伝統板・第二

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皇紀2678年 - 伝統

2018/02/11 (Sun) 05:03:43

《日本の建国・肇国》

          *「生命の實相」第37巻幸福篇上(2月11日)」より抜粋

今日(2月11日)は
神武天皇が大和(やまと)に遷都せられた記念すべき慶ばしい日である。

”みすまる”の魂が高千穂の高御座(たかみくら)に天降りして
弥数多(いやあまた)の国を大和(だいわ)する八紘一宇(Universal brotherhood)の
精神が形にまで顕れて、大和国(やまとのくに)に都(みやこ)することになったのである。

それはおよそ二千六百年前であるという。

日本の国は領土という土塊の容積ではないのである。
「大和(だいわ)」の理念そのものが日本国で、
それが地上に天降って形を整えたときが日本の建国である。

しかし日本の肇国(ちょうこく)はなおそれ以前に遡る。
畏くも明治天皇が教育勅語に「国ヲ肇ムルコト宏遠ナリ」と仰せ給いしことに鑑み奉るも、
わが日本の肇国は数をもって言い現わすことのできない悠久久遠の太初(たいしょ)に
遡ることが明らかである。

神武天皇なお高千穂にましませしとき
「天祖の降跡(あまくだり)ましてより以遠(このかた)、
今に一百七十九万二千四百七十余歳」と『日本書紀』に明記してあるから、

彦火瓊々杵尊(ひこほのににぎのみこと)より神武天皇に到るまで
すでにこれだけの皇紀を経ているのである。

これは神話であるから「大和理念」の地上顕現が悠久であることの象徴と見るべきである。

日本の建国の歴史をわざと長くないように考証して喜んでいる人もあるが、
それは結局自己侮辱であり、自己破壊本能の展開に過ぎない。

人間には「生」の本能と「死」(自己破壊)の本能があって、
「生」の本能が旺(さか)んなるものが栄え、
「死」の本能が」「生」の本能に打ち勝つとき衰えかつ滅びるのである。

自己を矮小に言うことに誇りを感ずるような悪い趣味は止めた方がよい。

そのころ塩土老翁(しおつつのおじ)なる老翁(おきな)来たりて
神武天皇に「東(ひんがし)に美地(うましくに)有り」と御奏上申し上げた
ということが同じく『日本書紀』に書かれている。

東方より「大和(だいわ)」の理念が生まれて来るという象徴物語である。

・・・

紀元節(作詞:高崎正風/作曲:伊沢修二)

  → https://www.youtube.com/watch?v=OdM4dK5wrm8

一、 雲に聳(そび)ゆる高千穂の  高根おろしに、草も、木も、
    なびきふしけん大御世を  仰ぐ今日こそ楽しけれ。

二、 海原なせる埴安(はにやす)の  池のおもより猶(なほ)ひろき
    めぐみの波に浴(あ)みし世を  仰ぐ今日こそ楽しけれ。

三、 天津(あまつ)ひつぎの高みくら、  千代よろづよに動(うご)きなき
    もとゐ定めしそのかみを  仰ぐ今日こそ楽しけれ。

四、 空にかがやく日のもとの  万(よろづ)の国にたぐひなき
    国のみはしらたてし世を  仰ぐ今日こそ楽しけれ。


・・・

<関連Web>

(1)“本流宣言”掲示板・「皇紀2672年 (6717)」
    → http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=1567  → 消滅

(2)光明掲示板・第一「皇紀2673年 (6361)」
    → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1198

(3)光明掲示板・第二「皇紀2674年 (5420)」
    → http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou2&mode=res&log=1113

(4)光明掲示板・伝統・第一「皇紀2675年」
    → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=83

(5)『18歳の宣戦布告 国家観なき若者に告ぐ』

  ①光明掲示板・第一「紹介」
    → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1473

  ②光明掲示板・第二「全文紹介」
    → http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou2&mode=res&log=54



(6)伝統板・第二「皇紀2676年」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6757091

(7)伝統板・第二「皇紀2677年」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7201865

(8)伝統板・第二「神武天皇」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6456469

(9)伝統板・第二「神武天皇(2)」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6765219



            <感謝合掌 平成30年2月11日 頓首再拝>

日本建国の理想は全世界を調和させるということ - 伝統

2018/02/12 (Mon) 03:45:14


      *「生命の教育」(平成29年2月号)より


《日本国家の本質は、天皇を中心とした国である》

        *(新版『真理』第1巻64~65頁)

日本国家と云う家も色々の部分が集って出来ていますが、
そこに住んでいる何々人種が日本国家ですかと云っても、
それは日本国家ではありません。

此(こ)の机が日本国家ですかと云っても、机が日本国家ではありません。
この土が日本国家ですかと云っても土が日本国家ではありません。

それらすべては日本国家を形(かたち)造る材料であって、
「家」にすれば、材料や瓦や壁やセメントに当るものなのです。

神話的に云いますならば、日本国家は、天照大御神の理念(おおみこころ)の中に
先ず造られて、それが「千五百(ちいいほ)秋(あき)の瑞穂の国は世々
わが子孫(うみのこ)の王(きみ)たるべき地(くに)なり」と云う天孫降臨の
神勅ちとなってあらわれております。

(中略)

だから日本国家の本質及び設計は、天皇国家の姿をとるべく
日本民族全体の心の中に既にあったのであります。

それが世の中の進むに従い、形の世界に徐々に出来上って来たのであります。
そして神武天皇が大和(やまと)に都を奠(はじ)め給うたのは、
天皇中心の国と云う日本民族全体の精神が具体化した第一期工事の完成だと
云うことになります。


《全世界の人類が兄弟としてまとまるという理想》

        *(新版『真理』第1巻65~66頁)

神武天皇の建国も神話であって、神武天皇は実在の人物でなかったと云う人が、
戦後に日本の歴史家の中にも出て来たのであります。

併し神武天皇が実在であろうがなかろうが、その神話を古代の日本民族がつくったと
云うこと其のことが大切であって、日本の国を建設した古代民族の心の中にある
「建国の理想」が、人格的に表現されて「神武天皇」となったのであります。

そしてその神武天皇が、建国の理想として「八紘を蔽いて宇(いえ)と為(な)さん」
と仰せられた。これを吾々は一(ひと)口(くち)に「八紘一宇」」の建国の理想と
申しておりますが、

(中略)

天地間に外国は無い、何処も彼処(かしこ)も一家族で兄弟であると云う理想を
表現せられたのであります。

このように、日本国はその建国のはじめから、全世界の人類は互に兄弟である
と云う民主主義理想のリーダーとして神武天皇が描かれているところに
日本民族の理想を見るべきであります。



《すべてを一つに調和するのが日本人の使命》

        *(新版『真理』第3巻241~244頁)

日本民族は総(すべ)てバラバラに分かれているのを一つに綜合(そうごう)
するところの天分を持っているのでありまして、

日本の国の名前を「大和(やまと)」と名づけられたということも、
「や」というのは「弥々(いよいよ)」と云う字が当てはまるので、
いよいよ多いという意味であります。

「まと」というのは「纏(まと)める」という意味であります。
弓で射る「的(まと)」を「まと」というのも、同じことでありまして、
中心に「纏(まと)まって」いる姿を現わしています。

いろいろに分かれていても、その悉くが一つに纏(まと)まるべきものであって、
決してバラバラのものは存在しない、宇宙は一つである、世界は一つである
というところのその人生観が、古代の日本民族を通して現在の日本民族に至る
までずっと貫き通しているところの民族的信念とでもいうべきものなのであります。

(中略)

日本民族は「大和(やまと)」と国を号してすべての国々は皆(みな)家族であるとして、
一切のものを一つに調和せしめる使命を持っているのであります。


            <感謝合掌 平成30年2月12日 頓首再拝>

花子とお祖父ちゃんの対話 ~ 建国の理想 - 伝統

2018/02/13 (Tue) 03:25:20


 天皇を中心にして被災者と救援者、
 国民全体が心を通わせる姿は建国の理想を現している。

        *メルマガ「JOG-Mag(2013年02月10日)」より

(1)「仮設住居に住む人の冬の厳しさ」

   花子: お祖父ちゃん、このケーキ、お母さんから。久しぶりに作ったからって。
       私は今日は祝日で学校が休みだから、
       お祖父ちゃんの所に持ってって頼まれたのよ。

   祖父: おお、これは嬉しいね。
       そう言えば、いとこの太郎から何か便りはあったかい。
       震災後、もう2年近く経っているけど、まだ仮設住宅暮らしかな。

   花子: 太郎ちゃんは仮設住宅暮らしも慣れて、元気でやっているみたいよ。
       この間、叔母さんから、うちのお母さんに電話があった。
       私は横で聞いていたけど、なんでも天皇皇后両陛下がお見舞いに来たって、
       大騒ぎしていた。

   祖父: ありがたい事だね。陛下は昨年、2月に心臓の手術を受けられたけど、
       それも3月11日の東日本大震災の記念式典には何としても
       出席されたいとのご意向だからだったそうだ。
       そして5月には仙台市の仮設住宅をお見舞いされた。

       80歳近いご高齢を考えれば大変な強行軍だ。
       仙台市の仮設住宅を見舞われた時にこんな大御歌を詠まれている。


       【禍(まが)受けて仮設住居に住む人の冬の厳しさいかにとぞ思ふ 】


   花子: そう言えば、気がつかなかったけど、仮設住宅って寒そうね。
       特に東北地方だし。
       太郎ちゃんは平気だったのかな。

       でも天皇って、どうしてそこまで気がつくのかしら。


(2)陛下の責務

   祖父: 花子、それはね、国民の幸せをお祈りするのが、天皇のお役目だからだ。

   花子: えー、そうなの。天皇も外国の王様と同じで、国賓を迎えたり、
       勲章を渡したりすることが仕事かと思っていた。

   祖父: 国を代表する元首としてそういう国事行為もされけど、
       歴代の天皇の最も重要なお務めは、
       国家の平和と国民の幸せを祈ることなんだ。

       作家の曾野綾子さんは、こんな事を書いている。

       __________
       陛下が国事行為と宮中の祭祀をお守りになることについては、
       ご御自分のお疲れも都合も一切お考えにならない、ということを
       いつか皇后陛下から伺ったことがある。

       妻としては「お休み下されば」とお思いになった瞬間も
       おありかもしれないが、
       陛下はその責務に迷うことなく殉じようとしておられるように見える。
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

   祖父: 「責務に殉じよう」というのは、
       「自分の命をなげうってもその責務に尽くす」
       という意味だ。

   花子: そうなんだ。でも、お祖父ちゃん、その気持ちはすごいと思うけど、
       天皇が一生懸命お祈りされても、
       神様が聞いてくれるかどうかは分からないでしょ。

       それより、実際に政府が被災者の人たちをどう助けるのか
       の方が大事じゃない?


(3)天皇を中心とした被災者と救援者の心のつながり

   祖父: そこに「国民統合の象徴」という事に関係してくる。
       震災直後に、陛下がテレビでメッセージを伝えられたけど、
       こんな一節があったよね。

       __________
       自衛隊、警察、消防、海上保安庁を始めとする国や地方自治体の人々、
       諸外国から救援のために来日した人々、
       国内の様々な救援組織に属する人々が、
       余震の続く危険な状況の中で、日夜救援活動を進めている努力に感謝し、
       その労を深くねぎらいたく思います。
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

       このメッセージで、自衛隊員など救援にあたった人々の志気が、
       いやが上にも盛り上がったと思う。
       実際に、こういう人たちの努力は凄まじかった。

       また自衛隊員や警察官だけでなく、
       ガス供給の復活に全国から3千人もの職員が集まったり、
       宅配業者やスーパーが一刻でも早く業務を再開しようと頑張った。
       
       陛下の被災者へのお気持ちに感じて、
       さまざまな救援者が被災者のために頑張る、
       そういう精神的なリーダーシップを陛下は果たされているわけだ。

       また、国家を代表する天皇が、直接、被災者をお見舞いされた事で、
       被災した人々が自分たちは見捨てられていないんだ、
       と勇気づけられたと思う。

   花子: へえー。確かに、心底、被災者のためを思っている人が国の中心にいたら、
       被災者も安心できるし、助ける方も張り合いが出るわね。

   祖父: そう、祈るという事は神頼みじゃないんだ。
       心の底から、被災者を思う、心配する、ということで、
       そのお気持ちが、被災者や救援者を結びつける。

       国民統合と言うと抽象的で分かりにくけど、
       天皇を中心に被災者や救援者の心のつながりを想像すれば、
       もっと分かりやすくなるんじゃないかな。


(4)歴代天皇の国民への御思い

   花子: そうねー。そこの所は分かったわ。
       でも、今の天皇が立派な人だと言うことは分かったけど、
       天皇も100代以上続いているんでしょう。
       たまたま今の天皇が立派な人だというだけじゃないの。

   祖父: そりゃそうだ。古事記や日本書紀でも、非道の天皇もいたという記事が
       ちゃんと書いてある。

       だけど、今の陛下から少し遡って事実を見てみるといい。
       たとえば、先代の昭和天皇は、終戦の御聖断に際して、
       次のような大御歌を残されている。


       【爆撃にたふれゆく民のうへをおもひいくさとめけり身はいかならむとも】

       【身はいかになるともいくさとどめけりただたふれゆく民を思ひて】 


       そして、このお気持ち通り、日本を占領したマッカーサー将軍に対しては、
       戦争の全責任は自分が負うから、国民を飢餓から救って欲しい、
       と訴えられた。

       祖父にあたる大正天皇は劇的なエピソードは知られていないけど、
       この大御歌などは子供たちへの温かい愛情が感じられるだろう。


       【学舎(まなびや)は遠くやあるらむ朝まだき野道を急ぐうなゐ子の群れ】
                           (うなゐ子:幼い子供)


       曾祖父の明治天皇は日清、日露戦争と国難を乗り切られたが、
       日露戦争中に詠まれた次の大御歌は戦傷兵の身の上を思われた大御歌だ。

     
       【いたで(戦傷)おふ人のみとりに心せよにはかに風のさむくなりぬる】
                 (みとり:看病)

       少し風が寒くなったら、すぐに戦傷兵を思う御心は、
       仮設住宅の寒さを心配する今上陛下の御心と同じだね。


(5)万世一系を実現してきた国民のすごさ

   花子: へえー。4代も続けて、こんなに国民の事を思っているのね。
       どうして、こういう思いが続くのかしら。

   祖父: 4代だけじゃないよ。まだまだ遡れるけど、このぐらいにしておこう。
       万世一系という言葉を知っているかい。今の陛下は第125代にあたるけど、
       初代の神武天皇以来、一つの血筋がずっと続いてきている事を指すんだ。

   花子: 125代も続いているのはすごいと思うけど、
       なんで血筋がそんなに大切なの?

   祖父: 万世一系というのは結果であって、
       歴代の天皇の多くが国民の幸せを祈ってきて、
       それを代々の多くの国民がありがたい、大切だ、と思って
       皇室をお守りしてきたんだ。

       皇室だけがすごいんじゃなくて、
       それをずっとお守りしてきた代々の国民もすごいんだよ。


       日本の歴史で平和な期間が長かったのも、
       こういう形で立派な国民が立派な皇室をお守りしてきたからだ。

       南北朝時代や戦国時代は戦乱が続いたけど、
       これは国民が皇室の祈りを忘れて、
       私利私欲に走った時期だ。それで戦乱の時代になる。


(6)王朝交代と戦乱の続く中国

   祖父: 中国などでは、すぐれた人物が天下をとって新しい王朝を開いても、
       その子孫が国家を自分の私有財産のように思って搾取するから内乱が起き、
       その混乱の中でまた別の人間が新しい王朝を作る。

       その繰り返しで、戦乱が続てきた。

       今の中国でも、
       1%の特権階級が国全体の40%以上の富を独占するというように、
       まさに中国共産党が国家を私物化している。

       庶民への思いやりの深い事で人気のある温家宝首相ですら、
       一族で27億ドル、2千数百億円もの蓄財をしていると
       米紙に報じられた。

       今の中国共産党は、まさに中国の歴代王朝と同じで、
       こうした腐敗に怒った民衆がやがて内乱を起こし、
       その中からまた新しい王朝が生まれていくだろう。

       中国に比べると、我が国の万世一系の貴さ、有り難さが良く分かる。
       そして我が国は生まれた時から次代の天皇と決まっているから、
       周囲の人も、そのつもりで国民の事をひたすらに祈るように、
       お育て申し上げる。

       少し前の国際派日本人養成講座でも、山岡鉄舟という偉大な人物が、
       若き日の明治天皇を教育したエピソードを紹介していたね。


(7)「一つ屋根の下の大家族のように仲よくくらそうではないか」

   花子: 私たちも立派な祖先を持っているわけね。なんか、嬉しくなってきた。
       でも、この国際化の時代に、
       日本人だけがそういう形で続けていけるのかしら。

   祖父: それは我が国の歴史が証明しているよ。
       昔から朝鮮半島や大陸の戦乱を逃れてやってきた人々は多いけど、
       その中には朝廷で高い地位を得て活躍した人もいるし、
       田畑を切り開いて地方の民となった一族もある。

       我が国はそういう人々も混じり合って、
       渾然一体となって発展してきたんだ。

       初代の神武天皇が即位された時に、こういう宣言をされている。
       我が国の建国宣言だ。

       __________
       このうえは、天照大神のお心にそうように、大和の国のいしずえを
       しっかりしたものにするように、おたがいにゆたかな心をやしないましょう。
       人々がみな幸せに仲良くくらせるようにつとめましょう。

       天地四方、八紘(あめのした)にすむものすべてが、一つ屋根の下の
       大家族のように仲よくくらそうではないか。
       なんと、楽しくうれしいことだろうか。
        ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

       今まではいろいろな部族に分かれていた人々も、
       大陸から逃れてきた人々も含めて、
       「一つ屋根の下の大家族のように仲よくくらそうではないか」というのが、
       日本の建国宣言なんだよ。

       そして、ここにある「天照大神のお心」とは、子孫である皇室に対して、
       日本国が豊かに栄えるように尽くせ、という命令だ。

       神武天皇はその使命を抱いて初代天皇として即位した。
       歴代の天皇も、神に祈る事で、その使命を受け継がれている。

       現在の陛下が心から被災者の身の上を案ずるのも、
       天照大神が命じ、神武天皇が志した「一つ屋根の下の大家族」を目指して、
       天皇としての使命を果たされているということだよ。


(8)世界が共感する「一つ屋根の下の大家族」

   花子:「一つ屋根の下の大家族」と言えば、被災地では暴動も略奪もなく、
       皆が互いを思いやって、助け合っている姿がすいぶん報道されたわね。
   
       太郎ちゃんも水汲みや瓦礫の片付けで、
       近所のお年寄りを随分助けたって自慢していたわ。
       そういう姿も「一つ屋根の下の大家族」と言えるのかしら?

   祖父: まさにその通りだね。
       皇室を中心にして、国内が長い間、平和にまとまってきたからこそ、
       あれほどの非常の際にも、互いへの思いやりができる。

       大震災で見られた思いやりの心というのは、
       日本人の生まれつきのものではなくて、
       長い時間をかけて、我々のご先祖様が積み重ねてきたものだ。

       さらに「一つ屋根の下の大家族」のように支え合い、助け合う姿が
       全世界から称賛された点も見逃せない。これは単なるお国自慢ではなくて、
       神武天皇の理想は世界の人々の共感を得られる、という事なんだ。

       今までは平和で安定した国内で、日本人はそんな理想も教えられず、
       天皇が秘かに国民の幸せをお祈りされていることにも気がつかず、
       呑気にやってきた。

       でも国際化が進むほど、外国の異質な思想も入ってくるし、
       日本人社会に溶け込もうとしない在日外国人が増えてくる。
       さらに近隣諸国が隙をついてくる。

       こういうい時代こそ、日本人一人ひとりが自分の国が
       どういう理想で建てられ、
       また先祖がどのような苦労をしてそれを守ってきたのか、
       よく知る必要がある。

       さらに言えば、世界が内乱や戦争で争っている時代だからこそ、
       日本人が「一つ屋根の下の大家族」の理想を実践し、
       世界に模範を示していく事の価値があるだろう。

   花子: そういえば、今日は建国記念日だったからお休みだったのね。
       学校では、そんな事、教えてくれないから忘れていた。
       お祖父ちゃん、ありがとう。
       私ももう少し、日本の歴史の勉強をしたくなったわ。

            <感謝合掌 平成30年2月13日 頓首再拝>

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