伝統板・第二

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明治天皇御製(4) - 伝統

2017/10/15 (Sun) 03:34:23

【明治天皇御製】

  述懐   (明治37年)

 ほどほどに 身をも心も つくすこそ 人とうまれし つとめなりけれ



    それぞれ分に応じて、身も心もつくすことこそ、
         この世に人間として生まれて来た者のつとめである。



【明治天皇御製】

  松  (明治42年)

 あらし吹く 世にも動くな 人ごころ いはほにねざす 松のごとくに



    どのように嵐の吹き荒れる世の中の変動に直面しても
      人は心を動揺させることがあってはならない。、
        たとえば巌の上に根を張っている松のように
          不動の心でいたいものだ。

・・・

<関連Web>

(1)当掲示板内「明治天皇御製(1)」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6492813

(2)当掲示板内「明治天皇御製(2)」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6541848

(3)当掲示板内「明治天皇御製(3)」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6684573

           <感謝合掌 平成29年10月15日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2017/10/30 (Mon) 04:44:29

【明治天皇御製】

 寄日祝 (明治三十五年)

  さしのぼる 朝日の光 くもりなく さかえむ國を わがいのるかな


      さし昇る朝日の光のように、曇りなく国が栄えることを、私は祈っている。



【昭憲皇太后御歌】

  いかさまに 身はくだくとも むらぎもの 心はゆたに あるべかりけり


      どのように身を打ち砕き、力を尽くし、忙しい仕事に熱中するときでも、
      心はいつも落ちついて、広く豊かに、ゆとりを持つように心掛けることが
      大切です。
       (http://markdadao.hatenablog.com/entry/20121115/1352990680

  (https://plaza.rakuten.co.jp/leamalaki/diary/201107190000/


           <感謝合掌 平成29年10月30日 頓首再拝>

【 明治天皇御製 】 - 伝統

2017/11/15 (Wed) 04:54:59

【 明治天皇御製 】


  術懐   (明治37年)

   ほどほどに 身をも心も つくすこそ 人とうまれし つとめなりけれ


     それぞれ分に応じて、身も心もつくすことこそ
         この世に人間としてうまれて来たもののつとめである。

        ・・・

【 明治天皇御製 】

  道  (明治37年)

   遠くとも 人のゆくべき 道ゆかば 危(あやふ)き事は あらじとぞ思ふ


     人生の行路をゆく者は、たとえその道が遠くても、
         人として進むべき正しい道を歩いてゆくならば、
            危険なことは決してないと思う。


           <感謝合掌 平成29年11月15日 頓首再拝>

【 明治天皇御製 】 - 伝統

2017/12/04 (Mon) 04:09:20

【 明治天皇御製 】


  道   

   ならび行く 人にはよしや おくるとも ただしき道を ふみなたがへそ
   

     多くの人々と並んで行く世の中で、
       たとえ、他の人々にはおくれることがあっても
         あまり急いで、正しい道をふみあやまらないでほしいです。

  (http://increscent.exblog.jp/9678112/

        ・・・

【 明治天皇御製 】

  慎独

   人知れず 思う心の よしあしも 照らしわくらむ 天地(あめつち)のかみ


     誰にもわからないであろうと、心の中でひそかに思うことでも、
       天地の神々は、ちゃんと其の善悪をば、
         ご存知であるにちがいありません。

   (http://blog.goo.ne.jp/since2007_1984/e/9a091d243777c60160639cc82af3a24e

           <感謝合掌 平成29年12月4日 頓首再拝>

【 明治天皇御製 】 - 伝統

2017/12/27 (Wed) 03:23:26

【 明治天皇御製 】


  術懐   (明治43年)

   おのが身は かへりみずして ともすれば 人のうへのみ いふ世なりけり


     自分自身のことはかえりみをしないで、ともすると
       他人のことばかり、あれこれと悪しざまに言う世の中である。

        ・・・

【 明治天皇御製 】


  神社  (明治17年)

   をしめども 今年はくれぬ あたらしき 初日のかげに いざやむかはむ

 
     いくら惜しんでも今年1年は暮れてしまった。
       さあ 新しい年の初日の光に向かって新しい歩みを踏み出そう。

           <感謝合掌 平成29年12月27日 頓首再拝>

【明治天皇御製】~新年を迎えて - 伝統

2018/01/02 (Tue) 04:42:53


新年望山  (明治九年)

   新しき 年を迎へて ふじのねの 高きすがたを 仰ぎみるかな

             ・・・

鶯入新年語  (明治十一年以前)

   あたらしき 年のほぎごと いふ人に おくれぬけさの 鶯のこゑ

             ・・・

新年祝言 (明治十二年)

   あらたまの 年もかはりぬ 今日よりは 民のこゝろや いとゞひらけむ

             ・・・

新年望山 (明治十九年)

   年のたつ あしたに見れば ふじのねの 雪の光も あたらしきかな

             ・・・

新年   (明治三十七年)

   神風の 伊勢の宮居の 事をまづ 今年も物の 始にぞきく
 
             ・・・

新年祝   (明治三十七年)

   あしはらの 国のさかえを 祈るかな 神代ながらの としをむかへて

             ・・・

新年山    (明治三十八年)

   富士のね に匂ふ朝日も 霞むまで 年たつ空の のどかなるかな

             ・・・ 

新年祝道    (明治三十八年)

   たちかへる 年のほぎごと 敷島の 道によりてぞ 民もいひける

             ・・・
 
をりにふれて   (明治三十八年)

   あたらしき 年のたよりに 仇の城 ひらきにけりと きくぞ嬉しき

             ・・・

新年宴会    (明治三十九年)

   新しき 年のうたげに うれしくも かはらぬ人の つどひけるかな

             ・・・

新年松     (明治四十年)

   あたらしき 年のほぎごと きくにはに 万代よばふ 軒のまつかぜ

             ・・・

新年雪     (明治四十二年)

   新しき 年のほぎごと きゝながら 花とちりくる 雪をみるかな

             ・・・

新年雪     (明治四十三年)

   田に畑に 雪ぞつもれる 民の為 ゆたかにと思ふ 年の始に

             ・・・ 

新年宴会     (明治四十三年)

   新しき 年のうたげの にはもせに つどへる人を 見るがうれしさ

           <感謝合掌 平成30年1月2日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2018/01/20 (Sat) 03:56:57

【明治天皇御製】

  神祇   (明治37年)

 あしはらの 國のさかえを 祈るかな 神代ながらの 年をむかへて



    神代ながらに変わらない新年を迎え、
      (豊葦原の瑞穂の国とよばれた)
         豊かな日本の国の繁栄をお祈りします。



【明治天皇御製】

  をりにふれたる  (明治35年)

 梓弓(あずさゆみ) やしまのほかにも 波風の しずかなる世を われいのるかな



    昔から大八島といわれる日本だけでなく、他の国々までも広く、
      波風が立たずしずかで平和な世であることを祈るのだ。


・・・

以下は、明治神宮に関連したWebからの紹介です。

(1)平成30年(2018年)は、明治元年(1868年)から起算して満150年の年に当たります。
   【明治150年記念】

   聖徳記念絵画館では、明治天皇のご生涯を軸とした
   幕末から明治にかけて起こった出来事を80枚の巨大壁画で描き、展示しています。


  ① 聖徳記念絵画館
    → http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/

  ②《年譜》明治天皇とその時代
    → http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/important/032128.html

  ③絵画館の壁画でたどる明治時代 1月編
    → http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/important/010634.html

(2)慶応4年(明治元年)3月14日、
   明治天皇は京都御所紫宸殿に公卿・諸侯以下百官を集め、
   維新の基本方針を天地の神々にお誓いになりました。
    → http://www.meijijingu.or.jp/about/3-3.html


   《五箇条の御誓文の内容と現代語訳》

   一 広ク会議ヲ興シ 万機公論ニ決スベシ

     (広く会議を開いて、すべての政治は、世論に従い決定するべき)

   一 上下心ヲ一ニシテ 盛ニ経綸ヲ行ウベシ

     (治める者と人民が心をひとつにして 盛んに国家統治の政策を行うべき)

   一 官武一途庶民ニ至ル迄 各其志ヲ遂ゲ 人心ヲシテウマサラシメンコトヲ要ス

     (公家と武家が一体となり、庶民にいたるまで、志をとげ、
      人々の心をあきさせないことが必要)

   一 旧来ノ陋習ヲ破リ 天地ノ公道ニ基クベシ

     (古い悪習を破り 国際法に基づくべき)

   一 智識ヲ世界ニ求メ 大ニ皇貴ヲ振起スベシ

     (知識を世界に求め、おおいに天皇政治の基礎を盛んにすべき)

       (http://www12.plala.or.jp/rekisi/gokajyougoseimon.html


(3)明治神宮初詣Web
   季節の街歩き 平成30年1月 だるま市と明治神宮祈願祭
     → https://4travel.jp/travelogue/11318115?page=3

           <感謝合掌 平成30年1月20日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2018/02/05 (Mon) 04:11:24

【明治天皇御製】

  柱   (明治42年)

 橿原の とほつみおやの 宮柱 たてそしめしより 國はうごかず



    橿原の遠い祖先、すなわち神武天皇が橿原の地に鳥居を造営し、
      初めて国をお建てになって以来、我が国はゆるぎもありません。




【明治天皇御製】

  をりにふれたる  (明治37年)

 いしにへの 御代の教に もとづきて ひらけゆく世に たたむとぞ思ふ



    遠い御代の教えにもとづいて、
      新しく開けてよく世の中に対処して行こうと思います。


           <感謝合掌 平成30年2月5日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2018/02/20 (Tue) 04:02:25


【明治天皇御製】

 天地も うごかすばかり 言の葉の まことの道を きはめてしがな


      この広大な天地をも感動させるほどの、
      歌の言葉にこめる人の心のまことの道を、
      深くきわめたいものである。


      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 6月9日) 


             ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 かずしれず 実をむすびたる 梅が枝の わかばおもげに つゆぞおきける


      数え切れないほどの多く実をむすんでいる梅の枝の、
      若葉には重たげに露がおいています。



      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 6月12日) 


           <感謝合掌 平成30年2月20日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2018/03/05 (Mon) 04:52:52


【明治天皇御製】

  をりにふれたる   (明治38年)

 世の中の 事ある時に あひぬとも おのがつとめむ ことな忘れそ



    世の中の何か大事が起こった時に出逢ったとしても、
      そういう時こそ自分が果たすべき務めを忘れないことが大切である。




【明治天皇御製】

  人  (明治41年)

 道をだに ふみたがへずば 世の中の 人のこころは やすくぞあらまし



    正しい道をさえ踏みちがえなかったなら
      世の中の人の心というものはきっと安らかなことであるだろうに。


           <感謝合掌 平成30年3月5日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2018/03/22 (Thu) 03:32:07


【明治天皇御製】


 石上(いそのかみ) ふるごとぶみを ひもときて 
           聖(ひじり)の御代の あとを見るかな
 

      遠い昔に書かれた書物を深く読み込んで、
        聖帝の御代のご治績を偲び学ぶことは、
            心たのしいことである。



      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 6月11日) 


             ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 みづがきの 松の根ざしの ゆるぎなき 国のさかえを 神はもるらむ
 

      神殿を囲む瑞垣の内に、
         しっかり根ざしている松のように
           揺るがぬ国の栄を、神は護っていて下さることでしょう。



      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 6月14日) 


           <感謝合掌 平成30年3月22日 頓首再拝>

明治天皇御製にみる『古事記』の大切さ - 伝統

2018/03/23 (Fri) 04:01:07

(上の記事に関連して)

         *Web:「ブログ山ちゃん1952」(2018年03月18日)より

 【 石上(いそのかみ)ふるごとぶみをひもときて 
                 聖(ひじり)の御代のあとを見るかな 】


石上は枕詞で「ふる」にかかります。
ふるは「振る」「古」「古し」というコトバが次にきます。

ふるごとふみとは古(ふる)事(こと)記(ふみ)となり『古事記』を云っています。

聖の御代とは聖帝の歴代の御蹟(みあと)つまり、
歴史をみることが『古事記』を紐解くことにより把握が出来るのであります。

次の句にも

 【 かみつ代のことをつばらにしるしたる 書をしるべに世を治めまし 】

神代の事を詳らかに記したる書(古事記)をしるべは標と書きますので、
導きて世を治めましょう。



このように明治天皇は『古事記』の大切さを説かれています。

『古事記』を知ることにより、より大切な日本の歴史を知ることが大切であります。

http://tecnopla1011.blog.jp/archives/74889193.html より転写)

           <感謝合掌 平成30年3月23日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2018/04/14 (Sat) 03:23:48

【明治天皇御製】

  誠
 
 鬼神も 泣かするものは 世の中の 人の心の まことなりけり 

   
   『まこと』こそ人間の最高表現といえます。

   人間は『まこと』によってのみ、
   その持っている以上のことを実現することが可能になるのです。

      (Web:思ひつくまま書き記す(2016年06月12日)
        https://ameblo.jp/kotodama-1606/entry-12169798903.html )

        ・・・

【 明治天皇御製 】

   誠

  目に見えぬ 神にむかひて はぢざるは 人の心の まことなりけり


    誰も見ていないからと人の道に反するようなことをする人が多い昨今、
    みんながこんな真(誠)の心を持っていると良いですね。

        (明治神宮おみくじ)


        ・・・

【 明治天皇御製 】

   誠

  とき遅き たがひはあれど つらぬかぬ ことなきものは 誠なりけり



    物事を為し遂げるまでには、人によって早い遅いの違いはありますが、
    どんな時でも、誠実な心さえあれば、その志を貫き通すことが出来ます。


    誠から出発したことは、必ず成し遂げられます。
    どんなに巧みな手段方法でも、真実がなければ、成功はおぼつかない。
    正直者が馬鹿をみるといいますが、最後の勝利は誠実にあるのです。

    要約すれば「誠実は成功の基です」ということです。

        (明治神宮おみくじ)


        ・・・

【 明治天皇御製 】

   誠

  何事に おもひ入るとも 人はたゞ 誠の道を 踏むべかりけり


    何を行うにしても 誠(まこと)の道を歩きなさい。


     (「明治天皇御製讀本」より
         http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1028596

           <感謝合掌 平成30年4月14日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2018/05/04 (Fri) 04:27:13

【明治天皇御製】


 かみつ代の ことをつばらに しるしたる 書をしるべに 世を治めまし


      大昔の出来事を、くわしく書き記した書物をみちしるべとして、
      世の中を治めてゆきたいものだと思う。

 
      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 6月17日) 


             ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 さとゐせし 昔はゆめと なりぬれど おやのいさめは わすれざりけり
 

      生家に居りました頃のことは、今ではもう夢のような思い出ですが、
      親の教訓は忘れることができません。

      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 6月20日) 


           <感謝合掌 平成30年5月4日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2018/06/02 (Sat) 03:17:06


【明治天皇御製】


 かりそめの 言の葉草も ともすれば ものの根ざしと なる世なりけり
 

      ほんのちょっとした時に言うなにげない言葉も、
       ともすると重大なことの原因となる世の中であることだ。


 
      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 6月21日) 


             ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 いかさまに 身はくだくとも むらぎもの 心はゆたかに あるべかりけり
  

      どのように身を打ち砕き、力を尽くし、忙しい仕事に熱中するときでも、
      心はいつも落ちついて、広く豊かに、ゆとりを持つように
      心掛けることが大切です。


      人生の航路は決して平穏ではありません。
      多くの難関を乗り越えなければなりません。
      たとえ、骨身を砕くような時でも、
      心はいつも平静に豊かに心がけることが大切です。
      この心がけが健康長寿の基であり、万事成功の秘訣です。


      (Web:http://markdadao.hatenablog.com/entry/20121115/1352990680) 


           <感謝合掌 平成30年6月2日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2018/07/01 (Sun) 04:11:15


【明治天皇御製】


 くに民が こころごころに すすみゆく みちにはさはる ものなくもがな
 

      国民がそれぞれ思い思いに志して進んでゆく人生の道には、
      いささかの障害物もなく順調であってほしいものだ。


 
      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 6月25日) 


             ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 思ふ事 いふこと道に あたりなば 神のこころも 動かざらめや
  

      思うこと、言うことが人としての道理にかなっているならば、
      神の御心も決して動かないはずはありません。


      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 7月14日) 


           <感謝合掌 平成30年7月1日 頓首再拝>

明治天皇御製~(日淸日露戦争)時 - 伝統

2018/08/02 (Thu) 04:50:31

        *Web:『御製に學ぶ日本の心』より抜粋

  戰ひの にはに立つ身を いかにぞと 思へば花も みるこゝちせず


     《歌意》
 
     あの嚴しい環境の戰場で戰つてゐる兵士達を思へば、
     私は、とても花などを観賞する心になれはしない。

               ・・・

  たへがたき 暑さにつけて いたでおふ 人のうへこそ 思ひやらるれ


     《歌意》

     戰によつて傷を負つた兵士が、堪へ難いこの暑さの中で
     傷が重くなつてしまはぬか心配でならない。

               ・・・

  いたでおふ 人のみとりに 心せよ にはかに風の さむくなりぬる


     《歌意》
 
     戰によつて傷ついた兵士の看病をしつかり行つて欲しい。
     にはかに寒さが嚴しくなつて來た此の頃であるから。 

  (https://ameblo.jp/kotodama-1606/entry-11589849183.html

           <感謝合掌 平成30年8月2日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2018/09/03 (Mon) 04:57:42

【明治天皇御製】


 いにしへの 御代の教に もとづきて ひらけゆく世に たたむとぞ思ふ



      遠い昔の御代の聖賢の教えにもとづいて、
      新しく開けゆく世の生き方に対処してゆこうと思う。


      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 7月3日) 


             ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 花になれ 実をもむすべと いつくしみ おほしたつらむ やまと撫子
  
      

      花のように美しくなりなさい、しっかりした心の実をむすびなさいと、
      常日ごろ慈愛ふかい教育をしてこそ、やまとなでしこと言われる
      すぐれた日本の女性は育てられてゆくはずです。それが教師のつとめです。


      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 7月24日) 


           <感謝合掌 平成30年9月3日 頓首再拝>

【明治天皇御製】~靖国神社 - 伝統

2018/10/03 (Wed) 03:26:11

【明治天皇御製】

 をりにふれて  (明治三十八年)


 萬代もふみのうへにぞのこさせむ

  國につくしし臣(おみ)の子の名は


      (Web:靖国神社 平成30年10月拝殿掲示) 



【明治天皇御製】

  明治7年(1874)、1月27日、
  明治天皇が初めて招魂社(後の靖国神社)に参拝された折に
  お詠みになられた御製


 我國の 為をつくせる 人々の 名もむさし野に とむる玉かき


     国のために尊い大切な生命を捧げた方々の御霊を慰め、
     その事を忘れずに永く後世に伝えること。


     (https://ameblo.jp/hajikamijinja/entry-10300108995.html

           <感謝合掌 平成30年10月3日 頓首再拝>

明治節、清明心の日 - 伝統

2018/11/03 (Sat) 03:45:14


          *「光明道中記」(11月3日)

【至上の愛は神と偕なる時おのずから出来る愛だ。(『生命の實相』第十一巻)】


   さしのぼる朝日のごとくさわやかにもたまほしきは心なりけり


明治天皇とこの御製を拝誦し奉る毎に朝日の如き無我の心境が思われるのである。

何故(なにゆえ)朝日はあんなにさわやかなのだろうか。

それは新たに生まれたからである。
手垢がついていないからである。

心に手垢がついていないと云うことが、
こんなにも清明(さわやか)な姿を顕わしめるのである。

太陽には我はない。そのままである。従順である。
さしのぼる時がきたとき差しのぼり、
沈むときには沈んで悲しむと云うことがない。
落日を悲しいと見る者は見る人の心の反影に過ぎない。

烈々と照っても功を誇らず、常に跡をのこすことを求めず、
来って驕(おご)らず、去って悲しむと云うことがないのである。

而も一切衆生として、一物(もつ)として、その恩恵を受けないものはない。

まことに広大無辺なる姿である。

吾々の《いのち》は太陽より来る。
吾等太陽の如く生きんかな。
吾等は太陽の子だ。清明心の子だ。

どんな時にも光のみを見るのが日本人である。

よろこべ、勇み、楽しみ、潔(きよ)く前進せよ。

           <感謝合掌 平成30年11月3日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2018/12/02 (Sun) 04:16:31


【明治天皇御製】

 かぎりなき世にのこさむと国のため たふれし人の名をぞとどむる



    この世のあるかぎり後の世にまで伝えのこそうとの思いで、
    国のために死んでいった人々の名前を、しっかりと留め残すのである。

      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 7月13日) 



【昭憲皇太后御歌】


 軒づりのしのぶにかけしすずのねも きこえてすずし夏の夕風


     軒端にかけた「つりしのぶ」の風鈴の音もゆらぎ聞こえてきて、
     夏の夕風がいっそう涼しく感じられます。

      (Web:明治天皇御製 昭憲皇太后御歌とその口語訳 8月4日) 


           <感謝合掌 平成30年12月2日 頓首再拝>

【明治天皇御製】~新年を迎えて - 伝統

2019/01/01 (Tue) 04:16:49


新年望山  (明治九年)

   新しき 年を迎へて ふじのねの 高きすがたを 仰ぎみるかな

             ・・・

新年   (明治十一年以前)

   あらたまの 年をむかへて 諸人と ともにぞいはふ 千代のことのは

             ・・・

鶯入新年語  (明治十一年以前)

   あたらしき 年のほぎごと いふ人に おくれぬけさの 鶯のこゑ

             ・・・

新年祝言 (明治十二年)

   あらたまの 年もかはりぬ 今日よりは 民のこゝろや いとゞひらけむ

             ・・・

新年望山 (明治十九年)

   年のたつ あしたに見れば ふじのねの 雪の光も あたらしきかな

             ・・・

新年   (明治三十七年)

   神風の 伊勢の宮居の 事をまづ 今年も物の 始にぞきく
 
             ・・・

新年祝   (明治三十七年)

   あしはらの 国のさかえを 祈るかな 神代ながらの としをむかへて

             ・・・

新年山    (明治三十八年)

   富士のね に匂ふ朝日も 霞むまで 年たつ空の のどかなるかな

             ・・・ 

新年祝道    (明治三十八年)

   たちかへる 年のほぎごと 敷島の 道によりてぞ 民もいひける

             ・・・
 
をりにふれて   (明治三十八年)

   あたらしき 年のたよりに 仇の城 ひらきにけりと きくぞ嬉しき

             ・・・

新年宴会    (明治三十九年)

   新しき 年のうたげに うれしくも かはらぬ人の つどひけるかな

             ・・・

新年河     (明治三十九年)


   あらたまの 年たちかへる 河波に しめかざりせし 舟もみえけり



新年松     (明治四十年)

   あたらしき 年のほぎごと きくにはに 万代よばふ 軒のまつかぜ

             ・・・

新年雪     (明治四十二年)

   新しき 年のほぎごと きゝながら 花とちりくる 雪をみるかな

             ・・・

新年雪     (明治四十三年)

   田に畑に 雪ぞつもれる 民の為 ゆたかにと思ふ 年の始に

             ・・・ 

新年宴会     (明治四十三年)

   新しき 年のうたげの にはもせに つどへる人を 見るがうれしさ

           <感謝合掌 平成31年1月1日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2019/01/30 (Wed) 04:43:31


  靖国神社靖国便り-睦月  29.1.27『1月拝殿掲示』

【明治天皇御製】
       
  新年祝      (明治45年)

   新年(にひどし)を いはふあしたは ちはやふる
     
       神代にかへる ここちこそすれ


明治神宮資料より

【明治天皇御製】

 日にそひて けしきやはらぐ 春の風

       よもの草木に いよいよふかせぬ


【昭憲皇太后御歌】

 みそのふの 松の嵐も やはらぎて

       ゆうべのどかに 梅が香ぞする

           <感謝合掌 平成31年1月30日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/02/01 (Fri) 05:00:02

【明治天皇御製】

 新年  (明治45年)

 さしのぼる 朝日のかげを あふぎみて くもらぬ年の はじめをぞしる

    直線に昇ってくる朝日のように、
    さわやかな気分を常に持ちたいものである。

           ・・・

【明治天皇御製】

 神祇

 目に見えぬ 神にむかひて はぢざるは 人の心の まことなりけり

    目に見ることのできない神に向かい、
    少しも恥ずかしくない清らかな正しい心境というものは、
    誠の心で、それはわれわれにとって最も貴いものである。

           <感謝合掌 平成31年2月1日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/02/21 (Thu) 04:50:55

  述懐 (明治42年)

 かたしとて 思ひたゆまば なにごとも なることあらじ 人の世の中

 (むずかしいからといって、為すべき事を怠るようでは、
  人の世の中のことは、決して成功するものではありません)

          ・・・

【明治天皇御製】

  雪  (明治17年)

 ふりつもる ゆきふみわけて とふ人の ふかきこころも 見ゆるけさかな

 (雪の降り積もった今朝は、わざわざ雪を踏み分けてまで
  訪れてくれる人の、深い心まで見えるような気がします) 

           <感謝合掌 平成31年2月21日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/03/05 (Tue) 02:21:06

【明治天皇御製】

 さまざまの うきふしをへて呉竹の よにすぐれたる 人とこそなれ


 (訳)

  竹の幹が多くの節を持って、どんな風雪にも堪えられるように、
  人はさまざまの艱難辛苦(かんなんしんく)を凌いで、
  はじめて世の中に優れた人となるのです。


   (https://blogs.yahoo.co.jp/junsyjunsyjunsy/10099314.html より)


【明治天皇御製】

 あさみどり 澄みわたりたる 大空の 広きをおのが 心しみがな


 (訳)

  浅緑色に晴れて澄み渡った大空のように、
  広い大きな心をお互いの心として、日々の生活に励みたいものです。
     (心は広く大きく)

   (https://hosokawa18.exblog.jp/28059225/ より)

           <感謝合掌 平成31年3月5日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/03/20 (Wed) 03:25:26

【明治天皇御製】

  < 山 (明治四十一年) >

 萬代の 國のしづめと 大空に あふぐは富士の たかねなりけり

  (千代には千代に益々発展するこの日本の鎮護として、
   いつも大空に仰ぐのは富士山の気高い姿である。

   その姿に恥じる事のない立派な国となるよう、
   互いに努めていきましょう。)

            ・・・

【明治天皇御製】

  < 述懐 (明治四十年) >

 ゆるされて まなびの窓を いづる子よ 思はぬ道に ふみな迷ひそ

  (学業がなり、卒業することを許されて、この学び舎から巣立っていく子よ。
   今は考えてはいないような良からぬ生き方に踏み込み、
   何もわからないような状態にならぬよう気をつけなさい。)

           <感謝合掌 平成31年3月20日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/04/02 (Tue) 04:31:26

【明治天皇御製】

 神風の五十鈴の宮をあふぐかな

           身ははるかなる家にありても


 (この身は伊勢から遥か遠く離れた地に居ても、
   五十鈴川の上流に鎮座する伊勢の神宮の有り難さに両手を合わせます。)

    (http://www.esakajinja.or.jp/20sanpaikinen.html より)



【明治天皇御製】

 おもひ入る 道は千すぢにかはれども

            まことのほかに ふむ道はなし


 (人が進んで行く道は、たくさんの枝分かれがあって
  どの道を進むか迷うのが世の常です。
  しかし、迷ったときは「誠の道」を選ぶことが大事です。)

    (http://www.esakajinja.or.jp/20-1sanpaikinen(H28,29).html より)
     (上記アドレスをクリックしてもエラーとなります。
      アドレス全体のコピペにより、該当HPへ誘導されます)

           <感謝合掌 平成31年4月2日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/04/24 (Wed) 04:04:07

【明治天皇御製】

  < 折にふれて (明治三十七年) >

  さまざまの うきふしを經て 呉竹の よにすぐれたる 人とこそなれ


  (竹の幹が多くの節を持って、どんな風雪にも堪えられるように

   人はさまざまの艱難辛苦を凌いで、はじめて世の中に優れた人となるのです。)

            ・・・

  < 鶯 (明治三十四年) >

  春つげて なくうぐひすの はつこゑは 人のこころを 花にするらし

  (春を告げる鶯の初声は、

   冬の間春を待っていた人々の心を華やいだ気持ちにさせてくれるのです。)

           <感謝合掌 平成31年4月24日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2019/05/02 (Thu) 04:24:05

【明治天皇御製】

  <をりにふれたる  (明治37年)>

  いにしへの 御代の教に もとづきて ひらけゆく世に たたむとぞ思ふ


  (遠い昔の御代の聖賢の教にもとづいて、
    新しく開けていく世の生き方に対処してゆこうと思う)


【昭憲皇太后 御歌   (明治十二年以前)】

  みがかずば 玉の光はいでざらむ 人のこころも かくこそあるらし


  (宝石も磨かなければ光を放ちません。
   それと同様に、人の心も研鑽を積まなければすぐれた徳をもつことはできません)


・・・


(上)【御製】小國神社2019.04.04
http://www.okunijinja.or.jp/season/?vol=220#anc


(下)【御歌】小國神社2019.04.13
http://www.okunijinja.or.jp/season/?vol=222#anc

           <感謝合掌 令和元年5月2日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/05/15 (Wed) 04:18:23


 < 折にふれて (明治四十年) >

 世の中の 人におくれを とりぬべし すすむ時に すすまざりせば

  (世の中は日進月歩で、絶えず進歩しています。

   日頃の努力を怠るようなことがあれば、
   進むべきときに進むことができず、世間から取り残されてしまうでしょう。)


            ・・・

  < 梅 (明治二十五年) >

 咲きそめし かきねの梅の ひと枝を おみのためにと 手折りつるかな

  (美しく咲く垣根の梅を、普段尽くしてくれる臣下に見せてやりたいと思い、
   一枝手折り持ち帰りましょう。)

           <感謝合掌 令和元年5月15日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2019/06/02 (Sun) 04:07:27

【明治天皇御製】

  いかならむ 事にあひても たわまぬは わがしきしまの 大和だましひ


  (どんな困難障害に際会してもひるむことがないのが、
   わが日本の国々の人々が持つ大和だましいというものである。)



【昭憲皇太后 御歌】

  ふきかえす 藤の若葉の 朝風に かくれし花の みゆるうれしさ


  (藤の若葉をひるがえして過ぎる朝風に、
   葉かげの花がときおり見えるのはうれしいことです)


・・・


(上)【御製】小國神社2019.05.14
http://www.okunijinja.or.jp/season/?vol=224#anc


(下)【御歌】小國神社2019.05.13
http://www.okunijinja.or.jp/season/?vol=223#anc

           <感謝合掌 令和元年6月2日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/06/18 (Tue) 04:15:37


  < 孝 (明治三十九年) >

 たらちねの 親につかへて まめなるが 人のまことの 始なりけり


  (心をこめて、父母にお仕えすることが、
   人のまことの行ないの始まりで、
   これが広く社会生活を営む基本となるのです。)

            ・・・

  < 更衣 (明治四十三年) >

 なつ衣 かへし朝(あした)は うなゐ子も こころかろげに あそぶなりけり


  (すずしい夏の衣服に着替えた朝は、ほんの幼い子供までが、
   心も軽やかにのびのびと遊んでいることである。)、

           <感謝合掌 令和元年6月18日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2019/07/03 (Wed) 05:00:05


【明治天皇御製】

  薄くこく みどりかさなる 夏山の 若葉のいろの なつかしきかな


  (緑が重なり濃淡の美しい夏山の、
    若葉の新緑の色を見ると懐かしく感じるものだ)



【昭憲皇太后 御歌】

  くさふかき 夏の野はらも 人のゆく みちひとすぢは うづもれずして


  (草深い夏の野原も人が通る一筋の道だけは草に覆われないように、
    人の道も正しい道は決してうずもれないでしょう)


・・・


(上)【御製】小國神社2018.04.26
http://www.okunijinja.or.jp/season/?vol=205#anc


(下)【御歌】小國神社2018.04.29
http://www.okunijinja.or.jp/season/?vol=206#anc

           <感謝合掌 令和元年7月3日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/07/19 (Fri) 04:37:54

【明治天皇御製】

  < 心 (明治三十八年) >

 しのびても あるべき時に ともすれば あやまつものは 心なりけり



   人の心というものは、耐え忍んでいなければならないときに、
   つい辛抱しきれずに、軽はずみなことをして
   取り返しのつかない失敗をするものです。


            ・・・

【明治天皇御製】

  < をりにふれて (明治三十八年) >

 雨すぎて みどりにはれし それみれば 日かげは夏に なりにけるかな


  
   うっとうしい梅雨がすぎさってみどりに晴れ上がった空を見ると、
   日ざしはすっかり夏のさわやかさになったことだ。

           <感謝合掌 令和元年7月19日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/08/02 (Fri) 04:44:24

【明治天皇御製】

 言の葉に あまる誠は おのずから 人のおもわに あらはれにけり


   (人の言葉に言い尽くせないほどの真心というものは、
            人の表情にあらわれるものである)



【明治天皇御製】

 くに民が こころごころに すすみゆく みちにはさはる ものなくもがな


   (国民がそれぞれに志して進んでいく人生の道には、
         障害がなく順調に進んであってほしいものだ)

・・・


(上)【御製】小國神社2018.05.24
http://www.okunijinja.or.jp/season/?vol=205#anc


(下)【御製】小國神社2018.06.09
http://www.okunijinja.or.jp/season/?vol=206#anc


           <感謝合掌 令和元年8月2日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/08/18 (Sun) 04:46:53

【明治天皇御製】

   心 (明治四十五年)

 いかならぬ ことある時も うつせみの 人の心よ ゆたかならなぬ


  
   いつ、どのような思いがけない変事が起きても、
   世の中の人々の心は、あわてふたねくことなく、
   広く豊かであってほしいものです。


            ・・・

【明治天皇御製】
  
   をりにふれて (明治三十四年) 

 民のため 年ある秋を いのる身は たへぬあつさも いとはざりけり



   国民のため実り多い秋を祈るこの身は
   たえきれないような夏の暑さも、少しも苦にならないことだ。

           <感謝合掌 令和元年8月18日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/09/02 (Mon) 05:03:24

【明治天皇御製】

  けさよりは 春たつけふの 天つ風 よもの梢に吹くものどけき



   立春を迎えたこの朝風やあたりの木々の梢に吹き渡る風も
   心なしかのどかに感じられるものだ


【明治天皇御製】

  いにしへの 御代の教に もとづきて ひらけゆく世に たたむとぞ思ふ




   遠い昔の御代の聖賢の教にもとづいて、
   新しく開けていく世の生き方に対処してゆこうと思う

・・・

(上)【御製】小國神社2019.03.21

(下)【御製】小國神社2019.04.04

http://www.okunijinja.or.jp/season/#anc

           <感謝合掌 令和元年9月2日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/09/16 (Mon) 03:49:56

【明治天皇御製】

  < 日 (明治四十ニ年) >

 さしのぼる 朝日のごとく さはやかに もたまほしきは こころなりけり


  (空高く昇っていく朝日のように、いつも清々しく、
   明るく爽やかな心を持ちたいものです。)

            ・・・

  < 雨のふりつづくころ (明治三十五年) >

 はれまなき 雨につけても 思ふかな ことしの秋の みのりいかにと


  (晴れ間なく長雨が降り続くにつけて、
   国民の生活はどうであろうかと心配になります。
   今年の秋の収穫はどうであろうか。)

           <感謝合掌 令和元年9月16日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2019/10/02 (Wed) 04:23:18


【明治天皇御製】

  いかならむ事にあひても たわまぬは わがしきしまの 大和だましひ

 
   どんな困難障害に際会してもひるむことがないのが、
   わが日本の国々の人々が持つ大和だましいというものである。

・・・


【昭憲皇太后 御歌】

  みがかずば 玉の光はいでざらむ 人のこころも かくこそあるらし


   宝石も磨かなければ光を放ちません。
   それと同様に、人の心も研鑽を積まなければ
   すぐれた徳をもつことはできません


(上)【御製】小國神社2019.05.14

(下)【御歌】小國神社2019.04.13

           <感謝合掌 令和元年10月2日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2019/10/15 (Tue) 03:38:44

【明治天皇御製】

  < 松 (明治四十ニ年) >

 あらし吹く 世にも動くな 人ごころ いはほにねざす 松のごとくに


  (たとえ、どのように嵐が吹き荒ぶ激しい世の中の変動にあっても、
   あの巌の上にどっしりと根を張っている松の大木のように、
   しっかりとした信念を持って、心を動揺させてはなりません)

            ・・・

  < 秋風 (明治三十四年) >

 しげりあふ 森の下みち 椎の實も をりをりおちて 秋風ぞふく


  (枝々が繁りあう森の下道。
   そこに、椎の実もはらはらと落ちてきて、秋風がふいていることだ。)

           <感謝合掌 令和元年10月15日 頓首再拝>

【明治天皇御製】【昭憲皇太后 御歌】 - 伝統

2019/11/02 (Sat) 05:02:12

【明治天皇御製】

  花となり 実となる見れば 草も木も なべてつとめの ある世なりけり


   (花を咲かせて実になるのを見ていると、
    草も木も世の中すべてのものに定まった役目があるものだ
    と思われれる)



【昭憲皇太后 御歌】

  ふきかえす 藤の若葉の朝風に かくれし花の みゆるうれしさ


   (藤の若葉をひるがえして過ぎる朝風に、
    葉かげの花がときおり見えるのはうれしいことです)



(上)【御製】小國神社2017.05.30

(下)【御歌】小國神社2019.05.13

           <感謝合掌 令和元年11月2日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2019/11/16 (Sat) 04:57:17


【明治天皇 御製】(明治37年)

  かりそめの 言(こと)の葉草も ともすれば ものの根ざしと なる世なりけり


   (ほんのちょっとした時に言う何気ない言葉も、
    ともすると重大なことの原因となる世の中であることだ。)




【昭憲皇太后 御歌】(明治41年)

  さまざまの ものおもひせし のちにこそ うれしきことも ある世なりけれ


     (いろいろ心配したり苦しんだりした後に
      初めて真の歓びや楽しみというものがやってきます。
      これが世の中というものです。)



(上)【御製】吉田神社2017.06.21

(下)【御歌】吉田神社2017.06.23

    (http://tweettunnel.com/yoshidajinja

           <感謝合掌 令和元年11月16日 頓首再拝>

【明治天皇 御製】 - 伝統

2019/12/02 (Mon) 04:57:41

【明治天皇 御製】


  目にみえぬ 神の心に かよふこそ 人の心の まことなりけれ 


    神様のお姿は私たちの目で見ることはできません。
    そのお声も聞くことはできません。
    そのような神様の心に叶うためにはどうすればよいのでしょうか。

    それには日頃の生活のなかで、
    常に浄・明・正・直の心を大事にすることです。

    「浄」は「清らかな心」、
    「明」は「明るい心」、
    「正」は「正しい心」、
    「直」は「素直な心」のことです。



【明治天皇 御製】


  おもひ入る 道は千すぢに かはれども  まことのほかに ふむ道はな


    人が進んで行く道は、たくさんの枝分かれがあって
    どの道を進むか迷うのが世の常です。

    しかし、迷ったときは「誠の道」を選ぶことが大事です。



(上)【御製】素盞嗚尊神社(江坂神社)平成28年1月

(下)【御製】素盞嗚尊神社(江坂神社)平成28年2月

   ( http://www.esakajinja.or.jp/20-1sanpaikinen(H28,29).html )

           <感謝合掌 令和元年12月2日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2019/12/17 (Tue) 04:48:05


【明治天皇 御製】

 歳慕  (明治17年)

  をしめども 今年はくれぬ あたらしき 初日のかげに いざやむかはむ

     (http://sukurari1945.blog48.fc2.com/blog-date-20161225.html )


      いくら惜しんでも今年一年は暮れてしまった。
      さあ、新しい新年の初日の光に向かって新しい歩みを踏み出そう。


 歳暮  (明治38年)

  おもふこと なしをへぬまに あらたまの 年はくれにも なりにけるかな


      ああしよう、こうしようと思っていたことを
      まだなし終えないうちに、今年もきづかぬうちに
      年の暮れになってしまったことである。



【昭憲皇太后御歌】

 歳暮   (明治21年)

  うつばりの ちりもはらひて 玉すだれ かけあらたむる 年の暮れかな

     ( http://sukurari1945.blog48.fc2.com/blog-date-201812.html )

           <感謝合掌 令和元年12月17日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2020/01/02 (Thu) 04:57:35

【明治天皇 御製】

  いそのかみ 古きためしを たづねつつ 新しき世の こともさだめし


    (新奇を好みたがるは免るべからざる人情であるが、
     万事、古き歴史を持っていることを忘れてはならない。
     今後新しい世の中に必要な事を定めるにも
     故事来歴よく古来の習慣を尋ねて、新しい事物を定めるように。)



【昭憲皇太后御歌】

  へだてなく いつつのくにに 交わるも こころもまこと ひとつなりけり


    (世界の国々と親しく交流す売るためには、
      まごころ(嘘偽りのないこころ)が最も大切です。)


https://divinus-jp.com/archives/45464

           <感謝合掌 令和2年1月2日 頓首再拝>

【明治天皇 御製】 - 伝統

2020/01/17 (Fri) 04:26:26

【明治天皇 御製】

  新年祝  ( 明治三十七年 )

   あしはらの 国のさかえを 祈るかな 神代ながらの 年をむかえて


    (古くから 「 葦原の中つ国 」 とたたえた、
     この日本の国の永遠の榮えを神に祈ることだ。
     神代のままに変わることのない新年を迎えて。)



【明治天皇 御製】

  天  ( 明治三十七年 )

   あさみどり 澄みわたりたる 大空の 廣きをおのが 心ともがな


     (浅緑色に澄み渡りたる此の大空の如く、
       宏々としたのを自分の心としたいものだ。)


           <感謝合掌 令和2年1月17日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2020/02/02 (Sun) 04:05:20


【明治天皇 御製】

   <2014年 明治神宮1月掲示>

 【明治天皇 御製】

    さしのぼる 朝日のかげを あふぎみて くもらぬ年の はじめをぞしる


 【昭憲皇太后 御歌】

    あたらしき 年の初日に ふじのねの 雪さへ匂う 朝ぼらけかな

            ・・・


   <2017年 明治神宮1月掲示>

 【明治天皇 御製】

    てまりつき はねつくこらの 聲すなり しずかなる世の 年のはじめに


 【昭憲皇太后 御歌】

    あらたまの 年たつけの 朝日かげ 池の氷に うつるまばゆさ


         (Web:テディベアテラス(2017年01月20日)
      https://plaza.rakuten.co.jp/teddybearterrace/diary/201701200000/

           <感謝合掌 令和2年2月2日 頓首再拝>

【明治天皇 御製】 - 伝統

2020/02/16 (Sun) 04:03:11


【明治天皇御製】

  < 山 (明治三十七年) >

 おほぞらに そびえて見ゆる たかねにも 登ればのぼる 道はありけり


  (大空に高くそびえ立っているけわしい峯々にも、
   登って行けば、自然と登りえる道はあるものです。
   必要なのは、頂上を究めようとする勇気と努力です。)

            ・・・

【明治天皇御製】

  < 冬夜 (明治三十五年) >

 夜をさむみ ねざめの床に おもふかな 雪にうもれし 里はいかにと


  (あまりの夜の寒さに眠りからさめて、床の中であれこれと思案することだ。
   深い雪に埋もれている里はどんなに寒いことだろうと。)

           <感謝合掌 令和2年2月16日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2020/03/02 (Mon) 04:16:19


  < 寄国祝 (明治三十八年) >

     うけつぎて まもるもうれし ちはやふる 神のさだめし うらやすの国


     (「受け継いで守ることも嬉しいことであるよ、
      神のお定めになった心やすらかな日本の國は」との大御心と拝し奉ります。)


    (http://sukurari1945.blog48.fc2.com/?mode=m&no=3350

    (http://sukurari1945.blog48.fc2.com/blog-entry-3350.html


【明治天皇御製】

  < 新年 (明治三十七年) >
    
     朝づく日 とよさかのぼる 大空に のどかなる世の 年たちにけり

    (http://sukurari1945.blog48.fc2.com/?mode=m&no=366 )

           <感謝合掌 令和2年3月2日 頓首再拝>

Re: 明治天皇御製(4) - drkvdjdmmqMail URL

2020/08/29 (Sat) 16:11:13

伝統板・第二
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