伝統板・第二

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幼児教育 ③ - 夕刻版

2019/10/26 (Sat) 19:41:43

七つの母の祈り

        *谷口雅春先生・著「家庭教育のみちしるべ」(P41)より

天才教育のみちしるべ 「創造性を育てるには」

《 七つの母の祈り》

(1)子供に宿る善性を信じ、これをひきだし、伸ばし、そだてます。

   教育の根本は児童に宿る無限の可能性を信じ、発見し、
   それを賞励し、自信を高め、勉強に興味をもたらしめることである。

   教育はエデュケーションである。
   エデュケーションとはひっぱりだすことをいうのであります。

   本人の内に本来宿っている無限能力をひきだすことこそ教育の本旨であります。


(2)どの子の個性も尊重し、この世に生れた使命を生かします。

   子供をよくしようと思う時に、大人の、しかも自分の尺度でもって
   判断しすぎて、善悪を評価するといけないのであります。

   人間というものは個性が違う。
   個性がちがうところにそこに価値がある……。

   桜は桜でその善さを認め、
   バラはバラでその善さを認めなければならないのであります。


(3)よい習慣をしつづけて、正しいしつけといたします。

   子供の性質、悠望等の悪しきものをおさえて
   善きもののみを伸ばすには、善きことのみをする習慣をつけるように
   しなければならぬのである。

   「習慣は第二の天性」である。

   「第二の天性」が明るく善き方向ヘの隱れたる動力となるならば、
   その人の生涯は無意識に幸福ヘとおし進められる。


(4)問題の子供は心の病気、実は優秀児の仮のすがたと、観かたをー転します。

   不良の状態は本当の人間の相ではない、
   形は心の世界に従って色々に状態を変ずるけれども、
   実相の世界は皆善い相ばかりである。


   お前は悪いから直せ、悪いからよくなれ」
   こう言ったからってよくなるものではありません。

   「お前は良いから善くなるほかはない。お前は神の子だ。悪いことは何もない」
   こう言葉でほめられたら必ずよくなるのであります。


(5)私が変れば子が変る。まず、真先に明るい家庭をつくります。

   子供の教育ということは本当は大人の教育なのであります。
   子を良くするには、先ず親を教育しなければならない。

   それ程、親の心は子に影響を与えるのであります。

   子供の性質は親の心の影であります。
   「子は鏡」ですから子供の有様を見てよく反省されたいものであります。


(6)いつもニコニコ、やさしいコトバ、認めてほめて、たたえます。

   賞めるということは実によいことであります。
   実に人類を光明化するのは賞め言葉であります。

   ところが大抵の人は可愛いものほど賞めない。
   人前で悪くいう。
   自分の子を悪くいう。

   謙遜のつもりかも知れないけれど、
   自分の信頼している親が自分を悪い悪いというものだから間違いはない。

   自分は悪い子だと思いこんでしまって、その子は悪くなってしまうのであります。

   言葉は神である。
   「言葉の力」によって吾々の中にひそむ無限の力をひきだすことも
   できるのでありますし、善き言葉で善き性質を伸ばすこともできるのであります


(7)花咲くことを疑わず、信じて気ながに育てます。

   これまでの教育法では悪い方ばかりを見て
   「悪い、悪い、こんなに悪い」と心に悪をえがいてきて、

   それを直そうと努めたのでありますが、それでは善くなりっこはないのであります。

   心に描いたものが形にあらわれるというのが心の法則であります。

   善いことだけを見るようにすると、
   三界は唯心のあらわれでありますから、自然によくなってくるのです。


・・・

<関連Web>

(1)伝統板・第二「幼児教育」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7859435

(2)伝統板・第二「幼児教育②」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7881952

             <感謝合掌 令和元年10月26日 頓首再拝> 

モンテッソーリ・メソッド - 伝統

2019/10/27 (Sun) 19:45:06


棋士の藤井聡太七段が、幼少時に受けていたことで注目を集めた、
「モンテッソーリ・メソッド(教育)」。

世界に目を転じると、

Google 共同創業者、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン
Amazon.com CEO、ジェフ・ベゾス
Facebook創業者、マーク・ザッカーバーグ

経営学者、ピーター・ドラッカー
ワシントン・ポスト経営者、キャサリン・グレアム
元米大統領、バラク・オバマ
ビル&ヒラリー・クリントン

俳優、ジョージ・クルーニー
俳優、ヒュー・グラント

歌手、テイラー・スイフト
歌手、ビヨンセ・ジゼル・ノウルズ

作家、ガブリエル・ガルシア・マルケス
作家、アンネ・フランク

など、さまざまな分野で、このメソッドで育った人たちが、
活躍しています。

「モンテッソーリ・メソッド」で育つと、

●得意分野の発見と追求ができ、
●驚異的な集中力と粘り強さ、
●柔軟な発想力と実行力、
●諦めない気持ちと問題解決力、

などが身についた、

「自律した人」

になると言われます。


    *『子どもの才能を伸ばす最高の方法モンテッソーリ・メソッド』
        (堀田はるな著、堀田和子監修)」 より抜粋


(1)モンテッソーリ・メソッドがもたらしてくれたもの、
   それは、生きるうえで必要な基本的な知識をしっかり体得することでした。
   どんなに知識を得ても、土台がしっかりしていなければ、
   それを十分に活用することはできません。

   私は子どもと活動をするなかで、子どもを教えながらも、
   自分自身の知識があらためて整理され、頭の中にある棚に整然と
   収められていくさまを何度も実感をもって、体験しました。(「はじめに」より)

(2)モンテッソーリ・メソッドの基本は、
   子どもが自分自身を成長させようとするとき、
   大人がそれを最大限サポートすることです。

   それは大人が子どものかわりにやってあげることとは違います。
   あくまでも子どもが自分でできるように「環境を整える」ことが重要です。
                               (50ページより)

(3)「敏感期」にもとづいた関わりをする。

  ①「敏感期」は、もともと生物学の用語です。
   生物には成長の過程で「ある特定の機能」を成長させるために
   「特別な感受性」を持つ時期があります。

   例えば、蝶の幼虫は卵から誕生してすぐ、
   木の枝の先まで移動して柔らかい葉にありつくことができます。

   誰に教えられたわけでもないのになぜそんなことができるかと言うと、
   生まれたばかりの幼虫には光に対する特別な感受性があるからだと
   言われています。

   しかし、固い葉を食べるまでに成長するころには、
   その感受性は自然に失われていきます。

   この特別な感受性を持つ時期が「敏感期」です。
   生物は「敏感期」の働きによって本能的にさまざまな刺激に触れ、
   自らを成長させるようになっているのです。(75ページより)


  ②なぜ人間が他の哺乳類動物と異なり、未熟な状態で生まれてくるのかと
   言えば、生まれた場所の生活環境から学び、柔軟に適応していくためだと
   言われています。

   生まれて間もない赤ちゃんにはまだ意識的に何かをする能力は
   ありませんが、本能的に環境から学習していくプログラムが
   備わっています。

   赤ちゃんが自分で考えて意識的に行動し始めるより先に、
   時期が来れば自動的にプログラムが発動して、自然のうちに学びへと
   導くようになっているのですから、すごいことです。

   これが「敏感期」の作用です。(77ページより)


  ②敏感期とは、内面で起こった刺激への衝動が
   表面上の行動として表れてくるものなので、
   「今が敏感期である」とはっきり目に見えるものではありません。

   しかし、敏感期のしくみを知ったうえで子どもの行動をよく見ていると、
   「あれ? もしかして?」と思い当たることがあるでしょう。

   小さな子どもが同じ遊びを飽きることもなく延々と繰り返す姿や、
   好きなおもちゃをひたすら一列に並べることに熱中している様子を見て、
   私自身、かつては、子どもの感性というのは不思議なものだなと思っていました。

   今なら、なるほどあれは敏感期のなせるわざだったのだなと合点がいきます。
                             (78ページより)

  ③0歳から6歳までの乳児期・幼児期には、多くの敏感期が訪れ消えていくそうです。

  ④敏感期の例として

   【運動の敏感期】0~4歳半ころ

    寝返りをうつ、ずりばいをする、おすわりをする
    ハイハイをする、つかまり立ちをする、一人立ちをする、歩く
     (https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20190620.html )


   【秩序の敏感期】2~3歳ごろ

   【感覚の敏感期】3~6歳ごろ

   【言語の敏感期】6歳ごろまで

      無意識の言語の学習期 誕生~2歳ごろ
      意識的な言語の学習期 2歳半~6歳ごろ

   (https://www.lifehacker.jp/2018/06/book_to_read_montessori_education.html )

             <感謝合掌 令和元年10月27日 頓首再拝>   

代表的な5つの敏感期 - 伝統

2019/10/28 (Mon) 19:11:12


        *Web「【モンテッソーリ教育】
             敏感期を知ると育児が少し楽になります」( 2019-04-05)より

(1)吸収する心(0歳から3歳頃)

   「写真に撮るような正確さで、自分の身の回りで起こっている出来事を
   そっくりそのまま吸収します。

   良い悪いや好き嫌いの別なく、すべてを貪欲に自分のなかにためこむのです。」



   まさに三つ子の魂百までですね。

   この敏感期があるからこそ言葉や日常生活の動作を
   いつのまにか自分のものにしてしまうようです。


(2)秩序感(生後数ヶ月~4歳ごろ。ピークは2、3歳)

  ①「子どもは「秩序感」なしには安心して動けません。
    いつもと同じ場所、同じ順番、同じ習慣は、
    子どもにとって喜びであり調和そのものなのです。」


   いつもと同じ場所に物がなかった、いつもとは違う道を通った、
   それだけで大泣きしてしまったりするのは「秩序の敏感期」だからだそうです。


  ②「同じものが同じように行われることで、
    脳や体に環境や空間構造を認知させているのです。
    同じことが同じように行われることで、次を予測し、
    自分のなかに準備を整える道筋をつくりあげているのです。」


   そうと知っていれば、親も物の位置や生活習慣に気をつけてあげることができます。

   2歳頃からの頑固なイヤイヤは秩序感からくるものかもしれない。

   そう考えれば、原因不明の恐ろしい期間ではなく、
   子どもの心身の安定を築いていくための大事な期間として考えることができます。

   なにがイヤなのか?

   普段と違うことはしていないか?

   と原因を探ることができますね。



(3)言語の爆発期(1歳終わり~2歳代)

   「子どもは言葉を、体験を通して覚えていきます。
    動きが活発になる1歳終わりごろから、
    急に言葉を覚えておしゃべりになるのはそのせいです。」


   たくさん話しかけよう、たくさん色んな体験をしようと思えます。


(4)感覚(3~6歳ごろ。ピークは4歳前後)

   「生まれてから3歳ごろまでは、あらゆる感覚を吸収し、ためこむ時期です。
    赤ちゃんが見つけたものを片っ端から手で触ったり振ってみたり、
    口の中に入れているのは、視覚、触覚、聴覚、嗅覚、あるいは
    舌の感覚や味などで、身の回りにあるものの印象をためこんでいるのです。
    五感を洗練させる感覚の敏感期は、3歳ごろからはじまります。」


   赤ちゃんも自然と感覚を発達させています。

   いろんな動きにも意味があるんですね。


(5)運動(0歳~3歳ごろ/3~6歳ごろ)

  ①「感覚の敏感期とともに、非常に重要な敏感期です。
    というのも、学びとる力は「動き」を通して、
    運動の敏感期に育まれるからです。

    3歳ごろまでは、基本の動きを身につける敏感期です。
    手や指や腕を使った比較的簡単な動きができるものを
    目ざとく見つけ出し、何度も何度も繰り返します。」


    多くの方が経験されていると思いますが、
    赤ちゃんはティッシュペーパーを引き出すのが大好き!

   それも「引く」動きの敏感期だからだそうです。

   いたずらして困らせてやろう、なんて思っていないんです。

   「この運動をしたい! 」と自然に思う運動の敏感期だからです。

   そうだとわかると、ただただ「やめてよ! 」とうんざりするだけではなくて、
   「運動しているのね」とほほえましく思えるから不思議です。

   ただ、やり続けられても困るので、
   わが家では使い終わったティッシュボックスに布をつめて渡していました。

   これなら何度やってもらっても大丈夫です。


  ②「体の各器官が発達する3歳ごろからは、
    自分の意思で動かす筋肉の調整期に入ります。
    子どもはこの時期に、あらゆる種類の体の使い方を覚えなくてはなりません。」


   そう知っていると、3歳から6歳ごろまで、
   子どもが体を動かせるように親が気を配ってあげる必要があるとわかります。

   最近の子どもが運動が苦手で不器用なのは、
   この時期に必要な運動が充分できていなかったからかもしれません。


   ついつい危ないから、親が楽だから、と避けがちです。

   親は大変ですが、外で思いっきり歩いたり走ったり、手足を使ったり、
   道具を使ったりといった体を動かす環境作りが必要なのだと思います。

   逆に言えば、この時期さえがんばれば、
   後は自分で動くようになってくれるのだと思います。

   ベビーカーにのせるのではなく、自分で歩いてもらう、など
   できることはたくさんあります。



1歳の娘も自分で歩きたがる時期。

だっこしようとすると怒るときもあります。

この「したい」時期を大切にしてあげることが必要なんだなと感じます。



大きくなってからやってもらおうと思っても、
敏感期がすぎていたら、この時期ほど集中してやってくれないそうです。

そんなのもったいない。


休みの日はなるべく時間をゆっくりとって、子どもと散歩にいく時間を作っています。

自分でどんどん歩いて公園へ行ってくれます。

公園へ行くと、すべりだいやブランコを何度も繰り返します。

こうして体の動きを身につけているのだなと思うと、
子供といる時間がますます楽しくなるのです。

             <感謝合掌 令和元年10月28日 頓首再拝>  

モンテッソーリ教育ってなぁに? なぜ世界で注目されているの? - 伝統

2019/10/29 (Tue) 21:27:54


         *Web:orixlife より抜粋

原因不明の大泣き!何をやってもイヤイヤ!
ダメだって言っているのにいたずらばかり!
ティッシュを箱からズルズル引き出す、
ソファーの上でビョンビョン跳ねまくる・・・

はじめての子育ては謎と、ハプニングの連続!

叱り疲れて途方に暮れているパパやママも多いのではないでしょうか。

しかし、この謎の行動すべてに「深い意味」があるとしたら?
それこそが、わが子の本当の力が伸びている瞬間だとしたら?
この時期の、親の対応が、わが子の一生を左右するとしたら?

どうでしょうか?

人間の子どもの成長というものは、数百年前からほとんど変わっていません。
今この瞬間にも、世界中の同年齢の子どもたちが、同じような行動を取っているのです。
不思議ですよね。

ということは、「あなたのお子さまは、何歳何か月になるとこのような成長して、
このような行動をしますよ!そして、それにはこのような意味があるのですよ!」
ということが、事前に判っているのです。

試験に例えれば「ここ、テストに出ますよ~」
と先生が教えてくれているようなものなのです。

だとしたら「予習」をしない手はないと思いませんか?

そして、この「子育ての予習にピッタリなのが、モンテッソーリ教育」なのです。


《子育ての予習をする目的とは?》

ここで極めてご注意いただきたいことは、「予習」などというと、
先回りをして幼いうちから知識を詰め込む、
「詰め込み・先取り・早期教育」のイメージを持ってしまうことです。

しかし、それらとはまったく逆の意味での「予習」なのです。

親が子育ての予習をすると、わが子の成長を「見守る目」が育ちます。
楽しみながらじっくりと、次の成長を心待ちにする「心の余裕」が生まれるのです。

そして、わが子に適したタイミングで、
その子に合った働きかけができるようになります。
「早期教育」ならぬ「適時教育」と言えるのです。

そして、このコラムのタイトルでもある
「親はゆったり、子どもはのびのび」を実践することができるようになります。


《今なぜ、モンテッソーリ教育が世界的に注目を浴びているのか?》

  (略)


《「頭がいい」の基準が変わる?》

これまでの時代は、学校や塾で教わったことを、
本番の試験会場でどれだけ早く、正確に再現できるかを、
マークシートで計測し、偏差値などに数値化して頭の良さを競っていました。
これを、数値化できる「認知能力」と言います。

しかし、これからは、こうした正解を早く正確に出す認知能力は、
それほど重要ではなくなって行きます。

なぜならばAI(人工知能)が代わりにやってくれるようになるからです。
昔の「物知り博士」は「あいつは頭がいいなぁ」などともてはやされていましたが、
今では「OK!Google!」と叫べば、瞬時に正解が返ってくるのです。

ですから「早期・先取り・詰め込み」の知識だけの教育では、
これからの時代に通用しなくなってしまうということに、世界が気付き始めたのです。


それでは、これからの世の中では、どのような能力が必要になるのでしょうか?

それは、数値化できない、
人間だけができる「非認知能力」(心の力)などと呼ばれています。

正解はAIが出してくれる世の中では、人間にこそできるのは
、正解の周辺にある「代案」「別解」=「なるほど、そういった手もあるね!」
「じゃあこうしてみたらどうだろう?」のような発案なのです。

これが先ほどの著名人たちが生み出した発想の飛躍・改革(イノベーション)なのです。
その、イノベーションの源が、彼らが幼少時代に受けたモンテッソーリ教育での
実体験にあるのではないのか?ということで、世界中が注目をしはじめたわけです。

欧米だけでなく、中国、台湾、韓国、インドなどのアジアでも爆発的に
広まっているのには、こうした背景があったのです。


《将来に向けて、わが子に身につけさせたい能力は?》

皆さまのお子さまがこれから生きていく時代は、
今よりさらに10年以上先になります。

65%の人が現在には存在しない新しい職業に就くだろうともいわれていますので、
どのような時代になるのか予測できる人は誰もいません。

それでは、わが子にはどのような能力を身につけさせて
世に送り出せば良いのでしょうか?

どんな時代の変化にも適応するには、
自分でやりたい事を選択して、見通しをつけ、
集中して最後までやり抜き、周りの人たちを巻き込んでいく
「活きる力」を身につけていく必要があるのです。

このような人間だけが持つ、数字で測れない「非認知能力」は、
0~6歳の乳幼児期に、われを忘れて遊び、活動にこだわり、集中し、
周りの子どもと触れ合う瞬間に芽生えるのです。

そして、その成長の瞬間を見逃さないためのヒントが、
冒頭に挙げた「大泣き・イヤイヤ・いたずら」にあるのです。


マリアモンテッソーリはこう言っています。

「確かに世の中は、変わって行きます。
しかし、変わらないこともあるのです。
それは、人間はいつの世も人間だということです。

人類は飛躍的進化を遂げるでしょうが、
それでも一人一人の人間を見てみると、産まれたての赤ちゃんは、
いつの時代にも同じ赤ちゃんであり、
20歳になるには、新生児は20年間生きなくてはならない。」

時代が大きく変化するからこそ、この変わらない部分に焦点を当てて、
「活きる力」をしっかり育てて行く必要があるのです。

子育ての予習をする、本当の意味が見えてきたでしょうか?

    ( https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20190329.html )

             <感謝合掌 令和元年10月29日 頓首再拝> 

「発達の4段階」は子育ての予習の第一歩!子どもは4回変化する? - 伝統

2019/10/30 (Wed) 19:56:18


         *Web:orixlife より抜粋

「子どもの発達の4段階」は、子どもが大人になるまでを24年間として、
それを6年ごとの4つの期間に分けています。


【第1段階】乳幼児期(0〜6歳)幼稚園   → 親は注意が必要な期間

「人間が生涯生きていくのに必要な80%の力が、
この0~6歳の第1段階に身に着く、
人生にとって一番大切な期間なのです」


【第2段階】児童期(6〜12歳)小学校


【第3段階】思春期(12〜18歳)中学・高校 → 親は注意が必要な期間


【第4段階】青年期(18〜24歳)大学

 (https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20190425.html )

             <感謝合掌 令和元年10月30日 頓首再拝> 

わが子がよ~く見えてくる! 子育て予習のキーワード『敏感期』 - 伝統

2019/10/31 (Thu) 20:51:08


         *Web:orixlife より抜粋

発達の4段階の最初「0~6歳の乳幼児期」に
色濃く現れるのが『敏感期』といわれるものです。

敏感期というのは、子どもが何かに強く興味を持ち、
集中して同じことを繰り返す、限定された時期のことを言い、
モンテッソーリ教育では子育ての予習をする上で、とても重要な時期になります。

たとえば、「子どもがなんだか静かだなぁ~?」と思って見てみると、
ティシュペーパーを箱からズルズル引っ張り出していることはありませんか?

この行動は、世界中のこの年代の子どもが、必ずするものなのです。不思議ですよね?


これを見つけたママは「こんないたずらをして、もったいないでしょ!」と言いながら
ティシュペーパーの箱を取り上げて子どもの手が届かない棚の上にあげてしまう。
これも世界共通の光景なのです。


でも、この行動は、本当にいたずらなのでしょうか?

実はこの年代の子どもの手は、急激に発達して、
3本の指がうまく使えるようになってきます。
使えるようになったばかりの自分の手を使ってみたい!
うまく使えるように練習したい!という強い衝動にかられ、
このような行動にでているのです。

これを『運動の敏感期』と言います。


そして、目と手が一緒に動くことで、
脳神経が活発に働き「いい頭」が出来上がってきている、
とても大切な瞬間だったのです。

しかし、親にこういった予備知識がないと「単なるいたずら」にしか見えないのです。
そして、わが子の本当の力がグングン伸びている最高の瞬間を、
知らないがために邪魔してしまうのです。


これが「子育ての予習」が必要な理由です。


この敏感期を見逃さなければ、わが子の本当の姿が見えてきます。
わが子のいたずらが、素敵なキラメキの瞬間に変わります。
意味不明な大泣きの、本当の理由が見えてきます。

わが子との関係が、劇的に変わります。
「親はゆったり、子どもはのびのび」は、こうして実現するのです。

敏感期にはこどもが発する3つサインがあります。
親がわが子の敏感期を見逃さないためにその3つのサインを予習しておきましょう。


『敏感期』の3つのサイン

①静けさ

子どもはなぜ、いたずらをしている時に限って静かなのでしょう?
それは、その活動に「集中」しているからこそ静かなのです。
声を掛けずに、わが子の目を見てみましょう。

これから生きていくために必要な能力を獲得するために、
真剣に向き合っている姿がそこにあるでしょう。


②繰り返し

子どもは今の自分の成長に合った活動に出会うと、必ず何回も繰り返します。
やっと出来上がったパズルを、またひっくり返して、
また一から始めたりするのはこのためです。

将棋の藤井棋士が幼少期にモンテッソーリ園で「ハートバック」という、
紙を交互に組み合わせてバックを作るお仕事にはまり、
来る日も来る日も繰り返し集中して作り続け、
その数が100個を超えたことは有名です。

彼の現在の集中力はそうした、
自分が納得するまで繰り返すことで備わったのでしょう。


③喜び

敏感期にある子どもが、自分がすべき活動に出会い、
集中し、繰り返すことで、ドンドン上手になり「喜び」を感じるのです。

この瞬間、脳の中枢神経には「ドーパミン」という快感ホルモンが流れます。
気持ちがいいから、何回も繰り返すのです。

だから、「ソファーの上でピョンピョン跳ねる」、
「エレベーターのボタンを全部押してしまう」、
「引き出しを全部開けてしまう」のです。

だから、集中し、繰り返し、あんなに嬉しそうに見えるのです。



「静けさ」「繰り返し」「喜び」この3つのサインに注目して、
ぜひわが子の敏感期を見逃さないようにしましょう!

なぜなら、敏感期には終わりがあるからです。

「期」というものには、必ず始まりと終わりがあります。
敏感期は乳幼児期に色濃く現れ、6 歳を過ぎると段々消えていきます。
敏感期を過ぎると、同じ活動をしても「ドーパミン」が出なくなってしまいます。

だから、私たち大人は、ティッシュペーパーをズルズル出さないし、
ソファーの上でピョンピョン跳ねないし、エレベーターのボタンを全部押さないのです。


大切なことは、集中して、繰り返して、ドーパミンが出て嬉しくてしょうがない
この限られた期間をいかに充実して過ごすかということなのです。

モンテッソーリは

「親や教師が子どもの敏感期を見逃すことは、
終バスに乗り遅れるようなものだ!」

と言っています。

要は、この時期はもう二度とやってこない!ということです。

だから「予習」なのです。
過ぎてしまってから「復習」をしても意味がないのです。

今回は『運動の敏感期』を中心にお話ししましたが、
幼児期には、さまざまな種類の敏感期がやってきます。
今後、他の敏感期も紹介していきます。

きっと、わが子の見方が変わって行くことに気づかれるのではないでしょうか。

            ・・・

今回のポイント

①『敏感期』は、「0~6歳の乳幼児期」に色濃く現れる

②『敏感期』は、子どもが何かに強く興味を持ち、集中して同じことを繰り返す、
 限定された時期のことを言う

③『敏感期』には「静けさ」「繰り返し」「喜び」の3つのサインに注目して、
 わが子の敏感期を見逃さないようにする


 (https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20190530.html )

             <感謝合掌 令和元年10月31日 頓首再拝> 

「運動の敏感期」 - 伝統

2019/11/01 (Fri) 17:50:19

「運動の敏感期」
0歳〜3歳で、一番大切な事は?!

         *Web:orixlife より抜粋

前回では「敏感期」を紹介しました。ちょっと復習しておきましょう。

敏感期というのは、子どもが何かに強く興味を持ち、
集中して同じことを繰り返す、ある限定された時期でしたね?

今回は、その中でも一番大切な「運動の敏感期」について紹介します。


   赤ちゃんは、生まれてからわずか1年くらいの期間に素晴らしい成長を遂げます。

    ①寝返りをうつ ②ずりばいをする ③おすわりをする
    ④ハイハイをする ⑤つかまり立ちをする ⑥一人立ちをする ⑦歩く


親が教えなくても、しっかりと段階を踏んで成長していきます。

赤ちゃんは、生きていくために、今は何に集中しなくてはならないのか、
知っているのです。
まるで「神さまからの宿題」をしているようですね

生きていくための活動を自分で選択・実行し
「ひとりでできた!」という達成感を感じることで、
脳の中枢神経に「ドーパミン」という快楽ホルモンが流れます。

このドーパミンの影響は、
学習、やる気、記憶、行動と認識、注意など広範囲におよびます。
そのため、また繰り返し行うようになり、どんどん上手になっていくのです。

これが、0~6歳の間に色濃く現れる「運動の敏感期」という特別な期間です。


《0~3歳までの最重要キーワードは「歩く」》

立ち上がることによって、両手が自由に使えるようになりました。
さらに、のどの咽頭にスペースができ、
言葉を自由に操ることができるようになりました。

ということは、立って歩くことが全ての進化の始まりだったということなのです。
ですから、0~3歳の期間は、この「歩く」を最も大切にする必要があるのです。


《頭が良くなるには、歩かせろ?》

親であれば誰もが「頭がよくなってほしい」と思うはず。

実は、子どもは歩くことによって体幹がしっかりし、
手指が動かせるようになることで、脳が発達するのです。

ですから、早期教育であれこれ詰め込みを考える以前に、
たくさん歩かせることが大切なのです。

ただし、早く立ち歩きができればよいというわけではありません。
しっかり立ち上がるには、その前の段階のハイハイをしっかりする必要があるのです。
特に、ハイハイは運動をコントロールする中脳を刺激する、大切な活動でもあります。

「新しい段階へと順調に入っていけるかどうかは、
その前の段階をいかに充実して終了してきたかにかかっています」
これは、モンテッソーリが提唱した「スモールステップス」という理論です。

要は「わが子の今を大切にする」ということなのです。


《親にできることは?》

ハイハイしている子どもを無理やり立たせるわけにはいきません。
では、親はどうすればよいのでしょうか?

例えば、「ハイハイの次はつかまり立ちをする」のですから、
次のような手伝いをしてあげてください。

①つかまり立ちがしやすい、フラフラしない安定したイスやテーブルなどを、
 そばに置いておきます

②そして、赤ちゃんが思わず手に取りたくなるようなおもちゃなどをその上に置きます

モンテッソーリ教育では、こうした子どものための準備を「環境を整える」と言います。
子どもが、「ひとりでできるようにお手伝いをする」ということですね!


《親がしてはいけないことは?》

大人は、どの移動手段が早いか?疲れないか?安全か?安いか?などを
比較して選択しています。

しかし、子どもは、自分で歩くことを何回も練習し、
上手くなることに喜びを感じているのです。

「歩くために、歩いている」とても大切な時間なのです。
大人と子どもでは、意味と、重みが全くちがうのです。

しかし、私たち親は、よかれと思って抱き上げたり、
よかれと思ってベビーカーに縛り付けようとしてしまうのです。


人間が全力を出し惜しみしないのは、一生に一度。
この運動の敏感期だけです。
運動の敏感期も期間なので、始まりがあって終わりがあります。

小学校に上がるころには、私たちと同じように、
効率的な考えが支配するようになります。

「さぁ、もう一年生だから自分で歩きなさい!」と、急に言っても
「疲れるから、歩きたくな~い」という返事が返ってきてしまいます。

「健康のためには足に貯金をする」などという言葉があるように、
0〜6歳の運動の敏感期に、喜びを覚えながら、たくさん歩くことが
全ての土台になっているということを覚えておきましょう。

          ・・・

今回のポイント

①「運動敏感期」の赤ちゃんは、親が教えなくても、段階を踏んで成長していく
  →「神さまからの宿題」

②新しい段階へと順調に入っていけるかどうかは、
 その前の段階をいかに充実して終了してきたかにかかっている
  →「スモールステップス」理論

③「環境を整える」とは、子どもが「ひとりでできるようにお手伝いする」こと


   (https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20190620.html )

             <感謝合掌 令和元年11月1日 頓首再拝> 

赤ちゃんの「秩序の敏感期」 - 伝統

2019/11/02 (Sat) 20:19:26


         *Web:orixlife より抜粋

赤ちゃんはこの世に、なにも知らずに生まれてきます。
そのため、生まれた瞬間から、世の中の様子をどんどん吸収し、
ルール付けをして自分のものにしていこうとします。

この時のルール付けを「秩序」と言います。
その力はすさまじく、写真を撮るかのように、瞬間的に吸収していきます。

例えば・・・
●お母さんの匂いはこう。
●眠る布団の感触はこんな感じ。
●この場所には絵が掛かっている。
●お風呂で体を洗ってくれる順番はこう。

・・・というように、赤ちゃんの中でどんどん秩序ができてきます。
秩序ができあがることで、心地良さや安心を感じるようになります。

逆に、「秩序が乱れる」ことが赤ちゃんは大嫌いです。
いつもと違う匂い、いつもと違う場所、いつもと違う順番・・・。
お風呂の洗い方がいつもと違うだけで、
たちまち不機嫌になってしまう…などということもあります。

これを「秩序の敏感期」と言い、
生後間もなくから、4歳くらいまで色濃く現れます。

「赤ちゃんはいつもと同じが大好き」なのです。

では、赤ちゃんの秩序を守るために、
親はどのような準備が必要なのでしょうか?


赤ちゃんのための4つのコーナー

①授乳コーナー

②おむつ替えコーナー

③運動コーナー

④睡眠コーナー

 (それぞれの詳細については、Webにて確認できます)

きちんとコーナーを分けることが難しい場合は、
できるだけ、「いつもと同じ」を心掛けるだけで、赤ちゃんの心は安定します。
ぜひ、ご夫婦で話し合ってみてください。


〈その他の室内環境の準備〉

 (略)


《母子共生期(ぼしきょうせいき)の家族の協力》

出産から8週間程度の期間は、赤ちゃんとお母さんにとって特別な意味がある
「母子共生期」といわれます。
母と子がまるで一人の人間になったような、特別な関係が生まれます。

そのため、お父さんや祖父母など身近な家族の大切な役割は、
この「母子共生期」を守ってあげることなのです。

親戚や友人など多くの方がお祝いに訪れたりします。
出産を終えたばかりの母子はとても疲れています。
事情を話して早めにお引き取りいただくなどの役割は周りの人が引き受けてあげましょう。



父親の育児への協力の大切さ

自分のお腹を痛めていない夫にとって「父親の自覚」が芽生えるのもこの時期です。
自分が守ってあげなければ生きていけない、か弱い命を自分の腕で抱くことで、
わが子との深い絆が生まれるのです。

  ( https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20190725.html )

             <感謝合掌 令和元年11月2日 頓首再拝> 

頭の良い子の作り方!? ~ ヒントは指先にあった! - 伝統

2019/11/03 (Sun) 21:12:21


         *Web:orixlife より抜粋

「頭の良い子に育ってほしい。」
親であれば誰もが願うものです。
しかし、「頭が良い」とはいったい何なのでしょうか?


ここで、第3回と第4回で紹介した内容を思い出してみましょう。

0~3歳で大切なことは「立ち上がり、歩くこと」でしたね。
人類は立ち上がることで、両手を自由に使えるという素晴らしい能力を獲得しました。

立ち上がるとすぐに、机や棚の上にあるものを片っ端から手にするようになります。
目が離せない時期ですね。
でも、危ないからといって、それらを、手の届かない所にしまってはいけません。

この瞬間に、子どもの頭が良くなっているからです。
(もちろん、危険なものは片付けましょう)


子どもの動きをよく観察してみてください。
例えば、ティッシュの箱を見つけたとします。

すると、子どもは手を伸ばし、親指、人差し指、中指の三本の指をつぼめて、
ティッシュペーパーをつまみ、ゆっくり引き出します。
1枚、2枚、3枚。引き出すたびにドンドン上手になっていきます。

この年代の、どの国の子どもも必ずする行動なのです。
不思議ですよね?

実はこの時期に、子どもの手の骨が分裂し、複雑な動きが可能になるからなのです。
そして、できたばかりの自分の手を「使ってみたい!」
「うまく使えるように練習したい!」という強い衝動にかられます。

これを「運動の敏感期」といいます。
うまくできると「ドーパミン」という快感ホルモンが脳に分泌されます。
とても気持ち良いので何度も繰り返し、どんどん上手になっていくのです。


《「集中現象」と「目と手の連動」》

上の写真は、モンテッソーリ教育の「ピンセットでつまむ」
というお仕事をしている様子です。

黒豆をピンセットでつまみ、隣の皿に移すという単純作業ですが、
この女の子はわき目も振らず、周りがお歌の時間になっても気が付かずに
44分間も続けていました。

こうした状態を「集中現象」といいます。


そして、この繰り返しによって「目と手が連動」するようになります。
この能力は人間にとってとても大切な能力です。

例えば、イチロー選手は、大リーグで多数の偉業を成し遂げましたが、
一番注目されたことは、彼の目とバットとの連動のすばらしさにあった
といわれています。

イチロー選手自身も、目と体の連動の大切さを理解しており、
移動先のホテルでは、指定した電球に替えさせて、
眼の老化を防いでいたといいます。


人によって「器用・不器用」はさまざまですが、
幼少期に、こうした指先を使う細かい活動に没頭する体験をすることで
その差が生まれてくるのです。

そう考えると、単なるいたずらに見えていた、
テッシュペーパーの引っ張り出しも、
貴重な体験をしている最中だということがわかってきます。

そうした背景を知らない親は、「また、イタズラして~!もったいないでしょ」
といってティッシュの箱を手の届かない場所に上げてしまうのです。

親の「予習」がいかに大切か、お判りいただけると思います。


《三本の指は「突出した脳」》

また、先ほどの女の子は黒い豆を見つめています。
この「見る」という行為は、目で捉えた電気信号を
脳のスクリーンに映しているということです。

そして、脳から「ピンセットで豆をつまめ!」という電気信号を
手の筋肉に発しているわけです。

このピンセットで豆をつまむお仕事の繰り返しを通して、
脳神経細胞の間を、何万回もの電気信号が行ったり来たりするわけです。

子どもの脳は未熟なので、最初のうちは電気信号が漏れてしまいます。

豆が上手くつまめないのはこのためですし、
小さな子どもの動きがぎこちないのもこのためなのです。

しかし、何回も同じ動作を繰り返し、何回も電気信号が通ると、
脳の神経細胞に絶縁体のような膜ができてきて、信号が漏れなくなります。

そして、信号の漏れがなくなることによって、
電気信号が身体の他の部分へ伝わる速度を速めるのです。

実は、親が子どもに求めていた「頭が良い」の正体はこれだったのです。

そして、最も電気信号が多く流れる時というのは、
親指、人差し指、中指の三本指を動かしている時なのです。

モンテッソーリはこの三本の指を「突出した脳である」と称したほど
大切だと言っているのです。


《早期の詰め込み教育は不要》

わが子に「良い頭」になってほしいからといって、
早期の詰め込み教育などをする必要はまったくないのです。

それよりも、三本の指を動かす活動を、繰り返し、
気が済むまでやらせてあげることが大切なのです。

しかし、最近の便利な日常生活はこの三本指を使う機会が
極端に少なくなってしまっています。

モンテッソーリのお仕事には、つまむ、ひっぱる、ねじるなど、
三本指を使う活動がふんだんに含まれていて、
脳の発達のためには、幼少時代のこうした手指を使うことが大切なのではないか?と、
世界があらためてモンテッソーリ教育に注目しているのです。


           ・・・

今回のポイント

良い頭を作るには

①三本指をしっかり使うことが必要

②三本指を使うためには、しっかりと立てる体幹が必要

③体幹を育てるためには、たくさん歩くことが大切x体幹を育てるためには、
 たくさん歩くことが大切

ということになります。

   ( https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20190829.html )

             <感謝合掌 令和元年11月3日 頓首再拝> 

3歳児に起きる大変化。ここを見逃すな! - 伝統

2019/11/04 (Mon) 21:56:33


         *Web:orixlife より抜粋

乳幼児期の6年間はさらに前期・後期に分けられます。
それをモンテッソーリは「神さまは0~3歳の子どもと、
3~6歳の子どもの間に、赤い線を引いたがごとく、お分けになった」と表現しています。

つまり、「3歳を境にして、子どもは変化しますよ」と言うことです。
このことを知っておくと、子育てが楽になるだけでなく、
人間って素晴らしいな!と、楽しくわが子を見守ることができるようになります。


《3歳を境にした3つの変化》

①記憶方法
<0~3歳の記憶法=無意識的記憶>

0~3歳までの子どもは、私たち大人とは違う記憶方法を使っています。
これを「無意識的記憶」といいます。

見たもの、聞いたもの、触ったもの、味わったもの、嗅いだものすべての感覚を、
写真で撮るようにそのまま、意識をせずにドンドン吸収する凄い力があるのです。

この「無意識的記憶」という力があるので、
何もできないで生まれてきた赤ちゃんが、わずか3年間で歩き回り、手を使い、
(日本でいえば)世界で一番難しいと言われる日本語を、
ほぼ自由に操れるようにまでなれるのです。

「潜在意識の力」と言えばわかりやすいでしょうか?

この時期は無意識のうちにたくさんの情報が入りますので、
0~3歳までは、できる限り多くの良質な情報のシャワーを浴びることが有効です。

本物を見せ、いろいろなものを触らせ、良質なものを味あわせ、
いろいろな匂いを嗅がせるなど、ただ与えるだけで
無意識にどんどん吸収していきます。

その際には、親はアウトプットを求めないことが大切です。



<3~6歳の記憶法=意識的記憶>

3歳を過ぎると記憶の仕方が私たち大人と同じになってきます。
これを「意識的記憶」と言います。
「よし、これは覚えておこう。」と意識しながら覚えていきます。

0~3歳が潜在意識であれば、3歳以降は顕在意識といえるでしょう。

ここで重要なポイントは、「無意識的記憶」から「意識的記憶」へは、
3歳の誕生日を境にパチンと入れ替わるわけではないということです。

下図のように徐々に入れ替わっていきます。
そして、大人になったからといって無意識的記憶がすべて無くなってしまう
わけではなく、潜在意識が常に働いていることは、心理学などでも注目される点です。


②感覚の敏感期

3歳までに無意識的記憶を使って集められた莫大な情報は、
大きな入れ物に無造作に入れられているような状態です。

3歳を過ぎるころになると、この情報をしっかりと整理して、理解したいという、
強い衝動に駆られるようになります。

なにを使って理解するのか? それは『五感』です。


視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚、の五感を使いながら、
莫大な情報を「はっきり、すっきり、くっきり」
比べたい、分けたい、理解したいと思うようになるのです。

これを「感覚の敏感期」と言います。

3歳が近づくと、五感を使ってしっかりと整理、理解したい
という行動をとるようになります。

この変化を見逃さないでください。

そのためにも、3つのポイントをおさえておきましょう。


ポイント❶ 「同じ」ものに敏感になる

同じ色、同じ形、同じ触り心地など、同じものにこだわるようになり始めたら、
感覚の敏感期の始まりです。

「ママとパパ同じ赤のシャツ」
「このブロックと、このブロックは同じ形」など、
同じということにこだわるようになります。

このような行動が現れたら、
「そうだね、じゃぁ今日はママと一緒に同じ赤色探しに行こうか」。
そんな1日を過ごすと、子どもの感覚はグングン伸びていきます。


ポイント❷ 「くらべる」ようになる

「同じ」に敏感になったら、次は「比較」するようになります。
「同じ赤色だけど、こっちの方が濃い赤色だな」
「同じ形だけれど、こっちの方が高さが高いな」など。
微妙な差にこだわるようになります。

この時期の男の子がミニカーを必死になってならべている姿をよく見ますね。



ポイント❸ 「分ける」ようになる

「同じ」ものにこだわり、「比較」し、最終的に「分ける」ようになってきます。
例えば、公園などに行くと、よくわからない物を拾いポケットに入れて帰ってきます。

しかし、ある時から、どんぐりだけを集めるようになったり、
そのうち、丸いドングリは左のポケットに、細長いドングリは右のポケットに
分けて入れるようになります。

子どもは同じような行動を取っていても、その内容は日々進化しています。

「同じものを探し」「比較し」「分ける」。

この3段階は、大人が日々使っている能力の土台となるものです。

まさに「知性の芽生え」と言えるでしょう。

そうした背景を知らずに中断させてしまう親と、
心行くまでやらせてあげられる親の差が、
子どもの成長に大きく影響してくるのです。




③言語の敏感期(爆発期)

3歳が近づくと、言葉がたくさん出てきます。

「世の中のものにはすべて名前がある」ということに感動を覚え、
それを自分の声で表現したいという強い欲求に駆られます。

これを「言語の敏感期・爆発期」と言います。

「これなぁに?」と、指をさしながら聞いてくるのもこの時期です。
一日中問いかけられると、「しつこいなぁ」と感じることもあるかもしれません。

しかし、こうした質問に答えた言葉が、子どもの脳に半永久的に定着するのです。

こんな、チャンスはありません。

「この花はコスモスっていうのよ。
秋に咲く花だから漢字で書くと、秋の桜って書くのよ」といった感じで
周辺知識も一緒に教えてあげましょう。

子どもの脳の成長を促すには、疑問に思った瞬間がチャンスです。



このように、子どもは3歳を境に大きく変化していきます。

ぜひ、お子さまの変化を見守り、楽しんでください。

  ( https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20190926.html )

             <感謝合掌 令和元年11月4日 頓首再拝> 

子どもの成長のサイクル - 伝統

2019/11/05 (Tue) 21:44:33


         *Web:orixlife より抜粋

藤井聡太棋士のご家族が心がけていた、ただ一つの事とは?

子育てをする上で一番大切なことは何でしょう?

それは、「わが子が、一人で生きてゆけるようにお手伝いすること」
ではないでしょうか。

そして、その支えになるのが「自己肯定感」なのです。


《「自己肯定感」とは》

自己肯定感というのは、
「自分はどんな状況になっても、そこそこやっていけるんじゃないかな」といった、
子どもの心の底に宿る楽観的な自信です。

つまり自分の存在を認め、自分を好きになっている状態です。

「人と比較して、自分は優れている」というような、優越感とは異なります。

自己肯定感の重要性については、モンテッソーリ教育だけでなく、
さまざまなジャンルで提言されています。

たとえばアドラー心理学(個人心理学)でも
「自己肯定感の高まるほめ方」などが知られています。

どちらも、子どもの成長の真理という意味では、同じことを言っています。

この「自己肯定感」は、「いつ、どこで、どのように生まれるのでしょうか」


「自己肯定感」が生まれる 子どもの成長のサイクル

下図はモンテッソーリが考えた「子どもの成長のサイクル」です

   ①興味・感心 → ②自己選択 → ③繰り返し集中現象

   → ④満足感・達成感 → ⑤さまざまな能力を取得

   → ⑥自己選択力・自己肯定感・挑戦する心が持てる

   → ①へ


❶興味・関心

子どもは初めての場所に来ると、最初は警戒して、親の陰に隠れています。
安全だとわかると、興味・関心をもって近くをウロウロ散策し始めます。


❷自己選択

自分が成長のためにやらなくてはならない活動を自分で選びます。
これが「自己選択」という最も大切なステップです。


❸繰り返し・集中現象

自分の成長に合った活動を、「自己選択」することで、集中し、繰り返します。


❹満足感・達成感

自分で選んだことを繰り返すことで、心が満たされ、満足感と達成感を獲得します。


❺さまざまな能力を習得

最初はできなかった活動が、何回も繰り返すことで、だんだん上手になってきます。


❻自己選択力・自己肯定感が生まれる

①~⑤のサイクルを経て、
「自分は一人で生きていけそうだ」という自己肯定感が生まれます。



自己肯定感の土台は0~10歳くらいまでにでき上がります。

成長のきっかけとなる行動は、

〈一人で階段を上がれた〉
〈一人でティッシュペーパーを引き出せた〉
〈一人でハサミを使って紙が切れた〉

など大人から見るととるに足らないものかもしれません。

しかし、大切なことは、「自分で選んで、自分でできた」ということです。
その体験があるからこそ、「よし、次の活動を選択しよう」と、
成長のサイクルが回り始めるのです。


世にいう「成功者」に共通することは、
この成長のサイクルを大人になってからも、自分の中に持っていることです。

たとえば、野球のイチロー選手は、
「人との比較ではなくて、自分の中でちょっとだけ頑張った。そのことを続けていく」
という言葉通り、何歳になっても、自分の成長に合った行動を繰り返すことで、
次々と偉業を成し遂げてきました。



藤井聡太棋士の成長の秘密

公式戦29連勝の新記録を樹立した藤井聡太棋士が、
幼少時代に受けていた教育法としてモンテッソーリ教育が一躍注目を浴びました。

確かにモンテッソーリ園での活動が、
彼の成功の一端を担っていることは間違いないでしょう。

しかし、本当の秘密は彼を見守るご家族のスタンスにありました。

母の祐子さんが新聞の取材でこう答えています。

「好きなことを見つけて、集中してもらうために何ができるか、いつも考えていた」。
父の正史さんも「いつの間にか『なにもかも好きにやらせよう』という
雰囲気になっていました」と言っています。

つまり、彼の成長のサイクルがしっかりと回り続けるように
「邪魔をしなかった」ということなのです。

子どもの成長に対する正しい認識と、正しいサイクルがしっかり回るように見守る
という、愛情と実行力がご家族にあったということが、最大の秘密なのです。



 間違った 子どもの成長のサイクル

    (図~省略)



❶興味や関心を持てるものが周りにない

部屋があまりにきれいに片づけられてしまっている。
もしくは、雑然としていて、何を選択していいのかわからない。

❷自分で選択できない
自分で選ぼうとすると、先回りして活動を指示されてしまう。
「危ないから・遅いから・汚いから」と、代わりにやってしまう。
(これを代行と言います)

❸集中を邪魔される・繰り返せない
自分で選択していない活動なので集中しない。
集中していても中断される、違うものを与えられる。

❹満足感・達成感を得られない
結果はできたとしても、自分の意志で活動していないので満足感が得られない。

❺必要な能力が得られない
繰り返さないので、上手にならない。

❻自己肯定感が育たない
「自分では選べないんだ。親の力を借りなければできないんだ。
だから、親の指示を待っていよう」となってしまう。



いかがですか?

完全にサイクルは停止してしまいましたね。

原因は、親が「よかれと思ってやっている」ことなのです。


子育てで大切なことは
「わが子が、一人で生きてゆけるようにお手伝いすること」でしたね。

成長のサイクルというらせん階段を、
子どもが自分の力で駆け上がっていくことが一番大切なことなのです。

親の役割は、環境を整え、邪魔をせず見守ることなのです。

  ( https://www.orixlife.co.jp/bbv/montessori/column_20191024.html )

             <感謝合掌 令和元年11月5日 頓首再拝> 

子どもに対して言葉を惜しまないこと - 伝統

2019/11/06 (Wed) 21:39:05


       *「トータルパーソンの子育て」万代恒雄・著(P159) より

言葉はたとえ一方通行でも、声をかけることがどれほど大切か、
すべての母親は実体験 しているはずです。

赤ん坊が語りはじめるのは、母親の言葉を聞いているからです。
誰からも語りかけられ ない赤ん坊がいるとすれば、しゃぺらないはずです。

乳児は何を語っても理解しませんが、
乳を呑ませるとき母親は語りかけるべきでしょう。
一緒に住んでいて、カギっ子のようにしてはいけません。


ときどき子どもを抱きしめて「大好きよ」といってあげるとか、
息子に対して父親が「おい、お前を父さんは誇りに思っているよ」と
てれくさがらずに語りかけるのは、良い結果を生みます。

ちょっとしたことでも、「ありがとう、よく気がつくね」「やあ、すばらしい」
などの言葉はしばしば用いたいものです。

             <感謝合掌 令和元年11月6日 頓首再拝> 

赤ちゃん どうして泣くの? - 伝統

2019/11/07 (Thu) 21:39:20


        *NHK「すくすく子育て」( 2019年5月4日)より

(1)赤ちゃんの泣きは、月齢が進むにつれて理由が変化していきます。

  ①<3か月ごろまで>

   泣いている理由は不快を訴えている場合がほとんど。
   暑すぎたり、おなかが苦しかったり。
   空腹が理由であることがいちばん多いようです。


  ②<3か月ごろから>
   空腹のほか、眠気を理由に泣くようになります。
   さらに、寂しいなど感情を表現する泣きも少しずつ見られるようになります。


  ③<3か月~9か月>

   いつもお世話をしてくれる大好きな人の顔を
   はっきりと区別できるようになるため、人見知りや後追い泣きが始まります。

   そして多くの親を困らせる夜泣きが始まるのもこのころです。


   月齢がすすむにつれ単純な理由だけではなく、感情を表現する泣きも増えてきます。

   赤ちゃんにとって「泣き」は最初のコミュニケーションなのです。


(2)パープルクライング

   生後2週間ごろから始まり、2か月ごろをピークに5か月ごろまで、
   理解するのが難しい困った泣きがあります。

   その泣きはパープルクライングと呼ばれることも。

   赤ちゃんの泣きの特徴を示す6つの特徴、その英語の頭文字をとって、
   パープル(PURPLE)と名付けられました。

  ①(P)Peak of Crying

   生後2週間ごろに現れ2か月ごろピークを迎え、
   そのあとは徐々に和らいでいきます。

  ②(U)Unexpected

   泣いている理由を予想できません。

  ③(R)Resists soothing

   さらに、なだめることもできません。

  ④(P)Pain-like face

   たとえ痛くなくても痛そうな表情で泣きます。

  ⑤(L)Long lasting

   長く続くといわれトータルで1日5時間、泣くことも。

  ⑥(E)Evening

   とくに午後から夕方にかけてよく泣くといわれています。


   これらの困った泣きは、関わり方に関係なく現れます。
   親は決して自分を責めないことです。

   試行錯誤を積み重ねていくことで、親子の愛着関係ができていきます。


(3)乳幼児揺さぶられ症候群

   この時期に特に気をつけたいのは、乳幼児揺さぶられ症候群。
   泣きやまない赤ちゃんを激しく揺さぶってしまうというケースもあり、
   特に注意が必要です。

   厚生労働省では赤ちゃんが泣きやまないときの対応や
   乳幼児揺さぶられ症候群について、ホームページで詳しく紹介しています。

   https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/dv/nakiyamanai.html


(4)専門家からのメッセージ

  ①小児科医師

   泣きやませたい気持ちはわかりますが、
   赤ちゃんは泣きやませなくても、医学的に害はない
   ということは知っておいてよいかと思います。

   例えば夜泣きをする子や、すごく泣いている子は、
   心理的なストレスが多い環境ではないかと調べても、
   実際には、あまり関係がないのです。

   逆に体調が悪くて泣いている場合は、対処してあげることが必要です。

             ・・・

   これからは、「赤ちゃんは泣いてもいいんだよ」という
   キャッチフレーズでいきましょう。

   泣かないようにできることをする。
   だけど、赤ちゃんは泣いてもいいんだよ。
   そういう世界、そういう社会になるといいと思います。

  ②助産師
  
   赤ちゃんの泣き声を聞き続けてつらい気持ちになったり、
   泣き声が周囲の人の迷惑にならないか気になったり、
   どうにか泣きやませたいと思うことがありますよね。

   ただ、「どうしても泣きやませなければ!」と強く思えば思うほど、
   赤ちゃんは余計に泣いてしまいます。

   「赤ちゃんは泣いていいし、泣いても大丈夫だよ」と思っている人たちが、
   我々を含めて社会にはたくさんいるということも、知っておいてくださいね。

   ママが赤ちゃんに優しくするには、自分も癒されていないと難しいものです。
   つらい時には少し赤ちゃんと離れるなど、気を紛らわせることが必要です。

   パパなどほかの大人にだっこしてもらい、ゆっくりお茶を飲むなど、
   子どもと離れて違うことをする時間を持ちましょう。

   また、ずっと赤ちゃんと2人きりというママも多いので、
   とにかく大人としゃべりたいと思います。

   誰かに話したいという気持ちがあるときは、
   誰かにどんどん話してそういう気持ちを解消していきましょう。

             ・・・
 
   泣いてしまうのも、泣きやませることができなくても、あなたのせいではない。
   誰のせいでもありません。

   赤ちゃんは泣いてコミニケーションをとっているのです。


(5)泣きやませの方法の例

  ①助産院で人気の“泣きやませおもちゃ”

   ペットボトルに水とビーズを入れただけのものです。
   (作り方は、下のWebにて確認できます)

   泣いている赤ちゃんに見せると、
   おもちゃに夢中になって笑ってくれることもあります。

  ②ベテラン保育士の究極技「わかるよわかるよ作戦」

   こちらが泣きやませようと先に思ってしまうと、
   お子さんの気持ちと離れてしまいます。

   「泣かないで」「どうして泣くの?」と言う前に、
   泣きたい気持ちをわかってあげるところからはじめましょう。

   「嫌だったんだね」「びっくりしたね、わかるわかる」などと、
   今のお子さんの泣きにつながる理由について、
   「わかるよ、わかるよ」と共感をしてあげると、
   赤ちゃんがすーっと落ち着いていきます。

   例えば・・・

   「悲しかったんだね。そうだね。そっかそっか。
   大丈夫。びっくりしちゃったね。でも、大丈夫よ」

   お歌などを歌うのもいいですね。
   落ち着いたら、顔を見てあげてください。

   「何か嫌なことがあったの? そうだったのー。
   大丈夫、大丈夫。ここにいるよ。」

   あせらずに、「あなたの感情におつきあいしますよ」という気持ちで
   声をかけることがポイントです。

   (http://www.nhk.or.jp/sukusuku/p2019/775.html )

・・・

「泣き声」

        *谷口雅春先生・著「家庭教育のみちしるべ」(P4~5)より

《赤ちやんが泣くのは必ずしも乳がほしいのではない》

赤ちゃんが何にも知らないなんて思うと、大まちがいです。

赤ちゃんから「お母ちゃんなんかちっともわかっちやいない」
なんて言われぬように勉強しましょう。


赤ちやんは泣き声をいろいろと使いわけて、話しかけてきます。

「お腹がすいたよーゥ」
  ……唇のうごきまで、お乳をのむようなふうにふるわしながら……。

「もうねむいよーゥ」
  ……まぶたを半分とじながら、いかにもねむそ……。

「虫がさしたよ!」「針がささったよ!」「お腹がいたいよ!」
  ……もうー刻も猶予ができない。
    火がついたように涙をだして泣きさけぶ……。

「お母ちやんのバカ!!」
  ……足をふんばり、手をこわばらせてのカソシャク泣き。

「ちょいと、運動しているだけよ」
  ……たのしそうにに発声練習でもやっている泣きかたもあります。



《ちよいと泣けば「ソラ、オッパイ」は禁物です》

生れたばかりの赤ちやんだからとて油断は禁物です。

とてもすばらしい観察眼で、お母さんのやること、なすこと、
それから心の底までじっと見ています。

生れて十五日くらいの間に大体の観察を終るくらいですから、気をつけて下さい。

ちょいと泣けば「ソラ、オッパイ」
ちょいと怒れば、「ああ、ヨシヨシ」というようにしてもらえることがわかると、

赤ちゃんは、この母ちゃん『くみしやすい』とみてとって、

『泣くこと』を道具につかい

『かんしゃく」をおこすことを武器としてお母さんにたちむかってくるようになります。


だから、親の方でも愛深くじっと赤ちやんを観察しながら、

今はかんしゃく泣きをしているのか、

わがままを言っているのかをたしかめ、

わがままやかんしゃくには奉仕しないようにすることです。

             <感謝合掌 令和元年11月7日 頓首再拝> 

赤ちゃんは泣きやまないことを知っておきましょう。 - 伝統

2019/11/08 (Fri) 21:32:11


       *Web:オレンジリボン運動

赤ちゃんの感情は、未分化なので、「快と不快」からスタートします。
赤ちゃんは泣くことで、不快を表現します。

動物と違って人間の赤ちゃんは自分で食べ物を探し食べることができません。
泣くことで、自分の困った状況を伝えるのは、生きる力なのです。


おむつを替えても、授乳しても、抱っこしても、
赤ちゃんはどうしても泣きやまないこともあります。

大人でもそうですが、赤ちゃんも泣きたいことがあるのです。
赤ちゃんに泣かれて辛い場合には、赤ちゃんをベビーベッドなど安全な場所に置き、
少し離れても大丈夫です。

どうしても辛かったら、ママ友やパパ友、祖父母などに相談したり、
保健所や家庭支援センターに相談してみましょう。

赤ちゃんは具合が悪いときにも、泣いたりぐずります。
普段と違う様子が見られたら、小児科で相談してみましょう。
地域の小児科医も、子育ての相談に応じてくれるはずです。

赤ちゃんが泣きやまなくても、前後に強く揺さぶるのはNGです。
赤ちゃんの軟らかい脳にダメージを与えてしまうことになります。


電車や飛行機、または公共の場で赤ちゃんが泣いてしまうこともあります。
周囲の方は温かい目で見守ってください。

可能なら「赤ちゃん泣いて、大変ですね。大丈夫ですよ」などと声をかけてみましょう。

http://www.orangeribbon.jp/parents/post.html

             <感謝合掌 令和元年11月8日 頓首再拝> 

赤ちゃんが泣くのは、不快の表現です。 - 伝統

2019/11/09 (Sat) 21:28:05


         *『赤ちゃん教育』頭のいい子は歩くまでに決まる!
           ~久保田式育児法(久保田メソッド)(P154~157)

赤ちゃんが大声で泣いてもあわててはいけません。
赤ちゃんが呼吸に合わせたリズミカルに泣いているときは心配いりません。

声が大きいのは、生命力のある証拠です。

すぐには抱いたり、お乳を与えたりしないで、
まず泣いている原因を探しましょう。


お腹がすいて泣いているときは、
赤ちゃんは大声で泣きつづけられませんので、すぐわかります。
少し泣きつづけさせても大丈夫です。


泣きだしたら、その原因をすばやく探しあてることです。
そして、その原因をとりのぞいて泣きやませるようにします。

泣けばすぐ抱き、あやし、何かを食べさせて泣きやめさせようとは、
けっしてしないことです。



心身ともにすこやかな赤ちゃんは、すき腹でないかぎり、
あまり泣かないものです。

驚いたり、いつもとやり方がちがうと、それがイヤで泣き出したり
しますが、オムツがえ、お風呂などが終われば、泣きやむものです。

しかし、オムツをかえたり、お風呂に入れようとするたびに
泣き出したりする場合は、

赤ちゃんの頭のなかに、そのときの不快さの記憶が強く残っているので、
原因を過去にさかのぼって調べてください。

原因がわかっているときは、泣かせておいてよいです。
しかし、泣くのはしかたがない、泣いてあたり前と判断できるとき
以外は、泣くままにほうっておかないことです。

「泣くのは、赤ん坊の運動だ」などとうそぶいて原因を探さず
泣くままにほうっておいたり、「泣いて疲れたら早く寝る」などと
昼寝前に大泣きさせるのが日課になっている赤ちゃんは、
発達が遅れます。


泣いて疲れさせるより、オムツ体操や手足をよく浸かって遊び、
充分身体を動かして疲れさせてあげてください。
こうして、コロッと寝られるほうが赤ちゃんも気分がよいはずです。

ものいえぬ赤ちゃんは、泣く動物です。

赤ちゃんは、泣き声でしか自分の意志を表現することができません。
泣く原因はさまざまで無数にありますが、泣き方の種類は少ないものです。
脳が発達するにつれて泣き方の種類が増えていきます。


<参考動画>

(1)くぼたのうけん エチカの鏡
    https://www.youtube.com/watch?v=IhDrJ6SvGTU

(2)一流の脳を作る7か条 (超英才教育) 1
    https://www.youtube.com/watch?v=9kVtVzWe6ks

(3)おばあちゃんの超英才教育2
    https://www.youtube.com/watch?v=UVy1iONOIgE

             <感謝合掌 令和元年11月9日 頓首再拝> 

科学的に正しい"子供をすぐ眠らせる"方法 - 伝統

2019/11/10 (Sun) 22:23:09


      *Web:PRESIDENT Online(2018/11/01)より

《子どもの睡眠を改善して、ママもパパもハッピーに》

あらゆる寝かしつけ法を試しているのに子どもの睡眠問題が解決しない
―――そんな悩みを抱えた多くのママたちが、こう言って私のところへ
コンサルティングに来ます。

もちろん、そんな魔法があるならお教えしたいのですが、残念ながらありません。

でも、大丈夫。安心してください。
魔法はないですが、夜泣き・長時間の寝かしつけ・早朝起きの
子どものねんねのトラブルは科学的根拠に基づき改善は可能です。


《よかれと思ってやっていたことが、実はトラブルの原因に》

科学的な観点からねんねを考えた時、保育者が普段なにげなくしていること、
子どもによかれと思ってやっていることが、
かえって寝かしつけを長引かせていたり、
夜泣きをひどくさせたりしていることがわかります。

次のようなことをしていませんか?

□寝る前は、子どもが満足するまで絵本をたくさん読んであげる
□寝冷えをしないように、服は大人より一枚多めを心がけている
□冬でも寝室はエアコンの温度設定を25度にしている
□寝るときの照明は、天井の常夜灯にしている
□子どもが完全に寝ついてからベッドに置く
□子どもが寝ているときは、できるだけ音を立てないように注意している
□夜中のおむつ替えのとき、よく見えないのでそのときだけ照明をつける
□夜中、「あー」「うー」と子どもが言ったら、すぐにあやす
□夜中の授乳時は、「よく飲むねー」「いい子だね」と声をかける
□とにかく自分のことは二の次。子どもを寝かせることを最優先している


上記に挙げた項目、当たり前のように毎日しているママもいると思います。
でも、これらすべて、子どもの安眠をかえって妨げている可能性があるのです。

たとえば、夜中のおむつ替え。パチッと照明を明るくして、
「○○ちゃん、いっぱいオシッコ出たね。おむつ替えしましょうね」と話しかけ、
ていねいにお尻ふきでふいてあげる。

私も長男のとき、これを毎晩繰り返していましたが、科学的に見るともってのほか。
わざわざ夜中にしっかりと覚醒させていたのです。

また、「あー」「うー」と声をあげたり、激しく動いたり、
目を一瞬開けたりしていても、脳波を見ると実は寝ているという研究結果もあり、
少し様子を見ているとまたすぐに静かに寝ます。

これは赤ちゃんの脳は未熟なために寝ているにもかかわらず起こることです。

脳が活発に動いているレム睡眠のときには、目が素早く動き、体がピクピクします。
このときに起こしてしまうと、夜中の覚醒がクセになってしまうことがあるので、
注意が必要です。

付け加えると、天井の常夜灯は、寝る環境としては明るすぎます


《ストレスホルモンが子どもの眠りを邪魔する》

“疲れると眠くなるので眠る”というのは大人にとっては当然ですが、
子どもはそうはいきません。

なぜなら、本来は自然な目覚めを促すホルモンである
コルチゾール(通称ストレスホルモン)が過剰に分泌されるので、
子どもは疲れすぎると逆に興奮してしまうことがあります。

その結果、うまく眠れずにぐずってしまったり、夜泣きをしたり、
早朝起きしてしまうことになるのです。


なので、子どもが疲れすぎる前に眠らせることが大事なポイントとなります。
まずは子どもが眠くなったときのサイン=眠い合図をしっかりと見極めていきましょう。

眠い合図には、あくび・ぐずる・目をこするなどがありますが、
この「あくび、ぐずる、目をこする」はすでに疲れすぎているというサイン。

うまく寝かしつけるには難しい状態で、こうなる前に寝かしつけるのが基本です。

とはいえ、家事などをしていると眠りの合図を見過ごしてしまうことも多いはず。
そこで、チェックしたいのが「子どもの活動時間」です。


(表:月齢別の活動時間の目安&ベストな睡眠時間)

月齢(0~1か月)  
活動時間の目安: ~約40分
ベストな睡眠時間:約14~17時間 



月齢(1~2か月)  
活動時間の目安: 約40分~1時間
ベストな睡眠時間:約14~17時間


月齢(2~3か月)  
活動時間の目安: 約1時間~1時間20分
ベストな睡眠時間:約14~17時間


   (以下 略~表参照)


《“疲れすぎる前に寝かせる”を心がけましょう》

表は、あくまでも目安です。
子どもの成長スピードや活動量などによって前後しますので、
すべての子にぴったり合うわけではありませんが、
多くの場合、この活動時間を超えると、疲れすぎの可能性大。

ストレスホルモンのコルチゾールが分泌されて
交感神経の活動が高まり眠れなくなる、という悪循環に陥るのです。
すると寝つきが悪くなったり、夜中に起きるといったトラブルにつながります。

つまり睡眠トラブルを改善するには、
「子どもの活動時間」と眠い合図を参考に、活動時間をオーバーする前に
寝かしつけをすることが重要です。

ねんねトラブルには、他にもいろいろな要因が考えられるので、
これだけで解決するとは限りませんが、
“疲れすぎる前に寝かせる”は、寝かしつけの大切な基本です。


《「睡眠の土台」を整えるだけで、夜泣きは改善する》

子どもの生態を理解しながら、
親子でハッピーな睡眠生活を送るために整えていただきたいことが、
次にあげる「睡眠の土台」です。

(1)寝室など睡眠にかかわる環境(睡眠環境)
(2)子どもとのコミュニケーションやママなど保育者の心の安定(幸福度)
(3)生活リズム(ねんねルーティン)


“ねんねトレーニング”という言葉がすっかり定着したため、
子どもの睡眠トラブルに苦労していると、
トレーニングに注目が集まりがちですが、

「さあ!」と気合いを入れてチャレンジする前に「睡眠の土台」を調整し、
改善するだけで、夜泣き、長時間の寝かしつけ、早朝起きなどの
睡眠トラブルが解決することが、実はとても多いのです。

また、土台が整っていなければ、
どんなに“ねんねトレーニング”を頑張っても
根本的な睡眠トラブルは改善しません。


《なぜ泣いているのかの理由を見極められるように》

睡眠の改善にはいろいろな要素がかかわり、
個々のケースで明確に「これが原因だった」と判断することが難しいため、
正確な数値を出すことはできませんが、

“子どもの睡眠トラブルの約7割は、この土台の調整&改善で解決する”
というのが、私のコンサルテーションの長年の経験から実感するところです。


詳しくは拙著『ママと赤ちゃんのぐっすり本』にてガイドしていますが、
寝る環境や生活リズムを整え、子どもとのコミュニケーション、
ママ自身の「幸福度」を少し見直す。

これだけで子どもの睡眠トラブルが解決し、
“ねんねトレーニング”の必要がなくなるケースは少なくありません。

さらに、子どもが泣いたときに、
なぜ泣いているのかの理由を見極められるようになり、
どうすればいいかがわかるようにもなるので、
子どものぐずりへの対応もスムーズになっていくのです。

ぜひ科学的根拠に基づく改善法を、育児に採り入れてみてください。

  ( https://president.jp/articles/-/26555 )

             <感謝合掌 令和元年11月10日 頓首再拝> 

“泣きおとし”に屈しちゃ、アカン - 伝統

2019/11/11 (Mon) 18:44:34

“泣きおとし”に屈しちゃ、アカン
――日本式伝統育児で「生き抜く心」をはぐくむ心得8

      *Web:DIAMONDonline (2015.12.3)より

《“よく泣く”と嘆かず、わが子の体力に拍手しよう》

記憶力がよくなり、お母さんへの愛情もわき、
いろんなことがわかるようになってきた赤ちゃんの中には、
お母さん以外の人を嫌がる“人見知り”をする子もいます。

それまで泣くことは、おなかが空いていたり、おむつが濡れていたりといった
不快なことを表現する手段だったのですが、
このころから赤ちゃんは“甘え泣き”をし始めることがあります。


自分が泣けば、お母さんが抱いてくれたり、
自分にかまってくれることを知り、自分に注目してほしいために泣くのです。

お母さんでないと嫌がり、
お母さんへの愛情を示す行動ともいえ、知恵がついた証拠です。


しかし、“甘え泣き”をするたびに、
すぐにそばに行って抱っこしていると、甘えぐせがついてしまいます。

赤ちゃんが不快で泣いているのか、甘え泣きなのか、
その泣き声から見極めて、甘え泣きならしばらく様子を見るようにしましょう。

10分も休みなく泣いているなら、体力も集中力も相当ついているはずです。

“よく泣く”と嘆かず、わが子の体力に拍手しましょう。

   ( https://diamond.jp/articles/-/82027 )

             <感謝合掌 令和元年11月11日 頓首再拝> 

赤ちゃん(1歳まで)の睡眠 - 伝統

2019/11/12 (Tue) 18:43:20


         *Web:tinylove

(1)赤ちゃんにとっての睡眠の大切さ

   睡眠は肉体の回復や活性化、身体の成長、脳の成熟、
   学習と記憶に必要となる基本的な生理的欲求です。

   生後数日は、18~20時間を寝る赤ちゃんもいますが、
   8~10時間しか寝ない赤ちゃんもいます。
   こうした傾向は1歳になるまで続くかもしれません。

   どちらのタイプの赤ちゃんにしろ、
   両親が乳児の睡眠や睡眠にまつわる生理学的、心理学的事柄を知っていると、
   ずいぶん楽になるはずです。

(2)脳の成長

   眠っている赤ちゃんが突然身体を動かしたら、
   赤ちゃんはREM睡眠という特別な睡眠段階に入ったと考えられます。

   この段階は夢を見ることと関係しており、
   赤ちゃんの睡眠は50%までもがREM睡眠になります。
   REM睡眠は脳の成熟や学習と発達に大きく影響を及ぼします。

   赤ちゃんの誕生時の脳の大きさは最も成長したときの体積の30%しかなく、
   生後3年の間に急激に発達しますが、

   REM睡眠が脳の成長を促すのに必要不可欠な睡眠である
   というのが定説になっています。

   また、REM睡眠の間、脳は赤ちゃんが起きている間に浴びた、
   さまざまな情報を「消化」することもわかっています。

(3)ベッドの時間

   睡眠が十分に足りていないとき、赤ちゃんはイライラしたり、
   神経質になったり、興奮したりして扱いが難しくなります。

   寝なければならない時間になって赤ちゃんがこんな状態に陥るのを
   多くのお父さんやお母さんは何度も体験していることでしょう。

   こうした徴候は、赤ちゃんが寝たくなる時間について
   重要なヒントを教えてくれています。

   寝る時間を過ぎてしまったら、赤ちゃんを落ち着かせたり
   寝かしつけたりするのは難しくなることを
   多くのお父さんやお母さんは実感しているでしょう。

   それは赤ちゃんにも、大人と同じように、体内時計があり、
   眠りに就きやすい時間と就きにくい時間があるためです。

   一定の生活リズムを崩さないことが、
   赤ちゃんの体内時計を正常に調整し、
   健康的な睡眠パターンを育てることになります。

(4)夜の間、寝るように

   新生児は、平均で、1日16時間眠っています。
   新生児の睡眠は、比較的短時間の覚醒をはさんで
   24時間中4~6つのエピソードに分けられます。

   生後1年までに、急速な発育とともに睡眠は夜間が中心となって、
   昼間の睡眠は激減します。

   夜間の睡眠は少しずつ継続するようになり、
   夜中に目を覚ますことや目を覚ましている時間も少なくなります。

   こうした「夜の間、起きずに寝る」ことにつながる過程は、
   ほとんどの赤ちゃんが生後1年の間に達成するものです。

   しかし、20~30%の赤ちゃんが、夜中に頻繁に起きる、
   寝付きが悪いといった断片的睡眠に陥ります。

   これは2歳までの乳幼児の睡眠にまつわる悩みの最も多くを占めるものです。

(5)夜中に目を覚ます赤ちゃん

   通常、赤ちゃんは夜中に2~3回は目を覚まします。
   自分で自分を落ち着かせ、再び眠れる力を持った赤ちゃんもいれば、
   親にそばにいて欲しがる赤ちゃんもいます。

   一人で眠りにつけるようになった赤ちゃんは、
   夜目を覚ます回数も少なく、目が覚めたとしても親の世話が少なくて済みます。

   したがって、この分野の専門家は、睡眠問題を予防するために、
   生後すぐから一人で寝付く習慣を付けるようにすることを奨励しています。

   また、ベッドの時間は、昼間の活動や働きかけとは
   はっきりと区別できるようにして、照明も落とし、
   静かに眠れる環境を作ることを勧めています。

(6)睡眠に影響するもの

  ①医学的要因:呼吸障害、耳感染、疝痛、胃食道逆流、アレルギー、
         歯が生えるなどさまざまな医学的原因が
         赤ちゃんの睡眠に悪影響を及ぼしている場合があります。

  ②外的影響には音、温度、照明、ベッドの環境などがあります。

  ③心理社会的影響寝る時間帯の両親との関わり方、
   睡眠に関連した恐怖、分離不安、良くない習慣や思い込みに
   関連することがほとんどです。

  ④文化的要因によって、両親が睡眠に関連した思い込みをしたり
   一連の行動を取ったりすることがあります。

   例えば、赤ちゃんと両親が同じベッドで寝ることには
   賛否両論がありますが、これには多くの場合、
   文化的な習慣や常識が影響しています。


(7)どれだけ眠ればいい?

   赤ちゃんは睡眠に関して、生まれた日から個性を大いに発揮します。
   生後数日のとき、18~20時間寝る赤ちゃんもいますが、
   8~10時間しか寝ない赤ちゃんもいます。

   長時間(4~6時間)継続して寝ることができる赤ちゃんもいる一方で、
   睡眠サイクル1つ(50~60分間)経てば目が覚めてしまう赤ちゃんもいます。

   こうした睡眠の必要性と質の個性の違いが、
   誕生後すぐに両親を悩ませる原因となっています。

   また、こうした個性があるがために、
   「ある月齢の赤ちゃんは何時間くらい睡眠を取ればいいのか?」という
   簡単な問いにも答えを出しにくいのです。

   赤ちゃんの睡眠が足りているかどうかをみるには、
   目を覚ましているときの赤ちゃんを観察する必要があります。

   赤ちゃんが比較的落ち着いており、意識もはっきりして
   機嫌がよければ睡眠は足りていると考えられます。

   赤ちゃんが興奮しやすく機嫌が悪かったり、
   目をこすってばかりいる場合は睡眠不足なのかもしれません。

(8)夜中の授乳

   生後1年の間に、夜中の授乳は劇的に減っていきます。
   最初の数か月は3~4回(3~4時間おき)に授乳する必要がありましたが、
   夜間の授乳回数は少しずつ減り、1歳になる頃にはほとんどの赤ちゃん
   が必要としなくなっています。

   両親は赤ちゃんが夜中に目を覚ますとお腹が空いているのだと考えがちですが、
   寝る前にお腹をいっぱいにさせても睡眠には良い影響がないことが
   研究からわかっています。

(9)お父さんお母さんへのヒント

  ①赤ちゃんを寝かすときは仰向けに寝かせ、
   できるだけうつ伏せに寝ることがないように気を付けてあげてください。

  ②毎日同じ手順と時間で、習慣を確立できるように工夫しましょう。
   安定した習慣にすることで赤ちゃんの体内時計が発達し、
   自分で自分を落ち着かせる力を育てます。

  ③赤ちゃんを専用ベッドで寝させたいのであれば、
   早い時期から自分のベッドで一人で寝る習慣を付けさせましょう。

   これは特に赤ちゃんが敏感であったり、
   睡眠に関する問題がありそうなときには重要です。

  ④赤ちゃんの眠りが浅いときには、
   夜間は赤ちゃんに反応しないようにしましょう。

  ⑤赤ちゃんが夜中に目を覚ましたら、
   できるだけ赤ちゃんに構わないようにして、
   自分の力で再び寝られるように促しましょう。

  ⑥夜中に何度も目を覚ます場合や、いびきをかいたり
   夜呼吸しにくそうな状態が続くときは、専門家に相談してください。
   こうした障害には非常に有効な治療法があります。

   赤ちゃんも、そしてお母さんも、こうした障害に長く悩む必要はないのです。

   (https://www.tinylove.com/ja_jp/articles/a-look-at-babys-first-year-of-sleep )

             <感謝合掌 令和元年11月12日 頓首再拝> 

親子の触れ合いが子どもの人生の基礎を築く - 伝統

2019/11/24 (Sun) 19:08:24


        *メルマガ「人間力」(2019.11.24)より


いま最新の科学によって次々と見直されています。
どうすればいまを力強く生き抜いていく子どもが育つのでしょうか。

親子のスキンシップを通じて子どもの脳と心を育む方法を、
身体心理学者で桜美林大学教授の山口創さんに語っていただきました。


───────────────────

近年の研究で、母親のスキンシップと父親のそれとでは、
子どもの脳と心に与える影響が異なることが明らかになってきました。


母親によるスキンシップには、子どものストレスを和らげたり、
情緒を安定させたりする効果があります。

その一方で、父親によるスキンシップでは、
子どもの「社会性」などを育てる効果があるのです。


これは、母親と父親の子どもへの関わり方の違いから来ていると考えられます。


母親は授乳やおむつ交換など
子どもの日常の世話を通じたスキンシップが多いのですが、

父親の場合は「高い高い」や「肩車」といった
遊びを通じたスキンシップが多くなります。

例えば「肩車」では、子どもは父親と同じ目線で世界を眺め、
父親の体とともに同じ空間を移動するため、
共感的に物事を把握する能力が育つのです。


母親が一人でいくらスキンシップを頑張っても、
父親のそれが不足していれば子どもの社会性が十分に育たず、
将来的に不登校や引きこもりに発展してしまう可能性もあります。

子どもの成長のためには、母親と父親の両方のスキンシップを
バランスよく行うことが大事なのです。 

           <感謝合掌 令和元年11月24日 頓首再拝>

赤ちゃんが泣く時、不快を感じている・・・ - 伝統

2019/11/26 (Tue) 19:20:11


        *Web:生駒病院 より

(1)赤ちゃんが泣いているとき、
   まずその原因を以下の様に大きく2つに分けて考えます。

   精神的な原因での泣き
   肉体的な原因での泣き

   それぞれは、赤ちゃんを(身近な人が)抱っこしてみて、
   すぐに泣き止むか、泣き止みにくいか?で判断していきます。

   ※)養育者が立ちながら抱っこして揺らす、
     もしくは、抱っこして歩くことで泣き止みやすくなります。
     歩くことで泣き止む事を輸送反応と呼びます。

(2)肉体的不快と精神的不快
  
  ①肉体的不快を感じている場合は、抱いても泣き止み難い。

  ②精神的不快を感じている場合は、
   抱いたら泣き止む → 機嫌が良くなる → 眠る


   ※はっきりと区別付けがたいものも存在します。
    (それぞれの原因が少しずつ混在している例など・・・)

   人見知りの時期を過ぎると身近な人間でなければ泣き止みません。
   これは、見知らぬ人に抱っこされることに対する精神的不快を意味します。

   抱き方が不安定だったり、固い抱き方では泣き止みません。
   これは、精神的(不安定で怖い)や、肉体的不快(ゴツゴツして痛い)の
   混合と考えます。

   良好な親子関係が出来ていない養育者が抱っこした場合も泣き止みません。
   これは精神的不快によるものと考えます。

(3)肉体的泣き

   通常、肉体的原因で泣く場合の泣き声は
   その子における最大の泣き声で泣いてきます。

   肉体的泣きの原因は以下の様なものがあります。

  ①空腹~哺乳量と哺乳時間の関係から推測できると思います。

  ②温度
   夏は汗をかきすぎていないか
   冬は、室温25℃程度(赤ちゃんの場合)

  ③排泄
   オムツcheckして確かめます
   紙おむつではあまり泣いてきません

  ④痛み
   便秘、ゲップ不良による空気嚥下、
   腸内細菌アンバランスからくる腹痛(夜間急激に泣いたと思ったら、
   15分くらいで急に泣き止んで眠ってしまうなど)俗に言うコリック

   湿疹・虫さされが多数あれば、泣いてきます。
   また、肘内障(肘の脱臼)や、骨折がある場合も見逃してはいけません。

  ⑤痒み
   ひどい湿疹、多数の虫刺されなどで泣いてきます。


  ⑥風邪など、病気の前駆症状
   発熱する30分前くらいから泣くなど、前駆症状として泣く場合があります。

   体温測定
   吐乳・哺乳量低下の有無
   便性の変化
   顔色、唇の色
   などをcheckしてください

  ⑦病気の症状の一つとして
   慢性的な鼻閉(口呼吸や口でイビキをかいて寝ているようだと、
   睡眠が浅く、夜泣きしやすい。)

   鼻閉を通り越して、夜間に3呼吸分以上長く呼吸が停止する場合
   は、夜泣きだけでなく、日中の多動の原因にもなります。

   ※)病気で泣いている場合も、
     軽い鼻閉程度の軽度の負担であれば、抱くことで泣き止みます。


(4)精神的泣き

  ①胎内環境から胎外環境への適応不全(0~3か月)

   対処方法
   お風呂の時など激しく泣く場合、胸にタオルを置いてやる
   お包み、バスケット型にベッドメイクしてやる
   心音の音を聞かせるおもちゃを使う
   横向きや、うつ伏せで呼吸状態に気をつけてやさしく抱いてあげる。
   ゆらゆらとゆっくりやさしく揺らす。

  ②抱き癖(1ヵ月~4か月頃)
   とにかく抱けば泣き止む場合に疑います。
   これも一種の胎外環境への適応不全と考えられます。
   (胎児期はゆらゆら揺れて暮らしていましたから・・・)

   対処法
   抱いても、抱き続けず、一定時間ほうっておいて再度抱いてやる
   (振り子型に揺れる)スイング式ラック、ゆりかご、マニアックなバウンサー

  ③寝ぐずり(2か月~2歳頃)
   入眠時と、覚醒直後、まだ眠い状態の半覚醒状態で泣きます。
   入眠時は血管拡張のため頭部全体が温かくなるので、比較的分かりやすいです。

   対処法
   入眠前の寝ぐずりなら、すぐ眠るので、
   抱っこして背中をやさしくたたいたり、
   ゆりかご・おしゃぶりでごまかしている間に眠ってしまいます。

   個人差がありますが、寝ぐずりが激しすぎる場合は、
   暗い、静かな部屋に連れて行って一定時間あやし、
   寝ない場合は怪我をするものが無いかベッドからおちたり、
   暴れてはさまったりしないか、周囲を確かめてから、
   一旦30分程度放置してみてください。

  ④性格的泣き(4か月~無制限)
   4か月以降、自我が出てきますので興味を求めて泣きます。
   つまらないと泣いてきます。
   自分の願望どおりでないと泣きます。

   対処法
   その子供の考え方や性格が複雑に啼泣と結びついており、
   パターン的な対処方法は一切出来ません。
   興味を満たしてあげることで泣き止みます。

   通常は泣いている悲しさや辛さよりも興味がそそられる事を実行すれば、
   注意がそらされて泣き止むことが多いですが、こればかり行う必要はありません。

   その子供のキレ具合に応じた我慢も教えていく必要が出てきます。
   発達年齢に応じた対応をお願いします。

           <感謝合掌 令和元年11月26日 頓首再拝>

「らくしたい気持ち」に罪悪感を持ったらアカン - 伝統

2019/12/12 (Thu) 18:58:10

      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P14~15)より

赤ちゃんはオギャーッと生まれて、すぐに歩くわけではありません。
だから子育ては手がかかるのです。

昔は便利な家電もなく、おんぶをしながら働いていました。

赤ちゃんはおぶわれながらお母さんのしぐさ・ふるまいを見て、
話し声や鼻歌を聞き、目や耳の訓練をしていたわけです。

赤ちゃんのおなかは、お母さんの背中に押しつけられているので、空腹も感じない。
そして、お乳を飲むときにはたくさん飲んでくれます。

(中略~現代は、授乳する回数等が推奨されているため、
    授乳する回数等が多くなり、お母さんを忙しくしている)

もっとおなかを空かせてから与えたほうが回数は少なくてすみます。


おむつはずしでも、昔は布おむつで洗濯が大変だったから、
1歳かそこらで訓練させました。

おむつが早く取れるのは、よいお母さんの勲章でした。

 これも、「らくしたい」というお母さんの気持ちから生まれた子育ての知恵です。

「らくしたい」という気持ちに罪悪感を持つ必要はないのです。

           <感謝合掌 令和元年12月12日 頓首再拝>

子育てほど面白いもんはない! これぞ女の特権や - 伝統

2019/12/13 (Fri) 19:20:36

子育てほど面白いもんはない! これぞ女の特権や
――日本式伝統育児で「生き抜く心」をはぐくむ心得2

      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P16~17)より

「赤ちゃんが生まれてからは友達と会うことも減り、
帰りが遅い夫とは話す時間もない。
なんだか社会から隔絶され、置いてきぼりにされている気がする」

そんなふうに感じているお母さんたちが多いようです。

そして、子育てでイライラし、帰宅した夫に、

「もっと早く帰ってきて、子どもをお風呂にでも入れてよっ! 
いつもいつも私ばっかり」

と不満をぶつける。


私に言わせたら、

「なんともったいないことを!」

です。

今後の日本の将来を担う子どもを育てることは、
なによりも大切な“社会活動”。

それに、泣いたり笑ったり、お母さんの働きかけの一つひとつに
素直に反応して、日々成長していく赤ちゃんを育てるのは、
とてもやりがいのある“仕事”です。


その子の将来が、お母さんの手のかけ方で違ってくるのですから。
これは自分の代わりはいくらでもいるという、
会社の一歯車として働く以上の喜びです。

(以下、略)

           <感謝合掌 令和元年12月13日 頓首再拝>

赤ちゃんを大事にしすぎちゃ、アカン - 伝統

2019/12/14 (Sat) 18:14:20


――日本式伝統育児で
「生き抜く心」をはぐくむ心得3

      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P18~19)より


《“吸(きゅう)てつ反射”と“モロー反射”を活用しよう》

生まれてすぐの赤ちゃんには、いろいろな原始反射が備わっています。

お乳がうまく吸えるように、口にふれたものには吸いつく“吸(きゅう)てつ反射”や、
手のひらや足の裏をツンツンと指でさわるとつかもうとする“把握(はあく)反射”など。

生後4ヵ月くらいになるとなくなるので、これらの反射をおおいに利用して、
ストロー飲みを覚えさせたり、握る力を鍛えたりするのもいいでしょう。

さて、原始反射の中には、少し大きな音がすると、
身体をビクッとさせて両手両足を大きく広げる“モロー反射”というものがあります。

このモロー反射に逆に親が驚いて、赤ちゃんをびっくりさせないよう、
必要以上に音を立てないように気をつけて生活している人がいます。

モロー反射は、自然なことですので、まったく心配することはありません。

逆に、赤ちゃんをいろんな音に慣らしていったほうがいいのです。
モロー反射が起こったときは、抱きあげたりせず、そのまま放っておいて大丈夫です。

赤ちゃんに気を遣い、生活音を立てないように暮らすことは、
わざわざ子どもを神経質になるよう育てているようなものなのです。

           <感謝合掌 令和元年12月14日 頓首再拝>

生きるための力を早く身につけさせよう - 伝統

2019/12/15 (Sun) 18:43:20


      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P48~49)より

やさしい子に育てるには、親がやさしいだけではいけません。

親に厳しさがなく、いつも笑顔ばかりだと、
子どもはその笑顔からしか親の内面を察知できず、
結局子どもは、お母さんの心を察することのないまま、
甘やかされることだけを身につけてしまいます。


また、生後1ヵ月しか経っていない赤ちゃんがぐずったとき、
そのまま抱き上げ、ゆらゆらと動かしたり、泣き声に合わせて
上下左右に揺すったりしてしまいがちです。

しかし、まだ首がすわっていませんので、これはやってはいけません。

この時期は、モロー反射(→原始反射の中で少し大きな音がすると、
身体をビクッとさせて両手両足を大きく広げること)で泣くことが多いので、

もし泣き始めたら、まず、
どこか痛いところがあって泣いているのではないかと注意します。


手足を硬直させて泣くときは、手を胸元に持っていき、静かに押さえつけます。
子宮の中にいたときの丸まった姿勢に近づけるのです。

そうやって、泣きやむまで静かに抱きしめるだけでいいのです。

抱きあげて、速く揺するのは、やめましょう。

これは、“泣き虫ベビー”にしてしまうことになります。

抱いて揺らして泣きやんでも、決して、乳児が喜び、安心しているのではありません。

静かに落ち着かせて、自分のいまの状態を知らせることが大事で、
もう半年も経てば、それが赤ちゃん本人への思いやりにつながるのです。

生きるための力を、早く身につけさせるわけです。

           <感謝合掌 令和元年12月15日 頓首再拝>

思いやりの心を育てる - 伝統

2019/12/16 (Mon) 19:17:09


      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P46~48)より

――自らの生を喜び、
「感謝の心」をはぐくむ心得1


私の赤ちゃん教室には、積み木があります。
0歳児のときから、3日に1回は、それで誰かが遊んでいます。

一辺が4cmの立方体で、最初はお母さんがお遊びをします。
積み上げたり、同じ色同士で並べたり。
赤ちゃんが気づくまで、これみよがしに、楽しそうに。

そのうち、赤ちゃんがそれに手を出すと、
初めは「さわらないでね」と赤ちゃんを抱き、その手を遠ざけます。

そして、またお母さんが遊ぶのです。

赤ちゃんを横抱きにした状態で、
赤ちゃん自身が自分の意思で手が動くようになると、
必ず邪魔をしてくるので、「イヤ、取らないで」と、その手をはねのけます。

月齢の小さな赤ちゃんは、いったん、仕方なく手の動きを止めます。

その後、機嫌を損ねたように、全身で抱かれていることから逃れようとします。

これは誰もがすることですが、もしお座りができる
月齢(4~5ヵ月以降)になってもできない場合は、
成育過程を注意深く見る必要があります。


これらは、お母さんがなにをしているのか、
お母さんがなぜそんなに楽しそうなのか、
ということを赤ちゃんに気づいてもらい、

お母さんや他の人が、なにをどう思っているのかを
察するための訓練になります。

特に、母子ですごす時間が長い長子は、
他の人の心を読む、思いやる、察することのできる子に育てることが大切です。


    (https://diamond.jp/articles/-/82275 )

           <感謝合掌 令和元年12月16日 頓首再拝>

“泣きおとし”に屈しちゃ、アカン - 伝統

2019/12/17 (Tue) 18:41:39


      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P28~29)より抜粋


“泣きおとし”に屈しちゃ、アカン
――日本式伝統育児で
「生き抜く心」をはぐくむ心得8


赤ちゃんは、
記憶力がよくなり、お母さんへの愛情もわき、
いろんなことがわかるようになってききます。
(中には、お母さん以外の人を嫌がる“人見知り”をする子もいます。)


それまで泣くことは、おなかが空いていたり、おむつが濡れていたり
といった不快なことを表現する手段だったのですが、
このころから赤ちゃんは“甘え泣き”をし始めることがあります。

自分が泣けば、お母さんが抱いてくれたり、
自分にかまってくれることを知り、自分に注目してほしいために泣くのです。

これは、知恵がついた証拠です。


しかし、“甘え泣き”をするたびに、
すぐにそばに行って抱っこしていると、甘えぐせがついてしまいます。

赤ちゃんが不快で泣いているのか、甘え泣きなのか、
その泣き声から見極めて、甘え泣きならしばらく様子を見るようにしましょう。

10分も休みなく泣いているなら、体力も集中力も相当ついているはずです。

“よく泣く”と嘆かず、わが子の体力に拍手しましょう。

           <感謝合掌 令和元年12月17日 頓首再拝>

オモチャを次々と与えるのは、子どもをアホにするだけ - 伝統

2019/12/18 (Wed) 19:59:06


      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P36~37)より抜粋


――日本式伝統育児で
「生き抜く心」をはぐくむ心得12


子どものおもちゃは、なるべくシンプルで
いろんな使い方ができるようなものがいいでしょう。

さまざまな機能がついた電池で動くオモチャも売っていますが、
子どもはすぐに飽きませんか?
そしてまた「別のオモチャを買って」とせがまれて買う。

これでは、オモチャを使って、
子どもが想像力や記憶力を働かせて遊ぶ機会を奪っているようなものです。

アホな子になるよう育てているのと同じです。

何度もくり返して遊び、同じものを使った別の遊びを自分で工夫することで、
記憶力を鍛えたり、想像力や創造力が養われたりします。

お母さん自身も身近なペットボトルや端切れを利用するなどして、
手づくりオモチャに挑戦してみてはどうでしょうか。

           <感謝合掌 令和元年12月18日 頓首再拝>

3歳までの育て方 - 伝統

2019/12/27 (Fri) 19:41:54


           *「人生の基盤は妊娠中から3歳までに決まる 
            人生でいちばん大切な3歳までの育て方」白川 嘉継・著より

生後3~5カ月の時期には
「できるだけ赤ちゃんのそばにいてあげること」を心掛けましょう。

「読み語り」は親子一緒に成長できる

【1】生後3~5カ月は「できるだけ赤ちゃんのそばに」

生後間もないころは「聴覚」が最も発達していますが、
3カ月に入るころになると「視覚」がどんどん発達して、
聴覚より優位になってきます。


周囲の人もよく見えるようになってきますが、
そばにいる親と強い信頼関係を結び始めようとする時期でもあります。

この時期には「いないいないばあ」の遊びがおすすめです。

「いないいない」で親の顔が目の前から消えたあと、
「ばあ」で顔を出してあげることで、
「困ったときに、いつでも現れてくれる存在」ということを学ぶことができます。


また、睡眠のリズムができる時期ですので、
できるだけ夜更かしをさせないように気をつけましょう。

睡眠障害は、行動異常やアレルギー疾患、肥満などの原因になることもわかってきています。



【2】生後6カ月~1歳は「赤ちゃんにいろいろな表情を見せる」

生後6カ月~1歳は「感覚能力がとても高まる時期」で、
「共感能力」を育むためにはとても重要な時期です。

人間には、目の前にいる人の言動を脳内で自分のことのようにシミュレートする
共感細胞と呼ばれる「ミラーニューロン」という神経細胞があります。

「ミラーニューロン」を働かせることで、赤ちゃんの表情が豊かになっていきます。

初期の「情動の共鳴現象」は、親から自分の情動が映し返される場面です。
赤ちゃんは、親に自分の情動が「鏡映化(mirroring)」されることにより、
自分の情動を再体験し、自己に対する気づきがさらに深まります。

この「鏡映反応」は、自分の行動と似ているけれど、同じではなくわずかに違うので、
「自他の区別を明確化していくため」に必要です。


したがって、赤ちゃんは親を通して「自他の区別」と
「相手に自分と異なる心があること」を知りはじめます。

また、この時期は「親が赤ちゃんの表情をまねる」ことも大切です。
「親の表情」を見せることで、赤ちゃんは相手に心があること、
自分と他人は違うことに気づき始めます。

親が不安定で、赤ちゃんと顔を合わせようとしないとか、
赤ちゃんを怖がらせるような表情や態度ばかりが続くと「恐怖心」だけが残り、
何でもないものや周りの人を怖がってしまうようになるかもしれないのです。

では、どうすれば「共感能力」を育むことができるのか。

じつは効果的なのが、擬声語や擬態語が多い「絵本の読み語り」です。


「読み語り」を聞いている子どもの脳は、
感情の動きをつかさどる「大脳辺縁系」が活性化することがわかっています。
また、「読み語り」をしている親も「前頭前野」付近が活発になり、
親の気持ちも落ち着き、イライラせずに子どもと接することができます。

「読み語り」をすることは、親子のつながりが強くなる有効な方法なのです。



子どもの言動を尊重し、認めてあげる

次は、1~2歳の時期です。
この時期には、できるだけ「たくさんの経験」をさせてあげましょう。


1歳を過ぎるころになると、脳の基礎的な神経回路がほぼ出来上がってきます。
記憶が形成されはじめる時期になるので、多くのコミュニケーションをとって、
たくさんの経験を積み重ねるといいと思います。

また、個人差はありますが、この時期は立ち上がって歩けるようになるため、
さらにさまざまなものに興味を持ちはじめます。

でも、ここで、「危ないから」といって、
子どもを守るためになんでも先回りしてガードすることは、
子どもにとってよくない場合があります。

「危ないこと」「危ないもの」を教えることは大切ですが、
親が必要以上にガードして子どもを守ると、子ども自身が「失敗」できなくなります。
自分で「失敗」を経験することも、子どもにとっては大切な行動です。


子どもの行動を見守り、助けを求められたら手を差しのべ、
成功したらいいところを褒めてあげると、子どもはどんどん成長していきます。

2歳ころまでは「助けが必要な時期」ですが、
2歳を過ぎるころからは「支える時期」に入ってきます。



【4】2~3歳は「ひとりの人間として尊重する」

もちろん、親が子どもを見守っていくのは変わりませんが、
子どもを「ひとりの人間として尊重する」ように接していくと、
子どもは「自分は認められた人間」と思えるようになり
「自己尊重」が見られるようになります。

逆に、子どもが何か言おうとしているところを遮ってしまうと、
萎縮して「自分の意見が言えない子」になってしまうかもしれません。

そんなときは、子どもの気持ちを、できるだけ言葉で表現させるようにしてみましょう。
自分の気持ちを言葉で伝えようとすると、「前頭前野」が発達して
感情と理性の統合を促し、「セルフコントロール」と「自己表現」
を学習することができます。

ここでも、「子どもの行動の先回りはしない」ことと
「子どもの言葉を否定せず、きちんと話を聞いてあげる」ことが大切です。


3歳までの育て方で、子どもの人生は大きく変わる

子どもの成長とともに、親の接し方も少しずつ変えていくことが必要ですが、
子どもと一緒に親も成長していくので、
「必ずこうしなければならない」ということはありません。

「間違ってしまったかも」「失敗してしまったかも」と思うこともあると思いますが、
「その間違いや失敗に気づく」ことも大きな一歩です。

小児科医として25年以上、多くの子どもたちと接してきて感じるのは、
「3歳までの育て方で、子どもの人生は大きく変わる」ということです。

ぜひ、「3歳までの子どもと上手に接するコツ」を知り、
親子が笑顔で過ごせる時間を、少しでも増やしてほしいと思います。

 ( https://news.livedoor.com/article/detail/13875919/ )

           <感謝合掌 令和元年12月27日 頓首再拝>

3歳までは、親子の絆・信頼感・安心感等を学ぶ最も大切な時期 - 伝統

2019/12/28 (Sat) 18:52:37


         *Web:新教育者連盟・子育て相談Q&Aより



幼少期の子育てが、後々に大きく影響を与えるといいます。
3歳までにどんなことに気をつければいいでしょうか。



A.

3歳までは親子の絆を確立し、
人間関係の基礎となる信頼感・安心感等を学ぶ最も大切な時期です。

愛情溢れる眼差し、語りかけ、抱っこなどを通して
親に愛されていることをしっかり伝えることが重要です。

「〇〇ちゃん生まれてくれてありがとう」

「あなたがいてうれしい!」

「〇〇ちゃんはわが家の宝」

などの言葉をふんだんにかけましょう。

親子の信頼関係を築いた上で、
人の心や生命を大事にすることや善悪の判断が学べるような躾を
心がけることが大切です。

     (https://www.shinkyoren.jp/publics/index/68/ )


           <感謝合掌 令和元年12月28日 頓首再拝>

集中力のある子にするには? - 伝統

2019/12/29 (Sun) 18:46:20

      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P50~55)より

――自らの生を喜び、
「感謝の心」をはぐくむ心得2


カメラマンにきてもらって、生後20日の義人(よしと)くん
(私の赤ちゃん教室で特に出来のいい“スーパーモデル”1号)の
把握反射(原始反射の一つで、赤ちゃんの手や足になにかがふれると、
それを握ろうとして指を曲げる動き)を撮りました。


よく太った義人くんは、私の要求に応じて、
15分間もすばらしい反射の動きをしてくれます。

そのうちぐずり出すので、授乳しておむつを替えると、すぐに眠ります。

 撮影15分、授乳15分、眠り15分の計45分で、1回のサイクルです。

カメラマンは15分の仕事。
授乳して眠っている間に、他の子のスナップ写真を撮ります。


“スーパーモデル”以外の子は、発達過程に問題があって教室にきた子たちで、
ぐずりながらも私に抱かれますが、私の働きかけにはあまり応えてくれません。

それなのに、みんな生意気に人見知りをします。

次のステップの行動に移そうとして、
私がお母さんに働きかけや体の動かし方を教えている間も、なかなか落ち着きません。

慣れない家の外での生活に人見知り現象を見せるのは、
周りをしっかり見て情報収集していないからです。


赤ちゃんでも、赤ちゃんなりに観察能力はあります。

この世に誕生したあと、周りにチヤホヤされますが、
乳をくれる人以外は“得体の知れない人たち”なのです。
集中力をつけるゆとりもなく、月日を重ねてきたのです。


総じて集中力のある子は、あまりモノに動じず、五感が発達しています。
湯ざましを飲ませても、ストロー飲みをさせても、口触りが悪いと不快感を表情に出します。

私に慣れるのも早く、2~3回会って同じ経験をすればもう拒絶しません。
また、自分の環境の違いをいち早く感じます。

“スーパーモデル”になれる乳児も集中力が不可欠。
同じ人を見て泣き出すことは、すぐにしなくなります。

このように集中力の強さは、1回の体験、あるいは、それを何度もくり返して、
どのくらいの情報を記憶できるかで大きな差が出ます。


私の教室にいる2人の“スーパーモデル”の集中力はズバ抜けて強く、
3歳児教育の内容を2歳半くらいでやっています。

単純なことですが、『脳研イス(0歳児に集中力をつけてもらうためにつくった、
赤ちゃん教室で使うオリジナル木製イス)』に座り、背筋を正しく 
保ったまま机で作業をさせます。それを、およそ40分も続けます。

普通、3歳未満の子は、10分くらいで「ママは?」「オシッコ!」などと
言い始同じ年の子や年上の子でも、
連鎖反応でゴソゴソと上半身を動かし始めます。

そのとき、「プツン」とみんなの集中力が切れるのです。


しかし、40分も姿勢を正しく保てた“スーパーモデル”は、
周りに目もくれずノルマを完了します。


また、汗をかいて懸命に一気に乳を吸う赤ちゃんも、
集中力をつけようとするこちらの働きかけに、十分に応じてくれます。

私は集中力について、本人の好きなことを続けられることに対し、
“集中力がある・ない”という評価はしません。
好きなことを長く続けることは、当たり前のことです。


命じられたこと、あまり好きでないことでも、
しっかり長時間取り組めることを“集中力がある”と評価します。

初めて机に向かったときの働きかけに、40分も応じた
“スーパーモデル”のあかりちゃんは、意外なことに興味を示して、
私を何度も驚かせました。


満2歳くらいではっきり個性が出てきます。

私の働きかけに対する理解も早く、“姿勢を正しく”との教えに、
「コラ、曲がってるぞ」
と言っただけで背筋をピンと正します。


懸命にいろいろやっていても、私への注意は的確で、
私が目指すところの“一つのことをやりながら他のこともやる”
いわゆる“ながら族”になる素質を持っている、“鼻タレ聖徳太子”になってきました。

甘えた次男坊で“スーパーモデル”1号の義人くんは、
素敵なやさしさを持った3歳児になりました。

2人とも、教わるときには、親の干渉をとても嫌がるのです。

           <感謝合掌 令和元年12月29日 頓首再拝>

“イクメン”に踊らされるな! - 伝統

2020/01/03 (Fri) 18:15:38


      *「0歳からみるみる賢くなる55の心得」
         久保田 カヨ子・著 (P94~101)より

――自らの生を喜び、
「感謝の心」をはぐくむ心得10

《パパが最優先すべきは「仕事」!》

哺乳類の多くは子育てをメスが受け持ち、
オスは狩りと外敵からの攻撃に備えます。

ヒトも哺乳類です。

女性が子を産み、男性は女性と子を守るという道理は普遍です。

私のような気丈夫でも、産後5日は病院で乳を飲ませるのが仕事でした。
子を産める間は、女性として生理的にタフなときです。

そうです。女性は子を持つと精神的にもタフになるのです。

毎日の仕事で疲弊しきったパパより、
子どもを産んだママのほうが生物的エネルギー値は高いのです。

若いパパにとって、一番に優先すべきは仕事だと思います。
なんと言っても、生活の糧を保たなくてはなりません。

(中略)

なにも難しいことを言っているわけではありません。
要は、自分たちの身の丈に合った、他人のマネではない、
オリジナルな生活と育児をすればいいと思うのです。


《人の家は人の家、ウチはウチ!》

人の家は人の家、ウチはウチなんです。

これは、すべてにおいて言えることで、
たとえば他国の経済をマネても、日本でうまく機能するとは限りません。
文化しかり、習慣しかり、法律しかり。

他国は他国、日本は日本です。

よその家はよその家、わが家はわが家なのです。

夫婦の性格、仕事、収入、家族構成など、どの家も違うのに、
同じ生活や育児ができるわけありません。


《“イクメンブーム”に踊らされるな》

同じように、“イクメン”と言っても、みんなが同じことなどできるわけがないのです。

みんな一斉に、という時代は終わりました。
情報を鵜呑(うの)みにするのは、単なる勉強不足です。

夫婦2人で話し合って、わが家だけのオリジナルな生活スタイル、
オリジナルな育児を目指したらいかがでしょうか。

パパも“イクメン”に興味があるのなら、最初から気張らずに、
ちょっとずつ始めればいいんです。ゴミ出しだって、立派なお手伝いですよ。

一方、ママは、パパに“イクメン”を期待しすぎたらいけません。
期待しすぎるから、期待がはずれたときの失望が大きいのです。

初めからあまり期待せずに、見守る余裕がほしいところです。

また、もしパパが必要以上に“イクメン”に燃えていたら、
バーンアウト(燃え尽き症候群)に気をつけて、
うまく気持ちをコントロールしてあげてください。

要は、夫婦お互いの気持ちの問題です。

“イクメン”なんて言葉がないころから、育児に参加する父親はいました。

いまの“イクメン”の賛美された部分に踊らされないように。

お互いが認め合って、結婚して、子どもまでできたんだから、
“イクメン”で亀裂が走るなんて、さびしいですよ。


私は昔から言い続けていますが、育児ほどクリエイティブな仕事はありません。

ひとりの人間を、赤ちゃんから大人になるまで育てあげるのですから。
なんと崇高で、責任重大な仕事であることか。

ママとパパは、そんなすばらしい体験を共有できるのです。

隣の家など関係のない、わが家オリジナルの育児を築いてくださいね。

自然に、無理せずに、仲よく。

           <感謝合掌 令和2年1月3日 頓首再拝>

人生の基盤(脳、心)は3歳までに決まる - 伝統

2020/01/04 (Sat) 18:44:40


           *「人生の基盤は妊娠中から3歳までに決まる 
            人生でいちばん大切な3歳までの育て方」白川 嘉継・著
            【「はじめに」】(P5~8)より抜粋

 
たとえば、クーラーのきいた部屋で育った子どもは、
体温調節が苦手になることがわかっています。

汗をかくための能動汗腺の数は、
2歳半までにいかに暑さを経験したかによって決まるからです。


同じように、たくさん抱っこされ、心地よさを与えられて育つと、
自身も他者と触れ合い、心地よさを与えることができるようになります。

 
私たちの「心」が育まれる作業も、
脳がつくられる胎児期のごく初期から始まり、
3歳ごろまでにほぼその基盤が出来上がるといえるのです。

           <感謝合掌 令和2年1月4日 頓首再拝>

子供の「心の基地」としてのお母さん、お父さん - 伝統

2020/01/10 (Fri) 20:45:30


ともに子育て 『~ 子どもの心の基地は、お母さん~」

      *Web より

お母さんやお父さんとの間に情緒的な結びつきができているかどうかは、
生後六ヶ月から九ヶ月の間に「人見知り」が現れるかどうかによって判断できます。

「人見知り」とは、見慣れぬ人に恐れを感じ、見慣れているお母さんに
しがみつく状態で、それはお母さんを信頼しているからです。

お父さんが赤ちゃんの相手をすることが少ないと、
お父さんに対しても「人見知り」することも。

「人見知り」が六ヶ月を過ぎてから現れるのは、
目がよく見えるようになるからです。

「人見知り」が現れたならば、
母子間の情緒的な結びつきが出来はじめていると判断することが出来ます。


子どもがお母さんに情緒的な結びつきを強めようとしてるこの時期には、
何かにつけてお母さんの膝に乗ろうとしたり、だっこやおんぶをしてほしい
と求めます。

疲れたとき、眠くなったとき、おなかがすいた時、
からだの具合の悪い時などには、必ずスキンシップを求めてきます。

また夜中にはお母さんのふとんの中にも入ってきます。
お母さんに添い寝してもらうことによって、安らかに眠ります。

なぜならお母さん・お父さんにからだでの甘えを受け入れてもらえると
情緒が安定するからです。

それによって母子間の情緒関係がしっかりと出来上がり、
子どもの心にはお母さんの暖かいイメージが刻み込まれて、
それが子どもの心の基地になります。


http://www.ryu-corporation.co.jp/pf_img/16_12.pdf#search='%E3%80%8C%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%9F%BA%E5%9C%B0%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%81%8A%E3%81%8B%E3%81%82%E3%81%95%E3%82%93'

・・・

家族の幸せと愛の起点はお父さんにあった

        *Web:心理カウンセラー鈴木雅幸の公式サイト より抜粋

例えば、お子さんのいるご家族で考えてみます。

子育てそのものは母親が主体となって行うことが多いものですが、
父親の役割は大きいのです。

お父さんがお母さんを真に愛すると、お母さんの心は満たされます。

お父さんに安定感があり、お母さんとの関係にも安定感があれば、
お母さんの心も安定していきます。

そして、その満たされた、安定感のある心で
お母さんは子供に深い愛情を注げるのです。

お母さんの安定感を実感すると、
子どもは家族でいる時間を「安心」して過ごせます。

医師であり児童心理学者の平井信義氏は「こころの基地はお母さん」
というタイトルの著書を世に残しています。

お母さんが子どものこころの基地になるのは、
お母さんの心が安定していて満たされている方が、より強固な基地になり得ます。

お父さんが安定した人で、お父さんとの関係も安定していることは、
この強固な基地を築くのに重要です。

逆にお父さんがお母さんを愛せない人だと、
お母さんは満たされないイライラした気持ちになります。

安定感が得られず、常に不安定な状態でお子さんと接しなければならなくなります。

そうなると、子どもも安心して過ごせなくなり、生育にも影響が出てきます。

心理的な成長環境としては、問題があります。

そのイライラした気持ちが子供に多大な悪影響を与えてしまうからです。

ですからお父さんの役割、お父さんが子育てに与える影響を考えると、
お父さんがしっかりしていれば、家族の幸せは保証されているといえます。

 (https://counselinglife.com/i-phone/?page_id=17964

           <感謝合掌 令和2年1月10日 頓首再拝>

赤ちゃん教育のすすめ - 伝統

2020/01/13 (Mon) 19:46:02


         *Web:江川産婦人科 資料より

(1)生まれてすぐからお母さんの顔や声がわかります

   生まれたばかりの赤ちゃんでも、お母さんの顔がわかります。
   何枚かの写真を見せると、お母さんの顔の写真を見ます。

   赤ちゃんのベッドの両方から声をかけると、お母さんの方を向きます。

(2)歌や本が覚えられます

   歌を繰り返し聞かせてあげるとその歌を覚え、
   その曲が流れると嬉しそうにします。

   繰り返し本を読んであげるとその本を覚え、
   読み聞かせの時に、その本になると喜びます。

(3)言葉を覚える天才です

   生まれて半年間ほどは、r とl の違いなどが聞き分けられます。
   1~2 年間語りかけをしてもらうと、徐々に話すことが出来るようになります。
   (繰り返し聞いた言葉は、その法則を見つけることができる能力があります。)


赤ちゃん教育ってどんなことをするの?

(1)常に赤ちゃんのことを思って、できるだけ関わって、相手をしてあげる。

   赤ちゃんは、お母さんに相手をしてもらうのを、心待ちにしています。

   「赤ちゃんにかかりきりになってあげることが、
    赤ちゃんへの最高のプレゼント」と言われています。

   あやしてあげる、語りかけてあげる、歌を歌ってあげる、
   本の読み聞かせをしあげる・・・・などをして、
   出来る限り赤ちゃんに関わってあげるようにしましょう。

(2)赤ちゃんが泣いたらすぐに要求にこたえてあげる。

    赤ちゃんは、「おなかがすいた」「おしめが濡れて気持ちが悪い」
   「淋しいので 相手をしてほしい」など、
   何か要求があるたびに、泣いてお母さんを呼びます。

   泣いて訴えても、相手してもらないと無力感を感じて、
   無気力な子に育つ恐れが あります。

   赤ちゃんが泣いたら出来るだけすぐに要求に応えてあげるようにしましょう。

(3)語りかけをしてあげる。

   赤ちゃんは、お母さんに語りかけてもらうのがとても嬉しいのです。
   語りかけをいっぱいしてもらった子は、愛されていることが実感できて、
   生き生きと意欲的な円満な性格の子に育ちます。

   また言葉の発達が早くなり、親子のコミュニケーションが早くからできるので
   情緒の安定した、言語能力の高い子になります。

(4)具体的な例

  ①あいさつをする。

   「おはよう よく眠れた?」

   「今日も一日楽しく過ごそうね」

  ②お世話をしてあげながら話す

   「おいしいおっぱい飲もうね」

   「おしめが濡れたね。おしめ替えようね」

  ③赤ちゃんの見ているものの説明をしてあげる。

   「これは、たいこ たたくとポンポン音がするよ」

   「これはお母さんの目、これは鼻よ」

   「あっ 時計が鳴ったね あれは時計って言うのよ」

  ④実況中継のアナウンサーのように目にするものを説明してあげる。

   「きれいな花が咲いているね」

   「これは、りんごって言うのよ」

   「甘くて、とてもおいしいよ」

   「あ、電車が走っているね。」

  ⑤音楽を聞かせる。

   音楽を聞くことで、楽しい時間を過ごすことができ、
   高い音感と音楽センスが育ちます。

   童謡を聞くことで、語彙が豊富になり言葉の発達の早い子になります。
   また歌を覚えることで、記憶力の高い子になります。

   クラシック音楽
    穏やかで優しい名曲をくりかえし、聞かせてあげましょう。

   童謡
    お母さんが歌ってあげましょう。
    CDを聞かせてあげましょう.。

    歌の絵本やうたカードを見ながら歌ってあげましょう。

  ⑥本を読んであげる

   0歳の赤ちゃんも、本を読んであげるとちゃんと聞いています。
   赤ちゃんの頃から本の読み聞かせをしてもらった子は、本が大好きになります。
   本を見ながら、絵の説明などをしてあげると語りかけもしやすくなります。

           <感謝合掌 令和2年1月13日 頓首再拝>

乳児へのワクチン接種 - 伝統

2020/01/14 (Tue) 19:36:36


        *Web:赤ちゃんの予防接種スケジュール

0歳の予防接種

(1)4種混合ワクチン 3回

(2)ヒブ       3回

(3)小児用肺炎球菌  3回

(4)ロタウイルス   3回

(5)B型肝炎     3回

(6)BCG      1回

   (https://www.wakuchin.net/schedule/baby.html )

             ・・・

《各ワクチンの概要とその信憑性》

      *「子どもと親のためのワクチン読本」母里啓子(もり・ひろこ)医師。著より


(1)四種混合ワクチン:定期接種

   4種類(ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ)もの不活化ワクチンが
   混ざっていますが、本当に必要なのは破傷風のワクチンくらい。

(2)ヒブ:定期接種

   どこにでもいる常在菌で、ワクチンで防ぐものではない。

(3)肺炎球菌:定期接種

   接種後の乳幼児の死亡例が相次いでいて、打たない方がいいワクチン。

(4)ロタウイルス:任意接種

   小まめにケアできれば危険な病気ではない。
   しかもワクチンを打ってもかかることが多い。

(5)B型肝炎:任意接種

   赤ちゃんの家族がキャリアでなければ、打つ必要のないワクチン。

(6) BCG(結核ワクチン):定期接種

   接種期間を過ぎてしまったら、打たなくても大丈夫なワクチン。


母里医師が本当に必要な予防接種は「はしか」と「破傷風」「風疹」だ
と述べていらっしゃいます。

ワクチンは、体にいいものではなく、不自然な形で病気の種を入れるので(注射)、
必要最低限にすべきもの…とあります。

(次回以降は、少し深堀りをし、ワクチン接種の弊害について、
 紹介していく予定です)

           <感謝合掌 令和2年1月14日 頓首再拝>

定期接種とは - 伝統

2020/01/16 (Thu) 21:58:13

定期接種は受けなくてはいけないもの? 強制ですか?

      *「子どもと親のためのワクチン読本」
          母里啓子(もり・ひろこ)医師。著より(P34~37)より

(1)定期接種は、受ける権利のあるもの。
   受けなければならないものではありません。

  ①接種する期間が定められ、期間中は公費で受けられる予防接種です。

  ②子どもの予防接種(定期予防接種)は、以前は
   必ず受けなければなりませんでした(予防接種法による義務・強制接種)が、
   1994年(平成6年)の予防接種法改正により、
   現在は接種するよう努めましょう(努力義務)となっています。

   必ず受けなければならないものではありません。

  ③予防接種を打っていないと、定期健診で怒られることがあるかも知れません。
   けれども、本来は他人に怒られるような筋合いのものではないのです。

  ④定期接種を受ける、受けないは、それぞれの家庭で判断すべきこと。
   大切な医療行為の選択権なのです。

 
(2)接種期間

  ①定期接種で定められている期間は、
   必ずその期間に接種しなければならないものはありません。

   焦らずのんびりと、赤ちゃんの体調のよい時を選ぶようにしましょう。

  ②BCGは、定期の期間を過ぎてしまったら、
   打つ必要はありません。

   BCGは、乳児が結核に感染して重症化した場合、
   結核性髄膜炎や粟粒結核という危険な状態になることを防ぐワクチンで、
   成長後の肺結核を防ぐ効果は認められていません。

   月齢6か月以上になれば、結核性髄膜炎や粟粒結核を起こす
   赤ちゃんはほとんど出ないので、ワクチンの必要がないからです。

  ③ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンは、
   0歳児に多い細菌性髄膜炎を防ぐためのものです。

   ヒブも肺炎球菌も特別な病原菌ではなく、
   健康な人も持っている常在菌です。

   わざわざワクチンを何度も打たなくても、1歳をすぎれば、
   自然に抗体を作ることができます。

   これらのワクチンも、0歳を無事に過ごせたら、もう必要ないでしょう。


   報道されていませんが、今でもヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン接種で
   同時接種後に亡くなる赤ちゃんがいます。  (P39)

           <感謝合掌 令和2年1月16日 頓首再拝>

同時接種の安全性を考える - 伝統

2020/01/17 (Fri) 21:29:49


      *「子どもと親のためのワクチン読本」
          母里啓子(もり・ひろこ)医師・著より(P58~59)より

(1)同時接種とは、一度に2種類以上のワクチンを、同日に、別の腕や、
   同じ腕の2.5センチ以上離れた場所に、2回以上打つことを言います。

(2)同時接種では、一度にいくつものウイルスや菌にさらされます。
   赤ちゃんの免疫システムは、自然ではありえない状況下におかれるのです。

(3)厚労省では、同時接種をすすめていません。
   厚労省のHPでは、「医師が特に必要とする場合に行なう」
   と書かれています。

   それなのに、今では、医師が特に必要とする場合ではなく、
   あたりまえのようにおこなわれています。

(4)同時接種は、世界中でやっているから安全ですと言い、
   何の検証もされていません。

   同時接種が行われるようになってから、同時接種後に容態が急変し、
   突然死として理由がわからず亡くなる赤ちゃんが増えています。

   ワクチンの関連が疑われますが、何種類ものワクチンを同時に
   打っているため、何の副作用かわかりにくく、
   ほとんどがワクチンとの因果関係不明とされたままです。

(5)同時接種は、過密スケジュールをこなすために、
   安全だという証拠や保証もなしにすすめられていること。

   「一度ですむから赤ちゃんのため」と言われていますが、
   本当に赤ちゃんのことを考えたら、とてもできることではありません。

           <感謝合掌 令和2年1月17日 頓首再拝>

ワクチンの副作用は「0」ではない - 伝統

2020/01/18 (Sat) 22:31:54


      *「子どもと親のためのワクチン読本」
          母里啓子(もり・ひろこ)医師・著より(P44~45)より

(1)ワクチンの接種の前には、同意書の署名を得てから接種する
   ことが義務付けられています。

   ワクチン接種は、副作用やミスが起こり得る医療行為だということです。

   万が一のことがあるかもしれない、それでも我が子に予防接種を
   選択しました、という確認のための同意書への署名なのです。

(2)ワクチンを打っても、多くの人にとっては問題はありません。
   けれど、10万人に1人は重篤な副作用が出てしまうという
   ものでもあるのです。

(3)安全性に万全を期してはいても、体の中に遺伝子のかけらを
   入れる、というワクチン接種では、ごくまれにですが、
   予測不能のことが起こります。

   たとえ10万人に1人でも、あなたのお子さんにぶつかるかも
   しれない、ということなのです。

(4)副作用をゼロのものにしよう、もっといいワクチンを、と
   努力をしてきていますが、どう改良しても副作用は残ってしまう。

   どんなに努力しても、ゼロにはできないものなのです。

   大勢の人に打てば、必ず何人かの人に副作用は出ます。
   だから、ワクチン接種はどうしても必要なものだけに
   すべきなのです。

           <感謝合掌 令和2年1月18日 頓首再拝>

ワクチンはなぜ、絶対安全ではないのか? - 伝統

2020/01/19 (Sun) 18:09:40


      *「子どもと親のためのワクチン読本」
          母里啓子(もり・ひろこ)医師・著より(P46~47)より

(1)ワクチンは安全を考えて作られたものですが、
   100%安全とは言い切れません。

   ワクチン接種は、体に異物を入れるという行為です。

   体内にウイルスや細菌などの遺伝子のかけらを入れることは、
   とてもこわいことなのです。

(2)この地球で35憶年の昔に、生命が生まれ、今の人間の体に進化
   してきました。これは本当に奇跡の連続のようなものです。

   (中略)

   この長い時間をかけてできあがってきた人体に、
   ワクチン接種で遺伝子物質を入れることで、なんらかの狂いが
   出てしまう可能性を否定することはできません。

   通常、人体にとっての異物は、さまざまなバリアーではじかれます。
   ところが、ほとんどのワクチン接種では、病源体を注射で強引に
   体内に入れてしまうので、拒否することができません。

(3)体内に異物を入れるということは、とてもこわいことなのです。
   決して安易に考えてはなりません。

           <感謝合掌 令和2年1月19日 頓首再拝>

ワクチンの同時接種を避ける - 伝統

2020/01/22 (Wed) 19:29:20


      *「子どもと親のためのワクチン読本」
          母里啓子(もり・ひろこ)医師・著より(P56~57)より

赤ちゃんは生まれたすぐは、お母さんにもらった抗体で守られています。

その抗体がなくなるころから、少しずつ少しずつ、さまざまな菌やウイルスに
さらされ、自分で抗体を作っていくのです。

感染して病気になる時もあれば、感染して抗体だけを作る時もあります。

子どもはそうやって、一歩一歩、丈夫になっていくのです。

決して一度にいくともの病気にさらされることはありません。

それなのに、ワクチン接種では、生まれてすぐにいきなりたくさんの
病気のウイルス、菌にさらされてしまう。

そんなに一度に体に入れていいの? と心配になります。


同時接種はやめましょう。

そこまでして打たなければならないようなワクチンはありません。

           <感謝合掌 令和2年1月22日 頓首再拝>

アジュバント - 伝統

2020/01/23 (Thu) 22:00:19

      *「子どもと親のためのワクチン読本」
          母里啓子(もり・ひろこ)医師・著より(P54~55)より

(1)人間の体というものは、異物を排除するという自然のしくみを持っています。

(2)ところが、それでは抗体を作るというワクチンの目的を達成できません。

   そこで、できるだけ長く体内に死んだ病源体(不活化ワクチン)を
   とどめるために、人体にとっての異物である、アルミニウムや油などの
   不溶性の物質に信だ病原体をくっつけ、ワクチン液として体内にとどめさせ、
   そこに免疫細胞が寄ってくるようにするのです。

   アルミニウムや油などの不溶性の異物がアジュバントです。
   これらはしこりとして残り、体はいつまでも排除できません。

   そうこうしているうちに、
   ようやく病原体の抗体ができあがるのです。

   けれどもこれは、異物は追い出すという人体の自然現象を妨げる行為です。
   そのために、時として自分自身を攻撃するような、異常な免疫反応が
   起きるのです。

(3)近年、どんどん新しいアジュバントの開発が進んでいます。
   日本でも、子宮頚がんワクチン、B型肝炎ワクチンなど、
   強力なアジュバントが添加された海外メーカーのワクチンが
   使われるようになっています。

   同時に、今まで見られなかったような複雑な副作用が出てきています。
   アジュバントの影響が疑われます。

(4)まだ体の免疫システムも確立していない赤ちゃんに、
   アジュバントを含むワクチンを何本も打つことは、
   大きなリスクをともなうことと言えるでしょう。

           <感謝合掌 令和2年1月23日 頓首再拝>

打っていいワクチン、打たなくてもいいワクチン - 伝統

2020/01/25 (Sat) 22:30:46


      *「子どもと親のためのワクチン読本」
          母里啓子(もり・ひろこ)医師・著より(P64~69)より

(1)水ぼうそうは、健康な子どもがかかっても危険のない感染症ですが、
   白血病など、免疫系の病気の子どもにとっては命にかかわる病気になります。

   免疫系の疾患をかかえた子どもたちにとっては、水痘ワクチンは必要であり、
   有効なワクチンといえるのです。

(2)感染すると数日高熱が続くはしかは、お母さんに看護する覚悟がなければ
   ワクチンを打たずにいるという選択はできないでしょう。

   はしかは、死なない病気になったとはいえ、たしかに重い病気です。

   かかってしまったらどうしよう、と心配なら、
   元気な時に打っておけばいいでしょう。

(3)破傷風は、効果のあるワクチンだし、致死率も高く、万が一、
   自然感染しても自分では抗体を作れませんから、
   打つ意味があるワクチンです。

(4)風しんは、流行がなくなって子どものうちに自然感染する機会がなくなってしまった
   今では、心配な女性は妊娠する前に打っておきましょう、とおすすめします。

(5)四種混合ワクチンに入っているシフテリアやポリオは、必要性は高くありません。
   けれど破傷風が入っているし、百日せきは、月齢の低い乳児がかかると
   たいへんだし、近年がかかって人にうつしているので、
   ワクチンで予防したほうがいいとお考えの医師もおります。

(6)MRワクチン~麻しん(はしか)、風しんを予防するワクチンです。

(7)日本脳炎ワクチンは、作られた当初(流行)は意味がありました。

   ただ、副作用が多く、何度改良を重ねても、副作用を減らすことが
   できなかったワクチンんまのです。

   一方、もう現在では日本脳炎で亡くなる人はほとんどいません。
   発症する人でさえ年内数人、いるかいないかです。

   それなのに、接種後の副作用が出る人があとを絶ちません。
   日本脳炎ワクチンは、今では必要のないワクチンです。

           <感謝合掌 令和2年1月25日 頓首再拝>

予防接種に行く前に ― 知っておきたいワクチンのこと ― ~その1 - 伝統

2020/01/27 (Mon) 01:21:05


         *Web:「オルタ広場」  より


母里 啓子
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子どもの予防接種の種類は増え、
「母子手帳の予防接種の記録はスタンプラリー!?」と言われるほどだ。

このような状況に「科学は進歩し、医学も目覚ましく進歩しているのに
ワクチンを取り巻く世の中の情勢はどんどん悪くなっています」と、
母里啓子さんは警鐘をならす。

予防接種のワクチンとはどういうものなのかを知り、
子どもの健康を守るための考え方を整理したい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

<プロフィール>
母里 啓子 Hiroko MORI

医学博士、元・国立公衆衛生院(現・国立保険医療科学院)疫学部感染症室長。
伝染病研究所(現・東京大学医科学研究所)でウイルス学を修め、
愛知県がんセンター研究所に勤務。在職中に留学。

帰国後、東京都がん検診センター検査課長、横浜市衛生研究所細菌課長。
B型肝炎母子感染予防事業を立ち上げた後、国立公衆衛生院 疫学部感染症室長、
横浜市の保健所長を歴任。著書多数。




◆◆ 予防接種は「誰のため」なのか

1961年にインターンを終え、大学院生として
伝染病研究所(現・東京大学医科学研究所)に入った私は、
すぐにワクチン問題に遭遇しました。

戦後の予防接種の歴史は、副作用という大きな問題を抱えながらスタートしていたのです。

1954年から接種の勧奨が開始された日本脳炎ワクチンには、
不純物であるマウスの脳物質が混入していて、その副作用で目が見えなくなったり、
半身不随になる急性散在性脳脊髄炎(ADEM)(注1)等を発症する人が多く出ていました。

私は伝染病研究所の研究員として日本脳炎のウイルスの純粋な抗体を作るため、
その不純物を取り除く研究に携わりました。
様々な試みを行い、1963年には不純物の少ないきれいなワクチンができあがりました。

しかし、このワクチンが使われ始めたのは1965年でした。
国は不純物の残る汚いワクチンの在庫が1年分もあったので、
切り替えは完成後の次の年からとしたのです。

予防接種行政は副作用の発症防止より在庫処分を優先した先例です。
 
当時私ができたことは、周囲の人に
「日本脳炎ワクチンを接種するなら、きれいなワクチンが出てくる来年からにしなさい」
ということくらいでした。

日本中でどれほどの人が副作用で苦しむことになったのかを思うと、忸怩たる思いです。
あの時の悔しさは忘れません。

子どもたちを感染症から守るための予防接種について問題提起した
「予防接種は誰のため」という原稿を30年以上前に書いて以来、
予防接種を打つ前に知っておきたいことなどの情報を発信してきました。

また、予防接種の知識や情報を専門家だけなく、
みんなで共有する「ワクチントーク全国」の活動にも取り組んできました。
 
しかしながら、ワクチン接種を取り巻く近年の社会状況は、
「ワクチンで病気を防ごう」(VPD(注2))というかけ声の中で
種類・回数が増えていく傾向にあります。

「予防接種は誰のため」なのかが本当に伝えきれていない状況に、
今も悔しさを感じている、その思いが私の原点になっています。

(注1)感染後やワクチン接種後に、脳や脊髄などの中枢神経の全体を急性に侵す、
    まれな炎症性の神経疾患。麻痺やけいれん、失調や知覚障害などの中枢神経症状が生ずる。

(注2)VPDは、Vaccine(ワクチン)Preventable(防げる)Disease(病気)の略で、
    文字通りワクチンを接種することによって防げる病気のこと。
    「ワクチンで防げる病気は防ぐべき」という推進派の標語となっている。

           <感謝合掌 令和2年1月26日 頓首再拝>

予防接種に行く前に ― 知っておきたいワクチンのこと ― ~その2 - 伝統

2020/01/27 (Mon) 22:51:19


         *Web:「オルタ広場」  より


◆◆ ワクチンとは何か

● ワクチンは薬ではない
 
人がかかる病気の中には「一度かかれば二度とかからない」という現象があり、
一度感染したウイルスや細菌等に対しては抵抗力がつくことが知られていました。

ワクチンは、イギリスの医学者であるエドワード・ジェンナーが
人体を使って実験的に種痘を行い、天然痘にかからないことを発見したことが始まりです。

人の体は病原体が入ってくると、対抗する細胞が取り囲んで、
その病原体に対する免疫抗体を作ります。

抗体があれば、次に同じ病原体が入ってきても、闘って病気にならないようにできます。
ワクチンは、そのメカニズムを利用して、病気にかかる前に病原体を弱めたり殺したものを
意図的に体の中に入れ、免疫抗体を作ろうというものです。

ですから、ワクチンそのものは薬ではありませんし、
ワクチンそれ自体が病気を防いでくれるわけでもありません。

多くの人が薬、健康食品、サプリメントなどを摂取して、
少しでも健康になろうとする健康志向が強い時代です。

しかし、ワクチンはウイルスや細菌などを元に作られている、
言わば「病気の種」ですから、ワクチンで健康にはなりませんし、
そもそも体に良いものではありません。


● 不自然な形で病気の種を体に入れる
 
自然に病気にかかる場合、病原体は口や喉、鼻、皮膚の粘膜など、
様々なバリヤーを通って体の中に侵入していきます。

花粉が鼻に入ってくると、くしゃみをして出そうとしますし、
腐ったものを食べた時は吐き出すこともできます。
人の体は、異物が入ってくると排除しようとする働きをします。

しかし、ワクチン接種では病原体を注射器で強引に体の中に入れてしまいます。
とても不自然な形で病気の種が体内に入ってきますが、体は拒否することができません。
体にわざと異物を入れ、病気と闘うということは本来リスクの大きいことです。

           <感謝合掌 令和2年1月27日 頓首再拝>

予防接種に行く前に ― 知っておきたいワクチンのこと ― ~その3 - 伝統

2020/01/28 (Tue) 22:39:03


◆◆ ワクチンを打っても、病気にはかかる

● 高い免疫状態を保つと言われる「生ワクチン」
 
ワクチンには病原体を弱らせて作る「生ワクチン」と、
病原体を殺して作る「不活化ワクチン」があります(注3)。
 
生ワクチンは体内に入った後にウイルスや菌が増殖し、
病気にかかったのと似た状態になり、病原体に対する免疫抗体が作られ、
ワクチンの効果が発揮されます。

麻疹(はしか)、風疹、BCGなどが生ワクチンです。

麻疹の生ワクチンは、ワクチンの中でもしっかり免疫抗体を作ることができ、
高い免疫状態を保つと考えられてきました。
作られた抗体は、再び病原体と出会うことで増加します。

ところが麻疹ワクチンが徹底されたおかげで、麻疹が流行しなくなり、
ワクチン接種で作られた免疫抗体が使われないで消えてしまうことになりました。

そのため、抗体が減らないように、
今の定期接種では麻疹・風疹(MR)ワクチンを2回接種することになっています。
 
また、麻疹ワクチンを接種しても、個々人のその日の体調や、
ウイルスを排除しやすい体質のために免疫抗体が作られない人が10%くらいいるのです。
中には「2回打ったのに、かかってしまった」という人もいます。
 
ワクチンは打てば安心というものではありません。
効果も不確実なものなので
す。

(注3)最近は遺伝子組み換えワクチンが出てきているが、不活化ワクチンの一種。


● 「不活化ワクチン」の効果は長持ちしない
 
不活化ワクチンの病原体は、体内で増殖しません。
異物が入ってきたことに反応した免疫細胞がごくわずかな免疫抗体を作るだけなので、
何度か打たなくてはなりません。

それでも、効果は持続しません。
インフルエンザワクチンを毎年打たなくてはならないと勧められるのはこのせいでもあります。
インフルエンザに毎年かかる人はめったにいませんが、
毎年ワクチンを打ち続けると生涯で何十本も打つことになります。
その方が問題だと思います。

 
四種混合ワクチン(注4)の中の破傷風は、
空気に触れないところで破傷風菌が体に入った場合に発症する病気です。
自然感染では免疫抗体が作られないので、ワクチンの効果が期待できます。

不活化ワクチンですから、生後3カ月から3回接種し、
1歳でワクチン接種を追加、11歳ではジフテリアと破傷風のみ
追加のワクチン接種が必要になります。

こうして作った免疫抗体も、大人になるころには減ってしまっています。
しかし、ワクチンの免疫が切れてしまってもあわてることはありません。

破傷風は怖い病気ですが、発症するまでに数日かかりますので、
大きなケガをした時は外科で破傷風の追加のワクチンを打てば良いのです。

また、獣医など破傷風の危険にさらされる職業の人は
定期的にワクチン接種をしています。

四種のうちのジフテリアとポリオは今の日本では患者が出ていない病気です。
百日咳は1歳前後の乳幼児がかかるとひどくなるので入っていますが、
大きくなれば免疫抗体が消えてしまっても問題はありません。

(注4)ジフテリア、百日咳、破傷風、不活化ポリオの混合ワクチン。

           <感謝合掌 令和2年1月28日 頓首再拝>

予防接種に行く前に ― 知っておきたいワクチンのこと ― ~その4 - 伝統

2020/01/30 (Thu) 01:12:14


         *Web:「オルタ広場」  より

◆◆ ワクチン接種のリスク

● アジュバンド(免疫増強剤)の副作用
前述したように不活化ワクチンは強い免疫抗体を作りにくいので、
接種回数が多く、効果も持続しません。

そこで、効果を高めるためにアジュバンドという添加物が
使われているものがたくさんあります。

人間の体には異物を排除するメカニズムがあり、水溶性の死んだ病原体を入れても、
免疫抗体ができる前に排出してしまいます。

そこで、体の中に病原体を長く留め免疫細胞が寄ってくるように、
アルミニウムや油など不溶性の物質=アジュバンドに死んだ病原体をくっつけるのです。
異物を排除する自然な行為を邪魔するのですから、副作用が多くなります。

日本では、ワクチンにアジュバンドを使わないようにしていましたが、
2009年に新型インフルエンザワクチンを輸入してから、
アジュバンド入りの不活化ワクチンがたくさん輸入されています。


● 副作用のないワクチンはない
 
ワクチンを作るには、病原体を培養するための生物の細胞が必要です。
薬機法では「生物由来製品」「劇薬」に指定されています。

インフルエンザワクチンのウイルスは鶏卵で培養しています。

日本脳炎のワクチンは、以前はマウスの脳を使って作り、
精製をしても不純物が残り、副作用の多いワクチンでした。

生き物の組織を体内に強制的に入れるのですから、毒性を回復したり、
活性化する場合もあり、人体で何が起こるかはわかりません。

どんなに研究・開発を続けても、
生物由来のワクチンから副作用の恐れを取り除くことは不可能です。

           <感謝合掌 令和2年1月29日 頓首再拝>

予防接種に行く前に ― 知っておきたいワクチンのこと ― ~その5 - 伝統

2020/01/30 (Thu) 23:43:40


         *Web:「オルタ広場」  より

◆◆ ワクチンの普及で乳幼児死亡率が低下した?

● 予防接種開始以前から乳幼児死亡率は激減
 
終戦後の日本は焼野原で食料もありませんでした。
そのような状況で、1947年には1万4,000人の子どもが麻疹(はしか)で死んでいます。
怖い病気ですからワクチンの開発も望まれました。

その後、1950年代半ばには、麻疹による死者は1,000人を切り、
ワクチンが開発されたのはその後です。

1978年、ワクチンが定期接種化される前には麻疹による死者は100人以下になりました。
 
麻疹に特効薬はありません。
高い熱が数日続きますから、子どもの体力を奪い、衰弱すると
肺炎などの合併症を起こし、死亡していたのです。

子どもたちが麻疹で死ななくなったのは、栄養事情が良くなり、
衛生状況が改善し、医療にかかれる環境になったことによるものです。
麻疹のウイルスを退治したわけではありません。
 
麻疹だけでなく、コレラ、赤痢など、かつては子どもの命を奪っていた感染症は、
抗生物質など効果の高い医薬品の普及もあり、怖い病気ではなくなりました。


● 自然感染による免疫は強力
 
確かに麻疹ワクチンは効果が高いので、医療機関や行政から接種を勧められます。
39℃以上の熱が続く麻疹は子どもにとってはつらいですが、
決して怖い病気でも、死ぬ病気でもありません。
 
自然に麻疹にかかって作られた免疫抗体はきわめて強力で、
めったなことでは2回かかることはありません。

さらに母親になった時に赤ちゃんに渡せるほど、強固な免疫になっているのです。

それに比べて、麻疹ワクチンの効果は確実でもなく、長続きもしません。
今の子育て世代は、麻疹の流行にさらされていない、
ワクチンで免疫を得ている言わば「ワクチン世代」です。

自然感染に比べて強固な免疫がついていない母親から移行される抗体では、
乳幼児を守れなくなっていると言えます。

ワクチン接種とは、「どのように子どもを育てたいかを判断すること」だと私自身は考えています。

ワクチン接種をしなくて、子どもが麻疹にかかった時、
親は子どもの病気を受け止めて一緒に心配し、仕事を休んで、おいしい食事を作り、
子どもの看病ができるかどうか、ということをいったん考えてみるのも大事なことではないでしょうか。

自分のためだけに親がいてくれるということは、子どもにとって最高の経験です。
親にとっても子どもと向き合う貴重な時間です。

もっとゆったりと構えて、安心して子育てができる社会であってほしいものです。
親が病気の子どものために仕事も休めないような状況の方が問題ですし、
ワクチンに疑問をもったり、躊躇する態度を見せる親を育児放棄のように言うのは
いかがなものでしょう。

           <感謝合掌 令和2年1月30日 頓首再拝>

予防接種に行く前に ― 知っておきたいワクチンのこと ― ~その6 - 伝統

2020/02/01 (Sat) 01:30:54


         *Web:「オルタ広場」  より


◆◆ 予防接種で気をつけること

● 続く予防接種の被害
 
この20年間で予防接種の種類が増えました。
これからも増えていくと考えられます。

その背景には少子化と子どもの感染症の減少があります。
人口の少ない子どもたちがあまり重い病気にかからなくなった今、
小児科医の仕事が治療よりも予防接種で子どもを診るということに
なってきているのです。

私は微生物学を専攻し、免疫学も専門的に学び、ワクチンを作る側にもいましたから、
ワクチンの本質もちゃんと見抜けていて、はっきり意見が言えます。

多くの医師は膨大な医学教育の中で
「予防接種というのは、病気を予防するために、
毒性を弱めた病原体を体内に入れて、免疫をつけておけばその病気にならない」
という程度にしか学びません。

ワクチンの知識を深くもっているわけではなく、病気にかからない方が良いからと、
ワクチンを勧めているのです。


● 子どもの体のことを第一に考える
 
一度に2種類以上のワクチンを別の腕や同じ腕で約2.5cm離れたところに
2回以上打つことを同時接種と言います。

実際には子どもが同時に二つの病気にかかることはありません。
同時接種は自然には絶対ありえない状況なのです。
 
2011年にヒブワクチンと肺炎球菌ワクチンを含む
同時接種による死亡例が報道されました。
その後も同時接種後の突然死が起きています。

何種類ものワクチンを同時に打っているので、何による副作用かもわかりにくく、
ワクチンとの因果関係は不明となっています。

ワクチン接種のスケジュールが過密になってくると、
同時接種を勧められることがあります。

時間と手間を節約したい医師と親の都合しか考えていない行為です。

子どもの体のことを考えたらできることではありません。

 
何度も言いますが、ワクチンは体にいいものではありません。
熱があったり、鼻水が出ている時は、体調が悪いのですから
ワクチンが体にダメージをあたえるかもしれません。

そういう時は打ってはいけません。
 
もし、接種後に子どもにいつもと違う様子があったら、
それは副作用だと考えてください。

体調を詳しくメモして、症状が長引く時は医療機関で診察を受けます。
副作用はすぐに出るとは限りませんから、1カ月は様子を見ることも必要です。

予防接種の歴史はせいぜい50年で、まだまだわからないことがたくさんあります。
慎重に取り組んでも慎重すぎることはありません。
 
現代の子どもは昔よりずっと健康で、ずっと強いのです。
病気への不安に脅かされて、健康を損なわないようにしてください。
 
最後に一言、私はワクチンを打たずに今も元気です。

           <感謝合掌 令和2年1月31日 頓首再拝>

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