12日 】(32~P127、128)

あなたたちは生命である、あなたたちは全能者の生ける表現である。
あなたたちの裡(うち)なるその生命は
わたしの裡なる生命と全く同じである。

これが神我(キリスト)であり、
わたしは生命であるこの神我(キリスト)より語っているのである。

・・・

【 12月13日 】(33~P128)

あなたたちの信仰が大きければ、
あなたたちの望むものは何であれ、望んだその時に叶えられている。

・・・

【 12月14日 】(34~P128)

以上の言葉は重要な意味に満ちて居り、
わたしが神我(キリスト)の全能を具(そな)えて
すべての人々の許に生けることをあなたたちが知ったとき、
わたしの言葉は更に大いなるものとなる。

・・・

【 12月15日 】(35~P128)

神霊(みたま)こそがわたしの最初にして
唯一の真の礎(いしずえ)であることを、
わたしはあなたたちに示した。

・・・

【 12月16日 】(36~P128)

神霊(みたま)には多くの表現方法や表現径路があるが、
神霊(みたま)御自身は唯一不二の生命、唯一不二の創造力である。

・・・

【 12月17日 】(37~P129)

この力はあなたたちの意識を通して表現される。

・・・

【 12月18日 】(38~P129)

あなたたちが今このような講話を聞くようになった経過を説明しよう。

・・・

【 12月19日 】(39~P129)

生命は唯一(ただひと)つあるのみであり、
父なる神のみがあなたたちやわたしの裡(うち)なる意識であり、
このようにして父なる神はその被造物を通して
御自身を顕現しつつある。

・・・

【 12月20日 】(40~P129)

創造主がそのすべての被造物の中で
御自身を顕(あらわ)し得る唯一の方法は、
御自身の意識によるのであって、

この意識によって御自身の創造物に気付き、かくして被造物に
おける神のこのお気付きがあなたやわたしの中にある意識となる
―― という真理を認めかつ完全に把握することによって、

            <感謝合掌 令和4年12月18日 頓首再拝>

12月下旬 - 伝統

2022/12/22 (Thu) 05:03:00


【 12月21日 】(41~P129)

わたしは、われわれの同胞(著者)を通して表現されつつある
生命意識の中に入り、丁度大きな光が小さな光に被(かぶ)さるように、
わたしの意識が彼の意識に被(かぶ)さるのであるが、
われわれ二人の中で光り輝いているのは同じ光源なのである。

・・・

【 12月22日 】(42~P130)

これはまことに驚嘆すべき現象である。

これを摩訶不思議な現象という者もいようが、
実は摩訶不思議なるものは存在しないのであって、
御自分を自覚する唯一無二の大生命が、
他の者の神意識を通して顕現しているだけである。

・・・

【 12月23日 】(43~P130)

この同胞(きょうだい=著者)はいつ何時(なんどき)でも、
自分の肉体から去ることができるのであるが、
実際にはいわゆる去るのではなく、

外側の意識から内側の意識に退行するのであって、
内側の意識に退行することによっていつなん時(どき)でも
あなたたたちに接触しうるようになるのである。
 
・・・

【 12月24日 】(44~P130)

彼はあなたたちを扱い、援助することができる。
彼は又更に多くの援助を人々もたらすために、
必要とあれば何時でもわたしを訪れることができる。

・・・

【 12月25日 】(45~P130)

このようにして、聖所を通して癒しの業(わざ)が沈黙のうちに
全世界に対して為されつつあるのである。

人間の意識がこの裡(うち)なる巨大な力を自覚すればする程
その力を発現し始める。
 
・・・

【 12月26日 】(46~P130、131)

無限、久遠にして完全なる愛が世界の中に実存している。
なぜならば神は愛であり、愛は神であるからである。

意識はこのことを自覚して本当の愛を発現しなければならぬ。
これこそが聖なる至福の秘訣である。

・・・

【 12月27日 】(47~P131)

この同胞(きょうだい=著者)の意識は今個人的なものから
普遍的なものへと高揚しているが、そのために本人の本人たる
所以(ゆえん)を失ったわけではなく、

あらゆるものと渾一(こんいち)となり乍(なが)ら
しかも個性は一層増大しているのである。

・・・

【 12月28日 】(48~P131)

神我(キリスト)は父なる神が個人と成って発現したものであり
両者一体なるが故に神我(キリスト)と父なる神の間には何らの分離もない。

個人として現れつつある父なる神が
今あなたたちの中にいます神我(キリスト)なのである。

・・・

【 12月29日 】(49~P131)

しかし神我(キリスト)が到る処に宿っている大生命の意識の中に退行すると、
わたしは父なる神の全能によってこのようにあなたたち一同の許(もと)に
来ることができるのである。

そして何人(なんぴと)にせよわたしの名において
何かを求めればそれは必ず成就する、
なぜならば父なる神とわたしとは一体であるからである。

・・・

【 12月30日 】(50~P132)

あなたたちの意識も又このようにして高く揚げられるのである。
人が身を以て神の意識を知るには本人の意識が高揚しなければならない。

この一連の法話を通じてあなたたちの意識は現に自我意識から引き揚げられて
神の意識即ち内在のキリストを体認しつつある。

・・・

【 12月31日 】(51~P132)

主はその聖なる神殿、すなわち人の手もて造れる神殿ではなく、
神の口より流れ出ずる言葉によって造られた神殿にこそ住み給う。

「わたしはその言葉である。わたしによらずして生じたものはない」。


            <感謝合掌 令和4年12月21日 頓首再拝>

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.