伝統板・第二

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父の日③ - 夕刻版

2021/06/19 (Sat) 14:09:07

明日6月20日(日)は、「父の日」。
父の日に因んで、「父」に関する情報を紹介して参ります。


今度の日曜日は「父の日」です。「母の日」同様、発祥はアメリカですが、
関連商戦の影響もあって日本おいてもここ二十年ほどでメジャーな記念日の
一つとなりました。

 
ところで、昔から伝わる言葉に「地震・雷・火事・オヤジ」というのがありますが、
このオヤジはもともとは「大山風(オオヤマジ)=台風」だったそうです。

時代を経るにつれ「オオヤマジ」が「オヤジ」に変化していったとのことですが、
昔がこれに違和感を感じないほど「親父=怖い存在」という雰囲気がありました。

 
また、父と母が対になった言葉は多く、たとえば

「自然は文明の母、労働は文明の父」

「経験は知恵の父、記憶はその母」

「必要は発明の母、ひらめきは発明の父」

などがあります。

 
「母なる大地」には「父なる太陽」あるいは「父なる空」という言葉が
対になっています。

手を伸ばせばいつも変わらず其処に在り、命を育む温かい大地のような母に対し、
父は必要な時に必要な光を授ける存在であり、容易には手が届かない、
時には雷も落とす厳しい存在でもありました。

 
そして「海より深い母の徳、山より高い父の恩」という言葉もあります。

 
ちなみに、「父」という字は手に斧を持った男性を表し、
家族を守り、家族を養い、家族を率いるという役割を象徴しています。

・・・

<関連>

(1)本流宣言掲示板「父の恩 (2607)」
   http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=509

(2)光明掲示板・第一「【父の日】 (9279)」
   http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1761

(3)光明掲示板・第二「【父の日】 (9186)」
   http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou2&mode=res&log=1793 (消滅)

(4)伝統板・第二「父の日」
   http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6520253

(5)伝統板・第二「父の日②」
   http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7989864

         <感謝合掌 令和3年6月19日 頓首再拝> 

「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」2021 - 伝統

2021/06/20 (Sun) 15:11:34

日本ファーザーズ・デイ委員会という団体が、
幸福や希望の象徴である「黄色」を「父の日」のイメージカラーとし、
その年話題になった“お父さん”に
「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を贈っています。


イエローリボン賞(ベストファーザー賞)に選考されるお父さんは

(1)明るく楽しい家庭づくりをしている父親
(2)父親学の実践者、厳格なしつけをしている父親
(3)子供たちの良き理解者、良き教育者

(4)お母さんと子供から見た素敵なお父さん
(5)社会の福祉に貢献し素敵な父親像をアピールしている人
(6)ユニークな子育てをしている父親

となっております。


今年のイエローリボン賞(ベストファーザー賞)に選考された
お父さんは以下の通りです。



伊澤 史朗(福島県双葉町 町長)

   選考理由

   ずるい人間を嫌い、正直な生き方を厳しく子ども にしつけ、
   郷里双葉町復興のために、町民へのやさしいまなざしをそそぎ、
   強力なリーダーシップを発揮する姿は、
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。



岩元 美智彦(日本環境設計株式会社 取締役会長)

   選考理由

   美しい自然が残る未来のために、
   子どもたちを自然と触れさせ、自然の中で育み、
   そして自然を大切にし、その子どもたちとともに
   リサイクル活動を実行する姿は、
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさ わしいものです。




小川 洋利(一般社団法人 国際すし知識認証協会 理事・認定講師)

   選考理由

   寿司一筋の道を歩み、その技を世界へ伝授し、
   寿司の文化の伝道に邁進する姿を子どもたちへ見せることは、
   どんな言葉よりもどんな教育よりも父親の神髄を語り、
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさわし いものです。



谷原 章介(俳優)

   選考理由

   成績や他人の評価にこだわるよりも、
   人として生きる、きちんとした生活の規範を徹底し、
   子どもとともに父親は成長し、
   家族は絆を強めていくという信条と実践こそ、
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。



中村 憲剛(元プロサッカー選手)

   選考理由

   大切なものは妻と子どもという家族第一主義であり、
   人生そのものといえるサッカーへの思い入れと、
   人にやさしく仲間を大事にするという終始一貫した生き方は、
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。


   (https://fdc.gr.jp/jigyo1/

         <感謝合掌 令和3年6月20日 頓首再拝> 

親父の遺言~「親父の小言」 - 伝統

2021/06/22 (Tue) 15:20:49


      *メルマガ「人間力」(2021.6.21)より

───────────────────

全国の土産物の壁掛けや温泉場の手拭いなど、
ふとしたところで目にする「親父の小言」。
そこには、息子に対する親の深い愛情が伝わってきます。
心の琴線に触れる「小言」にまつわるお話をお贈りします。
語り手は、福島県浪江町にある大聖寺の住職・青田暁知さんです。

───────────────────

「親父の小言」をご存じでしょうか。

ご存じでない方でも

「火は粗末にするな」

「朝きげんよくしろ」

「神仏をよく拝ませ」

「人には腹を立てるな」

「人に馬鹿にされていよ」

「家業は精を出せ」

「年寄りをいたわれ」……

これらの言葉が全国の土産物の壁掛けや温泉場の手拭いなどに書かれ、
売られているのを見た人は多いと思います。

実はこのもとになったのが私が住職を務める
福島県浪江町、大聖寺の庫裡に掲げられた
「親父の小言」の45の文章です。

私の父・青田暁仙が昭和3年、33歳の時に書いたもので、
私が物心ついた時にはすでに庫裡に掲げられていました。

私にとってはいずれも親しみのある言葉ばかりです。
ただ、私は11歳で父と死別しましたので、
この小言について父に深く聞くことは、ついにできないままでした。

(略)

数ある小言の中で私が一番好きなのは
「人に馬鹿にされていよ」
という一文です。

いろいろな人たちから
「怒ってはいけないという意味ですか」
と聞かれますが、それだけではありません。

解釈は人によってまちまちでしょうが、私なりに
「我以外、皆我が師」
ということではないかと受け止めています。

例えば、嫌な人に出会った時、
「嫌な人間だ」と煙たがるのではなく、
その嫌な姿を見て「自分はああはならないようにしよう」
と自分の戒めとすることもその一つ。

知らないことは知らないと
素直に教えを請うこともそうかもしれません。

とはいっても、実際行うとなるとなかなか難しいもの。

私もある程度、年をとったいまだからこそ、
理不尽で道理にかなわない話であっても、
人様の話に静かに耳を傾けられるようになったように思います。


それと「恩は遠くから隠せ」。
これは45の小言の中の目玉と言える言葉です。

世間に出回っている「親父の小言」は
「恩を遠くから返せ」
となっていますが、オリジナルは「隠せ」、

つまり人に何か施しをしても自慢するな、
お返しを求めるな、陰徳を積めという意味が込められています。

これも常に私の指針になってきました。


父が亡くなる3日前、私は父の枕元に呼ばれました。

「おまえは大人になったら偉くならなくてもいい。
 立派だと言われる人になるよう心掛けなさい」

これが私に対する最期の言葉、遺言になってしまいました。

当時は戦争の最中、学校や周りの大人たちから
”お国のために役立つ人になれ。出世して大臣、大将、博士になれ”と、
そればかりを教え込まれていましたから、
「立派だと言われるような人になれ」と言われて戸惑いました。


ただ、父の遺言とも言うべきこの言葉は、
その後の人生の節目節目に脳裏に浮かび、
出処進退を決断する時は
”親父は何と言うだろうか”と考えるのが常でした。


小言は「身の出世を願へ」とあります。

世間で言うところの出世と、
もう一つ意味があるようにも思われるのです。

何かに打ち込むことで、社会の役に立つ人が大勢います。

魚屋の大将、野菜作りの博士、壁塗りの名人、
この人たちは名こそ上げませんが、
出世を遂げた偉い人たちでもあります。

伝教大師、最澄が

「一隅を照らす者、これ国の宝なり」

と言っておりますが、

父が私に残した「立派な人」というのは、
このような人たちを指すのではなかったのか、
と自問自答することがしばしばです。

(本記事は月刊『致知』2003年10月号
特集「人生を支えた言葉」より一部を抜粋・編集したものです)

・・・

<参考Web>

「江戸時代にあった"親父の小言"」

   https://kogotokoub.exblog.jp/25702787/
   https://overmiddle.blogspot.com/2016/07/blog-post_19.html

   https://fuaki.hatenadiary.org/entry/20130824/1377328362

         <感謝合掌 令和3年6月22日 頓首再拝> 

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