伝統板・第二

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長寿 ③ - 夕刻版

2017/10/19 (Thu) 20:16:50

   *伝統板・第二「長寿 ②」からの継続です。
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6794392

   (夕刻版にてのお届けです)

《人が老いないためには》

      *『幸福を招く365章』第10項(P210~211) より

神は我等をつくりたもうただけではなく、
絶えず我等を新生せしめ給いつつあるのである。

人間は「既成の人間」としてその儘(まま)、
老い古びてしまうような存在ではないのである。

常に若返り、常に不浄物は浄められ、
常に疲労は回復せしめられつつあるのである。
 
若しあなたが年令の進むにつれて若返ることなく老いて行くとすれば、
それはあなたの生活に何か間違っている所があるからである。

人間は物質だと云う観念は人間を老いさせるものである。
年とれば老いるという観念もまた然り。

心の平和を失ったことはないか、
正しい食物を正しい方法で正しい分量にとっているか、
と云うようなことも亦(また)考えてみなければならない。

人生の行路は焦ってはならない。

悠々自適、しかも不断に仕事をすることも老いない道である。

・・・

<関連Web>

(1)光明掲示板・第三「長寿」
   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=105 

(2)光明掲示板・伝統・第一「長寿 (79)」
   → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=49

(3)伝統板・第二「長寿 ①」
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6462212

           <感謝合掌 平成29年10月19日 頓首再拝>

長寿の秘訣はカロリー制限 - 伝統

2017/10/24 (Tue) 19:06:13

長寿の秘訣はカロリー制限? 現役医師が明かす驚きの最新研究結果

      *Web:MAG2NEWS(2017年9月5日)より

(1)カロリー制限による寿命延長

   100歳以上の長寿者の調査や、自発的にカロリー制限をしていた人々を
   対象とした研究などで長寿効果が示唆されています。

   また、寿命が延びただけでなく健康寿命も伸びていました。


(2)ヒトにおけるカロリー制限の効果

  ①カロリー制限を行った人々血液検査を行ってみると、
   インスリン感受性が改善していました。

   インスリン感受性が悪くなると糖尿病になりますので、
   インスリン感受性が良くなるというのは糖尿病になりにくくなるということです。

  ②カロリー制限を行ったグループの人々では、
   悪玉コレステロールも下がっていました。

   人間でもついにカロリー制限が長期間持続可能であり、
   しかも臨床的に効果があることが科学的に証明されたのです。
   特に大きな問題となる副作用もありませんでした。

  ③アメリカの国立エイジング研究所がサポートした研究では、
   肥満の若い女性に対して絶食介入が行われました。

   これは1週間のうち、連続した2日間のみ75%ものカロリー制限を行う
   というものでした。これは5対2ダイエットと呼ばれています。

   肥満症の人々は体重を減らすことができ、血糖のコントロールが改善し、
   悪玉コレステロールや血圧を下げることもできました。


(3)絶食の効果

  ①長期間のカロリー制限より実用性があるのは、
   短期間の絶食を取り入れる方法です。

   12時間以上の絶食でも、
   動物実験等で寿命を延長させる効果が認められています。

   絶食もまた、カロリー制限と同じように寿命を伸ばす効果が認められています。

  ②マウスに対して1カ月に2回、それぞれ4日間の絶食を導入した研究が行われました。
   絶食したマウスは他のマウスと比べて10%の期間を長生きすることができました。

   絶食を受けたマウスは長寿となっただけでなく、
   認知機能も良くなっていました。絶食は脳細胞にも良い効果があったのです。


(4)絶食による臓器再生

   マウスたちを解剖してみると絶食を行っていた直後は
   内臓のサイズが少し小さくなっていました。

   しかしながら、通常の食事に戻したあとでは、骨髄から幹細胞が
   血流を通して出てきて内臓に到達し、そこで各臓器の再生が
   行われるようになっていました。

   (http://www.mag2.com/p/news/263248

           <感謝合掌 平成29年10月24日 頓首再拝>

”長寿食” - 伝統

2017/10/26 (Thu) 18:58:42


       *メルマガ「天風哲学のすすめ 新風(2017/02/24)」より

(1)今からでも遅くない 百歳健康!!!

   夢かも  百歳長寿、でも百歳を越える人が、3万人とか。
   そんなら、わが身もひょっとしたら・・・・

   この世はままならぬ、天が落ちてきて明日死ぬかもと、
   戦々恐々と暮らしますか  それとも、百歳健康------を
   信じて、愉快に楽しく生きるか

   そらあ、百歳健康の夢の方が、楽しいですね。
   たとえ、明日交通事故で亡くなるとしても。

   百歳健康の信念をたてると、それじゃあ、その年まで健康なためには、
   どのようにしたらよいか工夫しますね。

   その方策の1つが、食の3原則です。


(2)天風道 食の3原則

   食は健康長寿の大本、さてさて食の3原則です。

  ①健康で長寿のためには、
   動物性の食べ物はなるべくひかえる。
   野菜、果物など植物性のものを全体の7割以上に。

  ②腹八分目 出来れば一日2食、腹八分目に医者いらず。

  ③笑え! 笑って食せ!
   招福万来! 笑う門に福きたる。

(3)動物性食(肉類、乳製品) は血液を汚す
   野菜、果物など植物性のものを全体の7割以上、
   動物性食は3割以下に。

  ①4人に1人が、血管病で命を落とす

   例えば、男の65~75歳死因別死亡率は
    悪性腫瘍(ガン)  25.63~28.97%
    心臓疾患     14.54~14.90%
    脳疾患       8.54~8.76%

   血管がらみの心臓疾患、脳疾患を合わせると、ほぼ4人に1人です。 

   この原因は「食」にありです。

  ②動物の肉類や乳製品は控える

   中村天風先生の昔話です。
   先生は、重い肺結核にかかりました。
   当時、肺結核は不治の病。

   肺結核を治そうと世界中を旅しました。
   まずはアメリカの大学で、医学の勉強し、医学博士をとりました。
   肺結核を治すためにいろいろ当時で出来ることをされたようです。

   このころはペニシリンはまだなく、
   栄養のある物を食べて体力をつけるという食事療法です。

   毎日大量の肉や卵を食べ、1日何リットルもの牛乳を飲まれたようです。
   しかし、こんな食事療法をいくらやっても、病気は悪化する一方でした。

   ところがヨガの聖者カリアッパ師と合い、
   インドの山奥についてゆかれました。

   山奥で食べられた食事はヨーギ(ヨガ修行者)の食べ物しかありません。

   「肉を食べなければ、生きていけない・・、死んでしまう・・・」
   と思ったそうです。

   「雑穀の稗を水に浸したものが主食」。
   それと手にはいるのは、「野菜」と「果物」だけだったのです。

   不思議!!
   ヨガの難業をしてる間に、結核の症状はなくなった。
   さしもの難病が治ったのです!!

   「全粒穀物・豆類を浸水させて発芽させたものを生で食べた」
   「肉は一切食べず、野菜や果物をふんだんに食べた」
   この常識はずれの実践が効いたのでしょう。

   「肉・卵の多食」「乳製品の多食」をしたままであれば、
   重度の肺結核は治らなかったでしょう。

  ③動物性の肉や脂肪が好くない理由

   肉類や油脂食べて美味しく、栄養も豊富です。
   しかし沢山食べ過ぎると、いろいろな害があらわれます。

  1.癌を始めとする成人病になりやすい。
  2.過剰な脂肪摂取は、肥満の原因になる。

  3.血液を汚し、酸性に傾くので、病気になりやすくなる。
           (高血圧、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞など)

  4.男性はハゲ、薄毛の原因になる。
  5.寿命が短くなる(沖縄の平均寿命を調べると)。

   日本でも昔は、肉を食べることはあまりありませんでしたが、
   食生活が欧米化して美食、飽食が当たり前になりました。
   その結果でしょう、

   癌や今までに少なかった成人病で死ぬ人々が増えてきました。

(4)百歳健康に よい食べもの

   天風先生は、錬身抄で
   「果物と野菜をふんだんに食べなさい。」
   「一日の中でせめて一度位は『生の』植物性のものをたべているか 」  
   とおっしゃっています。

   おすすめのアルカリ性食品です。

  ・果物一切 りんご、バナナ、みかん・・・
  ・野菜一切 芋類、かぼちゃ、百合根、タケノコ、キノコ・・・
  ・緑茶 コーヒー、紅茶・・
  ・五穀 栗、椎の実、
  ・豆 豆腐、みそ、しょうゆ、

           <感謝合掌 平成29年10月26日 頓首再拝>

”3つの長寿法” - 伝統

2017/11/03 (Fri) 17:24:43


        *Web:nanmosaの介護と介助と医療(2016-02-12)より抜粋

「100歳まで元気な人」はやっている? たった3つの意外な長寿法


(1)「上体温」

  ①朝起きて飲むものに気をつけること。

   人間の体温は起床時が最も低く、
   だいたい深部体温は37度ほど。

   常温の水であっても冬ならそれ以下になっているので、
   少し温めてから飲むのがよいだろう。

  ②身体を温める食材を摂る。

   身体を温める食品はネギ、ショウガ、にんにくの3つ。

   「アメリカ国立がん研究所が、長年の疫学的研究データに
   基づいたがん予防に効果のある食品を『デザイナーズフード
   ピラミッド』として1990年に発表したものにも、がん予防に
   最も効果のある食材の中にショウガとにんにくが入っていま
   す。

   また、寒い季節や寒い地方で採れる食品、特に根菜などは
   身体を温める作用があります」


(2)「食事」

  ①「身体にいい食品に関して一番有名な研究で、カボチャや
   にんじんに含まれる『β-カロテン』というビタミンの実験が
   あります。試験管やネズミの研究では、β-カロテンを摂ると、
   がんが発生しなくなるというデータが出たのですが、

   これを受けてβ-カロテンを3倍量飲ませた治験を行うと、
   肺がんの発生率が3倍に増えたというのです。

   よかれと思って摂取しているものも、このように摂りすぎる
   とかえって病気を引き起こしてしまうこともあるのです」

  ②健康にいいと言われているサプリメントやトクホなども同様。

  ③どれか1つのものを摂るよりも、バランス良く、自分に合った
   食生活を心がけることが重要なのだ。


(3)「睡眠」

  ①健康寿命を延ばすには、ノンレム睡眠を増やす必要がありま
   す。ノンレム睡眠には、心と体を休めること、記憶すること
   と忘れること、成長ホルモンを分泌する、免疫力を上げる
   という4つの役割があります。

  ②とはいえ、睡眠時間が長すぎるのもNG。
   平均的な睡眠時間7~8時間の人に比べると、5時間未満の人は
   糖尿病になる確率が2倍以上になり、9時間以上だと1.8倍に
   なるというデータもあるのです。

  ③つまり、睡眠は長さではなく質。
   そのために大切なのが、起きる時間を決めること。
   人間の身体は太陽の光を浴びると覚醒のスイッチが入る。

   (http://d.hatena.ne.jp/nanmosa+5939-1/20160212/1455243650

           <感謝合掌 平成29年11月3日 頓首再拝>

【老いたるは、なおうるわし】 - 伝統

2017/11/04 (Sat) 19:30:52


          *メルマガ「人の心に灯をともす(2017年11月04日)」より

   (正法寺住職・愛知専門尼僧堂堂長、青山俊董氏の心に響く言葉より…)

   久々に中学時代の同級会に出席しました。

   かつてそれほど美しくなかった友が、
   深いしずけさをたたえた美しい人になっていました。

   反対に美しかった友があまり目だたなくなっていました。

   何十年か会わなかった間の、一人ひとりの友の生き方に思いをはせたことです。


   深い美しさをたたえた友の人生は、必ずしも幸せなものではなかったようです。
   
   “上手に苦労をした人だな”。

   ”不幸なできごとを肥料と転じて、
   人生を深く豊かなものにしてこられたのだな”と思ったことです。


   「仏法とは、此方(こちら)の目や耳や頭を変えることじゃ」


   これは沢木興道老師の言葉です。

   沢木老師は幼くして両親や、預けられた叔父さんを失い、
   最後に遊郭街の裏町にある沢木家にもらわれていきました。

   ある日、廓(くるわ)遊びをしながら死んだ男の姿を見て、
   「いつなんどきお迎えがくるかわからん。内緒ごとはできんわい」と悟られ、
   「両親や叔父が相ついで死んでも目がさめない私のために、
   菩薩(ぼさつ)がこのような活劇を見せてくれた」と悟り、出家されました。

   廓通いをしながら死んだ男さえも菩薩の化身と拝むことができたとき、
   沢木少年の心には菩薩として、光として刻みこまれてゆくのです。

   一般世間では嘲笑ものでしかないことも。

   問題は向こうにあるのではなく、どこまでも受けとめる側、自分にあるといえましょう。


   女あり 二人ゆく

   若きはうるわし

   老いたるは なおうるわし

        《ホイットマン》


   若さ=美しさは自慢にはなりません。

   「老いたるは なおうるわし」、

   皺(しわ)がなくて美しいというのではない。
   白髪がなくて美しいというのでもない。

   皺の一本一本、白髪の一本一本に、それまでの人生の一つひとつに
   どう取り組んできたか、その生きざまが、いぶし銀のように光る、人格の輝き、
   それが「老いたるはなおうるわし」というのです。


   かつて芸大の学長であった平山郁夫先生と対談したことがあります。

   そのときの心に残る言葉として、
   「一枚の絵は、それまでの人生をどう生きてきたかの総決算」であり、
   「技ではない。日頃、描き手が身につけたもの、蓄積したものしか出てくるはずがない」
   と語られたことです。

   本命はどこまでも「わが人生をどう生きてきたか」であり、
   それが一枚の絵の味わいとしておのずからにじみ出るというのです。


   早稲田大学の美術の先生で、歌人でもあった会津八一先生は、
   「御同様(ごどうよう)、気をつけて、美しき人になりたく候」と
   知人に書き送っておられます。

   日々を大切に生きて、美しき人になりたいと思うことです。

   《これまで生きてきた人生の総決算の姿が、今の私》

           <『泥があるから、花は咲く』幻冬舎>

                ・・・

蓮(はす)の花は、泥の中で咲く。

人生としてそれを考えるなら、泥とは、困難や、つらいこと、不幸なできごと。

しかしながら、蓮の花は、その泥の臭(にお)いや、厳しさを、
その身に少しも残さず、きれいな香りを放って咲く。

不幸なできごとを肥料と転じて、味わい深く生きてきた人だ。


反対に、つらいことや不幸なことに対し、始終、不平や不満をいい、
他人やまわりのせいにしてきた人は、底意地の悪さや、いらやしさ、
恨(うら)みなどが顔に出る。


つらいことや不幸なことなど、酸いも甘いも噛(かみ)分けて、
善き人生経験を積んできた人の顔には限りない魅力がある。

「老いたるは、なおうるわし」

男も女も、老いてますます美しい人でありたい。

・・・

<参考Web:青山俊薫>

(1)住職(青山俊薫)のひとりごと
    → http://senryuji.exblog.jp/19780173/

(2)対談~泥にこそ花開く
    → http://h-kishi.sakura.ne.jp/kokoro-166.htm

(3)ワイド!すくらんぶる 女性僧侶 青山俊董 まとめ
    → http://www.japanese-standard.com/entry/2016/12/26/135520

(4)中日レディーズサロン「自分次第で世界は変わる」(2017年9月12日)
    → http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/ladies/list/CK2017091202000217.html


           <感謝合掌 平成29年11月4日 頓首再拝>

人は向上する限り老いない - 伝統

2017/11/05 (Sun) 21:01:19


        *「人生読本」(P27~28)より

生きているから伸びる

私達がなおなお、いっそうよくなり偉くなりたいのは、
私達自身の本来の性質なのです。

山野(やまの)の草木は春が来たらスクスク伸びるでしょう。

これは他(ひと)より偉くなって、他(ひと)を突き倒して、
自分だけが偉がるためではありません。

草木には生命(いのち)というものがある。
生命(いのち)のあるものは何でも伸びるのです。

生命(いのち)の無くなった枯木なら伸びません。
生命というものは伸びるものなのです。

私達も生きているから生命(いのち)がある。
生命(いのち)があるから伸びるのです。

伸びないものには生命(いのち)がありません。
伸びなければ生命(いのち)があっても無いのと同じことです。

生命(いのち)は伸びるのが本来(うまれつき)なのですから、
伸びなければ不快を感ずるのです。
伸びなければ喜びを感じられないのです。

だから生命(いのち)が伸びるのです。

他(ひと)を突き倒すためではありません。
虚栄心ではありません。
いばるためではありません。

私達には生命(いのち)があるのです。
生命(せいめい)があるのです。

では、生命(せいめい)のある私達は伸びよう、
どこまでも伸びて行こうではありませんか。

           <感謝合掌 平成29年11月5日 頓首再拝>

『40歳の老人と、80歳の若者』 - 伝統

2017/11/08 (Wed) 19:59:49


        *Web:人と組織を動かす
        (日本経営合理化教会「国際ビジネスブレイン代表・新将命氏」コラム)より

『論語』では、

吾十有五にして学に志し
 三十にして立ち
 四十にして惑わず
 五十にして天命を知る
 六十にして耳順(したが)う
 七十にして心の欲する所に従いて矩(のり)を踰(こ)えず

と述べられている。

だが、これは、平均寿命が50歳であった頃の話だ。

寿命(男性)が平均80.8歳にもなってしまった現代では、
人生も、「50年型」から「80年型」に変わらねばならないだろう。


80年型人生とは・・・
 50歳にして志を立つ
 60歳にして精励す
 70歳にして成就す
 80歳にして熄(や)む

となりそうだ。

したがって、19歳までは「子供」。20~44歳までが「若者」。
45~74歳が「壮年」。75歳以上が「老年」のカテゴリーに入る。

 五十、六十 ハナタレ小僧、七十、八十 働き盛り、
 九十になってお迎え来たら、百まで待てと追い返せ~♪

という唄(?)を聴いたことがある。


とはいえ、40歳の老人も80歳の若者も世間にはいる。

自分としては、3H(ひたむきさ、ハリ、変化)に加えて、
やはり身体を若く保つことを基本にしている。

たとえば、60歳の人を例にとると、
普段の手入れや心がけ次第によっては、
上下7歳の肉体年齢差が出てしまうそうである。

A man is as old as he thinks.
A woman is as old as she looks.

(男の年齢は気の持ち方次第、女の年齢は見かけ次第)

というアメリカンジョークがあるが、
少なくとも前半については大賛成である。

後半に関しては、女性の前では絶対に言わないよう、
肝に銘じているのである。

  (http://www.jmca.jp/column/hito/hito150.html

           <感謝合掌 平成29年11月8日 頓首再拝>

【「楽しいこと」への好奇心が旺盛な人】 - 伝統

2017/11/09 (Thu) 18:17:02


         *メルマガ「人の心に灯をともす(2017年07月31日)」より

   (精神科医・医学博士、斎藤茂太氏の心に響く言葉より…)

   若いころはせっかちだった人も、
   年をとるにつれて、自然にゆっくり力が身について、
   ゆうゆうと生きてゆけるようになる、

   と単純に考えるかもしれないが、それは大きな間違いである。

   ほうっておけば、せっかちな人は年をとるにつれて拍車がかかり、
   ますますせっかちになっていくものである。


   がんこな人には、同じことが起こる。

   年をとるにつれて、がんこに拍車がかかっていき、
   「あんな、がんこなじいさんはいない」といわれるようになる。

   いじわるな人も度をこして、
   「あんな、いじわるばあさんは見たことない」となってくる。


   人の性格は、年をとるにつれて、もともとの性格が強く出てきて、
   極端になっていくものなのである。

   加齢により血管が硬くなるように、
   アタマも硬直化して、思考に柔軟性がなくなるのであろう。


   「一怒一老」というが、「怒り」は老化を加速させる。

   ひとつ怒れば、それだけ、せっかち老人、
   がんこじいさん、いじわるばあさんにいたる道も早くきてしまうのだから
   気をつけたい。


   そこでアタマの硬直化を予防する柔軟体操のひとつは、
   「楽しいこと」への好奇心を旺盛にしておくことである。

   子供のころの明日は遠足だという前の日の「わくわくする気持ち」を、
   今でも覚えているだろうか。

   その気持ちを、年をとっても失わないことが大切である。

   わくわくが心を揉みほぐす。

   心のいい運動となって、脳の硬直化を防ぐ。


   楽しそうなことは、なんでもやってやろう、見てやろう、の心意気だ。

   もっと「もの好き」になりなさい。


   私の、わくわくするような楽しみは、
   旅をする楽しみ、飛行機、列車、船に乗る楽しみ、
   お酒をたしなむ楽しみ、むかしからの友人とほろ酔い気分で冗談をいい合って、
   大いに笑い合う楽しみなど、いくつもある。

   楽しみをたくさんもっていたことが、
   心に余裕をつくりだしてくれたのではなかったかとも思う。


   「一怒一老」よさようなら、「一笑一若」こんにちは、だ。

        <『「ゆっくり力」でいい人生をおくる』新講社ワイド新書>

              ・・・

「一怒一老」は、なにも年配者たちへの戒(いまし)めの言葉ではない。

若い人たちでも、これはまったく同じ。

若くあってもすでに老人もいれば、年をとってもまだ若者もいる。


ぶつぶつと怒ったり、グチや不平不満、文句などを言ってばかりいる人は、
いつも不機嫌だ。

反対に、好奇心旺盛で、楽しみを見つけるのが上手な人は、いつも上機嫌だ。


いつも不機嫌な人は、老いるのが加速する。

いつも上機嫌な人は、いつまでも若さを保つ。


どんなときも、「楽しいこと」への好奇心が旺盛な人でありたい。

           <感謝合掌 平成29年11月9日 頓首再拝>

長生きの秘訣は腸にあり - 伝統

2017/11/10 (Fri) 18:49:44


           *「長生きのスイッチ」了德寺健二・著(P54~59)より

私達人間や動物にとって、生きる術の根幹をなすものは、
血液を主体としたエネルギーの供給とその代謝、また、食物の摂取と
その消化吸収、排泄に尽きると言えます。

この重要な2つの働きが、血流と腸管の蠕動運動であり、
この活性化や正常化こそが、健康に生きるための出発点です。

実際、免疫細胞の7割が腸管に存在するといわれます。

腸管の粘膜には、指のような形をした絨毛という突起を作っています。
腸管の表面積は、天文学的な広さを持っていることがわかっています。
この広さは、すべて栄養分を素早く、逃がさず吸収するためのものなのです。

そしてこの3000万個もの絨毛の隅々まで毛細血管が張り巡らされ、
これら血管のすべてに、やはり神経が寄り添うように張り巡らされています。

そして、この腸管の中には、500種類以上の腸内細菌が存在するといわれいます。
そんな腸内細菌が数にして100兆以上存在するのです。

(中略)

腸内細菌は消化を助けています。
腸内細菌は、私たちの腸管で吸収しやすいように発酵分解して、自ら
それを栄養としながら腸が吸収できるように分解しているのです。

私達人間は、腸内微生物の大集団に頼り切っているといっても過言ではありません。
私達が主食としている炭水化物の多くは、彼らに消化の助けを借りるほか、
人体に必要なビタミンやアミノ酸の合成も、彼らが成し遂げてくれているのです。

免疫系が病原体微生物に抗しながらも、バランスをとって
共に支えながら生きていく。
私達の腸のなかでは、日々、こんな壮大なことが行なわれているのです。


<参考Web>

(1)長生きの秘訣は腸!長寿菌を増やす5つの食材とは!
   → http://www.brm-nyusankin.com/cyou-cyoujyu/

   → http://kenkouiji.info/?p=3979

(2)健康長寿の秘訣は腸にあり~腸内環境を向上させる食べ物ベスト10
   → https://www.kenkojiman.com/categories/body/articles/495/

(3)長生きの秘訣は食文化と腸内細菌にアリ!!
   → http://improve-immunity.net/longlife/

(4)長寿は秘訣は腸内環境!世界一の長寿島の食生活とは?
   → https://184ism.net/beauty/longevity/

            <感謝合掌 平成29年11月10日 頓首再拝>

【いばる人は野暮天】 - 伝統

2017/11/12 (Sun) 19:51:38


      *メルマガ「人の心に灯をともす(2017年10月18日)」より

   (美輪明宏氏の心に響く言葉より…)

   本当にすばらしい年長者として敬われたいのなら、
   場所が変わるとともに自分の気持ちを切り換えて、
   普通の人なみの扱いで当然だと思い、

   また普通以上に扱われた場合は、
   それをありがたいことだと感じなければいけないはずなんですね。

   そういうふうに思っている方こそが、本当にしゃれている人なのだと私は思います。


   けれども、そうでない野暮天(やぼてん)がおりまして、
   着るものは一流製品を身につけていますが、
   考えていることが野暮で、ちょっともおしゃれではない。

   そして本人はそれでいいとしても、不思議なことに、
   女房子供までが虎の威を借りる狐になっていばっていることが多い。


   芸術家の奥さんもそうですね。

   自分の才能で作品を書いて、世の中で評価されているわけでもないのに、
   それを自分の力でやったような錯覚を起こしている奥様がいます。

   子供も同じですね。


   私はあるお金持ちの家の子供にこんなことを言ったんです。

   「あんたたち、今まで何をしてきたの?
   何ができるの?
   どれだけお金をかせいだの?

   何もないじゃないの。
   ただ親からお金をもらっているだけでしょう。
   親をせびり倒してヨットを買ってもらったり、車を買ってもらっているんでしょう。

   親というのは別の人格を持った別の人間なのよ。

   心の中も頭の中も、生きてきた人生も、
   あなたとは何の関わり合いもない、別の人間なのよ。

   それなのに、あなたは親と自分を同一視して、錯覚を起こしているんじゃないの?」


   その子たちは、自分の能力以上の生活をしています。
   着ているものはピカピカで、外国製の高い時計をして、
   別荘だヨットだと遊び回っているんです。

   いくら高い一流品を着ていても、それではただのマネキン人形と同じです。

   私はそういう人たちをおしゃれだというふうには思いません。

   本当の意味でのおしゃれということをさとれば、
   もっと心豊かな楽しい人生を送れるはずなのです。

               <『微笑みの首飾り』水書房>

             ・・・

野暮天とは、きわめて野暮なこと。

野暮の反対は粋(いき)。

野暮とは、「洗練されていないこと」、「融通(ゆうずう)のきかないこと」、
「人情の機微(きび)に通じていないこと」だが、

その野暮の最たるものが「いばること」。

いばっている人は、カッコ悪くて、恥ずかしい。

そして、自分ではそれがカッコ悪いことだと気づいていない。


『栄光浴(えいこうよく)』という言葉がある。

「欲」ではなく「浴」。

すごい人と知り合いの私はすごい人、という意味。

まさに、虎の威を借りる狐であり、野暮の極みだ。


野暮はやめて、粋に生きたい。

            <感謝合掌 平成29年11月12日 頓首再拝>

100歳、元気 - 伝統

2017/11/13 (Mon) 19:03:28


          *『100歳、元気、あたりまえ!』吉川敏一・著より

(1)何もしないで、10代のころと同じだけ食べると、20%は、体の中に残ってしまう。
   中年太りを防ぐためには、食べる量を2割減らすか、2割増しで運動しなければならない。

(2)筋肉は血糖の処理工場。筋肉があれば糖尿病にならない。
   中性脂肪も筋肉細胞に取り込まれて、エネルギーになる。
   高脂血症の薬を飲むよりも、実は筋肉をつけたほうが早い。

(3)やせるときには、筋肉、骨、脂肪が減っていくが、
   その中で真っ先に減るのが内臓脂肪。
   脂肪は予備のエネルギー源。

   内臓脂肪は、緊急のとき、いち早く使えるように身近に貯蔵されている。
   お腹まわりの皮下脂肪は、内臓脂肪がなくなってから、ようやく減り始める。

(4)運動しないで、食事だけでダイエットするのはとにかく絶対ダメ。
   やせているのに、筋肉がなくて、お腹だけが出ている人は、肥満と同じ。

   健康とか長生きとかは、見た目の体型ではなく、内臓脂肪と筋肉の関係で決まる。

(5)昔は酒に弱かったが、付き合いで飲むうちに慣れてきて、顔は赤くなるが、
   このごろだいぶ飲めるようになったというタイプが一番危ない。

   顔が赤くなるのに、毎日のように飲む人は、
   顔が赤くならない酒に強い人に比べて、
   「食道がん」になるリスクが6~9倍高い。

(6)アルコールとタバコというのは、とても相性が悪い。
   酒とタバコの二つが合わさると、がんも、動脈硬化も心筋梗塞も増える。
   つまり、どっちか一つにしたほうがいい。

(7)がんを殺す免疫力には、腸内細菌が深く関わっている。
   腸は免疫細胞の「基地」になっているので、
   免疫細胞は、この基地で腸内細菌に鍛えられて、がん細胞に出撃する。

(8)医者は、お年寄りを入院させるときには、できるだけ短い期間で退院してもらう。
   なぜかと言うと、ボケが進んでしまうから。
   入院期間が長くなればなるほどボケてくるのは、歴然とした事実。

(9)皮膚は、いろいろな外敵をすぐにブロックしなければならないので、
   体の免疫力がいち早く反映される場所。
   だから、免疫力が高ければ高いほど、肌の状態もよくなる。

(10)老眼は筋肉の老化現象。
   目の老化予防に注目なのが「アスタキサンチン」。
   鮭の身や海老・蟹の甲羅に豊富に含まれる赤い色素。

   アスタキサンチンは、強力な抗酸化物質で、筋肉をよく動かす働きをする。
   鮭が長い旅の果てに故郷の川に帰ってこられるのも、そのおかげ。

(11)血液の固まらない薬を投与するとき、患者に「食べたらあかん」と指導するのは、
   「納豆」(ナットウキナーゼという酵素とビタミンKが作用して血が固まりにくくする)
   と「タマネギ」(ケルセチンという成分が血を固まりにくくする)。

(12)心臓血管外科の医者は、心臓に血管を植えつけるバイパス手術などの
   リスクの高い心臓手術のとき、タバコを吸う患者に2~3ヵ月、
   タバコをやめさせてからでないと手術しない。

   タバコの毒(血管を収縮させ、血液循環を悪化させる)は、2ヵ月以上悪さをする。

(13)食べ物の色素カテロノイドは強力な抗酸化物質。

   ほうれん草やトウモロコシの「ルティン(黄)」、
   温州ミカンの「βクリプトキサンチン(黄)」、
   トマトやスイカの「リコピン(赤)」、
   トウガラシの「カプサンチン(赤)」、
   昆布やワカメの「フコキサンチン(茶)」など。

(14)野菜や果物でも、皮ごと食べたほうが体にいい。
   植物の皮には、紫外線や害虫、寒さや暑さ、そういうものを防ぐ
   バリア機能があって、抗酸化物質がいっぱい集まっている。

(15)トウガラシ、ショウガ、ワサビ、コショウ、サンショなどの香辛料は
   強力な抗酸化物質。

   ニンニク、ラッキョウ、ネギなどのイオウ化合物も抗酸化作用が強い食材。

(16)体にいい「食事の習慣」とは「体の欲するままに食べる」こと。
   感覚にしたがって、自分の体が調子いいような食べ方をしていたらそれでいい。

(17)運動量を示す単位「エクササイズ」は1週間「23以上」が目標。
   運動の強度を表わす「メッツ」という単位×「時間」が「エクササイズ」になる。

   歩くのは「3メッツ」。20分歩くと「1エクササイズ」。
   自転車は「4メッツ」、水泳は「6メッツ」。

            <感謝合掌 平成29年11月13日 頓首再拝>

”中之条の奇跡” - 伝統

2017/11/15 (Wed) 18:45:05


《中之条研究》

運動が心疾患や脳血管疾患、骨粗鬆症、がんなどの発症リスクを低下させ、
健康寿命の延伸に寄与することは周知であるが、その程度については曖昧なままであった。

本調査研究は、中之条町の65歳以上の高齢者約5,000人を対象に、
各種強度の身体活動頻度や活動時間を尋ねるアンケート調査を年に1回実施。

内、約1割にあたる500人の町民には、加速度センサーを内蔵した身体活動計を
24時間装着してもらうことにより、1日の活動量と健康度の関係性を明らかにする
調査研究を10年以上継続している

(国際的には、『中之条の奇跡』と呼ばれている)。

本調査研究の結果、日常における歩数(身体活動の量)だけでなく、
中強度の活動時間(身体活動の質)も、健康増進に密接に関連していることが分かり、
身体活動の量・質のバランスの重要性が明らかになった。

さらに、10年後の罹患率から、脳血管疾患や骨粗鬆症、がんなど
20種類の病気・病態ごとに、予防に必要な身体活動の量・質の基準を明確にした。

地域住民の身体活動量・質を把握することにより、医療費抑制シミュレーションも
可能であり、個人の健康づくりだけでなく、地域の健康政策にも応用できる
画期的な研究である。


《メッツ健康法》

5,000人の町民が10年以上も健康状態を維持。
中之条の奇跡とよばれた「メッツ健康法」で一生ものの手に入れましょう。

Yさん;定年退職した夫と健康維持のために始めたジョギングにハマリ、
    フルマラソンに出場するほどの実力に。

Zさん;料理とウインドー・ショッピングが趣味スーパーをいくつもハシゴし、
    食材の吟味に1時間はかける。

Yさんはある日突然脳梗塞になってしまったのです。
Zさんは運動という運動はしていないにもかかわらず、
血圧も血糖値も健康そのものです。

Yさんは自分の年齢に対して、運動強度が高すぎたのです。
①いくら歩いても健康にはならない。
  歩けば歩くほど健康になるは大間違い。

②健康になりたければ、今すぐ筋トレはやめなさい。

特別な運動やスポーツの習慣がなくても、一定時間、
中程度で体を動かしている人は、健康を維持し、病気になりにくい。


<運動の強さをあらわす「メッツ」>

メッツ(METs)は、体を安静にしているときを基準にして、
体を動かしたときにどの程度エネルギーを消費するかを見る単位です。

安静時の2倍のエネルギーを消費する身体活動を2メッツ。

目安として、
低強度:簡単な家事、ゆっくりとした散歩、ゲートボールなど
中強度:速歩き、犬の散歩、山歩きなど
高強度:ジョギング、かけ足、ジャンプなど
です。

「メッツ」に換算すると、
低強度(1~3メッツ未満)、
中強度(3~6メッツ未満)、
高強度(6メッツ以上)


・体によい運動は年齢によってまったく違う!
  中程度;60代以上(3.0~4.9メッツ)、
      40~50代(4.0~5.9メッツ)、
      20~30代(5.0~6.9メッツ)

3.8メッツ;やや速歩き(94m/分)
5.0メッツ;かなりのは速歩き(107m/分)


<うつ病を予防する>

中之条研究によると
「1日4,000~5,000歩/中強度の活動5~7.5分」以上の
活動をしていた人の中に、うつ病の症状が見られる人はほとんどいませんでした。

一方、調査対象者の4.3%にうつ病の症状が見られ、
そのうちほぼ全員が「1日4,000歩/中強度の活動5分」

未満の活動しかしていないという結果が出ています。

 (http://inorinohinshitu.sakura.ne.jp/care55.html


《群馬県中之条町での十数年間にわたる"奇跡の研究"》

 http://www.fod-nsystem.com/contents/2015/01/nakanojo.php


<1日平均の身体活動からわかる、予防できる病気一覧(抜粋)>

  歩数  中程度の活動時間    予防できる病気

 5千歩   7.5分      認知症、心疾患、脳卒中
 7千歩   15分       ガン、動脈硬化、骨折
7.5千歩  17.5分     筋減少症、体力低下
 8千歩   20分       高血圧症、糖尿病、メタボ
 1万歩   30分       メタボ(75歳未満)

            <感謝合掌 平成29年11月15日 頓首再拝>

不老長寿の秘薬 - 伝統

2017/11/16 (Thu) 19:52:51


         *『光の泉』(昭和62年新年号)
           ~ 生長の家長老  徳 久  克 己

「不老長寿の秘薬」は「心」にあるのであって、ほかのどこにもない、
と教えられますと、次には「どのような心が、不老長寿の秘薬か」
ということを知る必要があります。

生長の家では「肉体は心の反映〈かげ〉」である、と教えておりますが、
そのとおり、肉体は心によって、変るのであります。 

「心」というものは、目にみえませんし、手でさわることができませんので、
私たちは、この「大切な心」を、つい忘れてしまったり、ほったらかしにしてしまうのです。

しかし、ビックリしますと、身体が全然うごかなくても、心臓がドキドキとしてきますし、
恥かしいと思いますと、顔が赤くなってきます。 

そのように、人間の身体は、その人の心に、強く強く影響される、と申しますか、
心が肉体で現われているのであります。

 聖経 『天使の言葉』 のなかに

 「『念』に従って一つの組織を現ぜるもの
  この『生ける肉体』なり。
  されば『生ける肉体』は念に従ってその状を変ず。
  『健』を念ずれば身健かとなり
  『病』を念ずれば身に病を現ず。」

と示されています。 
このように心が念ずるとおりに肉体に現われるのであります。 

このことが、よくわかっていませんと、
「不老長寿の秘薬」は「心」にあるのであって、ほかのどこにもない、
ということを理解することができません。

 
『生命の實相』 をはじめて読みました時、

「心変われば、病気がなおる」

と書いてありますので、私は驚きというより、むしろ腹立たしさを感じました。 
小学校の時から、医者になるために、25年間も勉強して、
来年、医学博士になれるという時ですから、
今まで習ったカラダだけを見る医学とは、全然ちがう。 

「心を変えれば病気がなおる」という病気に対する考え方を、
どうしても納得できなかったのです。

昔から「病は気から」と言われていますように、
実際に患者を診療していますとき心が病に多少の影響があるとわかっていましたが、
心が変っただけで、そう簡単に病気がなおるとは信じられませんでした。

しかし 『生命の實相』 を読みつづけていますうちに、
「なるほど、なるほど、そうか」と、ダンダンとうなずけるようになり、
『生命の實相』 に説いてある「心の法則」を理解できるようになりました。

昭和23年から、練成会をはじめまして、医学的な治療はなにもしないで、
心をかえるだけで、実際に多くの病人がいやされてきました。 
全く、不思議といえばフシギです。 

ですから、「不老長寿の秘薬」は「心」にあるということも、本当に理解できます。

『生命の實相』 第24巻〈※頭注版〉60頁に、

「不老不死の若返り薬は、物質的薬剤にはないのである。 
それはわれらの心のうちにのみある。 
永遠の若返り薬は正しき順なる心の向け方にあるのである」

と明記しておられます。 そして同頁に、

「われらの知っている若返りの秘薬のうちで、愛ほど強力な若返り薬はないのである。 
仕事に対する愛、隣人に対する愛、あらゆる事物に対する愛。 
愛こそ実に最も強力なる起死回生薬、若返りの秘薬となるものである。 

愛は人の最も高きものを魂のうちに目覚めさす。 
愛は人の最も強きものを情のうちに掻き起こす。 
愛は人のうちより神なるものを喚起こすのである」

このように教えておられます。

ここに教えておられる 
「永遠の若返り薬は正しき順なる心の向け方にあるのである」 のなかの、
「正しき順なる心の向け方」の第一が「愛」である、ということになるのです。

「神は愛なり」

と教えられていますので、私たちが「愛」にめざめた時、
私たちの「心」が「神」と波長があい、
それが 「不老長寿の秘薬」 になるのであります。

ここで私たちが気をつけなければならないことは、
「愛」が、若返りの「正しき順なる心の向け方」でありますならば、
「愛」の反対の、怒り、憎しみ、怨み、などの心は、「逆なる心の向け方」になりますので、
老衰を引きおこす心の向け方となるのです。

相手が悪いからといって、相手を怒り、憎み、怨んでいますと、
善いと思っている自分が、老衰してしまうのですから、気をつけなければなりません。 

どんな相手であっても、それを「ゆるし、愛する」ことこそ、不老長寿への第一歩です。

 (http://blog.goo.ne.jp/vannon32/e/1b2c6ffdddff3d957e787ed6fc8257a5

            <感謝合掌 平成29年11月16日 頓首再拝>

多くの百寿者はガンと共存している - 伝統

2017/11/17 (Fri) 19:36:06


    *「長生きしたけりゃ素生力をつけなさい」小林 健・著(P123~125)より

私が5歳のころ、祖母が「私たちは心と体が健康なら、95~98歳までは
生きられるけど、100歳を超えるのは神業なんだよ」といいました。

私は神様が大好きなので、ぜひ100歳以上の人に会いたいと思い、
祖父や父の手づるをたどって、元気なおじいさん、おばあちゃんに会ってきました。

100歳以上のお年寄りは「百寿者」と呼ばれています。
私は、大人になってからも百寿者を探して会うことを続け、
これまでに1020人の百寿者に会ってきました。

みなさん、まるで天使のような人々で、言葉に言い表せないほど美しい笑顔でした。
どうしてそんなにすばらしく元気で長生きできているのか、
これまで何百回もきいてきました。

多くの答えは共通していて、

「好きなものをちょっと食べて、きらいなものは食べない。
くよくよ考え込まないで明るく過ごす。
具合が悪くなったときは、水を飲んで寝て、トイレに行って、何も食べなかった」

といっていました。

薬ぎらいで、めったに飲まないというのも共通していました。

家族が「はい、口を開けて、これを飲むと気分が良くなるよ」と、
薬を入れたときは、「ありがとう」といって、
トイレで捨てていたという人までいました。

「親切はありがたく受け取りましたが、薬にはさようならさせていただきました」
とのことでした。

百寿者のみなさんとお話すると、長生きするには、
人と人とのつながりに感謝し、毎日の生きがいと喜びを持ち続けることが
大切なのだとよくわかります。

もう一つ大事なのは、百寿者やそれに準ずる長生きのお年寄りの多くは、
ガンと共存しているということです。

ドイツのウィルヒョーという学者が
「ガンは死ぬまで増殖し続ける」といいましたが、そんなことはありません。

私たちの体には、毎日ガン細胞ができ、それに免疫細胞が対応しています。

ガンが死ぬまで増殖し続けるなら、人間は全員ガンで死んでしまうことになります。
実際は、ガンと共存して天寿をまっとうすることも、じゅうぶんに可能なのです。

           <感謝合掌 平成29年11月17日 頓首再拝>

ダン・ベットナー:100歳を超えて生きるには - 伝統

2017/11/18 (Sat) 20:04:18


          *Web:TED(2016/6/16)より抜粋

(1)100歳まで生きるなら、よき生活習慣と共に
   遺伝的なくじびきに当たるだけの 幸運が必要なのです。

(2)人体の細胞は8年に一度は入れ替わっています。
   そして入れ替わるたびに いくらかダメージを受ける。
   ダメージは蓄積され 指数関数的に増えていきます。

   65歳の人間は 12歳の人間の 125倍の速さで 老いてゆくのです。

(3)科学的に言えば、ヒトの体の 私や、あなたの体の寿命は 約90年です。
   女性はもう少し長い。

(4)実際に世界で長寿を 享受している地域、

  ①最初のブルーゾーンは、イタリアの海岸から200kmほど 離れた場所、
   サルディーニャ島にありました。島全体ではありません。
   島には140万人が居ますが ヌオロ県という高地地帯だけがそうでした。

   この地方では男性の方が長寿で アメリカの10倍の100歳以上の人間が居ます。
   しかもここでは、単に100歳以上であるだけでなく 彼らは非常に活動的です。
   102歳の老人がバイクで仕事にでかけ 薪割りをし、60歳も若い相手を負かすほどです。

   長寿の本当の秘密は、むしろ 彼らが社会を形成する方法にあると思います。

   サルディーニャでは歳をとるにつれて、人の価値が高まり、
   その知恵でより賞賛されるのです。

   サルディーニャでバーに行くと、スポーツイラストレイテッドの水着カレンダーではなく、
   「今月の100歳者」のカレンダーがあるのです。

   年老いた両親が家族の近くに いることで 4年から6年分、寿命が伸びるのですが、
   これはその家族の子供にもよいことだと判明しており、
   その子どもたちの死亡率と疾病罹患率がより低くなります。
   祖母効果と呼ばれています。

  ②2つ目のブルーゾーンは、地球の反対側 東京から南へ1200km 沖縄群島にあります。
   沖縄は161の小島からなります。
   その本島の北部は 世界一の長寿地域です。
   世界で最高齢の女性人口が見られます。
   疾患無しで、世界で最長寿の 人々が住んでいます。

   まさに私たちが望むものです。
   長い時間を生き、眠っている間に さっ、と他界します。
   それもなんと、しばしばセックスの後にです。

   平均的なアメリカ人より7年ほど長生きし 100歳以上の人口はアメリカの5倍。

   これだけ多くの長寿者がいる文化だということは
   そこに学ぶべきものがあることを強く示唆しています。
   どんな生活をしているのか?

   またしても植物性中心の食生活で いろいろな色の野菜がたくさん入っています。
   そしてアメリカ人の8倍の量の 豆腐を食べます。

   何を食べるかよりもどう食べるかがさらに重要。
   観察された方法のいくつかは: 小さめの皿で食べることで、
   毎回の食事でのカロリー摂取が控えめになっている。

   沖縄の言語には「引退」という 単語さえありません。
   代わりに人生すべてを 含める単語 「生き甲斐」があります。
   大ざっぱに訳すると、それは 「翌日目覚めるための理由」ということです。

(5)長寿者がかくしゃくと100歳を超えて過ごすための共通の食習慣と生活習慣

  ①誰も運動を、つまり我々が 考えるような運動をしていません。
   代わりに、彼らの生活が 常に肉体活動を要求するようになっています。

   あの100歳になる沖縄の女性達は 色々な場所に行き、
   毎日30回も40回も 立ったり座ったりします。

  ②意識的に運動する時には 楽しんでいます。
   彼らはよく歩きますし、それはボケを予防できる唯一証明された行為です。

  ③くつろぐ時間があります。
   サルディーニャ人は祈ります。
   セブンスデイアドベンチストも祈ります。
   沖縄人は先祖を祀っています。

   ストレスがあると、それが炎症反応と呼ばれるものの引き金になり、
   それはアルツハイマー病から心血管病まで あらゆる病気と関連しています。。
   1日15分の休憩があると 炎症状態を もっと非炎症的な状態にすることができます。

  ④長寿地域の人々は人生の意味を知っており、それにより活動的な人生を過ごし、
   それがプラス7年分の 長寿になるのです。

  ⑤長生きのダイエットはありません。代わりに毎日少しだけ酒を飲みます。
   アメリカ人のきつい酒じゃないですよ (笑)

  ⑥植物性の食生活です。
   肉を食べないのではなく、豆や木の実を沢山食べるのです。

  ⑦彼らには過食を避ける方法があり、
   ちょうどいい時に食卓から離れるよう仕向けています。

  ⑧そしてこれらすべての基礎は、彼らの人間関係にあります。
   家族を第一に考え 子供や老人の世話をします。

   信頼に基づいた共同体があり、そこでの習慣を毎月4回続けるだけで、
   4年から14年分の 長寿の効果があります。

   そして最大の利点は 彼らがちょうどいい種族に属していることです。
   生まれた時から きちんとした人達に囲まれているのです。
   つまり不健康な人達に囲まれていると
   長期的には測定可能な影響が出てくるということです。



   ダイエットは役に立ちません。
   世界のどんな歴史でも 人口の2%以上には効果がありません。
   運動プログラムはだいたい1月に始まり 10月には終わります。

   長寿に関して言えば 飲み薬やその他の短期的な解決方法は 存在しないのです。

   (https://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20160616-00000727-ted

           <感謝合掌 平成29年11月18日 頓首再拝>

無病息災延命長寿の心 - 伝統

2017/11/19 (Sun) 19:17:20


     *「生命の實相 第38巻 幸福篇下」(11月19日)より

「武士たらんものは、正月元日の朝(あした)、雑煮の餅を祝うとて、
箸を取り始めるより、その年の大晦日の夕べに至るまで、
日々(にちにち)夜々(よよ)、死を常に心にあつるを以て、本意の第一と仕り候。

死をさえ常に心になって候えば、忠孝の二つの道にも相叶い、
万(よろず)の悪事災難をも遁れ、その身の無病息災にして、寿命長久に、
あまつさえその人柄までもよろしく罷(まか)り成り、その徳おおき事に候。

その仔細を申すに、総じて人間の命(いのち)をば、夕べの露、あしたの霜になぞえて、
随分はかなき物に致し置候中(おきそうろうなか)にも、
ことさら危うきは武士の身命にて候を、人々おのれが心ずましに、
いつまでも長生きをする了簡なるに依(よっ)て、

主君への末永き御奉公、親々への孝養も、末久しき義なりと
存(ぞん)するから事起こりて、主君へも不奉公を仕(つかまつ)り、
親々への孝行も疎略にて罷(まか)り成るにて候(そうろう)、

今日(きょう)ありて、明日(あす)知らぬ身命(しんめい)とさえ覚悟仕り候に於ては、
主君の御前へ罷り出(い)で、御用を承るも、親々の顔を見上ぐるも、
これをかぎりと罷り成る事もやと、存ずる心あいに相成り候ゆえ、
主君への真実の思い入れと、罷り成らずしてはかなわず候。
さるに依て、忠孝の二つの道にも、相叶うとは申すにて候。」


享保年間の軍学者大道寺友山著『武道初心集』にこんなことが書いてある。
こんな心得は武士でなくとも、およそ大業を成さんとする者には必要な心構えである。


「日々(にちにち)夜々(よよ)、死を常に心にあつるを以て、
本意の第一と仕り候」というのは、生長の家の「人間不死」の真理とは
全然反対なことのように思えるかもしれぬが、
けっしてそうではないのである。

生長の家で言う「肉体無し」というのは「肉体」に対して
毎日毎時毎分毎秒毎瞬「死」を覚悟していることである。

ただ悪い連鎖を惹き起こす言葉を忌むがゆえに「死」という言葉を使わないで、
「肉体《無し》」と「無」の字を使うのである。

「死」という言葉を使う場合には、戦場とか、病気とか、
何か非常時が来てから初めて肉体が死ぬように思い、常住坐臥の時には
肉体は死なぬように思い、肉体を《ある》かのように思って執着しやすい。

そこで前記『武道初心集』にも「日々夜々死を常に心にあつるをもって本意とす」と
特に力説しなければならなかったのであろう。

しかしわれわれのように「肉体は無い! 」と端的に表現してしまったら、
非常時でなかろうが、戦場でなかろうが、
「肉体の無」が平常心に刻み込まれるのであるから、

日々夜々とり立てて「死」を心に思わずとも、常住坐臥いかなる場合にも、
武士道に協(かな)った生活を生きることになるのである。

「死をさえ常に心になって候えば、忠孝の二つの道にも相叶い」というのは、
肉体本来なしの境地に到れば、肉我に対する執着がなくなるので
自然法爾に天地の道に協(かな)うことを言ったものであって、
自殺などして身を殺すことではないのである。

それどころか、我執なき自然法爾のはたらきは、その生活が道にかなうがゆえに、
『万(よろず)の悪事災難をも遁れ、その身の無病息災にして、寿命長久に、
あまつさえその人柄までもよろしく罷(まか)り成り』と
大道寺友山翁が書いたとおりになるのである。

キリストの生命(いのち)を捨つる者は生命(いのち)を得(う)」
と言った言葉も同じ意味である。

「無病息災になろう」と思って、日々夜々武士のごとく
「死」を心から放さないのではない。

無病息災になどなろうという心はすでに「死」を覚悟している心であって、
かえって寿命短くなる心である。

無病息災になどなろうと思わない心になってこそ、
その人は「肉体の無」を常に心から離さない心であり、
かえって無病息災延命長寿の心なのである。

         <感謝合掌 平成29年11月19日 頓首再拝>

「死ぬ前にしなくてはならないこと」 - 伝統

2017/11/20 (Mon) 19:24:28

「死ぬ前にしなくてはならないこと」Find and Follow Your Passion.

    → https://www.youtube.com/watch?v=7LD7uVus8UY

(以下は、動画の文字起し より)

       ・・・

(ランディー・パルシュ)

死を間際にして、僕たちが後悔すること、
それは、自分がしたことではなく「やらなかったこと」だ。
ハッキリ言って僕は馬鹿げたことをたくさんしてきた。

過ち、失敗、恥ずかしかったこともたくさんある。
そんなことどうでもいいことだ。

去年の8月、僕は余命3-6ヶ月だと宣告された。
誰かが言ったんだ「これから死神との闘いだ!」と。
僕たちは、長生きしたからって、死神をやっつけられるってもんじゃない。

ちゃんと、精一杯生きて、初めて、死神に勝つことができる。
誰にだって死は訪れる。
大事なのは、生まれてから死ぬまで、その間に何をするかということだ。

なぜなら、死神のお迎えが来てからでは、
やろうやろうと思っていたことをいろいろやるには、手遅れだからだ。

              ・・・

(スティーブ・ジョブズ)

17歳の時、僕はこんな言葉に出会った。
「毎日をその日が人生最後の日だと思って生きていれば、
君のその生き方は間違うことはない」

それからというもの、僕は今日までの33年間、
「今日が人生最後の日だとしたら
今日やろうと思っていることをしたいと思うだろうか」
と鏡に映る自分に問いかけてきた。

いつかは死ぬということを心に止めておけば、
何かを失うんじゃないかと思う思考のわなにも捕らわれないようになる。

死ぬ時は、誰だって裸だ。
だから、ハートが導いてくれる人生を生きないでどうするってことなんだ。

              ・・・

(ランディー・パルシュ)

自分が情熱を傾けられること、夢中になってできることを探さなくちゃダメだ。
もうそれが見つかっている人もたくさんいるだろうし、
まだだっていう人もいるだろう。

30、40歳になって見つかる人も多くいるだろう。
でも、それが見つかるまでは絶対諦めてはダメだ。

そうしなかったら、ただ死神を待つだけの人生になってしまう。

              ・・・

(ウィル・スミス)

子供の頃、僕の両親はいつも言っていた
「なりたいものには何でもなれる!」「やりたいことは何でもできる」と。

でも、僕はその言葉を心底信じることが出来なかったんだ。
でも僕は社会に出てからは、毅然とした態度で人の目をしっかり見て話をした。

あたかも自分がこの地球が与えるすべてのことに
相応しい人間であるかのように生きてきたんだ。

だから僕は、子どもたち、みなさんに声を大にして言いたい!

孔子の言葉に「自分には出来ると言う人も自分にはできないと言う人もいる。
そのどちらも正しい」という言葉がある。

でも君たちには「自分には出来る」ということを忘れないでいて欲しいと思っている。
人生の道は、厳しくなる時もあって、諦めたくなることもあるだろう。
でも、その道は君らしい色、君がなりたいと思っている君の色に染められていくんだ。

僕は「俳優になりたい」という気持ちの根底に
「誰か他の人になりたい」という思いがあるということがハッキリわかったんだ。

              ・・・

(スチュワート・スコット)

僕は負けてない。
まだ闘いの途中だ、まだ負けてないと自分に言い聞かせた。
死んだとしてもガンに負けたということではない。

君がどう生きたか、なぜ生きているのか、君の生き方の姿勢がガンを打ち負かすのだ。

              ・・・

(ランディー・パルシュ)

夢中になれるものを見つけ、その導きのとおりに生きてみるんだ。
でも、物を得たところで情熱は満たされない。
お金をたくさん稼いでも情熱は満たされない。

なぜなら、たくさんの物たくさんのお金を手にしたところで、
君が見る現実は君よりもっと物を持っている人たち、
もっとお金を持っている人たちだからだ。

              ・・・

(ウィル・スミス)

もし君が、自分以外の誰かの人生を少しでも良くすることが出来ていなければ、
君は人生を無駄にしていることになる。
君の人生は、自分以外の人の人生を良くして、初めて良くなるものなんだ。

これだけは、信じていく必要があるー一般的には現実的になることが当たり前だ。

でもなぜ君は現実的になろうとするのか?
現実的になってどうするんだ?
何の意味があるんだ?


         <感謝合掌 平成29年11月20日 頓首再拝>

若さは年齢ではない。 - 伝統

2017/11/21 (Tue) 21:07:10


      *Web:こだわりアカデミー
           ~大島清 京都大学名誉教授

(1)若さとは必ずしも年齢のことを意味しないと考えています。
   年齢的に若くても、覇気のない若者もいますし、一方で、
   熟年になってもいろいろなことに好奇心を持ち、
   毎日いきいきと過ごす方もいらっしゃいます。

   脳年齢は実際の年齢とは関係なく、鍛えれば鍛えた分だけ若くいられるのです。

(2)歩くことは脳にいい

  ①歩くことは、若さを保つ上でとても有効です。
   山や海など、自然と触れながら歩くとより効果的。

   季節を感じ、心に懐かしさや、やすらぎを与えることは、
   脳にはとても良く、私も毎日歩く実践者の一人です。

  ②脳というのは筋肉を動かす神経の集まりです。
   体を動かすことで、脳は刺激を受け、
   快感物質「ベータ・エンドルフィン」で満たされます。

  ③脳に刺激を与えるためには、大きな筋肉を動かすことが効率良く、
   下肢の筋肉を大きく動かすウォーキングは、
   脳を覚醒させるのにぴったりというわけです。

  ④歩くとき、脳は「体全体のバランスはとれているか」「接地面は安全か」
   「勾配はどうなっているか」「気温の変化に対する準備はどうか」など
   瞬時に判断し、筋肉へ指令を出します。

   さらに、目で見、手を振ってバランスをとり、皮膚で空気の温度を感じ、
   花の香りを嗅ぐなど、五感をフルに使っているのです。

  ⑤姿勢を正し、しっかりと足を踏み締めて歩く。
   そうすることで、興奮や不快感を鎮める作用のある、
   脳内物質「セロトニン」が増え、爽快感が増します。

   ウツウツとした気分は、セロトニンの欠乏によって引き起こされる
   こともあるので、気分が晴れないときは、ぜひ歩くことをお勧めします。

  (https://www.athome-academy.jp/archive/medicine/0000000220_all.html

         <感謝合掌 平成29年11月21日 頓首再拝>

「若さ」は年齢ではなく、心の問題です - 伝統

2017/11/22 (Wed) 18:54:53


         *『愛はかくして完成す』(P282~283) より

あなたが若返ろうと思うならば、若い溌溂とした心をお持ちなさい。
若いから元気があるのではなく、若い溌溂とした心を持っているから
若いのです。

「若さ」は年齢の問題ではないのです。
心の問題であるのです。

心を若々しくもって、常に新しき事を勉強する事、
そして常に進歩すること、
常に愛すること、
常に自己の得たものを他に与え又表現すること。

このように新しき獲得、新しき表現と、
即ち「入る」と「出る」との新陳代謝によって
人間は常に若返るのです。

生理作用に新陳代謝を失ったとき肉体が老化するように、
心に新陳代謝を失ったとき心が老化し、
心によって支配されているあなたの肉体も老化するのです。

若さの特徴は柔軟性と弾力性とを失わないということです。
いったん言い出したら一歩も曲げないというのは、
時には若さから来る勇敢さでありますけれども、それが頑固一徹と
いうことになりますと、それは老化現象のあらわれだということになります。

幼な児のように柔軟な心をお持ちなさい。
心が柔らかくなれば肉体も柔らかくなり、若返ります。

仕事に一徹なのはよろしいが、仕事を終わった後には、
その仕事から心を放ちなさい。
いつも同じものを掴んでいてはなりません。

ひとつ事が終われば、終わったものに執着せずに、
別の方向に心を軽く一転して、
過去のものを心から放つ習慣をおつけなさい。

         <感謝合掌 平成29年11月22日 頓首再拝>

豊かな老後を目指して - 伝統

2017/11/24 (Fri) 18:14:58


         *Web:白澤 卓二氏×山田 英生対談 より抜粋

(1)「人生100年時代」

   「人生50年」といわれた約60年前から比べると、日本人の平均寿命は、
   約30年延びました。

   デンマークの研究では、「日本など平均寿命の高い国の
   2000年以降に生まれた新生児の多くは、100歳の誕生日を祝えるだろう」
   と予測しています。

   さらに、自分はどんな病気に罹りやすく、どうすれば予防できるかを
   遺伝情報から掴める時代も目前に迫っています。
   また、人類がアルツハイマー病を克服できる日もそう遠くはないでしょう。

   100歳へのハードルはどんどん低くなっていますね。

(2)「百寿者」「センテナリアン」(100歳以上の人)

   百寿者を対象にした調査では、
   男性は「ひょうひょうとマイペースで生きていく人」
   「凝り性でとことん追求する人」、

   女性では「一家の中心として家族や周りの人のことを常に思いやり、
   一生懸命に世話をする人」という結果でした。

   さらに、男女に共通していたのが
   「依存心がなく、人生を肯定的にとらえている人が多い」という点ですね。

   私の印象も、この調査とほぼ同じような内容でした。

   些細なことでクヨクヨしたり、思い悩まず常に前向きな人が多い。
   また、一生を通じて太っている人は少なく、動きは実にしなやかで、
   軽々とされていました。

   バランスのとれた食生活を心掛けるなど生活習慣がきちんとされ、
   高齢になっても仕事を続けるなど実に体をよく動かしています。
   その結果として健康長寿を謳歌されているように思いますね。

(3)人生はQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)が大切

  ①QOLに必要な要素は、心身の健康、生きがい、良好な人間関係などですね。

  ②特に、高齢期になれば、筋力の低下や関節の変形、免疫機能などの
   低下は避けられません。

   また、認知症につながりやすい認知機能の低下や、
   うつになりやすい心の老化が現れる場合もあるでしょう。

   そうした病気にならないためには、
   日ごろからの健康への取り組みが重要になってきます。

(4)健康長寿を目指す3つのカギ

  ①これからのアンチエイジングを考えた時、
   「食事」「運動」「メンタルケア」の3つが重要なカギになると思います。

  ②腹七分目、バランスよい食事
   食べたいものがあふれている飽食の時代にあって、
   食事のカロリーを制限し、食べたい気持ちを抑える強い意志が必要です。

  ③運動
   車や家電製品の普及で運動不足に陥った現代人には、適度な運動が欠かせません。

  ④メンタルケア
   ストレス過剰の社会にあって、
   ストレスに負けない前向きな考え方ができるように
   コントロールすることも重要でしょう。

  (https://www.bee-lab.jp/interview/shirasawa/19.html

         <感謝合掌 平成29年11月24日 頓首再拝>

日本人の平均寿命世界最長に緑茶が一役 - 伝統

2017/11/26 (Sun) 19:00:12


         Web:医学博士の健康情報ブログ(2015.5.20)より

世界保健機関(WHO)による「世界保健統計」で、
男女合わせた2013年の平均寿命は、日本は84歳で世界最長でした。
なお、女性は86.61歳で世界1位、男性は80.21歳で世界4位です。

主要国では

韓国  82歳、 米国  79歳、 中国  75歳、 ロシア 69歳

全世界の平均寿命は71歳で、最短は中央アフリカ・シエラレオネの46歳。
日本は2012年に続いて2013年も、連続で金メダルです。

死亡の危険性を下げる一因として、緑茶が良いことが、
国立がんセンターと東京大の研究チームから報告されています。

10都道府県に住む40~69歳の男女約9万人を対象に、
死亡と生活習慣の関連を調査しました。

1990年からの調査期間中に死亡した1万2874人の危険性を調べたところ、
緑茶を「1日5杯以上飲む」と答えた人では、男性で13%、女性で17%も
リスクが低い結果となりました。(コーヒーでも同様の効果があるとのことです。)


《お茶》

緑茶に含まれるカテキンはお茶の渋みの主成分で血圧降下作用があり、
カフェインには血管や呼吸器の働きを改善する働きがあるので、
脳血管疾患や呼吸器疾患のリスクが低下して、
死亡率を下げる可能性が考えられます。

他にも、認知症予防効果やがんリスク低減効果などの研究も報告されています。
食事は日本食、食後には緑茶が、平均寿命のみならず健康寿命の延長にも
良いようです。

ただし、人工的にカテキンを大量にとることは、
逆に肝炎などの健康阻害を引き起こすことがあります。

特保のへ●●ア緑茶には、1本当たりカテキンが約 540 mg/dl も大量に含まれており、
通常にいれたお茶約10杯分に相当します(注:入れ方により異なる)。
この量のカテキンは、海外では「肝障害」を引き起こすとして、
カナダでは販売が中止、アメリカでは注意書き付きで販売されています。

人工的や化学的に作られたものは、摂取過多の危険性を含んでいます。
特保の商品は、必ずしも健康に寄与するものではなく、
時には健康を害します(2014年9月1日、10日の“特保のウソ”をご覧ください)。

急須で入れたお茶を、毎食後に飲むのが健康には良いのです。
食後の一杯のお茶は、“日本人で良かった!”と思える時間です。

http://meirusenju.jp/kunika/862/

         <感謝合掌 平成29年11月26日 頓首再拝>

不老のためには - 伝統

2017/11/27 (Mon) 21:07:33


      *『不老革命! 老化の元凶「フリーラジカル」と戦う法』吉川敏一・著より

(1)老化のメカニズム

   生物の細胞は絶えず分裂して、
   古い細胞を捨て新しい細胞に生まれ変わっている。

   これによって正常な状態を保っている。
   しかし、年齢とともに、正常に分裂できない細胞が増えていく。

   これにより、古い細胞が新しい細胞に切り替わらず、
   体のあちこちで正常な機能が失われていく。

   これが老化である。

(2)老化の元凶はフリーラジカル

   フリーラジカルとは、不対電子をもっている原子や分子のこと。
   電子が対になっていなく不安定なので、他の分子から電子を奪ってしまう。
   すると電子を奪われた分子は酸化され、不安定な状態になってしまう。

   「体の中で酸化反応が起こること」こそが、老化の最大の原因である。

(3)老化を防ぐ抗酸化酵素

   生物の体内では抗酸化酵素がつくられ、
   フリーラジカルを消し去る働きをしている。

   しかし、食べ過ぎや睡眠不足などによって酸素の消費量が多くなると、
   酵素では消しきれない量のフリーラジカルが生み出されてしまう。

   また、年齢とともに体内の抗酸化力は低下してしまう。
   よって、抗酸化酵素の不足を補うために、抗酸化物質を摂取するのが望ましい。

(4)抗酸化物質

  ①抗酸化物質には、ビタミンE、ビタミンC、コエンザイムQ10などがある。
   抗酸化物質はフリーラジカルに電子を与えて安全な状態にしたり、
   一度酸化した他の抗酸化物質に電子を与えて抗酸化力を復活させたりする。

  ②栄養価の高い食べ物を食べるだけでは足りない。
   野菜自体がもつ栄養分が低下している。

   効率よく抗酸化物質を摂取するために、サプリメントを活用する。

(5)睡眠は十分にとる

  ①細胞で使われる酸素量が少ないほど、発生するフリーラジカルの量は減る。
   睡眠中は呼吸回数も運動量も最小限になるので、
   睡眠時間が多いほどフリーラジカルは減る。

  ②また、睡眠中は成長ホルモンが分泌され、正常な細胞分裂を促す。

(6)運動と老化

  ①激しい運動をすると、大量のフリーラジカルが発生する。
   運動と寿命の関係を研究した、イエバエの実験がある。
   広い空間で飼育したイエバエより、狭い空間で飼育したイエバエの方が
   生存時間が長いというもの。つまり、運動は老化を早める。

  ②ただし、適度な運動は抗酸化酵素を増やし、
   また高齢になってから重要な骨や筋肉を丈夫にする。

(7)食べ過ぎない。

  ①餌を与え続けたネズミの体重を100とすると、
   餌の量を制限して体重60に調整したネズミは、
   寿命が平均より1.4倍長くなった。

   つまり、体重を減らすと寿命が延びる。

  ②餌を減らすと消費されるエネルギーも減るので、
   フリーラジカルの発生も減る。

  ③また、飢餓状態になると、もともとDNAに組み込まれている
   「長寿遺伝子」が作動する。

  ④ただし、体重を減らしすぎたり、急激なダイエットは栄養不足になり、
   かえって老化が進行してしまうので、適度に。

(8)太らないために筋肉をつける。

  ①筋肉が増えると、基礎代謝が活発になり、
   脂肪が消費されやすくなるので、太りにくくなる。

  ②短時間の激しい運動よりも、ゆっくり持続するような運動(ジョギングなど)
   のほうが、赤筋というより脂肪を燃焼する筋肉が増えるので効果的。

(9)骨を丈夫にする。

  ①カルシウムだけではだめ。カルシウムを吸収するマグネシウム、
   カルシウムを骨として定着させるビタミンD、
   骨の材料であるビタミンCとビタミンKが必須。

   ビタミンDは魚類や卵、マグネシウムとビタミンKは納豆に多く含まれる。

  ②また、ジャンプするなど、
   骨に負荷をかけることでも、骨の密度は強化される。

(10)女性ホルモンは抗酸化作用をもっている。
   一般的に女性の方が長生きなのはそれも一因。

<関連Web:とは学(2011/12/02)
  → http://okanejuku.blog92.fc2.com/blog-entry-791.html >

         <感謝合掌 平成29年11月27日 頓首再拝>

《人類全体の総合された想念》 - 伝統

2017/11/28 (Tue) 18:09:04


   *『生活の智慧365章』(第2部歓喜の泉)第6篇(P150~151) より

機械的な磨滅や使い禿(ち)び以外に老衰の原因が心にあるとすれば、
その心は「個人の心」であるか、「人類の心」であるか
ということが問題になってくるのである。

その心は「個人の心」でもあるし、「人類の心」でもある。

人類全体の総合された想念が人類意識というのである。
人類意識の中に「人間は幾歳になったらこれほど老衰する」
という共通総合の想念がある。

個人の意識は人類意識の黒潮の中を泳いている一尾(いっぴき)の魚みたいなもので、
自由意志もあり、欲する方向に運動する自由もあるのだけれども、
やはり人類意志全体の潮流の方に動かされることは避け得られない。

黒潮に乗って一定の方向に
黒潮の色と同じの背の蒼い魚が群れをまして泳いで行くように、

人類全体の「人間は必ず老衰する」という潮流に押し流されながら、
人間も群れをなして老衰の方向に進んでいくのである。

ただ潮流の流れを、その人がどの程度「人間は神の子で、老いない」
という想念によって逆泳し得るかによって、その人の若さの持続が異なるのである。

           <感謝合掌 平成29年11月28日 頓首再拝>

「肉は"煮る"と老化防止になる」は本当か - 伝統

2017/11/29 (Wed) 17:01:06


今日は、11月29日、「いい肉の日」です。
「いい肉の日」に関連した話題の提供です。

       *Web:プレジデントオンライン (2017年11月5日)より

目の前にある食べ物や飲み物は、はたして体にいいのか、悪いのか。
ボストン在住の医師・大西睦子先生がハーバード大学での研究や
欧米の最新論文などの根拠に基づき“食の神話”を大検証します。

■「調理法」が違うだけで老化に差が出るのか?

加熱調理は食中毒防止や、食品の栄養素を消化しやすくするのに有効です。
短所は、栄養素が失われたり、望ましくない化合物が形成されること。
その化合物の1つが「終末糖化産物(AGEs)」です。

AGEsは、老化の原因になります。
具体的には、酸化ストレスや炎症を増加させ、がんのリスクとなること、
糖尿病や心血管疾患などの慢性疾患のリスクとなることが報告されています。
また、アルツハイマー病の重要な危険因子でもあるのです。

パンをトーストしたり、肉や魚を焼いたり、ジャガイモを揚げたりすると、
褐色でいい香りのするおいしい食べ物に変わりますよね。
AGEsは、このときに作り出されます。

2010年、マウントサイナイ医科大学の研究者らの報告によると、
調理温度が高いほどAGEsの含有量が多くなります。
牛肉100gの場合、AGEsの量は、生が707kU(キロユニット)、
煮た場合は2657kU、4分間グリルしたステーキは7416kU、
フライパンでオリーブ油を使用して焼いた場合は1万58kU。

ちなみに、ベーコン100gを油なしで5分炒めると、9万1577kUです。


日本人の1日あたり平均AGEs摂取量は、1961年には3730kUでした。
それが2005年には1万1830kUに。肉と植物油の摂取が増加したことが原因です。

ともあれ、現在の平均的なAGEs摂取量と照らし合わせ、著しく高いか低いかが、
食品選びや調理法を考えるうえでの1つの目安となりそうです。


AGEs摂取量を食品別に見ると肉が最も高く、植物油、チーズ、魚と続きます。
低いのは穀物、卵、果物、豆類、ナッツ、芋類、野菜など。

また調理中のAGEsの生成は湿式加熱(ゆでる、煮る、蒸す)、短時間加熱、
低温加熱、レモン汁や酢などの使用で抑制されます。

動物実験では、通常の50%にAGEs摂取量を減らすと、
さまざまな疾患を引き起こす酸化ストレスが低下し、
さらに加齢に伴うインスリン感受性および腎機能の低下が減り、
寿命も長くなりました。

調理法を工夫するだけでも、老化防止の効果が期待できるかもしれません。

    (https://news.infoseek.co.jp/article/president_23356/ )

         <感謝合掌 平成29年11月29日 頓首再拝>

《寿命の延長》 - 伝統

2017/11/30 (Thu) 18:57:01


   *『生活の智慧365章』(第2部歓喜の泉)第6篇(P151~152) より

「老衰しない」ということと、その人の此の世の寿命が尽きて
霊界に誕生することとは別であるのである。

その人の地上の寿命というものは、その人の魂が、地上の任務に赴任する時に
あらかじめ定められたる赴任期間というものであって、大体その人の赴任期間は、
その人の赴任が発令されたときに定(さだ)まっているのである。

それは会社の社員は外国へ出張赴任を命ぜられるとき
大体その赴任期間が定(さだ)まっているのとよく似ている。

しかし海外でその社員が予定以上の成績をあげたとき、会社ではその社員を、
も少し其処に駐在せしめた方が会社によって利益だと考えられるときには
出張滞在期間が延長されることがある。

それと同じように、その人が地上生活を営んでいるうちに、
自己の霊的進歩に成績をあげると共に、その人の周囲の人々の魂の進歩に
一層成績を挙げるとみとめられる場合には、地上生活の任期は延長せられて、
一層長生きを享受せしめられることもある。

         <感謝合掌 平成29年11月30日 頓首再拝>

「長生きしたければこの7つを食べなさい」 - 伝統

2017/12/02 (Sat) 17:11:36

「長生きしたければこの7つを食べなさい」科学が証明

        *Web:HUFFPOST(2014年03月31日)より

(1)クランベリー

   クランベリー抽出物を与えた若いミバエは、
   他のミバエより生存期間が25%長かったとする研究結果がある。


(2)緑茶

   1日に数杯飲む人は、死亡リスクが最大26%減ることが研究で示されている。


(3)ナッツ

   ひと握りのナッツを毎日おやつに食べる人は、
   そうでない人よりも長生きしていたことが、
   ハーバード大学のある調査で明らかになった。


(4)サケ

   サケなど、オメガ3脂肪酸を多く含む食品は、
   テロメアを維持し、老化作用を遅らせる効果のあることが、
   オハイオ州立大学のある研究で示された。


(5)ブルーベリー

   ブルーベリーなど、ポリフェノールを多く含む食品は、
   抗酸化物質が多く、寿命を延ばす効果があるとされる「スーパーフード」だ。

   ある研究によれば、ポリフェノールを多く含む食事を摂ることで、
   死亡リスクを30%減らせるという。


(6)全粒穀物とオリーブオイル

   地中海式食事法が心臓に良く、高齢者の寿命を約20%も延ばすことを示す
   研究結果があることは、おそらくあまり知られていない。

   地中海式食事法では、たくさんの野菜、健康な脂肪、
   そして全粒穀物を食べることが推奨されている。


(7)ワイン

   オランダで行われたある研究によれば、
   1日にグラス半分のワインを飲むだけで長生きに役立つという。

   研究者らによると、少量のワインを飲む人の平均寿命は、
   全く飲まない人より最大5年、
   また他の種類のお酒しか飲まない人より最大2年半長かったという。

   特に、赤ワインには、心臓病の予防に役立つ抗酸化成分が豊富に含まれている。

 (http://www.huffingtonpost.jp/2014/03/31/anti-aging-foods_n_5060956.html

         <感謝合掌 平成29年12月2日 頓首再拝>

死ぬまで健康でいられる5つの習慣 - 伝統

2017/12/03 (Sun) 20:20:42


       *『死ぬまで健康でいられる5つの習慣』
          ~ 菅原道仁(脳外科医)・著より

(1)長生きだけじゃ意味がない

   日本人の平均寿命は男性80.21歳、女性86.61歳と、
   過去最高で長寿時代を迎えています。

   しかし、健康寿命と言われるものがあり、男性71.19歳、女性74.21歳と言われ、
   この差が問題視されています。

   健康寿命とは、寝たきりなど健康を損なった状態で余生を過ごす期間は含まれず、
   健康上問題が無い状態で生活することができる寿命のことです。

   大きく差があるということは、それだけの年数の人生を謳歌できずに
   過ごしていることを表しています。

   健康でやりたいことができるからこそ、人生を謳歌することができる。
   やりたいことをやりつくす人生を送るために、
   今からできる習慣を持ってみませんか?


(2)死ぬまで健康でいられる5つの習慣

   たくさんの患者さんと接する中で気づいたことは、
   死ぬまで健康でいられるためには、次の5つの習慣が大事。

  ①わくわくする人生の目的を持つ。

  ②頭の中の健康スイッチを入れる。

  ③身だしなみに気を使う。

  ④小さい不調も放置せず、しっかり対処する。

  ⑤死に至るような病気の予防をする。


(3)これらの個人の生き方、容姿管理などを習慣化し、健康寿命を延ばすためには

  ①テクテク歩き(適度な運動)

  ②カミカミ食べ(規則正しい食事)

  ③ニコニコ笑い(心の治癒力)

  ④ドキドキする(五感を使う)


(4)「今日という日は、残りの人生の最初の一日」
          (映画、『アメリカンビューティ』のセリフ)

  ①マンネリ化は、老化のはじまり。

  ②日々新しいことにチャレンジして、
   どきどき、わくわくしながら人生を楽しむこと。
   これが脳を若返らせる秘訣。

  ③「明日、死ぬかのように生きなさい。永遠に生きるかのように学びなさい」
                         (ガンジー)

(5)毎朝、笑うだけで免疫力は高まる。

   人間は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しい生き物なのだ。


(6)「認知症」を予防する6つの習慣。

  ①積極的に魚を食べる。
  ②積極的に禁煙する。
  ③コーヒー、緑茶で認知症を予防する。

  ④お酒を飲むなら、フラボノイドを含む赤ワイン。
  ⑤耳が遠くなったら、補聴器を買う。
  ⑥仲間を増やせば、認知症になりにくい。

(7)人とコミュニケーションをとり、相手に認められたり、
   喜んでもらったりすると、うれしいものだ。

   このとき、脳では、ミラーニューロンが活動する。
   ミラーニューロンを活性化することが、脳を鍛える。


<関連Web>

(1)ナルシストであることが長生きの秘訣!? (日刊SPA!2015年07月03日)
   → https://nikkan-spa.jp/884847

(2)イケメン脳神経外科医が教える「誰にでも簡単にできる“健康脳”のつくり方」
    (日刊SPA!2015年07月03日)
   → https://nikkan-spa.jp/884916

         <感謝合掌 平成29年12月3日 頓首再拝>

貴老 - 伝統

2017/12/04 (Mon) 17:31:36


         *『安岡正篤 一日一言』より

人間は生ける限り、常にぼけないで、なるべく有意義なことに
興味を持ち、道理を尋ね、情熱を抱き続けることが肝腎である。

不老長生とは徒に年を取ることではない。
いつまでも生きる限り、ぼけないで、人生に興味を持ち、
情熱を抱き続けて勉強することである。

老人に対して「貴老」と呼ぶ。 好い語である。
老人はいつまでも愚老になってはいけない。
文字通り貴老でなければならぬのである。 



”老”という文字には3つの意味がある。

(1)一つは年をとる。

(2)二つは練(ね)れる。

(3)三つは”考”と通用して、思索が深まり完成するという意味だ。


老いるとは単に馬齢を加えることではない。
その間に経験を積み、思想を深め、
自己・人生を完成させてゆく努力の過程でなければならない。

 ―― これを”老計”という。

それには先ず学ぶことだ。 学問は年をとるほどよい。
百歳にもなっての学問は、実に深い味があろうと思う。
老いてボケるというのは学問しないからにすぎない。

         <感謝合掌 平成29年12月4日 頓首再拝>

《長生きと霊魂の高下》 - 伝統

2017/12/05 (Tue) 19:08:19


      *『生活の智慧365章』(第2部歓喜の泉)第6篇(P152) より

長生きする者、必ずしも霊魂の進歩が高いと云うにはきまっていないのである。

地上の修行が完了しないために、
いつまでも同じ学級にとどまらせられているために、
地上生活が長引いている如き長生きもある。

つまり4か年に卒業するはずの大学を7年間もかかって
卒業するのんびりした学生もあるようなものである。

長生き必ずしも《のんびり》ではない。

10数年間も、或は20数年間も病苦と闘いながら、
その受苦(といっても、それは学課であるが)の本当の意義がわからないために、
尚寿命が尽きず、苦しみながら此の世の生活を終え得ない霊魂もあるのである。


しかしまた霊魂がみずから進んで苦痛の科目を励むことによって、
急速に霊魂の進歩を得べく、肢体不完全に生れて来たり、
小児麻痺の後遺症で肢体不自由の中で修行している高級な霊魂もある。

ただ一概に、長生きだとか、健康だとかで、
その人の霊魂の高下を判断することはできないし、
病苦であえいでいるからとて魂が低いという訳でもないのである。

         <感謝合掌 平成29年12月5日 頓首再拝>

ボケない習慣 - 伝統

2017/12/06 (Wed) 18:03:49


     *『100歳までボケない101の方法』白澤卓二・著より

(1)オランダで115歳の女性がなくなった。
   脳がまったく健全であった。
   年齢と共に縮んでいく脳の海馬の萎縮が見られなかった。

   100歳過ぎても、元気な人はもちろんボケてはいませんし、
   自立して生活できている。

   115歳の女性の大好物は、ニシンとオレンジジュース。
   115歳まで生きて、脳がまったく衰えていなかった
   ヘンドリック・シッパーさんは、生前のインタビューで
   毎日欠かさず食べているのは、ニシンとオレンジジュース、と答えている。

(2)インド人はアルツハイマー病が少ない。
   なぜインド人にアルツハイマー病が少ないのでしょうか。

   それはインド人が常食するカレーに関係があるのではないかという研究がある。
   カレー粉にたくさん含まれているのが、ウコン。

(3)果物ジュース、野菜ジュースを週3回以上飲む。

(4)血液をサラサラにしてくれる納豆。

(5)とりたいのはエクストラバージンオイル。

(6)日野原先生の1日の献立。

  ①腹八分に医者いらず。
   これは有名な『養生訓』の中で貝原益軒がいったことがはじまり。
   古来食べ過ぎを戒めることわざ。

  ②日野原先生の1日の食事を紹介します。

   朝食は、100%天然果汁のジュースに植物油・大さじ一杯を加えて飲む。
   冷たい牛乳1本、コーヒー入りの温かいミルクに
   レシチンのパウダーを大さじ一杯。
   時間のあるときは、バナナを1本の半分。

   昼食は、冷たい牛乳1本にクッキーを2、3枚。

   夕食は、かに玉、生鮭の南蛮漬け、ナスの田楽、冷や奴、グリーンサラダ、
   アサリのすまし汁、漬け物、ご飯を茶碗半分。

(7)ゆっくり時間をかけて食べよう。

  ①イタリアやフランスでは、食事の時間をたっぷりとる。
   ゆっくりと食事を楽しみ、会話も楽しむ。

  ②食べることは私たち人間にとってたいへん大切。
   だから、時間をかけてじっくりと食べる、これが大切。

  ③わたしたち人間が食べるのは、生命を維持するためだけではない。
   食べること、食事は文化のひとつ。

(8)新聞を読み、世界に関心を持つ。
   101歳で亡くなったアメリカの修道女マリーは、
   毎日新聞を隅からすみまで読み、世界の動きにも関心を寄せていた。

(9)声を出す

  ①本は声を出して読む。
  ②おはようといえる人はボケない。
  ③カラオケは一石二鳥の長寿法。

(10)おしゃれな人は長生きする。

(11)パソコン、携帯電話、テレビを遠ざける。

(12)人には会いに行こう。

(13)旅は脳の活性化に欠かせない。

(14)足腰を鍛えておくこと、バランス感覚がいいことは、
   高齢者にとって非常に重要。

(15)骨盤を引き締め老化を防ぐ。

(16)健康7か条

  ①1日20分は歩く。
  ②新聞は、声を出して読む。
  ③料理をする。

  ④2日前のことを思い出してみる。
  ⑤人と積極的に会う。
  ⑥公共の乗り物を利用する。

  ⑦恋をする。

(17)まとめ

  ①空腹状態を作り、「長寿遺伝子」のスイッチを入れる。

  ②ウオーキング、階段、フィットネスなどで、体を動かす。

  ③ときめく対象を見つけ、心のアンチエイジングを意識。


<関連Web>

(1)長寿のひけつ(100歳までボケない101の方法)
   → https://as76.net/h_yobo/anti_age.php

(2)ボケないための生活習慣『100歳までボケない101の方法』
   → http://blog.goo.ne.jp/autumnleaf100/e/9ef7b7bc4052d4e73872ab9dfa59dfc1

         <感謝合掌 平成29年12月6日 頓首再拝>

「糖の呪い」で早死にしないために - 伝統

2017/12/13 (Wed) 18:00:49

       *「病気が長引く人、回復がはやい人 胃腸が美しい人は長生きできる」
         江田証・著(P21~23) より

(1)「糖化」が顔のたるみ・骨折・認知症・がんを招く。

(2)「糖化」は老化の最大の原因。

(3)6年半高血糖を放置すると心筋梗塞のリスクが高まる。

(4)高血糖を放置すると、回復するためのレジリエンス(回復力)が
   奪われてしまうことが、最近のアメリカの医学研究で明らかになって
   おります。

   後回し、先送りはリスクになります。

             ・・・

(関連記事の紹介)

《「糖の呪い」で皮膚はたるみ 骨はスカスカに》

       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年08月04日)より

病気をはねのけ、病気にならないように心がけることはとても大切です。

しかし、いまの超高齢化社会において現実的にもっと重要なのは、
たとえ病気になってもポキッと折れてしまうのではなく、
バネのようにまた回復する力です。

そんな抗病力、回復力を「レジリエンス」と呼びます。

レジリエンスを身につけてタフな体をつくるには、
まず、体の「糖化」を防止することが肝心です。

加齢とともに体がさびる「酸化」は広く知られていますが、
糖化はまだそれほど浸透していません。

糖化とは、血糖が高い状態が長く続くことで体のタンパク質と糖が
ベタベタとくっついてしまい、タンパク質がボロボロと劣化し
細胞が老化してしまう状態です。

糖化が起こると、「AGE(終末糖化産物)」という
病的な物質が体の中で増えていきます。

このAGEが皮膚をたるませたり、骨をスカスカにしたり、
体のあちこちを老化させます。

さらに、AGEが蓄積されていくと、動脈硬化を引き起こし、
脳梗塞や心筋梗塞などを招きます。
認知症やがんの引き金になることもわかっています。

みなさんの中には、「健診で血糖が高いと指摘されているけど、
仕事で忙しいし、つらい症状があるわけではないから落ち着いたら治療しよう」
なんて思っている人もいるでしょう。

しかし、こうした考えは今すぐ改めることをおすすめします。

糖化は長く放っておくと、やり直しがきかない状態を招いてしまいます。
米国のDCCT-EDIC研究によると、高血糖の状態を6年半放置していると、
その後に改心していくら血糖治療を強化しても、血管や腎臓の病気の発症リスクは
減らせないことがわかっています。

いったんできてしまったAGEはなかなか分解することができず、
体内にどんどん蓄積していくためです。

まさしく「糖の呪い」といってもいいでしょう。
過去のツケによって、回復するためのレジリエンスは奪われてしまうのです。
後回しにすること、先送りにすることはリスクになります。

「糖の呪い」にかかる前に、今すぐ血糖を下げる努力を始めましょう。

    (https://hc.nikkan-gendai.com/articles/166628

         <感謝合掌 平成29年12月13日 頓首再拝>

長生きには、ORACが高いレーズン、玄米、チョコレートを毎日とる - 伝統

2017/12/14 (Thu) 18:11:24


       *「病気が長引く人、回復がはやい人 胃腸が美しい人は長生きできる」
         江田証・著(P42~45) より

(1)ORAC=オラック、活性酸素吸収能

(2)ORACの数値が高い食品

   レーズン、バジル、玄米、チョコレート、ふすま、ココア、クローブ、
   シナモン、松の実、

   チョコレートの場合、糖の多いミルクチョコレートではなく、
   カカオ99%のダークチョコレートをとるようにしましょう。
   20グラムを週3回がおすすめです。

(3)毎日の食生活のなかで、ORAC値の高い食材を積極的にとり入れ、
   食事をとるだけで、自然と活性酸素が除去されるようにして
   いきましょう。

          ・・・

(以下は、関連記事からの抜粋です)

(1)活性酸素

   人間は酸素を吸ってATPというエネルギーをつくって生きている。
   この過程で、どうしても活性酸素という細胞毒がつくられてしまう。

   ミトコンドリアというエネルギー工場から漏れ出てくる
   この活性酸素が過剰にあると、人体にさまざまな障害をもたらす。

   活性酸素は病的な老化をもたらし、動脈硬化、がん、認知症、
   前立腺肥大、胃潰瘍などさまざまな病気の素となるのだ。
 
   人間は、酸素がなくては生きてはいけないが、
   同時に酸素を利用することで活性酸素もつくり出し、
   病的な老化を進めたり病気になるという矛盾を抱えた存在なのだ。

   それを証明するように、ラットの寿命は3年だが、
   100%酸素のもとでラットを飼うとなんと3日で死んでしまう。

   人間でも人工呼吸器で100%酸素を投与すると、
   あっという間に肺はボロボロになり死に至る。

(2)活性酸素の消去を心がける

   アメリカ農務省(USDA)が発表している「活性酸素吸収能(ORAC)」の
   値が高い食物を覚えておこう。

   活性酸素を吸収してくれる食品は、チョコレート、シナモン、レーズン、
   バジル、玄米、ふすま、ぬか、ココア、松の実、クローブ。
   特にチョコレートには活性酸素の消去におすすめだ。

   (以上は、http://news.livedoor.com/article/detail/10595431/ より抜粋)


(3)チョコレートが「酸化」を抑える

   権威ある科学誌「ランセット」に、
   「チョコレートを多く食べている国とノーベル賞の受賞率は比例している」
   という報告が掲載されました。

   チョコレートは、記憶をつかさどる脳の海馬の働きを活性化するため、
   認知症予防も期待されています。

   また、1日20グラムの(ダーク)チョコレートを週に3回食べると、
   動脈硬化を抑えることもわかっています。

   砂糖がたっぷり含まれたチョコレートは逆効果ですが、
   カカオ90%以上のダークチョコレートは脂肪や糖分が少ないのでおすすめです。

   (この項は、https://hc.nikkan-gendai.com/articles/166625 より抜粋)

         <感謝合掌 平成29年12月14日 頓首再拝>

長寿を祝う神事について - 伝統

2017/12/16 (Sat) 19:02:07


         *Web:神社庁(その他のいろは) より

長寿を祝う「算賀祭(さんがさい)」や「祝賀奉祝祭」は、
命の営みを神様に感謝し、年を重ねる喜びや家族や友人を大切に思う心を
確認し合う節目の儀礼です。

古代中国の「敬老思想」が日本に伝わり、平安時代以降、
貴族など上流階級を中心に広まったものといわれています。

祝う歳は当初、四十歳、五十歳など十年刻みでしたが、
鎌倉時代以降、現代のような六十歳、七十歳、七十七歳、八十歳、八十八歳…
という節目で祝うことが一般化したようです。

年齢は、数え年、満年齢のいずれで数えても差し支えないものといわれています。
(地域によって様々な習慣があります)

 
《還暦(かんれき)61歳 …ゆかりの色/赤》

十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)の組み合せが六十年で一巡することから、
数え年の六十一歳は、古来おめでたい年周りと考えられてきました。

自分が生まれた年の干支(えと)に戻ることから
「赤ちゃんに還る」という意味に重ねられ、
赤を基調にお祝いする習わしがあります。

「還暦」の代わりに「華甲(かこう)」という言葉を使って
お祝いをする場合もあります。

「華」という字は六つの「十」と一つの「一」から成り、合計が六十一になります。
また干支の最初「甲子(きのえね)」の「甲」は、
物事の始まりを意味するといわれています。


《古稀(こき)70歳 …ゆかりの色/紫・紺》
 
古稀は、中国唐代の詩人・杜甫(とほ)の漢詩の一節
「人生七十年古来(こらい)稀(まれ)なり」に由来するといわれています。

聖徳太子の定めた冠位十二階の最上位の色が紫であったことから、
紫は一般的に高貴な色とされるようになり、
やがて長寿のお祝いに用いられることが多くなったようです。


《喜寿(きじゅ)77歳 …ゆかりの色/紫・黄》
 
「喜」という字の草書体は「七」を三つ並べた字で、「七十七」に読めることから、
この字を当てるといわれています。

その起源は、室町時代とも言われ、本来は厄年の一つであったようです。
「寿」には「長命」という意味もあります。


《傘寿(さんじゅ)80歳 …ゆかりの色/金茶色・黄・紫》
 
「傘」を略した俗字が「八十」と読めることから、この字を当てるといわれています。

金茶色(きんちゃいろ)とは、金色がかった明るい茶色で、
古代中国の陰陽五行説で土を意味する黄色に通じるものともされ、
万物を育成・保護する性質を表すともいわれています。


《半寿(はんじゅ)81歳 …ゆかりの色/金茶色・金色・黄》
 
「八」「十」「一」を組み合せた「半」の字をあてたものといわれています。
また、将棋盤のマス目が「九×九=八十一」であることから
「盤寿(ばんじゅ)」ともいわれます。


《米寿(べいじゅ)88歳 …ゆかりの色/金茶色・金色・黄》
 
「八」という字は古来、末広がりで縁起が良いものと考えられてきました。
「八十八」を組み合わせた形である「米」の字を当てることで、
日本人の命の源である「米」にも直結し、一層おめでたいものと認識されています。

「米の祝い」「よねの祝い」と言われる場合もあります。


《卒寿(そつじゅ)90歳 …ゆかりの色/白》
 
「卒」の俗字「卆」が「九十」と読めることに起因するといわれています。
「鳩」の字の中に「九」があり、音読みも「きゅう」であることから
「鳩寿(きゅうじゅ)」という場合もあります。


《白寿(はくじゅ)99歳 …ゆかりの色/白》
 
「百」という字から「一」を取った文字「白」で
「九十九」を表現したものといわれています。

「百年(ももとせ)に一年(ひととせ)たらぬ九十九髪(つくもがみ)
我を恋ふらし面影に見ゆ」
という和歌が『伊勢物語』にあります。

「九十九」は「次百(つぐもも)」が転じたもの、
また白髪の様子をツクモという水草に重ねたものといわれています。


《百寿・紀寿(ももじゅ・きじゅ)100歳 …ゆかりの色/白》
 
文字通り「百寿(ひゃくじゅ)」といわれたり、
一世紀を表わす「紀」に因んで「紀寿」ともいわれます。

「百(もも)」は数が多いことを表し、その語源は「モロモロ(諸々)」、
「モノモノ(物々)」等が転じたものといわれています。

六十歳を「下寿(かじゅ)」、八十歳を「中寿(ちゅうじゅ)」、
百歳を「上寿(じょうじゅ)」とすることもあります。


《茶寿(ちゃじゅ)108歳 …ゆかりの色/特になし》
 
合計が百八になる「十」「十」「八十八」の組み合せで成り立っている
「茶」の字を当てたものといわれています。


《皇寿(こうじゅ)111歳 …ゆかりの色/特になし》
 
合計が百十一になる「白(九十九)」「一」「十」「一」の組み合せで
成り立っている「皇」の字を当てたものといわれています。


《大還暦(だいかんれき)121歳 …ゆかりの色/特になし》
 
二回目の「還暦」を意味するといわれています。

    (http://www.jinjahoncho.or.jp/iroha/otheriroha/choju/

         <感謝合掌 平成29年12月16日 頓首再拝>

桃太郎は、精子と卵子が若返ったおじいさんとあばあさんの子だった - 伝統

2017/12/17 (Sun) 18:44:29



       *「病気が長引く人、回復がはやい人 胃腸が美しい人は長生きできる」
         江田証・著(P56~57) より

「トコトリエノール」「Nアセチルシステイン」「コエンザイムQ10」を摂ると、
精子の数と運動能力が増加することが証明されています。

女性の卵子の「卵の老化」をおさえる効果があるのが「メラトニン」であることが
RCT(randomized controlled trial)という研究結果で確かめられています。

日本昔話の「桃太郎」は、桃から生まれたことになっていますが、原本では、
桃を食べて若返った、おじいさんとおばあさんから生まれています。

霊的な食べものであった桃は、現在ではコエンザイムQ10とメラトニンなのです。
赤ちゃんが欲しい人は試してみる価値があります。

コエンザイムQ10もメラトニンも、サプリメントの形で入手することができます。
(ただし、メラトニンは市販されておらず、個人輸入している医師のもとで
入手できます)

ちなみに、桃は抗酸化作用が強く、高血圧、糖尿病の予防に役立つ
アンチエイジングフードです。

桃太郎の物語に登場するキビも、
ビタミンB1・B6やポリフェンールが多く、抗酸化作用が強い。

桃太郎は理にかなった話なのです。

             ・・・

(関連記事の紹介)

《精子の質で寿命がわかる》

       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年09月01日)より

酸化は私たちにどのような影響を及ぼすのでしょうか。

そのひとつが「不妊」です。
最近の不妊外来の特徴として、高齢男性が訪れる数が増えたことがあげられます。

生物学的には“ヒト”だけに限ってみられることですが、
「若い雌(女)と、高齢の雄(男)のカップルが子供をもうけたい」
というケースが増えているのです。

ただ、歴史をひもとくと、
徳川家康は66歳で16人目の子供をもうけていますし、
画家のピカソは62歳のときに40歳近く年下の女性と同棲し、
子供をつくりました。

子づくりとは無縁だという人も、
「精子の質が高い男性は長生きすることがわかっていて、寿命にも関わる」
となると他人事ではないでしょう。

子育てが終わった世代も、家康やピカソを見習うべきところがあるということです。


男性不妊の原因のひとつが「精子の質の劣化」です。
精子の質(数や運動能力)が悪い人の精液を調べてみると、
精液中の活性酸素が高いことがわかっています。

活性酸素とは人間が酸素を利用してエネルギーを作るときにできてしまう細胞毒です。
酸化が精子の質を劣化させているのです。

この毒細胞=活性酸素を消去する作用がある物質がビタミンA、C、Eです。
これらの抗酸化ビタミンを8週間投与すると、精子の数や運動能力が
大きく改善することがわかっています。

コエンザイムQ10を3カ月投与しても、同様の改善効果が証明されています。

活性酸素を増やさない工夫をすることは精子の質を高め、
健康長寿に大きく役立つ可能性があるといえるので、試してみる価値はあるでしょう。

 
ちなみに、女性は初産年齢が年々上がっていて、
2011年には初の30歳超えとなりました。

ここで問題となるのが卵子の老化ですが、
抗酸化力の高いメラトニンを投与すると卵子の質が高まり、
不妊改善に効果があることが「RCT」
(ランダマイズド・コントロールド・トライアル)という研究試験で確かめられています。

気になる人は医師に相談してみてください。

  (https://hc.nikkan-gendai.com/articles/166623

         <感謝合掌 平成29年12月17日 頓首再拝>

スペルミジンが細胞の寿命を延ばす - 伝統

2017/12/21 (Thu) 18:54:11


       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年06月09日)より

見た目が若々しい人は病気になりにくく、回復も早い。
「レジリエンス」が高いといえます。

さまざまな論文でも、見た目が若い人は長寿であることがわかっています。
つまり、若々しくいることが、レジリエンスを高めるのです。

アメリカ国立老化研究所は、権威ある一流科学誌「Cell」に
アンチエイジングに効果的だと認めてよい7つのものを発表しています。

それは、

①スペルミジン
②メトホルミン
③レスベラトロール

④ラパマイシン
⑤間欠的絶食(IF)
⑥カロリーリストリクション

⑦工夫された運動――です。

 
今回は「スペルミジン」について紹介します。

スペルミジンとはポリアミンに分類される有機化合物で、
すべての細胞内に存在します。

名前の由来が「精子=スペルマ」であるように、
精液の中に豊富に含まれている物質です。

細胞のお掃除作用(オートファジー)を促進し、
細胞の寿命を長くしてくれる働きがあります。


オートファジーは「自食作用」とも呼ばれ、
古くなったミトコンドリアを自分で食べて新しくする機構のことです。

人間は、酸素を取り込んで細胞のミトコンドリアという場所でエネルギーを作ります。
いわば、ミトコンドリアは人間のエネルギーを作るボイラーのようなもの。

ただ、古くなったミトコンドリアからはスス(活性酸素)が出て、
体を老化させる=レジリエンスを奪ってしまいます。

 
しかし、スペルミジンを摂取するとミトコンドリアの新陳代謝が生まれ、
新しく細胞が生まれ変わります。

つまり、老化を防いでくれるのです。

 
食品の中でスペルミジンを最も多く含んでいるのは納豆で、
味噌などの大豆の発酵食、麦、あわ、ひえといった胚芽を含んだ穀物にも豊富です。

ナッツ、キノコ類、貝の内臓、魚卵にも含まれています。
これらを半年間食べ続ければ、血中濃度が高まることが明らかになっています。

日本食は、レジリエンスをアップさせる最高のアンチエイジングフードといえそうです。

(https://hc.nikkan-gendai.com/articles/166638

<関連Web:「週刊現代」(2017.09.29)
       http://gendai.ismedia.jp/articles/-/52896 >

         <感謝合掌 平成29年12月21日 頓首再拝>

「健康長寿」の秘訣は? 運動、地域の絆、在宅医療… - 伝統

2017/12/29 (Fri) 17:07:31


       *Web:日本経済新聞(2017/12/25)より

日本経済新聞社の調査で、人口20万人以上の市区で老衰死の割合が男性でトップ、
女性で2番目に高かった神奈川県茅ケ崎市。健康長寿を支える取り組みを探った。

「継続すれば健康寿命を延ばすと思いますよー」。
12月中旬、市の施設であるケアセンター3階の大広間で開かれた
「転倒予防教室」で、健康運動指導士の磯川祐さん(38)は
約15人の高齢者に大きな声で呼びかけた。

教室は市の委託事業。参加者は数字や五十音を発声しながら
指、手、足を同時に動かす「脳トレ運動」で体を温め、全身を入念にストレッチ。

市独自の「ちがさき体操」で大きく体を動かし、
最後は高齢者でもやりやすいスクワットや腹筋などを実践しながら学ぶ。

 
転んで骨折し、入院をきっかけに寝たきり状態になる高齢者は少なくない。

磯川さんは「脳を働かせ、体幹などを鍛えることが転倒予防につながる」と勧める。

市街地では自転車や徒歩で移動する高齢者を多く見かける。
地元出身のタクシー運転手の男性は
「平たんな土地が多く、車で通れない路地も多いからね」という。

男性の母親は85歳。
「祭りなどを通じて地域のつながりが強い。母も近所付き合いで毎日飛び回って忙しそう」
と笑う。

「人々との絆が強いほど健康になる」。

健康格差を研究する米ハーバード大のイチロー・カワチ教授(社会疫学)は指摘する。

愛知県の高齢者を4年間追跡調査したところ、周囲への信頼感が低い地域は
要介護になる人が1.7倍多く、国内約200地域も同様の結果が出たという。

健康に暮らしていても高齢になれば医療を必要とする機会は増える。
茅ケ崎医師会在宅医療委員会の菅原一朗委員長は
「24時間態勢の往診から在宅のみとりまで対応する診療所は人口当たりで県内トップ」
と胸を張る。

市はかかりつけ医、看護師、介護職など多職種が集まる研修を開催し、連携を強化。
一人暮らしや老老介護の高齢者の情報を交換し、
かかりつけ医のいない高齢者が少ないという。

菅原委員長は「体が衰えても自宅で最期を迎えたいという高齢者が増えている」
と信頼関係の大切さを説く。

市が運営する国民健康保険が力を入れるのはデータの活用。
企業に委託して健康診断の結果や医療費データから
「どの疾患にいくら費やしているか」を詳細に分析し、
生活習慣病が重症化した腎不全などの対策が課題として浮かび上がった。

生活習慣病で亡くなる人が減れば老衰死の割合はさらに大きくなる。

今後は健診を受けながら異常を放置している人に、
医療機関への受診を促す取り組みなどを強化する。

「医療保険の財源には限りがある」と市国保の担当者。
「健康長寿を実現するには、優先する対策の検討が不可欠」という。

取り組みがうまくいけば、さらに健康長寿の高齢者は増えそうだ。

         <感謝合掌 平成29年12月29日 頓首再拝>

《何故人間は老衰するか》 - 伝統

2018/01/05 (Fri) 18:05:33


     *『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第12篇(P315) より

誰でも永久に若くありたいと考えるのに、老いるのは何故(なぜ)であろうか。
それは人類が過去に繰り返し経験した意識上の記憶から、その潜在意識に
「人間は年齢に随って老いる」と云う記憶をもっており、

それが人類意識の信念となっており、各個人は、人類意識の中(なか)に
生活する為に、多少とも、その影響を受けずにはいられないからなのである。


人体には常に新陳代謝が行なわれ、古き細胞が死滅し新しき細胞が造られ、
血管も皮膚も筋肉も内臓も、新細胞によって新たに再組織せられているので
あるから、「古い肉体」「老いたる肉体」など実際に存在する筈はないのである。

どんな高齢の肉体でも、すべて最近に再組織されたる「新肉体」なのである。
それなのにその「新陳代謝」が、老いたる、古びたる形や皺を備えているのは
何故(なぜ)であろうか。

新たに製造した皮革(ひかく)製品でも、それを”シボ革(がわ)”に
設計して製作すれば皺(しわ)の満ちた皮革(ひかく)製品に出来るような
ものである。

         <感謝合掌 平成30年1月5日 頓首再拝>

メトホルミンが細胞の寿命を延ばす - 伝統

2018/01/07 (Sun) 18:12:54


       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年06月16日)より

(アメリカ国立老化研究所は、権威ある一流科学誌「Cell」に
 アンチエイジングに効果的だと認めてよい7つのものを発表しています。
 それは、①スペルミジン②メトホルミン③レスベラトロール④ラパマイシン
 ⑤間欠的絶食(IF)⑥カロリーリストリクション⑦工夫された運動――です。)

メトホルミンは、WHO(世界保健機関)が糖尿病治療の必須医薬品として
選んだ4種類の薬のひとつで、日常の診療でも世界中で広く使われています。

肝臓の糖を作る働きを抑えたり、
筋肉での糖の利用を促すなどして血糖値を低下させます。

近年、血糖を下げるだけでなく、老化を遅延させて
寿命を延長する効果があることがわかってきました。

メトホルミンを飲むとカロリー制限と同様の効果があり、
動物実験ではインスリン感受性の増強やLDL(悪玉)コレステロールの
減少が見られ、寿命も延びています。

メトホルミンは、細胞を傷つけてしまう有害な活性酸素の量をわずかに上昇させるが、
それがむしろ細胞を強くして、細胞の寿命を延長させるという報告もあります

さらに、メトホルミンにはがんを予防する効果があることも
多くの研究で確認されています。
糖尿病の人は、糖尿病でない人に比べてがんになる確率が高いのですが、
メトホルミンを飲んでいる糖尿病患者は、がんになる人が少ないのです。

すでに血糖降下薬を服用していて、がんを予防したいという患者さんは、
医師に相談してメトホルミンを使ってみるのもいいでしょう。

健康な人が飲んでも低血糖を起こさないので、
抗加齢医学会の中にはメトホルミンを服用している医師もいます。

ただ、メトホルミンは医師による処方箋が必要な医薬品で、
胃の不調や下痢といった副作用があり、
妊婦、子供、腎臓疾患を抱えている人などは使用できません。
自己判断で服用するのはやめましょう。

今後、メトホルミンの研究がさらに進めば、糖尿病薬としてだけではなく、
アンチエイジングに効果的な薬として応用されるかもしれません。

         <感謝合掌 平成30年1月7日 頓首再拝>

細胞を浄化する2つの食事法 - 伝統

2018/01/08 (Mon) 18:06:51


       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年06月23日)より

(アメリカ国立老化研究所は、権威ある一流科学誌「Cell」に
 アンチエイジングに効果的だと認めてよい7つのものを発表しています。
 それは、①スペルミジン②メトホルミン③レスベラトロール④ラパマイシン
 ⑤間欠的絶食(IF)⑥カロリーリストリクション⑦工夫された運動――です。)

今回は「カロリー・リストリクション(CR)」と
「間欠的絶食(IF)」について解説しましょう。

CRは、一日の食事の総カロリーを、自由摂取時の摂取総カロリー量に対して
70~50%に制限する方法です。これを毎日続けるのです。

IFは、自由にカロリーを気にしないで食事を摂取する日と、
水以外は一切取らないという状態を、24時間おきに交互に行う方法です。

この2つの食事法を実践すれば、若々しく生きることができるのです。

人間は、加齢によって心臓肥大、心不全、心房細動(不整脈)といった
心臓の老化現象を起こすようになってきます。

CRを行うと、そうした心臓の老化を予防することができます。
加齢に伴う心臓の筋肉の肥大が抑えられ、リポフスチンという老化物質が
心筋にたまることを減らし、心筋の線維化が減少することがわかっているのです。


IFも同様で、心筋肥大が減り、心筋細胞の酸化ストレスが軽減します。
また、マウスの虚血再灌流障害モデルで心筋梗塞の領域が減ることもわかっています。

CRとIFによってこうした効果が生まれるのは、
サーチュインと呼ばれる長寿遺伝子が活性化し、
ケトン体が増えることでオートファジーという細胞の浄化作用が起こるためです。

実は、経済発展率がそれほど高くなくても、イスラム教が普及している国では
比較的平均寿命が長いことがわかっています。
これは、イスラム教の「ラマダン」という絶食の習慣が、
何らかの形で寿命に良い影響を与えていることを示唆していると考えられます。

ただし、IFは安全性の面で未確立な部分が多いため、
まずは「腹七分目の食事」=「CR」を心がけてみることをおすすめします。

         <感謝合掌 平成30年1月8日 頓首再拝>

フランス人は高カロリー食なのになぜ心筋梗塞が少ないのか - 伝統

2018/01/09 (Tue) 17:21:32


       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年06月30日)より

(アメリカ国立老化研究所は、権威ある一流科学誌「Cell」に
 アンチエイジングに効果的だと認めてよい7つのものを発表しています。
 それは、①スペルミジン②メトホルミン③レスベラトロール④ラパマイシン
 ⑤間欠的絶食(IF)⑥カロリーリストリクション⑦工夫された運動――です。)

今回は「レスベラトロール」について解説しましょう。

レスベラトロールは、赤ワイン、ブドウの皮、ピーナツの薄皮に含まれる
ポリフェノールの一種です。

1日150ミリグラムを1カ月間摂取すると、
ヒトにおいて長寿遺伝子といわれるサーチュイン遺伝子が活性化して、
インスリンの効きやすさ(インスリン感受性)が改善され、
血糖値が下がり、血圧が下がります。

つまり、抗メタボ効果が表れることがわかりました。


「フレンチ・パラドックス」という言葉があります。
フランス人は、毎日のようにチーズ、フォアグラ、肉といった
高カロリーなフランス料理を食べているのに、
欧州各国の中でダントツに心筋梗塞が少ないことが知られています。

このパラドックス(逆説)を表す言葉です。

これを解明するカギがレスベラトロールだと考えられています。
フランス人は高カロリーの食事を取っている一方、
抗酸化作用の強いレスベラトロールを豊富に含む赤ワインを常飲しているから、
心筋梗塞が少ないのではないかと言われているのです。

実はこのレスベラトロールは、前回、説明したカロリー・リストリクション(CR)
と同じ効果をもたらすことがわかっています。

CRとは、食事からの摂取総カロリー量を自由摂取時の70~50%に抑える方法です。
CRを実践すると、サーチュイン遺伝子が活性化し、
がん、脳梗塞、心筋梗塞、認知症などの加齢性疾患が減ることがわかっています。

アカゲザルの寿命が延長したという研究結果も報告されています。

もっとも、論文で効果が確認されている150ミリグラムのレスベラトロールは、
赤ワイン100本分に相当します。
実践するとなれば、現実的にはサプリメントで摂取するしかありません。

レスベラトロールには、酸化されやすく安定性の低いシス型と、
より安定性の高いトランスレスベラトロールがあります。

成分に「トランスレスベラトロール」と表示されているサプリメントがおすすめです。

         <感謝合掌 平成30年1月9日 頓首再拝>

激しい筋トレは動脈硬化を進める - 伝統

2018/01/10 (Wed) 19:34:21


       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年07月07日)より

(アメリカ国立老化研究所は、権威ある一流科学誌「Cell」に
 アンチエイジングに効果的だと認めてよい7つのものを発表しています。
 それは、①スペルミジン②メトホルミン③レスベラトロール④ラパマイシン
 ⑤間欠的絶食(IF)⑥カロリーリストリクション⑦工夫された運動――です。)

今回は、「適度な運動」について、紹介します。

ひとくちに「適度」といっても、
「いったいどれくらいの運動をすればいいのかわからないよ」という人も多いでしょう。

そこで、世界的に権威がある医学誌「ランセット」に掲載された、
日本人に近い民族である台湾人の研究データを紹介しましょう。

研究によると、「ちょっとつらいくらいの運動」=「汗ばむくらいの運動」を
1日15分行うと、死亡率が14%も下がることがわかりました。

さらに、そこから15分ずつ運動を延長していくと、
死亡率がさらに4%ずつ下がっていきます。

たった15分運動するだけで14%も死亡率が下がるのですから、
ズボラを自認する人にも朗報といえるでしょう。

ただ一方では、その運動を100分以上続行しても、
それ以上、死亡率は下がらないことも判明しています。

運動が大好きな人は別として、「費用対効果」を考えるなら、
100分以上運動を続けるよりは明日に余力を残しておき、
長く続ける方にエネルギーを振り分けたほうがいいということです。


運動すると、活性酸素という細胞毒が生まれますが、
体はこの毒を打ち消そうとして免疫力を高めます。
これを「ホルミシス効果」と呼びます。

運動とは、自ら少量の毒を作ることによって、健康効果をもたらすものなのです。
しかし、長すぎたり激しすぎる運動は、かえって活性酸素を増やしてしまい、
逆効果になってしまいます。

近年、「激しすぎる筋トレは動脈硬化を進めてしまう」こともわかりました。
数カ月の筋トレが14・3%も動脈スティフネス(動脈の硬さ)を増加させるのです。

たとえば、重量挙げの選手は「ウンッ!」と息を止め、
いきんでバーベルを持ち上げます。

その際、血圧もグッと上がるのですが、軟らかい血管ではその上昇に耐えられません。
血管がある程度硬くないともたないため、動脈硬化が進むのです。

特殊な環境にあるアスリートと、われわれ一般人は状況が違いますが、
筋トレによる動脈硬化を予防しておいた方がいいでしょう。

筋トレをした後は、必ずウオーキングなどの有酸素運動で運動を終える
工夫をすることが効果的だといわれています。

         <感謝合掌 平成30年1月10日 頓首再拝>

「カフェイン」「ココナツオイル」で長寿モード - 伝統

2018/01/11 (Thu) 19:51:26


       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年07月28日)より

これまで、アメリカ国立老化研究所が一流科学誌「セル」に発表した
アンチエイジング=レジリエンスを高めるために効果的な7つの方法を
紹介してきました。

(アメリカ国立老化研究所は、権威ある一流科学誌「Cell」に
 アンチエイジングに効果的だと認めてよい7つのものを発表しています。
 それは、①スペルミジン②メトホルミン③レスベラトロール④ラパマイシン
 ⑤間欠的絶食(IF)⑥カロリーリストリクション⑦工夫された運動――です。)


その最後となる今回は「ラパマイシン」を取り上げます。

以前も解説しましたが、長寿遺伝子である「サーチュイン遺伝子」を
活性化すると寿命が延びることがわかっています。

人間には、このサーチュインを介する経路のほかに、
もうひとつ重要な健康増進に役立つメカニズムがあります。

それが「mTOR」(エム・トール)という経路です。

エム・トールはタンパク質の一種で、
細胞の成長やタンパク質の合成に関わっています。

このエム・トールの働きを抑えると、長寿につながることがわかっています。

ラパマイシンは特殊な免疫抑制剤で、エム・トールの働きを阻害します。
09年に発表された報告では、ラパマイシンを投与した
マウスのオス10%、メス19%に寿命延長が確認され、脚光を浴びました。

ただし、ラパマイシンは臓器移植をした人など特殊な状況で使われる免疫抑制剤です。
服用している人には糖尿病の発症が増えるなどの副作用もあるため、
健康長寿を目的に使用するのは現実的でありません。


では、私たちがこの知識を生かすにはどうしたらいいでしょうか。

まずは「カフェイン」に注目です。
実は、カフェインの投与がエム・トールの働きを抑え、
酵母においてはこれが寿命延長効果のメカニズムであると考えられています。

ヒトでも、コーヒーやお茶を長期間摂取すると、
糖尿病、心臓病、アルツハイマー病といった病気が改善し、
長寿につながるデータが出てきています。

しかし、カフェインの過剰摂取は逆効果。
レギュラーコーヒーを1日1~3杯を目安に飲むといいでしょう。

 
2つ目が「ココナツオイル」です。
炭水化物を控え、ココナツオイルを取ると、
ココナツオイルに豊富に含まれている中鎖脂肪酸が体内でケトン体に変わります。

このケトン体がエム・トールを抑制し、
長寿遺伝子の「FOXO」(フォクソ)を活性化。
体を「長寿モード」にギアチェンジしてくれることがわかっているのです。

エキストラバージンココナツオイルを1日大さじ2杯を目安に摂取するのがおすすめです。

         <感謝合掌 平成30年1月11日 頓首再拝>

「糖の呪い」で皮膚はたるみ 骨はスカスカに - 伝統

2018/01/12 (Fri) 18:37:39


       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年08月04日)より

病気をはねのけ、病気にならないように心がけることはとても大切です。
しかし、いまの超高齢化社会において現実的にもっと重要なのは、
たとえ病気になってもポキッと折れてしまうのではなく、
バネのようにまた回復する力です。

そんな抗病力、回復力を「レジリエンス」と呼びます。

レジリエンスを身につけてタフな体をつくるには、
まず、体の「糖化」を防止することが肝心です。

加齢とともに体がさびる「酸化」は広く知られていますが、
糖化はまだそれほど浸透していません。

糖化とは、血糖が高い状態が長く続くことで体のタンパク質と糖が
ベタベタとくっついてしまい、タンパク質がボロボロと劣化し
細胞が老化してしまう状態です。

糖化が起こると、「AGE(終末糖化産物)」という
病的な物質が体の中で増えていきます。

このAGEが皮膚をたるませたり、骨をスカスカにしたり、
体のあちこちを老化させます。

さらに、AGEが蓄積されていくと、動脈硬化を引き起こし、
脳梗塞や心筋梗塞などを招きます。
認知症やがんの引き金になることもわかっています。

みなさんの中には、「健診で血糖が高いと指摘されているけど、
仕事で忙しいし、つらい症状があるわけではないから落ち着いたら治療しよう」
なんて思っている人もいるでしょう。

しかし、こうした考えは今すぐ改めることをおすすめします。

糖化は長く放っておくと、やり直しがきかない状態を招いてしまいます。
米国のDCCT-EDIC研究によると、高血糖の状態を6年半放置していると、
その後に改心していくら血糖治療を強化しても、
血管や腎臓の病気の発症リスクは減らせないことがわかっています。

いったんできてしまったAGEはなかなか分解することができず、
体内にどんどん蓄積していくためです。

まさしく「糖の呪い」といってもいいでしょう。
過去のツケによって、回復するためのレジリエンスは奪われてしまうのです。
後回しにすること、先送りにすることはリスクになります。

「糖の呪い」にかかる前に、今すぐ血糖を下げる努力を始めましょう。

         <感謝合掌 平成30年1月12日 頓首再拝>

「命のロウソク」テロメアを長く保つ - 伝統

2018/01/13 (Sat) 17:32:44


       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年09月08日)より

見た目が若い人は、レジリエンス(回復力、抗病力)が高く、長生きできる――。
信じられないかもしれませんが、本当のことです。

権威ある医学誌「BMJ」(英国医師会雑誌)には、
913組の双子を調べてみたところ、同じ遺伝子を持っているにもかかわらず、
見た目が老けている方が早死にだったという研究が報告されています。

その理由を調べてみると、
見た目が若い方は「命のロウソク」が長いことがわかりました。

人間には電池の残量のように、細胞の寿命を決めているモノがあります。
それが「テロメア」です。

人間の細胞の中には、DNAを格納している染色体があります。
この染色体は「X」の形をしていて、その四隅にテロメアがついています。
テロメアは、細胞が分裂するたびに短くなっていきます。

そして、ある程度まで短くなってしまうと細胞はそれ以上分裂できなくなり、
死んでしまうのです。


実際に、テロメアの長い人の方が長生きであることが
医学誌「ランセット」に報告されています。

また、テロメアが長い人は顔のシワが少なくて見た目が若く、
逆に短い人は動脈硬化の傾向が強く、
狭心症や心筋梗塞が多いこともわかっています。

命のロウソク=テロメアを長く保つことができれば、
レジリエンスを高めることができるのです。

その長短は多少の個人差はあるものの、努力することで短縮を予防できます。

そのひとつが、「ちょっと汗ばむ程度の運動」です。
同じ遺伝子を持っている双子で調べてみると、
運動の習慣を持っている方がテロメアが長いことがわかっています。

食生活では「葉酸」というビタミンがテロメアを保護してくれます。
葉酸はブロッコリーに多く含まれています。
また、赤ワインに含まれるポリフェノール「レスベラトロール」、
青魚に豊富な「EPA」、アミノ糖のひとつ「グルコサミン」もテロメアを守ります。

逆に、喫煙、過度なストレス、うつ状態などは
テロメアを短くする要素であることがわかっています。

テロメアを長く保てば見た目が若くなり、長寿につながります。
長くするのも短くするのも、あなたの生活次第です。

         <感謝合掌 平成30年1月13日 頓首再拝>

「胃」が健康なら病気になりにくい - 伝統

2018/01/14 (Sun) 17:56:15

       *Web:日刊ゲンダイ・ヘルスケア(2015年09月15日)より

これまで、レジリエンス(回復力、抗病力)を身につける方法を
いろいろと紹介してきましたが、それらを実践するためには、
まず「胃」を整えることです。

胃は単に食べ物を分解する臓器だと思っている方もいるでしょうが、
実は全身の健康につながる重要な臓器なのです。

たとえば、慢性胃炎がある人はアルツハイマー型認知症を発症する
リスクが2倍になるというデータがあります。

また、慢性胃炎がある人はパーキンソン病の薬が効きにくいこともわかっています。
胃の不調は、脳神経系にも大きな影響を与えているのです。

そればかりではなく、骨折しやすくなります。
慢性胃炎があると、骨の質を保つために必要なカルシウムや葉酸の吸収が落ちるため、
骨粗しょう症になりやすいのです。

さらに、慢性胃炎の人は動脈硬化を起こしやすく、
血管が詰まって脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクがアップすることもわかってきました。

人間は体の中に「ホモシステイン」という
老化物質(アミノ酸の代謝産物)を持っています。
人間の体を錆びつかせ、老化を促進させる悪玉の物質です。

ホモシステインが体の中でうまく解毒されないと、
体を錆びさせる「活性酸素」という毒素が増えてしまいます。
この活性酸素が体の中で暴れ回り、全身の血管が動脈硬化を起こすのです。

ホモシステインは、肝臓でビタミンB12と葉酸の助けを借りて、
「メチオニン」と「システイン」という体に有用なものに
分解されて置き変わります。

しかし、ピロリ菌に感染した慢性胃炎の患者は、
ビタミンB12と葉酸の吸収が悪いので欠乏気味になっています。

このため、ホモシステインが分解されず、有害な活性酸素が増えて
動脈硬化になりやすくなるのです。

他にも慢性胃炎があると、せっかくビタミンCのサプリメントを飲んでも、
胃液の中には有用なビタミンCが分泌されません。
糖尿病の血糖コントロールが改善しにくくなったり、
血液のがん(胃リンパ腫)や慢性じんましんを招いたりもします。

胃を整えることがレジリエンスを身につける第一歩なのです。

    (https://hc.nikkan-gendai.com/articles/164040

         <感謝合掌 平成30年1月14日 頓首再拝>

赤い色を身につけ、強いチーム、勝ち馬を応援する - 伝統

2018/01/18 (Thu) 22:11:34


         *Web:「病気が長引く人、回復が早い人」 より
               ~ 江田証(江田クリニック 院長)

(1)テストステロンは勝ち負けに反応する

   男性のホルモンのテストステロンは、長生きの為に大事なホルモンです。
   男性ホルモンではあるが、女性にも存在します。
   男女問わずテストステロンを効果的に出すための方法があります。

   強いチームを応援すること。スポーツ観戦でもなんでも、
   折に触れて強いチームを応援するといいのです。

   スポーツではないが、アメリカの大統領選挙において
   オバマ候補とマッケイン候補との戦いがマスコミで報じられました。

   オバマ候補が圧倒的に優勢となり、勝利が決定的になった時から
   マッケイン候補の陣営のテストステロン値が急速に下がって来た事が分かっています。

   テストステロンは勝ち馬に反応するのです。


   病気ひとつせず93才まで長生きした明治女・アンチエイジング女性が、
   楽しみは、夕方にTVで放映されるジャアント馬場のプロレスで、
   大きな声で  「馬場!」と声を上げて応援していました。

   このパワーこそ、テストステロンの真骨頂です。
   この明治女はテストステロンの高い女性だったのでしょう。
   いわゆる「男勝り」の典型です。

(2)赤いスポーツカーを見ると闘争心が増す

   強いチームが勝つ、それを応援することでテストステロンを増やす以外にも、
   ユニークな方法があります。赤いものを見るのです。
   テストステロンは赤いものを見ると増えることが分かっています。

   ヨーロッパを制したナポレオン。彼のマントは真っ赤です。

   昔から還暦を迎える方、に贈られるちゃんちゃんこも赤です。

   当時はまだ、赤いものでテストステロンが増えるという、
   科学的な証明はされていなかったでしょうが強さや若々しさ、
   闘争心をあらわすことは、共通認識だったのでしょう。

   赤いちゃんちゃんこにも、
   老いずに若々しくいて欲しいと言う期待が現れているのです。

   赤いスポーツカーを見ると、テストステロンが増えるという報告もあります。

   例えば赤いものを机の上に置いておき、ことあるごとに眺めたり、
   勝負事の時に活用する、こういう習慣も長生きには効果的です。

(3)強い横綱、デイトレーダーの共通点とは?

   エストステロン値の高い人ほど出世する傾向にあります。
   テストステロン値が高い人ほど相撲では番付が高いし、
   デイトレーダーでは高収入があることが分かっています。

   他にも、テストステロン値が高い男性は薬指が長いのですが、
   米国の研究では薬指が人差し指より長い人には次のような傾向が見られる。

   女性には好かれる、子供が多い、サッカーや陸上競技で運動能力が高い、
   陰茎が大きいことが分かっています。

   しかし最近の若者には、あまり勝負を好まない草食系の男性が多い。
   現代の学校や社会には適正な競争が不足していると思う。
   学校の運動会でも順番をつけたくないのです。
   手をつないでゴールするところがあるそうです。

   昔は試験の結果も、順位が1~50番の成績優秀者は廊下に名前が貼り出されたものです。

   人間は、自分の得意なことをできるだけ早いうちに見つけて
   それを磨くと人生が充実すると思っています。
   無競争の状態では、自分が他人と比べて何が劣っているのか分かりません。

   負けることは、悪いことばかりではありません。
   負けを認めることで、努力のし甲斐も分かるし、色々な方向を模索もします。
   また、別の自分の色々な側面を、発見する糸口にもなるのです。

   このような健全な競争から、健康が手に入ります。
   男らしい男が競争するするのではなく健全な競争をするから男らしくなる。
   負けを怖がらず、挑戦して競争してみる。

   自分の体裁や勝ち負けにこだわらず、大いなるものの為に一肌脱いで見る。
   そんな考え方も、若さとレジリエンスを保つには大切なのです。

   (http://www.long-life.net/newpage1663.html#0

         <感謝合掌 平成30年1月18日 頓首再拝>

プチ断食で長寿遺伝子を活性化させる - 伝統

2018/01/19 (Fri) 19:37:13


         *Web:「病気が長引く人、回復が早い人」 より
               ~ 江田証(江田クリニック 院長)

(1)ドイツのクリスマスはアンチエイジングに効果的・・・
   ドイツには、クリスマスに4週間断食する(アドベント)と言う習慣があります。

   クリスマスと言うと日本では、イルミネーションの中、恋人や家族と
   楽しそうに街を歩き、素敵なデイナータイムを過ごす。
   と思っている人が多いでしょう。

   本来、クリスマスはキリストが誕生した厳粛な日です。

   (中略)

   ドイツでは「アドベント」のあいだ罪を償い、断食を行い、
   キリストの降臨を待ちます。

   実はこの断食が、長寿につながることが分かっています。

(2)栄養を断つとDNAの傷が治り、細胞死が減る・・・
   食事から摂るエネルギーを7割にすると、テロメアを伸ばすことができますが、

   一定期間食事を断つと、さらに「長寿遺伝子(サーチュイン)が活性化するのです。
   長寿遺伝子とは、細胞の修復に関わる遺伝子です。

   断食するとマイトファジーと言う機構が働き、
   傷ついた細胞の中のミトコンドリアが分解され、新しくなります。
   新陳代謝が活発になるのです。

   これによってテロメアも保護されます。
   栄養を断つことで、体のエネルギーを作るミトコンドリアを増やしたり、
   体の錆の基になる酸化ストレスを減らし、DNAの傷を修復できます。

   細胞にあらかじめプログラミングされている死(アポトーシス)も減るのです。

(3)脳のアルファー波を増やし、精神的なダメージまで軽減・・・
   断食は胃腸が悪い人、特に内視鏡検査などでは異常がないのに胃痛があったり、
   もやれたりする「機能性ディスペプシア」患者にも効果があります。

   断食すると食べ物から糖や脂肪を摂れなくなるため、
   脳のエネルギー源であるグリコーゲンが足りなくなります。

   すると脳は、蓄積している脂肪から分解したケトン体を利用して、
   活動するようになります。ケ

   ケトン体は、神経の異常な興奮を抑える役割を果たします。

   聖書に「てんかんを治す為には祈るか、断食するしかない」と書かれているが、
   これは実に理にかなっている のです。

   断食によって、ケトン体が増え、これが脳のアルファ波を増やし、
   不安や緊張を覚えた時に出るペータ波が減ります。
   そのため、精神的な問題による胃腸の不快な症状も、軽減されるのです。

(4)断食すると目の乾きも治る・・・脳の変化によって、自律神経の働きも改善します。
   抹消の臓器にもいい影響を与えることが分かっています。

   健康の為に行う断食を、ファステイング(断食)と言い、
   東北大学には絶食療法の実績があり、10日間の絶食の後、5日かけて
   元の食生活に戻していく入院治療が行われています。こ

   の治療は健康保険も適用されるほどです。

   最近ではファスチングにより、目にもよい効果が現れることが分かっています。
   網膜細胞が活性化し、網膜の状態がよくなるのです。

   また、エネルギー制限をすることによって、目の乾きで苦しむ
   ドライアイの患者さんの涙の分泌量が増えることも分かっています。

   いつも腹八分目、エネルギーを少なめにしておくほうが、体がきれいになるのです。

   クリマスは、忘年会やらパーテイが重なる飽食の時期です。
   浮かれている街に背を向けて、プチ断食で胃を休め、自らを省みながら平和を祈る。

   すると神様が、長寿と言う命のごほうびを下さるのです。
   ドイツ風のクリスマスの過ごし方を、少し真似てみるのもいいのではないでしょうか。

     (http://www.long-life.net/newpage1661.html )

         <感謝合掌 平成30年1月19日 頓首再拝>

「疲れる、面倒くさい」ではなく、体を動かす - 伝統

2018/01/21 (Sun) 17:52:04


         *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年01月21日)より

【「疲れる、面倒くさい」という言葉】

   (医師、矢作直樹氏の心に響く言葉より…)

   たとえは悪いのですが、からだの維持は「蟻地獄(ありじごく)」に似ています。
   しっかりと前に進まないと、ずるずる後ろ(下)へと落ちます。

   前に進む、つまり常にからだを動かす、鍛えていなければ、
   ずるずると衰え、さまざまな病気になりやすくなるのです。


   皆さんの多くが望んでいる死に方は「ピンピンころり」でしょう。
   長いこと寝たきりになる状態を望む人などいません。

   でも、と考えます。

   ピンピンころりと旅立つためには、まずピンピンしていないといけません。
   普段から元気でないといけません。
   そのためには、もっとからだを動かすこと。


   「疲れる、面倒くさい」

   そう考え、楽なほうへと流されないでください。


   また、からだは「借り物」という事実をお忘れなく。
   私たちのからだは、なるたけ傷をつけずに、
   他界するその日に天へとお返ししなければなりません。

   その意識がなければ、からだへの感謝の念も生まれません。

   
   すこやかに生きる。
   身軽に、無理なく生きる。


   私たちは皆、地球に住まわせていただいています。

   「お天道さまに、生かされている」

   この事実を、いつも忘れたくないものです。

         <『身軽に生きる』海竜社>

              ・・・

「疲れる、面倒くさい。こういう気持ちが強いと
からだが衰える、つまり老化も早いのです」

と矢作氏は言う。


好きなことや、習慣になっていることを面倒くさい、と思う人はいない。

逆に、苦手なことや、嫌いなこと、必要ないと思っていること、
時間がかかりそうなことなどは、面倒だと思ってしまう。

その中の一つが、歩くことや体を動かすこと。


現代は、車社会だ。

特に、公共交通機関の発達していない地方では、
ほんとちょっとした距離でも、車で動いてしまう。

都会に住んでいる人より、田舎暮らしの人の方が運動不足、
という変な現象にもなっている。


「疲れる、面倒くさい」という言葉を使わず…

体を動かす習慣を身につけたい。

         <感謝合掌 平成30年1月21日 頓首再拝>

過剰な糖はNG! インスリンの出過ぎが細胞を老化させる - 伝統

2018/01/23 (Tue) 19:03:06


        *Web:日経Goodayからだケア(2018/1/15)より

(1)細胞の機能を衰えさせ、老化を進める要因とは?

  ①「見た目の美しさや若々しさは生きる原動力になるもの。
   全身の細胞の状態が健康なら、肌もきれいになる」と話すのは、
   東海大学の石井直明教授。

   「細胞の働きが低下すると肌の新陳代謝のリズムも乱れる。
   体内の各臓器の機能が衰えてくるし、神経の伝達速度が遅くなり、
   基礎代謝も低下する。
   このように全身の機能が衰えることを『老化』という」(石井教授)。

  ②では何が細胞の機能を衰えさせ、老化する要因となるのか。
   25年以上にわたり老化の基礎研究を行ってきた石井教授は、

   「遺伝子研究などからわかったことは、
   インスリンを出しすぎると確実に老化が進むということ」と話す。

   「膵臓から分泌されるインスリンは、炭水化物や砂糖などが
   消化されてできるブドウ糖をエネルギーとして使ったり貯蔵しておくため、
   細胞内に取り込む役割を担っている。

   問題は、現代人の多くがお菓子やジュースなどで糖をとり過ぎる
   傾向にあること」(石井教授)。

   一度に大量の糖をとると、それを処理するためインスリンが
   たくさん出るからだ。そのうえ過剰な糖は、体内のたんぱく質と結合して
   変性・劣化させ、『糖化』を起こす。

   糖化は肌のたるみや動脈硬化、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)など、
   老化や病気の要因となる」(石井教授)。

(2)糖のとり過ぎは活性酸素を大量に発生させる!

  ①「活性酸素は細胞内のミトコンドリアがエネルギーを産生する過程で発生し、
   本来はウイルスや細菌などを攻撃して体を守る役割を担っている」
                              (石井教授)。

   「しかし、糖がたくさんあるとそれをどんどんエネルギーに変えよう
   とするため、活性酸素も増加する。大量の活性酸素は正常な細胞まで攻撃し、
   ダメージを与える。
   この細胞の酸化が、シミやシワなどの肌の老化や生活習慣病などの要因となる」
                               (石井教授)。
 
  ②糖をとり過ぎないようにするのはもちろん、
   「何を食べるか」ということもアンチエイジングのうえで重要だ。

   それを示すのが、石井教授がセンター長を務めていた
   東海大学大学院ライフケアセンターが2009年9月から3カ月間、
   高齢者を対象に行った健康調査。

   「毎日運動しているのに、なぜか血液状態が悪い人がいる」という
   意外な結果が出たという。

   「運動は血流を促進するため、血液状態が良くなるはずなのに、
   なぜそういう結果になったのか。詳しく調べてみると、偏食気味で、
   脂っこい食品を好んで食べているなど、普段の食生活に問題がある
   ことがわかった」(石井教授)。

 (http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/18/122600003/122700001/?ST=bodycare

         <感謝合掌 平成30年1月23日 頓首再拝>

体内時計の乱れが老化を加速する! - 伝統

2018/01/24 (Wed) 17:35:52


        *Web:日経Goodayからだケア(2018/1/17)より

体内時計の乱れが老化を加速する!
第2回 メラトニンをうまく使って老化スイッチをオフ


今回は、生体リズムの専門家である東京医科歯科大学の服部淳彦教授に話を聞いた。
老化の速さは、体内時計の乱れと密接に関係しているという。


「老化のスピードには、体内時計の乱れが大きく関係していることが、
近年の研究でわかってきた」と話すのは、生物の生体リズムに詳しい
東京医科歯科大学教養部の服部淳彦教授。

体内には、体を活動や休息に適した状態にしたり、
体温やホルモン分泌を変動させる1日のリズムがある。
このリズムをつくるためのシグナルを発するのが体内時計だ。

体内時計は時計遺伝子によってコントロールされている。

「時計遺伝子に何らかの異常が起きて体内時計が乱れると、
老化のスピードが速まったり、メタボリックシンドロームになりやすくなることが
動物を使った研究からわかっている。

また、昼夜交代制勤務など生活リズムが不規則な人は、
生活習慣病などのリスクが高いという報告もある」(服部教授)。


《老化予防にはメラトニンをきちんと分泌させることが大事》

そこで力を発揮するのが、体内時計の情報を伝えるメラトニンという物質だ。

「メラトニンには基本的に、夜間に分泌量が増え、
昼間の分泌量は少ないという明確なリズムがある。
全身の細胞に“夜が来た”という時刻情報を伝え、
睡眠や休息を促す役割を担っている」(服部教授)。

睡眠は新陳代謝を促す成長ホルモンの分泌を高める。
老化予防にはメラトニンをきちんと分泌させて深い眠りを得ることが重要だが、
「夜に強い光を浴びるとメラトニンの分泌が抑制されて、寝つきが悪くなったり、
眠りが浅くなりやすい」(服部教授)。

「とくに気をつけたいのが就寝前のスマートフォン。
液晶画面のブルーライトが網膜に強い刺激を与え、
脳に『朝だ』と誤った認識をさせてしまう」(服部教授)。

  (http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/18/122600003/011000002/?ST=bodycare


《メラトニンを多く含む野菜》

食品     可食部100gメラトニン量

ケール(幼葉) 4.30 μg
オーツ麦 0.18 μg
スイートコーン 0.14 μg
稲     0.1 μg
カイワレ大根 0.09 μg
ケール     0.07 μg
アシタバ 0.06 μg
ショウガ 0.06 μg
バナナ     0.05 μg
春菊     0.04 μg
大麦     0.04 μg

この表から分かるのは、

「ケールの幼葉を1キロ食べれば、
人間の体内で作られるメラトニン量と同等になる」

→ 食べ物からメラトニンをたくさん摂るのは、現実的に考えると無理です。

《メラトニンの原料を食べ物から摂ればいい》

(1)メラトニンの原料になるのは、「トリプトファン」という物質です。
   トリプトファンはアミノ酸の一種なので、タンパク質の多い食品
   (肉、魚、乳製品など)に豊富に含まれています。

(2)トリプトファン自体は人体では生成できません。
   メラトニンは生成できても、その原料は生成できないんです。
   そのため、かならず食べ物から摂取する必要があります。

   トリプトファンを含む食べ物
    → http://www.berry-counseling.com/1236/

   手軽に摂取するには、納豆がよいかも。

   納豆1パックを朝食に追加するだけで、
   トリプトファン摂取量を大幅に上げることができます。
   納豆1パックを50gとすると、約120mgのトリプトファンが摂れます。
   この量は、成人男性(体重60kg)の一日あたりの必要摂取量と同等です。


(3)ちなみに、メラトニンの分泌量は加齢とともに減少します。

   (http://www.berry-counseling.com/1677/

         <感謝合掌 平成30年1月24日 頓首再拝>

Re: 長寿 ③ - vkfgzkzrpzMail URL

2020/08/29 (Sat) 16:11:12

伝統板・第二
vkfgzkzrpz http://www.guf5rq8c669y146j15nb9lpi600pt2n7s.org/
[url=http://www.guf5rq8c669y146j15nb9lpi600pt2n7s.org/]uvkfgzkzrpz[/url]
<a href="http://www.guf5rq8c669y146j15nb9lpi600pt2n7s.org/">avkfgzkzrpz</a>

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