伝統板・第二

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庚子(かのえね、こうし)④ - 夕刻・伝統版

2020/03/20 (Fri) 09:56:31

新型コロナウイルスの特徴

       *Web:大紀元 (2020年02月13日) より抜粋

欧州のウイルス専門家、新型コロナウイルスに「消すことのできない人工的痕跡」

(1)アメリカの研究者、エリック・ファイグルーディン(Eric Feigl-Ding)博士は
   新型肺炎について、「熱核反応のような」大流行だと警告しました。

(2)多くの研究論文は、この新型コロナウイルス(2019-nCoV)を
   コロナウイルスに分類しました。しかし、新型コロナウイルスは、
   コロナウイルスの中で「非常に新しいメンバー」だと言えます。

(3)ウイルスと言うのは寄生体で、宿主の細胞に寄生してはじめて生きられます。

   では、新型コロナウイルスの場合、
   どのようにして宿主の細胞に入ったのでしょうか。

   これは、受容体と呼ばれるヒトの細胞のタンパク質が
   このウイルスの表面にあるタンパク質と結合しなければならない
   ということになります。

   新型コロナウイルスの表面にあるタンパク質が「鍵」であるなら、
   ヒトの細胞の表面にある受容体は「錠」です。

   受容体がウイルスのタンパク質と結合した後、
   受容体を持つ細胞には食作用(phagocytosis)が起きます。

   つまり、細胞が細胞外にある物質を取り込む
   エンドサイトーシス(endocytosis)が発生するのです。

   これによって、ウイルスが宿主の細胞に侵入するのに成功したと言えます。

   ここから、ウイルスは宿主の細胞の構造とタンパク質や酵素を利用して、
   自身の生命活動と増殖を始めるのです。

   だから、ウイルスは非常に狡猾な微生物だと言えます。
   細胞内に入り込んだ後増殖するというこのウイルスの特徴から、
   抗ウイルス剤による薬物治療が難しくなっており、ワクチンの開発も困難です。

(4)中国の研究チームは、新型コロナウイルスがACE2(血管機能に関わる
   アンジオテンシン変換酵素2)細胞受容体に結合して感染するとの見方を
   示しました。

(5)米国のウェイラー博士もまず、新型コロナウイルスのスパイク・タンパク質が、
   このウイルスのほかのタンパク質のゲノム配列と大きく相違していると
   指摘しました。

   彼はこのように言いました。
   「なぜこのウイルス(2019-nCoV)の多くの遺伝子の中で、
   このタンパク質だけが配列が全く異なっているのでしょうか。
   これは全く筋道が通らないことです。他の場所から由来したとしか考えられません」

(6)米国のジェームス博士は、新型コロナウイルスが人為的に作られた生物兵器だ
   とは思っていませんが、しかし実験室で行われた遺伝子組み換えによって、
   非常に危険なウイルスが合成されたとの見方をしています。

   ジェームス博士は、この新型コロナウイルスについて、
   90~95%の確率で「ラボ・イベント(lab event)」によって引き起こされた
   との結論を付けました。

   ラボ・イベントは、人為的にウイルスを改造する実験室を指します。

(7)新型コロナウイルスのもう一つの特徴は、ヒトからヒトへの強い感染力です。
   このウイルスの潜伏期間に、他の人に感染する可能性があるのです。

   一般的なウイルス性伝染病の場合、
   症状が現れてから、初めて他の人に感染するのです。

   なぜなら、症状が出た時、体内にあるウイルスの毒性がピークになっているから、
   人にうつすことが可能です。

   しかし、新型コロナウイルスは潜伏期間内に他人にうつしています。
   公共施設にいる市民のなかに、誰がこのウイルスの感染者かを知る余地もない
   でしょう。だから、感染拡大防止に大きな困難をもたらしました。
   すべての人にウイルス検査を行うのは不可能だからです。

   (https://www.epochtimes.jp/p/2020/02/51700.html )



<関連Web>

(1)伝統板・第二「庚子(かのえね、こうし)」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7930112

(2)伝統第二「庚子(かのえね、こうし) ②」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7952882

(3)伝統第二「庚子(かのえね、こうし) ③」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7959935

           <感謝合掌 令和2年3月20日 頓首再拝>

中国の情報隠蔽裏付け、香港紙「最初の患者は11月」 - 伝統

2020/03/20 (Fri) 14:56:16


       *Web:産経新聞(2020.3.13)より

中国当局は12月31日、
「原因不明のウイルス性肺炎」を27人が発症していると初公表。

専門家が「人から人」への感染を認めたのは1月20日だった。


香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP、電子版)は13日、
現段階で確認されている新型コロナウイルスの最初の感染者は、
湖北省で昨年11月17日に発症したと伝えた。

SCMPによると、最初の感染者とみられるのは湖北省の55歳で、
11月には少なくとも39~79歳の男女9人が感染。

感染者は12月31日に266人、1月1日には381人に達したという。

感染者数には後からさかのぼって確認した人も含まれるもようだ。

ただ、昨年末には「人から人」感染を裏付ける爆発的な増加が起きていた
ことを示すデータといえる。

  (https://www.sankei.com/world/news/200313/wor2003130038-n1.html )

           <感謝合掌 令和2年3月20日 頓首再拝>

日本で新型コロナが「感染爆発」しない理由 - 伝統

2020/03/20 (Fri) 23:46:55


       *Web:Forbes JAPAN’2020.03.19)より

3月11日、ドイツのメルケル首相は、
「ドイツ国民の60%から70%が新型コロナウイルスに感染する可能性がある」
と警戒を呼びかけた。


ある感染者がその感染症に免疫を全く持たない集団に入ったとき、
感染性期間に直接感染させる平均の人数を「基本再生産数」と呼ぶ。

これが1より大きければ感染は拡大し、
1であれば感染は定常状態となり、
1未満になれば感染は終息に向かう。

新型コロナ、インフルエンザ、SARS の基本再生産数はだいたい2~3といわれている。

計算式に当てはめると、基本再生産数が3のとき、
集団免疫による感染拡大停止までに67%が感染することになる。

メルケル首相が、「国民の60%から70%が新型コロナウイルスに感染可能性」を
示唆した背景には、この計算があるのだろう。

しかし、これは集団が新型コロナに対して
全く免疫を持っていないという仮定に基づいている。


2009年にパンデミック化した新型インフルエンザを思い出してほしい。
基本再生産数が3だったとしても国民の6~7割が感染するようなことはなかった。

季節性インフルエンザに対する免疫が、
新型インフルエンザにもある程度有効だったと私は考える。

そもそも「新型」ではない「コロナウイルス」は、
主に子供の風邪のウイルスとしてありふれたものである。
これは「新型コロナウイルス」とは別物であり、多くの人が年に1,2回は感染している。

そのため、子ども、子育て世代、小児科医などは
新型コロナに対しても免疫を持っているかもしれない。


また、新型コロナは8割が軽症である。
無症状で経過する人も相当数いる。
日本には春節前から多くの中国人が訪れていた。

あくまで推測の域をでないが、既に日本人の多くが
自分でも知らない間に感染しているかもしれない。
そうであれば、先に示した集団免疫の作用で感染爆発は起こり難い。

またメルケル首相の発言には「仮に政府が何の対策をとらなかったら」
という仮定も入っている。

しかし、日本も含め多くの国が既に強い対策に打って出ており、
また人々は行動変容を起こし、大勢の人が集まるところに出かけることを控えている。
よって、無防備に感染が拡大するとは考えにくい。


新型コロナの感染拡大パターンは、次のようなものである。

新型コロナの基本再生産数は2~3である。
対して、実効再生産数は1。要するに、日本国内で感染が広がっている速さを示す
実効再生産数は、現在、ウイルスの持つ感染力を示す基本再生産数を
下回っているということだ。

実効再生産数が1ということは、
10人の患者から新たに10人の二次感染患者が再生産されることになる。

しかし、専門家会議は「80%が誰にも感染させていない」としている。


だれがウイルスをもっているか判らなく、感染力も強く、致死率が高い。
このような場合で、かつ感染拡大パターンを最初に示した基本モデルで考えると、
感染拡大を止めるにはどうしても外出自粛、休校、移動制限、地域封鎖となってしまう。

新型コロナの場合、確かにだれがウイルスをもっているか判らないことが、
人々に大きな恐怖心を植え付けている。

しかし、私達は今までの経験からクラスター(集団感染)を形成しやすい条件を知っている。
それは、換気の悪い室内で、不特定多数と長時間会話したり、食事をしたときだ。

(中略)

患者数の推移を海外と比較すると、
日本は地域を封鎖したり、移動制限や外出自粛を強要したりすることもなく、
何とかよく持ちこたえていると思う。

これは政治決断の効果でもあり、
日本人1人1人ができることをやっている成果であるとも思う。

今後は、患者数の推移を慎重にみながら、
屋外や換気を十分するといった条件で、社会活動を少しずつ
再開してもよいのではないだろうか。

とはいえ、大規模イベントや、
今までクラスターのあった場所での活動の再開は慎重にするべきである。

危機管理の基本は、初動において厳しい対応をして、
様子を観ながら徐々に緩めるのが鉄則だ。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200319-00033158-forbes-soci&p=1

           <感謝合掌 令和2年3月20日 頓首再拝>

FRB、通貨スワップ拡大 新たに韓国など9中銀と締結 - 伝統

2020/03/21 (Sat) 09:00:17


        *Web:REUTERS(2020年3月19日)より

米連邦準備理事会(FRB)は19日、
9カ国の中央銀行と新たに通貨スワップ協定を結んだと発表した。

ドル資金の市場への供給を拡充し、新型コロナウイルス流行による混乱緩和を目指す。


スワップ協定を結んだのは
オーストラリア、ブラジル、韓国、メキシコ、シンガポール、スウェーデン、
デンマーク、ノルウェー、ニュージーランド(NZ)の中銀。

FRBは2007─09年の金融危機時にも、これら中銀と通貨スワップを締結した。


規模は総額4500億ドル。協定の期間は少なくとも6カ月。


FRBは声明で「世界のドル資金調達市場でみられる緊張および国内外での
家計と企業への信用供与における緊張を緩和させることが目的」とした。


FRBは日銀や欧州中央銀行(ECB)など
主要5中銀との通貨スワップ協定を恒常的に維持している。

  (https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-fed-swaps-idJPKBN2162G8

・・・

<参照Web>
全世界がドル確保戦争、「アジアのATM」韓国ひと息
3/20(金) 9:40配信 朝鮮日報日本語版
https://news-us.org/article-20200320-00190817812-korea

           <感謝合掌 令和2年3月21日 頓首再拝>

舩井幸雄の魂が今語りかけてきたこと - 伝統

2020/03/21 (Sat) 10:00:58


        *Web:舩井幸雄.com(2020年3月16日)より抜粋

いよいよ心配していたWHO(世界保健機関)による
パンデミック(広範囲に及ぶ流行病)宣言が出ました。

当初は東アジアの地域的な問題と思われていた感染が、
ヨーロッパやアメリカ、それに中東などで爆発的に感染したことで、
金融相場が大暴落しています。

非常時は、やはり現金が一番大事です。

日本企業は借金を返済して手元流動性を厚くしてきていますので、
いまこそ有効にその現金を持っている強さを発揮すればいいと思います。

このパニックがいつ治まるかは分かりませんが、
危機を乗り切るモードに転換することが大事だと思います。


短期的には大ピンチですが、ここを耐え切れば
日本にとってはチャンスになる可能性もたくさんあります。

日本の大きな輸出入構造を考えると、
製造業の輸出は大きく伸びる状況ではありませんので円高による痛みよりも、
原油価格の急落と共にエネルギーの輸入価格が下がるのは悪い事ではありません。

インバウンドが見込めなくなるのは大変大きな痛手ですが、
それで稼いでいる人は頭の切り替えをなるべく早くして、
新しい道を模索された方がいいと思います。
 
中国がサプライチェーンの中心になっている産業は、
今回のコロナショックで中国リスクが改めて強烈に感じられたことで
東南アジアや日本にそれが移っていく可能性が高くなりました。

中国とは仲良くしていけばいいと思いますが、
今回の対応を見ていてもやはり民主国家ではないリスク
(もちろん対応が早いなどのメリットもありますが・・・、)は感じますので、
それが少なくても表面上は民主国(選挙で政権が選択されるという意味)である
東南アジアに移るのはリスクが大幅に軽減されることになると思います。
 
欧米の投機家が主体の金融市場もある意味では、
彼らの力が小さくなるきっかけになるかもしれません。

一度、調整した上で、今度は日本人が世界で一番持っている個人マネーが
日本の相場を動かす主役になれば一番いいと思います。

かなりの頭の切り替えが必要ですし、
今回の暴落で大勢の投資家が損失を受けたことが気がかりではありますが、
この大暴落が終わった時が最大のチャンスだということをしっかりと
お伝えしていきたいと思います。
 
もちろん、もっと徹底的に暴落してしまうリスクもあります。
ただ、何とか上手く今回のパニックが1年程度で収まれば
その時がチャンスだと思っていますので、
抜け目なくクレバーに状況を見極めていただければと思います。

               ・・・

矢山クリニックの矢山利彦先生が推奨している「新型コロナ対策」

(1)「鼻うがい」「60℃うがい」「イソジンを入れた60℃うがい」が有効
   https://ameblo.jp/yhc-yayama/entry-12578365671.html

   https://ameblo.jp/yhc-yayama/

(2)イソジンマスク

   https://ameblo.jp/yhc-yayama/entry-12582026580.html

   http://kenko-studio.yokohama/%E6%96%B0%E5%9E%8B%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%8A%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%84%9F%E6%9F%93%E4%BA%88%E9%98%B2%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E3%81%8B%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%8C%E3%81%AA


  (http://www.funaiyukio.com/funa_ima/ )

・・・

<参照Web>
伊勢ー白山 道(2020-03-17)
カネの価値観で自分を苦しめずに、頑張って生きましょう
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/e5365f3be322db6f73639f552ffc8c85


           <感謝合掌 令和2年3月21日 頓首再拝>

新型コロナウイルスの種類に備えるべき - 伝統

2020/03/21 (Sat) 12:35:10

新型コロナ、2タイプか=感染力違う可能性―北京大

      *Web:時事通信 (2020年3月6日)より

新型コロナウイルスは2種類のタイプに分かれ、感染力が違う可能性があると、
北京大などの研究チームが6日までに中国の英文科学誌
ナショナル・サイエンス・レビューに発表した。

中国の内外で解読された103例のウイルスのリボ核酸(RNA)を解析し、
遺伝子を構成する塩基配列の違いから、7割を占めるL型と3割のS型に分類した。

L型はS型から変化して出現し、感染力が強い可能性がある。武
漢市ではL型が大半を占めたという。

   (https://www.jiji.com/jc/article?k=2020030601382&g=int )

・・・

<参照Web>
伊勢ー白山 道(2020-03-21)
新型コロナウイルスの種類に備えるべき
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/7e41062721189adfe4a13bef0231a82e

           <感謝合掌 令和2年3月21日 頓首再拝>

【コロナパニック、一件落着宣言】で神風を吹かせましょう! - 伝統

2020/03/21 (Sat) 23:44:54


       *Web:神田昌典(Masanori Kanda)facebook.(2030.03.20)より)

安心してください。もう大丈夫です。

日本封鎖もなければ、金融崩壊も起こりません。

恐怖が恐怖を呼んで、世界中がパニックに陥りましたが、
それも3月末には、落ち着きを取り戻します。

感染問題自体は長引きますが、しかし政府は30兆円の大規模経済対策を迅速に決定。
企業も一斉にリモートワークに切り替え、デジタル変革推進に本腰が入りました。

だから、4月に入ったら、私たちは、大切な仕事に取り組みはじめましょう。
万全の衛生対策をとったうえで、

・イベントを再開し、仲間と花見にでかけ、
・レストランにいき、観光を楽しみ
・学校に戻り、新しい仲間と出会い

予定どおり、「東京オリンピックを開催」することです。

「何を言っているんですか、神田さん。現実をみてください。
WHOがパンデミック宣言したんだから、東京オリンピック開催など、ありえない。
開催しちゃ、無責任ですよ」というのが、正論です。

私も、そう思います。東京オリンピック開催は、

・神風が吹かない限り、ありえません。
・神風が吹かない限り、ありえません。
・神風が吹かない限り、ありえません。


■ そこで、バカな提案を……

もしも神風が吹かせるならば
一緒に、神風を吹かせましょうよ、と。

荒唐無稽のように聞こえますが、私、いたって真面目です。
状況は変わりました。もはやコロナはコントロール可能です。

なぜなら、私たちは、この1ヶ月で、実に鮮やかに、
日本の底力を世界に示しはじめたからです。

まず日本は、死亡にいたるほど重症化するリスクが、極めて低い。
「なぜ日本だけ、感染が拡大しないのか?」と、
世界中が、日本を注目しはじめています。

検査する数が少ないわけですから、もちろん、
すでに日本で感染している人は、そこら中にいるかもしれません。

しかし…、死ぬ人自体が少ないんですね。
人口1億3000万人の国で、33人。イタリアは、人口6000万人の国で、3405人。

なぜだか日本は、重篤化しにくいのです。

理由は、2つです。

まず、医療水準が高い。衛生環境がよいこと。

そして見過ごされている点として、
私の仮説では、空気汚染が比較的少ない都市であることが、重症化しにくい理由です。


■ 新型コロナは、怖い感染症ではなく、怖い公害病?

この仮説については、ちょっと調べてみるとわかります。
現在、死亡率が高い都市と、PM2.5の数値を関連づけてみると、
見事に関連性が見えてきます。

そもそも武漢が、PM2.5がワーストランキングに入るほどの都市だったから、
死に至る病だったという印象を与えた。

だから、パニックを引き起こしたけれど、
他の都市(シンガポールや台湾、大阪)に渡ったとしても、さほど広がらない。

コロナの感染者マップと、PM2.5のデータ、そして気温・湿度データを分析すると、
簡単に高い相関性が見いだせるはずです。

イタリア、イランといった空気汚染が進んでいる場所は、重篤化しやすい。

日常的に肺に異物があるから、免疫機能を暴走させやすいのです。

つまり、新型コロナは、怖い感染病ではない。
怖いのは、人間が作り出した空気汚染という公害病なのです。


この仮説をベースに、気温・湿度と空気汚染と感染拡大データを
客観的に分析調査すれば、7月・8月の蒸し暑い東京は、
世界でも最も安全な都市になることを、世界に示せるはずです。


■ 新型コロナの重篤化を抑止する方法が、4月・5月で、急速に現れはじめる

ほんの1ヶ月前まで、新型コロナは見えない敵でした。
しかし今、急速に、コロナは対処可能である、ことが明らかになりはじめています。

富士フィルムのアビガン、ぜんそく薬が効果あるとの研究結果が出されはじめたように、
すでに政府は、コロナの重篤化を抑える医学的方法論を発表に向けて準備しはじめている
と思います。

本命は、東京大医科学研究所の井上純一郎教授らが発表した
急性膵炎治療薬のナファモスタットで、まず間違いない。
あとは免疫バランスを整える補助薬を投与すれば、
かなりの治療効果をあげられるのではないか。

医療関係者の迅速な検証を、心からお願いしたいです。

要は、新型コロナは、かるい感冒(かぜ)と同じようなものなので、
感染拡大自体を食い止めるのは無理。しかし重篤化を抑止する方法を、
政府が公式発表したとたん、いまのパニックが、あっけなく収束しはじめます。


■ 誰もが、本心では、東京オリンピック開催を願っている

いま日本発で、コロナ重篤化をおさえる医学的方法が発表され、
世界に向けて東京オリンピックは、予定どおり開催すると打ち出したら、どうなるでしょう?


次のようなシナリオを想像してみてください。

・IOCによる中止が決定される寸前で、効果的治療薬を、日本が発表。

・コロナで重篤化した患者を抱える、世界の医療機関に、
その治療薬を、日本から緊急配送。次から次へと、回復が確認される。

・東京オリンピックは、予定どおり開催を宣言。
・私たちは、世界の人々を、最高のおもてなしで迎えるため、一丸となって、
 さまざまな変革を進める。

さらに日本は、「コロナはどちらが持ち込んだか」などというレベルの低い、
米国と中国間で繰り広げる覇権争いを色褪せさせることができます。

このように後世に語り継がれる、高貴なオリンピックを、私たちは体験できます。

ワクワクしてきませんか?

もちろん、理想論です。
バカな夢でしかありません。

常識的に考えるなら、神風を吹かせるようなものです。

しかし…、私は、『非常識な成功法則』の著者です。
ですから、あえて非常識なことを言わせてください。

ともに、神風を吹かせましょうよ、と。

神田拝

           <感謝合掌 令和2年3月21日 頓首再拝>

コロナ対策を中国に学んだイタリアとイランでなぜ感染拡大が止まらないのか - 伝統

2020/03/22 (Sun) 10:28:14


       *Web:DIAMOND online(2020.03.20)より抜粋

中国モデルを積極的に採用するのがイランだ。
2月19日に新型コロナウイルスの初めての患者が確認されたイランだが、
その後も感染拡大が続いた。

そこでイラン政府は、3月3日に「防疫措置を中国に学ぶ」と宣言した。

イランは国家動員計画のもと、中国の診療モデルをペルシャ語に訳して公開し、
30万の「小組」とよばれる医療グループを組織し、1000万人を対象に各世帯を巡回し
感染の実態調査に乗り出した。

その結果21万人に発熱、頭痛などの症状が見られ、うち3万人が重症であることがわかった。
治療対策については、テレビ会議を通して中国の医療経験を学んでいる。


また、中国政府がわずか10日で建設した「火神山医院」を模範に、病院の突貫工事を始めた。
住民の外出管理も徹底し、外出のための通行証も必携にした。
当局のルールに反すれば「拘留または罰金」という取り締まりも中国モデルに酷似する。

しかし、イタリアの患者数は増え続けた。
3月19日時点で感染者3万5713人、死亡者2978人となった。

イランも同時点で感染者1万7361人、死亡者1135人に上り、

この2つの国は世界のワースト1、2位となっている。


《他人の処方箋は 効き目がない》

それにしても、中国式を手本にし、早期防衛に着手した
イランとイタリアの状況がますます悪化していくのはどういうことなのだろうか。

現在、海外の中国人の間でよく読まれている文章がある。
欧州在住で4カ国語に精通する中国人女性が執筆したもので、
コラムの一部には次のような内容が書かれていた。


「イタリア政府は最大限の警戒感をもって臨んでいたが、
 かえって封鎖反対の抗議活動やスーパーでの買い占め、監獄での暴動を引き起こし、
 医療システムを麻痺させるなど国民をパニックに陥れた。

 イタリア人からすれば、自分の自由を制限されるほど辛いことはない。
 国情も違えば国民も違うのだ。

 国家の一声で十数億人を家に閉じ込めた中国はむしろ世界の奇跡だろう」

 
初期段階での強制措置は、かえってイタリアの人々の心理に
大きな不安をもたらしてしまったようだ。

文章には「他人の処方箋は、その人と同じ体質でない限り効き目がない」
とも綴られていた。

中国の感染病の専門家である復旦大学付属華山医院感染科主任・張文宏氏も、
「イタリアは早期防衛の失敗例だ」と語っている。

 
中国はウイルス防衛のリーダーシップを世界で発揮したいようだが、
中国人の間でもこれに対する見方はさまざまだ。

ドイツに移住したある中国人女性は
「ウイルスの抑え込みでは好成績を収めた中国ですが、
国内の医療問題は依然として課題山積。
責任を取りたがらない医師も多く、国民が安心して受けられる医療からは程遠い」
と厳しい。

 
また、日本で長年生活する中国人男性は
「中国の“防疫成功”はあくまで美談づくり。
足元で悪化する経済から国民の目をそらすための宣伝に過ぎません」とシビアだ。

確かに中国政府は、ウイルス発生国の汚名返上を急いでいる。

初期の段階で全面的に中国の模範事例を取り入れたのはイタリアだが、
中国と同じような結果にはならなかった。

目下、ウイルスの蔓延が深刻化するドイツや英国では、
中国と違う発想での対策が進んでいる。

世界は今、新型コロナウイルスの感染という同じ危機に直面しているが、
国の事情や国民性によって、そのアプローチは異なるようだ。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200320-00232141-diamond-int&p=2

           <感謝合掌 令和2年3月22日 頓首再拝>

新型コロナ感染患者のご遺体の火葬処理 - 伝統

2020/03/22 (Sun) 13:18:19

  *購読者数日本一(まぐまぐ総合第1位)
   お金儲け2.0著者の川島和正メルマガ (2020.03.16) より抜粋

(前半略)

なお、国内の感染者数を見ると相変わらずそれほど多くないのですが

アジアで確認される新規感染者は、私がニュースを見る限り
日本人や日本旅行者がかなり多くなっている気がします。

ですので、日本にも着実に広がっていますので
油断しないよう気をつけた方がいいですね。


それから、本日
葬儀屋さんが納棺師に配った遺体対応ガイドラインが流出しまして
これが恐ろしい内容です。

納棺師によると
東京都と医療機関と火葬場で決めた内容のようなのですが
中国と同じく袋につめて
即火葬可能と書かれています。

ベッドが足りなくなった場合
重症や高齢の人から順に
安楽死させて焼かれてしまいそうで
ちょいと怖い話ですが

医療がパンクするより被害が減るので
これでいいのかもしれません。

・・・

<参照>

コロナの影響か、現役の納棺師によるツイートが怖すぎると話題に
2020/03/16 9:38 AM

https://yukawanet.com/archives/covid192929316.html



【東京都】新型コロナ感染患者のご遺体を24時間以内に火葬可能へ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1584338986/l50?v=pc

・・・

<2020.03.25追記>

以上の情報に関連し、次の情報があります。

葬儀業者が新型コロナめぐる「噂」に憤り 「震災の時もデマが...」

       *J-CASTニュース( 2020年3月24日)より

東京都葬祭業協同組合「同様の扱いは聞いたことがない」

肺炎患者の遺体を感染者並みに扱うことについて、東京都葬祭業協同組合も、
「そのような扱いをした葬儀会社は、把握もしていませんし、聞いたことがないです」
と取材に答えた。


佐藤葬祭の佐藤信顕社長は、取材にこう話した。

「同様な扱いにするかは、僕らが判断できることではありません。
そもそも24時間以内の火葬はできませんし、感染を怖がって
同様にやるのもおかしいと思います。

新型コロナウイルスを特別視していることはなく、
すべてのご遺体には何らかの感染症を持っている可能性も考えて接しています」

「震災のときも、どんどん火葬が増えているといった放射能デマが流れていました。
業者は、普段から気を付けてやっていますので、遺体から感染が広がる
ということもありません。扱うのが大変だというぐらいで、きちんと対応すれば、
まったく問題ないと思っています」

  (https://news.infoseek.co.jp/article/20200324jcast20202382898/ )

           <感謝合掌 令和2年3月22日 頓首再拝>

来るべき時代のキーワード - 伝統

2020/03/22 (Sun) 23:20:12


       *Web:かんながら(2020年03月17日)より

いま世界中が経済的な大打撃を受けています。

それは日本も同じことで日銀が金融緩和を発表しても、
株価が下げ止まる気配はありません。

このような現象を見て、この先どうなってしまうんだろうという不安が
社会全体を覆っているように見えます。

その一方で、このまま崩壊が進み、
今までの金融システムや貨幣経済そのものが一旦リセットされればいいのにと、
むしろワクワクした気持ちで見つめている不届き者(?)も少なからずいることでしょう。

僕もその1人かも。


この先何がどうなっていくのか、様々な分野の専門家たちが予想していますが、
実際にどうなるかは神のみぞ知るといったところでしょうか。

人間の能力にはどんな困難をも乗り越えてしまうたくましさがあるので、
今回のこの事態も時間とともに平常に戻っていくのかもしれません。


でも、元に戻らないものもあります。

それは人々の意識です。

突然にして平穏だった日々が奪われることで、
それまでの自分の考え方と生き方に疑問を持つ人はその都度増えていきます。

何を頑張っていたのか、そしてその頑張りはほんとに必要だったのか、

何を求めていたのか、なぜ求めていたのか、

といった基本的なことに目を向け始める人たちもいます。


しかも今回のようなアクシデントとは別に、
人間が生み出したAIやロボットのようなテクノロジーも、
この先の考え方と生き方に否応なく影響を与えています。

たとえ社会がもう一度平穏な状態に戻ったとしても、
いちど変わった意識は元には戻らないでしょう。

(中略)

これまで世界を動かしてきたある種のエネルギーがその役目を終えて、
新しい形にシフトしようとしています。

何度も伝えていますが


恐れから愛へ


見せかけから真実へ


コントロールから信頼へ


分離から全体へ


闇のエネルギーから光のエネルギーへ


これらがキーワードです。


このブログでもその要点をさらに言語化していきたいと思っています。

    (https://abetoshiro.ti-da.net/e11479648.html )

           <感謝合掌 令和2年3月22日 頓首再拝>

オーバーシュート(感染者の爆発的増加)を 起こさないためには - 伝統

2020/03/23 (Mon) 09:58:25

新型コロナのオーバーシュート(感染者の爆発的増加)を
起こさないために我々にできることは?

      *Web:Yahoo! ニュース(2020.03.22)
           ~忽那賢志 | 感染症専門医 より

(1)日本の患者増加は比較的抑えられている。
   しかし、油断は禁物です。

   都市部ではジワジワと患者数が増加している。

(2)クラスターから流行が広がっている。

   新型コロナ患者の8割は誰にも感染させていません。

   感染を広げているのは残り2割の患者であり、
   この2割の感染者が広げた環境は多くが
   「密閉・密集・密接」の3要素を持つ空間(3密空間と勝手に命名)
   であったことも分かっています。

   専門家会議にも出ている西浦博先生の査読前論文によると、
   このような「3密空間」にいる感染者は、
   いない感染者よりも18.7倍も他の人へ感染させやすいとのことです。

   逆に「3密空間」にいない8割の感染者からはほとんど感染は広がっておらず、
   感染の連鎖は勝手に途切れていきます。

   とにかく「3密空間」が感染拡大の大きな原因です。

(4)クラスターの連鎖、メガクラスターの発生で
   日本もオーバーシュート(爆発的増加)が起こりうる。

  ①日本でこれまで欧米諸国よりも流行が広がっていないのは、
   もちろん国民の皆さまが手洗い・咳エチケットなどの
   感染予防を徹底したおかげという側面もあるでしょう。

   しかし、大規模なクラスターであるメガクラスターが発生していないことや、
   クラスターから生じた感染者が別のクラスターを生み出す
   クラスターの連鎖が起こっていないことが大きな要因の一つと考えられます。

  ②イタリア、スペイン、アメリカなどでも一部の地域で
   集中的に指数関数的に患者数が増加しており、
   メガクラスターの発生やクラスター連鎖が起こっているものと考えられます。

   このようなメガクラスターが発生してしまえば、
   日本もあっという間に症例数が爆発的に増えてしまい、

   本来必要な医師や人工呼吸器の数を超えることで
   十分な医療が受けられない患者さんが多く出てしまいます。

  ③また日本国内で患者数が爆発的に増加してしまえば、
   武漢市やニューヨーク市などのようにロックダウン(都市閉鎖)を
   行わざるを得なくなるでしょう。

(5)オーバーシュート(感染者の爆発的増加)を起こさないために我々にできることは?

  ①オーバーシュート(感染者の爆発的増加)を起こさないためには、
   とにかく「3密空間」を避けることが大事になります。

   老若男女、全ての人が「3密空間」を避けることが新型コロナ対策では重要です。

  ②逆に、この「3密を満たさない空間」では
   感染伝播は比較的起こりにくいと考えられます。

   特に感染者が出ていない、あるいは少ない地域ではこうした
   「3密を満たさない空間」における活動の自粛は段階的に解除していくことも
   可能と考えられます。

  ③飲食店でも常に窓を開けて換気を良くし席の間隔を広くするなど
   「3密空間」を避けることでクラスター発生のリスクを下げることができます。

  ④都市閉鎖という大きな犠牲を払って感染を抑え込んだ武漢市と違い、
   社会の機能をなんとか維持しつつ感染者を抑え込むことができれば、
   日本は新型コロナ対策のモデルとして世界中から参考にされることでしょう。

   日々大変な状況が続いていますが、
   みんなで協力してこの難局を乗り切っていきましょう。

   (https://news.yahoo.co.jp/byline/kutsunasatoshi/20200322-00169120/

           <感謝合掌 令和2年3月23日 頓首再拝>

新型コロナ感染者、発症から死去まで平均「8日間」 イタリア調査 - 伝統

2020/03/23 (Mon) 13:34:10


      *Web:CNN(2020.03.22)より

イタリア国立衛生研究所が公表した文書によると、
感染者が最初の症状を見せ入院するまで4日間かかり、さらに4日後に死亡する。
犠牲者の平均年齢の中央値は80.5歳で、感染者の場合は63歳だという。

死亡者の総数の3割は女性で、
死亡時の平均年齢の中央値は83.6歳で男性より高かった。

イタリア政府によると、死亡者の大半は新型コロナに感染する前、
2つあるいは3つの持病を抱えていたことが判明。

中でも高血圧が最も目立ち、心臓疾患や糖尿病が続いたという。

感染によって生じた合併症で97.2%の割合を占めたのは呼吸不全で、
この次に多かったのは肝不全と心不全だった。

    (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200322-35151165-cnn-int )

・・・

<参照Web>

(1)伊勢ー白山 道(2020-03-22)
   イタリアと日本の「国家の運」
   https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/f2b8fa746c54ee124eea74b4ab851f36

(2)伊勢ー白山 道(2020-03-20)
   (日本は、)普段の食事で対応していくこと
   https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/6d49edb36353b515600c2d1f5618290e

           <感謝合掌 令和2年3月23日 頓首再拝>

米中情報戦の過激化 - 伝統

2020/03/23 (Mon) 23:35:02


       *メルマガ「宮崎正弘の国際情勢解題」(2020.03.22)より 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 米中情報戦の過激化、米国人記者追放に対抗し
  中国人ジャーナリスト監視強化、160名を100名に減らせ
***************************************

 情報戦が激化してきた。

中国は「武漢コロナ」、「チャイナ・ウィルス」の命名に激しく反発し、
WHOのいう「コンビット19」を徹底周知させる一方で、
「病原菌は米軍が持ち込んだ」と責任転嫁に躍起だった。

ところが、この偽情報を真に受けて、アメリカの生物兵器と喧伝しているのがイランだ。
 
WHOは次にアフリカでの大量感染を懸念しているが、
そのアフリカのイスラム圏でも米国元凶説が、中国人によってばらまかれている。

 
中国は「世界は中国に感謝すべきだ」として救援チームをイタリアばかりか、
スペイン、ドイツへ派遣し、マスクや防護服を大量に西側に寄付する等と、
病原大国の打ち消しに懸命である。

まさに「賊喊促賊」(泥棒が逃げるとき「泥棒」と叫んで追いかけるふりをする)。
おこがましい限りだろう。

イスラム圏での急拡大はイランからインドネシア、マレーシアへと拡がっているが、
礼拝儀式という人々が祈祷で集まる場所での集団感染ではないかと言われている。
しかし祈祷の集まりを中止することが出来ないという矛盾を抱える。

中国はウォールストリートジャーナル、ニューヨークタイムズ、ワシントンポストの
特派員を国外退去としたが、中国人スタッフにも圧力をかけた。
TIMEなども次の追放対象として検討しているという。
 
トランプ政権は対抗策として、現在、米国にいる人民日報、新華社など
160名の記者を100名に減らすとして、減員の要請を始めた。

・・・

トランプ戦争 

          *Web:時事直言(2020.03.23)より

新型コロナが人工ウイルスであることが判明したことから
細菌(生物)兵器である可能性が高まり米中間で「責任のなすり合い」が続いている。

習近平中国国家主席はかねてからWHO(国際保健機関)の
事務局長テドロス・アダノム(エチオピア)に「国際緊急事態宣言」を
しないよう強く要望していた。

その為に中国は武漢市を完全封鎖し事態は収拾、
結果新型コロナは終息に向かっていることをアピールした。

中国はエチオピア最大の経済支援国であり、
アダノム氏はかつての外務大臣で習近平主席とは入魂の仲であることから、
1月23日WHOの公式見解として「緊急事態の判断は保留する」と発表した。

トランプはかねてから「中国は武漢ウイルス研究所で細菌兵器を開発している」と
中国を批判し、「世界は中国の細菌兵器と戦っている」と世界にアピールしているので、
WHOの発表は不満であった。

習近平が3月10日武漢を訪問し、市の感染者も死者の増加も無くなり、
事態は正常に戻りつつあると胸を張り、市の封鎖を解くと、
翌々日の3月13日トランプは国家非常事態宣言をして新型コロナが
いかに大きな脅威であるかをアピールした。

最近になって中国の高官が、
米軍が武漢に新型コロナを散布したと述べて大問題になっている。

昨年12月約300名の米兵が演習と視察の為武漢にいたことは紛れもない事実であるが
今のところ米兵が新型コロナウイルスを散布した証拠は中国側から出ていない。

新型コロナが武漢ウイルス研究所から漏れたにしても米軍が散布したにしても、
丁度セプテンバーイレブンの犯人はアルカイダの仕業だと世界を信じさせれば
犯人はアルカイダになるように、

新型コロナは中国の細菌兵器だと世界が信じれば、
中国が細菌兵器で世界を攻撃していることになる。

後でアルカイダが9/11の犯人ではなく、事実はビル解体業者の仕事であった
と分かっても「ブッシュのテロとの戦い」は終わったので
事実かどうかは町の茶飲み話しになる。

「アメリカは中国の細菌兵器にやられた」のだと御用学者を動員して
大騒ぎをしているので、アメリカで嫌中感情が広まり、
真珠湾攻撃で日本人が「ジャップ」の罵られたように、
今後中国人がひどい目にあうだろう。

日本が石油を絶たれて真珠湾攻撃を強いられたように、
アメリカは中国が何処にも輸出が出来ないように追い込み
人民解放軍の暴発を待つだろう。

一方、アメリカはリセッションとリストラで
アメリカ経済を中国からの輸入減に耐えられるように縮小している。

ドンパチではなく「目に見えない米中戦争」はそろそろ中盤戦を迎える。

皆様は今戦時下と同じ生活を強いられている。

私が言ってきたようにオリンピックどころではない。
東京オリンピックが出来ると信じている安倍さんは育ちの良い方です。

これから当然経済も底なしのリセッション(不況)に陥ります。

http://www.masuda-toshio.com/%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e6%88%a6%e4%ba%89%e3%80%80/

・・・

<参照Web>
伊勢ー白山 道(2020-03-23)
これからの大峠の内容と方向
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/523a671bcf5d9796ce78718de104c891

           <感謝合掌 令和2年3月23日 頓首再拝>

イタリアでの状況 - 伝統

2020/03/24 (Tue) 10:13:31

イタリアの聖職者らが相次ぎ死亡、患者の臨終に立ち会い 医師の死者数上回る?

         *Web: AFPBB News(2020.03.23)より

イタリアで、危篤に陥った新型コロナウイルス感染者らの臨終の際、
祝福を与えた聖職者らが、次々と命を落としていることがわかった。

カトリック系日刊紙「アベニーレ(Avvenire)」は19日、
同国北部の主要な産業都市ミラノ(Milan)の北東に位置する
ベルガモ(Bergamo)教区で、新型コロナウイルス感染症により
少なくとも10人の聖職者が死亡していると報じた。

同教区は、新型ウイルスが最も猛威を振るっている地域とされている。

同紙は、聖職者や教会員の死者数は「あまりにも多く、数えるのは難しい」と述べている。

さらには、パルマ(Parma)で新たに5人が死亡。
ブレシア(Brescia)、クレモナ(Cremona)の他、ミラノでも
さらに多くの聖職者らが、新型ウイルスに関連して亡くなった事実が明らかになった。

これらの教区はすべて伊北部に集中。

この地域は、4週間前に同国で初の死者が報告されて以来、流行の中心地になっている。

同国では、聖職者は医師と同じように、重篤な状態にある感染者らと接触する。

伊ANSA通信による19日時点の集計では、新型ウイルスによって死亡した医師の数は13人。

だが同国では、これまでに少なくとも聖職者18人の死が報じられており、
現地メディアが伝えた数字では、聖職者の死者数が医師よりも多いことが示唆されている。

伊通信社ADNクロノス(Adnkronos)の取材に対してある神父は、
「われわれ聖職者は、マスクと帽子と手袋とローブ、そして防護用の眼鏡を着用し、
聖堂の中をゾンビのように歩き回る」と話した。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00000031-jij_afp-int

・・・

イタリアのロンバルディア、武漢のように昨年11月に原因不明の肺炎流行

         *Web:WoW!Korea (2020.03.23)より

昨年11月、イタリア北部でも“得体の知れない肺炎”が流行していたことを
イタリアの医学専門家が明らかにした。
中国で新型コロナウイルス感染症が初めて現れた時期である。

イタリア ミラノのマリオネグリ薬学研究所のジュゼッペ・レムッツィ所長は
去る19日(現地時間)米国の公営ラジオ放送とのインタビューで
「医師たちは昨年12月、また11月にも特に高齢者を中心にとても深刻で
得体の知れない肺炎が発病したことを記憶している」と語った。

また先月21日、イタリア北部で最初の地域感染が確認されて以降、
なぜ当局はきちんと発病を抑制できなかったのかを説明した。

「これは中国から伝染病の発病が知らされる前に、少なくとも
ロンバルディア(北部の州)ではウイルスが流行していたという点を意味している」
として、存在自体が知らされなかった伝染病と闘うのは不可能であったと説明した。

レムッツィ所長は、最近になってイタリアの医師たちからこのような話を聞いたと語った。
伝染病を認識できていない状況でウイルスが拡散していった可能性があるという意味である。

この所長の発言は、全世界の科学者たちが新型コロナの起源を探している中で
出てきたものだと、香港の英字新聞は報じた。

また現在科学者たちは、イタリア ロンバルディアでの新型コロナによる
地域感染は1月末に中国人とイタリア人との接触によって始まったものだとみている。

      (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200323-00254323-wow-kr

・・・

伊死者、6千人超える 感染6万、歯止めの兆しも

        *Web:共同通信(2020.03.24)より

イタリア政府は23日、新型コロナウイルスに感染した死者が
前日から601人増え6077人になったと発表した。

感染者は前日から4789人増の6万3927人。
危機的な状況が続いているが、2日連続で死者・感染者の1日での確認数が
前日分を下回り、被害拡大に歯止めの兆しも見え始めた。

政府の衛生高等研究所幹部は3月上旬からの対策の効果が表れ始めたとの認識を表明。
抑え込み成功の鍵は、感染者が集中する北部から南部への波及を防げるかどうかだと述べた。

       (https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2020032401000887.html

           <感謝合掌 令和2年3月24日 頓首再拝>

小池都知事【東京封鎖】の可能性に言及 - 伝統

2020/03/24 (Tue) 14:02:54

        *メルマガ「RPE」(2020.03.24)より

前号、前々号で、「油断するのは早すぎる」というお話をしました。

確かにイタリア、スペイン、アメリカなどと比べると
日本の感染者増加スピードは緩やかです。

しかし、毎日確実に増えている。

だから、「油断しないでおきましょう」と。


「全然おさまっていない」こと、小池都知事が言及しました。

しかも、【 東京封鎖 】の可能性もあるというのです。


▼小池都知事、【東京封鎖】の可能性に言及

TBS NEWS 3月23日。

<新型コロナ、小池都知事「首都の封鎖あり得る」

東京都の小池知事は、
新型コロナウイルスの大規模な感染拡大が認められた場合は、

首都の封鎖=ロックダウン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
もあり得るとして、都民に対し、大型イベントの自粛などを改めて求めました。

「この3週間オーバーシュートが発生するか否かの
 大変重要な分かれ道であるということです」(小池百合子 東京都知事)

小池都知事は、23日から3週間、イベントなど
人が密集する空間への外出を控えるよう都民に呼びかけました。

都内で大規模な感染拡大が認められた際には、東京都を
封鎖する「ロックダウン」も検討するとしています。>

【首都の封鎖 = ロックダウン】もあり得るそうです。


そうなるかどうか、これから3週間が勝負だと。


▼なぜそうなのか?


なぜ、小池都知事は、現状を強く心配しているのでしょうか?

理由は、「感染源が特定できない感染者が増加していること」だそうです。

東京都の新たな感染者数は3月23日、16人でした。

これは、これまでで過去最多です。

16人のうち9人は、どこで感染したのかわからない人たち。


政府専門家会議メンバーである館田一博医学部教授は、

<これは、非常に危険なサインです。>

<我々が把握していない大きなクラスター(集団感染)
が起きているのではないか>

<そういうことを放っておくと、これがメガクラスターになって、
それがオーバーシュート(感染者の爆発的増加)につながってしまうのではないか>

と語っておられます。



▼国民の油断が、オーバーシュートを呼ぶ

新型コロナウイルスの感染は全世界に広がり、
たくさんの都市で、厳しい外出制限が行われています。

ニューヨークも、人がガラガラ。

私が住んでいたモスクワでも、市長が直々に動画をだし、

「食料品と薬を買う以外に、外にでないように」と要求しました。


ところが日本では、3月初めの緊張感がすっかり緩み、
花見でにぎわっている状況。

(宴会式の花見は、行われていないようですが。)


遊園地の「としまえん」は、営業を一部再開。

(屋外のアトラクションだけ)

21日(土)の来園者数は、約6000人。

22日(日)は、約5000人。

これは、【例年並み!】の数だといいます。


それでも「屋外」アトラクションなので、
「そんなに感染リスクは高くないのではないか」と思えるかもしれません。

では、「さいたまスーパーアリーナ」で
3月22日に開催された【 K1 】はどうでしょうか?

観客数は6500人だったといいます。

これで、クラスターが起こらなかったら「超ラッキー」と
いえるのではないでしょうか?


何がいいたいかというと、安倍総理の休校要請から約1か月が過ぎ、
国民の緊張感が薄れているということです。


▼これから3週間が勝負

しかし、小池都知事は【首都封鎖もあり得る】と危機感を露わにしています。

そして、

「今後3週間、大型イベントへの参加を控えるよう」

都民に要請しました。


これは、都民だけの話ではなく、全国民も同じだと思います。

中国で感染者数が爆発的に増加していた時、
ほとんどの人は、「日本はああならない」と感じていました。

(RPEでは、2月5日から「早く中国全土からの渡航を禁
止してください!」と呼びかけつづけていましたが。)


安倍総理が2月27日、「全校一斉休校」を要請し、結果、
日本での感染者増加スピードは、緩やかになりました。


今、イタリアの状況を見て、日本国民の大部分は、

「日本は、関係ないね〜〜〜〜」と感じ、他人事としてみています。

しかし、日本がイタリアのようにならなかったのは、
国民が緊張感をもって用心深く、注意深く生活してきたからでしょう。

ここでリラックスしすぎると、イタリアのようになる可能性があります。

小池さんのように、危機の規模を正しく理解している人がいて、
「【首都封鎖】もあり得る」と語っている。


皆さん、この事実を重く受け止め、今一度気を引き締めましょう。

金も大事ですが、命はもっと大事です。

・・・

岡田晴恵氏、無症状の若者が感染を広める危険性を指摘
「若い人へ、もう少しインパクトのある説明での啓発が急務」

        *Web:スポーツ報知(2020.03.24)より

24日放送のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜・前8時)では、
新型コロナウイルス感染拡大の深刻化により、小池百合子東京都知事(67)が
「ロックダウン(都市封鎖)」に言及したことを報じた。

番組では新型コロナウイルスに感染し無症状の若者が、親や高齢者、
基礎疾患のある人に感染を広め、重症化となる危険性を紹介。

 
元国立感染症研究所研究員で白鴎大教授の岡田晴恵氏は
「若い人が集って離散していくと。二次感染者は絶対に追えないわけですね。
ですから若い人へ、もう少しインパクトのある説明での啓発が急務なのかなと。
私の学生を見てても思います」とコメントした。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-03240071-sph-soci

           <感謝合掌 令和2年3月24日 頓首再拝>

中国の公式統計 - 伝統

2020/03/24 (Tue) 22:29:13


       *メルマガ「宮崎正弘の国際情勢解題」(2020.03.24)より 

感染者4万3000人を、無症状だからと感染者数から外していた
中国の公式統計を信じる日本のメディアは莫迦なのか、操られているのか
****************************************

死亡診断書に「コロナと書くな」。武漢はウィルス感染を退治し、
疫病に打ち勝ったと、十日間で建てた火神山医院を解体した。

湖北省の感染ゼロが五日間もつづき、「疫病を退治した習近平は英雄」と、
幇間さえひっくり返るあべこべキャンペーンが開始された。

火葬場から煙があがり続け、感染者は別の隔離場所に運ばれていると
SNSでは情報が飛び交っている。

サウスチャイナモーニングポスト(3月23日)は
「感染者4万3000人が、無症状だからと感染者数から外していた」と報じた。

中国の公式統計を信じる日本のメディアは莫迦なのか、

欧米諸国は「戦争」状態と認識し、NZは国民全員に外出禁止令、
メルケル独首相は自主的に自宅隔離、これって中世のペスト騒ぎを越える。

「ことしの日本のGDPは5・9%の下落、31兆円の後退となる」と
日本の大手シンクタンクの見積もりだが、新車販売が世界的に40%のダウン。

それゆえに5・9%ではなく、59%の後退ではないのか。

東京五輪は延期、東京都は封鎖を検討している。

・・・

<参照Web>
“感染者ゼロの武漢”実は今も新たな感染者がいる?その理由
https://www.fnn.jp/posts/00050860HDK/202003230710_TakahiroKido_HDK

           <感謝合掌 令和2年3月24日 頓首再拝>

【新型コロナ】疫病が去る(サル)ように - 伝統

2020/03/25 (Wed) 08:42:10


           *Web:千葉日報(2020.03.24)より

【新型コロナ】疫病が去る(サル)ように… 
願い込めたサンブスギ製の護符108枚配布 東金と山武の寺社組織

新型コロナウイルスの感染拡大で冷え切った世の中を明るくしようと、
東金市と山武市の寺社が組織する「東金・山武古社寺之会」(浜名徳順会長)が、
かわいらしい猿をデザインした護符を制作した。

材料には台風で倒れたサンブスギを活用。27日に開幕する寺社巡りイベントで、
御朱印を集めた人にプレゼントする。先着108枚。

同会は、地域活性化を目指し、東金市の日吉神社や山武市の勝覚寺など
宗派をまたいだ有志が結成。これまで定期的に御朱印イベントなどを開催してきた。

会員の寺社には桜の銘木が点在していることから、
今回は桜の開花シーズンに合わせ「桜詣」と銘打って企画。
全11カ所で御朱印を集めると護符がもらえる。

護符は一般的な絵馬のサイズ。神仏の使者の猿を図案化した
同会オリジナルキャラクターを描いた。

猿の名前は「マサル」。
新型コロナウイルスなど「魔」が「去る」ようにとの思いを込め命名した。

昨秋の台風で倒れた境内のサンブスギを活用し、メンバーが一つ一つ製材して手作りした。

同会担当者は「『災厄払い』のパワーを持つマサル君を探して
みんなで災害や疫病を吹き飛ばそう。参拝の際はなるべくマスク着用を」
と呼び掛けている。

期間は27~29日と4月3~5日。時間は午前9時~午後4時。
護符がもらえるのは山武市埴谷の妙宣寺など3カ所。
問い合わせは日吉神社(電話)0475(54)0980、勝覚寺(電話)0475(84)0248。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00010005-chibatopi-l12

           <感謝合掌 令和2年3月25日 頓首再拝>

世界で40万人突破、新型コロナ感染者 病床不足も深刻 - 伝統

2020/03/25 (Wed) 10:37:02


         *Web:日本経済新聞(2020/3/25)より

世界で新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が加速している。
米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、全世界の感染者数は
米東部時間24日(日本時間25日)に40万人を超えた。

3日間で10万人増えるなど、急ピッチで感染が拡大。

各国は外出禁止などの措置を強化しているが、
病院スタッフや病床不足への対応も急務となる。

特に、米国での感染拡大が著しい。
米東部時間24日午後5時(日本時間25日午前6時)時点で、
米国の感染者数は5万3268人となった。

米国内では少なくとも17の州や14の地域が外出規制を発表しており、
合計1億6300万人が対象になっている。

感染者数が米国最大のニューヨーク州では、
一部を除く全事業者に在宅勤務を命じて封じ込めを目指すが、
感染拡大に歯止めがかかっていない。

州内の感染者数は2万5000人を超え、3日ごとに倍増するペースで増えている。
検査件数の増加も著しく、23日は1万3000件に迫った。

これに伴い、病床不足などが懸念されている。
クオモ・ニューヨーク州知事は24日の記者会見で
「2~3週間後に迎えるであろう感染者数のピークに備え、
病床と人工呼吸器の不足を解消することが急務」と訴えた。

ニューヨーク州の病床は現状5万3000床だが、
ピークに備えて14万床確保する必要がある。

ホテルなどを病床として活用できないか、関係者と協議中だ。
また人工呼吸器については7000台を確保しているが、3万台必要という。


欧州でも病院スタッフ不足への対応に追われている。
全土での自宅待機に踏み切った英国は24日、
医療サービスに従事するボランティアを25万人規模で募集。
合計4000人規模を収容できる一時的な病院を開くことも発表した。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57194600V20C20A3000000/?n_cid=NMAIL007_20200325_A

・・・

米、1日の死者100人突破 1.5億人超に外出規制―新型コロナ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032400368&g=int


【新型コロナ】米国が感染拡大の新たな中心地になる恐れ-WHO
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-25/Q7PZ1SDWRGG001

NY、感染の震源地に 医療物資不足が深刻化―新型コロナ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032400855&g=int

・・・

<参照Web>

新型コロナウイルス アメリカの医療現場は?
https://www.youtube.com/watch?v=HnWy1Cj1GQk


東京封鎖よりニューヨークのケタ違いの実態【及川幸久−BREAKING−】
https://www.youtube.com/watch?v=I27GCIlt3QM

           <感謝合掌 令和2年3月25日 頓首再拝>

日本で新型コロナの死亡率が低いのは、なぜなのか? - 伝統

2020/03/25 (Wed) 13:17:55


       *Web:ニューズウィーク日本版(2020.03.24)より

<公衆衛生への国民の意識が高いからか、
クラスターの封じ込めに傾注する対策が当たっているからか......>

新型コロナウイルスに関しては、まだまだ分からないことが多いわけです。
ですから、3月19日に専門家委員会が表明した、

日本は感染拡大の加速にはいたっておらず「持ちこたえて」いるが、
「オーバーシュート(爆発的な感染拡大)」の危険はあり、
依然として厳しい警戒が必要という指摘は、

真剣に受け止めないといけないと思います。


日本の新型コロナ対策に関しては、
PCR検査の数が抑制されているという指摘があります。
このため今後拡大するかどうかについては、議論があります。

ですが、明らかに指摘できるのは、
日本の場合は人口当たりの新型コロナの死亡率が非常に低いことです。

中国の場合は湖北省とその他を通算した平均値はほとんど意味がないので除外しますが、
その他、現在まで大規模な感染が発生している国や地域の死亡率と比較すると、
日本の低さは明らかです。


▼イタリア(人口6055万人、死亡者6077人)人口10万人当たりの死亡者数10.03人

▼スペイン(人口4068万人、死亡者2311人)......5.68人

▼アメリカ・ニューヨーク州(人口1945万人、死亡者118人)......0.61人

▼韓国(人口4818万人、死亡者104人)......0.21人

▼日本(人口1億2653万人、クルーズ船を除く死亡者42人)......0.03人

人口当たりの死亡率が日本はなぜ低いのか、その理由を考えてみます。


まず考えられるのは、日本社会の特徴です。
例えば、近年は高齢者が「高齢者のみの世帯」で生活している率が高く、
若い世代との接触を遮断するのが容易だということです。

例えば、日本の高齢者入居施設の場合は2月の早い段階から
家族を含めた入所者以外の訪問を停止して厳格な管理をし、
大規模感染は起きていません。

また、大家族が比較的残っている地方は人口密度が低く、
反対に人口密集地域では2世帯、3世帯の同居は少なくなっていることが
理由として上げられます。

他にも、公衆衛生の概念が浸透しているとか、
手洗いの習慣、マスク着用など生活様式の特徴も理由になりそうです。

漠然と説得力を感じるストーリーですが、
例えば同じように高齢者の命を奪う季節性のインフルエンザの場合は、
例えばアメリカで毎年1万5000人前後の死亡者を出している一方で、
日本は3000から5000の死亡者数で推移しています。

そう考えると、社会の特徴だけで説明できるとは思えません。


<「クラスター」封じ込めに集中する対策>

2つ目の考え方は、とにかく日本の政府の方針で
新型コロナの死者数が少なく抑えられているという説です。

例えば、流行に伴う社会不安を抑えたい、あるいは政治責任を回避したい、
さらには日本での流行を主な理由として東京五輪が中止・延期されては困る
などの理由が動機になっていたという想像は可能です。

例えば、他の病気との併発の場合は死因をそちらにカウントして、
新型コロナの死亡者数には入れないとか、
検査前に肺炎が悪化して死亡した場合には死亡者数として数えないなど、
統計的な操作はムリにやろうと思えばできなくもないでしょう。

ですが、新型コロナで亡くなった患者をカウントしないということは、
実際の現場では感染防止の観点から不可能でしょうし、
いずれにしても1桁も2桁も違う数字に持っていくのは無理だと思います。

日本の場合は、集中治療室(ICU)のスペックが高いとか、
院内感染回避のノウハウとリソースがあるとか、
場合によっては高価な人工肺(ECMO)も使用できるなど、
治療の環境が整っているということはあります。

ですが、中国も含めてどの国のどの病院も可能であれば
ECMOの投入はしているようですから、
顕著な医療崩壊の起きている国を別にすれば、
日本だけが何十倍も恵まれているということはないはずです。


3つ目の可能性は、封じ込め政策を「クラスター対策」に集中している日本の戦略が、
今のところは当たっているということです。

この戦略は、3月19日の専門者会議以降、関係者が徐々に説明を始めていますが、
要するにSARSを制圧したのと同じ手法で、感染の連鎖を潰していく作戦です。

PCR検査の投入方法も、限りある検査キットを感染者とその濃厚接触者に集中させ、
クラスターを抑え込むことを優先して決めているようですし、
例えば「ダイヤモンド・プリンセス」下船者については、
100%クラスターの発生は抑止されたという説明もされています。

例えそうでも、仮に今後「感染経路の見えない」形で、多数の感染者が発生し、
クラスターを抑え込むことができなくなる可能性は残っています。

専門家会議の言う「オーバーシュート」とはそうした事態であり、
これを恐れて警戒を強めようという趣旨は理解できます。


仮にこの3番目の理由が相当程度にあたっているにしても、
専門家委員会が声高にそれを誇るのではなく、
警戒を促しているというのは正しい姿勢でしょう。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200324-00010008-newsweek-int


<参照>

新型コロナ対策、「日本式」の特徴と評価
https://www.newsweekjapan.jp/reizei/2020/03/post-1153.php


「日本のコロナの謎」 検査不足か健闘か、欧米注視
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032400768&g=int

           <感謝合掌 令和2年3月25日 頓首再拝>

5Gサービス開始 - 伝統

2020/03/25 (Wed) 20:28:37


  *購読者数日本一(まぐまぐ総合第1位)
   お金儲け2.0著者の川島和正メルマガ (2020.03.11) より抜粋

■■コラム 5Gエリアから逃げるべき理由


5Gの健康被害についてはここ数年様々なレポートがあり
それにより5G禁止にする都市もいくつか出てきているところです。

例えば、5G基地局のそばでは鳥がバタバタと死んだとか
牛が遺伝子異常になったなんて話があります。

また、ベルギーやスイスでは5G導入保留になっており
サンフランシスコや香港など都市の一部地域で禁止になっているところもあります。

そして、最近話題になっているのは
新型コロナウイルスとの関係性で
サービススタートしてなくても基地局設置が進んだところが
爆発的に患者数が増えているのではないかと言われています。

武漢は5G先行スタート都市であり
韓国もアジアで最も早く導入された方で
イタリアでも導入が進んでいます。

さらに、なんと
ダイヤモンドプリンセスに配布された
ソフトバンクのネットワークは5G試験利用だったようです。

しかしながら、ソフトバンクほか世界のメガキャリアは
メディアの大広告主であるためマスコミはこの問題をほとんど追求しません。

また、5G推進派は
5Gが危険であるというエビデンスがないと言い
5G否定派に対抗しています。


というわけで、5Gについては
健康被害に関するエビデンスがまだないものの
健康被害が疑われる話は多々ありますので
なるべく5Gエリアには住まないほうが良さそうですね。

5Gは、たいてい都心の人の多く集まるところから設置されていきますので
なるべく郊外や田舎に避難した方がいいと思います。


ちなみに、最近エビデンスブームですが
最新のものについてはエビデンスがありませんので
危険だと証明されていなくても安全だとも証明されていません。

ですので、エビデンスがないから安全だという言い分は
そもそもおかしな話なので信じない方がいいですね。

           <感謝合掌 令和2年3月25日 頓首再拝>

東京、週末の外出自粛要請「感染爆発の重大局面」 - 伝統

2020/03/25 (Wed) 22:26:24


       *Web:朝日新聞(2020.03.25)より

東京都の小池百合子知事は25日夜、緊急の記者会見を開き、
新型コロナウイルスの感染者が新たに41人確認されたと発表した。

これまで都内での感染確認は24日の17人が最多だったが、大きく増えた。

【グラフ】都内の新型コロナウイルス感染者数の推移
     https://www.asahi.com/articles/photo/AS20200325004691.html?ref=yahoo


感染拡大防止に向け、小池知事は都民に対し、
平日の26、27日はできるだけ仕事を自宅ですることや夜間の外出を控えること、
今週末については不要不急の外出を自粛するよう要請した。

小池知事は「このままの推移が続けば、ロックダウン(都市の封鎖)を招いてしまう」とし、
「感染爆発の重大局面だ」と述べた。

また、「お一人お一人の行動が社会に影響をもたらすという自覚を持ってもらい、
難局を皆さまとともに乗り越えていきたい」と訴えた。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00000075-asahi-sctch

・・・

都知事が今週末の外出自粛要請 コロナ、東京で1日に41人感染

       *Web:共同通信(2020.03.25)より

東京都は25日、新たに41人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。
感染者急増を受け、小池百合子知事は同日、都庁で記者会見し、
今週末は不要不急の外出を避けるよう都民に呼び掛けた。

都内で1日に確認された感染者数では、
これまで最多だった24日の17人の2倍以上で、合計も200人を超えた。

共同通信の集計では、都道府県による1日の発表人数としてもこれまでで最多。
感染者のうち11人は、既に感染者が出ていた台東区の病院の関係者という。

暖かく桜の開花が進んだ3連休は都内で花見の名所を中心に多くの人出が見られ、
新宿、渋谷の繁華街も人出の多い状態が続いていた。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00000188-kyodonews-soci

・・・

「感染爆発の重大局面。“ノー3密”、平日はできるだけ自宅で仕事を、夜間外出も控えて」

          *Web:ANNニュース(2020.03.25)より

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、東京都の小池百合子知事は
25日夜に緊急記者会見を開き、

「オーバーシュートが懸念される重要な局面だ。
平日は職種にもよるが仕事はできるだけ自宅で、夜間外出も控えてほしい。
また、今週末は急がない外出はぜひとも控えてほしい」と呼びかけた。


また、小池都知事は1日に発表する感染者の数としては
最多の41人が新たに感染したことに触れ、

「“ノー3密”(換気の悪い密閉空間、多くの人の密集する場所、近距離での密接な会話)
を要請。

オーバーシュートを防ぐためには都民のみなさんの協力が不可欠。
意識を持って行動するようお願いする」と訴、

28日に後楽園ホールで開催が予定されていたK-1についても、
実行委員会から無観客試合で実施する旨の連絡があったことも明かした。

厚生労働省は23日、現状の対策のままでは来月8日までに
東京都の感染者が530人程度増える可能性があると試算しており、
小池都知事も24日には「いわゆるロックダウン(都市の封鎖)など、
強力な措置を取らざるを得ない状況が出てくる可能性がある」と懸念を示していた。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00010033-abema-soci


<参照Web>

(1)「オーバーシュートの始まりの可能性」
   …東京都で新たに40人超感染の意味することは 専門家の見方
   https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00010011-fnnprimev-soci

(2)「首都封鎖いわゆるロックダウン」が
   東京で実施されるとしたら、どんなことが起きるのか?
   https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00010013-fnnprimev-soci

           <感謝合掌 令和2年3月25日 頓首再拝>

都内で感染者急増 新型コロナ患者を診る医師が、いま一番恐れていること - 伝統

2020/03/26 (Thu) 09:25:31


        *Web:文春オンライン ( 2020年3月26日)より

(前編)

ドラッグストアからは、マスクや消毒液が姿を消して久しい。
しかし、それは決して、一般社会だけの問題ではなく、
病院など「診療の現場」でも、マスクなどの物資不足が深刻になっている。

感染拡大にともない、人工呼吸器やECMOなど、
重症患者を治療する機器は今後足りるのか、という指摘も出始めた。

現在の病院の状況、患者増加の状況について、感染症の専門家で、
第一線で新型コロナウイルス感染者の治療に携わっている、
国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志医師に話を伺った。

(※インタビューは3月21日(日)に行われました。掲載時の情報は25日(木)のものです。)

──先生が勤務されている国立国際医療研究センターでは、
  新型コロナウイルス感染症の患者さんは増えてきていますか。


忽那医師(以下、忽那)

最初は、チャーター機での帰国者が受診して、
それからクルーズ船の患者さんが入院し、最近では、
国内発生の患者さんが増えているところです。

クルーズ船は高齢者が多く重症者の割合が高かったですが
、国内発生の方は軽症が多く、軽症8割、重症2割、
人工呼吸器装着となるのが5%程度です。

新型コロナウイルス感染症は指定感染症なので、
軽症・重症かかわらず原則入院対応となり、
陽性になった患者さんは、現在、東京では全員入院しています。


──東京都の、感染症指定医療機関(注:新型コロナウイルス感染症のような
  指定感染症や、法律で定められた一類・二類感染症の患者の入院治療を
  担当する病院として、厚生労働大臣や都道府県知事に指定された病院)の
  ベッドは現在足りていますか。


忽那 

一時期はクルーズ船の患者さんたちでいっぱいになっていましたが、
この2週間ほどはその患者さんたちが退院されたのでやや余裕が出ていました。
しかし、ここ1週間では都内で急激に患者さんが増えている状況です。

(注:3月25日、都内で41人の感染が判明し過去最多の130人となり、
 指定医療機関のベッド数118を上回った。
 なお、東京都は23日、感染者の急増に備え、最大4000床整備すると発表している)

今後、オーバーシュートといって、爆発的に患者さんが増える事態になると、
病床が足りなくなることもあり得ます。

現に、愛知や相模原では病床が足りずに自宅待機例が出ています。
そうなった場合は、軽症の患者さんは家で待機をすることになると思いますが、
自宅待機の場合の具体的な目安が必要になるでしょう。

──現在は、まだそういった目安が存在しないのですね。

忽那 

ええ、厚生労働省は、3月1日、自治体判断で自宅待機も可という
文書を出していますが(※1)、
 → https://www.mhlw.go.jp/content/000601816.pdf

具体的にどう自宅待機を進めるかについては曖昧です。

現状、入院患者の場合はPCR検査が2回陰性になってはじめて退院できる
という決まりになっていますが、自宅待機の場合、どれくらいで仕事に復帰できるのか、
外出はどうするのかといった目安がない。

オーバーシュートが起こり病床が足りなくなる前に策定する必要があり、
既にそういう動きはありますが、厚生労働省には早めに策定を進めてもらいたいですね。


《病院がいま一番困っていること》

──率直に言って、臨床の現場でいま最も困っていることは何ですか。

忽那 

マスクとガウンが、足りていないことです。
病院によっては、マスクが一日一枚だけ、
あるいは数日に一枚だけのようなことがあります。

新型コロナウイルス患者さんを診察する場合、
本来であればマスクやガウンは診察ごとに交換しなくてはなりません。

われわれの病院では、東京都から支給されたりして、まだそれが可能ですが、
感染症指定医療機関でも、すでにそれができなくなっている病院が出てきています。

そうすると、感染防御が出来ず、医療従事者の感染リスクが高くなり、
自分たちの身を守れない状況で診療しなければならないとなると、
医療従事者による診療拒否も起こりかねません。

マスクやガウンの支給は、
患者が増える前になんとかしないと、大変なことになります。
政府には、マスクの速やかな支給をお願いしたいです。


《人工呼吸器はなぜ簡単に増やせないのか》

──今後オーバーシュートがあった場合、人工呼吸器が足りなくなるかもしれない
  との懸念もあがり始めています。 また、ここ数日で、人工呼吸器が足りないので
  あれば増産すれば良い、との意見がSNSを中心にあがっていると聞きます。

忽那 患

者数の推移によっては足りなくなる可能性もあるでしょう
(3月9日の日本集中治療医学会の資料では、全国の人工呼吸器は約22000台。※2を参照)。
 → https://www.jsicm.org/news/upload/COVID-19-ECMOnet-report-20200304.pdf
 
人工呼吸器の管理には専門性が要求されます。
人工呼吸器に精通した医療従事者の数は限られていますので
、人工呼吸器の数が足りていれば良いという話でもありません。

現時点では、感染の規模が医療のキャパシティを超えないように
オーバーシュートを抑えることが重要になります。

──同じく重症患者の治療に使われるECMOに関しては、
  重症患者さんを治療するのに十分な台数が確保されているのでしょうか。
  また、そもそもECMOとはどういった機器なのでしょうか。


忽那 

ECMOとは、「体外式膜型人工肺」といって、血液を一旦体の外に出し、
肺の代わりに血液を酸素化し、二酸化炭素を除去し、血液を体の中に戻してやることで、
肺を休ませてやる機械で、一般的に、人工呼吸器と一緒に使います。

ECMOは、感染対策をきちんとしながら使用できる台数としては、
全国に100台もないのではないかと思われます。
もちろん、この台数は、感染対策ができれば、今後増えていく可能性はあります
(3月9日の日本集中治療医学会の資料では、全国のECMOは1400台程度。
そのうち約150台が使用中、新型コロナウイルス肺炎への使用は3月11日時点で
全国累計23例、回復12例、治療中11例。※2・※3を参照)。
 → https://www.jsicm.org/news/upload/COVID-19-ECMOnet-report_20200311.pdf


ECMOも人工呼吸器と同様に、機械の台数が足りればいいというわけではなく、
ECMOの扱いに精通したスタッフが必要になります。


《最前線で期待される治療薬》

──日本集中治療医学会の調査で示された台数とは異なり、
  実際に使える台数はかなり限られてくると言うことですね。

  先日、HIV治療薬のカレトラの臨床試験の結果が出て、
  使用しない場合と比べて有意な差が見られないということでしたが(※4)、
    → https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa2001282?query=featured_home
  実際に使用されていかがでしたか。また、今後治療薬の候補はあるのでしょうか。


忽那 

カレトラは、既に何人かの方に使用しましたが、
効くという実感はあまりありませんでした。

この研究における症例数が十分ではないため結論づけるのは早計かもしれませんが、
今後は、あまり使用されなくなっていくかもしれません。

アビガンという、インフルエンザの治療目的に開発された薬は、
中国で80人規模の臨床試験が行われ、カレトラと比較して、
CT検査での改善やウイルス消失までの日数が短いという結果がでています(※5)。
 → https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2095809920300631

また、早ければ4月には、国内未承認のレムデシビルの中国での
臨床試験結果が出るかも知れません。
国内でも、レムデシビル、膵炎治療薬のナファモスタットの多施設共同研究が、
当院も含めて計画されています。


《集団免疫戦略には「疑問がある」》

──イギリス政府の発表で、集団免疫戦略が話題になりました。

忽那 

基本再生算数を2.5として、
国民の60-70%が感染すれば流行が収まるとする集団免疫戦略ですが、
その戦略の方向性には疑問があります 。

高齢者や持病を持つ方にとっては恐ろしい病気ですから、
国民がどんどん感染するようになると、死者を大量に出すことになります。

わたしたちは、あくまで、発症者のピークを後ろにずらし、
医療のキャパシティを超えないように、カーブをなだらかにしていく必要があります。

ピークは夏よりももっと後になる可能性もあります。

ピークを遅らせつつ、ワクチンや治療薬ができるのを待つのが重要です。
ワクチンは、米国国立衛生研究所(NIH)が先日第1相臨床試験に着手、
開発が急ピッチで進められる可能性もありますが(※6)、
 → https://www.niaid.nih.gov/news-events/nih-clinical-trial-investigational-vaccine-covid-19-begins


免疫がつかないこともあり、複数の種類のワクチン開発を進めた方がいいと思いますし、
まだどうなるかははっきりしません。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/bunshun_36802/

            ・・・
(後編)

        *Web:文春オンライン ( 2020年3月26日)より

PCR検査の対象は「日韓で大きく異ならない」 
新型コロナ患者を診る医師が報道を危惧する理由




国内でも、経路のわからない感染が増え続け、
感染者が爆発的に増加する「オーバーシュート」が懸念される現在。

わたしたち国民にも、政府やメディアからの情報を適切に受け取り、
冷静に理解し、賢明な行動をすることが求められている。

新型コロナウイルス感染症に関して、政府やメディアの出している情報は適切なのか、
感染症専門医に話を聞いた。

協力いただいたのは、第一線で新型コロナウイルス感染者の治療に携わっている、
国立国際医療研究センター国際感染症センターの忽那賢志医師だ。


(※インタビューは3月21日(日)に行われました。掲載時の情報は25日(木)のものです。)


《感染症専門医が警鐘を鳴らす、不正確な報道》

忽那医師(以下、忽那)

メディアは、今回の新型コロナウイルス感染症報道でも、過剰な表現をしがちで、
中には間違った情報を発信している場合もある。
感染症はナイーブな問題で、専門性が必要とされるので、
自らも発信しようかと考えた次第です。


──過剰な報道や、不正確な報道があるとのことですが、いくつか例を教えてください。

忽那 

たとえば、先日「診断遅れで重症化」というタイトルの記事が
ヤフーに転載されていました。

新型コロナウイルス感染症は、まだ治療法がないので、
早期発見することと重症化を防ぐことは関係がありません。
ミスリードなタイトルだと思います。

 
また、1月に武漢で原因不明の肺炎が44例報告された後、
「深センで原因不明の肺炎」と題された記事が掲載されたこともありました。

原因不明の肺炎は、臨床ではしばしば経験されることで、
決して珍しいことではないのですが、この記事だけを読むと、
まるで深センでも新たな別のウイルスによる感染があったかのように
勘違いしてしまいます。続報もありませんでした。

 
また、テレビでは専門家を名乗る人々が、「PCRをどんどんしろ」と言っています。


──彼らは、専門家ではないのですか。

忽那 

感染症専門医は日本では少ないです。
専門医の資格を取得しているのは1500人程度いますが、
呼吸器科の医師などを除いてほんとうに感染症を専門としている人となると、
国内で1000人いないと思います。


《韓国と日本、検査対象が「大きく異なるわけではない」》

──「韓国に比べてPCR検査が少ない」ということが、
   一時期マスコミで言われていましたが、どうお考えになりますか。

忽那 

日本では症状のある人や接触者を中心に検査をしていますが、
ライブハウスなどのクラスターが発生したところでは、
無症状の接触者も検査しているので、
大きく検査対象が異なっているわけではないと思います。

韓国では、教会で、若い人の間に感染が拡大しました。
症状が出た人の他に、教会にいた濃厚接触者の検査をまずは徹底的に行ったので、
無症状の人も必然的に多く検査することになりました。

韓国も、患者が大量に出たので、多く検査をしたというのが実情だと思います。

テレビで専門家を称する人が主張するように、
誰にでもPCR検査をやっていたわけではありません。

韓国は致死率が低く、イタリアは高いですが、
これも韓国独自の対策の成果というよりは、
韓国の陽性者は若年者が多く、
イタリアの陽性者に高齢者が多いことを反映していると思います。

韓国では医療崩壊は起こっていませんが、重症者が少ないからではないでしょうか。


《3月上旬以降、PCR検査の状況は改善している》

──今、日本ではPCR検査が適切に行われていると言えますか。

忽那 

3月上旬に保険適用がなされ、保健所を通さなくても検査ができるようになりました。

以前は、わたしたち医師が、検査が必要と判断しても
断られるケースがあったことは事実です。

たとえば、新型コロナウイルス感染が非常に疑わしい患者さんでも、
一度検査を受けて陰性が出ると二度目の検査を断られてしまい、
家に帰すしかなかったこともありました。

しかし、現在は、保健所を通さなくてもよくなったので、状況は改善しています。


《検査数が十分かは地域にもよる》

──検査数が少なすぎるのでは、という声は根強くあります。
  ドライブスルー検査が必要だという声もありましたが。

忽那 

少なくとも東京都では、必要な症例には検査がされている状態と考えます。
なぜなら、医師が「この人は感染しているのでは」と疑って検査をした症例での
陽性率(=実施した検査の中で、陽性の結果が出た確率)が東京都の場合、
5%程度だからです。

つまり、医師が感染を疑った患者さんのうち、実際に陽性の患者さんは20人に1人なので、
検査数が少ないことで感染者を大量に見逃している、ということはないはずなのです。

 
例えば、「検査をした2人に1人と陽性が出る」という状態ですと、
市中に広く蔓延し、見逃されている例があると考えられますが、
今はそのような状態ではありません。

検査数が十分かどうかは、地域によっても異なります。
クラスターが発生している兵庫、大阪、愛知などでは、
もう少し検査をした方がいいかもしれません。

(注:25日には、東京都内の病院でも10人以上のクラスター感染が確認された)

ドライブスルー検査をするのであれば、どんな人に検査をするのか、
症状や接触歴があるなど、対象をはっきりと絞る必要があるでしょう。


──外来をされていて、マスコミの影響を感じたことはありますか 。

忽那  

PCR検査の対象ではないというと、怒ったりされたことはあります。
明らかに他の疾患の場合でも、「検査をしてくれないのか」と
言われたこともあります。

また、同僚が、PCR検査をわざとやっていないのではないか、と、言われたようです。


──今、欧州では急激な集団感染、つまり「オーバーシュート」が起こっていて
  患者が激増していますが、日本は、それほど厳しい制限をしているわけではない
  のにも関わらず欧州のようになってはいません。この違いはどう考えられていますか。


忽那 

日本では、人混みに行かないとか、密閉された空間に長時間とどまらないなどの、
啓発や、行動の制限がうまくいっていると思います。
ただ、韓国で、教会で一気に感染が広がったように、オーバーシュートが起きると、
医療崩壊が起こりかねません。


《CDCが望まれる理由》

──日本の首相は、イギリスのジョンソン首相のように、
  専門家と一緒に会見をすることもなく、説明が不足しているように見えます。
  政府に望むことはありますか? 
  疾病対策予防センター(CDC)を作った方がいいという主張もありますが。

忽那 

CDCのメリットは、専門家集団なので、独立性があり、通常方針をCDCが決めれば、
政治が方針に従うようになっていることです(今回の新型コロナでは、
必ずしもそうなっていない部分もあります)。
継続した研究や訓練も可能です。
アメリカのCDCは、何年か毎に、新型インフルエンザを想定した
訓練・シミュレーションを行っています。

それに対して、日本の専門家会議は問題が起きたその時々に招集されます。

CDCは、独立性を保たなければならないし、
厚生労働省などの方針を追認するだけの組織になっては意味がありません。

日本に専門家が少ないので、作れるのかという疑問もあります。
前身となるような機関を作り少しずつ大きくするのが現実的かもしれません。


《高齢者、持病を持つ人は過剰なくらい注意を》

──一般の方に、今一番伝えたいことは。

忽那 

新型コロナウイルス感染症は、8割の人が、誰にも感染させておらず、
特定の条件のもとで広がりやすいことが知られています。

3つの要素がある場所、

①換気の悪い密閉空間、
②多数が集まる密集場所、
③間近で会話や発声をする密接場面

です。

高齢の方や持病のある方は、手洗いをはじめ、
過剰なくらいに注意をしたほうがいいでしょう。

密閉された空間に行かない、高齢者施設には面会に行かない。
病院にも、行く頻度を減らす。
コロナウイルス感染は病院の中で広がりやすく、
コロナウイルスの一種であるMERSが病院の待合室で感染した例もあります。

東京は、まだ新型コロナウイルスが蔓延している状況とはいえませんので、
軽い風邪症状での受診は勧められません。

どうなったら受診すればいいかは、地域や、家族に
新型コロナウイルス感染を診断された人がいるのか、
症状の重さなどで変わってきて、一律には言えませんが、
持病のある方は、辛かったら早めに受診しましょう。

(注:東京都の小池知事は、25日、感染者の急増を受けて、
   現在を「感染爆発の重大局面」と位置付け、週末の外出自粛要請を行った)

  (https://news.infoseek.co.jp/article/bunshun_36805/

           <感謝合掌 令和2年3月26日 頓首再拝>

“若くても重症化” 動画で訴え 激しくせき込む女性 イギリス - 伝統

2020/03/26 (Thu) 14:18:38


       *Web:NHK(2020年3月24日)より

新型コロナウイルスに感染し、ロンドン市内の病院に入院している39歳の女性が、
ICU=集中治療室から重症化するリスクを訴える動画がSNSに投稿され、
注目を集めています。

タラ・ジェーン・ラングストンさん(39)は基礎疾患はなく健康だった
ということですが、体調を崩して病院に運ばれ、新型コロナウイルスに
感染したと診断されたということです。

動画の中でラングストンさんは、集中治療室のベッドの上で

「自分は大丈夫と思っている人は私を見てください。
以前と比べて10倍よくなっているが、呼吸器がないと息もできません」

と激しくせき込みながら病状を説明しています。

そのうえで「重症化すればこうなってしまうので、決して過信しないでほしい」と話し、

若くても重症化するリスクがあることを訴えました。

WHO=世界保健機関は新型コロナウイルスに関して、
高齢者のほうが重症化しやすいとする一方、各国からの報告で
50歳未満の感染者が入院を余儀なくされるケースも相次いでいるとして、
若者に対しても警戒を呼びかけています。

  (https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200324/k10012346431000.html )

           <感謝合掌 令和2年3月26日 頓首再拝>

基礎疾患者・喫煙者への感染に注意を - 伝統

2020/03/26 (Thu) 14:40:29


  *購読者数日本一(まぐまぐ総合第1位)
   お金儲け2.0著者の川島和正メルマガ (2020.03.25) より抜粋


健常者にとって怖くないが、基礎疾患者・喫煙者への感染に注意を

■■コラム 健常者は新型コロナを恐れる必要がなくなった理由


中国の新型コロナ治療データは信頼しきれなかったのですが
最近信頼できるイタリアのデータが出てきて
わかってきたことがあります。

それは基礎疾患がない非喫煙者は
まず死なないどころか死〇ないレベルということです。

    *〇:ね

中国でも言われてましたが
本当にそうだということがわかりました。


イタリアの新型コロナ死亡者について分析したレポートによると
基礎疾患がない人は0.8%で、99.2%は基礎疾患のあった人です。

つまり死者125人中、基礎疾患がない人はわずか1人です。

また、カリフォルニア大学のレポートでは
非喫煙者と喫煙者の重篤化リスク比が14倍となっているため
これを考慮すると、非喫煙の健常者で死んだ人は0.06%くらいと予想されます。

つまり死者1800人中、基礎疾患ない非喫煙者はわずか1人です。

さらに、これは医療崩壊した場所での全年齢での話のため
医療レベル世界一の日本で60歳以下で基礎疾患のない非喫煙者でしたら
もはや死ぬ確率は限りなくゼロに近くなるでしょう。

もしかしたら交通事故で死ぬ確率の方が高くなるかもしれません。


というわけで
新型コロナの実態がわかってきて日本の診療体制も整った今
健常者はそんなに心配しないでも大丈夫かと思います。

3月20日くらいまでは
まだ先行き不明で油断禁物でなるべくリスクを減らすべきでしたが
ここに来て情報が出揃ってきて
健常者は過度に恐れる必要はないと思いました。

家族に基礎疾患のある人がいる場合
気づかぬうちにうつす可能性があるため
基礎疾患のある人とは接触しない方がいいと思いますが

それ以外はなるべく気をつけるレベルで大丈夫そうですね。

・・・

<参照Web>
伊勢ー白山 道(2020-03-25)
懸念有れば、努力で消して行くこと
(1)そのマスクは大丈夫か?
(2)日本は、今が幸運を試される注意の期間。
(3)日本は地震への警戒です。
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/c0025f24f02ff32d3734a73e9be746a3


伊勢ー白山 道(2020-03-26)
「本末転倒」に注意~臨床現場の医師として、新型コロナウイルスのPCR検査の感想
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/03a668c3a783c7b50471c3b25a53c223


・・・

  *購読者数日本一(まぐまぐ総合第1位)
   お金儲け2.0著者の川島和正メルマガ (2020.03.18) より抜粋

■■コラム 高容量ビタミンCが新型コロナ予防にいいらしい


高容量ビタミンCが
風邪の治療や防止や癌治療にいいことは前々から言われていました。

そして最近、新型コロナにも効果的で
治療にも予防にもいいことがわかり上海市がその効果を認めました。


大量のビタミンCを患者の体内に注入することで
抗酸化効果が得られ、炎症反応を抑えるということです。

目安は、体重70kgの人の場合
1日約3500〜14000mgとのことです。

また、予防の場合には
日々約10000〜20000mgのビタミンCサプリメントを
服用しておくといいようです。


というわけで、どうしても人混みに行く必要や
電車や飛行機で移動する必要があるときは
ビタミンCを大量に飲んでおくと良さそうです。

また、この話が広がると
ビタミンCサプリが売り切れてプレミア価格になりますので
今のうちに半年分くらい買っておくと良さそうです。

日本には新型コロナウイルスが
どんどん蔓延してきますので
自分の身は自分で守らないとですね。


ビタミンCはコロナウイルスから体を守る
https://isom-japan.org/article/article_page?uid=B732M1580278192

上海市が新型コロナ治療に実践する「ビタミンC」点滴の実力
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200316-00071103-gendaibiz-int&p=3

上海市が新型コロナ治療に実践する「ビタミンC」点滴の実力
現代ビジネス更新日:2020/03/16
https://gunosy.com/articles/auLmE

・・・

<参照Web>
伊勢ー白山 道(2020-03-18)
ウイルスに対抗するには、日本の習慣が非常に大切
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/163388a86b8a80fb1f87ddd39a752895

           <感謝合掌 令和2年3月26日 頓首再拝>

政府、特措法に基づき「対策本部」設置へ…緊急事態宣言に備え - 伝統

2020/03/26 (Thu) 14:51:22


         *Web:読売新聞 (2020年3月26日)より

新型コロナウイルスの感染者増加を受け、政府は26日、対策を強化するため、
改正新型インフルエンザ対策特別措置法に基づく対策本部を設置する。
同日中に設置を閣議決定し、初会合を開く予定だ。

安倍首相は26日、首相官邸で加藤厚生労働相から、
新型コロナウイルスの感染者が都市部を中心に増加し、
感染ルートを追えない事例が増えていることなどにより、
「蔓延の恐れが高い」という報告を受けた。

特措法では、厚労相が首相に報告することで対策本部が設置されることになっている。

報告に同席した、特措法担当の西村経済再生相は記者団に
「政府対策本部を本日中に設置したい」と語った。

特措法上の対策本部は、首相による緊急事態宣言に向けた手続きの一つで、
都道府県も知事をトップとする対策本部をそれぞれ設けることができるようになる。

政府は都道府県と連携し、爆発的な患者の急増が懸念されるような場合に備える考えだ。

対策本部設置後、政府は有識者会議の会合を開き、
新型コロナウイルス対策の基本的対処方針を策定する。

有識者会議の下の「基本的対処方針等諮問委員会」で、
国内の感染状況が緊急事態宣言の要件に該当するかどうかを検討することになる。

政府は当初、27日に対策本部を設置する予定だったが、
25日に東京都が感染者の急増を受けて週末の不要不急の外出自粛などを
要請したことを踏まえて前倒しした。

    (https://news.infoseek.co.jp/article/20200326_yol_oyt1t50193/

           <感謝合掌 令和2年3月26日 頓首再拝>

喫煙者のコロナ感染がどうも楽観視できない訳 - 伝統

2020/03/26 (Thu) 18:58:07


        *Web:東洋経済ONLINE(2020/03/26 )

喫煙者のコロナ感染がどうも楽観視できない訳
米の研究論文で重症化リスク指摘、WHOも警鐘


《屋内喫煙スペースにクラスターの懸念》

日本では3月19日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が
「最も感染拡大のリスクを高める環境」として、
①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる、
という3つの条件が同時に重なる場を避けるように、改めて警鐘を鳴らしました。

屋内の喫煙スペースには、まさにこの3条件がそろっています。

加えて新型コロナウイルスに限りませんが、感染症の予防においては、
徹底した手洗いが推奨されています。ウイルスがついている可能性のある手で
顔を触ってしまうことによって、口や鼻、目などからウイルスが侵入して
感染するリスクが高まるからなのですが、
喫煙行為は、まさに手を口に持ってくる動作そのもの。

頻繁に行うことで感染リスクが上がってしまいます。

喫煙スペースは、不特定多数の人が利用するという特徴もあり、
クラスターが発生しても感染ルートが追えなくなり、
感染流行を阻止できなくなる恐れもあります。



加えて、新型コロナウイルスにはこれ以上に喫煙者にとっての不都合な話があります。
喫煙していると新型コロナウイルスに感染した場合に重症化する可能性が高い
と指摘されていることです。


WHOが中国の新型コロナウイルス感染者について発表したデータ
(Report of the WHO-China Joint Mission on Coronavirus Disease
2019 (COVID-19)16-24 February 2020)によれば、
新型コロナウイルスによる致死率は男性が4.7%、
女性2.8%と男性のほうが高くなっています。

これだけで明確な因果関係は立証できないものの、同じくWHOによれば
(WHO report on the global tobacco epidemic 2019)、
中国では喫煙率は男性で約52%、女性は約3%と男性のほうが圧倒的に高い
ことがわかっています。

最近、このことに関する研究結果が2つ発表されました。


1つは中国の『チャイニーズ・メディカル・ジャーナル』という医学雑誌に
2月28日に掲載された論文です。ここでは多くの要因を考慮した解析により、
喫煙歴が最大の重症化要因であり、喫煙していると約14倍重症に
なりやすいと述べられています。

もう1つはアメリカの『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』
という最も権威のある医学雑誌に同じく2月28日に掲載された論文です。

こちらには、中国本土の患者1099人の分析が報告されたのですが、
非喫煙者の重症率は14%なのに対して、喫煙経験者は24%が重症となっていました。

これに掲載された表から私が計算してみたところ、非喫煙者に対して、
喫煙経験者は約1.7倍重症化しやすく、
約3倍、危篤状態(集中治療室入室、人工呼吸器装着、死亡のいずれか)に
なりやすいということが読み取れました。

また、報道ベースの情報ですが、ロイターは3月25日配信記事で、
欧州連合(EU)の専門機関、欧州疾病予防管理センター(ECDC)が、
喫煙者、および以前に喫煙していた人が新型コロナウイルスに感染すると
症状が重くなる恐れがあるとする研究結果を報告したと報じました
(「新型コロナ、喫煙者に重症化リスク=欧州疾病センター」)。


《喫煙を長く続けると肺の機能は低下しやすい》

これらの事実は呼吸器内科医である私にとっては、納得の内容です。
喫煙を長い間続けていると俗に「タバコ肺」と呼ばれる
慢性閉塞性肺疾患 (COPD)になることが多いのです。
そのなかでも典型的なのが肺気腫です。

当然、肺の機能は落ちていきます。
私もたくさんのタバコ肺の患者さんを診療していますが、
つねに酸素を吸わなければならなくなった患者さんは、本当につらそうです。

タバコ肺が進行すると、日常のちょっとした動作でもすぐに息が切れるようになり、
だんだんと外出することもできなくなっていきます。

水に溺れたような息苦しさがずーっと続くと考えていただければよいでしょう。
息切れを改善する吸入薬はありますが、
病気自体の進行を止めるには禁煙するしかありません。

タバコによって肺の余力がなくなった高齢者が、新型コロナウイルスに感染すると、
あっという間に呼吸が苦しくなって、人工呼吸器を使用するほどの呼吸困難となる
可能性が高いと考えられるのです。


タバコの煙を肺の中に入れていると、感染に対する免疫力が低下します。
どこかの免疫学者がタバコを吸うと免疫力が高まるなど変なことを
言っていたこともありますが、
タバコの煙は全身の免疫力も低下させるというのが正しいのです。

当然、煙が入ってくる肺においてもいろいろな機序で免疫機能を低下させます。
そのことが、肺の感染症を増やすと考えられます。

具体的には、肺結核、肺炎球菌肺炎、レジオネラ肺炎、インフルエンザ、
同じコロナウイルスのMERS等で、感染のリスクが高まったり、
重症化しやすくなったりすることが報告されています。

東京新聞:TOKYO Webは3月21日配信記事で、
「アメリカのワシントン・ポストが新型コロナウイルス感染症の死者について
男性が女性に比べて多い傾向が見られると報じている」と紹介しています
(「コロナ死者、男性の方が多い傾向 イタリアは7割以上、理由不明」)。
これについても喫煙率の高さが影響している可能性はありえます。


《WHOや海外の政治家が喫煙の危険性を指摘》

新型コロナウイルス感染症の予防という観点においては、
禁煙の重要性が強く言われるようになってきました。

例えば、WHOの公式ホームページでは、新型コロナ感染症にかかわるQ&Aで、
「してはいけないことはありますか?」という問いに対する答えとして、
最初に「喫煙」と書かれています。

また、3月20日に同ページで紹介された事務長談話では、
「タバコは吸わないで。喫煙は、あなたが新型コロナウイルス感染症になった場合、
重症化するリスクを高めます」と記述されています。

また、ロイターは3月9日配信記事で、アメリカ・ニューヨーク市の
ビル・デブラシオ(Bill de Blasio)市長が
「タバコや電子タバコを吸うと、コロナウイルスに感染した場合、
重症化しやすい」とコメントしていることを報じました
(「Smoking or vaping increases risks for those with coronavirus: NYC mayor」)。


海外では、公的機関や政治家からも警鐘が鳴らされていますが、
日本では役所や政治家などから、こうした情報が公にあまり伝わってきていません。

私自身、医療現場で胸部CT画像の相談を受けているほか、
PCR検査に当たるなど新型コロナウイルス感染症の診療に当たっています。

地元の岡山ではまだ広がっていないこともあり、
幸い現時点では陽性患者をまだ診てはいませんが、
この点についてはとても心配に思っています。

少しでもリスクを減らすとすれば、
禁煙するほかないというのが呼吸器内科医としての意見です。

  (https://toyokeizai.net/articles/-/339751 )

           <感謝合掌 令和2年3月26日 頓首再拝>

“隠れコロナ”リスク~肺炎以外の症状もある - 伝統

2020/03/26 (Thu) 23:33:39


食欲不振、下痢、嘔吐で…見過ごされる“隠れコロナ”リスク

        *Web:日刊ゲンダイヘルスケア(2020年03月24日)より

腹の調子が悪ければ、コロナ感染を疑った方がいいかもしれない――。
中国の研究者らが発表した論文〈湖北省における消化器系症状を伴う
新型コロナ感染者の臨床的な特徴〉は衝撃的だ。

湖北省の3病院に1月28日~2月28日に入院した感染者204人を調べたところ、
約半数の99人に消化器系の症状がみられたという。

問題なのは、コロナ感染が消化器系の病気と間違われて見過ごされる恐れがあることだ。

中国研究チームが発表

論文によると、調査対象の患者のうち多数は消化器系の基礎疾患を持っていなかったが、
食欲不振(83.8%)や下痢(29.3%)、嘔吐(0.8%)などの
症状が確認されたという。

レアケースだが、咳などの呼吸器系の症状が表れないのに
消化器系の症状だけを発症している感染者もいたというから驚きだ。

ハーバード大学院卒で医学博士の左門新氏がこう解説する

「この論文は、肺に症状が出た感染者について肺炎を
発症する前の初期症状を調べたものです。

コロナ感染を判断する際に消化器系の症状はあまり疑われてきませんでした。
しかし、この論文は、肺炎の症状が出てからコロナ感染を疑うのではなく、
発症前の段階で消化器系の症状にも注意を払っておくべきと警鐘を鳴らしています」

厚労省はコロナ感染の相談・受診の目安として
〈風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く〉
〈強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある〉――と掲げているが、
「食欲が出ない」「お腹がゆるい」といった消化器系の軽い症状でも、
コロナに感染している可能性があるのだ。

さらに論文は、消化器系に問題があってもコロナ感染を疑わないため、
〈消化器系に症状のある感染者は、そうでない感染者に比べ、
発症から感染確認まで長い時間がかかる〉と指摘。

見過ごされている“隠れコロナ感染者”がウジャウジャいるかもしれないということだ。


消化器系に症状のある感染者の回復率は34.3%

感染に気づかなければ、重篤化のリスクは高まる。
論文では〈消化器系に症状がある感染者は、そうでない感染者よりも
重症化するリスクが高い〉と説明。

〈臨床医は、下痢などの消化器系の症状が新型コロナウイルスの
特徴を有しているだろうと認識すべきである〉

〈消化器系の症状のある危険な状態の患者には、
呼吸器系の症状が表れるのを待つのではなく、
(感染の)疑いの指標を早期に上げる必要があるだろう〉――と結論付けている。

「消化器系に症状のある人を全員調べるわけにはいきませんが、
論文を踏まえれば、感染が広がっている地域の住民や濃厚接触者に
消化器系の症状の有無を聞いてもいいのではないか。

少しでも消化器系に問題があれば、
コロナに感染している可能性を念頭に検査できますからね」(左門新氏)


論文によると、消化器系に症状のない感染者のうち60%が回復している一方、
消化器系に症状のある感染者は34.3%しか回復しなかったという。

  (https://hc.nikkan-gendai.com/articles/270857

・・・

新型コロナ、嗅覚と味覚に障害か 米英専門家「検査対象に」

          *Web:KYODO(2020.03.26)より

新型コロナウイルスの感染が広がる中、
感染者が嗅覚や味覚を失ったとの報告が世界各地で相次いでいる。

感染との因果関係は証明されていないが、
米英の専門家からは感染予防のためにもウイルス検査の対象に
加えるべきだとの声が出ている。

英国の耳鼻咽喉科学会は声明で、韓国や中国、イタリアで
新型コロナウイルス感染者の多くが嗅覚障害を訴え、
ドイツでは感染確認者の3分の2以上に症状が出ていると指摘。

風邪など他の症状を伴わない例も多く、英国やイラン、米国でも報告が増えているという。

米国の耳鼻咽喉科学会も「嗅覚や味覚障害の報告が急激に増えている」と認めている。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200326-00000088-kyodonews-soci

           <感謝合掌 令和2年3月26日 頓首再拝>

新型コロナ、夏に終息の公算小 高温多湿でも活発=欧州当局 - 伝統

2020/03/27 (Fri) 09:28:13


       *Web:ロイター(2020.03.26)より

欧州疾病予防管理センター(ECDC)は25日、
新型コロナウイルス感染拡大が夏に終息する公算は小さいとの見通しを示した。

研究結果によると、シンガポールのような高温多湿の熱帯地方でも、
ウイルスの活動が弱まらないという。

ECDCは、この分析が「感染者の隔離や職場での
ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離戦略)、学校閉鎖など
一連の措置の重要性を浮き彫りにした」と指摘した。

さらに、迅速に対応しなければ、
欧州では4月半ばまでに集中治療室の病床が不足すると警鐘を鳴らした。

また、新型コロナが空中で最長3時間生存するほか、
銅に付着した場合は最長4時間、
段ボールは最長1日、
プラスチックやステンレスは2─3日生存するというデータも示した。

  (https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-eu-ecdc-idJPKBN21C2KK

           <感謝合掌 令和2年3月27日 頓首再拝>

正しく知るPCR検査 - 伝統

2020/03/27 (Fri) 14:37:31

正しく知るPCR検査 「非感染の証明求め病院へ」ダメ

        *Web:朝日新聞(2020/03/25)より

新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大している。
熱やせきといった症状が出た時に医療機関を受診する際の注意点や、
感染を確認するPCR検査の意味について考えた。

 
茨城県つくば市の「坂根Mクリニック」。
クリニックには、発熱して新型コロナウイルスの感染を心配する人から
相談電話が頻繁にかかってきたり、同じ患者が不安にかられて
午前と午後に来院したりすることもあるという。

気管支炎を起こし、感染が疑われたケースもあった。
保健所に連絡してPCR検査をしたところ、結果は陰性だった。

感染初期の症状では、風邪か新型コロナウイルスによるものかは見分けられない。

坂根みち子院長は「地域医療の最前線にあるのがクリニックや診療所。
感染を広げないためにも新型コロナウイルス感染の可能性があるとの前提で
感染予防策を取っている」と話す。

2月中旬から入り口に消毒薬を置き、すべての患者に手と指の消毒を呼びかけ、
風邪症状や腹痛、下痢などの症状がある人は、他の患者と一緒にならないように
別室に案内している。診察前には、医師、患者ともに改めて消毒している。

PCR検査は公的医療保険でできるようになったが、
インフルエンザの検査のようにどの医療機関でもできるわけではない。

定められた「帰国者・接触者外来」を受診し、医師が必要と認めた場合に限られる。

「検査を限定しているので隠れた患者がいるのではないか」との声がある。

政府の専門家会議メンバーの岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は
「感染が広がり、隠れた患者がいれば、各地の病院で原因不明の肺炎が
増えているはずだが、そのような話はない。

すべての患者を把握できていないかもしれないが、その数は多くはなく、
重症者や死亡者としては出てきていないと思う」と説明する。(松浦祐子)


■重症者を優先、治療につなげる

 路加国際病院QIセンター感染管理室マネジャーで看護師の坂本史衣(ふみえ)さんに
新型コロナウイルスのPCR検査について聞いた。

――検査を望む人が増えています。

  感染のあるなしを正確に判定できると誤解があるようです。
  PCR検査は感染しているのに陰性となる「偽陰性」や
  感染していないのに陽性と判定される「偽陽性」が出ることが避けられません。

  100人の感染者のうち最大でも約70人しか検査では陽性にならないとみられています。
  本当は感染しているのに、検査結果が陰性だったら感染を広げる可能性があります。

  本当は感染していないのに陽性になれば、隔離のため入院することになり、
  病床不足につながりかねません。

 
――幅広い人に検査が受けられるようにした方がいいという意見もあります。

  どれくらいの人が感染しているかを調べることに意義がないとは思いません。
  現在も集団感染がおきた場所では症状によらず接触者を検査しています。

  ただ、全国的な調査をやる時期ではないと思います。
  今検査を行う最大の目的は、重症者を治療につなげ、死なせないことです。
  そこに医療資源を費やすべきです。

  軽症者を洗い出す検査を増やすことで、重症者への対応が遅れてはなりません。

 
――早期発見、早期治療とよく言われています。

  新型コロナウイルスの場合、風邪のような症状が1週間ぐらい続き、
  そのまま治ってしまう人が約8割、約2割が重症化すると言われています。

  ただ、早く見つけても重症化を防げるわけではなく、
  早く病院へ行くメリットはないのです。

  病院へ行って院内感染を起こすリスクの方が大きいです。
  病院には重症化しやすい高齢者や、循環器系や呼吸器系の慢性疾患の人が
  集まっています。

  こうした点から、不確実性が高いPCR検査を受けるために病院へ行く意味は
   非常に薄いと言わざるを得ません。

 
――海外ではより多くの検査をしているようです。

  通常、接触歴が追えて封じこめが望める状況では
  無症状者を含めて多くの検査をしますが、
  国内に接触歴がわからない患者が増えてくると、
  重症者を中心に検査する方向に徐々にシフトしていきます。

  PCR検査はインフルエンザの迅速検査とは違い、
  検体を検査機関に運び特殊な技術を使って遺伝子を抽出して、
  特別な機器で増幅させます。

  専門的な訓練が必要で、病院の検査技師なら誰でもできるわけではありません。

  つらくなければ自宅で療養して下さい。
  高熱が続く場合や息苦しさが出れば、帰国者・接触者相談センターに
  電話をした上で医療機関を受診してください。

  「非感染の証明書」をもらいに病院へ行くのはデメリットしかありません。


■PCR検査

ウイルスに含まれる特定の遺伝子を増やして調べる検査方法。
患者の鼻やのどの粘液やたんから採ったウイルスから遺伝子を取り出し、
試薬とともに検査装置に入れる。

遺伝子を増幅させて測定することで、調べたいウイルスの有無を判定する。
検査を担うのは主に臨床検査技師だ。

日本臨床衛生検査技師会の会員数は約6万6千人。
同会によると全体の7割ほどが登録している。
このうち、PCR検査ができるのは1割ほどとされる。

 ( https://news.goo.ne.jp/article/asahi/life/ASN3S4J20N3CULBJ005.html )

<参照>
Web:伊勢ー白山 道(2020-03-26 )
「本末転倒」に注意~臨床現場の医師として、新型コロナウイルスのPCR検査の感想
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/03a668c3a783c7b50471c3b25a53c223

           <感謝合掌 令和2年3月27日 頓首再拝>

東京、感染爆発の危機 - 伝統

2020/03/27 (Fri) 22:36:15

なぜ日本では新型コロナが「感染爆発」しないのか

        *Web:プレジデントオンライン(2020年3月27日)より

新型コロナの政府対応を巡っては、諸外国と比較をされ、批判が起きていた。
たとえば、感染を調べるPCR検査の実施について、
隣国韓国では3月18日時点で28万6716人に対して行ったのに対し、
日本は3月17日時点で日本1万5655人だった。

これは、日本は軽症者や無症状者を検査せず、
熱が4日続くなど感染が強く疑われる人や感染者との接触者に限定したためで
「感染者と接触した人が症状を示した場合にのみ検査を行う」ことを推奨している
WHOの推奨に沿っているとも言っていい。

一方で、感染者の数を作為的に増やさないようにしている、
症状があってもなかなか検査をしてもらえない、などと指摘を受けていた。


■「隠れた感染者がいる」という見立てに根拠はなし

ではその後、日本の感染者数は世界に比べてどのように推移したのか。
報道によると、3月21日時点で中国では8万人を超え、イタリアは約4万7000人、
スペインが約2万人、そして韓国は8800人だ。

日本はというと、1015人(クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者を除く)だ。
これは「PCR検査を実施していないから」と言われているが、
では死者数を見るとどうだろうか。


イタリアが4000人を超え、中国が約3200人。そして韓国も100人を超えた。
一方で日本はクルーズ船を除いて35人だ。
人口比でみるとG7諸国の中でも圧倒的に少ない。

これは日本政府が、何よりも医療の崩壊を防ぐことを第一にした結果ではないか。

都公衆衛生医の垣本烈氏はプレジデント2020年4月3日号で
日本のコロナへの対応や感染状況について

「検査態勢の不備は確かにあるものの、判明した患者数を遥かに上回る
莫大な感染者が既に偏在している、といった扇情的な物言いには根拠がない」と述べている


■感染防止キャンペーンの偉大な勝利と言うべきだ

実は今年度は季節性インフルエンザの大流行が予想されていたのだが、
1月下旬には報告数が減り始めていたという。

「新型コロナウイルスがマスコミの話題をさらい、
予防のためにマスクや手洗いが励行され始めたのと並行して、
例年なら激増するはずの季節性インフルエンザは(年を明けてから)減少に転じた。

(中略)これは感染防止キャンペーンの偉大な勝利と言うべきだろう」

さらに、こう付け加えた。

「この無視されている事実は、今後の見通しを明るくする。
(中略)新型コロナウイルスの感染様式はインフルエンザと同じであり、
普通に考えればコロナウイルスの感染も、こうした手洗いや
各種の感染防止措置励行によってかなり抑え込まれているはずだ。

季節性インフルエンザをこれだけ抑え込めている以上、
日本の最終的な被害は各国に比べて小さくなるだろうと考える。

それは、執拗に手洗いなどの感染防止措置を実施した国民一人一人の努力の結果だ」


■ダイヤモンドプリンセス、「やっと褒めてもらえた」(政府関係者)

そして、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」への政府対応についても、
多くの議論が巻き起こっていた。日本政府は乗客を降ろさず、船内に隔離した。
これにも国内外から「船内の拡大を広めている」などと批判を受けた。

しかし、クルーズ船を担当した、政府関係者の男性は
「もしあそこで乗客を降ろしていたら、横浜が武漢になっていましたよ」と打ち明ける。

「そもそもクルーズ船はイギリス船籍、運航会社はアメリカの会社。
日本は入港拒否もできましたが、日本人が1300人もいたので、
人道的観点から支援に入ったのです。日本が横浜港に船をとどめていたとき、
多くの方々から反論を受けましたが、
そもそも乗客約3700人を受け入れてくれる施設はありません。

武漢にいる日本人らをチャーター便で帰国させた際に利用したホテル三日月は
色々とお願いしていた中で唯一OKをしてくれた宿だったのです。

反省点はなかったなどとは決して言いません。
政府はたしかに混乱していました。
しかし現場の職員は歯を食いしばりながらやりました。

各方面からいろいろな厳しいご意見をもらいましたが、
現在は海外からダイヤモンド・プリンセス号の対応に関する問い合わせが殺到しています。
『感染対策の参考にしたいので何をしたのか、詳細に教えてほしい』、と。

なので、今は海外に情報提供をしています。
やっと、われわれがやってきたことに対して、
お褒めの言葉をもらえるようになりましたよ」

・・・

東京都医師会長「警告の真意」と「首都の現状」 FB投稿が反響、尾崎治夫氏に聞く

       *Web:J-CASTニュース ( 2020年3月27日)より

「東京都医師会長から都民の方にお願い」――。
新型コロナウイルスの感染拡大防止に向け、こんなタイトルで、
尾崎治夫会長がフェイスブックに投稿した呼びかけが反響を呼んでいる。

そこでは、差し迫った危機を訴え、拡大防止への協力を求めている。
尾崎会長に現在の状況について話を聞いた。


「ここ数日の東京都の感染者の増加は尋常ではありません」

「都内の繁華街やお花見の様子を見ますと、人混みから感染が広がって、
家にいる高齢者にも移る流れになる恐れがあります。
そのことを感じてもらおうと、今回、フェイスブックに出すことにしました」

都医師会の尾崎会長は2020年3月27日、J-CASTニュースの取材にこう明かした。

フェイスブックでは、会長室にあるというペットロボットに撮影してもらった
自らの微笑み写真を26日にアップして、こう切り出した。

「...平和ですね。でもこうした平和が、あと2、3週間で崩壊するかもしれません」

尾崎会長は、この警告に続いて、こう現状を述べた。

「ここ数日の東京都の感染者の増加は尋常ではありません。心配です。
新型コロナ感染は、多くの皆さんの想像を超えた広がりを示しています。
医療提供体制の再構築も急務になっていて、そこは、我々の義務ですので、
いま頑張っています」

そのうえで、「皆さんへのお願い」として、こう訴えた。

「いろいろな自粛活動で、経済がダメになるじゃないか。
もう、家にいるのも飽きてしまった...。よくわかります。
でも今の状態を放っておいて、例えばイタリアの様になったら、
経済はもっともっとひどくになるのではないでしょうか。
皆さんの生活ももっと大変な状態になるのでは...。
感染者のかずが急増し始めた、今が踏ん張りどころなのです」

大学生から40歳代の人が無症状や軽い風邪だと思った状態で
アクティブになることが大きな原因と言われているとして、こう締め括っている。


「アクティブシニア」原因説は本当か?

「若くて元気な方、もう飽きちゃった。どこでも行っちゃうぞ...。
もう少し我慢して下さい。これから少なくとも3週間、生きていることだけでも幸せ
と思い、欧米みたいになったら大変だと思い、密集、密閉、密接のところには
絶対行かない様、約束して下さい お願いします。
私たちも、患者さんを救うために頑張ります」

尾崎会長のこのフェイスブック投稿は、3万件以上もシェアされるほど
大きな反響を集め、ユーザーからの書き込みも相次いでいる。

「そうなんです。危機感がないのが何より問題」
「今はウロウロせず、様子見しましょう!」
「専門家の方々の正確で迅速な発進を強く歓迎します」
「これは全国民に知らせたいです」といった声だ。


現在の都内の状況について、尾崎会長は、取材にこう話した。

「この3連休に浅草などに行きますと、確かに外国人の方は少なかったですが、
日本の若い人でいっぱいでした。
格闘技のK1でも、埼玉に6500人が集まったと聞きますし、
かなり緩んできたと思いましたね。
ここで引き締めないと、急激に増えていくでしょう」

尾崎会長によると、国の専門家会議が出した感染予測に比較的沿っており、
4月の第1、2週には、1日で数百人に達する可能性も否定できないという。
いわゆるオーバーシュートが起きる恐れがあるわけだ。

「居酒屋の従業員や客が、風邪で一般外来にかかり、
PCR検査で陽性が出るケースが出ています。
飲み屋やクラブがクラスター感染の元になっている、
という情報も入ってきていますよ」

アクティブシニアと呼ばれる高齢者による自覚のない行動が
感染を広げているのでは、との声もネットで上がっているが、
尾崎会長は、こう言う。


《1日に100人以上感染出れば、首都封鎖の可能性も》

「うちのクリニックに来られている患者さんは、多くが高齢者ですが、
話を聞くと、活動的な方は、お金持ちなど一部だけですね。
感染を怖がって、老人会など人の集まりがなくなり、ほとんどの高齢者が
家にこもっている状態です。実際は、若い人に比べて動いている人は
はるかに少ないと思います」

もしオーバーシュートが起これば、医療崩壊が進む恐れが強いと、
尾崎会長は明かす。

「感染のスピードが上がりますと、重症例も増えてきます。
東京で、何千人もの感染者が出れば、隔離しないといけないので、
ベッドが埋まってしまいます。
脳梗塞やがんなどの患者さんも多いのに、対応できなくなります。

軽症者は、自宅やホテルに移って療養してもらい、
感染症専門病院のベッドを空けるなどの転換が必要でしょう。
環境整備には1か月かかりますので、そのためにも、
感染の増加が緩やかなカーブを描くようでないといけませんね」

首都封鎖を早めにやるべきとの声も多く出ていることについて、
尾崎会長は、こう話した。

「1日に100人以上もの感染者が来週に出たら、恐らくやらざるをえないのでは。
杞憂に終わればそれがいいことですが、最悪のケースを考えながら
対処していく責任もあると思っています」

  (https://news.infoseek.co.jp/article/20200327jcast20202383209/

・・・

<参照>
Web:伊勢ー白山 道(2020-03-27 )
正しく恐れなければいけない段階
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/164f7a4cad6df189c99ba4f51675a2ee

           <感謝合掌 令和2年3月27日 頓首再拝>

気の緩みや“解禁ムード”を戒め、正しく恐れる - 伝統

2020/03/28 (Sat) 11:19:57


新型コロナ感染拡大 医師が危惧するのは気の緩みや
“解禁ムード”【新型コロナを正しく恐れる】

         *Web:日刊ゲンダイDIGITAL (2020年3月27日)より

首都・東京で新型コロナウイルス感染者が急増していることを受け、
政府や地方自治体の動きが慌ただしくなってきた。

政府は特別措置法に基づき「政府対策本部」を設置。

小池都知事は近隣4県の知事と電話会議を開いて、
「不要不急の外出禁止」を求める共同メッセージを出すなど、
感染拡大防止に躍起になっている。

 
しかし、こうした動きに戸惑い、心の底で「大げさなのではないか」
と思っている人もいるのではないか。

安倍首相が20日に「休校要請を段階的に解除する」方針を示し、
自粛してきた大規模イベントに関しても
「主催者がリスクを判断し、慎重に対応する」よう要請するにとどめたことで、
「感染拡大は山場を越えたのではないか」との楽観ムードが一旦広がったからだ。

 
しかし海外では、イタリアやスペインでは新型肺炎の急増に制御がかからず、
北欧やドイツ、スイスでも患者は急増している。

欧米諸国は早めに中国からの直行便を止めているが、
空港や国境の検疫が甘かったからではないか、といわれている。

しかも、1月中にはかなり多くの中国人が訪欧している。

東邦大学名誉教授の東丸貴信医師はいう。

「3月初めに友人であるパリ大学学長に状況を伺ったところ、
フランスの病院は新型肺炎に対処する準備はできており、
クラスターを見つけ隔離して感染拡大を抑えているとのことでした」

 
ところがフランスではその後も、大臣の感染も含め患者が激増。
医学生や退職医師を動員しているが、押し寄せる多数の患者に苦戦しているという。

「日本での新型コロナ検査数が少ないことはよく指摘されますが、
欧米でも、初めはそれほど検査をしていなかったようです。
強いインフルエンザくらいに侮っている間に世界中で感染者数は激増したのでしょう。

日本では早めからクラスターを見つけて潰すというキメ細かい作業を継続して、
水面下の感染集団を抑えこんできているようです。
清潔で几帳面な国民性も相まって、まだ新型コロナ感染に耐えているといわれています。

昨日の友人の話では、フランスは3週間後にピークを迎えるだろうとのことです。
また、犠牲者が多数になるのは避けられないとの見方でした。
イタリアやフランスのようにならないためには、気を緩めないことです」(東丸貴信医師)


■専門家会議メンバーが全国医療関係者へ「助けて」と

日本の感染症の専門家も危機感を募らせている。
政府の「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議」クラスター対策班で
北海道大学の西浦博教授は「いまは空から焼夷弾が降ってきているような状態だ」
と解禁ムードを危惧する声を上げているという。

医療従事者向けの総合医療情報サイト「m3.com」へ西浦教授が3月23日に寄稿した
「保健医療従事者向けのメッセージ」には

「今は2月よりも厳しく、今からこそイベント自粛とハイリスク空間を避ける声を
保健医療の皆さんから届けていただけるよう、助けてください」と書かれている。

 
西浦教授は、大規模イベント自粛と専門家会議が求めた、
「密封空間、密集場所、密接場面」がそろった場所での接触自粛が続いている間に
日本国内の新規感染者数が減少したことを紹介。

今回の新型コロナは行動変容を伴う努力をすれば「制御できる」としている。

 
ところが小中学校休校解除の方針が伝わったことで市民の間で
「解禁ムード」が高まったと危惧しているという。

行動が普段通りに戻ると欧米で見られるような爆発的な感染者数の増大が
懸念されるからだ。とくに、大規模イベントを流行地域で再開すると、
制御不能になるという。

 
西浦教授は、
「非常識を承知でわかりやすいようにミサイルで例えると
1月から2月上旬は短距離ミサイルが5~10発命中した程度ですが、
この3月のパンデミックの状況というのは空から次々と焼夷弾が降ってきている
ような状態です。

そこで『火事を一つ一つ止めないといけない』というようなのが今の状態です」とし、

「現状では、市民の皆さまがそこまでの危機意識をもってこの流行に対峙したり、
一人一人の行動を考えていないものと思います。

過度の行動制限や都市封鎖などで見込まれる経済的ダメージが起こらないように、
50人以上の大規模イベントへの参加をやめ、

2次感染が何度か発生した3条件の重なる場所(例えばスポーツジム、ライブハウス、
展示商談会、接待飲食など)およびその他の機会(懇親会など)の接触を
控えることができないといけません」

と医療関係者に呼び掛けている。

西浦教授は感染症数理モデル第一人者。
日本では数少ない、感染症の広がりを予測できる研究者である。
その声を無視することはできない。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_620924/

・・・

通販やスーパーで買ったものを消毒せよ

  *購読者数日本一(まぐまぐ総合第1位)
   お金儲け2.0著者の川島和正メルマガ (2020.03.27) より

日本においても
新型コロナウイルス問題を深刻に考える人が増えてきて
引きこもり生活になっている人がようやく増えてきたようです。

そこで、今日は
本当にほとんどリスクなく引きこもる方法について
お伝えいたします。


本当にリスクなく引きこもるにはどうすべきかというと
まず食材はなるべく通販で買うようにします。

それから、届いた荷物の箱は除菌スプレーで消毒し
中身も除菌ウェットティッシュで拭いたり水で洗ったりするようにします。

スーパーに行く場合、マスクとゴーグルをして
開店時間の人が少ない時に行き、さっさと買って、
なるべく最初にレジに行き会計を済ませてさっさと帰ります。

スーパーにおいてあるものは
誰が触っているかわからないので
もちろん帰ったら、パッケージを消毒します。

着ていった洋服は洗い
マスクやゴーグルの外側は拭きます。

マスクはN100マスクかN95マスクが好ましいのですが
もう売り切れのため、今買える範囲で一番いいものを選びます。


というわけで
このように暮らしていれば、まずうつりようがありません。

逆に買ってきたものを消毒しないでおくと、
それを触った手で目や口を触ってしまった場合
感染してしまうリスクがあります。

日本は清潔なので、通販で送ってくるものや
スーパーで買うものは綺麗と思ってしまいがちですが
Amazon倉庫スタッフが感染していたくらい
なので気を付けたほうがいいですね。

新型コロナウイルスはビニールに付着しても
数日生き残ることがわかっていますので
くれぐれもご注意ください。

・・・

目からうつるは本当か? 中国では眼科医がバタバタ倒れる

       *Web:日刊ゲンダイ ヘルスケア(2020年03月17日)より

いちはやく新型肺炎へ警鐘を鳴らし、先月7日に新型肺炎で亡くなった
中国人医師も眼科医で、同じ病院に勤務する眼科医が今月3日、9日に
新型肺炎で亡くなった。

 
中国の眼科医のグループは、結膜炎の患者の治療に当たる際はゴーグルを使うなど、
十分に予防策を取るよう呼び掛けている。

 
日本眼科学会認定専門医で「清澤眼科医院」(東京・南砂)の清澤源弘院長が言う。

「ウイルスが結膜を通して感染することはあります。
例えば、夏にはやる、咽頭結膜熱(プール熱)や流行性角結膜炎は
アデノウイルスと呼ばれるウイルスの感染が原因となる病気です」

主に結膜炎、のどの痛み、発熱。結膜炎で充血や目の痛み、かゆみ、
目やに、まぶしくなって涙が止まらないなどの症状が起こる。


「中国の情報を考えれば、新型コロナウイルスの体内侵入経路としても
結膜を考えるのは当然だと思います。

新型コロナウイルスはウイルス表面にある王冠様のスパイクが、
ヒト細胞の表面にあるACE2受容体と結合することでヒトの細胞内に侵入。
細胞を乗っ取り、増殖していきます。

ACE2受容体は上気道以外に心臓や腎臓などに存在することがわかっていますが、
気道の線毛などの生体防御機能が維持されている人では肺までウイルスが侵入しにくく、
新型肺炎は発症しにくいと考えられていました。

角膜や結膜の眼表面にこのACE2受容体があるかどうかはわかりませんが、
中国の武漢へ調査に入りマスクはしていたが新型肺炎に罹患した中国人医師は、
肺炎発症前の数日間、目の充血を経験したことから、
目がウイルスを含む飛沫に暴露したのではないかと考えていたそうです。

感染性を有する飛沫や体液は、結膜上皮に簡単に付着すると考えられるからです」

従来から、新型コロナと遺伝子の80%が同じSARS(重症急性呼吸器症候群)の
感染は、主に口、鼻の粘膜の飛沫への直接的、または間接的な接触により
広がったといわれたが、保護されていない目からもSARSの感染が起こる可能性は
指摘されていた。

新型コロナウイルス感染症もまた、保護されていない目から感染する可能性がある
と考えられているのだ。


《手洗い、咳エチチケットに加え、目の防御も大切》

実際、日本眼科学会と日本眼科医会は先月27日に
「新型コロナウイルス感染症と結膜炎について(国民の皆様へ)」という声明を出し、

「手洗い、咳エチケット、体調管理の徹底に加えて、手で目を直接触らない」

ように警告している。


「亡くなった中国の眼科医の先生方は新型コロナ感染者と正対していたわけで、
患者さんの飛沫を直接目に受けた可能性が高い。とはいえ、これをもって
患者さんに直接接する医療関係者や家族らの濃厚接触者すべてが、
目を覆うゴーグルをかける必要があるとはいえません。

しかし、コンタクトレンズをつけたり、はずしたりする際は、
必ずその前に手をしっかり洗うことが必要です。

花粉症では、花粉飛散のある季節には外出時にレンズ面の広い眼鏡をかけることが
症状の軽減に役立つことが従来から指摘されてきました。

市民が通勤電車など人混みの中に出掛けるときは
眼鏡を使うようにするのもよいかもしれません」

 手洗い、咳エチケットの徹底管理に加えて、目のケアもやることだ。

  (https://hc.nikkan-gendai.com/articles/270511 )

           <感謝合掌 令和2年3月28日 頓首再拝>

今なら日本の「医療崩壊」は食い止められる - 伝統

2020/03/28 (Sat) 13:58:44

今なら日本の「医療崩壊」は食い止められる 岡部信彦・川崎市健康安全研究所長の提言

         *Web:東洋経済オンライン( 2020年3月28日)より

新型コロナウイルスによる患者数が急増するイタリアやスペインでは、
ベッドや医療物資の不足が深刻化している。

日本でも爆発的患者急増(オーバーシュート)が始まれば、
こうした医療崩壊が懸念される。

東京都では感染症の指定病床数が118床に過ぎないのに対し、
ピーク時の入院患者数は1日2万人を超えると推計され、ベッドの確保を急いでいる。

医療崩壊を食い止めることができるのか。
症状が出ていない人や軽症者はどのような行動をとればいいのか。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の委員で、
川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長に話を聞いた。


《医療体制が壊れてからでは遅い》

――3月19日の専門家会議の提言では、オーバーシュートが始まっていたとしても、
  気づいたときには制御できず、ヨーロッパのような医療提供体制が崩壊状態に陥る
  とされています。日本でも、イタリアのような医療崩壊が起こり得るのでしょうか。


いま、日本は爆発的な感染には至っておらず、なんとか持ち応えている状態だ。
しかし、想像以上に欧米、特にイタリア、フランスの状況が悪化している。
入国制限をかけたとしても鎖国しているわけではないので、
今までのように特定の感染ルートに注意するだけでは対策は間に合わなくなってくる。

2009年の新型インフルエンザ流行時は、外来に長蛇の列ができるなど
医療機関が混雑したが、医療崩壊は起こらず、通常のプラスアルファ程度で収束した。

今回の患者数は新型インフルエンザより圧倒的に少ないため、
すぐに医療崩壊は起こり得ないだろう。

しかし、流行拡大がくすぶっている状態で、手をこまぬいて待つわけにはいかない。
医療体制が壊れてからでは遅く、まだ粘っているうちに対策を打つべきだ。

今の医療体制では、PCR検査で陽性ならば、元気な人でも感染症の指定病院のような
いわゆる「大きくていい病院」に入院してしまう。

感染症法では、入院治療の必要のない軽症者も含めて
措置入院(強制的な入院)の対象にしているからだ。

しかし、これでは重症者が病院に入院できなくなる。
軽症者や無症状の陽性者を、高度医療を行う医療機関(の入院対象)から
外せるようなシステムを作らなければならない。


――現状では、軽症患者を指定感染症病院以外に移せないのでしょうか。

感染症法では、指定医療機関ではないところへ入院できることになっているが、
そうされていないのが現状だ。

回復しているが、PCR陽性の人を一般病院や自宅、宿泊施設のようなところに
移してもいいのではないか。

新型コロナウイルスで重症化するのは感染者の約2割。8割は軽症のまま治る。
人工呼吸器が必要なのは5%程度で、人工心肺装置を使わなければいけない
重度の肺炎患者はさらに少ない。

ただ、これはインフルエンザよりも多く、
高度な機械を使う専門的な医師数は限りがあるため、
こうした病院にはできるだけ重症者を集めるようにすべきだ。

人工呼吸器も必要なく、様子を見るだけでよい人は一般病院や自宅療養でいい。


――院内感染が起こり、診療を中止した中核病院もあります。
  医療崩壊を防ぐために何が必要ですか。

1つの病院が救急も重症者も受け入れ、外来もたくさん診ることはできない。
それを求められているのが国公立病院などの中核病院だが、
医療崩壊を防ぐには重症度別に患者を分け、役割分担をすることが必要だ。

新型インフルエンザの行動指針に沿う形で、
医療機関の役割分担がすでに可能な自治体もある。

しかし、実際の費用負担や防護服など感染予防に必要な道具が足りない
などの課題を抱えている。


《まずは早急に人材の確保を》

――専門家会議の提言では、地域の患者集団(クラスター)対策を指揮する
  専門家を支援する人材の確保や、保健所への人員と予算の投入を挙げています。

2009年の新型インフルエンザ発生時に強く提言したのが、
疫学調査やクラスター対策を指揮する人材を各自治体に集めなければいけない
ということだ。

だが、人材は増えず、むしろ減っている。
例えば、国立感染研究所は(研究者の)定員削減のあおりを受けている。
自治体の保健所や衛生研究所も、統合や部署縮小で危機的時に対応できる
経験豊かな人が少ない。

今、保健所は対応に追われ、疲弊している。

まずは早急に人の手当をしなければならない。


――PCR検査は保険適用されたことで今後、検査件数は増えるのでしょうか。

精度と速さを求めなければ、(検査の)数をこなすことはできる。
当研究所では、朝持ってきた検体はその日の夕方に結果を出せるが、
検査件数が増えれば、重症者など肝心な人の検査結果が遅くなる。

つまり、「心配だから検査をしてください」ということをやっていたら、
検査全体のスピードが低下する。

PCR検査は、精度や安全性が担保された民間検査会社や医系大学に
協力してもらう仕組みがすでにできている。

だが、新型コロナウイルス感染症は指定感染症のため、
検体を運ぶには容器に入れた検体が万一でも外に漏れないように三重に包装をする。
空路を使ってはいけないなどの厳重なルールがある。

輸送中に盗まれるなど、テロを想定した法律上の仕組みができているからだ。
こうしたルールの枠をある程度外していくことで、多くの施設で検査が可能になる。

臨床ではまだ承認されていないが、
抗原反応による検査(イムノクロマト法)という簡便な検査も使えれば、
精度はPCRに及ばないものの、臨床の現場で答え(結果)が出るようになるだろう。


《集団免疫効果はまだよくわからない》

――免疫を持つ人が増えることで流行を阻止する
  「集団免疫効果」は期待できるのでしょうか。

もちろん期待したいが、免疫の効果は現時点でわからない。
下痢症状が出るロタウイルスなどは、初感染(最初に感染した時)が一番重くなり、
何度かかかっているうちに軽くなる。

またデング熱のように、一度感染して抗体ができると
2回目はむしろ重症化しやすい感染症もある。

感染症は、すべてが「二度かからない病」というわけではなく、
「1回かかれば大丈夫です」とは簡単には言えない。



――新型コロナ特別措置法が改定されました。緊急事態宣言は必要ですか。

私は、新型インフルエンザ流行時の特措法を取りまとめる委員長を務めていた。
この法律は想定以上の緊急事態を考えれば、あった方がいい。
特に自治体は法律に基づいていろいろなことを行うため、緊急事態宣言を出せば、
かなり強い行政的対応ができるようになる。

しかし、この法律はよほど重い病気や広がりやすい病気を想定しているので、
乱発されては困る。政治的判断だけで宣言できないように、
医学を中心に社会や経済面へのインパクトを考える専門家の意見を聞くことになっている。

また全国一斉にではなく、各自治体がその実情を判断して行うことになる。

この病気が特措法を持ち出さなければいけないほどの病気かどうかは、今でも疑問が残る。
だが、新しい病気であり、世界全体が非常に危険な病気という意識で動いているため、
日本だけが何もしないというわけにはいかないだろう。
社会的なインパクトの強い病気になってきた。


――重症化しやすい人たちへの対策はどうすればよいのか。

重症化しやすいのは高齢者や基礎疾患がある人たちだ。
基礎疾患がある人は、その疾患であること自体が重症化の要因ではない。

例えば、糖尿病が危険なのではなく、適切な治療を受けずに
血糖値をコントロールしていない人がハイリスクになる。

重症化させないためには、通常の保険医療体制を維持し、
健康診断や通常診療を維持しなければならない。

医療崩壊が起これば、(医療機関は)新型コロナウイルス患者であふれ、
普段の医療も継続できなくなる。

なんとか維持するためには、軽症者を含む感染者全体の母数を小さくしないと
ハイリスクの人も守れない。


《緊張を強い続けると本番前に疲れ果ててしまう》


――軽症者はどのように行動すればいいのでしょうか。

インフルエンザと同じだ。
現役世代はインフルエンザで入院することはほとんどない。
治療をしなくても5日も休めば治る。

一方、こうした年齢層の感染が広がらないことで、
高齢者や子どもなどへの感染を防ぎ、犠牲者が減る。


症状がないのに感染を心配して医療機関に行くと、そこで感染したり、
ハイリスクの患者が順番待ちで受診できなくなったりする。

だから多くの人にインフルエンザの予防の大切さを呼びかけている。
安心感を与え過ぎると軽症者が自由に動いてしまい、
重症化しやすい人に感染させてしまう。

今は難しい局面だ。

専門家会議で意見が割れたのは、3月19日時点で自粛などを強化するのか、
それとも緩めるのかだ。

強化すれば、これ以上の感染の広がりを防げるだろう。
しかし、緊張を強い続けると、本格的な流行が来る前に疲れ果ててしまう。

一般の人だけでなく、行政担当者や医療関係者も疲弊した状態になる。
今の流行状態を維持する程度にとどめて、ちょっと息をついてもいいのではないかと。

私の意見は後者だったが、多くの人の心理は「のびのび」としてしまったようだ。

学校については、全国一律で感染者が出ていない地域でも休校するのは、
感染抑制効果以上に、学校や家族への負担などのデメリットが大きい。
子どもの感染者は国内外でも数%程度で、重症者はさらに稀だ。

もちろん患者が学校で発生したときは警戒する必要がある。
地域別に状況を見て判断すべきではないだろうか。


医療についても病院が密集している地域もあれば、少ない場所もある。
人口も年齢構成も異なり、感染拡大状況も地域によって異なる。
全国一律ではなく自治体で判断するほうが、より実情に即することができるだろう。

ただし、近接地域は自治体間での話し合いが重要になる。

( https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20200328_340470/ )

・・・

(検査キッドに関し、次の報道があります)

中国製検査キットを返品 新型コロナ、6万個が不良品―スペイン

        *Web:時事ドットコムニュース(2020年03月28日)より

スペイン保健省は、中国企業から購入した新型コロナウイルスの
迅速簡易検査キット約5万8000個が不良品だったとして、
返品したと明らかにした。

スペイン公共放送が27日、報じた。

報道によると、検査キットの精度は30%程度で、
本来必要とされる80%を大幅に下回っていた。

在スペイン中国大使館はツイッターで、検査キットを製造した中国企業は
「製品販売の公的許可を得ていない」と指摘。

パイス紙は専門家の話として「政府が検査キットの大量入手を優先し、
販売代理店の選択を誤った可能性がある」と伝えた。

   (https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032800196&g=int

           <感謝合掌 令和2年3月28日 頓首再拝>

実際に快復した人の体験、治療薬の動向 - 伝統

2020/03/28 (Sat) 19:48:45

【独自】眠れないほどの熱・せき、入院19日間「死ぬ覚悟した」

         *Web:読売新聞 (2020年3月28日)より

新型コロナウイルスに感染し、入院治療を受けて回復した
北海道旭川市内の70歳代男性と、治療に当たった医師が、
読売新聞の取材に応じた。

男性は「1か月も日常生活がストップすることがつらかった。
まさか自分がかかるとは思わなかった」と闘病生活を振り返った。


医師 治療「考え抜いた」
 

2月16日から4日間、発熱と下熱を繰り返した。
「最初は風邪だと思った」という。
男性には、呼吸器疾患の持病があった。

20日にかかりつけの病院でコンピューター断層撮影法(CT)検査を受けると、
肺の画像に淡く白い影が見つかり、肺炎と診断された。
たんなどの検体を採取し、新型ウイルスの検査を受けると、22日に感染が判明。

すぐに、市内にある感染症指定医療機関の市立旭川病院に入院した。

 
新型ウイルスに対して効果と安全性が確認されている薬は今のところない。
治療に当たった同病院の 柿木 かきのき康孝・血液内科診療部長は当初、
せきを抑える薬や抗生物質の点滴薬などを使った。

鼻から酸素吸入をする処置も施したが、眠れないほど、せきはひどくなり、
38度台の熱も続いた。

院内の感染対策チームは、同様の患者の治療経験がある東京や
札幌の病院に電話をかけ、治療法を尋ねた。その中で、
エイズ治療薬「カレトラ」を使っている医療機関があることがわかった。

柿木医師は、この薬は新型ウイルスに対する有効性が証明されておらず、
必ずしも効くわけではないことを知っていた。

だが、「このまま黙って見ているよりは、投与した方が良いのではないか」と考えた。

男性の同意を得て、28日に使い始めた。
すると翌日には熱が36度台まで下がった。

男性も「あの日に一気に楽になった」と話す。

 
男性の60歳代の妻も感染し、同じ病室に入っていた。
柿木医師は、妻にもカレトラを投与した。
すると、症状が改善。

2人はその後、2度のウイルス検査で陰性が確認され、
今月11日に退院した。

男性のカルテには、「死ぬ覚悟をした」という言葉が記されている。

柿木医師は「治療薬がない中、考え抜いた決断だった。
幸運なケースだったと思う」と話す。

旭川市内で飲食店を経営する男性は仕事柄、
普段から手洗いやアルコール消毒を励行していたという。

男性は、「普段の生活に戻れてほっとした。
どこで感染してどこでウイルスを広げているのかわからないのが怖い。
予防には強い意識を持つことが必要だと思う」と語っている。

   (https://news.infoseek.co.jp/article/20200328_yol_oyt1t50077/ )

・・・

<参考>

新型コロナウイルスの治療薬候補としては下記のような医薬品の
名前があがっています。※薬品名とメーカー名


  【アビガン】(インフルエンザ治療薬) 富士フイルム富山化学

         一般名は「ファビピラビル」


  【レムデシビル】(抗ウイルス薬) 米ギリアド・サイエンシズ

         エボラ出血熱の治療薬として開発


  【カレトラ】(抗エイズウイルス薬) 米アッヴィ

         一般名は「ロピナビル・リトナビル配合剤」


  【オルベスコ】(ぜんそく治療薬) 帝人ファーマ

         一般名は「シクレソニド」


  【ナファモスタット】(すい炎治療薬) 日医工

         「フサン」名で販売、後発医薬品


  【リン酸クロロキン】(抗マラリア薬) 英アストラゼネカ等

・・・

<参照>
「アビガン」は日本でも切り札になるか

         *Web:日刊ゲンダイDIGITAL (2020年3月26日)より

新型コロナウイルスの治療薬として期待してもいいのか。
岡山大学病院薬剤部の神崎浩孝氏は言う。

「アビガンは『核酸アナログ』と呼ばれる薬で、ウイルスが細胞にくっついて
RNAを複製する際に必要な『RNAポリメラーゼ』という酵素の働きを
阻害することでウイルスの増殖を抑制します。

RNAウイルスは同じような過程で増殖するものが多いため、
インフルエンザ以外のウイルス感染症にも効果があるのではないか
と考えられているのです。

以前、ギニアではエボラ出血熱の患者に投与して効果が検討されましたし、
日本でもすでにマダニがウイルスを媒介するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)
に対する有効性が報告されています。

今回の新型コロナウイルスに対しても実験室レベルでは阻害作用が認められています。
中国での臨床試験でも、対象は少ないながらウイルスの体内存続期間が短くなったり、
肺炎症状の改善が認められています。一定の効果は期待できるでしょう」

 
中国で行われた臨床試験では、
他にも解熱までの期間や咳が緩和する期間の短縮が確認され、
「明らかな副作用も見られず安全性は高い」と報告されている。

アビガンが新型コロナウイルス治療の切り札になる可能性はある。
ただ、日本でもすぐに一般で投与が始まるかといえば現状では難しいと予想されている。

「現在、日本では藤田医科大学と群馬大学が臨床研究をスタートさせていて、
4月にも結果が出るとみられています。しかし、もっと大規模な臨床試験を行って
安全性がしっかり確認されてからでないと、
新型コロナウイルス治療薬として一般に広く使われる可能性は低いといえます。

早い段階で使われるとすれば、年齢的に催奇形性をそこまで考慮しなくてもよいうえ、
重症化や死亡リスクが高い高齢者が対象になることが考えられます」(神崎浩孝氏)

 
日本でアビガンを投与されている患者は80人ほどで、
ウイルスが大量に増殖しきっていない段階の患者には効果がみられるといわれている。

アビガンと同じく期待されていた抗HIV薬「カレトラ」は、臨床試験で
「服用したグループも服用しなかったグループも、臨床的改善が得られるまでの時間に
差はなかった」という結果が報告された。

それだけに、早い段階でアビガンが新型コロナウイルス治療薬として
一般にも普及することに期待したい。

   (https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_620400/

・・・

アビガン正式承認へ治験プロセス開始と首相

        *Web:共同通信 (2020年3月28日 )より

安倍首相は、インフルエンザ薬「アビガン」について、
新型コロナウイルス感染症の治療薬としての正式承認に向け、
治験プロセスを開始する考えを示した。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2020032801002151/

・・・

<参照Web>
Web:伊勢ー白山 道(2020-03-28 )
温故知新(おんこちしん:古きに尋ねる)に戻ることが大切
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/5fd177e7369d0a7c3a3d0400cc769aec

           <感謝合掌 令和2年3月28日 頓首再拝>

しぶとい新型コロナウイルス - 伝統

2020/03/29 (Sun) 03:55:18

(上の紹介記事「旭川市内の70歳代男性の体験」での
 感染後、治癒して退院した人が、再度陽性反応になったとのこと)

70代男性、再び陽性に 北海道感染者は延べ172人

      *Web:産経ニュース ( 2020年3月28日)より

北海道旭川市は28日、新型コロナウイルスに先月感染した
70代の飲食店経営の男性が陰性と確認されて退院した後、
再び陽性反応が出たと発表した。

治療後の患者が再び陽性となるのは道内で初めて。

道内では同日、札幌市の自営業の40代男性と
小樽市の70代の男性会社員も陽性と判明。
3人はいずれも日本人で、最近の渡航歴はないという。

道内の感染者は延べ172人となった。

 
旭川市によると、同市の70代男性は2月16日に発熱などを発症し、
同月22日に陽性が確認されて入院。
2回の検査で陰性となり、今月11日に退院した後は自宅で経過観察を続けていた。

しかし、18日からせきが続き、27日の検査で再び陽性と判明した。
退院後も外出を控えていたため、不特定多数との接触はなかったという。

 (https://news.infoseek.co.jp/article/sankein_lif2003280055/

           <感謝合掌 令和2年3月29日 頓首再拝>

専門家が危機感深める感染経路不明者の急増 - 伝統

2020/03/29 (Sun) 09:52:40

気付いた時には感染爆発、医療崩壊 専門家が危機感深める感染経路不明者の急増

         *Web:毎日新聞 (2020年3月28日)より

新型コロナウイルスの感染拡大で、東京都や大阪府の感染者のうち
感染経路を追えないケースが急増し、警戒感が強まっている。

経路が特定できないと、感染拡大防止のカギとなる
「クラスター(感染者集団)潰し」に至らず、
さらに大規模なメガクラスターの発生につながりかねない。

厚生労働省や都道府県は、患者の行動履歴の追跡に躍起になっている。


《患者数以上に東京都に衝撃与えた経路不明数》

「深刻なのは、感染経路を追えない患者が10人を超えたことにある」。
東京都内で1日の感染確認数が41人に達し、小池百合子知事が緊急記者会見で
危機感を示した25日夜、都の担当幹部は、患者数の多さ以上に、
「感染経路不明」がこのうち13人だったことに大きな衝撃を受けていた。

今月18日以降の10日間を見ると、24日までは感染者が数人から十人台だった
こともあり、感染経路不明の人数は、日別の確認数に占める割合は高いものの、
1ケタで推移していた。

ところが、日別の患者が41人に急増した25日は13人、26日は24人にほぼ倍増。
28日も23人だった。

 
大阪府でも27日、1日としては最多の20人の感染が確認され、
うち18人の感染経路が不明だった。

吉村洋文知事は「今までと少し違う」として、20~22日の3連休に続いて
今週末の28、29日、外出自粛を訴えた。

感染が急拡大する欧米から帰国していたり、ライブハウスや
院内感染などクラスター(感染者集団)と関係があったりすれば、
どこでうつされたかを特定できるが、

感染源とのつながりが分からなければ、「感染経路不明」となる。

都によると、都内で感染経路が追えない人が増えている背景の一つに、
行動範囲の広い若年層の介在があるとみられる。

感染しても無症状、または軽症で済むことの多い若者たちが、
知らないうちに市中で感染を広げた恐れがある。

政府の諮問委員会で、ある感染症の専門家は
「パブやクラブでクラスターが出ているが、
みんな正直に言わないから(感染経路が)追えない」と述べた。

小池知事が「夜間の外出自粛」を求めているのは、
飲食店やクラブに通う若者らの行動を念頭に置いたものだ。


《時間と手間かかる「クラスターつぶし」》

感染経路の追跡は、感染拡大を食い止めるために必須だが、時間と手間がかかる。
感染者が確認されると、感染症法に基づき保健所などが、
発症前までの2週間や発症後の行動を患者に聞き取っていく。

「どんな場所に行ったか」「いつ、誰と会ったのか」――などを細かに洗い出していく。

こうした調査を積み重ねてクラスターや経路を特定。

接触者をピックアップして、患者を突き止めたり、
感染疑いの人に自宅待機をしてもらったりすることで拡大の芽を摘んでいく。

ただ、1回の聞き取りで患者が全てを話すとは限らないことや、
行動範囲が広い場合があるなど聞き取りの作業には手間がかかる。
感染者は高齢者も多く、記憶が曖昧なケースもある。

マンパワーの不足は深刻化しつつある。
都の担当幹部は「一つの保健所の管轄内で1日当たり5、6人の患者が出ると、
感染経路が追えなくなってくる。逼迫(ひっぱく)している状況だ」と明かす。

厚生労働省は、保健所の体制強化を指示しているが、
医師や保健師が担う調査には高いスキルが必要という。


《「感染気付かない人が知らずにうつしている」》

「感染経路がわからない患者が、東京や大阪などで増加している。
つながりが見えなければ、その背景にどれぐらいの規模の感染者が
存在しているかを知ることができない」。

28日に首相官邸で記者会見した安倍晋三首相は危機感を表明した。

新型コロナウイルスは感染しても無症状だったり軽症だったりする人が多いことは
データからも裏付けられている。

クルーズ船の感染者を受け入れた自衛隊中央病院(東京都世田谷区)によると、
8割の人が入院時には無症状か軽症だった。

感染症に詳しい富山県衛生研究所の大石和徳所長は
「感染に気付いていない人が、知らず知らずのうちに他の人にうつしているとみられる」
と指摘する。

米疾病対策センター(CDC)が発行する医学雑誌に19日公表された中国での
調査をまとめた論文によると、陽性が確認された人の約13%は、
発症前に他者に感染させていた。

感染した人が潜伏期間を経て発症し、厚生労働省に報告が上がるまで、約2週間かかる。
濃厚接触者として観察対象ではなかった人がこの間に出歩いてうつし、
気付いた時にはすでに「オーバーシュート」と呼ばれる爆発的な感染拡大が起きている
恐れがある。


《専門家「大規模流行が起こるなら大都市圏」》

その先に待つ危機は、イタリアやスペインのような、
患者に十分な医療を提供できなくなる医療崩壊だ。

西浦博・北海道大教授(理論疫学)によると、
人口10万人の都市で封鎖のような強い対策を取らずにいると、
流行開始から50日目には1日の新規感染者が5414人に上り、
最終的には人口の約8割が感染するという。

病床や人工呼吸器が足りなくなり、適切な治療を受けられなくなる。

西浦教授は「感染経路を追えていない感染者は都市部で多い。
大規模流行が最初に起こるとすると、大都市圏だ」と警鐘を鳴らす。

 
世界保健機関(WHO)によると、国内の感染者数は27日現在、すでに1300人を超えたが、
無症状や軽症で検査を受けていない人もいるとみられ、「氷山の一角に過ぎない」
(感染症の専門家)。

いつどこで感染が拡大してもおかしくない状況に危機感を募らせた
小池百合子東京都知事は、周辺自治体も巻き込んで、
異例の外出や往来の自粛を呼びかけた。

大石所長は「『密閉』『密集』『密接』の3条件を避けるのは当たり前。
今はそれよりも踏み込んで、人との接触を断つ対策が必要で、今が踏ん張り時だ」
と訴える。

 (https://news.infoseek.co.jp/article/mainichi_20200328k0000m040131000c/ )

           <感謝合掌 令和2年3月29日 頓首再拝>

初期型BCG予防接種で新型コロナも予防できるという可能性 - 伝統

2020/03/29 (Sun) 13:29:54


  *購読者数日本一(まぐまぐ総合第1位)
   お金儲け2.0著者の川島和正メルマガ (2020.03.28) より抜粋

■■コラム 初期型BCG予防接種で新型コロナも予防できるようだ


初期型BCG予防接種を受けた人は
新型コロナにウイルスに感染しにくい、
感染しても重篤化しないらしいということがわかってきて、

オーストラリアが臨床試験を開始しました。

初期型BCG予防接種を受けているのは
旧ソ連、東欧諸国、イラク、ポルトガル、日本、台湾などと言われています。

一方、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、スイス、ドイツ、オーストリア
フィンランド、スウェーデン、オランダ、ベルギー、アメリカ、カナダ
オーストラリア、ニュージーランドなどは
現在任意になっているため、受けていない人が多いです。

中国、韓国、フィリピン、イランなどは
初期型ではなく、新型BCG予防接種を受けています。


そして、たしかに、東欧より西欧、イラクよりイラン
ポルトガルよりスペイン、日本より中国や韓国の方が
5-10倍以上の被害となっています。

そのため、これはおそらく
本当なのだと思われます。

日本人は、ほとんど全員
BCG予防接種を受けていますので
日本人としてはラッキーな話です。


日本にはヨーロッパやアメリカ以上に、中国人が大量に持ち込んだはずなのに
ヨーロッパやアメリカほど、感染が広がっていないわけですが
それにはこういう理由が、あったと考えられるわけですね。

ただ、BCG予防接種を受けていても
結核などになる確率がかなり下がるだけで
完全にゼロになるわけではないので

新型コロナにも引き続き、気をつけた方がいいと思います。


ちなみに日本の結核感染者は
年間15000人くらいで、そのうち10%が死んでいるようです。

新型コロナウイルスもそのくらいで落ち着いて
結核みたいなものという扱いになるのではないでしょうか。

★BCGの歴史と亜種について
http://7hk.jp/bcg_history.html

・・・

豪 BCGワクチン 新型コロナウイルスに有効か臨床試験へ

       *Web:NHK(2020年3月27日)より

オーストラリアの研究機関は、
新型コロナウイルスに有効かどうかを確認するため、
結核予防に使われるBCGワクチンの臨床試験を行うと発表しました。

オーストラリア南東部メルボルンにある
「マードック・チルドレンズ研究所」によりますと、
臨床試験は、オーストラリア各地の医療従事者4000人を対象に行われます。

BCGワクチンは、人間の免疫機能を高める作用があるということで、
これまでの研究では、類似したウイルスに感染した人にBCGワクチンを使うと、
ウイルスの数を減少させる効果が認められたとしています。

研究所では、ワクチンの有効性が確認されれば、
新型コロナウイルスに特化したワクチンが開発されるまでの
時間をかせぐことができるとして、期待感を示しています。

    (https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200327/k10012354671000.html )

・・・

<参照>
はんこ注射(日本型BCG)は新型コロナウイルスに有効?免疫ができる?
https://www.white-miles.com/bcgkiitekudasai/

           <感謝合掌 令和2年3月29日 頓首再拝>

若者にも襲い掛かる「COVID-19」 - 伝統

2020/03/29 (Sun) 23:46:59

新型コロナで10代死亡、米国初の子どもの死者「発症前の健康状態は良好」

        *Web:AFP(2020年3月25日)より

米ロサンゼルスのエリック・ガルセッティ(Eric Garcetti)市長は24日、
10代の子どもが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で死亡したと発表した。

新型ウイルスで重症化することは少ない子どもの死亡が米国で明らかになったのは初めて。

死亡した子どもはロサンゼルスのすぐ北にあるランカスター(Lancaster)出身。
性別や詳しい身元は明らかにされていない。

発表の数時間前に保健当局から死亡の報告があり、
発症前の健康状態は良好だったという。

ガルセッティ市長は、
「若い人たちに、あなたたちもこの病気にかかる可能性があると伝えたい。
あなたたちの行動次第で人の命が救われたり、あるいは奪われたりすることがあり得る。
それはあなた自身の命かもしれない」と述べた。

ロサンゼルス郡保健当局のバーバラ・フェラー(Barbara Ferrer)氏は、
「COVID-19は年齢、人種、所得水準で差別しない」と述べた。

   (https://www.afpbb.com/articles/-/3275162?cx_part=p1link

・・・

仏16歳少女、せきの始まりから1週間でウイルスの犠牲に 苦悶の遺族

        *Web:AFP(2020年3月28日)より

フランスで新型コロナウイルスに感染し、
1週間ほど前に「軽いせきが出始めた」という少女が26日、
16歳という若さで亡くなった。

少女の遺族がAFPの取材に応じ、その「耐えられない」心境を吐露した。

首都パリで亡くなった少女の名はジュリー(Julie A.)さん。
姓はAという頭文字だけが公表されている。

新型ウイルス感染症は高齢者や既往症のある人々がかかりやすいとされており、
ジュリーさんは同国最年少の犠牲者となった。


母親のサビーヌさんによると、ジュリーさんが軽いせきをし始めたのは1週間ほど前。
21日に息苦しそうな様子を見せるようになり、病院へ行き新型ウイルス検査も
数回受けたが、26日に亡くなった。

ただ保健当局は、若年層の重症化は非常にまれだと強調している。
サビーヌさんが知る限り、ジュリーさんには既往症がなかったという。

    (https://www.afpbb.com/articles/-/3275707 )

・・・

新型コロナ陽性の乳児が死亡、生後1年未満 米イリノイ州

      *Web*AFP(2020年3月29日 )より

米イリノイ州当局は28日、新型コロナウイルスに感染した
生後1年未満の乳児が同州シカゴで死亡したと発表した。
乳児が同ウイルスに感染して死亡するのは極めて異例。

記者会見したジェイ・プリツカー(JB Pritzker)知事は、
新型コロナウイルスに感染した人が同州で過去24時間に13人死亡し、
うち1人は「乳児」だったと述べた。


同州保健当局は、死亡した乳児は生後1年未満で、
新型コロナウイルスの検査で陽性だったと明らかにし、
新型コロナウイルス感染症で乳児が死亡した例はこれまでになく、
死因特定のため十分な調査を行うと発表した。

新型コロナウイルス感染症は基礎疾患のある高齢者が特に重症化
しやすいことが複数の研究で示されている。
 
米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の保健当局は先週、
新型コロナウイルス検査で陽性だった10代の若者が死亡したと発表したが、
この若者の死因は新型コロナウイルス以外の可能性もあるとしている。

  (https://www.afpbb.com/articles/-/3275845 )

・・・

大学でクラスター発生の可能性 京都産業大の学生7人が新型コロナ感染

        *Web:京都新聞(2020.03.29)より

京都府と京都市は29日、京都産業大の学生7人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

29日に会見した京都市の門川大作市長と京都産業大の大城光正学長によると、
3月2~13日に欧州旅行に出掛けた学生が4人おり、
うち2人は28日までに他府県で陽性と診断されているという。

残りの京都市内在住の2人を検査したところ1人が陽性、もう1人が陰性と判明した。

他府県で陽性となった学生と一緒にゼミ卒業祝賀会に参加した
京都市内在住の3人も陽性と判明した。
 
京都市在住の4人はいずれも20代男性で軽症という。

また京都府も29日夜、ゼミ卒業祝賀会に参加した
20代の男子学生1人も陽性と判明したと発表した。

市はクラスター発生の可能性が極めて高い状況にあることが判明したとしている。

大学と連携し、濃厚接触の可能性のある47人に対し自宅待機を要請した。

同大学は既に学内施設を消毒したとしている。
授業開始は5月11日以降とし、5月4日までは不要不急の学生の立ち入りは禁止するという。

      (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200329-00010000-kyt-soci )

・・・

女子大学生が自粛せず欧州旅行、帰国後に発症…マスクして卒業式出席

         *Web:読売新聞 (2020年3月29日)より

広島県の県立広島大は29日、新型コロナウイルスへの感染が確認された
今春卒業の女子学生(20歳代)について、欧州を旅行後、
症状があったにもかかわらず、卒業式に出席していたと発表した。

大学側は1月以降、全学生に海外旅行を自粛するよう求めていた。

大学によると、学生は今月5~13日、英国などを旅行。

帰国後、のどの痛みや鼻水などの症状が出たが、
23日に学科別に開かれた卒業式にマスクをして出席した。

学生は福岡県在住で、同県が28日にこの学生の感染を発表した。

  (https://news.infoseek.co.jp/article/20200329_yol_oyt1t50138/

・・・

NY州知事と市長が若者層にマジ切れ!「公園閉鎖も辞さず」

       *Web:日刊ゲンダイDIGITAL( 2020年3月28日)より

最近は毎朝、テレビのニュースチャンネルで
アンドリュー・クオモNY州知事のコロナウイルス記者会見を見るのが日課になっている。
にしても、この知事といいデブラシオNY市長といい、
週末も休みなくコロナ対策に駆け回り、まさに獅子奮迅の活躍。いつ寝ているのか。

そのクオモ州知事が、州民に自宅退避命令を出した数日後の記者会見で、
マジ怒りしていたのが印象的だった。

折しも「ニューヨーク市は全米のコロナウイルスのエピセンター(震源地)」
と市長が言ったばかり。

つまりこの街は今、全米で最悪の状態にあるにもかかわらず、
ヘラヘラして行政の指示を聞かない若者層が実に多いのだ。

「自宅退避を徹底し、どうしても必要があって外出するときは、
他人との距離を6フィート(約183センチ)開けるように」と、
行政が口を酸っぱくして言っても、
ストリートバスケに興じたり、公園の青空市場に押しかけたりする若者層がいる。

薬局では、買い物客と薬剤師の間にテーブルを置いてまで
距離をとっているような非常時に、だ。

25日に市長が「いまだに公園やプレーグラウンドで集まっている市民がいる。
この状況が続くのであれば、3月28日夕方までに、公園閉鎖などの
さらなる決断を下さざるを得ない」と発表している。


■感染者の54%が18~49歳

しかも、知事も指摘するように、州内感染者の54%が18~49歳の若い層だ。
「若いから感染しないと思っていたら大間違いだ」と、知事が一喝。

25日には、カリフォルニア州で17歳の少年がコロナウイルスで死亡している
ことが確認さてれている。

ニューヨーカーは独特な人種だ。
良くも悪くも面の皮が厚く、ちょっとやそっとのことには動じないずうずうしさがある。

2001年の同時多発テロを乗り越えたという自負もある。
筆者もこの街の住民として、「ニューヨーカーをなめんなよ」くらいの気持ちはある。

しかし、9・11を乗り越えた「タフなメンタリティー」と、
ウイルス感染を甘く見る「傍若無人」は別物だ。

州知事からの手痛い指摘を受け、デブラシオ市長は早速、
「警察が市内のパトロールを徹底する」と発表。

こういうフットワークの良さはさすがニューヨーク。

落としておいて持ち上げるわけじゃないが、やっぱりこの街は危機に強い。
その考えは変わらない。(つづく)

https://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_621006/

           <感謝合掌 令和2年3月29日 頓首再拝>

新型コロナ:「医療崩壊」ヨーロッパの教訓からいま日本が学ぶべきこと - 伝統

2020/03/30 (Mon) 10:23:47


      *Web:ニュ-スウイーク(2020.03.29)より

<パンデミックの主戦場と化した欧州各国の悪夢を、日本は避けられるのか。
スイス・ジュネーブ在住でロックダウンに至るまでの各国の過程を目の当たりにした
感染症対策の第一人者が提言する、いま日本に求められていること>


新型肺炎によって、私が住むスイスのジュネーブもゴーストタウン化した。
非常事態が宣言され、国境は閉鎖、外出も制限された。

観光客でにぎわっていたレマン湖畔に人影はなく、
私のオフィスはじめ国際機関のビルも閉じられた。


自宅勤務を余儀なくされているが、
通常業務に加え新型肺炎対策のため、かえって繁忙だ。

対岸の火事と見ていた欧州で火の手が上がったのは2月下旬。
あっという間に欧州全域の44カ国に感染が広がった。


特にイタリアの感染流行は文字どおり爆発的だ。
3月19日に新型肺炎による総死者数が中国を超えて世界最多に。
その後も記録を伸ばし、3月26日現在の死者数は7505人、中国の2倍以上である。

イタリア北部の地元紙は訃報欄が10ページにも膨らみ、遺体の搬送に軍が出動している。


スペインでの流行も指数関数的な広がりだ。
3月23日の一晩で新規感染者は6000人以上増加し、現在累計で6万人超。
死者数は中国を超えた。

遺体の安置場所が足りず、ショッピングモール内のスケート場を利用している。


ドイツ、フランス、スイス、イギリスも感染者数で世界のトップ10入りし、
以降も欧州諸国が名を連ねる。特に人口100万人当たりの感染者数を見ると、
世界のトップ20がほぼ欧州の国である。

WHO(世界保健機関)は「今や欧州がパンデミック(世界的大流行)の中心地となった」
と言うが、まさに新型コロナとの主戦場だ。


なぜこんなことになったのだろう。


イタリアの感染拡大の理由として、EUの中でも高齢者の割合が多いこと、
経済危機で医療費が大幅に削減されベッドや医療従事者の数が少ないことなどを
挙げる人もいるが、私はそれ以上に重要なのは「人々の意識と行動」、
そして「政治的決断」だと思う。


イタリアの感染者数が200人に迫った2月23日、
ジュセッペ・コンテ首相は北部の11自治体を封鎖し、住民約5万人の出入りを禁止した。

北部2州の学校閉鎖、映画館などの閉鎖が決まり、サッカーのプロリーグ、
セリエAの試合も延期となった。

だが、そんな中でも域内にあるスキーリゾートには多くの人が集まり、
夕食前に軽食とお酒を楽しむ「アペリティーボ」でバーはにぎわっていた。

与党の政治家でさえ、新型コロナに負けずに楽しもう、と言わんばかりに
グラスを傾ける姿をSNSに載せ、その数日後に感染が確認された。

感染者が3000人、死者が100人を超えた3月4日には政府は緊急閣議を開き、
イタリア全土で学校や映画館などの閉鎖を含む首相令を発し、
国民に抱擁や握手をやめるよう呼び掛けた。

10日には全国で外出禁止、
さらに食料品店と薬局を除く全ての店舗の閉鎖と在宅勤務を指示した。

次第に対策を強硬化していった理由として、
人々の意識・行動が変わらなかったことがある。

イタリア人は人と交わるのが大好きで、会えば握手や抱擁、両頬にキスをし、
エスプレッソやワインを飲みながら顔を突き合わせて会話を楽しむことが多い。

いまだに3世代家族も多く、若者と高齢者の接触は頻繁だ。

このような「濃厚」な人間関係は、感染流行にとって格好の条件であり、
拡大阻止に必要な「社会的距離」を実行するには、
個人の意識や行動の変容が必須である。

しかし、イタリアではそれも難しく、
感染が拡大、オーバーシュート(感染爆発)してしまった。


<欧州ロックダウンの道程>

こうしたイタリアの状況と対応を見ながら、各国首脳が動いた。
スペインでは3月14日、ペドロ・サンチェス首相が感染拡大に伴って
「警戒事態」を宣言し、全土で移動を制限した。

罰金や禁錮など罰則規定もあり、警察が全国の市街地や駅でパトロールを開始した。


フランスでは12日にエマニュエル・マクロン大統領が
「過去1世紀に起きた保健衛生上の最大の危機」として
全国の託児所から大学までを閉鎖。

高齢者や持病のある人の外出自粛などを求め、
16日には「これは戦争だ」と何度も繰り返しながら、外出禁止のみならず、
親族や友人との集会も禁止し、国境も封鎖した。


ドイツでは11日にアンゲラ・メルケル首相が1000人以上の集会の中止、
16日には小売店、劇場、スポーツ施設などの閉鎖、飲食店の営業時間短縮と
客の人数の制限などを要請したが、

21日以降には全ての飲食店を営業禁止、幼稚園や学校も休校、
22日には3人以上の集会も禁止した。


<イギリス「集団免疫戦略」の真実>

これらに対して、イギリスは当初異なる対策を示した。
3月12日に行ったボリス・ジョンソン首相の会見は、具体策として
持続する咳や発熱がある場合は7日間自宅隔離することを伝えただけで、
今のところ学校は閉鎖しない、大規模イベントも禁止しない、
欧州からの渡航制限もしないというものだった。


しかし、翌日の13日には一転して500人以上の集会禁止の方針を伝え、
16日にはパブやレストラン、劇場などを避けるよう求め、
高齢者や妊婦、基礎疾患のある人などは外部との接触を断つことを要請した。

17日には不要不急の海外渡航を避けるよう勧告し、20日には学校を閉鎖、
23日には必要不可欠な活動以外の外出を禁止し、
運動のための外出は1日1回と制限された。

一緒に暮らしていない2人を超える集まりは禁止され、
必需品を扱わない店舗の閉鎖も命じられた。
守らない場合は罰金の対象になる。

ちなみに3月26日現在のイギリスの感染者数は9533人、
死者数は日本の10倍以上の463人で、首相会見の3月12日から26日までに
死者数は70倍以上増加した(ジョンソンも27日に感染が確認された)。


なぜ英国首相は当初あのような発言をし、1日で撤回したのだろうか。
まず、当初のスピーチは同席していた英政府のパトリック・バランス首席科学顧問と
クリス・ウィッティー首席医務官など専門家の意見を反映している。

彼らの分析によると、イギリスの感染流行はまだ初期段階で、
感染者は次の4週間に急増し10~14週後にピークを迎える。

そのため、現時点で厳しい行動制限を導入すると感染流行が最高潮に達した頃に
自粛疲れが生じる危険性があると判断した。

また、大規模集会の禁止や学校閉鎖などの効果はエビデンス(科学的根拠)がないため、
むしろ強行することによる負の影響を考慮した。

手洗いや、症状が表れた場合の自主隔離の実践だけでも、
流行ピーク時の感染者数を2割減らせるとのエビデンスも考慮し、戦略を練ったのである。

これを「集団免疫戦略」と呼ぶ人もいた。


集団免疫とは、人口のある一定数以上が感染すると
免疫のない人も守られて流行が収束するというものだ。

予防接種事業ではよく使われ、私も途上国でどの集団に何%ワクチンを接種すれば
集団免疫をつくって感染流行を収束できる、などと考えながら事業を展開していた。


新型肺炎はいまだワクチンがないので、有効な介入を実施し、
リスクのある人々を守りながら、国民が少しずつ感染して免疫力を付ければ
感染が収束すると考えられた。


しかし、感染症研究の世界的権威が集まるインペリアル・カレッジ・ロンドンの
専門的知見がこの政治的判断を翻した。

彼らが示した分析は、もし何も対策を取らなければ、英国民の81%が感染して
8月までに51万人が死亡し、政府が示した策でも25万人が死亡して
医療制度が破綻するとのシナリオである。

これによってメディアは騒ぎだし、多くの科学者が政府の方針に異を唱え、
最終的に政府の方向転換につながったようだ。

ただし、率直に言って、これらの数理モデルも必ずしも正しいとは言えない。

私が統括する「グローバルファンド」の戦略情報部は
インペリアル・カレッジを含め、世界の第一線の専門家と共に、
3大感染症に関する流行予測、流行収束に向けたさまざまな介入の適正配分、
介入に対する成果目標の設定などを行っているが、
理論と現実にはかなりのずれが生じる。

これは、モデルに使うデータや仮定が国や人口集団の状況などによって異なり、
またモデルに使われていない因子が多々影響するからだ。

それでも専門的知見は政治的判断に必須である。
その際、評論家でも、マスコミ受けする人でもなく、
対策づくりのため具体的な助言ができる真の専門家を選ぶ必要がある。

エビデンスとして確立したものとそうでないものを区別し、
新たなデータや情報を分析・活用し、それぞれの地域の状況、
対応能力などを考慮に入れた上で、具体的な対策や措置を議論、助言できるかどうか。

これが専門的知見を政治的「決断」に生かしてもらえるかのツボだと私は思う。


ただ専門知識や独自の理論を振りかざし、政府批判や体制批判をしても、
ワイドショーでは受けるだろうが、本当に効果のある対策にはつながらない。

学校閉鎖、大規模イベントの禁止、渡航制限や入国制限。
これらが感染拡大の抑制にどれほどの効果があるのか、誰にも分からない。

ただし、最近、中国で街を封鎖した措置などの効果について
数理モデルを用いた論文が発表された。

それによると、5日間前倒しして実施されていれば、感染者は3分の1に抑えられたが、
5日間遅れていれば、感染者は3倍に増え4月末までに35万人以上が感染した可能性が
あるという。

中国の特殊な状況もあるので一研究だけでは結論付けられないが、
世界中の専門家が奮闘努力しているこのような研究がエビデンスをつくり、
今後の対策づくりや政治的決断を下すときの助けになっていくことを期待する。


《日本の対策は正しいのか》

では欧州の対策に比べて日本はどうだろうか。
他国に比べて検査数が少ないとの指摘があるので、
よりよい指標と思われる新型肺炎による「人口100万人当たりの死亡者数」で
比較すると(3月27日時点)、

イタリア136人、スイス22人、アメリカ4人に比べて日本は0.4人と極めて少ない。

現在、日本は、社会・経済機能への影響を最小限にとどめながら、
感染拡大防止の効果を最大限にし、

1)クラスター(患者集団)の早期発見・早期対応、

2)患者の早期診断・重症者への集中治療の充実と医療提供体制の確保、

3)市民の行動変容

という基本戦略を用いている。


これは理にかなった方法で、
特に1)は成功すれば、世界に胸を張って発信すべき有効な戦略だ。

また、密閉・密集・密接の3条件が同時に重なった場を避ける、
むやみに軽症者や希望者に検査をせず、医療機関での感染を拡大させない方針も
適切だと思っている。


ただし、どこまで「自粛」だけでオーバーシュートせず「持ちこたえられるか」
「感染を収束させられるか」は分からない。

民主主義、自由主義を謳歌する欧州で国民が自粛できず、
持ちこたえられなくなって政府が規制に入った教訓から学べるものはある。


「日本人にはディシプリン(規律・自制心)がある」と海外ではよく言われる。
欧州に比べて、日本でこれだけ感染が抑えられている理由もそこにある、
と説く人もいる。


しかし、新型コロナの最大の武器はステルス攻撃だ。

「油断」に付け込んで潜入し、突然爆発的な破壊力を示す。

日本もロックダウン(都市封鎖)を必要とする日が来るかもしれない。

今、まさに日本人のディシプリンを見せるときともいえる。

(筆者はジュネーブ在住。元長崎大学熱帯医学研究所教授。
これまで国立国際医療センターやユニセフ〔国連児童基金〕などを通じて
感染症対策の実践・研究・人材育成に従事してきた。
近著に『世界最強組織のつくり方──感染症と闘うグローバルファンドの挑戦』
〔ちくま新書〕)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00010000-newsweek-int

           <感謝合掌 令和2年3月30日 頓首再拝>

志村けんさん死去 70歳 新型コロナに感染、闘病も力尽く - 伝統

2020/03/30 (Mon) 10:57:31

       *Web:NHK(2020.03.30)より抜粋

新型コロナウイルスに感染して肺炎を発症し、入院して治療を受けていた
コメディアンの志村けんさんが、29日、東京都内の病院で亡くなりました。
70歳でした。

志村けんさんは、3月17日にけん怠感などの症状が出たあと、
東京都内の病院に搬送されて重度の肺炎と診断されて入院し、
25日に所属事務所が新型コロナウイルスへの感染を公表しました。

その後も入院して治療が続けられていましたが、関係者によりますと
29日夜、東京都内の病院で亡くなったということです。

  (https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200330/k10012357011000.html

・・・

    *Web:スポニチ(2020.03.30)より抜粋

◇志村けんさんの新型コロナウイルス感染経過◇

▼3月17日 倦怠感の症状があったため、自宅静養(発症日)

▼3月19日 発熱・呼吸困難の症状が出現

▼3月20日 訪問診察をした医師の判断により、都内病院に搬送。
      重度の肺炎との診察を受け、入院

▼3月23日 新型コロナウイルス検査陽性が判明

▼3月24日 保健所による調査が行われ、発症日と濃厚接触者の特定が完了

▼3月25日 所属事務所が感染を公表



▼3月29日 都内の病院で死去

https://news.goo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20200330-0088.html

・・・

新型コロナウイルス検査で陽性 人工心肺で治療も…

       *Web:スポーツ報知(2020.03.30)より抜粋

新型コロナウイルス検査で陽性が判明した23日に病状が悪化。

25日に港区から新宿区の病院に転院し、人工心肺による治療を続けていた。

https://news.goo.ne.jp/article/hochi/entertainment/20200329-134-OHT1T50086.html

・・・

<参照Web>12:25 追記
伊勢ー白山 道(2020-03-30)
自分の心残りを無くして置く、大切さ
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/0aeb8313a0a425133f568fe9e4ccd859

           <感謝合掌 令和2年3月30日 頓首再拝>

コロナをなめ切って出歩く日本のバカ者たち - 伝統

2020/03/30 (Mon) 15:12:24

コロナをなめ切って出歩く日本のバカ者たち
「海外では若い人がどんどん死んでいる」とWHOの日本人医師が警鐘

         *Web:J-CASTテレビウォッチ(2020年3月30日)より

東京都が不要不急の外出を控えるよう呼びかけた28日と29日の週末(2020年3月)、
東京都心や箱根・熱海などの観光地には多くの若者の姿が見られた。

渋谷付近で取材に答えた20代若者たちからは危機感は全く感じられない。
原宿にパンケーキを食べにきた20代男性は
「パンケーキとコロナの怖さを比べると?」と聞かれると
「今日はちょっとパンケーキでした」と笑う。


《渋谷のバカ者「コロナを攻めるノーガード戦法です」》

「『出ないようにしてください』って中途半端。
やるなら完全に閉め切ってほしい」、
「正直、土日2日間だけって意味がある?って思う」と開き直る若者もいれば、

中には「守っているだけではだめだからコロナにも攻める。ノーガード戦法です」
と完全にナメている若者もいる。

29日に東京都が発表した新たな感染者数は68人だが、
うち10代1人、20代19人、30代24人で、6割以上が30代以下の若い世代だ。

また、世界各地からは若い世代の死亡例も相次いでいる。
フランス保健省は26日、16歳の少女が新型コロナウイルスにより死亡したと発表。
イギリスでも21歳の女性が死亡した。いずれも基礎疾患や持病はなかった。


《海外では基礎疾患のない10代、20代の死亡続出》

WHOで新型ウイルスの感染対策に当たる進藤奈那子さんは
「若い人がかからないというのは大ウソです」と警鐘を鳴らす。

比較的症状の軽い若者が無自覚に動き回り、感染を拡大させているというのだ。

では、今後の東京で感染爆発はあり得るのだろうか。
「1番大事なのはクラスター(集団感染)を迅速に同定できるかどうか。
検査能力をそこに集中させるのが大事です」と進藤さんは言う。


しかし、感染経路が分からない患者が増えているのが問題だ。
今顕在化してきている感染は、20日~22日の3連休で人びとが動き回った結果だ。

新型コロナウイルス感染症対策専門家会議メンバーの
釜萢敏(かまやち・さとし)医師は

「感染経路が不明の患者が増えているということは、クラスターに関連する
小集団をうまく追えていないということ。
そうなると、突然の爆発的感染拡大の恐れを常に意識しなければなりません」

と話す。

司会の小倉智昭「今、繁華街はむしろ平日の方が混んでいる。
これからは、週末自粛にこだわらない方がいいのではないでしょうか」

釜萢医師

「おっしゃる通りです。夜の繁華街における感染の拡大が非常に懸念されている。
すべての年代の人が注意すべきだということです」

 (https://news.infoseek.co.jp/article/20200330jcasttv20204383277/ )


           <感謝合掌 令和2年3月30日 頓首再拝>

一人ひとりの成熟とプライドが試されている - 伝統

2020/03/30 (Mon) 22:56:28

「同調圧力に屈せず、多くの異論を」岩田教授に聞くコロナ危機対策

         *Web:Forbes JAPAN(2020.03.30)より

新型コロナウイルスの感染拡大で、東京都では5日連続で40人以上の感染者が確認され、
3月29日までに日本全体の感染者数は2600人を超え、60人以上が亡くなった。

各国の増え続ける感染者数と対策はリアルタイムで比較され、
様々な批判や意見が飛び交っている。


日本の感染症対策の第一人者である神戸大学感染症内科の岩田健太郎教授は、
同調圧力が高い日本では「勇気がいる」と話しながらも、
自身のブログや動画を通じて意見を積極的に発信。

日本の新型コロナ対策について一定の評価をしつつ、警鐘を鳴らしてきた
(関連記事:新型コロナ、日本は本当に感染がコントロールできているのか)。

危機の時代に何が求められるのか。
岩田教授に話を聞いた(インタビューは3月26日に実施)。


──感染者の増加が続く東京都では3月25日に小池知事が外出自粛を要請しました。
  この増加についてどう受け止めていますか。

東京都は異なるフェーズに入ったと思う。
25日はPCR検査数が108件で41人の陽性が判明し、陽性率がかなり高い
(編集部注:検査件数の計上日と陽性の判明日が合致するか不明だが、
東京都の発表によると前日の24日の検査数は86件、陽性は17人)。

検査が追いついておらず、感染の実態が掴めていない。

世界を見ていれば感染者が一気に増えることは予想できたので、
1日40人程度の増加は想定内だったはずだ。

それ以上の感染爆発が東京でも起きる可能性はある。

(小池都知事の)危機的なメッセージは、本当は患者数が増える前、
(緊急会見をした25日の)5日ぐらい前に出すべきだったと思う。

しかし、(延期が決まった24日まで)オリンピックの開催が念頭にあったために、
東京都はネガティブなメッセージは出せなかったのではないかというのが私の推測だ。
無論、関係諸氏は否定するだろうが。

オリンンピックに対する忖度が危機対応を遅くして、失敗した。

全体的にはこれまでの日本の新型コロナ対策は、
ピークを抑えるミティゲーションとクラスター追跡でうまく対応ができていた。

PCR検査が少ないという批判があるが、PCR検査は偽陰性が出やすく、運用は難しい。
PCR検査を可能性が高い人に検査を絞ることはピークを抑えるという目的にはあっていた。


しかし今後は、東京とそのほかの地域で分けて考える必要がある。
私のいる兵庫県では、(クラスターが発覚した)3月前半は危機的な状況にあったが、
その後はかなり抑えられている。

東京のように感染者数が増えている地域と、抑えられている地域で、
それぞれの対策を考えなくてはならない。


──東京では今後、どのような対策が必要になってくるのでしょうか。

いままでの対応では不十分だ。

一人ひとりが外出しないなど、行動を変える必要がある。

また、感染者数の実態が掴めていないため、
人口をもとにした抗体検査で感染者数を出すべきだ。

(編集部注:現在、新型コロナウイルス検査に用いられているPCR検査は、
鼻や口の奥の粘膜細胞を採取し、ウイルスのDNAの断片を増幅させて
陽性か陰性かを判定する。

抗体検査は、一度かかった人が獲得した免疫の抗体が血液中にあるかどうかを探す)。

現在、感染爆発がすでに起きているという人と
起きていないという人の間で論争になっているが、
(数を把握するための)検査はしていないので実際のところはわからない。

水掛け論をしても仕方がないし、これほど感染者が増えている段階なので、
(数を把握するための)人口をもとにした抗体検査をすべきだと考える。
実際、イギリスではすでに350万個の抗体検査キットを準備している。


《「とても問題の大きい感染症だ」》

──「これまでうまく対応ができていた」のに
  東京で大幅に感染者数が増え始めたのはなぜでしょうか。
  海外からの帰国者が増えたからでしょうか。

海外渡航による感染例は、実は追跡が簡単なので大きな問題ではない。
東京都で問題なのは、感染経路が追跡できない感染者が増えている点だ。

発表でもあったように、海外渡航者や院内感染以外に、
半分ほどは感染経路がわかっていない。

追跡できていない感染者から国内で二次感染、三次感染が広がっている可能性がある。


──地域ごとの対策が重要になるという話ですが、
  政府の専門家会議では(対策ができる)専門人材の不足が指摘されていました。

自治体はこれまで厚生労働省からの通達に従うだけだったのが、
自分で考えて状況を判断し、遂行しなければならない。

日本ではデータを活用する習慣が少なく、慣習や同調圧力で決めてしまいがちで、
自分で決めて判断できるリーダーが少ないので、困ったことになるだろう。

何を持って判断するのか、判断根拠となるデータは何かをはっきりさせないといけない。

これまでに地力を培ってこなかった、という慢性的な問題だ。
プロの人材は即時的に育成は出来ない。
いまからどうにかできるものではない。


──新型コロナウイルスのデータに関しては、
  中国や欧米などから続々と研究が発表されています。
  日本はダイヤモンド・プリンセス号の発生で諸外国より早く
  最初の危機を経験しましたが、日本発の論文は少ないように見えます。


日本からの論文は少ない。
中国はあれほど大変な事態になりながら、論文を出しており底力があると思った。
日本はもともといっぱいいっぱいで医療制度を維持しており、
アカデミックな余力を削られている中で、アウトプットができていない。

私自身も二本目に取り掛かっているが、
余裕がなくてなかなかデータをまとめることができない状況だ。


──実際に新型コロナウイルスの患者を診て、どのような印象を持たれましたか。

とても問題の大きい感染症だ。
8割は良くなるというのがミソだ。

そのほうが感染は広がりやすいから。

エボラは致死率がもっと高いが、濃厚接触者にしか感染しない。
よって、アフリカの限定的な感染症のままでそれ以外の地域では流行しない。

新型コロナの致死率は1%あるかないかだが、一部の人に怖い病気というのが厄介だ。


《「重要なのは、引き算の論理だ」》

──8割が軽症の一方で、感染者の2割が入院、
  およそ5%に集中治療が必要になると言われています。

  ニューヨーク州(人口約1900万人)のクオモ知事は、
  ピーク時には14万床のベッドと人工呼吸器3万台が必要になると
  連邦政府に支援を呼びかけました。

  日本臨床工学技士会などが2月に実施した調査によると、
  日本で使える待機中の人工呼吸器は国内で約1万3000台。
  都内で約1800台。東京都は4000床を目指してベッドの準備をしています。
  人口も状況も異なりますが、十分な準備ができているのでしょうか。

ニューヨークは感染者数が一気に増加したために、
多くのベッドと人工呼吸器が一度に必要になった。

東京で足りなくなるのかどうかは分からない。
一度に多くの患者が出ないようにすれば足りるかもしれない。

そもそも、人工呼吸器を買ってベッドを増やしても、
使える医療従事者がいなければ、受け入れる患者は増やせない。
ここでも人材は即席には作れない。

専門技術を身につけるのは時間がかかる。
これも地力が問われるので、いまから急に増やすことはできない。

このような場合に重要なのは、引き算の論理だ。
例えば、新型コロナの患者の8割は軽症者だが、
現在は指定感染症になっているため原則入院隔離措置が必要になっている。

軽症者は入院させず、重症者にケアを集中させるべきだ。

日本の医療には無駄が非常に多く、医療従事者に余裕がない。
無駄を排除することで余力をつくり、キャパシティを増やせる。


──ダイヤモンド・プリンセス号で隔離措置の不備を訴えた岩田教授の動画は、
  世界のメディアで取り上げられ、反響を呼びました
  (その後、当初の目的を達成できたとして動画は削除)。

  一方で、「一生懸命やっているのに批判するな」というような、
  発信自体を否定する声もありました。

今でも批判を受けるし、LINE外しと同じような形で学会のグループから黙って外す、
「いじめ」のようなこともあった。

同調圧力に合致しない人をいじめる文化があるので、
自分の意見を自分の名前で発信するのは難しいし、勇気がいる。
しかし、危機の時こそ意見をたくさんいって、議論することが大事だと思う。


英国では当初、強力な都市封鎖をせずに国民に免疫をつけさせる「集団免疫」
という対応を取ろうとした。
しかし、その後多くの批判を受けて、他の欧州諸国と同じような対応に転換した。

議論が二転三転したが、科学にもとづいて対応するという点ではぶれなかった。
失敗を認知して方針転換ができた。

日本は「みんなで話して決めたことだから」と失敗を押し通してしまう。
ダイヤモンド・プリンセス号も失敗しなかったと言い抜けようとしている。

感染者のピークをなだらかにするというプランAの計画がうまくいっている間はいいが、
Aが失敗した時の代案となるプランBがない。Aの失敗を予測し、認めることができない。

失敗の基準がなければ、何が起きても失敗にはならない。
失敗を認知して方針を変えられるのは、プライドと気概、
そして正義感を持ったプロフェッショナルだ。


──新型コロナウイルスはまだまだ分からない点が多く、
  「◯◯が効く」といった様々な情報が出回っており、
  何を信じるべきか戸惑ってしまいます。

不確かさに耐えることが大事になる。
分からないことは、分からない。
無自覚で中途半端に分かったつもりになっているのが一番失敗する。

分からないという事実に耐えられるかどうか、
一人ひとりの成熟とプライドが試されている。

  (https://news.yahoo.co.jp/pickup/6355625 )

           <感謝合掌 令和2年3月30日 頓首再拝>

新型コロナ、専門医が語る“本当の怖さ” - 伝統

2020/03/31 (Tue) 10:13:35

新型コロナ、専門医が語る“本当の怖さ” 「数時間で一気に」急速な重症化

・・・

今月17日に発症、19日に発熱と呼吸困難、20日に病院に搬送、
23日に新型コロナで陽性と判明し、治療が続けられていたお笑いタレントで
ザ・ドリフターズの志村けんさんが、発症から2週間ほどで亡くなりました。

◇志村けんさんの新型コロナウイルス感染経過◇

▼3月17日 倦怠感の症状があったため、自宅静養(発症日)

▼3月19日 発熱・呼吸困難の症状が出現

▼3月20日 訪問診察をした医師の判断により、都内病院に搬送。
      重度の肺炎との診察を受け、入院

▼3月21日 人工呼吸器による治療

▼3月23日 新型コロナウイルス検査陽性が判明

▼3月24日 保健所による調査が行われ、発症日と濃厚接触者の特定が完了

▼3月25日 港区から新宿区の病院に転院し、人工心肺による治療

▼3月25日 所属事務所が感染を公表



▼3月29日 都内の病院で死去


誰もがいつ終わるか分からない「生」を生きているのですが、
新型コロナに感染し重症化すれば突然終りがやってきてしまう恐れがあること、
それは自分かもしれないし、大切な人かもしれないということを
誰もが認識する必要があります。

・・・

        *Web:夕刊フジ(2020.03.27)より


東京都の小池百合子知事が25日夜に開いた緊急会見には、
国立国際医療研究センター病院の大曲貴夫国際感染症センター長が同席し、
「新型コロナウイルスの恐怖」について克明に語った。

 
大曲氏はまず、

「(感染者のうち)8割の人は本当に軽いんです。
歩けて、動けて、仕事にもおそらく行けてしまいます。
残りの2割の方は確実に入院が必要で、
全体の5%の方は集中治療室(ICU)に入らないと助けられない」と指摘した。

 
真の恐怖は“スピード”にあると大曲氏は続けた。

「(一部の感染者は)本当に1日以内で、数時間で、
それまで話せていたのにどんどん酸素が足りなくなって、
酸素をあげてもダメになって、人工呼吸器をつけないとこれは助けられない
という状況に数時間でなる。

それでも間に合わなくて、人工心肺もつけないといけない。
ということが目の前で一気に起こるわけですよね。ものすごい怖いです」

 
新型コロナウイルスが注目され始めた当初、
同じRNAウイルスのインフルエンザと同程度と考える向きもあったが、
まったく別物のようだ。

 
大曲氏は急速な重症化について、

「特に持病があったりする方の中では、そういうことは起こるんですよね」
「(ウイルスには)やっぱりかかっちゃいけない。僕はすごく強く感じます」

と強調した。

会見では、海外の感染者の一部で闘病の様子を“自撮り”して、
ウイルスの実態を呼びかける動きもあると質問が飛んだ。

これに対し、大曲氏は「ものすごく尊敬してます。
あれによって伝わるメッセージは非常に強い。
コロナという病気がどういうものかを伝えるうえで非常に重要だと思います」とも語った。

長引くコロナ禍に「自粛疲れ」という言葉も飛び交うが、決して楽観視してはいけない。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200327-00000014-ykf-soci )

・・・

なぜ日本の新型コロナ致死率は異常に高い? 臭覚・味覚異常が感染の兆候か=高島康司

         *Web:MONEY VOICE(2020年3月30日)より


(1)日本では、東京を中心に感染者数がすでに激増している可能性が高い。
   それは、日本の致死率も見るとよく分かる。

   新型コロナウイルス関連の情報で、日本の主要メディアで
   あまり報道されていないのが、日本の突出した致死率の高さである。

(2)中国やアメリカ、そしてイタリア、ドイツ、フランスなどの
   他の先進国と比べると、日本はよくウイルスの蔓延をコントロール
   できているように見える。

   しかし、こと致死率に関しては状況は異なっている。

(3)感染者数の割りには致死率がかなり高いのだ。以下が主要国と日本の比較である。

   アメリカ
   ・感染者数:5万5,069人
   ・致死率:1.45%

   ドイツ
   ・感染者数:3万2,991人
   ・致死率:0.48%

   韓国
   ・感染者数:9,137人
   ・致死率:1.38%

   日本
   ・感染者数:1,193人
   ・致死率:3.60%

   これを見ると、日本の致死率はかなり高いことが分かる。

   もちろんこれは、9.86%のイタリアや、7.11%のスペイン、
   そして4.93%のフランスよりは低い。
   しかし、これらの国々の感染者数は日本の数十倍である。

   オーバーシュートで感染者数が爆発的に増大し、医療崩壊が起こっている国々だ。
   致死率の高さは医療崩壊の結果であると見ることができる。

   感染者数の極端な増大から適切な治療を受けられない患者が増え、
   それが致死率を増大させている可能性が高い。

   日本の医療水準の高さから見ると、0.48%のドイツと
   同程度の致死率であってもおかしくない。

(4)日本のこの致死率の高さの理由はなんだろうか?

   やはり一番に考えられるのは、
   感染者数が過小に算定されているということではないか?

   つまり、実際の感染者数は現在の10倍くらいで、
   死亡者数もそれを反映して多いものの、
   分母の感染者数が低く算定されている結果、
   致死率が高くなっているということだ。

(5)日本の死亡者数は3月25日現在で43人である。
   もしこれが医療サービスが完備されているドイツのような国の
   致死率、0.48%程度を反映しているとするなら、
   実際の感染者数は8,000人から1万人くらいになる。

(6)もうひとつ日本ではほとんど報道されていない事実に、
   年齢が比較的に若い世代の重症化がある。

   一般的な情報では、50歳以下の比較的に年齢の低い世代は、
   感染しても重症化しないとされていた。

   ところが、この傾向が変化していることが分かった。
   50歳以下の年齢層が重症化するケースが明らかに増えているようなのだ。


   アメリカで新型コロナウイルスで入院した感染者のうち40%が、
   20歳から54歳の年齢層であったという事実は驚きだ。
   明らかに若い年齢層にも重症化のリスクが拡大している。

(7)新しい変化

  ①感染者の若年化

   これは、ウイルスの研究者によると、武漢で拡散した初期の
   コロナウイルスではなく、これから進化した新しいタイプである
   可能性が大きいとしている。

  ②肺炎を伴わない重症化

   肺炎を伴わず、腎疾患や心疾患で突然死するケースが
   数多く報告されるようになった。
   死亡した患者には既往症もない人も多かった。

(8)新型コロナウイルスの進化か?

   新型コロナウイルスの進化である可能性は否定できない。

   前回の記事で、新型コロナウイルスには細胞に侵入するための
   4つのレセプターがあると書いた。それらは以下である。

  ①ACE2 レセプター

  ②フーリン蛋白質

  ③GRP78 レセプター

  ④CD147 レセプター


   昨年の12月に武漢で発生が確認された従来の新型コロナウイルスは、
   「ACE2」レセプターを介して細胞に侵入していた。
   「ACE2」は肺に集中しているため、これを介して新型コロナウイルスが
   入った場合、肺炎が主要な症状となる。

   しかし、他のレセプターは肺だけではなく、
   心臓や腎臓など他の臓器にも存在している。
   そのため、腎臓、膵臓、そして肝臓の疾患の増加が武漢では報告されている。

   
   この変化もこれから日本ではっきりとしてくる可能性もある。

   感染しないように、厳重に注意してほしい。

   (https://www.mag2.com/p/money/905980

           <感謝合掌 令和2年3月31日 頓首再拝>

日本医師会「早く緊急事態宣言を」 - 伝統

2020/03/31 (Tue) 14:16:16

日本医師会「早く緊急事態宣言を」の深刻事態 感染拡大にベッドの確保が追いつかない

       *Web:東洋経済オンライン(2020年3月30日)より

(1)加速する都内の感染ペース

  ①感染症法で指定された病床は東京都全体で118床しかなく、
   指定病床以外の医療機関の協力を得て対応できる病床を何とか広げてきた。
   3月29日20時半時点の入院者は382人にのぼる。

  ②「各国の例を見ると、新規の感染者が2ケタを超えると感染が急速に拡大していく。
    このまま急激に増加してしまうと、とても病院には収容しきれなくなってしまう」
                            (釜萢常任理事)。

  ③東京都では3月29日現在で入院している382人のうち、
   96%にあたる367人が軽症・中等症だ。

   現状だと軽症の患者が入院せざるを得ないうえ、
   回復して症状がなくなっても退院できないケースが出てくる。

   これでは重症患者が入るべき病床を軽症者が埋めてしまうことになる。

(2)一時滞在施設をどう確保するか

  ①「軽症の方々を、自宅や宿泊施設などに移動しないとならないのは喫緊の課題。
    だがこれは、国が現在の方針を変更しないとできない。

    流行のステージが変わったので、軽症患者と重症患者への対応の仕方も
    変えるのが自然な流れだ」(釜萢常任理事)

  ②軽症者の一時滞在施設が必要なことは多くの専門家が指摘している。
   緊急事態宣言が出されれば、こうした権利関係に関係なく、
   都道府県知事の命令によって医療機関として活用することができるようになる。

  ③緊急事態宣言が出されることで、医療器具などを政府が優先的に買い上げ、
   必要な医療機関に分配できるようになる。

   マスクやフェイスシールド、防護服などの物資確保は
   医療機関にとって課題になっており、「あと1~2週間で枯渇してしまう
   ような医療機関が少なくない」(釜萢氏)。


   (https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20200330_340987/ )

・・・

自宅隔離は感染広げる、武漢の轍を踏まぬよう-中国がイタリアに警告

        *Web:Bloomberg News (2020年3月31日)より

(1)四川大学華西医院呼吸科の梁宗安主任は、
   武漢の医師たちも感染拡大の初期に同じ誤りを犯したと指摘。

   当時は武漢の医療施設にかかっていた過剰な負担を軽減する目的もあり、
   症状が重い患者は病院に入院させる一方、
   症状が軽い患者には自宅での隔離生活を指示していたという。

(2)研究者らによると、自宅隔離では家族への感染防止を徹底しないばかりか、
   自由に外出を続けて外で第三者にうつすことも多い。

   イタリア紙コリエレ・デラ・セラが30日報じたところによると、
   同国当局が28日に外出禁止の取り締まりを強化したところ、
   違反者のうち約50人が自宅隔離を指示された感染者だった。

(3)武漢では2月初めにオフィスやスタジアム、体育館を転用した
   仮設病院に症状の軽い患者を全て隔離し始めてから、感染拡大が劇的に鈍化した。

(4)今回のチームの一員である中国疾病対策予防センター(中国CDC)の研究員、
   肖寧氏によると、中国のある省の調査では、
   集団感染の80%が自宅隔離を指示された患者を感染源とするものだった。

   (https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-03-30/Q80H0NDWX2QP01 )

           <感謝合掌 令和2年3月31日 頓首再拝>

日本の新型コロナ感染者は外国籍の人が多い - 伝統

2020/03/31 (Tue) 19:24:59


  *購読者数日本一(まぐまぐ総合第1位)
   お金儲け2.0著者の川島和正メルマガ (2020.03.30) より抜粋


最近、東京で新型コロナウイルス感染者が急増しているため
不安に思っている人が多いようです。

これまで、楽観的に考えて日常生活を続けていた人も
マスクをして引きこもるようになったり、田舎に避難したりしています。


さて、そんな新型コロナウイルスなのですが
実は急増している感染者の多くは、日本人ではなく外国人だったりします。

これまでの感染者累計約1800人のうち約30%が外国籍で

最近の新規増加分に関しては
実に約50%が外国籍ということが
厚生労働省の報告からわかっています。

日本の総人口に対しての外国人比率はたったの2%しかないのに
新規感染者の50%が外国人で
外国人は何十倍も感染しやすいと考えられる状況になっています。


というわけで、やはり、日本人はBCGワクチンが効いていて
感染しにくい人が多いのではないでしょうか。

BCGワクチンをしていても
中には結核や新型コロナウイルスに
感染する人もいますので油断は禁物ですが
アメリカや西欧のような大惨事になるとか考えにくいですね。


なお、中国でハンタウイルスが発生し
まだ詳細がよくわかっておりませんので
今後の情報には要注意です。

ハンタウイルスは
新型コロナウイルスが効いていない国への
攻撃かもしれませんので
この場合、日本は警戒した方がいいですね。

・・・

<参照>

厚生労働省資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html#kokunaihassei


中国で今度は「ハンタウイルス」…ネズミ媒介、急死の労働者から検出
2020/03/29 17:48
https://www.yomiuri.co.jp/world/20200328-OYT1T50231/

・・・

<参照>

「BCGワクチン」が新型コロナ予防に効果? 
海外で治験開始も期待しすぎは禁物 医師・村中璃子氏寄稿

(「初期型BCG予防接種で新型コロナも予防できるという可能性」
 2020/03/29 (Sun) 13:29:54に関連した情報の紹介です)

       *Web:夕刊フジ (2020年3月31日)より

新型コロナウイルスのワクチン開発に世界各国がしのぎを削るなか、
結核を予防する「BCGワクチン」の新型コロナウイルスへの
予防効果を見る治験が始まることが「サイエンス」(電子版)の
ニュース記事に登場し、注目されている。

別にオーストラリアの研究所も臨床治験の開始を発表した。
日本ではBCGの定期接種が行われているが、これは人類の希望となるのか? 

京都大大学院医学研究科の医師でジャーナリストの村中璃子氏が緊急寄稿した。




一般にワクチンは、麻疹ワクチンであれば麻疹を、
インフルエンザワクチンであればインフルエンザをというように、
特定の病原体に対する1対1の予防効果を示す。

しかし、あるデンマーク人の研究者グループが2015年、

「BCGワクチンは細菌の感染症である結核を予防するだけでなく、
免疫システム全体を強化し、ウイルス一般への感染や重症化を予防する効果がある」

とする論文を発表した。

BCGは20世紀初頭に開発され、今日まで世界で使われてきた古典的ワクチンだ。

ただ、結核の感染や重症化の予防効果は60%程度と決して高くはない。
そのため、日本では生後1歳までの間に接種が推奨されているが、
米国をはじめBCGを定期接種としていない国も多い。

前出の論文には科学界から賛否両論の声が上がり、評価は定まっていないが、
オランダでは今週中にも、このBCGの効果に注目している研究者たちが
新型コロナウイルス感染のリスクグループである医師や看護師1000人を対象とした、
BCGワクチンの新型コロナウイルス予防効果を評価する治験に着手する。

 
ギリシャでは、新型コロナウイルスが出現する以前から、
感染症が重症化するリスクの高い高齢者を対象とした
BCGワクチンの治験が始まっており、オランダの治験と合わせて
効果を見ていくことになるという。

 
「人と人との距離を取る」「手を洗う」など、世界はまだ、
ごく基本的な対策でしか新型コロナウイルスと闘うことができないという現状のなか、
すでに安全性が確認され、安価に大量生産できるBCGワクチンに寄せる期待は大きい。

 
しかし、BCGには、新型コロナウイルスはおろかウイルス全般の活動を抑える、
確たる証拠もまだ得られていない。期待し過ぎは禁物だ。

   (https://news.infoseek.co.jp/article/00fujidom2003290004/ )

           <感謝合掌 令和2年3月31日 頓首再拝>

新型コロナ、約30%が「夜の街」で感染。都内で感染源が不明な患者 - 伝統

2020/04/01 (Wed) 00:14:31


       *Web:ハフポスト日本版(2020年03月30日)より

北海道大学大学院の西浦教授はキャバレーやナイトクラブなど
「夜の街」で感染が広がっていると警告しました。


東京都は3月30日夜に緊急会見を開いた。
厚労省クラスター対策班のメンバーである北海道大学大学院の西浦博教授が出席した。

西浦教授はキャバレーやナイトクラブなどの「夜の街」で感染が広がっていると警告した。

都内の新型コロナウイルスの感染について、
東京都における孤発例(感染源が不明な患者)を分析した。

特定業種に関連することが疑われる事例が見受けられたという。
全部で38人おり、最近2週間の約30%の患者が該当するという。


西浦教授は
「夜の街……といいますか、夜間やら早朝にかけての接待飲食業の場での
感染者が東京都で多発していることが明らかになりつつあります」

とした上で、該当する業種を風営法に当てはめて
「キャバレー等」(クラブ、ラウンジ、キャバクラなどを含む)、
「ナイトクラブ等」、「バー・酒場など」とした。


会見場で配布された資料によると、38人の内訳は
20代が6人、30代が9人、40代が13人、50代が7人、70代が3人。

(資料~孤発例における特定業種に疑われる事例の集積
 https://twitter.com/miyasaka/status/1244640561333547008/photo/1 )

(資料~新型コロナウイルス都内入院患者数
 https://twitter.com/miyasaka/status/1244640561333547008/photo/2 )

(資料~患者数の増加に応じた病床等の確保イメージ
 https://twitter.com/miyasaka/status/1244640561333547008/photo/3 )


「幅広い年齢層を含むことが特徴になっています」とした。

これは保健所の調査に応じた分のみであり、
実際には患者が調査に応じていないケースもあるため

「積極的に対策を講じなくてはいけない数の伝播が始まっている可能性がある」とした。

(西浦氏は3月30日、
 「夜の街での伝播を止めることができると、まだ制御できると判断している」
 と強調した。)


東京都の小池百合子知事は、こうした報告を受ける形で、
会見の冒頭で

「若者はカラオケやライブハウス、中高年はバーやナイトクラブ、
接客を伴う飲食店の出入りを当面自粛していただきたい」

と呼びかけていた。

https://www.huffingtonpost.jp/entry/nishiura_jp_5e81e198c5b6cb9dc1a3d366

           <感謝合掌 令和2年4月1日 頓首再拝>

4月1日はデマ情報に注意 - 伝統

2020/04/01 (Wed) 07:54:34

4月1日はコロナウイルス関連のデマ情報に注意

  → https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000016808.html

ここ最近確認されているデマ情報の例

  「ロックダウンは、今日発表で、開始が4月1日から3週間。
   議員秘書から連絡きてます。
   私の友人の信頼できる外食上場企業の社長からです。」


  「先程、確かな方から下記の情報が入りました。
   民放各社にも連絡が入ったようで、
   今晩 or 明日の晩に安倍総理の緊急会見があり、
   4/1からロックダウンという発表があるとのことです。
   期間は二週間~三週間で長引く可能性があるのでは...という見立てのようです。」


  「100%の確証はないですが...昨日深夜、民放数社のプロデューサーから
   ◯◯さん(著名人の名前)に連絡があったようで、今朝方、
   ご本人から連絡があった内容なので、緊急会見の開催はかなり高い確率で
   行われると思います。準備を進めたいと思います...。」


デマ情報に惑わされず、情報元の確認と冷静な対応を

           <感謝合掌 令和2年4月1日 頓首再拝>

新型コロナ感染の経験者たちが、今みんなに伝えたいこと - 伝統

2020/04/01 (Wed) 13:41:39


       *Web:ハフポスト日本版(2020.03.30)より

新型コロナウイルスの感染は、世界中に広がり、多くの被害をもたらしている。

米ジョンズ・ホプキンス大学が発表した集計では、
3月30日朝時点で70万人以上が感染、死者も3万人以上に上る。

一方、約15万人の人々が回復している。

このウイルスにすでに感染した人たちは、
どのように検査が実施され、どのように症状が悪化するのか...など、
自らの経験から多くのことを学んだ。

そして、発熱に苦しみ隔離されながら、買いだめに走る人や、
バーで集まる人たちを見る気持ちがどんなものかも知っている。


ハフポストUS版は、新型コロナウイルス感染を経験した数人に、
今私たちに知って欲しいことは何かを聞いた。


《感染は山火事のように広がる》

感染を経験した、アメリカ・シアトル在住で牧師のトレバー・マンキンさんは、
このウイルスがいかに容易に感染するかに驚いたという。

3月1日、マンキンさんは友人に会いに病院を訪ねた。
その友人は後に新型コロナウイルス陽性と判明。

マンキンさんは、予防衣とマスクを着用し、しっかり手を洗い、
やるべき安全策は実践していたはずだった。
しかし、マンキンさんと彼の妻は数日後に体調を崩し、11日に陽性が確認された。

彼は症状が出てくる前、自分のオフィスに書類を取りに寄った。
翌日、秘書がオフィスに出勤。

ドアノブを触ったこと、そしてマンキンさんが部屋で咳をしたことはあっても、
彼らは直接の接触はなかった。

しかし、後に秘書の女性も感染が発覚した。

「非常に簡単に感染するのです。感染者と直接の接触があるか否かは関係ないようです」
とマンキン氏は話した。


《風邪症状だけとは限らない》

新型コロナウイルスは、風邪と比較されることが多い。
しかし、3月6日からウイルスと闘っているマイアミ在住で
25歳のチアラ・ディジアロレンゾさんにとっては、全く別物だという。

当初、彼女の症状は熱や倦怠感といった風邪に似た症状だった。
しかし、胸の圧迫感による息苦しさを感じ、何かが違うと思ったという。

(編注:日本感染症学会は重症者の多くは呼吸困難などの症状が現れるとしている。)


シアトル在住のクリスティさんは最近感染から回復したが、
人々が新型コロナウイルスを「ひどい風邪」のように扱うのをやめて欲しいと話す。

彼女の場合、数日の発熱から始まり、鼻づまり、頭痛、そして頭がボーっとして
集中できない状態になっていったという。

「私は普段とても健康で、40代で高齢者でもなく、とても元気なんです」と話した。


《重症にならなくても軽視しないで》

新型コロナウイルス感染者の8割は、軽い熱や咳など、医者の言う「軽症」を経験し、
自宅で自力で回復する。

しかし低リスクの人々も、このウイルスを真剣に考える必要がある。

新型コロナウイルスに感染した多くの人は、このウイルスを軽視して、
混雑したバーやビーチに集まる人たちに苛立っていると話す。

「みんなが自分のことだけでなく、よりリスクの高い人々のことを考えて欲しいです」

とマンキンさんは話し、自身のニーズのことだけでなく、
他の人々のことも考慮するよう呼びかけた。


ディジアロレンゾさんは、他のミレニアル世代に
このパンデミックの深刻さを広めようと、Instagramで質問に答え、
同世代にもっと理解を深めてもらおうと努めている。

「もしあなたがウイルスをより体の弱い人に移したら、
それが致命的になる恐れもあるのです」とディジアロレンゾさんは話す。

そして、若い人も感染が悪化することがあるといい(持病があれば特に)、

「このウイルスに無敵の人なんていないのです」と加えた。


《検査を受けられなくても、行動は変えて》

検査には制限があり、誰もが受けられるものではなく、
もっとも重症の患者が優先される。

現時点で軽い症状があった場合、受けられるのはインフルエンザ検査だけだろう。

ディジアロレンゾさんも、病院は彼女と、そして同様な症状があった友達も、
年齢や健康状態を理由に検査をしてくれなかったと言う。


もし症状があるのなら、検査を受けられるか否かに関わらず、
感染しているかのように行動し、自主的に隔離してほしい、とクリスティさんは話した。

「軽症ではおそらく検査は受けられないでしょう。
 だから、自分でできる適切な行動をする必要があるのです」


《お互い支え合おう》

この混乱の中、新型コロナウイルスの感染者は多くの支援を感じたという。

マンキンさんは、多くの人が食事や食料品を届けてくれ、気づかいの連絡をくれたと話す。

クリスティさんは、同じく感染していた夫が回復期に一緒にいたことが幸運だったと話す。
しかし、誰か頼れる相手がいない人について不安を語った。

「みんなに誰かのことを考えて欲しい。
 今、電話やメール、メッセージが必要な人がいるんじゃないか、と。
 友達や親戚の状況を確認するのもいいと思います」


《混乱して買いだめに走らないで》

どれだけトイレットペーパーの備蓄があっても、病気が治るわけではない。

「みんな落ち着いて。買いだめをやめて欲しい。
 買い物の必要があるのは、もし体調が崩れた場合のための、
 ある程度の食料確保のときです」とクリスティさんは話す。

マンキンさんも同意見だ。

「この2週間でその大量の肉は必要でしょうか?買いだめの必要はありません。
 本当に必要なものを買うことは重要ですが、やりすぎはやめましょう」


《ニュースを見る時間を減らそう》

マンキンさんは何年も毎日ニュースを見てきたが、
最近は少し減らしていると言い、
その方法を提唱している。

「もしニュースを見たら、もっと落ち込み、もっと動揺し、もっと不安になります。
 新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから、ニュースを控え、
 1日1時間、ニュースハイライトを見るだけにしています」と、

恐怖をあおるだけのニュースからは距離を置くように呼びかけた。


《ポジティブに目を向けよう》

マンキンさんが診断を受けた時、彼に、そして国中で何が起きるのだろう、
と不安になったという。

しかし、その思考は彼の子供達に不安を与え、
家族との大事な時間を台無しにしてしまう
と気づいたと言う。

彼はマイナス面に埋もれ落ち込むより、
できるだけ良い面に目を向けることを呼びかける。

「何週間も家での自主隔離になり、今後こんな長い間
家で娘と遊べることなんてないんだから、楽しもう、と考えるようにしたんです」

「私たちはみんなでこれを乗り越えるのです。私はそれを強く信じています」

とマンキンさんは話した。

 (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00010005-huffpost-soci )

           <感謝合掌 令和2年4月1日 頓首再拝>

医療危機的状況 - 伝統

2020/04/01 (Wed) 21:56:32

日本医師会が「医療危機的状況」を宣言

       *Web:共同通信 ( 2020年4月1日 )より

日本医師会は1日、新型コロナウイルスの感染拡大によって、
一部地域では病床が不足しつつあるとして「医療危機的状況宣言」を発表した。

    (https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2020040101002517/

・・・

すでに東京は「感染爆発」重症者急増はニューヨークと同じ状況

        *Web:J-CASTテレビウォッチ ( 2020年4月1日)より

新型コロナウイルスの感染は、どこでうつったかわからないわからない
感染者によって拡大していることがわかってきた。

東京の墨田区保健所はこの感染経路のわからない人の行動調査に多くの時間を割いている。

陽性と確認されると、電話で14日前からの行動、通勤経路、最寄り駅、
マスクの有無、買い物はしたかなど細かく聞き取り、その情報は東京都に報告され、
感染拡大のおそれがあれば、消毒やさらなる調査を行う。

しかし、聞き取り調査が完了しないうちに症状が悪化し、病院に搬送され、
人工呼吸器を挿管されるなどして調査が難しくなるケースが増えている。

そんななか、隣接する台東区の中核病院「永寿総合病院」で院内感染が発生し、
墨田区が検査の一部を担うことになった。

墨田区保健所は1日約120件以上の電話相談、体調の把握が必要な人は多い時で45人。
これらの対応を6人の保健師と2人の医師で行っているが、
これ以上増えれば対応は難しくなると、危機感を強めている。


《医療現場は受け入れこれ以上もう無理》

感染爆発を防ぐもう1つの鍵となるのが、帰国者からの感染である。
墨田区は検疫所からの報告をもとに、区内に滞在するすべての帰国者を把握し、
全員の体調を2週間追い続けている。

保健所のマンパワーが限界に近付く、感染爆発を防ぐギリギリの闘いが続いている。

医療現場の一部ではすでに限界を超えている。
特定感染症指定医療機関の国立国際医療研究センターは
重症患者を他の病院に回さざるを得ない事態に陥っている。

そうした転院依頼が増加しているのが都立多摩総合医療センターだ。
ベッドが不足することを見越して、救急センターに陰圧室をつくり、
60床に増やす準備をしているが、感染爆発が起これば持ちこたえられるか危機感を募らせる。

国際医療研究センター病院の国際感染症センター長・大曲貴夫氏はこう話す。

「東京都の患者数の増え方は、ニューヨークのような大流行の起こっている
大都市で最初に起こったこと。数週間で重症者が増えています。
最初は落ち着いているが、あれよあれよという間に悪くなる患者も増えています」


《パリは外出禁止守られず深刻化》

東京都が確保した140床はすでに超過し、
3月30日(2020年)に500床の受け入れ態勢を確保。
最終的には都内全体で4000床の確保を目指す。

小池知事は、このまま何もしなければ都市封鎖もありうるとしている。
フランスは2週間前から外出が大幅に制限されているが、
医療従事者としてパリに駐在する日本医師会組合政策研究機構の奥田七峰子氏は、
フランスがこうした事態に陥った背景に政府や市民の油断があったと指摘する。

外出許可証を政府のホームページからダウンロードして氏名と外出理由を記入し、
買い物時にも携行する決まりだったが、
「外出禁止が命じられても、当初は散歩に出る人もいた」という。

そのため、罰則は次第に重くなり、違反を繰り返すと約44万円の罰金と
禁固刑が科せられるまでになったが、フランスでは現在も感染者数は増え続けている。


罰則が伴わない日本は、各人が感染を広げないという意識を徹底できるか
というところにかかってくる。

大曲氏は

「私たちが適切な行動を取れれば、この感染の危機は乗り切れると考えています」

と語った。

※クローズアップ現代+
(2020年3月31日放送「感染爆発の重大局面①"首都封鎖"は避けられるか」)

 (https://news.infoseek.co.jp/article/20200401jcasttv20204383497/ )

・・・

医療の機能不全懸念、専門家会議 感染拡大地域では外出自粛

         *Web:共同通信 ( 2020年4月1日)より

新型コロナの拡大防止策を検討する政府の専門家会議は1日、
国内の感染状況を「爆発的な患者の急増は見られていない」と分析する一方で、

都市部を中心に感染者が急増し、クラスターが頻繁に見つかっているため

「医療現場が機能不全に陥ることが予想される」

と懸念を示す提言を発表した。

1週間前に比べて大幅に感染者が増えている地域では、
期間を決めた外出の自粛のほか、10人以上が集まるイベントへの参加を避けること、
多人数での会食をしないことが求められるとした。

西村康稔経済再生担当相は

「本日の議論の中でも、今の時点で緊急事態宣言を発出する状況ではない(と確認した)」

と述べた。

https://news.infoseek.co.jp/article/kyodo_kd-newspack-2020040101002375/


           <感謝合掌 令和2年4月1日 頓首再拝>

専門家会議(2020.04.01) - 伝統

2020/04/02 (Thu) 09:24:38

子どもは「感染拡大の役割担っていない」 新型コロナ専門家会議

*Web:THE PAGE(2020.04.01)より

新型コロナウイルスをめぐる政府の専門家会議が1日、開かれ、
その後の記者会見で副座長の尾身茂氏(地域医療機能推進機構・理事長)は

「現在の知見では子どもは地域において感染を拡大する役割を
ほとんど担っていないというエビデンス、情報を得ている」

と述べた。

 
学校の再開が注目される中での発言。尾身氏は、

「県という大きなくくりではなく、地域、生活圏ごとの、
(感染)まん延の状況を踏まえて(学校の再開を)判断していくことが重要だ。
もちろん子どもに関する新たな知見・エビデンスが出れば適宜修正していく」と語った。


専門家会議は、感染状況に応じて

(1)感染拡大警戒地域

(2)感染確認地域

(3)感染未確認地域

――の3つの地域に区分。


このうち、(1)の感染拡大警戒地域は
「1週間前と比べて(感染者の)大幅な増加が認められるが、
オーバーシュートには至っていない地域。
医療供給のキャパシティの観点から、切迫性が高い状況、恐れが高まっている状況」

などと位置づけた。

これらの地域においては
「地域内の学校の一斉臨時休業は選択肢として検討してもいいのではないか」と提言した。

・・・

「警戒感、予想以上にゆるんだ」専門家会議が“コロナ疲れ”に言及

*Web:THE PAGE(2020.04.01)より

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府の専門家会議が1日あり、
その後の記者会見で、副座長の尾身茂氏(地域医療機能推進機構・理事長)は

「現在の問題点」として、
「コロナ疲れ、自粛疲れともいえる状況が見られ、
 一部の市民で警戒感が予想以上にゆるんでしまった」と振り返った。

尾身氏は、他にも感染可能性が高くなる
「密閉空間」「密集場所」「密接場面」といういわゆる「3つの密」について、
「再三再四(発信)したが、情報発信が完全でない。
市民へのメッセージが十分届かなかった。十分理解されなかった」

ことも問題点として挙げた。

・・・

「東京や大阪は感染拡大警戒地域」 専門家会議が警告

         *Web:朝日新聞(2020.04.01)より

■地域別の対策を提言

提言では、オーバーシュートを、
2~3日で累積患者数が倍増するペースが続く状態と位置づけた。

国内では爆発的な増加は見られていないが、
都市部を中心に感染者数が急増していると指摘。

医療体制について「爆発的感染が起こる前に機能不全に陥ることが予想される」と警告した。

軽症者は自宅療養や他の施設での宿泊も選択肢とすべきだとした。

東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫の5都府県は
「今日明日にでも抜本的な対策を講じることが求められる」とした。

また、感染の広がりに応じて

(1)感染拡大警戒
(2)感染確認
(3)感染未確認の三つの地域に都道府県単位で区分する。


(1)は直近1週間の新たな感染者や感染経路が不明の感染者が
その1週間前と比べて大幅に増えているとした。
対応として、期間を明確にした外出自粛、
10人以上の集会への参加や多人数の会食を避けることを挙げ、
学校の一斉休校も選択肢として検討すべきだとした。

 
東京は3月21~30日の日別の患者数は2・5日ごとに倍増しているが、
感染経路を追えている患者が多いとしつつ、
一過性の傾向なのか、継続的に注視していく必要があるとした。

会議後に会見した脇田座長は、

「東京や大阪は感染拡大警戒地域に含まれる」との認識を示した。

 
(2)は、新たな感染者や感染経路不明の感染者などの増え方が
一定程度の幅に収まっている地域とし、屋内で50人以上の集会や
イベントへの参加を控えることなどを示した。

(3)は直近1週間で感染が未確認とし、屋外のスポーツや文化・芸術施設の利用、
参加者が特定されたイベントは感染症対策をしたうえで行えるとした。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00000076-asahi-sctch

・・・

「医療崩壊はオーバーシュートの前に起こる」専門家会議が警鐘

       *Web:ANNニュース(2020.04.01)より

厚労省の新型コロナウイルス専門家会議は1日、会見を開き、
「医療崩壊はオーバーシュートの前に起こる」との見解を示した。


専門家会議の尾身茂副座長は

「我が国では諸外国でみられているような爆発的患者急増、
 いわゆるオーバーシュートはみられていないが、
 都市部を中心にクラスター感染が次々と報告され、感染者数が急増している」

とした上で、

「医療供給体制がひっ迫しつつある地域が出てきており、
 医療供給体制の強化が喫緊の課題となっている」と指摘。

また、強調すべき部分として

「医療崩壊=オーバーシュートと解される向きがあったと思うが、
 実際には新規感染者数が急増し、クラスター感染が頻繁に報告されている現状を
 考えれば爆発的感染が起こる前、つまりオーバーシュートが起こる前に
 医療供給体制のひっ迫、医療体制の限度を超える負担、機能不全に陥ることが予想される。
 医療崩壊といわれる現象は、オーバーシュートの前に起きるものだ」

との見解を示した。

また、オーバーシュートについては

「2、3日で累積患者数が倍増し、その傾向が継続して認められる場合」

と定義した。

そうした事態を回避するためとして、

「政府や市民が最善の努力を図っていくことが重要。
 一方、諸外国の医療現場で起きている厳しい事態を踏まえれば、
 さまざまな将来の可能性を想定し、

 人工呼吸器など限られた医療資源のあり方についても市民に共有して、
 巻き込んだ議論をしていく必要がある」

とし、政府へは医療機器導入の支援や患者の増加に備えた
人的あるいは財政的な支援を求めるとした。

  (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200401-00010031-abema-soci )

・・・

動画
【会見ノーカット】「緊急事態宣言」「学校再開」への見解は? 専門家会議が記者会見
「『感染拡大地域』では一斉休校も選択肢」専門家会議が見解(2020年4月1日)

https://www.youtube.com/watch?v=50-sux3BdDo

           <感謝合掌 令和2年4月2日 頓首再拝>

まだ“津波の一波”に過ぎない~感染深刻なNYで働く日本人医師 - 伝統

2020/04/02 (Thu) 14:24:23

「正直涙が出る日もあるが、まだ“津波の一波”。自分を守る行動を」
感染深刻なNYで働く日本人医師

       *Web:AbemaTV(2020.04.01)より

アジアやヨーロッパ同様、
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な状況を迎えているアメリカ。

ニューヨーク州では救急病院の負担を削減するため、
海軍の病院船「コンフォート」や、会議場などに作った仮設病院で
感染していない入院患者の受け入れを開始するとしている。

米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、
新型コロナウイルスによるアメリカの死者は4000人を超え、
中国の死者を上回る事態に。

特に死者が多いニューヨーク州では、全米の4分の1を占める状況となっている。


今ニューヨークで起きていることが全米各地への警鐘であると訴えたクオモ州知事。
1カ月前まで感染者すらいなかった場所が、かつての中国・武漢のような
混乱に陥っている現状。そんなニューヨークで、現地のER(緊急救命室)で
患者の対応にあたっている竹松舞医師がAbemaTV『けやきヒルズ』の取材に答えてくれた。

 
「もちろん良くなる方も多くいらっしゃるが、重症化する患者が非常に多く、
うちの病院も遺体安置室が満杯で、外の廊下にご遺体を置かざるを得ない状況。
やはり怖いなと思うのは、今まで既往症がなく健康に生きてきた若い患者さんが重症化し、
人工呼吸器が必要になって、不幸なことに亡くなってしまうケースをいくつも見てきたこと。
インフルエンザやかぜ程度で終わるとされているが、必ずしもそうではない」

現場の悲惨な状況をこう語る竹松さん。

重症化している患者が急増している今、人工呼吸器やマスクといった
医療に欠かせない機器や物資の不足に直面しているという。

「人工呼吸器は今のところうちの病院にはあるが、
ニューヨーク全体としては足りていない。
姉妹病院では数日前に最後の人工呼吸器が使われてしまった、
昨日の時点で最後の1個だったという病院の報告もあり、かなり切羽詰まった状況。

ひとつの病院に何百人と患者が殺到して人工呼吸器が足りなくなった時に、
2人3人と分けて使う方法は無きにしもあらずだが、できればやりたくはない」

 
呼吸困難な患者は人工呼吸器につなぐために気管挿管を行うが、
医者にとっては感染リスクが高まる処置だという。

「普段の触診や問診であれば普通の外科用のマスクで問題はないが、
気管挿管する時は患者さんの息がエアロゾル化するので、
それを直で受ける医者の感染リスクが高くなる。

エアロゾルだと粒子が空気中に何時間も漂っているので、
N95というしっかりしたマスクをしなければいけないが、それも足りていない状況。
今は5回くらい再利用するように言われていて、使い終わったマスクをビニール袋に入れて、
次の日また同じのを持ってきて使うということをやっている」


ニューヨークは今が感染のピークなのか。

「まだだと思う。トランプ大統領がピークは2週間後だろうと言っていたが、
我々もまだ“津波の一波”だという認識でいる。これから大きな波が来るのではないか」
と話す竹松さん。

一方で、感染拡大防止のために叫ばれている、
人同士の距離を2メートル程度離そうという“ソーシャルディスタンシング”の動きにも
懸念があるという。

「個人的には、国もニューヨーク州なども早めに対応したと思うが、
どうしても言うことを聞かない人は必ずいる。

ハドソン川に軍の病院船『コンフォート』が来た時も、
船をひと目見ようと大勢の人が駆けつけて、
ソーシャルディスタンシングを一切無視して柵によじ登って見ていた。
やはり危機感が足りない人がどうしても感染を広めてしまうという現実がある。

若い人、健康な方はインフルエンザ程度で済むという認識で、
自分は大丈夫だと思っている可能性がある」


ウイルスの側で働かざるを得ない毎日。
家にとどまることすらできない医療従事者の不安を、竹松さんは次のように語った。

「率直に言うと、毎日不安。何があるかわからないし、
次に私が挿管する患者さんで自分がかかって、病気になるかもしれない。
同僚も病気になってしまうかもしれない。

やはり日々ストレスがかかって、正直涙が出る日もあるが、
本当に自分ができることをやるということ。

医療従事者が一番気にしているのが家族にうつさないようにすることで、
自分を守ることが家族を守ることであり、普段から気をつけて生活するしかない。

それでしか蔓延を防ぐことはできないので、今の時点で治療薬、
これで治るというものがない以上、感染を最小化して医療の現場が崩壊しないように、
自分たちにできることをやっていくということに尽きると思う。

一人ひとりが感染拡大を最小限に食い止めることができれば、
(全米各地が同じ事態になるような)恐ろしいことにはならないで済むと期待している」

  (https://times.abema.tv/posts/7048504

           <感謝合掌 令和2年4月2日 頓首再拝>

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