伝統板・第二
神社~今月の言葉(2月) - 夕刻版
2021/02/02 (Tue) 00:16:28
【今月の東京神社庁よりのお言葉(令和三年ニ月)】
今上陛下
雲間より さしたる光に
導かれ われ登りゆく
金峰(きんぷ)の峰に
― 平成三十一年歌会始お題「光」
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0302/
<感謝合掌 令和3年2月1日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(令和三年ニ月)】 - 伝統
2021/02/02 (Tue) 14:28:24
言語を慎み、飲食を節す
~ 易経 ~
賢者は話すときに言葉を選び、同じ事を繰り返し言わず、
食するときは暴飲暴食を避けるものである。
( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k03.html )
<感謝合掌 令和3年2月2日 頓首再拝>
【北海道神社庁、2月のことば(令和3年如月)】 - 伝統
2021/02/02 (Tue) 23:55:29
世の中に人をそだつる心こそ
我をそだつる心なりけり
~ 荒木田守武・世中百首 ~
(説明)
すべての物を生かし、伸ばすことが神道の産霊(むすび)の教えである。
そのためには「俺が、俺が」という「我(が)」があったのでは、
自他共に生成化育を阻害することになる。
共にすべとぉ生かすためには、無私・無我であり、
生かされて生きる道を知るべきである。
その意味で、この和歌は神道の2つの教えを併せて説いたものとして、
俚耳(りじ)に入りやすい調べを持っている。
即ち人を立てるものにして初めて人に立てられ、人を生かすものとして、
初めて自分の生かされるのが、古今の真理である。
人を愛して愛される。
同胞相愛についても、その順序はまず人を愛する所から始めるべきである。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
(https://hokkaidojinjacho.jp/
→ 令和3年1月23日「今月のことば」令和3年2月<如月>をクリック)
・・・
<参考:世中百首>
伊勢神宮の神主だった荒木田守武が一夜の内に詠んだという百の歌です。
すべての歌の中に「世の中」が詠み込まれており、「世中百首」と題されています。
https://blog.goo.ne.jp/swingswang/e/5c9f6543f1b31070f68299ba72626d79
<感謝合掌 令和2年3月2日 頓首再拝>
【今月の東京神社庁よりのお言葉(令和ニ年ニ月)】 - 伝統
2021/02/03 (Wed) 14:39:06
聖徳太子
和を以て貴(たふと)しとなし
【十七条の憲法 第一条】
「やわらぎ」とは穏やかで平和であることを意味します
身分や思想で反発するのでなく和を重んじ
活発な議論を行い調和していくことが最も大事です。
( http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0202/ )
<感謝合掌 令和3年2月3日 頓首再拝>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(令和ニ年ニ月)】 - 伝統
2021/02/03 (Wed) 23:20:28
有りて施さざれば
窮して与えらるることなし
《有而子施、窮無与也》 ~ 荀子 ~
持てる者が持たざる者に富を分け与えるのは、当然のことであり、
それは神の意思でもあり、施すことによって神の祝福を
より多く得られます。
世の中はお互いさまでありますから、
余裕があるときは人助けをした方が良いとの考え方であります。
( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k02.html#m0202 )
<感謝合掌 令和3年2月3日 頓首再拝>
【北海道神社庁、2月のことば(令和2年如月)】 - 伝統
2021/02/04 (Thu) 14:42:12
未だかつて邪は正に勝たず
~ 菅原道真・菅家後草 ~
天満宮の御祭神菅原道真公が身を以て体験されたお言葉で、
邪(よこしま)なことは、どんなことがあっても、
結局は正義に勝てない。
人々はいつでも、「正義」の上に道理と勝利のあることを
信じて生き抜くべきだということを教えられたものである。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
( https://hokkaidojinjacho.jp/ )
<感謝合掌 令和3年2月4日 頓首再拝>
【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成三十一年ニ月)】 - 伝統
2021/02/05 (Fri) 00:35:41
皇太子 徳仁親王殿下
いとけなき 吾子の笑まひに
いやされつ 子らの安けき
世をねがふなり
平成十八年歌会始お題「笑み」
( 今上陛下 )
【ご誕生】
昭和三十五年二月二十三日
【ご称号】
浩宮(ひろのみや)
【お印】
梓(あずさ)
( http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/h3102/ )
( https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201902.pdf )
<感謝合掌 令和3年2月4日>
【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成三十一年ニ月)】 - 伝統
2021/02/06 (Sat) 00:22:08
人知らずして慍(いきどお)らず
~ 論語・学而第一 ~
自分は自らの求めるものの対して淡々と行動する方が肝心で、
それを他人が認めようが認めまいが、一喜一憂する必要も
なければ憤慨することもないのであります。
( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k31.html )
<感謝合掌 令和3年2月5日>
【北海道神社庁、2月のことば(平成31年如月)】 - 伝統
2021/02/06 (Sat) 21:46:36
おのれを責めて人を責むるな、
及ばざるは過ぎたるよりまされり
~ 徳川家康 ~
(説明)
東照公御遺訓の結びの名句である。
人を責める前に自分を責めるのは、
自己反省は何にもまして大切なることを述べたものである。
過ぎた言行は引っ込みがつかぬ。
及ばないものは、まだ反省して実行するなら、
及ぶこともあり得る。
それ故、及ばない場合は過ぎた場合よりも
まさっているとしてよい。
《自己反省と努力》
この二つが自己を昂める上に大切な所以を、
家康はその一生の苦労のうちから学びとった。
《克己心と腹八分目》
人生は長い眼で見るべきであり、
苦労人の言葉にも耳を傾けたい。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
<感謝合掌 令和3年2月6日 頓首再拝>
【東京都神社庁 今月の生命の言葉(平成30年2月)】 - 伝統
2021/02/08 (Mon) 00:39:28
北原白秋
日はのぼる、 旗雲(はたぐも)の豊(とよ)の茜(あかね)に、
いざ御船(みふね)行(い)でませや、
うまし美々津(みみつ)を。
「茜色に染まった豊旗雲のたなびく日の出の空の下、東征の船よさあ出立ちませ、
この美しい美々津の港を」
皇紀二、六〇〇年奉祝事業のために、日本建国の神話をテーマに、
詩人北原白秋が作詞し、信時(のぶとき) 潔(きよし)が作曲して出来上がった
交声曲「海道東征(かいどうとうせい)」の一節。
(http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/h3002/ )
・・・
*交声曲「海道東征」
→ https://www.youtube.com/watch?v=8UqGPJA0PHA
<感謝合掌 令和3年2月7日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成30年2月)】 - 伝統
2021/02/08 (Mon) 15:15:07
善く行く者は轍迹(てつせき)なし
(善行無轍迹)
~ 老子 ~
(説明)
上手に歩く人は足跡を残さない。
立派な仕事を成し遂げた人ほど、
己の記録は残さないものであります。
社会貢献や価値ある功績も謙虚な心で目立たぬ貢献をしましょう。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/index.html )
<感謝合掌 令和3年2月8日 頓首再拝>
【北海道神社庁、2月のことば(平成30年如月)】 - 伝統
2021/02/09 (Tue) 00:53:34
おこたらず 祈る手向の 言の葉は
おろかなるをも 神や受くらむ
~ 霊元天皇 御製 ~
(説明)
江戸初期の霊元天皇(寛文3~貞亨3)の敬神の御心をよまれた御製で、
天皇といえども、世間からは生まれながらの神格の持ち主とされているが、
その神格が完成されるのは、それ相当の修養と神のご加護がなければならぬ。
それは神職が、一般人からは神に近いとされながら、
奉仕の修養を経て完成されるのと同様である
一首の意は、おろかなる自分という自覚があればこそ、
毎日怠らず神に祈るのである。
天皇も毎朝のご日拝をかかさず、そしてその都度、奉幣の作法とご祈念の
お祝詞を奏上されるのがご日課であった(伯家部類)。
完全でない自覚があればこそ、人間は一歩ずつでも向上のために努力し、
祈るのである。
祈りとは心の精進である。
それを毎日かかざずつづけるならば、必ず広大無辺の神意に達し、
そのお受けを頂き、一歩ずつでも向上できるに違いない。
陛下でさえ、かかる謙虚なお気持ちで、その向上を祈られている。
神職として一歩ずつでも神に近づこうとするものは当然、
その不完全さの自覚を忘れてはならない。
そして、一般の氏子崇敬者を導く責任がある以上は、
自己の完成があって初めて他人を導くことが出来るのではないだろうか。
(続神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
<感謝合掌 令和3年2月8日 頓首再拝>
【東京神社庁 今月の生命の言葉(平成29年2月)】 - 伝統
2021/02/09 (Tue) 14:38:23
道にただ 身をば捨てんと 思ひとれ
必ず天の 助けあるべし
正しい事のために命がけでのぞめば、必ず天の助けがある。
「『島津日新いろは歌』旧記雑録」より
・・・
島津日新齊 (しまず じっしんさい)
明応元年(一四九二)~永禄十一年(一五六八)。
本名は島津忠良。
薩摩国守護島津家の分家伊作島津家の嫡男として生まれる。
宗家継承を巡り混乱した薩摩国内を鎮め、戦国大名島津家の基礎を築く。
琉球貿易、殖産興業、家臣団の教育に力を尽くし、
特にその教育論は薩摩独特の士風として代々受け継がれた。
(http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/h2902 )
<感謝合掌 令和3年2月9日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成29年2月)】 - 伝統
2021/02/10 (Wed) 01:08:22
寛猛中(かんもうちゅう)を得(う)る
<治国之道在乎寛猛得中>
~ 宋王朝太宗 ~
(説明)
物事を成し遂げるには寛(ゆるやかな面)と
猛(厳しい面)のバランスが重要である。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k29.html)
<感謝合掌 令和3年2月9日 頓首再拝>
【北海道神社庁、2月のことば(平成29年如月)】 - 伝統
2021/02/10 (Wed) 11:32:47
ありがたや よろづの神が 入りそめて 入りての後は 神や守ろらん
~ 三河花祭歌 ~
(説明)
信仰とは神々の神威・神徳を先ず受け入れることから始まる。
信仰によって生かされているという有り難さが解って来ると、
毎日の生活が、「お蔭さまで」という言葉通り、
感謝の生活が身についたもののなって来る。
正直でも誠でもよい。
神の御教によって、そのひとつでも身についたとき、
神のお蔭であるという有り難さが、身に沁々と味わわれて来る。
そうすればしめたもので、それから一歩一歩、
毎日が神の懐のうちで生活しているのも同然となる。
正直・清浄・誠の神の教を、ひとつでも実行するかしないか、
これが「ありがたさ」や「お蔭さま」の生活が、
本当に味わえるかどうかの分れ目である。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
<感謝合掌 令和3年2月10日 頓首再拝>
【東京神社庁 今月の生命の言葉(平成28年2月)】 - 伝統
2021/02/11 (Thu) 00:01:37
目に見えぬ 神に向かいて
恥ざるは 人の心の まことなりけり
~ 明治天皇 ~
(説明)
目に見えない神様に対して恥じることのない心境こそ、
人のうそ偽りない「誠の心」である。
( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201602.pdf )
<感謝合掌 令和3年2月10日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成28年2月)】 - 伝統
2021/02/11 (Thu) 12:46:11
一陰一陽
~ 易経 繋辞(けいじ)上伝(じょうでん) ~
(説明)
[ 一陰一陽これを道と謂う ]
陰陽は互いに相反し対立しながら、助け合う。
そして、混ざり合おうとして交わりながら
螺旋状に大きく循環して発展成長する道を造る。
陰陽の夏と冬は対立しながら、
その力を省長・転化させ、四季を巡る。
私たちの人生も、一陰一陽の作用の中で営まれている。
( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k28.html )
<感謝合掌 令和3年2月11日 頓首再拝>
【北海道神社庁、2月のことば(平成28年如月)】 - 伝統
2021/02/11 (Thu) 23:28:32
古(いにしえ)を稽(かんが)へて今を照らす
~ 古事記序文 ~
(説明)
昔のことを参考にして、今日の在り方を考える。
経験を通して、反省の資とする。
人生はそうしたものである。
古事記序文には、時代と共に文化の進み方には
速いこともあるし、遅いこともある。
いずれにしても、その時代の文化の発展のためには、
過去の日本の文化を考え、その反省の上に立って
今後の在り方を見通すべきである。
時代の道徳・風俗の衰えも、古のこと(伝統)を考え。
今日の在り方と対比して、教えの基本とすべきである。
というのである。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
<感謝合掌 令和3年2月11日 頓首再拝>
【東京都神社庁 今月の生命の言葉(平成27年2月)】 - 伝統
2021/02/12 (Fri) 15:12:20
為せば成る 為さねば成らぬ
何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり
~ 上杉鷹山 ~
(説明)
何事も強い意志を以って行動を起こせば必ずできる。
考えているだけでは何も成果は得られない。
できないのは行動しないからである。
出典『上杉家文書』
( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201502.pdf )
<感謝合掌 令和3年2月12日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成27年2月)】 - 伝統
2021/02/12 (Fri) 23:28:55
未(いま)だ至(いた)らざるを 測(はか)ることなかれ
~ 劉子澄 「小学」 ~
(説明)
将来のことは誰にもわからないので悩んでも仕方がない。
今できることを集中して行なうことで将来への不安が解消されるのである。
*小学・・・12世紀末、朱子が劉子澄(りゅうしちょう)に
編纂させた儒教的な初頭教科書。
朱子学においては最初に学ぶべき書とされる。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k27.html)
<感謝合掌 令和3年2月12日 頓首再拝>
【北海道神社庁、2月のことば(平成27年如月)】 - 伝統
2021/02/13 (Sat) 15:20:11
慎(つつみ)て怠ること莫(なか)れ
~ 古語拾遺 ~
(説明)
景行天皇の御代、日本武尊は東征の途中、
伊勢の神宮に詣で、神宮御奉仕の倭姫命に、
御暇乞(おひまごい)をされた。
倭姫命は、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を
日本武尊に授けられ、この御言葉を、はなむけとされた。
人生は常に身を慎み、なまけることなく、
精進に精進を重ねよとの意味です。
成功の基は、これ以外にないということです。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
<感謝合掌 令和3年2月13日 頓首再拝>
【東京都神社庁 今月の生命の言葉(平成26年2月)】 - 伝統
2021/02/14 (Sun) 23:40:45
無理をするな素直であれ
~ 種田山頭火 ~
(説明)
すべてがこの語句に尽きる、
この心構えさえ失わなければ、人は人として十分に生きてゆける、と続く。
出典『道中記』 ( https://www.a-inquiry.com/ijin/1134.html )
( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201402.pdf )
<感謝合掌 令和2年2月14日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成26年2月)】 - 伝統
2021/02/16 (Tue) 00:15:47
父母の年は 知らざるべからず
「父母之年 不可不知也」
~ 論語 ~
(説明)
一年一年、自分が年をとっていくように、
自分を生んでくれた人、育てくれた人も年をとっていきます。
今の自分が昔の自分でないように、その人も昔のままではありません。
年老いていくことを知り、孝行を尽くす。
ひとりの自分を生み、また育ててくれた人への感謝を
いつまでも忘れないようにしましょう。
(http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k26.html)
<感謝合掌 令和3年2月15日 頓首再拝>
【北海道神社庁、2月のことば(平成26年如月)】 - 伝統
2021/02/16 (Tue) 23:56:14
朝よひに物喰うごとに豊宇気の神のめぐみを思へ世の人
~ 本居宣長・玉鉾百首 ~
(説明)
「豊受の神」とは「立派な食物の守護神」の意味で、
伊勢神宮の外宮は「豊受大御神」を祀り、
伏見の稲荷大社では「宇迦之御魂神(うがのみたまのかみ)」
(食物を食物たらしめている根元の魂)を奉祀しています。
農耕時代には、五穀豊穣の祈りに応える神であり、
商工業の時代から今日の労働時代に於いても、
物を食わねば生きられぬ現実に即しても、「食物の守護神」の
ご加護がなければ、生命をつないでいけません。
朝晩人々は食事をする度ごとに、この「豊受の神」のお蔭によるもの
であることを銘記すべきなのです。
(神道百言 一般財団法人神道文化会編より抜粋)
<感謝合掌 令和3年2月16日 頓首再拝>
【東京都神社庁 今月の生命の言葉(平成25年2月)】 - 伝統
2021/02/18 (Thu) 00:00:08
知る者は言わず
言うものは知らず
~ 老子 ~
(説明)
道を本当に体得している者は、決して知識をひけらかさない。
知識をひけらかす者は、実際に知識を体得していないのである。
( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201302.pdf )
<感謝合掌 令和3年2月17日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成25年2月)】 - 伝統
2021/02/18 (Thu) 23:59:18
歳月は人を待たず
~ 陶潜・雑詩其 ~
(説明)
「今日という日はもどらない。だから励みなさい。
歳月は人を待ってくれない」
つまり時間というものは、過ぎるのが早いということであります。
新しい年ももう一月(ひとつき)が過ぎてしまいました。
三日が節分、四日が立春と春の訪れを感じます。
同じ意味の言葉に「光陰矢の如し」「光陰流水の如し」などがあります。
※陶潜とは、東晋の詩人「陶淵明」。名は潜、字は淵明(えんめい)。
自然を愛し、叙景詩にすぐれたので田園詩人と呼ばれた。
<感謝合掌 令和3年2月18日 頓首再拝>
【東京都神社庁 今月の生命の言葉(平成24年2月)】 - 伝統
2021/02/20 (Sat) 00:43:49
僕の前に道はない
僕の後ろに道はできる
~ 高村光太郎 ~
(説明)
自ら進む道は自分の力で切り開いていかなくてはいけない。
その歩みを続けていった結果が「人生」という一本の道となる。
『道程』
( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201202.pdf )
<感謝合掌 令和3年2月19日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成24年2月)】 - 伝統
2021/02/20 (Sat) 23:58:40
下問(かもん)を恥(は)じず
(敏而好學、不恥下問、是以謂之文也)
~ 論語 ~
(説明
地位や年齢が高くなると、教えてもらうことが恥だと思う
気持ちが生まれるが、わからないことは相手が部下や後輩や年下
であっても素直に尋ねることが大切である。
そのことによって自分が賢くなるだけでなく、
相手も人の役に立てる喜びを感じることができる。
<感謝合掌 令和3年2月20日 頓首再拝>
【東京都神社庁 今月の生命の言葉(平成23年2月)】 - 伝統
2021/02/23 (Tue) 00:35:15
ふりつもる み雪にたへて 色かへぬ
松ぞをゝしき 人もかくあれ
~ 昭和天皇 ~
ふりつもる雪に耐えて色を変えない松のなんと雄々しいことか。
人もこのようにありたいものだ。
『昭和天皇御製集』
<感謝合掌 令和3年2月22日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成23年2月)】 - 伝統
2021/02/23 (Tue) 20:51:46
天地(てんち)の気(き)、
暖(だん)なれば則(すなわ)ち生(しょう)ず
~ 洪応明・菜根譚 ~
「温かい心を忘れないで」
気候が温暖であれば生命が誕生する。
人の性格も同じことで、温かい心を持っていれば人が自然と集まり、
その人や周りの人も幸せになる。
<感謝合掌 令和3年2月23日 頓首再拝>
【東京都神社庁 今月の生命の言葉(平成22年2月)】 - 伝統
2021/02/24 (Wed) 23:23:31
なるようになる 心配するな
~ 一休和尚 ~
(説明)
いたずらに悩んでもしょうがない。という教え
(死を求めるよりも)今を生きろ。
死後、難題が持ち上がったら読めと残した遺言と伝えられる。
<感謝合掌 令和3年2月24日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成22年2月)】 - 伝統
2021/02/26 (Fri) 01:05:04
世の中に 親に孝ある 人はただ
何につけても 頼もしきかな
~ 荒木田守武・世中百首 ~
(説明)
世の中で、親子の関係ほど密着したものはない。
親が我が子を可愛がるのは自然の情である。
その子が親を大切にするのもまた自然の情でなければならない。
その意味で、自分を産んでくれた両親に孝行を尽くす人ほど、頼もしい人はない。
両親に対しても誠心をもって接する事が大事である。
・荒木田守武・世中百首
戦国時代の伊勢神宮の祠官。世の中百首は一五二五年に
詠んだ童蒙教訓の歌集である。
<感謝合掌 令和3年2月25日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成21年2月)】 - 伝統
2021/02/27 (Sat) 01:29:20
意馬心猿(いばしんえん)
~ 仏教禅語 ~
(説明)
馬が走り回り猿が騒ぐ。
この二つの行動をとめる事は難しい。
人間のよこしまな欲望もまた押さえ込む事は難しい。
現代の世相で「キレる・ムカつく」等と暴走する心を善導するものは宗教心であろう。
生命現象は善心あり、また悪心もある。
自我、個性、活欲がなければ進歩発展もない。
何が正しい自己か、何が個性かを十分見極めて、
世の為人の為に欲望を活かすべきである。
<感謝合掌 令和2年2月26日 頓首再拝>
【白山比咩神社 2月のことば(平成20年2月)】 - 伝統
2021/02/28 (Sun) 00:43:22
「険を見て能く止まるは知なるかな」
(けんをみてよくとどまるはちなるかな)
~ 易経 ~
危険を察知したら、進むのを見合わせて立ち止まる。それが知者である。
中国人のいう「知者」とは、単なる物知りではない。
自らの進退に適切な判断を下せるのが知者である。
現在の世界情勢は、まことに不確実な時代といえよう。
その上に、情報の氾濫の中、いいかげんな判断で、
前に進むことを「匹夫の勇」と呼ぶ。
日本では、「猪武者」と云う家庭・地域社会・国家で、
攻めるもの、守るものを十分判断して生きることが大切である。
<感謝合掌 令和3年2月27日 頓首再拝>
【今月の警固神社よりのお言葉(令和三年二月)】 - 伝統
2021/03/01 (Mon) 01:09:48
「語る人貴し 語るとも知らで
からだで語る人 さらに貴し 」
(http://kegojinja.or.jp/kotoba.php)
(*参考Web:言葉だけで説得したり導いたりはできない
https://blog.goo.ne.jp/ark-oota1/e/bd6472c2c6af81937b7a0d7a0d0cf199)
<感謝合掌 令和3年2月28日 頓首再拝>