伝統板・第二

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神社~今月の言葉 ⑦ - 夕刻版

2019/03/02 (Sat) 18:45:27

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成三十一年三月)】


  秋篠宮 文仁親王殿下


   年久(としひさ)しく 風月(ふげつ)の移ろひ

     見続けし 一本の巨樹に 思ひ巡らす

     ~平成二十七年歌会始お題「本」


秋篠宮 文仁親王(ふみひとしんのう)殿下

今上陛下第二皇子
【ご誕生】
昭和四十年十一月三十日

【ご称号】
礼宮(あやのみや)
【お印】
栂(つが)

     (http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/h3103/ )

          <感謝合掌 平成31年3月2日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (平成三十一年三月)】 - 伝統

2019/03/03 (Sun) 19:22:16


 越畔(えっぱん)の思い

          ~ 春秋左氏伝  ~


 (説明)

 何事にも自分の職分をよく守り、
 又他人の権限をおかさぬように気をつけましょう。

 (「畔(あぜ)」とは田畑ごとのの境界線を指し、
  「他人の田畑を侵してはいけない」が本来の意味です)

  ( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k31.html )

          <感謝合掌 平成31年3月3日 頓首再拝>

【北海道神社庁、3月のことば(平成31年弥生)】 - 伝統

2019/03/04 (Mon) 19:04:27


 在りきつつ来つつみれども
  いさぎよき人の心をわれ忘れめや

         ~ 新古今和歌集・石清水八幡宮神詠 ~



  人生を色々の経験を通して見聞きして来たが、
  潔よき人の心を自分(八幡の神)は決して忘れることはない。

  「いさぎよき人の心」とは「清浄正直な人の心」のことで、
  毎日を清浄正直に送っているものの心こそ、
  神の心をそのまま実行してくれる人として、そうした人を
  決して自分は見捨てるようなことはしない。

  これが石清水八幡宮の神詠とされたのは、八幡の神とは
  こうしたみ心のお方であると信ぜられていたことが
  神詠として永く語り伝えられたものに外ならない。

  鎌倉時代以降、盛んに行われた三社(伊勢・八幡・春日)
  託宣の八幡の信仰が、矢張り、「清浄」を第一としていたことは、
  この神詠の「いさぎよき心」と同義語だったといえす。

  八幡神社の信仰の心を示したものとして尊ぶべきであろう。

         (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

    (http://www.hokkaidojinjacho.jp/3gatsu31.pdf )

          <感謝合掌 平成31年3月4日 頓首再拝>  

【東京神社庁 今月の生命の言葉(平成30年3月)】 - 伝統

2019/03/05 (Tue) 20:16:47


(伴部安崇)

 神感(しんかん)は清水へ月の宿るが如く

 誠ある人の心には
 神明感応(しんめいかんのう)ましますなり



   神に祈って何のききめがあるのか、と問う人に対する一つの答え。

   月の輝きが、美しく澄んだ清水の表面に、又その奥底まで、影をおとすように、
   人にして誠心(誠心誠意)を以て、神に祈るものに対しては、
   神は必ず感応ましますものであるとしたものである。

          『神道野中(のなか)の清水(しみず)』

           ・・・

伴部安崇 (ともべ やすたか)

江戸の生まれ、八重垣翁と号した。
跡部光海(あとべ てるみ)の門弟。
垂加神道学者で一般の教化にも当たった。

『神道野中の清水』は、世間一般の人々にわかりやすく神道を説いたものである。

        (http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/h3003/

          <感謝合掌 平成31年3月5日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉 (平成三十年三月)】 - 伝統

2019/03/06 (Wed) 18:20:02


 伏すこと久しきは、飛ぶこと必ず高し

              (伏久者飛必高)

          ~ 菜根譚 ~


 (説明)

 長い間うずくまって力を蓄えていることは、
 いったん飛び立てば必ず高く舞い上がることができる の意。


 長かった冬、雪に耐えて過ごした日々も、
 春になればその力を発揮し、
 大きな希望と共に活躍が期待できるのであります。

    (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k30.html#m3003 )

          <感謝合掌 平成31年3月6日 頓首再拝>

【北海道神社庁、3月のことば(平成30年弥生)】 - 伝統

2019/03/07 (Thu) 19:03:50


  なにとなくただありがたき心こそ、

       伊勢の内外の神の道なれ

              ~ 度会延佳詠草 ~


  (説明)

度会(出口)延佳は江戸中期の伊勢豊受大神宮の権禰宜で、
度会神道学者として令名があった。

伊勢神宮(内外両宮)の神道とは何かと、人に聞かれたとき
「ただ有難いことです」また「有り難いという感謝の心を持つことです」
と教えたという。

正にその通りである。

私が屡々(しばしば)いうように、日本書紀にいう天照大御神の
御心は「恩親心」を持つにありとされている。

「恩親」の二字を何故「むつまじい」と訓ませたのか。
その一字の「恩」こそ、有り難い心であり、お陰に感謝する心に外ならない。

毎日、こうして元気でいられるのも、神のお陰、親のお陰だと
感謝するのが「恩」のあり方である。

生まれてから死ぬまで自分たちの有り方は「有り難い」という心を持ち、
この言葉を申して終わるより外に、道はない。

流石、伊勢神宮の学者として、名言だといえる。

       (続神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

 (http://www.hokkaidojinjacho.jp/3gatsu30.pdf

          <感謝合掌 平成31年3月7日 頓首再拝>

【東京神社庁 今月の生命の言葉(平成29年3月)】 - 伝統

2019/03/08 (Fri) 21:17:30


  うそ云ふな ものほしがるな からだだわるな

         ~ 橘 曙覧 ~

          ・・・

  橘曙覧が伊勢神宮に詣でた折、五十鈴川の水を汲み帰り、
  これを墨にすって書き残したという「家訓」の一節。


  嘘を言ふな、物を欲しがるな、身体を怠けさせるな。



橘 曙覧 (たちばな あけみ)

文化九年(一八一二)~慶応四年(一八六八)。
越前国の商家の長男として生まれる。
本居宣長の門人・田中大秀に入門し神道・国学を学び歌を詩作した。
後に正岡子規は、源実朝以後、歌人の名に値するものは橘曙覧ただ一人と絶賛した。

   ( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201703.pdf )

<参考:橘 曙覧 「独楽吟」>

    → ① http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=109

      ② http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6456978

          <感謝合掌 平成31年3月8日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成29年3月)】 - 伝統

2019/03/09 (Sat) 20:50:32


 至誠は神の如し

          ~ 中庸・二十四章 ~


 (説明)

 極めて誠実な考えや行動は、神のような力を持つ、
 あるいは「神様のように力が出る」ということであり、
 至誠とは「まごころ」のことであります。

    (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k29.html )

          <感謝合掌 平成31年3月9日 頓首再拝>

【北海道神社庁、3月のことば(平成29年弥生)】 - 伝統

2019/03/10 (Sun) 19:37:42



  ゆるむともよもや切れまじ

       結びの神のあらん限りは

              ~ 三河花祭歌 ~


  (説明)

 農村漁村の信仰生活が、年に2回や3回の祭りだけで、
 よくも続いて来たものだと、感心させられる。

 そこの人々が保守的な性格にもよるであろうが、
 同じ行事を毎年繰り返して実行して来たことによることもある。

 農業に従事している氏子も、都会に住む氏子も、毎日鎮守の森を仰ぐものも、
 おつとめの太鼓の音だけは生活のうちにとけこんでいる。

 ゆるんでも総ての筋が、いつまでも続いて切れないように、
 神社の信仰と切れないのは、絶えずこの森を仰ぎ、
 太古の音を聞いているからである。

 ここに神社の森を大切にし、たゆることないおつとめ太鼓を
 忘れない道理がある。

 これの続かん限り、結び ―― 産霊 ―― すべてのものを生かし、
 結んでいく信仰に根を持つ神社信仰の結びつきは、
 永遠に絶ゆることがないであろう。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

 (http://www.hokkaidojinjacho.jp/3gatsu29_2.pdf

          <感謝合掌 平成31年3月10日 頓首再拝>

【東京神社庁 今月の生命の言葉(平成28年3月)】 - 伝統

2019/03/11 (Mon) 20:06:03


 くらきよりくらき道にぞ入りぬべき

   はるかにてらせ山の端の月

           ~ 和泉式部 ~


 (説明)

  暗い心の闇から更に深い暗い道へと迷いこんでしまいそうな私を、
  どうぞ世の中をあるがままに照らすという名月よ、
  その真の光ではるか先まで照らして導いて下さい。

  ( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201603.pdf )

          <感謝合掌 平成31年3月11日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成28年3月)】 - 伝統

2019/03/12 (Tue) 18:32:50


 清にして能(よ)く 容(い)るるあり

          ~ 菜根譚 ~


 (説明)

 自分は清廉であっても、他人の言動にはある程度
 目をつぶるくらいの包容力がほしいものである。

 人間関係の中で、孤立しない為には
 「己に厳しく、他人に優しく」
 特に人生を活(い)きていく時に、必要なことと言える。
 
    (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k28.html )

          <感謝合掌 平成31年3月12日 頓首再拝>

【北海道神社庁、3月のことば(平成28年弥生)】 - 伝統

2019/03/13 (Wed) 21:08:14


  恩を受け恩を恩とおもふなら

       恩を報ずる心あるべし

              ~ 橘 弘政・心の百首 ~


  (説明)

 人から恩をうけ、その恩を本当に感謝しているなら、
 その恩に報いるだけの心を持つべきである。

 報恩感謝の四字を口にするが、本当に恩に感謝し、
 それに報いるだけのことをしているかと聞かれると、
 恥ずかしい限りである。

 昔から天地の恩、君の恩、父母の恩、衆生の恩といわれる。

 古い言葉ではあるが、これらの恩を時にはしみじみと考え、
 その各々に対して自分の処すべき道を考えたことがあるであろうか。

 人は自分が自力で生きているように思い勝ちであるが、
 実際は天地の恩、人の恩によって生かされているのが本当の姿である。

 自分をあたたかく抱きかかえてくれる周囲に対して、
 常に感謝の念をもって、これに報いるだけの自分でありたい。

 生かされて生きる自分であることにめざめる道がここに開かれている。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

 (http://www.hokkaidojinjacho.jp/3gatsu28.pdf

・・・

「橘 弘政」は、江戸時代の外宮(豊受大神宮)の祠官。

本名、久保倉弘政。久保倉氏は神宮両正宮の大工職を家業とする家柄だそうです。

          <感謝合掌 平成31年3月13日 頓首再拝>

【東京神社庁 今月の生命の言葉(平成27年3月)】 - 伝統

2019/03/15 (Fri) 18:39:05


 天災ばかりは科学の力でもその襲来を中止させるわけにはいかない。

             ~ 寺田寅彦 ~


   どんな科学の力でも天災ばかりは止められない。
   平成二十三年の東日本大震災を始め、様々な天災によって失われた命を偲び、
   その記憶を忘れず教訓とし、未来に役立てること。

   また被災者と共に皆で助け合い、早期復興を遂げることが大切です。

     ( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201503.pdf )

          <感謝合掌 平成31年3月14日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成27年3月)】 - 伝統

2019/03/15 (Fri) 18:40:05


 桃李言わずして  下(した)自(おの)ずから蹊(みち)を成す

                     (桃李不言下自成蹊)

          ~ 史記 ~


 (説明)

 桃や李(すもも)の樹は何もいわないが、
 美しい花を咲かせ、果実を実らせる。
 だから自然に人々が集まってきて道ができる。

 つまり徳のある人物の下には黙っていても
 人が慕い寄ってくるものである。

    (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k27.html )

          <感謝合掌 平成31年3月15日 頓首再拝>

【北海道神社庁、3月のことば(平成27年弥生)】 - 伝統

2019/03/16 (Sat) 21:09:19


  先祖の魂は子孫に伝わる

  我が身生まれてあるは、即ち是

  先祖の身分れたる故也

              ~ 林羅山・神道伝授 ~


  (説明)

  自分を生んでくれたのは両親である。
  それ故、両親の魂(心)は自分の魂(心)に引き継がれている。

  その両親には又両親があり、遡(さかのぼ)っていけば、
  先祖があっての自分であることを思うとき、
  先祖の魂(心)が自分に伝わって来ていることを
  否定しようとしても、否定し得ない。

  それと同じように、自分の肉体も、先祖の肉体を受け継いで、
  今日に至っているとする以外にない。

  即ち自分の魂(心)も肉体も、自分の両親を介して、
  先祖の魂(心)肉体を受け継いでいる。
  それ故、自分は先祖の分身(心)であるといえる。

  祖孫一体、氏神と氏子とは一体であるとの信仰が、
  神道では明瞭である所以を説いたものです。
 
       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

 (http://www.hokkaidojinjacho.jp/3gatsu27.pdf


          <感謝合掌 平成31年3月16日 頓首再拝>

【東京神社庁 今月の生命の言葉(平成26年3月)】 - 伝統

2019/03/17 (Sun) 19:03:39


  国民一人びとりが被災した各地域の上に
  これからも長く心を寄せ

  被災者と共にそれぞれの地域の復興の道のりを
  見守り続けていくことを心より願っています

               ~ 今上陛下 ~

 
   東北地方太平洋沖地震に関する天皇陛下のおことば
     → http://www.kunaicho.go.jp/okotoba/01/okotoba/tohokujishin-h230316-mov.html

   ( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201403.pdf )


          <感謝合掌 平成31年3月17日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成26年3月)】 - 伝統

2019/03/18 (Mon) 17:27:50


 徳に常師(じょうし)なし  

   善を主(しゅ)とするを師と為す。

 

          ~ 書経・ 咸有一徳 ~


 (説明)

 徳というものには決まった先生はない。
 
 善を主とする人を師とするのである。


 人の性質を学ぶべき点や善行を見て、
 それを手本として真似するだけでも、
 徳は高まっていくのであります。

    (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k26.html )

          <感謝合掌 平成31年3月18日 頓首再拝>

【北海道神社庁、3月のことば(平成26年弥生)】 - 伝統

2019/03/19 (Tue) 18:32:02


  父母はわが家の神、わが神と

  心つくしていつけ人の子

              ~ 本居宣長・玉鉾百首授 ~


  (説明)

  わが家の今日あるは、その初め、
  父母が、私共を生んでくれたお陰による。

  その意味で、自分を生んでくれた父母を、
  最も身近な我が家の守り神として大切にすべきである。

  更にその祖父、高祖父と遡っていけば、
  遠い自分の祖先を最も身近な神の一つとして、
  真心を尽くして、大切にお仕え申すべきである。

  現実の最も身近な父母を、我が家の守り神として、
  大切にすることが、神まつりの第一歩であると教えたものである。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

 (http://www.hokkaidojinjacho.jp/3gatsu.pdf

          <感謝合掌 平成31年3月19日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成ニ十五年三月)】 - 伝統

2019/03/20 (Wed) 18:57:16



 苦境にあっても天を恨まず

        ~ 宮城県気仙沼市立階上中学校卒業生代表の言葉 ~


 東日本大震災の直後の三月二十二日に、
 宮城県気仙沼市立階上(はしがみ)中学校・梶原裕太君が読んだ
 卒業生代表の言葉の一文。

 以下、抜粋。

 「階上中学校といえば『防災教育』といわれ、内外から高く評価され、
 十分な訓練もしていた私たちでした。

 しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で、
 私達から大切なものを容赦なく奪っていきました。
 天が与えた試練というにはむごすぎるものでした。
 つらくて、悔しくて、たまりません。

 ・・・生かされた者として頭を上げ、常に思いやりの心を持ち、
 強く、正しく、たくましく生きていかなければなりません。
 命の重さを知るには、大きすぎる代償でした。

 しかし、苦境にあっても天を恨まず、運命に耐え助け合って生きていくことが、
 これからの私達の使命です。

 ・・・後輩の皆さん、階上中学校で過ごす『あたりまえ』に思える日々や友達が、
 いかに貴重なものかを考え、いとおしんで過ごしてください。

 ・・・最後に、本当に、本当に、ありがとうございました」

   ( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201303.pdf )

          <感謝合掌 平成31年3月20日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成25年3月)】 - 伝統

2019/03/21 (Thu) 18:20:55


 河(かわ)は委蛇(いい)を以(もつ)ての

  故(ゆえ)に能(よ)く遠(とお)し
      
                 ~ 説苑(ぜいえん)~

 (説明)

  河というのもはゆったりと蛇行しているから、遠くまで流れることができ、

  山はなだらかな麓(ふもと)があればこそ、高くそびえることができ、

  教えの道は優しさがあればこそ、人の心に訴えかけ、
  良い行いは率直であるからこそ、立派なのである。 

   説苑・・・中国、前漢時代の説話集。二〇巻。劉向編。
         儒教的立場から様々の伝説・故事を収録。

          <感謝合掌 平成31年3月21日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成ニ十四年三月)】 - 伝統

2019/03/22 (Fri) 19:08:56


つまづいたっていいじゃないか
  
     にんげんだもの

           ~ 相田みつを ~


 (説明)

  人間は失敗する。その能力に限りがあるからである。
  また、人間は挫折する。夢やあこがれを抱く存在だからである。

  失敗も挫折も、それが人間であるあかしと思い、
  乗り越えていかなくてはいけない。

           『にんげんだもの』

    ( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201203.pdf  )

          <感謝合掌 平成31年3月22日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成24年3月)】 - 伝統

2019/03/23 (Sat) 18:24:44


 欲観千歳 則審今日
 
   千歳(せんざい)を観(み)んと欲(ほっ)すれば、
   則(すなわ)ち今日(こんにち)を審(つまびら)かにせよ

                 ~ 筍子 ~

 (説明)

  未来を予測する場合、今日のことを明確に知ることが大切である。
  未来につながる芽や兆しは現在の中にある。

  遠い先のことを取り越し苦労するよりも
  当面の問題にどう対処するかを考え、将来の展望をつかむ生き方が望まれる。

          <感謝合掌 平成31年3月23日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成ニ十三年三月)】 - 伝統

2019/03/24 (Sun) 18:49:26


  己の立てるところを深く掘れ
 
         そこには必ず泉あらむ

            ~ 高山樗牛 ~

 (意味)

  自分自身が立っている場所を深く掘れ。
  そこには必ず泉がある。

         『高山樗牛全集第四巻』

    (http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201103.pdf )

          <感謝合掌 平成31年3月24日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成23年3月)】 - 伝統

2019/03/25 (Mon) 19:58:14


 天地(てんち)の気(き)、

   暖(だん)なれば則(すなわ)ち生(しょう)ず

              ~ 洪応明・菜根譚(さいこんたん)~

  (説明)

  「温かい心を忘れないで」
  気候が温暖であれば生命が誕生する。
  人の性格も同じことで、温かい心を持っていれば
  人が自然と集まり、その人や周りの人も幸せになる。

          <感謝合掌 平成31年3月25日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成ニ十ニ年三月)】 - 伝統

2019/03/26 (Tue) 18:46:43


  何事のおはしますかはしらねども
 
       かたじけなさになみだこぼるる

                 ~ 西行~

  (説明)

  西行法師が、伊勢神宮に詣でて、その時の感動を詠んだもの。
  仏教に帰依した身の西行は、伊勢神宮の名前を直接出すことを遠慮し、
  何がいらっしゃるかはわからないが、
  そのありがたさに涙がこぼれると歌ったと伝えられる。

                   『異本山家集』

          <感謝合掌 平成31年3月26日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成22年3月)】 - 伝統

2019/03/27 (Wed) 20:16:15


  心に望み起らば 困窮したる時を 思い出すべし 

       堪忍は無事長久の基 怒は敵と思へ

                ~ 東照公御遺訓 ~

  (説明)

  人は、心に何かやりたいことができても、
  いざ実行となると、中々成就することは難しい。

  その為には、常々苦労には苦労を重ね、どんな時もこらえ我慢し、
  堪忍袋の緒(ひも)はしっかりと諦めて努力する事が大事である。  

   ・東照公御遺訓・・・ 徳川家康が家臣に残した遺訓をまとめたもの

          <感謝合掌 平成31年3月27日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成21年3月)】 - 伝統

2019/03/28 (Thu) 17:57:23



  庭訓三月(ていきんさんげつ)  ―故事成語―


  (説明)

  「庭訓」とは、論語に記されている孔子とその子供(孔鯉)との故事で、
  家庭教育や家庭での親の教えの意。

  寺子屋では、「庭訓往来」という本が教科書として広く用いられた。 

  「庭訓三月」とは、庭訓往来を学び始めても
  三月には飽きてしまうことから飽きやすくて長続きしないということ。

  「一年の計は元旦に在り」と思って出発しても、
  三月ともなればなかなか長続きできない状態もある。

  「庭訓三月」であってはいけない。


          <感謝合掌 平成31年3月28日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成20年3月)】 - 伝統

2019/03/29 (Fri) 18:42:58


  変(へん)に処(しょ)しては、
        
    まさに百忍(ひゃくにん)を堅(かた)くして
                    
        以(も)て成(な)るを図(はか)るべし


  (説明)

  難関に出会ったときは、ひたすら耐え忍んで初志を貫徹しなければならない。
  「変」とは自己にとって十分考えるべきところ。
  そこで必要なのは「忍」である。

  「百忍」の故事は中国で家族が平和に暮らしている姿を見て、
  その秘訣をたずねたところ、「忍」という字を百ばかり書いて表したという。

  現代人は「忍」が若干足りないのではなかろうか。
  自己の初志を完成するためには十分心すべき事であろう。  
        

       菜根譚(さいこんたん)明の時代洪自誠(こうじせい)の編。
       二巻からなる。
       前編は変に処する道を説き、後編は退静閑居の楽しみを説く。  

          <感謝合掌 平成31年3月29日 頓首再拝>

【白山比咩神社 3月のことば(平成19年3月)】 - 伝統

2019/03/30 (Sat) 19:22:53


   「雨過天晴(うかてんせい)」

            ~ 中国古事 ~

  (説明)

  中国では、大きな行事の時や何か新しい事を始めようとする時、
  雨が降るのは吉兆(きっちょう)とされ、喜ばしいことである。

  即ち、雨がその時までの過ち・悩み・苦しみ・悲しみ等々悪いことを
  全て洗い流して、雨後に晴天が来るように、
  佳いことが沢山舞い込んで来るという。

  よく台風一過という言葉もあるが、
  明日への希望を持って明るく生きることが大切である。

          <感謝合掌 平成31年3月30日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成三十一年四月)】 - 伝統

2019/04/01 (Mon) 18:19:26


【天皇・皇后両陛下 御結婚六十年記念特別号】


  今上陛下

    いにしへの 人も守り来し 日の本の 森の栄を 共に願はむ

          ~今上陛下御製 平成三年歌会始お題「森」




  皇后陛下

    いつの日か 森とはなりて 陵(みささぎ)を 守らむ木木か この武蔵野に

          ~皇后陛下御歌 平成三年歌会始お題「森」


   ( http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/h3104/ )

          <感謝合掌 平成31年4月1日 頓首再拝>

【白山比咩神社 4月のことば(平成31年4月)】 - 伝統

2019/04/02 (Tue) 19:12:23


   光庭春風の中に在り

           ~ 書言故事 ~

 (説明)

  春風はよく万物の生長を促す。

  良師について智徳をみがくことは、
  春風の中に坐っているがごとく、
  さわやかで気持ちの良いものである。

   ( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k31.html#m3104 )

          <感謝合掌 平成31年4月2日 頓首再拝>

【北海道神社庁、4月のことば(平成31年卯月)】 - 伝統

2019/04/03 (Wed) 17:24:57


  人多き人の中にも人はなし

       人になれひと人になせひと

            ~  詠人不知・金玉詞林 ~


  (説明)

  人は神の子として生命を受けている。
  人の人たるは神の子としての自覚を持ち、
  神の心を心として生きるにある。
  
  人権尊重といい、個性発揮というが、
  いずれもそれは本来の力 ―― 
  天賦の(神から頂いた)人権を伸ばすにある。

  その謂わば本来の自己、神の子ある使命を
  自覚認識するところに、意味を持ってくる。


  自らが神の子たるを自覚するだけでなく、
  他をしてそれを自覚せしめることによって、
  この世は自他ともに神ながらの姿となり得る。

  これが「人になれひと、人になせひと」であって、
  信仰は自分が救われるだけで満足すべきでなく、
  隣人、更には万人を救うという悲願に燃えることによって、
  一そう大きな道となり得る。

         (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

    (http://www.hokkaidojinjacho.jp/4gatsu31.pdf )

          <感謝合掌 平成31年4月3日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成三十年四月)】 - 伝統

2019/04/04 (Thu) 19:41:31


昭和天皇

   我が庭の 宮居(みやゐ)に祭(まつ)る
     神々に 世の平(たひ)らぎを いのる朝々

      ― 昭和天皇御製 昭和五十年歌会始お題「祭り」


  (神道知識の誘(いざな)ひ)

  天皇陛下のお祭り

   わが国が始まって以来、歴代天皇の最も大切なお勤めは、
   御親(おんみずか)ら世の平らぎをお祈りになる祭祀を執り行われることでした。

   そして今日に至るまで、祭りこそが天皇陛下の御位(みくらい)と
   不可分のお勤めであると申せましょう。

   平素より天皇陛下が、宮中三殿・神嘉殿(しんかでん)あるいは御陵で
   ご斎行になっておられる恒例の祭祀は、われわれ国民ひとりひとりにとって、
   きわめて大切なお祭りであります。

   といいますのも、天皇陛下のお祭りは、決して
   天皇陛下の私的な信仰、皇室内の祭祀ではなく、
   常に国の発展、国民の幸福、世界の平和をお祈りになられる
   広い意味をもったお祭りだからです。

   このお祭りを連綿と今日まで行われて来られたのが、歴代天皇です。
   私たちの暮らしの背後には、常に天皇陛下のお祭りと祈りとがあります。

   こうしたお祭りと祈りがあればこそ、私ども国民の生活が今日のように豊かに、
   そして国の発展とがもたされてきたといえましょう。

  (http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/h3004/ より転写)

          <感謝合掌 平成31年4月4日 頓首再拝>

【白山比咩神社 4月のことば(平成30年4月)】 - 伝統

2019/04/05 (Fri) 18:21:20


  「これに先(さ)きんじ、これを労(ろう)す」

                  (先之労之)

              ~論語(子路第十三)~


  (意味)

   自ら率先して新しいことに挑戦する勇気をもちましょう。

   挑戦には、苦労も責任もつきものですが、
   それを担うことが、将来の自分にとっての財産になるものです。

   (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k30.html#m3004

  ・・・

  (白山比咩神社)ご祭神

   白山比咩大神(しらやまひめのおおかみ)=菊理媛尊(くくりひめのみこと)、
   伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、
   伊弉冉尊(いざなみのみこと)

   の三柱。

   (http://www.shirayama.or.jp/hakusan/info.html

            <感謝合掌 平成31年4月5日 頓首再拝>

【北海道神社庁、4月のことば(平成30年卯月)】 - 伝統

2019/04/06 (Sat) 18:48:03


  わが心清め清めてよく見れば

       まことは神も我が心なり

              ~ 橘弘政・心の百首 ~


  (説明)

神とは何ぞやの問に答える道には色々ある。

「自心即神」であるのもその一つである。
卜部兼倶(室町時代の神道家)は「心は神明の舎」であるといった。
神の存在を認識するのは、自分の心に外ならないことをいったものである。

デカルトは「我れ思う故に我れあり」ともいったことの深い道理がここにある。

神のありやなしやの問答は、その人の心が、これを問題にしているのである。
その意味に於いて、心こそは神に通ずる肝心な通路だといえる。

心の奥底にひそむこの霊智を、早く見出し、霊眼の早く開けた人の人生ほど、
幸福にして、幅広いものはない。


心の百首は伊勢豊受大神宮の祠橘(久保倉)弘政が
天明八年(1788)に童家教訓のために詠んだものである。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

    (http://www.hokkaidojinjacho.jp/4gatsu30.pdf

            <感謝合掌 平成31年4月6日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成29年4月)】 - 伝統

2019/04/07 (Sun) 19:26:42


倭姫命

  慎(つつし)みてな怠(おこた)りそ


 (説明)

    気持ちを引き締めて、油断しないで下さい。


   東夷の討伐に向かう日本武尊(尊は倭姫命の甥王にあたる)に
   草薙剣を与える際に添えられたお言葉。

       ~ 『古語拾遺』 ~


  倭姫命 (やまとひめのみこと)

   生薨年不明。第十一代垂仁天皇の第四皇女。
   第十代崇神天皇の皇女豊鍬入姫命の跡を継ぎ、
   天照大神の御杖代として大和国から伊賀・近江・美濃・尾張の諸国を経て
   伊勢の国に入り、神託により皇大神宮(伊勢神宮内宮)を創建したとされ、
   神宮の別宮である倭姫宮に祀られている。


   (http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/h2904 )

            <感謝合掌 平成31年4月7日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十九年 四月)】 - 伝統

2019/04/08 (Mon) 20:33:39



   喜怒を色に形(あらわ)さず

                
              ~三国志~


  (意味)

   喜怒哀楽といった感情を抑制して
   いつも冷静な態度で対処することを、
   人は重要な資質のひとつとして求められる。

   心新たに人の和を大切にしましょう。

   (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k29.html

            <感謝合掌 平成30年4月9日 頓首再拝>

【北海道神社庁、4月のことば(平成29年卯月)】 - 伝統

2019/04/09 (Tue) 20:14:55


  人は巧にして偽らんよりは、

       拙うしても誠あるに如かず

              ~ 曽我物語 ~


  (説明)

  世の中は誤魔化して渡ってはならぬ。
  ゴマ化しは必ずばれる。

  昔は人生50年といったが、今日では人生70年である。
  この長い人生で、一日逃れのゴマ化しで、人生が渡れるであろうか。

  神道を志す者に、このようなものがいるとは思われない。

  しかし、商売の道に長けている人のうちには、
  このような者のいることは否定出来ない。

  「巧に偽る」とは、口達者で口で人をダマ化すことである。
  それは長くつづく訳がない以上、人生は口は下手でも、
  誠の心を持って、つき合う以外ない。

  ありのままの姿(言行)で、世を送るのが、
  一番人から信用される基だと知っておきたい。

  曽我物語は室町時代の作で、曽我兄弟の物語を小説に仕上げたものである。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

    (http://www.hokkaidojinjacho.jp/4gatsu29.pdf

            <感謝合掌 平成31年4月9日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成28年4月)】 - 伝統

2019/04/10 (Wed) 21:01:32


豊田佐吉

  障子を開けてみよ 外は広いぞ


 (説明)

    狭い視野で悩むより、
    時には広い視点から物事を見てみよう。

    広いところは案外近くにある。


豊田佐吉

 トヨタグループの創始者。


   (http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201604.pdf )


            <感謝合掌 平成31年4月10日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十八年 四月)】 - 伝統

2019/04/11 (Thu) 18:10:55


   曲(きょく)なれば則(すなわ)ち全(まった)し

                
              ~老子~


  (意味)

   屈するから伸びる。
   伸びようとするならば曲がることを恐れてはならない。

   むしろ曲がっているからこそ生命をまっとうできるのです。

      ( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k28.html )

            <感謝合掌 平成31年4月11日 頓首再拝>

【北海道神社庁、4月のことば(平成28年卯月)】 - 伝統

2019/04/12 (Fri) 20:30:08

  世の中に人をそだつる心こそ

       我をそだつる心なりけり

         ~ 荒木田守武・世中百首 ~


  (説明)

すべての物を生かし、伸ばすことが神道の産霊(むすび)の教えである。
そのためには「俺が、俺が」という「我(が)」があったのでは、
自他共に生成化育を阻害することになる。

共にすべとぉ生かすためには、無私・無我であり、
生かされて生きる道を知るべきである。

その意味で、この和歌は神道の2つの教えを併せて説いたものとして、
俚耳(りじ)に入りやすい調べを持っている。

即ち人を立てるものにして初めて人に立てられ、人を生かすものとして、
初めて自分の生かされるのが、古今の真理である。


人を愛して愛される。
同胞相愛についても、その順序はまず人を愛する所から始めるべきである。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

    (http://www.hokkaidojinjacho.jp/4gatsu28.pdf
・・・

<参考:世中百首>

伊勢神宮の神主だった荒木田守武が一夜の内に詠んだという百の歌です。
すべての歌の中に「世の中」が詠み込まれており、「世中百首」と題されています。

https://blog.goo.ne.jp/swingswang/e/5c9f6543f1b31070f68299ba72626d79

            <感謝合掌 平成31年4月12日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成27年4月)】 - 伝統

2019/04/13 (Sat) 16:48:08


手塚治虫

  人を信じよ。

  しかし、その百倍も自(みずか)らを信じよ。


 (説明)

    「時によっては信じ切っていた人々に
    裏切られることもある。

    そんなとき、自分自身が強い楯であり、
    味方であることが、絶望を克服できる唯一の道なのだ」
     
    と説く。

    (出典『手塚治虫 未来へのことば』

   (http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201504.pdf

            <感謝合掌 平成31年4月13日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十七年 四月)】 - 伝統

2019/04/14 (Sun) 18:39:07


   一寸の光陰 軽んずべからず

                
              ~朱子~


  (意味)

   少しの時間も無駄にしてはならない。
 
   自分にとって何が大切かを考えて時間を使うように
   努力することで、一瞬一瞬が至福の時となり
   目標や夢に一歩ずつ近づいていきます。

      (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k27.html

            <感謝合掌 平成31年4月14日 頓首再拝>

【北海道神社庁、4月のことば(平成27年卯月)】 - 伝統

2019/04/15 (Mon) 17:08:23


  花は盛りに

    月は隈(くま)なきのみ見るものかは


         ~ 兼好・徒然草 ~


  (説明)

花の満開は人目をひきつけるが、
紅葉はその引き際に紅葉して、その最後を飾っていく。

月は満月が美しいとされるが、
一文字の新月も、三日月も美しさへの前提として鑑賞される。


人生は百点が満点であるが、実際の生活は八十点をよしとする。
また、何でも知っているぞという見せつけをなくすことが美しい。

百点の人は近づきがたい。
八十点の方が愛想があって、近づき親しみやすい、
というのが人生の妙である。

       (続神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

         (http://www.hokkaidojinjacho.jp/4gatsu27.pdf

            <感謝合掌 平成31年4月15日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成26年4月)】 - 伝統

2019/04/16 (Tue) 19:36:52


  最もよく人を幸福にする人が

  最もよく幸福になる。

         ~ 立石一真(たていしかずま) ~


 (説明)

    ”幸”というものは、直接つかめるものではない。

    人をしあわせにすることの反応として、
    自分が幸せを感じる。

    周囲がすべて幸せになっていれば当然、
    自分もいつのまにか幸せになっていく。

      (出典『ひとすじの道』オムロン株式会社)

   ( http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201404.pdf )

・・・

<参考Web:立石一真>

(1)立石一真の名言
   → https://systemincome.com/tag/%E7%AB%8B%E7%9F%B3%E4%B8%80%E7%9C%9F

(2)立石一真の名言15選と年表まとめ!オムロン創業者の歴史
   → https://shin12.info/?p=4559#15

            <感謝合掌 平成31年4月16日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十六年 四月)】 - 伝統

2019/04/17 (Wed) 20:11:47



  温(おん)にして厲(はげ)し

    威(い)にして猛(たけ)ならず

      恭(うやうや)しくして安(やす)し

                
              ~論語~


  (意味)

   温かみをもってなおけじめをつけ、
   威厳はあるが、猛々しいところはなく、
   そして非常に恭しい態度で人を寛がせる。

   人間かくありたたいという理想を述べている。
 
      ( http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k26.html )

            <感謝合掌 平成31年4月17日 頓首再拝>

【北海道神社庁、4月のことば(平成26年卯月)】 - 伝統

2019/04/18 (Thu) 17:07:28



  たなつもの 百(もも)の木草も天照(あまて)らす

    日の大神のめぐみ得てこそ


         ~ 本居宣長・玉鉾百首 ~


  (説明)

「たなつもの」は四根つ物で、田に根を下ろすした作物で五穀のことをいう。
「百の木草」は色々の草や木や大地に生える千草のことである。

そのいづれも、自然の太陽の恵みを受けて、生成化育を全うすることが出来る。

それが、日の神を天照大神とする信仰から、
自然の太陽の恩徳を日の大神(天照大神)にたとえたものに外ならない。

天地の物の生成化育はもとより、私共が健康でをられることも、
太陽の光の下に於いて、初めてその成果が得られる。

自然と人生との関係が、この歌の裏に秘められている。

人間も自然の生命と共に生きるものとして、
こうした信仰に生きる道も見出していきたい。


       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)

         (http://www.hokkaidojinjacho.jp/4gatsu.pdf

            <感謝合掌 平成31年4月18日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成25年4月)】 - 伝統

2019/04/19 (Fri) 18:52:57


 佐藤一斎


   春風(しゅんぷう)を以って人に接し

   秋霜(しゅうそう)を以って自ら粛(つつし)む




 (説明)

    他人には春風のもつ暖かさで接し、
    自分には秋の霜のような冷厳さで反省し、
    自分の至らなぬところを知る、

    という意味。

            (出典『言志四録』)

   (http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201304.pdf

            <感謝合掌 平成31年4月19日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十五年 四月)】 - 伝統

2019/04/20 (Sat) 18:28:34


 下学上達(かがくじょうたつ)

               ~ 論語 ~


 (説明)

  まず手近なところから学びはじめ(下学)、
  少しずつむずかしい学問を修めていく(上達)ことをいいます。

  いきなりむずかしいことから初めてもなかなかうまくいかない。
  簡単なことから一歩一歩階段を登るように上達していくのが、
  遠まわりしているようで、実は近道につながる。

            <感謝合掌 平成31年4月20日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成24年4月)】 - 伝統

2019/04/21 (Sun) 19:05:00


 吉田松陰


   至誠にして動かざる者は

    未だこれ有らざるなり



 (説明)

    誠意を尽くして事にあたれば、
    どのようなものでも必ず動かすことができる。

    物事や人を突き動かす上で「誠」の心が
    いかに大切かを説いた言葉。

        『吉田松陰名語録』

   (http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201204.pdf

            <感謝合掌 平成31年4月21日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成23年4月)】 - 伝統

2019/04/22 (Mon) 17:13:54


 島津忠良


   いにしへの 道を聞きても

    唱えても わが行いに せずばかひなし


 (説明)

    昔の貴重な道について聞き、
    それを口に出して唱えることができても、
    自分自身の行動にすることができなければ、
    何の甲斐もないことである。

      『島津日新公いろは歌』

   (http://www.otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba201104.pdf

・・・

<参考>「日新公いろは歌」
    → http://www.shimazu-yoshihiro.com/shimazu/shimazu-irohauta.html

            <感謝合掌 平成31年4月22日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十四年 四月)】 - 伝統

2019/04/23 (Tue) 19:29:54


  自(みずか)ら見(み)る、

     これを明(めい)と謂(い)う

              ~ 韓非子 ~

  (説明)

  何事も自分の視点を持ち、自分自身で確かめてしっかりと
  考えてこそ本当の姿が把握できる。

  そのとき初めて物事を正しく判断して行動に移すことができる。


            <感謝合掌 平成31年4月23日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十三年 四月)】 - 伝統

2019/04/26 (Fri) 20:36:06


  習坎(しゅうかん)は孚(まこと)あり

  習坎は孚あり。維(こ)れ心亨(とお)る。
   
  行(ゆ)けば尚(たつと)ばるることあり

                 ~ 易経・坎為水 ~

  (説明)

   習坎とは、苦しみが繰り返されることであり、
   孚は、約束事・信じる心・信念、そして誠心誠意の意味であります。

   「維れ心亨る」とは、
   この苦しみを脱する時が必ず来ると信じることであります。

   苦難と真っすぐに向き合い、耐え続けたならば、
   その誠心と信念によって、いかなる艱難辛苦も乗り越えることが出来るでしょう。

            <感謝合掌 平成31年4月26日 頓首再拝>

【今月の東京神社庁よりのお言葉(平成22年4月)】 - 伝統

2019/04/27 (Sat) 17:25:08


 伊藤 仁斎 (いとう じんさい)


   一日は一日より 

        新たならんことを欲す



 (説明)

   一日一日は常に新たな気持ちを抱いて過ごしていかなければいけない。
   昨日の自分と今日の自分とは同じであるというのでは進歩がない。

                      『古学先生文集』

-伊藤 仁斎 (いとう じんさい)- 

寛永四年 (一六二七) ~ (一七〇五) 江戸前期の儒学者、古義学派の創始者。
京都堀川生まれで鶴屋七衛門の子。
従来学んできた朱子学に疑問を抱き、
論語、孟子の真義をつかんで仁義の実践を求める古義学を首唱した。
著に 『論語古義』 『孟子古義』 『語孟字義』 など。


   (http://35635552.at.webry.info/theme/059fc3a80d.html

            <感謝合掌 平成31年4月27日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十ニ年 四月)】 - 伝統

2019/04/28 (Sun) 20:37:25


  真(しん)にして静(せい)

            ~ 論語・雍也篇二章 ~


  (説明)

   どんなときも寡黙で静かな人こそ、
   誠実さがあふれ、奥ゆかしさを示す本来の姿である。

   複雑な社会生活の中で、理論的なものの言い方で
   議論することは必要なことではあるが、
   しかし、意気盛んに大きなことを言う人ほど、いざという時に何もできない。

   うわべだけの威勢が、自分の軽薄さをさらけださないよう注意すべきである。

   ・論語・・・ 十巻二十扁からなり、孔子や孔子の弟子の言説を記したもの。

            <感謝合掌 平成31年4月28日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十一年 四月)】 - 伝統

2019/04/29 (Mon) 21:29:34


 習ひつつ見てこそ習へ習わずに  

 善悪(よしあし)いふは愚(おろか)なりけれ  

                 ~ 利休・百首談義 ~


 (説明

  物事を学ぶと云う事はその物事の根源や本質を学ぶと言うことであり、
  表面的な事象のみを学んだところで何も得られない。
 
  新しい事を始めるにあたっては、
  まずその物事の根源が何処にあるのかを深く考えねばならない。

            <感謝合掌 平成31年4月29日 頓首再拝>

【今月の白山比咩神社よりのお言葉(平成二十年 四月)】 - 伝統

2019/04/30 (Tue) 19:14:33


   エラン ・ ビタール
 
              ~ ベルクソン ~

  (説明)

   「エラン」とは跳躍、「ビタール」とは生命の意味。

   人間には2つのタイプがある。

   主として、若者は跳躍躍動する。

   老齢者は安穏平静を好む。

   春になると草木・小動物など跳躍となる。

   例えば蛹が孵化(ふか)して、蝶々となる如し。

   人間も自己の幸福は平穏安静な生命とのみ考えず、
   人のため世のために躍動する生命で頑張るべきである。

   別しても神詣りする方々はかく有りたいものである。


    ベルクソン(一八五七~一九四一)・・・フランスの哲学者。
                       1927年ノーベル文学賞受賞

            <感謝合掌 平成31年4月30日 頓首再拝>

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