伝統板・第二

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ストレス・コントロール - 夕刻版

2019/04/28 (Sun) 20:18:26

このスレッドでは、ストレスに関する情報を集めてまいります。

          ・・・

仕事の悩み&ストレスの9割が楽になる、超簡単な方法
…日本人は不安になりやすい遺伝子

       *Web:Business Journal (2017年10月12日) より

先日、厚生労働省から発表された平成28年の労働安全衛生調査(実態調査)【註1】によると、

働く人のなかで、強い悩み、不安、ストレスを持つ人は
59.5%(平成27年調査:同55.7%)とのことでした。

その内容は、「仕事の質・量」か゛ 53.8%(同57.5%)と最も多く、
次いで「仕事の失敗、責任の発生等」か゛ 38.5%(同33.2%)、
「対人関係(セクハラ・ハ゜ワハラを含む)」か゛ 30.5%(同 36.4%)でした。


この結果はここ数年のなかでは例年通りであまり変わらないというのが、
産業医としての私の見解です。ま
た、働いている人は、実際に起きている時間の半分以上は働いていることが
ほとんどですから、彼ら彼女らの不安、悩み、ストレス原因は職場にあることは
容易に納得できます。

ですから、大切なのはこの職場の不安、ストレス、悩みを
どのように解決・解消できるのかということだと思います。

 
調査ではさらに、強い悩み、不安、ストレスを持つ人たちに
「相談できる人はいますか?」と聞いています。
「いる」と答えたのは91.1%(同84.6%)で、 「いない」と答えたのは8.0%でした。

「ストレスを相談できる人がいる」とした91.1%の労働者のうち、
実際にそのようなときに相談した人の割合は 85.0%(同 78.1%) でした。

一方、彼ら彼女らのうちそのようなときに
「相談したことはない」と答えたのは9.6%でした。


●9.6%もの人が、他人に相談できない

結果の見方を少し変えてみると、悩み、不安、ストレスがあっても
相談できる人がいないと答えた人は8.0%おり、
相談相手はいると答えたものの実際はストレスがあるときに相談しなかった人は
全体の8.7%(=91.1%× 9.6%)いたと計算できます。

つまり、100人社員がいると約9人は、仕事上の不安やストレス、悩みがあっても
誰にも相談していないということが推測されます。

実際に不安、ストレス、悩みを相談した相手は、
「家族・友人」か゛ 81.3%(同 77.7%)と最も多く、
次いで「上司・同僚」か゛ 71.3%(同73.2%)でした。

仕事のことは、会社の人には相談しづらくプライベートな関係(家族や友人)でこそ
相談しやすいという人と、仕事のことだからこそプライベートでは相談せずに
職場の人(上司や同僚)に相談したいという2つの考えがあることが見受けられます。


そして「ストレスを実際に相談した」と答えた労働者のうち、
相談することでストレスが「解消された」労働者の割合は 31.7%(同 31.1%)、
「解消されなかったが、気が楽になった」は 60.3%(同59.2%)でした。

つまり、強い不安、悩み、ストレスがあるとき、人に相談することにより、
実に9割以上の人が解消するか、もしくは解消しなくても、
気が楽になったと答えているのです。

しかもこの相談相手が、医師やカウンセラーではなく、
家族や友人、上司や同僚であることは特筆すべきことかと思います。


●日本人は不安になりやすい?

まとめますと、働く人で不安、ストレス、悩みを持つ人は約半数ほどいて、
この人たちは身近な人に相談すれば9割は楽になるのに、
実際に100人の社員がいると9人ほどは相談すらできていないことが、
今回の調査からは推測されます。
 
 
日本人は欧米人に比べて「不安」を感じやすいことが、遺伝子学的にも判明しています。
2009年に発表された遺伝子調査の結果では、東アジア人はヨーロッパ人よりも、
「不安」を感じやすい遺伝子を多く持つことがわかっています。
なかでも、一番高いのが日本で、その次に、韓国、中国、シンガポールと続きます。

欧米人は不安を感じやすい遺伝子タイプの人は東アジア人の半分ほどで、
もっとも少ないのが南アフリカだそうです。
また、不安を感じにくい遺伝子型の人は日本人では3%ほどしかいないようです【註2】。

こう考えると、働く人の不安、悩み、ストレスは感じることは自然なことですし、
原因が職場にあってもそれは特別なことではありません。

しかし、日本の会社では、ストレスやメンタルヘルスの話は、
いまだにタブーであったり、恥ずかしいと思われたりしがちです。

そして多くの働く人は、精神的なストレスを感じていることを、
個々人の弱みと認識しがちで、またそのことを隠す傾向にあります。

不安やストレスや悩みがあっても、他人に相談していない社員たちに、
どのように対処していくか? 

会社や人事担当者にとっては、そのあたりが、今後の課題になるのではないか
と感じた調査結果でした。

(文=武神健之/医師、一般社団法人日本ストレスチェック協会代表理事)

※引用元
【註1】平成28年労働安全衛生調査(実態調査)」の概況
17大産業に属し常用労働者を10人以上雇用する民営事業所のうちから
無作為に抽出した約14,000事業所並びに当該事業所に雇用される
常用労働者及び受け入れた派遣労働者のうちから無作為に抽出した
約 18,000人を調査客体とし、それぞれ9,564事業所及び10,109人から
有効回答を得ました。【厚生労働省】

【註2】日本人は高度不安民族?!

  (https://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_379481/?p=1 )

・・・

<参考:日本人は不安を感じやすい?>

人間には不安遺伝子(セロトニントランスポーター遺伝子)があると言われています。
不安遺伝子とは、神経伝達物質であるセロトニンの伝達に関係する遺伝情報が
書き込まれた遺伝子で、S型とL型があり、組み合わせはSS型、SL型、LL型となります。

S型がセロトニン分泌(不安)に関係すると言われており、
SS型が非常に不安を感じやすくLL型が不安を感じにくい遺伝子という事になります。


2009年に発表されたジャーナルでは、29カ国50,135人の遺伝子調査の結果。

東アジア人はS型遺伝子を持っている割合が70~80%と高く、
ヨーロッパの40~45%と比べると倍近い数値になっています。

S型遺伝子保有者の割合が一番高いのが日本で80.25%、
2番目が韓国で79.45%、以下、中国75.2%、シンガポール71.24%、
台湾70.57%となっています。

アメリカ44.53%、英国43.98%、ドイツ43.03%、スペイン46.75%となっており、
欧米人と比べるとアジア人が圧倒的に不安を感じやすい人種であることがわかります。

最も低いのが南アフリカの27.79%で、
アフリカ人は比較的不安を感じない人が多いようです。

ちなみに、不安を感じにくいLL型の人は、日本人では3%ほどしかいないようです。

http://www.paci-nenkin.com/hituyo/662/  より抜粋転写)

(同様のWebとして、https://rocketnews24.com/2011/10/25/145124/ )

              ・・・

<参考:日本人は高度不安民族(2015年11月26日 News_Editor コミュニケーション)>

日本人は強く不安を感じる民族になってしまったのでしょうか?

ここからは小太り産業医の独自の見解です。
人類の発症はミトコンドリア遺伝子からアフリカの女性であることがわかっています。
人類はアフリカを出発し、そしてヨーロッパ、中央アジアを通り抜け極東に到達しました。

その間に、猛獣に襲われたり、寒く危険な山脈を越えたりなど
様々なリスクを通り越して極東に至りました。
これらのリスクが極東アジア人の不安遺伝子を増幅させる結果となったのかもしれません。

様々研究から、もともと日本人は不安に感じるように
遺伝子にプログラムされているのかもしれません。
それは日常にもよく表れています。

例①:がん保険

欧米ではほとんど売れていません。
某国の保険会社のほとんどの売り上げが日本で荒稼ぎした分だといわれています。


例②:集団行動

一人での行動、突出することに不安を感じ、
集団で行動することを比較的に日本人は好みますよね。

この性質を表現している言葉にビートたけしが言った
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」があります。
集団行動すれば、不安も消え去るということです。


日本人が不安を強く感じてしまうのは仕方がありません。
大事なことは不安とどうやって付き合うかです。


・・・ 

<関連Web>

光明掲示板・第一「ストレスを消す 」
 → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=41

       <感謝合掌 平成31年4月28日 頓首再拝>

ストレスから逃れる最良の方法 - 伝統

2019/04/29 (Mon) 21:31:38


          *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018-09-25) より

   (医学博士、石原結實氏の心に響く言葉より…)

   日常生活の中で、誰もが使う「ストレス」という言葉をつくり、
   その概念を打ち立てたのは、カナダのハンス・セリエ博士だ。

   「心身に負担が加わると、交感神経や副腎が刺激されて、
   アドレナリンやコルチゾールなどのホルモンが分泌され、血圧や血糖値が上昇する。
   これは体が力を出し、外敵や心身への負担と戦おうとする防衛反応であるが、
   長く続くと病気が発生してくる」

   これが、「セリエのストレス学説」である。


   このストレスから逃れる最良の方法が「感謝の気持ち」をもつことだ。

   セリエ博士は自らガンを患ったが、西洋医学の治療を拒否し、
   「自分はストレスの多い生涯を送ったから、
   ストレスをとることで何とかガンを克服したい」と種々の方法を試みた。


   最後に「西洋人には希薄だけど、東洋人独特の“感謝の気持ち”をもつことが
   心を安寧にし、ストレスをとるのに一番大切」と悟り、

   毎日、周囲の人たち、自然、神、自分の置かれている環境などに
   「感謝の気持ち」をもって生活したところ、見事にガンを克服できたという。


   東京帝国大学医学部出身の塩谷信男医師は、2002年に100歳になられたとき、
   「100歳だからこそ、伝えたいこと」を上梓(じょうし)された。


   その中で「100年生きて言えることは、
   いつも明るく、前向きに、愚痴をこぼさず感謝の気持ちをもって
   “こうなるんだ”と断定的に思い込むと、100%実現する」と述べておられる。


   私たちは、1人で生きていけるものではなく、
   自然や周囲の人々の助けの中で生きている、というか生かされている。

   よって、自然(太陽、月、空気、水など)や神(造物主)への感謝、
   父母や先祖への感謝、教え、導いてくださった先生や師匠への感謝、
   何とか助けてくれ心の支えになっている兄弟姉妹をはじめ、周りの人々への感謝。


   そして、周囲の植物や生命がないと思われている物体などにも
   感謝の念をもつことは、心の安寧をもたらし、副交感神経がよく働いて、
   ストレスがとれ、白血球の力も増し、病気の予防や改善に役立つことが
   科学的にも証明されている。

   「病気」に罹(かか)った場合、「病気」は私たちのそれまでの生活習慣の誤りを
   指摘しているのだからと、むしろ「病気」に感謝して、
   これまでの生活習慣を反省すれば、免疫力が増して、病気は治りやすくなる。


   同様に、自分にふりかかってきた「悪い(ように見える)こと」も
   むしろ「ありがたい」と思うとよいだろう。

   「悪いこと」の後は、耐えて努力をしていれば「良いこと」が起こるものだし、
   「悪いこと」が起こったとき、謙虚に反省すると、これまで自分の至らなかった点も
   おのずと見えてくるものだ。


   ともかく、自暴自棄にならず「人事を尽くして天命をまつ」の心境で
   たゆまぬ努力をしていれば、必ず事態は好転し、
   「起こることはすべてよし」「苦あれば楽あり」という結果になるものである。

            <『死んだらどうなる』ビジネス社 >

              ・・・

ある雑誌のアンケートによると、
日本人の約8割が「日頃ストレスがたまっている」と言っているそうだ。

そのストレスの原因となるものの大半は人間関係だ。

人間関係の問題は、「仕事」「家族」「友人や仲間」「近所や学校や属している組織」
等々さまざまなところで、軋轢(あつれき)や摩擦(まさつ)、不協和音が生じ、
それがストレスとなる。


五日市剛氏の素敵な言葉がある。

『いつも、心から「幸せだなぁ」と感じられる人には、ある共通項があります。

なんだと思いますか。

それは、「たくさん感謝している」ということです。

幸せなことがあるから、感謝しているのではありません。

感謝しているから、「幸せだなぁ」と感じられるんですね』


「ありがとうの習慣がある人は、そうでない人とくらべて
ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が23%少ない」という調査の結果がある。


「ありがとう」の習慣を身につけたい。


・・・

<参考:「100歳だからこそ、伝えたいこと」塩谷信男・著   

伝統板・第二「長寿、超元気の秘訣」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6569854 >

       <感謝合掌 平成31年4月29日 頓首再拝>

ストレス学説 ~ 心でつくる世界 - 伝統

2019/04/30 (Tue) 19:09:42


       *Web:「HOUZOU(法蔵)」(2009/7/18)より


近代的な生理学の分野で心と体の関係を理論づけた人としては、
ハンス・セリエ博士(Hans_Seiye、1907~1982年)の『ストレス学説』が有名だ。 

内分泌学者のセリエ博士は当時、カナダ・ケベック州のモントリオール大学で
実験医学外科研究の所長をしてたが、1956年に出版した『現代社会とストレス』
(The_Stress_of_life)という本の中で、その理論を展開している。

しかし、ストレスという言葉は、セリエ博士の発明ではなく、
物理学の分野から借用であり、生物学や生理学の領域では、ハーバード大学の生理学教授だった
ウォルター・キャノン(Walter_B.Cannon)博士がすでに1930年代に使用している。 

物理学におけるストレスという言葉は、『圧迫』とか『圧力』という語学に相当する。 
例えば、ある金属片の一端を固定し、別の一端に圧力を加えると、その金属片の内部には
圧力による変化が起こると共に、その圧力に対抗する反発力が生じる。 

従って、金属片は一時的に撓(たわ)むことがあっても、その圧力が除かれると元の状態に戻り、
内部の反発力もゼロになる。 

このような場合、圧力をかける原因になったものを
『ストレッサー(ストレスの原因/ストレス刺激)』と呼び、かかった圧力が『ストレス』であり、
金属片の内部に生じた変化が『ストレイン(歪み/緊張)』である。 

かけられた圧力が比較的小さかったり、圧力のかかった時間が比較的短かければ、
金属片はその圧力を持ちこたえることができるから、たとえ一時的に変化したとしても、
それ自体の反発力によって、やがて元の形状にもどるだろう。 

しかし、圧力が強くかったり、長時間かかり続けたりすると、金属片は曲がったままになるか、
あるいは折れてしまうこともある。 

キャノン博士は、このような物理的な力に比べられる関係が、
生物と環境との間にも存在すると考えた。 

キャノン博士はまた、生物が生命を維持していくためには、
その内部で一定の範囲内で比較的安定した生理機能が働いている必要があると考え、
この状態に『ホメオスタシス(homeostasis恒常性維持力)』という名前をつけた。 

生物は外界からの刺激が加わっても、ある程度までは、この内的安定状態を保つ能力と
メカニズムを持っている。 

例えば、塩からいものを沢山食べて、体内に塩分が多く入った場合の反応について、
聖マリアンナ医科大学の星恵子博士は次のように説明している。 

私たちは一般に、塩からいものを食べると、喉が渇いて水分が欲しくなりますが、
これもホメオターシスの一例です。食塩を取りすぎると、血液中にナトリウムが増えます。 
すると血液中の塩分濃度を薄めて一定の濃度を保つために、私たちの体は水分を欲します。 

水が飲みたくなるのは、このためですが、されに組織の中にある水分も、
血液中の塩分濃度を薄めようとして、血液中に移行していきます。

この状態が続けば、血液中にはナトリウムも水分も増えてしまいそうですが、
腎臓が正常に働いていれば、余分なナトリウムも水分も尿となって排出され、
ホメオスターシスは保たれるわけです。 

しかし、このような外界からの刺激があるレベルを超えた場合には、
内的安定を維持する機構が崩れて、『破壊的緊』(breaking_strain)』に至ると
キャノン博士は考えた。 

つまり、塩分を過多に摂取し続けていると、体内の恒常性が崩れて高圧力、
腎不全などの病気に至ることになる。 

セリエ博士は、このホメオスタシスの考え方に基づき、外からの刺激には様々な種類があっても、
生体内で起こる恒常性維持のための反応__つまり、ストレスに対する体の反応は基本的には
共通した生体にとっての適応現象と考え、
これに『全身適応症候群(general_adaptation_syndrome,G.A.S)』という名前をつけた。

『症候群』とは、症状が1つだけ現れるのではなく、複数の症状が並行的に現れるもの。 
この場合には、下垂体・副腎系の反応を中心に

①副腎皮質ホルモンの産生増加
②胸腺とリンパ腺の萎縮
③胃や腸内潰瘍などが現れる。 

この症候群は、時間的に見ると、

①警告反応期(alarm_reaction_phase)
②抵抗期 (resistance_reaction_phase)
③疲憊期(ひはいき)(exhaustion_phase)の三期に分けて現れる、とセリエ博士は提唱した。 

つまり、当初の刺激に対して生体が警告反応を示し、その後、刺激に対する抵抗力が増して、
暫く安定的に刺激に対応出来る時間が来る。 

しかし、刺激が長く続いたり強まったりすると、生体は疲弊(ひへい)して弱ってしまう。 
このような症状は全ての病気に共通しており、人間ばかりでなく動物一般にも共通していると
博士は考えた。 

このようなセリエ博士の考え方は、発表されると大きな論争を巻き起こした。
というのは、それまでの医学の考え方と根本的に違う点がいくつか含まれていたからである。 

その一つは、博士の考え方の中では、
『心』と『体』は不可分で一体のものとして捉えられている点である。 

つまり博士によると、精神的ストレスも、寒冷や外傷などの肉体的ストレスと同じように
全身適応症候群を引き起こす原因となり、従って、ストレスが大きかったり、長期に及ぶ場合は、
潰瘍などの肉体的病変を引き起こすと考えられた。 

博士の考え方の第2の特徴は、当時の医学が数多くある病気の原因をそれぞれの病気に
特殊的なものと考えたのに反し、全ての病気は共通の”漠然とした不快感”から始まり、
その時、肉体的には全身適応症候群が必ず起こっているとした点だ。 

この2点をまとめると、仕事上の不満や夫婦喧嘩などの精神的なトラブルも、
熱にさらされたり激しい運動をするなどの肉体的な刺激も、体の中ではいったんは
『全身適応症候群』という共通の状態に置き換えられ、

その後、消化性潰瘍や神経症、あるいは心臓病などの病気に発展すると
セリエ博士は考えたのである。 

このような考え方には、しかし物理的から導入された機械論的な部分が残っており、
『心』という柔軟な適応自在なものをもった生体の反応を必ずしも正確に反応していると言えない。

そこで、カリフォルニア大学のリチャード・ラザラス博士(Richard_Lazarus)と
スーザン・フォークマン博士(Susan_Folkman)は、ストレスについて、
次のような定義を試みている。 

即ち、心理的ストレスとは、『人とその環境との関係について、本人がそれを負担に感じ、
あるいは自分の能力を越えているために自分の幸福を脅かすと評価したもの』である。 

従って、このようなストレスに対応するためには、本人の能力を超えると思われる内的
あるいは外的な要求(demand)に対して、『ものの見方や行動の仕方を絶えず変える』こと
によって対処していく可能性が生まれる。 

つまり、心の持ち方や行動を変えることによって、
ストレスをストレスと感じない対処の仕方が生まれ、

そこから”心による病気の予防”あるいはさらに1歩進んで
”心による治療”の道が開かれて来るのである。 

また、精神的か肉体的かを問わず、あらゆるストレスが『全身適応症候群』という共通の状態を
引き起こすという考え方に対しては、その後、様々な実験や研究が行われた結果、
セリエ博士の説に反対する例も多く観察されている。 

例えば、1994年に発表されたネズミを使った実験では、
ストレスの原因として、体を縛って動けなくしたり、寒冷にさらされたり、出血させたり、
ホルマリンを注射して痛みを与えたり、インシュリン注射で血糖値を下げたりして、
いずれの場合にも体内で一様の反応が現われるかどうかを調べられた。 

しかし、ネズミの体内で生じる様々なホルモンや神経伝達物質の出方には、
ストレスの原因に応じた変化が観察され、一様な反応は示されなかった。 

従って、セリエ博士の『肉体は各種のストレスに対応して一様の症候群として反応する』との
考え方は、もはや無条件で採用することは出来ない。 

しかし、『ストレスの原因が精神的なものであっても、ある程度を超えてそれにさらされる場合、
肉体の病気が現われる』という博士の基本的考え方は、依然として正しいものと認められている。

         (http://blogs.yahoo.co.jp/syuuchisaikakunokori/3752052.html

       <感謝合掌 平成31年4月30日 頓首再拝>

日本人は不安になりやすい? - 伝統

2019/05/04 (Sat) 19:02:39


       *Web:Business Journal (2017.10.12)より抜粋

日本人は欧米人に比べて「不安」を感じやすいことが、遺伝子学的にも判明しています。

2009年に発表された遺伝子調査の結果では、
東アジア人はヨーロッパ人よりも、
「不安」を感じやすい遺伝子を多く持つことがわかっています。

なかでも、一番高いのが日本で、その次に、韓国、中国、シンガポールと続きます。

欧米人は不安を感じやすい遺伝子タイプの人は東アジア人の半分ほどで、
もっとも少ないのが南アフリカだそうです。

また、不安を感じにくい遺伝子型の人は日本人では3%ほどしかいないようです



  (https://biz-journal.jp/2017/10/post_20901_2.html )

              ・・・

日本人は高度不安民族?!

       *Web:Business Journal (2015年11月26日)より抜粋

・セロトニン

読者の中には知ってる方も多いと思いますが、
うつ病と深くかかわる神経伝達物質の一つに”セロトニン”があります。

セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつであり、
感情や行動を左右する他の神経伝達物質であるドーパミン(快楽、喜びなど)、
ノルアドレナリン(恐怖、怒り、驚き)などをコントロールして
精神安定を図る作用があります。

さらに生体リズムや睡眠・体温調節などにも関与しており、
不足することでうつ病などの精神疾患を発症しやすくなると言われています。

ちょっと、難しい話になってしまいました。
でも、もう少しお付き合いください。

じゃあ、セロトニンを調節しているモノは?


・セロトニントランスポーター遺伝子

セロトニンの量を調節しているのが、セロトニントランスポーターというタンパクで、
神経細胞から出たセロトニンを再び細胞内に取り込む役割を担っています。

そしてセロトニントランスポーターというタンパクの機能を決めているのが、
セロトニントランスポーター遺伝子なのです。

セロトニントランスポーター遺伝子は2種類あり、
長さで分けられていて、短い(Short)のS型、長い(Long)のL型があります。

S型は多ければ多いほど“内向的で従順”な性格になるといわれ、
セロトニンの再取り込み機能が低く、不安傾向との相関関係があると言われています。

一方でL型遺伝子は逆に自主独立の性向が強く、
社交的で活動的”な性格になると言われています。

我々は、父親と母親から一本づつ遺伝子を受け継ぐため、
この型の組み合わせで対となります。

つまり、人はS型を2本持つSS型、L型を2本持つLL型、
そしてS型とL型を1本ずつ持つSL型に分類されます。

また、SS型の人はSL型、LL型よりも不安を感じやすい傾向にあることが分かっています。


・日本人で多いのは?

SS型、SL型、LL型の比率は人種によって異なり、ある調査の結果として、
L型の平均本数が黒人で1.47本、白人で1.12本であるのに対し、
アジア系の人の平均は0.69本であると記されています。

つまり、黒人や白人の場合は多くの人がL型遺伝子を持つのに対し、
アジア人はL型を持つ人が少なく、SS型が多いことになります。

中でも日本人は、S型を持つ人の割合が高いと言われています。


2009年に発表された調査では、29カ国50,135人の遺伝子調査の結果。
東アジア人はS型遺伝子を持っている割合が70~80%と高く、
ヨーロッパの40~45%と比べると倍近い数値になっています。

S型遺伝子保有者の割合が一番高いのが日本で80.25%、
2番目が韓国で79.45%、以下、中国75.2%、シンガポール71.24%、
台湾70.57%となっています。

アメリカ44.53%、英国43.98%、ドイツ43.03%、スペイン46.75%となっており、
欧米人と比べるとアジア人が圧倒的に不安を感じやすい人種であることがわかります。

最も低いのが南アフリカの27.79%で、
アフリカ人は比較的不安を感じない人が多いようです。

ちなみに、不安を感じにくいLL型の人は、日本人では3%ほどしかいないようです。


・日本人は高度不安民族

なぜ、日本人は強く不安を感じる民族になってしまったのでしょうか?

ここからは小太り産業医の独自の見解です。
人類の発症はミトコンドリア遺伝子からアフリカの女性であることがわかっています。

人類はアフリカを出発し、そしてヨーロッパ、中央アジアを通り抜け極東に到達しました。
その間に、猛獣に襲われたり、寒く危険な山脈を越えたりなど様々な
リスクを通り越して極東に至りました。

これらのリスクが極東アジア人の不安遺伝子を増幅させる結果となったのかもしれません。

様々研究から、もともと日本人は不安に感じるように
遺伝子にプログラムされているのかもしれません。
それは日常にもよく表れています。

例①:がん保険

欧米ではほとんど売れていません。
某国の保険会社のほとんどの売り上げが日本で荒稼ぎした分だといわれています。


例②:集団行動

一人での行動、突出することに不安を感じ、
集団で行動することを比較的に日本人は好みますよね。

この性質を表現している言葉にビートたけしが言った
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」があります。
集団行動すれば、不安も消え去るということです。


日本人が不安を強く感じてしまうのは仕方がありません。
大事なことは不安とどうやって付き合うかです。

  (https://jsca.co.jp/stressnews/2015/11/26/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AF%E9%AB%98%E5%BA%A6%E4%B8%8D%E5%AE%89%E6%B0%91%E6%97%8F%EF%BC%9F%EF%BC%81/

           <感謝合掌 令和元年5月4日 頓首再拝>

「ストレスの感染」と、簡単に手に入る「ストレス抗体」について - 伝統

2019/06/05 (Wed) 17:53:34


        *Web:STUDY HACKER (2018-04-25)より

《他人のストレスは自分の脳に感染する?》

ストレスは人の脳を変化させるといいます。
そして最近、カナダ・カルガリー大学ホチキス脳研究所が行った研究により、
他人から伝わってきたストレスは、あたかも自分が同じストレスを受けたかのように
脳を変化させる可能性があると分かりました。


《ストレスが感染するメカニズム》

ベインズ博士ら研究チームによれば、「ストレスが感染するメカニズム」は、
ニューロンの変化がもたらす化学的シグナルなのだそう。

ストレスを受けて活性化した脳の神経細胞が、
「警報フェロモン」を放つため、そばにいる相手に伝わるということです。



《慢性的なストレスがもたらすこと》

ストレスとは、心や体にかかる外部からの刺激(ストレッサー)に適応しようとして、
ストレス反応が引き起こされている状態を示します。

ストレス反応には、意欲の低下や、イライラに不安、抑うつなど心理的なものから、
頭痛、肩こり、胃痛、腰痛、不眠といった身体的な症状のほか、
飲酒量や喫煙量ほか仕事のミスが増えるなど、行動的なものまであります。

これが慢性化すれば、心や体の病気にもなりかねません。
こんな状況は避けたいものですが、社会にはストレスを抱えている人が大勢いて、
同じように、自分も何かしらストレスを抱える可能性はほぼ100%です。


《笑顔がもたらすこと》

慢性的にストレスにさらされていると、体内にある
「NK細胞(ナチュラルキラー細胞)」という免疫細胞の働きが低下して、
体調を崩しやすくなるそう。

NK細胞は体内をパトロールしては、さまざまな病原体を見つけ撃退してくれる、
頼もしい存在です。


そして、このNK細胞を活性化させるのが「笑顔」なのです。

先述したとおり、笑顔の模倣だけで私たちの脳は楽しいと感じてしまいます。
おまけに、その笑顔を見た人は、その表情を読み取ろうとして笑顔を模倣するので、
一緒に楽しくなるというわけ。

池谷裕二氏も著書に記していますが、中国禅宗の歴史書『五灯会元』には
「怒れる拳笑面に当たらず」という言葉があります。

怒りには、笑顔で対処するのが一番効果的だということ。

ストレスも同じです。

それに、笑顔は「楽しいこと」「面白いこと」を見出す能力までも高めてくれるそう。
また、笑顔によって楽しい気持ちになれば、記憶力や集中力を高め、
問題解決を容易にする効果だって生まれます。


《ストレス感染に有効な抗体とは》

つまり……、ストレス感染にもっとも有効な抗体は「笑顔」なのです。

単純で恐縮ですが、これ以上に簡単で効果的な方法はほかにありません。

笑顔の人のそばにいき、自分も笑顔をつくりましょう。

1人のときだって笑顔です!

もしも「いまは笑える気分じゃない……」というのであれば、
割りばしを横にくわえてみてください。自然と口角が上がります。

筆者も気分が下降気味だったり、集中できなかったりするときはこうしてみます。
ドーパミンがじわじわ分泌されているせいか、不思議と快活になり、集中力も回復しますよ。

      ( https://studyhacker.net/columns/stress-egao )

           <感謝合掌 令和元年6月5日 頓首再拝>

涙で”感情のお掃除”を - 伝統

2019/06/14 (Fri) 18:51:52


    *「今日を「いい気持ち」で生きるレッスン」海原純子・著(P126) より

ストレスで落ちこんでいるとき、鏡をのぞいてみてください。
そう、心がめげているときは、顔の表情がなくなっているのです。

「仮面様顔貌」などとちう医学用語がありますが、まさしくそのとおり。
なんだかこわばって、仮面をつくえたような顔になってしまうものなのです。

カウンセリングにいらいらしている方が次第に元気になってくると、
みな一様にとても「きれい」になってきます。
あらこの方、こんなにきれいだったんだわ、とびっくりすることもしばしばです。

その理由は、顔に表情が表われるからなのでしょう。
表情は心の反映であり、それが女性の美しさにつながるとのだと思います。

笑ったり、泣いたり、そうした感情表現は、心を元気にするのに必要です。
感情表現をしないで、いつも感情を抑えてばかりいると、失感情症という状態に陥り、
これが鬱につながるのです。そうなると、顔の表情が失われてしまいます。

最近、笑ったり泣いたりして心を開いていますか。
楽しいことがあれば笑い、悲しいときは思いきり泣いてみてください。

泣いてはいけない、と無理やりそれをがまんする方もいますが、
涙をがまんすることは感情を抑圧することになるのです。
泣くことは「感情のお掃除」だとも言われています。

何しろイギリスではダイアナ妃が亡くなったとき、
精神科を受診する鬱病患者が減少した、とさえいわれているのです。

ふだんポーカーフェースのイギリス国民は、涙を流したことにより、
感情のお掃除をしたということなのでしょう。

さあ、今日はちょっと悲しい映画をみて、思いきり泣いてみましょうか。
それとも。スローバラードのジャズでも聴いて涙を流してみましょうか。

心を開いて感情のお掃除 ―― それは心を癒やすひとときでもあるのです。

           <感謝合掌 令和元年6月14日 頓首再拝>

男脳と女脳の違いから生まれるストレスとその対策 - 伝統

2019/06/16 (Sun) 19:30:57


        *Web:今日も良いことがあるように(2019/04/28/)より

▼先日、姫野友美さんという方の講演会を聴きに行きました。

この人は、テレビのコメンテータとしてよく出演する
医学博士、心療内科のお医者さんです。

著書に、ベストセラー『女はなぜ突然怒り出すのか?』などがあり
男女の脳や意識の違いから生まれるすれ違いやトラブルの原因を
おもしろく解説していらっしゃいます。


▼講演は、男脳と女脳の違いから生まれるストレスと
 その対策という内容でしたが、おもしろかったです。

たとえば、「女はなぜ、喫茶店で2時間もしゃべり続けるのか?」

これは女性の右脳と左脳をつなぐ「脳梁」(のうりょう)が太いため、
情報の連絡がよくなるから。

そのため、女性は言語能力が発達し、
子どもの頃からおしゃべりが得意となります。

それに女性にとって、おしゃべりはそれ自体が快感で、
ストレス発散の有効な手段です。

女性は自分の話を聞いてほしい。共感してほしいという欲求をもっています。


▼ただし、男の方は、女性の長話をおちおち聞いていられません。

「で、結論は?」「その理由は?」

「だから、何が問題なんだ?」

「それなら、こうすれば解決するじゃないか」

と「結論」「理由」を求め、「解決」を出そうとします。


女性の方は、解決策を求めているわけではなく、
ただ話を聴いてほしいだけだったりするのです。


ですから旦那さんが、

「で、何が言いたいんだ。お前の話は長いし要領がつかめん」。


そう言おうものなら、

「もう!全然、話を聞いてないのね!私を馬鹿にしているの」

と奥さんは怒り出します。

しかし、その怒りは男性には突然のようですが、
女性としては当然の反応と言えるでしょう。


▼姫野さんのクリニックでは、患者さんひとりに対して、
 15分間は話を聴いてあげるのだそうです。

 「ふむ、ふむ」「そうなのー」

 「へー」「なるほど」

 「すごいわね」「で、それから?」

 話を聴いてもらうと、患者さんは一応、安心できるとのこと。

 
▼家庭でも、15分間の話を聴いてあげたり聴いてもったりする関係が
 忙しすぎる現在人のストレス解消に有効だそうです。

 「15分で50年間、もちますよ」(笑)とのこと。

 ま、それは冗談でしょうが、
 特に女性のストレス解消のためには効果はあると思います。


 家庭でお母さんの気持ちが穏やかですと、
 家庭内に平安が生まれ、子どもにも良い影響があります。

 15分が無理なら、まずは5分でもいいかもしれません。

 相手の話を愛情をもって聴いてあげるのです。

 夫婦、親子間のちょっとした気配りと思いやりで、
 家庭の平和は保たれるのです。

     人の話をうなずきながら聴こう。

身近な平和のために・・・ (^.^)

【出典】姫野友美著『女はなぜ突然怒り出すのか?』(角川書店)

   (https://lucky.t-nakai.work/2019/04/28/custom-57/ )

           <感謝合掌 令和元年6月16日 頓首再拝>

ストレスを吹っ飛ばす方法(斎藤茂太) - 伝統

2019/06/18 (Tue) 21:18:38


        *Web:今日も良いことがあるように(2019/01/27)より


ストレスを抱えている現代人って多いですね。

ストレスを抱えている生活って嫌ですね。

どうしたらいいのでしょうか?

一体どうしたらいいのでしょうか?

どうすればストレスを克服できるのでしょうか。

どうしたらストレスがなくなるのでしょうか。

そんなことを真剣に考えていたらストレスが溜まりそうですね。(笑)

では、精神科医、斎藤茂太先生(モタ先生)にお聞きしましょう。

モタ先生は、歌人、斎藤茂吉の長男。
弟に、作家北杜夫氏がいます。

ご自身も、作家で精神科医でした。

モタ先生は、精神科医として、
たくさんのストレスを抱えている患者さんと付き合ってきました。

そして、長年の経験から、効果抜群の方法を発見されました!!

その方法を、万人に公開されています。

では、精神科医、斎藤茂太先生が、
万人に薦める、ストレスを吹っ飛ばす効果抜群の方法。


それは、この言葉です。

   【 「ストレスで、ストレスを吹っ飛ばそう!」 】


もう一度、言いますよ。

   【 「STRESS」で、ストレスを吹っ飛ばそう! 】


そう言われても、初めて聞いた人は、よくわかりませんよね。

わからないと、ストレスが溜まりますから、
モタ先生に代わって解説させていただきます。


「STRESS」とは、

(1)SーSPORTS(スポーツ)

(2)TーTRAVEL(旅行)

(3)R-RECREATION(気晴らし)

(4)EーEAT(食事)

(5)SーSLEEP(睡眠)

(6)SーSMILE(笑い) 
   または SHOPING(買い物)のこと。


つまり、ストレスが溜まっているときは、
このうちの好きなことをすればよいのだそうです。

うん、なんだか、楽しめそうですね。

皆さんはどれがしたいですか?

温泉に行く?

いいですね。

私はとりあえず「笑う」ことかな。(笑)

それから静かな場所で祈る(黙想する)こと。

気晴らしになるし、心も頭もリフレッシュできます。


   【 「STRESS」で、ストレスを吹っ飛ばそう! 】


出典:斎藤茂太著『モタさんの運がよくなる38のコツ』(PHP研究所)

    ( https://lucky.t-nakai.work/2019/01/27/custom-9/ )

           <感謝合掌 令和元年6月18日 頓首再拝>

自分の気持ちを客観的に表現してみる - 伝統

2019/06/22 (Sat) 20:46:52


        *「ゆるす力」植西聡・著(P66~67) より


自分の心に嫉妬や怒りといったネガティブな感情がわき上がってきたら、
その気持ちを客観的に表現してみることをおすすめします。

例えば、誰かに嫉妬したときは、

「あの人はずるい!」と言うのではなく、
「私は今、あの人のことをずるいと思っている。あの人に嫉妬しているんだ」

と言ってみます。

例えば、誰かをバカにしたくなったときは、

「あの人、バカだよね」と言うのではなく、
「私は今、あの人のことをバカみたいと思いたがっている」

と言ってみます。

そんな単純なことで・・・と思うかもしれませんが、
これだけで、自分の気持ちに飲み込まれることなく、
冷静な気持ちを取り戻せるようになるでしょう。

コツは、そんあ感情でも「私は」と、主語をつけて言語にすることです。


以前、ある女性から、「近頃、イライラしてどうしようもないんです」
と相談を受けたことがあります。

そのとき私は、「『イライラしてはいけない』と思ったり、
『ああ、イライラする!』と口に出して言ったりする代わりに、

『私は今、この人にすごくイライラしているなあ』と
言ってみるといいですよ」とアドバイスをしました。

その彼女から、のちに聞いた報告では、「ああ、イライラする!」と言っていたときは、
イライラした気分が膨らむ一方だったのに、

「私は今、イライラしているなあ」と主語をつけて言うようになったら、
「まあ、そんなにイライラしないで・・・」という
もうひとつの感情が自然とわいてくるようになったそうです。

思わず自分の感情にのみ込まれそうになったときは、
一歩引いて自分の状態を客観的に表現することにより、冷静さを取り戻せるのです。

それ以来、彼女は以前よりずっと早く、冷静な気持ちを取り戻せるようになり、
人間関係のトラブルやストレスが減ったということでした。

     ・・・・

  ちょっと練習問題をやってみましょう。

例題① 「私を騙したあの人を許せない」

    →「私は今、あの人を許せないと思っているんだなあ」


例題② 「私を馬鹿にした部下に腹が立つ」

    →「私は今、あの部下に腹が立つと思っているんだなあ」


例題③ 「私にダメだしばかりする上司が許せない!」

    →「私は今、ダメだしばかりする上司が許せないと思っているんだなあ」


例題④ 「酷い暴言を吐いたあの人が憎たらしい!」

    →「私は今、酷い暴言を吐いたあの人が憎たらしいと思っているんだなあ」


例題⑤ 「恋人を奪ったあの人を許せない!」

    →「私は今、恋人を奪ったあの人を許せないと思っているんだなあ」


もし、あなたに何か許せない気持ちがわき上がってきたならば、
試しに「私は今○○と感じているのだなあ」と口に出してみてください。
紙に書き出してみるともっといいかも知れません。

著者がおっしゃるとおり、一歩引いて自分を眺めること、客観的にみることは、
感情にのみこまれて、怒りの感情で、心を一杯にすることを防ぐ効果があります。

感情の発生は、「事実」→「自分なりの事実の受け止め方」→「自分の感情」
といった流れからくるものですが、その事実を作った相手を許せないと思うことより、
「自分の幸せのため」には、自分の感情を冷静に穏やかにコントロールすることによって、
心の平穏を取り戻すことの方がいいのです。

その技術として、自分の感情を「私は今○○と怒っているんだなあ」と
客観的に表現することによって、怒りの感情にのみこまれ、
怒りの感情に囚われてしまうことを防ぐことができるでしょう。

嫌な出来事から、瞬間的に嫌な感情がわき上がって来てしまうものですが、
「私は今・・・」と表現をする練習をすることによって、
感情のコントロールが出来るようになり、心の平穏を保ちやすくなりそうです。

           <感謝合掌 令和元年6月22日 頓首再拝>

イラッとした感情に悩まされない3つの原則 - 伝統

2019/07/01 (Mon) 22:37:25


        *Web:今日も良いことがあるように(2019/06/26)より

イラッとするのは、だれにでもあるものです。

すぐに収まればいいのですが、長く怒りが続けば、ストレスが溜まり、
人間関係は悪くなり、健康にもよろしくありません。

気持ちが穏やかなら人間関係も良くなり、仕事にも好影響です。

そこで、この記事では、日常に起こり得る「イラッ」のケースに対応できる
3つの原則についてお話しします。


《どんなことにイラッとするのでしょうか?》

”すてきなアラフォーは「イラッと上手」”という取材記事が載りました。

『Marisol(マリソル)』という女性ファッション誌にです。

ストレス社会という昨今、
「アラフォー」と言われる方(30代後半から40代の女性)は、
どれくらいの頻度でイラッとするのでしょうか?

同誌編集部が、ウェブ会員300名にアンケートをとったところ、
一日に一度以上イラッとする人が7割くらいでした。

なるほど・・・。

では、どんなことにイラッとするのでしょうか?

アンケートの結果では・・・

   1位 店の接客や電話対応が失礼!

   2位 夫や義父母……。身内の言動に怒!

   3位 公共の場でのマナーが悪い!

   4位 会社の後輩の態度が悪い!

   5位 子供がわがまま!

   6位 友人が時間にルーズ

と、まとめてありました。

なるほど、なるほど・・・。

では、では、そんな「イラッ」としたケースで、
アラフォーの方々はどのように対処法されているのでしょうか?

そのアンケート結果もありました。

一番多かったのは、「感情をぐっと抑えてやりすごす」45.8%。

おお、そうですか。

これでは、ストレスが溜まってしまいますね。


ともかく、この現代には「イラッ」とすることが多く、それは避けられない。

そこで、私の取材では、「イラッと上手」になるために
前記1から6位の中の(読者から寄せられた)12のケースに、
それぞれどう具体的に対応すればよいかということを教えてほしいということでした。


女性はやはりこのような細部を大切にされるのでしょうから、
1つずつ時間をかけて、がんばって丁寧に答えましたよ。

ただ、読者の個々のケース(悩み)に答えるのは、この場合必要で大切ですが、
自分自身の場合は、原則をもって、すべてのケースに当てはめています。


《原則をもって対応する》

原則を知っていれば応用が利くのです。

私が人様の個々のケース(悩み)にお答えできるのは、
自分の中に基準となる考え方・行動の原則があるからだと思います。

取材でも、まずその原則を3つ、お話しして、紙面にも紹介していただきました。

この【ブログ】では、様々な「イラッ」のケースに対応できる原則について
もう少し詳しくお話ししようと思います。


原則1 相手をすぐに変えようとしない

もちろん人間は変わるのですが、期待通りには、なかなか簡単には変わってくれません。

特にこちらが怒っているときには・・・。

イラッとさせる相手を変えようとすると、すごいエネルギーと時間が必要です。

あなたが正しいことを言っても、相手も感情的になり、
多くの場合、期待通り受けとめてもらえないどころか、反感を買うこともあります。

であれば、変わらない相手に、ますますイライラが募るでしょう。

売り言葉に買い言葉で、口論になることも・・・


それよりも自分の気持ちをコントロールするほうが(比較的に)簡単ですし、
これから先も応用がききます。

相手に言いたいことがあれば、怒りが収まってから穏やかに伝えたほうが、
聞き入れてもらえることのほうが多いです。



原則2 相手や状況を理解するように努める

「イラッ」が起こった時は、自分の人間性を成長させるチャンスです。

相手への理解を深めるチャンスでもあります。

理解は、思いやりや愛から生まれるものです。

   どうして、そんなことをしてしまうのか。

   どうして、いつもこうなのか。


相手の立場を考えたり、相手の事情を考えたりすれば、
相手のことがもっと理解できます。

家族がいま心配な病気、その看病疲れで、
遅刻してきたりととか仕事でミスをしてしまったりとか・・・

そういう相手の事情が分かれば
「イラッ」とした気持ちがだんだん消えていくものです。

相手と話してみると、意外にその人も自分の欠点に気がついていて、
直そうと思っているけれど、なかなかうまくいかないということがわかったりします。

前より相手のことが理解できると、
自分の「イラッ」はだんだんおさまってくるものです。



原則3 謙虚に自分自身を省みる

イラッとしたら、自分にも同じようなことはないか、
または別のことでも人をイラッとさせるようなことをしてきたのではないか、
と考えるよい機会です。

たいてい誰にでもあります。

ただ、気づいていなかったり、忘れたりしてしまうのです。

自分がある面で未熟だったとき、仕事に不慣れだったとき、
ものすごく忙しかったとき、疲れたりしていたとき、
心配事で頭がいっぱいだったりしたとき・・・など、
まわりの人をイラッつかせるようなことがあったはずです。

また、自分で欠点に気づきながら、自分をなかなか改めることができない、
そういうこともあるのではないでしょう。

「自分もそういえば・・・そんなことがあったなあ」と気づく。

さらに、欠点や失敗を繰り返してきた自分もこれまで許されてきたんだと気づくと、
人にも少しやさしい気持ちになるものです。

まわりの人への感謝の気持も生まれるでしょう。

であれば、イライラは消えていきます。

こんなふうに、日頃から、できるだけ謙虚かつ感謝の気持ちで
生活するように心がければ、イライラに悩まされることは少なくなると思います。

・・・・・・・・・・・・

【出典】2014年12月号『Marisol(マリソル)』(集英社)

   ( https://lucky.t-nakai.work/2019/06/26/anger-7/ )


           <感謝合掌 令和元年7月1日 頓首再拝>

ユーモアで心身健康に 一歩引いてストレス克服 - 伝統

2019/07/11 (Thu) 19:27:27


       *Web:日本経済新聞(2019/7/11)より抜粋
            ~今日も走ろう(鏑木毅)

欧米では国民性の違いによるものかもしれないけれど、
日本に比べユーモアにあふれた人に出会うことが多い。

電車やバスがなかなか来ないといったときでも、
それに慣れているせいもあるのだろう、
誰彼ともなく笑みを浮かべ機知に富んだ、
時には自虐的なユーモアあふれる一言を発するシーンに出くわすと聞く。

これによりぎすぎすした険悪な雰囲気がほぐれる。
どうにもならない状況においてストレスをため込まない
ある種の防衛本能なのかもしれない。

(中略)

笑うと免疫力が上がり、病気になりにくいと聞くし、
思えばこれまで出会った憧れの人物はみなさん、
すてきな笑みと機知に富んだ冗談が絶えなかった。

それもあって普段から笑うことを改めて心がけるようにし、
さらにストレスがかかる状況ではあえて笑みを浮かべ、
自分の力ではどうにも変え難いことをあまり真っ正直に考え過ぎず、
むしろ諧謔(かいぎゃく)的にとらえるようにしてみた。

例えば満員電車の中では「きょうは一段と混んでいるなあ」と心の中でつぶやき、
平静を心がけ、できる限り近い未来の楽しみを空想してやりすごす。

渋滞でなかなか車が進まないなら、いらいらせずに考え事をする時間を膨大に得た、
と前向きにとらえる。

他人から厳しい一言を浴びせられたときなど、
長い人生だから互いに思い違いもあるだろうと一歩引いてみる。


日常生活はストレスに満ちあふれている。
すべてにまともに応じていては心がもたない。


橋下徹元大阪府知事は多くのストレスに際して、
宇宙の摂理からみればささいなことだと笑い飛ばし、
乗り越えるすべを持っていたそうだ。


今の日本社会は諧謔的に考えることを忘れてしまったような気がしている。
日常で起きるさまざまな出来事を一歩引いてながめてみて、
自分に不都合なことも含めユーモアを交えて一言発してみる。

そんな心の持ちようで生きてみませんか。
すべてのストレスを避けて通ることはできないにせよ、
心がけ一つでコントロールし、負担を軽くすることは十分可能。

 (https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47170300Q9A710C1KNTP00/?n_cid=NMAIL007

           <感謝合掌 令和元年7月11日 頓首再拝>

怒りの感情はコントロールできる - 伝統

2019/07/14 (Sun) 19:08:57


        *Web:今日も良いことがあるように(2019/06/21)より

誰でも仕事や人間関係がうまくいかなると、辛くなったり、
イライラしたり、怒りがこみあげてくるものですね。

イライラや怒りは、人間関係を悪くし、心身の健康を害し、
仕事や人生にも悪影響を与えるマイナスの感情や行為です。

このマイナス感情を抑えコントロールする習慣をご紹介するのが、本記事の目的です。

今日、あなたが穏やかな気持ちで過ごすことができることを願ってお届けします。


《あなたも怒りの害を抑えられる》

怒りは、誰にでも生じる感情です。
本能的な感情なので、湧き上がってくるのは避けられません。

何か理不尽なことが身にふりかかって、
怒りが湧き上がってくるのは、人間として正常な反応なのです。

ただ、いくら腹が立つからと言って、怒りをストレートに表に出すと、
様々な害があることも周知のとおりです。

人に怒鳴られて、気持ちよい人など、まずいません。

怒鳴った人と怒鳴られた人の関係は、悪くなります。
家族、同僚、友人などとの良い人間関係を壊してしまいます。


そのため怒っている人は、まわりの人から次第に敬遠され、孤独になっていきます。

また、怒りは職場や仕事上の人間関係も破壊して、仕事の成功を妨げます。

また激怒しているときには、最良の考え方や行動をとることはできないので、
困難な状況をさらに悪化させてしまのです。

怒った人も、怒られた人も、自信をなくしたり、
落ち込んだり、ウツ状態になることもあります。

怒りが暴力的な行動やドメスティックバイオレンスや犯罪の原因にもなっています。

このように怒りはその人やまわりの人に様々な害をもたらすのです。

でも、だいじょうぶ。

怒りはコントロールできるのです。

そのコントロールする方法を学び、少しずつ習得していけばいいのです。
それは、今日からあなたにもできます。


《怒りをコントロールしようと決心する》

怒りをコントロールしようと決心する。
まず、そこから始まります。

怒りという感情は、人の感情の中でも激しいものです。

瞬間的に湧きあがり、一気に増幅して、
自分ではなかなかコントロールできなくなってしまいます。

暴言や暴力となり、大変なことになってしまいます。

では、怒りを我慢し、外に出さなければいいのかというとそうでもありません。


心の中で怒りが持続すると、心身の健康に悪影響を及ぼします。

心は怒りが鬱積すると、ストレスがたまり、ウツ状態になることがあります。


笑うことは、心身の健康に良いのですが、怒りは逆です。


怒ることによって体は強いストレスを受け続け、
胃潰瘍や高血圧、心臓疾患、不眠、ガンなどの病気につながります。
つまり、寿命を縮めることになるのです。

怒りのため大変な事態に陥った人や長く怒りが続いている人の中には、
「自分は怒りがコントロールできない」「性格だから」などと、
あきらめている人がいるではないでしょうか。

怒りは、決してコントロールできないものではありません。
また性格だからとあきらめるべきものでもありません。

また、自分の怒りの原因は
「相手のせい」「相手が悪い」としか考えられない人もいます。
確かに、怒りが生まれるのは、その出来事や相手に原因があります。

でも、怒りの感情を大きくし、持続してしまうのは
自分にも原因があることを知らねばなりません。

考え方と行動を変えれば、怒りはコントロールできるのです。


《前向き、肯定的、感謝の心になる習慣づけ》

自分の心のなかにある怒りやイライラから解放され、
穏やかな心でハッピーに過ごし、人を愛し、人に愛される日々を送りたい
と考えている方は多いことでしょう。

私もそうです。
この記事を読んでくださっているあなたもそうだと考えています。

では、どうすれば私たちは幸せになっていくことができるでしょうか。

私がいつも講演会でお話しすることがあります。

「人が幸せになる3つの心」です。

それは、私自身がモットーとしていることです。

(1)前向きな心

(2)肯定的な心

(3)感謝の心

です。

でも、いま怒っている人に、
「このような心の状態になりましょう」と言っても、
すぐには変えられるわけではありません。

でも、目指すのです。

そして、これまでのよくない習慣をやめて、新しい習慣に変えるのです。

習慣を変えると言っても、大げさなことではありません。

前向き、肯定的、感謝の心を表す言葉を発し、行動を少しだけ変えるのです。

すると、前向き、肯定的、感謝の心がだんだん自分の心のくせになってきます。

難しいことではありません。カンタンで今日からすぐにできることもあります。

ただし、一回で効果のあるものもありますが、
習慣となるには、何度も同じようなことを繰り返す必要があります。

それをこの記事で紹介しますので、これはいいなと思うことをやってみてください。

きっと、心は変わっていきます。


《怒りとは何か?怒りは問題発見センサー》

怒りをコントロールするには、怒りが何であるかを知らねばなりません。

怒りは、人間の感情の一つで、必ずしも悪いものではありません。
怒りが生まれること自体は、人間として当たり前のことです。

「腹を立てる」「カッとなる」「頭に来る」「イライラする」とも
表現されるように、誰にでも起こる感情です。


ところで、私たちに生まれる感情や感覚には、すべて意味があります。

たとえば、火や熱いものをさわったら、「熱い」と感じます。
もしも熱いと感じなければ、しゅっちょう火傷をしてしまうことになります。

また、体の痛みにも意味があります。
もしも、「痛い」と感じなければ、体の病気や異変に気づかず、
治療や処置が手遅れになり、たいへんなことになってしまうでしょう。


このように人間の体はうまくできていて、感覚は私たちに危険を知らせ、
より大きな危険から守ってくれているのです。

怒りという感情にも、やはり同じような役割があります。

怒りは、自分が「攻撃された」「被害にあった」「侮辱された」などと
認識するときに起こる感情的な反応です。


たとえば、電車で足を踏まれたときに、体に「痛い」という感覚が生まれます。

同時に「被害にあった」と認識し、相手に対する怒りが生じるものです。
足の痛みとともに、心が痛みを感じているのですね。

このように、痛みや怒りがあるということは、
いま自分に「何か問題がおこっている」ことを知らせてくれているのです。

その問題(攻撃)を知らせ、大きな問題から守ろうとしているのです。


《怒りは自分次第でおさまる》

怒りは、問題や危険を私たちに伝えてくれますが、
ただ怒りがずっと続くのはよくないことです。

それは風邪による体の痛みがずっと続くのがよくないのと同様です。

体に痛みが続くのは、体への異変が依然として続いているということです。

風邪が長引けば、万病の元。
怒りが続くのは、心への異変が続いているということで、
心の病気になってしまいます。


先ほどの電車で足を踏まれたケースに戻ります。

踏まれた足の痛みを取り除くには、自分の足を引っ込めるか、
相手の足をどけてもらうかすれば、体の痛みは解決しますね。

でも、怒り(心の痛み)を除くには、それだけでは解決しない場合があります。

たとえば、被害にあった人がこのように考えている場合です。


   (自分は悪くないのに、満員電車で足を踏まれた。痛かった。
    靴が汚れた。相手はにらみつけてやったのに無視している。
    腹が立ってしょうがない。)

足の痛みは引いているのですが、怒りは治まるどころか増幅されているのです。


そうならないための1つの解決策は、相手の状況を理解しようと努めることです。

   (お詫びがなかったということは、
    この人はまったく気づいていなかったんだろうな。
    朝からさえない表情だけど、仕事でだいぶ疲れているみたい。
    家庭でも何か問題があって気に病んでいるのかも……)



たとえばこんなふうに相手の立場を考えられると、怒りはだんだん治まってきます。


   (そういえば、私も疲れているときに気づかずに人の足を踏んだり、
    人を傷つけるようなことを言ったりしたことがあったな。)


さらに自分のことを振り返ることができれば、大切な気づきを得ることもあります。


   ( https://lucky.t-nakai.work/2019/06/21/anger/ )

           <感謝合掌 令和元年7月14日 頓首再拝>

怒りの原因となる問題から解決法を考える - 伝統

2019/07/16 (Tue) 20:03:19


        *Web:今日も良いことがあるように(2019/06/22)より

《自分のなかにある怒りの根に気づく》

怒りは「問題発生のセンサー」のようなものですが、
実は問題が外だけにあるのではなく、怒る人の中に起因することもあります。


身近な人でよく怒る人を思い浮かべてみてください。

その人は、普通なら誰も怒らない、ささいなことですぐに怒るでしょう。

たとえばある上司は部下が自分の思い通りに動かなければ、大声で怒鳴りつけます。

一言で済むところを何分間、下手すれば何十分間も怒鳴りつけます。

怒られているほうは、たまったものではありません。

怒りは被害意識から生じると言いましたが、この人はむしろ加害者です。

なぜ、このようになるのでしょうか、その思考を2つのケースで考えてみましょう。


   ケース1)部下が自分の思い通りに動かない
        →命令のとおりできない
        →(自分を軽視しているのか)
        →(けしからん!自分は上司なのに)と怒る。


あるいはこんな例もあるでしょう。


   ケース2)生徒(子ども)が思い通り動かない
        →指示どおりできない、しない
        →(何度言ったらわかるのか)
        →(ムカつく!自分は頑張ってやっているのに)と怒る。

これらは、相手が自分の思い通りにならないことで、
自分の言動や自分の存在が否定されたように思い、
怒りがこみあげてくるのです。

このようなケースは、日常的に多いと思います。

これは、怒っているほう(上司・教師・親)も
怒られているほう(部下・生徒・子ども)の両方にとって不幸です。

部下や生徒、子どもは社会的には弱者であり、
ゆえに誰かの指導を必要とするのですが、
すべて上司、教師、親の意思のままになるわけではありません。


問題は、その怒りっぽい人の側にもあるのです。



《謙虚になると怒りが消えていく》

人間には誰ででも怒りの根っことなるものがあります。
それは、エゴイズムからくる高慢さです。

怒る人は、「自分は正しい。間違っていない」と思っています。
「間違っているのは相手だ、悪いのは相手だ」と考えます。

しかし、実際は、怒っている人が間違っていることは多々あるのです。


   ケース3)上司の指示が的を外れていて、仕事がうまくいっていないのに、
        上司はそれを認めないで、部下に責任があると部下を怒鳴る。



   ケース4)教師が授業準備をよくしないで、わかりにくい授業をしているのに、
        生徒の成績が悪ければ、生徒の勉強不足だと生徒を怒る。


以上のようなケースは、相手だけが悪い、間違っていると思う
高慢さから怒りが生まれています。

人は高慢になると、目が曇り、正しい判断を誤ります。
自分を完璧な人間、いつも正しいと思う高慢さは、
怒りっぽさの原因になっているのです。


このような怒りの根っこを取り除くには、どうすればよいのでしょうか。

根っこごとスッポリとひっこぬいてしまいたいところですが、それはできません。

もともと人間はそういう本性をもったものなのです。


高慢に陥らない、怒りっぽくならないようにするには、謙虚になることです。
すぐにはなれないにしても、「謙虚になりたい」と願うのです。

謙虚は高慢の反対の徳です。
謙虚であれば、自分の間違いを素直に認められます。

自分も間違うことはよくありうるし、お互い様だなあという思いがあれば、
他人の不完全さを見ても、怒りはあまり湧いてこなくなります。

逆に、他人の弱さや欠点を見て慈悲の心が生まれてくるのです。


《問題を取り除くと怒りは長引かない》

怒りは人間の本性から生まれますから、怒りっぽくない人にも、怒りは生じます。

いくつかの場面をあげてみましょう。


◆物理的な原因による怒り

   ケース5 家のまわりの工事の音がうるさくて、イライラした。

   ケース6 出かけようとしたら、急に雨が降ってきて、イラついた。

   ケース7 乗ろうと思っていた電車に乗り遅れて、ムカついた。


◆ 対人関係による怒り

   ケース8 体重を気にしているのに「最近、太った?」と言われてカチンときた。

   ケース9 自分の責任でもないのにお客からクレームを言われて頭にきた。

   ケース10 ささいなミスを上司からボロクソ叱られて怒りがこみあげてきた。


これらの共通点は、何でしょうか。

それは、いずれも自分が被害者だと認識していることです。


ケース5のように、工事の音がうるさければ
(これじゃあ、仕事も勉強もできない、安眠妨害だ)という被害意識が働きます。


ケース9や10のように、クレームを言われたり叱られたりすることで、
自分の評価が悪くなり、(名誉が傷つく、不愉快だ)という被害意識が生まれます。


怒りは、自分を守るために問題の発生を知らせてくれるセンサーのようなもの。

自分にとって問題だと思えるものに、
「いやだなあ。困ったなあ」という被害意識が働き、
自己防御のために怒りという感情がわいてくるのです。


このような被害意識による怒りを長引かせないには、2つの方法があります。


   1つ目は、問題をすぐに解決すること。

   2つ目は、問題を問題だと考えないこと。


どちらも、原因となる問題(被害)を取り除けば解決します。


《問題をプラスに作用できる》

自分が感じている怒りの原因を取り除けば、怒りは治まります。

怒りの原因となっている問題をすぐに解決できるものもあれば、
できないものもあります。


前項のケース4のように、工事の音がうるさければ、
苦情を言って、音を小さくしてもらったり、
あるいは防音処置を施してもらったりするなど対処法があるでしょう。

自分ひとりでは社会的に弱いので、近隣の住民と集団で訴えるなど、
しかるべき段階を踏んでおこなわねばないかもしれません。

時間はかかりますが、問題がだんだんと解決の方向に向かっているのであれば、
怒りはいずれ治まっていくでしょう。


さて、ケース6のように、出かけようとしたら、
急に雨が降ってきた場合やケース7のように、
乗ろうと思っていた電車に乗り遅れた場合について考えてみましょう。

これらは、自分が予定(予想)していたことに反して、
別の期待しないできごとが起こったために問題(怒り)が生まれています。

このように起こってしまったことについて、イライラしても何も解決しません。

解決するには、たとえば次のように考え方を変えればいいのです。


   【ケース6の解決】

   (あれ、雨が降ってきた。もしかしたら、
    何かいいことがあるかもしれない。

    たとえば、出かけ先のクライアントが
    「雨の中を、よく来てくれましたね」と感謝され、
    仕事がうまくいくかも)などとプラス面のことを考えます。



   【ケース7の解決】
   (予定の電車に遅れたが、
    今回は、人に迷惑をかけるわけではないのでよかった。
    でも、時間に遅れたのは自分に責任がある。

    これからは、余裕をもって家を出られるように
    朝は早起きしてバタバタしないようにしよう。)と決心します。


つまり問題をプラスに考えるといいのです。


《相手より自分を変えるほうがやさしい》

問題が対人関係にある場合、どうすればいいのでしょうか。

ケース8の「最近、太った?」と言われてカチンときた場合、
例9のお客からクレームを言われて頭にきた場合、
例10の上司からボロクソ叱られた場合、

いずれも相手からの言葉や態度が影響を与え、怒りを引き起こしています。


ふつう対人関係で怒っている人は、怒りの原因は相手にあると考えます。
ですから、相手の言葉や態度を改めれば怒りが治まると考えます。

でも、相手を変えるのは容易なことではありません。

怒っている人は、自分は被害者だ、相手が悪い、ヒドイという意識があります。

その感情をそのままぶつけても、相手は受け入れないでしょう。

だれでも自分に非があることを指摘されて、受け入れるのは難しいことです。


前に述べたように、怒りっぽい人は、高慢状態にいますから、
人の意見に素直に耳をかすどころではありません。

下手すれば、相手を怒らせてしまい、関係がさらにこじれることもあります。

仮に受け入れたとしても、その人が自分を変えていくには多少時間がかかります。


人間関係は、自分と相手によってできます。

相手にはひどいところがあるのでしょうが、
それを気にしなければ自分には怒り(問題)が生じません。

また、他人を変えようとするよりも、自分を変えていくほうがやさしいです。

ほんの少し自分の言葉、行動、考え方を変えます。

いっぺんにできませんから、一日に一つがいいです。

そうやって自分を変えていくほうが、これから先、それによっていいことがあります。

怒りに悩まされないどころか、幸せな気持ちになって、人間関係も良くなっていきます。

   ( https://lucky.t-nakai.work/2019/06/22/anger-2/ )

           <感謝合掌 令和元年7月16日 頓首再拝>

心的外傷後ストレスを癒す4つの方法 - 伝統

2019/07/19 (Fri) 17:53:14


       *Web:真実を探すブログ(2015年11月24日)より抜粋

(1)ストレス物質を雲散霧消するために体を動かす。

  ①トラウマになる場合の最初の反応は、
   強烈な光を浴びた時のように体が動かなくなります。
   息を詰め、筋肉は硬直します。

   その間、アドレナリン、コルチゾール、ヒスタミンなどの
   ストレスホルモンが大脳に溢れます。

  ②そのようなストレス物質を減少させるには、体を動かすことが極めて重要です。
   すると、トラウマは筋肉に記憶として固着しません。

   トラウマに関係した不安や恐怖から立ち直るには、
   ゆったりとストレッチやヨガをすると開放感が出て、
   心が穏やかになり安心感が戻って来ます。


(2)ニュースから遠ざかる。

  ①ニュース番組にしがみつくと、すぐに悲劇を体感してしまいます。
   また、そこには、ニュースを見れば、状況や自分をコントロールできるとか、
   安心できるとか、これからどうなるのかなどの情報が手に入るなどの
   思い込みもあります。

  ②しかし、悲惨なニュースは、まるであなた自身にトラウマ的な事件が起きたの
   と同じ量のストレスホルモンを大脳と体に放出することが研究で分かっています。

   そうやって、2次的心的外傷度ストレスに繋がり、
   同じ場面の映像が繰り返し再生するフラッシュバックが起こり、
   不安、心配、危険性などを感じ、何かに依存するような
   PTSD特有の症状を引き起こします。

  ③だから、ニュース報道やそれに関連した番組などから遠ざかってください。
   ニュースを見て 不安を感じたら、必ずストレッチやエクササイズをして
   化学物質を消散させてください。


(3)優しい音楽を聞く。

  ①気分を和らげる瞑想音楽は、血圧と心拍数を下げ、
   子守唄を聞いているような状態にさせてくれます。

  ②水音や瞑想音楽、ヨガの音楽など、家にいる時も仕事中、車の中で
   優しいバックグランドミュージックを聞いて見てください。


(4)スピリチュアリティ 悲劇的な事件が起きたら、
   信じていることをテストすることも出来ます。

  ①スピリチュアル、または宗教上の信念を持つ人は、
   トラウマ的な出来事に対してより健康的な反応をすることが
   研究でわかっています。

   神の守護を 信じ、「すべては理由があって起きている」と思うと、
   心穏やかになれます。

   世界は危険に満ちておりいつどこでどうなるのかわからないと思い込まずに
   安心感を維持できます。

  ②祈ったり瞑想したりすることは、ストレスや不安をその場で癒す効果的な方法です。


   ( http://blog.livedoor.jp/roni6413/archives/48559813.html )

           <感謝合掌 令和元年7月19日 頓首再拝>

クレイマー、怒っている人へのスゴイ対処法 - 伝統

2019/07/24 (Wed) 18:21:00


        *Web:今日も良いことがあるように(2019/06/11)より

▼どんな仕事でも、相手がある限りクレームはつきものですね。

クレイマー、怒っている人にはどう対処していけばいいのでしょうか?

日本一クレーマーが多いと言われる新宿歌舞伎町で、
クレームをものともせずに、逆にクレーマーをファンにしていった
凄腕のホテル支配人がいました。


   「怒鳴られたら、やさしさを一つでも多く返すんです」

      三輪 康子(大手ホテルチェーン新宿歌舞伎町店支配人)


その支配人、三輪康子さんのお話です。


▼三輪さんの着任当初、ホテルはひどい状態でした。

ロビーにはヤクザがたむろし、最上階はヤクザの定宿、
汚水槽には覚醒剤の注射器が浮かび、
従業員はだれもがやめたいと思っていました。

警察の対応も冷ややかでした。

ふつうなら、こんなホテルの責任者というだけで、気が滅入ってしまうでしょう。


▼しかし、三輪さんは違いました。

三輪さんは、この状況をなんとか改善しようとしたのです。

まず、ヤクザを泊めない、
クレーマーの要求には粘り強い交渉でNOを言い続ける、ということに決めました。

そのため、宿泊を断られ怒ったヤクザから、
日本刀を振りかざした脅されたこともあります。

しかし、三輪さんは逃げるどころか、逆に一歩前に踏み出し、
「お客様に、私は殺せません」と迫ったそうです。

その態度にひるんだのは、ヤクザのほうでした。

エレベーター前の宿泊客から「酔客がうるさい」と苦情を言われても、
満室のため部屋交換や値引きには、一切応じませんでした。

その代わり、自分が一晩中エレベーターの前に立って
酔客に「お静かに」と注意することを約束し、不眠でその約束を果たしました。


約束した泊り客も、結局、ほとんど寝ないで、
三輪さんが約束を守るか、こっそり見張っていたそうです。(笑)

そのうち、ヤクザは仁義を切ってホテルに近寄らなくなり、
悪質なクレーマーも舌を巻いて、三輪さんのファンになりました。


▼その結果、日本一のクレーマー地帯で、有名ホテルグループ売上日本1を達成!

2010年度MVP賞受賞!

警察からも表彰されました。

▼三輪さんは言います。

   「神様は乗り越えられる試練しか与えない」

   「人を恨んでは前には進めない」

   「義理と人情、笑顔と愛嬌」(笑)



▼それにしても、三輪さんは、どうして、そこまで強くなれるのでしょう。

ご著書によると、
郷里、青森の八戸市で開業医をされていたお父さんの影響だそうです。

と言っても、お父さんは、ヤクザと違って、
怒鳴ることも、声を荒上げることもない優しい人でした。

しかし、貧しい人や困っている人のために、
金銭を度外視して、尽くした人だったお医者さんだったそうです。

そんな尊敬するお父さんの背中を見ながら、


   「人を信じること」


の大切さを彼女は教えられます。

だから


   「怒っている人に怒り返してはいけない。
    怒っている人には、余計やさしい言葉でお返ししなさい」と。


お父さんのこの言葉が、彼女の教訓となったのです。


▼ヤクザを相手にする新宿歌舞伎町ほどヒドクはありませんが、
教育現場にもクレーマーはいますので、私にも経験があります。


こちらが正しいと思って高圧的に対処すると失敗します。
怒り返せば、火に油を注ぐようなもので、余計に怒りの嵐が吹き荒れます。

どれだけ自分が正しいと思っても、
「怒っている人に怒り返してはいけない」のは本当にその通りなのです。


相手の怒りを静めるには、何よりも理解と愛情が必要。

毅然とした態度で、かつやさしさをもって対応するといいのですね。

怒っている人は、自分は正しい。
だのに、不当な扱いを受けたと思っているものです。

ですから、

   「怒っている人に怒り返してはいけない。
    怒っている人には、余計やさしい言葉でお返ししなさい」と。


というのは、道理にかなった効果的な処方なのです。

怒っている人には、やさしさで包む方が、その人の心を落ちつかせます。

理解され、愛情をもらった人は、変わっていきます。

だんだんと怒りは静まってきます。

怒りの嵐が去り、心が落ち着けば、まっとうな話が通じるようになってきます。

怒っている人に、まず理解と愛情を示す。 (^.^)

・・・・・・・・・・・・・・・

【出典】三輪康子著『日本一のクレーマー地帯で働く日本一の支配人―
怒鳴られたら、やさしさを一つでも多く返すんです!』

   ( https://lucky.t-nakai.work/2019/06/11/thinking-81/ )

           <感謝合掌 令和元年7月24日 頓首再拝>

人に優しくするとストレスに強くなる! ホルモン物質「オキシトシン」の秘密 - 伝統

2019/07/25 (Thu) 18:20:38


          *Web:TEPCO(2019.02.18)より抜粋
               ~統合医療クリニック徳・高橋徳院長

《人に備わるストレス防御システム》

人間はストレスを感じると、脳の視床下部から下垂体に向かって、
CRF(Cortictropin Releasing Factor)というストレスホルモンを分泌します。

これに反応して副腎(腎臓の一部)から分泌されるのが、
アドレナリンとコルチゾール(糖質コルチコイド)というホルモンです。

アドレナリンは、交感神経を刺激することで、
心身共にいつでもストレスと戦える準備をします。

対してコルチゾールはストレスと戦うために必要となる
エネルギーを蓄えるものです。

要するに、私たちの体には“ストレス防御システム”が備わっているわけです


しかし、ストレスフルな状態が長期間にわたって続くと、
胃が痛くなったり、下痢になったりし、“ストレス防御システム”が
CRFに対応しきれなくなってしまったりします。

ただ、同じような状況下にいても、中にはまったく平気な人もいます。


《母性をつかさどるオキシトシンはストレスにも強い》

オキシトシンは、『愛情ホルモン』とも呼ばれ、
女性の妊娠・出産時に大量に分泌されるホルモンとして医療業界では有名でした。

陣痛促進剤として使われているのも、実はオキシトシンなんです。
私が米国で研究をしていた1990代半ばごろは、ちょうどこのオキシトシンについての
研究が躍進している時期でした。

多くの実験結果から、オキシトシンの分泌が、
ストレスの軽減に大きな効果を持つことが分かってきたのです。


《人を思いやるだけでストレスは減る》

日常生活の中でオキシトシンを分泌するには、単純なことですが、
感謝の気持ちを持つことが大切です。

誰かへの感謝や思いやりの気持ちを頭に思い浮かべるだけでも、
オキシトシンが分泌されることが実験で判明しているんです。

その他にも、ちょっとしたことでも『ありがとう』と感謝を伝えたり、
会社の仲間とランチを囲んだりすることも効果的でしょう。

仕事帰りに焼き鳥をつまみながら愚痴をこぼし合うことだって、
オキシトシンの分泌には大事なんです。


中には、人間関係こそがストレスになる人もいます。
人間関係がストレスになる人は、まずは、相手を思いやる利他の心を持つことが、
このストレス社会を生き抜くポイントではないでしょうか。
必ずしも人と積極的に触れ合わずとも、感謝の気持ちや思いやりの気持ちは抱けます。



《“万能ツボ”とされる「合谷(ごうこく)」を刺激するだけでも
  オキシトシンの分泌は促せる》

親指と人差し指の間の付け根にあるくぼみを、気持ちのいい強さで押すだけで
オキシトシンが分泌されることが判明しています。

    ( https://emira-t.jp/special/9447/ )

           <感謝合掌 令和元年7月25日 頓首再拝>

ストレスを緩和するオキシントンを分泌させる方法 - 伝統

2019/07/26 (Fri) 17:51:03


       *Web:リクナビNEXTジャーナル(2016年8月23日)より

1.2つのポイント

(1)【ポイント1】五感に心地いい刺激を与える

   おいしいものを食べる。
   いい香りをかぐ。
   好きな音楽を聴く。

   美しい景色を見るど、
   体に心地いい刺激を与えることなど
   五感を刺激することで、オキシトシンはたくさん放出されます。


(2)【ポイント2】積極的に人と交流する

   人と接することで、自分にも相手にもオキシトシンは分泌されます。
   直接相手と接しなくとも、関心を持つだけでも
   オキシトシンの分泌は促されます。


2.具体的な行動

(1)オフィスで積極的に「あいさつ」する、コミニュケーションをする

  ①相手を思いやると、自分だけでなく相手も幸せな気分になりますよね。
   それこそがオキシトシン効果なのです。

  ②自分の思いを相手に伝えるためには、直接会って話すのが一番。
   その際、「相手の目を見て話す」こと。
   目を見て話すことで、自分の思いが伝わるし、信頼関係も高まります。

  ③朝のあいさつも効果的です。

(2)「ありがとう」と言葉にする

  ①些細なことでも「ありがとう」という習慣をつけましょう。
   感謝することでオキシトシンはどんどん出ます。

  ②同僚や部下から悩みを相談されても、
   「話してくれてありがとう」ということで、オキシトシンは放出されます。
   言われた人も受け入れてもらったことで安心し、オキシトシンが出ます。

(3)仕事仲間とランチをする

   一人で食事をとるより、誰かと一緒に食事をした方が、
   オキシトシンは分泌されます。

   同僚と一緒にランチに出かけることで、
   午前中にたまったストレスを発散することができるのです。

(4)個人ではなく、「グループ」で目標を達成する

  ①オキシトシンは、みんなと一緒に出すことができるのが特徴です。
   個々で競うより、チームで問題を解決し、成果を出す方が
   オキシトシンを出やすい環境になります。

  ②信頼し、互いに応援することで、オキシトシンはどんどん放出される。
   そして目標を達成したら、お互いを褒め合うことで、
   さらにオキシトシンが出てきます。

(5)同僚と共感し合う

   人との交流でオキシトシンは放出されます。
   その際に効果的なのが「共感」です。

   ( https://next.rikunabi.com/journal/20160823_1/ )

           <感謝合掌 令和元年7月26日 頓首再拝>

分泌を高めてストレスオフ!愛情ホルモン「オキシトシン」の出し方 - 伝統

2019/07/27 (Sat) 20:28:23


         *Web:excite ニュース(2019年6月11)より
               ~統合医療クリニック徳・高橋徳院長

(1)湯ぶねに浸かるだけで「愛のホルモン」が分泌

  ①オキシトシンは、心地よい感覚刺激、
   あるいは心地よい心理的刺激によって分泌が促されます。

  ②私たちが入浴して湯に浸かると、ほっとリラックスします。
   温かいお湯が肌に触れることで、脳に快適な感覚刺激が伝えられます。

  ③かつ、入浴でほっとすることも、心理的な刺激として視床下部に伝えられます。
   この両面の刺激によって、オキシトシンの分泌が促進されることになるのです。


(2)入浴するだけでもオキシトシンの分泌が促され、多くの健康効果が期待できますが、
   加えて、ぜひ試みてほしいのが「ツボ押し入浴」です。

   ツボ押し入浴で、お勧めしたいのは、合谷と足の三里という2つの万能ツボです。

   ( https://www.excite.co.jp/news/article/TokusengaiWeb_17259432/ )

           <感謝合掌 令和元年7月27日 頓首再拝>

幸せホルモン「オキシトシン」を高める10の方法 - 伝統

2019/07/28 (Sun) 19:06:03

今すぐ実践可!幸せホルモン「オキシトシン」を高める10の方法

         *Web:A-Beauty (2018/11/28)より

1. 目を見つめ合って話す

  母親と赤ちゃんが見つめ合うことで、
  お互いにオキシトシンが分泌されることはよく知られていますが、

  最近は愛犬と飼い主が見つめ合うことでも
  お互いにオキシトシンが分泌されるという報告もあります。

  マンネリ気味の夫婦でも、目を見つめ合って話すように心がけると、
  お互いにオキシトシンの分泌が高まり、信頼感と愛情がアップします。


2. 気の合う仲間といっしょの時間を作る

  オキシトシンは誰かといっしょに行動することで分泌されやすくなりますし、
  オキシトシンが分泌している人とコミュニケーションを持つだけで、
  自分のオキシトシン活性もアップします。

  人づきあいが苦手な人で、誰かと行動することがストレスになる場合は、
  SNSで共感できる趣味を持つ人、尊敬できる人を見つけることでも、
  効果があります。


3. 感動した写真をSNSにアップする

  心地いい視覚からの刺激でもオキシトシンは分泌されますし、
  それを誰かと共有し、感動を分かち合うことでさらにオキシトシン分泌が
  アップするのです。


4. 親切な行為は、誰かの喜びのためにする

  例えば公園でゴミを見つけた時、「汚いなあ」と腹を立てながら拾っても、
  オキシトシンはあまり分泌されません。

  それよりも「このゴミを拾ったら、きれいな公園になって、
  訪れる人が幸せな気持ちになるんだろうなあ」と想像しながら行うと、
  オキシトシンの分泌は高まります。

  同じ行為でも、そこに愛があるかないかが大きな違いになるのです。


5. 悲しいニュースから目をそらさない

  オキシトシンが出やすい人は、悲惨なニュースもしっかり受け止めて、
  共感し、助けを必要とする人たちのことを想います。
  共感し、同情するだけでもオキシトシンは分泌されるのです。


6. 同情を具体的な行動に移す

  悲しんでいる人の気持ちに共感しているだけでなく、
  その人を助けるための行動を起こすと、
  さらにオキシトシンが出るようになります。

  その結果、少しくらいのストレスなら自力でクリアできるほど、
  メンタルが強くなります。


7. 断捨離は夫婦で

  断捨離を決意したら、夫婦で協力しながらやりましょう。
  「捨てる」「捨てない」という確認は、相手を想い合う行為なので、
  オキシトシンが分泌されます。


8. 断捨離し過ぎない

  オキシトシン生活のためには、「必要か必要でないか」よりも、
  「愛着があるか」「誰かのことを想うきっかけになるか」
  「それがあるとリラックスできるか」を、基準にしてください。


9. オキシトシンが出るツボを押す①「会谷」


10. オキシトシンが出るツボを押す②「足三里」

  ( https://www.cosme.net/a-beauty/article/I0014595 )


オキシントンとは
https://www.cosme.net/a-beauty/article/I0014548
https://www.cosme.net/a-beauty/article/I0014576

           <感謝合掌 令和元年7月28日 頓首再拝>

オキシントンをふやす7つの要素 - 伝統

2019/07/29 (Mon) 19:51:28


      *「人のために祈ると超健康になる! 米国医科大教授の革命的理論」
        ~統合医療クリニック徳・高橋徳院長(著)(P42~64)より

オキシントンをふやすためには

大きく分けて、

感覚的刺激(五感への刺激)
心理的刺激(人との交流)

があり、

心理的刺激は、

受働的刺激(=愛される、好意を持たれる、共感される、感心を持たれる等)
能動的刺激(=愛する、好意をもつ、共感する、感心を持つ等)

に分類されます。


(1)オキシトシンをふやす刺激 ~ さわる

  ①触覚刺激やぬくもりが「安らぎや結びつき」の感覚を呼び起し、
   幸福感をもたらします。

  ②昔から、医療行為のことを「手当て」と読んできました。
   それは、文字どおり、手を当てることが癒すこと(治療行為)
   だったからにほかなりません。

  ③なでるという刺激が、知覚神経を通して視床下部に至り、
   そこでオキシントンを発生させます。

  ④転んで泣き出した幼児は、母親の手でなでられ、
   「痛いの、痛いの、飛んでゆけ」と呪文を唱えられえると、
   泣きやみます。

   これは、発生したオキシントンが、中脳の「中脳水道周囲灰白質」で
   オピオイドを分泌させ、このオピオイドの鎮静作用で痛みが
   和らぐわけです。

  ⑤「タッチ(ふれあい)」は、
   知り合いどうしの親しいコミュニケーション手段です。

   友人の方をたたく、恋人の背中をなでる、
   幼い子のほおをなでる、手をつなぐ・・・

  ⑥高齢者にとっては、タッチ(ふれあい)は、
   若く健康であるための秘訣なのです。

  ⑦スキンシップの延長上に、
   キスや性的な愛撫、セックスがあります。


(2)オキシトシンをふやす刺激 ~ 見る

  ①視覚情報が視神経を介して脳に伝わり、
   視床下部でオキシントンの分泌を促します。

  ②旅行先で大自然を眺める、
   美術館で美しい名画を鑑賞・・・

  ③写真集やテレビ画像、インターネット画像などでも、
   「ああ、きれい」と心地よく思う映像に接すれば、
   オキシントンの分泌が高まる。

  ④パートナーと目と目を合わせ、互いの共感力が
   アップし、交流が深まれば、オキシントンが分泌される。


(3)オキシトシンをふやす刺激 ~ 聞く

  ①荘厳な宗教音楽やクラシックを聴けば、いい気持になって、
   オキシントンがふえます。

   クラシックに興味がなくても、自分が聴いていい気持に
   なるのなら演歌でもよい。

  ②音楽療法の根底にも、オキシントンの作用が生かされています。

  ③言葉の刺激(会話)によって、オキシントンの分泌が高まり、
   それが互いの共感力を高めます。


(4)オキシトシンをふやす刺激 ~ 味わう

  ①自分がおいしいと思うものを食べて、幸せな気持ちになることが
   オキシントンをふやすのです。

  ②おなかが空いたら食べる。


(5)オキシトシンをふやす刺激 ~ かぐ

  ①においも、嗅神経を介して、視床下部を刺激し、
   オキシントンの分泌を促します。

  ②好みの香りは、オキシントンを分泌させ、
   リラックスして、ストレスから解放されます。


(6)オキシトシンをふやす刺激 ~ 愛される

  ①「愛される」「好意を持たれる」「信頼される」「関心を持たれる」
   「共感される」という、他者との関係に応じて、
   オキシントンの分泌が起こります。

  ②分泌されたオキシントンによって、抗ストレス作用が働き、
   ストレスの悪影響が減らされます。


(7)オキシトシンをふやす刺激 ~ 愛する

  ①人を思いやることは、オキシントンの分泌を大きく促します。

  ②人を思いやり、共感する行為が、
   ストレス性の諸症状を減少させてくれることもわかってきました。

  ③多くの研究は、ボランティア活動が心身の疾病に対し、
   予防効果のあることを報告しています。

<参考Web:専門医が教える!
       幸せホルモン「オキシトシン」にあふれる生活の過ごし方
       https://j-depo.com/news/oxytocin.html >

           <感謝合掌 令和元年7月29日 頓首再拝>

オキシトシンを意識して、ストレスオフな体質作りを - 伝統

2019/07/30 (Tue) 19:07:17


         *Web:オフラボ(2017/05/17)より

ストレスオフな毎日を送るための心構え。意識すべきは、
愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」的な行動です。

便利で効率的なデジタル生活の快適さはキープしつつ、
親しい人との触れ合いの時間の大切さ、見直してみませんか?


(1)20代に深刻なデジタル依存症

   老若男女を問わず、
   今や現代人の暮らしに欠かせないものとなっているデジタル環境。

   電話や手紙のやり取りはメールに取って代わり、
   いつでも好きな時に欲しいものが手に入るオンラインショッピングは、
   実店舗をしのぐ勢い。

   人類に大いなる利便性をもたらしましたが、
   その一方で急速に失われつつあるものがあります。

   人と人とのつながりや触れ合いです。

   アルコール、ギャンブル、買い物、スマホなどの依存症に関する
   オフラボの調査によると、20代の高ストレス女性や、
   接客業をはじめとする奉仕的な職業に就く女性たちにデ
   ジタル系依存症者の含有率が高いことわかりました。

   親しい人とのスキンシップや顔を合わせて話をするといった
   親密なコミュニケーションが減少すると、人の心は病みやすくなるのです。

   理由は、脳内物質「オキシトシン」の分泌の減少です。


(2)愛情ホルモンのオキシトシンがストレス物質を抑制

   オキシトシンはストレス中枢を鎮静化し、
   ストレス物質のコルチゾールの分泌を抑制する働きがある脳内物質です。

   そもそもは乳汁(母乳)の分泌を促す女性特有のホルモンである
   とされていましたが、近年の測定技術の進歩により、
   子どもを持たない女性や、男性の脳でも分泌されることが明らかになりました。


(3)親しい人との触れ合いがストレスオフの鍵に

   顔を見合わせてのコミュニケーションが希薄になっている今、
   オキシトシンの分泌はスムーズに行われなくなっており、
   積極的に促す必要があると考えられます。

   私は「オキシトシン的行動」と呼んでいますが、
   家族や友人など、親しい人との触れ合いの大切さを
   見直す時代がやってきているのではないでしょうか。

   ( https://mediplus-lab.jp/contents/detail/612/ )

           <感謝合掌 令和元年7月30日 頓首再拝>

幸せホルモンオキシトシンで科学的に幸せになる8つの方法 - 伝統

2019/08/01 (Thu) 18:57:54


         *Web:日本タッチ協会(2018/08/13)より
              ~日本テレビ「世界一受けたい授業」で
              「幸せホルモンオキシトシンで科学的に幸せになる方法」が放映

(1)手をつないで見つめ合う

   話す内容はなんでも良いので、見つめ合うことがポイント。
   相手を理解しようとする気持ちがオキシトシンの分泌を自然に促して、
   幸福感につながっていく。

(2)大好物を食べる

   大好物を食べて満足することで、オキシトシンが増加する。

(3)ハグをする

   好意のある人とハグをすることで、オキシトシンは平均50%増加する。

   ※番組では、竹内涼真さんがいきなり初対面の男性のディレクターと
    ハグすることでストレスを感じ、もともと高かったオキシトシン値が
    グンと下がってしまいました。

(4)電話をかける

   電話で信頼する人の声を聞くことでオキシトシンが増える。
   さらに、電話中に抱き枕など柔らかいものを抱きしめることで、
   電話の相手を抱きしめているような感覚を得るため、オキシトシンがさらに増加する。

(5)アロマを嗅ぐ

   オキシトシンは匂いにも反応する。
   特に女性ホルモンの分泌を促すクラリセージがオススメ。

(6)かわいい動物を見る

   動物の映像を見るだけでも、愛しい気持ちが湧いてきてオキシトシンが増加する。
   麻布大学の実験では人間に見つめられることで、
   犬のオキシトシンも増加することがわかっている。

(7)好きな人の写真を見る

   ※番組内ではギャル曽根さんが旦那さんの写真を見てオキシトシンが増えましたが、
    竹内涼真くんの写真集の方がさらにオキシトシンが増加していました。

(8)マッサージを「する」

   マッサージをされる側よりも、マッサージを「する」方が
   よりオキシトシンが増えるという実験結果が出ている。

   (https://ameblo.jp/yurikokomatsu/entry-12397499841.html )

           <感謝合掌 令和元年8月1日 頓首再拝>

オキシントンをふやす5つのセルフケア - 伝統

2019/08/02 (Fri) 19:12:45


      *「人のために祈ると超健康になる! 米国医科大教授の革命的理論」
        ~統合医療クリニック徳・高橋徳院長(著)(P128~144)より

(1)腹式呼吸

  ①腹式呼吸の簡単なやり方

   椅子に浅めに腰を下ろし、背筋を伸ばします。
   手のひらは、両ひざの上(手のひらは上を向ける)。

   丹田を意識しながら、息をゆっくりと吐きます。
   息を吐きながらおなかをへこませていき、息を吐き切ったら、
   おなかをふくらませながら、ゆっくり息を吸っていきます。

   6秒かけて息を吐いたら、3秒かけて吸います。
   だいたい5分から10分かけて行います。

  ②腹式呼吸への精神集中は、前頭葉を介して視床下部の
   オキシントンを刺激し、オキシントンの分泌を促します。


(2)瞑想(ハミング瞑想)
  
  ①ハミング瞑想は、町田宗鳳が考案されました
   彼の「ありがとう瞑想」の簡易版というものです。

  ②「う~う~」とハミングしながら息を吐き続けます。(腹式呼吸で)

   ハミングによって生じる骨伝導の刺激が頭に伝わり、
   オキシントンの分泌につながると考えられます。


(3)ヨガ

   ヨガによって分泌が促されるオキシントンは、抗ストレス作用、
   鎮静作用、自律神経調整作用など、多くの作用にかかわっている
   と考えられます。


(4)断食

  ①デソックス(解毒)がすすみます。

  ②修行僧が断食しながら祈り、瞑想すると、その祈りや瞑想による
   オキシントン分泌刺激効果が、いっそう高まると考えられます。

  ③準備もなく、何日間も断食するのは危険が伴います。
   初心者は、簡単にできる半日から1日の断食から始めてみると
   よいでしょう。


(5)気功・太極拳

   気功や太極拳も、ヨガと同様、多くの健康効果をもたらします。
   そこには、オキシントンの働きも加わっているといえるでしょう。
   
           <感謝合掌 令和元年8月2日 頓首再拝>

【レジリエンスの高い人】 - 伝統

2019/08/04 (Sun) 19:44:09


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019.07.30)より

   (久世浩司氏の心に響く言葉より…)

   レジリエンスとは、「逆境や困難、強いストレスに直面したときに、
   適応する精神力と心理的プロセス」(全米心理学会)と定義づけられる、
   最近注目を浴びている考えです。

   NHKの人気番組である「クローズアップ現代」で、
   「折れない心の育て方~『レジリエンス』を知っていますか?」
   という特集が組まれたことが、幅広い層にレジリエンスが知られる
   きっかけとなりました。


   「世界経済フォーラム」(ダボス会議)では、
   2013年のテーマとしてレジリエンスが議論されました。

   世界的な異常気象と地震・津波などの災害、
   そしてリーマンショックにより明らかになった
   金融システムの脆弱さに耐えうる強靭な国家が必要とされたのです。

   「変化や危機は避けられないもの」と捉え、
   「変化に適応できるように自分たちが変わらなくてはいけない」
   という積極的な姿勢がグルーバルの政界・経済界のトップの主流になりつつあります。

   この変化と危機への対応力は、起業でも必要となっています。

   とくにリーダーの要件として
   レジリエンスが加えられる会社がグローバル企業で増えています。


   リーダーにとっては、レジリエンスの重要性は増すばかりです。

   ストレスが多く、多忙さも増すばかり。

   業界の変化も早くなり、組織改革やコンプライアンス関連の
   社内ルールの変更など内部での変化も頻繁です。

   さらに職場の異動や海外の現地法人への転勤、国内の子会社への出向や
   スタッフ業務からライン業務への変更など、
   リーダーは数々の変化にさらされています。

   それらの変化に適応していかなくてはいけません。


   どのような状況でも仕事の能力を発揮できる
   レジリエンスの高い人の特徴としては、次の3つが挙げられます。

   1つ目が「回復力」です。

   逆境や困難に直面しても、すぐに元の状態に戻ることができる、
   しなやかさを持った心の状態です。

   メンタルの強さとも言えるでしょう。


   2つ目が「緩衝(かんしょう)力」です。

   ストレスや予想外のショックなどの外的な圧力に対しても
   耐性がある弾力性のある精神です。

   打たれ強さということもできます。


   3つ目が「適応力」で、予期せぬ変化に抵抗するのではなく、
   それを受け入れて合理的に対応する力です。

   これこそが、変化が頻繁に起きるリーダーにとっては必要不可欠な能力です。

       <『リーダーのための「レジリエンス」入門』PHPビジネス新書>

               ・・・

西郷隆盛は江戸無血開城の立役者、幕臣の山岡鉄舟を評してこう言ったという。

「徳川公は偉い宝をお持ちだ。

山岡さんという人は、どうのこうのと言葉では言い尽くせぬが、
なに分にも腑(ふ)の抜けた人でござる。

金もいらぬ名誉もいらぬ。

命もいらぬといった始末に困る人ですが、あんなに始末に困る人ならでは、
お互いに腹を開けて、共に日本の大事を誓い合うわけにはまいりません。

本当に無我無私、大我大欲の人物とは、山岡さんのごとき人でしょう」(感奮語録より)


腑が抜けた人とは、肝(はら)の据わった人と同義だ。

何かことが起こっても、決して慌てることなく、
どっしりと構えて行動できる、覚悟を決めることができるということ。

まさにレジリエンス力のある人のこと。


それは、失敗耐性を持っているということでもある。

何度失敗しても、立ち上がる力を持ち、めげないで明るく立ち向かう。


レジリエンスを高めたい。


・・・

<参考:レジリエンスとストレス耐性>

ストレス耐性がストレス反応を抑制することによって
不適応状態に陥らないようにする「強固さ」を意味するのに対して、

レジリエンスは、一時的に不適応状態に陥ったとしても、
状況に応じて自らを柔軟に変化させて回復していく
「しなやかさ」を意味するところに両者の違いがある。

https://www.rosei.jp/jinjour/article.php?entry_no=63675&bk=category%2Fglossary.php

           <感謝合掌 令和元年8月4日 頓首再拝>

依存症治療にヒントがあった 働く人のストレス解消法 - 伝統

2019/10/11 (Fri) 18:19:48



         *Web:日経Gooday (2019/10/10)

依存症治療にヒントがあった 働く人のストレス解消法
精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳さんに聞く(下)


「依存」もストレス対処行動の一つ

――斉藤さんは、精神保健福祉士・社会福祉士として、
依存症者をケアするクリニックでアルコール、薬物、ギャンブルなど
各種依存症の治療を行っています。

今回例として取り上げる痴漢や盗撮などの性暴力の加害者も、
実は「性依存症」という問題を抱えているのでしたね。

前回、「何かに依存すること」もストレスコーピング(対処行動)の一つ
という説明がありました。つまり、誰もが依存症になる可能性があると……。



斉藤:

そうですね。私が、これまで多くの性依存症者と関わってきた中で得た知見は、
性犯罪者の多くはどこにでもいる普通の男性だということです。
痴漢=性欲を持て余したモンスターなどではなく、
実際の痴漢像はごく普通の四大卒のサラリーマン、家庭を持つ父親だったりします。

最初は、ちょっとした偶然や気分転換、ストレス解消のつもりで
始めたことなのかもしれない。
でも、「あと1回だけ」「もう少しだけ」と繰り返すうちに、
どうにもやめられなくなるのが、依存症です。

逮捕や解雇、家庭崩壊などのリスクを承知で、
自分の性的欲求や衝動をコントロールできない状態に陥っていきます。
逮捕されてもより強い刺激や達成感を求めて繰り返す。
再犯率が高いのも痴漢や盗撮の特徴といえます。


――痴漢は、本人の問題だけでなく、他人への暴力行為が伴います。
被害者がいて傷ついている。それにもかかわらず、加害行為に及ぶ人たちには、
認知のゆがみがあって「加害者性」を自覚できないのでしたね。


斉藤:

ええ。数多くの性犯罪者と関わってきたことから、分かったことです。
痴漢行為で逮捕されたとき、彼らは家族や身近な人には申し訳ない
という気持ちでいっぱいになります。

しかし、被害者に対しては、悪いことをしたという意識は
まったくといっていいほど感じていない。
その部分は鮮やかに抜け落ちています。

自分にとって不都合なものでしかない
「加害者記憶」を早々に手放してしまいます。

性犯罪者や性依存症者の専門治療を求めて、
私たちのクリニックを訪れる人は、年々増加傾向にあります。

「痴漢行為は性依存症の一つで、治療するとやめることができる」
ということが、世の中に認知されてきたという背景があるのかもしれません。

性犯罪者が依存症のループから抜け出すには、
「自らの加害者性に自覚的になること」が必要で、
治療でもその点は重要視しています。


■「行動変容」のための治療で、認知や内面を変えていく

――性犯罪の専門治療ではどのようなことをするのでしょうか?

斉藤:

まず、お伝えしたいのは、性犯罪の加害経験がある人たちへの治療は、
単なる支援やケアではなく、あくまでも「性犯罪再発防止プログラム」の
枠組みの中で行うということです。

つまり「ケア」や「支援」という言葉は適切ではなく
『加害者臨床』と呼んでいます。
つまり、再犯防止が最重要課題であることは言うまでもありません。

その内容は、自分が強迫的性行動に出るに至るまでのプロセス
(引き金→思考→渇望→行動化)を知ること。
自分の認知のゆがみに気づくこと。

加害者の心理と被害者の気持ちについて知ること。
自分なりの問題解決スキルを獲得すること。
リスクマネジメントプランを作成することの5つから成り立っています。

それぞれのプログラムが補完し合って「行動変容」を促していきます。

いわば、「痴漢をしない自分を更新していく」という作業ですね。
「うまく対処できた」という成功体験を持つことが、
自己肯定感の変化につながり、認知のゆがみを少しずつ修正していく
ことにつながっていきます。

行動の変容が、認知に影響を与え内面の変化につながるのです。
治療は数年間という長期に及ぶことが多いのですが、
中でも「自助グループ」の仲間は大きな助けとなります。

――自助グループというのは、当事者同士で自主的に集まって
悩みを打ち明けたり、問題解決のために経験や情報を共有したりする
グループのことですね。
他者との関わりの中で、考え方や行動が変わっていくということでしょうか?


斉藤:

そういうことです。痴漢に耽溺する人は、家では良き父親、
職場では真面目な社員だったりするわけです。
しかし、その反面、「弱さ」を認め合えるような
人間関係(つながり)を持てていない。

自助グループは「弱さ」でつながるという点で、
自分の弱さが他者のエンパワメントになるという体験をすることができるため、
依存症からの回復に有効です。


■互いの「弱さ」を認め合うことが依存症脱出の鍵

――「弱さ」でつながることの必要性について、詳しく教えてください。

斉藤:

前回記事「依存症とストレスの深い関係 きっかけは日常の中に」でも
お伝えしましたが、「日本社会に残る男尊女卑の価値観が変わらない限り、
性犯罪者は量産されていく」というのが私の考え方です。

選挙演説のときなどに、年配の男性が女性の候補者を馬鹿にしたり
かみ付くような場面があるかと思いますが、
あれはとても象徴的なシーンだと思います。

たぶん、議員が女に務まるのか?
と言いたいんでしょう。こういう人にとって、
自分より弱いと思っていた人から反発されることや、
その人たちから自分の存在価値を否定されたり、
拒否されたりすることは、とても怖いことなんです。


ストレスで追い詰められたとき、助けを求めるのではなく、
相手を傷つけることで自分自身のパーソナリティを取り戻す。

残念ながらこの世の中には、このような人が少なからず存在します。
パワーゲームから降りることが怖いから、
つまり負けを認められないから、苦しいのです。


――泣いてはいけない、我慢をしないといけない、
悩みは自分で解決しなくてはいけないとか、大人らしさ、男らしさを
求められる社会では、ストレスもたまるでしょう。

現代社会では、誰もが抱えがちなストレスかもしれないですね。


斉藤:

そうですね。男性はむしろお酒の席などで自分の武勇伝を語りたがりますが、
それは他者を支える力にはなりません。
むしろ、弱さを認めると、弱さでつながること、そこに人間同士の絆が生まれる。

誰かの弱さが、他の人の力になったりするわけで、そこに回復のヒントがあります。


本当は、泣いてもいいし、弱音を吐いてもいいんです。
私もあるとき、患者から「斉藤さんの弱い話が聞きたいんだ」と、
言われたことがありました。

治療を担当する側も、正直になること、楽になることが
大切なのだと気づかされました。
これは、誰にでも当てはまります。

性依存症に限らず、自分の「弱さ」を認めそれが共有できることは、
ストレスや依存症を解消する鍵なのです。


■健康的な生活習慣と、仕事以外のつながりが重要

――では、私たちが依存症に陥らないための具体的な予防策としては、
やはり趣味など、何かのつながりを持つことが重要でしょうか。

斉藤:

依存症は、日常の生活習慣の中から生まれてくるものです。
ですから、日ごろの習慣や人間関係を見直すことはとても大事ですね。
仕事以外の健康的で楽しい趣味や仲間を作ること、
生活習慣の乱れを改善すること、

コーピング(ストレスに対処する行動)は一つといわず
たくさん持っておくことなどがポイントになります。

誰の中にも加害者性が潜んでいると自覚し、
ストレスの対処を心掛けてほしいですね。

当クリニックの再犯防止プログラムには、
参加者が共同で行うような運動プログラムもあります。

スポーツは、汗をかいてすっきりして気持ちがいいものですよね。
続けるうちに、体重や食生活にも関心が出てきますし、
きちんと睡眠をとろうとか、食べるものも含め自分の体に関心が向く。

上達していくことで、達成感も得られます。
運動は習慣を変えたい人にはお勧めの方法です。

仕事以外のコミュニティにつながった例としては、
やはり性依存症を例に挙げると、痴漢常習者だったある患者は、
某アイドルの追っかけという新たな趣味を見つけ
「ファン同士のコミュニティでつながりができたことで、
(痴漢行為以外の)生きがいができた」と語っています。

「『推しメン(アイドルグループの中のイチ推しメンバーのこと)』に
迷惑をかけると思うと、痴漢をやっちゃいけないというストッパーになる」
とも話していました。

彼にはパートナーもいますが、家族も、犯罪行為をするより
ずっといいということで、応援しているそうです。


コーピングについて言うと、
痴漢行為を断つ、気をそらすには、五感への刺激がとても有効で、
治療の中でも勧めています。

例えば、電車の中で音楽を聴くと、
聴覚をふさがれるのでいざというときに逃げられない。

ほかにも、メガネを外す(見えないから逃げられない)、
激辛ソースを普段から持ち歩いてなめる(欲求を抑える)、
普段から鈴を身に着ける(音が鳴って見つかりやすい)、
匂い(苦手な匂いを嗅ぐ)、保冷剤を握る(体感に集中する)
といったコーピングがありますね。

コーピングが1つしかないと、引き金やリスクへの選択肢が少ないため、
コーピングを複数持っていることも、
実は大事なストレス対処法のポイントですね。


――これを一般の方に置き換えると、ストレスがたまったときに、
買い物をするとか、お酒を飲むといったコーピングしかないと、
経済的な負担や健康被害が起こってきてかえって依存症に陥りやすくなりますね。

ですので、音楽を聴く、ペットと遊ぶ、散歩をする、走る、
友達とおしゃべりするなど、お金がかからないコーピングやできるだけ
楽しくて健康に良いコーピングを複数持っていることが、
健全なストレス解消法ということになりますね。


斉藤:まさにその通りですね。


■ストレスフルな状態になる要因「SALT」を避ける

――ほかにも、日ごろからストレスを抱えやすいビジネスパーソンにとって、
参考になるような対処法はありますか?


斉藤:

先ほど弱さを認めることについてお話ししましたが、
ビジネスパーソンの方にもできることがあります。
人に頼ってみる、ということです。

私は、もともとは体育会系で、新人の頃から気合いと根性で
仕事をこなしているようなところがありました。

あるとき、先輩から「そういうやり方をしていると、
いつかバーンアウト(燃え尽きる)してしまうよ」と指摘され、
「1日3回、なんでもいいから人に助けを求めなさい、SOSを出しなさい」
という課題を出されたのです。

これは業務命令です。
最初のうちは、とにかく苦痛で、
どうやって助けを求めたらいいか分かりませんでした。

でも、なんとかやっていくうちに、人に頼るスキルが身に付いてきたのです。

相談されると、人はうれしいもので、人とよい関係を築けるきっかけになります。
周囲を信じて任せてみることは、重圧や孤独といった精神的なストレスから
解放されることにもつながります。

日本人の男性は、人に頼れない性分という人が実は多いのではないでしょうか。
男性の弱みは、人に弱さをオープンにできないことだと思います。
よかったら「1日3回、助けを求めること」を、ぜひ実践してみてほしいですね。

人間関係を劇的に変えることができると思いますよ。

――なるほど。人間関係は、ときどき煩わしく感じることもありますが、
孤独はストレスになり、人を依存に向かわせます。

頼り上手、甘え上手になると、楽に生きられるようになりますね。


斉藤:

加えて、依存症のスイッチが入りやすい状況には、
睡眠不足などいくつかの要因があります。

それらを理解しておき、日ごろから予防に努めるとよいと思います。

キーワードは「SALT」です。

――SALTとは?

斉藤:

スリープ(sleep:睡眠不足)、アングリー(angry:怒り)、
ロンリー(lonely:孤独)、タイアド(tired:働き過ぎ/長時間労働)の4つです。

睡眠不足だと、冷静な判断ができなくなる、自暴自棄になりやすい、
攻撃的になりやすいなど、いつもと違う状態になることは、
多くの人が体感していることだと思います。

自分をストレスフルな状態にしてしまう要因は、できるだけ避けることです。

――日ごろから、体調を整えておくことは、ビジネスパーソンの必須スキルですが、
依存症の予防にもなるのですね。今回は、痴漢などの性犯罪は、依存症の一つであり、
ストレスと深い関わりがあることを紹介しました。

こうした情報は、社会できちんと共有していきたいですね。

ありがとうございました。

斉藤:

最後につけ加えると、日本の社会環境が
性犯罪を生んでいる現状にも目を向けてほしいですね。

アジア各国から優秀なエンジニアが日本に来ていますが、
その中には、日本で働いて生活しているうち、
『CHIKAN』になっていく人がいるのです。

個人で気をつけることも大切ですが、社会全体としては、
長時間労働や満員電車を解消するといった政策もとても重要だと考えています。

さらには、「痴漢は依存症であり、治療でやめられる」ということが広く認知され、
痴漢行為が巧妙化してエスカレートしていく前に治療に向かう(早期発見・早期治療)、
という流れになってほしいと願っています。

 (https://style.nikkei.com/article/DGXMZO48995260W9A820C1000000 )

           <感謝合掌 令和元年10月11日 頓首再拝>

不安や緊張、ストレスに強くなるために マインドフルネスの実践方法 - 伝統

2020/02/05 (Wed) 23:23:52


       *「実践! マインドフルネスDVD」より

(1)ストレスは「借金」のようなもの。早く返さないと大変なことに。

(2)ストレスに対する対抗力を3つの面で強める

  ①体質(力まず)

   ストレスがたまると身体が緊張状態になり、力みが続くようになる。
   その緊張を緩めるようにしていくとストレスがたまりにくくなる。


  ②習慣(避けず)

   私たちは「苦手なものは避けたい」
   「痛みはなるべく早く取ってしまいたい」などと思いがちだが、
   苦手なものを避けてしまい、やらないことが逆にストレスをためる原因になる。

   だから、一度避けずにやってみることが大事だ。


  ③心(妄想せず)

   実際に起きていないことを妄想し、不安になってしまうことはないだろうか。
   心の使い方を改善して、妄想をせずに目の前の等身大の現実に
   気づけるようになることが大切なのだ。


   この3つの面のうち、3番目の「妄想せず」が「マインドフルネス」だ。


(3)瞑想の秘訣は、呼吸を無理してコントロールしないこと

  ①妄想や不安に呑み込まれてしまったときに必要なのは、
   ハッと我に返り、目の前の現実をありのままに感じることだ。

   マインドフルネスはその手助けをする。
   その方法が「瞑想」である。

  ②大切なのは、呼吸だ。
   呼吸に集中する練習ではあるが、
   無理に呼吸をコントロールしないことがポイント。

   マインドフルネス瞑想はありのままを感じるのが目標だからだ。
   ゆっくり吸いたいときは吸い、浅い呼吸の方が楽なときは浅い呼吸をする
   ということが大事だ。

   ( https://books.j-cast.com/book038/2020/02/04010836.html )

           <感謝合掌 令和2年2月5日 頓首再拝>

疲れているのは、頑張った証です - 伝統

2020/02/09 (Sun) 23:42:01


       *Web:今日も良いことがあるように(2019/06/27)より抜粋

   願いはするが無理はしない。
   努力はしても天命に従う。
   これが疲れないこつである。     松下幸之助


うつ病を発症する半年前にはその兆候が出ることがあるとも言われています。

その兆候である心の疲れは、体の疲れと違ってなかなか自覚しにくいものです。

このごろ、あなたには、つぎのようなことが一つくらいないでしょうか。


   気分が沈んで憂鬱。不安や心配が頭から離れない。
   イライラする。食欲がわかない。頭痛や動悸がする。
   睡眠が十分と取れない。朝、ボーとしてやる気がでない。

   仕事の責任が重く心にのしかっている。
   また、仕事か……と思ってしまう。
   仕事の責任が重く心にのしかっている。

   誰かに言われたことが心にささくれだっている。


どれかあてはまるものがあれば、ちょっと心が疲れているかもしれません。

ストレスが溜まり、それが続くと体に偏重をきたし、病気になってしまいます。

私たちは機械ではありません。機械のように休みなく働けません。

疲れるのは、人間だから当然です。

頑張れば、誰だって疲れます。

100メートルを全力疾走すれば、誰だって疲れます。
マラソンほどでなくても、長い距離を走れば、誰だって疲れます。

長時間、パソコンに向かっていれば目は疲れます。
ずっと同じ姿勢で働いていると肩こりになります。


あなたが疲れているのは、頑張ったからです。

かなり疲れているのは、かなり頑張ったからです。

でも、その疲れが溜まってくると、ストレスになります。
病気にもなります。

現代では、そのため心の病に陥る人も、過労で倒れる人も多くいます。


ですから、そうなる前に、上手に疲れを癒しましょう。

まずは、いまちょっと疲れている自分を認めてあげてください。

あなたは、頑張りすぎるくらい頑張っているのです。

身近に「よく頑張ったね」と言ってくれる人がいないかもしれません。
成果がでなければ、「よく頑張ったね」と学校や会社では普通、言われません。

家庭でも、家事や子育てで毎日頑張っているのに
「よく頑張っているね」と言われないかもしれません。

ですから、私が言いましょう。


   「いま疲れているのは、あなたが頑張った証です」

   「よく頑張りましたね。よく頑張っていますね」

   「いまの自分を誇りに思っていいのです」


  ★疲れている自分を誇りに思う。

  ( https://lucky.t-nakai.work/2019/06/27/utu/ )

           <感謝合掌 令和2年2月9日 頓首再拝>

不安や緊張、ストレスに強くなるために - 伝統

2020/03/01 (Sun) 15:39:45

不安や緊張、ストレスに強くなるために マインドフルネスの実践方法

      *「ストレスから心と体を守るマインドフルネス実践法」より

(1)ストレスは借金と似ています。
   ・・・借金を返さないでいつまでもためていると、破産してしまいます。
   だから、借金を返すことがとても大事なのです。

(2)個人のストレスに対する抵抗力は
   「体質」「習慣」「心」という3つの面で強めることができる。

  ①体質(力まず)

   ストレスがたまると身体が緊張状態になり、力みが続くようになる。
   その緊張を緩めるようにしていくとストレスがたまりにくくなる。

  ②習慣(避けず)

   私たちは「苦手なものは避けたい」「痛みはなるべく早く取ってしまいたい」
   などと思いがちだが、苦手なものを避けてしまい、やらないことが
   逆にストレスをためる原因になる。

   だから、一度避けずにやってみることが大事だ。

  ③心(妄想せず)

   実際に起きていないことを妄想し、不安になってしまうことはないだろうか。
   心の使い方を改善して、妄想をせずに目の前の等身大の現実に気づけるようになる
   ことが大切なのだ。

(3)この3つの面のうち、3番目の「妄想せず」が「マインドフルネス」だ。

   マインドフルネスを通して心の使い方を改善することで、
   ストレスに対する抵抗力が強化される。


   妄想や不安に呑み込まれてしまったときに必要なのは、
   ハッと我に返り、目の前の現実をありのままに感じることだ。

   マインドフルネスはその手助けをする。
   その方法が「瞑想」である。

(4)瞑想

   ここで大切なのは、呼吸だ。
   呼吸に集中する練習ではあるが、無理に呼吸をコントロールしないことがポイント。

   マインドフルネス瞑想はありのままを感じるのが目標だからだ。
   ゆっくり吸いたいときは吸い、
   浅い呼吸の方が楽なときは浅い呼吸をするということが大事だ。

           <感謝合掌 令和2年3月1日 頓首再拝>

顔を触る - 伝統

2020/04/16 (Thu) 18:37:46


      *メルマガ「今日の雑学+(プラス) 」(2020.04.016)より

顔を触ることでウィルスを体内に取り込んでしまう危険性が
広く知られるようになった。

人間は1時間に平均23回顔を触るという。
 
ソースを調べるとオーストラリアの学生を対象にした講義受講中
の観察調査で、2015年に発表されている。
学生たちもまさか自分たちが人類の代表のように各所で引用される
ことになるとは思わなかったのではないか。

 
米国の国立衛生研究所が地下鉄の乗客を対象にした2013年発表の調査もあった。
こちらは1時間当たり平均3.6回で、同じくらいの頻度でつり革などにも
触っているとある。
講義中よりこちらの方が日常実態に近いかもしれない。
 

日本における調査では、フジテレビ商品研究所が2013年に
リビングにおける幼児の行動を観察している。
1時間当たり30回から70回とかなり多い。

顔を触る行為は、幼児の場合およそ3カ月を過ぎた頃から現れる。
ただしその時点ではそれが自分の顔という認識は無い。

そういう意味での自己認識は1歳半から2歳の頃から。
口紅などを身体につけて鏡を見せ、それを自分の身体から
取り除こうとするかで確かめる。

 
自分の顔を触るのは人間だけではない。
霊長類も顔を触る行為があり、
ストレスなどを反映した転移行動として理解されている。
 
人間が顔を触るのも、気持ちを落ち着けるためらしい。
 

ドイツの研究者らが2014年に、記憶テストを受けている途中で
雑音を挟む実験を行った。

雑音というストレス要因が入ると顔を触る頻度があがる。
その際の脳活動を観測したところ、顔を触ったことで
集中力や記憶力が高まったことを示唆していたという。

 
顔を触ることを避けなくてはいけない今、
ぼくたちはどうすればいいのか。

ライナスの毛布だ。

ふわふわしたものを手元に置き、触れる。
桜美林大学の山口創教授の著作にあったが、
皮膚を通した感触が心を癒してくれる。


もちろん、本当に望ましいのはふわふわしたやさしい未来。

しかし今しばらくは、漫画『ピーナッツ』に出てくる少年のように、
毛布を抱きつつ対人距離を保とう。
 
そんな、ひとりひとりが安心毛布を抱く風景を思い浮かべて、
少し心が和んでいる。

・・・

<コロナ関連として>

「顔を触る人」はインフルエンザにかかりやすい
 https://diamond.jp/articles/-/159411

<参照>

なぜ人は顔を触るのか 「生まれ持った」習慣を止める方法は?
 https://www.bbc.com/japanese/video-51903495

ウイルス感染を招くのに、人はなぜ自分の顔を触るのか…専門家がやめる方法を提案
 https://www.businessinsider.jp/post-208872


           <感謝合掌 令和2年4月16日 頓首再拝>

精神科医Tomyが伝授、コロナストレスから心を守る超簡単なワザ5つ - 伝統

2020/07/17 (Fri) 19:43:43


        *Web:プレジデント ウーマン(2020.04.16)より

(1)今日のことだけを考える。

  ①緊急事態が宣言されるような今の状況下では、普通にしているつもりでも、
   いつもより感情の起伏が大きくなったり、不安定になったりするのは、当然のこと。

  ②平常時であれば、身近なものを眺める視点と、先を見据える視点、
   両方を持つのがおすすめなの。
   でも、今は先のことを考えようとしても、見通せないからかえってこわい。

   こういうときは、目先のことだけに集中するほうが得策です。

  ③起きている時間を楽しくプランニングすることだけに集中するほうが、
   余計な不安を増やさずにすみます。


(2)自分以外の守るべきものがあると強い。

  ①今、家にいるが時間がこれまでよりずっと長くなっているなかで、
   暮らしのひとつひとつを味わって、ていねいにしてみることって、
   心の平和を保つためにもとても効果的です。

   心を無にして、ただ目の前のことに夢中になってみる。
   それが自分を助けることにつながります。

  ②ベランダ菜園をしたり、お花や観葉植物を育てたり、
   わんちゃん、猫ちゃん、ペットのお世話をするのもいい。
   自分以外の守るべきものがあると思うと、私たちの心は強く、元気になるのです。


(3)散歩は人間の根源的な喜び

  ①近所を散歩したり、広い公園でジョギングしたり、
   人との距離を十分にとれる場所であれば、外の空気を吸うことはかまわないと思います。

  ②人との接触をしない場所を選んで、うまく息抜きをしてほしい。


(4)古典や名作に触れて

  ①テレビやネットもコロナウイルス一色で、
   不安が増幅してしまうという人も多いはず。

   正しい情報を取り入れることは大事です。
   でも、出口が見えない今の時点では、
   情報に触れる時間は区切ったほうがいいと思うの。

  ②際限なく見続けてしまって不安にかられるなら、
   その時間、本や映画に触れることをおすすめします。

   名作といわれる作品って、時代を超えて普遍的なもの。
   それこそ戦時中や大恐慌時代の人も楽しんできたはず。
   そこには、苦しさを乗り越える昔の人の知恵も入っています。


(5)自分がご機嫌になる方法をリストアップしよう。

  ①いろいろなことが制限されているなかだから、
   自分で自分の機嫌をとることが大事です。

  ②自分のご機嫌とり、たくさんしましょう!
   自分の機嫌がよくなるアイテム、行動、どんどんリストアップしてみるといい。

  ③人間ってね、どんな環境でもそれなりに楽しめるようになっています。
   その力を信じてあげてください。

    (https://president.jp/articles/-/34532 )

           <感謝合掌 令和2年7月17日 頓首再拝>

ストレスを漢方的に考えてみる - 伝統

2020/07/21 (Tue) 19:18:36


       *Web:株式会社永寿屋本店薬局( 2019年8月15日 ~2019年8月16日)より

ストレスに対応する際の、最も根源的で、確かな解決方法は、
ストレスを感じない生き方を選択することです。

自分の目の前に起きてくる様々な出来事は、すべて自分の肉体を通して、
まだ体験したことのない感情を味わうために、
自らが引き寄せるのだという人もいます。

そんなとらえ方に沿って考えてみると、本来感情には、
「いい感情」も「悪い感情」もないということになるのでしょう。

「なるほど、怒りって感情はこんな感じか・・・」
「悲しみって、胸がこんな感じに苦しくなるんだな・・・」
「うっわー、これが噂の『嫉妬』ってやつかー!!」

湧き上がってくる感情を否定せず、存在を認めて、
観察を楽しみながら、感情自体はそのままにしておく・・・。

喜びや幸せは、放っておくと拡がる性質を持っていますが、
怒りや、恐れや、悲しみや、憂いや、嫉妬や、恨みは、
放っておくと、収縮して消えてしまう性質を持っています。

ですから、ネガティブな感情に対する一番いい対処法は、
善悪をつけずに、観察し、味わったら、そのまま放置することなのです。


しかし、私たちは中々、それが出来ません。
どうしても抵抗をしてしまいます。

感じるのが恐くて、存在そのものを認めなかったり、
心の倉庫の中にしまいこんでしまったり、別の感情に転化して、
自己正当化をしたり、自己嫌悪に浸ったり・・・。

そうやって、ネガティブな感情をどんどん自分の心の中で増幅強大化させていきます。
その結果として、ストレスが原因の様々な症状が肉体の上に現れるようになってきます。

ネガティブな感情がどんどん自分の中で増幅強大化した時には、
「痛み」や「痒み」や「しびれ」は、実際よりも「強く」感じるようになります。

「気」が滞るために、刺激に対して、反応が鋭敏になってしまうからです。

ご自分がどちらかというと「神経質」だと認識していらっしゃる方や、
心配なことがあるとすぐ胃に来てしまう方、
人とお話をする時、早口になってしまう方などは、

ご自身の主症状を解決する前に、
自律神経の調整をする漢方を使っておいてから、主症状に向かわないと、
薬が効かないという事態になってしまします。


ストレスの原因となる出来事が、どんな感情を引き起こしたかによって、
トラブルの中心となる臓器が異なってきます。



■ほとんどのネガティブな感情は、「恐れ」という根を持つと言われています。
 この「恐れ」は、腎が蔵する感情です。

 腎と腎気の関係がアンバランスになったり、
 腎気と脾気の関係がアンバランスになったりすると、
 腎気が病的に興奮して、「恐れ」の感情が身体を 支配するようになります。

茯苓(ぶくりょう)を使って、腎の異常興奮を鎮めます。


■自分の中に湧き上がった感情を認められないときは、
 その感情を心の奥にしまいこんでしまうか、
 その感情を湧き上がらせたきっかけになっている相手を責めることで、
 自分の中にある「恐れ」を誤魔化してしまう方法が取られます。

 つまり「怒り」の根っこには「恐れ」が隠れているということです。

 「怒り」や「イライラ」は肝が蔵する感情です。
 肝臓が異常興奮すると、「怒りっぽく」なったり、
 ちょっとしたことで「イライラ」したりするようになります。

柴胡(さいこ)などを使って、肝臓の興奮を和らげてあげる方法が採用されます。


■腎臓の「恐れ」、肝臓の「怒り」が交互に現れる場合には、
 二つの臓器の中間で両方のバランスを取っている脾臓(膵臓)や
 胃の働きが落ちている可能性が考えられます。

 ストレスによる異常な食欲亢進も、逆に食欲不振も、
 脾臓や胃に問題を抱えている場合が多いものです。

 赤ちゃんの夜鳴きや疳の虫も、
 根本は消化を司るこれらの臓器の未発育(成長途上)が原因です。

 同じことは大人になっても現れます。
 脾臓や胃の気のエネルギーレベルが落ちてくると、
 精神的に不安定になってきます。

 一番誰もが経験するのは、お腹がすいた時のイライラです。
 一時的なもので、病的ではありませんが、
 これが慢性的に続くようになるのが、精神不安症状の始まりです。

大棗(たいそう)や朝鮮人参(ちょうせんにんじん)を使って脾気を高めます。


■自律神経のアンバランスは、肺や大腸の経絡に現れることも、しばしばあります。
 のどの異物感や鼻水が前に出ないでのどに回ってしまう
 「後鼻漏(こうびろう)」などは、ストレスが肺の経絡(けいらく)に出たものですし、

 便秘・下痢・腹痛などは、ストレスが大腸に出た状態です。

 ストレスに冷えが加わっている場合が多いので、
 冷飲食を控えることが、まず何より大切です。

半夏(はんげ)や蘇葉(そよう)などを中心に、その方に合った生薬をみつけていく必要があります。


https://www.e-mercy.co.jp/staff-blog/
 →2019年8月15日ストレスを漢方的に考えてみる①&
  2019年8月16日ストレスを漢方的に考えてみる②をチェック)

           <感謝合掌 令和2年7月21日 頓首再拝>

コロナ禍でのストレス対応(親子、夫婦) - 伝統

2020/12/11 (Fri) 23:28:59


      *Web:DAIAMOND online(2020.12.11)より抜粋
           ~「幸せホルモン」オキシトシンの大いなる可能性

近年、児童相談所で増加する虐待相談対応件数が、コロナ禍でさらに加速している。

まさにストレス社会の反映である。

被虐待児は、他者の表情を読み取ることや、
自分の感情を制御、調整することが苦手だ。

共感性の発達にも困難が生じる。

福島県立医科大学病態制御薬理医学講座の前島特任教授は
これらの現象にオキシトシンが大きく関与していると考え、

世の親御さんたちに、

「子どもの脳の健康な発達には愛、つまりオキシトシンが必要です。
 イライラした時こそ深呼吸して、子どもを抱きしめてほしい。
 親子でオキシトシン分泌を増やし、この困難を乗り越えましょう」

と呼びかける。


相手と触れ合う行為はオキシトシンの分泌を促進する。
「夫婦の触れ合い」はオキシトシンの分泌を増やし、絆や信頼を高める。
夫婦の触れ合いが少ないと、オキシトシンの効果が発揮されない。

お互いの行動に対して許容範囲が狭くなり、夫婦間の行き違いを増やしてしまう。

「長年連れ添ってお互い空気のような存在になってしまっている。
 このような時にも、ぜひ夫婦でお互い手を広げ、ハグしてみてほしい。
 照れくさいかもしれませんがお勧めです。
 オキシトシンが分泌されて安心感・信頼感を持てるはずです」(前島特任教授)

  (https://diamond.jp/articles/-/256864

           <感謝合掌 令和2年12月11日 頓首再拝>

PCSD (Post Covid19 Stress Disorder)心的新型コロナ後ストレス障害 - 伝統

2021/01/10 (Sun) 23:52:33

   
         *Web:ひかたま(光の魂たち)(2021年01月08日)より

今回の騒動の影響で、
悲しみや怒り、不安などを抱く人が急増しています。

生きていれば、必ず、
楽しいことや嬉しいことばかりではなく、悲しみや苦労もたくさんあります。

悲しい時に、その状況から逃げるのではなく、
悲しみを受け入れることによって、神聖な体験となることがあります。

それは、悲しみが人の意識を、瞑想や至福の時とは違うルートで、
とても深いところに連れていってくれるから。

その深く神聖な体験によって、人は変容出来ます。

だから
悲しみを受け入れるという神聖な経験をした人は、強く優しくなるのです。

そのような活かし方が出来るかどうか、
困難を神聖なものとするための肝心な点は、
直面した状況を、心から受け入れることが出来るかどうかにかかっています。

http://shindenforest.blog.jp/archives/83794222.html

           <感謝合掌 令和3年1月10日 頓首再拝>

ストレスに倒されないためには? - 伝統

2021/01/24 (Sun) 14:47:22


       *Web:河野ハレのブログ(2021-01-06)より

なぜ人はストレスにかかるのでしょうか?

私たちは人生の中で様々な苦しみや試練に出会います。

それに対して、ひどく恐れ、失望落胆するとき、
それが私たちにとってストレスとなります。

ヨブはこう言っています。

「私の最も恐れたものが、私を襲い、
 私のおびえたものが、私の身にふりかかったからだ」(ヨブ記3:25)。

彼はひどい病にかかりました。

しかし、それは偶然ではありませんでした。

普段からそのような病が降りかかるかもしれないと
非常に恐れ、おびえ、精神的に大きなストレスを受けていたからです。

そして、それがそのまま自分に降りかかってきたのです。

自分には問題を背負いきれないと、その深刻さに圧倒され、挫折します。

そして、その心配が不安になり、焦ります。

しかし、解決できないと、
「もう無理だ、できない」と諦め、倒れてしまうのです。

胃潰瘍になり、不安神経症になり、眠れず、倒れてしまうのです。


では、なぜイエス様はストレスで倒れなかったのでしょうか?

実際、パリサイ人、サドカイ人、律法学者たちが絶えず
イエス様にまとわりついて、精神的、霊的なプレッシャーを与えていました。

またローマ帝国が絶えず威圧しました。

イエス様はゆっくり食べたり、休んだりする定まった場所もありませんでした。


私たちがイエス様の立場だったら、1週間持つでしょうか?

ある牧師先生がイエス様に尋ねたそうです。

「イエス様。イエス様はどうしてストレスで倒れなかったのですか?
 他の人には秘密にするので、私だけに教えてください」と。

イエス様の笑顔

その時、主はこう言われたそうです。

「欲がなければ、ストレスにやられない」

「え。そんなに簡単なことなんですか?」と、その牧師先生は応答しました。

「そうだ。欲があればストレスにかかるけれど、
 欲がなければ、ストレスにやられない」と主は答えられたそうです。

「人はそれぞれ自分の欲に引かれ、おびき寄せられて、誘惑されるのです。
 欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生みます」(ヤコブ1:14-15)。

 
人間には基本的な5つの欲望があります。

食欲、性欲、金銭欲、名誉欲、睡眠欲です。

そして誰でもこれらを満たそうとします。

それは人間の生まれながらの本性です。

でも、それが行き過ぎると貪欲になり、罪の罠にはまってしまいます。

そして、その先は死です。


ですから、心を無にして、与えられた一つ一つのことに
感謝を捧げると、喜びと平安に満たされ、
ストレスにかからないと言われたのです。

 
アメリカのミシガン大学のステファニー・ブラウン博士は
人間の欲と寿命に関して研究しました。

その結果、貪欲な人の死亡率が
そうでない人の死亡率の3倍も多いことがわかりました。

自制できる人は心が平安なので、体にも良い影響を与えます。

しかし、貪欲な人は不眠症になり、
体調を崩し、病気になったり、早く死んでしまうのです。

 
イエス様ご自身はどうだったでしょうか?

イエス様はオリーブ山に祈りに入られる時、弟子たちに言われました。

「わたしは悲しみのあまり死ぬほどです」と。

 
しかし、イエス様はその大きなストレスで倒れることはありませんでした。

どうしてでしょうか?

心に押しかかるプレッシャーは計り知れないほどです。

普通の人は十字架にかけられて死ぬと言うことがわかったら、
その苦しみを思い描き、身悶えし、精神的に倒れないはずがありません。

しかし、イエス様はどうされたのですか?

神様の前にひざまずいてこう祈られます。

「父よ。どうしても飲まずにはならない杯でしたら、
 どうぞ御心の通りになさってください」。

ストレスで倒れない秘訣は貪欲を捨て、何とかして、
主のみこころにゆだねてしまうことなのです。


経済的必要の迫りや自分の肉の思いのゆえに、
神様中心の優先順位が逆転してストレスになっていないでしょうか?

「それから、イエスは少し進んで行って、ひれ伏して祈って言われた。
 『わが父よ。できますならば、この杯をわたしから過ぎ去らせてください。

 しかし、わたしの願うようにではなく、
 あなたのみこころのように、なさってください。』」(マタイ26:39)


「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。
 神があなたがたのことを心配してくださるからです」(第一ペテロ5:7)

「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。
 そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます」(マタイ6:33)


https://ameblo.jp/praise-the-lord/entry-12167478062.html

           <感謝合掌 令和3年1月24日 頓首再拝>

ストレスレスのススメ - 伝統

2021/02/20 (Sat) 14:07:34


        *Web:かんながら(2021.01.23)より

いま抱えている問題の解決方法って、考えても分からないでしょ?

実は分からないから考えているのです。


もしかしたらいつも、
どうしたらいいのか分からないことを考えてない?

もう一度言うけれど、
分からないから考えているわけで、したがって考えても分かりません。


じゃどうしたらいいか。

一番いいのは考えないことです。


あなたの考えは、単なる思考ではなく、あなたの世界そのもの。

あなたは思考が作り出している仮の世界に住みながら、
その世界の中で右往左往しているのです。

考えないというのは、思考の世界の住人をやめるということ。


僕はいつも、何かを思いつめそうになったら、
その思いを超客観的に眺めるようにしています。

眺めた瞬間、それまで思いと同一化していたのが、
思いと距離ができて、思いの世界から離れている自分を発見します。

すると、どんな重要に思っていたことも、どうってことないって。

そんなことより、まさにいまここで生かされていることのほうが
大切なのがわかります。


今日は考えない時間を長くしてみましょう。

きっとまたすぐに思考の世界の住人になって、
あーでもない、こーでもないって、
お馴染みの世界に入ってしまうかもしれません。


そしたらまた気づいて、その世界から離れます。

これを毎分のようにできたらいいわけで。


実はほとんど考えなくても、生活には支障をきたしません。

収支の計算をするときさえも、思考を使わなくても、
集中すればことは起きていきます。


我々が普段考えていることの90%以上は、
昨日も考えていたそうですよ。

思考は堂々巡りになっているのです


たぶん、1日1時間も考えれば十分だと思う。

あとは、いまを感応して生きるだけ。


そしたらストレスなんか持てるわけがない。


そんなわけで

今日も大空に向かって両手を広げて、深呼吸でもしてみようか。

ストレスレスのススメ

あー今日もいい日だなァ。

https://abetoshiro.ti-da.net/e11727934.html

           <感謝合掌 令和3年2月20日 頓首再拝>

不安や不眠を解消する簡単な方法 - 伝統

2021/03/17 (Wed) 14:12:01


       *Web:川島和正オフィシャルブログ(2021.03.16)より

仕事や勉強ができる人は、
交感神経優位で緊張状態が続いている人が多いです。

そして、適度な緊張状態ならいいのですが
それが過剰になった場合には不安や不眠になってしまいます。

あなたも、バリバリ活動するタイプの場合
不安や不眠に悩んだことがあるのではないでしょうか。


さて、こんな時に心を柔らかくするにはどうすればいいのかというと
身体を柔らかくするといいです。

これは嘘みたいな話なのですが
自律神経の研究などから本当にそうなることがわかっています。

体操やストレッチをして身体を柔らかくし
特に猫背をやめて身体を広げるようにすると
心の緊張状態も解けていきます。


というわけで緊張状態を解消し不安や不眠から脱出するには
体操やストレッチをしっかりすることをお勧めします。

どれだけ仕事や勉強ができても
不安や不眠を抱えた人生では素晴らしい人生とは言えませんので
バランスをとることが大切ですね。

ちなみに、身体を柔らかくする以外には
カフェインをとり過ぎないことやスマホを見すぎないことも大切ですので
あわせて実践しましょう。

  (https://ameblo.jp/kk5160/entry-12662741506.html

           <感謝合掌 令和3年3月17日 頓首再拝>

【人間、暇だとろくなことを考えない】 - 伝統

2021/04/11 (Sun) 20:17:52


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2021.02.16)より

   (精神科医、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…)

   ストレス学を創始したハンス・セリエは、
   「ストレスは、別のストレスを与えることによって転換される」
   という。

   これは、精神的なストレスは肉体的なストレスで解消されるということに通じ、
   私たちの日常に当てはめれば、
   「仕事で頭ばかり使ったあとは、体を動かすのがよい」ということになる。


   私の日常は、図らずもこれを実践しているかのように思う。

   あるときは診察をする、あるときは原稿を書く、
   そしてまたあるときは旅行に出かけ、書類を整理し…と、
   時間に追われる毎日だが、
   こんな生活が健康維持に役だっているのだろう。

   私は、ひとつのことに長時間集中しないように心がけている。

   二時間ひとつのことをやったら、次は二時間、別の仕事をする。

   このほうが能率がいい。


   再びハンス・セリエの学説。

   「ふたつの違うストレスを間を置かずに与えた場合、
    その動物の抵抗力は高まる。が、同じストレスを
    一定の期間を置いて与えられると、二度目のストレスに対して
    高度に敏感になり、病気になりやすい」

   つまり、頭脳にストレスを与えた後は、肉体にストレスを与える。

   こうしていると抵抗力が高まり、健康になる。

   しかし、同じような精神的ダメージだけが続くと、
   人間は抵抗力を失うのである。


   たて続けに大切な人を失ったとき、人はなかなか立ち直れない。

   立ち直ろう、という気力を失ってしまうのである。

   アメリカの産業精神衛生部会は、
   「肉親の死などを体験した社員には、半年以内に
    配置転換や転職を勧めるのはやめたほうがよい」
   という報告をしている。

   あいつぐ精神的なストレスがひきがねになって、
   うつ病やノイローゼが発症しやすいからだ。


   必死に体を動かしていると、無心になってくる。

   それが精神的なストレスを和らげてくれる。

   私は、母の輝子についていろいろ書いているが、
   苦しいとき、悲しいとき、たいへんなときこそ
   母が行動的であったのは、この学説にも当てはまっている。

   不幸をはね返すには、
   あえて行動的になるのが一番なのかもしれない。

      <『ほっとする生き方』新講社ワイド新書
             https://amzn.to/3rNtd2k >

         ・・・

美輪明宏さんはこう語る。

『不快なことを考える人間は暇人です!

心身共に次から次へとあれこれ忙しい人間は、
目の前のことをこなさなければいけないので、
マイナス思考になる時間はありません。

大概、不快なことを考えたり、ネガティヴ思考に陥ったり、
愚痴や悪口、被害妄想ばかり言っている人間は暇なのです。

暇だから済んでしまったことを
わざわざ執念深くほじくり返し思い出し、ウジウジする。

人間ヒマが出来るとろくなことはありません。

何の役にも立たない過去の事より、
明るい未来や好きな人や趣味、仕事のことだけを常に考え、
忙しく行動し暇を作らない努力をしましょう。

何でも良いから常に頭も身体も動かし続け忙しくする。

次から次へとやることを見つけ、常に忙しい自分であれば、
マイナス思考になることも暇もなく、
ましてや連鎖することもありません。』
             (美輪明宏公式サイト)より


くよくよと悩んだり、落ち込んだり心配してしまったり、
考え込んでしまったりを繰り返しているときは、
ポッカリ時間が空いてしまったようなときか、
仕事が暇のようなときに陥りやすい。

つまり、忙しくて寝る間もなくて、
悲鳴をあげてしまうようなときは、
くよくよ悩んでいる暇はない。

「人間、暇だとろくなことを考えない」ということだ。


悩んだり、心配したり、ネガティブ思考に陥らないためには…

次から次へとやることを見つけ、忙しく動き回る人でありたい。

           <感謝合掌 令和3年4月11日 頓首再拝>

「イラッと上手」になろう!3原則(Marisolマリソル) - 伝統

2021/05/23 (Sun) 13:16:24


       *Web:今日も良いことがあるように(2021/05/13)より

人間誰しも「イラッ」とすることはありますね。
自分の思うようにならなかったとき、
人から危害を受けていると思うときなど「イラッ」します。

それは、人間ですから、当然ですね。

でも、「イラッ」が長引いて「イライラ」になって
ストレスがたまったり、怒りとなって爆発したりすると、
自分の心身の健康、人間関係、仕事にも悪影響があります。

なので、「イラッ」のときに、早めに対処したほうがいいですよね。

では、個々のケースを見る前に、
その際の原則としたいことを3つあげてみます。 


(1)原則1 相手をすぐに変えようとしない

   人はなかなか簡単には変わりません。

   自分をイラッさせる相手を変えようとすると、
   すごいエネルギーと時間が必要です。

   あなたが正しいことを言っても、相手も感情的になり、
   多くの場合、期待通り受けとめてもらえないどころか、
   反感を買うこともあります。

   変わらない相手に、ますますイライラが募るでしょう。

   それよりも自分の気持ちをコントロールするほうが簡単ですし、
   これから先も応用がききます。


(2)原則2 相手や相手の状況を理解するように努める

   「イラッ」が起こった時は、
   自分の人間性を成長させるチャンスです。

   相手への理解を深めるチャンスです。
   理解は、思いやりや愛から生まれます。

   どうして、そんなことをしてしまうのか。

   どうして、いつもこうなのか。

   相手の立場を考えたり、相手の事情を考えたりすれば、
   相手のことがもっと理解できます。

   そうか、この人はこんな悩みをかかえていたから、こうなのか、とか。

   この人も自分の欠点を直そうと思っているけれど、
   なかなかうまくいかないんだ、
   などと前より相手のことが理解できると、
   自分の「イラッ」もだんだんおさまってきます。

   (相手が変わるための対策が見えてくる場合もあります)


(3)原則3 謙虚に自分自身を省みるように努める

   自分にも同じようなことはないか、
   または別のことでも人をイラッとさせるようなことを
   してきたのではないかと考えるよい機会です。

   たいてい誰にでもあります。
   ただ、気づいていなかったり、忘れたりしてしまうのです。

   自分が子どもだったとき、仕事に不慣れだったとき、
   ものすごく忙しかったとき、疲れたりしていたとき、
   心配事で頭がいっぱいだったりしたとき・・・など、
   まわりの人をイラッつかせるようなことがあったはずです。

   また、自分で欠点に気づきながら、
   自分をなかなか改めることができない、
   そういうこともあるのではないでしょうか。

   「自分もそういえば・・・そんなことがあったなあ」と気づく。

   さらに、欠点や失敗を繰り返してきた自分も
   これまで許されてきたんだと気づくと、
   人にも少しやさしい気持ちになるものです。

   まわりの人への感謝の気持も生まれるでしょう。

   であれば、イライラは消えていきます。

   こんなふうに、日頃から、できるだけ
   謙虚かつ感謝の気持ちで生活するように心がければ、
   イライラに悩まされることは少なくなると思います。

   https://lucky.t-nakai.work/2021/05/13/kiji-26/

           <感謝合掌 令和3年5月23日 頓首再拝>

ストレスを解除する6つの対処法【スピリチュアル】 - 伝統

2021/06/11 (Fri) 11:36:05



      *Web:宇宙の兄弟たちへ(2021年6月9日)より

私たち現代人はストレス社会に生きています。

たえず時間に追われて、何かをしていなければいけませんし、
遅刻は厳禁です。

そして多くの人と会う生活の中で、
相性の良くない人や苦手とする人物との接触も
避けて通る事が出来ません。

昔の生活の、森のんかに住んで、
必要な時に必要な分だけ食べ物を取り、
他人と会うのも物々交換する時くらいのものであれば、
あまりストレスは無かったかもしれません。

今でも現代文明が押し寄せていない社会では、
それに近い暮らしをしている人たちもいます。


ですが現代人は、朝から晩まで時計の針に追い立てられ、
多くの人との接触でストレスを溜めこんでいきます。

そもそも人間がストレスを感じるのはどうしてかというと、
それは防衛本能から来ていると思います。

たとえば太古の昔には、まだ自然界で暮らしていた人間には、
危険な動物たちも身近にいました。

そうした危機から逃れるためには、
身体がストレスホルモンを分泌し、緊張させて、
危険にすぐに対処できるようにしました。

そうでないと、いつものようにボーっとしていたら、
獣に襲い掛かられて命を落としてしまう恐れがあるからです。

自分の身に危険が迫ると、人はストレスを感じて、
それを回避しようとする動きをします。

これは昔から備わった本能であると言えるでしょう。


それが現代人にも残っていて、
緊張する場面ではストレスを感じるようになります。

主婦の方なら、苦手な姑さんにお小言を言われて
ストレスを感じるでしょうし、
学生であれば大事な試験が迫ってきたらストレスを感じます。

また働いている人であれば、厳しい上司に叱られている時に
ストレスを感じ、苦手な取引先に行く時にはストレスを
受けてしまいます。

そのため日曜日の夕方頃のサザエさんが放送される時間になると、
明日は仕事かと憂鬱になってくる人も多いわけです。

ストレスはあまり溜め込んでしまうと、
身体の不調の原因となり、病気の元となることもありますし、
心の病の原因ともなります。

ちなみにストレスというのは医学的には体内に
ストレスホルモンが分泌された状態を指しますが、

スピリチュアル的には、濁ったり重くなった気が
その人の周りに取り巻いている状態と言えます。

気というのは霊的な活動エネルギーになりますが、
使用されて重くなった気が滞った状態になると、
疲れが溜まってきた状態になります。

霊的にはこれらの滞った気を発散させる必要があります。


それでは、ストレスを緩和する方法について紹介したいと思います。

まず一つ目は、適度な運動を取り入れる事です。

あまり過激な運動は望ましくありませんが、
じんわり汗をかくくらいの運動を定期的にすると、
ストレスが抜ける効果があります。

ウォーキングをしたり、
水泳やエアロバイクを定期的に取り入れるなどがいでしょう。

運動をすると気分がすっきりしてストレスが抜けていきます。

ストレスが多い人は運動習慣と取り入れるように心がけるといいでしょう。


次に、自然との触れあう時間を取ることです

都市に住んでいる人は、自宅のマンションから
オフィスビル街の会社に通勤し、夜遅くに帰宅する
というような生活を送っている人が多いでしょう。

自然の中で過ごしたり、自然に触れ合う時間が
極端に少なくなっているはずです。

ストレスを緩和する方法としては、
自然との触れ合いが重要になってきます。

森林浴や海沿いを散歩するなどは、ストレス発散によいでしょう。

その他には、家庭菜園をして、野菜や花などを育てるのもよいです。

植物を育てる事で、日々に自然に触れることで、
ストレスの癒しがもたらされます。

またスピリチュアルな観点からもこれは意味があって、
植物には人間の淀んだ気を吸い取り、浄化する作用があります。

そのためお部屋に花を飾ったり、観葉植物を育てるのも、
ストレスで淀んだ気を浄化させてくれます。


次にあげるのは音楽鑑賞です

特にクラシックなどの名曲を聴いていると、
ストレスを緩和する作用があります。

現代のガチャガチャした音楽よりも、
ゆったりとした心地よい音楽を聴いてみましょう。

歴史的な名曲とされるものには、
高次元の波長を表現したものがありますので、
それらを聞いていると自然に同調してきて波長が高まっていきます。

すると重い気が抜けていくので、ストレスの解消になっていきます。


次に、親友や愛する人と会う機会を増やす事です。

親しいものとの友好時間を持つ事でも、ストレスは緩和されます。

忙しくて時間が取れないという人もいるでしょうが、
なるべく仕事のやりくりを変えながら、
大切な人と過ごす時間を取って見るのもいいでしょう。


次に、温泉やお風呂なども効果的だと思います

温泉やお風呂に浸かり、体温をあげる事で、
ストレスなどの滞った気が抜けていきます。

運動も体温を上げる効果がありますが、
お風呂に浸かる事も、体温をあげ、ストレスを抜けやすくします。


ストレスがたまってきたという時には、
温泉に行ってみるとか、
お家でお風呂に浸かって見ると良いでしょう。


そして最後に、スピリチュアル的には、
ストレスに対処するために瞑想をお勧めします。

瞑想は心を落ち着かせ、深く深呼吸していく事で、
ストレスを緩和していき、霊的なエネルギーをチャージします。

背筋を伸ばした状態で目を瞑り、
鼻から息を吸い、口からゆっくりと吐き出す呼吸を繰り返します。

口から息を吐くときには、
身体に溜まった滞った気を吐き出すようなイメージをしていきます。

そして十分にリラックス出来たら、
次は頭上から光のボールが降りてきて、頭から入って来て、
身体全体に浸透していくのをイメージしていきます。

こうすることで、ストレスの緩和と、
新しいエネルギーのチャージがなされていきます。

以上を参考にしていただけたらと思います。

https://www.spacebrothers.jp/2021/06/blog-post_9.html

           <感謝合掌 令和3年6月11日 頓首再拝>

超ストレス解消法 - 伝統

2021/07/30 (Fri) 13:10:19

【超ストレス解消法①】
イライラの原因は全て決めつけ思考にあった
(Super Practical Steps to Reducing Stress)
中田敦彦のYouTube大学(2021/07/27)
https://www.youtube.com/watch?v=XubfiHylzeI


【動画目次】
00:00 OP
02:37 現状把握
08:57 ストレス種類
12:47 対策
17:24 決めつけ思考
23:54 分析STEP
29:09 次回予告




【超ストレス解消法②】
ストレス対策はひろゆきさんの論破術で一人逆転裁判
(Super Practical Steps to Reducing Stress)
中田敦彦のYouTube大学(2021/07/28)
https://www.youtube.com/watch?v=W5KgVnvLB_A

【動画目次】
00:00 分析STEP
09:05 受容の精神
16:10 コンフォートカード
20:13 デス・ライティング
25:26 まとめ


           <感謝合掌 令和3年7月30日 頓首再拝>

おうちストレス - 伝統

2021/10/24 (Sun) 13:11:43


     *「おうちストレスをためない習慣」杉岡充爾(著)より

(1)「おうちストレス」がメンタル不調を引き起こすメカニズム

  ①まず、家にいることで受ける慢性的な
   「おうちストレス」によって、コルチゾールが無駄遣いされる。

   やがてコルチゾールが枯渇し、
   ホルモンのフィードバック機能がはたらかなくなり、
   扁桃体が暴走する。

  ②扁桃体の暴走は前頭葉の機能も抑制し、感情のフタが外れ、
   本能のままに思考や行動してしまうようになる。

  ③安定しない感情や、理性的でない自分の状態に嫌悪感を持ち、
   それがまた精神的ストレスになり、メンタルを病んでいく。


   このように、慢性的なストレスが過多になると、
   感情の乱れ、行動の乱れ、副腎疲労、この3つが並列に起き、
   互いに作用し合う負の連鎖が起きてしまうのです。

(2)おうちストレスは「記憶力」も低下させる

  ①扁桃体の暴走は、海馬の萎縮も引き起こします。

  ②海馬は記憶を司る脳の部位で、
   この機能が優秀なほど記憶力が高いといわれます。

   ですが、扁桃体はストレスを感じると
   海馬にまで刺激を送ってしまいます。

   扁桃体からの刺激によって海馬は萎縮し、記憶力も低下し、
   反対に扁桃体が肥大していくのです。

  ③扁桃体が海馬に刺激を送ってしまうのは、
   不安を感じる出来事が起きたときに、
   その一連のエピソードを記憶するためです。

   再度おなじような事態が訪れたときに対応するための、
   脳のはたらきです。

(3)海馬から偏桃体へのフィードバック

  ①これのなにが問題かというと、不安の経験を記憶した海馬は、
   次に似たような状況に陥ったときに
   「前にも同じような事態がありましたよ」と、

   今度は海馬から扁桃体に刺激を出してしまうのです。

  ②実際に不安を感じる状況でなくても、
   過去と同じ状況になっただけで海馬が勝手に反応して
   扁桃体に刺激を送り、コルチゾールが分泌されてしまいます。

  ③コルチゾールの過剰分泌は副腎疲労につながりますし、
   海馬が不安経験ばかりを記憶していくと、
   本当に大事なことが記憶できなくなってしまいます。

   扁桃体が過剰に作動すると、
   こういった悪循環も起きてしまうのです。


(4)「おうちストレス」による不調を放置してはいけない

  ①ストレスは放置されることで、
   疲労やメンタルの不調のみならず、
   その他の多くの悪影響につながります。

  ②現代には命の危機といった緊急自体はなくても、
   私たちは日々、慢性的なストレスを受けています。

   そういった小さなストレスにも、
   扁桃体は反応し、CRF(ホルモン)の分泌を促します。


(5)ストレスを沈静化させるためのフィードバックシステム

  ①扁桃体は精神的なストレスを感じると、
   それを知らせるために脳の視床下部に刺激を送ります。

  ②その刺激を受け取った視床下部は、下垂体に向かっ
   てCRF(Corticotropin Releasing Factor)という
   ホルモンを分泌します。

  ③そして下垂体はCRFを受け取ると、
   ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)を出して副腎に命令を出し、
   その命令を受け取った副腎が、ストレスを沈静化させるために
   コルチゾールを分泌します。

  ④分泌されたコルチゾールが扁桃体に
   「もうそろそろ信号を抑えようよ」とはたらきかけ、
   視床下部や下垂体から分泌されるホルモンは抑えられるのです。

   これが、ストレスを沈静化させるためのフィードバックシステムです。


(6)ストレスで暴走した扁桃体による「ハイジャック」

  ①ストレスを感じた扁桃体が起こすこの反応は、
   「ファイト・オア・フライト反応」と呼ばれます。

  ②本来は、命が脅かされる状態になったときにだけ発動されるシステムです。

  ③つまり人間は、脳の構造的にストレスを感じやすい生き物なのです。
   そのため、それほどたいしたことのない出来事にも扁桃体が反応して、
   ストレスを感じてしまいます。

  ④小さなストレスにも、扁桃体は反応し、CRFの分泌を促します。

   つまり私たちの身体は常時、扁桃体の防御反応に支配されている状態、
   いわば「ハイジャック」されている状態なのです。

  ⑤ハイジャック状態が続くと、
   コルチゾールは分泌され続け、やがて枯渇します。

   そしてホルモンのフィードバックシステムが機能しなくなり、
   ストレスを抑制できなくなってしまいます。

   もちろん精神的なストレスも抑えきれなくなるため、
   より深刻なメンタル不調を引き起こしてしまう可能性もあります。


(7)「おうちストレス」を溜めないためにできること

   ポイントは、コルチゾールという「疲労回復ホルモン」にあります。

  ①コルチゾールを消耗させるストレスとなる行動を減らす。

  ②コルチゾールの貯蔵量が増える行動をしてストレス緩和力を高める。

(8)「おうちストレス」を解消させる方法

  ①「リカバリー物質」で腸のストレスを取る。

  ②回復機能を高める「休日断食」。

  ③「1分ジャンプ」で血管のストレスを減らす。

  ④「緊張脱力体操」で一気にリラックス 。

  ⑤「寝る90分前入浴」で睡眠の質を高める。

  ⑥「ポモドーロ・テクニック」で在宅ストレスを減らす

   https://next.rikunabi.com/journal/20161026_m1/

  ⑦「朝の散歩」で幸せホルモンを出す などなど

(9)特に効果的なのは「食習慣の見直し」

   コルチゾールの生成を促すなど、ストレス解消効果のある
   リカバリー物質を摂るための方法を実践するべきだ。

  ①コルチゾールの元となるエネルギーは、
   細胞内にあるミトコンドリアで作られる。

   それはATP(アデノシン三リン酸)と呼ばれる物質だ。
   すべての生物は、これが作るエネルギーで活動している。

  ②このミトコンドリアの回路を活性化させ、
   ATPが作られる速度を速めるのが、
   ビタミンBやミネラルなどの栄養素だ。

   インスタント食材中心の食生活では、これらの栄養素が不足する。

  ③ビタミンが摂れる食べ物は、豚肉、ネギ、ニラ、ニンニクなどだ。
   特にオススメがが、ブロッコリーなどのアブラナ科の食べ物だ。
   ビタミンが豊富で、肝臓の解毒能力を高めてくれる。

  ④イミダゾールペプチドは疲労の原因である活性酸素を抑える。
   渡り鳥の羽が疲れないのはこの物質のおかげだ。
   カツオやマグロなどの回遊魚に多く含まれている。

  ⑤タウリンはミトコンドリアの機能を改善してくれる。
   加えて肝臓の機能も改善してくれる。
   シジミにはタウリンが豊富だ。他にタコやイカにも多く含まれている。

(10)腸のストレスを取る

  ①腸は食べ物からストレスを受けている。
   腸は食べ物から体に良いものだけを吸収し、
   不要なものをブロックする。

   そのため、腸の機能が落ちると悪いものが体に入ってきてしまう。

  ②腸内の環境をよくするには、
   野菜、果物、海藻類などの食物繊維をしっかり摂る。

   腸内の善玉菌の餌になるオリゴ糖もお奨めだ。
   玉ネギ、ゴボウ、アスパラガス、
   ヨーグルトやハチミツにも含まれる。

  ③腸の負担を減らすには、水分が欠かせない。

   腸が脱水状態になると便が硬くなり、
   腸内に滞留する時間が長くなる。

   水分を摂って便を柔らかくして、
   外に出やすくしてあげるといいだろう。

  ④魚の油、アマニ油、エゴマ油、オリーブオイルなど、
   オメガ3といわれる油は炎症を抑える。

   反対にオメガ6やサラダ油などの植物油は腸の炎症を増やす。

   腸内環境が悪い人は、オメガ3を摂るべきだ。

・・・

<参照>
快適な家で過ごしているだけなのに…「おうち時間」がメンタル不調の原因になるワケ
https://president.jp/articles/-/50367

           <感謝合掌 令和3年10月24日 頓首再拝>

攻撃されて苦しい時は何をすべきか? - 伝統

2021/11/17 (Wed) 15:41:52


        *メルマガ「川島和正」(2021.04.01)より

長い人生、時には
誰かから攻撃されることもあるものです。

特に日本は、出る杭を打つ社会、足を引っ張る社会ですので
ちょっと上手くいくと、すぐ誰かから攻撃対象とされます。

ビジネスが調子よくなると邪魔され
楽しそうにしていたら悪評を流され
周りの人達より輝いていたら村八分にされたりするわけです。

こんなことがあった場合、
余程メンタルが強い人でない限り心を痛めてしまうと思います。

私はメンタルが結構強いほうですが、
それでも直接攻撃してくる人が出てきたときには
「面倒なことになったな」とか「しんどいな」と思います。

また、その攻撃してくる相手が
実力者だった場合には、対策を考えるのに苦労して疲れます。

では、攻撃されて苦しい時には
何をするといいのかということなのですが
映画を見るといいです。

冷静に、出来る限りの対応をすることはもちろんなのですが
それに加えて映画を見るのです。

なぜ、映画を見るといいのかというと
映画の主人公は、たいてい攻撃されて苦労するものの
最後に勝つことが出来るからです。

これを見ることで

「どこの世界にも攻撃する人はいる」
「攻撃されるのは自分だけではない」
「主人公と同じように頑張って乗り切ろう」

と思えるようになるのです。

というわけで
あなたも攻撃されて苦しい時には
なんでもいいので映画を見ることをお勧めします。

あなたが、映画は時間の無駄と思っていたとしても
苦しい状況の時には、気持ちが楽になる助けになるはずですね。

           <感謝合掌 令和3年11月17日 頓首再拝>

【いいストレスで、ストレスレスしよう!】 - 伝統

2021/11/18 (Thu) 13:12:27


      *メルマガ「美容と健康ひとくちメモ」(2021/04/19)より

ストレスというと、嫌なことが続いたり、
やりたくない事をさせられたり、
そういった事を連想すると思いますが、

ストレスが起こる原因は、それだけではないそうです。

パソコンの前でじっとしていたり、
朝から晩までデスクワークをしていたり、
そのような生活を毎日送っていると、

カラダの切り替えができなくなってしまい、
「カラダを動かさない」ことによって、ストレスが溜まるのだという。

活発モード → リラックスモー ド → 活発モード と、

身体のリズムの切り替えを必要としないために、その能力が衰え、
寒い所に行っても熱を起こせなかったり、
逆に暑い所では汗を出せずにのぼせてしまう、

というように身体の働きに支障が出てくるのだとか。

普段身体を動かさない方は、

少し外へ出て運動をしたり、

サウナに入って汗をかいたりと、

適度な「いいストレス」を与えてあげるといいそうですよ。

           <感謝合掌 令和3年11月18日 頓首再拝>

気が利かない人との関わり方 - 伝統

2021/11/19 (Fri) 15:20:25


        *メルマガ「川島和正」(2021.04.07)より

よく「あの人は気が利かない」とか
「あの店のサービスぜんぜんダメだ」なんて
文句を言っている人がいます。

世の中のみんなが気が利くようになってサービスが良くなれば
自分ば快適だと思ってそんなことを言うわけです。

しかし、現実としては、
気が利かない人がいるからこそ
気が利く人が競争優位に立てているわけです。

そして、もし気が利かない人が
次々に気が利く人になってしまったら
競争優位に立てなくなってしまうのです。

さらに、自分より気が利く人ばかりになったら
自分が一番不利な立場になってしまうのです。


というわけで
気が利かない人がいてイラッとしても

「これでいいのだ」

「だから私は有利なのだ」と

思うようにするといいと思います。

自分より気が利かない人がたくさんいるということは

自分がビジネスでも恋愛でも競争優位ということですので

イライラする必要はないですね。

      <感謝合掌 令和3年11月19日 頓首再拝>

「幸せホルモン」セロトニン増でストレス対策: - 伝統

2021/11/25 (Thu) 14:56:11


      *Web:Reライフnet(2021.11.25)より抜粋

鮭のクリームパスタ 「トリプトファン+ビタミンB6」で、心のバランスを整える

(1)気持ちを落ち着かせたり、パニックを抑えたり。
   心のバランスを整え、ストレスを和らげるてくれる
   “幸せホルモン“のセロトニン。

(2)ストレスは脳で働くホルモンが関係しています。
   ノルアドレナリンとドーパミンというホルモンは、
   ストレスに打ち勝とうとする働きがあり、
   喜び、快楽をもたらしますが、

   過剰になるとヒステリーやパニック、過食などを引き起こします。

   それらが過剰にならないように調節して、
   精神の安定を保ってくれているのがセロトニンというホルモン。
   「幸せホルモン」とも呼ばれていて、ストレス対策に役立つ物質です。

(3)セロトニンの原料は、トリプトファンというアミノ酸の一種。
   トリプトファンは睡眠にも重要な物質。

   ぐっすりと眠ることはストレスを減らすことにつながるので、
   トリプトファンはストレス対策にとても大事なのです。

(4)トリプトファンは必須アミノ酸と呼ばれる体内で作ることができない
   物質なので、食事から継続して摂取する必要があります。

   乳製品やかつおなどの魚、また大豆などに含まれています。

(5)トリプトファンからセロトニンを作る酵素は
   ビタミンB6を必要としますので、ストレス対策には、
   トリプトファンを含む食材にビタミンB6を含む食材を
   組み合わせた料理がおすすめとなります。

   鮭(サケ)のクリームパスタには、
   ソースづくりに使うクリームや牛乳にトリプトファンが、
   サケにビタミンB6がそれぞれ含まれています。

   この「トリプトファン×ビタミンB6」の掛け合わせで、
   セロトニンを作る酵素の働きをよくすることが期待できます。

https://news.yahoo.co.jp/articles/57cb086dda51436de3e84b91e5786df15a84de0e

      <感謝合掌 令和3年11月25日 頓首再拝>

ストレスを吹き飛ばす方法(斎藤茂太) - 伝統

2021/11/26 (Fri) 04:02:34


       *Web:今日も良いことがあるように(2019/01/27)より

《ストレスで、ストレスを吹き飛ばそう》

モタ先生は、歌人、斎藤茂吉の長男。
弟に、作家北杜夫氏がいます。

ご自身も、作家で精神科医でした。

モタ先生は、精神科医として、
たくさんのストレスを抱えている患者さんと付き合ってきました。

そして、長年の経験から、効果抜群の方法を発見されました!!

その方法を、万人に公開されています。

では、精神科医、斎藤茂太先生が、万人に薦める、
ストレスを吹っ飛ばす効果抜群の方法。

それは、この言葉です。

   「ストレスで、ストレスを吹き飛ばそう!」

もう一度、言いますよ。

   「STRESS」で、ストレスを吹き飛ばそう!

そう言われても、初めて聞いた人は、よくわかりませんよね。

わからないと、ストレスが溜まりますから、
モタ先生に代わって解説させていただきます。



《「STRESS」は好きなこと、楽しいこと》

   「STRESS」とは、

(1)SーSPORTS(スポーツ)

(2)TーTRAVEL(旅行)

(3)R-RECREATION(気晴らし)

(4)EーEAT(食事)

(5)SーSLEEP(睡眠)

(6)SーSMILE(笑い) または SHOPING(買い物)のこと。


つまり、ストレスが溜まっているときは、
このうちの好きなことをすればよいのだそうです。

うん、なんだか、楽しめそうですね。

皆さんはどれがしたいですか?

温泉に行く?

いいですね。

私はとりあえず「笑う」ことかな。(笑)

それから静かな場所で祈る(黙想する)こと。

気晴らしになるし、心も頭もリフレッシュできます。


     「STRESS」で、ストレスを吹き飛ばそう!


出典:斎藤茂太著『モタさんの運がよくなる38のコツ』(PHP研究所)

https://lucky.t-nakai.work/2019/01/27/custom-9/

      <感謝合掌 令和3年11月25日 頓首再拝>

ストレスレス - 伝統

2021/12/08 (Wed) 15:20:32


         *Web:かんながら(2021年12月08)より抜粋

ストレスは人の心身を蝕んでいる元凶だと思います。

しかもこれは外圧というよりは、内側の考え方の習慣からきています。

ということは自分次第でどうにでもなるということです。


ストレスの代表的な一つは、お金にまつわることではないでしょうか。

お金のことを心配していると、それ以外のことが考えられなくなります。

一日の大半を、お金に関する不安や心配といった
ストレスの中で暮らす人は少なくありません。


実は僕自身にも経験があります。


全ては夢のようなものだと分かっていても、
どうやって生活していくのかという悩みが消えるわけではありません。

これが慢性的なストレスに変わっていくわけですが、
それによってフレッシュなアイデアが湧きにくくなり、
経済状態が好転する機会が失われていくという悪循環が始まっていきます。


生意気にメッセージを発信している僕自身が、
何年間もこの世界にはまっていたことがあります。


そこからどう抜け出たか。

結論を言えば、たとえ何がどうなろうと、何とかなるのが人生だ
ということを思い出したのです。


生きているのは自分ではなく、
全体が自分という個性から表現されているだけで、
私たちは文字通り生かされているということ。

だから全体の流れを信頼することが、
この悪循環から抜け出す道になります。


ところが幼い頃から自力で解決するしかないと叩き込まれているので、
おいそれと全体を信頼することなどできません。

すぐにできなくていいから、
少しずつでもそんな気持ちを養っていくことが大切なのです。

何事も少しずつです。



そして自分なりのストレス緩和法を探しましょう。

一番いいのはぐっすり眠ることですが、それができれば苦労はありません。

僕的には瞑想が役に立ちましたが、
人によっていろんなやり方があるのかもしれません。


いま目の前の現実をなんとかしようと奮闘する前に、
同じ時間をストレス緩和に使っていこうとするのです。


ストレスは脳の働きまでも低下させていると聞きます。

そんな状態で頑張るよりも、まずはゆっくり寛ぐこと。

そこに意識を向けていくことが先決です。



そんなわけで、今日もこの言葉で終わりたいと思います。

「お茶でもいかがですか?」

https://abetoshiro.ti-da.net/e12105700.html

・・・

<参照>
冬が到来!生き残るための健康法を語る!『世界丸ごとBird's-Eye』ver.126
原田武夫国際戦略情報研究所(2021/12/06)
https://www.youtube.com/watch?v=skPHNeash_c

内なる”ほどき”、外なる”むすび”

      <感謝合掌 令和3年12月8日 頓首再拝>

人間関係のストレスを受け流す力 - 伝統

2021/12/12 (Sun) 03:45:02


        *Web:宇宙の兄弟たちへ(2021.12.10)より

人間の幸不幸の大部分を占めるものに、人間関係がかかわっています。

特に憎しむ者との出会いは、
不幸の大きなウェイトを占めているのではないでしょうか。

お釈迦さまも、四苦八苦の中で、愛する者と別れる苦しみとともに、
憎しむ者との出合いをあげられています。

それだけ憎しむ者との出会いは、
人々にとって昔からストレスの種になっていたのでしょう。

どうして相手を憎らしいと思うかというと、
おそらくはあなたの悪口を言ったり、批判したりしている人の事を
憎らしいと感じると思います。

なかには厳しく叱られて、
「これは自分のために言ってくれたのだ。ありがたい」と
考える、できた人もいるかと思いますが、
たいていは、やはり嫌やな気持になるはずです

自分の間違いや欠点を指摘されたり、笑いものにするような人は、
嫌だと感じるでしょう。

こうした人の事を憎らしいと思うのが普通かと思います。


人間関係において、やはりそうした
批判する人というのは出てくるものです。

以前にも書いたことがありますが、歴史的な偉人であっても、
人々からの批判はすごいものでした。

イエス様などは、ユダヤ教の教えに反することを述べたとして、
ローマへの反逆者として告発され、十字架にかけられて処刑されました。

哲学の祖とされるソクラテスも、
若者を堕落させる罪として、毒を飲まされて処刑にあっています。

いずれも人類最高峰の偉人でありながら、
多くの人々の批判を受けて、厳しい結果となっています。

このように、批判する者、憎しむ者との出会いは、
この世では避けて通ることのできない現実です。

最近はSNSなどで有名になる事が、若者の間でも流行っていて、
多くのフォロワーを得ることを目標とする人も多いでしょう。

ですが、多くの人に知られるようになれば、
それだけ批判や攻撃してくる人の数も多くなります。

そのため、人気が出たにもかかわらず、かえって不幸となる人も出来てます。

そのひとが多くの人の批判に耐える器があるかで、
長続きできるかも分かれてくるのです。

人々の注目を集めることを求めていても、いざ本当に注目されて、
人気者となっても、その分、批判してくるものが出てきて、
めげてしまう人は多いはずです。

こうした人にとっては、あまり人気が出ない方が幸せであるのです。

そのように、人間には憎しむ者があらわれ、
それが悩みの種になることが多いです。

その時に大切なのは、
あまり深く傷ついたり、長く引きずらないことです。

たしかに、受けた当初は傷ついてしまう事もありますが、
それをずっと引きずって、何年経っても、いつまでも思い出しては、
苦しむようなことはよくありません。

批判にはやっかみであったり、嫉妬が含まれていることもありますし、
その時の気分で言っていることも多いです。

相手がその日は虫の居所が悪くて、
あなたに八つ当たりしているかも知れません。

そのように正当な批判で言うことは少なくて、
たいていは感情的な問題で言っていることが多いのです。

そのため、あまりに相手の批判を深刻に受け止め、
傷つかないようにしましょう。


特にスピリチュアルに関心のある人には、
傷つきやすい方も多くおられると思います。

純粋な人ほど、他人の言葉に傷ついてしまう事も多いでしょう。


しかし、この世では厳しさも学ぶ世界ですので、
自分の心を守るためにも、受け流す力が必要です。

いつまでも思いつめたりせず、
川の流れのようにさらさらと流していきましょう。

そうすると思っていれば、次第にそうなっていきますので、
受け流すように心がけることが大切です。

https://www.spacebrothers.jp/2021/12/blog-post_10.html

      <感謝合掌 令和3年12月11日 頓首再拝>

中村天風のシンプルなストレス対策 - 伝統

2022/01/17 (Mon) 14:57:39


      *メルマガ「人間力」(2022.01.15)より

〈渡部昇一)

天風氏は約半世紀前、
80歳を越えた頃から精力的に講演活動を展開しました。

その頃、日本に入ってきた医学の学説に
カナダ人生理学者のハンス・セリエのストレス学説があります。

心の状態が肉体に影響を及ぼすという、
いわば当たり前のことを医学的に証明したものですが、

だからストレスはすべて避けなくてはならない、
というのがセリエの主張でした。


このストレスの問題について、
さらに明快な答えを示してくれたのが
『人間 この未知なるもの』を著した世界的生理学者アレキシス・カレルです。

カレルは現在の医学の学説が病人のデータのみに
基づいていることに疑念を呈しました。

例えば、足の悪い人に駆け足をさせれば
当然マイナスの効果しか生じません。

しかし、正常に機能する人は
負荷を与えるほど足の筋力は強化され、走る能力が向上します。

受験勉強でも、そのプレッシャーから
神経衰弱になる人もいれば、
この試練を成長のバネにする人もいます。

健全な人にとってストレスはむしろ必要であるというのが
カレルの教訓であり、私もまったく同感です。


興味深いのは、
天風氏もまたストレスと向き合い、
それを乗り越える方法を説いている点です。

これはクンバハカ法と呼ばれる、いわばヨガの秘伝。

具体的には、平常心を失うような衝撃や感覚の刺激を受けた場合、
まず第一に肛門を締め、
同時に肩の力を抜いて
下腹部に力を充実させるというものです。


天風氏は「溺れて死ぬ人は皆肛門が開いている」
といった表現で、日々意識して
肛門を締めるよう言っていますが、

自律神経を調整する上で
それくらいこれは大切なことなのでしょう。


このクンバハカと同じような
呼吸法(正心調息法)を独自に開発、
体得されたのが医学博士の塩谷信男氏でした。

私も『致知』で対談し、共著も出させていただきましたが、
塩谷氏は子供の頃、大変病弱だったようです。
しかし、この正心調息法で健康を手にし、
105歳の長寿を全うされるのです。


※本記事は月刊『致知』
2011年11月号 特集「人生は心一つの置きどころ」
から一部抜粋・編集したものです

・・・

<参照>

伝統第二「中村天風・一日一話」
https://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7808747

【 2月7日 】 天風式クンバハカ法

腹が立つこと、心配なこと、恐ろしいこと、
何かにつけて感情、感覚の刺激衝動を心に感じたら、
すぐに肛門を締めちまう。

そして、おなかに力を込めると同時に、肩を落としちまうんだ。


この3か所がそうした状態にされたときに
初めて感情や感覚の刺激衝動が、
心には感じても神経系統に影響を与えないという、
いわゆる影響を減ずる効果がある。

・・・

伝統第二「塩谷信男氏・長寿、超元気の秘訣」
  → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6569854 

      <感謝合掌 令和4年1月17日 頓首再拝>

「ストレスに負けない生き方」 - 伝統

2022/01/19 (Wed) 01:40:02


     *致知BOOKメルマガ(2021.02.19)より
      ~筑波大学大学院人間総合科学研究科教・
        松崎一葉先生のお話

………………………………………………………………
『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』
【2月27日】

 松崎一葉
  (筑波大学大学院人間総合科学研究科教授)
………………………………………………………………

かつて医療社会学者のアーロン・アントノフスキーが
強制収容所から生還した人たちの健康調査を継続的に行ったところ、
一部の人たちはとても長生きをしたことが分かりました。


そしてその人たちは、
共通して次の三つの特性を持っていたと報告しています。

(1)【有意味感】

   辛つらいこと、面白みを感じられないことに対しても、
   意味を見出せる感覚。

   明日ガス室に送られるかもしれない中でも、
   自暴自棄にならずに、きょうの労働に精を出せること。


   我われのレベルに置き換えると、
   望まない部署に配属されても、「将来何かの役に立つかもしれないし」
   と思って前向きに取り組めることといえます。


(2)【全体把握感】

   「ひとまず夜がくればこの過酷な労働も終わりだ」とか、
   「いつかは戦争が終わって解放されることもあるだろう」
   と思えること。

   先を見通す力、とも置き換えられるかもしれません。


   仕事に転じれば、例えば今週は忙しくて
   土日出勤になっても「なんて忙しいんだ」と思うのではなく、

   「今週は休めなかったけど、
    来週のこの辺は少し余裕ができるから、そこで休めるな」

   など、先を見て心の段取りが取れること。

   それはそのまま仕事の段取りに通じます。

   「来週のこの辺で忙しくなりそうなので、
    他部署からヘルプをお願いできませんか?」

   と、パニックになる前に助けの要請を出せることで、
   自分もチームも円滑に仕事が回せるのです。


(3)【経験的処理可能感】

   最初はこんなことは絶対にできないと思っても、

   「そういえばあの時もできないと思ったけど、意外とできたよな。
    今回もできるんじゃないかな」

   と思えること。

   初めて手掛ける仕事でも、
   過去の経験からこの程度まではできるはず、
   でもその先は未知のゾーンだと冷静に読める。

   ただ、その未知のゾーンも、
   あの時の仕事の経験を応用すればできるかなとか、
   あの人に手伝ってもらえそうだなと、把握できる感覚です。

   また、学生時代に努力して練習して優勝したとか、
   頑張って勉強したら志望校に合格できたという経験から、
   「今回も自分はできる」と思えることも
   大きく捉えれば経験的処理可能感といえるでしょう。

           <感謝合掌 令和4年1月18日 頓首再拝>

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