伝統板・第二

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庚子(かのえね、こうし)⑥ - 夕刻・伝統版

2020/04/17 (Fri) 11:51:08

13都道府県を「警戒」地域に 政府、テレワークなど強く要請

      *Web:共同通信(2020/04/16)より

政府は緊急事態宣言の対象地域を全国に拡大することを決め、
愛知・岐阜など含む13都道府県を特に感染が広がっているとして
特定警戒都道府県に指定しました。

政府は16日、新型コロナウイルス感染症に関する基本的対処方針を改正し、
既に緊急事態宣言の対象としていた7都府県に
北海道、茨城、石川、岐阜、愛知、京都を加えた計13都道府県を、
特に重点的な対策を進める「特定警戒都道府県」と位置付けた。

13都道府県は、企業にテレワークや時差出勤の実施を強く求めるほか
感染拡大につながる恐れがある施設が使用制限要請に応じない場合、
新型コロナ特措法に基づき指示を出せる。

政府の諮問委は、宣言の対象とする指標として
(1)累計の感染者数
(2)感染者数が倍増するまでの期間
(3)感染経路が不明な事例の割合―の三つの要件を重視してきた。

https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/politics/kyodo_nor-2020041601002210.html

                   ・・。

緊急事態宣言、全国に 首相「大型連休の移動最小に」

      *Web:日本経済新聞(2020/4/16)より抜粋

(1)既に宣言の対象にしていた東京など7都府県と同様、期間は5月6日まで。
   全国の知事が法的根拠に基づき外出自粛などを要請できる。
   国を挙げて感染拡大防止に取り組む。

(2)首相は対策本部で「都市部から人の移動でクラスター(感染者集団)が各地で発生し、
   感染拡大の傾向がある」と指摘した。

   全国に広げる理由として「特に大型連休の人の移動を最小化する」と説明した。

(3)首相は人と人の接触を減らすよう改めて訴えた。
   「5月6日までの期間で終えるには最低7割、極力8割の接触削減を
   実現しなければならない」と強調した。

   「不要不急の帰省や旅行など都道府県をまたいだ人の移動を絶対に避けるよう、
   お願いする」と述べた。

(4)感染への対応を重点的に進める地域も設定した。
   7日の宣言は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県が対象だった。

   新たに北海道、茨城、石川、岐阜、愛知、京都を加えた13都道府県を
   「特定警戒都道府県」と指定した。

(5)宣言を全国に拡大したことで、外出自粛に関しては
   全都道府県知事が法的根拠に基づき要請できる。

(6)13の特定警戒都道府県ではより強い要請ができる。
   対処方針では、施設や店舗の休業要請が可能と強調した。

   まず「要請」を出し、第2段階で新たに「要請・指示」を出せる。

(7)経済活動の縮小は避けられない。

(8)今回の宣言でも感染拡大に歯止めがかからなければ、
   政府は諮問委員会の判断を仰ぎ期間を何度でも延長できる。

   5月の大型連休前にも全国の状況を見て延長の是非を判断するとみられる。


https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58128160W0A410C2MM8000/?n_cid=NMAIL007_20200417_A

                   ・・・

緊急事態の「網」全国に拡大 自治体、対策急ぐ

      *Web:日本経済新聞(2020/4/17)より抜粋

(1)一部反発が上がることも辞さず政府が緊急事態宣言を全国に広げるのは、
   感染拡大に歯止めがかかっていないためだ。

(2)大型連休を控えて外出自粛が緩む懸念もあった。
   政府は危機感を強め、緊急事態の網を全国に掛けることにした。

(3)今後の具体策は各知事の判断に委ねられる。
   財政難の中、東京のように休業への協力金を支払う余力がある自治体はほとんどなく、
   在宅勤務を求めようにも「テレワークの環境も整っていない」(秋田県)。

   東京とは異なる環境にある地方は、さらに難しいかじ取りを求められそうだ。

(4)政府の決断の背景には、国の対応が遅いとの批判もあったとみられる。
   小池百合子都知事が休業要請などでより厳格な対応を示すと、
   与党からも「都に比べて国は遅い」との声が上がった。

   報道各社の世論調査では緊急事態宣言の発令が遅いとの回答も多かった。

(5)政権内には「全国に対象を広げると、関係のない地域の経済まで傷めてしまう」
   との慎重論もあった。

   だが首相は日本全体で感染拡大を抑え込む意思を明確に示す方向にかじを切った。

   (https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58159900W0A410C2EA2000/?n_cid=NMAIL007_20200417_A

・・・

<関連Web>

(1)伝統板・第二「庚子(かのえね、こうし)」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7930112

(2)伝統第二「庚子(かのえね、こうし) ②」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7952882

(3)伝統第二「庚子(かのえね、こうし) ③」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7959935

(4)伝統第二「庚子(かのえね、こうし)④」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7963275

(5)伝統板・第二「庚子(かのえね、こうし)⑤」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7966907


(6)伝統板・第二「庚子~意識を変えるチャンス」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7966084

(7)伝統板・第二「庚子~意識を変えるチャンス②」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7970274


(8)伝統板・第二「ウイルスと人類」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7970275

           <感謝合掌 令和2年4月17日 頓首再拝>

コロナ災禍は2024年まで間歇的に続く - 伝統

2020/04/17 (Fri) 14:24:28


       *メルマガ「宮崎正弘の国際情勢解題」(2020.04.17)より


 コロナ災禍は2024年まで間歇的に続くだろう
   ハーバード大学調査チームが最悪シナリオを提示
***************************************

 ハーバード大学の専門家による調査チームが最悪シナリオを提示した。
 感染は2022年まで続き、もし終息したとしても、
 間歇的な伝染が起こり、2024年まで持続するだろう、というのだ。

 ワクチンが発明され、また医療手段、装置などが劇的に改善されたとしても、
 第二次感染、第三次感染が予測され、予防体制は2022年まで、
 向こう3年は続くというのだから悲観的にならざるを得ない。

 「これは第2次世界大戦以降、世界が対峙する圧倒的に最大の危機であり、
  1930年代の大恐慌以来最大の経済的惨事だ」と
 マーチン・ウルフがファイナンシャルタイムズに書いた(4月15日付け)

 「世界は、大国が分裂し、政府の上層部が恐ろしいほど無能な状態でこの瞬間を迎えた。
  我々はいずれこの局面を通り過ぎるが、その先には何が待ち受けているのか。
  多くのことが依然、不透明だが重要な不確実性のひとつは、
  近視眼的な指導者たちがこの世界的な脅威にどう対応するか、にかかっている」。

 待っているのは戦争かもしれない。

 日本政府は4月16日なって、
 緊急事態宣言の適用範囲を全国規模に拡大する方針を検討するとした。

 リーマンショックによる景気後退の比ではなく、そうなると、世界同時恐慌となる。

 私たちは最悪に備えるときを迎えたのかもしれない。

           <感謝合掌 令和2年4月17日 頓首再拝>

呼吸器科医が告発「医療崩壊による命のトリアージは目前」 - 伝統

2020/04/17 (Fri) 18:53:23


      *Web;NEWSポストセブン ( 2020年4月17日)より

運び込まれる患者の誰が感染しているのかわからない状況は、彼らにとって恐怖だ。

医療崩壊には院内感染が発生し、医療従事者が自宅待機を余儀なくされ人出が不足、
感染リスクを減らすため新患の患者の受診はお断りで外来診療も制限される
という場合も含まれる。

「さらに医療崩壊が進むと、命のトリアージが必要になる。
つまり、命の選択をしなければならない。医師にとっては過酷な状況だ。
イタリアやニューヨークでは、すでに深刻な人工呼吸器不足から、
助かる患者を優先して治療をしなければならなくなっている」


 だが、医療崩壊にはまだ先があると専門医は言う。


「医療スタッフが感染や疲弊で不足してくると、人工呼吸器などの医療機器を
 安全に使用するため麻酔科医がそちらに回されることになる。
 すると当然、麻酔科医が担当するはずだった手術が行えなくなる」

 所属する病院でも、4月から手術の数を減らし始めているという。


「手術すれば助かる命を助けられない、手術が間に合わないというケースも
 十分起こりうる。救急車で運び込まれても、場合によっては緊急手術ができない
 可能性さえある」

聞いていると医療崩壊と一言で言っても、レベルやステージがあることがわかる。
ガンの診断基準のような世界的な基準となる分類や段階があれば、
今何をすべきか次に何を準備すべきかが捉えやすいのではないかと、
素人ながらに考えさせられる。

 また、ここ数日、輸血用血液が不足してきたというニュースが流れている。
治療を必要としている患者に十分な治療ができない、
助けられる命が助けられない状況はますます深刻化してきているようだ。

(中略)

様々に波及し、複雑にそして深刻になっていくこの医療崩壊をどこで食い止めるのか? 
新型コロナウイルスの感染拡大は怖い。だがもはや、怖いのは感染ばかりでは
なくなってきているのだ。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_1556507/?p=2 )

・・・

コロナで「お断り」、さまよう献血バス 医療へ影響懸念

        *Web:朝日新聞デジタル(2020.04.12)より

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、
日本赤十字社が運行する献血バスが行き場をなくしている。

各地のイベントが中止となり、献血に協力していた企業や大学などから
断られるケースも増えているためだ。

必要な血液を確保できなければ、医療現場に影響が出かねず、
関係者は危機感を募らせている。

(中略)

献血バスは、月ごとの血液の供給計画に、人が集まる祭りなどのイベント日程や
協力企業・団体の予定を当てはめて運行計画を立てている。

だが、イベントの相次ぐ中止や延期で例年のようには計画が立てられない。
さらに各地で外出自粛要請が出始めてからは、企業や大学から
「外部の人を敷地に入れられない」「人が集まる機会は避けたい」などと
断りも入るようになった。


予定を前倒ししたり、新しい協力先を探したりしているが、
「いくらやっても変わっていく。こんなに計画を作り替えたのは初めて」と、
同センター献血推進課の毛利英明課長(48)は漏らす。

(中略)

センターのまとめでは、バスでの献血者数は3月第1週から計画を下回り、
3週目には計画比68・2%まで落ち込んだ。

血液は採血から3週間有効だが、在庫が一定量を割り込む状態が続くと、
医療機関の使用制限も現実味を帯びてくる。

  (https://news.yahoo.co.jp/pickup/6356924 )

           <感謝合掌 令和2年4月17日 頓首再拝>

抗体検査で局面打開狙う 米欧、外出制限緩和探る - 伝統

2020/04/18 (Sat) 11:23:14


      *Web:日本経済新聞(2020/4/12)より

米国や欧州が、人がこれまでに新型コロナウイルスに感染していたかを調べる
「抗体検査」の実施に乗り出す。
感染からすでに回復し、ウイルスの免疫を持つ人を把握するのが目的だ。

コロナウイルスは軽症者も多く、
気づかぬうちに抗体を持っている人が多数いるとされる。
こうした人たちを医学的に絞り込み外出制限を緩めれば、
経済や医療の現場の状況改善につながるとの思惑がある。

感染が世界に広がる一方、出口を模索する動きも始まっている。


現在、各国の医療現場では患者の体内にウイルスがあるかを調べる
PCR検査が主体となっている。

一方の「抗体検査」は、既に感染を経て体にウイルスに対する免疫が備わったかを診る。

人間は感染症にかかると、次に同じウイルスが侵入した際、
素早く防御するよう特殊な抗体を体内につくる。

抗体検査とはこの抗体を調べる検査で、
一般的には風疹や麻疹(はしか)に対する免疫の状況を確認するために使われている。

欧州ではこの検査をコロナ対策にあてる動きが進む。
新型コロナは感染していても軽症や無症状のケースが大半で、
自分が感染したことに気づかないままの人も多いとされる。

感染者数の伸びがピークを迎えつつあるなか、
免疫を持つ人を多数確認できれば外出規制の解除を判断する決め手になる。


表 各国の抗体検査の取り組み
https://www.nikkei.com/news/image-article/?R_FLG=0&ad=DSXZZO5796478011042020000000&dc=1&ng=DGXMZO57960850R10C20A4EA2000&z=20200412


英国では自らもウイルスに感染しその後回復したハンコック保健相が2日、
「免疫証明書」の発行を検討すると表明した。
抗体検査で陽性反応が出た人には予防接種済みを示すような証明書を与え、
外出を許すとの想定だ。

同国は3月23日夜から厳しい外出制限を敷いているが、
このまま長期化すれば倒産や失業の連鎖で経済基盤が揺らぎかねない。

ウイルスを人にうつさず、さらに感染リスクも低い人に外出を許せば
経済活動の再開に道が開ける。
人員不足が指摘される医療の現場も、
免疫がある人を投入していけば患者の受け入れ力が増す。


ドイツではヘルムホルツ感染症研究所などが、
他国に先駆けて4月中に抗体検査の試行に入る。
5月には約1万5千人への検査を実施する見通しだ。

フランスも抗体検査の大規模実施を視野に入れる。

米国もこの流れに加わる。
感染者の多い東部ニューヨーク州は連邦政府と協力して抗体検査を急いでいる。
クオモ知事は10日、現時点で1日300件が可能で、
1週間後には同1千件まで能力を拡大できると説明した。 

米国立衛生研究所(NIH)も同日、全米最大1万人の血液サンプルを収集して
抗体の有無から新型コロナ感染歴を調べると発表。

これに先立ち米食品医薬品局(FDA)は1日、15分で抗体検査ができる
簡易キットを開発するセレックス社に、コロナ向けとしては初の承認を出した。

トランプ大統領はさらなる検査キットの承認に意欲を示す。

日本では横浜市立大学などが抗体検査キットを開発しているが、
まだ活用に向けた検討を進めている段階だ。


検査を使った免疫保持者の把握を軌道に乗せるにはキットの精度を高める必要がある。
欧州や米国などで進む抗体検査はあくまでも簡易検査にすぎず、
再感染を防ぐために必要な体内の抗体量を調べるには限界があるとされるからだ。

英国でも政府があらかじめ発注していた1750万個の抗体検査のキットを
英オックスフォード大の研究者らが評価したところ、
十分な精度が期待できないとの結論が出た。

英政府は当初、4月末までの抗体検査の実施を目指していたが、遅れも指摘される。

感染症の専門家の間では「新型コロナの免疫があっても、
2回感染することが本当にないのか、その免疫がどのくらい持続するのか、
まだ結論が出ていない」との意見もある。

陽性判定の人が本当に社会復帰していいのか、意見は分かれている。

・・・

新型コロナ、集団免疫まだ獲得されず=WHO

       *Web:ロイタ-(2020/04/18)より

世界保健機関(WHO)は17日、
新型コロナウイルスに感染した人が持つ抗体が再感染を防ぐために
十分な免疫力を持つかは現時点では分からないと述べた。

WHOで緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は、
抗体に効果があったとしても、多くの人が新型ウイルスに対する抗体をすでに持ち、
これによりいわゆる「集団的な免疫」が獲得され始めていることを示す兆候は
ほとんどないと述べた。

その上で「WHOが現時点で得ている暫定的な情報によると
(新型ウイルスに対する)抗体を保有している人の割合はまだ低い」とし、
「大半の人が抗体を持っているとの期待に対する証拠は得られていない。
このため、政府が抱える問題は解決されない」と述べた。


新型ウイルス感染を巡っては、新型ウイルスの発生地である
湖北省武漢市が感染者数と死者数を上方修正。
報告の誤りや遅れに対応した修正したとし、死者の数は50%増となった。

WHOの感染症専門家、マリア・ファンケルクホーフェ氏はこれについて、
中国当局は葬儀会社や介護施設のほか、発熱センターや病院などから
データを再集計し、自宅で死亡した人たちの数も集計し直したとし、
「統計に含まれないケースをなくす取り組みが行われた」との見解を示した。

感染拡大の影響が懸念されているアフリカについては、
ライアン氏は「アフリカの各国政府ができることはまだ多くある」とし、
感染拡大抑制はなお可能との見方を示した。

国連アフリカ経済委員会(UNECA)はこの日、
アフリカで新型ウイルス感染により少なくとも30万人が死亡し、
2900万人が極度の貧困に陥る恐れがあるとする報告書を公表した。

  (https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20200418023.html )

           <感謝合掌 令和2年4月18日 頓首再拝>

コロナワクチン 熾烈な開発競争でも実用化が困難な理由とは - 伝統

2020/04/18 (Sat) 19:06:28


        *Web:NEWSポストセブン ( 2020年4月18日)より抜粋

感染拡大を止めるためには、ワクチンが欠かせない。
現在、世界中の医薬品メーカーや研究機関で、
新型コロナのワクチン開発が進められている。

しかし、実用化までにはまだ時間がかかる見通しだ。
その理由はどこにあるのか。

(1)ワクチンの臨床試験は、3つのフェーズで行われることが一般的だ。

  ①フェーズIは通常、少人数の健康な成人を対象に、小規模な試験として行われる。
   ワクチンの有効性と安全性に関する、予備的な探索を行うことが目的となる。

  ②フェーズIIは、健康な人を対象に、
   ワクチンの使用方法などに関する試験として行われることが一般的だ。
   ワクチンの接種量、接種スケジュール、接種経路を明確にすることが主な目的となる。

  ③フェーズIIIは、大規模な集団において、
   有効性と安全性のデータを得ることが目的となる。


(2)ワクチンは、発症のリスクを減らすもしくは無くす一方で、
   免疫を獲得できることが条件となる。

   このために、ワクチン候補について
   臨床試験で有効性と安全性を確認することが必要となる。

(3)ワクチンの有効性は発症予防効果でみる。

  ①ワクチンの効果は100%ではない。
   たとえワクチンを打っても、感染しないとは言い切れないことになる。

  ②しかし、多くの人がワクチンを打てば、感染者の数を減らすことができ、
   その結果、感染拡大が抑えられる。
   つまり、ワクチンによって「集団免疫」が働く効果がある。

   この集団免疫を効かせるために、早期のワクチン開発が望まれるわけだ。

(4)「副反応」リスク大きければ開発はストップ。

  ①ワクチンの場合、体外の物質が化学作用することよりも、
   体内で免疫学的に起こる反応が問題となることが多い。
   そこで、治療薬の「副作用」とは区別して、「副反応」という用語が使われる。

  ②ワクチンは、安全性に対する評価がとても重視される。
   発症予防効果がいくら高くても、副反応のリスクが大きければ、
   開発はストップされる。

   つまり、ワクチンの開発はとても難しいということになる。

(5)感染症が収束すれば開発中止の可能性も。

  ①開発途中で、感染症が収束したり、他社のワクチンが先に実用化されたりすれば、
   開発を中止せざるを得ない事態も起こりうる。

  ②今回の新型コロナで、遺伝子ワクチンの開発に取り組む国内の研究者からは、
   現在自分たちが開発中のワクチン候補は、臨床試験等で人を対象に
   使用できるようになるまでに最低8か月はかかるとしたうえで、
   それまでにウイルスの流行が抑え込まれれば、開発を中止する可能性もある
   ──との話も出ている。


   (https://news.infoseek.co.jp/article/postseven_1556776/ )

           <感謝合掌 令和2年4月18日 頓首再拝>

実際の感染者数と茶番 - 伝統

2020/04/19 (Sun) 11:12:00

         *Web:ひかたま(光の魂たち)(2020年04月18日)より

米スタンフォード大学の研究者たちは
米国サンタクララ郡からSNSで募集したボランティア被験者3300人を対象に
新型コロナウイルス抗体の検査を実施しました。

抗体陽性の比率から、
全人口の2.5%~4.1%がすでに感染していたことが推定される
という結果となりました。

これは、公表されている感染者数956人の
50倍~85倍に相当します。


サンタクララ郡の人口に当てはめると
4月1日までに、
4万8000人~8万1000人が感染していたことになります。


とすると、
実際の致死率は0.2%未満となります。

(中略)


サンタクララ郡よりも
三密が著しくひどい東京都で換算してみましょう。

公表されている東京都の感染者累計数は、
2975人


東京都の人口は
およそ927万3000人

サンタクララ郡の2.5%~4.1%を掛け合わせると、

東京都の感染者推定数は、
23万1825人~38万193人になります。

東京都の死亡は68人なので、
致死率は、約0.018%となります。

なんだ、
普通の風邪か。



実際には
東京では人がサンタクララ郡よりも密であり
しかも
コロナ陽性疑いのまま検査もされずに
仕事に行っている人が多いことを考えると

東京都だけみても
少なくとも
すでに
50万人程度は感染していると推定しても妥当でしょう。



この数字でも
一般的なインフルエンザウイルスやライノウイルス、コロナウイルスの
感染者数から見ても極めて控えめな数字であるはずです。

インフルエンザでさえ、
一つのシーズン中の累積推計受診者数は、約1,200万人ほどあるのです。



今回の自粛要請による
個人事業主たちの将来の自殺者数の方が
新型コロナによる死よりも多くなる怖れもあるのではないでしょうか。



以前も提示しましたが

医療崩壊と経済崩壊を防ぐ最も簡単な解決策としては

新型コロナを感染症二類から外すこと。


それには
本当の感染率
本当の致死率と死亡者の詳細なプロファイル分析が必要です。



医療と経済が崩壊してから
実は
致死率は0.02%だったとわかっても遅いのですから。

   (http://shindenforest.blog.jp/archives/81849976.html )

           <感謝合掌 令和2年4月19日 頓首再拝>


手洗いの功罪 - 伝統

2020/04/19 (Sun) 23:47:50


         *Web:ひかたま(光の魂たち)(2020年03月25日)より

新型コロナウイルスの影響で
手洗いの回数が激増した人も多いかもしれません。


中には
過剰なまでに
一日に何度も、
神経質に手を洗ったり、手に消毒液を繰り返しつけている人も
いるかもしれません。


そのままにした場合
手が荒れてしまい、
健全な皮膚のバリア機能は損なわれる可能性があります。


手の皮膚表面には
もともと肌に潤いを与え、乾燥防止して
外側からの有害因子をバリアする機能があります。

その機能を円滑にしているのが「 皮脂」です。

過剰な手洗いは、
この皮脂成分をすべて除去してしまいます。


また、
今までは悪いものと考えられてきた皮膚表面の多種多様な細菌の中には
皮膚を保護するものも多くあります。

例えば
ブドウ球菌。
健康な皮膚の上では
健康に保つことに貢献しています。

皮脂の主要成分の遊離脂肪酸は抗菌バリアとして働いていますが、
この遊離脂肪酸は
実は
表皮ブドウ球菌など皮膚の常在細菌叢から分泌されるリパーゼにより産生されています。


さらにブドウ球菌は
抗菌ペプチドを産生して皮膚を守り、
宿主の皮膚にとって有益なフェノール可溶性モデュリンγやPSMδも産生します。

さらには
リポタイコ酸を産生し、
炎症性サイトカイン放出抑制とTLR2依存性メカニズムによる
炎症を抑制する機能も持っているのです。


今まで長い間悪者とされていた手の皮膚表面の細菌たちは
実は
健康な皮膚と共存共栄していたのです。




手洗いでは
もちろんこの皮膚を健全に保つブドウ球菌をはじめとした
マイクロバイオーム(表皮細菌叢)の正常な機能を
すべて奪ってしまいます。



無差別な抗菌薬・抗生物質の使用は
マイクロバイオーム(表皮細菌叢)によって保たれている皮膚の健康維持能力に
大きな変化と有害性をもたらします。


健康な皮膚を保つには、
正常細菌叢の回復と維持が重要なのです。


アトピー性皮膚炎も
皮膚のマイクロバイオームの乱れが原因との研究結果もあるほど
マイクロバイオームは重要なものです。





加えて
多くの石鹸には
体に有害かもしれない成分が含まれています。

特に
かつて流行した薬用せっけんでは
最近になって
そっと成分を変えています。

安心安全と言われた成分が
実は
かなり有害であることが判明したからです。

(ひかたま:身近な日用品の毒物:薬用せっけん編)
(ひかたま:薬用せっけんの成分をそっと中止)


その新成分も
身体にどうような有害性があるのか
実は
公表されていないのが現状です。



普通の石鹸やシャンプーでさえ、
ラウリル硫酸ナトリウムなどの成分が入っているものが多いです。

この成分も
もともとは第2次世界大戦の時に、
航空機エンジンの脱脂剤と使われていたもの。
そのため、強い脱脂力があります。

デンマークで行われた安全性に関する研究では、
健康な被験者70名にこの成分を接触させることによって
皮膚の保湿維持機能の低下がみられています。
米国の研究では、
肌の弱い方や疾患のある人では、皮膚表面の炎症促進が確認されています。



対策としては
石鹸を出来るだけ無添加の物にすること
手洗い後の保湿

です。

固形石鹸だと液体石鹸よりも少量で効果的です。


こんな時に言うと
批判されますが
過剰な除菌信仰も危険だと思います。


過剰な除菌信仰は
心の中にも
「排除」というエネルギーが生まれてしまいます。




保湿には
馬油など無添加なものがおすすめです。



余談ですが
ケニアの水の貴重な地域では
水の代わりに
しっとりとした牛のうんこで手を洗い
タオルの代わりに
乾燥した牛のうんこで手を拭くそうです。

  (http://shindenforest.blog.jp/archives/81645058.html

           <感謝合掌 令和2年4月19日 頓首再拝>

トルコ感染者中東最多にイラン上回り8万2千人超 - 伝統

2020/04/20 (Mon) 10:51:26

 
共同通信社発 2020/04/19 10:53【イスタンブール共同】

トルコ保健省は18日、新型コロナウイルスの感染者が8万2329人となったと発表した。
感染者数でイランを上回り、中東最多となった。

中国にも迫る勢い。
死者数は1890人に上るが、被害が深刻なイランや中国、
欧州諸国に比べると少なく推移している。

トルコは1日4万件を目標に検査態勢を強化。
感染者と接触者の特定を急ぎ、早期治療に力を入れている。

政府は集中治療室(ICU)や病床には余裕があると説明し
「症状があれば病院に行くことをためらわないで」と呼び掛けている。

・・・

ファーウェイの5Gスマホがほぼ3Gbps達成、トルコテレコムのシングルユーザー試験

https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/06359/

           <感謝合掌 令和2年4月20日 頓首再拝>

インフルエンザと新型コロナによる医療崩壊の違い - 伝統

2020/04/20 (Mon) 15:27:43


      *Web:文春オンライン (2020年4月19日)より抜粋
           ~橋下徹が山中伸弥に問う
            「新型コロナによる死亡者数をどう見るべきか」

山中教授の回答

「季節性インフルエンザが原因で亡くなる方は、
 もともと他の病気で入院されていた方が、インフルエンザをきっかけに
 細菌性肺炎を併発するなどして亡くなる事例が多いです。

 この場合、病気の進行が比較的緩やかで延命措置が
 必要な患者が集中する事態にはならず、
 人工呼吸器が足りなくなることはほぼありません。


 ところが新型コロナウイルスは、普通に元気だった人が
 一気に肺炎になり重症化する恐れがあります。
 そうなると人工呼吸器が足りなくなり、どの患者を生かすかの
 選択を迫られる事態も生じます。

 私自身は元気で季節性インフルエンザになっても死ぬリスクはまず無いと思っています。

 ところが新型コロナだと数%の死のリスクが生じる。
 20代、30代でも感染すると500人に1人は亡くなると報告されています」

 (https://news.infoseek.co.jp/article/bunshun_37306/ )

           <感謝合掌 令和2年4月20日 頓首再拝>

新型コロナ規制、段階的に緩和へ 新感染者が減少傾向―イスラエル - 伝統

2020/04/20 (Mon) 19:08:13


       *Web:時事通信(2020年04月19日)より

イスラエルのネタニヤフ首相は18日夜、
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための
市民の外出や経済活動などに関する規制を
19日から段階的に緩和させると発表した。

新たな感染者数が減少傾向にあることが理由という。

声明によると、出勤可能な従業員の割合を
従来の15%から30%に引き上げるほか、
他者との距離を2メートル空けるなど条件を満たせば
屋外での一定規模の集団による礼拝も認める。

ショッピングモール閉鎖などの措置は継続される。

   (https://www.jiji.com/jc/article?k=2020041900164&g=cov

・・・

<参照>明(イスラエル)暗(ロシア)


       *メルマガ「宮崎正弘の国際情勢解題」(2020.04.20)より

 イスラエルはコロナ規制をつぎつぎと緩和へ。世界初
  ロシアは弐年間の構造不況を覚悟し、戦勝パレードも中止
****************************************

イスラエルのネタニヤフ首相はコロナ感染拡大を防ぐため、
密集や外出規制を命じてきたが、4月19日、徐々に緩和方向へ向かうとし、
早速、エルサレムやテルアヴィブなどでは商店街が再開、屋台も営業を始めた。
 
コロナ感染阻止をテロ対策マニュアルで対応し、
戒厳令下のような規制を採ってきたイスラエルが西側世界で
初めて緩和に向かいだしたことは注目される。

 
反対に対策を強化しているのがロシアである。

コロナ災禍は「まさに嵐だ」とするクレムリンは、戦捷パレードを中止する。
プーチン政権は、原油安、ルーブル安、消費不振の三大要素によって
「ロシア経済は弐年間の構造不況に陥るだろう」と予測しているが、
モラルは異常に高く、ロシアの英語メディアに限って言えば、
以下のような世論が形成されている。

まずロシアは金備蓄を含めての外貨準備が5512億ドルあって、
コロナ不況の到来にも十分に対応できる。

コロナの感染拡大で、米軍は空母が作戦の遂行が出来なくなり、
米国の諸都市は封鎖され、機能が停止、死者が世界一多い。

これは中国がなした西側への懲罰である。
中国の生物兵器によってグローバリゼーションが頓挫した、西側を痲痺させたのである。

ロシアは医療チームを米国に派遣したようにコロナ災禍はヒューマニズムを復活させた。
その証しは、海外へ逃亡していたロシアの富豪らが、
西側の生活と価値観に飽きてロシアに戻っていること、
ロンドンに子供を留学させている富豪はプライベートジェット機を飛ばして
帰国させるべく交渉に入ったと例を挙げたが、やや牽強付会だろう。

実際には予算縮小で、医療、福祉関係を大幅に削減したため、
現在コロナ対策に奔走している医院などは、医学生が現場に派遣されている。


           <感謝合掌 令和2年4月20日 頓首再拝>

欧米より日本の死者数が断トツに少ないワケ 「医療崩壊」予断許さず - 伝統

2020/04/21 (Tue) 10:19:28


       *Web:産経ニュース ( 2020年4月20日)より

新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない中、
日本が欧米諸国と比べて特筆的に少ないのが死者の数だ。

ウイルス検査が極端に少なく、感染状況の実態を把握できていない
との批判はあるが、感染者集団(クラスター)対策や安定した医療システムが
功を奏してきた側面も見逃せない。

ただ、感染者急増に伴い死者数が徐々に膨らみ、
検査待ちの間に死亡する事例も出てきた。

重症者の命を救う集中治療態勢が破綻すれば、「医療崩壊」に直結しかねない。


■一桁、二桁違う死者数

日本の19日時点の感染者数は1万1506人。スペイン、イタリア、ドイツ
といった欧州各国の10分の1以下、世界最多の米国の70分の1以下にとどまる。

特に死者数251人はこれらの国と一桁、二桁違う。
人口10万人当たりでみても、感染者数は9・1人で、
死者数に関しては0・2人と顕著に少ない。

 
感染者数の少なさの背景として指摘されるのが、
感染の有無を調べるPCR検査の件数だ。

厚生労働省によると、15日時点の累計は約16万件。
現在の検査能力は1日約1万2000件で、国は最大2万件を目指すが、
直近1週間の平均は1日約7400件にとどまる。

 
これに対し、「検査先進国」とされる韓国はドライブスルー方式などを早期に導入し、
今月14日までに52万件以上を実施。

欧州の中では死者数を低く抑え込んでいるドイツは週35万件の検査が可能だといい、
患者を早期に隔離し、重症者に医療を集中させてきた。

検査をめぐっては、在日米大使館が「日本では感染状況の把握が困難」として
今後の医療態勢への懸念を示し、日本滞在の米国人に帰国準備を呼びかけ、
菅義偉官房長官が「世界保健機関(WHO)のガイドラインに沿って、
しっかり対応している」と火消しに走る場面もあった。

日本は感染抑止のため、クラスターを早期に発見し、
濃厚接触者や感染経路を突き止め、クラスターの連鎖を防ぐことに注力してきた。

中国経由で感染が広がった1月中旬以降の「第1波」とされる時期は、
検査件数に対する陽性の割合も極めて低く、一定の効果があったとみられる。


■集中治療態勢に懸念

一方、欧州などからの帰国者の感染確認が目立ち始めた3月上旬の「第2波」以降、
感染経路不明の事例が相次ぎ、濃厚接触者の追跡調査が難航するようになった。

下旬以降、感染者数はうなぎ上りで、
大都市圏を中心に医療機関の病床数が逼迫(ひっぱく)。

死者数は4月6~12日の1週間で46人だったが、
同13~19日には101人に膨らんでいる。

最近は保健所の業務負担が過重となり、
検査結果が出るのに最長1週間程度かかるケースも頻発。

発熱などの症状で検査を受け、結果待ちで自宅待機中に体調が急変し、
死亡した事例も明らかになった。

入院待ちで自宅待機を強いられる患者のほか、
病院から施設・自宅療養に移った軽症者の体調管理も課題になる。

 
そもそも重症者の命を救う集中治療態勢の脆弱(ぜいじゃく)さを指摘する声もある。
日本集中治療医学会によると、人口10万人当たりの集中治療室の病床数は、
ドイツが29~30床、イタリアが12床程度なのに対し、
日本は5床程度にとどまるという。

 
東京医科大の濱田篤郎教授(渡航医学)は
「日本がこれまで死者数を抑えられてきたのは欧米と異なり、
国民皆保険制度を基盤とした医療システムが機能していたのが大きいのではないか」と指摘。

「日本はオーバーシュート(爆発的な患者急増)を起こさない限り、
医療崩壊を免れられ、死者も抑えられるだろう。
引き続き外出自粛を守り、医療態勢を維持していくことが重要だ」としている。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/sankein_wor2004200011/ )

           <感謝合掌 令和2年4月21日 頓首再拝>

治験や増産進む「アビガン」 早期投与で効果期待 - 伝統

2020/04/21 (Tue) 15:07:58


       *Web:産経新聞(2020.4.19)より

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、治療薬の有力候補として
国内外で注目を集めるのが国産の新型インフルエンザ薬「アビガン」だ。
国内で既に350人以上に投与され、効果があるとの報告が相次いでおり
、国の承認に向けた治験や増産の動きが進む。

効果の検証はこれからだが、実用化すれば患者の重症化を防げると期待されている。

(中略)

■ウイルスの増殖を阻止

アビガンは同社が富山大名誉教授の白木公康氏と共同で開発し、
平成26年に新型インフル薬として承認された。
ウイルスが細胞内で増殖するのに不可欠な遺伝子の複製を妨げ、
症状の悪化を阻止する働きがあり、新型ウイルスでも同様の効果が期待されている。

新型ウイルスは対象外の病気だが、医療機関の判断で投与できる。
妊婦への深刻な副作用などを除けば既に安全性は確認済みだ。

ただ、増殖後のウイルスは退治できないため、
ウイルスが少ない早期の投与が望ましいという。


石川県立中央病院では約20人の患者に投与し、14人に症状の改善が見られた。

一方、60代以上の4人は死亡し、うち3人は入院時に重症だった。

西耕一診療部長は
「一定の効果があるが、万能薬ではない。
PCR検査で陽性となり、熱やせきが出ている人は、なるべく早く服用した方がよい」
と指摘する。

無症状や軽症の患者86人に投与する臨床研究を3月に始めた
藤田医科大の土井洋平教授は18日、都内で現状を報告。
「全国の医療機関と協力し目標の半分程度まで進んでいる」と話す。


■承認には半年以上か

現在はそれぞれの医療機関が手探りで治療しているため、
患者の容体に応じた異なる使い方で投与されているが、
国の承認を得るには投薬の量や期間を厳密に定め、有効性と安全性を
評価する治験が不可欠だ。

 
このため同社は3月、全国の医療機関で約100人の患者を対象に治験を開始。
6月末まで実施し、結果が良好なら承認を申請する。
国は特例で迅速に審査する方針だが、承認までに半年以上はかかりそうだ。

 
日本感染症学会理事長の舘田(たてだ)一博東邦大教授は
「まだ有効性については判断できない。
本当の意味で確認するには治験の結果を待つ必要がある」としている。

  (https://www.sankei.com/life/news/200419/lif2004190050-n1.html )

           <感謝合掌 令和2年4月21日 頓首再拝>

一度は封じ込めに成功したものの……北海道から学べること、新型ウイルス第2波を受けて - 伝統

2020/04/21 (Tue) 18:24:08


       *Web:BBC(2020年04月19日)より

ルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ東京特派員

北海道はいったん成功を収めたかのように見えていた。
新型コロナウイルスを封じ込め、追跡し、隔離に成功した地域として、
日別の感染者数は大幅に減っていた。

しかしここに来て、流行の第2波に苦しんでいることで、あらためて注目されている。

2月下旬、北海道は新型ウイルスによる感染症COVID-19を理由に、
日本国内で初めて緊急事態を宣言した。

学校は閉鎖され、大規模な集会は中止になり、住民は自宅にとどまるよう「要請」された。
道政府は積極的に感染者と接触した人を追跡し、隔離することで、
徹底的にウイルスを追い詰めた。

この政策が功を奏し、3月半ばには1日当たりの感染者が1~2人にまで減少した。
緊急事態宣言は3月19日に解除され、4月初めには学校が再開された。

しかし、最初の緊急事態宣言が解除されてから26日後の4月16日、
北海道は新たな緊急事態宣言の対象になってしまった。

北海道はこれまで、日本の中央政府とは別個に動いてきた。
東京の政府は7日、東京や大阪など7都府県に緊急事態を宣言。
その後、16日に全国へと拡大した。


《サクセスストーリーのはずだった》

北海道では4月の第1週、新たにCOVID-19に感染した人の数が135人に上った。
2月の最初のアウトブレイク(大流行)の時とは違い、
新型ウイルスが国外から持ち込まれたという証拠はどこにもない。

新しい感染者に外国人はおらず、
3月中に国外を旅行して感染したという人もいなかった。


こうしたことから、北海道が取ってきた対策について何が分かるだろか。

まず、厳しい対策を早く実施した方が、感染を食い止めることができる。

英キングス・コレッジ・ロンドンの渋谷健司教授(公衆衛生学)は、
「クラスターに対処し、接触者を追跡・隔離するのは比較的簡単だ」と説明する。

「日本の保健当局はクラスター対策を優先し、その点ではとても成功していた。
当時の日本はアウトブレイクの初期段階にあった。
感染は特定地域に限定され、サクセスストーリーだった」

この点において、北海道のケースは韓国・大邱の対応と共通点がある。
大邱では宗教団体で集団感染が発覚した後、徹底的な追跡が行われた。
感染者は隔離され、アウトブレイクは封じ込められた。


しかし、北海道の2つ目の教訓は、安心材料にはならない。

大邱でのアウトブレイクを受け、
韓国政府は大規模な検査態勢を展開し、流行を追跡した。

日本政府の対応は正反対だった。

日本で最初の感染者が出てから3カ月以上がたった現在でも、
日本で検査を受けたのは人口のほんの数パーセントにすぎない。

政府は当初、大規模な検査は「資源の無駄」だと説明していた。
今になって政府は少しだけ方向転換し、検査を拡大するとしている。

しかし、それでも検査がなかなか進まない理由がいくつかある。

まず、日本の厚生労働省は、検査で陽性と判断されたものの、
症状の軽い人たちで病院が飽和することを恐れている。
そして検査の責任は中央政府ではなく各地の保健所に任されているのが現状だ。

保健所の中には、
単純に大規模な検査を行える人員や設備が整っていないところもある。
各地のホットラインはすでに飽和し、医師の照会を得るのも難しい状況だ。

渋谷教授は、こうした理由が重なった結果、
日本の当局は新型ウイルスの感染経路を把握できていないことになると指摘した。

「日本は今、アウトブレイク爆発期の真っ只中にいる」と渋谷教授は説明する。

「北海道の最大の教訓は、たとえ第一波を封じ込められたとしても、
長期間それを維持し、封じ込めを維持するのは難しいということだ。
検査能力を拡大しなければ、市中感染や院内感染の経路を特定するのは難しい」


《道のりは長い》

北海道の3つ目の教訓として、今のこの「新しい現実」は
多くの人が思っているよりもさらに長く続きそうだという点が挙げられる。

北海道で新型ウイルスによる制限が実施されるのは2度目だが、
日本のCOVID-19に対する「ロックダウン」は、他国のものよりも制限が緩い。

多くの人が今なお通勤している。
学校は閉鎖されているが、店舗は営業を続けている。


渋谷教授は、北海道だけではなく日本全体がいまや「第二波」に襲われており、
さらに厳しい制限を実施しなければ、事態をコントロールするのはまず無理だと考えている。

「北海道の最大の教訓、それは地域で封じ込めに成功しても、
国内の他の地域で感染が続けば、人が移動する以上は
感染者ゼロを保つことは難しいとうことだ」

とはいえ、観光に大きく依存している北海道の経済は大きな打撃を受けている。
日本は現在、アメリカや欧州、アジアのほとんどの国からの渡航を禁止している。


《客は一晩に1人か2人》

千歳市でバーを営む私の友人は、休業と従業員の一時帰休を余儀なくされた。
旭川市で別のバーを経営する田村直樹さんは、緊急事態宣言が全国に拡大される
以前のことだが、営業は続けているものの客は「一晩に1人か2人くらい」だと話してくれた。

「前は中国や東南アジアからの観光客がたくさんいた。今はまったくいなくなった。
街中で外国語を話す人は誰もいない。小さな宿泊施設は休業に追い込まれて、
観光業は本当に苦労している」


新たな緊急事態宣言の期限は、ゴールデンウィークの終わる5月6日と予定されている。

しかし、北海道でアウトブレイクの封じ込めに関わる公務員の1人は、
5月6日以降も行動制限を継続する必要があるかもしれないと話した。

「同じことを続けなくてはならない気がしている。
ウイルスの拡散を防ぐために、人と人の接触を最小限に抑えることが目標だ」

では、いつまで続けるつもりなのか?

「ワクチンが見つかるまで」、と言うのが答えだった。

「それまではずっと、感染拡大を防ぐための取り組みが必要だ」

(追加取材:田中美保)

    (https://ironna.jp/article/14806 )

           <感謝合掌 令和2年4月21日 頓首再拝>

ワクチン開発中の英研究者曰く - 伝統

2020/04/22 (Wed) 11:11:13

新型コロナウイルスに繰り返し感染する可能性 ワクチン開発中の英研究者

       *Web:BBC(2020年04月20日)より

新型コロナウイルスのワクチン開発に取り組むイギリスの研究チームは、
来週後半にも臨床試験を開始したいとしている。

ワクチン開発チームを主導する英オックスフォード大学のサラ・ギルバート教授によると、
これまでの研究の結果、新型ウイルスに繰り返し感染する可能性がある
と考えられているという。

19日のBBC番組「アンドリュー・マー・ショー」に出演したギルバート教授はさらに、
自然感染で獲得する免疫よりも、ワクチン接種による免疫の方が長続きする可能性がある
と話した。

       (https://ironna.jp/article/14813 )

             ・・・

新型コロナワクチン、英研究者が早期投入に向け生産準備

       *Web:ロイター(2020年04月20日)より

新型コロナウイルスのワクチンを開発している英オックスフォード大学の
研究チームは17日、臨床試験で効果が確認されるか否かに関わらず、
9月までに投入できるよう生産体制を整えていると明らかにした。

各国では現在、少なくとも70の新型コロナのワクチンの開発が進められている。
この研究チームの「ChAdOx1 nCoV-19」もその1つ。

研究チームは、臨床試験の第1段階の治験対象者を募っているほか、
臨床試験の結果が出る前に大量に投与できるよう、生産体制を整えている。

オックスフォード大学のエイドリアン・ヒル教授は、
ネットでの説明会で「リスクを承知でこのワクチンの生産を始めた。
小規模ではない。世界中で7カ所の製造業者のネットワークを活用している」と述べ、

「目標は、9月までに約100万回分のワクチンを準備することだ」と説明した。

英国、欧州、インド、中国の生産パートナーと協力していると明らかにした。

製造コストは数千万ドルに達し、効果を実証する前に生産を開始する
投資リスクも認識しているという。
どのように資金を確保しているか詳細は明らかにしていない。

数週間以内にまず18─55歳の人を対象に中期段階の臨床試験を行い、
その後対象を高齢者に広げる。

今年の夏の終わりごろには約5000人を対象に
臨床試験の最終段階を行いたい考えという。

https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-vaccine-oxford-idJPKBN22203S

           <感謝合掌 令和2年4月22日 頓首再拝>

路上の“変死” 死後検査で陽性 - 伝統

2020/04/22 (Wed) 14:27:11

岡田晴恵教授 路上の“変死” 死後検査で陽性「こういうことが起こってくると…」

        *Web:スポニチ(2020.04.21)より

感染免疫学、公衆衛生学を専門とする白鴎大学教育学部の岡田晴恵教授が21日、
テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00~)に出演。

路上などでの変死で、死後の検査で新型コロナウイルス陽性が判明するケースが
増えていることに言及した。

全国の警察が3月中旬から4月中旬までの約1カ月間に変死などとして扱った遺体のうち、
埼玉、東京、神奈川、三重、兵庫5都県の計11人が新型コロナウイルスに感染していた
ことを取り上げた。

捜査関係者によると、11人は自宅で死亡した人や路上で倒れていた人など。
東京都の6人の死因は1人が感染による肺炎で、4人は感染との関連が不明。
もう1人はコロナ以外の死因だったという。

東京都足立区では9日未明、北千住駅近くの路上で60代の男性が倒れた状態で見つかり、
搬送先の病院で死亡が確認された。

男性が救急隊員に「胸が苦しい」と話したため、
死亡後にPCR検査をしたところ陽性と判明。

医師は死因を新型コロナウイルスによる肺炎と判断した。

この件について、コメントを求められた岡田教授は
「路上死は武漢でこういうことがあって動画でも上がったりとかありました。
まして、日本でこういうことが起きるんだなと実感している」と感想。

「こういうことが起こってくると、市中感染が上がっているんだろうなと。
あと、カウントされないコロナの死亡者がいるってことは肝に銘じないと
いけないと思っている」と続けた。

      (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000080-spnannex-ent

・・・

<参照Web>
伊勢ー白山 道(2020-04-22)
今が分岐点に向けての辛抱の時
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/01bb5cb08cc8368cf4fea6bf4f176813

(伝統感想~「今が分岐点に向けての辛抱の時」には、示唆に富み、近未来を
      考えるに当たって重要な情報が含まれている、と感じております)

           <感謝合掌 令和2年4月22日 頓首再拝>

新型コロナ、子どもは伝染力弱い? 仏9歳児の事例で示唆 - 伝統

2020/04/22 (Wed) 20:12:31


       *Web:AFP(2020年4月21日)より

フランス東部で新型コロナウイルスに感染した9歳児が、
発症後に3つの学校に通ったものの、他の児童の誰にもウイルスを
うつしていなかったことが、最近発表された論文から明らかになった。

論文を執筆した研究チームは、
子どもの感染者はウイルスを広く拡散させない可能性があると指摘している。

この児童は、同国での流行初期にオートサボア(Haute-Savoie)県で発生した
クラスター(感染者の集団)で新型ウイルスに感染した。

このクラスターでは、シンガポールから戻った後、
スキー旅行で同県を訪れた英国人男性から12人にウイルスが伝染した。

米医学誌「臨床感染症学(Clinical Infectious Diseases)」に
今月発表された論文によると、児童は感染しているとは知らずに
3つの学校に通学。

症状は軽度だったが、発症中に172人と接触したことが確認された。

接触者は全員隔離されたものの、児童のきょうだい2人も含め、
新型ウイルスに感染した人はいなかった。

一方、接触者の64%はインフルエンザなどの季節性ウイルスで陽性の結果が出た。

研究チームは、今回の事例は
「子どもがこの新型ウイルスの重要な感染源ではない可能性を示唆している」
と述べている。


   (https://www.afpbb.com/articles/-/3279513

           <感謝合掌 令和2年4月22日 頓首再拝>

コロナ治療薬と副作用の問題 - 伝統

2020/04/23 (Thu) 09:18:30


      *Web:MAG2NEWS(2020.04.22)より抜粋

(1)抗インフルエンザウィルス薬ファビピラビル(アビガン)

   日本発の薬剤ということで、期待がありますし、
   実際に著効したという症例も出てきています。

   ただ、催奇性が懸念されるので、
   妊婦と妊娠を予定している男女双方には禁忌というのが要注意です。

   その他に、かなり血中の尿酸値を上昇させるという報告もあり、
   そうしたデメリットを越える効果を証明する必要があります。


(2)ロピナビル・リトナビル配合剤などの抗HIV薬

   カトレラという商品名で、HIVの薬として認可されています。
   ですが、副作用はかなり強く、嘔吐・下痢・腹痛などの
   胃腸症状が短期でも出やすいようです。

   また、高血糖、膵炎、肝障害、不整脈、皮膚障害などの報告があります。
   血友病のある人は、出血の発現の要注意のようです。


(3)抗エボラ出血熱ウィルス薬レムデシベル

   アメリカのFDAがフェーズ2へ進むことを認可したとして話題になっていますが、
   問題は肝機能に障害が出る危険性です。


(4)抗マラリア薬であるヒドロシクロロキン

   商品名はプラケニル。
   マラリヤ薬のクロロキンを改良して、全身性エリテマトーデスや
   他の膠原病の薬として確立している薬剤です。

   問題は、通常量の使用では網膜症の発症を警戒しないといけない点ですが、
   大量に投与すると強い心臓毒性を発揮する点です。

   トランプが「ファンタスティック」だと持ち上げており、
   信じたトランプ派の夫婦が「感染を恐れて事前に飲んだ」ところ
   夫が即死するという事件がありました。

   尚、コロナ患者への投与では高確率で胃腸障害が出たという報告もあるようで、
   ちょっと難しくなって来たかもしれません。

   (https://www.mag2.com/p/news/449409/3 )

・・・

コロナ、二つの薬併用で効果か 国立研究所が細胞実験

        *Web:共同通信(2020.04.21)より

新型コロナウイルス感染症に、抗エイズウイルス(HIV)薬ネルフィナビルと
白血球減少症治療薬セファランチンの併用が効く可能性があるとの研究結果を、
国立感染症研究所や産業技術総合研究所などのチームがまとめたことが21日、分かった。

細胞を使った実験やコンピューターによる解析で確かめた。

ウイルスの細胞への侵入と、増殖を防ぐ働きがあるとみられる。
既存の薬だが、実際の新型コロナ患者に投与した場合の効果や、
二つの薬剤を組み合わせた際の副作用は現段階で不明。

チームの広川貴次・産総研上級主任研究員(計算創薬)は
「新型コロナ感染症への応用を期待している」と話した。

 (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200421-00000126-kyodonews-soci )

            ・・・

        *Web:東京理科大学(2020.04.22)

新型コロナウイルス治療薬候補となる既承認薬の発見
~ネルフィナビルとセファランチン薬剤併用による新型コロナウイルス排除効果~

(1)セファランチンは新型コロナウイルスの侵入を阻止する。

(2)ネルフィナビルは新型コロナウイルスの複製を阻止する。

(3)今回の解析では、ネルフィナビル(経口投与)単独治療で
   累積ウイルス量が約9%に減少し、ウイルス排除までの期間が約4日短縮されました。

   またネルフィナビル(経口投与)とセファランチン(点滴投与)の併用治療では
   さらに効果が増強し、累積ウイルス量が約7%に、
   ウイルス排除までの短縮期間が約5.5日となりました。

   (https://www.tus.ac.jp/mediarelations/archive/20200422_9837.html )

           <感謝合掌 令和2年4月23日 頓首再拝>

少なさ際立つ日本の「コロナ死」 - 伝統

2020/04/23 (Thu) 14:30:51


        *Web:夕刊フジ ( 2020年4月22日)より

少なさ際立つ日本の「コロナ死」 
~病床数など関係も…「ドイツや韓国を見習え」論の不可解


新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言から2週間が経過した。
20日には1日で最多となる25人の死者が出るなど厳しい状況が続く日本だが、
統計上で特筆すべきなのが、欧州や米国などと比べて死者数が少ないことだ。

特に人口比でみるとその差は歴然だ(別表)。

今後も感染爆発の恐れはあり、気を緩めるのは厳禁だが、
「コロナ死を隠している」など荒唐無稽な説に惑わされず、事実を確認しておきたい。





国内では20日、新たに345人の新型コロナウイルス感染が確認された。
死者は25人で1日の死者数として最多、累計276人となった。

だが、人口10万人当たりの死者数ではスペインの43・8人、
米国の11・9人と比べると日本は約0・2人と2ケタ違う。

なぜか一部メディアがほめそやすドイツの死者数は4300人を超えている。
ワイドショーなどが持ち上げる韓国も死者数は20日時点で236人と日本を下回るが、
人口比ではほぼ2倍だ。

こうした数字を挙げるとすぐに出てくるのは
「日本はPCR検査が少ないため実態が反映されていない」という議論だ。

日本は医療崩壊を避けるため重症者の治療やクラスター(感染者集団)つぶしに
重きを置いてきたため、カウントされていない無症状者や軽症者が多い可能性はある。

だが、「新型コロナによる死者を隠している」というのはさすがに荒唐無稽だ。

東京都は死後にPCR検査の結果で感染が判明した場合でも、
原則的に感染者の死亡として公表している。

全国の警察が3月中旬から4月中旬までの約1カ月間に変死などとして扱った遺体のうち、
埼玉、東京、神奈川、三重、兵庫5都県の計11人が感染していたことが分かっている。

医療リスクマネジメントに詳しい内科医で、
中央大大学院戦略経営研究科教授の真野俊樹氏は、

「死者数は嘘をつけない。新型コロナウイルス感染症は間質性肺炎なので
普通の肺炎と異なるため、見落とすケースはほとんどないはずだ」と否定する。

 
真野氏は「私の専門は海外との客観的比較で、現場の医療関係者とで
見解は異なるかもしれないが、日本の健闘には、転換可能な病床数の多さや
患者の在院日数の長さが、医療の余裕になって関係しているのではないか」と指摘する。

経済協力開発機構(OECD)の2017年の統計では、
1000人当たりの病床数はスペインが3・0、イタリアが3・2で、
米国が2・8、英国が2・5とさらに低く、

日本は13・1と加盟国中最も多い。


注目されているのが、
米疾病予防管理センター(CDC)の機関誌電子版に掲載された論文だ。

中国・武漢の集中治療室で働く医療従事者の靴底から
新型コロナウイルスが確認されたという。

室内で靴を脱ぐ日本の生活習慣が感染死の少なさにつながっているのか。

 
東北大学災害科学国際研究所の児玉栄一教授(災害感染症学)は、

「大きな差になるかは微妙だが、SARS(重症急性呼吸器症候群)の際も
ホテルの掃除でカーペットのウイルスを吸入して感染したという報告がある。

新型コロナウイルスも布や床、壁で2~3日生きているとされ、
靴を脱ぐことで屋内のウイルスの濃度を下げることになり、感染確率は下がる」

と指摘する。

 
厚生労働省の統計では、新型コロナウイルスによる死者は70~80代が多いが、
感染者は20代と40~50代が多い。

児玉氏は

「欧米では死亡リスクが高い60歳以上の感染者が多いのに対し、
日本は50歳以上が少ないため、感染者数の増加の割に死亡者が少ないと考えられる。

高齢者が欧米ほど出歩かないなど、文化の違いもあるかもしれない」

とみる。

 
厚労省のクラスター対策班や現場の医療従事者の奮闘、
多くの国民の自粛の努力もあって持ちこたえている日本だが、
感染者も死者も増え続けていることは厳粛に受け止めるべき事態だ。

前出の真野氏は地方での感染爆発に懸念を示す。

「沖縄県の石垣島で感染者が出たが、こうした例は危険だ。
国内での医療資源は都市部に偏在しているため、
地方で感染が広がれば、感染者数が横ばいのままでも死者数が急増する恐れがある。
都市部から動かないことが重要だ」

     (https://news.infoseek.co.jp/article/00fujidom2004210011/

           <感謝合掌 令和2年4月23日 頓首再拝>

慶応大病院、無症状患者検査で6%陽性 - 伝統

2020/04/23 (Thu) 23:19:10

慶応大病院、無症状患者検査で6%陽性「地域での感染状況反映」

     *Web:毎日新聞(2020.04.23)より

慶応大病院(東京都)は、新型コロナウイルス感染症以外の治療で
手術や入院をする予定だった患者67人にPCR検査(遺伝子検査)を実施したところ、
うち4人(約6%)が陽性だったと明らかにした。

検査は4月13~19日に実施。全員が無症状だった。
同病院は「病院外で感染したと考えられ、地域での感染の状況を反映している可能性がある」
としている。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000032-mai-soci )

・・・

人との接触を8割減らす「10のポイント」。新型コロナ感染減へ専門家会議

       *Web:Impress Watch(2020.04.23)

        https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000034-impress-sci

【新型コロナ 接触8割減らす10のポイント】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200423-00000034-impress-sci.view-000

           <感謝合掌 令和2年4月23日 頓首再拝>

欧州でワクチン臨床段階 英大は秋にも接種 - 伝統

2020/04/23 (Thu) 23:35:42


           *Web:日本経済新聞(2020/4/23)より

欧州で、新型コロナウイルス向けのワクチンの臨床試験が相次いで始まる。
ドイツ政府が22日に臨床試験の許可を出したほか、
英国のオックスフォード大学は試験を経て早ければ今年秋にも
大量生産し接種を始める考えだ。

政府も特例措置で規制を緩和するなどして後押しする。

米中でも臨床試験が始まり開発競争の様相を呈しているが、効能や安全確保が課題となる。

英オックスフォード大は23日、新型コロナ向けワクチンの臨床試験を始める。
18歳~55歳の計510人に投与して効果を確かめる。
最終的に5000人程度まで対象を増やす。

治験の段階で生産を同時並行で始めるなどして、開発時間を短縮する。


■オックスフォード大、100万回分の生産目指す

同大は「最も楽観的なシナリオで変更はあり得る」とした上で、
秋にも大量生産を始めるとしている。

世界の製薬業者などと連携して当面は100万回分の生産を目指す。
ハンコック保健相は21日、同大に2000万ポンド(約27億円)の助成金を出すと表明した。


ドイツ政府は22日、国内初となる新型コロナのワクチンの臨床試験を許可したと発表した。
ドイツのバイオテクノロジー企業であるビオンテックと米大手ファイザーが
開発したワクチンで、約200人に投与する計画だ。

スイスのベルン大学もワクチンを開発中で、10月の国民への接種を視野に入れている。

通常、ワクチンは安全性を確かめるための十分な臨床試験が求められ、
開発には10年程度かかる。
だが新型コロナは世界で感染拡大に歯止めがかからず、
数少ない予防策であるワクチンの開発には大きな期待がかかっている。

そのため政府は規制緩和など特例措置を出すことで、早期開発の後押しをしている。

英政府は17日、「ワクチン・タスクフォース」を立ち上げた。
大手製薬会社や大学と連携し、開発に資金援助もする。
治験の迅速化のために規制も見直して柔軟に対応する。

臨床試験の申請について1週間程度で認可を出すほか、
新型コロナに関する臨床試験が他のワクチンよりも優先される見通しだ。


世界保健機関(WHO)によると、世界で70近くのワクチンの開発が進んでいる。
米国と中国ではすでに臨床試験が始まっており、各国政府や製薬大手が
開発と実用化を急いでいる。

だが、一般的にワクチンはまれに副作用があるほか効かない場合もあるなど、
必ずしも万能ではない。

今回は新型コロナ対応で従来よりも臨床試験の期間が短い中、
安全性をどう確保するのかが課題となる。

■他の感染症ワクチンへの影響懸念

新型コロナのワクチン開発や接種に集中することで、
他の感染症への対策がおろそかになる可能性も指摘されている。

国連児童基金(ユニセフ)は13日、麻疹のワクチン接種を受けられない子供が
37カ国で1億人以上に上る可能性があるとの試算を示した。

新型コロナの対応で医療現場が混乱し、ワクチン供給が滞る恐れがあるためだ。
WHOによると、麻疹はワクチンを2回摂取していればほぼ確実に感染しない。

ただワクチンが行き届いていない国は多く、
2018年には乳児や子供を中心に14万人が死亡した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58381600T20C20A4I00000/?n_cid=NMAIL007_20200423_A

           <感謝合掌 令和2年4月23日 頓首再拝>

過労の保健所をこれでもかと追い詰める悪魔のようなワイドショー - 伝統

2020/04/24 (Fri) 10:50:21


          *Web:PRESIDENT Online(2020/04/23)より抜粋

《悲鳴を上げる保健所》

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、感染経路の調査を担う
各地の保健所が大きな悲鳴を上げている。

感染経路の調査や電話相談、濃厚接触者の健康管理など、「クラスター対策」を担い、
医療従事者と同様に新型コロナの最前線で働いているが、

世間の見方は真逆――。

医療従事者に対しては「感謝しかない」と称賛の声が上がり、
地域住民がベランダなどに出て医療従事者に拍手を送るといった
ムーブメントが国内でも起こり始めている一方、

保健所は「電話が全くつながらない」「保健所調査が甘すぎる」と、
ワイドショーが拾ってくる「街の声」ではひどい言われようだ。


各地の保健所職員が膨大な業務のうえに、心ない言葉が加わり、
職員の疲弊につながってしまっている。

全国472カ所(2019年度)ある保健所は、都道府県や政令市、中核市が主体となって、
医師や保健師らを配置。新型コロナでは、聞き取りなどを通じた濃厚接触者を探したり、
体調を確認したり「積極的疫学調査」、体調不良者から電話を受け専門外来につなぐか
判断する「帰国者・接触者相談センター」、自宅などで療養する軽症者らの
健康状態を把握する「軽症者らのフォローアップ」などを行っている。


《保健所がコロナ禍でしている重大任務》

都内保健所の別の職員は、現状をこう語る。

「保健所は本当にギリギリの状態です。引退した保健師にもお願いして
働いてもらっていますが、発熱した子どもを抱えた母親らが保健師を
怒鳴り散らすケースが多発しています。

最悪なのは、一部の開業医です。
彼らは医療のプロであるにもかかわらず、国や学会の定めたガイドラインを
一切読まずに、すべてを保健所に丸投げしてきます。」


「感染の危険性が極めて高いPCRの検体摂取や、陽性反応の出た患者の輸送も
保健所の役目になっていますが、その作業への特別手当は1日300円に満たない金額です」


《視聴率目当ての保健所へのバッシング》


膨大な業務のうえに、不安を抱えた地域住民からの電話が殺到。
「PCR検査で確認したい」「感染していないか不安」など、国が示す
「4日以上の風邪症状」などの目安を踏まえていない「感染が疑われる以外」の
人からの電話が少なくない現状がある。


膨大な業務が職員にのしかかり、とてもではないが対応が追いついていない。
「夜11時以降まで仕事も当たり前」(ある保健所職員)といった激務にもかかわらず、

ワイドショーなどでは連日、煽り立て、視聴率目当ての保健所へのバッシングが毎日続く。
ワイドショーに煽られた国民は保健所へのクレームを厳しくする。


《応援が入っていない自治体は容易にパンク》

専門的な知識を持つ保健所が「クラスター対策」である聞き取り調査などに
時間を使える状態を整備していかないと、保健所がパンクし、地方も含めて
さらに感染が拡大してしまう危険性が高まっていく。


《保健所が崩壊したら、日本が崩壊する》

都内の元区役所幹部は

「自治体の中で早急な対策をとって応援体制ができているのは、
わずかではないか」

と案じる。


前出の元区役所幹部は

「区の幹部や職員と円滑な連絡体制がとれていない自治体も多い可能性がある。
医療崩壊同様の危険にさらされている保健所を助けるには、
首長のリーダーシップしかない」

と強調する。


つまり、「保健所が検査してくれなかった」などといった住民の不安や不満を解消し、
今の保健所の負担を軽減したうえで、感染経路の割り出しといった
専門性の高い任務を専門である保健所が遂行するためには、
一刻も早いリーダーの決断が必要ということになる。


日本での感染拡大を抑え込めるか否か、重要なカギの一つを持つ保健所――。
保健所の増員や、職員の負担軽減、賃金をはじめとする待遇改善、
専門家でなくても業務の分散といったマンパワー面でも、精神面でも早急な支援が必要だ。

保健所が崩壊してしまったら、クラスター対策が根本から崩れ、
日本も感染爆発が起きる可能性が一層高まる


そして、今なお、感染が増大し、国民の不安や不満が増大している。
ワイドショーは視聴率稼ぎのための悪魔のような報道を猛省し、
危機の保健所を救う手立てを考えていくべきだ。

  (https://president.jp/articles/-/34749

           <感謝合掌 令和2年4月24日 頓首再拝>

自分や家族がコロナで重症化したら医療はどう進むか - 伝統

2020/04/24 (Fri) 14:57:06

クルーズ船対応の医師に聞く、自分や家族がコロナで重症化したら医療はどう進むか

        *Web:プレジデントオンライン (2020年4月24日)より

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の封じ込めができなかったいま、
自分や家族が感染したことを前提にした行動が求められています。

私たちに何ができるのでしょうか。

今回のパンデミックではダイヤモンド・プリンセス号での対応に奔走された
沖縄県中央病院感染症内科・地域ケア科の高山義浩先生に伺いました。

第2回目は重症化した場合です。

■入院した場合の治療や経過は?

──重症化した場合、入院後にどうなってしまうかわからず不安です。
  どのような治療が行われるのでしょうか。

【高山】

COVID-19患者さんのうち、およそ2割の方は
8日前後に呼吸が苦しくなり入院を必要とします。

入院後は原則として抗炎症薬や酸素投与など対症療法が行われます。

抗インフルエンザ薬のファビピラビル(アビガン)、
エボラ出血熱の治療薬であるレムデシビル、
吸入ステロイドの喘息治療薬であるシクレソニド(オルベスコ)、
膵炎治療薬のナファモスタット(フサン)、
抗マラリア薬のクロロキン、
抗IL-6受容体抗体トシリズマブ(アクテムラ)、
抗SARS-CoV-2高度免疫グロブリン製剤など、

様々な薬剤の有効性が検討されていますが、いずれも確立した治療法とは言えません。

治療の効果とご本人のがんばりの結果、
呼吸が楽になり熱が下がって1日(24時間)が過ぎた時点で「軽快」と見なされ、
そこから最短で2日間のうちにPCR検査で2回連続して陰性が確認されると、
退院となります。

初回の検査が陰性でも2回目の検査結果が陽性だった場合は、
さらに24時間を経過してから再び検査を行います。

退院基準を満たした時点で職場への復帰が可能です。

また、入院費を心配される方もいますが、COVID-19は指定感染症です。
PCR検査で陽性が確認された後は、一切の費用は公的に負担されます。

民間の医療保険に加入している方は、COVID-19の取り扱いがどうなっているのか、
確認しておくと安心でしょう。


■日本でも命の選別はあり得るのか

──医療崩壊がおこっている欧州の一部では、
  助かる可能性が高い人に優先して人工呼吸器や人工肺(ECMO)を回す
  という報道があります。

  いわゆる「命の選別」のようなことが、日本でも起こるのでしょうか。


【高山】

COVID-19の特徴として呼吸困難が出てから悪化するまでが早いという印象があります。
中国における確定患者44,672例の報告によると、14%が重症化しており、
5%が生命の危機に陥ったとされます。死亡したのは全体の2.3%です。

とくに、50歳を超えると加齢とともに致命率が上昇します。

高齢者のほか、高血圧などの循環器疾患、糖尿病、喘息や
COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患、がん、各種免疫不全、
人工透析などの基礎疾患があると重症になりやすいようです。

妊婦が重症化しやすいとする報告はありませんが、
胎児への影響が疑われており注意が必要です。

日本は人工呼吸器の台数は多いのですが、ECMO(エクモ)は不足するかもしれません。
日本語では体外式膜型肺といい、人工呼吸器でも呼吸ができなくなった患者さんの
静脈とポンプをつなぎ、人工肺で静脈血に酸素を供給した後で再び、
患者さんの静脈または動脈へ血液を戻す生命維持装置です。

感染で傷ついた肺を休ませることができるので、回復が早いといわれています。


■60代の男性と20代妊婦の場合……

【高山】

ただ、ECMOは機器の不足に加えて、安全に操作できる医療従事者が不足する
可能性があり、優先順位の問題が出てくるかもしれません。

たとえば、60歳の男性がその施設に1台しかないECMOを使っていたとします。
その後から20代の妊婦さんの呼吸状態が悪化してECMOが必要になったとしましょう。

年齢や生き延びる確率、平均余命で選別をするならば60歳の男性のECMOを外して、
20代の女性につなぐ選択が支持されるかもしれません。
まして、その女性の身体には2人分の命が宿っているのですから。

しかし、現実として60歳の男性からECMOを外すことはできません。
外すと同時に亡くなるので、殺人とされる可能性があります。

現場の医師は20代の女性に対して人工呼吸器による治療を懸命に続け、
万が一の時は「全力をつくしましたが、残念ながら助けられませんでした」
とご家族にお伝えするしかないと思います。



■現場の医療従事者は一人も死なせたくない

【高山】

こうした厳しい事態を避けるためには重症化しやすい高齢者を守り、
感染を拡大させない行動を続けるしかありません。

現場の医療従事者は全員が「一人も死なせたくない」という気持ちでがんばっています。

しかし感染爆発が起こってしまうと、押し寄せる波に耐え切れずに
医療崩壊という最悪の事態が起こってしまうのです。

COVID-19で亡くなる方ばかりか、
他の病気でも普通であれば助けられた命を失うことになってしまいます。

大型連休が近づいています。

友人、知人と久しぶりに集まりたいという気持ちがあると思いますが、
どうか地方への帰省や旅行は中止してください。

これまでに集団感染が確認されている温泉施設、スポーツジム、
夜の飲食店などへは出かけないでください。

人が集まらなければウイルスは拡がりません。
やるべきことは分かっています。

お互いの物理的な距離は開いていますが、力を合わせていきましょう。

いま我慢をすることが皆さん自身を守り、家族や地域を守ることにつながります。


  (https://news.infoseek.co.jp/article/president_34745/ )

<参考>

第1回クルーズ船対応の医師に聞く、自分や家族がコロナ感染した際の「在宅療養」ガイド
https://president.jp/articles/-/34744

           <感謝合掌 令和2年4月24日 頓首再拝>

新型コロナ、日光・高温・多湿で威力弱まる=米政府研究 - 伝統

2020/04/24 (Fri) 19:06:47


       *Web:NewsWeek(2020年4月24日)より

米国土安全保障省の高官は23日、新型コロナウイルスに関する政府の研究で、
日光が当たる場所や高温・高湿度の環境下では、より短い時間で威力が弱まる傾向が
示されたと明らかにした。

同省科学技術局のウィリアム・ブライアン局長代行によると、
政府の研究者らは、新型コロナが最も生存しやすいのは屋内の空気が乾燥した環境で、
気温と湿度が上がれば威力を失い、特に日光に弱いとの研究結果を報告した。

同氏はホワイトハウスのブリーフィングで
「直射日光に当たれば、最も早く死滅する」と述べた。


インフルエンザなど他の呼吸器系疾患と同様に、
新型コロナの感染力が夏季に弱まるとの期待を強める内容だが、

実際は、シンガポールなどの温暖な場所でも強い感染力を発揮している。


トランプ米大統領は、この研究結果は慎重な解釈が必要だと指摘した。

ブライアン氏によると、暗くて湿度が低い環境では、
新型コロナはステンレス鋼など通気性のない素材の上で、
18時間かけて威力を半減させるが、高湿度の環境ではこの時間が6時間に減り、
高湿度の環境で日光に当てれば、2分に短縮されるという。

また、せきやくしゃみによる飛沫感染を想定し、
空気中に漂う新型コロナウイルスについても調べ、同様の結果が得られた。

空気中の新型コロナは暗い室内で1時間かけて威力が半減したのに対し、
日光に当てた場合は90秒に短縮した。


https://www.newsweekjapan.jp/stories/technology/2020/04/post-93230.php

           <感謝合掌 令和2年4月24日 頓首再拝>

血漿療法、月内にも国内で試験 新型コロナ治療 - 伝統

2020/04/25 (Sat) 09:44:35


       *Web:日本経済新聞(2020年4月18日)

新型コロナに対する治療法は、既存薬の転用だけではない。
コロナから回復した患者の血液を使う「血漿(けっしょう)療法」という治療法もある。
国内でも早ければ4月中にも試験的な投与が始まる。

血漿は血液から赤血球や白血球などを取り除いた成分のことで、
「アルブミン」や「グロブリン(抗体)」といったたんぱく質が含まれる。

このうちグロブリンには様々な性質があり、血漿から分離し精製することで
免疫不全の治療や重度の感染症治療に使える医薬品となる。


実はこの仕組みは日本の近代医学の父、北里柴三郎博士が世界で初めて確立した。


今回の新型コロナでは、回復した人の血液の中には
コロナを排除する免疫(抗体)が存在するケースがある。
この成分を重症患者に投与すれば体内のウイルスを排除するのに役立つことが期待される。

中国でも重症患者に対する血漿療法で回復した人がいるとする報告が出ており、
米食品医薬品局(FDA)も血漿投与を認め、カナダでも大規模な臨床研究が始まった。

日本でも国立国際医療研究センターが早ければ4月中にも試験的な治療を試みる方針だ。

回復者の血液を使った血漿製剤で製薬企業も動き始めた。
先頭を走るのは血漿分画製剤の世界大手、武田薬品工業だ。

血漿療法には別の感染症にかかるといったリスクもあり、
副作用や合併症の危険性もある。

聖路加国際病院救急部の一二三亨副医長は
「治療法がない感染症にも応用でき、
理論的には感染早期に投与すると高い効果が期待できる」と話す。

・・・

<参照Web>
【図解】血漿による新型コロナ感染症(COVID-19)の治療
https://www.afpbb.com/articles/-/3278395

           <感謝合掌 令和2年4月25日 頓首再拝>

肺炎だけだと思ったら大間違い - 伝統

2020/04/25 (Sat) 14:32:30


新型コロナ患者に錯乱やけいれん、脳への影響懸念

        *Web:AFP(2020/04/22)より

米ニューヨーク州で病院に搬送される新型コロナウイルス感染症患者の間には
ある傾向がみられる──それは、発熱、せき、息切れといった症状にとどまらず、
深刻な錯乱状態に陥る人が一定数存在していることだ。

こうした患者らは、自らがいる場所や今年が何年なのかも
分からなくなっていることを訴えているという。

錯乱は、患者の血中酸素濃度の低下に関連しているケースもあるが、
一部の患者では順調な肺機能にもかかわらず同様の状態が見られるため、
その場合は血中酸素濃度が理由であることは考えにくい。

こうした患者を診察している米ニューヨーク大学ランゴーン・ブルックリン病院の
神経科医、ジェニファー・フロンテラ氏はAFPの取材に応じ、
これらの所見によって新型コロナウイルスが脳と神経系に及ぼす影響についての
懸念が高まっていると語った。

 
米国医師会雑誌では先週、中国人患者214人の36.4%が嗅覚喪失や神経痛から、
けいれんや脳卒中までのさまざまな神経症状を示したことが明らかになったとする
研究論文が発表された。

また、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル」に今週掲載された論文では、
仏ストラスブールの患者58人を調査した結果、半数以上に錯乱や興奮などがみられ、
脳画像検査で炎症が示唆されることが明らかになった。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校神経学部の学部長を務める
アンドリュー・ジョセフソン氏は、AFPの取材に
「これ(新型コロナウイルス感染症)は呼吸器疾患だと言われてきたが、

最も気掛かりな部位である脳にも影響が及んでいる」と話し、
「錯乱状態になる場合や、思考障害がある場合は、
これらを理由に病院で診察を受ける必要がある」と指摘する。

「これまで言われ続けてきた『呼吸困難でなければ来るな』はもはや当てはまらないだろう」

■ウイルスと脳

新型コロナウイルスが脳や神経系に影響を与える可能性があるというのは、
科学者にとって全く予想外だったというわけではない。

こうした影響は、エイズウイルスなどの他のウイルスですでに確認されているからだ。
HIVは未治療の場合、認知低下を引き起こす恐れがある。

新型コロナウイルスによる患者への神経学的影響は、脳の侵害そのものよりも、
過剰な免疫反応の結果である可能性の方が高いと、
医師らは現在得られている証拠に基づき見解を示している。

脳の侵害が起こることを証明するには、
脳脊髄液内で新型コロナウイルスを検出する必要がある。
脳脊髄液でのウイルス検出は、24歳の日本人男性患者ですでに確認されている。
男性の症例は医学誌International Journal of Infectious Diseaseで発表された。

男性は錯乱とけいれんを発症し、画像検査の結果は脳の炎症を示していた。
だが、これまでに知られている症例はほぼなく、
髄液に対するウイルス検査の妥当性もまだ実証されていないため、
科学者らは依然として慎重な姿勢を崩していない。

脳画像検査と脊椎穿刺(せんし)は、
人工呼吸器を装着した患者に実施するのは困難であり、
さらには大半が死に至るため、神経損傷の範囲についてはまだ完全には明らかになっていない。

だが、人工呼吸器を装着して生還する少数の患者のために、
神経科の医師らの助けが必要になり始めている。

米ロング・アイランド・ジューイッシュ・フォレスト・ヒルズ病院の
神経科医ローハン・アローラ氏は、
「錯乱の症状を呈している患者の診察を数多く目にするようになった」としながら、
回復した患者の40%以上にあてはまると説明した。

   (https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3279807.html )

・・・

肺炎だけだと思ったら大間違い 心臓の機能低下にも要注意

      *Web:日刊ゲンダイ(2020年04月23日)より

新型コロナウイルス感染症は1~12・5日の潜伏期間を経て発熱や
くしゃみ、咳などの風邪症状を引き起こし、
やがて肺炎を発症させる。多くの人はそう考えている。

 
ところが肺炎は、新型コロナウイルス感染症が起こす主な疾患ではあるが、
心血管疾患なども引き起こすことが分かってきた。

 
今月17日に公開されたBMJ(英国内科学雑誌)には
「新型コロナウイルス感染症を呼吸器疾患の病気だと考えると、86%見逃される」
との解説記事が掲載されているという。

「北品川藤クリニック」の石原藤樹院長が言う。

「新型コロナウイルス感染症の患者さんの中には心筋梗塞や心不全、不整脈などを
起こす人も少なくありません。突然死する例も報告されています。
ですから、心臓の機能にリスクがある人は注意が必要です」

 
米国心臓病学会も「新型コロナウイルス感染の患者の中には、
急性心外傷、不整脈、血圧低下、頻脈が報告されており、
心血管の合併症も高い確率で起こっている」としている。

新型コロナウイルス感染症の震源地である中国では、
院内死亡54例の52%が心不全を併発していたなど、
新型コロナウイルスと心血管疾患との関係を想起させる報告が多数なされている。


日本でも警視庁が4月中旬までの1カ月間に死因が分からない「変死体」として
扱った遺体のうち、死亡後のPCR検査で新型コロナウイルスへの感染が
判明したケースが少なくとも6件あったことを公表している。

その中には路上を歩いていた人の容体が急変した可能性があるというから、
その人は急に心血管疾患を発症した可能性もある。

 
そんな中、インドの研究者が新型コロナウイルス感染症と急性の心血管疾患との関連を
検討した結果を「糖尿病とメタボリックシンドローム」(Diabetes Metab Syndr)に
報告して、一部の医療関係者の間で注目されている。

新型コロナウイルス感染症や心臓、心血管、不整脈をキーワードに発表された
研究論文を調べたところ、患者全体の8~12%に心筋梗塞のマーカーとなる
心筋トロポニンの顕著な上昇が認められたという。

心筋トロポニンとは心筋が損傷した時に見られる心筋タンパク質のことだ。

その原因は重症急性呼吸器症候群(SARS)と同じように、
心臓で発現したACE2に新型コロナウイルスが結合することで
ウイルス性心筋炎が起きたのではないか、と考えられるという。


「そうでなくても新型コロナウイルス感染症は糖尿病や高血圧、心血管・脳血管などに
問題がある患者さんが感染すると、重症化しやすいことが知られています。
心臓と肺は元来、密接なつながりがあり、肺炎で十分な酸素を摂取できなくなれば、
呼吸を頻繁に行い補おうとします。すると脈拍も自動的に速くなる。

既に心臓が弱かったり動脈が詰まっていたりすると、体中に血液と酸素を送るために、
より心臓に負担をかけることになる。それが心臓へのダメージにつながるのかもしれません」

 
欧米では糖尿病や高血圧になりやすい肥満の人は、
新型コロナウイルス感染症の重症化リスクが高いことが指摘されている。

 
英国の集中治療室に運び込まれた新型コロナウイルス感染症672人の
BMI(体格指数)を調べたところ、672人中231人が25~29の「太り気味」
、208人が30~39の「肥満」、45人が40以上の「深刻な肥満」だったという。

しかもBMI40以上の人は、56人中18人しか生き残れなかったという。
米国でも同様の指摘がある。

「新型コロナウイルス感染症ではアジアより欧米の死者が目立ちますが、
それは新型コロナが心臓の機能を低下させることと関係しているのかもしれません」

 (https://hc.nikkan-gendai.com/articles/272289 )

           <感謝合掌 令和2年4月25日 頓首再拝>

コロナ「突然重症化した人」の驚くべき共通点 - 伝統

2020/04/25 (Sat) 19:17:36

コロナ「突然重症化した人」の驚くべき共通点
10日間救急治療室で患者を診た医師の見解

          *Web:東洋経済ONLINE(2020/04/24 )より抜粋

3月末、新型コロナウイルス感染患者がニューヨークの病院にあふれ返るようになり、
ベルビュー病院で10日間、ボランティアで支援にあたった。

この間私は、このウイルスによって致命的となる肺炎の早期発見ができていないこと、
そして患者を、人工呼吸器を使わずに回復させるための方法がもっとあるはずだ
と考えるようになった。


《肺炎症状が出ているのに、息切れ感じない》

ベルビュー病院で10日間ボランティアをした期間中、
ERの患者はほとんどすべて新型コロナによる肺炎患者だったのだ。
私はシフト開始からわずか1時間の間に、2人の患者に挿管していた。

呼吸器系の症状がない患者でも新型コロナ性の肺炎を患っていた。
肩を刺された患者が来て、傷が肺に届いていないかを確認するために
レントゲンを撮った際、彼も肺炎だった。

転倒してケガをしたということでCTスキャンを撮った患者たちにも偶然、肺炎が見つかった。
原因不明で失神した高齢者、多くの糖尿病患者も新型コロナに感染していた。

そして次の事実が私たちを心底驚かせた。

こうした患者たちの胸のレントゲンは、肺炎が進んでいることを示しており、
飽和酸素レベルも正常以下であるにもかかわらず、
ほとんどが呼吸上の問題を訴えていなかったのだ。

いったいこれはどういうことなのだろうか。


私たちは、新型コロナ肺炎が、最初に「サイレント(無症候性)低酸素症」という
酸素欠乏を引き起こすことを認識し始めた。


肺炎では患者は通常、胸部の不快感や呼吸時の痛みなどの呼吸障害を発症する。

しかし、新型コロナ肺炎の場合、当初患者は酸素量が低下しても、息切れを感じない。
しかしその間、驚くほど酸素濃度が低下し、中等度から重度の肺炎
(胸部X線写真で見られる)になっていく。


《来院時点ではすでに重体になっていることも》

驚いたことに、私が見た患者のほとんどは、1週間ほど前から発熱、咳、胃もたれ、
倦怠感などの症状が出ていたが、来院するまで息切れは感じていなかった。

肺炎は明らかに何日も続いており、来院した時はすでに重体になっていることが多い。


私が診た新型コロナ肺炎患者の大多数は、トリアージ時の酸素飽和度が著しく低く、
一見通常生活を送れないような状態なのに、挿管の準備をする時でさえ
スマホをいじっていた。

呼吸は速いし、胸部レントゲンでは危険なほど酸素濃度が低く、
ひどい肺炎であったにもかかわらず、
見た目には比較的最小限の苦痛を抱えているだけだったのだ。


なぜそうなるのか、私たちはようやく理解し始めたばかりだ。

コロナウイルスは界面活性剤物質(サーファクタント)を産生する肺細胞を攻撃する。
この物質のおかげで、肺の中の肺胞は呼吸の合間に膨らんだ状態を維持できる。
サーファクタントは、肺が正常に機能する上で重要な物質だ。

新型コロナ肺炎の炎症が起こり始めると、肺胞が虚脱し、酸素レベルが低下する。
それでも当初は、肺はこの状態に適応し、硬くなることも、液体を貯めることもない。
この状態であれば、患者は二酸化炭素を排出できる。
二酸化炭素が蓄積されなければ、患者は息切れを感じない。

患者は血中の酸素が低下するにつれ、より速く、深く呼吸をするようになる。
無自覚に、だ。この無症候性低酸素症とそれに対する患者の生理的反応によって、
炎症はいっそう進み、より多くの肺胞が虚脱する。

ついには肺炎が悪化して、酸素レベルが急激に低下する。
患者が激しく呼吸することで、いっそう肺を傷つけているわけだ。


患者の2割はその後、より危険性の高い肺損傷段階へと進展する。
液体がたまり、肺は硬くなる。
二酸化炭素レベルが上昇し、患者は急性呼吸不全を発症する。

目立って呼吸がきつくなり、危険なほどの低酸素レベルで病院にやってきたときには
もう、最終的に人工呼吸器が必要となることが多い。


救急で訪れる患者の肺損傷が驚くほど重篤なため、
このパンデミックは医療体制に大きな負荷をかけている。

新型コロナによる死亡は、肺機能の悪化によるものが圧倒的に多い。


《低酸素症を早めに検知するには》

新型コロナ肺炎を患う患者をより多く迅速に特定し、
それらの患者をより効果的に治療するひとつの方法がある。

その方法では、病院または医院でのコロナウイルス検査を待つ必要はない。
普及型の医療器具を使って無症候性の低酸素症を早期に発見することが求められる。

その器具とは「パルスオキシメーター」であり、ほとんどの薬局で処方箋なしに購入できる。

パルスオキシメーターは、体温計と同様、複雑なものではない。
この小さな機器はボタン1つで起動する。利用者が指先に装着すると数秒で、
酸素飽和度と脈拍数を表す2つの数字が表示される。

パルスオキシメーターは、酸素化障害および高心拍数を検知する器具として非常に信頼度が高い。


《検査で無症状になった人は2週間測るべき》

(1)新型コロナウイルスの検査で陽性になったすべての患者は、
   血中酸素飽和度のチェックを2週間にわたりするべきだ。

   新型コロナ肺炎は通常、この2週間のうちに発症する。

(2)酸素投与と体位変換は患者の呼吸を助け、多くの場合、病気の進行を防ぐように見受けられた。

(3)ウイルスを追跡するのではなく、ウイルスより先回りするのは今だ。

  (https://toyokeizai.net/articles/-/346423

           <感謝合掌 令和2年4月25日 頓首再拝>

来冬に「第2波」来たらより厳しい 米CDC所長が警告 - 伝統

2020/04/26 (Sun) 10:05:18


         *Web:朝日新聞(2020/04/22)より

米疾病対策センター(CDC)のロバート・レッドフィールド所長は21日、
米ワシントン・ポスト紙のインタビューで、新型コロナウイルスの感染拡大が
次の冬に起きた場合に、「医療機関の能力からみて、本当に厳しい状態になる」
と警告した。

米国の一部の州などでは感染のピークを過ぎたとして、
徐々に経済活動を再開する地域もあるが、「第2波」に備えるよう求めた。

レッドフィールド所長は「次の冬にウイルスが襲う可能性がある。
そうなれば、今よりもかなり困難な状況になる」と述べた。


季節性インフルエンザと新型コロナの感染拡大が同時に起こることで、
医療システムに想像できない負担がかかると言う。

インフルによる入院を減らすために、
米国民に事前にインフルのワクチン接種をするよう求めた。

現在の「第1波」では、米国ではインフルエンザのシーズン終盤の
3月に新型コロナの感染が拡大。

それでもニューヨークなどでは医療機関でスタッフや病床が足りなくなり、
検査や人工呼吸器のほか、マスクやガウンなどの供給も追いつかなくなった。

ジョンズ・ホプキンス大によると、22日(日本時間)までに
米国で82万人超が感染、4万4千人以上が亡くなっている。

米国内ではすでに第1波の感染のピークは過ぎたと言われ、
南部ジョージア州などでは外出制限を緩和する動きが始まっている。

一部の州では、外出制限に反対するデモも起きているが
レッドフィールド氏は「助けにならない」と批判した。

  (https://news.goo.ne.jp/article/asahi/world/ASN4Q33XMN4QUHBI00F.html

           <感謝合掌 令和2年4月26日 頓首再拝>

情報戦&聖書による預言 - 伝統

2020/04/26 (Sun) 13:50:21


        *Web:「人生秘中の奥義書」(令和2年4月22日)より抜粋

 新型コロナウイルスの発生をめぐって
 アメリカと中国の両政府が非難の応酬を続ける中、

 アメリカでは、中国政府の対応の遅れが感染を広げ、
 損害を被ったとして、中国政府を相手取り、
 集団訴訟を起こす動きが頻発している。

 この動きは、拡大するでしょう。

 集団訴訟の根拠は、
 中国政府が、武漢発の新型コロナの情報を隠蔽したために
 アメリカ政府が対処の時間を失ってしまった、
 という点におかれている。

 4月16日、英首相代行ラーブ外相は、中国に対して次のように述べている。

「科学的な手法に基づいて、
 極めて深い事後検証を行う必要があることは明確だ」

「間違いなく言えるのは、
 危機が去っても全てが元通りにはならないということと、
 新型ウイルス感染発生の経緯や、
 どうすれば拡大を早期に食い止められたのかについて、
 厳しい質問をしなくてはならないということだ」


 同じ4月16日、フランスのマクロン首相は、
 新型コロナウイルスの中国での感染拡大に関し

「起きていながら私たちが知らないことが明らかにある」
 と述べ、中国政府による情報隠蔽を示唆した。

 また、中国のコロナ対応について

「中国の方がうまく対応したというのはあまりに無邪気だ」
「ばか正直に信じてはいけない」
 と発言している。

 4月20日、ドイツのメルケル首相は、
 新型コロナウイルスについて
「最初の話から中国がもう少し透明性を持ってくれていたら、
 この問題を学ぶ上で全世界の人々にとって、
 もう少し良い結果になっていたと思う」
 と述べている。



┌ 習近平氏、新型コロナの収束をアピール
└─────────────────────

 3月10日、習近平氏、
  ウイルス発生地の武漢を訪問し事態収束をアピール。

 3月13日、麻生太郎財務相はの記者会見で、
 中国が国内感染は終息に向かっていると、内外にアピールしていることについて、
「本当に収まったのか。
 そのまま素直に受け取る人のほうが少ないと思う。
『本当かよ?』
 という感じのほうが大きい」
 と述べ、懐疑的な見方を示した。

 3月11日、WHOのテドロス事務局長が
中国の事態収束発言のあとに、次のように発言。
  「新型コロナウイルスはパンデミック」
  「流行の中心地はヨーロッパ」

 3月12日夜、中国外務省の趙立堅報道官が
「この感染症は、
 アメリカ軍が武漢に持ち込んだものかもしれない」
 とツイッターに投稿した。

 2019年10月18日から武漢で、世界軍人運動大会が開催されていて、
 その運動会にアメリカ軍が新型コロナウイルスを持ち込んだのかもしれない
 という主張。

 すかさず、トランプ大統領が反論。

 中国外務省は
 この発言を取り消さず、いろんな考えがあるとしてウヤムヤにした。


 4月14日、トランプ大統領 WHOの中国寄りの発言に業を煮やし
    WHOへの資金拠出停止の考えを表明。


 水面下では
 武漢発の新型コロナウィルスをめぐっての情報戦争が展開されている。


┌ G7主要国からの中国批判に対して、
| ロシアのプーチン大統領の発言
└─────────────────────

 G7主要国から中国批判が起こっていることに対して
 4月17日、ロシアのプーチン大統領は
「一部の人がウイルス発生源の問題で
 中国の顔に泥を塗ろうとしているやり方は受け入れられない」
 と発言。

「危険な感染症発生を国際社会に
 素早く伝えなかったと中国を批判する試みは非建設的だ」
 とも述べ、中国を擁護した。



┌ ある神様が「事実として、記事にせよ」
└─────────────────────

 こういう情報を整理していると、
 4月17日に、ある神様が
「事実として、記事にせよ」
 と、要請してくる。

 本年1月10日、天照皇大御神様から
「ここの部分を今書くと、命を失いますよ」
 と警告されていた箇所があった。

 その部分に触れるように、という要請でもあった。

 その部分が次の箇所。

「彼は一週の間多くの者と、堅く契約を結ぶでしょう。」
 ダニエル書〔ダ 9:27〕


 今日は、この部分のお話し。

 武漢発の新型コロナウィルス騒動の
 「今」という段階を踏まえて、
 ダニエル書〔ダ 9:27〕に触れないといけないようだ。


┌ 新型コロナによる死者数は次の通り(4月21日)
└─────────────────────

 G7といわれる国の人口数と
 新型コロナによる死者数は次の通り。
 https://google.com/covid19-map/?hl=ja

- - - - - - - - - -
 アメリカ 3億3,000万人 (42,897人)
 イギリス   6,700万人 (16,509人)
 フランス  6,500万人 (20,265人)
 ドイツ   8,300万人 ( 4,862人)
 イタリア  6,000万人 (24,114人)
 カナダ   3,700万人 ( 1,690人)
 日本   1億2,000万人 ( 263人)
- - - - - - - - - -
 G7の合計7億6,000万人(110,600人)
世界では 77億8,000万人(170,389人)

- - - - - - - - - -
 オランダ  1,728万人 ( 3,751人)
 スペイン  4,694万人 (20,852人)

- - - - - - - - - -
 中国   14億4,000万人(4,632人)
 ロシア   1億4,000万人( 456人)
- - - - - - - - - -


┌ 武漢発新型コロナ騒動は、

| 遅くとも2021年1月1日から安定の方向に向かいそうです。

| 難局を567月に集約させる御神事が、対馬~壱岐島御神事です。
└─────────────────────

 武漢発新型コロナウィルスの発生過程を検討した結果、
 武漢発新型コロナ騒動は2021年1月1日から安定の方向に向かうと思われます。

 武漢発新型コロナウィルスの難を
 567月に集約させるために、
 対馬~壱岐島御神事を行いますが、
 この期間中、
 多くの人が苦難のなかにいることになります。

 安倍総理には
 次の政策の実行していただけるようにお願いします。

 第一点、家賃や住宅ローン補助。
 第二点、水道光熱費の無料化。
 第三点、学費費の無料化。
 第四点、携帯料金の無料化。
 第五点、住民税・保険料支払いの猶予。

 食料は隣近所、友人知人 助け合えますが
 上の5点は特別な手立てが必要です。

 上の5点を2020年12月まで免除や猶予してもらえるだけで
 助かる命は助かります。


(以下略~ダニエル書、ヨハネの黙示録による世界状況の推移)

  (http://www.tukinohikari.jp/mag/20200422/index.html )

           <感謝合掌 令和2年4月26日 頓首再拝>

新型コロナ、細胞側の防御乗っ取り感染=インターフェロン投与注意―国際チーム - 伝統

2020/04/26 (Sun) 19:00:44


       *Web:時事メディカル(2020/04/25)より

新型コロナウイルスが人の細胞に感染する方法は、
細胞側が防御する仕組みを乗っ取って利用しているとみられると、
米マサチューセッツ工科大などの国際研究チームが
25日までに米科学誌セル電子版に発表した。

病状の急速な悪化に関与している可能性があり、
最適な治療法を探るために詳細な解明が期待される。

球形の新型コロナウイルスには突起状のスパイクたんぱく質が多数あり、
人の細胞表面にある受容体たんぱく質「ACE2」に結合させて侵入、感染する。

細胞側はウイルスの複製を妨げ、
免疫細胞を活性化させるたんぱく質「インターフェロン」を生み出す。
 
しかし、このインターフェロンによって周辺の細胞ではACE2が増え、
ウイルスが感染しやすくなることが判明。
防御の仕組みを乗っ取る形になっていた。

ACE2は本来、血圧を調節するほか、肺炎の症状を改善する働きがある。

新型コロナ感染症の治療にはインターフェロンの投与が試みられており、
研究チームは投与する適切なタイミングや量を探った方がよいと指摘している。
 
新型コロナウイルスの細胞侵入、感染には、ACE2とともに
「TMPRSS2」と呼ばれる酵素が重要な役割を担う。

これらが両方作られ、ウイルスが感染しやすい細胞の種類は、
鼻の粘膜では粘液を生み出す杯細胞、
肺では血液と酸素や二酸化炭素をやりとりする肺胞の形状を維持する「II型肺胞上皮細胞」、
小腸では栄養分を吸収する「吸収上皮細胞」と分かった。

感染患者は腹痛や下痢が生じる例もある。

  (https://medical.jiji.com/news/31339 )

           <感謝合掌 令和2年4月26日 頓首再拝>

中国が医療用マスクや防護服を輸出停止へ - 伝統

2020/04/27 (Mon) 10:48:03


  *購読者数日本一(まぐまぐ総合第1位)
   お金儲け2.0著者の川島和正メルマガ (2020.04.26) より


中国政府は1週間くらい前から
医療用マスクの輸出を規制するようになりました。

そのため、この1週間はマスクをなかなか中国から出せず
箱に「非医用」と書いたり中の袋にも既定の文字を入れるなどした
品質の悪いマスクだけを外に出せていました。

そして、輸出禁止になるのも
時間の問題と言われていましたが
昨日25日に新しい通達が出て
本日26日より、さらに厳しく取り締まられることになりました。


これによると医療用マスクではなく
非医療用マスクに関しても規制が入り
輸出側と輸入側双方の共同声明を提出する必要が出てきました。

また、マスクだけではなく
新型コロナウィルス検査キット医療用防護服、呼吸機、体温計の輸出も
認可制になり、建前は品質チェックなのですが、実質的には輸出できなくなりました。

これが何を意味するのかというと
世界的に医療用品が不足するということで
今不足している日本においてもさらに深刻化すると考えられます。

最近中国製の品質の悪い非医療用マスクが
50枚4000円とかで箱積みで売られているようですが
それですら無くなってきそうです。

中国は先日マスクと通信機器をフランスにセット販売していましたが
そのように使うのでしょう。

もしくは中国は食料自給率が低いため
食料と交換するようになるのかもしれません。


そのため、今すでに
医療用高品質マスクや防護服や体温計は買いにくく高くなっているかもしれませんが
もっとなくなる可能性がありますので

自分や家族の分はきちんと確保しておくことをお勧めします。

収束に向かっている国はある一方
まだまだ感染拡大している国も多く
日本もその一つですので
油断せず対策を続けたほうがいいですね。


★中国政府の通達原文
http://7hk.jp/c_mask.html

           <感謝合掌 令和2年4月27日 頓首再拝>

症状がない人もマスクをつけるべきか? - 伝統

2020/04/27 (Mon) 14:54:35


       *Web:YAHHOO!ニュース(2020.04.26)より抜粋

症状がない人もマスクをつけるべきか?
忽那賢志 | 感染症専門医

(1)新型コロナは発症する前から人に感染させうる。

  ①これまでは図Aのように
   「呼吸器系感染症は発症してからが感染性のピーク」と理解されてきました。

   例えばインフルエンザは、感染性のピークは発症から1日後になります。

   SARS(重症急性呼吸器症候群)は発症時点では感染性は弱く、
   発症から10日後頃が感染性のピークになります。

  ②新型コロナウイルス感染症では、発症前に感染性のピークがあるため
   「serial interval<潜伏期」となるというデータが集積してきました。

   新型コロナは発症前から感染性があるようです。


(2)症状がない人もマスクをすべきか?

  ①これまで(新型コロナ流行以前は)基本的には病院以外では
   症状のない人がマスクをつけるメリットはないとされてきました。

  ②しかし、CDC(米国疾病予防センター)は
   「無症状の患者や発症前の患者から感染が広がることがあるため、
   特に流行地域では、症状がなくてもマスクの着用を推奨する」と発表しました。

  ③新型コロナのように発症前に感染のピークがあり、
   無症状者からも感染しうる感染症を想定すれば「全員マスク推奨」
   というのは妥当かもしれません。

   ただし、理論的には正しいように思われる推奨ですが、
   これにより本当に新型コロナウイルスの伝播が防げるのかは現時点では不明です。


(3)マスクだけでは感染予防にはならない 自身の予防のためにはこまめな手洗いを

  ①CDCは「人に新型コロナをうつさないようにマスクをつけましょう」と
   言っているのであって、マスクをつけた自分自身の感染予防になる
   というわけではありません。

   残念ながらマスクを着用した人が感染を予防できるという
   科学的根拠は今のところはありません。

  ②自身の予防のためにはマスク着用以上に、手洗いをこまめに行うことが重要です。

   というわけで現時点での私のマスク着用に関する考え方は
   「無症状でもマスクを着用して良いかもしれないが、
    他の感染対策もしっかり行うことが重要」というものです。

   マスクをつけているから自分は安心、と思わず
   基本的な感染対策もおろそかにしないようにしましょう。

  (https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200426-00175324/ )

           <感謝合掌 令和2年4月27日 頓首再拝>

都市封鎖で新型コロナ「以外の原因」の死者が急増? - 伝統

2020/04/27 (Mon) 22:10:47

イギリス都市封鎖で新型コロナ「以外の原因」の死者が急増?この悪夢は世界に波及する

         *Web:MONEY VOICE(2020年4月24日)より抜粋


(1)都市封鎖や外出禁止で死亡率は高まる?

  ①医学的に「隔離や封鎖に代表される《人を孤独に追い込む政策》は、
   人体への大きなリスクを含む」ことがはっきりとしているのです。

   その影響度は決して小さなものではなく、2013年11月のアメリカの研究での
   医学論文には、「社会的つながりやコミュニティとの接点を失うことで
   死亡率が 50%上昇することが示された」とあるように、
   心身に与える影響は小さなものではないのです。

   参照~https://indeep.jp/incorrect-quarantine-is-killing-people-in-vain/

  ②封鎖や外出禁止は、あらゆる人体のリスクを高めて、夥(おびただ)しい人を
   死に追いやることは間違いありません。

   封鎖が続く限り、これは、イタリアでもフランスでもアメリカでも、
   「封鎖をおこなっているすべての国で急激な死亡率の上昇が起きる」ことは
   間違いないといえるのです。

   参照~https://indeep.jp/this-is-real-lockdown-uk-and-non-lockdown-sweden/


(2)イギリス国家統計局が発表「ロックダウンで死亡率上昇」の事実

  ①図により、イギリスで、3月23日にロックダウンが開始した直後より、
   「新型コロナウイルスではない死因」で夥しい人が亡くなっている」ことがわかります。

  ②封鎖と外出禁止の「期間が長引けば長引くほど、
   心的ストレスによる死亡率と精神的な疾患がさらに増えていく」のです。


(3)新型コロナ以外の死亡数が加速度的に増加

   「新型コロナウイルスによる死亡者は全体の30%程度」であり、
   新型コロナ以外の死亡数が加速度的に増えているのです。


(4)ロックダウン解除後も人々を苦しめる?

  ①今後、封鎖が解除されたとしても、長い期間にわたり、影響が
   人々の間に残る可能性が高いのです。

  ②孤立と隔離は、脳卒中を32%増加させ、ガンの罹患率を25%上昇させ、
   感染症にかかりやすくさせ、認知症の発生率を50%上昇させ、
   糖尿病を極端に悪化させることなどが、数々の医学論文でわかっています。

  ③極端に書けば、「封鎖をおこなった国は、その後、
   国民の死亡率と精神疾患罹患率が上昇する」ことになることは確実なのです。


(5)何千兆円にのぼる個人債務が世界中で炸裂に向かっている


(6)アメリカ人の半数は貯蓄が4月末までになくなる?

  ①新しい調査によると、すべてのアメリカ人の約半数は、
   4月末までに貯蓄がなくなると訴えていることがわかった。

  ②アメリカ人の個人債務1400兆円の多くが「破裂」する可能性があるのですが、
   このことが世界全体で起きようとしています。
   その総額はわからないですが、すさまじいものになっているはずです。


   以下は、アメリカでの調査結果

   ■調査結果
   ・アメリカ人の約半数は、貯蓄が 4月末までになくなると答えた。

   ・新型コロナウイルスにより約3分の1のアメリカ人が職を失って、
    27%が、職を失った人との経済的責任を共有していた。

   ・25%のアメリカ人は新型コロナウイルスにより追加の借金をしている。
    そのうちの 28%の追加の借金額は2,000ドル(20万円)以上だった。
    全体の 5%は、10,000ドル(100万円)以上を新たに借り入れた。

   ・アメリカ人の 75%は、新型コロナウイルスの影響は、
    2008年の大不況の経済効果よりも悪化すると考えている。

   ・アメリカ人の圧倒的多数(96%)は、社会的距離は必要な予防策だと述べた。
    しかし、40%近くのアメリカ人は封鎖と外出禁止は過剰な対策だと考えている。

   ■住宅所有者の洞察

   ・住宅を自分で所有しているアメリカ人の 30%は、
    新型コロナウイルスが発生する以前、緊急のための貯蓄を
     1,000ドル(10万円)未満しか持っておらず、3~ 6か月間生活を
    貯蓄でまかなえるアメリカ人は、全体のわずか 9%だった。

   ・住宅所有者の 22%は、住宅ローンを 1か月間カバーするだけの貯蓄がない。

   ・住宅所有者の 27%が住宅ローンの債務不履行を心配している。

   ・住宅所有者の 16%は、契約を通じて住宅ローンの支払いを
    削減または一時停止しており、
    住宅所有者の 12%は、コロナウイルスの結果として住宅ローンの支払いが滞っている。

   ■賃貸住宅に住む人たちの洞察

   ・調査した賃借人のほぼ半分(46%)は、
    緊急用の貯蓄が 500ドル(5万円)未満であると述べた。

   ・賃貸人の 45%は、1か月分の家賃の支払いを賄うだけの貯蓄がない。

   ・賃貸人で住宅購入を希望していたうちの 80%以上が購入を遅らせるか、
    今より少ない支出を計画している。

   ・賃貸人の 40%近くが家賃の支払いの遅延のための立ち退きを心配しているが、
    家主との家賃の免除または家賃の軽減で合意した人たちは 11%だけだった。


   (https://www.mag2.com/p/money/914502 )

           <感謝合掌 令和2年4月27日 頓首再拝>

欧州で1日のコロナ死者数減少 ロックダウン緩和進む - 伝統

2020/04/28 (Tue) 11:04:34


       *Web:AFP(2020年4月27日)

世界の感染者が300万人に迫った新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で、
欧州で最も被害の大きいイタリア、スペイン、フランス、英国では26日、
1日の死者数がいずれも減少した。

一方、正常な生活を取り戻し打撃を受けた経済活動を再開させようと、
世界各国でロックダウン(都市封鎖)の緩和が始まっている。



イタリア、スペイン、フランス、英国政府は26日、
1日の死者数が前日を下回ったと発表した。4
か国が、数週間続いている危機のピークを乗り越えたことを示唆している。

 
外出制限はここ数週間、全世界の人口の半分以上に対し課されているが、
イタリア、フランス、米国の各国政府は厳しい外出制限を徐々に緩和し始めている。

スペインでは26日、子どもの外出が3月半ば以降、6週間ぶりに認められ、
首都マドリードの街頭では子どもが自転車やスクーターで跳び回る姿が見られた。
小さなマスクや手袋を着けた子どもの姿も見られた。

 
AFPがまとめた集計によると、世界全体の感染者数は26日、290万人を上回り、
死者数は20万4000人余りとなった。死者の半数以上は欧州が占めている。

     (https://www.afpbb.com/articles/-/3280453 )


           <感謝合掌 令和2年4月28日 頓首再拝>

レムデシビルまもなく薬事承認へ コロナ薬、首相表明 - 伝統

2020/04/28 (Tue) 14:12:09


      *Web:日本経済新聞(2020/4/27)より

安倍晋三首相は27日、新型コロナウイルス治療薬の候補である
「レムデシビル」をまもなく薬事承認できるとの見通しを示した。

海外での承認などを条件に審査手続きを簡略化する。
承認されれば国内で最初に利用可能な治療薬になる。
同日の衆参両院の本会議で語った。


レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬として
米製薬会社のギリアド・サイエンシズが開発してきた。
首相は「間もなく薬事承認が可能となる見込みだ」と説明した。

承認は公的医療保険の下で薬を使う前提条件になる。

レムデシビルには腎機能の低下など副作用も懸念されている。
米欧やアジア各国が参加する国際的な治験を実施中で近く結果がまとまる予定だ。

厚生労働省は海外で先に承認された場合、
日本での審査を短縮する「特例承認」を適用する。


首相は日本が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」の承認も急ぐと強調した。
「希望する患者への使用をできる限り拡大し、
可能な限り早期の薬事承認をすべく努力している」と述べた。

「すでに2000例以上投与され、症状改善に効果があったと報告を受けている」と指摘した。

   (https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58543150X20C20A4PP8000/

           <感謝合掌 令和2年4月28日 頓首再拝>

ウイルスは世界を変える 惨禍抑えるには何が必要か - 伝統

2020/04/28 (Tue) 22:26:45


      *Web:日本経済新聞(2020/4/28)より

ウイルスの大きさは100ナノメートル、1センチの10万分の1しかない。
光学顕微鏡では捉えることのできないこの小さな生命体に、
わたしたちはなぜこうも翻弄されるのだろう。

新型コロナウイルスの災禍があっという間に世界を覆った。

地球上の生命には2つの潮流があるといわれる。
一つはDNAを遺伝子とする生き物たち。頂点に立つ存在が人間だ。
もう一つはRNAを遺伝子とする生命体。

新型コロナウイルスは、インフルエンザやエイズ、エボラといった、
1980年前後から、人類を脅かしてきたウイルスと同じ仲間のRNAからなる。

DNAもRNAもどちらも生命の源とされる遺伝情報そのものだ。

しかし、本質はむしろ対極にあるといえよう。

DNAは二重らせんの構造のおかげで、遺伝情報をコピー(複製)する際の
エラーを修正し、忠実に伝える。
安定と秩序を重んじながら、連綿と次代に生命を引き継いでいく。

このため進化はとてもゆっくりとしている。


一方、RNAは修復機能を持ち合わせていない。
自らの情報の正確さにあまりこだわらない。
宿主の力を借りて自由自在に変化(変異)を繰り返す。

こうして人間の免疫をくぐり抜け、子孫を絶やさないようにする。


新型コロナの遺伝子データがウェブサイト「ネクストストレイン(Nextstrain)」で
公開されている。

世界の科学者たちが患者の検体から得たデータを次々と投稿し、
ウイルスがどのように世界に広がり、変異・進化しているかを追いかける。

系統樹で表現されたその軌跡を眺めると、わたしたちの祖先が
アフリカ大陸からほかの大陸に移り渡っていったような様子が浮かび上がってくる。

人類学者で国立科学博物館副館長の篠田謙一さんは

「人類が世界に拡散するには6万年かかった。それを新型コロナは2カ月で成し遂げた」

という。


病原性を保ちながら、すさまじい変わり身の早さを持つのがウイルスの特徴だ。
医学や科学の力を手にした現代人だが、ウイルスの進化への貪欲さに圧倒されるのも
仕方がないのかもしれない。

人類と感染症との歴史を振り返ると、
文明をも揺るがす苦闘が幾度も繰り広げられてきた。

最も有名な疫病は中世ヨーロッパを襲ったペストだ。
人口の3分の1の犠牲者を出し、極端な人口減から社会基盤がぐらつき
封建制度の崩壊につながった。

不治の病を前に人々の心のよりどころだったカトリック教会も無力だった。
結果、宗教改革やルネサンスへと進展、中世は幕を閉じた。

天然痘はアステカ帝国を滅ぼし、大英帝国がコレラを世界に広げた。
第1次世界大戦下、当時の新型インフルであるスペイン風邪が大流行し、
若い兵士が次々と病に倒れ終戦を早めた。

パンデミックには時代や社会を大きく変える力がある。
飢餓や侵略、戦争といった混乱に乗じて感染症が勢いを増し、
大変革の時計を早回しするのかもしれない。


新型コロナ禍でも世界のひずみがあらわになったといえないか。
トランプ政権は失政への批判をかわすため中国たたきをエスカレートする。
欧州では差別や偏見が助長され分断の流れが加速した。

貿易戦争や格差問題、ポピュリズム(大衆迎合主義)といった世界が
直面する課題は新型コロナ出現の前から起きていた。
社会や人々が不安の淵に追いやられ「潜在」が「顕在」に変わった。

4月上旬、ノーベル賞学者の本庶佑さんにインタビューした。
その時の言葉がとても印象的だった。

「どこの国がぬかるみからいち早く抜け出せるかの競争だ」。

コロナとの戦いをどう制するかが、コロナ後の世界の
政治、経済、社会の行方を左右するに違いない。


台湾はパンデミック前から当局が情報収集し、
デジタル技術を上手に使いこなして流行を食い止めた。

韓国政府は中東呼吸器症候群(MERS)の教訓から統制のきいた対策で封じ込め、
国民の信頼を勝ち得た。


官民協力による検査を徹底したのがアイスランド。
人口あたりの感染者数は世界でずばぬけて多いが、死亡者数は極端に少ない。
陽性者の半分が無症状であることを突き止め、都市封鎖を免れた。


日本の対応はどうだろう。
数字だけみると、今のところ感染爆発には至っていないが、
感染者は徐々に増えており、現状をきちんと反映しているのか疑問だ。
検査の不徹底や硬直的な医療体制の方にむしろ不安の目が向く。

緊急事態宣言についても、
政府は何がどうなれば解除するかの判断基準をはっきり示していない。


有事の今だからこそ、
情緒と思惑ではなくデータに基づく科学的な議論を経て決断すべきだ。
あらゆるデータは透明性をもってみなに開示されなければならない。

ドイツは流行をみるキーワードにもなった
「再生産数(1人の感染者から何人に感染したかの値)」を制限解除の判断に使った。
一貫性があり、わかりやすい。

宣言の発令以降、政府は「3密」を避けるため、人と人との接触を
「最低でも7割、できれば8割」減らすよう国民に行動変容を求めてきた。

しかし、その政府はデータを有効に活用できず、縄張り意識にとらわれ、
場当たり的な対応に終始する。

統治システムを合理性あるものに変えなければ、
変化の早いウイルスによる災禍を乗り越えるのは難しいだろう。

           <感謝合掌 令和2年4月28日 頓首再拝>

「唇が紫色」「座らないと息できない」…緊急性高い症状のチェックリスト公表 - 伝統

2020/04/29 (Wed) 10:17:46

        *Web:読売新聞(2020.04.28)より

新型コロナウイルスに感染し、軽症・無症状者として
自治体が用意したホテルや自宅で療養している人たちに向けて、

厚生労働省は28日、重症化の前兆となる「緊急性の高い症状」を
自分でチェックできるリストを公表した。

容体が悪化した場合に、いち早く医師の診断につなげるのが狙いだ。


感染者の増加で病院のベッド不足が懸念される中、
同省は重症者の治療を優先するため、軽症者らはホテルなどの
宿泊施設や自宅で療養することを認めてきた。

だが埼玉県で今月、感染者の男性2人が自宅療養中に容体が悪化し相次いで死亡。
これを受け、同省は子どもの世話が必要など事情がある人のみ自宅療養を認め、
基本は宿泊施設に移行してもらう方針に転換した。

 
宿泊施設や自宅での療養中は、
感染者や家族が自分たちで症状の変化に気づくことが重要となるため、
今回のリストでは緊急性の高い13症状を例示。

「唇が紫色になっている」など外見の特徴や、
「横になれない。座らないと息ができない」など息苦しさをチェック項目に挙げている。

同省は、該当項目が一つでもあれば、宿泊施設なら常駐の看護師らに、
自宅療養なら保健所などに感染者から相談してもらい、
それぞれ医師の診察につなぐ体制を整える。

(13のチェックリスト
  https://news.livedoor.com/article/image_detail/18189956/?img_id=24965173 )

  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200428-00050267-yom-soci )

           <感謝合掌 令和2年4月29日 頓首再拝>
【 表情・外見 】

 ・顔色が明らかに悪い 
 ・唇が紫色になっている
 ・いつもと違う 様子がおかしい

【 息苦しさなど】

 ・息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
 ・急に息苦しくなった 
 ・生活をしていて少し動くと息苦しい
 ・胸の痛みがある 
 ・横になれない 座らないと息ができない
 ・肩で息をしている 
 ・突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた

【 意識障害など 】

 ・ぼんやりしている(反応が弱い)
 ・もうろうとしている(返事がない)
 ・脈がとぶ 脈のリズムが乱れる感じがする


3月以降のウイルス、欧州経由の可能性高い…国立感染研 - 伝統

2020/04/29 (Wed) 15:02:47


      *Web:読売新聞 ( 2020年4月28日)より


国立感染症研究所は、3月以降に国内で感染が拡大した新型コロナウイルスの多くは、
欧米を経由したウイルスである可能性が高いとの調査結果を発表した。

国内の約560人の患者の検体からゲノム(全遺伝情報)を解読。
世界各地の研究所が登録した患者約4500人のウイルス情報も入手、分析した。

各国に拡大したウイルスは変異が確認されている。
遺伝情報を調べることで、ウイルスがどこから持ち込まれたか推測できる。

その結果、初期に確認された感染集団や、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」
患者から検出されたウイルスは、1月上旬に中国・武漢で確認されたウイルスと
関係が深いと推定された。現在は「終息したと思われる」としている。

 
その後、国内で確認されたウイルスは、
3月上旬から欧米に広がったウイルスと関連があるとしている。

    (https://news.infoseek.co.jp/article/20200428_yol_oyt1t50270/ )

           <感謝合掌 令和2年4月29日 頓首再拝>

新型コロナの「本当の致死率」はかなり低いのではないか? - 伝統

2020/04/29 (Wed) 22:06:55

新型コロナの「本当の致死率」はかなり低いのではないか?【新型コロナを正しく恐れる】

         *Web:日刊ゲンダイDIGITAL ( 2020年4月28日 )より

新型コロナウイルス対策に大きな影響を与える数字は、
「基本再生産数(R0)」と「致死率」だ。

新型コロナウイルスのR0は季節性インフルエンザと同程度だが、
致死率は数十倍も高いと考えられている。

実際、インフルエンザの致死率が0・1%に対して、新型コロナは2%程度とされる。
感染力が同じくらいなのに新型コロナウイルスの流行に対して
非常事態宣言を出している理由のひとつがここにある。

だからこそ、各国は厳しい対応を続けているのである。

だがここにきて、肝心の致死率が大きく揺らぎ始めている。

 
注目は米国ニューヨーク州が住民3000人を対象に行った抗体検査。
その結果が24日に出た。
陽性率(いままでに新型コロナに感染した人の割合)が13・9%だった。

これを同州の人口約1945万人に当てはめると、
270万人がすでに感染していた計算になる。

ところが、PCR検査で確認された感染者数はわずか26万人。
感染者の、たった1割しか把握できていなかったことになる。
また死亡数は1万5000人余り(致死率0・56%)。

これはインフルエンザより高いが、新型コロナウイルスが未知のウイルスと
恐れられた当初にいわれていた致死率の4分の1に過ぎない。


感染の爆心地といわれるニューヨーク市に限れば、感染率は21%。
人口840万人に当てはめれば180万人近くが感染したことになる。

一方、同市の22日までの死者は1万1267人。
致死率は0・63%だ。
医療崩壊下でも、致死率は高くなかったのだ。

 
日本はどうか。
実は21日に慶応義塾大学病院が発表した
「新型コロナウイルス感染症に関する当院の状況について」と題した発表のなかに、
重要な文言が書かれている。

4月13日から4月19日の期間に行われた術前および入院前PCR検査において、
新型コロナウイルス感染症以外の治療を目的とした無症状の患者さんのうち
5・97%の陽性者(4人/67人中)が確認された。

PCR検査は、検査時点で体内にコロナウイルスがいるかどうかを
判定するのには適しているが、過去に感染したかどうかは分からない。
それでも陽性率が約6%もあった。

抗体検査をしていたら、陽性率が10%を超えていただろう。

対象者が少数だから断言はできないが、ニューヨークの件と考えあわせると、
都内ではすでに10人に1人(1400万人のうち140万人)が
新型コロナに感染したと考えたとしても驚くにはあたらない。

ところが発表されている東京都の感染者は、23日時点で3572人だ。
いまの検査体制では、氷山の一角どころか、
ほとんど何も見えていないのに等しいのではないか。

 
東京都の死者は、23日時点で87人なので、
140万人と仮定した場合は致死率は0・006%となる。

現場の医療従事者や患者本人の話から、
一度発病すると、症状がかなり厳しいことが分かる。

とはいえ致死率を見る限りは、社会全体がもう少し冷静に行動した方がいいのではないか。

(長浜バイオ大学医療情報学・永田宏教授)

  (https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_629594/

           <感謝合掌 令和2年4月29日 頓首再拝>

収束に向けた3つの課題 - 伝統

2020/04/30 (Thu) 10:14:19

世界で猛威振るう新型コロナ 収束に向けた3つの課題

       *Web:日本経済新聞(2020/4/27)より抜粋

(1)医療資源が不足しやすい

  ①新型コロナウイルス感染症による肺炎が重症化した場合、呼吸困難に陥ることがある。
   そのため呼吸を補助する人工呼吸器や、肺の役割を代替する体外式膜型人工肺
   (ECMO=エクモ)が必要となってくる。

   重症患者が増加するに伴いこれらの機器もそれに対応した台数が必要になるが、
   爆発的な患者増加(オーバーシュート)が起こるとこれらの機器が不足する
   懸念が出てくる。

  ②医療従事者の個人用防護具(PPE)についても同様だ。

  ③医療機器や資材だけでなく人員も不足する。

  ④医療資源が不足すると新型コロナウイルス感染症だけでなく、
   様々な傷病の治療ができなくなり医療が崩壊してしまう。

   そのため、医療資源の不足をいかにして防ぐか、
   各国政府は難しい対応を迫られている。


(2)患者がどこにいるか分からない

  ①新型コロナウイルス感染症は無症状・軽症者が8割程度いると推察されており、
   検査をしない限り全体の感染者数が見えない。

  ②現在、感染の有無を調べるPCR検査に加えて抗体検査が開発されているが、
   十分なレベルで正しく診断できる検査方法はない。

   そのため、検査対象を選定しないと、感染していないのに陽性と判定する
   「偽陽性」が多く出てしまい、社会的混乱を拡大してしまう懸念がある。

  ③また、基本再生産数を大きく超えた感染爆発を引き起こす
   「スーパースプレッダー」の存在も判明しており、
   感染経路が不明な感染者が急増して封じ込めなどの戦略が取れない状態になっている。


(3)感染拡大を防ぐ方法が限られる

  ①現時点では、有効性が証明された治療薬・ワクチンはない。

  ②そのため、感染拡大の制御方法としては、外出規制など
   ヒト・ヒト間の接触を制限するような対症療法的措置しか手段がない。

  ③外出規制は資本主義経済が前提としていた個人の自由な活動を阻害するため、
   経済へのインパクトが大きく、現在の社会システムにおいて
   永続的に続けられる策ではない。

   そのため、ワクチン開発などによる根本的な感染拡大制御策が求められている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58531590X20C20A4000000/?n_cid=NMAIL007_20200427_Y

・・・

アビガン特例承認は法令上できず 安倍首相「私も言ったが…」

       *Web:産経新聞(2020.04.28)より

安倍晋三首相は28日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス治療薬の
有力候補とされる国産の新型インフルエンザ薬「アビガン」に
「特例承認」を適用できないことについて、

「政府内でも相当議論してきた。
『(新型インフル薬として)日本で承認されているのだから(適用できるのではないか)』
と私も言ったが、日本の法令上できない」と説明した。

公明党の斉藤鉄夫幹事長の質問に答えた。

政府は、米製薬会社がエボラ出血熱の治療目的で開発した
「レムデシビル」について特例承認を適用し、
国内最初の新型コロナ治療薬として利用可能にする方針だ。

首相は「特例承認はいくつか要件があるが、海外ですでに承認されたものについて、
日本で行うことができる」と指摘した。

そのうえで、アビガンについて「企業治験もスタートしている。
観察、臨床研究が進んでいる中で、中間評価的なことができないか
今議論してもらっている」と説明。

また、特例承認されなくても、患者自身が希望し、病院の倫理委員会で
認められれば使用できることを強調した。

  (https://www.sankei.com/politics/news/200428/plt2004280040-n1.html

           <感謝合掌 令和2年4月30日 頓首再拝>

英グラクソ、ワクチン大量生産は21年に 新型コロナ向け - 伝統

2020/04/30 (Thu) 22:48:31


       *Web:日本経済新聞(2020/4/30)より

英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は29日、
新型コロナウイルスのワクチンの大量生産が2021年後半になるとの見通しを発表した。

同社はワクチン世界大手で、他社や研究機関などと共同開発を進めている。
新型コロナの感染拡大が続く中でワクチンに期待が高まるが、
治験などで安全性を確かめるのには時間がかかる。

グラクソは、仏サノフィなど7社・機関と共同で新型コロナのワクチンを開発している。
また治療薬などの開発のため、米ウィルバイオテクノロジー社に2億5千万ドル
(約260億円)を出資した。

エマ・ウォルムズリー最高経営責任者(CEO)は29日、ワクチンについて
「(治験などが)うまくいった場合、数億という数のワクチンを製造するのは
来年後半になるだろう」と述べた。

ワクチンの開発には通常、治験などのために10年近くかかる。
だが新型コロナは世界で感染拡大に歯止めがかからず、
数少ない予防策であるワクチンの開発に大きな期待がかかっている。

そのため各国政府は規制緩和など特例措置を出すことで、
早期開発の後押しをしている。

英オックスフォード大やスイスのベルン大などは今秋の接種開始も視野に入れている。

(中略)

同社は新型コロナの影響について、
「特に今後数カ月、生産のためのサプライチェーンが滞ったり、
治験に制限が出たりする可能性がある」としている。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58627370Q0A430C2000000/?n_cid=NMAIL007_20200430_H

           <感謝合掌 令和2年4月30日 頓首再拝>

コロナ薬候補「レムデシビル」、米中で治験結果分かれる - 伝統

2020/05/01 (Fri) 09:51:36


        *Web:日本経済新聞(2020/4/30)より

新型コロナウイルス治療薬候補「レムデシビル」の臨床試験(治験)で、
米国と中国で異なる結果が出た。米国立衛生研究所(NIH)が29日に
公表した結果では回復を早める効果が確認されたが、
中国のグループが英有力医学誌に発表した論文では「効果はみられなかった」。

2つの結果の違いについては、NIHからの詳細な報告を待つことになりそうだ。

治療効果を判断するには、厳密に管理した大規模な人数での治験結果が必要だ。
新型コロナウイルスの重症患者にレムデシビルを投与する治験は世界各国で進んでおり、
5月後半にも結果がまとまる。

米国の治験に参加している国立国際医療研究センターの
大曲貴夫・国際感染症センター長は

「進行中の治験は他にもあり、それぞれの治験の結果を慎重に検討する必要がある」

とコメントした。


NIHは米国や日本など各国の68の医療機関が取り組む治験の一部を分析した。
1063人が対象で、レムデシビルを投与した患者は平均11日で回復したのに対し、
投与しなかった患者は15日かかった。
回復を早める効果が確認できたと分析した。

レムデシビルを開発する米医薬大手ギリアド・サイエンシズは29日、
5日程度の投与でも効果が期待できるとする治験結果を発表した。
治療効果があると確定すれば、投与期間を短くでき、多くの患者に使える可能性がある。


一方、中国の研究グループは、湖北省の10の病院で重症患者を対象にした治験結果を
英ランセット誌に発表した。

それによると、投与した158人と、しなかった79人で、症状の改善に差はなかったという。
症状が現れてから10日以内に投与した患者に限ると回復は早かったが
、症例数が少ないため結論を避けた。

この治験は患者452人を目標にして進められていたが、
都市封鎖などの効果で患者が激減し、予定していた患者が集まらずに途中で打ち切られた。


治験に詳しい富山大学の折笠秀樹教授は「治療の効果の評価法が異なる」と話し、
単純に比較できないと分析した。

中国の治験について、投与した患者には高齢者が多く持病があったことから、
効果が現れにくかった可能性も指摘した。

米中の治験はどちらも主治医も患者も偽薬か本物の薬かを知らされない
「二重盲検」と呼ぶ方法で、患者は無作為に治療薬か偽薬のどちらかを割り当てられた。

医師や患者の新薬に対する期待感などの影響を排除できる。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58636220Q0A430C2I00000/?n_cid=NMAIL007_20200430_Y

           <感謝合掌 令和2年5月1日 頓首再拝>

岡田晴恵教授、新型コロナの今後を予測 - 伝統

2020/05/01 (Fri) 13:44:57


     *Web:スポーツ報知(2020年4月30日)より

…「6月、7月は発生率がかなり下がってくるんじゃないか
…ただ、11月以降、第3波が日本に襲ってくる可能性が高い」



30日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)で、
政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言について、
5月6日の期限を延長する方針を固めたことを報じる読売新聞の記事を紹介した。

 
全国に広がる感染を確実に収束させるには、延長が不可避と判断した。
安倍首相が近く、専門家の意見を踏まえて最終決定するが
5月末までの延長が有力という。

 
スタジオで元国立感染症研究所研究員で白鴎大教授の岡田晴恵氏は
「延長せざるをえないと思う」と指摘した。

その上で今後について「6月、7月となると湿度が上がって気温が上がってまいります。
そうすると患者さんは0には全然ならないです。
ただ感染伝播が少し抑えられて発生率がかなり下がってくるんじゃないか
って思ってます」と予測した。

一方で「ただここで油断してはいけないのは、
南半球は地球レベルで見れば冬でございますので、あちらでは流行します」とし

「乾燥と低温で流行りやすくなりますので、
11月以降、第3波が日本に襲ってくる可能性が高いと思うんです。

夏には多少、自粛とか対策は緩めるかもしれませんけど、
ただ、そこで緩まずに冬季に向けて医療とか薬とか検査とか、
基本的な行政や医療機関が行う対策をやって、
冬に向かうことが犠牲者を減らすことになる」と訴えていた。

  (https://hochi.news/articles/20200430-OHT1T50056.html

           <感謝合掌 令和2年5月1日 頓首再拝>

新型コロナのパンデミック、2年間続く可能性が高い-専門家リポート - 伝統

2020/05/01 (Fri) 22:34:45


      *Web;Bloomberg.(2020年5月1日)より

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)は
最長2年間続く可能性が高く、
世界人口の約3分の2が免疫を獲得するまでは抑制できないと、

リポートで専門家グループが指摘した。

  
ミネソタ大学感染症研究政策センター(CIDRP)が発表した
リポートによれば、新型コロナは感染後に症状が見られない場合でも
感染力があることから、

近代の歴史でパンデミックの原因となることが多かったインフルエンザと
比べて抑制が困難な可能性がある。
感染力が最も強いのは発症前かもしれないという。

  
一部の国ではようやくロックダウンの緩和が慎重に進められつつあるが、
リポートを作成した専門家らは、新型コロナのパンデミックの波は何回か発生し、
それが2022年以降まで続く可能性が高いと述べた。

リポートで「政府当局者が発信するリスクに関する情報には、
このパンデミックはすぐに終息しないという理解を盛り込む必要がある」
との見解を示し、

「今後2年間は感染の波が断続的に発生する恐れがあり、
人々は備える必要があるということも伝えるべきだ」と専門家らは呼び掛けた。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-31008852-bloom_st-bus_all

           <感謝合掌 令和2年5月1日 頓首再拝>

「接触する新型コロナウイルスを100分の1に減らせ」 - 伝統

2020/05/02 (Sat) 09:25:29

「接触する新型コロナウイルスを100分の1に減らせ」
Twitterが話題の宮沢孝幸准教授が提言

        *Web:Abema TIMES(2020.04.21)より抜粋

今回の新型コロナウイルスの特徴について宮沢氏は

「一般的にコロナウイルスの性質として、抗体が上がっても
翌年また下がってまたかかってしまうということはあるので、
動物のコロナウイルスの中には生涯感染するものもある。

それに対し、ヒトのコロナウイルスは風邪で治ってしまう。
今回の新型コロナウイルスは、その中間だ。

潜伏期間は2~6日くらいが平均だが、14日も経って発症する人もいる。
そして発症したとしても熱が急激に上がらず、じわじわくる。治るのも遅い。
治ってからも再活性化する場合もあるといわれている。

また、多くの人は発症しないため、治って症状がなくなった人も含め、
気付かないうちにウイルスを出して感染を広げてしまっている人も多い」と話す。


また、ウイルスに感染して抗体を持たせることで拡大を抑える
集団免疫の獲得については「集団免疫が付いているかどうかについて
、政策の重要な判断材料の一つだ。

すでに2割くらいの人が感染しているのではないかという説もあるが、
もしそうだとすれば、あと4割くらいにの人が感染すればいいことになる。

しかし、明確なことはわからない。
抗体検査を進めるべきだという意見もあるが、
陰性だがウイルスを出している人もたくさんいる。

私はずっと注意喚起しているが、その結果で一喜一憂しても仕方がない。
検査キットの良し悪しについても、世界中が決めかねている状態だ。

しかし日本は他国に比べ死者数が少ない。
さらに努力すれば、これはもっと下がっていくと思う。

ワクチンやいい薬も出てくると思うのでので、それまで1、2年、
辛抱するというのがベストシナリオだと思う」と説明した。


その上で、感染者がくしゃみをした場合、一回で約100万個程度のウイルスが飛散、
そのうち1万個以上が短時間に体内に入ることで感染リスクが高まるため、
それをいかに抑えるかが重要だと指摘する。

 
「このウイルスの感染拡大からいくら逃げ回っていたとしても、
人口の6割くらいが感染しないと終わらない。
その中で“接触8割減”を1年やれと言われても無理だだと思う。

完璧を目指したとしても感染する人は感染するし、
完璧を目指せば目指すほど経済が動かなくなってしまう。

それなら諦めて、外に出たとしても逃れてやろう、
いつかは感染するけれども、医療崩壊させないように
感染するのを遅らせよう、ということだ。

“100分の1に減らせ”と言っているのもそういうことで、
“100万個のうちの1個”にしなければならないのではなく、
“100万個のうち1万個以下”でいい。

今回のウイルスは長生きするという報告もあるし、
最後の1個を殺すまでには時間がかかるが、
全てが生きているというわけではない。

くしゃみの飛沫がかかった部分を触ったとしても、
手に10万個が付けば多い方だろうし、そのうちの1万個を防げばいい。

つまり、“どこかにウイルスはいるはずだ”と常に考え、
触った手から目や口、鼻、呼気から入るものが100分の1になるようにするということだ」。


では、私たちがウイルスとの接触を“100分の1”するためには、
どのような方策が考えられるのだろうか。

 
「飛沫をそのまま浴びないという意味では、スーパーやコンビニの透明のシートでも
かなりブロックされると思うし、空気が流れていたり、広い場所であれば、
それほど気にする必要はない。

手袋についても、ちゃんと処理すれば良い。
また、例えばトイレに行った後に手を洗ったとしても、
ドアノブを触ってしまえば無駄になってしまうので、
本当は常に洗わなければならない。

ただ、現実には不可能だ。

アルコールスプレーも逼迫している状況なので、
代替案としてウェットティッシュ、濡れタオル、濡れ手ぬぐいなどを3つ用意し、
順番に使うなどして欲しい。

食器洗いのキッチンハイターは効くが、
手が荒れてしまうので、中性洗剤を混ぜるのもいい。

次亜塩素酸水も効くようだが、“空間除菌”は期待しない方がいい。

そういう少しの知識があれば感染を抑えていけるのではないかと思うし、
8割の人が行動できれば大丈夫だ、というのが私の主張だ」。

(ABEMA/『ABEMAPrime』より)


   (https://times.abema.tv/posts/7050984

           <感謝合掌 令和2年5月2日 頓首再拝>

30~40代の新型コロナ患者が脳梗塞に - 伝統

2020/05/02 (Sat) 11:48:31

30~40代の新型コロナ患者が脳梗塞に…しもやけ状になる「コロナのつま先」に注意!

       *Web:FNN PRIME(2020年4月28日)より

(1)30代から40代の新型コロナウイルス感染者が、
   脳梗塞になる可能性があるという。

  ①患者の足の指。「しもやけ」のように赤くなっている。
   ウイルスが血液や血管に異常を引き起こしていると見られる症状だ。

  ②スペインの皮膚科医 フアン・ガビン医師:
   おそらく一般的な病名はCovid toes(コロナのつま先)
   この症状は本当によくあって、スペインでは何百件もある

  ③さらに赤い斑点や、手足の甲が青くなる、
   あるいは黒い斑点ができる症状のほか、首にも現れることもあるという。


(2)「軽症・無症状」患者が脳梗塞に…合併症か?

  ①米マウントサイナイ医科大学病院 重松朋芳助教:
   リスクが全くないような症例で、脳梗塞が見つかったので非常に驚いた。
   コロナウイルス特有じゃないかと、今のところ言われている。

  ②米マウントサイナイ医科大学病院 重松朋芳助教:
   新型コロナウイルス自体が血が固まりやすい状況を作り出して、
   異常な血栓を作り、血栓ができたので脳梗塞を起こしたのではないかと考えている。


     (https://www.fnn.jp/articles/-/37274

・・・

<参照Web>
伊勢ー白山 道(2020-04-30)
5月の自然観察日
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/61a06be19e276f383225727a718329ff

           <感謝合掌 令和2年5月2日 頓首再拝>

PCR検査を絞っているのに、なぜ「新規感染者が減っている」と言えるのか? - 伝統

2020/05/02 (Sat) 11:49:54

PCR検査を絞っているのに、なぜ「新規感染者が減っている」と言えるのか?
専門家会議が答えた。

       *Web:HUFFPOST(2020.05.01)より

政府の専門家会議は5月1日、厚生労働省で記者会見を開き、
東京や全国の新規感染者数は減少ペースにあるとした。

専門家会議の尾身茂・副座長は、
PCR検査を絞っているにも関わらず新規感染者が減少していると
断定する理由について解説した。


尾身副座長は日本の検査の現状について、
「医師が必要と判断した場合および、濃厚接触者を中心にやってきたため、
我々は感染の実態の一部しか把握していないのは当然だ」とした。


そのうえで、感染ペースが緩やかになっている根拠として
、検査件数が徐々に増えている中で、東京で感染者が倍加する時間(直近7日間)が
4月1日で2.3日だったのが、5月1日には3.8日になるなど伸びていることを挙げた。

さらに、陽性者が全国的に減少傾向にあることも指摘し、

「新規感染者が減少傾向にあるとは間違いないと判断される」

と話した。

    (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-00010017-huffpost-soci )

           <感謝合掌 令和2年5月2日 頓首再拝>

緊急宣言延長で消費冷え込み 失業者77万人も 民間予測 - 伝統

2020/05/02 (Sat) 18:55:24


       *Web:時事通信(2020.05.02) より

政府は、新型コロナウイルス感染拡大をめぐる緊急事態宣言を延長する方針だ。
消費や人の移動が抑制され、国内経済に一層の打撃を及ぼすことが避けられない。

民間エコノミストからは、宣言が1カ月延長された場合、
個人消費が大きく冷え込み、新たな失業者が77万人に増えるといった
厳しい予測が出ている。

 
第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは、
6日までの宣言の影響による失業者が36.8万人に上るとみていた。
1カ月の延長で約2倍の77.8万人になると分析している。

 
野村総合研究所の木内登英エグゼクティブ・エコノミストは、
宣言の1カ月延長で個人消費の減少額が13.9兆円増えて27.8兆円になると予測する。

 
BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは、
従来の宣言で2020年度の実質GDP(国内総生産)が
1.6%押し下げられるとみていた。
宣言延長でさらに1.5%低下し、マイナス6.3%に落ち込むと予測。

4~6月期に大きく落ち込んだ後に急上昇するものの、
年度内は1~3月期の水準に戻らないとみている。

 
河野氏は、治療薬やワクチンが普及するまで外出を控える動きが続くとして
「宣言解除後も1年くらいは元通りの経済活動に戻れない」との見通しを示した。 

    (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200502-00000018-jij-bus_all

・・・          


大阪府、休業要請を段階解除へ 「国は出口戦略がない」

       *Web:朝日新聞(2020.05.01)より

大阪府の吉村洋文知事は1日、新型コロナウイルスに対応する
特別措置法に基づく休業と外出自粛の要請について、

感染状況を見極めつつ、
今月15日にも段階的な解除を始める考えを記者団に示した。

政府が4日に発表する新しい対処方針を確認し、政府と協議した上で最終判断する。

 
休業はカラオケボックスやスポーツクラブ、ナイトクラブなどに対して
先月14日に要請。

どの業種から解除を始めるかは、今後詰める。
患者の入院ベッドの利用状況などを指標とする独自の基準を策定した上で、
基準を満たした場合に解除する方針だ。

吉村知事はこれまで
「経済を完全に止めると今度は倒産、失業者、そこで失われる命が必ず出てくる」
と主張。

1日も「出口戦略がない今の国の方針は大問題だ。
国が作らないなら、大阪モデルを作ろうと決めた」と述べた。

     (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200501-00000093-asahi-pol


           <感謝合掌 令和2年5月2日 頓首再拝>

安倍政権が隠す新型コロナ「日本の奇跡」の原因 - 伝統

2020/05/03 (Sun) 10:16:44


       *Web:JB press(2020.05.01)より

 (池田 信夫:経済学者、アゴラ研究所代表取締役所長)

5月6日で終わる緊急事態宣言は、7日以降も延長される方向らしいが、
その根拠は何だろうか。

4月7日に安倍首相が記者会見で宣言を発表したとき
「東京でこのペースで新型コロナの感染拡大が続けば、2週間後には1万人、
1カ月後には8万人を超える」と述べた。

しかし緊急事態宣言から2週間たった4月21日の東京の累計感染者数は累計3300人。
これはニューヨーク州の約3万人の1割で、新規感染者数は減っている。

当初は嘲笑していた海外メディアも、最近は「日本の奇跡」と呼ぶようになった。
その原因は何だろうか。


■ 日本の新型コロナ死亡率は驚異的に低い

安倍首相が緊急事態宣言を発令したとき、
東京の累計感染者数は約1200人、死者は31人だった。

当時はアメリカでは感染爆発が始まり、ニューヨーク州では
毎日700人以上が新型コロナで死亡していた。

「ニューヨークは2週間後の東京だ」と海外在住者がネットで騒ぎ、
マスコミも野党も「安倍政権の対応は後手に回っている」と批判していた。

もし感染爆発が起こったら、2400人、4800人、9600人・・・という
指数関数的な増加で1万人を超えることは論理的にはありうる。

 
しかし感染爆発は起こらなかった。

4月29日の新規患者数は47人。ピーク時のほぼ2割に減った。
感染はピークアウトしたように見える。

これを「自粛のおかげだ」という人は、次の図を見てほしい。

https://jbpress.ismcdn.jp/mwimgs/a/7/-/img_a7e1349b1ce6e50d06f150a27534a834146669.jpg
 
この図はG20諸国の新型コロナ死亡率(人口100万人当たり)の推移を示したものだが、
大きく2つのグループにわかれている。
対数グラフなので差が小さく見えるが、最上位のイタリアの452人に対して、
日本は3人と150倍の差がある。


この大きな差を「自粛のおかげだ」とか「日本人はきれい好きだから」などという
原因で説明することはできない。

死亡率が最小なのは、きれい好きとは思えないインド(0.7人)である。
この差は何らかの生物学的なものと考えるしかない。


やはり有力なのはBCG仮説

 
この図からわかる特徴は、アジアの新型コロナ死亡率が低いということだ。
局地的に感染爆発が起こった中国も韓国も今では約3人で、日本とほぼ同じ。
インドネシアも(この図にはないが)タイもベトナムも、
東アジア・東南アジアの国はほとんど3人以下である。

これを「アジア人とヨーロッパ人の免疫の遺伝的な違い」とする説は、
ほぼ反証されている。

多様な民族の集まるアメリカでは、アジア系の死亡率は低くないからだ。

 
原因として第1に考えられるのは、中国との交流が多いアジア諸国に
新型コロナと似た種類のウイルスが拡散したことだ。

2009年の新型インフルエンザのとき日本人の死亡率が低かった原因は、
遺伝子配列の似たウイルスに対する免疫ができる交叉反応だったといわれるが、
今回はまだ確認できない。

 
第2の原因としては、ウイルスの変異が考えられる。
新型コロナウイルスはRNA(リボ核酸)なので変異が速く、
15日に一度、遺伝子配列が変わるといわれる。

武漢で発生した初期の新型コロナウイルスは強毒性で、
それが変異したものが周辺のアジア諸国に入ったという説もあるが、
これもまだ確認されていない。

こういう説では、メキシコ(12人)やロシア(6人)は説明できない。

東欧や南米の死亡率も、西欧の1/10から1/100である。
これを説明できるのは、4月3日のコラムでも紹介したBCG仮説だけである。

これはそれほど荒唐無稽な説ではなく、
今まで肺炎などではBCGの有効性が確認されている。
BCGが人体の非特異的な自然免疫の機能を活性化させ、
感染しても重症化しないという説もある。

これについて世界中で、毎日のように論文が発表されている。
そのほとんどは査読前の論文なので、今の段階で確たることはいえないが、
BCG接種を義務づけている国の新型コロナ死亡率が低いという
相関関係は統計的に有意だという結果が多い。


■ 安倍政権が「人工不況」からの回復の鍵を握っている

今の段階で確実にいえるのは、日本の驚異的な死亡率の低さの原因は
緊急事態宣言ではないということである。

日本の自粛より厳格なロックダウン(都市封鎖)をやっている国はたくさんあるが、
死亡率は日本よりはるかに高い。スペインは519人、フランスは369人である。

したがって死亡率3人の日本が
「緊急事態宣言を解除すると感染爆発が起こってスペインやフランスのようになる」
という説は、今から激増するメカニズムを説明しない限り、空想というしかない。

 
この100倍以上の差は偶然ではありえないが、
政府はこれについて今まで公式にコメントしたことがない。

BCG仮説についても、菅義偉官房長官が一度「厚労省が検討している」と
コメントしたきりである。

もし日本の新型コロナ死亡率の低さの原因がBCGなどの免疫要因だとすると、
クラスター追跡やPCR検査などの日本の対策は無駄だったことになる。

緊急事態宣言を解除しても、それほど感染は拡大しない。
それがBCGをタブーにしている理由だろう。

だが防疫対策に莫大なコストが浪費され、
緊急事態宣言で多くの企業が廃業に追い込まれて失業が増えると、
数千人の自殺者が出るだろう。

「金は後から取り戻せるが命は取り戻せない」というのは錯覚である。

 
自粛で今回の大不況を作り出したのは安倍政権であり、
これは史上初めての人工不況だが、それを回復させる力も政権にある。

ここで緊急事態宣言を段階的に縮小し、死者が増えるかどうか注意しながら
自粛を緩和すれば、経済は先進国で最初に回復し、
日本は世界のトップランナーに復帰できるかもしれない

  (https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200501-00060369-jbpressz-pol )

           <感謝合掌 令和2年5月3日 頓首再拝>

太陽光でコロナ不活性化、米政府が詳細公表 - 伝統

2020/05/03 (Sun) 19:42:51



        *Web:時事通信(2020年04月30日)より

米国土安全保障省は28日、AFPに対し、新型コロナウイルスが
太陽光によって急速に不活性化するとした研究結果をめぐる詳細の一部を公表した。

実験では自然の太陽光を正確に再現したとしている。(写真は資料写真)
 
米ホワイトハウスが先週発表した研究結果の概要には大きな期待が寄せられた一方、
一部の専門家からは、より包括的な報告が公表されるまで慎重になるべきだ
との声も上がっていた。
 
国土安全保障省のウィリアム・ブライアン氏は先週の記者会見で、
無孔質の表面にあるウイルスの量は、温度21~24度および
湿度80%で太陽光があると、わずか2分で半減すると説明。

空気中に漂うウイルスの量についても、
通常の室温・湿度20%の環境に太陽光が当たると、
わずか1分半で半減すると述べた。
 
この発表は、専門家らを驚かせた。
米コロンビア大学メディカルセンターの放射線研究センターで所長を務める
デービッド・ブレナー氏がAFPに語ったところによると、
太陽光に含まれる紫外線の多くは紫外線A波(UVA)に分類され、
UVAは日焼けや肌の老化の原因となるが、
ウイルスに有害であるとは一般的に証明されていない。
 
一方で紫外線の一つであるC波(UVC)は、
動物細胞やウイルスの遺伝物質を傷つける性質が特に強く、
殺菌ライトにも広く使用されている。

しかし、大気に吸収されるため、地上に到達する太陽光内には存在しない。
 
今回の研究の指揮を執った国土安全保障省の科学者ロイド・ハフ氏は、
研究で使用した紫外線ライトの種類について
「自然の太陽光に近いものに設定した」と説明。

具体的には、北緯40度や大西洋中央部などの中緯度地域において、
立夏の正午ごろに海抜ゼロ地点でみられる太陽光を想定したという。
 
また国土安全保障省の報道官によると、
ステンレス鋼の表面上に付着した疑似唾液の飛沫(ひまつ)でも実験が行われた。

研究論文は間もなく査読され、科学雑誌に掲載されるという。

   (https://www.jiji.com/jc/article?k=20200430040019a&g=afp

           <感謝合掌 令和2年5月3日 頓首再拝>

免疫暴走で肺炎重篤化か 新型コロナ、全身臓器に侵入 研究で判明 - 伝統

2020/05/04 (Mon) 10:46:39


      *Web:産経新聞(2020.05.03)より

新型コロナウイルスの患者が重症化するメカニズムが
最近の研究で明らかになってきた。

生命を脅かす重い肺炎は、
自分を守るはずの免疫が過剰に働くことで起きている可能性が判明した。

ウイルスは全身の臓器に侵入してさまざまな症状を引き起こすとみられ、
詳しく解明できれば治療法の開発につながると期待される。


「肺炎を起こしても軽い症状で治る場合もあるが、重篤化する人もいる。
病気の仕組みがよく分かっておらず、どの人が重くなるか見極められない」

愛知医科大の森島恒雄客員教授(感染症内科学)は、治療の難しさをこう話す。

悪化する場合は非常に急激で、
人工呼吸器や人工心肺装置(ECMO)がこれほど高い比率で
必要になる病気はないという。

 
なぜ致死的な肺炎に至るのか。

量子科学技術研究開発機構理事長で免疫学が専門の平野俊夫氏らは、
免疫がウイルスを打ち負かそうとするあまり過剰に働き、
いわば暴走して炎症が広がり重篤化する可能性を突き止めた。

免疫の働きを高める「インターロイキン(IL)6」というタンパク質が
体内で過剰に分泌されると、免疫細胞はウイルスに感染した細胞だけでなく、
正常な細胞も攻撃してしまう。

死亡した患者はIL6の血中濃度が顕著に上昇していたとの報告もあり、
重篤化の一因として指標に使える可能性がある。

感染初期は免疫力を高める必要があるが、
重篤化すると逆に免疫を抑える治療が必要になるとみられる。

そこで有望視されるのが、中外製薬のIL6阻害薬「アクテムラ」だ。

関節リウマチなどに使う薬で、同社は新型コロナ向けに治験を行う。

平野氏は「新型コロナは免疫の暴走を抑えられれば怖くない病気だと思う。
治験が効果的に進むことを期待している」と話す。


新型コロナは呼吸器だけでなく、全身にさまざまな症状が現れる特徴がある。
ウイルスが細胞に侵入する際の足掛かりとなる「受容体」というタンパク質が
全身の臓器にあるためだ。

ウイルスの表面にはスパイク状の突起がある。
鍵と鍵穴の関係のように、これが細胞の受容体とぴったり合うと
ウイルスは侵入して増殖し、その臓器に炎症などが起きて病気になる。

鍵穴となる受容体はウイルスの種類によって異なり、
新型コロナは「アンジオテンシン変換酵素(ACE)2」という物質だ。

国立感染症研究所の元室長でコロナウイルスに詳しい田口文広氏は
「この受容体は呼吸器や鼻腔(びくう)、口腔、腸管など
いろいろな臓器の細胞に存在する」と指摘する。

新型コロナは嗅覚や味覚の異常を訴える患者が多いことが注目されているが、
これは鼻や口の中の細胞が感染して破壊されるためとみられている。

この受容体は血管の内皮細胞にもあり、
そこで炎症が起きると血栓ができて、脳梗塞など重篤な合併症に
つながるケースが報告されている。

 (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200503-00000558-san-sctch )

           <感謝合掌 令和2年5月4日 頓首再拝>

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