伝統板・第二

2559024
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読書の力 ③ - 夕刻版

2018/10/26 (Fri) 18:25:19

このスレッドでは、平成30年の読書週間に合わせ、
読書に関する情報を紹介してまいります。



明日(10月27日)から、(秋の)読書週間が始まります。

2018(第72回)読書週間 10月27日~11月9日。

第72回読書週間 標語    「ホッと一息 本と一息」

(過去の読書週間 標語 https://neirof.com/4552.html )

・・・


《皇后陛下、読書への願い》

皇后陛下お誕生日に際し(平成30年)~宮内記者会の質問に対する文書ご回答からの抜粋


公務を離れたら何かすることを考えているかとこの頃よく尋ねられるのですが、
これまでにいつか読みたいと思って求めたまま、手つかずになっていた本を、
これからは1冊ずつ時間をかけ読めるのではないかと楽しみにしています。

読み出すとつい夢中になるため、これまで出来るだけ遠ざけていた探偵小説も、
もう安心して手許に置けます。ジーヴスも2,3冊待機しています。

  (http://www.kunaicho.go.jp/page/kaiken/show/21

    ・・・

上記に対しての、国民の反応
  (YAHOO!ニュース<10/23(火)>
   → https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000008-jct-soci


・・・

<参考Web>

(1)光明掲示板・第一「読書週間 (2870)」
      → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=580

(2)光明掲示板・第二「2013(第67回)読書週間 (2198)」
      → http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou2&mode=res&log=505 

(3)光明掲示板・第三「読書の力」
      → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=268 

(4)伝統板・第二「読書で味わう悦び」
      → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6646994

(5)伝統板・第二「読書の力」
      → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7053228

(6)伝統板・第二「読書の力 ②」
      → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7656683

           <感謝合掌 平成30年10月26日 頓首再拝>

読書好きは、長寿。 - 伝統

2018/10/27 (Sat) 19:02:55


なぜ、山梨県は「長寿」なのか?AIの分析でわかった衝撃の理由

       *Web:MAG2NEWS(2018.10.18) より

《健康寿命には「運動よりも食事よりも〇〇が大事」》


先日放映されたNHKスペシャル「AIに聞いてみた どうするのよ!
日本」の「健康寿命」に関するAIの分析がすごかったです。
見られた方も多いと思いますが、これは書かずにはいられません(笑)。

日本人の平均寿命は、男性81.09歳、女性87.26歳。
これに対して、健康寿命は、男性72.14歳、女性74.79歳。

「健康寿命」とは、厚生労働白書では、
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。
この差が10年あるのです。

特に女性は、寝たきりや介護が必要な状態が長いのです。
で、国の経済を考えると、この最後の10年間にかかる医療費は
1人の人生の半分に当たるのです。

この間の年間の医療費・介護費は5兆円にのぼるといいます。

で、健康寿命を延ばすことが国を挙げての大命題で、様々な取り組みがされていますが、
さらに、何かよい方策がないか、今回、AIが分析を行ったら、
びっくりする結果が出たのです。

分析したデータは、北海道から沖縄まで、延べ41万人の高齢者へのアンケート結果です。
600以上の様々な角度からの質問項目について、10年以上追跡調査したものです。
これに関して、AIが人間には不可能な膨大な分析を行ったのです。

1つの質問の回答と他の質問に対する回答との関係を18万通り調べ上げたのです。
そこには、思いもかけない健康長寿の秘密がありました。


まず、健康寿命を延ばすためには、
「運動よりも食事よりも〇〇が大事」ということがわかったといいます。
で、〇〇に何が入るか…です。

それが、あまりにも意外だったのです。
私は、〇〇は、「人とのふれあい」とか「会話」かな。
でも、そんなに意外じゃないし…と思って聞いていたのですが、
何と〇〇は…「読書」だというのです。


えっ、「読書」?
体動かさないし、一人でするもので会話もないし…と、半信半疑。
それは、名だたる研究者の方々も同じで、この結果を聞いて、
みなさんから「お~」と驚きの声が。

質問への回答を健康要素(自分は健康だと回答している人の回答)
不健康要素(自分は不健康だと回答している人の回答)に分け、
各回答がどちらに結びついているかを調べているのですが、
読書(本や雑誌を読む)は、健康要素119と結びつき、不健康要素0という
完璧な健康要素なのです。

運動、食事に比べても断トツなのです。

で、本当なのだろうかと全国で一番健康寿命が長い(男性1位、女性3位)「山梨県」を調査。
実は、なぜ山梨県民の健康寿命が長いのかは県の担当者も分かっていなかったのです。

そこで分かったのは、驚くべき結果です。
なんと、山梨県は、人口に対する図書館の数が断トツで全国1位なのです。
人口10万人に対する図書館の数は全国平均が2.61のところ、山梨県は6.59なのです。

さらに、山梨県は、図書館司書の普及率が全国トップクラスで、
戦後早い時期に学校に司書を配置し、子どもの時から読書の習慣を身につけさせているのです。

これに対して、運動の実施率は、山梨県は全国最下位だと言います。
読書と健康寿命が結びつきました。
このAIの分析を聞いて、山梨県の健康福祉課の職員の方々もびっくり。


この理由を専門家が推測しています。

(1)図書館に行って本を探すことが運動になっている。

(2)知的な刺激を受けている。

(3)過去の記憶を呼び覚ますことにつながる。

(4)読書によって心が動き、それが行動につながる。

(5)そもそも、本を読むということは、
   それだけの活力があって、知的好奇心があるということ。

等々です。

この結果を受けて、調べると、読書をしている人と、しない人とでは
平均寿命が2歳以上違うという論文があったり、なぜかわからないけど、
図書館の近くに暮らす人は、要介護リスクが低いという調査結果があった…といいます。

行政としては、図書館をつくることで要介護を減らせるなら、
介護や医療に比べて、格段に安い費用で対策できる…と注目することでしょう。

今後、図書館整備が進みそうです。

私は、いろいろなことを思いました。

まず、AIの固定概念にとらわれないビックデータ分析力のすごさです。
すでに、いろいろな分野で、判断をAIにゆだね始めています。

なぜ、そう判断したのか分からない不安がありましたが、
AIの分析、判断力はやはりすごい能力なんだと、認識しました。こ

れからは、AIが分析した結果の理由付けを、
後から人間がいっしょうけんめいする…間違いなくそうなっていくのでしょう。

それから、身近な事例からの実感として食べるものに気を使い、
運動をしっかりして健康のために毎日を暮らしているような高齢者の方と、

高齢になっても、仕事や研究、地域や管理組合のことを考えるのに忙しく、
なかなか改めて運動教室に行けないし、
人とたのしく外で飲食する機会が多くて…という人と、
そんなに差がないというか…

どちらかというと、
後者の方が認知症にもならないし、健康寿命が長いように感じていましましたが、
それもありということが、AIによって立証された気がします。

そして、個人的には、運動より本を読むことの方が好きでもいいんだ~と、
妙にうれしくなって、だからといって運動しなくていいわけじゃないよ…と
慌てて自分に言いました。

読書がやめられなくてウォーキングをさぼる理由に、
AI分析を都合よく使いそうなので(笑)。

   (https://www.mag2.com/p/news/373428 )

           <感謝合掌 平成30年10月27日 頓首再拝>

本をよく読むのに「成績が伸びない子」の急所 - 伝統

2018/10/28 (Sun) 17:36:31


       *Web:東洋経済オンライン(2018.10.27)より

人気ゲームシリーズ「脳トレ」の監修で有名な東北大学・川島隆太教授の研究グループは
今回、特に子どもの読書時間と学力の関係について、小中学生4万人の脳解析データから
わかった意外な事実を明らかにした。

(1)読書を「全くしない」子どもたちと読書時間「10分未満」の子どもたちは
   成績下位層に含まれていることがわかります。

   つまり、成績上位層に行くためには少なくとも1日10分以上の読書が必要だ
   といえるのです。

(2)もうひとつ面白い結果が読み取れます。
   ③の「2時間以上読書をする子どもたち」の成績は、
   ②の「1~2時間読書をする子どもたち」より成績が落ち込んでしまう
   という予想外の結果となりました。

(3)読書をしても「頭が良くならない」子どもの特徴

   読書をしすぎること自体が何か脳に悪い影響を及ぼしているわけではなく、
   読書時間を確保するために勉強や睡眠の時間を削ってしまうことが
   間接的に成績低下につながっていることがわかります。

(4)子どもにとって「最適な読書時間」はどれくらい? 

   調査の結果、小学生、中学生共に最も高い成績を上げているのは、
   一日1~2時間読書をする子どもたちでした。

(5)しかし、小学生よりも中学生のほうが、
   2時間以上読書をする子どもたちの成績の落ち込みが大きいのです。

   なぜ、このような発達による違いが生じるのでしょうか?  
   理由は2つ考えられます。

  ①若い年齢ほど読書の効果が大きい。

   ヒトは高度に進化した脳を収容する大きな頭を持つため、
   ほかの動物に比べ未熟な状態で産まれます。

   そして生後間もなく、身体も脳も急激な発達を遂げます。

   なかでも言語機能の発達のピークは8~10歳と言われています。

   つまり、読書を通して得られる言語機能の発達という側面から見た効果は、
   中学生よりも小学生のほうが大きいと考えられるのです。

  ②学年が上がるにつれて忙しくなる。

   学年が上がると、単純に授業のコマ数や科目数も増えますし、
   学習する量も増え、難易度も上がってきます。

   さらに中学生になると、本格的に部活動に打ち込んだり、
   学習塾や習い事に取り組んだりする子どもたちも増えてきます。

   このように学年が上がるほど、子どもたちが自由に使える時間が少なくなります。

   つまり、読書時間を確保するために勉強や睡眠など別の活動時間が削られてしまう
   可能性が高くなります。

   そうすると、読書が学力に与えるよい影響が、別の活動時間が削られる
   間接的な悪い影響に押されて負けてしまう可能性も必然的に高まってしまうと言えます。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181027-00245535-toyo-bus_all )

           <感謝合掌 平成30年10月28日 頓首再拝>

あなたの読書のリターンは、プラス? マイナス? - 伝統

2018/10/29 (Mon) 19:24:06


     *メルマガ【ダイレクト出版】(2018年10月27日)より



「読書はいいものだ」って、
あなたも、そう思いますか?
 
じゃ、こういうのってどうでしょう?
 
A.本は丁寧に読むことで学びが深くなる。

B.本をたくさん読むことで語彙が増えて、頭が良くなる。
 
あなたが「読書はいいもの」と考えるとき、
読書について、どういうイメージを持っているのかなって思うんですよ。
 
 
実は、このAとB、どちらも正しくありません。
 
そもそもAは抽象的すぎて判断できませんが…
でも、丁寧に細かく、熟読・精読って感じで本を読んでもダメなんです。
 
「本」の読み方は、
「文」とか「文章」と同じじゃだめ!ってこと。
 
なんとなくニュアンス、伝わりますか?
 
 
でも、Bは?
 
本ってたくさん読んだ方が
知識も語彙も増えていいに決まってるんじゃない?
 
そう思ったかも知れません。
 
 
ですが、実はそうでもありません。
 
 
「たくさん読んで、それが力になるには、2つの条件が必要」
 
だということが、学術的な研究などから明らかにされています。
 
1つは国際的な読解力テストPISAで明らかにされたこと。
 
それは、
 
「本をたくさん読むこと」よりも、大事なことがあるよ!
 
ということ。
 
 
その「大事なこと」というのは、
「学び方を学ぶこと」だということです。
 
 
あなたは「勉強法」とか「本の読み方」とか、
ちゃんと勉強したことがありますか?
 
学校教育では
 
・テキストの大事なところに線を引く。
・テキストの中に出てくる重要語句を、ノートに書き出して整理する。
 
なんてことを大事にしがち。
 
でも、どちらも学習効果が低いことが分かっているんです。
 
本をどう読んだら理解が深まり、学習効果が高まるのか?
 
ノートをどうとったら理解が上がり、記憶に残るようになるのか?
 
そんなことを、ちゃんと学んでおいた方が絶対にいいんです。
知らずに本を読んでお、ざるに水を注ぐようなものです。
 
「でも、少なくとも本を読んだら、語彙が増えるじゃん」
 
あなたは、そうお考えかも知れませんが…
 
実は、そうでもないんですよ。
 
だいたい、小学校の高学年を過ぎると、
読書量と語彙力が、必ずしも比例しないという研究があるんですね。
 
しかも「日本では」ですが。(苦笑)

読書教育が普通に存在する国では、
読めば読んだ分だけ学力って上がるものなんですが…。
 
それはともかく、日本では面白いことに、小中高校生まで一貫して
 
「まったく読んでいない子より、
 少しでも読んでいる子の方が語彙力とか読解力が高い」
 
これはその通りなのですが、

面白いのは次でして…
 
「週1冊読む子と、
 週2冊読む子とを比較すると、
 週1冊読む子の方が学力・語彙力が高い」
 
という結果なんです。
 
※高校生のデータになると、
 週1冊読む子より2冊読む子が語彙力が低く、
 週3冊読む子は週1冊の子よりも若干高い」という感じです。
 何とも微妙なデータです。
 
 
でも、ここからが大事。
 
実は一部に
 
「読書量と語彙力・学力が比例している子たちがいる」
 
んですよ。
 
その子たちの共通した読書傾向はどういったものかっていうと・・・
 
 
決め手は、
 
「幅」なんです。
 
「量」も必要だけど、
ポイントは「幅のある量」なんです。
 
いろいろなジャンルを読んでいるかって。
 
似たようなジャンルばかりを読んでいると、
だんだん「おー、わかるわかる」って
感じで、すごく読書が得意になった気がしてきます。
 
場合によっては雑な読み方でも理解できるもんだから、
読書がどんどん雑になっていきます。
 
でも、ジャンルが変わると、
丁寧に読まないと分からないってことが多々でてきます。
 
使われる言葉(語彙)、
下敷きにされる事実・知識、
展開されるロジック。
 
そういったものが、少しずつ違うわけです。
 
それらを丁寧に読んでいるうちに、
語彙に幅ができ、
思考に柔軟性が生まれ、
結果として頭も良くなっていく、と。
 
 
あなた、読みやすいビジネス書とか
自己啓発書だけを読んで
「読んだ!」なんて言ってしまってませんか?
 
それも読書だけど、
知性にはプラスになっていないかも知れませんよ…。
いや、ひょっとすると「マイナス」かも?
 
 
自分が普段、好んで手に取らない本もちゃんと読みましょう。
 
それこそが、あなたの読書をプラスの投資に変えてくれる鍵なのです。
 
ついつい敬遠したくなるような文字がぎゅっと詰まった濃い本もね。
 
薄くても、役に立つ本もちゃんと読んで。
そういう本は、読んで「力になる」ような処理の仕方を考えてみてください。
 
 
内容の濃い、文字が多いからといって敬遠したらダメ。
 
そして、幅のある選書も積極的に!
 
そういう負荷のかかる読書こそが自分の未来に役に立つと確信できたら
ぜひ、気楽に読みましょう。
 
厚い、薄いにとらわれず、自分の今の現場と未来への投資に
役に立ちそうな本なら、じゃんじゃん読みましょう。
 
そういう読書が、あなたの未来の知性の豊かさ、
厚みのある知性を作ってくれるんですから。(^^)
 
           <感謝合掌 平成30年10月29日 頓首再拝>  

燈火(とうか)親しむべし - 伝統

2018/10/30 (Tue) 18:46:44


(1)唐の時代の有名な詩人で思想家である韓愈(768~824年)が
   49歳の時に18歳の息子・符に学問の大切さを説いた
   「符読書城南」に出てくる一節が「読書の秋」の由来です。

(2)「燈火(とうか)親しむべし」は、「符読書城南」に出てくる一節です。

   時秋積雨霽  時、秋にして積雨(せきう)霽(は)れ 
   新涼入郊墟  新涼(しんりょ)郊墟(こうきょ)に入(い)る
   燈火稍可親  灯火(とうか)稍(ようや)く親しむ可(べ)く
   簡編可卷舒  簡編(かんぺん)卷舒(けんじょ)す可(べ)し


   (意訳)

   秋の長雨もやみ空が晴れ渡る頃、
   初秋の涼しさが郊外の丘にも広がり始める
   秋の夜にはようやく灯りを親しむことができるので
   書物を広げて読書を進めることができる

(3)「燈火親しむべし」という一節は、
   江戸時代には俳人が引用して使っていたそうですが、
   広く世間に知られるようになったのは、
   夏目漱石が「三四郎」(1908年)の中で用いたことがきっかけです。

   これをきっかけに、秋は読書をするのに適した季節という
   イメージが定着しました。

   さらに戦後に読書週間が始まると、その発展とともに
   「読書の秋」というフレーズが一気に広まり使われるようになったのです。

   (https://mshabit.info/dokusyo_aki/


<参考Web:読書の秋!でもその由来は?漱石先生に聞いてみよう
         http://rhinoos.xyz/archives/22881.html >

           <感謝合掌 平成30年10月30日 頓首再拝>

「金持ちになる読書」vs「貧乏になる読書」 - 伝統

2018/10/31 (Wed) 18:26:43

「金持ちになる読書」vs「貧乏になる読書」何がそこまで違うのか?

         *Web:MONEY VOICE (2017年3月12日)より

(1)本を読めば読むほど頭が悪くなる人

  ①この世には、ファイナンシャル・インテリジェンスがないばかりに、
   高学歴でも貧乏な人は山ほどいます。

   同様に、リーディング・インテリジェンスがないばかりに、
   博識なおバカさんも山ほどいます。

  ②本をたくさん読めば、成功できる。
   そう考えている人も多いと思いますし、
   実際、そういう論調の本もたくさんあります。

   しかし、現実には、本を読めば読むほどますます頭が悪くなる人もいるのです。

   なぜかというと、本の内容に依存してしまい、自分の頭で考えなくなるからです。

(2)他人の思考をなぞるだけでは思考停止する

(3)「確認だけの読書」で得られるのは心地よさだけ

  ①読書も気をつけなければ、確認読書になってしまいます。
   自分が知っているところを再確認する、
   自分の考えと同じ主張を見つけて安心する、
   自分が思っていることを著者が代弁してくれて満足する。

  ②確かにそんな本は小気味よく、安心して読むことができ、読後感も心地いい。
   しかしそれだけでは、自分の思考の枠組みを広げることができません。
   せいぜい現状維持がやっと。

  ③自分の思考が動きだすのは、異次元の主張、自分の考えとは異なる主張、
   読者に挑んでくるような本と真正面からぶつかることだと思います。

  ④「それは自分には合わない」などと自分を素通りさせるのではなく、
   「自分とは違う価値観」をどう受け止め消化するかが、
   確認読書と学べる読書とを分かつことになります。

   それには読む側に、相応の度量や想像力、共感力が必要ではないでしょうか。

(4)読書は最も学習効率の悪い方法?

  ①読書は手軽な自己投資方法ですが、手軽であるゆえに、
   もっとも非効率的な学習方法であるとも言われています。

  ②反対に、最も学習効果が高い方法は、「動作を伴う発言」であり、
   2週間後にも覚えている割合は90%だそうです。

(5)本に答えは書いていない

  ①お金持ちになる答えがあれば、全員お金持ちになれます。
   でも現実にお金持ちになれる人が少ないように、そんな答えはありません。
   そもそも、本に答えは書いていないし、そういうものを期待しても、
   プロセスをとばして結果だけ求めようとしますから、結局うまくいかない。

  ②本には答えではなく、たくさんのダイヤの原石、つまりヒントが隠されているだけ。
   だから、その原石を拾い上げ、磨いてあげなければならない。

   つまり、自分の力で、リスク・恐怖・困難という仮面を剥がしてあげて、
   なおかつ繰り返し実践しなければならないのです。

(6)答えが書いてある本は時に悪書となる

  ①万人に対してそのアドバイスが適するとは限らない。

  ②知的に鍛えられた人というのは、自分の思考を簡単に他人に預けたりはしません。
   しかし知的に弱い人は、著者の差し出した結論に安易に飛びつきます。

  ③言い切られること、断定されることは、思考停止させるだけの力があるということに、
   私たちはもっと敏感になる必要があります。

(7)「成功本」は著者のかつてのプロセスを理解しながら読む

  ①「これをすれば大丈夫」などという答えが書いてある本は、
   「プロセスをすっ飛ばしている」という致命的な欠陥があります。

  ②本当にやるべきことは、今のその成功者やっていることを真似るのではなく、
   成功者が成功する発展途上でやっていたことを真似ることのはずです。

  ③気に入った著者の本は全部読み、その人が成功途上に何をしてきたかを知る。
   そうやって凡人から成功者になっていく過程の思考体系と行動体系を吸収することで、
   今の自分には何が足りなくて、これから何をすべきかがわかるのです。

(8)時間があったら本など読まない

  ①最優先は「考える」「アウトプットする(実践する)」。
   どんな素晴らしい知識を得たりアイデアがひらめいたりしても、
   それを行動に移さなければ1円にもならないからです。

  ②「読書をするのはヒマ人のあかしでもある」。

(9)実践を繰り返して、身につけたものだけが富を生む

  ①スポーツやお稽古の場合は何千回、何万回も練習するのに、
   ビジネスや投資の世界では「1回やったけどダメだった」で
   あきらめる人は山ほどいます。

  ②読んで頭に入ったから、覚えているから賢くなった、というのは幻想です。

  ③読んだ内容を実践し、試行錯誤して修正し、繰り返して錬磨し、
   目をつむってでも繰り出せるほどの技として身について
   初めてお金に換えることができるのです。

  ④功した経営者の多くは「いやあ、たまたま運が良かっただけなんですよ」
   言うことがありますが、運を引き寄せるべく努力をしてきた人が大半です。
   しかし、彼らの言う努力とは、読書ではないのです。

(10)読書に逃げてはいけない

  ①一つの技を学んだら、繰り返し繰り返し練習して、
   無意識でも反応できるくらい自分の血肉にすることです。

   作家の宇野千代さんが「才能とは、絶え間なく続く繰り返しに耐えられること」
   と言っていた通り、何度も何度も練習する。

  ②読書をしても、セミナーに参加しても変わらない人というのは、
   新しい技を学んだらそれに満足し、練習しないで次の新しい技の学習に走るからです。

  ③本を読んでばかりだと練習時間がとれませんから、
   これでは技が身につくはずがありません。


(11)仕事術の本は、仕事を必死にやる人だけがモノにできる

  ①読めばなんとなく賢くなった気分にさせてくれます。
   知っていることがあれば、著者と同じレベルに追いついた気がします。

   「がんばっている自分」に酔うことができます。
   読書をしている間は不安感から逃れることができます。

  ②自分がどう生きたいかという戦略を描いたら、あとは脇目もふらず邁進するだけ。
   それが不安を払拭する最優先の方法だと思います。

(12)TY(とりあえず やってみる)発想のススメ

  ①最初の一歩を踏み出すには、とにかく足を前に出してみるしかありません。
   読書も同じで、「成功したい」「儲けたい」と思って読むのなら、
   あとは「本に書いてあることをベースに実践してみる」しかない。

   それをしないのなら、
   「成功するのも儲けるのもあきらめな」ということになります。

  ②「成功するには口ぐせが大事」と書いていたら、
   口ぐせリストを紙に書き出して、会社のパソコンの前に貼り付けておく。

   そして、その言葉を口にするたびに「正」の字を書いて、
   何回言ったかを日々確認し、1ヶ月続けてみる。

  ③最後に、私がよく提案している口癖は、TY(とりあえずやってみる)です。

         (http://www.mag2.com/p/money/36199 )

           <感謝合掌 平成30年10月31日 頓首再拝>  

古典の日 - 伝統

2018/11/01 (Thu) 19:03:12

今日、11月1日は古典の日です。
  → http://www.kotennohi.jp/

《古典の日の由来》

1008年11月1日の紫式部の日記に書かれていたことが由来になります。

その中には、藤原公任とのやりとりが書かれていました。
藤原公任が紫式部の事を「若紫」と呼んだのでした。

「若紫」というのは源氏物語の中の登場人物です。

そこからわかることが若紫の登場する源氏物語は
その当時には既にあったと考えられます。

この日付は源氏物語が存在したということが証明出来る一番古い日付です。

そのことからこの日が古典の日になります。

http://useful-method.com/?p=2698

・・・

古典の尊厳を知る日

        *「光明道中記」(P241)より

【神は時代に相応して教祖を遣わし給い、それを通じて吾々に現れる。】
                       (『生命の實相』第十一巻)


エリオットは20世紀英国文学界の古典主義者であり、歴史主義者である。
流れる歴史の底に永遠不動の規範又は秩序を発見し、その規範秩序の中にのみ
価値を発見しようとする者である。

彼は近代を古典的時代よりも《進歩》せるものとする観方を否定し、《進歩》と云うものは
実はただ「超時間的の古典」又は「伝統」を発現せるものにほかならないのであって、

歴史的意識とは「時間的なるものと共に超時間的なるものの知覚であり、
また時間的なるものと超時間的なるものとの同時的知覚」であるとしている。

エリオットがそれを意識していたかどうか知らないが是は当(まさ)に
「華厳経」の「一時即一切時」の自覚であると思う。

今立つ此(こ)の歴史的一点に於(おい)て、久遠に成就せる「既成の歴史」が、
「既成の世界秩序」が、換言すれば、「古典」が其処に流れていると云う自覚である。

『古事記』が来るべき世界秩序の予言であると言い得るのもそのためである。
「既成の歴史」が今現在此処を流れているが故に、
現在は「古典」の発展であるほかあり得ない。

だから古典に於ける東洋の日本列島への天孫降臨の歴史は、
全世界への天孫降臨(神意帰一の世界連邦)となって実現するほかはあり得ないし、
大国主命の国譲りは各国の主権が神意連邦の中心に帰一することである。

・・・

ニコニコ動画

【講義】現代を預言する古事記【谷口雅春】1
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13205031


【講義】現代を預言する古事記【谷口雅春】2
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13205857


【講義】現代を預言する古事記【谷口雅春】3
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13219239


【講義】現代を預言する古事記【谷口雅春】4
http://www.nicovideo.jp/watch/sm13219665


           <感謝合掌 平成30年11月1日 頓首再拝>

「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書 - 伝統

2018/11/02 (Fri) 17:18:48


        *Web:東洋経済オンライン( 2018年6月1日 )より

《本当に怖いのは「読めたつもり」になること》

(1)「読解力」というのは、文章を正しく読み解く力のことです。

(2)どんな本でも文章でも、時間をかけて読めば、
   人は「読めたような気分」になります。
   なんとなく、次に活かせる「何か」が得られた気がしてしまう。

(3)「自分は読めている」と思っている方でも、もしかしたら
   「読めるような気になっている」だけかもしれません。


《「うまく要約できない」人は読めていない》

(1)「読めたつもりなのに、ほんとは読めていない」人の1つめの特徴は、
   「うまくまとめられない」ことです。

(2)文章が読めているのか読めていないのかがスパッと分かれる点が、
   「短くまとめられるかどうか」です。
   短くまとめられないのは、文章を読めていないのと一緒です。

(3)「まとめよう」と意識して読むだけで、
   「読めない」状態から脱することができるんです。


《「疑問を覚えない」人は読めていない》

(1)2つめの特徴は、「書いてあることを無条件に受け入れてしまう」ことです。

   なんの疑問も持たずに、「へえー、そうなんだー」「なるほどなー」と
   文章を読んでいませんか? 
   文章を「わかった気に」なってしまうのは、まさにこれが原因です。

(2)「そうなんだ」と考えて読んでいるのは、
   「疑問点をまったく考えようとせず、ただ鵜呑みにするだけで、わかっていない」
   状態なわけです。

(3)言われたことをただ鵜呑みにして、
   「なんとなく」わかっても、何にも身についていない。

   大抵の本は1冊10万字前後あります。
   「これはどういうことなんだろう?」「この記述の意図はなんだろう?」
   という疑問がただの1つも思い浮かばないことなんて、ありえないはずです。

   普通に考えて、わからないことがあって当たり前で、
   何の疑問も抱かないほうがむしろ異常です。

(4)無条件で信じることなく、鵜呑みにせず、疑問は疑問として持っておく
   心構えをする人が、「本当に文章が読める人」なのです。


《能動的な読書は最高の「思考力トレーニング」だ》

(1)「後からまとめよう」とか、「自分が疑問に思うことをしっかり自覚しよう」とか、
   そうやって「能動的な読書」をしている人が、真に文章が読める人なのです。

(2)読書してインプットした情報を、まとめたり、疑問を持ったりして、
   それを外に出してみる。

   「アウトプットを意識した能動的な読書」は、
   思考力を大きく鍛えることにつながります。

(3)受け身ではただの「インプット」しかできませんが、
   能動的な読書では「アウトプット」ができるようになる。

   その過程で、自分の頭で考えて、まとめて、疑問に思い、
   そして外に出すという「思考力」の訓練ができるのです。

   (https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20180601_222839/?p=1 )

           <感謝合掌 平成30年11月2日 頓首再拝>

【読書は運を呼ぶ】 - 伝統

2018/11/03 (Sat) 23:29:09


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年06月08日)より

   (堀紘一氏の心に響く言葉より…)

   企業経営にとっては、運がなにより大切
   …このことを私に教えてくれた人物は、故ブルース・ヘンダーソンである。

   彼はボストンコンサルティンググループ(BCG)の創業者であり、
   「戦略コンサルティング」という概念を初めて提唱。

   経営コンサルタントの世界に一種の革命を起こした風雲児であり、
   私の人生の師のひとりである。


   その偉大なるブルース・ヘンダーソンは、
   経営戦略の重要性について私が問うと密かにこう教えてくれた。

   「もちろん企業経営にとって戦略は極めて重要なものである。
   しかし最重要ではない。最も大切なのは運である。
   しかし、これは人に教えるな」


   運が大事だといっているのはブルースだけではない。

   かつて「経営の神様」と崇(あが)められた
   松下電器産業(現パナソニック)創業者の松下幸之助さんも
   「成功の条件は運と愛嬌」とおっしゃっている。

   運があれば大概のことはうまくいくが、
   運がないと相当努力しても大概のことはあえなく失敗に終わる。

   ところが困ったことに、この運ばかりは100%確実につかむ方法がない。


   何事にも重要な運をキャッチする確かな方法がないと聞いたら
   「努力なんて金輪際やめた!」と無為無策で世の中に流される生き方を
   選ぶ人が大半だろう。

   でも、運をつかみとる方法がないとしたら、
   次善の策としてせめて自分にやれることを地道にコツコツ努力するタイプもいる。

   その姿を見た人は「頑張っているあいつにチャンスをやろう」と思ってくれる。

   それが思わぬ運につながるのだ。


   野球の選手でいえば、誰より遅くまでグラウンドで素振りを繰り返していたら、
   それを密かに見ていた2軍の監督は、1軍で想定外の故障をした選手が出たときなどに、
   その選手の1軍昇格を推薦しようとするだろう。

   真面目に努力していれば、誰でも4番バッターになれるわけではない。

   世の中はそんなに甘くないが、
   少なくとも努力をしていればチャンスが訪れる確率は高まる。

   それをモノにできるかどうかもまた運である。


   運をつかみとるための日常的努力が野球選手にとっての素振りだとするならば、
   ビジネスパーソンにとっての素振りは読書に他ならないのだ。

   読書を通じて教養を磨いて自分なりの哲学を養っておくと、
   年上の人が可愛がってくれる。

   するとプロ野球の2軍の監督に目をかけられた野球選手が
   思わぬ出場機会を得るように、
   ビジネス上のチャンスをつかめる日もやってくるだろう。

         <『自分を変える読書術』SB新書>

           ・・・

『仕事でも結婚のようなプライベートでも、一大決心をするときには判断材料がなく、
限られた情報だけで乾坤一擲(けんこんいってき)、
運を天に任せた勝負に出ないといけないシーンは結構ある。

そこで頼りになるのは第六感しかないのだが、その勘の背景にあるのも、
読書を通じて長い時間をかけて養ってきたその人の教養だと私は思っている。

背後に豊かな教養がある勘は第六感だが、
後ろ盾も根拠もなにもない勘は単なる山勘で失敗するリスクも高い』(本書より)


読書をするということは、言葉を身につけることだ。

言葉が身につくと、気の利いたことが言えるようになる。

そして、相手を不快にせず、機嫌よくさせる言葉のセンスも身につけることができる。

それが、「愛語」。


その反対に、言葉のセンスがないと、相手を不快にする。

相手を傷つけたり、二度と会いたくないと思わせてしまう。

相手を不快にする人に、運やチャンスはやってこない。


「読書は運を呼ぶ」

読書で運を呼び寄せたい。

           <感謝合掌 平成30年11月3日 頓首再拝>

『自分を変える読書術』 - 伝統

2018/11/04 (Sun) 19:45:17

『自分を変える読書術』(堀紘一・著)


(1)楽しく生きる3通りの方法

  ①金持ちの子どもとして生まれること。

  ②有名人の子どもに生まれること。

  ③読書で教養を身につけて一流の人間になること。

(2)耳学問で聞いて学べるような人物は基本的に頭のよい人たちだから、
   読書を通じて教養ある一流人になってくると
   「こいつは若造だけど、なかなか勉強しているな」と見抜いてくれる。

(3)読書で表現力が磨かれるのは、
   第一に本を読むとボキャブラリー(語彙)が増えるからだ。

   アメリカで行われたある調査によると、ウエストサイドの下層の人が
   日常的に使っている語彙は、たったの3000語。

   大学で学んだアメリカ人の語彙となると、
   その10倍以上の5万語にまで広がるといわれる。

   英単語を5万語知っていれば、新聞を読んだり、
   社会科学の本を読んだりしても理解できる。

(4)大学を出たというレベルでは、教養人の半分の語彙しかない。

(5)読書なら誰でも学習歴を深め、教養を深めて一流の人間に近づける。
   読書は好きなときにできるし、
   耳学問のように事前に人脈を構築する必要もない。

(6)細切れ時間を活用すれば1日で1冊読むこともできる。
   身銭を切って買うとしても文庫本なら数百円。
 
   これで人生が変えられるのだから、本を読まない手はないのである。

(7)読書で学習歴を広げていけば、
   大学院に留学するのとさほど変わらない教養とスキルが身につけられる。

(8)古典を中心に読書をすると人間の普遍的な思考が学べるし、
   社会生活を送るうえで最低限知っておくべき「常識」が身につく。

(9)30歳から40歳までは完全な修行時代。
   40歳から50歳でもまだまだ駆け出しであり、
   先輩たちと比べると相対的な能力は1割あるかないかだ。

   50歳をすぎる頃からだんだん能力が本格的についてきて、
   あるポイントを超えると
   グッと力がついて60歳までにやっと一人前になる。

(10)遺伝的要因に恵まれていないとしたら、環境因子に頼る他ない。

   環境因子を左右する重要な要素のひとつに、
   よい師匠に巡り合えるかどうかが含まれている。

(11)運をつかみとるための日常的な努力が
   野球選手にとっての素振りだとするならば、
 
   ビジネスパーソンにとっての素振りは読書に他ならないのだ。

(12)ビジネスパーソンが読むべき4つのジャンル

  ①生物学 
  ②歴史 
  ③軍事学 
  ④哲学

(13)ビジネスとは、1日のなかでどうやって
   有効な時間をひねり出すかの知恵比べをしているようなもの。

   「忙しい」が口癖になっているタイプは、
   その知恵がないと自ら白状しているようなものである。

(14)ビジネスパーソンの読書を前提にすると、
   私は「4:3:3」というバランスがよいと思っている。

   つまり「ビジネス書40%、小説30%、その他30%」ということである。

(15)世の中には速読のハウトゥー本が横溢しているけれども、
   私は横着するのが大嫌いだ。

   人生で成功するのは何事にも丁寧な人であり、
   横着なタイプが人生で成功するというのは考えにくい。

(16)業界を知るときには最低3冊の本を用意する。
   最低3冊読めば、三角測量のようにほぼ正確に業界の基礎知識が頭に入ってくる。

(17)「ハーバード・ビジネス・スクールとはどんなところか?」
   という質問に私がひと言で答えるならば、
   「なにが問題かを考えることを教える学校だ」と答えるだろう。

(18)坂井は敵機が照準器からはみ出すくらいまで近づいて撃つから、
   撃墜率が高かった。

   この話を読んだとき、何事も目標に肉薄しないと成果は得られないと思い、
   以来胸に刻んでいる。

           <感謝合掌 平成30年11月4日 頓首再拝>

読書には、戦略が必要だ。 - 伝統

2018/11/05 (Mon) 21:12:50


            *『戦略読書』三谷宏治・著 より

(1)「ビジネス書中心路線」は、すぐ行き詰まりました。
   みんなが読んでいるのと同じ本や雑誌、ネット記事を読んでいては、
   「ヒトと違ったオモシロイ発想」などなかなか生み出せませんでした。

(2)読書の目的は「自由に生きる」ことだ、
   と沖縄キリスト教短期大学教授の上原明子は言います。

   そして、「自由に生きる」ために必要な3つの力、

  ①想像力。

  ②批判的思考力(クリティカルシンキング)。

  ③自己コントロールを支えるためのメタ認知能力。

   を鍛えるために、読書は大いに役に立つのだと。

(3)ビジネス発想につながる5つの視点

  ①反常識:それまでの業界常識・固定観念が覆された部分を探す。

  ②数字:とにかく数字に落ちるものを見逃さず発見する。

  ③対比:過去や他業界の例と比較して差を見つけだし、
      それが大事かどうかを見極める。

  ④一段深く:出典まで読む、検索結果を1000件辿る、関連書籍も見てみる。

  ⑤抽象化:事例や情報をそのままでなく、一段だけ抽象化して記憶する。

(4)その文章から何を読み取るかの「読解力」や「読み方」ではなく、
   これまでの情報との組み合わせでどう読めるかの「読め方」。

   読め方革命で、本の価値は何倍にも上がります。

(5)企業事例のいい本が出たら、迷わず読みましょう。
   逆に思考法や戦略論などのフレームワーク本は、厳選しましょう。

(6)粗読みや斜め読みで「ファクト」を集めよ。

(7)究極の割り切り斜め読み法──「序章と図だけ読む」。

(8)ビジネス書を1冊読んだら、非ビジネス書を1冊読もう。

(9)数字を、見逃さない。特に「重み」と「差」に注目せよ!

(10)データから気の利いたインサイトを絞り出すために、
   他にもいろいろな視点が有効です。

   たとえばそれは「あるはずなのにないもの」。

(11)よくいわれる「T型人材」というときのTの縦棒は「専門性」です。
   多くのヒトは仕事を通じてそれを獲得していることでしょう。
   でも横棒が、意外と弱かったりします。

(12)専門性のためにはメジャーではなくマイナー領域を狙う。


<参考Web>

戦略読書(RPM)
https://now-or-never.jp/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E3%81%AB%E3%81%AF-%E6%88%A6%E7%95%A5%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%E3%81%A0-%E6%88%A6%E7%95%A5%E8%AA%AD%E6%9B%B8-%E3%82%92%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%99%E3%82%8B%EF%BC%93%E3%81%A4%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95-93c1f9bcd897


《DIAMOND onlin》

(1)みんなと同じ本を読んではいけない!読書には「戦略」が必要だ
     https://diamond.jp/articles/-/83288

(2)「何を」「いつ」「どう」読むか?
   コモディティにならないための「戦略読書」のススメ
     https://diamond.jp/articles/-/83294

(3)本は戦略的に読み方を変えろ!
   ビジネス基礎は古典の「熟読」が一番効率的
     https://diamond.jp/articles/-/83358

(4)フレームワークはたくさん知ってもムダ!
   ビジネス書を使うには「ファクト」を集めよ
     https://diamond.jp/articles/-/83359

(5)仕事と関係ない本を
   未来につなげる戦略的読み方とは?
     https://diamond.jp/articles/-/83363

(6)新しい視点や言葉を与えてくれる
   ベストセラーやリベラルアーツ本の戦略的「斜め読み」
     https://diamond.jp/articles/-/83364

(7)三谷宏治氏の書斎大公開!
   本の開架、分類、面陳まで、知をオープン化する書斎術
     https://diamond.jp/articles/-/83365

           <感謝合掌 平成30年11月5日 頓首再拝>

1分間読書法 - 伝統

2018/11/06 (Tue) 19:32:06


         *『1分間読書法』石井貴士・著より

(1)1冊1分で本が読めるようになれば、人生が変わる。

   1冊1分になろうとするのではなく、1冊1分で「読めている自分」になる。

(2)読書は費用対効果が、もっとも高い自己投資だ。

   本を買うイコール成功している人の時間を買う、である。

(3)インプットのゴールデントライアングルは、本、教材、セミナーの3つだ。

(4)精度の高い情報を発信するのには、それだけインプット量を多くする必要がある。
   1の情報を発信するために、10の内容を仕入れる。

(5)学習2000時間、行動1万時間が成功の方程式。

   赤ちゃんは、英語を2000時間聞くと英語を話し出し、
   日本語を2000時間きくと日本語を話し出すといわれる。

   学習の臨界時間は、「2000時間」だ。

(6)「数学が苦手なんです」という人は、2000時間やればいいのです。
   「ビジネスアイデアが浮かんでこないんです」という人は、
   2000時間ビジネスアイデアの作り方に関して勉強すればいい。

(7)行動1万時間は、最速化することができない。
   しかし、学習2000時間の、本を読むということだけに関しては、
   最速化が可能だ。

(8)成功している人の本を「2000冊」読む。
   定員がない世界では、努力次第で成功できる。

(9)2000冊の本を読むと、潜在意識が成功者と入れ替わる。
   2000時間英語を聴いていたら、
   潜在意識が「英語が当然なんだ」と思うようになる。

(10)成功したらではなく、成功する前に本を読む。

   会社を上場するのが夢なのであれば、
   すでに上場している人の本ばかりを2000冊読めばよい。

(11)目的地から逆算して成功を目指す。
   専門分野と周辺分野で、「2000冊」の本を読もう。

(12)基本的には、本は買う。図書館で借りてはいけない。
   本を無料だと思ってしまうと、
   内容が頭に入ってこなくなってしまうから。

   本は100円でもいいので、お金をかけてナンボだ。

(13)内容を感じ取らないようになれば、内容を感じ取れる。

   大切なのは、無我の境地だ。
   「内容を知りたい」という自我を完全に捨て去ったときに、
   内容が勝手に頭の中に入ってくる。

(14)成功するために、本ほど安いものはない。
   本を読んだことで、先人の試行錯誤を追体験することもできる。

(15)成功者と同じ空気を吸うために、本を読む。

(16)億万長者と同じ空気を吸っていれば、億万長者になれる。
   あなたの波長をどこに合わせるかで、成功の形が変わる。

   多くの人が会社員のまま人生を終わる理由は、
   日本の人口の多くが会社員だから。

(17)成功している人の本ばかり読んで、
   成功するのが当たり前だというチャンネルに合わせればいい。
   失敗している人を見るのではなく、成功している人だけを見る。

(18)本を買うスピードは、手に取ってから「1分以内」。
   1分迷っている暇があったら、レジに行って本を買う。

   100冊、200冊つまらない本を買ってしまったとしても、
   1冊、あなたの人生を変える本と出会えるならば、それで元が取れるのだ。

(19)新刊は「エネルギー」を買う。
   新刊は、その本を出した瞬間の、
   書店に平積みされている勢いをかうのだ。

   エネルギーを1500円で自分の中に取り入れる。

(20)あなたが一皮むけるのは、関係ない本に出会ったとき。

(21)1日3冊。
   年間1000冊をクリアしたときの境地を知っておく。

(22)本と付き合うのは、女性と付き合うのと同じ。
   一言でもいいキーワードがあれば、「いい本」だということにする。

   本を読んで、ひとつでも自分にとって役立つ一言があれば、
   それで1500円の価値があったと感じればいい。

(23)本のレビューをしている暇があったら、「次の本」を読む。

(24)あなたに関係ない本が、一番関係がある。

           <感謝合掌 平成30年11月6日 頓首再拝>

「読書」への「知的態度」 - 伝統

2018/11/07 (Wed) 17:37:58


            *『東大読書』西岡壱誠・著 より

(1)東大生が文章を素速く、かつ正しく読解できるのは、
   「読む力」が優れているのではなく、
   「文章の外からヒントを得る力」があるから。

(2)自分がその本から何を学ぶのか目的をはっきりさせる。

(3)目標を自分の近くに設定してしまったら、
   絶対にその先に行き着くことはできません。

   「ちょっとわかるようになる」と設定したら、
   「ちょっとわかるように」しかなれないんです。

   本当はちょっとどころではなくわかるようになれるかもしれないのに、
   「ちょっと」で終わってしまう。

   目標を高く持つというのはどんなことにおいても大切なことです。
   事実、東大生の多くは「逆算」という言葉をよく使います。
   まずは目標をできるだけ高く、遠くに設定して、
   それから、そこに行き着くための手段を考えるのです。

(4)「記者」になったつもりで読むと「記憶」も「理解」も深まる。

(5)全部「無色透明」の事実ばかりの文章よりも、
   感情で「色」がついていたほうが理解しやすい。

(6)「情報」は、「知識」にしないといけません。

   そしてそのためには、情報に対して質問を持ち、
   「西岡君というのはこの人なんだ!」「こういう人なんだ!」
   「カッコいいというのは、これを指して言っているんだ!」
   「こういうデータがあるんだ!」と自分が抱いた質問に対しての
   回答を出すというプロセスが必要なんです。

   その情報がどういう意味で、どういうデータに立脚した情報で、
   何の意味があるのか。

   そういったことを吟味して考える過程があってはじめて、
   「情報」を「知識」に変えることができるのです。

(7)「質問」は著者が想定しているものですが、
   「疑問」はそれを想定していない分、本の内容を飛び越えることが
   できます。

(8)納得できなかったものすべてを調べる。

(9)「整理する」というのは、「骨と身を分離させる」ということです。

   魚を食べようと思ったら、骨と身をきちんと分離させて、
   身の部分を食べ、骨を残しますよね? 

   同じように、例示や論拠を整理して「身」を食べ、著者が本当に
   言いたいことである「骨」を綺麗に残す必要があるのです。

   そして、「ちゃんと骨が残っているのかどうか?」を確認するために
   必要なのが「要約」です。

(10)「比較」が行われる場合、9割は「片方が著者の言いたいこと」。

(11)複数の本を読んでいく中で、議論が分かれる点、「交錯ポイント」を探す。

           <感謝合掌 平成30年11月7日 頓首再拝>

【インプットとアウトプット】 - 伝統

2018/11/08 (Thu) 18:23:09


         *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年09月14日)より

   (精神科医、樺沢紫苑氏の心に響く言葉より…)

   「月3冊読書する人」と、「月10冊読書する人」では、どちらが成長すると思いますか?

   ほとんどの人は、
   「本をたくさん読むと、いろいろな知識を身につけることができるので自己成長できる」
   と思っているでしょう。

   しかし、それは間違いです。

   インプットの量と自己成長の量は、まったく比例しません。

   重要なのは、インプットの量ではなく、アウトプットの量なのです。


   たとえば、「月3冊読んで3冊アウトプットする人」と
   「月10冊読んで1冊もアウトプットしない人」とでは、どちらが成長するでしょうか?

   間違いなく「3冊読んで3冊アウトプットする人」、
   つまりアウトプットの量が多い人です。

   なぜなら、いくらインプットしてもアウトプットしない限り、
   記憶として定着しないからです。


   まずインプットをする。
   インプットしたらアウトプットする。
   アウトプットしたら、またインプットをする。

   インプットとアウトプットをどんどん繰り返すことによって、自己成長できるのです。


   インプットとアウトプットを繰り返すわけですが、
   それは円のように同じ所を回るのではありません。

   インプットとアウトプットを一巡するたびに少しだけ成長できます。

   さらに、インプットをしてアウトプットをすることによって、
   螺旋階段を上るように、上へ上へとどんどん成長していくことができるのです。


   これを私は、「成長の螺旋階段の法則」と呼んでいます。

   インプットとアウトプットを繰り返す。

   これこそが、究極の勉強法、学習法であり、「自己成長の法則」です。


   作家の立花隆氏は、
   「絶えざるインプットによって蓄積され形成された豊かな個性的知的世界こそが、
   よきアウトプットの土壌である」と述べています。

   インプットとアウトプットの反復こそが、知的生産活動の軸であるといえます。


   脳科学者の茂木健一郎氏は、「脳を活かす仕事術」の神髄は、
   “喜びの中で「脳の出力と入力のサイクルを回す」ことにほかなりません”と、
   脳のインプットとアウトプットのサイクルを回すことの重要性について述べています。

   自己成長したければ、インプットをしてアウトプットをする。

   それをとにかく繰り返すことです。

       <『OUTPUT学びを結果に変えるアウトプット大全』サンクチュアリ出版>

                ・・・

樺沢氏は、インプットとアウトプットを本書の中で、こう説明している。

『インプットとは、脳の中に情報を入れる、つまり「入力」すること。

アウトプットとは、脳の中に入ってきた情報を脳の中で処理し、
下界に「出力」することです。

具体的にいうと、「読む」「聞く」がインプットで、
「話す」「書く」「行動する」がアプトプットです。

アウトプットは「行動」です。

アウトプットして初めて、現実世界に対して変化や影響を与えることができるのです。

インプットは「脳内世界」が変化するだけ。
アウトプットして初めて「現実世界」を変えることができます』


どんな素晴らしいアイデアも、発見も、頭の中で考えているだけでは何も変わらない。

この現実世界は、行動によってしか変わらないからだ。


「呼吸」の「呼」は息を吐くことであり、「吸」は息を吸うこと。

吐くことが先だ。
腹式呼吸では、特に吐くことが重視される。


つまり、アウトプットがとても大事だということ。

出力すれば(吐けば)、必ず入ってくるからだ。

樺沢氏は、インプットとアウトプットの黄金比率は、3対7だという。

インプットの2倍近くの時間をアウトプットに費やすよう意識することをすすめている。


アウトプットの技術を磨きたい。

           <感謝合掌 平成30年11月8日 頓首再拝>

「読書の価値」 - 伝統

2018/11/09 (Fri) 19:13:54

          *「読書の価値」森博嗣:著より

(1)僕が本から得た最大の価値は「僕が面白かった」という部分にある。
   だから、もし同じ体験をしたいなら、
   各自が自分で自分を感動させる本を見つけることである。

   同じ本が別の人間に同じ作用を示す保証はないからだ。

(2)文章を読んでも、本当の意味は理解できない。
   むしろその逆だといえる。

   意味が理解できたとき、初めて文章が読めたことになるのだ。

(3)近頃では、ベストセラの小説でも、数十万部程度の売行きである。
   それどころか、数万部売れれば、週間や月間ならベストセラになる。
   この数字は、1億人以上いる日本の人口からすれば、0.1パーセントにすぎない。

   つまり、多めに見積もっても、千人に1人しか小説を読まないのだ。

(4)本というのは、人とほぼ同じだといえる。
   本に出会うことは、人に出会うこととかぎりなく近い。
   それを読むことで、その人と知合いになれる。

(5)本は人と同じであるから、おすすめされるものではなく自分で選ぶべき。
   たしかに当たり外れはあるけれども全て無駄にならない。

   無駄にしてしまうのは
   自分が面白いと感じられるポイントを見つけられないからだ。

   ゆっくり頭の中で展開しながら読め。

(6)自分が何を読みたいのか、自分にはどんな未来があるのか、
   自分はどんな人間になりたいのか、といったことを一番正確に知っているのは、
   まちがいなく自分であり、

   その自分のために、本を選び、限られた人生の中で、
   できるだけ効率良くそれらを取り込んでいくしかない。

(7)言葉の役目は、相手に情報を伝達することにある。
   文字は、相手が読めて初めて文字といえるのである。

(8)自分の文章をいくら読み直しても、わかりやすいか、誤解が生じないか、
   を確かめることはけっこう難しいものだ。

   最も簡単なのは、1週間くらいあとで読み直すことだろう。

(9)文章力を高めるには、とにかくまず書くこと。
   数を書くこと。
   毎日何千文字か文章を書き続けること。
   そして、それを直すこと。

(10)「わからない」ということがわかったのだ。
   それだけでも読んだ価値がある。
   自分にはわからないことがこの世界にある、と知ることができた。

(11)(ページの端を折る・線をひくなど)こういった反応は、
   ある意味でアウトプットといえる。

   読書をしているときは明らかにインプットなのだが、
   そこにあるものを、別のものに利用したい、他者に伝えたい、
   未来の自分のために残しておきたい、という行為だから、外に向かっている。

(12)もし誰にも読まれなければ、それは書かなかったことに等しい。
   言葉や文章のアウトプットとは、そういう宿命にある。

(13)自分が読む本には、読みやすさは求めない。
   むしろ読みにくい本、読み甲斐がある本の方が面白い確率が高い。

(14)本というのは、そもそもデジタルだった。
   文章、文字がデジタルなのだから、
   これほど長く紙の本のまま存続したことが、
   むしろ奇跡的だったといえるのではないだろうか。

(15)これまでの出版社は、ある意味で読者集団だったのだ。
   これからは、作家集団に生まれ変わってはいかがか、という提案である。

 ・・・

<参考>

読者による紹介
https://huyukiitoichi.hatenadiary.jp/entry/2018/04/10/080000


自由な読書とは_『読書の価値』
https://usuiyu-hi.hatenablog.com/entry/2018/05/26/212805

           <感謝合掌 平成30年11月9日 頓首再拝>

リーダーは読書家 - 伝統

2018/11/10 (Sat) 18:14:22


        *メルマガ「人の心に灯をともす(2013-05-12)」より

    (マイケル・アンジャー氏の心に響く言葉より…)

   昔から「リーダーは読書家だ」といわれる。

   もちろんすべての読書家がリーダーだとはかぎらないが、
   ほとんどのリーダーは読書家だといっても過言ではない。

   しかし、もしそうなら、なぜ多くの人は読書をしないのだろうか。

   ノンフィクションの本を読む人の9割は第1章しか読まないという。
   言い換えれば、第2章以降も続けて読む人は全体の1割程度しかいないのだ。

   一般に、収入はその人の語彙力(ごいりょく)と比例することが実証されている。

   ごくわずかな例外を除けば、
   語彙の豊富な人は大きな仕事をまかされるから、収入もそれだけ多い。

   ほとんどの人はもっと収入を増やしたいと思っていることを考えると、
   なぜもっと読書をしないのかという疑問がわく。


   理由は簡単である。

   ほとんどの人は「学校を卒業したら教育は終了する」と思い込んでいるため、
   生涯学習の必要性を心の中で否定しているからだ。

   大多数の人は社会人になったとたん、
   知識を増やすことに興味を持たなくなるのである。

   若き日のエイブラハム・リンカーンは
   遠方の図書館まで何キロも歩いて本を借りに行き、
   数日後に返しに行くという生活を送っていた。

   昼間、何時間も重労働に精を出し、夜になるとロウソクの灯りで読書にいそしんだ。

   国家のリーダーの重責を担う素地は、読書の習慣によって作られたといえる。


   もしあなたが最高の自分になりたいと真剣に考えているなら、
   熱心に本を読むことを勧める。

   とくにノンフィクションの自己啓発書を読むといい。

   1ヶ月に1冊の本を読むことが最低条件だ。
   1年に1冊しか読まないなら、熾烈な競争社会で落伍してしまうだろう。

         <『最高の自分になる方法』ディスカヴァー>

            ・・・

日本の言葉は約20万語あるそうだが、
新聞や雑誌や本などで実際に使われているのが約5万語だという。

また、普通の人が使うのが数千語と言われるが、
その語彙が少し増えるだけで、飛躍的に伝わり方は違う。

たった一つの言葉で、心に響くこともあるからだ。


リーダーにとっても最も必要な要素のひとつが、
まわりの人に自分の考えを伝えるコミュニケーション能力。

自分の思いや考えを上手に伝えることができなければ、組織は動いていかない。


人にわかりやすく伝えるには、生きた言葉を使わなければならない。

そのために最も有効なのが、読書。

読書の習慣を身につければ、成功へ一歩近づく。


           <感謝合掌 平成30年11月10日 頓首再拝>

読書という荒野 - 伝統

2018/11/11 (Sun) 18:20:00


          *『読書という荒野』見城徹(幻冬舎社長)・著 より

(1)読書を通じて、一生で経験できないことを学ぶ。

(2)読書とは、「何が書かれているか」ではなく
   「自分がどう感じるか」だ。

(3)人間は言葉で思考する。
   言葉を使って自らの生や死について考え、相手に想いを伝える。

(4)読書で学べることに比べたら、
   一人の人間が一生で経験することなど高が知れている。

   読書をすることは、
   実生活では経験できない「別の世界」の経験をし、
   他者への想像力を磨くことを意味する。

(5)本を読めば、自分の人生が生ぬるく感じるほど、
   過酷な環境で戦う登場人物に出会える。

   そのなかで我が身を振り返り、
   きちんと自己検証、自己嫌悪、自己否定を繰り返すことができる。

   読書を通じ、情けない自分と向き合ってこそ、
   現実世界で戦う自己を確立できるのだ。

(6)本のページをめくればめくるほど、
   人間の美しさや醜さ、葛藤や悩みが見えてくる。

   そこには、自分の人生だけでは決して味わえない、
   豊饒な世界が広がっている。

(7)僕は編集者という仕事をしている。
   編集者の武器はただ一つ、「言葉」だけだ。

   言葉によって作家を口説き、心を揺さぶり、
   圧倒的な熱量の作品を引き出す。

   多くの経営者やビジエンスパーソンにとっても、
   言葉が武器であることは変わりないだろう。

(8)少しでも、相手の心情に寄り添った表現をしたい。
   正確な単語を使いたい。

   そのための武器となるのが、
   読書によって培われる、他者への想像力と語彙力である。

(9)高校までの読書体験で実感したのは、
   人間が何かを達成するには
   地獄の道を通らなければならないということだ。

   どんな美しい理想を掲げても、
   実際に成し遂げるためには数多の苦しみ、困難がある。

(10)テクノロジーが発達した現代でも、
   本というローテクなものの価値は失われていない。

   一心不乱に本を読み、
   自分の情念に耳を澄ます時期は、必ず自分の財産になる。

(11)正確な言葉がなければ、深い思考はできない。
   深い思考がなければ、人生は動かない。

   自己検証する。自己否定する。それを繰り返し、繰り返し、
   自己嫌悪との葛藤のすえに自分の言葉を獲得する。

   その言葉で、思考して、思考して、思考しきる。

   その格闘の末に、最後の最後、
   自己肯定して救いのない世界から立ち上がる。
  
   認識者から実践者になる。
   暗闇の中でジャンプする。
   人生を切り開く。
 
   読書はそのためのもっとも有効な武器だ。

(12)読書によって他者への想像力や生きるための教養を磨き、
   まずは『認識者』になる。

   つまり世の中の事象と原理を理解する。

   その上で、覚悟を決めて『実践者』になる。

   いったん実践者になれば、暗闇の中でジャンプし、
   圧倒的努力をもって目の前の現実を生き切るのみだ。

・・・

書評
https://kanakugi.com/2018/06/15/readlife/

           <感謝合掌 平成30年11月11日 頓首再拝>

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