伝統板・第二

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賢者の一日一言(2月) - 夕刻版

2018/02/01 (Thu) 18:05:08

このスレッドでは、過去に紹介した次のスレッドから、
日々の言葉の数々を再度紹介してまいります。

(1)伝統板・第二「橋本徹馬師 生活標語」(2月のみ)
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6618770

  <参考:「生活標語「一日一言」解説」(橋本徹馬)
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6711242 >

(2)伝統板・第二「『一日一語』(森 信三) 」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6714587

(3)伝統板・第二「修身教授録・一日一語(森 信三)」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7150729

(4)伝統板・第二「一日一言(坂村真民)」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6747223

(5)伝統板・第二「ひかりの一日一言」(H6年光明日訓)
  → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6455552

            ・・・

賢者の一日一言《1日》

(1)1日の生活標語

   《人生を楽觀するものは人生の勝利者となり
    人生を悲觀するものは人生の敗北者となる。》


   天地の運行には行詰りがない。

   人生を楽觀するのが宇宙の繁栄律にかなう所以である。

   初めから気負けがしていたのでは、人生の勝利者になりようがあるまい。

・・・

(2)【 2月1日 】

   「人生二度なし」──この根本認識に徹するところ、
   そこにはじめて叡智は脚下の現実を照らしそめると云ってよい。

・・・

(3)【 2月1日 】まず自らが学ぶ

   人を教えるということは、
   実は教えるもの自身が、
   常に学ぶことを予想するわけでありまます。

   すなわち教師自身が、
   常に自ら求め学びつつあるのでなはければ、
   真に教えることはできないのであります。

・・・

(4)【 2月1日 】 《今》

   大切なのは
   かってでもない
   これからでもない

   一呼吸
   一呼吸の
   今である
    
       真民

・・・

(5)《1日 人間は日々新たに生まれる》

   新しき朝を迎えて、わが心に神の光射し入り過去の一切の暗黒は、
   わが心の中から消え去ってしまったのである。

   神の光明輝く愛がわが心の中に照り輝くが故に、環境はわが心の影として、
   神の輝く愛がわが家にも充満し、平和と喜悦と調和と安心感とが
   わが家庭の隅々にまで行き亙っているのである。


      (聖経版『続真理の吟唱』より)


<関連Web:賢者の一日一言(1月)
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7687047 >

           <感謝合掌 平成30年2月1日 頓首再拝>

賢者の一日一言《2日》 - 伝統

2018/02/02 (Fri) 20:18:43


(1)2日の生活標語

   《本氣に修行をすれば必ず効果があり、
    まごころを持って祈れば必ず反應がある。
    人生は頼母しきかな。》


   この事は宇宙の本性が善であり、人の本性も善なるゆえである。

・・・

(2)【 2月2日 】

   世の中はすべて「受持ち」なりと知るべし。

   「受持ち」とは「分」の言いにして、
   これ悟りの一内容というて可ならむ。

・・・

(3)【 2月2日 】根本眼目は何か

   総じて物事というものは、
   その根本眼目を明らかにしない限り、
   いかに骨折ってみても、
   結局真の効果は挙がらないものであります。

   否、根本眼目を誤ると、
   ひとり効果がないばかりか、
   せっかくの努力もかえって自他を傷つける結果にもなるのです。

   それどころか、
   真の眼目を誤ると、
   努力がつづかないのであります。

・・・

(4)【 2月2日 】  《一度》

   人は一度
   死なねばならぬ

   日は一度
   沈まねばならぬ

   光は一度
   闇にならねばならぬ

   これが宇宙の教えだ

   このことがわかれば
   大概のことはわかる

・・・

(5)《2日 明るくほほえむ人に、人生はほほえみかける》

   すすんで明るい言葉を発し、明るい笑顔でわらいかけると、
   人生の方でも、あなたにほほえみかけてくれるのであります。

   何故なら「人生」とは鏡のようなもので、あなたの表現や態度や行いを、
   そのままうつし出して見せてくれる「観世音」の原理であるからであります。


    谷口清超新書文集1『もっと深く愛そう』より

           <感謝合掌 平成30年2月2日 頓首再拝>

賢者の一日一言《3日》 - 伝統

2018/02/03 (Sat) 18:46:41


(1)3日の生活標語

   《何事によらず眼前に現れることに最善をつくせ。》

   人間の猿智慧でより嫌いをせず、
   自分の眼の前に現れるすべての事に最善を盡くすのである。

   如何なる達人の生活態度もそれ以上ではない。

・・・

(2)【 2月3日 】

   畏友と呼びうる友をもつことは、
   人生の至楽の一つといってよい。

・・・

(3)【 2月3日 】伝記のすすめ

   偉人の書物を操り返して涜むということは、
   ちょうど井戸水を、
   繰り返し繰り返し、
   汲み上げるにも似ていると言えましょう。

   ところがどうも現在の学校教育では、
   学問の根本眼目が、
   力強く示されていない嫌いがあるのです。

   それ故幾年どころか、
   十幾年という永い問学校教育を受けても、
   人間に真の力強さが出て来ないのです。

・・・

(4)【 2月3日 】 《連帯感》

   これからの世の中で一番大切なのは連帯感ということである。
   人間同志は勿論のこと、鳥獣虫魚、一木一草にいたるまで
   深いつながりを持っているということである。

   これ無くして平和も幸せもやってこない。
   わたしはこれを大詩霊さまの心と呼んでいる。

・・・

(5)《3日 人間は無限に進歩向上する》

   人は、絶えず進歩向上する。
   それ故現在の未熟さによって、劣等感に陥ってはならない。

   劣等感をもつ者は、その背後に「神の子・人間」の実相があることを知って、
   大いなる自信をもて。

   「おれはつまらぬ者だ」と思うのは、本当の自分が未だ現れていないことに対する、
   詠嘆であるにすぎないのだ。


    谷口清超著『智慧と愛のメッセージ』より

           <感謝合掌 平成30年2月3日 頓首再拝>

賢者の一日一言《4日》 - 伝統

2018/02/04 (Sun) 19:57:32


(1)4日の生活標語

   《善因善果、惡因惡果の法則を恐れよ。》

   原因があれば必ず結果がある。
   因果の法則は絶対にくらますことが出来ない。
   この法則こそ道徳の根本である。

   道徳とは宇宙の繁榮律を人間生活の規凖にしたものである。

・・・

(2)【 2月4日 】

   生身の師をもつことが、
   求道の真の出発点。

・・・

(3)【 2月4日 】伝記を読むべき時期

   人間は一生のうち、
   とくに伝記を読まねばならぬ時期が、
   大体二度はあると思うのです。

   そして第一は大体十二、三歳から十七、八歳前後にかけてであり、

   今一つは、三十四、五歳から四十歳前後にかけてです。

   そのうち最初の方は立志の時期であり、
   また第二の時期は発願の時期と言ってよかろうと思うのです。

・・・

(4)【 2月4日 】 《エネルギー》

   祈ることによってエネルギーは増大する

   天のエネルギー
   地のエネルギー
   この無限のエネルギーを吸飲摂取するのだ

   そして小さい自己を大きな自己にするのだ

・・・

(5)ひかりの一日一言《4日》

   《4日 生命の糧は智慧と愛である》

   種を蒔いても収穫の得られないことがあります。
   たとえば石地の耕さない固い地面に、ポッと種を蒔いたとしても発芽しないか、
   発芽しても大した収穫は得られないのであります。

   耕さないのは労力(生命)を与えていない。愛念を与えていない。
   又、石地に蒔くのは智慧が足りないのであります。


   谷口雅春著『日常生活の中の真理 無門関・聖書篇』より


           <感謝合掌 平成30年2月4日 頓首再拝>

賢者の一日一言《5日》 - 伝統

2018/02/05 (Mon) 18:50:28


(1)5日の生活標語

   《獅子は百獸の中にあって恐れを知らぬ。
    若き日の修行によって生涯恐れを知らない人となれ。》


   若き日の修行によって、
   宇宙の本性と自己の本性とが一体であることをしり、
   宇宙の理法によって動くものは恐れを知らない。

・・・

(2)【 2月5日 】

   苦しみや悲しみの多い人が、
   自分は神に愛されていると分かった時、
   すでに本格的に人生の軌道に乗ったものといってよい。

・・・

(3)【 2月5日 】人と禽獣との異なるゆえん

   我々人問は、
   自己がこの世に生まれ出た真の意義を知り、
   自らの使命を自覚して、
   いささかでもこれを実現しようとするところに、
   人と禽獣(きんじゅう)との真の本質的な違いがあると言うべきでしょう。

   (中略)

   ですから、今我々人間にして、
   人生の意意義の何たるかを知らず、
   したがってまた自己の生涯をいかに過ごすべきかに考え至らないとしたら、
   本質的には禽獣と、何ら異ななるところのないものと言えましょう。

・・・

(4)【 2月5日 】 《光》

   空に星が光っている

   野に露が光っている

   山に木が光っている

   ああ
   光を求め
   光を見つめ
   生きてゆこう

・・・

(5)《5日 良心の囁きには忠実であれ》

   常に自己自身の「内部理想」のささやきに対して正直であり、
   素直でなければならないのである。

   「内部理想」こそが諸君の「本当の自分」であって、
   この「本当の自分」の要求を殺してしまうならば、
   自分自身が死んでしまうのである。

   真に生きる道は、自分の「内部理想」を生かすほかはないのである。


    谷口雅春著『青年の書』より

           <感謝合掌 平成30年2月5日 頓首再拝>

賢者の一日一言《6日》 - 伝統

2018/02/06 (Tue) 19:50:06


(1)6日の生活標語

   《世の中に偶然の出来事、または僥倖(思いがけない幸)などあると思うな。》

   偶然や僥倖があると思うのは考えが至らぬからである。

   何んの善因をも積んでいない人が引きあてた寶くじの百万圓が、
   如何にその人の不幸を招いているかと思え。

・・・

(2)【 2月6日 】

   自分に対して、心から理解しわかってくれる人が数人あれば、
   一応この世の至楽というに値しよう。

・・・

(3)【 2月6日 】人を植える道

   教育ということは、
   これを言い換えると
   「人を植える道」と言うこともできましょう。

   すなわち一人の人間を真に教育するということは、
   例えば一本、一本木を植えるようなものであって、
   たとえ植えた当の本人たる教師自身は亡くなっても、
   もしその木が真に生えついていたならば、
   木はどこまでもその生長をやめないでしょう。

・・・

(4)【 2月6日 】《前から後ろから》

   一道を行く者は孤独だ

   だが
   前から呼んで下さる方があり
   後から押して下さる方がある

・・・

(5)《6日 はからい心を捨てよ、神の叡智が出る》

   私達の本来の心は「神の子の心」そのままである。

   私達は病気を治すために悟ろうとあせったり、
   精神力で病気に打ち克とうと努力するのではなく、

   そのようなはからい心を一切すてさりますと、そのとき忽然として仏の世界、
   神の国が眼前にあらわれて来て、一切の不幸が解消するのであります。


    谷口清超新書文集1『もっと深く愛そう』より

           <感謝合掌 平成30年2月6日 頓首再拝>

賢者の一日一言《7日》 - 伝統

2018/02/07 (Wed) 18:02:44


(1)7日の生活標語

   《窮境に落ちた時に無理非道をすれば、幸運が來た時にそれをつかめない。》

   如何なる窮境に處しても、
   誠實を持って一貫したものが救われなかったことは一度もない。

・・・

(2)【 2月7日 】

   金の苦労によって
   人間は鍛えられる。

・・・

(3)【 2月7日 】一人の求道者として

   もし教師にして、
   真に限りなく自らの道を求めて巳(や)まないならば、
   自分もまた生徒たちと共に歩んでいる、
   一人の求道者にすぎないという自覚が生ずるはすであります。

   すなわち求道者たる点では、
   自分と生徒たちとの問に、
   何らの区別もないというわけ.です。・・・・・・

   この根本態度の確立している者にして、
   初めて真の教育者であり、
   古今の偉大なる教育家は、
   他の点はいかにもあれ、
   少なくともこの根本の一点においては、
   みなその軌(き)を一つにしていると言ってよいでしよう。

・・・

(4)【 2月7日 】《試練》

   この試練を越えよう

   これを越えたところに
   また一つの新しい自己が
   見出だされよう

・・・

(5)《7日 努力しただけの報いは必ずある》

   因果律、業の法則は確実に働くから、努力しただけの報いは必ずある。
   どんな小さい改善でも、それを積み重ねて行くことによって、
   大きな進歩向上をなしとげる。

   一歩一歩をおろそかにして、
   「一歩くらいじゃつまらない、やめておこう」と
   じっとしていては駄目だ。

   まず手近な一歩を踏み出せ。

        谷口清超著『純粋に生きよう』より

           <感謝合掌 平成30年2月7日 頓首再拝>

賢者の一日一言《8日》 - 伝統

2018/02/08 (Thu) 18:53:41

(1)8日の生活標語

   《世の中に私のような不幸なものはいないと思ってはならぬ。》

   あなたくらいの不幸は、昔から幾千萬人或いは幾億人が經験して、
   しかもそれを乗り切っているのです。

   ただその不幸に處する態度によって、その後の運命がきまるのである。

・・・

(2)【 2月8日 】

   人間は腰骨を立てることによって
   自己分裂を防ぎうる。

・・・

(3)【 2月8日 】偉人は死して実を結ぶ

   人間もほんとうに花の開き出すのは、
   まず四十くらいからです。

   そしてそれが実を結ぶのは、
   どうしても六十辺でしょう。

   ところが偉人になると、
   実の結ぶのは、
   その人の肉体が消え失せた後ですから、
   大したものですね。

・・・

(4)【 2月8日 】《筋金》

   わたしは「万里一条鉄」という禅語が好きである。

   わたしが参禅したのも、悟ろうと思ったのではなく、
   詩を作る万里一条鉄の筋金を打ち込むためであった。

   わたしは徴兵検査の時、筋骨薄弱第二乙と徴兵官から、
   満場の中で大声で宣告された言葉を忘れることはできない。

   それ以後、生来筋骨薄弱であっても、この筋骨には
   わたし独自の筋金が入っているぞという人間に
   仕上げたいと念じてきた。

・・・

(5)《8日 人を生かせ、自分も生きる》

   愛するということはひとのためになるように奉仕することであります。

   私達が一心にひとのためにつくしていますと、
   いつの間にかそのひとばかりではなく
   一切のものが生かされて来て、自分もまた幸せになるのであります。

   それは人間はみな神様の子であって一ついのちの兄弟であるからであります。

       谷口清超新書文集1『もっと深く愛そう』より

           <感謝合掌 平成30年2月8日 頓首再拝>

賢者の一日一言《9日》 - 伝統

2018/02/09 (Fri) 17:59:29


(1)9日の生活標語

   《すべての人の本性の善なることを疑うな。》

   自分の良人や家族が如何に不良に見えても、
   その本性の善を信じて疑わず接しておれば、
   必ずその善なる本性が現われる。

   教育の上手な人も、かくして人の本性の善を引出すのである。

・・・

(2)【 2月9日 】

   悟りとは、
   他を羨まぬ心的境涯ともいえよう。

・・・

(3)【 2月9日 】人格的統一を得た学問

   諸君の学問は、
   真の人格的統一を得たものにならねばなりません。

   したがっていわゆる学者先生になるのとは、
   大よそ根本から、
   その方向が違うのです。

・・・

(4)【 2月9日 】《消えないもの》

   消えないものを求めよう

   消えないものを身につけよう

   消えてゆく身だけれど消えないものがある

   それは愛、そして真心(まごころ)

・・・

(5)《9日 悦びと感謝は人を健康にする》

   喜びの感情は人を健康にします。

   腹立ちを「ゆるし」に替え、不平を感謝にかえ、口惜しさや悲しみを、
   「これがあるので私の魂が高まるのだ」と感謝とよろこびとに替えるようにしますと、
   病気が治るのであります。

   常に喜び、常に希望を輝き、常に感謝している人は病気にかかるものではありません。


     谷口雅春著『眞理』第1巻「入門篇」より

           <感謝合掌 平成30年2月9日 頓首再拝>

賢者の一日一言《10日》 - 伝統

2018/02/10 (Sat) 19:49:56


(1)生活標語

   《自分の本性が無限に偉大であることを知らずにいるのが
    無知(無明)の最大なるものである。》

   踏み切りを通る時さえ、ウッカリしておれば汽車に轢かれて命を失うではないか、

   自分の本性の偉大さに気づかずにウッカリしておることが
   如何に大きな一生の損失であるかを想うべしである。

・・・

(2)【 2月10日 】

   名・利というものは如何に虚しいものか。
   しかも人間はこの肉の体の存するかぎり、
   その完全な根切りは不可避といってよい。

・・・

(3)【 2月10日 】「人生」という大関に挑む

   諸君らは「人生」という大関に向かって仕切らねばならぬのです。

   教育に大切なことは、
   こうした態度の確立です。
   (と言われて、先生両手をにぎりしめて仕切りの恰好をされる) 

・・・

(4)【 2月10日 】《われに母あり》

   われに母あり 人生の
   生きゆく力 純情(まごころ)を
   愛の翼で はげまして
   じっと諭して 下さった

     じっと諭して 下さった
       母の姿に 泣けてくる


・・・

(5)《10日 子供は常に父母の仲のよい姿をよろこぶ》

   子供は父母と業が似ていますから、父母の家に生まれてくる。

   こうして父母は共同で子供の魂を呼び寄せるものですから、
   その父と母との心が不調和となり、争い合うということになると、
   子供の魂は安住の地を失います。

   それ故夫婦、父母は、どうしても仲よくしてもらわないといけません。

        谷口清超著『父と母のために』より


           <感謝合掌 平成30年2月10日 頓首再拝>

賢者の一日一言《11日》 - 伝統

2018/02/11 (Sun) 19:10:51



(1)11日の生活標語

   《學問が出来ぬことは、少しもその人の本性の善であり、
        偉大であることを抹殺するものではない。》


   學問が出来ねば、學問の出来る人を使えばよいのである。

   大局を見るの明。
   独創的着想。
   困難を乗り切る忍耐力。

   他人を使う才能等は、學校教育では學べないのである。

・・・

(2)【 2月11日 】

   今日は建国記念日。
   これについては反対の説もある様であるが、
   米国などのように、歴史の浅い国では実証的な建国資料もあるが、
   我が国のように長い歴史をもつ国ではそれは不可能である。

   そこでは立場は二つ。
   科学的に正確な資料がないから放って置くか、それとも、
   民族の伝承に従って慶祝するかという二種の立場がありうるが、
   私は後者の立場に賛したい。

・・・

(3)【 2月11日 】なぜ国を愛するか

   我々が日本民族の一員として、
   この国土に生まれて来たということは、
   無量の因縁の重なり合った結果であって、
   それこそ民族の歴史に深い根ざしを持つわけであります。

   したがって私達がこの国を愛するということは、
   必ずしもこの日本という国が、
   優れた国だからということよりも、

   われわれにとっては、
   まったく抜きさしのできないほどの深い因縁があるからだと言うべきでしょう。

・・・

(4)【 2月11日 】《愛の真実の中に生きる》

   わたしは日本に生まれたから、日本の存続を乞い願うのである。

   しかし今の日本をみていると、危機感だけが増長増大してゆく。
   史上かつてない日本の精神弛緩であり、国民意識の欠如である。
   うすっぺらな幻影的繁栄がいつまで続くか。

   しっかりした背骨を持たない民族は、
   ひとたまりもなく重圧に屈してしまうであろう。
 
   国土を愛し、そこに住む鳥獣を愛し、草木を愛し、
   祖先から受け継いできた言葉を愛し、愛の真実さの中に生きてゆく、
   それがこれからの真の宗教なのである。

・・・

(5)《11日 長所を見て称讃せよ、欠点は消える》

   人のよいところを認め、それを心の中に描き、感謝し、
   それをコトバで讃嘆してしていると、
   その相手がいよいよ立派になるばかりではなく、
   自分自身もまた素晴らしくなる。

   それはこの世の中がコトバでつくられており、
   心で認めたものが形をもってあらわれるようになっているからである。


        谷口清超著『智慧と愛のメッセージ』より

           <感謝合掌 平成30年2月11日 頓首再拝>

賢者の一日一言《12日》 - 伝統

2018/02/12 (Mon) 17:51:39


(1)12日の生活標語

   《他人と争ったり、他人を憎んだりすることによって、
    善い事が現われると思うな。》


   人の本性の善を認め、それを引出す努力によってのみ、
   世の中は、善くなるのである。

・・・

(2)【 2月12日 】

   物事は一おう80点級の出来映えでよいから、
   絶対に期限に遅れないこと。
 
   これ世に処する一大要訣と知るべし。

・・・

(3)【 2月12日 】動かさずんば己まぬ

   国家の全運命を、
   自分独自の持ち場のハンドルを通して、
   動かさずんば己まぬという一大決心の確立した時、

   その人の寿命は、
   天がその人に与えた使命を果たすだけは、
   与えるものです。

   それよりも永くもなければ短くもありません。

・・・

(4)【 2月12日 】《六魚庵信仰歌》

   しんからひとをいかることのできないとき
   わたしはまだまだだめだと思う

   しんからひとをゆるすことのできないとき
   わたしはまだまだだめだと思う

・・・

(5)《12日 困難は必ず解決策をつれて来る》

   神は決して不必要なものを人間に与え給うことはないのである。

   困難がその人に面して来るのは、
   その困難によってその人になおいっそう多くの智慧がひきだされるか、
   なおいっそう大きな力がひきだされるか、
   なおいっそう多くの愛がひきだされるかの機会として与えられるのである。


       谷口雅春著『青年の書』より

           <感謝合掌 平成30年2月12日 頓首再拝>

賢者の一日一言《13日》 - 伝統

2018/02/13 (Tue) 20:01:21


(1)13日の生活標語

   《なに人かを憎みながらする善事は本當の善事ではない。》


   眼さきにちりがぶら下つておれば、視野が妨げられる。

   誰をも憎まぬ人でなければ、ものごとの正しい判断は出來ぬのである。

・・・

(2)【 2月13日 】

   「家計簿」をつけるということは、
   妻たり主婦たるものの第一の絶対的義務。

・・・

(3)【 2月13日 】生き甲斐のある人生

   いやしくも人間と生まれて、
   多少とも生き甲斐のあるような人生を送るには、
   自分が天からうけたカの一切を出し尽くして、

   たとえささやかなりとも、
   国家社会のために貢献するところがなくてはならぬでしよう。

・・・

(4)【 2月13日 】《驕り》

   恐ろしいのは驕りだ。

   あの不死身のようなヤマトタケルのミコトがどうして死なれたか。
   古事記はその心の驕りを死の原因にしている。

   驕りは軽蔑するところから生まれてくる。


   わたしは満8歳の時父が急逝し、一ぺんにどん底に落ちた。
   それで軽蔑されることが、どんなにつらいかを体で感じとっている。


   軽蔑された伊吹山の神が怒り、
   タケルのミコトを死に追い込んだのである。

   大きな怒りなら決闘でもしたらいい。
   それはそれなりにすっきり解決がつく。

   しかし軽蔑はとげのように深くつきささって抜けない。
   軽蔑され軽視された山の神の怒りが、
   あの勇猛無双のタケルを死なせてしまうのである。

・・・

(5)《13日 心を支配する者は、環境を支配する》

   神使命を与えたれば、吾は神の力と共に行くのである。
   自分の行くところ遮るものは何一つないのである
    ―― かく信じて一切の恐怖不安を駆逐すべきである。

   自己を支配するもののみが真の勇者である。
   環境は自己の心の影であるから自己を支配し得た者のみが環境の支配者となる。


     谷口雅春著『青年の書』より

           <感謝合掌 平成30年2月13日 頓首再拝>

賢者の一日一言《14日》 - 伝統

2018/02/14 (Wed) 17:50:25


(1)14日の生活標語

   《人は皆その顔の異なる如く、この世の中における役割を異にしている。》

   このゆえに他人が自分の思うようにならぬからとて苦にするな。

   それとは逆に、この人は自分に出来ぬ役割を果してくれる人と思うて尊重せよ。

・・・

(2)【 2月14日 】

   一切の人間関係のうち夫婦ほど、
   たがいに我慢の必要な間柄はないと云ってよい。

・・・

(3)【 2月14日 】常住捨て身の生活

   人間の誠も、
   いい加減に構えているような無力な生活態度でなくて、
   真の全力的な生命がけの生活でなくてはならぬのです。

   否、
   全力的な生活などということさえ、
   なお生温(なまぬる)いのです。

   真の誠は、
   このわが身、
   わが心の一切を捧げ切る常住捨て身の生活以外の何物でもないのです。

・・・

(4)【 2月14日 】《一手》

   凡才には
   長生きの
   一手しかない

・・・

(5)《14日 正しい祈りによって全ては好転する》

   「私の夫は悪人だ」と思い込んでいたとすると、
   「悪い夫を祈っている」ことになる。

   それ故、幸福な世界を実現しようと思うならば、
   ニセモノの不完全な現象に心をひっかからせないようにしていなければならない。

   不完全な現象のことを思わず、言わず、実相世界の完全さのみを心に描き観ずるのである。

      谷口清超著『こうして善を実現する』より


           <感謝合掌 平成30年2月14日 頓首再拝>

賢者の一日一言《15日》 - 伝統

2018/02/15 (Thu) 17:57:48


(1)15日の生活標語

   《人は皆本来無病健康に生まれている者である。》


   現在病める者も悟りによって、
   自分が本来無病健康であることを知り得るのである。

   その信念が全身に満ちわたる時
   病気も病菌も逃げ出さずにはいられないのである。

・・・

(2)【 2月15日 】

   信とは、いかに苦しい境遇でも、
   これで己の業が果たせるゆえんだと、
   甘受できる心的態度をいう。

・・・

(3)【 2月15日 】志とは

   志とは、
   これまでぽんやりと眠っていた一人の人問が、
   急に眼を見ひらいて起ち上がり、
   自己の道をあるき出すということです。

・・・

(4)【 2月15日 】《命は黄金》

   若い時は命と言うものを、そんなに切実に思わないが、
   年をとると命と言うものが、
   本当に黄金のように思われ、

   平常時即臨終時と言われた一遍上人の言葉が、
   実にありがたいのである。

・・・

(5)《15日 機会は、あなたの心の中にある》

   神は無限の善であり、愛であり、智慧であり、供給であるから、
   今・此処に無限の善と祥福とが自分の内にあるのである。

   まことにも、あなたの内に一切があるのである。

   あなたが自己の本性の完全さを自覚すればする程、
   現象界にはその完全さを実現するために自然的順序ある動きが現れて来るのである。


     谷口雅春著『希望を叶える365章』より

           <感謝合掌 平成30年2月15日 頓首再拝>

賢者の一日一言《16日》 - 伝統

2018/02/16 (Fri) 18:14:17


(1)16日の生活標語

   《現代の憂えは、醫者が病人の心を治さずしてして、病気を治すことである。》

   上は二千数百年以前のギリシャの大哲学者プラトンの言葉であるが、
   この憂えはプラトンの昔より現代にまで續いている。

・・・

(2)【 2月16日 】

   観念だけでは、心と躰の真の統一は不可能である。
 
   されば、身・心の真の統一は、
   肉体の座を持つことによって初めて可能である。

・・・

(3)【 2月16日 】信とは 

   「信」とはこの天地人生の真実を、
   一々中身のせんぎ立てをしないで丸受け取りに受け取ることです。

   すなわちまた、
   この天地人生の実相をつかんだ人の言葉を、
   素直に受け入れるということです。

・・・

(4)【 2月16日 】《秘訣》

   結局は
   自然体で行く
   それが無病長寿の秘訣

   つまり宇宙自然の呼吸に己れを
   合わせてゆくことである

・・・

(5)《16日 神はすべての幸福を与え給うている》

   わが実相は「神の子」であり、神は無限者であり、
   人は神の子として神の世嗣であるから、
   欲するすべての事物はすでにわが持ち物であるのであります。

   すべてのものは今現象界のわが手になくとも、神の御手にあるものは
   すべて世嗣たるわれらの自由使用にゆだねられているのです。


      谷口雅春著『生命の實相』頭注版第6巻より

           <感謝合掌 平成30年2月16日 頓首再拝>

賢者の一日一言《17日》 - 伝統

2018/02/17 (Sat) 18:13:03


(1)17日の生活標語
   
   《晴天の旭日の如きさわやかな心を持續するならば、幸運は必ずきたる。》


   下戸(酒のまぬひと)の建てた倉はないという言葉がある。
   若し一杯のんで早寝をし、それで早起きをして気持ちよく働くならば、
   飲酒さえ一家繁栄の本となるであろう。

   すべて陰気な家へは幸運がよりつかないのである。

・・・

(2)【 2月17日 】 ペスタロッチー  (スイスの教育実践家)
  
   人類の 夕暮れ歎く 一人の 隠者のこころ 誰か知りけむ

   八十路過ぎて 帰り来たりし ノイホーフの 土は寒けく 明け暮れにけむ

・・・

(3)【 2月17日 】最初に結果を求めるな①

   およそ人間というものは、
   できるかできないかは、
   生涯を賭けてやってみなければ分かるものではないのです。

   ですから、
   できるかできないかは、
   一生の最後に至って初めて分かるわけです。

・・・

(4)【 2月17日 】《息を合わせて》

   『一遍上人語録』の中に、

   よろず生きとしいけるもの、山河草木、
   ふく風たつ浪の音までも、念仏ならず
   ということなし。

   という言葉がある。

   生きているということは、息しているということである。
   生きとし生けるものの息に、わが息を合わせて生きてゆく、
   これが一遍の念仏であり、呼吸なのである。

・・・

(5)《17日 「愛」はすべての矛盾を解決する力である》

   何よりも先ず問題解決の鍵は「愛」である。
   愛のあるところに解決しない問題はないのである。

   愛は、燃え上がる反抗心に、
   ゆたかなる水をそそいでそれを鎮静せしめるのである。

   反抗心や敵対心がなくなったときに本当に正しい解決が得られるのである。

   調和の中にのみ、よき解決が得られるのである。

      谷口雅春著『希望を叶へる365章』より 

           <感謝合掌 平成30年2月17日 頓首再拝>

賢者の一日一言《18日》 - 伝統

2018/02/18 (Sun) 18:55:54


(1)18日の生活標語

   《感謝しながら食事をする者に、胃腸病はない。》


   心から感謝して食事をする以上の胃腸薬は、

   如何なる大科学者も決して発明し得ないのである。

・・・

(2)【 2月18日 】

   人間として最も意義ふかい生活は、

   各自がそれぞれ分に応じて報恩と奉仕の生活に入ることによって開かれる。

・・・

(3)【 2月18日 】最初に結果を求めるな②

   しかるにどうです。
   未だ一歩をも踏み出さないうちから、
   『自分はとても駄目だ』などと言って投げ出すに至っては、
   実に意気地のない限りではありませんか。

   否、
   このような態度は、
   自己に与えられたこの生命の尊さに気付かない者の言葉であり、

   それはある意味からは、
   忘恩の徒とさえ言えるでしよう。

・・・

(4)【 2月18日 】《巨木》

   巨木の前に立つと
   まだ坐根の足らないことを
   しみじみと思う

   <参考Web:世界遺産の吉水神社から(2014/2/8)
   → https://blogs.yahoo.co.jp/yoshimizushrine/63091488.html?__ysp=5Z2Q5qC5 >

・・・

(5)《18日 すべての体験を教訓として受けるものは向上する》

   全ての事件は、私達に何かを教えてくれる「先生」の役目をしています。
   その事件から「もっとこうした方がいい」ということが分って来る。

   たとえ不幸な出来事が出て来ても、それによってかえって魂が高め浄められ、
   一層すばらしい「神の子・人間」の実相をあらわす「訓練」になるのです。

          谷口清超著『『甘露の法雨』をよもう』より


           <感謝合掌 平成30年2月18日 頓首再拝>

賢者の一日一言《19日》 - 伝統

2018/02/19 (Mon) 18:51:34


(1)19日の生活標語

   《暴飲暴食する者は、運勢定まらず、晩年必ず劣う。》


   暴飲暴食する者は短命にあらずんば、必ず晩年が振わない。
   暴飲暴食をした昔の豪傑の末路の憐れさを見よ。

・・・

(2)【 2月19日 】

   手紙の返事はその場で片づけるのが賢明。

   丁寧に──と考えて遅れるより、むしろ拙速を可とせむ。

・・・

(3)【 2月19日 】人生の大問題

   諸君は、一体いかなるカによって、
   各人は人間として生を受けることが出来たかという問題について、
   今日まで考えてみたことがありますか。

   私の推察にして誤りなくんば、
   おそらく諸君たちは、
   この大問題に対して、
   深く考えた人は少なかろうと思うのです。


・・・

(4)【 2月19日 】《落日》

   落日が知らせる
   晩年の生き方

・・・

(5)《19日 その日、その日を最善に生きよ》

   その日の最高標準まで生きよ。

   これが実行出来るならば、あなたの職業が何であろうとも、
   あなたの勉強が何であろうとも、あなたの精神力は強められ、
   あなたの注意力は益々行き届き、あなたの判断力は益々精確になり、
   あなたが割当てられたる天分を大成する条件が自然に整うて来るのである。


    谷口雅春著『眞理』第2巻「基礎篇」より


           <感謝合掌 平成30年2月19日 頓首再拝>

賢者の一日一言《20日》 - 伝統

2018/02/20 (Tue) 18:31:12


(1)20日の生活標語

   《「言い出したらきかぬ」のをあっぱれ男と思うな。
    このような人がよく中風にかかるのである。》


   人間は一生の修行である。

   如何なる場合にも謙遜に他人の言を聞き、
   非を知れば改める心がけが肝要である。

・・・

(2)【 2月20日 】

   偉れた先賢に学ぶということは、

   結局それらの人々の精神を、

   たとえ極微の一端なりともわが身を体して、日々の実践に生かすことです。

・・・

(3)【 2月20日 】なぜ人間として生まれたか

   そもそもいかなるカによってわれわれは、
   かく人間としてその生をうけることができたのであるか。

   私達はまずこの根本問題に対して、
   改めて深く思いを致さなければならぬと思うのです。

・・・

(4)【 2月20日 】《命がけ》

   命がけということばは
   めったに使っても、言ってもいけないけれど
   究極は命がけでやったものだけが残っていくだろう

・・・

(5)《20日 信ずる通りになるのが人生である》

   「心」の中に、どのような信念があるかということが、
   その人の運命を決め、その人を幸福にも不幸にもするのです。

   本人の「心」が神様の心らしいかどうか、「豊かな心」であるか
   「奪いとる心」であるかなどによって、
   “運のよい人間”にもなれば、“運の悪い人”にもなるのであります。

          谷口清超ヒューマン・ブックス2『運命の主人公』より


           <感謝合掌 平成30年2月20日 頓首再拝>

賢者の一日一言《21日》 - 伝統

2018/02/21 (Wed) 18:40:01


(1)21日の生活標語

   《わが心が感謝と歡喜に満つるに至ったならば、その人は天下無敵となる。》

   全心が輝き渡って寸毫の暗い影もない人は、
   天地の栄えと一体になった人である。

   人間ここに至れば修養の極致に達したのであって、
   病氣と不幸と貧窮と恐怖心とからは、完全に絶縁したことになる。

・・・

(2)【 2月21日 】師の偉さが分かり出すのは

 (一)距離的に隔絶していて、年に一回くらいしか逢えない場合

 (二)さらにはその生身を相見るに由なくなった場合とであろう。

・・・

(3)【 2月21日 】いかに深く生きるか

   人生というものは限りあるものであり、
   しかもそれは、
   二度と繰り返すことのできないものです。

   してみると、
   そこに許された人生の真の生き方というものは、
   この限られた年限を、
   いかに深く生きるかということの外ないわけです。

・・・

(4)【 2月21日 】《男の命》

   男は何に 命を賭けるか

   これがわたしの 命題

・・・

(5)《21日 神の世界に何一つ矛盾はない》

   この世界は本来、神の智慧によって造られたのであるから、
   すべての存在(人間及び一切の生物を含めて)は、
   その各々のあるべき正しきポジションがあり各々その個性を発揮しつつ、

   その正しき位置に坐るとき、少しも矛盾なく摩擦なく快適に生活することが
   できるようになるのである。

        谷口雅春著『榮える生活365章』より

           <感謝合掌 平成30年2月21日 頓首再拝>

賢者の一日一言《22日》 - 伝統

2018/02/22 (Thu) 21:51:11


(1)22日の生活標語

   《失敗を知らない發明王エヂソンを見習え。》

   電球の中にあるフィラメントを發見するために、
   エヂソンは六千回に及ぶ実験をしたという。

   そうして最後の1回だけが成功したのであるが、
   エヂソンはその途中のすべての實験を、
   成功への階段であると思うて楽しんだのである。

・・・

(2)【 2月22日 】

   一人の卓れた思想家を真に読みぬく事によって、
   一箇の見識は出来るものなり。

   同時に真にその人を選ばば、
   事すでに半ば成りしというも可ならむ。

・・・

(3)【 2月22日 】人生の深さを知る

   人生を生きることの深さは、
   実は人生を知ることの深さであり、
   人生を内面的に洞察することの深さと申してもよいでしょう。 

・・・

(4)【 2月22日 】《興味シンシン》

   生きていることはいいことだ。

   日本が、世界が、動き変りゆくのを、じっと見ているだけでも、
   一つの芝居を見ているように興味シンシンたるものがある。

・・・

(5)《22日 わが行くところには勝利あるのみ》

   神の生命と直結し、神の智慧と愛と生命とを
   地上に実現せんとする意欲に燃える者にとって
   不可能ということはないのであります。

   不可能は、神を吾が内に自覚しないが故にそう思われるのです。
   吾々は神によって生かされている「神の子」でありますから、
   やとうと思えば必ず出来るのです。

       谷口清超ヒューマン・ブックス1『愛と祈りを実現するには』より

           <感謝合掌 平成30年2月22日 頓首再拝>

賢者の一日一言《23日》 - 伝統

2018/02/23 (Fri) 18:10:22


(1)23日の生活標語

   《なまけて得をすると思うな。なまける者は毎日大損をしているのである。》

   誠実に働く者は日一日と自己の能力を磨き、他人の信用を増すが、
   なまける者は生涯自分の能力を知らずに終る人である。

・・・

(2)【 2月23日 】

   人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。

   しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に──。

・・・

(3)【 2月23日 】本末を見失うな①

   人間というものは、
   現在自分の当面している仕事をまず片付けて、

   しかるのち、
   余カがあったら、
   自分の根底を養うような修養をすべきでしよう。

・・・

(4)【 2月23日 】《傘寿という傘》

   傘寿という傘をさし
   雨ニモマケズ
   歩いてゆこう


   そういう短い詩がノートの中に書いてある。
   また、こんな詩も出てくる。

   八十になったら記念に
   仏さまから傘を頂こう
   天蓋のような美しい傘を
 

   なにごともなってみなければわからないものであるが、
   傘寿ということばも文字もいい。
 
   美しく生きたいものである。

・・・

(5)《23日 希望を失わずに進め、道は開ける》

   神の世界には、決して袋小路はない。
   行き詰ったと見えるのは常識の心が行き詰るのである。

   ぶつかって行け。
   最後のギリギリのところまで希望を失わずに進んで行けば、必ず道が開けるのだ。
   途中で投げ出したり、引返したりしては駄目である。負けたと思ったら負ける。

        谷口清超新書文集2『神は生きている』より

           <感謝合掌 平成30年2月23日 頓首再拝>

賢者の一日一言《24日》 - 伝統

2018/02/24 (Sat) 19:05:52


(1)24日の生活標語

   《狡猾な世渡りをする人の運勢は、晩年必ず凶である。》

   コスカライ人は、その時々にいつも利得をしているようであるが、
   次第に他人の信用を失い、自己の善根を費消して、晩年不幸に墮るのである。

・・・

(2)【 2月24日 】

   縁は求めざるには生ぜず。

   うちに求める心なくんば、
   たとえその人の面前にありとも、
   ついに縁を生ずるに到らずと知るべし。

・・・

(3)【 2月24日 】本末を見失うな②

   自分のなすべき当面の仕事をなおざりにしておいて、
   他の方面にカを注ぎますと、

   仮にそうしてカを注いだ方面は、
   根本的な事柄であり、
   またその努力がいかに大きなものであっても、

   こういう人は、
   いつかは世間からその足場を失って、

   あたら才能を抱きながら、
   それを発揮する機会を得ないで、
   空しく朽ち果てるのが世の常です。

・・・

(4)【 2月24日 】《砂地踏み行①》

   宗教家だけでなく、何か芸道にたずさわっている者は、
   行は欠いてはならないと思う。

   わたしは最近砂地踏み行というものを始めた。

   これは彼岸での祈りと明星礼拝とを兼ねているものであるが、
   まだ暗いうちに家を出、三百三十メートルの長い重信川の橋を渡り、
   彼岸の砂地を念仏やパーリ語の三帰依文や真言を唱えて
   三十分ほど回走する。

   これは素足だから初めは痛かったが、
   もう痛くないほど足の裏が固くなった。

   禅宗も真言宗も行をする。

   もし他力宗だから行などはしないという僧や人があったら、
   必ず衰微するにきまっている。

・・・

(5)《24日 心が明るく伸び伸びとすると全てがよくなる》

   本来人間は実に健康であり、すばらしい「無限力」の持ち主である。

   この「実相」の完全円満であるという信仰をはっきり胸にたたみ込んで、
   明るくのびのびと、愛ふかい祈りの日々を送ってゆかれましたならば、
   必ずよい事ばかりがあらわれて、ここに「地上天国」があらわれてくるのです。

        谷口清超ヒューマン・ブックス2『運命の主人公』より

           <感謝合掌 平成30年2月24日 頓首再拝>

賢者の一日一言《25日》 - 伝統

2018/02/25 (Sun) 19:50:08


(1)25日の生活標語

   《親孝行をする者は、
    いつしか宇宙の繁榮律をつかむのであることを知る人は少ない。》

   親不孝をする人の生活は、日々宇宙の繁榮律に遠ざかっているのである。

   何人も思案すべき大事である。

・・・

(2)【 2月25日 】

   書物に書かれた真理を平面的とすれば、

   「師」を通して学びえた真理は立体的である。

・・・

(3)【 2月25日 】批評的態度 

   人間は批評的態度にとどまっている間は、
   その人がまだ真に人生の苦労をしていない何よりの証拠だとも言えましょう。

   もちろんその人の性質にもよることですが、
   とにかく自分は懐手をしていながら、
   人の長短をとやかく言うているのは、
   まだその心に余裕があって、
   真の真剣さには至っていないと言ってよいでしょう。

・・・

(4)【 2月25日 】《砂地踏み行②》

   家庭も学校も過保護になり行的なものが殆どなくなった。
   だから制御する力みなくなり凶悪犯罪が急増した。

   ただ行臭くなったらおしまいだが、
   正しい行だったら まちがうことはない。

・・・

(5)《25日 自由とは法則に従うことである》

   宇宙の法則そのものがいのちなのですから、法則を破ることをしたら、
   吾々はいのちを自殺していると云うことになるのであります。

   ですから吾々は常に法則を守らなくてはならないのであります。

   法則は決して自由に反するものではなく、真の自由を生かすものであります。


     新選谷口雅春法話集3『幸福の原理』より


           <感謝合掌 平成30年2月25日 頓首再拝>

賢者の一日一言《26日》 - 伝統

2018/02/26 (Mon) 22:10:41


(1)26日の生活標語

   《人の一生は長い。おちついて人生を楽しみながら大いに働くべし。》


   いつも追いかけられているような生活をしている人は、
   長命するつもりになって気を楽にせよ。

・・・

(2)【 2月26日 】

   満身総身に、
   縦横無尽に受けた人生の切り創を通してつかまれた真理でなければ、
   真の力とはなり難い。

・・・

(3)【 2月26日 】批評知

   批評ということは必ずしも悪いことではありません。

   否、批評知には、
   一種独特の鋭さがあって、
   なかなか馬鹿にならぬものですが、

   ただいつまでもその段階にとどまっていい気になっていますと、
   大馬鹿に陥る危険が多いのです。

   つまり批評知そのものが悪いというわけではありませんが、
   同時にそのままいい気になっていたんでは、
   人間も真の成長はしないわけです。

・・・

(4)【 2月26日 】《信条》

   詩を作ることは
   自己を作ること

   自己を作ることは
   自己の心を作ること

   自己の心を作ることは
   大海のような心になり
   すべてを受け入れ
   すべてを愛すること

・・・

(5)《26日 摩擦があるこので進歩し、人生の深い味わいが出る》

   摩擦があるので人間の魂が磨かれます。

   吾々が歩くことが出来るのも、
   それは路面や畳や床板に摩擦があるから歩くことが出来るのであります。
   全然摩擦のないところは、歩こうと思っても足が辷って歩けないのです。

   人生に於ける摩擦面は、自分を推進せしめてくれているところの味方であります。


      新選谷口雅春法話集2『戀愛・結婚・母性』より

           <感謝合掌 平成30年2月26日 頓首再拝>

賢者の一日一言《27日》 - 伝統

2018/02/27 (Tue) 19:34:37


(1)27日の生活標語

   《善事をして他人に認められぬのを憂えるな。
    善事をなし得る自分であることを喜べ。》


   誰に譽められなくとも、善事をした時の氣持ちよさ。

   誰にきづかれなくとも、悪事をした時の氣持ちのわるさ。

・・・

(2)【 2月27日 】

   私は卅五歳前後のころに心の一大転換 ── 回心 ──が起き、
   それ以後私は石が好きになって、石だけが唯一の趣味でした。

   ところが、それが卅年も続いたころ突然石ブームが生じて、
   石にも値段がつき、その上に切ったり磨いたりし出したので、
   それをしおにピタリと止めました。

・・・

(3)【 2月27日 】一倍半の働き、二割減の報酬

   真に意義ある人生を送ろうとするなら、
   人並みの生き方をしているだけではいけないでしょう。

   それには、
   少なくとも人の一倍半は働いて、
   しかも報酬は、
   普通の人の二割減くらいでも満足しようという基準を打ち立てることです。

   そして行くゆくは、
   その働きを二人前、三人前と伸ばしていつて、
   報酬の方は、
   いよいよ少なくても我慢できるような人間に自分を鍛え上げていくんです。

・・・

(4)【 2月27日 】《本もの》

   本を百万巻読んでも
   本ものにはなれない

   本は頭を肥やすが
   足は少しも肥やしはしない

   足からきた悟りが
   本ものである。

・・・

(5)《27日 あらゆる悩み苦しみは、神によって癒される》

   病気だとか、不幸だとか、面白くないとか、自分は迚も駄目だとか、
   そんな消極的な言葉をあなたの心の圏外に放逐せよ。

   そして「吾れ神と偕にあり」と云う光の言葉を常に自己の内に照り輝かせ。

   あらゆる心の悩みは、あなたの心が神に向かった時に癒されるのである。
   闇は光に向かえば消えるのと同じように。


     谷口雅春著『幸福を招く365章』より


           <感謝合掌 平成30年2月27日 頓首再拝>

賢者の一日一言《28日》 - 伝統

2018/02/28 (Wed) 17:45:07


(1)28日の生活標語

   《良人やわが子を毎日笑顔で送り出せ。》

   朝家庭で爭いをした人は、大抵その日の仕事の成績が悪い。

   或る工場で調べたところによると、
   工場で怪我をする者の八割は、出勤前に爭いをした者であったという

・・・

(2)【 2月28日 】

   小夜更けて しづかにおもふ わが命 全けくしありて ここに生くるを

   零下廿度の 空き屋に寝ねて 凍餓死を しづかに待ちし かの日をおもふ

・・・

(3)【 2月28日 】満足できる生き方

   諸君らの中には、
   「どんなに努力したって、
    この世に心残りがないというわけにはいかないだろ」
   と思う人もありましょう。

   確かにそれも一面の真理だとは思います。

   しかしまた他の一面、
   人は生前、自分の全カを出し切って生きれば、
   死に臨んでも、
   「まああれだけやったんだから、
    まずこの辺で満足する外あるまい」
   という心にもなろうかと思うのです。

・・・

(4)【 2月28日 】《仏さま》

   仏さまが美しいのは、願を持っていられるからである。
   そのように願を持って生きている人は皆美しい。
   本当の美しさは、このような願を持つ人を言うのである。

   わたしは、そういう人にあった時が一番うれしい。
   目が光り、顔が光り、後ろ姿までがひかっているからである。

・・・

(5)《28日 人生修行とは、正しく把住し放行することである》

   魂の成長にとって、「執着」は大敵である。
   人生修行は、把住したものを放行することを学ぶことだ。

   人は何事かに熱中し、それを根かぎり極めつくして、
   しかもそこから解脱してい行かなければならぬ。

   その過程において、魂は「神性」を発揚し、無限に拡大し、
   偉大なる「神の子」の実体を現わすのである。


         谷口清超著『困難に戯れよう』より

           <感謝合掌 平成30年2月28日 頓首再拝>

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