伝統板・第二

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青年を祝福する③ - 伝統

2018/02/11 (Sun) 04:39:04

 *伝統板・第二「青年を祝福する②」からの継続です。
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6810734



青年の背中を押す言葉

       *『ギリギリまで動けない君の背中を押す言葉』千田琢哉・著 より

(1)成功する人は、ベストコンディションを待たない。

(2)緊張しないためには練習でがんばること。
   「これだけ準備してダメなら清々しい」と思えるくらい準備する。

(3)負け試合を最後まできちんと戦える人が、次代を創る。
   負け試合を真剣に戦っている人を、実力者は決して見逃さない。
   見ている人は見ている。

   大差で負けている時こそ、その人の素顔が出る。

(4)言い訳しているうちは、準備不足の証拠。

(5)前例がないほうが、失敗しても許される。

(6)よく考えて行動する人は、何も考えないで行動する人には敵わない。
   ロジカルに愛を伝えてはいけない。
   抱きしめてから「好きだ」って言わないと、君の本気は伝わらない。

(7)とりあえずやっていないと、本当の意味はわからない。

(8)最初の1回目をやるより100回やるほうが、ずっとやさしい。
   「はじめの一歩」をいかに早く経験するかで人生は決まる。

(9)圧倒的「仕事量」で周囲を驚かせた人が、将来大物になる。
   上司やお客様から依頼されたら、
   相手の期待の10倍の量をこなしておくことだ。

   10倍の量をこなすためには10倍のスピードが求められる。
   量とスピードを圧倒的にこなす人が、将来抜きん出てくるのだ。

(10)20代ではまず量をこなす。
   30代では、もっと量をこなす。

(11)とことん凹んだら、おいしいものを食べて泥のように眠る。

(12)プレゼン当日には、訪問先で会った人すべてに自分から挨拶する。
   秘書や受付での挨拶は超重要だ。

   大人の挨拶は、すべて自分から発信するもの。

(13)同じ会社から3人以上でゾロゾロやってくる人は、二流。

   伸びる会社の訪問者数はいつも一人。
   沈む会社の訪問者数はいつも3人以上。

(14)過去の栄光を手放すと、その10倍の栄光がやってくる。
   夢を実現させたかったら最初に過去の栄光を捨てる。

(15)成功に必要なことは、現在の延長線上にはないことを知る。

   もし、今の延長線上にあなたが目指す大成功がないと気付いたとしよう。
   最初にやることは簡単だ。
   これから10年間は、今までの人間関係をすべて断ち切ると決断することだ。

(16)人脈は作るものではなくて、勝手にできるもの。
   人脈が豊富な人ほど、一人で行動している。

(17)いい異性がいたら、さらりと予約を入れておく。
   恋愛の予約は、拍子抜けするほど早く順番が巡ってくるときもある。

(18)「いい出逢いがない」と言う人は、いい出逢いの前で相手にされない。
   出逢いの可能性は、100%自分次第。

(19)迷うくらいだったら、絶対に結婚するな。
   本当に好きな人とだったら、全世界を敵に回してでも
   地獄の超特急に二人で飛び乗れる。

   真の本命の前では、人はいっさい迷わない。

   世界中を敵に回してもいいと思えるなら、迷わず結婚する。

(20)量をこなすのは、謙虚になるため。
   歴史に名を残す偉人たちは、遺した「量」が桁違い。

(21)権力は必ず滅びるが、学問は永続する。

(22)ジョン・ロブの靴を履いた瞬間、迷いが消えた。
   社会人になりたての頃、ジョンロブの靴を買った。
   ちょうど10万円だった。

   初任給の手取りの大半がぶっ飛んだが、未だにこの靴から学ぶことは多い。
   何か一つでいいから、若いうちから本物を身につけてみる。

(23)高級ホテルに通うと、幸せ菌に感染できる。
   ホテルで待ち合わせ場所に指定したり、
   ラウンジでコーヒーを飲む機会を増やしたりすることをオススメしたい。

   人は同じ空気を吸っている人同士で、人生を創っていく。

(24)値切るたびに、人望を失っている。
   理不尽に値切り倒す人や組織は、まもなく消滅していった。

(25)どちらの本を買うか迷ったら、2冊とも買えば年収が2倍になる。

(26)世間体を捨てると、嘘のように人生が楽になる。
   世間の正体は、たったの数十人。
   どうってことはない。

(27)どんなに大きな悩み事でも、すでに誰かが経験している。

・・・

<関連Web>

(1)光明掲示板・第三《青年を祝福する》
   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=540 

(2)光明掲示板・伝統・第一「《青年を祝福する》」
   → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=27

(3)伝統板・第二「青年を祝福する①」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6455741

            <感謝合掌 平成30年2月11日 頓首再拝>

リアリティを身につける - 伝統

2018/02/24 (Sat) 03:48:26


         *『プロフェッショナル・コンサルティング』冨山和彦・著より

冨山氏は、かつて産業再生機構のCOOであった。


(1)東日本大震災が発生時、

   私がCEOを務める株式会社経営共創基盤(IGPI)は、
   被災地域において3つの地方バス会社グループである、
   福島交通、茨城交通、岩手県北交通を子会社として、
   経営支援を行っている。

   鉄道が大きなダメージを受け、
   自家用車の多くが破損またはガソリン不足に陥る中、

   バスは広域激甚災害意地域における、
   あるいは東京をはじめ他地域と被災地を結ぶ
   重要な公共交通ライフラインである。

(2)わがバス会社グループは自ら被災し、
   または緊急出動が続く中で、深刻な燃料不足にあえぎながら、
   見事にその役割を果たしてきた。

   しかし、それは同時に現場から私に至るまで、
   それぞれに極めて厳しい決断の連続であった。

(3)そこで最後に物を言ったのは、本書で語られている、
   1人ひとりの個としてのプロフェッショナルな能力である。

   情勢を冷静かつ合理的に分析に判断する力。
   組織集団の心情を理解し、的確なコミュニケーションを行う力。
   そして危機を目の前に、情報網も寸断されている中、
   現場責任者たちも、自らが最高責任者として、
   全責任を背負い込みリスクを伴う決断をしなくてはならない。

   最後にリーダーとしての胆力が問われたのである。

(4)IGPIでは常時、40件以上のプロジェクトが、
   多数のクライアント、支援先企業において進行している。

   震災によってその全てがそれぞれに緊急かつ困難な状況に直面した。

   そこに指示待ちや、保身のための根回しや、
   難しい問題の押し付け合いの余地はない。

   全体としての使命を共有しつつ、
   1人ひとりが目の前にある自分の役割と、
   自分が為しうることに自発的に全身全霊を傾けるのみである。

   彼らは、日々困難な案件の中で自らを鍛えてきたことが、
   まさに未曾有の修羅場で真価を発揮したのだ。

(5)日本には優秀なビジネスパーソンはいるが、
   優秀な経営者人材は不足している。

(6)日産のカルロス・ゴーンがやった再生プランの9割は、
   もう10年前からできていたと言われている。
   今のJALだってそうだ。

   いくら合理的な戦略やプランがあっても、結局は、やれるかどうか。

   日産の場合は、ルノーの資本が入って、
   カルロス・ゴーンが進駐軍としてやって来るまで、
   旧来の意思決定と組織運営から抜け出せなかった。

(7)グローバルで成功している企業は、実はローカルくさい。
   YKKとコマツは、日本を代表するグローバル企業だが、
   どっちも北陸に本社がある。

   思うに北陸や地方から中部山脈を越えて東京に出てくるのも、
   海外に出て行くのも、一緒だったのかもしれない。

   一方、東京は日本の中では情報も人材も圧倒的に集中している。
   その条件の良さがかえってアダとなり、
   海外指向が先鋭化しなかったのかもしれない。

(8)リーダーは、作為的に作らなければ生まれない。

(9)MBAで学べることは、コンサルタントで必要な能力の10分の1。
   会社に入って、さらに10倍学ばなければならない。

(10)人間的キャパシティがないと企業の裏史には近づけない。
   企業にも裏と表がある。
   本音と建前だ。

   そこが見えてくるかどうかで、
   コンサルティングの深さや広がりもずいぶん違う。

   コンサルタントとして、断片的にこっちがわかっていると、
   知らずしらずに、阿吽の呼吸でそういう会話をするようになっていく。

   そうすると向こうは、
   「だいたいこいつ、わかっているな」
   って感じで、ポロッと言ってくれたりする。

(11)裏史の世界っていうのは、ある種、
   人間の情念の一番ドロドロした部分が関与しているケースが多い。

   そういうものに対する、こちら側のセンス、感性、センシティビティとか、
   そういうことがわかるだけの人間的なキャパシティとか、
   成熟度があるかどうかも問われるのだ。

(12)現場の経験を積めばリアリティが身につく。

   靴の裏をすり減らす経験は、
   頭でものを考える時の柱や梁となって思考の全体像を支えてくれる。

   現実を知るために現場に話を聞きに行く。
   そうするといろんなことが見えてくる。

(13)小さくとも一気通貫のビジネスを経験する。
   人に対する洞察力を磨く。

   靴をすり減らすタイプの経験を十分にしていないと、
   事業とか経営のリアリティなんて、わからない。

(14)3ヶ月に1つずつ、年4つ、マスターを取るくらいの勉強が必要。
   くどいようですが、まずは、とにかく勉強してほしい。

   勉強は、若いうちの筋力トレーニングだ。

   とにかく今の日本のインテリは、大人が勉強しなさ過ぎだ。

(15)どれくらい真に受けてもらえるかわからないけど、
   コンサルティングファームでエースになろうと思ったら、
   あるいは将来「300人」の中に入ろうと思ったら、

   3ヶ月に1個ずつマスター(修士号)を取るぐらいの気持ちがほしい。
   実際、修士論文ぐらいのことを書いて。

   1年で3、4本のマスター。
   4、5年やると、Wマスターどころか、
   10マスター、20マスターぐらいの勉強量になる。

   これくらいやって、コンサルタントとして一人前かな、
   って感じの基礎体力と体格になる。

(16)英国や米国で、政策立案のトップレベルやコンサルタントのトップレベル、
   あるいはインテリ会社のトップレベルの人たちって、
   学歴はほとんどがWマスターか、博士号である。

   そのぐらい勉強をしている、若いとき、20代のとき。
   実際にマスターを取るか別にして、
   そのぐらいの勉強量の蓄積があって、その上でみんな議論している。

(17)業界誌2年分を読み込めば、業界の仕組みと構造が見えてくる。

   私がやっていたのは業界新聞、業界誌を2年分を読むことだった。

   新しいクライアントが決まると、月刊誌2年分、24冊。
   1ページから最終ページまで全部読む。

   そうすると、ターミノロジー(専門用語)だったり、
   業界の基礎的な仕組みだったりについてだいたい基礎知識ができる。

   業界誌は1年間のあいだにはだいたいの重要テーマを取り上げているから、
   一通りのことがわかってくる。
   1週間か10日で集中的にダーって読んじゃう。

(18)ファクトを追いかけることとは、リアリティをきちんと調べること。

(19)商工ローンに興味を持つクライアントのために、実際にお金を借りてみた。
   ある会社はもう、何百件って訴訟をやっていたので、
   学生をアルバイトでかき集めて、訴訟を全部記録して、
   全部自分で読みました。

   膨大にあったんですけど、そうすると、
   もうだいたいどういうやり口で、商工ローンが、
   最後儲けるかって全部分かるんですよ。

(20)若いときにリグを100本打っていれば、いずれ3本で済むようになる。
   100本打って、外れる99本を経験することもノウハウになる。

   100本打つというのは、調べるとか、
   情報を取って知識を得るのと同時に、
   仮説のロジックを立てるトレーニングになる。

(21)やっぱり全部の業界をやってきたことは、
   自分にとってすごく良い財産になっている。
   あと、全部の会社機能を知ることもすごく価値がある。

   人事、総務、経理、財務、マーケティング、生産、R&D(研究開発)。

   多くの業界と多くの会社機能の経験が縦と横に、
   まさに経験の体系として積みあがると、
   幾何級数的に的確なソリューションを生み出す生産性に上がる。

(22)若い人の優位性は、より一次情報に近い現場の情報にアクセスしていること。
   ファクトにこだわり続けること。
   あとは徹底的に論理的思考力を鍛えること。

(23)一生懸命、調べれば調べるほど、
   そのときに思ったことは自分で鮮明に覚えている。

   その後の展開もやっぱりそれなりに、
   あるものは実際に当事者とかかわり続けて、
   違うものを見つけることもある。

   また、新聞からそういう情報が入ってくることもある。

(24)2020年、2030年に、
   会社はどうあるべきかを経営者は考えているか。

   経営者にとってもっとも重要な仕事とは、
   10年後、20年後にウチの会社は、どうあるべきかを考えること。

            <感謝合掌 平成30年2月24日 頓首再拝>

20代の青年への助言 - 伝統

2018/03/08 (Thu) 04:25:54


        *『20代で使ってはいけない100の言葉』千田琢哉・著 より

(1)今から言い訳をやめよう。
   それが、あなたのサクセスストーリーの始まりだ。

(2)大器晩成の人たちというのは、
   それまでの毎日が必死だったことを知ろう。

(3)本番で100の力を出すためには、
   普段から200の力をつけておくことだ。

   結局、本番で失敗するのは準備不足以外の理由はあり得ないことに
   気づかされるのだ。

(4)緊張対策には、周囲が呆れ返るほどの圧倒的な準備をしておこう。

(5)面白い挨拶はいつも短い。
   つまらない挨拶はいつも長い。

(6)イケている人になれば、
   イケている人が磁石のように吸い寄せられる。

(7)本物のリーダーになりたかったら、とことん人に使われておこう。

(8)忙しさは下っ端の証だ。
   さらにそれを自ら口にしてしまうということは、
   生涯忙しいままでいるように自らを洗脳しているようなものだ。

(9)貴族になりきって「いつでもどうぞ」と言えるようになろう。

(10)30秒以内に結論と理由だけ伝えて、時間泥棒をやめよう。

(11)「近いうちに食事でも」と声をかけられたら、
   目の前でペンと手帳を取り出してその場で決めてしまうことだ。

   言行一致させていくと、口数が少なくなって行動力がついていく。

(12)「コーヒーでいい」ではなく、

   「コーヒーがいいです」というと、
   美味しいコーヒーを入れてもらえる。

(13)コミュニケーションで、返事や相槌は命だ。

   すべてのコミュニケーションにおいて、返事は1回以外にあり得ない。

   「はい」は早く短く言って、応援されやすくなろう。

(14)自己紹介は常に突然のご指名だと考えて、毎日準備しておこう。

(16)「師匠の言ったことは、とりあえずいったんすべて飲み込んでやろう」
   という姿勢の人は伸びる。

(17)プロフェッショナルの基準とは何だろう。
   それは逃げないことだ。

   責任とは逃げないことであり、逃げないメンバーは誰だったのかを、
   確認するためのプロジェクトは存在するのだ。

(18)せめて話している時間は、
   目の前の人を世界一大切な人として扱おう。

(19)成功者達の常識では、
   モタモタしたらNO!ということを知っておこう。

(20)仕事の能力は、名刺交換の瞬間に、すべて露呈されると考えておこう。

(21)自分の足で1次情報を獲得し、収入とポジションをゲットしよう。

(22)人生で最高の幸せは、
   自分は天才だと思い込んだまま死んでいくことだ。

(23)うまくいっている人は、例外なく言葉に敏感である。
   さあ、たった今から使う言葉を変えよう。

            <感謝合掌 平成30年3月8日 頓首再拝>

【行動しなければ何も変わらない】 - 伝統

2018/03/21 (Wed) 03:20:54


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2017年11月06日)より

   (堀江貴文氏の心に響く言葉より…)

   とにかく、まずは「行動あるのみ」だ。
   僕はいつも、そうやって生きてきた。

   だから、痛い目も見たし、成功もした。
   時には耐え難いような苦しみも経験した。

   しかし、その全てにおいて言えることは、
   「周囲の声を言い訳にせず、僕の選択で、僕の生きる道を選んできたから、
   何も後悔はない」ということだ。


   自分の選択で一歩踏みだしてみれば、大失敗することもある。
   大恥をかくこともある。

   しかし、それによって失うものなど、
   よくよく考えてみれば、何もないのではないだろうか。

   それによって傷つくものなど、
   あなたの「小さな小さな」プライドだけに過ぎないのではないだろうか。

   そして、そんな小さなプライドなんて、実は周囲は気にしてすらいない。


   失敗したときの周囲からの嘲笑(ちょうしょう)が怖いという人は多い。

   けれど、あなた以外の人間なんて、所詮あなた以外の人間だ。
   無責任なものだ。

   あなたの悪口を言ったって、陰でバカにしたって、
   そんなことは次の日にはケロッと忘れている。
   あなた以外の人間なんて、所詮そんなものだ。

   そんな人間の目を気にして、
   あなた自身が自分の人生を無駄にしていいわけがない。


   自分の人生は、自分の責任でもって、自分自身で決めてほしい。

   そして、一寸の後悔のないよう、いや、後悔したとしても
   それが自分の決断による後悔だから受け入れられるよう、
   そんな生き方をしてほしい。


   そう、これまで僕は、著書はもちろん、あらゆるメディアを使って、
   行動することの大切さを訴えかけてきた(それが自分が本当にやりたいことなら)。

   とにかく、うだうだ考えないですぐにやりなさいと。

   「言い訳」を並べたてて口を動かしている暇があったら、
   一歩を踏み出しなさいと。


   しかし、これは僕の感覚だが、
   もし僕の著書を10万人が真剣に読んでくれたとしたら1000人ぐらいか。

   いやそう考えると1000人もいない気もするが…。

   まあ、人数のことはいい。
   実際、極端に少ないのは確かだと思う。

   一時的には、意識、気持ち、モチベーションを
   比較的多くの人が変えてくれる。

   でも、やらない、続かない、行動で示してくれない。

   ある人が僕の講演を聞きにきてくれる。

   自分の貴重な時間を割いて聞きにきてくれて、
   僕の話に共感してくれて、その場では表情を変え決意を新たにしてくれる。


   だが、少したつとまた僕の講演を聞きにきている。

   この間にその人自身なんにも変わっていない。
   こんな人が多いのが本当に寂しい。


   既存のレールに乗って生きていくことは、
   これからの時代、通用しなくなる。

   僕が言う1%の人にならなければ、
   本当の意味で仕事に没頭することはできなくなる。

   あらゆる分野において皆さんの想像以上のスピードで
   テクノロジーが発達しAIが進み、これまで普通にあった職業がなくなる。

   稼げなくなる。

   与えられた仕事だけこなしていれば安泰の時代はもうすぐ終わる。

   そんなことはありえないと思っているあなたが一番危険だ。


   自分から動き、何かを見つけ、仕事を生みだしていかなければならない。
   そうしないと人生を楽しむことができなくなるということをわかってほしい。

          <『好きなことだけで生きていく。』ポプラ新書>

             ・・・

『10年後、君に仕事はあるのか? 未来を生きるための「雇われる力」』
(ダイヤモンド社)という藤原和博氏の本がある。

それには、3つのポイントがあるという。

1つめは、今の中・高校生が社会人になる2020年代の半ばには、
多くの親が体験した「標準的な人生モデル」は追求できないということ。

会社で正社員にはなれないかもしれないし、
大手企業に入社したとしても一生そこで働くのは珍しくなる。


2つめは、言わずと知れたスマホと、それにつながったネット世界の広がり。

いまの高校生は1998年以降の生まれになるが、グーグルも1998年生まれ。

グーグル以前とグーグル以降は人種が違うと思ったほうがいい。

この世代の若者は、人生の半分をネット上で暮らすことになる。


3つめは、人生の長さ(ライフスパン)が決定的に異なること。

つまり医療が進み、平均寿命100年の時代に突入するということ。

そして、 あらゆる面倒なことや手間のかかる仕事も
ロボットやAIがやる時代になる。



すなわちこれからは、親とは全く違う価値観を持たなければ、
生きていけない時代になったということ。

だからこそ、新たな仕事を生み出すという「創造」をしなければ生き残れないし、
楽しく生きることはできない。

そのためには、まずは「行動あるのみ」。


行動しなければ何も変わらない。

            <感謝合掌 平成30年3月21日 頓首再拝>

平成30年度の幕開け - 伝統

2018/04/01 (Sun) 03:13:58


今日(4月1日)は、平成30年(2018年)度、幕開けの日。

多くの若者が4月1日(実質的は今日4月2日)から新社会人
としてスタートを切るわけですが、例年ですと日本生産性本部は
毎年の新社会人のタイプについて発表しておりました。

しかし、この発表は、昨年度で打ち切られております。


そこで、Web上で探ると、Web「文字そば」(2018/03/26)で、
平成30年度の 新入社員の特徴とタイプは

「仮想通貨型」と発表しています。


その理由として、

(1)将来性はあるものの、
   一方で暴落する可能性もあるので銘柄の見極めが必要。

(2)活用するにはインターネットがなくてはならない(スマホ依
   存)が、世界中で使える(グローバル化)。

(3)管理主体がなく変動が激しいため、
   需要がないと見ると簡単に価値が落ちてしまう。

(4)従来の価値観では通用しないため、こちらが順応していかな
   くてはならない(新人受け入れ環境への配慮が必要)。

(5)流出(離職)の危険性もあり、
   きめ細かいシステム開発(丁寧な育成)が不可欠。

と、説明しています。

    (https://omocoro.jp/rensai/135064/

              ・・・

また、Web「新入社員情報局」(2018.03.26)では、

「SNSを駆使するチームパシュートタイプ」と発表しております。

―SNSを活用してグループの協力関係を作りスピーディーに活動―

オリンピックで金メダルを獲得した女子チームパシュート。
3人が順序を入れ換えながらリンクを疾走する姿が記憶に残る。
今春の新入社員は、ここ数年続く売り手市場傾向を追い風に
スピーディーに就職活動を終えることができた。

ひところの就職「氷」河期とは様変わりである。

とはいうものの、学生にとって就活は学生時代の一大事業である
ことに変わりはない。少数の仲間同士でSNSを活用し、綿密な情報
交換で協力関係を構築し、内定というゴールをめざした。

就活は短期決戦だったが、入社すればおよそ40年もの長期戦である。
自分なりのテーマをもって仕事をする努力を怠れば周回遅れも。

  (https://www.e-sanro.net/freshers/?page_id=576


<参考>

(1)平成29年度「キャラクター捕獲ゲーム型」

(2)平成28年度「ドローン型」

(3)平成27年度「消せるボールペン型」

(4)平成26年度「自動ブレーキ型」

(5)平成25年度「ロボット掃除機型」

(6)平成24年度「奇跡の一本松型」

(7)平成23年度「はやぶさ型」、

(8)平成22年度「ETC型」

・・・

以下は、尊師谷口雅春先生による、青年への言葉です。


『現代青年に與ふ』 ― 柔和なるもの、謙遜なるもの ― 

           *『生長する青年』(昭和25年1月号)より要点の抜粋

(1)現代青年に欠けているものは 
   『この幼児の如く己を卑うする』 謙りの心である。

  ①真に神の子の自覚を獲得したる所のものは、
   キリストの所謂る 『地を嗣ぐべき柔和なる精神』
    ―― 真の謙遜をもたなければならないのである。 

   真の謙遜こそその人の性格の強さと勇敢さとの表現であるのである。


  ②真に偉大なるものは自からの力に傲慢になるということはないのである。 
   徒らに自分の尊大を衒い、それを豪語して人に迫るというが如きことは
   しないのである。 

   彼が神の子であるということを自覚することは、
   すべての自分の善きものが、自分自身から出るのではなくして、
   神からの賜物であるということを自覚することにあるのであるから、
   自からこれに対して驕るというが如きことはなくなるのである。

  ③自からの低き思想を以てすでに足れりとする自己満足の如きは、
   ここから発達途上にある青年達にとってもっとも恐るべき災いなのである。


(2)柔和なる精神なくして世界の平和は到底招来することはできない。

  ①青年の心の固さは寧ろ美点ではなくして欠点であるのである。 
   固いものよりも柔かいものが強いのである。

  ②真に 『柔和なる者』 は決して目から高き地位や重大なる役目に
   つこうとしないのである。 

   真に偉大なる人は、自分について又自分自身の働きについて吹聴したり、
   恩に着せたりすることはないのである。

  ③真に偉大なる人は、ライファーの云うが如く謙遜であって
   何ら自分の功績に対して特種の権利を主張しようとはしないのである。 

   彼は謙遜であるが故に、自分が認められないことが何ら不平ではないのである。 
   彼はほめられようとは思わない。 
 
   彼は神に対して常に謙っているのであって、
   “神の栄光を現わすことが尚足りないことをひたすらに
   神の前におそれているのである”。

(3)真の神の子の自覚ある者は大言壮語するということはないのである。

  ①大言壮語するものはキテイ台風の如く猛烈ではあるけれども、
   それはただ破壊をたくましゅうするだけである。

  ②大言壮語する者も、どこかに自分の心の中に空虚な所があるから、
   それをごまかそうとして大言壮語するのである。

   色々の娯楽物が歓迎されるのは、心理学的にいうならば 
   『自己』 から逃避したい欲望の現われである。

  ③多くの人達は 『自分』 を忘れたいのである。 
   大言壮語する青年も 『自分自身』 を忘れたいのである。

  ④青年の過激にわたる集団行動も
   概ねこの自分をくらましたい欲望に基いて行なわれているのである。 
   集団して、群集の勢いで気勢をあげていなければさびしいのである。

   現代の青年の多くはそのような淋しさに駆りたてられているのである。 
   彼らは脚下照顧するに自分が耐えられないことを暗黙に知っているのである。

  ⑤真に愛深きものは大言壮語をすることはないのである。


(3)与える愛

  ①青年がさびしいのは、愛を求めているからである。 
   然し愛は求めては得られないのである。 
   愛は与えなければならないものなのである。 
   これに彼らは気がつかなかったのである。

  ②“愛することが愛なのである。” 
   愛は暴風の吹きまくるように大きな仕事をしなければならない
   ということはないのである。 

   目立つ仕事をしなければならないということではないのである。

   大きな仕事や、目立つ仕事は、それを行う時に自分が偉大である
   というような傲慢な考えが伴い勝ちであり、
   恩にきせがましい報いを求める心がおこったり、
   名前や人の “きこえ” を求める野心がともないがちである。

   夜露のような静かなる愛の奉仕は、そのような不純な野心を伴わないのである。

  ③ある人は毎日必ず五人以上の隣人を祝福してあげることにしたと云う。 
   その祝福は心の中で  
   『神よ彼に本当の幸福を与え給え。 彼は神の愛に守られて本当に幸福になります』
   と静かに合掌するような気持で1、2分間祈ってやるだけのことであるが、
   それは誰も知らない所の本当にかくれたる愛の奉仕であるのである。

   けれどもこのような祝福が目に見えないだけに却って尊いのである。 

(4)諸君は外的な成功や名誉に目をくらませられてはならない。 
   何よりも自己の中に宿る 『人格』 の完成こそ
   もっとも重大なる価値あるものとしらなければならないのである。 

   諸君は自己の 『内部理想』 を人格に出す時始めて価値ある人となるのである。

   自己の内部理想を失うものは、
   如何に太鼓や喇叭を以てその栄誉を喧伝せられようとも、
   それは自分の本質にとって何ら意義もないことなのである。

(5)諸君の仕事が今まで都合がよく行かなかったことを悲しむな。 
   諸君の作物が今まで大いに収穫がなかったことを憂えるな。 

   法則が神である。 

   諸君がすべての周囲の人々を祝福し始めた時、
   諸君自身は神から祝福され得る人となるのである。

   神は 『静かなひくい声』 で諸君にささやき給う。 
   そして諸君を導き給うのである。 

   諸君の生活がしんに神の生活となり、愛を実現する生活となる時、
   神の祝福と愛とが諸君の仕事に現われて来るのである。

   まず小さき愛行を実践せよ、
   そこから諸君の周囲に天国が実現して来るのである。


   <詳細は、光明掲示板・第一
    http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1864
    にて>

            <感謝合掌 平成30年4月1日 頓首再拝>

新たに進学した若き学徒に~谷口雅春先生 - 伝統

2018/04/09 (Mon) 03:42:30


       *「理想世界」(昭和43年4月号)より
        (”道産子 さま”ご投稿記事(2018/02/15 以降)
         http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7703103 より転写)

《学問は何のためにするか》

わたしたちは何のために学問するのであるか。

この事は、今現に学びつつある学生、生徒は勿論のこと、
入学準備をしつつある人、更に、愈々今年大学の入試に合格して栄えある
入学式に臨もうとしている青年にとって重大な関心事でなければならない
と思うのである。

「大学を出ておかなければ将来社会に出てから、官吏になるにせよ、
会社員になるにせよ、昇進の速力がことなるのであり、出身学校によっ
中々重役級には昇進できないし収入の点に於いても非常な格差を生じる
のであるから是非とも一種の登竜門として有名大学に入っておかなければならない」
こういう考えが一般に行き亙っているのではないかと思う。

女性の中にはイヤリングや帯止めや指輪の宝石を求める様に、
一種のアクセサリーとして「大学生」という耳飾りを買っておいたら、
その耳飾りに魅せられて将来好い婿殿が来て下さるであろうというような考えで、
大学へ入る人もあるという事である。

男の学生が将来の収入や地位のために大学を出ておかなければならない
という考えを持っているとするならば、これと女子大学生の前記のような
考えと大同小異であって立身出世のためのアクセサリーとして
大学へ入学するというのである。
 
いずれも学問そのもののために勉学するというのではなく、
学問は一種のアクセサリーだという考え方が根拠になっているのである。

しかし、これでは勉学の本筋に乗っているのでない事は無論である。

              ・・・

《金儲けを選ぶべきか天分を選ぶべきか》

学問は何のためにするのであるか、
私は実例を挙げながら考えていきたいと思うのである。

生長の家の”実相を感ずる歌”の作曲者江藤輝(あきら)氏のことを
考えてみようと思う。

江藤輝氏は明治時代の日本時計界の巨商、尚美堂の主人・江藤嘉吉氏の
次男として生まれた。

嘉吉氏は親の代からの熱心なクリスチャンで、キリスト教の宣伝紙
『クリスチャン・ニュース』というのを独力で発行して宣教に努めている位の
熱心さで、輝氏はその息子で、三代目つづきの熱心なクリスチャン
という訳であった。

輝氏は、旧制の中学を卒業すると、自分は音楽の天分があるというので
音楽学校へ入学することを希望したが、父の嘉吉氏は、自分は関西一の
大時計商をしており、時計製造の工場も経営しなければならないから、
時計工作の知識を得る上からも機械工学を勉強して貰いたいので、
大阪高等工業(現在工業大学)に入学してくれと輝氏に言われたのであった。

これは明らかに学問は家業発展の道具として認められているという事である。

これは父祖伝来の家業発展のためであるがこれを拡大解釈してゆくならば、
学問は国家経済発展のための道具として学ぶべきものだという立場に
通ずることになる。

              ・・・

《純粋価値の追求を目ざして》

しかし江藤輝氏は、時計商が発展して大いに富が築かれても、
金が儲かっても、それに何の価値があるかと考えるのであった。

人間は金を儲けるために地上に生まれたのだろうか。
金銭の価値というものは経済界の変動で、
どのようでも変動するものなのである。

それは永遠の価値ではない。

折角、われわれが地上に生まれた限りは、
永遠の価値を追及し永遠の価値を生きなければならない。

これが輝氏の考え方であった。

              ・・・

《純粋価値即ち永遠の価値》

この輝氏の考えの中には“永遠価値の追及”が“主”となっていて、
学問をアクセサリーとする――換言すれば虚飾用の看板とする――
式の浮薄な考え方がないところに注意しなければならないのである。

永遠の価値のうちには、
凡そこれ大別して真善美の3つが考えられるのである。

「真」とは

「本当にあるもの」

「仮存在ではなく、従って不滅なもの」

「純粋にある価値・手段でない価値」

「存在の原理及び法則」

の如きものである。

              ・・・

《科学は永遠価値の追求である》

科学は「存在の原理及び法則」を研究する学である点に於いて
「真」を扱うのである。

それは現象を取り扱うけれども、現象を支配している永遠の法則の発見を
目標にして研究を進めて行くのである。

法則は永遠のものであるから、これは永遠価値の追及であり、
科学者となるための勉学は、自分の“生命”を”永遠価値”の中に
投げ込むのであるから、諸君が科学者となるために勉学するのは
尊い事だと言わなければならないのである。

              ・・・

《哲学は思索を通して永遠価値を追求する》

哲学もまた永遠の価値を扱う。

科学は実験を通して永遠の法則を探求するのだけれども、

哲学者は思索を通して「本当にあるもの」(存在論)

それが
「認識される法則」(認識論)
「善とは何ぞや」(倫理学)
「美とは何ぞや」(審美学)
「運命とは何ぞや」(運命論・因縁因果の法則・業の法則)等を

追求するのである。

              ・・・

《芸術は“美”と称する永遠価値を追求する》

芸術家は「美」を創造する。「美」は永遠の世界に存在する属性であって、
「美」として、現象界に創造されたものは、実は“永遠の世界”にある
ところのものを“現象の世界”に取り出して来て表現されたものである。

絵画然り音楽然り、詩歌然りである。

江藤輝氏は父が自分の家業である時計の製造販売の仕事を手伝わせるために、
高等工業学校へ入学させることにした。

しかし輝氏の音楽志望の念願は消えなかった。
学業の傍ら作曲やピアノの練習を怠らなかった。

ピアノは自分が直接師匠につかずに、妹が習っているのを傍らから
眺めていて自由自在に何でも弾きこなすようになった天才ぶりであった。

その頃、世界的有名な音楽の指揮者がウィーンから神戸にやって来た。

江藤嘉吉氏は息子の輝があまりにも音楽を勉強したい熱情が、
高等工業に入学してからも少しも衰えないのを見て、

本当に自分の息子にそのような天分があるかどうかということをテストして
貰いたいと思って、その有名な外人音楽家を輝氏を連れて訪問した。

輝氏はその時、自分の作曲した譜をその外人音楽家の前で、
ピアノに向かって演奏した。

それを聴いていた外人音楽家が感嘆して、「こんな音楽の天分のある者を
機械工学を習わせるなんて、全く非常識な話だ」と言った。

それで江藤輝氏は高等工業をやめて国立の音楽学校に入学できることに
なったのである。

              ・・・

《何の学科を選ぶにしても人類に貢献できる》

江藤輝氏の詳しい経歴や生長の家に入ってからの奇蹟や業績については
別の所で書いたことがあるから、それをここに書くつもりはない。

私が考えて見たいのは何のために諸君はこの新学期に〇×科の大学を
選んだかという根本的動機についてのことである。

この学科を選んだ方が金が儲かるから。立身出世が早いから。
重役になる機会が多いから。親の家業の跡継ぎをするために。

現在でも、右のような動機で入学志願の学校を選ぶ人が随分多いことだと思う。

江藤嘉吉氏が自分の息子に高等工業に入学させようとしたのも
右のような動機であった。

併し、右のような動機でも其の人が正しい精神で進むならば
決して軽蔑すべきではない。
無論、親の家業を継ぐということは親孝行になる。

そして工業方面の学校に入って大いに機械工学を研究した結果、新しい
電子工学的な発明でも出来たら人類に大いに貢献することが出来る。

人類に貢献することは愛の道にかなう。

重役になることも必ずしも悪い事ではない。
それだけ発言力や支配力が大きくなり、自分が神から受けたアイディアを
自由に実現する機会が多くなる。

神から受けたアイディアを此世に実現することは神のみ心にかなう。
また金が儲かることも悪くない。

金本位または貨幣制度が行なわれている現代の世界に於いては、
共産主義の国家に於いても国際貿易を行うためには、充分の外貨が
なければならないし、自国の通貨価値が下落してはならない。

コセコセと自分の小さな金儲けのためにアクセクするのはつまらないが、
大実業家となって、他国の資源でも開発し、他国を利用しながらも
国際的に大いに自分も儲かるのは、これは愛国心にもかなうし、
同時に人類全体のためにはなる。だから実業方面の学校へ行くのもよい。

だからこのような学校へ行くことを、必ずしも利己的な、単に「儲けたい」
とか「出世したい」私欲満足のみを目的とすると批評することは間違っている。

要は、そのような学校に於いて修得したるものを、神のみ心実現の為に、
広く人類全体の幸福厚生のために、国家が栄えて国民が幸福になるために
本人がそれを使うかどうかの心構えにあると言える。


  (江藤輝氏のことは別の所で書いたことがある。
   → 「真理」第4巻青年篇<P30~62>を参照・・・伝統追加)

              ・・・

《私の青年期の体験》

私が旧制中学の五年生を出たときは、今で言えば、高校を出て、
どの大学へ進学しようかと考える年齢に当る訳だが、

私の養父は自分が学問をあまり受けずに世間へ出て実力で叩き上げて来た人
だったから、学問のない人間が世間へ出て苦労することを身にしみて
感じていたと見えて、

私が世の中へ出て苦労して生活することのないようにと、
「医者になれ」と言われた。
「医者になることがいやなら海軍兵学校に入って将校になれ」と言われた。

当時”医者”というものは三年はやったら一生涯の生活費が出来ると
いわれていたし、将校になったら退役になる迄生活苦で悩むことが無い
からという理由であった。

陸軍と言わないで、海軍の方を選ばれたのは、日露戦争中、
養父は呉軍港の近くで海軍工廠の下請工場を、兄弟合併でやっていて
大いに儲かったことがあったからかも知れないが、よく判らない。
 
 併し私は生活に苦労が無くて収入が安定しているという経済的な安易さ
という理由で、上級学校を選択するという事には反対であったのである。

私は自分の天分を伸ばす事に生き甲斐を感じた。
私は文章を書くことが好きであったから文学者になりたいと思って
父母の意見には反して早稲田の文科に入ったのであった。
養母は、それを非常に悲しんだ。

その頃の文士で、原稿収入で生活が出来たものといったら
島崎藤村、田山花袋、夏目漱石、徳田秋声、泉鏡花、正宗白鳥ぐらいのもの
であって、其の他の文士などというものは近頃のフーテン族に近いような
生活をしていたので、私が文学者になると言ったら養母は、
「お前も乞食になるか、文学乞食に・・・・・」といって
溜息をついたものである。

その頃の詳しい事は『生命の實相』(第十九巻第二十巻)に収めた
自叙伝に書いたから重複を避けるが、私は経済的打算などという事を
考えないで、唯自分の内部から私を導いている
「これを為せ」の至上命令のようなものに従ったのであった。

              ・・・

《文科を選んだことが私の運命を変えた》

兎も角、物質的利益を超えて人間は自分の内部から囁く「神聖命令」
みたいなものに素直に従う生活を営もうと決意して、それを実践に移すとき、
“聖なる導き”がその人を導いて下さることになるのである。

丁度、その頃は鈴木三重吉氏や谷崎潤一郎氏や久保田万太郎氏や
武者小路実篤氏らが文壇にデビューした頃で、文壇の方向は自然主義や
岩野泡鳴氏の人獣主義からロマンチズムに、そして幾分人道主義的傾向に転じ、
ある兆のある頃であった。

私が文学を志すようになってから、日本ではこのような作家の作品から
影響を受けたし、外国のものではトルストイの人道主義や、
メエテルリンクの神秘主義や、ウイリアム・ジェームスのプラグマチズム
(実用主義の心理学的哲学)及びベルグソンの創造的進化論的哲学の
影響を受けたものである。

オスカー・ワイルドの耽美主義的作品には魅せられたが、
その肉体的耽美主義が、彼がレーディングの獄舎に於いて、
「キリストこそ本当の美的生活者である」という肉体的快楽主義から
霊的美的主義に斬然と転向したことには、私は非常に心を打たれたものである。

その獄舎に於ける転向と、トルストイの小説『復活』にあらわれた
女主人公であるカチューシャの売娼婦である境遇から救ってやる道は、
自分が彼女と結婚するほかはないと、ネフルュードフがその公爵の地位を棄て、
財産を貧民に分配してカチューシャと結婚しようと決意するところな
どには、
地位と財産も世間の評価を棄てて、唯、純粋に「ひとりの憐れなる者への愛」
に生きようとしたキリスト教的精神に私は打たれた。

それが私の将来の方向を決することになったのである。

優秀な文学的作品は人間の魂を変えるのである。

私が養父の希望していた通り、海軍兵学校へ入学したり、医科大学へ
入学していたら、このような作品を多分読まなかったであろうし、
私は海軍将官位になって戦後戦犯者として処刑されていたかも知れぬし、
どこかの病院の院長位で、癌もよう治さぬ物質医学の虜となっていたであろうが、

私は内部の“神聖命令“に従って、「文学乞食」と人から罵られ、
養母を悲しましめながらも、文学の方向に進んだためにこのような
作品に触れ、『復活』の主人公ネフルュードフ公爵のように、
ひとりの刑務所から出て来た少女を救おうと決心して大学も中退してしまった。

その頃の私の精神の内部の純浄さというものは、ただひた向きの真剣さ
であったのだが、人は唯、私のことを前科者の少女にたぶらかされて
学校をやめた文学くずれの青年だと批評した。

今でも私の悪口を言う事によって自分の教団を利したい人は、
私の青年時代のことを持ち出して今も私が不良青年であるかのように
書くのである。

              ・・・

《こうして人類救済運動に挺身する熱情が養われた》

私はそのために、唯の学生としておれば楽であったであろう生活を
殊更に困難を作ってある紡績会社の技術練習生となった。

その会社の社長菊地恭三氏が私が早稲田大学で特待生であったことを
きいて自便の息子の家庭教師に来てくれと言われたが、
私は特に金持ちから恩恵を受ける事はイヤだと言って断った。

そして技術練習生に甘んじたのであった。技術練習生というのは
名目は練習生であるが、職工と同じ生活をするのである。

3年間職工と同じ生活をしながら夜学に当時大阪市西野田にあった
紡績専門学校に通って午後6時から9時まで機械工学や紡績
及び織物の技術及び理論などを勉強させられた。

このように勉強して3年たって卒業しても社員とはならないのである。
3年を終ると「雇」という事になる。

なかなか準社員や正社員になることは前途遼遠である。

私は其処で職工と同じ生活をしながら、
肉体労働者として工場生活がどんなものであるかを勉強した。

それは大学で教授や講師の講義を聴いて親の脛をかじっているより
よほど貴重な人生と、工場生活者は如何なるものであるかを
勉学することが出来たのである。

私が幾ら働いても経済的に立ち上がれない社会組織の中に生活している
労働者に対して、深い共感の下に人類愛を燃えたたして、
人類を救うための真理の炬火を高く掲げて後年「生長の家」の人類光明化運動
に挺身するようになった沸き立つ熱情はその頃に養われたものである。

福寿草は霜柱の刺立つ大地を割って芽吹いて黄金色の花を開く。
厳寒の霧氷に耐えて白梅の花は開く。

諸君は親から学資を供給されて、大学へ入学したら、
もう入試の勉強も要らないし、卒業し会社づとめをしたら、
もうそんなに自由に遊べないから、大学在学中に遊んでおかないと損だ
などというような考えで、ただなまけることと享楽することに
浮身をやつしているようなことでは、暖かい天候に甘やかされて徒長した
麦のように多くの人間としての収穫を刈りとることは出来ないのである。

もっともっと真剣に、諸君は大学在学中にも「人間としての収穫」を
刈り入れるための準備をしておかなければならないと思うのである。

「何々業で成功する」というようなことは末梢の問題である。

それは「人間としての収穫」が出来ていれば自然に派生する
功徳として自然に整うものである。

              ・・・

《千葉県の新しい理想村》

この原稿を書いていた1月20日の夜NHK第二放送の「ある人生」
という時間に“100人のおやじ”という題で高井篤氏の生活が出て来た。

高井氏は大東亜戦争中、日本の人口問題解決のため、日本では
少年満蒙開拓義勇隊というのが組織されて、将来に大志を抱いた愛国少年が、
広大な満州蒙古の草原を処女開拓して、そこに日本人の農村を作る
というので、指揮者に率いられて満蒙地域に渡ったものであった。

高井氏はその指揮者の一人であったが、不幸にして日本の敗戦となり、
日本へ引上げる事になった。

その少年隊員のうち百人が、高井篤氏を慕って、日本へ帰ってからも
処女地を開墾してそこに同志の共同生活による新しい理想村を作りたい
というので、千葉県の某所に入植して荒地の開墾をはじめた。

終戦直後の物資欠乏時期に百人の入植者が、まだ充分開墾出来ない不毛の地で、
食物に困る時もあったが、高井篤氏の指導で「今まで人がやってきた
真似ばかりしているようことでは駄目だ」と、新しい大農方式トラクターや
耕耘機やその他の農耕機械を揃え、
今では百人が各々年収百万円以上の収益をあげるようになったという。

収入の額は如何にともあれ、「私たちは、経済界がどうなっても
外界の変化によって揺るがされたり恐怖したりしない無畏の生活に
入ることが出来た」「それは君たちの精神がそれだけ生長したからだよ」
というような意味の言葉を、その若い隊員と、その“おやじ”なる
高井翁とが取り交わしているのを聞いて、
これも一つの人生の理想に生きた価値生活であると感じた。

高井翁に率いられたるこれら若い理想家は真剣に大地を愛して
それと取り組んで来た時に、大学など出ていなくても、
生き甲斐ある生活ができる事を示しているのである。

これに反して、折角、大学に両親から学資をもらいながら、
学業に熱心にならないのは両親の愛を殺しているのであり、二度と再び
生活できない学校生活の機会を充分に生かしていない事になるのである。


特に私は若い人たちにつげたい。

すべての機会はあなたの魂の進歩の程度と運命の好不運を
決定する要素になるのである。

その要素は、諸君自身の掌中にある、という事は
諸君の将来の運命を決するものは自分自身の心と決意にあるという事である。

諸君は、よく考えて、自分自身をもっともっと慎重に愛するのが良い
と切に願うのである。

            <感謝合掌 平成30年4月9日 頓首再拝>

俯瞰の目で、世界そして日本を観る - 伝統

2018/04/23 (Mon) 03:10:17


       *『世界を観る目、日本を見る目』田村耕太郎・著 より

(1)ワシントンの住人はあらためてタフだと思わされた。

   徹夜明けの作業の後の懇親だったのに
   しっかり睡眠をとっていた私より元気に半日も、
   しゃべり続ける彼らに呆れた。

(2)議員時代にシンガポールでのIISSアジア安全保障会議に出席後、
   日本に帰国する時に遭遇した光景を思い出した。

   私の隣には、アーミテージ氏が座っていたが、7時間のフライト中、
   彼は隣の国防総省高官とずっとしゃべっていた。

   私はウトウトしていたが、彼らは一睡もせずにしゃべり続け、
   車に乗るまでしゃべり続けていた。

   7時間もしゃべり続け、全く疲れも見せずに
   爽やかに握手をして別れを告げた彼らを見送りながら、
   「こんな連中を相手に戦うのは無理だ」
   と思わされた。

(3)世の中すべて政治だ。
   そう思わせる象徴的な事件があった。

   オリンピックにおけるレスリングの問題である。

   成功したいならロビイングと距離を置いてはならない。
   権力や利害が激突する政治は汚く見えるものだ。
   志が高い人ほど距離を置きたくなるだろう。

   だが、それは間違いだ。
   志が高いなら、ロビイングを怠ってはならない。

   正しい者が勝つなんて大間違いだ。
   勝てるよう現実的に対応すべし。

(4)躊躇せずに海外のロビーに飛び込み、
   政治に参画する覚悟と気概が、いまの日本には必要だ。

(5)イスラエルは農業技術を武器に中国との関係を強化している。
   中国側は「イスラエルの節水農業技術が取得できるなら
   何を犠牲にしてもかまわない」とまで言い切る。

         ・・・

   <参考Web>

   砂漠の農業立国イスラエル
    → http://tenkataihei.xxxblog.jp/archives/51887202.html

   世界のハイテク農業NOW! ~イスラエル編~
    → https://agri.mynavi.jp/2018_01_04_15364/

   砂漠から生まれたイスラエルの農業ベンチャー
    → http://diamond.jp/articles/-/93582

   実は農業国のイスラエル、秘密は「水」
    → https://wirelesswire.jp/2018/03/64345/

         ・・・

(6)多様性と触れ合ってこそ、真の成長がある。

  ①とにかく違う人と会え。
   私は人と会うときや会をデザインするときは
   できるだけ異質なメンバーを集めることにしている。
   業界、年齢、出身地、性別、国籍などをミックスさせる。

   こうなると出会い頭からあまりリラックスできない。
   緊張感があり、それがいい。

  ②親しい脳科学者によると、
   脳は異質な人と会うときに最も活性化されるという。
   いわゆる手探り状況だ。

   リラックスしている時、脳は眠っている。
   ジョブスもシュンペーターも
   「点と点をつなげることがイノベーション」と言っている。

   違いを求めなければ、鮮度の高い情報は得られない。

(7)外国のエリートは「何を食べるか」について、本当に考えている。
   日本人より細かい。

(8)風水の話も、世界のリーダーは結構好きだ。
   家やオフィスを風水設計しているグローバルリーダーは多い。

   ビジネスや政治の成功者には、
   目に見えない世界を大切にしている人が多い。

(9)リーダーになりたければ英語は徹底的に極めよ。

  ①「話に内容があれば、論理的に整然と言えれば、
   英語などたどたどしくてもいい」。

   この意見は少し前までなら正しかったかもしれない。

  ②しかし、今や内容あるのは当たり前であり、
   内容があってもたどたどしかったら聞いてもらえない。

   これが正直な世界だ。

  ③まず内容だが、たどたどしい英語でも相手に聞かせるような内容の話は、
   世界の最新の情報にアクセスし、世界の様々な人々に触れていないと
   出てこない。

   内容を高めるためにも英語力が重要な時代だ。

  ④中国やブラジルは世界を振り向かせているが、
   彼らはその上、日本人より完璧な英語を話す。

   彼らと話すと、
   「語彙や発音やイントネーションやアクセントなどは適度であればいい」、
   なんて誰も思っていない。

   「できる限り英語の精度を高めよう」としている。

  ⑤ちなみに発音は相手の文化に対する敬意でもある。
   発音をいい加減にした外国語での発言は、
   相手の文化へのリスペクトが入っていない。

(10)決断力を上げるには場数しかない。

   ハーバードビジネススクールでも、
   「うちは経営管理の技術を教える学校ではない。
   それは本を読めば誰でもわかる。

   ここは決断の訓練の場。
   あなたならどうする、という究極の決断の場を
   2年間で500回以上ケースを通じて学生に与える。

   場数をこなして自分なりの決断の原則を作り上げてもらう。
   なぜなら、誰にとっても正しい決断はこの世に存在しない。
   自分でやる決断は後悔しないよう自分で決めるしかない」と言っていた。

            <感謝合掌 平成30年4月23日 頓首再拝>

【危険な道をとる】 - 伝統

2018/05/17 (Thu) 03:37:02


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年04月01日)より

   (岡本太郎氏の心に響く言葉より…)

   人々は運命に対して惰性的であることに安心している。
   これは昔からの慣習でもあるようだ。

   無難な道をとり、皆と同じような動作をすること、
   つまり世間知に従って、この世の中に抵抗なく
   生きながらえていくことが、あたかも美徳であるように
   思われているのだ。


   徳川三百年、封建時代の伝統だろうか。

   ぼくはこれを「村人根性」といっているが、
   信念をもって、人とは違った言動をし、あえて筋を通す
   というような生き方は、その人にとって単に危険というよりも、
   まるで悪徳であり、また他に対して不作法なものをつきつける
   とみなされる。

   これは今でも一般的な心情だ。

   ぼくはいつもあたりを見回して、その煮えきらない、
   惰性的な人々の生き方に憤りを感じつづけている。


   ぼくが危険な道を運命として選び、
   賭ける決意をはっきり自覚したのは25歳のときだった。

   パリで生活していた頃だ。

   絵描きは絵の技術だけ、腕をみがけばいいという一般的な考え方には、
   ぼくはどうしても納得できなかったのだ。

   しかしそれは極めて危険な問いだ。


   芸術ばかりではない。
   他の部門のあらゆる専門家、さまざまの企業内の社員でも
   みんなそうだと思うのだが、この道一筋、ただ自分の職能だけに
   精進すれば尊敬もされる、報われもする。

   それを根本的に疑ったり、捨ててしまえば生きてはいけない。

   食ってもいけないということになる。

   与えられた枠からはみ出して、いわば無目的的に
   自分を広げていくとすれば、その先は真暗な未知、
   最も危険な状況に落ち込むことを覚悟しなければならない。

   それは極端にいえば死を意味する。


   残酷な思いで、迷った。

   ぼくはごまかすことができないたちだから。

   そして…いまでもはっきりと思い出す。

   ある夕方、ぼくはキャフェのテラスにいた。
   一人で座って、絶望的な気持ちで街路を見つめていた。

   うすい夕陽が斜めにさし込んでいた。


   「安全な道をとるか、危険な道をとるか、だ」

   あれか、これか。

   どうしてその時そんなことを考えたのか、いまはもう覚えていない。

   ただ、この時にこそ己に決断を下すのだ。


   戦慄が身体の中を通り抜ける。

   この瞬間に、自分自身になるのだ、なるべきだ、
   ぐっと総身に力を入れた。

   「危険な道をとる」


   いのちを投げ出す気持ちで、自らに誓った。

   死に対面する以外の生はないのだ。

   その他の空しい条件は切り捨てよう。

   そして、運命を爆発させるのだ。

        <『自分の中に毒を持て』青春文庫>

           ・・・

藤原和博氏は、ITやAIの大きな変化により、
10年後には多くの仕事がなくなるという。

その激動の時代を生き抜くには、
自分の専門分野とは別の分野に1万時間を投じよ、という。

現在の自分の専門分野と併せてまた別の分野でもプロになると、
かなりレアな人材になるからだ。

そして、さらにもう一つまた別の分野、すなわち3つの分野のプロになると、
ほとんどマネされない究極のレア人材となり
10年後、20年後でも食べていけるという。


それが、岡本太郎の言う「枠を取り払う」ということ。

そして、「危険な道をとる」こと。


もし、仮に自分がもう年配になっていて、
危険な道をとることができないなら、せめて必要なことは、
若者たちの新たな挑戦や、突拍子もないアイデアをつぶさないことだ。

足を引っ張らないことだ。

そして、応援したり、後押ししたりすることだ。


世界に類をみない革命、明治維新を成し遂げたのは
20代や30代の若者たち。

しかし、忘れていけないのはその裏には、
彼らを認めたり、応援した、年長者や老人たちがいたから。


あえて危険な道をとる人たちには、未来を切り拓(ひら)くパワーがある。

            <感謝合掌 平成30年5月17日 頓首再拝>

青年何を為すべきか - 伝統

2018/06/11 (Mon) 03:42:57


      *「理想世界」(昭和43年2月号)より
        ~  谷口輝子先生

昨日「改造内閣」が組閣され、今朝の新聞には、
認証式を終えた閣僚たちの写真が載っていた。

二十四日の朝日新聞の「天声人語」を読んだ私は、なさけなくなってしまった。

・・・・・近頃の大臣はまず「一年」が相場、名前も覚えないうちに変ってしまう

△自民党議員の三分の一が「大臣経験者」という有様だ。
こうなれば未経験者は焦り出し、早くどこかの大臣のイスにつきたがる。
大臣になればハクがつくし、肩書は選挙に大いにモノをいう。
お国入りの”栄誉感”も味わえるし、政治資金の集まり方も違って来る。


△大臣病患者がウロウロといて、その熱望を逐次かなえてやらねば、
党内あちこちに欲求不満がこうじる。

大臣になることを終生の願望とし、あと一息というので、眼の色も変らん
ばかりの連中が、各派閥にひかえ、あこがれのイスにつく順番を待っている
のだから、総理大臣たるもの、代議士男一匹の悲願に対し、
希望を持たせる「善政」もやらねばならぬ。


△各派閥を何とかなだめ、その協調態勢のうえにのっかる
自民党総裁兼総理大臣は、かくて、大臣の異動を頻繁にやり、
大臣を各派閥から仕入れる仕儀となる。

ある派閥から多く大臣をとると、他の派閥がむくれてるから、
バランスを考えねばならぬ・・・・・。

などと、天声人語氏は、大臣をはじめ政界人を、如何にも下らない人間
のように書いている。

自民党に好感を持っていないからであろう。

理想もなく使命感もなく、ただ自分一個の「名誉」や「権力」やハク付けを欲して、
大臣席獲得の順番を待ちこがれている者ばかりのように書いている。

そんな政治家も中には居るであろう。

しかし私は、そんな人ばかりだと思うことは余りにも悲しい。

二十六日の朝刊には、各大臣が、それぞれに自分の役目についての抱負を語っている。

三木首相は「来月、北方領土の折衝」について語り、
灘尾文相は、「自治破壊者には厳しく」と言い、
その他の大臣たちも、それぞれの抱負を語って居られる。

それらは口先だけでなく、命がけで実行して貰えるならば、
国民はその真心に承服するに違いない。



「愛」は宗教界だけのものではない。
立派な政治は矢張り「愛」を基盤としてとして行なわれるべきであって、
自己一身の利益を考える人には、善政は行われる筈はない。

また善政を行なわない政治家の末路は悲惨であるばかりでなく、
その子孫も不幸である。

ソ連のスターリン首相の最後は、毒殺されたという噂もあり、
まだその死因が不明であるが、彼の血の粛清によって、おびただしい人々が殺されている。

彼の最後は幸福でなかったようだし、彼の熱愛していた一人娘の
スベトラーナは、祖国を亡命して逃げ回り、今はソ連の敵視している
アメリカで、『回想録』を書いているし、
彼女の兄のワシリーは野垂れ死にをしたと彼女は書いている。

善政を行なわなかったために、多くの自国民を殺し、最愛の二人の子も
不幸にしてしまったスターリンが死に、政権は四年後にフルシチョフの手に握られた。

そのフルシチョフは、三十二年の“反党グループ”追放に際して窮地に
陥った時、ジューコフ元帥に助けられたのに、自分が政権を握ると、
ジューコフ元帥を追い出してしまった。

そして、我が世の春を謳歌していたフルシチョフも、何年か後には
また政権の座をブレジネフやコスイギンに奪われてしまった。


奪った者は奪われる。この繰り返しはいつまで続くことであろうか。

名誉も権力も財産もあってもよい。しかしそれは、自己の利益の
増大のために役立てるのであっては、少しも価値高いものではない。

それを社会のために、人類のために役立ててこそ尊いものとなる。


大臣の椅子にあこがれたり、社長夫人にあこがれたり、
スターにあこがれたり、そのような子供じみた浅い心状では、
本当の立派な生き方は出来ないものである。

大物になるには、大物らしい働きが出来なければならない。

大臣の椅子に着けば、一国の政治を見事にやり遂げ、国威を海内に輝かし、
国民に幸福な生活を与えるために、自分一個の名利を顧みることなく、
懸命に他に捧げる人でなかったら、立派な政治家とは言われない。

大臣にあこがれる政治家の卵たちは、先ず大きな椅子に着いて、
名誉と権力と収入を考える前に、自国の生長と国民の幸せのためには、
如何に為すべきかについて、祈りを深めねばならない。

国のため、国民のためにとの祈りから出発した政治でなくては、
多くの人の支持と尊敬は得られないであろう。


大学生にあこがれる少年少女は、ただ入学さえしたら良いと考えて、
遮二無二勉強して、さてどうやら入学できると、
安心してぼんやりしているのが多いそうである。

ぼんやりから立ち上がっても、勉学を目的の大学生の本分を忘れて、
政治運動に走り、事ある毎に暴動を起こしたりする。

大学に入学したら何を為すべきか。

ひたすらに学問を勉強し、それによって得た知識をもって、
卒業したら社会のためにお役に立つことである。

学生のくせに、勉学もろくにしないで、学生運動とやらに走り廻っている連中は、
基礎がしっかり出来ていないので、何か偉そうにやって見ても、
確信がないので、途中で脆くも崩れてしまう。

先日の羽田乱闘事件で、警察に引かれた学生のうちの七十四人に、
父母を呼んで逢わせたところ、彼ら若者の多くは、

『「お母さん御免ネ。もうこんなデモには参加しないよ」

と涙を流して詫びたり、

「ボクは石を投げてないよ。棒を持っていただけだよ」と弁解しているのや、

「下宿生活が無味乾燥だったので、学生運動に参加して見た」というのも
いたそうである。

自分一個としての、しっかりした信念とか理想はとかはなく、
ただ先輩の職業運動家らの指令を受けて、付和雷同しているのが多いから、
このような学生たちは、父母の顔を見たら、涙を流して、幼児のように甘え、
先輩がそそのかしたら、またその尻馬に乗って、ヘルメットをかぶり、
長い角材を握って駆け出すのであろう。



二日前に、練成局の名久井君は、婦人局長その他の白鳩五名と同行して、
羽田で傷つけられて入院中の警官たちを、各病院に見舞いに行った。
警官たちの怪我の箇所はまちまちであった。

育仁会病院にいた警察官は、
背骨を角材で殴られて、骨を三本折られて体が全然動かない。

半年の入院を要するとのことであったし、市川病院では、
眼の上を石で殴られて、ヘルメットを被っていても効果なく、
ヘルメットを割られて眼に当たり、眼は物凄くはれて、お岩みたいな顔を
しているのを、僕は写真に撮って来ました、と言って居られた。

私の孫の一人が、昨日学校からで帰ってきて「倫理の先生がね、
学生は警官の足ばかりを打ったのに、警官は学生の頭ばかり打ったんだ
と言われたのよ。警官の方が悪いって」

「そんな一部分のことを見て全体のように言っては駄目ね。
警官が背骨を折られたり、眼をやられたりしていることを、
昨日聞いたばかりよ」と私は答えた。

純真な生徒たちに、かたよった話をしてはいけないと私は思った。


名久井君は別の日に新宿の東口に立っていると、二十数名の学生が
「負傷学生を救う資金カンパ」をやっているのを見つけた。

名久井君は単身その中に近づき、その集めたお金は何に使うのかと質し、
その資金は、全学連運動に全部使われることを感じとったので、
群衆を呼び集めて「羽田事件の学生は正しいか、悪いか」ときくと、

群衆はみな、「全学連は悪い」と答えたので、学生たちに資金カンパを
止めて貰い、群衆の手伝いを得て、学生の持つチラシを全部集めたり、
看板を下ろさせたりしたのであった。

二十四日には名久井君は、台湾の蒋経国部長の、
チラシを配っている学生があることを知り、また出かけて行った。

そこには女子学生二名を加えて十二名の学生が、
「台湾と日本とは軍事同盟を結んでいる」
その他出鱈目を叫びつつ、チラシを配っているのであった。

名久井君は学生と三十分ほど議論をしてから、また大衆に集まるよう
呼びかけたら、六十人ほどの人々が名久井君を取り巻いた。

名久井君は、

「皆さん、僕はもう言う事はありません。皆さん言うことありませんか」
と言ったら、集まった人たちは、

「そうだ! お前の言ってることが正しいから続けろ!」

と言ってくれたので、名久井君はオーヴァーを脱いで、またしゃべり続けた。

すると大衆の中にいた学生たちも応援してくれて、全学連に反論を
しむけてくれたりし、全学連の持っていた、残部のチラシ三千枚ばかりを
提出させ、皆でそのチラシを引き破り、看板も半分に折って渡し、
皆に手伝って貰って、そこらに散らかっていた紙屑を整理して帰って来た
という事であった。

一人の青年が、或る日は二十数名の青年たちに向かって行き、
或る日はまた一人で、十二名に向かって行った。

その自信と勇気と真心に、私は力いっぱいの拍手を送った。

我こそは日本を愛する青年だという確信に満ちた若者は、
自分一個の利害などは念頭になく、千万人と雖も我れ行かんの
心意気をもって、勇気ある行動が出来るのである。

        (おわり)

 (http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7640952

            <感謝合掌 平成30年6月11日 頓首再拝>

青年よ、世界へ! - 伝統

2018/06/28 (Thu) 03:30:05


     *『世界の壁は高くない:世界で成功するための教科書』鳩山玲人・著より

鳩山玲人氏のプロフィール
https://toyokeizai.net/list/author/%E9%B3%A9%E5%B1%B1_%E7%8E%B2%E4%BA%BA


(1)日本にいる皆様にお伝えしたい。
   「ぜひ、海外に日本人として誇りをもってチャレンジしてほしい」
   ということ。

   学生で飛び出してもいい、語学留学や、MBAのような大学・大学院留学でもいい。
   また30歳を過ぎたとしても、遅すぎることはない。
   実際、わたしがそうであった。

(2)そして世界を恐れる必要はない、ということも知っていただきたい。

  ①世界の壁は、「思っているほど高くはない」 と私は感じている。

  ②実のところ、どんなに英語が上手に話せたとしても、
   コンテクスト(背景)がお互いに理解できていないと、
   とんでもないピント外れのコミュニケーションになったり、
   相手の言っていることが正しく理解できなかったりする。

  ③外国人とのコミュニケーションのポイントは、
   基本的に相手のバックグラウンド、カルチャーギャップを
   できるだけたくさん理解した上で、ちゃんと聞く、
   ということだと私は思っている。

(3)グローバルで起こっていることは、
   日々インターネット、テレビ、新聞、雑誌で追いかけることができる。
   特に世界中の株式市場や為替の情報は、
   多くのところで目にするグローバル情報の典型だ。

   しかし、世界で起こっていることを「肌で体感する」と、
   次に起こることをもっと理解でき、リアクションを取りやすくなる。

(4)目指す目標が、一桁、二桁、違う。
   たとえば、シリコンバレーなどのスタートアップでは、
   最初から1000億円規模の企業を目指す人がほとんど。

(5)ハーバード時代の同級生たちと、
   どれくらいの企業を将来つくっていきたいか、といった話をよくする。

   みんな、時価総額で10億円、50億円規模の会社ではなく、
   1000億円企業をめざすという志をもっている。

   最初から一桁、二桁大きなスケールで考えている人のほうが圧倒的に多い。

(6)サンリオは2014年度に200億円の営業利益を達成したが、
   私は2008年に入社した頃から、ずっとこうした数字をイメージしていた。

   入社当時の営業利益は66億円。
   そこから営業利益を3倍以上にすることを考えていたが、
   当時はなかなか理解を得られなかった。

   さらに、当初から時価総額でいうと、
   1000億円、3000億円、5000億円、1兆円、
   営業利益でいうと、100億円、200億円、300億円、500億円に
   どう挑むのかと考えていた。

   それは米国から目指すグローバルの企業感や
   米国のスケールで、ものごとを発想していたからだ。

(7)グローバルを視野に入れるなら、
   それこそ日本でのイメージに、ゼロをひとつか2つ付ける、
   くらいがちょうど良い。

   これくらいを目指さないと、
   大きなスケールのビジネスになっていかない。

(8)ハイレベルなマネジメントを行うということは、
   つまり、マイクロマネジメント(細かい口出し)はせず、
   現場への権限委譲を進めるということ。

   長い会議や報告のルーティンを増やすと、
   肝心な仕事で遅れが出ることを多々経験してきた。

(9)最良のチームが、最良の戦略、最良の意志決定をしたとしても、
   ときに最良の数字が出ないのがビジネスだ。

   そのため、数字だけでなく、しっかりとその内容を見た上で結果を判断し、
   ときには最良の結果が出るまでの期間、支えてあげる必要がある。

(10)世界を変えたい、世の中を動かしたい。
   志をもっているか。

   グローバルに活躍するビジネスパーソンに
   もっとも必要とされるもの、

   私はそれこそが、志だと思う。

(11)外国人だって悩む。
   縮こまる必要なんてない。

   米国留学すると、そこにやってきていたフランス人だって、
   ドイツ人だって、米国でのはじめての生活は悩むようだ。
   空気感、生活環境、コミュニケーションに悩むようだ。

   もっといってしまうと、
   テキサスの田舎で生まれ育った米国人が、
   都会に出てきたときも戸惑うようだ。

   みんな悩んでいるから、自分も悩むのは当たり前。

(12)MBA留学

  ①MBA留学で本当に大きな学びになったのは、
   海外での生活であり、世界の多様さを理解したこと。

  ②MBAの学生生活は、
   その後のグローバルビジネスをする上で、いい準備になった。

   学生には利害関係はないから、
   余計なことを考えずに情報交換することができる。
   ちょっとくらい失敗しても大きな問題はない。

   しかし、もし、いきなり仕事で上司部下の関係になって、
   はじめて中国やインドの文化や食について
   理解しようとするのは、けっこう大変だったかもしれない。

(13)海外で面接する新卒と日本で面接する新卒では、
   圧倒的に海外で面接するほうが、即戦力になると思っていた。

   しかし、入社3年くらいすると、
   その差はなくなってくるのを見てきた。

   社会で3年も働いて、いろんな経験をしてくると、
   日本人もまったく見劣りしなくなる。

(14)大きな目標を持つこと。
   長い目で人生を見つめること。

            <感謝合掌 平成30年6月27日 頓首再拝>

青年よ、善念のみを放送せよ - 伝統

2018/07/14 (Sat) 04:29:42


         *「真理」第4巻青年篇(P120~121)より

みずから全世界を操縦するパイロットと信ぜよ

陰鬱な感情、暗黒な想念、激しい言葉、反感、悪意、嫌悪、嫉妬、猜疑・・・
これらのものは周囲に破壊的波動を及ぼすものでありまして、
人間はどんな時にも朗らかでなければならないのです。

自分と云うものをもっと尊びなさい。

自分と云うものを、孤立したものだと考えるから無責任にも、
自分の心くらいどう持っても好いじゃないか
 ―― などと考えることになるのであります。

自分の想念感情と云うものが全世界を動かしていると知るとき、
決して無責任に自分の心を暗く陰鬱なものにできないでしょう。

あなたは「全世界」号と云う飛行機を操縦しつつ
無辺の空間を走る航空士のようなものです。

あなたの心の舵のとり方で、「全世界」号が安全に平和地帯に着陸出来るか、
三原山に激突して粉砕するかがきまるのです。

そう考えるとき、あなたの使命は
まことにも重大且つ雄渾きはまりなきものとなるではありませんか。

凡そ「生長の家」人たるものは、みずからを「全世界」号のパイロットと考え、
一瞬一刻と雖も注意して、善念のみを放送するようにしなければなりません。

斯くの如き青年こそ吾が理想とする青年であるのです。

            <感謝合掌 平成30年7月14日 頓首再拝>

希望は私たち自身で育て上げ、成長させていくもの - 伝統

2018/07/27 (Fri) 03:41:26

「希望は私たち自身で育て上げ、成長させていくもの」
Facebook社COOが若者たちに困難の乗り越え方を説く


         *2017年バージニア工科大学の卒業式スピーチより要点の紹介


1.物語を共有することが必要不可欠

(1)ストーリーは要です。

   私たちがどんな過去を経験し、将来についてどう考えているかを
   伝える方法でもありますから。そして、まったくの新しい場所で
   コミュニティを築く際には、もっとも重要な役割を持っています。

(2)物語を共有することは、世の不条理に立ち向かい、
   社会に変化をもたらすためには必要不可欠です。

(3)集団的レジリエンスを築くということはまた、
   自分と違った経験をしている人たちを理解することでもあります。

   彼らは、違う人種、違う国籍、そしてあなたとは違う経済環境にいるのですから。
   私たちは違うストーリーをそれぞれ持っていますが、
   新しい物語を一緒に作り上げていくことができます。

   そしてそれは、お互いの価値観を認め合い、同じ方向を見つめ合うことです。


2.希望は私たち自身で育て上げ、成長させていくもの

(1)不安に打ち勝つ方法は、「希望」です。

(2)希望、立ち直る力とは私たち自身で育て上げ成長させていくものです。

(3)あなたたちが成すべきこと、そして導くべきものは、
   立ち直る力を世界中に与える手助けをすることです。

   私たちは、1人ではなにも為すことはできません。
   だからこそ、家族たちや周囲のコミュニティを助ける責任があります。

   この美しいキャンパスを離れ、世界に飛び立つ時、
   この「立ち直る力」を自分自身で身につけてください。

(4)もし悲劇や絶望があなたを襲うのなら、自身の内面をよく見てください。
   あなたにはそれを乗り越えられるだけの力が備わっています。私が保証します。

   ことわざにもある通り、私たちは自分自身が考えているよりも弱く、
   けれど想像しているよりもずっと強いはずです。

(5)神様が与えてくれた幸せを数えて、増やしていってください。
   立ち止まって、自分がいかに恵まれているかに感謝する時間を設けている人は、
   より幸せで健康的です。


3.毎晩寝る前にその日の3つの喜びを書き留める

(1)私の今年の抱負は、毎晩寝る前に今日あった3つの喜びを書き留めておくことです。
   このシンプルな方法は私の人生を大きく変えました。

   だって、今までは寝る前に今日間違えたことや次の日どんな間違いを
   犯してしまうかを考えながら眠りについていたのですから。

(2)今は、うまくいったことを考えながら眠りについています。
   そして日々の中で喜びに出会えた時、普段よりももっと嬉しくなるのです、
   「やった、ノートに書ける!」ってね。

   試してみてください。喜びに満ち溢れてきます。


4.卒業生の皆さんへ

  あなたの前にある道はいい日もあれば困難な日もあるでしょう。
  一緒に乗り越えていってください。
  すべての人と、共有できる経験を探してください。

  共有できるようなストーリーを描き出して、
  生きたい理想の世界を作りだしてください。

  あなたが参加し、また作りあげたコミュニティの中で希望を共有してください。
  そして喜びと愛の本当の意味を教えてくれる、
  これらすべての人生の宝物に感謝してください。

  世界はあなたの目の前に広がっています。

  おめでとう、Hokies!

  (https://logmi.jp/206410

            <感謝合掌 平成30年7月27日 頓首再拝>

青春の躍動~栄冠は君に輝く - 伝統

2018/08/06 (Mon) 07:19:20


栄冠は君に輝く ~全国高等学校野球選手権大会の歌~

https://www.youtube.com/watch?v=A3pd2U_6Fxk



「栄冠は君に輝く」 作詞:加賀大介 作曲:古関裕而

1.雲は湧き 光あふれて
 天たかく 純白の球 今日ぞ飛ぶ
 若人よ いざ まなじりは 歓呼に応え
 いさぎよし 微笑む希望
 ああ 栄冠は 君に輝く


2.風をうち 大地を蹴りて
 くゆるなき 白熱の力ぞ 技ぞ
 若人よ いざ 一球に 一打にかけて
 青春の 讃歌をつづれ
 ああ 栄冠は 君に輝く


3.空をきる 球のいのちに
 かようもの 美しくにおえる 健康
 若人よ いざ 緑濃き しゅろの葉かざす
 感激を まぶたに描け
 ああ 栄冠は 君に輝く


フルバージョン第100回全国高校野球選手権記念大会「ダンス」篇
https://www.youtube.com/watch?v=1n97jEyPHAU

3校のダンス部が共演(同志社香里高校、大阪府立今宮高校、大阪府立登美丘高校)
記念大会CM&メイキング映像
https://www.youtube.com/watch?v=7xz3D1eG3_w

            <感謝合掌 平成30年8月6日 頓首再拝>

「自分自身の英雄となれ」 - 伝統

2018/08/24 (Fri) 04:33:59


「自分自身の英雄となれ」名優が南カルフォルニアの若き学生たちに贈った熱いメッセージ

       *Web:logmi (2017年5月12日)より
            ~南カリフォルニア大学 卒業式 2017
             ブラッドリー・ウィットフォード

《みなさんはたった今、完ぺきに自分の役を演じている》

(1)ローレンス・オリビエ(映画俳優)はこう言いました。
   「人が人生で演技をしていないときはない」と。

   あなたたちの前に立ち、今のようにスピーチをする。
   衣装があり、台本があり、完ぺきに自分の役をこなしているんです。

(2)これだけは言えます。
   あなたたちはみんな、完ぺきに演技できるように見えます。

   衣装は豪華で、一目であなたたちがどういう人たちなのかがわかります。
   これからあなたたちはいわゆる、ハリウッド俳優のように
   演技をしなければなりません。

   髪型、メイク、生き方をそれらしく整えて、あらゆるメイクの技術を使って。

   演技の途中には、「整形かなにかじゃないか」なんて疑問を投げかけてくる
   イカした人たちが必要かもしれません。
   あなたの見た目に対して、悪意を持って接してくるような人たちが。

   大丈夫です。あなたの見た目は、まだ完成していないのですから。
   イイかんじですよ。見えるところだけ見てはいけません。

   要は見た目ではなく「中身」です。

(3)あなたたちは今まさに、混迷の最中にいます。未完成なのです。
   なによりも素晴らしい演技からにじみ出る若い力。

   演技のテーマを掴むとその瞬間にはっきりと浮き出てくるものなのです。
   考えていること、見ていること、あなたが今行っているのは
   最高の俳優がしていることなのです。

   あなたと、あなたの演技の間にある垣根を取っ払っているのです。
   私が感じたのは、みなさんはたった今、完ぺきに自分の役を演じている、
   ということです。

   信じるか信じないかは別として、私は演じることで大金を得ています。

   (会場笑)


《誰もがなにかを演じている》

(1)「演じる」ということは必然的なものです。
   生きることの一部です。

   あえて考えることはなく、親と一緒のときは子どもを演じて、
   デート中は恋人同士を演じます。

   オリビエの言ったことは的を得ています。

   みなさんは役者なのです。
   その時々の状況や関係性に応じて常に自分を柔軟に変化させ続け、
   望む自分になろうとするのですから。


(2)演技というのは徐々に学べないことですから恐ろしい。
   再現から、経験から、あるいは別のところから直感で学ぶのですから。
   演じる技術、というものがなんなのかというのは上手く説明できないものです。


(3)上手く演じる、ということは上手く生きることに繋がります。
   そのことについてちょっと考えてみたのです。
   これからそれを少しお話ししようかと思います。

《「なりたいもの以上になりたいものになる」》

(1)過程にハマることができるなら、それがなんであれ、結果は自ずとついてきます。

  ①医者以上に医者らしく、教師以上に教師らしく、政治家以上に貢献する政治家になる。
   役者になりたいのなら、それ以上に演じるのです。

  ②あなたがなにをしようと、目に見える報酬を得るには、
   人生には困難が待ち受けています。
   その長い道のりを受け入れることに喜びは存在するのですから。


(2)努力しないといけません。

  ①不安に思った方が上手くいくものなのです。
   自信のほどはともかくとして。
   自信満々な役者というのはたいていひどいものなのですよ。

  ②不安のなかで行動するのです。
   この先ずっと避けては通れない道を自分で見つけなければいけないのです。
   みんなそれぞれに道はあります。なければならないのです。

   それを乗り越えなければいけないのです。

  ③リラックスしていなければ、演技はできません。
   準備ができていなければ、リラックスはできません。
   プロセスと未来の準備をするときを楽しみましょう。


(3)準備ができたなら、準備なんてものはゴミ箱にでも放りこんでしまいましょう。

  ①これは矛盾です。表にでるために頭のなかで計画を練っているのですから。

   最もおもしろい演技、最もおもしろい生き物には驚きの要素があるのですから。
   嘘偽りのない正直な発見の源が。

  ②私が役者として、親として、男として、人間として影響を受けたのは、
   本当に無垢な瞬間でした。良い役者はいい演技をします。
   素晴らしい役者はなりきります。

   イキイキとして、ワクワクするものです。
   

(4)心の声に耳を傾けましょう。

  ①あなたたちは人生のほとんどを、
   することが前もって決められている学校で過ごしてきました。

   この素晴らしい学校を選び、なんでも受け入れることを良しとする、
   先生たちを喜ばせる生徒であったでしょう。

  ②そんな人間にならないでください。
   あなたたちはそれ以上なんですから。

   自分自身が進むべき道を決めてゆく、
   恐るべき素晴らしい瞬間に辿り着いているのですから。

  ③あなたの積み上げてきたものを生かしましょう。
   覚えていてください。監督は大統領のようなものです。
   いつでも自分のしていることを理解しているわけではありません。
  
   内なる声に耳を傾けてください。


(5)あなたたちは自分が思っている以上のことができます。

  ①目を見開き、息を荒くし、誰かがその部屋に来ることに敏感になるのです。
   あなたはロミオの波打つ心を持っているのですから、
   自分で限界を決めてはいけません。

  ②予期せぬ行いから学び、モノにするのです。
   不安定な 虚勢を張ることはできても、
   断ち切れない鎖は自分のなかにあります。


(6)ミドルスクールのサッカーのコーチのチャンピオン争い。

   考えをことごとくはねのけられる、理不尽な世界に直面したとき、
   やってはいけないことをお教えします。

   固定概念を持つこと。
   それは芸術の死であり、民主主義の死です。


(7)聞くこと。

  ①あなたは素晴らしい人生を大根役者のように費やしたくはないでしょう。

  ②聞くということは、決して受け身な行為ではありません。
   演技の道具でもありません。

   聞くことは生きた情報を得ることです。世界と繋いでくれます。
   人と人との繋がりで新たな世界への道しるべとなってくれるのです。


(8)101回実演する、やってみる!

  ①「未来は能動的な創造力だ」。
   ジョン・F・ケネディは言いました。その通りです。

   政治的にも、個人的にも。あなたたちは囚われた囚人ではありません。
   選択肢があります。

  ②受動的な境遇の犠牲者にもなるでしょうし、
   自分自身の人生の能動的な英雄にもなるのです。

   行動を起こすことは 無関心や冷笑、絶望への 解毒剤です。
   間違いを犯すこともあるでしょうが、自分になにができるかをその都度考え、
   前に進むのです。

   やがて、失敗からではなく、
   全力で駆け抜けてきた道から審判を下される日が来るでしょう。

  ③自尊心をひた隠し、誰かに押しつけないでください。
   役者として芽が出ないと思ったら、別の道を探してください。

  ④私は信じています。あなたが魅力的で、献身的で、一生懸命で、
   心の底から役者になりたいと願うなら、
   のちに語り継がれる人物と成り得るでしょう。

   忘れないでください。
   自分が思っている以上の力があなたにはあるのです。


《「人生の主役はあなたです」》

(1)あなたたちは今、理解者を見つけようと躍起になっていることでしょう。
   私の心からの願いはあなたたちが理解者を持てるようになることです。

   理解者を見つけることは行動を起こせる場所を確保するということです。
   力を蓄える場所ができるということです。

(2)あなたは今まであなたが演じたなかで最も素晴らしい人物です。
   このことをいつでも胸に留めておいてください。

   あなたたちは、とっくに素晴らしい、美しく、完ぺきな役を
   演じているのですから。

(3)人生の主役はあなたです。

  ①守り、気をつけ、参加し、驚きのあるものにし、ワクワクし、
   耳を傾け、ハマって、真っ白な心で行動を起こし、一生懸命取り組んでください。

  ②すごい話ですよ。
   あなたが想像できるどんな種類の物語の一員にもなれるのですから。

  ③ときにはコメディ、ときにはドラマ、ときにはホラー、
   ときにはバカバカしいソープオペラ、避けられない悲劇もあります。
   困難の出現があなたを決定するわけではありません。

   強さに変えましょう。
   地球上で一番素晴らしいショーの魅力あふれる登場人物、
   それがあなたなのです。

   人生という名の物語の主役はあなたです。


   (http://logmi.jp/214534 より抜粋要点化)


<関連:*Web:logmi (2017年5月12日)>

コメディ俳優のWill Ferrell(ウィル・フェレル)氏の卒業スピーチ。
 → https://logmi.jp/211356


            <感謝合掌 平成30年8月24日 頓首再拝>

【これからの世の中がどこに向かうのかを知る】 - 伝統

2018/09/13 (Thu) 03:07:15


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年09月05日)より

   (幻冬舎編集者、箕輪厚介氏の心に響く言葉より…)


   《こっちの世界に来て、革命を起こそう》


   今、若者はチャンスだ。

   これまでのルールとシステムが通用しなくなっている。

   古い世代にはわけの分からない変化が今まさに起こり始めている。

   ワクワクする未来が迫っている。

   この波に乗ろう。

   自分たちの手で、世界の輪郭に触れ、自由で新しい秩序を作り直そう。


   おっさんの言うことはすべて聞かなくていい。

   その代わり、誰よりも動け。
   語る前に手を動かせ。
   語りながらでもいいから手を動かせ。

   能書きじゃなく数字やプロジェクトで示せ。

   何をやりたいか、何をやっているか、明確に答えらえる人間であれ。

   狂え。


   生半可な人間が何も成し遂げられないのは、いつの時代も変わらない。

   絶望を感じながら、それでも信じて走り抜け。

   守るより、攻めろ。

   そのほうがきっと楽しい。

   こっちの世界に来て、革命を起こそう。

         <『死ぬこと以外かすり傷』マガジンハウス>

             ・・・

箕輪氏は本書の中でこう語る。

『ビジネス書を読んでも意味がないとか講演会なんかに行く暇があったら
仕事をしろという声を聞いたときに反論する。

「実際に手を動かすほうが価値はあるが、
これからの世の中がどこに向かうのかを知っているということも極めて重要だ」と。

特に、ここ最近はそれが顕著になっている。

「知っている」と「知らない」の間にとてつもなく太い川が流れているのだ。


恵まれたこの国に生まれながら、
スマホという世界中の情報を知ることができるツールを持っていながら、
「意識高い系」などと他人を揶揄し、
知ることすら敬遠する愚かな者になってはいけない。

スマホゲームで人生を消費するな。

知っているということが、いずれ必ず武器になる。

分断された世の中だからこそ、情報を浴び、知を獲得しろ。

意識くらい、高く持て。』


箕輪氏は、「たった一人の熱狂」(見城徹)、
「多動力」(堀江貴文)、「お金2.0」(佐藤航陽)、
「日本再興戦略」(落合陽一)、
「人生の勝算」(前田裕二)などの本を編集した。


閑吟集という500年前につくられた歌謡集がある。

その中の一節に、

「くすむ人は見られぬ
夢の夢の夢の世を

うつつ顔して
何せうぞ
くすんで

一期は夢よ
ただ狂へ」


まじめくさったような奴は見ていられない。

まるで、夢の夢のようなこの世の中を、一人わかったような顔をして。

わざとらしく、まじめくさってみたところで、それが何になる。

所詮(しょせん)、人生は夢よ。

ただ、面白おかしく、狂って生きろ。


「これからの世の中がどこに向かうのかを知る」

ワクワクする未来に向かって、行動を開始したい。

            <感謝合掌 平成30年9月13日 頓首再拝>

【荒々しい「野心」】 - 伝統

2018/09/27 (Thu) 04:37:46


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年09月15日)より

   (日本経営合理化協会、牟田學氏の心に響く言葉より…)

   《荒々しい「野心」》

   創業者と比べて、二代目に欠けているものは「野心」である。

   社長業に大事な要素はいくつもあるが、
   まず筆頭に挙げるものは、「野心の有無」である。

   しかも生涯にわたって持続する野心の有無こそ、
   社長を長く続けていく必須の条件である。


   もちろん、社長にはいろいろな必須要素がある。

   視野が広いこと、先見性があること、危機に強いこと、
   体力やタフネスがあること、運がよいこと、情に厚いこと、
   頭脳が明晰であること、実行力があること、勇気があること、
   良い商品や得意先に出会うこと…と、

   業種・業態、時代、場所によっても要求されることの序列が異なる。

   しかし、「野心」があることは、荒々しい心のスタートである。


   だから、一番目に挙げるし、それがないと始まらない素質なのだ。

   野心は、最初から人に具(そな)わっているものではない。

   突然の激しい環境の変化によって、瞬時に悟るような心の変化といってよい。


   私の親しい友人の息子は、生まれつき裕福であった。

   親父は、創業した会社を上場させたし、本人も一流の大学を卒業していた。

   生まれつきの金持ちだったから、
   社会的に地位の高い経済人や政治家にも、臆せず接していた。

   贅沢の味が身に付いていた。

   品性高く、格好も良かった。


   しかし、親父の突然の死に接してから、本当の苦労を経験するようになった。

   会社は、かつての親父の部下が後継するように決まったが、
   誰もが、数年の後に息子にバトンタッチされるものと信じていた。

   ところが、人生は思いがけない方向に進むもので、
   バブルの崩壊と一緒に、業績が低迷するに至って、
   いわば「純粋だ」という人格が災いして、
   次の社長交代時には後継者から外されてしまった。


   経営は、順風だとは限らない。

   むしろ、逆境ばかりの連続だと考えたほうがいい。

   そうすると、資質に、危機に強いことが大きく必要とされるし、
   悪い表現だが、「すすどしい(すばしこい)」「ぬけめがない」とか
   「めざとい」とか、心のタフネスが重要になってくる。

   そういう要素は、貧乏の中にあって鍛えられることが多い。


   しかし、単なる貧しいとかいうものでは得られない。

   貧乏という環境にあっても、「野心」をもっていなければ得られない。

   「金持ち」は地位の高い人々に臆せず接し、視野を広めるのに役立ち、
   「貧乏」は危機に強く、心のタフネスを育てるのに役立つ。

   後継者には「贅沢の味」と「貧しさの味」の両方を経験させることだ。

           <『社長のいき方』PHP研究所>

               ・・・

齋藤孝氏は「野心」についてこう語る。

『「Boys, be ambitious!」(クラーク博士)は「少年よ大志を抱け」と訳されますが、
今は「大志」といわれてもインパクトがありません。

今の時代なら、「若者よ、もっと野心的であれ」という方がしっくりきます。

野心を持って、もっと上を狙っていくということ。

野心といっても、猛々しさや強欲さではありません。

現状に甘んじることなく、向上心を持ち、やる限りはトップを目指して
道を切り開いていくようなイメージです』(逆転の発想法・KKロングセラーズ)より


「野心」や「野望」という言葉には、
「大きな望み」や「新しいことに取り組む」というポジティブな意味の他に、
「たくらむ」とか「(分不相応の)よくない望み」というような
ネガティブなニュアンスもある。

しかし、あまりにソフィスティケート(都会的に洗練)されすぎてしまうと、
ギラギラしたむき出しの感情がなくなってしまう。

それは、野性的なパワーがなくなるということ。

野性味が失われると危機に弱くなる。


今こそ、若者には…

荒々しい「野心」が必要だ。

            <感謝合掌 平成30年9月27日 頓首再拝>

【変化できる人】 - 伝統

2018/10/06 (Sat) 04:35:50


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年09月16日)より

   (赤羽雄二氏の心に響く言葉より…)

   今後5~10年の間に、仕事の種類が大きく変わっていきます。

   AI、ロボット、自動運転、ブロックチェーン、IOT、ビッグデータなどの
   発展で、多くの仕事がなくなっていくか、集約され、置き換えられていくからです。

   その昔、自動車が馬車を置き換えたために御者も馬も必要がなくなったのと同じです。

   また、ガス灯に火をつけたり磨いたりする仕事が不要となり、
   電話交換手の仕事がデジタルに置き換えられ、
   受付の仕事もどんどんなくなりつつあるのと同じです。


   なので、これまでと同じように対応できる、それほど心配することはない、
   とお考えだとしたら、大きな落とし穴があります。

   これまでは、仕事が機械に置き換えられても、
   機械のオペレーションやメンテナンスの仕事が新たに生まれるので、
   新しい仕事につくことがある程度はできました。

   ところが、AIやロボットがいよいよ実用化されると、
   人が下す判断や作業が置き換えられていき、
   オペレーターやメンテナンスの仕事、仕組みそのものがなくなっていきます。

   それらをAIやロボットが自己完結させるようになるからです。

   しかもインターネットが完全に普及していますので、
   置き換えのスピードがこれまでになく早まります。


   インターネットのはしりは1960年代から、
   それがワールドワイドウェッブとブラウザの発明により
   一気に加速し始めたのが1990年代、

   Amazon、Facebookなどに代表される世界的規模の企業が生まれたり
   急成長し始めたりしたのが2000年代と、40年以上かかっています。

   そうやって確立したインターネットのインフラ上で
   AI、ロボット、ブロックチェーンは一気に普及しますので、
   今後の展開スピードはかつてないほど早いと考えておいたほうが安全です。


   仕事が変わり、急激にAI、ロボット、ブロックチェーンなどに
   置き換えられていく中で「変化しない人」は、最初に仕事がなくなります。

   これまで給料を支払われていた仕事が次々に自動化されるわけですから、
   競争力を維持しようとする会社はリストラを急減に始めます。

   「変化しない人」は会社としてはお荷物であり、
   使えたとしてもかなり使いづらい人になります。


   AIやロボット、ブロックチェーンは24時間休みなしに働き続けます。

   そのために人事管理もモチベーション維持も必要ありません。

   オフィススペースも必要ありません。


   これまでは、機械にできる仕事には限りがあったために
   「企業の財産は人だ」などと言っていましたが、
   情報・データを集め、分析し、判断し、処理をし、契約書を作り、
   合意をし、販売し、カスタマーサポートをし、プロモーションまで
   24時間365日無休でしてくれるようになると、話は一転します。

   そういったAI、ロボット、ブロックチェーンを
   いち早く作り上げたところが競争に勝っていきます。

   そういった会社の中で「変化しない人」は、
   急激に仕事がなくなっていくしかないのではないでしょうか。

   そうならないと考えるのには、少し無理があります。


   「変化しない人」は、自分のこれまでのやり方、できることに固執し、
   新しい職種への挑戦を拒み、社内の経営改革、生産性向上にも協力的ではないわけ
   ですから、会社としては非常に扱いにくい人になります。

   その点は十分理解しておく必要があります。

   これまで何とかなったのだから、
   これからも何とかなるはず、という状況にはもうありません。

   これまでは「変化しない人」が会社の価値観、社風、スキルを
   若干でも担保していたという要素があったかも知れません。

   変わらないことに価値もあった、という面もなくなかったからです。

   ただ、今後、市場や競争状況が激変する中で、
   もうそのようには百歩譲っても言いづらい、という状況だろうと思います。


   一方、「変化できる人」は、変化を楽しみ、
   新しい職種への配置転換にも進んで取り組み、
   誰よりも素早く新しい業務に慣れることができます。

   新しい業務には誰でもとまどうものですが、
   「変化できる人」は頭が柔軟で、自分にも自信があって前向きなので、
   ためらうことなくさっさと動き、先輩にも話を聞いて、
   ポイントをつかむことができます。

   AI、ロボット、ブロックチェーンなどが導入されて
   社内がてんやわんやになっても、常に冷静沈着で、気持ちの切り替えができ、
   不足スキルの強化にも取り組むことができるわけです。

   人が完全に不要になるわけではありませんから、
   「変化できる人」は、最初に活躍の場を見つけることができます。

          <『変化できる人』ぴあ>

             ・・・

現代こそ、変化することが求められている時代はない。

ITやAIの劇的な進化により、
ありとあらゆるものが変化し、革新しているからだ。

それは、仕事や企業活動だけでなく、
日常生活や、学校など、あらゆる分野に波及している。


行徳哲男師は、変化についてこう語る。(感奮語録)より

『変化には3つの特徴がある。
加速性、断続性、波及性の3つである。

変化は断続する。
切断されているから至るところに崖がある。

だから、いつでも身軽に翔べることが大事である。
このような時代に重い荷物を持っていては翔べはしない。
ゆえに、いろいろな持ち物を捨てたり忘れたりすることが必要である。

これからは「忘」と「捨」の時代である。

変化は波及する。
波及の時代にあって経営者は経営学の勉強をしすぎてはいけない。

むしろ経営学以外の勉強をし、裾野を広げることがによって
波及する変化をつかまえ、味方にすることができる。

文学や芸術や歴史、そして趣味の世界である。

変化を味方にできる人間こそ、21世紀に生き残る人間である』


過去をいつまでも引きずっている人は、新しく生まれ変わることができない。

だから、子どものような「今泣いたカラスがもう笑う」という、
過去を忘れることが必要だ。

そして、過去の成功体験も、栄光も捨てる覚悟がなければならない。

いくつになっても好奇心を持ち、「新しいこと」に挑戦し続ける。


どんなに歳を重ねようと…

変化できる人を目指したい。

            <感謝合掌 平成30年10月6日 頓首再拝>

【事を成すには、狂であれ】 - 伝統

2018/10/21 (Sun) 03:54:35


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年10月01日)より

   (西沢泰正氏の心に響く言葉より…)

   旧来の落語界の常識を破り、独自に「立川流家元」を名乗るなど、
   落語の世界に爪痕…ではなく、足跡を残した、立川談志。

   そんな談志さんが、テレビのインタビューで
   「好きな漢字一文字は何ですか?」という質問を受けたときに挙げたのが、
   この「狂」という字です。

   いや~、ハチャメチャだった師匠を象徴するにふさわしい一文字です。

   好きな漢字を一文字と聞かれて、この字を選ぶ人は、他にはなかなかいないでしょう。


   さすが、せっかく政治家になったのに、酔って記者会見に出てしまい、
   記者から「公務とお酒とどっちが大切なんですか!」と詰め寄られて、
   「酒に決まってんだろ!」と答えて議員の職を棒にふったツワモノですね。

   談志師匠は、この言葉を選んだ理由として、こんなことを言っています。


   「(誰だって)それぞれの世界で、自分の(心の)中にある
   押し込められたものをどっかで上手に発散していかなきゃいかん。
   常識というがんじがらめの世界から、たまには逃れなさい」

   好きな漢字を聞かれたのに、若い人たちへの人生のメッセージを語り始めるところが、
   「実は優しい」談志師匠らしいところ。

   師匠は、この言葉に続けて、こう言ってしめくくっています。


   「(発散の方法は)なつメロでもケッコウです。酒が入れば、なおケッコウ」

   このあたりは照れ隠しで自分の言葉を茶化していますね。

   漢字一文字で「狂」。

   談志師匠の追加のコメントのニュアンスから察するに、
   他の言葉で言えば「息抜きとして羽目を外す」でしょうか。

   最近、ストレスが溜まっているというあなた。

   カラオケでもスポーツでもお酒でも、方法は何でもイイので、
   やるときは、「よし、今日はいっちょう狂うか! 」というようなノリで、
   思いきり自分を解放して、楽しんでくださいね。


   ちなみに、京セラの創業者でもある稲盛和夫氏は、
   「壁を打ち破る強烈なエネルギーに満ちた状態」のことを「狂」と表現して、
   「事を成すには、狂であれ」と言っています。

   これは、談志師匠とは正反対の「狂」ですね。

        <『1分で心に効く50の名言とストーリー』大和書房>

                ・・・

行徳哲男師はこう語る。

『坂本龍馬は「自我狂」という字を好んで書いた。

吉田松陰は「諸君、狂いたまえ」と若者たちを鼓舞した。

「狂をなし愚をなすも 我れいずくんぞ憂えん 我は我が志を行なわんのみ」
と詠った山県有朋は自らを「狂介」と称した。

狂った人間たちが明治維新という奇跡を起こしたのである』(感奮語録)より


また、吉田松陰は、「狂愚まことに愛すべし、才良まことに虞るべし」とも語っている。

頭でっかちで少しばかり知識があったり才能のある連中はダメだ。
世間の評判などまったく気にせず、狂ったように新しいことに挑戦し、
愚直にやりとげる者こそ、誠に愛すべき人間である、と。


狂とは、今まで通用していた常識や、思い込み、慣習などを一気に飛び越え、
そこを突破するための一種の狂気だ。

常軌(じょうき)を逸(いっ)した行動をとらなければ、
厚い壁や硬い岩盤を、突き抜けることはできない。


古今の大成功者のみならず、昨今のITの成功者たちに、一様に共通しているものがある。

それが、狂気という気ちがいじみたパッション。


「事を成すには、狂であれ」という言葉をかみしめたい。

            <感謝合掌 平成30年10月21日 頓首再拝>

<楽しく努めること> - 伝統

2018/11/03 (Sat) 03:15:20


         *紫雲荘 橋本徹馬先生著「信仰百話」より

この間の青年講座の時、諸葛孔明の「出師の表」の話が出た。

その文章の中に孔明が「命(めい)を受けて以来、
夙夜憂歎(しゅくやゆうたん)付託の効(しるし)なくして、
以て先帝の明を傷つけんことを恐る」といっている所がある。

その処を青年諸君に話をしている時、ふと私の学生時代に
大隈重信老公に言われたことを思い出した。或る日老公から

「お前さんはまた青い顔をして来た」といわれたことがあった。

その時私は即座に答えて「国を憂えるが故です」といった。

老公はそれに対して

「国を憂えるのではない。国のために尽くすことを楽しむのだ」

といわれた。

私はまたそれに答えて

諸葛孔明ほどの人物でも「夙夜憂歎」といって国を憂えています。
『先生は国のために尽くすのを楽しみなさい。私は国を憂えるのです』と、
減らず口をきいたものである。

大隈老公はそんな私の失礼を咎めず、
却ってそんな私を微笑と共に愛してくれたようであった。

私は今ごろになって老公のいわれた

「国のために尽くすことを楽しめ」

という老公の教訓を思い出す。

私などは動(やや)もすれば国を憂えて悲壮な気持ちになるが、それは間違いである。

一般の人もそれぞれの生活を、楽しむようにすべきであると思う。

例えば子供を育てるのでも、なかなか苦労が多い。
然しそれを苦にしないで、その成長を楽しみながら育てる。

サラリーマンの生活も骨の折れることがあろう。
然し一歩一歩、日一日と仕事に慣れ、その仕事を通じて
世の中に貢献していることを楽しむようにする。

事業の経営も同様に、一歩一歩困難に堪え、苦難を切り開いてゆくことに
楽しみを持つようにすべきであると思う。

その日の青年講座が終って雑談の時、浜田君から
「先生、達人とはどういう人ですか」と問われた。

「そうね、達人という言葉を聞いて、すぐ頭に浮かぶのは、勝海舟のような人だね。
どんな難局に処しても屈託せず、良い知恵を出して楽にそれを乗り切ってゆく。
ああいう人が達人であろう」と答えると

「私が高校生のころ、先生の『人生を楽観すべし』を学校で読んでいたら、
教師がそれを見せよといって見ていたが、この著者は達人だねといわれました。
橋本先生のような方が達人ではないのですか」といった。

私は「僕の達人など怪しいものだが・・お互いに達人にならねばならぬね」
といったことであった。

天地は悠久なのである。
一々憂えていては迚(とて)も天地と同行二人(どうぎょうににん)
にはなれぬ。

そこで黒住宗忠翁のお歌を思い出す。

   むつかしく思う心ぞ地獄なれ

           やすく嬉しくこころ極楽    
             
 (昭和48年4月)


  (http://bbs7.sekkaku.net/bbs/koumyou2/&mode=res&log=408 より転写)

            <感謝合掌 平成30年11月3日 頓首再拝>

【エクスポネンシャル思考】 - 伝統

2018/11/12 (Mon) 02:38:25


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018-06-10)より

   (エクスポネンシャルジャパン共同代表、齋藤和紀氏の心に響く言葉より…)

   歴史を見れば明らかなように、いかなるテクノロジーも
   代替テクノロジーによって置き換えられていきます。

   材料が置き換えられるのか、それとも、システム全体として
   違う形になるのか、未来は誰にもわかりません。

   私たちが手にするテクノロジー、とくに情報テクノロジーは
   今この瞬間も大きな進化を続けています。

   この連綿と続く一連の進化が人類の生活も大きく変えてきました。


   進化のスピードがこれほどわかりやすく顕在化する産業革命の前まで、
   人間の寿命は40歳そこそこでした。

   ほんの250年前のことでそれほど昔の話ではありません。

   しかし、18世紀後半にイギリスから始まった産業革命によって
   一部の国が一気に先進化し、そこから200年弱で人類の寿命は
   2倍近くに延びました。

   テクノロジーがもたらしたのは寿命の延長だけではありません。

   手のひらに収まるデバイスから、
   地球の裏側の情報にも簡単にアクセスできるようになりました。

   そして、私たちは今、テクノロジーの進化が
   「さらに加速している」のを感じているのです。


   今後、多くの仕事が人工知能やロボットに置き換えられていくのは、
   まず間違いないでしょう。

   テクノロジーが私たちの仕事を大きく変えてきたのは
   今に始まったことではありません。

   かつて、テクノロジーは電話交換手という職業を生み、
   そして廃業に追いやりました。

   同じ職場のなかでも、そろばんを持ち歩いて伝票の合計チェックに
   いそしんだ昔の公認会計士と、海外のデータセンターを活用し
   人工知能をフル活用して企業データを分析する今の公認会計士は
   もはや同じ職場ということはできないでしょう。

   これから先の短期間で、電話交換手に起きた変化、
   公認会計士に起きた変化と同じことがいくつも起きることは
   予測に難(かた)くありません。


   これから起きる人間の仕事の置き換えは、
   私たちの全く予想もしなかった形で表れる可能性があります。

   人工知能が直接人間の仕事に置き替わってしまうというよりも、
   テクノロジー進化の複合的な帰結として、今ある仕事は間接的に
   「蒸発していく」という表現が、より正確に状況を表すと思われます。

         <『エクスポネンシャル思考』大和書房>

          ・・・

エクスポネンシャルとは、直訳すると「指数関数的」と言う意味。

「ムーアの法則」という経験則で定義された進化速度を、
はるかに上回る幾何級数的変化のことを指す。


齋藤和紀氏 は、「エクスポネンシャル思考」とは、
世界をひっくり返すような、ぶっ飛んだアイデアを出すことだという。

そして、「世界を変えるようなイノベーティブなアイデアは、テ
クノロジーとテクノロジーの交差点で生まれる」、と語る。


レイ・カーツワイル博士は、少なくとも2045年までには、
人間と人工知能の能力が逆転するシンギュラリティ(技術特異点)に
到達すると言っている。

それが起こるかどうかは別にして、
それほどテクノロジーの進化のスピードは、
我々の想像をはるかに超えて速いのだということ。


大変化の時代を生き残るため…

エクスポネンシャル思考を身につけたい。

・・・

<参考:書評
    → http://maemuki-blog.com/?p=13915

            <感謝合掌 平成30年11月12日 頓首再拝>

Who Moved My Cheese? (チーズはどこえへ消えた?) - 伝統

2018/11/27 (Tue) 03:44:36


          *Web:Live Well Labo (2017年7月5日)より抜粋

変化を楽しむにはどうすればいい?
Who Moved My Cheese? (チーズはどこえへ消えた?)を読もう。


《あらすじ。》

二匹のネズミと二人の小人の、チーズにまつわるお話です。

皆がたくさんのチーズとともに、何の生活の不安もなく平和に暮らしていました。

しかし、ある日突然チーズがなくなってしまいます。

ネズミの名前はSniffとScurry。

それぞれ”嗅ぐ”、”ちょこまか走る”という意味で、
二匹とも臨機応変に素早く行動します。

二匹はチーズがなくなるとともに、新たなチーズを求めてすぐに出かけて行きました。


一方、小人の名前はHemとHaw。

意味は二人あわせて”口ごもる”といった意味で、
変化に対して行動を起こすことがおっくうであります。

最終的にHawが新しいチーズを探しに出ることを決意し行動したのに対して、
Hemは結局行動を起こすことなく、チーズが戻ってくることを望んでその場に留まります。



すぐに行動を起こしたSniffとScurryは、早々と新しいチーズを発見します。

行動をためらったHawは遅ればせばがらも苦労の末、
SniffとScurryが発見したチーズ場にたどり着きました。

それは以前のチーズよりも、
もっとたくさんのバラエティーに富んだ豪華なチーズでした。



さてHemはというと、友人のHawの再三の説得にも関わらず、
とうとう最後まで変化を嫌い行動を起こしませんでした。

果たして、以前の場所に留まったHemは
新しいチーズを手にすることができたのでしょうか・・・?



一つ言えることは、Hawは苦労しながらも様々な経験を学習して成長し、
新しいチーズを手に入れたのに対して、

Hemは以前から変わることなく旧態依然のまま、おそらく進歩することもなく、
新しいチーズを発見することは出来なかった、ということです。


《変化を楽しむには?》

まず変化に対する”恐れ”、それを克服することです。

この本ではそんな怖がる自分を笑い飛ばす、といっていますが、
簡単にいうと”考えすぎ”です。

”これで本当にうまく行くのか”、”もし失敗したらどうしよう”、
なんて疑心暗鬼しているうちに行動を起こすことがおっくうになって行くのです。

でも実際は行動を起こしてゆく中で結局は何とかなって行くものだ。

それが未知への旅を続けるHawの心境の変化とともに
読者に理解できるよう分かり易く書かれています。


《常に変わらないものなんてない。》

”チーズ”は自分の安住しているものを象徴しています。

わかりやすい例としては”仕事”でしょう。

仕事・事業のやり方は時代の変化とともに刻々と変化して行き、
今日通用していたものが明日も通用するとは限らない。

しかし以前の成功体験に強烈な印象を抱いているものにとっては、
その現実がなかなか受け入れられない。

過去に成功したがゆえに、その成功にあぐらをかいて、
なんとかなるさと思ってしまう傾向があります。

それをこの本では警告しているのです。


   物事は常に変わってゆくもの。

   不変のものなんてない。

   だから成功し続けるためには、自分も刻々変わって行くしかない。


一見すごく辛い、試練のように思えますが、
その変化に対応して行く自分の成長に必ず気づきます。

それが限りない喜びを生み、そこに人生の楽しみもあるのです。


《変化に対応するための7か条》

(1)変化は発生する(チーズは常に変化し続けるものだ)。

(2)変化を予期せよ(チーズの変化に対して準備を怠るな)。

(3)変化を注視せよ(チーズが古くなっていないか、チェックを怠るな)。

(4)変化に対応せよ(古いチーズに見切りをつけるのが早ければ早いほど、
   新しいチーズを見つける可能性が高くなる)。

(5)変化を実行せよ(行動を起こせ)。

(6)変化を歓喜せよ(新しいチーズを楽しめ)。

(7)更なる変化に準備せよ(チーズは常に変化し続けるもの、それを忘れない)。

http://livewelllaboratory.com/2017/07/05/job-change-job-who-moved-my-cheese/

・・・

<参考Web:”覚えてる?” チーズはどこに消えた?【本】名言まとめ
         https://matome.naver.jp/odai/2137378354830384801 >

            <感謝合掌 平成30年11月27日 頓首再拝>

【今ある会社をリノベーションする】 - 伝統

2018/12/14 (Fri) 04:34:53


          <メルマガ「人の心に灯をともす」(2018.11.28)>

   (会社存続コンサルタント、奥村聡氏の心に響く言葉より…)

   とても気になるデータがあります。

   ● 日本にある会社の数:約300万社

   ● そのうち、後継者に問題を抱える会社、約180万社(約6割)

   ● そのうち、毎年の税務申告が赤字の会社、約210万社(約7割)


   社長の高齢化が進んでいるのに後継者はいない。
   さらに、自社を維持していくための稼ぎもない。
   このままでいくとつぶれてしまう、そんな会社が、ちまたに溢れている…。

   これが日本の会社の現実です。

   数字をいじってどうにか赤字を隠しているケースなどもありそうなので、
   本当はもっと悪いのかもしれません。


   日本の会社全体の99%が中小零細企業なので、
   これは小さな会社たちの現実と言い換えてもいいでしょう。

   さらに、厳密な意味での会社以外、たとえば法人化していない
   個人の事業やお店などの状況もさほど変わらないと思います。

   仕事がら小さな会社の社長さんから相談を受けることが多い僕は、
   日本の会社の、ひいては日本の未来の危うさをひしひしと、感じています。


   小さな会社は地域経済の要(かなめ)です。

   たとえば、日本全体の雇用の7割を作っているのは小さな会社です。

   小さな会社がなくなるということは、
   大量の失業を発生させるということになります。

   取引先や債権者、地域経済に与えてしまう損害も大きなものとなるでしょう。

   そうなると僕らの暮らしや生活が、足元から崩壊するかもしれないのです。


   視野を広げてみると、たくさんの小さな会社がピンチを迎えています。


   この状況は新しく何かを始めようとする人たちにとって、
   チャンスではないでしょうか。

   だって、今まで他の誰かが使っていた資源(リソース)と呼べるものが
   行き場をなくすことになるのですから。

   会社の中にあった技術やモノ、知名度、人材、稼ぎの仕組み…、
   「ビジネスの素」になるものが放出されるタイミングなのです。

   しかも、誰かが引き継いでくれなければ、消失するだけです。


   ならばこんなリソースを引き受け、整えて再活用することで、
   新たな価値を作り直すという発想も「あり」なのではないでしょうか。

   まさに会社のリノベーションです。

   会社のリノベーションは、単なる新規の起業ではなく、
   古くなったからといって会社を捨てるのでもない、もうひとつの道すじです。
  
   それは、仕事を通じて世の中を整え直すアクションになると信じています。

      <『今ある会社をリノベーションして起業する』bijipub>

             ・・・

奥村聡氏は本書の中で、リノベーション起業についてこう述べている。

『リノベーション起業は、無駄をそぎ落し、
生かせる部分を使って新たな価値を作り出す取り組みです。

リノベーション起業の対象になる会社は、
古い産業や小商いの類が多いと思います。

ぶっちゃけ「斜陽産業」です。

しかし、斜陽産業ならではのおいしさも確実にあるものです。

たとえば、IT分野で会社を起業したとしても、
ライバルも多いし勝ち続けるのは大変です。

ビジネスモデルの風化も速い世界でしょう。

でも、旧来の商売というのは、
それなりにニーズがあって長く続いてきたものです。

それを、今の環境に合わせてリノベーションすれば、
成功できる勝機はけっこうあると思います。

斜陽産業なので、わざわざ参入してくるライバルもそんなにないだろうし、
大手資本などからすればパイが小さすぎて手を出せません。

リノベーション対象の会社は地域に根付いている
小商いが多いのもいいと思います。

グローバル化が進もうが、海の外から参入してくる
ライバルの存在は想像しがたいですからね』


「元湯陣屋」という旅館が神奈川県秦野市にある。

『オーナーの長男として生まれ育ったが、
大学卒業後は本田技研の研究エンジニアになった。

しかし、父親の他界や母親の入院などが重なり、旅館の経営が危機に直面した。

悩んだすえ、ホンダを退社し、旅館を引き継ぐことにした。

ピーク時の売上は年間5億もあったが、就任当時は2億9000万まで落ち、
6000万円の赤字で、さらに銀行借り入れが10億あったという。

しかも、旅館経営はまったくの素人。

絶体絶命のピンチ。

そこで取った手が、「旅館×IT」だった。

今では、旅館のスタッフは週休3日を取ることができるようになった
にもかかわらず、売上げは6割アップで、利益は1億2000万円を達成。

ITシステムのおかげで、当時120人いたスタッフも、
現在では40人で営業できるようになった。

スタッフは副業もOKだという。
そして現在、そのノウハウの詰まったITシステムを外部で販売しているという』
(CAREER HACK・キャリアコンパス)より


今ある会社をリノベーションして起業するには、
新しい視点と異業種のノウハウが必要だ。

日本中の地方都市には後継者難の中小企業がたくさんある。

それを、あらたなビジネスチャンスと捉え…

新たな視点を身につけたい。

            <感謝合掌 平成30年12月14日 頓首再拝>

【13の未来地図】。 - 伝統

2018/12/29 (Sat) 04:08:59


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年12月06日)より

   (角田陽一郎氏の心に響く言葉より…)

   わたしたちは、人類が今まで経験してきた歴史上の
   様々な変化の中でも、最大級の変化かも知れない、
   “なんだかよくわからない”変化に遭遇しているのです。

   “なんだかよくわからない”変化とはなんなのか?

   情報革命?

   この情報革命とは、はたからみたら、これらは技術の進化です。

   でも実はそれ以上に概念自体の進化なのです。

   概念自体が変化してきていることにより、今まで社会で
   通用していた既存の構造=慣習、ライフスタイル、教育、
   会社、政治、経済といった様々なものが
   ことごとく変化してきているのです。

   このような今まで私たちが信じて疑わなかった様々な構造
   =フレームがことごとく変わってしまったら、
   一体どうなってしまうのか?

   それを13の項目に分けてみました。


   1. モノ→情報

   社会の価値基準が、モノから情報へ替わる。

   ■搭乗券がなくても飛行機に乗れる、という進化

   ■なぜ情報革命は産業革命よりすごいのか?

   ■スマホは携帯電話の進化形ではない

   ■2018年、人類史上まれにみる維新が世界規模で起こっている


   2. 肩書→タレント

   肩書より自分の才能がウリになる。
  
   ■あらかじめ“人となり”を伝え合う社会

   ■すべての人がタレントになる時代がやってきた

   ■あなたはどんなタレントなのか?

   ■好きなことだけして生きられる、夢のように時代がやってくる

   ■AIの限界「フレーム問題」から逆算する

   ■AIはしょせん「ダメ社員」

   ■フレームを作ることが人間の仕事になる

   ■AIはポジティブに受け入れてしまえ

   ■天才にならなくていい。ただ好きなことをすればいい

   ■「大量」から「適量」に時代は移っている



   3. 上司・部下→師匠・弟子

   上司と部下の関係は、師匠と弟子の関係になればいい。

   ■「仕事」は「修行」になり、「上司と部下」は「師匠と弟子」になる

   ■自由とは休みたい時に休めることと同様に、
    働きたい人が存分に働けること

   ■優秀な人が定年でリタイアするのは社会的な損失


   4.組織→バンド

   会社の組織はバンドになる

   ■産業革命以来の組織は姿を変える

   ■組織か?個人か?いやバンドである
  
   ■固定メンバーが全員そろってステージに立つのが大原則

   ■どんな才能の持ち主も、一人では活動できない

   ■消費者はいなくなり、クリエイターだけの世界になる

   ■才能とはたくさんの「好きなこと」を見つける力


   5.イデオロギー→ユーモア

    を束ねるものは、イデオロギーからユーモアになる。

   ■「イデオロギー」は「ユーモア」に変わる

   ■「ユーモア」という世界平和の感性に人は集う


   6. 分析→情緒

   分析の時代から、情緒の時代へ。

   ■才能は個人の感情が起点となって発揮される

   ■感情はデジタル信号に乗って伝わっていく

   ■情報技術が感情を拡張・解放した

   ■モノゴトの本質は、“感情”だ

   ■若者から失敗体験を奪ってはいけない

   ■“遊び”がある会社が成功する


   7.思考→身体

   頭で考えるより、身体で感じることが価値を生む

   ■「シンギュラリティ」における人工知能のIQは10000

   ■身体性が人間にとって最大のアドバンテージだ



   8. 広告→告広

   ウソばかりの「広告」は、いいものだけが広がる「告広」に変わる

   ■「告広」とは強烈な思いを伝える活動

   ■情報を広げるには“怨念”クラスの思いが必要

   ■広告は廃れ、ドキュメンタリーが見直される


   9. 知識→知性

   知識の量を誇る時代から、情報の真偽を見極める知性の時代へ。
  
   ■年代というレッテルを貼るのはやめる

   ■人の知性を軽視する人は、知性に反逆される

   ■あなたは違うことは違うと言える人ですか?


   10.お金→信用

   お金よりも信用が重視されるようになる。

   ■信用さえあればお金はいらない

   ■情報があればモノだっていらない

   ■情報は経済の概念を変える

   ■お金のために働く時代は終わり、物々交換の世の中になる

   ■仮想通貨の誕生で人はもうお金のために働かなくなる


   11. 消費→体験

   モノを使い捨てる時代から、コトを体験する時代へ。

   ■大量生産、大量消費に代わる経済モデルとは?

   ■メルカリが流行する本当の意味

   ■「大量消費」は「適量体験」になる


   12. デジタル→アナログ

   デジタル化が進むほどにアナログに価値が生まれる

   ■デジタルはまだアナログに追いついていない

   ■「VR」から「AR」、そして時代は「RR」へ

   ■映画「スターウォーズ」のような社会が到来する


   13.フレーム→ヴォルテックス

   「フレーム」から「ヴォルテックス」へ。

   ■人の「〇〇したい」を叶える組織

   ■宇宙を渦を巻いて動いているという事実

   ■天動説から地動説、そして旋動説へ

   ■すべてのものが刻々と形を変える社会

   ■フレームがなくなればいいモノを自由に作れるようになる

   ■コンテンツはフィールドになり、フレームはヴォルテックスになる

               <『13の未来地図』ぴあ>

          ・・・

本書の中の2に、AIの限界「フレーム問題」から逆算する、
という言葉がある(以下本書より抜粋)。


フレームを直訳すると「枠」の意味だが、次の3つに要約される。

1. 人工知能は与えられた問題しか解けない。

2. 人工知能は問題を創り出せない。

3. 人工知能は問題から外に出られない。

つまり、フレーム(枠)を超えた視点で
問題を俯瞰することができない、ということ。


これの「人工知能」を「ダメ社員」に置き換えると…

1. ダメ社員は与えられた問題しか解けない。

2. ダメ社員は問題を創り出せない。

3. ダメ社員は問題から外に出られない。


となり、これから必要となるAI時代の人材像が浮かび上がってくる。


これからの時代を生き抜くためには、
今まで連綿として続いてきた勉強の方法や、
必要とされる知識や情報を根本から変えていかなければならない。

歴史上最大級のこの大きな変化を乗り切りたい。

            <感謝合掌 平成30年12月29日 頓首再拝>

柔和なるもの、謙遜なるもの - 伝統

2019/01/18 (Fri) 04:29:11

『現代青年に與ふ』 ― 柔和なるもの、謙遜なるもの ― 


      *『生長する青年』(昭和25年1月号)より
       ~光明掲示板・第一より転載(要点の抜粋)

(1)現代青年に欠けているものは 『この幼児の如く己を卑うする』 謙りの心である。

  ①真に神の子の自覚を獲得したる所のものは、
   キリストの所謂る 『地を嗣ぐべき柔和なる精神』
    ―― 真の謙遜をもたなければならないのである。 

   真の謙遜こそその人の性格の強さと勇敢さとの表現であるのである。 

  ②真に偉大なるものは自からの力に傲慢になるということはないのである。 
   徒らに自分の尊大を衒い、それを豪語して人に迫るというが如きことはしないのである。 

   彼が神の子であるということを自覚することは、
   すべての自分の善きものが、自分自身から出るのではなくして、
   神からの賜物であるということを自覚することにあるのであるから、
   自からこれに対して驕るというが如きことはなくなるのである。

  ③神の子の自覚とは、謙遜に裏づけられたる自覚でなければならないのである。


(2)神は 『静かなる小さき声』 にて吾らに語り給うのである。

  ①その静寂なる声は、たかぶる人の心の耳にはきかれないのである、
   それを知ることなくして、ただ徒らに 『吾神の子なり』 との
   命題を知ったからとて直ちに自分の全身全霊が神の子の波長にあるわけではないのである。 

  ②それにも拘らず、『吾神の子なり』 と知った以上は自分の考えることは
   悉く神より出でたる正しき思想である等と考え、
   潔き先人の言葉をきくことを敢えてせず、
   自からの低き思想を以てすでに足れりとする自己満足の如きは、
   ここから発達途上にある青年達にとってもっとも恐るべき災いなのである。

  ③キリストが 『汝らひるがへりて幼児の如くならねば天国に入るを得じ』 
   と云った如く、幼児のすなおさに復って先人の言葉を素直にとり入れて
   よく咀嚼しよく吸収するもののみ 『天国にて大いなるもの』 
   となることを得るのである。

  ④幼児は自己をてらうことなく、自己弁解することなく、
   自分の尊大を維持せんがために言葉巧みに詭弁を弄することもなく、
   ただすなおに謙遜に一切のものを受け容れるのである。 

   彼は単純であり、純粋であり、柔和であり、そのままであり、謙りであり、
   虚飾や自己弁解や名誉欲などにしばられるということはないのである。

   かくの如き幼児の心のみ本当に平和であり、静寂であって、
   神の 『静かな少さき声を』 きくことができるのである。 

   凡そ偉大なる人格とは、極めて謙遜なる人格であるのである。 
   謙遜なるもののみが神の偉大なる導きを受けることができるのである。

(3)真に 『柔和なる者』 

  ①世界の平和を来たすには傲慢と尊大と自我拡張の心とを除かなければならないのである。

  ②真に偉大なる人は、自分について又自分自身の働きについて吹聴したり、
   恩に着せたりすることはないのである。 

   凡ゆる場面に於いて彼は自分よりも他の人をば高き位地に押し出そうとする。 
   そして自からは低きについて、下からそれらの人を却って押し上げてやることに
   喜びを感ずるのである。

  ③真に偉大なる人は、ライファーの云うが如く謙遜であって
   何ら自分の功績に対して特種の権利を主張しようとはしないのである。 

   彼は謙遜であるが故に、自分が認められないことが何ら不平ではないのである。 
   彼はほめられようとは思わない。  

   彼は神に対して常に謙っているのであって、
   “神の栄光を現わすことが尚足りないことをひたすらに神の前におそれているのである”。

   そして実相に於ては如何なる批評も如何なる誹謗も自己を傷つけるものではない
   ということを知っているから動じないのである。

(4)真の神の子の自覚ある者は大言壮語するということはない

  ①真に愛深きものは大言壮語をすることはないのである。 
   旋風が捲き起るのはどこかに真空の所があるからそれを埋めるために
   捲起るのであると同じく、

   大言壮語する者も、どこかに自分の心の中に空虚な所があるから、
   それをごまかそうとして大言壮語するのである。

  ②多くの人達は 『自分』 を忘れたいのである。 
   大言壮語する青年も 『自分自身』 を忘れたいのである。

  ③青年の過激にわたる集団行動も
   概ねこの自分をくらましたい欲望に基いて行なわれているのである。 
   集団して、群集の勢いで気勢をあげていなければさびしいのである。 

   そこには喇叭のように周辺が高らかに鳴り渡るだけであって
   中は全然カラッポであって、本物の喜びは到底味わえないのである。 

   現代の青年の多くはそのような淋しさに駆りたてられているのである。 
   彼らは脚下照顧するに自分が耐えられないことを暗黙に知っているのである。


   然し真に強者である青年は自分自身を脚下照顧することができるであろう。 
   附和雷同して威丈高に雷霆のようにはためきわたっていた自分が本物でない
   ということを知る時が来るのである。 

   何故そんなに騒々しくしていたのか、その原因を探りあてる。 
   そして何故自分がさびしかったのかというその原因を知るのである。

   それは “自分の愛がたりなかったからである。”

  ④人のためになることが愛でなのである。

   愛は暴風の吹きまくるように
   大きな仕事をしなければならないということはないのである。 
   目立つ仕事をしなければならないということではないのである。 

   神の前には暴風よりも夜静かにおりて消えてしまう露の方が大いなる愛であるのである。

  ⑤諸君は外的な成功や名誉に目をくらませられてはならない。 

   何よりも自己の中に宿る 『人格』 の完成こそ
   もっとも重大なる価値あるものとしらなければならないのである。 

   諸君は自己の 『内部理想』 を人格に出す時始めて価値ある人となるのである。 

(5)愛は小さきことの実践から始まるのである。 

  ①諸君は自分にとって必要なるものを神に対して求めたことがあるであろうか。 
   然し自分にとって何の利益にもならない、ただ他の人のためにのみなる
   幸福を祈ったことがあるであろうか。 

   若しそれがないとしたら今すぐからそれを実行することをお勧めする。 
   本当の魂の喜びはそういう所から湧いて来るのである。

  ②魂が真にその奥底から喜べるようになった時、
   自分自身が決して報いをもとめるものではないが、
   そこに必ず目に見えて物質的にも報いが現われて来るのである。 

  ③諸君の仕事が今まで都合がよく行かなかったことを悲しむな。 
   諸君の作物が今まで大いに収穫がなかったことを憂えるな。 

   法則が神である。 

   諸君がすべての周囲の人々を祝福し始めた時、
   諸君自身は神から祝福され得る人となるのである。

  ④神は 『静かなひくい声』 で諸君にささやき給う。 
   そして諸君を導き給うのである。 

   諸君の生活がしんに神の生活となり、愛を実現する生活となる時、
   神の祝福と愛とが諸君の仕事に現われて来るのである。

   まず小さき愛行を実践せよ、そこから諸君の周囲に天国が実現して来るのである。

        ( http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1864 )

            <感謝合掌 平成31年1月18日 頓首再拝>

何物をも包容しつつ、強く大きくしっかりと生きる - 伝統

2019/01/30 (Wed) 04:36:43


          *『生命の實相』第三十七巻幸福篇上(1月30日)より

交友を選ぶことは生涯のうちで最も大切なことである。
悪しき友と交わってはならぬ。
悪しき人間は《本来ない》けれども、
方向のまちがった側へ進む者を「悪しき人間」と仮に言う。

生命(いのち)の本質の栄えのことを思わず、外面の虚栄に心を奪われ、
五官の快楽のことにのみ心を引かれて悪しき者と交わるならば、
その人は人生で一番大切なものを見失う時が来る。

かく言えばとて、決して
一日中一室に閉じ籠っている憂鬱な友達を選べという意味ではない。

明るく生きることは人生の一つの美徳である。
強く生きることも一つの美徳である。
大きく生きることはさらにまたもう一つの美徳である。

何物をも包容しつつ、強く大きくしっかりと
生命(せいめい)の大地を踏みしめて行くことは常によい。

外面(がいめん)の虚栄や五官の快楽には強さがなく、
大いさがなく、広さがなく、包容性がなく、
それが常に狭く個人的なものになりたがるから低卑なのである。

孤独ということも、それが個人的なかぎりにおいては
人の生長を害(そこな)うものである。

            <感謝合掌 平成31年1月30日 頓首再拝>

【常に自分を更新すること】 - 伝統

2019/02/08 (Fri) 03:57:14


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019.01.24)より

   (落合陽一氏の心に響く言葉より…)

   人生100年時代は、人生に関わるさまざまなことが
   20世紀の標準的な生き方から劇的に変化する時代になるでしょう。

   もうすでに、工業生産と情報産業の分野でビジネスのルールは
   変化しつつあり、働き方や企業の在り方のみならず、学歴の作り方、
   研究の仕方など、すべての価値観が変わっていくでしょう。

   「何が正しいのか」という定義そのものも
   毎回違っているような世界になるので、

   誰かが言った正しいことを信じる人よりも、
   今この時代に正しいことは何かを考えられる人のほうが価値があります。

   起業家精神や研究的な考え方、社会貢献意識が重要と言われる理由は、
   アンテナの張り方にあるのかもしれません。


   自分は常に何かを知らないと思っていることが大切だと述べましたが、
   同様に、自分が正しいと思っていることは、
   次の日には変わっているかもしれないという意識も大事です。

   時代が変われば平衡点は変わる。

   格差社会といわれますが、ゲームの変化点にチャンスはつきものです。

   そういった変化を追いかけ続けるには、
   日々、誰かの基準で自分は正しいか、間違っていないかを考えるのではなく、

   自分の基準をもって、考えはその時代に合っているか、
   自分のやっていることはこれからの時代に求められているかを考え、
   見極めるということです。

   時間が経てば忘れ去られることもあるし、逆に、もう一度
   「いいね」と再評価されることもあります。

   時間的な連続性の中で、絶対に正しいものはないことを達観しながら、
   自分は何を学ぶべきか考え、自ら動ける人になろうということです。


   情報が手に入りにくかった時代はそういった最新の動向を
   追いかけ続けること自体がコスト的に困難でした。

   以前ならば自分から行動しようとするときは、当然リスクが伴っていました。

   しかし、今は限界費用が限りなくゼロに近い社会になりつつある時代です。

   また、ピケティの言葉を借りれば、
   資本収益率と労働収益率のことを考えれば、
   投資家の側に回ったほうが強い時代です。

   これまでは、リスクを取らない安定志向の人間ほうが有利と
   されてきましたが、これからはリスクを取って、
   何かやってみようとする行為に、リスクがなくなってきています。

   今やリスクを取らないほうが安全であるという
   古い考え方にとらわれることのほうが危険なのです。


   そういった教育を受けた人は、賢くなるほど、
   リスクを怖れて動こうとしなくなる傾向があります。

   賢くて、かつ動ける人はとても価値があるのですが、
   賢くなるとなぜか動くことをやめてしまうのです。


   これからの長い人生を生きる人々は、水を飲みながら走る
   マラソンランナーのように学び続けなければなりません。

   その過程で失敗することも一つの学びであり、
   その失敗を挽回する時間もたくさんあります。

   最も価値ある学びとは、本気の挑戦の中にあるトライアンドエラーです。

   さらに専門知識を学び直すことは何才からでもできるし、
   そこで得た学びを生かしてまたチャレンジすることもできます。

   常に考え、学び続ける。

   その繰り返しが自分を更新することにつながり、
   新しい時代の一員として生きることになるのです。


   失敗するのは当然ぐらいの感覚で、学び続けることをやめず、
   チャレンジすることを恐れずに生きていきましょう。

   チャレンジも、学びも、自分のライフスタイルとして
   楽しみながら継続していきましょう。

   その継続がブラッシュアップされれば、
   確率的に必ずイノベーションが生まれるはずなのです。

     <『0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる』小学館>
 
             ・・・

落合陽一氏は、本書の中で、「STEM(ステム)教育」についてこう語っている。

『STEM教育の重要性は、日本でもたびたび指摘されてきました。

「 Science」(科学)、
「 Technology」(技術)、
「 Engineering」(工学) 、
「 Mathematics」(数学)、

これらの頭文字で「STEM」。
つまり理工系の教育です。

IT化が進む現在、理工系の素養は全ての産業の接着剤になっています。

そして日本も含めた世界的な教育の潮流として、
近年、「STEM」に「Art」(美術)を加えた「STEAM」教育に
力を入れようとしていいますが、これは高く評価すべきでしょう。

ものづくりをするにしても、この世界の本質を探るにしても、
プログラムを書くにしても、アートのもつ根源的な問いと手を動かすための
理工教育の組み合わせは有用であり、これらの知識はすべての今の時代性に必要です。

なぜ、アートが必要なのか。

それはSTEM教育で育成された人材は、基本的にシステム思考に陥りがちだからです。

つまり、ある課題に対してどんな情報を集めどう処理するのか、
その最適解を求めロードマップを作ろうとするのです。

しかし、ものを作る時にあるフレームにあてはめて、現状を捉え、
最初からロードマップを引くということは、創造のプロセスを予測する
ということであり、それは当初のプランを超えた成果物を生みだそう
とする動機やきっかけを著しく減退させます。

そこから飛び抜けた発想による飛躍的なジャンプは生まれません。

そんな「STEM」の限界を突破するために、
「何か新しいものを生み出したい」という非合理的な願望を
アートから引き出そうとするやり方は、非常に納得がいきます。

予測不能なイノベーションを起こす上で、STEM教育に足りない要素が、
人文的なそして審美的な“アートの要素”なのです。』


昨今、デザイン経営という言葉をよく目にするようになった。

デザイン的思考を取り入れることが、
ブランド力や経営力の向上と密接に結びつくからだ。

今、世界の多くの有力企業は戦略とし「デザイン」を取り入れている。


テクノロジーの変化の激しい現代、今我々にもっとも必要なことは、
「新しいことを知ろうとすること」「新しいことをやってみること」であり、

「変化をおそれないこと」
「より冒険的であること」
「好奇心あふれること」

「子どものようなみずみずしい感性を持つこと」
「何事にもハッとする気づきや驚きがあること」
「挑戦する心を忘れないこと」

「チャンスを見逃さないこと」
「バイタリティあふれること」等々だ。


時代は常にアップデートしている。

我々も常に自分を更新する人でありたい。

            <感謝合掌 平成31年2月8日 頓首再拝>

世界との戦い方 - 伝統

2019/02/11 (Mon) 04:17:19


      *『君に、世界との戦い方を教えよう』田村耕太郎・著より

(1)日本を変えるには、まず教育を変えるしかない。
   アメリカは簡単に衰退しないと思う。
   それは、「知のインフラ」が他国を圧倒しているからだ。

(2)アメリカの強さの土台はリーダーシップ教育にあり。
   アメリカの大学の成績は就職に直結する。

(3)アメリカ企業の経営陣が、
   アメリカの大学教育を受けた人材を評価しているポイントは、
   おそらく以下の3つ。

  ①圧倒的な読書量。

   学生は、哲学、科学、歴史と幅広い分野にわたり、
   大量の本や資料をとにかく徹底的に読まされる。

  ②その読書量で得た豊富な知識を背景にした仮説検証訓練。

  ③リーダーシップ(自己と他者を管理する能力)。

(4)ハーバード・ビジネス・スクール(HBS)のある教授が
   私に向かって切り出した。

   「コウタロー、私は日本の問題の核心がわかった気がする。
   この国に来て、人々の優秀さや優しさ、団結力にすぐ気づいた。

   ただ、日本の停滞の理由は、リーダーシップがどこにもないことだ。
   どこにも問題の当事者がいない。
   すべてが他人事なんだ。

   政治家は官僚を悪者にする。
   官僚は政治家のせいにする。
   財界人は政治と役人が悪いという。

   『俺がやってやる。俺が変えるんだ』という人間がどこにもいない」

(5)インドの教育界のトップに君臨するのが、インド工科大学(IIT)。
   世界の理工系大学の中でナンバーワンだとされる。
   IITに落ちた者がMITやハーバードに行く、といわれている。

(6)インドの大学の経済学部は、かなり数学を重視している。
   基本的な経済数学と統計の知識を、すべて1年生の間に叩き込む。

(7)言いたいことを一気に言い切る英語力が必要な時代だ。

  ①私は世界最高のシンクタンクと言われる『ランド研究所』で
   日本人最初の研究員を務めた。

   ああいう場所にいると、いったん英語で詰まったり口ごもったりしたら、
   2度と話を切り出すチャンスはない。
   次は誰も目も合わせてくれない。

  ②大事なのは「一気に通じさせること」だ。
   インド訛りでもフランス訛りでも日本人のアクセントでもいい。
   言いたいことを言い切る能力があればいいのだ。

  ③知性、見識、教養のすべてが発音に現れる。
   イフ外語学院の中野正夫氏は、こういう。

   「シリコンバレーで起業した私の教え子が、
   『国際会議では、発音がうまい奴がスターになれる。
   発音がうまいだけで華になれる』と言っています。
   公の場でこそ、発音は大事なのです」

(8)アメリカ経済復活の根底には、アメリカの教育の強さがある。
   授業で求められるのは、記憶した答えを探すことではなく、答えの出し方、
   つまり「考え方のフレームワーク」を提示することである。

            <感謝合掌 平成31年2月11日 頓首再拝>

”君は奇跡を起こす準備ができているか” - 伝統

2019/02/25 (Mon) 04:31:08


        *「君は奇跡を起こす準備ができているか」千田琢哉・著より

(1)もしあなたが成功し続けたいなら、
   生涯勉強から逃げられない。
   少なくともバカではお金持ちであり続けられない。

   簿記3級合格と永遠の読書は、
   お金持ちであり続けるためには必須。

(2)運を良くしたければ、
   自分が本当に欲しいものを即答する練習をしておくこと。

(3)成功する前から、お金の力を予習しておく。

(4)人生は口癖で決まる。
   お金持ちになる呪文。

   「なるほど」

(5)今、隣にいる人を笑わせよう。
   運はいつも人が運んでくる。

   運気を上げたかったら、
   普段から応援されやすい人になることだ。

   応援されやすい人になるになるコツは簡単だ。
   いま、目の前の人を幸せにすることだ。

(6)チャンスは、顔で決まる。
   目上の人は、人相のいい人を選んでチャンスを与えている。
   お客様は、人相のいい人から買いたくなる。

(7)奇跡を起こすなら、
   男女ともにお洒落は権利ではなく義務になった。

(8)世界中の大富豪たちが喉から手が出るほど欲しいものは、
   ダントツで時間。

(9)何か1つでもトップになれば、他は誰かが手伝ってくれる。

(10)すました顔して膨大な量をこなせるのが、天才。
   生涯10万点以上の作品を遺したピカソは、
   まるで呼吸のように創作し続けた。

(11)下っ端のうちは、スピードと行動力がすべて。
   返事は相手を驚かせるほど速くしよう。
   仕事はすべてフライングスタートで取り掛かること。

   同じ実力でも、あなたの評価はガラりと変わる。

(12)成功者は「今すぐ」がお好き。

   目上の人から複数のスケジュールを提示されたら、
   間髪をいれず直近を選ぶこと。

   目上の人はあなたの都合なんて聞いていない。
   あなたの本気度を確認しているだけなのだ。

(13)ギブ&ギブなんて当たり前の話だ。

(14)人生で一番欲しい時間は、君と見つめあう時間。

(15)休日ではなく、平日に遊ぶ。

(16)憎たらしいことを言われても、
   相手を幼児だと思ってぐっと堪えてみよう。

(17)悪口は言うものではなく、言わせるものだ。

(18)負けん気は、剥き出しにするより静かに燃やす。

   負けん気を剥き出しにする人は最後に干される。
   周囲を疲れさせ応援してくれる人が誰もいなくなるからだ。

   反対に負けん気剥き出しの人があなたの前に現れたら、
   徹底的に褒めちぎってやれ。
   そのうち勝手に自滅してくれてライバルが減る。

(19)もしその企画が本物であるなら、
   あなたの上司には到底理解できない。

(20)恩返しは上ではなく、下に循環させていく。

(21)感じのいい店員さんは、プライベートでも感じがいい。

(22)出世は能力ではなく、決定権者の好き嫌い。

(23)あえてバカっぽさを残しておく。

(24)たまには、「ごめんね」と言ってみる。
   一度でいいから自分から謝ってみると、人生が一変する。

(25)講演の先生なら誰でも記憶に残る人が1人いる。
   質疑応答タイムで最初に挙手してくれる人だ。

   はっきり言って、質問の内容なんてどうでもいい。
   あなたがシュパッと挙手して上げモードに切り替えるのだ。

(26)企画力のある人より、企画を通した人が偉い。

(27)美人は、天才がお好き。

            <感謝合掌 平成31年2月25日 頓首再拝>

「桜の季節」 - 伝統

2019/03/13 (Wed) 04:27:38

EXILE ATSUSHI 「桜の季節」

誰もが経験する“卒業”という不安な時期に、
勇気と希望を持って未来に向かって進んで欲しいという
メッセージが込められています。



https://www.youtube.com/watch?v=-bE-iPQuuOg


(歌詞)

いつも同じ
季節なのに
少し切ないのはなぜ

それはきっと
別々の道を
歩く事を
分かっているから

当たり前の様に毎日が
過ぎていったよね
あっという間
机の落書きも もう二度と
見る事もないのかな
なぜか涙が溢れ出す

くしゃくしゃな君の
楽しそうな笑顔も
悔しそうなその泣き顔も
大切に胸にしまっておくから
ずっと
桜の季節
お別れだね…



あれはきっと
初めての恋
一緒に歩いた帰り道

今にも胸が
張り裂けそうになって
勇気出して
そっと話しかけた…

厳しかったあの先生だって
僕らを想ってくれてた
今さら希望と不安が溢れ出す
前を見て進もうと心には
決めてるけど…

かけがえのない僕の宝物は
仲間と過ごした時間
大切に胸にしまっておくから
ずっと
桜の季節
お別れだね…

これからたくさんの
素敵な事や
つらい事が
待っているのかな

たまにはみんなで
集まって
なつかしい話でも
できたらいいな

くしゃくしゃな君の
楽しそうな笑顔も
悔しそうなその泣き顔も
大切に胸にしまっておくから
ずっと
桜の季節
お別れだね…

桜の季節
また会おうね…

・・・


  (⌒)      日に日に暖かくなってきています。
 (⌒※⌒)      桜が咲いてる地域もあれば、まだ雪が残ってる地域もあるけれど。
 /(_人_)⌒)
_//(⌒(⌒※⌒)⌒)   卒業式を終えた人、これから卒業式の人。
三(⌒※(_人_) ※⌒)   慣れ親しんだ環境とも、人達ともさよなら。
( (_人_(⌒)(_人_)     新しい人生が待っています。
(⌒※ (⌒※⌒)⌒)
(_人_)(_人_)※⌒)  
      (_人_)、 
   〃     \\
  ノ)       ̄ 
   ̄        
   ノ|
   (_ノ

            <感謝合掌 平成31年3月13日 頓首再拝>

平成31年度「新社会人のタイプ」 - 伝統

2019/04/05 (Fri) 04:00:11


今週の月曜日(4月1日)は、
平成31年度(2019年度)スタートの日でした。

多くの若者が4月1日から新社会人としてスタートを切った
わけですが、

平成29年度までは、日本生産性本部が、
毎年の新社会人のタイプについて発表しておりました。

平成30年度からは、
人事労務分野の情報機関である産労総合研究所が発表しており、
平成31年度については、次のように発表しております。


「呼びかけ次第のAIスピーカータイプ」

  注目のAIスピーカー(引き続きの売り手市場)。
  多機能だが、機能を十分に発揮させるためには細かい設定
  (丁寧な育成)や別の補助装置(環境整備)が必要。

  最初の呼びかけが気恥ずかしいが(オーケー!とか)、
  それなしには何も始まらない。
  多くの新入社員はAIにはできない仕事にチャレンジしたい
  と考えていることをお忘れなく。

  (Web「新入社員情報局」(2019.03.27))
  (https://www.e-sanro.net/freshers/?page_id=668 )


<参考>

(1)平成30年度「SNSを駆使するチームパシュートタイプ」
   (Web「新入社員情報局」(2018.03.26))
  (https://www.e-sanro.net/freshers/?page_id=576

(2)平成29年度「キャラクター捕獲ゲーム型」

(3)平成28年度「ドローン型」

(4)平成27年度「消せるボールペン型」

(5)平成26年度「自動ブレーキ型」

(6)平成25年度「ロボット掃除機型」

(7)平成24年度「奇跡の一本松型」

(8)平成23年度「はやぶさ型」、

(9)平成22年度「ETC型」

            <感謝合掌 平成31年4月5日 頓首再拝>

新社会人の離職・転職 - 伝統

2019/04/22 (Mon) 03:19:09

「最近の新人はすぐ辞める」、実は毎年恒例 今の新入社員も20年後には完璧な会社人間に?

      *Web:THE PAGE (2019.04.08)より

4月に入り、新社会人が働き始めましたが、
中には早くも離職や転職について考えてしまう人もいるようです。

あるネットメディアの調査では、新社会人の約25%が
「具体的な退職時期を想定している」と回答しています。

最近の新人はすぐに辞めてしまうとも言われていますが、
実態はどうなのでしょうか。

 
毎年、この時期になると「今年の新人は」といった形で、
すぐ辞めてしまう、忍耐力がない、プライベートばかり重視
といった話のオンパレードとなります。

しかしながら、現実には新入社員の行動パターンというのは
過去30年にわたってほとんど変化していません。

 
厚生労働省が行っている新規学卒者の離職状況調査によると、
新入社員の3年以内の離職率は過去30年にわたってほぼ30%台
となっており大きな変化はありません。

2004年に37%近くまで上昇したことがありましたが、
近年はむしろ低下する傾向すら見られます。

 
新人がプライベートばかり重視するという話も実は毎年のことです。

新人に対して「情熱がない」と不満を漏らしている中間管理職は
いわゆるバブル世代が多いのですが、

1980年代の報道を見ると、当時の新人(つまり今の中間管理職)は、
遊びにいくことばかり考えている、私生活が最優先、会社に忠誠を尽くさない、
といった話のオンパレードです。

しかも、新人たち自身のコメントを見ると
「私たちは、上の世代のような会社人間には絶対にならない」
といったものが多くなっていますが、
30年後に彼等がどうなったのかについては説明するまでもありません。

 
いつの時代においても新入社員の3割が3年以内に会社を辞め、
その後も会社に残った社員はほぼ確実に会社人間となり、
やがては「最近の若者は・・」といって新入社員を批判するという流れが
ずっと続いているのです。


毎年3割の新人が3年以内に会社を辞めているのだとすると、
今、管理職になっている世代の人も、同期入社の3割が会社を去っているはずですが、
どういうわけかその記憶がないようです。

おそらく仕事のことで頭がいっぱいで、去って行った同期のことは
あまり覚えていないのかもしれません。

 
今、中間管理職になっている人は、自分も若い時は、
会社に縛られたくないと強く思っていたはずですから、
それを思い返してみる必要があるでしょう。

 
一方、新社会人は、上の世代から批判されるのは毎年のことですから、
いちいち気にする必要はありません。

むしろ20年後にはほとんどの人が、今の上司のように完璧な会社人間となり、
若手を批判している可能性が高いですから、

もし上司を見て「醜い」と感じたのであれば、
そうならないように自分を律していく必要があるでしょう。

   ( https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190408-00010001-wordleaf-bus_all )

            <感謝合掌 平成31年4月22日 頓首再拝>

【近畿大学卒業式(平成30年度)】キンコン西野の伝説のスピーチ - 伝統

2019/04/28 (Sun) 04:37:28


実業家の堀江貴文さん(平成26年度)、京都大学の山中伸弥教授(平成27年度)、
お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹さん(平成29年度)など、
サプライズゲストによるスピーチが毎年話題になっている近畿大学卒業式。


今年は、2016年に「芸人引退」宣言を発表し、
現在は絵本作家やインフルエンサーとしても活躍されている
お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣(にしの あきひろ)さんが登場しました。


15分くらいの短いスピーチです。
けど、面白い。さすが漫才師、ですよね。
何も関係ない雑談しているようで、それが伏線になっていて最後にぜーんぶ回収する。

一般人では太刀打ちできない圧倒的な構成です。


動画:「平成30年度近畿大学卒業式」ダイジェスト

    https://www.youtube.com/watch?v=M__Edxe-NJg

    (キンコン西野の伝説のスピーチ 14分30分頃から一部あり)

               ・・・

【キンコン西野の伝説のスピーチ(全文)】

          *Web:西野亮廣ブログ(2019-03-24 )より
               ~『世の中に失敗など存在しない』

-西野登場-

会場
(拍手)

西野

「どうもどうも。えっと、あの…皆さんはこれから社会に出られるわけですけども、
社会に出たらコミュニケーションというものが、より大切になってくることは
想像に難くないと思います。

んでもって、コミュニケーションの鍵は
『相手が求めているリアクションをすることだ』
ということも、もうお分かりだと思います」

西野

「でね、今、僕が出る前にオープニング映像が流れました。
もう『スーパースターが出てくるぞ!』といった雰囲気たっぷりの煽り映像です。

あの映像を作られた方が、
映像終了後に求めているものは『スーパースターの登場』で、
私は、自分がスーパースターでないことは百も承知ですが、
でも、そこは社会人として大切なコミュニケーションです。

私、それはそれは皆様に申し訳ないと思いながらも、
スーパースターのごとく、堂々と舞台袖から出てきましたよ。

スーパースターが出てくるような映像が流れ、
スーパースターのような振る舞いで西野が登場し、そして、あなた方は……
パラパラの拍手を送った」


会場

(笑)


西野

「それでいいのか?という話です。

あなた方には二つの選択肢があった。

1つは、キングコング西野をパラパラの拍手で迎える。

もう1つは、男は野太い声を出し、女は黄色い声を上げ、
大歓声でキングコング西野を迎える」


会場

(笑)


西野

「どちらでも構いません。皆さんの人生ですから、
皆さんの好きなようにされるのがいいと思います。

あ、もう一点。
もう間もなく…あと10分~15分ほどで
皆さんの大学生活が本当に終わってしまうのですが、

このまま静かに座って終わらせてしまうのか、
それとも、最後にバカをして終わるのか?

誰かが世界を変えてくれるのを待つのか、それとも自分で世界を変えるのか?

念のため、もう一度言いますね。

あなた方には二つの選択肢がある。

パラパラの拍手でキングコング西野を迎えるのか、
それとも、割れんばかりの大歓声でキングコング西野を迎えるのか?

決めるのは、あなた方です。

というわけで、ゲストスピーカーの登場……やり直しです」


会場

(爆笑)


西野

「もう一度、VTRお願いします」

-西野、舞台袖にハケる-


-西野、再登場-


会場

(大歓声)


西野

「やればできんじゃん!
どうも、あらためまして、キングコング西野です。宜しくお願い致します」


会場

(大歓声)


西野

「まあ、いろいろありまして、
こうして僕なんかがスピーチを頼まれたわけですけども、
本題に入る前に自分が何者なのかをお話しした方が良さそうですね。
話します。

紹介映像にもありましたが、
2~3年前に『えんとつ町のプペル』という作品を発表しまして、
これが結構売れて、映画化が決定して、今、その映画を作っているところです」


西野

「んでもって、自分は『ディズニーを超える』とか何とか言ってまして、
今のところスタッフの皆様からは反対をくらっているのですが、
この映画『えんとつ町のプペル』の公開を、ディズニーの新作アニメの公開の真裏にぶつけて、
観客動員数で勝とうと思っています」


会場

(笑)


西野

「そこで、ディズニー映画が一体どれぐらいヒットしているのかを知りたくて、
ディズニー映画の収支表のようなものを見たら…あの人達、メチャクチャ売れてるんです」


会場

(笑)


西野

「皆さん、ご存知ですよね? 『ベイマックス』とか、『アナと雪の女王』とか。
僕は来年、ここに挑まなきゃいけないのかと思うと、膝がブルブル震えてきたんですけども、
ずっと、その表を見ているうちに、ディズニー作品の弱点に、ついに気がついたんです。
それは…『ジャングル系の時、ちょっと弱め』」


会場

(爆笑)


西野

「なので、ディズニーがジャングル系の作品を出してきたら、
『そろそろ西野が出てくる』と思っていただけると助かります」


会場 

(笑)


西野

「そういうセコいやり方で、ディズニーに挑もうと思っております」



西野

「ここまでは、チームの自己紹介です。
そして、ここからが個人の自己紹介になるわけですが…好感度は低めです」

会場
(笑)


西野

「街中で『キングコング西野さんですよね?』と声をかけられたので、
『あ~、どうもどうも』と手を差しのべると、『大丈夫』と断られたりします」

会場
(爆笑) 


西野

「声をかけられて、フラれたりします。つらいです」


西野

「相方はキングコングの梶原雄太です。
最近だとYouTuber『カジサック』として頑張っています。とても頭の悪い男です。
バカです。今からカジサックの悪口を言います」

会場
(笑)


西野

「以前、飛行機に乗った時に、あのバカが僕の前の席に座って、
離陸後まもなくリクライニングをバーン!と倒してきたんです。
チビで体積も少ないのくせに、目一杯倒してきやがったんです。
当然、コッチのスペースは狭くなるわけじゃないですか?

ほんのりムカついたのですが、でも、まぁ、椅子を倒すことは禁止されているわけではないし、
なにより、『お疲れで寝るんだろうなぁ』と思って、ちなみに、前の席を覗いてみたら…
あのバカ、倒した椅子にもたれずに、前の机を出して、うつぶせになって寝てやがったんです」

会場
(爆笑)


西野

「あのバカの背中にムダなスペースが発生しているんです」

会場
(爆笑)


西野

「椅子を倒すのなら、もたれろ!
うつぶせになるのなら、リクライニングを戻せ!

私、腹が立ってしまってですね、寝ている彼の頭頂部に
ペットボトルの水をチョボチョボっとかけたんです。
でも、全然起きない。

一滴かけても起きない。五滴かけても起きない。
10滴、20滴かけたら、もう頭がビチョビチョになって、そこで、ようやく
あのバカがバッと飛び上がって起きて、濡れている自分の頭を押さえて、
呟きやがったんです。『やってもうた…』」

会場
(爆笑)


西野

「やってもうた? こんなところ(頭頂部)、やってまいます?
ココ(股間)なら、まだしも。本当にバカです」



西野

「同期には、ピースやノブシコブシ、とろサーモンやダイアンなど、
才能のある面々が揃っております。その中でも、
昔から、よく一緒に遊ばせてもらっているのがNON STYLEの石田君ですね。
ここからは、彼と正月にUSJに行った時の話です。

お正月ということで、USJに行く前に初詣に行って、
『いい結果が出た方が、何でも命令できる』というルールを設けて、
おみくじを引いたんです。

すると、僕が大吉で、彼が大凶を引くという圧倒的な結果が出て、
晴れて、僕が彼に命令できる権をゲットしたわけです。

その流れでUSJに行き、
『ウォーターワールド』の水上ショーを観に行ったんです。

ご存知ですか? ウォーターワールド。

あれって、ショーが始まる前に
、観客席を二つに分けて『声出し合戦』をおこなうんです。
で、声が小さかったチームの代表者1名が罰ゲームで水をかけられる」


西野

「僕、それを事前に知っていたので、
石田君を最前列に座らせて、自分は最後列に座って、
『LINEで僕が指示を出すから、僕の指示どおりに動け』と、
ここで“命令できる権”を使ったんですね。

そして、声出し合戦が行われて、結果、僕らのチームが負けて、
キャストさんが『負けたチームの代表者、出てこーい!』と言うわけです。

ここだ、と思って、『今だ!前に出ろ!』とLINEを送ったのですが、
石田君というのは本当にピュアな男でして、
お客さんとして純粋にショーを楽しんでしまって、
まるでLINEに気がつかない」

会場
(笑)


西野

「何度、LINEを送っても、まるで気がつかない。そうこうしていたら、
大学生の男の子が『僕、いきまーす』と前に出ちゃった。
これで、『水をかける人』『水をかけられる人』『水をかけられる人を押さえる人』
といった感じで、罰ゲームの役者は揃ったわけです。

そして、まさかの、そのタイミングで石田君がLINEに気づいて、
画面を確認するやいなや、ファ~と前に出ていっちゃったんです」

会場
(笑)


西野

「客席は騒然です。『石田だ!』『NON STYLEだ!』それより何より、
『なぜ、このタイミングで!?』」

会場
(爆笑)


西野

「M-1チャンピオンが公衆の面前でスベリ散らしているわけです。
僕もビックリしました。だって、こんなタイミングで出ていっても、
もう役割がないんだもん。

『おいおい、石田。どうするんだ?』と思いましたよ。そしたら、彼…
『水をかけられる人』がいて、
『水をかけられる人』がいて、
『水をかけられる人を押さえる人』がいて、
『水をかけられる人を押さえる人を押さえる人』をしたんです」

会場
(爆笑)


西野

「押さえる人の後ろにまわって、なんとなく、押さえる人の肩に手をあてているんです。
もうワケが分からない。客席はパニックです」

会場
(笑)


西野

「でも、罰ゲームをしないことにはショーが始まりませんから、仕方がない。
水をかける人が『くらえ~』とバケツ一杯の水をかけるんです。

そしたら、あれはきっと、耳打ちされていたんでしょうね。
『水をかけられる人』が頭を下げるんです。
で、本来であれば『水をかけられる人を押さえる人』に当たってオチがつくハズなのですが、
その人の後ろには、絶賛ゲロスベリ中のNON STYLE石田がいる」

会場
(笑)


西野

「『ここでNON STYLE石田くんに花を持たせてやらないと』ということで、
なんと『水をかけられる人を押さえる人』が機転をきかせて、頭を下げてくださったんです。

そしたら、石田くんもビックリして、一緒になって頭を下げちゃった」

会場 
(爆笑)


西野

「そのまま水が明後日の方向に飛んでいって、誰も濡れない。被害者ゼロ」

会場
(爆笑)


西野

「大事故です。酷い有り様でした、ホント。

で、このままフザけた話を続けたいところなのですが、
そろそろ先生方に怒られそうなので、ここから、イイ感じの話をします…」



西野

「想像してください。

僕たちは今この瞬間に未来を変えることはできません。
そうでしょ?
『10年後の未来を、今、この瞬間に変えて』と言われても、ちょっと難しい。

でも、僕たちは過去を変えることはできる。

たとえば、卒業式の登場に失敗した過去だったり、
たとえば、好感度が低い過去だったり、
たとえば、アホな相方を持ってしまった過去だったり、
たとえば、友達と一緒に恥をかいてしまった過去だったり。。

そういった過去を、たとえば僕の場合ならネタにしてしまえば、
あのネガティブだった過去が俄然、輝き出すわけです。

『登場に失敗して良かったな』と思えるし、
『嫌われていて良かったな』と思えるし、
『相方がバカで良かったな』と思えるし、
『友達と一緒に恥をかいて良かったな』と思える。

僕たちは今この瞬間に未来を変えることはできないけれど、
過去を変えることはできる」


西野

「これから皆さんは社会に出ます。
様々な挑戦の末、
最高の仲間に出会えることもあるでしょうし、
最高のパートナーに巡り会えることもあるでしょうし、
最高の景色に立ち会うこともあるでしょう。

一方で、

涙する夜もあるし、
挫折もあるし、
傷を背負うし、
言われのないバッシングを浴びることもあるでしょう。
挑戦には、そういったネガティブな結果は必ずついてまわります。

でも、大丈夫。

そういったネガティブな結果は、まもなく過去になり、
そして僕らは過去を変えることができる。

失敗した瞬間に辞めてしまうから失敗が存在するわけで、

失敗を受け入れて、
過去をアップデートし、
試行錯誤を繰り返して、
成功に辿りついた時、
あの日の失敗が必要であったことを僕らは知ります。

つまり、理論上、この世界に失敗なんて存在しないわけです。

このことを受けて、僕から皆さんに贈りたい言葉は一つだけです。


挑戦してください。


小さな挑戦から、世界中に鼻で笑われてしまうような挑戦まで。
皆さんにはたくさんの時間があるので、たくさん挑戦してください」



西野

「一応、絵本作家もやっているので、最後は絵本の話でまとめます。
今、『チックタック ~約束の時計台~』という絵本を作っています。
時計を舞台にした物語です」


西野

「時計の針って面白くて、長針と短針が約1時間ごとに重なるんです。
1時5分頃に重なって、2時10分頃に重なって…毎時重なるんですけど、
でも、11時台だけは重ならないんです。

短針が逃げきっちゃう。
二つの針が再び重なるのは12時。

鐘が鳴る時です。


何が言いたいかと言うと、

『鐘が鳴る前は報われない時間がありますよ』です。

僕にもありましたし、皆さんにも必ずあります。
人生における11時台が」


西野

「でも大丈夫。

時計の針は必ず重なるから。
だから、挑戦してください。

応援しています。頑張ってください。

僕は、少し先で待っています。
いつか一緒にお酒を呑みましょう。

卒業生の皆様、御家族の皆様。
本日は、本当におめでとうございます。

キングコング西野亮廣でした」

会場
(拍手)

   ( https://ameblo.jp/nishino-akihiro/entry-12449260616.html )



<Kindai Picks (キンダイピックス)>

・個の時代から集落の時代へ!キンコン西野の炎上・勝ち負け論
【西野亮廣×近大生トーク】(前編)
https://kindaipicks.com/article/001748

・「お金は汚い」という考えを捨てろ!キンコン西野のお金の話
【西野亮廣×近大生トーク】(後編)
https://kindaipicks.com/article/001749

            <感謝合掌 平成31年4月28日 頓首再拝>

【2020年人工知能時代の僕たちの幸せな働き方】 - 伝統

2019/05/16 (Thu) 04:05:58


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年04月07日)より

   (藤野貴教氏の心に響く言葉より…)

   「20年後、あなたが望もうが、望むまいが、
   現在の仕事のほとんだが機械によって代行される」

   GoogleのCEOラリー・ペイジが2014年に語った言葉です。

   AIが人間をコントロールしてしまうような世界を私は望みませんが、
   世の中の大きな潮流として、

   「人の仕事が少しずつ置き換えられていく」

   ことは間違いな流れだといえます。

   事実、AIは日進月歩です。


   人工知能時代の働き方の32ステップである
   「知る」「使う」「創る」の段階を上り続けるために、
   まずはAIの最新情報について「知る」という場をたくさん持つことが重要です。

   例えば…


   《スキマ時間はニュースを見よう》

   「人工知能 ニュースサイト」で検索すると、たくさんのメディアが出てきます。
   お気に入りのサイトを見つけて、スキマ時間にちょこちょこっと読んでみましょう。


   《アンテナの高いオピニオンリーダーのSNSをフォローしよう》

   孫泰三さん、国光宏尚さん、田端信太郎さんなど、
   IT業界のオピニオンリーダーのFacebookをフォローするのも私がやっていることです。

   彼らのシェアする情報から、「こんな変化が起きているんだ!」という
   トレンドを感じ取ることができます。

   「公開」形式で投稿してくれていますので、友達リクエストを送る必要はありません。


   あえて挙げませんでしたが、日経新聞を読むことはやはりおすすめです。

   テクノロジーのことがわかり始めてくると、
   新聞に書かれている記事の「背景」を想像することができるようになります。


   AIをはじめとするテクノロジーが進化していく2030年までの間に、
   それぞれの職種がどのような変化をしていくか、
   経済産業省が詳しくまとめたレポートがあります。

   「新産業構造ビジョン~第4次産業革命をリードする日本の戦略~」という資料です。

   政府の見解においても、
   AIの進化は私たちの仕事に大きな影響を与えることが予測されています。

   「人手不足の解消」につながるが、
   「雇用のボリュームゾーンである従来型のミドルスキルのホワイトカラーの仕事は、
   大きく減少していく可能性が高い」とはっきり述べられています。


   一方で、ビジネスのカタチも大きく変わっていくため、
   「新たな雇用ニーズを生み出していく」といわれています。

   AIによってビジネスがどう変化していくかを考えながら、
   1人1人が自分の仕事を進化させることを政府も求めています。

   このレポートでは、仕事を9つに分類して、
   「その仕事に就く人が増えるか減るか」という数字の変化を具体的に予測しています。


   予測シナリオは2つあります。


   1つは、国、産業、個人が今回起きているテクノロジーの進化に対応せずに、
   これまで通りの産業・雇用体系を続けた場合。

   これを「現状放置シナリオ」と呼んでいます。


   もう1つは、テクノロジー進化が与える影響を深く考え、
   産業・雇用を転換・流動化させた場合の「変革シナリオ」です。


   「痛みを伴う転換をするか、安定したジリ貧を取るか」という厳しい言葉を用い、
   「転換するならスピード勝負」であると名言しています。

   現状放置シナリオならば、735万人分の雇用が減ると述べています。

   2015年の従業者数を3334万人と捉えていますので、
   このままいけば10人に1人が職を失うリスクがあると述べています。


   変革シナリオにおいてもマイナス161万人。

   つまり、いずれにしろ「従業員数」は減少するという予測がなされています。


   これは働き手からしたら悲観的になりたくなる数字予測です。

   しかし国全体で考えると、
   そもそも人口減少・高齢化により全体従業員数は減少していきます。

   テクノロジーが進化しようがしまいが、
   「働き手の数」自体はもともと減少することが予測されていたわけです。

   ですから、テクノロジーが人の仕事を奪うと考えるのではなく、
   「どうやってテクノロジーを活用して仕事を効率化させていくか」を考えることが、
   この数字から見える本質です。

   そして、

   「テクノロジーには代替できない、人にしかできない仕事に、
   どうやって私たち1人1人の仕事を進化させていくか」

   を考えていくことが必要なのです。


   それはつまり、
   「創造的に考えることが必要な領域」
   「身体性や感情が求められる領域」においては、
   まだまだ人間のほうがAIより優位だと考えることができそうです。

   実は20世紀とは、「人間をロボット的にする時代」であったともいえます。

   1900年代前半に自動車の元祖であるT型フォードが誕生し、
   「大量生産」の仕組みが生まれました。

   たくさんの人間を同じ場所(工場や会社)に押し込め、
   同じような仕事をさせていくことが、
   大量生産の時代においては最も効率がよかったからです。


   21世紀に入り、人間は気づき始めました。

   「効率」だけではどうにもならない時代になってきたことに。

   効率だけ追い求めても、幸せになれないんじゃないかという
   「感情」「疑問」が生まれると同時に、
   人間の「身体」や「心」が悲鳴を上げるケースも出てきました。

   そういった人間の「気づき」とともに登場したのが、
   AIなのではないかと感じています。


   AIが人の仕事を奪うといわれています。

   しかし本質的には、「ロボット的な働き方」をAIが代替えしていく、
   という表現が正しいのではないでしょうか?

   同じことをただただ繰り返す仕事や、
   効率だけが求められる仕事をロボットに任せたとき、
   人間の仕事が「楽に」なります。

   創意工夫をしながら感情豊かに働くほうが、
   より仕事は「楽しく」なっていくはずです。

   20世紀のとらわれから自由になり、
   「人間は人間らしい仕事をする」ことが人工知能時代の幸せな働き方です。

      <『2020年人工知能時代の僕たちの幸せな働き方』かんき出版>

              ・・・

孫正義氏は、新時代にどう生きるかについて述べている。
(「平成から令和へ」インタビュー・Yahoo!)より

『これからも続く長いインターネットの歴史からすれば、
平成の30年間というのは、まだインターネットが生まれただけ。
そういうところだと思いますね。これからさらに広がりますから。』


『平成は失われた30年間。

日本は、まるごと下っていってしまった。

昭和末期の1980年代、日本が「電子立国」と言って、
家電を中心にすごく自信満々な時期がありました。

そのときに、いわゆるソフトウエアのことをバカにしている人たちがいました。

僕らがいくら、「これからはソフトの方が大事ですよ。ソフトこそが頭脳で、
ハードは言ってみればただの箱、道具にすぎません。
ソフトが主役になる時代が絶対に来ます」ということを言っても、
「ハードウエアこそが主役である」と。

いかがわしい若い小僧たちがソフトウエアだとはしゃいでいるけれども、
わけがわからないし、アルバイトで雇って書かせておけばいいと。

そういう“大人”が多かった。

当時の日本の主流のビジネスマンたちは、
モノをつくってなんぼ、モノづくりにこそ魂があるみたいなね。

結局、それが日本の決定的な遅れにつながったんですね。』


『インターネット自体は、植え込みの時代が終わり、
昔でいう“読み書きそろばん”のような当たり前の存在となった。

これからは、収穫、ハーベストの時代です。

その収穫期において、収穫を大きく左右するカギとなるのは、
やはりAI(人工知能)でしょう。

すなわち、AIが時代を明るくするカギにもなる。

もうAI以外の案件は持ってくるな、というくらい、今、僕自身もAI一筋です。

僕は今、もう99%、AIに集中している。

そのくらい振り切っても、世界ではなかなか難しい勝負になっています。』


『コンピューティングの世界には、性能を決める“3大要素”がある。

プロセッサーの演算能力、メモリー容量、それから通信するスピード。

それ以外の要素は全部誤差です。

その3つがそれぞれこの30年間で約100万倍になったわけです。

そして、ここから先、もう一度、約100万倍になるわけです。

中途半端に知っている人に限って
「AIにも限界がある」「ムーアの法則はもう限界だ」とか、
言いたがる人が多いんだけれども、僕は「バカか」と言っておく。

それはあなたの頭が限界にきているだけだと。』


『どんな時代でも、常に人に生きがいはあるわけですよ。

昔、機械がないときに人々は手で田植えをして、手で魚を釣って、
手で土を運んでいたけれど、機械が登場しても職は奪われるどころか、
むしろ新しい職が次々に生まれていった。

同じように、AIがどんどん人間の仕事をこなすようになっても、
AIを道具として使って、AIとともに提案をしていくコミュニケーションの仕事が
次々と誕生するはずです。

あるいは、AIによる代替で可処分時間が増えることによって、
人はもっとアートやスポーツやエンターテインメントや料理といった、
より人間らしいことに時間を費やし、生きがいを見いだしていくことができる。

逆に言うと、機械とAIができるような単純労働やルーティンワークは、
そんなものをなんでわざわざ人間がするの?という時代が訪れる。

人間はもっと人間らしく会話をしようよ、触れ合おうよと。

人の温かみを感じるサービスや商品をリスペクトしようよと。

そういうことによって生まれる、新しい価値や新しい仕事、
これはもう山ほど生まれてくるはずです。』


『日本の悪い癖は、自分たちがわかる過去の世界のことを本業と呼ぶ。

本業からはみ出すやつは危険なやつだと、邪道だと、
すぐに言いたがって、いかがわしい目で見るわけです。

最近で言うと、「月に行く」と言いだすと、
メディアもよってたかって厳しい目を向けたりね。

いや、確かに彼らはいかがわしいですよ。

でも、そのいかがわしさが必要なんですよ、堰を越えて波に乗るためにはね。

新しい文化というのは常にいかがわしいところから生まれる。

ビートルズだって、当時、僕らが子どもだったころは、いかがわしいと。

あんなのを聴いたら不良になると言われたわけですよ。

でも今では音楽の教科書にも出てくるでしょう。』


『だから、今の大人たちも、全員とは言わず一部でもいいから、
いかがわしい若者のエネルギーに対して、
「もしかしたら、これが日本の未来にとって必要なことかもしれない」というふうに、
理屈で理解できなくても直感で感じ取って、励ましたり応援したりする許容力を
ぜひ持ってほしいなと思いますね。

励ますというのは、なにか政府予算をつけるだとか、そういうことではなくて、
たとえば「いいじゃないか」と言うだけで、それだけで空気は変わっていくんです。』


時代はすさまじい勢いで変わっていく。

そんなとき大人たちに必要なのが
「いかがわしい」と思える若者たちの新しいチャレンジに対し、
好奇心を持ち、それを応援すること。

「2020年人工知能時代の僕たちの幸せな働き方」

新たな時代に限りない好奇心を持ち、
未来にとって必要なチャレンジを応援できる人でありたい。

           <感謝合掌 令和元年5月16日 頓首再拝>

AppleのCEOティム・クックが語る卒業スピーチ - 伝統

2019/06/04 (Tue) 03:44:40

「世界はいま、君たちを必要としている」

         *AppleのCEOティム・クックが語る卒業スピーチ より要点の抜粋
          (2015年ジョージ・ワシントン大学の卒業式)

(1)自分だけの信念を持つ、それが人生の道しるべとなる。

   卒業生の皆さん。
   今この瞬間、自分と向き合う旅が本格的に始まろうとしています。

   自分の生きる意味を探し、それを追いかけるということ。
   自分だけの北極星を見つけてください。

   選択が簡単なものも難しいものもあるかもしれませんが、
   旅とは、どこにいくか「選ぶ」ということなのです。


(2)世界は君たちを必要としている~情熱は世界を変えられる。

  ①私のターニングポイントは、ある人物との出会いでした。
   彼の名はスティーブ・ジョブズ。

   ジョブズは目の前で

   「目標は世界を変えること。誰もが使えるテクノロジーの力で、
   みんなが夢を叶えるためのツールをつくる」

   と語っていました。

   その姿を見て、私は情熱に溢れていた10代の頃の自分を思い出しました。
   彼との出会いは私の人生を変え、
   それから17年経ちますが後悔したことは一度もありません。

  ②仕事とは他の誰かの役に立つことでもあります。
   Appleの製品は世界中の人々に活力を与えています。

   信念を持ち、それを実行に移す企業は、
   本当に世界を変えることができるのです。

   そして、個人でもまた世界は変えられます。
   君たちは、そういう人であるべきです。


(3)外野から批判をするのは簡単、コートの中に立ち、主役であれ。

  ①人を陥れるために、コートの外側から批判をする人はいつでもいるものです。
   意志があるのに努力をしない人はそういった人と同じくらい有害です。

  ②コートの外側でただ眺めているのは、君たちがすべきことではありません。
   世界はコートの中に立ち、プレイをする君たちを必要としています。

   世の中には解決しなくてはいけない問題がたくさんあります。
   虐げられている人々はまだまだ多くいます。治癒が必要な病気も山ほどあります。

   世界は君たちの力と、熱意を必要としているのです。

  ③リスクを恐れないで下さい。
   冷笑や批判は無視してください。

   歴史は一個人だけが変えられるものではありませんが、
   変えるきっかけはつくれます。

   そして、それをするのは君たちです。君たちでなければいけないのです。

   ( https://tabi-labo.com/132541/apple-timcook  )

                    ・・・

「バカにするやつは放っておけ」

         *AppleのCEOティム・クックが語る卒業スピーチ より要点の抜粋
          (2017年マサチューセッツ工科大学の卒業式)

(1)『どうしたら人の役に立てるのか?』って。
   人は自分を超える何かを目指して働く時、意義を見出すことができるんだよ。


(2)社会には、あなたのことを小馬鹿にする人がたくさんいるだろう。
   インターネットは様々なことを可能にし、力を与えてくれる。

   けれど善意がなくてくだらない、
   ネガティブなことがいきかっている場所でもある。


(3)雑音に惑わされないでほしい。
   つまらないことに足を踏み入れないように。

   嫌なやつには耳を貸さないように。
   そして頼むからそういう人にはならないように。

   人に好かれることではなく、
   役に立つことを軸に自分自身の影響力を評価するように。

   他人の目を気にするのをやめた時、人生はより意義のあるものになる。
   君たちもきっと自分なりの人生の目的を見つける時がくるだろう。


(4)キャリアを積んでいくのに感情はいらない、
   と説得しようとする人たちが出てくるだろうが、
   そんなウソは受け入れないようにするんだ。

   ( https://tabi-labo.com/282115/timcook-graduationspeech )

・・・

<参考:スティーブ・ジョブス 伝説の卒業式スピーチ
    光明掲示板・伝統・第一(2015年03月24日 )
    http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=27 >


           <感謝合掌 令和元年6月4日 頓首再拝>

令和で必要とされるスキルとは? - 伝統

2019/06/08 (Sat) 04:27:05

令和で必要とされるスキルとは?

      *Web:ビジカレブログ(2019年6月 4日)より抜粋

オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授が発表した
スキルの未来という論文に、2030年に必要とされるスキルがあります。

どうせなら未来に通用するスキルを磨くのが大事ですね。
そのための一つの指標となると思います。

ベスト20

1位 戦略的学習力
2位 心理学
3位 指導力

4位 社会的洞察力
5位 社会学・人類学
6位 教育学

7位 協調性
8位 独創性
9位 発想の豊かさ

10位 アクティブ・ラーニング
11位 心理療法・カウンセリング
12位 哲学・神学

13位 伝達力
14位 サービス志向
15位 アクティブリスニング

16位 高度な問題解決力
17位 口頭表現
18位 コミュニケーション学、メディア学

19位 滑舌
20位 判断力。意思決定力

というリストでした。

     (http://tsutaya-college.jp/blog/2019/06/post-708.html )

           <感謝合掌 令和元年6月8日 頓首再拝>

【100万分の1の「レアカード」になる】。 - 伝統

2019/06/27 (Thu) 04:34:56


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年05月29日)より

   (教育改革実践家、藤原和博氏の心に響く言葉より…)

   中高生にも、自分の希少性を高めて「レアカードになれ!」
   とアドバイスすることになります。

   もう何度もこの手のキャリア教育の授業をやっているのですが、
   彼らなりに理解しますし、かなり納得感が高いようです。

   安易に「みんな一緒」のほうにいくのではなく、
   「それぞれ一人一人」がユニークさを増していくような生き方。

   同じピラミッド構造の中で競争するのではなくて、
   ユニークなポジションをとればいいのだということを解説していきます。


   「レアカード」の一例として、
   私は「20年前には存在しなかった仕事の話」をします。

   たとえば「アロマセラピスト」や「ネイルアーティスト」。

   20年前、今よりは少数ながら「アロマ」をやっていた人はいたし、
   「セラピー(癒し)」も、昔からある仕事です。

   マッサージ師もセラピー業だし、占い師も僧侶もそうでした。

   でも、この「アロマ」と「セラピー」を組み合わせたところが新しかったのです。

   同じように、昭和のお母さんたちだって
   自宅でマニュキュアをすることはありました。

   でも、それをプロが施すアートにまで高めたから「ネイル」に
   芸術的な付加価値が付いて、よりレアな仕事になったわけです。


   このように、2つの仕事を組み合わせることで、
   付加価値の高い“レアな仕事”を創造することができるということ。

   今やアロマセラピストもネイルアーティストもごまんといますが、
   真っ先に始めた先駆者はほんの一握りのレアな存在で、大いに稼いだはずです。

   彼らはレアな仕事をゼロから“創造”したのではなく、
   既存の仕事を組み合わせることで、
   レアな仕事を“編集”したことも注目したい点です。

   結局、意外な要素を掛け算で「つなげる力」、
   つまり「情報編集力」がモノを言うのです。


   希少性を高める方法を、私自身のケースを使って説明していきましょう。

   私は大学卒業後、リクルート社に入社しました。

   そこで、20代は「営業とプレゼン」の練習に1万時間をかけ、
   左足の軸を固め、100人に1人の営業マンになりました。


   次に、30代の1万時間で、もう一つ「リクルート流マネジメント」という
   右足の軸を固め、さらに100人に1人のマネージャーになったのです。

   これを掛け算すると、【100分の1×100分の1=1万】となります。

   20代と30代で同じことをやっていたら、
   永遠に左足だけで立つのみの“点”になってしまいます。

   30代で転職してもいいし独立してもいい。

   サブワークをやる、留学をするなど、やり方はいろいろ。

   同じ会社に勤め続けていても、
   種類が違う“軸となる技術”を学ぶことです。

   広報と広告とか、営業と販売とか、人事と財務とか。

   左足の軸の次は、右足の軸となる別の技術を身につけることが大切です。


   今、それぞれの軸をつくるのに1万時間と言いましたが、
 1  万時間というのは、ビジネス書で私が一番評価している1冊、
   「天才!成功する人々の法則」に出てくる数字です。

   1万時間である仕事をマスターするというのは、
   1日3時間やれば年1000時間で10年かかるということ。

   1日6時間取り組めるなら5年で達成可能です。

   何の仕事であれ、5~10年やれば仕事をマスターするというのは、
   通常の経験則からもずれてはいないと思いますが、いかがでしょう。


   さらに、47歳からの5年間、
   東京都では義務教育初となる民間校長を務めました。

   1日10時間は生徒の未来を拓くにはどうしたらいいかだけを
   考え抜き、実行と修正を繰り返しましたから、1年に200日以上で
   年に2000時間、5年で1万時間に達していたと思います。

   ここでも100人に1人の校長になれたわけです。

   これで【100分の1×100分の1×100分の1=100万分の1】となり、
   夜空に輝く星座のような大三角形が完成したことになります。


   《天才でない人が「希少性」を高めたければ、キャリアを3つ掛け算しましょう。》

   《50代=100万人に1人というオリンピック・メダリスト級の「レアカード」を持つ。》

    <『藤原先生、これからの働き方について教えてください。』ディスカヴァー>

            ・・・

すさまじい変化の時代、個人としても、企業としても
生き残るには、他と違っていなければならない。

それも、単に100人に1人くらいの変わりようでは
すぐさま埋没してしまう。

それが、1000万に1人なら、
東京都で1人、日本でも10人しかいない特別な人材、と言うことになる。

希少性が増せばますほど、食べていける率は高まる。


そして、大事なことは凡人が希少性を身につけるには、
組み合わせしかないということだ。

たとえば、サッカーや野球の世界で有名選手になるには、
たぐいまれな資質と超人的な努力が必要となる。

凡人とはかけ離れた話だ。


『凡人に必要なのは、意外な要素を掛け算で「つなげる力」、
つまり「情報編集力」がモノを言う』

100万分の1の「レアカード」を目指したい。

           <感謝合掌 令和元年6月27日 頓首再拝>

ビル・ゲイツが高校生に語った「人生で大切な11のルール」 - 伝統

2019/07/14 (Sun) 04:12:50

学校では教えてくれない。ビル・ゲイツが高校生に語った「人生で大切な11のルール」

        *Web:TABI LABO(2015/04/12)より

(1)人生は公平ではない、それに慣れるべき。

   今の状況を認め、それを打破するために前進し続けた者だけが成功を手にするのだ。


(2)努力は当たり前。とにかく、結果がすべて。

   世界は君のプライドを気にかけてはくれない。
   世界は君の気分に関係なく、君が何を成し遂げられたかを見ている。


(3)すぐに成功することはない。

   高校を出てすぐに6万ドルの年収を稼ぐことはできない。何事も下積みがある。


(4)叱ってくれる人を大切に。

   あなたが怠惰なら、先生は叱ってくれる。
   しかし上司なら、すぐにあなたを手放すだろう。


(5)すべてのことは、何だってチャンスになる。

   あなたたちの祖父母は、どんな仕事であってもチャンスの第一歩だと思い、
   一生懸命に働いてきたはずだ。

   どんな仕事でも、それを生かすか殺すかは、あなた次第。


(6)失敗はすべて自分のせい。そこから学べ!

   すべての責任はあなたにある。
   誰かのせいにしているうちは、失敗から成長することはない。

   だから弱音を吐かず、失敗から学びなさい。


(7)両親のためにも、自立せよ。

   両親が疲れたように見えるのは、いつでもあなたのために身を削ってきたから。
   あなたがもっと自立すれば、両親の人生も再び輝き始めるはず。

   まずは自分のことは自分で。
   少しずつでも自立できるようにしよう。


(8)人生は、誰も助けてくれない。

   社会に出れば、はっきりと勝者と敗者に分かれるようになり、
   敗者になっても誰も救ってはくれないのだ。

   結局のところ、人生は誰にも頼らず自分の力で歩いていくしかない。


(9)人生はマラソンのように走り続けるもの。夏休みはない。

   人生は学期ごとに分けられていない。
   夏休みはないし、君が自分自身を見つけだすことにボスは興味がない。
   それは自分の時間でやることだ。


(10)テレビの世界と実際では違う。

   テレビの中の世界は、本当の人生ではない。
   現実の人々は、カフェを出て、仕事にいかなくてはいけないのだ。


(11)ギークやオタクに親切にすること。

   一つのことに夢中になり技を究めるオタクたち。
   彼らはいつか大物になる。

   これからロボットや、オートメーション化が進む中では、
   一つのことを極めている人の方が、
   平均的に何でもできる人よりも重宝されてくる。

   ( https://tabi-labo.com/113776/billgates-life-11things )

           <感謝合掌 令和元年7月14日 頓首再拝>

【非常識な師匠のもとから名人が出る】 - 伝統

2019/08/02 (Fri) 04:03:40


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2016.12.07)より

   (松下幸之助氏の心に響く言葉より…)

   たとえばね、若い人が学校を出てどこかの会社に入る。
   そうすると、いろいろな先輩がいて何かと指導してくれると思います。

   しかし、すべての先輩が
   親切にしかも上手に指導してくれるかというとそうでもない。


   自分の仕事は熱心にするけれど、
   後輩の指導は苦手だという人もいますからね。

   また、先輩と仰いで申し分のない人、つまり、人格の点からいっても、
   仕事の面、経験の面からいっても申し分のない人がいる反面、
   先輩として、ある面ではいささか問題があるという人もいるかもしれない。

   その場合、不平不満が起こり、心が動揺するということもあるでしょうな。


   しかし、ほんとうはそういう職場に入ったことを
   感謝すべき一面があると思いますね。

   というのは、芸ごとでも何でも、非常にいきとどいた師匠のもとからは
   あまり名人は出ないように思うからなんです。

   むしろ、いわば非常識な師匠のもとで修行し、
   みずからコツを会得した人が名人になる場合が多い。


   もちろん、常識的にはいい指導者につくということによって、
   やはりそれだけ上達するということはいえると思います。

   けれども、画期的なというものは生まれにくい。
   すべて師匠の通りにするということになりがちだからなんでしょうね。


   反面、師匠が非常に無理解であると、
   当然ほめられていいところをボロクソに言われる。

   やめてしまおうかという思いをこらえて、辛抱に辛抱を重ねて修行した結果、
   その師匠を超えるような名人になった、そんな例をぼくはしばしば聞くんですよ。

   だから、理解ある先輩につくことができれば、
   それはまことに結構なことですし、感謝すればいい。

   しかし、そうでない先輩についても、
   “おれは名人になれる”と考え、懸命に仕事に取り組めばいいと思います。

   その方が楽しく仕事ができますし、自分にとってプラスになるでしょうからね。


   またね、たとえば、狭いとか、暗いとか、人間関係がおもわしくないとか、
   自分の職場にいろいろと不平不満があるとします。

   けれど、不平不満だけに終わって“この職場はダメだ”と思ってしまったら、
   さらに気分が落ちこむだけですね。

   何をする気も起こらなくなる。


   そんなときは見方を変えてみる必要がありますね。

   不平不満があるということは、自分からみてよくない点があるということです。

   ですから、そのよくない点を是正していくためにはどうしたらいいか、
   そして多くの人に喜んでもらうにはどうすればいいか、ということを考えてみる。

   そうすれば、仕事に興味もわいてくるし、
   よし改善してやろうという勇気もわいてくるのではないでしょうか。

   そういう物の考え方がないと、力強い仕事はできませんし、
   世の中の進歩発展もないだろうと思うのです。


   つまりね、不平不満で毎日を過ごすのも困りますが、
   ものごとの改善発展のためには、
   不平不満を感じないというのも困るわけですね。

   理想を持って真剣にやっていれば、
   やはり何かそこに不満が出てくるのが普通だと思います。

   たとえば、仕事でも、どうして買ってくれないのだろうか、
   どうして自分の考えを理解してくれないのだろうか、というように。

   その不満を不満のまま終わらせず、
   つぎには目標や希望に変えていくことができる、
   そういう物の考え方が非常に大切だと思うのです。

             <『すべてがうまくいく』PHP研究所>

              ・・・

嫌なことや困難なことも、過ぎてしまったら、
「あれがあったから今の自分がある」
「あのことがあったから、結局はよかったのだ」と思うことは多くある。

人間は、やっかいなことに、何の嫌なこともなく、困難もなく、
人生が波風なく過ぎていったら、フシのない竹のようになってしまう。


「竹にはフシがある。

そのフシがあるからこそ、竹は雪にも負けない強さを持つのだ」(本田宗一郎)


無理解な上司も、思い通りにならない日常も、
すべては自分を磨いてくれる砥石(といし)。

見方を変え、素直な気持ちで自分を少しでも高めたい。

           <感謝合掌 令和元年8月2日 頓首再拝>

世界を変えた6人が有名大卒業式で語った「珠玉の言葉」 - 伝統

2019/08/19 (Mon) 04:00:33


       *Web:NewsPicks (2015/3/21、2015/3/22)より

世界を変えた6人が有名大卒業式で語った「珠玉の言葉」たち【前編】
https://newspicks.com/news/884440/body

【前編】

(1)ジェフ・ベゾズ(アマゾン創業者)

   人生は選択でつくられていく。
   選択することによって、人生にストーリーができるのだ。


(2)サルマン・カーン(カーンアカデミー創設者)

   常に前向きでいることが大切だ。
   信じられないほど前向きに。

   私たちは人生をもう一度やり直すチャンスをもらい、
   今。ここにいる。


(3)イーロン・マスク(テスラモーターズ創業者)

   なにかを実現したければシンプルにすること。
   ビジネスモデルが間違っていたら迷わず修正すること。

   この2つこそ、魔法を現実にするカギなのだ。



世界を変えた6人が有名大卒業式で語った「珠玉の言葉」たち【後編】
https://newspicks.com/news/885288/body/

【後編】

(4)ラリー・ペイジ(グーグル創業者)

   私たちは、今生きていること、
   私たちを愛している人に常に感謝しなければいけない。

   私は、愛する家族の存在を常に胸に刻み続ける。


(5)ジャック・マー(アリババ創業者)

   私は多くの人があきらめてしまったときこそチャンスだと思い、
   努力を重ね、『明後日』への切符を手にした。

   私は変化を恐れなかった。むしろ歓迎した。
   変化には苦痛を伴うが、今、変わらなければ、
   将来はもっとつらくなるからだ。

   「根気づよく」「楽観的に」「変化を歓迎する」。
   この3つがアリババの経営を通して、学んできたことです。

    
(6)ディック・コストロ(ツイッターCEO~当時)

   コメディアンを目指したが、芽がでず諦め、
   インターネットの世界に飛び込んだ。

   人生とは私が学んだ即興劇のステージに歩み出すことであり、
   何も無駄にならないということ。

   「この瞬間を生きる」ことが、次に繋がるのだ。

            <感謝合掌 令和元年8月19日 頓首再拝>

【負け」の値打ち】 - 伝統

2019/08/23 (Fri) 08:32:53

【負け」の値打ち】~第101回全国高校野球大会からの学び


昨日、第101回全国高校野球大会の決勝戦があり、
履正社が星稜を破り初優勝しましたが、
負けた 星稜高校の選手の悔し涙が印象に残りました。


【負け」の値打ち】

       *メルマガ「勝ち神」(2019.8.23)より抜粋

令和初の夏の高校野球・甲子園大会が終わりました。

高校野球のチームは毎年選手が入れ替わります。
3年生は夏の大会が終わると引退し、
新チームにバトンタッチしていくからです。

選手にとっては、勝った試合よりも負けた試合が心に残るようです。

そして、この悔しさの経験こそが、その後の成長に影響してくるのです。
3年生としては、夏の大会は優勝校を除いて、どこかで必ず「負け」ます。

ある選手が、このようなことを言っていました。

「日本一を目指して、日本一の練習をしてきました。
ですが、負けてしまったから、自分たちはやはり
日本一の練習ではなかったということです」

負けた試合をこのように考えられれば、
その後の人生は大きく変わっていくでしょう。


誰でも失敗し、どん底になり、敗北し挫折を味わうことはあります。
長い人生の中で見れば、自分の思う通りに生きられることの方が少ないです。

ということは、人生は「負け」の方が多いことになります。
いくつかの「負け」をどのように考えるかで、自分の成長は決まります。

「負け」は悔しい。
だから二度と負けないように自分を鍛え直す事ができます。

人生で原点に帰れるのは「負けた時」だけです。

(中略)

私は、高校野球を見るときに自分の人生を考えてしまいます。
もしかしたら、それを考えさせてくれるから、
高校野球が好きなのかもしれません。

私は今、本番の人生を生きています。
しかし、同時に次のための「準備期間」も生きています。

毎日が失敗と後悔の連続です。

自分が決めた事や、当たり前な事がやりきれないからです。
つまり、自分に「負け」ている事が多いのです。
思い通りの満足した1日など滅多にありません。

勝った嬉しさよりも、負けた悔しさの方が、自分に勢いを感じます。
ですから「負け」しかも「大敗」を味わうために、
挑戦しなければならないのです。

一度くらい負けたからって、なんて事ない!見返してやる!ちくしょう!!!!

実は、このような状態の時こそ、生きるエネルギーが湧いてくるのです。


人生には勢いが大切です。

しかし、勢いを生み出す素は「負け」です。
そして「負け」は「挑戦」から生まれます。

無謀な挑戦をすればするほど、「負け」の可能性が大きいということは、
成長の可能性はそれに比例して大きいということになります。

私の目標は、「臨終の時に『只今、絶好調!』と言って死ぬこと」です。

たくさん負けるからこそ「見えない力」・勝ち神が味方してくれるのです。

・・・

<参考動画:全国高校野球大会、大会歌、ダンス×吹奏楽>

(1)大会歌「栄冠は君に輝く」
   https://www.youtube.com/watch?v=A3pd2U_6Fxk

(2)「栄冠は君に輝く」独唱
   https://www.youtube.com/watch?v=LRiELg-AueA

(3)現役高校生が踊る高校野球CM、今年は甲子園ブラバンと融合 
   第101回全国高校野球選手権大会CM「ダンス×吹奏楽」篇
    https://www.asahi.com/video/articles/ASM637HM3M63PTQP00G.html

(4)第100回全国高校野球選手権記念大会「ダンス」篇
    https://www.youtube.com/watch?v=1n97jEyPHAU
  
            <感謝合掌 令和元年8月23日 頓首再拝>

【礼節ある人には「声がかかりやすい」】 - 伝統

2019/09/08 (Sun) 04:30:28


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年09月06日)より

   (クリスティーン・ボラス氏の心に響く言葉より…)

   礼節ある人は出世が早い。
   仕事で優れた業績をあげる可能性が高い。

   本当だろうか、と疑う人もいるだろうが、間違いなくそうだと断言できる。

   いくつかの例を紹介しよう。


   《仕事が得やすい》

   まず言えるのは、礼節ある人には「声がかかりやすい」ということである。
   何かを一緒にやろうと誘われる機会が多い。

   考えてみてほしい。

   あなたが仕事中、同僚に何かを手伝ってもらう必要が生じたとき、
   声をかけるのはどういう人だろうか。

   いつも親切で愛想の良い人だろうか。

   それとも、より有能だが、態度が大きくて無礼な人だろうか。

   職場での人間関係について1万人以上を対象に行われた
   アンケート調査ではこういう結果が出た。

   協力を頼む同僚を選ぶ時は、
   自らに「この人と働くと楽しいだろうか」と問いかける人の方が、
   「この人は、手伝ってもらう仕事に詳しいだろうか」と
   問いかける人よりも多い。

  つまり、他人に優しく接している人、
   気分の良い接し方をしている人の方が、声がかかりやすいということだ。

   人に何かを頼まれる機会が多ければ、
   能力を証明する機会も多くなるし、
   良い評判も広まりやすくなる。

   そしてますます、選ばれる機会が増えていく。



   《幅広い人脈が築ける》

   礼節ある人はそうではない人よりも、
   たやすく大きな人的ネットワークを築くことができる。

   ネットワークが大きくなれば
   そこに有能な人が含まれている可能性も高まるだろう。

   ソーシャルメディアなども発達した現代では、
   自ら積極的に動き回って大規模な人的ネットワークを築こうとする人も多い。

   ただし、熱心なだけではネットワークはなかなか広がらない。

   それに加えて、その人に礼節がなければ
   周囲に人は集まってこないだろう。

   コンピュータのネットワークでの人間関係においても、
   礼節が重要な意味を持つと感じている人は多い。

   礼節ある人は、発想、情報、人をつなぐ役割を果たすことができる。

   またネットワークの恩恵、利益を誰より多く享受するのも
   礼節ある人自身である。

   反対に、無礼な人には、ネットワークからの利益がもたらされることは少ない。
   


   《出世の可能性が高まる》

   礼節ある態度の利点はそれだけではない。

   もしあなたが企業の中でリーダーの地位まで上りつめたいと願うのなら、
   周囲の人たちにその地位にふさわしい人だと思ってもらう必要がある。

   私がサリー大学とロス・アンデス大学とともに実施した調査では、
   一般に礼節ある(他人の尊厳を認め、誰に対しても
   敬意ある礼儀正しい接し方をする)人ほど「リーダーにふさわしい」
   とみなされやすいという結果が得られている。

   また企業内での業績も約13パーセント、
   礼節ある人の方が高いというデータもある。

   自分が礼節ある人間であるという証拠を見せると、
   周囲の人に有能なリーダーと思われやすくなるということもわかっている。

   世界各地の合計2万人の会社員を対象に実施した調査でも、
   「敬意ある態度で人に接する」ということが、
   リーダーが皆の忠誠心を勝ち得る上で何より重要だとわかった。

   同種の69の調査結果をまとめて分析した研究者によれば、
   今、望ましいとされるリーダー像は昔とは違ってきているという。

   今、望ましいとされるリーダーは、
   「気配り」「優しさ」「思いやり」など従来
   「女性的」とされてきた資質を持った人らしい。


   礼節ある態度とはたとえば、人に感謝する、人の話をよく聞く、
   わからないことは謙虚に人に尋ねる、他人の良さを認める、
   成果を独り占めせずに分かち合う、
   笑顔を絶やさない、といったことを指す。

   こうした態度は業績の向上にも役立つ。

   反対に、無礼な態度は、仕事で成果をあげる上で足枷になってしまう。

      <『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』東洋経済新報社>

            ・・・

この本の原題は、「Think CIVILITY(シンク シビリティ)」という。

シビリティとは礼節とか礼儀正しさのことだ。

礼節は礼節を生み、無礼は無礼を呼ぶ。


礼節のある人は…

◆笑顔を絶やさない

◆不機嫌にならない

◆相手を尊重する

◆与える人である


また、会社においては…

◆礼節を評価する仕組みがあるか

◆陰で頑張る真の礼節ある「スター社員」を評価し報いる

◆同僚を助ける人に気づく仕組みがあるか


『最近、政治の世界でシビリティ(Civility)という表現が良く使われ、
トランプ政権以来、この言葉は頻繁に利用されるようになった。

簡単に言えば、政敵に対しても礼儀、尊敬および丁寧な言動を意味するが、
米国でのシビリティの観念は歴史的に古い。

顕著な政治的紛争が続いている状況下で、
心理学者は、米国がシビリティ.クライセス(Civility Crisis: 礼儀の危機)に
直面していると指摘している。』(By ABC News)


礼節ある人には「声がかかりやすい」…

礼節ある人間には限りない魅力がある。

            <感謝合掌 令和元年9月8日 頓首再拝>

【「才能」がある人は洞察力がある】 - 伝統

2019/09/23 (Mon) 03:55:18


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019.09.07)より

   (坪田信貴氏の心に響く言葉より…)

   鹿島神流第十八代宗家である剣術の達人であり、最後の剣豪とも言われている、
   國井善弥(くにいぜんや)という人がいます。

   相手の望む条件での他流試合を受けながらも、生涯不敗であったと言われています。

   現代の宮本武蔵ということで、“今武蔵”“昭和の武蔵”とも呼ばれています。

   彼は、戦後、GHQから提案された試合(銃剣を持ったアメリカ兵との一騎打ち)に
   一瞬で勝利して、当時禁止されていた剣道・柔道・弓道などの
   日本の武道を復活させた立役者でもあります。


   この國井善弥の師匠が、新陰流免許皆伝の佐々木正之進。

   若き日の國井は、この師匠に練習をつけてもらうため、
   住み込みで弟子入りしました。

   しかし内弟子としての最初の数ヶ月は、
   ひたすら師匠の雑用をやらされたそうです。

   あれを持ってこい、これ持ってこい、
   あれやれこれやれと言われ続けるばかりで、
   剣術の修行は一切つけてもらえない。


   そうして3か月ほど過ぎ、このままでは単に雑用係でしかない、と思い始めます。

   剣術の稽古をしてほしくて弟子入りしたのに、
   朝から晩まで師匠の身の回りのお世話で1日が終わってしまうのですから
   仕方のないこと。

   しかも、その師匠の言い付け方にも不満がありました。

   「それ」とか「あれ」といった言葉で、
   曖昧な指示しか出してくれなかったのだとか。

   これでは具体的に何を求められているのかが、わからない。


   半年くらい経った時点で、こんなことをやっていても意味がない、
   このままでは自分の人生の貴重な時間を無駄にしてしまう、と思い至り、
   夜中にこっそり逃げることにしました。

   しかし、師匠に見抜かれます。

   そして「やはりそうか。何をしようとしているんだ」と言われます。

   國井としては逃げようとしていたとは言えず、口ごもっていたら、
   道場に連れて行かれます。


   國井は、もはや何をされても仕方ないと覚悟しました。

   すると師匠が白線を1本、すーっと引いた。

   そして「この上に立て」と促され、木刀を渡される。

   さらに師匠は、自分で自分に目隠しをしたんです。

   そして白線の上に立って、木刀を手にして構え、こう言いました。


   「思い切って打ってこい。自分は攻撃をしない」

   いくら師匠とはいえ、目隠しをしている人を相手にする以上、
   どう考えてもこちら有利、思い切り打ったら、師匠に怪我をさせてしまう。

   逡巡する國井の気持ちを見抜いたのか、さらに言います。

   「怪我をさせてしまうと思っているのかもしれないが大丈夫だ。
   とにかく全力で打ってこい」と。


   もはやこれはやるしかない。

   國井は目をぎゅっと瞑り、エイヤ! と声を上げて打ちに行きます。

   しかし、打ったはずの瞬間に目を開けたら、目の前には誰もいない。

   ハッと気づくと、相対していたはずの師匠が國井の真後ろにいました。

   目隠しをしていた師匠が、いつの間にか後ろにいて、
   そればかりか、國井の後頭部で木刀を寸止めしている。


   このとき師匠はこう言ったそうです。

   「雑用をさせられてばかりで、お前は何も教えてもらっていない
   と思っていたのかもしれないが、私が教えていたのはこれだ」と。

   でも、またまた國井には、師匠が何を言っているのかわからなかった…。


   さて、師匠が伝えたかったことは何でしょうか。

   師匠は、“わかりにくい言葉で”“無駄に”
   雑用を申し付けていたわけではなかった、
   「お前に足りないのは洞察力だ」ということを伝えたかったのだ、
   と言われています。

   つまり、「『心眼』の獲得のためだった」と。


   剣術というのは洞察力が大事です。

   相手が右へ動こうとしているのか、
   それとも左か、打ち込みたいと考えているのか、
   何かを仕掛けようとしているのか…。

   そういったことを瞬時に察知し、相手の隙を突かないと、やられてしまう。

   使う木刀が“真剣”であれば、斬られることはすなわち命を奪われること。


   そう考えると、これまで「ただの雑用だと思っていたこと」に、
   ちゃんとした意味があることがわかってきます。

   師匠が朝起きて縁側に座ったとき、何を求めているのか?

   「あれを持て」と言われたときの「あれ」とは何か?

   新聞だろうか? と考えるわけです。

   そして新聞を読むのであればメガネがいるだろう、
   お茶でも飲みながら読みたいだろう、と想像力、洞察力を働かせる。

   國井が何ヶ月も「雑用だと思っていたこと」は、
   実は、洞察力を磨くための訓練だったのです。


   自分が師匠から言い付けられていることはただの雑用だと思い込み、
   その背後にある意味もわからずに、自分の頭で考えることもなく
   ぽーっと指示待ちをしているだけであれば、
   剣術を身につけるための第一歩さえも踏み出せていない、ということ。

           <『才能の正体』幻冬舎>

             ・・・

坪田氏は本書の中で「才能」についてこう語る。

『相手が何を求めているのか?
これを想像し、洞察し、察知することは、勉強にもビジネスにも必要最低限のこと。

ビジネスでも、取引先や顧客が何を求めているかを考え、
「相手が欲しいもの」を提示することが基本です。

相手や市場のニーズを察することのできる人が、ビジネスでも成功する。

それが実際はどういうことかというと、相手の次の動きを想像できるくらい、
観察・洞察・想像することです。

そして、そこまでして、相手の思考や行動を見抜けるようになる人のことを、
いわゆる「才能がある」と言うべきなのではないかな、と僕は思います。

才能がある人というのは「結果」を出せる人です。
結果はどういう人が出せるのか。

洞察力がある人に他なりません。

洞察力とは、物事を深く鋭く観察し、
その本質や奥底にあるものを見抜くことであり、
観察しただけでは見えないものを直観的に見抜いて判断する能力のことです。』


洞察力や想像力のある人は、
「カンが働く人」「先の読める人」「察しが良い人」
「センスのいい人」「ひらめきのある人」。

反対に、洞察力や想像力のない人は、
「カンの鈍い人」「先の読めない人」「察しの悪い人」
「人の気持ちの分からない人」「空気の読めない人」「場の雰囲気が分からない人」。


仕事にしても、言われたことしかできない人、指示待ちの人、依存心の強い人、
受け身の人は、洞察力や想像力を働かすことはできない。

つまり、先回りして考えることができないので、仕事がどんどん遅くなる。


『「才能」がある人は洞察力がある』

時代を生き抜く、洞察力を身につけたい。

・・・

<参考Web(動画)>

国井善弥
https://www.youtube.com/watch?v=Qci6nY5cVPg&list=PLFg41vX2PbnAMpTB12Z8gmXkfQO4R6FFm

日本 の誇りを守った男たち_ 武道 を救った男たち【歴史の真実】 國井善弥
https://www.youtube.com/watch?v=Q3w2b-NiYjE&list=PL4qRW5QJzU_oORKPmyWkDXPUmb2T1GdPV&index=6

「今武蔵」國井善弥かく語りき。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm7279124

日本 の 武道 を救った男たち
https://www.youtube.com/watch?v=HVoXhM1dCnU&list=PL4qRW5QJzU_oORKPmyWkDXPUmb2T1GdPV

            <感謝合掌 令和元年9月23日 頓首再拝>

【チャーミングに「本音で話す」は武器になる】 - 伝統

2019/10/07 (Mon) 04:07:51


         *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年09月05日)より

   (角田陽一郎氏の心に響く言葉より…)

   皆さんは日々の仕事人生で「本音」を言えてますか?

   「上司の意見に異議を唱えたいが、言い出しづらい」

   「斬新な企画を思いついたが、会議で反対意見が多そうだから躊躇している」

   「部下のふるまいを注意したいが、
    やる気をなくされたり、パワハラと受け取られたりすると困る」

   「相手の本音を引き出したいが、なかなか心を開いてくれない」


   「本音」とは、本心から出た言葉のこと。

   対義語は「建前(たてまえ)」です。

   本音と言われてピンと来なくても、
   建前の逆だと聞けばよくイメージしやすいでしょう。

   会社組織というものは多かれ少なかれ建前で動いており、
   そこで働いている我々は、往々にして本音を隠してふるまうことを求められます。


   たしかに建前を使えば衝突は避けれられますが、
   意に反する言葉や行動を、組織や世間、また
   “場の空気”といったものによって強要されることで、
   多大なストレスをこうむることも少なくありません。

   また、特に現代社会においては、
   建前ばかりを振りかざす社風のある組織は自己変革の機会を失い、
   いずれ成長が止まるでしょう。


   とはいえ、今までまったく本音が言えていなかった人が、
   いきなり「全部出し」するのは、現実感がありません。

   周囲と揉(も)めに揉めて疲弊してしまっては、本末転倒です。

   なので、私がおすすめしたい基本方針は「本音は、ちょっと出す」です。

   「本音をちょっと出すと、人生がうまくいく」です。

          <『「本音で話す」は武器になる』PHP研究所>

           ・・・

角田氏は本書の中でこう語る。

『何より、現在のインターネット社会は本音を伝えやすい、というより、
本音しか信用されない空間なのです。

ある会社がお題目のように企業理念を連投したり、
お仕着せの言葉で「この商品は素晴らしい商品です」と
連続ツイートしたりしたところで、誰の心にも響きません。

どちらかと言うと「嘘っぽいな。本当にそう思っているのか?」と疑われてしまいます。

そんなツイートよりも、一個人であるブロガーが
ある商品を徹底的にテストした結果をリポートしたほうが、
ずっと信用されるでしょう。

極端な話、超大企業の公式ツイートより、
角田陽一郎の切実なつぶやきのほうが
信用されることも珍しくない世の中、というわけです。

もちろん会社組織は、
しがらみのないブロガーや個人で仕事をしている私とは違うので、
自由闊達な発言はできません。

しかし、ここで会社のTwitter担当、
つまり「中の人」がこんなふうにツイートしたら、どうでしょう。

「この商品は正直言って高い。うちの妻も高くて手が出ないと言っていました。
だけど使ってみたらたしかに便利。もしお金に余裕があるなら、おすすめです」

「ごめんなさい!前のバージョンは失敗作でしたが、今回は自信があります」』


角田氏はこれらをやるにはちょっとしたテクニックが必要だという。


それはたとえば「チャーミング」であること。

松下幸之助氏はそれを「愛嬌(あいきょう)」と言った。

松下幸之助氏は、松下政経塾の面接試験の選考基準を聞かれて、
「運の強そうな人と、愛嬌のある人やな」と答えたという。


本音で厳しいことを言っても何となく許されている人がいる。

笑顔があって愛嬌がある人だ。


「本音で話す」を武器にしたい。

            <感謝合掌 令和元年10月7日 頓首再拝>

「3つの関門を乗り越えよ」  - 伝統

2019/10/10 (Thu) 04:04:23

ノーベル化学賞の吉野彰さんからの若者へのエール「3つの関門を乗り越えよ」 


(1)第1の関門「悪魔の川」

   ここで大半のプロジェクトが対岸まで泳ぎ切れずに脱落する、
   つまり研究段階で終わってしまう。

   吉野さんも就職後、リチウムイオン電池で成功する前に、
   日の目を見なかった研究を3つ経験している。

(2)第2の関門「死の谷」

   次々と問題が立ちはだかり、事業化の前にここでも大半が脱落する。
   吉野さんは「この段階では、なるべく人手をかけないことだ」と
   成功の秘訣(ひけつ)をアドバイスする。

   どういうことか。

   「研究者の場合、いい実験データが出るととかく会社に
   『人よこせ、金よこせ』と言い出す。
   しかし、それでは研究費が跳ね上がり、会社側は成果にうるさくなる。
   大半のプロジェクトがそれに耐えられず潰れてしまう」。

   そこで必要最小限の人数で開発を進め、事業化の道筋が見えて初めて、
   人材と予算をかけるのがよいやり方だという。

(3)第3の関門「ダーウィンの海」

   努力が実ってようやく事業化にこぎつけたものの、
   市場で見向きもされない段階だ。

   生物進化の過程で起こる自然淘汰になぞらえて、
   生物学者ダーウィンの名がついている。

   「(企業や消費者が)新しい物に関心があるけど買わない、という段階。
   先頭に立って手を出すリスクは負わない。
   しかし誰かが手を出すと、すぐに追いかけるようになる」。

   リチウムイオン電池の場合、出荷が伸び始めるまで5年ほどかかったという。

   (https://www.sankei.com/life/news/191009/lif1910090072-n1.html

・・・

<参考Web:「すごい先生」「とても励みに」 吉野氏の教え子ら祝福>
       https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191009-00000059-asahi-soci 

            <感謝合掌 令和元年10月10日 頓首再拝>

「厳しい姿勢」と「楽天的な考え方」が道を開く - 伝統

2019/10/12 (Sat) 04:57:40


         *メルマガ「人間力」(2019年10月10日)より

ノーベル化学賞に決定した旭化成の吉野彰名誉フェロー。
月刊『致知』2019年3月号に登場した際には、リチウムイオン電池など
未踏の領域に挑み続けた半生を振り返り、

「少々のことではへこたれない」厳しい姿勢と、
「まぁ何とかなるわいな」という楽天的な考えを

併せ持つことの大切さを強調しています。


《研究テーマ設定で3回続けて失敗》

(企業で研究する道を選ばれていますね)

僕が旭化成に入社した1972年頃というのは、
日本の化学産業そのものが曲がり角を迎えていた時期でした。

既存の製品だけでなく、新しい事業をつくっていかなければ
という機運が高まっていたため、自分もチャレンジしてみたいと思ったんです。

とはいえ、最初は失敗の連続でした。

入社3年目から、新しい技術の種を見つける「探索研究」に取り組み始めましてね。
この探索研究というのは個人で研究テーマを設定し、
2年をひと区切りにして見込みの有無が判断され、
可能性があれば研究を続けられるのですが、
可能性がなければ別のテーマを探すというもので、

僕はこの段階で3回失敗しているんですよ。

(なかなか芽が出なかった)

そうですね。研究者の仕事というのは、大まかに言うと
「仮説を立てる、実験する、考察する」というサイクルの繰り返しで、
実に孤独な作業なんです。

しかも基本的には自分で考えるしかないわけで、
当然、分からないこともいっぱい出てくるから、しょっちゅう壁にぶち当たる。

それだけに、いくら失敗しようとも、少々のことでは
へこたれない執念深さというのは必要でしたね。

ただし、100%それだけだとめげちゃいますから(笑)、
「まぁ何とかなるわいな」という能天気さで
バランスを取れるようになれないとうまくいかんでしょうな。


《ジェットコースターに乗りながら針の穴に糸を》

(優れた研究をするために大切なことは何だとお考えですか?)

基本的には極めて単純な話です。
自分が持っている知識、あるいは技術といったシーズ(種)と、
世の中で必要とされているニーズ、
この2つを線で結びつければいいだけのことなんです。

ところが厄介なことにシーズもニーズも日々変化していく。

技術というのは日々進化していくので、
昨日まで不可能だったことが翌日には可能になることがある。

また、昨日までは世の中で必要とされていたことが、
ある別の製品の開発によってわざわざ研究する必要がなくなることだってある。

つまり、動いている物同士をどうやって線で繋ぐかという、
非常に難しい問題なんです。

それがどれほど難しいかというと、
何か難しいことを表現するのに「針の穴を通す」という言葉がありますよね。

実際の研究開発では、ジェットコースターに乗りながら
針の穴に糸を通すようなものだと僕は思うんです。

5年、10年先のことを先読みできるかが大事になってくるんです。
目の前のニーズをいくら追いかけても、時間の経過とともに
いずれそこからいなくなる。

いま見えているターゲットに弾を撃ったところで、
研究開発の世界では絶対に当たりません。

そうではなくて、あっちの方向に向かって撃てば、
こういう軌道を描いて当たるだろうと考える。
そういう読みが大切ですね。

もう一つは、自分の技術です。
いまはこのレベルでも、いずれこういうことも必要になるだろうと考えて、
自分の技術レベルを上げていく。

そうやって常に技術を磨き上げることも、
研究者にとって大切な姿勢だと思います。


《5年、10年先を見据えた信念を持つ》

(吉野先生にとっての志とは何でしょうか)

それは世の中で求められているものを創り出すと言うことですが、
最も大事なことは、その志を実現するための手段を
いかにして持つかということになってくるでしょうね。

そして、その手段を得るためには、
先ほど話したように先読みが大事になってくると思います。

というのも、例えばマラソンレースは42・195キロと決まっていますよね。
どんなにしんどくても、必ずゴールがあるから選手たちは頑張れる。
もしその日の天候によって、距離が変わってしまったらがっくりしますよ(笑)。

それと同じで、先読みによってゴールを見極め、
自分のやろうとしていることは、5年、10年先にはこうなっているはずだ
という信念を持つことです。

そうすればそれがモチベーションの維持にも繋がるだけでなく、
どんな壁があっても目標に向かって走り続けることができる。

僕の経験からしても、必ずゴールがあるという信念があれば、
これほど強いことはありません。

研究開発の過程では周囲からいろいろ言われはしましたけど、
僕の中では間違いなく将来こうなるから、
自分はこの研究開発の道を歩んでいくんだという信念があった。

その信念が僕の志を支えてくれたおかげで、
リチウムイオン電池という世の中に求められるものを創り出すことができたのです。

(本記事は月刊『致知』2019年3月号の特集「志ある者、事竟に成る」
の記事から一部抜粋・編集したものです。)

◇吉野 彰(よしの・あきら)
昭和23年大阪府生まれ。47年京都大学工学研究科石油化学専攻修了後、
旭化成工業(現・旭化成)に入社。
60年リチウムイオン電池の基本概念を発表。
平成29年から同社名誉フェロー。
名城大学大学院理工学研究科教授。日本国際賞をはじめ数々の賞を受賞。

            <感謝合掌 令和元年10月12日 頓首再拝>

【知的生産性を高めるためには】 - 伝統

2019/10/24 (Thu) 04:25:37


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年10月08日)より

   (立命館アジア太平洋大学(APU)学長、出口治明氏の心に響く言葉より…)

   遊ぶ時間をつくるために…

   ご飯を食べに行くために…

   デートをするために…

   面倒なことをラクに終わらせるために…

   いかに効率よく仕事をして成果を出すか。

   その方法を自分の頭で考えだすことが、
   「知的生産性を高める」ことだと僕は思っています。


   「生産性を上げる」とは、「時間当たりの産出量を増やす」ことです。

   言い換えると、「人が成長すること」と同義だと思います。

   新入社員のときは5時間かかっていた仕事が、
   3時間でやれるようになったら、上司や先輩から
   「成長したな」と褒められるのではないでしょうか。


   生産性を上げるとは、

   ●「同じ仕事をより短い時間でこなすこと」

   ●「同じ時間でたくさんの量をこなすこと」

   ●「同じ時間で仕事の質を高めること」

   であり、それはすなわち、人が「成長すること」を意味しています。


   そして、知的とは、自分が成長するために
   社会常識や他人の意見を鵜呑みにせず、
   原点にさかのぼって「自分の頭で考えること」です。

   ●「知的」=「自分の頭で考える」

   したがって、知的生産とは、

   ●「自分の頭で考えて、成長すること」

   だと僕は定義しています。


   日本は、「世界一進んでいる高齢化で、何もしなくてもお金が出ていく」
   という状況に置かれています。

   1950年には、総人口の5%にも満たなかった高齢化率
   (65歳以上人口が総人口に占める割合)は、
   18.1%(2018年9月時点)に達しています。

   国立社会保障・人口問題研究所が行った全国人口推計によると、
   2065年の高齢化率は、38.4%まで上昇すると予想されています。


   1年経てば日本は1歳年を取るので、
   介護、医療、年金などにかかる費用は、予算ベースで考えても、
   新たに年間5000億円以上増えていきます。

   社会保険料を加味したら、ゆうに1億円を超えるでしょう。

   高齢化率が上昇すれば、支出額はさらに増大します。

   新たに出ていく分を取り戻さなければ、日本は貧しくなるだけです。


   ●「何も改革を行わず、みんなが貧しくなるか」(黙って出費を受け入れるか)

   ●「知的生産性を高めて、経済成長するか」(出費分を補う工夫をするか)

   の2択を迫られているのが、今の日本です。


   貧しくなりたくなければ、GDP(国内総生産/一定期間内に
   国内で生産された財貨・サービスの価値額の合計)を上げて
   新たに増加する支出分を取り戻すしか方法はありません。

   GDPとは、「人口×生産性」のことです。

   GDPを上げるには、
   人口を増やすか、あるいは生産性を上げる必要があります。

   人口はそう簡単には増やせませんから、
   一人ひとりが自分の頭で考えて知的生産性を高めるしか
   選択の余地は残されていません。

        <『知的生産術』日本実業出版社>

             ・・・

出口氏は、本書の中で「頭がよくなる3つの学び方」を紹介している。

『それは、
《同じような人に会わず、いろいろな本を読み、似通った場所には行かない》
ということ。

そもそも自分の頭の中にさまざまな情報や知識がなければ、アイデアは浮かびません。

イノベーションやアイデアは、自分の仕事を深堀するだけでは生まれないのです。

新しい情報や知識を自分の頭の中に取り込むためには、幅広く学ぶことが必要です。

学ぶためにの方法は、3つあります。

たくさんの「人」と出会い、たくさんの「本」を読み、
たくさん「旅」をして(現場に出て)経験を重ねることです。

「アメリカの大学生は、4年間で平均400冊の本を読む。
日本の大学生は100冊に満たない。
同じ職場に就いたらどちらの学生に面白い仕事が与えられるか、
それはもう、決まっているよね」

そして、「人」に関しては、

「会いたいと思った人には、すぐに会いに行く」

「食事やお酒に誘われたら、原則、断らない」

「10人以上集めてもらったら、可能なかぎり、どこへでも話しに行く」

のが僕の信条です。

多様な脳が集まれば集まるほど、アイデアが生まれやすくなる。

ですから、自分とは異質な脳を持つ人に出会うことが大切です。

一言で言えば、世間でよく言われる「ダイバーシティ」が
とても大切だということです。』


これから、人口が急速に減っていく日本。

この大変化の時代を生き残るためには、生産性を上げるしかない。

諸外国に比べて著しく生産性の低い日本…

一人ひとりが、自分の頭を使って、各々の仕事場や、生活の場で、
「知的生産術」を考え、それを行動に移すしかない。


たくさんの「人と本と旅」に学び、知的生産術を身につけたい。

            <感謝合掌 令和元年10月24日 頓首再拝>

迷路の外には何がある? - 伝統

2019/11/07 (Thu) 04:44:34


     *『迷路の外には何がある?』スペンサー・ジョンソン(著)より
       (『チーズはどこえへ消えた?』続編)

(1)従来どおりの考え方をしていては新しいチーズはみつからない。

(2)小人はまだ小さな塊を差しだしている。ヘムは首を振った。
   「何か知らないけど、食べることはできない。食べるのはチーズだけだ」
   ヘムはがっかりして、また横になった。

   しばらくして、小人が何か言うのがぼんやり聞こえた。

   「あなたは自分が思っているよりずっと多くのことができるのよ」

   だが、ヘムはもう寝入っていた。

(3)「私が言いたかったのは、壁に穴をあけたら
   本当にもっとチーズがみつかるかってことなの」

(4)信念とは、自分が真実だと信じる考えのことである。

  ①彼の信念こそが彼を囚人にしたのだ!

  ②古い信念はあなたを囚人にしかねない。

  ③あなたの足を引っぱる信念がある。
   あなたを向上させる信念もある。

  ④あなたは考えを変えることができる。
   新しい信念を選びとることができる

  ⑤あなたとあなたの信念はイコールではない。
   あなたは自分の信念を選ぶことができる

(5)もし可能だと確信したら、あなたは何をする?

(6)あなたが信じられることに限界はない。

(7)自分が考えたことをすべて信じる必要はない

(8)「ぼくは新しいチーズをみつけなければならない。
   さもなければ、死んでしまう──と書いてある。
   でも、僕は代わりにリンゴを見つけて食べた、それでも死ななかった」

(9)一つはっきり言えることは、
   ここの空気のほうがずっと甘美だということだ!

<参考Web>

(1)『迷路の外には何がある?』(扶桑社)
    https://www.fusosha.co.jp/special/outofmaze/

(2)書評(ニコイチ読書)
    https://nicoichi-read.com/meironosotoniha/


<関連>本スレッド内
Who Moved My Cheese? (チーズはどこえへ消えた?) - 伝統
2018/11/27 (Tue) 03:44:36

            <感謝合掌 令和元年11月7日 頓首再拝>

【「苦み」や「渋み」のわかる大人】 - 伝統

2019/11/11 (Mon) 04:45:46


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年08月20日)より

   (明治大学教授、齋藤孝氏の心に響く言葉より…)

   有史以前から、人類は本能的に甘い食べものが好きだったと思います。

   一方、現代の私たちは、苦みや渋みをおいしさの一部と感じています。

   これは本能というより、文化です。


   例えば、子どもは渋いお茶を好みません。

   しかし大人になると、あの渋みがいいと感じます。

   あるいはわさびや唐辛子、タバスコなどの辛みも同様でしょう。

   つまり甘み以外を受け入れることで、味覚の範囲が格段に広がります。


   私自身、大学進学で東京に出てくるまで、コーヒーを飲めませんでした。

   あの苦さをおいしいとは思えませんでした。

   ところが、あるとき神保町にある「茶房 神田伯剌西爾(ぶらじる)」
   という名店に出合い、コーヒーに対する認識が一変します。

   マンデリンという苦みの極致のような一杯をいただいたところ、
   実においしいと感じたのです。


   以来すっかり病みつきになり、
   むしろ苦ければ苦いほどおいしいと感じるようになりました。

   コーヒーの香りを嗅ぐだけで、
   脳内に今までなかった刺激が快感とともに広がります。

   おかげで、例えば読書会なども本郷界隈ではなく、
   わざわざ神保町まで移動して開いたほどです。


   これは、人類が苦みを文化として取り入れてきた経緯を、
   私が個人史として追体験したということだと思います。

   こういう味覚の変化は、誰でも少なからず経験しているのではないでしょうか。

   ちなみに、シヴェルブッシュ「楽園・味覚・理性」は味覚の面白い文化史です。


   以上を一事が万事と捉えるなら、人生もまた、
   多様な味覚を受け入れることが大事ということになります。

   「甘み」だけではなく、
   「苦み」や「渋み」を味わうことこそ成長の糧になるはずです。


   戦国時代の武将・山中鹿介は、
   「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」という有名な言葉を残しています。

   七難八苦を与えられたとき、
   それを乗り越える工夫をすることで自分の可動域が広がる。

   それこそ喜びであるということです。


   だとすれば、年齢を重ねるほど相応の経験も増えるので、可動域も広がるはずです。

   しかも判断力もある程度備わっているので、むしろ安心して広げられます。

   実際、仕事の上でそれを実践している人も少なからずいます。

   私の知り合いのイラストレーターさんは、
   面倒そうな仕事ほど優先的に引き受け、単純な仕事は断ることもあるそうです。

   それによってチャレンジすることが楽しいそうです。

   これを繰り返していけば、たしかに仕事の領域はどんどん広がっていくでしょう。


           <『可動域を広げよ』日経新聞出版社>

              ・・・

伊藤肇氏の『帝王学ノート』( PHP文庫)の中にこんな文章がある。

『安岡先生から「茶は三煎して味わう」と教えられた。

浄境に栽培された芽茶(めちゃ)に
最初はややぬるめの湯をかけて、 芽茶のもつ甘さを味わう。
この甘いという味は、味の初歩的なもので、 幼児にも未開人にもよくわかる。
だから、人間も未熟なうちは 「あいつはまだ甘い」ということになる。

次の第二煎は、 少し熱くした湯でタンニンのもつ渋さを味わう。
この渋いという味は甘さよりは一歩進んでおり、
人間も中年近くなってやっと、「渋い魅力がでてきた」といわれるようになる。

第三煎は熱湯を注いで、 カフェインのもつほろ苦さを味わう。
この苦いという味は、人生も五十をすぎないと、 ちょっとわかってこない。
蕗(ふき)のトウで酒を楽しむ年代である。

ところが、この茶の心得のない人間は、
せっかくの芽茶にいきなり熱湯をかけるから、
甘さも、渋さも苦さもごちゃごちゃに出てしまって、
風味もあらばこそ、 単にニガニガしい味になってしまう。

すなわち、メチャクチャ(芽茶苦茶)の語源である。


青年とは、ある意味において、「甘さ」の段階しかわからない連中のことだ。

当然、「甘さ」を基盤にして勝手なことをいうが、
これを「渋さ」も「苦さ」も十分しっている 大人が叱ろうとしない。

変にものわかりのいいオジさんになっているところに 現代社会の大きな欠陥がある。

青年とおとなとは厳しさを通じて 結びつかなければならない。
青年を甘やかすようなおとながいたら、 青年は警戒すべきである。』


甘やかされて育った子どもはたいてい、
「わがままになる」「他人のせいする」「打たれ弱い」
「辛いことや嫌なことから逃げる」「まわりへの気配りや気遣いができない」
「自分の要求が通らないとすねたり、すぐ泣いたり、怒ったりする」等々の特徴がある。

いい年をしたオジサン、オバサンにもそういう人は少なからずいる。

つまり、自分本位の人だ。

昨今の、すぐキレるオジサンや老人も同じ。


酸いも甘いも噛み分ける人、人情の機微(きび)に通じている人…

「苦み」や「渋み」のわかる大人になりたい。

            <感謝合掌 令和元年11月11日 頓首再拝>

【遊びと仕事が同じになる】 - 伝統

2019/11/25 (Mon) 03:47:13


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年08月16日)より

   (ゴディバジャパン社長、ジェローム・シュシャン氏の心に響く言葉より…)

   好きなことを仕事にすると、仕事はゲームのようになります。
   遊びと仕事が同じになるのです。

   それは弓道のようなものです。


   的(ターゲット)があるので、それを楽しむと同時に、
   もっと向上するために射撃のフォームをいつでも改善することができます。

   それは無限の追求と努力です。


   これはビジネスでも同じことだと思います。

   あなたがヒットしたかミスしたかは、弓道の的のように
   市場にいるお客様(ターゲット)が教えてくれます。

   ミスをしたときは、ビジネスのフォームを改善するよいタイミングです。

   あなたはチームと一緒に、
   会社のビジネスモデルとプロセスを調整すればよいのです。

   この「ゲーム感覚」を仕事に取り入れることができたらなら、
   仕事はますます楽しくなると思います。


   将来の会社では、仕事と遊びは本当に統一されるのではないでしょうか。

   仕事は遊びになり、遊びは仕事になります。

   「仕事」と「遊び」には、
   ともに「楽しみ」と「努力」があると私は考えています。

   しかし、この考え方が浸透するには、日本はまだ時間がかかると思います。

   古いタイプの考え方がまだ根強く残っているからです。


   日本人は仕事とお金を結びつけ、
   趣味はお金と結びついていないので重要ではないと考えますが、
   私には物事が違ってみえています。

   もっとも重要なことは、考え方です。

   あなたが何かを「一生懸命」にするならば、
   「仕事」も「趣味」も同じなのではないでしょうか。


   私たちは自分の好きなものを見つけなければなりません。

   そして、努力と規律でそれをやる。

   これが「仕事」の本当の意味ではないでしょうか。

   これからは、私たちは遊ぶように働き、
   そして、仕事をするように遊ぶべきだと思います。

   こういう考え方は、これからの時代の、
   会社や個人の精神的な進化に繋がると私は考えています。

          <『働くことを楽しもう』徳間書店>

            ・・・

ジェローム・シュシャン氏は、「働き方」について本書の中でこう語っている。

『2019年4月に経団連会長が「終身雇用を続けるのは難しい」と発言し、
ニュースになりましたが、これが現状だと思います。

しかし、このような状況になっても、
「ひとつの会社で頑張るべきか、転職してキャリアを積み重ねるべきですか」と、
私に聞いてくる日本の方が多くいます。

いまや、その問いかけ自体がナンセンスなものとなりつつあります。

多くの日本人が自分の意志とは関係なく、転職する時代が来ているのです。

それなのに、なぜひとつの会社で頑張ろうとする
ホワイトカラーが存在するのでしょうか。

大手企業や伝統的な上場企業で働くホワイトカラーたちは、
まだまだ大きな会社に帰属すること自体が目的となっていて、
自分のキャリアアップという見方から会社を選んでいる人が少ない
のではないでしょうか。

大きな会社、優良企業に入社することが目的、
いい会社に入ることが人生のゴールになっている。

そんな人がまだまだ多いように思います。

しかし、いま評判のいい会社に入ること、
そこでうまく働き続けるという考え方は、
現在では大変リスクのある考え方になりつつあります。

なぜならば、ここ数十年だけを見ても、企業の順位は大きく入れ替わっています。

いま私たちがよく名前を聞く会社の多くは、設立されて数十年の会社です。

マイクロソフトが1975年創業、アップルが1976年、ソフトバンクが1981年、
アマゾンが1994年、楽天が1997年、グーグルが1998年、いま話題のzozoも1998年です。

創業50年を超えている会社は1社もありません。

創業して20年ぐらいで、大きくなる。

これからの時代、この変化のスピードは加速されることがあっても、
減速されることはありません。

就職したときにいい会社が、20~30年後もいい会社である可能性は低い
と考えてよいのではないでしょうか。

変化の時代に、優良な会社に帰属することを目的とした
日本人の就職への意識は、これからは足かせになると思います。』


そして、ジェローム・シュシャン氏はこれからは、
「誰もが彼自身のキャリアの最高責任者であるべき」だという。

同時に、「自分のキャリアを伸ばすために、
私たちはひとつの会社や、ひとりの上司に頼ってはいけないのです。
自分のキャリアは、自分で作るしかないのです」と。

また、「ひとつの会社で働き続けるという日本的なやり方は、
いつまでも親に保護されている子供のようです。
ある時点で、私たちは家を離れ、ひとりで世界にある
チャンスと危険に直面する必要があるのです」ともいう。


自分の人生の主人公は自分。

つまり、自分という会社の経営者は自分だということだ。

終身雇用のない時代、
これからは自分のキャリアを自分で高めなければいけない。

つまり、自分の価値を高め続けなければ生き残れないということ。


人生はゲームのようなものだと言われる。

たとえば、ゴルフで、打ったボールすべてが
自分が思った通りの距離と場所に飛び、狙った通りにパットが入ったら、
最初は楽しいだろうがやがてつまらなくなって、ゴルフをやる人は誰もいなくなる。

ボーリングでも、常に狙ったとおりにボールが転がり、
全部のピンが毎回倒れたとしたら、すぐにゲームに飽きてしまう。

将棋や囲碁も、対戦相手が自らが負ける手を毎回打ってきたとしたら…

全てのゲームは、自分の思い通りにならないから面白いし、
悔しいからこそまた挑戦する気もおきる。

これを「ゲームの楽しみ」という。


これを、仕事と全く同じだと思える人が、これからも生き残れる人だ。

「遊びと仕事が同じになる」

遊ぶように働き、仕事をするように遊べる人でありたい。

            <感謝合掌 令和元年11月25日 頓首再拝>

【いつの時代でも変革は若者から始まった】 - 伝統

2019/12/03 (Tue) 04:33:35


         *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019.12.01)より

   (行徳哲男師の心に響く言葉より…)


   私は若者たちにこういう檄文(げきぶん)を書いて
   発破(はっぱ)をかけているんです。

   「若者たちよ。
    いつの時代でも変革は若者から始まった。

    いつの時代でも、疑問、覚醒、憤怒は若き者の特権だ。
    安寧(あんねい)、規制、常識は老いた者の繰り言にすぎない。

    一つの組織が前例や慣習や秩序に縛られ固定化すると、
    いつか自家中毒を起こす。
    そして停滞し、やがて崩壊に向かう。

    組織は常に代謝と回転と改革を図らなければならない。
    若者たちの血気は、現状を少しでも理想に近づけようとする
    若者の運動じゃないか」


   それはまあ、大人たちにとっては我慢のならない
   青二才の行動としか見えないかもしれません。

   しかし、この若者たちの運動を青臭いものとして
   諦観(ていかん)し、世の体制に身を委ねた時、
   その人間は若者の魂を悪魔に売り渡し、
   そして過去の人間になってしまうのです。


   歴史というのは、青が老に取って代わることなんです。

   それから、小が大に取って代わり、新が旧に取って代わることです。

   いつの世も青二才たちが時代をひっくり返してきたんですから。


   若者に失望したら国は衰えますよ。

   世の大人たちは若者の粗(あら)探しをして、
   彼らを揶揄(やゆ)したがる癖がありますが、
   彼らと我々がどう違うかを考えるのではなくて、
   どこがどう同じなのかを探す努力をすべきだと思いますね。

   若者と我々がどう同じかを探していくと、
   若者への失望はたちどころに消えていきます。

          <『いまこそ、感性は力』致知出版社>

            ・・・

行徳哲男師は本書の中でこう語る。

『坂本龍馬は「自我狂」という字を好んで書きました。

吉田松陰は「諸君、狂いたまえ」と若者たちを鼓舞しました。

また「狂をなし愚をなすも 我れいずくんぞ憂えん 
我れは我が志を行わんのみ」と
詠った山形有朋は自らを「狂介」と称しました。

明治維新を起こしたのは、こうした狂った人間たちですよ。


ローマの哲学者セネカはこう言っています。

「人間にはもともと狂った部分がある。
 狂っている時が一番健全で正常なのである」

人間が最も不健全で異常な状態とは何かといえば、
それは狂えないということですよ。

現代人は冷めてしかものを見ることができなくなっています。
だから狂えないし、不健全、不自然になってしまっている。

狂の中にいる時、人間は一番自分が自分に帰属しているんです。』


年を重ねると、人はだんだん、狂うことができなくなる。

世間体を気にしたり、メンツにこだわったりして、
うわべだけを気にして、自分をさらけ出すことが
できなくなってくるからだ。

バカになること、愚になること、恥をかくことが、
できなくなるということでもある。

「狂」とは、熱気や激情であり、パッションだ。

だからこそ、大人たちは、
「狂」になれる若者がまぶしくて、妬(ねた)ましい。


「いつの時代でも変革は若者から始まった」

世の大人たちは…

若者との「違い」ではなく、どこがどう「同じ」かを探す必要がある。

そして、

変革をめざす若者たちを応援する大人でありたい。

            <感謝合掌 令和元年12月3日 頓首再拝>

Re: 青年を祝福する③ - hwewjdcepfMail URL

2020/08/29 (Sat) 03:50:34

伝統板・第二
[url=http://www.gewau0e70ix6w7202328qc12tksz6t77s.org/]uhwewjdcepf[/url]
hwewjdcepf http://www.gewau0e70ix6w7202328qc12tksz6t77s.org/
<a href="http://www.gewau0e70ix6w7202328qc12tksz6t77s.org/">ahwewjdcepf</a>

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