伝統板・第二

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ひかりの一日一言37~希望実現のための法則 - 伝統

2018/04/01 (Sun) 03:26:32

この「希望実現のための法則」は、
《谷口雅春先生をお慕いする掲示板 其の壱》からの紹介です。
 (http://bbs5.sekkaku.net/bbs/yu0529/&mode=res&log=70

”マリーゴールド さま”のお許しをお願いいたします。



ひかりの一日一言《1日》

《1日 “今日”を恋人の如く迎えよ》

“今日”を迎えるのに悦びの念をもって迎えよ。

「自分は“神の子”だから必ず善き事が訪れる」
と明るい期待をもって“今日”を迎えよ。

あなたが恋人に逢いに行くかのようなうれしい明るい心をもって
“今日”を迎えるならば、“今日”もまたあなたを、
恋人のような明るい嬉しい顔をして迎えるであろう。

そうしてあなたの人生が天国となり、
あなたの周囲に極楽世界が展開するのである。

何故(なぜ)なら、あなたの迎える世界は、あなたの“心の展開”であるからである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P91) より

           <感謝合掌 平成30年4月1日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《2日》 - 伝統

2018/04/02 (Mon) 03:15:27


《2日 天国も地獄もあなたの心の儘》

あなたの周囲には、
天から降る神の恵みの「花束のような祝福」が渦巻いているのである。

それは今直ぐあなたの肉眼には見えないかも知れないけれども、
“霊の世界”に於いてはそうであり、實相に於いては其の通りなのである。

ただあなたがそれを認めるか認めないか、あなたの心がそれに波長を合わし、
チャンネルをその方向に向けるか向けないかによって、
現象界に、その“神の祝福”の光景が現れて来るのに、
遅いか速いかが別れるのである。

「法華経」の如来寿量品には

「天人が天の太鼓を撃ち、諸々の伎芸を競うて、
天から曼陀羅華の花びらを降りそそぎ、衆生及び佛を飾って
今現にこの美しき實相の浄国があるのに、衆生たちの眼には
“焼け尽きて憂怖諸々の苦悩が充満している”ように見えているのだ」

という真理が書かれているのである。

天国実現も地獄現前も、
ただ自分の心の波長を合わすか否かにあるのである。

谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P91~92) より

           <感謝合掌 平成30年4月2日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《3日》 - 伝統

2018/04/03 (Tue) 04:20:04


《3日 あなたは神の嫡出子である》

神は一切の本源であり給い、神は善であり、愛であり、智慧であり、
調和であり、悦びであり、美であり、無限の豊かさである。

あなたは“神の子”であり、
以上の如き神の凡ゆる“善美(ぜんび)”の継承者として、
既にその所有権を有しているのである。

しかし所有権を有しているという事と、実際にその所有権を行使して
それを現実に受け継ぐ事とは別のことである。

富豪の家に生れた一人息子は、
その富豪の財産を全部受け継ぐ権利をもっているけれども、
彼がその権利を忘れてしまい、放蕩息子になったり、
迷い児となって放浪している限りは、
実際には、富豪の財産を少しも受け継ぐことはできないのである。

それと同じく諸君が“神の子”として、
神の“万徳”を現実に受け継ごうと思うならば、
放蕩息子になったり、家出息子になったり、迷い児になったりすることなく、
神の嫡出子として、常に“神の子”たることを自覚し、神の子らしく、
愛を行じ、智慧の導きに従い、正しき生活を送らなければならないのである。


神の嫡出子たるあなたは、神の法律(心の法則)によって、
その継承権を実施することができるのである。

それは人間の息子や娘が、親の財産を相続するには、
法律に定められた相続の規定によって行われるのと同じことである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P92~93) より

           <感謝合掌 平成30年4月3日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《4日》 - 伝統

2018/04/04 (Wed) 03:30:46


《4日 認めるものがあらわれる》

希望実現のための”心の法則”の第一は、
「みとめるものがあらわれる」ということである。

諸君は、今あらわれている現象の有様(ありさま)を、
究極的に真実そのままの姿だと思ってはならないのである。

現象には真象と偽象とがあり、真偽混淆(しんぎこんこう)して
二重写しの写真のように、本来の実相が曇らされ、
歪められてあらわれているのである。


真象とは『甘露の法雨』の冒頭ちかく示されているところの

「神の『心』動き出でてコトバとなれば一切の現象展開して萬物成る」

とあるところの「神の想念」の展開としての現象である。

この「神の想念」の展開としての現象は即ち“真象”であって、
実相世界に神のコトバが展開して成就せる世界である。

そしてその真象の世界に於いては

「神があらわるれば乃ち善となり、義となり、慈悲となり、
調和おのづから備わり、一切の生物處を得て争ふものなく、相食むものなく、
病むものなく、苦しむものなく、乏しきものなし」

と『甘露の法雨』に示されているが如き万徳円満の世界なのである。

しかしこのような万徳円満の世界が真実の象(真象)として実在しているに拘らず、
それは「認めなければあらわれない」のである。

不完全な偽象の世界を超えて、この真実の象(かたち)の世界をみとめるために、
皆さんは、肉眼を閉じ、心の眼をひらいて実相を観ずる「神想観」を
毎日怠らず実修するがよい。(拙著 『詳説・神想観』参照)


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P93~94) より

           <感謝合掌 平成30年4月4日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《5日》 - 伝統

2018/04/05 (Thu) 03:56:28


《5日 希望の成就を妨げるものは何か》

希望実現の“法則の第二”は「想うものがあらわれる」ということである。

その「想うもの」が真象であろうが、偽象であろうが、
常にそれを怠らず想うことにするならば、
その「想うもの」が現実化し、具体化してあらわれるのである。

それゆえに私たちは、常に「斯(か)くありたい」と希望し念願するものを
絶えず心に想うようにつとめるが可(よ)い。

「斯くありたい」という願いを、絶えず心に持続するのであるけれども、

それと同時に、しかし
「迚(とて)もそんな良いことは私のような者には現れて来てくれないであろう」
という不安や恐怖を伴いながら「希望するもの」を心に描いているのでは、

結局は「わが希望は実現しないであろう」ということを
絶えず心に描いている事になるのであるから、
その自分の心に描く通りに希望は実現しないことになるのである。

「希望は必ず実現する」と信じて恐怖や不安を一掃することが必要である。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P94~95) より

           <感謝合掌 平成30年4月5日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《6日》 - 伝統

2018/04/06 (Fri) 03:38:33


《6日 希望の実現に“困難”を予想してはならぬ》
 

希望実現のための“法則の第三”は、「希望は既に実現せり」と信ずることである。
「これから希望を実現させるのであって、その実現の途上には
色々の困難が伴うであろう」などと困難を予想してはならないのである。


困難を予想すれば予想する事物が「想うものがあらわれる」という
「第二の法則」によってあらわれるのであるから、困難を予想するならば、
予想した通りに困難があらわれて来ることになるのである。

それゆえに「困難が来る」などという考えをあなたの心から一掃するがよい。
あなたが「希望する事物」を心に描いたとき、既にそれは「心の世界」に於いて
「《既に在る》」のであるから、「既にわが希望は成就せり」と信じても、
それはウソでも方便でもなく、真実なのである。

そして「心の世界」に既に成就せる事物を現実界に移行せしめるのは
「法則に依る」のであって、あなたの自力でそれを移行せしめるのではないのであるから、
「この希望を実現するには困難を伴う」などとは考えない方がよいのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P95~96) より

           <感謝合掌 平成30年4月6日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《7日》 - 伝統

2018/04/07 (Sat) 03:48:37


《7日 “希望”はこれを妨げない限り法則が成就する》

あなたが百貨店のビルの七階の屋上に立って下を見下す。
そしてあなたの希望する物を百貨店の売場で買って来て
既に手に握っていると想像せよ。

屋上は「心の世界」の譬(たとえ)であるとし、
百貨店は、何でも凡ゆるものが用意されている「実相世界」の譬であるとし、
瞰下(みおろ)されている「下界」は現象世界の譬であるとせよ。


そして、あなたが手に握っている物は
「あなたが下界即ち現象世界にそれを実現したいと思う希望するもの」
の譬であるとする。

あなたは、腕をつき出し掌(たなぞこ)を開いて、
その手に握っている「希望」を虚空に放すだけで。
その「希望」は《法則によって》「地上」即ち「現実世界」に移行するのである。

その手に握っている「希望」を、無理に強いて努力して
「下界へ移れ」と押しやる必要はないのである。
それは「落下の法則」によって、みずから下行(かこう)の運動を起して
下界へくだって行くのである。

その法則による「下行運動」を妨げない限り、
それは法則によって地上(現実世界)に移行して行くのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P96) より

           <感謝合掌 平成30年4月7日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《8日》 - 伝統

2018/04/08 (Sun) 03:31:26


《8日 希望の実現には行動が必要である》

「希望する事物」を掌を開いて大空に放下するだけで、
その希望は「法則」が成就するのであるから困難は伴わない

――というと、何の行動をも起さないで、
「希望する事物」を想念して大空に放下するだけでよい、
ただ念じ祈っているだけよいのだなどと誤解してはならないのである。


希望実現のための第四の法則は、内からの“催し”を行動化することである。
ビルの七階から「握っている希望」を掌(てのひら)を開いて
落したときに何が起るかを見よ。

掌(てのひら)から放たれた事物は、下へ向って落下の運動を起しているのである。
運動又は行動のないところに、現象界への実現は無いのである。


そこで、「努力して強いて押すこと」は要らないが、
「自然に起る落下の運動」を止めてはならないという二つの、
一寸見ると矛盾すると見えるような「希望実現の行動化の過程」があることに
注意しなければならないのである。

皆さんは、希望を心に描いて「既にそれは成就せり」とハッキリと
その実現を心に描いて確信するときには、あなたの心の中に、
そして、あなた以外の人の心にも、その実現に関係ある行動を起したくなるような
“こうしたらよい”“ああしたらよい”というような「催し」が起ってくるのである。

これは「自力の努力」ではなく、その実現のための「自然の催し」
(落下の法則にも譬うべきものの催し)が起っているのであるから、
希望の実現を心に描いて確信した後(のち)、自然に自分の心のうちに浮んで来る
“催し”はそれを打ち消してしまわないで、素直に直ぐその“催し”の通りに
行動するがよいのである。

落下しないで、屋上のものは階下の地上に姿をあらわさないと同じように、
運動又は行動なくして、ただ祈るだけで、希望は現実化することはないのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P97~98) より

           <感謝合掌 平成30年4月8日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《9日》 - 伝統

2018/04/09 (Mon) 03:31:07

《9日 世界平和を祈ると共に三百万の胎児を見殺しにできない》

吾々が政治運動に踏み切ったのは、中央にただ一つの中心があり、
その中心は神意を受けたる神聖中心であり、すべての民族、国家、国民、
悉くその神聖中心に帰命し奉りて調和して繁栄せる万徳円満の理想世界の
招来を希望して、

その実現を心に描いて神想観し、祈りつづけて来た結果、
その実現の行動化の過程として内から“催し”て来たところの
自然的運動にほかならないのである。


宗教家が山に籠って座禅瞑想のみに終始し、或いは教会で祈っているだけで、
何の行動化をも起さなかったならば、毎年三百万人前後の胎児が母胎の中で
惨殺されて引きずり出され、コマ切り肉のようにして棄て去られている悲惨なる
出来事を停止させることもできないのである。


われわれが祈っておれば「誰かが行動を起してくれるであろう」などと、
責任を他(た)に転嫁して自分は何も行動を起さないのは卑怯なのである。
吾々は卑怯であったり、偽善であったりしてはならないのである。

人類救済に誰かが行動を起す必要があるならば先ず自身が行動を起すべきである。
地上天国実現に、誰かが行動を起さなければならないならば、
先ず自身が行動を起すべきであるのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P98~99) より

           <感謝合掌 平成30年4月9日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《10日》 - 伝統

2018/04/10 (Tue) 03:14:06


《10日 “神の子”は使命感に起ち上れ》

諸君は諸君がこの地上に生を享けたその使命を
尊きものとして自覚しなければならないのである。

何らの使命も意義も目的もなしに
神が人間の魂を地上に降誕せしめ給うことはないのである。


神が人間を地上に降誕せしめられたのは、
神の国を地上に建設せんがためなのである。
そしてあなたの霊魂はその使命を遂行するのに適当な資格ありとして
地上につかわされた戦士であり、選士であるのである。

それゆえに、あなたがその使命を自覚して、
その使命遂行のために誠を竭(つく)すとき
あなたは生き甲斐を感ずるのであるが、

その使命遂行に起ち上らないとき、
人生はあっても無くてもよいような存在に考えられ、
自分自身の存在すらも無価値に感じられ、
生き甲斐が感じられなくなるのである。


諸君は、地上天国実現の使命感に燃えて今起(た)ち上り、
生き甲斐ある生き方に邁進しなければならない。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P99) より

           <感謝合掌 平成30年4月10日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《11日》 - 伝統

2018/04/11 (Wed) 03:39:34


《11日 断行の勇気をもつ》

あなたの内には“天与の希望”が宿っているのである。

それは最初は漠然とした憧れであり、糢糊とした感情であるけれども、
次第にそれは明確になってくるに相違ないのである。

それが明確になって来たとき、
それを実現するために敢て断行する勇気をもたなければならない。

希望実現の第五の法則は、断行の勇気をもつということであるのである。
断行の勇気を欠くところに、如何なる希望も実現することはないのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P100) より

           <感謝合掌 平成30年4月11日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《12日》 - 伝統

2018/04/12 (Thu) 03:15:09


《12日 与える者はまた与えられる》

希望実現の第六の法則は、
「奪う者は奪われ、興える者は興えられる」という法則である。

私たちは時々、他(た)から奪って、自分の勢力や、富を殖やせば
自分の希望を実現し易いと考えて、他を突き落して、自分だけ上へ
掻(か)き上ろうとするような人を見かけるけれども、

そのような利己的な人は、一時(じ)は自分が高くあがるかも知れないけれども、
「他(ひと)を突き落した者は、また自分も突き落される」という法則によって、
やがて必ず自分が墜落する時が来るものなのである。

常に他(た)の人たちのために尽し、他(た)の人たちのためにばかり、
他(た)を祝福し、他(た)の人の幸福のために「自己を与える」ならば、
自分もまた、他(た)から祝福され、他(た)から持ち上げられ、
自然に自分が幸福になるのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P100~101) より

           <感謝合掌 平成30年4月12日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《13日》 - 伝統

2018/04/13 (Fri) 03:12:55

《13日 今ある幸福に感謝の念を起す》

希望実現の第七の法則は、既に与えられているところの「今ある幸福」が、
それがどんなに小さいものであろうとも感謝するということである。

「感謝の念の中(うち)にこそ汝はわが姿を見、わが救を受けるであろう」
(大調和の神示)と神は示し給うているのである。

感謝の念は神の国に波長が合い、神の国にある一切の善きものを
現象世界に再生することができるのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P101) より

           <感謝合掌 平成30年4月13日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《14日》 - 伝統

2018/04/14 (Sat) 03:11:30


《14日 あなたは神さまから愛されている》


私には「今ある幸福」などは無いのだ。
私が生れて来てこのかた、一度だって幸福だったためしはない
―― などと言われる人たちも沢山あると思います。

しかしあなたは太陽から光や温度をいただき、空気から酸素をいただき、
大地から、五穀や野菜や色々の食物を頂いて来ております。

今お召しになっている着物の繊維だって
恐らく御自分でおつくりになったのではありますまい。

あなたは無数の、そして量り知れない無限の恩恵の中に
包まれて生かされて来たのです。

そのように無量無限の恩恵の中に包まれて生かされて来ながら、
それを幸福だと感じ得られなかったのは、
それに気がつかなかったに過ぎないと思います。

あなたは恋人から愛されていると知ったら、幸福感につつまれるでしょう。

しかしあなたは「人間」という種類の恋人よりも尚一層高く尊い恋人である
神様から愛されて、空気も水も日光も穀物も野菜も衣類も・・・・・・
その他無数の贈り物を与えられていたのだと気がついたら、
今直ぐにでも「今ある幸福」に感謝する気持が起るに相違ありません。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P101~102) より

           <感謝合掌 平成30年4月14日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《15日》 - 伝統

2018/04/15 (Sun) 02:33:23


《15日 祖先に感謝する》

希望実現の第八の法則は、神に感謝すると共に祖先に感謝することである。
あなたという「生命体」の存在は。第一原因を神より発し、
祖先の生命(せいめい)及び霊魂を通して、爰に(ここに)
「あなた」という独自の「個性ある人間」として顕現して来たのである。

神が無ければ「あなた」は無いし、
祖先がなければ「あなた」は存在しないのである。

「恩を知る」ということは、「恩」という字が、
「原因」の“因”という字と“心”との合字であることによって
象徴されているように、

あなたの生命(せいめい)が何処より来ったかの原因を知り、
今日(こんにち)、「自分」が存在するのは。神を因として先祖を第二原因とし、
父母(ふぼ)を縁として因縁相合して自分が今此処に存在するのだ
ということを知り、その“原因”と“縁”とに対して感謝することである。


祖先に感謝するとき、祖先の霊波とのつながりが出来、
祖先の霊の護りが増加し、あなたの希望が成就し易くなるのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P102~103) より

           <感謝合掌 平成30年4月15日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《16日》 - 伝統

2018/04/16 (Mon) 03:26:17


《16日 子なき夫婦が子宝を得るための祈り》

祖先に感謝し、毎日祖先の名を称えて招霊してから
聖経『甘露の法雨』を読むことにしたために、結婚十数年間、
子宝に恵まれなかった夫婦が子宝に恵まれたというような実例もある。

結婚して、まだ子供に恵まれない人は神想観をして精神を統一してから、
祖先の霊に呼びかけて、

「御祖先さま、吾々夫婦の間にはまだ子宝が恵まれません。
この儘子宝が恵まれないときには私たち夫婦一家の後継がなっくなり
絶家することになります。

どうぞ吾々夫婦の間に子宝をお授け下さいませ。
御祖先の霊魂の中には、まだ此の世に生れて修行をつみ、
使命を果さなければならない霊魂も屹度あると信じます。

そのような霊魂のうち私たち夫婦の間の子として
最も適当な霊魂をどうぞ懐妊せしめ給え」

と一心に祈ってから、夫婦の交合を行うがよい。

或いは夫婦の交合の儀式に一定の日及び時間を定(さだ)めておいて
それを祖先の霊に祈りの後(あと)に報告して置き、
必ず、その一定の日、及び時間に於いて夫婦交合の儀式を行うがよい。

霊界にて嘉(よみ)し給うならば、その日時に適当な霊を天降し給うて
懐妊することになるのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P103) より

           <感謝合掌 平成30年4月16日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《17日》 - 伝統

2018/04/17 (Tue) 03:15:25


《17日 希望実現の第九則「父母に感謝」》

希望を実現するための第九の法則は「父母に感謝する」ことである。
父母なくして吾々の存在はないのである。

昔から「子をもって知る親の恩」という諺があるように、
親というものが、どんなに自分の子を愛しているかということは、
子供にとっては到底思いも及ばない深さである。

親は子供を叱ることがあるかも知れない。
愛するからこそ、「そんな状態で放置してはいかん」と思って
叱らずにはいられないのである。

隣りの子供が同じことをしても叱らないのは、
隣りの子供は、自分の子供ほどには愛していないからであり、

また隣りの子供は、自分が注意してやらなくとも、
それぞれの両親が責任をもって愛しており、
こちらから余計な注意や助言を興えないでも大丈夫だと思うからである。

「叱る子供」ほど、その両親は彼を愛していて、
ほっておけない気がしているのである。


その親の深い深い愛情を思い起して、毎日神想観のときに
両親の顔を思い浮べて「お父さん、お母さん、ありがとうございます」
と繰返しとなえて感謝するがよい。

そんなことが希望実現や事業の繁栄に何の関係もないじゃないか
と思う人があるかも知れないが、大いに影響があるのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P104) より

           <感謝合掌 平成30年4月17日 頓首再拝>  

ひかりの一日一言《18日》 - 伝統

2018/04/18 (Wed) 03:27:10


《18日 希望実現の第十則「夫唱婦和」》

子供が夫婦の間(あいだ)に生れない場合には、
夫唱婦和の原則がその家庭に行われていないのが原因であることがある。

希望実現の第十則は“夫唱婦和”の天地の法則に従うことである。
夫は“天”の位置にあり、妻は“地”の位に坐す。

天は高くして地を覆い、地は低くして天を受け、
天は陽徳を備え地は陰徳を備え、地は天の気を受けて排斥せず
それを内に孕むのである。

陽は火徳を備えて烈々として激しけれども、
陰は水徳を備えて柔かくしなやかに従順の徳を備えているのが
天地の道理なのである。


妻が柔順の徳を失うとき、河の流れが旱魃にて水を失いたるが如く、
水田が乾いてヒビ割れたるが如く、そこに生命(せいめい)が
棲むことが出来ないのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P105) より

           <感謝合掌 平成30年4月18日 頓首再拝>  

ひかりの一日一言《19日》 - 伝統

2018/04/19 (Thu) 02:38:42


《19日 夫婦は親しき間にも尊敬が必要である》

男女同権が民主主義の現代の風潮のようであるが、
男も女も、神の子であるから、基本人権としての
人間の本質又は人格の尊厳さは平等であるから、

夫婦は互いに、夫は妻に内在する實相(神性)を尊敬し礼拝し、
妻は夫に内在する實相(神性)を尊敬し礼拝する
相互礼拝の精神をもつことが大切である。

「愛する」と称して、愛獣(ペット)のように狎(な)れ親しむばかりで
尊敬の念を失うときには、夫婦は“神の子”の神性をあらわさず、
男女同権にひとしく互いに愛獣(ペット)となるだけであるから、
夫婦平等は平等であっても、互いに平等に軽蔑し合うことになってしまうのである。

そのような家庭が真の幸福が得られる筈はないのである。
夫婦というものは親しき間にも尊敬と礼儀がなければならぬのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P105~106) より

           <感謝合掌 平成30年4月19日 頓首再拝>  

ひかりの一日一言《20日》 - 伝統

2018/04/20 (Fri) 04:36:34


《20日  妻は柔かく水徳を発揮すること》

妻は水徳を備えているのであるから、
柔かくしなやかに優美であることを心がけなければならない。
妻が夫をリードしようと思ってはならない。

肉体は、内性の外的表現であるから、
女性の肉体を観察すれば女性たる者の天賦の資質が
如何なるものであるかがよく判るのである。


女性の肉体は柔かいのである。
それは“柔”なる内性の表現である。
女性の肉体は曲線美である。

曲線は優美としなやかさの表現であり、
無闇に真直(まっすぐ)に「自己」を突き通そうとしないで、
婉曲に相手と調和して弾力ある交際ができることが、
女性の天賦の性質であることをあらわしているのである。


女性は、男性のように、
周囲に肩をいからして力を誇示することは天分ではない。
それゆえに肩幅は狭く、撫で肩に出来ているのである。

女性の天分は子供を護り、子供を育てるにある。
それゆえに、乳房と、そして内に子宮を擁する骨盤とが
最も発達して女性独特の肉体の美しさを発揮しているのである。


女性は柔にして、よく陥没して男性を容れ、
男性を温かく柔かく愛をもって包むとき、妊娠という現象を生ずるのである。


結婚しても子供が生れない、そしてまだ若い婦人は、
今からでも遅くない、女性の天分をよくよく反省して、
その剛なりし反女性的性格や言動を撓(た)め直して、
本来の女性の「柔かく、温く、しなやかに霑いのある本性」を
発揮するとき不思議に妊娠した実例が多くあるのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P106~107) より

           <感謝合掌 平成30年4月20日 頓首再拝>  

ひかりの一日一言《21日》 - 伝統

2018/04/21 (Sat) 03:25:36


《21日  女性の天性を発揮して子宝を得る実例 》

私が倉敷で講習会を催したとき、一人の五十歳がらみの婦人が体験談を話した。
彼女は結婚以来十数年になるけれども子宝に恵まれないのである。

ある日生長の家の講演会があるというので彼女は試みに聴講したところ、
非常に感動したので、夜ひそかに、その講師の宿を訪問して、
「自分は子供がほしいけれども結婚十数年を経るけれども子宝に恵まれない。
どう云う心掛をしたら子宝を得ることができますか」と訊いた。

「あなたは何を職業にしていますか」と講師は訊いた。それは戦争中のことだった。

「私は唯今田舎に疎開して百姓をしております」と答えると、

「それは臨時のことで、何か職業をもっていたでしょう」と講師はいった。

「ハイ、私は小学校の教師を職業としていました」

「そうじゃろう。女性でありながら学校の先生をしている者は大抵、
女性的な柔かさも温さも失ってしまって、
樫の棒が真直に固く突ったっているような心の姿勢をしている人が多い。
それでは妊娠のしようがない。樫の棒に種を蒔いても生えない。あなたもそうだろう」

と講師はいった。


その言葉がその婦人の肺腑を強く突き刺し貫いた。
そして彼女は本当にこの先生のいう通りに自分の性格は反女性的だったと思った。

そしてこれから夫に素直に柔順に、やわらかく、温く、愛情をもって仕える決心をした。
そしたら、ちょうど其の月に彼女は妊娠したのであった。

―― これが彼女自身の口から出た体験談である。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P107~108) より

           <感謝合掌 平成30年4月21日 頓首再拝>  

ひかりの一日一言《22日》 - 伝統

2018/04/22 (Sun) 03:39:09


《22日 “自分”の地上降誕を祝福せよ 》

以上のような体験を聴き、出来る限り、優しく柔かく温く、柔順に
女性の水徳を発揮しようとつとめていながら、どうしても子宝に
恵まれませんでした

―― と川崎静江さんは自分の大権をある講習会で談(はな)した。


彼女は、生長の家の教えの通りに夫唱婦髄の生活を一所懸命実践しているけれども、
どうしても妊娠しないのは、何か自分の心境に不調和な点があるのではないか
と反省してみた結果、こういうことを発見したというのである。

彼女は自分が生れて来て逆境に育ったものであるから、
少女時代から「私は此の世に生れて来なかったら好かったのに!!」
と度々思ったことがあった。

それは「生れる事を呪う心」であった。

今は幸福に生活しているけれども、まだ潜在意識の底に
「私は生れなかったらよかった」という念が残っているのである。

自分が生れた事を祝福する心がなく、それでいて、自分の胎内に、
“次の時代”を産むことを望むのは矛盾しているのではないか ――

この「生れなかったらよかった」という自分の「妊娠拒絶」の念が、
自分が妊娠することを妨げていたのだと彼女はさとった。

そして大いに懺悔の念を起し、神想観して、自分の両親に
「よく私を産んで下さいました。今、静江はこうして幸福でございます、
ありがとうございます」と感謝して、
“次の時代”を妊娠することを祈ったのであった。

すると彼女は間もなく妊娠したのであった。
やっぱり自分の人生は自分の心境の投影なのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P108~109) より

           <感謝合掌 平成30年4月22日 頓首再拝>  

ひかりの一日一言《23日》 - 伝統

2018/04/23 (Mon) 03:15:00


《23日 希望実現の法則第十一 》

妊娠の問題に限らない。

自分の希望が成就しないのは、現在意識がその希望の成就を願いながらも、
潜在意識の奥底に、その成就を妨げ又は拒むところの
反対観念があるからなのである。


それゆえに、希望実現の法則の第十一は、
潜在意識にある自己限定を撤去することである。

これをグレン・クラーク教授は「雌鹿の脚」にたとえたのである。

雌鹿の前脚(まえあし)は、峨々(がが)たる山径(やまみち)を
滑り落ちないように、肉眼をもって見ながら適当な位置を踏む、
すると後脚(うしろあし)は、肉眼ではどこを踏むか見えないが、
精確に前脚の踏んだ位置を踏む。

それで前脚と後脚とが一致協力してどんな突兀(とつこつ)たる山径でも
滑(すべ)り落ちずに上下(じょうげ)することが出来るのである。

これは希望を定めて進む現在意識を「前脚」にたとえ、
それに協力して前進する潜在意識を「後脚」にたとえたのである。

ところが常に平地を歩むのに慣れている乗馬は、
前脚の踏んだその足跡を精確に後脚が踏まないので、

峨々たる峻峰を登るときに、乗馬の後脚は思わず「滑り易い傾斜面」を踏んで
墜落することがあるので危険なのである。


それと同じように、希望の山巓(さんてん)を向って登り行く現在意識(前脚)が、
意気揚々と進んで往っても、潜在意識(後脚に当る)が失脚するような
位置を踏むと、成功しかけていた事業が突然失敗するようなことが起るのである。

これをフロイドは『生活真理の錯誤』(日本教文社発行フロイド選集13巻)の中で、
多くの失錯が潜在意識中にある「反対観念」によって起ることを
無数の実例を挙げて分析しているのである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P109~110) より

           <感謝合掌 平成30年4月23日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《24日》 - 伝統

2018/04/24 (Tue) 03:17:20


《24日 他から同情や憐憫を求めてはならない 》

多くの慢性病患者のうちには、
現在意識の中には「治りたい希望」で一ぱいであるけれども、
潜在意識の中に「病気でありたい願い」をもっているために
治らぬ人が随分あるのである。

「病気である方が働かなくて、のんびり寝ていられる」とか、
「病気である方が人から同情される。人からいたわられる」

などという潜在観念が随分、治癒の日数を長引かせるのである。

社会保障的な無料で優遇してくれる病院が殖えれば殖えるほど、
この種の病人はふえるのである。


それゆえに、希望実現の心の法則第十二条は、
「他(た)から同情や“いたわり”を求める念」を棄てることである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P110~111) より

           <感謝合掌 平成30年4月24日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《25日》 - 伝統

2018/04/25 (Wed) 03:08:59


《25日 罪の意識を払拭せよ 》

潜在意識の中に頑張っているところの
「希望の実現を阻礙(そがい)する念(こころ)」の中には、
人類に共通している「罪悪観念」というのがある。

「自分は罪人であるから、あまり幸福であっては勿体ない」とか
「自分は罪人だから、苦しみによってその罪を贖(あがな)いたい」とかいう
自己の幸福否定によって過去の罪障を消滅したいという観念である。

真に人間が、幸福に、裕かに、健康に生活しようと思うならば、
自己の潜在意識の中に潜んでいる“罪悪観念”と、
罪の消去のために苦しみを必要とするという“自己処罰”の観念とを
取り去らなければならないのである。

生長の家では「人間は本来神の子で、罪の子でない」という真理を
『生命の實相』等の書物に繰返し繰返し説いて、
自己処罰による病気その他の禍の原因を消滅せしめているので、
『生命の實相』を唯読むだけで病気が治る実例が出るのも
この理由によるのである。


それ故に希望実現の第十三条は、
「罪の子」とか「罪悪深重の凡夫」とかいう
自己処罰を伴う観念を消去することである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P111~112) より

           <感謝合掌 平成30年4月25日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《26日》 - 伝統

2018/04/26 (Thu) 04:31:22


《26日 清貧礼讃の心を棄てよ 》

清廉潔白で実に清らかな生活を送っている善人が
貧乏で苦しんでいるような実例が随分ある。
所謂(いわゆ)る清貧礼讃型の人である。

キリスト教の聖書に、
「富める者の天国に入ることの難き事、駱駝の針の孔を通るが如し」
とイエスが教えられていることを其の言葉通りに信じて、
富む事を罪悪だと思っているのである。

そのような考えが、現在意識にでも、潜在意識にでも一寸でもあるならば、
想念は磁石的な力であるから、磁石の陰極と陰極とが互いに反発するように
富を反発して自分に来(きた)らせないようにするのである。

だから希望実現の第十四条は「清貧礼讃」の心を棄て去ることである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P112) より

           <感謝合掌 平成30年4月26日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《27日》 - 伝統

2018/04/27 (Fri) 03:29:27


《27日 「富」そのものは“浄”“不浄”を超えたものである 》

「富」というものは、それ自体“中性”のものであって、
“善”でもなければ“悪”でもないし、
“浄”でもなければ“不浄”でもないのである。

善人が益々富んで、その富を大いなる善行のために、
社会事業のために、難民救済のために、不毛地の開拓のために、
人類の福祉のために、それを使えば、

それは貧乏な善人が、ただ山に籠って何事をもなし得ないよりも、
幾千倍の善業を積むことになり、
このような「富」は“善”であり、また“浄”である。


汚職を重ねて自分の私腹を肥やし、蓄妾や下劣な享楽や、
自己の虚栄のために、その富を蓄え且つ使うならば、
そのような「富」は“悪”であり、“不浄”である。

それゆえ、善人こそ益々富んで、
その富を人類の自覚と福祉の増進のために使って頂きたいものである。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P112~113) より

           <感謝合掌 平成30年4月27日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《28日》 - 伝統

2018/04/28 (Sat) 03:21:17


《28日 他の人の幸福を喜んであげること 》

希望実現の第十五条は、他の人の幸福や成功や健康を、
わが事の如く喜ぶことである。

世の中には随分、他(た)の人の幸福を羨(うらや)んで、
他(た)の人が大いに儲けたら
「あいつは屹度不正なことをしたにちがいない」と思ったり、
「も少しあいつが失敗したら俺の方が、もっと儲かったであろう」などと
考えるような人があるものだ。

これは他の人の幸福や成功を否定する心であるから、
同時に自分自身の幸福や成功を否定することになるのである。

学校の友達の一人が首席になって、自分の成績が第二位であったら、
「あいつが若し一問題失敗していたら、僕の方が主席になれたのに、チェッ!!」
などと思う学生又は生徒があるとしたら、

そのような「他(た)を堕(おと)したい」こころを棄てるがよい。
それは結局自分自身を堕すことになるからである。


佛教では人の喜びを喜ぶ心を、
“四無量心”の慈・悲・喜・捨のうちの第三にそれを数えているのである。

他(た)の人の幸福を自分の幸福の如く祝福してあげるがよい。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P113~114) より

           <感謝合掌 平成30年4月28日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《29日》 - 伝統

2018/04/29 (Sun) 03:54:19


《29日 “人を呪えば穴二つ”の真理 》

「彌蘭陀王所問経」だったと思う、こんな話があるが、
ある時、弟子が釈尊に向ってこういってたづねた。

「人が誰かを憎んだり、呪ったりした場合、
その憎しみや呪いの念を相手が受けなかった場合には
その憎しみや呪いの念は何処へ往って、どうなりますか」

「お前は人が誰かの所へ贈り物をもって往った場合、
相手がその贈り物を受け取らなかったら、その贈り物は何処へ行くと思うか」
と釈尊はたづねられた。

弟子は、

「その贈り物を相手が受取らなかったら、
その贈り物は、贈り主のところへ返ってまいります」

と答えた。

そのとき釈尊は、

「その通りじゃ、人が憎しみや呪いの念を誰かに送った場合、
相手がそれを受取らなかったら、その憎しみや呪いの念は自分に返って来て、
自分自身を害することになるのじゃ」

この釈尊の語(ことば)には深い意味がある。

これは個人のことにも通用するけれども国際上にも通用するのである。
私は今、南と北とが互いに憎しみ合って戦い、自由陣営と共産陣営とが
互いに呪いあって戦っているヴェトナムの現実を見るのである。

そして、その憎しみと呪いとが、いずれも自分自身に爆弾や砲弾となって返って来て、
みずからを傷つけ合っているいたましい姿を見るのである。

もう一度人類はこの釈尊の語(ことば)をかみしめて反省すべき秋(とき)ではなかろうか。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P114~115) より

           <感謝合掌 平成30年4月29日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《30日》 - 伝統

2018/04/30 (Mon) 04:43:21

《30日 「明るい心」は希望実現の総括的条件である 》

他(ひと)を憎しみ、他(ひと)を呪えば、
その憎しみ、その呪いが自分に返って来て、自分を傷つけるのであるが、

その反対に他(ひと)を祝福し、他(t)の人の幸福を祈り、他(た)の人の成功を祈り、
他(た)の人の健康を祈れば、その祈りは自分に返って来て、自分自身が祝福され、
自分が幸福となり、自分の事業が成功し、自分自身の健康が増大するのである。


そしてその祈りをなすとき、
必ず明るい心をもって必ずそれが成就すると確信して祈るのがよい。
「明るい心」を失った祈りは、成就しないことになるのである。

黒住教祖宗忠は

「何ほど信心致し候とも、心いずみ(沈鬱に暗くなること)候ては何の甲斐も無之候」

と教えているのである。


希望実現のすべての条件がととのうとも、この「明るい心」を失ったら、
その希望は実現しないかもしれないのである。

あなたの希望を実現する第十六条は明るい心をもつことである。


毎朝、鏡に向って、にこやかな笑顔をし、
「私はこのように幸福で楽しいのだ」と思って
明るい心になって“今日(こんにち)”をお迎えなさい。

“毎日”を悦びの笑顔をもって迎えなさい。


谷口雅春著『人生の秘訣365章』第4篇(P115~116) より

           <感謝合掌 平成30年4月30日 頓首再拝>

・・・

<参考Web>

(1)ひかりの一日一言①
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6455552 

(2)ひかりの一日一言②
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6479787

(3)ひかりの一日一言③
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6505650

(4)ひかりの一日一言④
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6527684

(5)ひかりの一日一言⑤
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6558249

(6)ひかりの一日一言⑥
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6584563

(7)ひかりの一日一言⑦
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6618774

(8)ひかりの一日一言⑧
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6651661

(9)ひかりの一日一言⑨
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6681257

(10)ひかりの一日一言⑩
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6711243

(11)ひかりの一日一言⑪
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6745089

(12)ひかりの一日一言⑫
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6778844


<以下は、「幸福を招く365章」より」>

(13)ひかりの一日一言⑬~幸・不幸の岐れ道
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6818439

(14)ひかりの一日一言⑭~意識を高く昇らせよ
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6866429

(15)ひかりの一日一言⑮~理想を高く掲げよ
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6898754

(16)ひかりの一日一言⑯~心霊への目覚め
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6929870

(17)ひかりの一日一言⑰~健康への招待
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6962847

(18)ひかりの一日一言⑱~寿福への招待
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6990572

(19)ひかりの一日一言⑲~愛を人生に処方して
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7021791

(20)ひかりの一日一言⑳~祈りを生活に処方して 
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7058416

(21)ひかりの一日一言21~あなたも神癒が受けられる 
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7097406

(22)ひかりの一日一言22~光に向う我が運命 
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7149847

(23)ひかりの一日一言23~正しき想念の使い方 
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7190605

(24)ひかりの一日一言24~われ肉体以上のもの
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7274701


<以下は、「生活の智慧365章」より」>

(25)ひかりの一日一言25~幸福はどうしてくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7538235

(26)ひかりの一日一言26~悦びはどうしてくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7557795

(27)ひかりの一日一言27~智慧はどうしてくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7575483

(28)ひかりの一日一言28~無限の供給を受ける道
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7590764

(29)ひかりの一日一言29~失敗から立ち上がる道
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7606832

(30)ひかりの一日一言30~豊かさを得る道
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7630690

(31)ひかりの一日一言31~肉体の苦痛はどこからくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7645085

(32)ひかりの一日一言32~治癒する力はどこからくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7658207

(33)ひかりの一日一言33~若さと元気はどこからくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7669112

(34)ひかりの一日一言34~〝神〟を生活の中に生きるには
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7686486

(35)ひかりの一日一言35~自己の本質を知るには
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7703081

(36)ひかりの一日一言36~運命をひらくには
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7724106


光明日訓(平成26年版)
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7732871

光明日訓(平成28年版)
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7538248

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