伝統板・第二

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ひかりの一日一言31~肉体の苦痛はどこからくるか - 伝統

2017/10/01 (Sun) 03:59:05

(【完全健康の言葉】)

吾が生きている生命(せいめい)は無限の生命(せいめい)である。
それ故に吾は完全に健康である。

吾がいだいている愛は無限の愛である、
それ故に吾れは完全に幸福である。

吾が心に宿る智慧は無限の智慧である、
それ故に吾れは平和であり調和である。

今われは平和と、安心と、及び漲る力の感じとに満たされているのである。

吾れは神の無限の生命(せいめい)の内に生きているのである。
無限の愛の内に生きているのである。
無限の智慧の内に生きているのである。

無限の智慧、無限の愛、無限の生命(せいめい)なる
吾が親(みおや)なる神に感謝いたします。

               (谷口雅春著『日々読誦三十章経』より)

・・・

<参考『日々読誦三十章経』>

(1)谷口雅春先生をお慕いする掲示板 其の弐[901]
   日々読誦三十章経(経言)    (お経のみ)

   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yuyu6&mode=res&log=101


(2)谷口雅春先生をお慕いする掲示板 其の弐[55]
   日々読誦三十章経         (「真理に就いての瞑想」と「お経」)
   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yuyu6&mode=res&log=17

・・・


ひかりの一日一言《1日》

《1日 苦痛は心にある》

若しあなたの肉体に苦痛が起って来た場合、
その苦痛を実在だと思ってはなりません

苦痛と云うものは心の状態なのです。
肉体は単なる物質として存在する限り苦痛は感じられない筈です。

所謂る「物質」には知覚がないからです。
心が苦痛を感じ、心が苦痛を「実在」として感ずる限りに於て
苦痛は益々増大するのです。

あなたの腋の下を人にさわらせて御覧なさい。
心がそれを気にもとめねば何ともないのです。
心がそれを擽(くすぐ)ったいと気にし始めるならば、
いくらでも擽ったくてたまらなくなるでしょう。

物質的事実はそれを心につかまなければ何ともないのです。
心にそれをつかみ始めるとき苦痛や擽ったさがでて来るのです。
「病気だ」と思うとき、心がその病気をつかみます。

其処から苦痛がはじまるのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P252~253) より

           <感謝合掌 平成29年10月1日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《2日》 - 伝統

2017/10/02 (Mon) 04:13:29


《2日 「間違ったレントゲン写真」》

集団検診で自分の胸部のレントゲン写真をとって貰って、
そこに大きな黒い影や空洞が写っていることを指摘せられます。
そして明らかに肉眼で見て、自分は結核に侵されているのだと信じます。

すると、今まで元気であった活力が肉体から抜け去り、
無限の疲労感が全身に覆いかぶさって来てほとんど動けなくなります。

ところがそのレントゲン写真は、番号の隣の人のレントゲン写真であって、
写真の順序がくるっていたので間違ったのだとわかった時には、
一ぺんに其の人の疲労感や、胸の重圧感はなくなって、
活力が全身にみなぎって元気になって来ます。


胸を結核菌にやられていると云う考えを捨てなさい。

胸を結核菌におかされていると思って常に胸に心を集中していると、
其処に血液は停滞し充血を来(きた)して新陳代謝が不完全となり、
若し病菌がいるならば却って病菌が繁殖し易くなるのです。

心が病気を作り、心が病気を治すのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P254) より

           <感謝合掌 平成29年10月2日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《3日》 - 伝統

2017/10/03 (Tue) 04:40:23


《3日 無いものはナイ》

心を一転しなさい。
現象はどうあろうとも、現象は結局うつり変る姿ですから
気にとめないで、あなたの実相の完全さに心を転じなさい。

実相のみ実在であって、
現象は実在でないから現象がどうあろうとも心にかけることは要りません。

あなたの実相は神の子であって、今現に健康なのです。
健康のみが実在なのです。

病気なんてものは、神が作らないから、どんなにアルかの如く見えてもナイのです。
無いものは無いのです。

それは夢の中で、病気にかかっている夢を見ているようなもので、
その病気には実体がないのです。

実体のない病気を実体があるなどと考えるのは妄想です。

『般若心経』にはナイものをアルと思う「サカサマの想い」を
「顛倒夢想」と書いてあります。

そんな「サカサマの想い」を捨てなさい。

夢の中で物を見る心は、その心もニセモノです。
ニセモノの心を「妄心」と言います。

「妄心」を捨てなさい。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P254~255) より

           <感謝合掌 平成29年10月3日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《4日》 - 伝統

2017/10/04 (Wed) 04:32:50


《4日 心のフィルム》

『観普賢菩薩行法経』に書かれている句に、
「心を観ずるに心なし」と云うのがあります。

また「法、法の中に往せず」とも書かれております。
法と云うのは現象のことです。
現象は現象の中には無いと云う意味です。

そんなら何処にあるかと言うと心の中にあるのです。

現象は映画のようなものであって、
映画の画(え)は映っている映像の中にはなくて、
「フィルムの中にある」と云うのと同じです。

心に病気を描くから象(かたち)の世界に病気があらわれて来るのです。


あらわれている映像が嫌いだったら、
スクリーンに映っている映像を消そうと思っても駄目です。
心のフィルムにある印画を修正しなければなりません。

最も簡単なのは「心のフィルム」を捨てることです。
それが「心(こころ)を観ずるに心(こころ)無し」であります。

病気の夢を見ていた「心」は
さめてから健康を知る「心」のようには実在ではありません。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P255~256) より

           <感謝合掌 平成29年10月4日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《5日》 - 伝統

2017/10/05 (Thu) 04:31:55


《5日 精神身体医学》

肉体を普通の物質だと考えてはなりません。

上野公園の銅像は、寒い風に当たっても呼吸器の粘膜に炎症を起こして、
風邪を引いたりすることはありません。
それには心がないからです。

ところが肉体が不用意に寒風にさらされると風邪をひきます。
時には重症の肺炎を患って危篤の症状を呈することがあります。

鼓膜に炎症を起こしたり、風邪を引いたりするのは、
「心」が恐怖を感じて異常の振動を起こすからです。

その異常振動が肉体的に具体化して喉や気管支の粘膜に
炎症や糜爛(びらん)の現象を起こすのです。


最近「精神身体医学」が発達しまして、
新しい進歩的な医師は皆その学説に共鳴しておりますが、

胃腸の潰瘍なども、恐怖や、怒りや憎しみによって内部から発するのであって、
如何に薬剤をもって炎症を治療せしめても、内部(なか=心)から次から次へと
炎症を作って行けば治すことを得ないのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P256~257) より

           <感謝合掌 平成29年10月5日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《6日》 - 伝統

2017/10/06 (Fri) 03:13:47


《6日 病気を起す心》

今「悲しんでいる心」、それは次の瞬間に「笑っている心」になることがあります。
悲喜交々(ひきこもごも)、もう笑ってる時には
「悲しんでいる心」は《ない》のであります。

《今ある》ようでも次の瞬間に《ない》ものは「本来無い」のであります。

そんな心を「妄心」と申します。

「本来無い心」の動揺によってあらわれている肉体の炎症その他の病気は
「本来無い」と言わなければなりません。

悲喜交々、恐怖や怒りの交替する其縻(そんな)《こころ》のあらわれである
病気を「ある」と思うことをやめなさい。

最初何らかの動機で「妄心」が異常に振動してそれが肉体面に具象化して病気となって
あらわれた現象(症状)を見て、それを「ある」と見て常に恐怖(心の異常振動)して
いるから、いつまで経っても病気が消えないのです。

病気を放つことです! 

そして、その病気を表現している「心」をも放つことです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P257) より

           <感謝合掌 平成29年10月6日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《7日》 - 伝統

2017/10/07 (Sat) 03:23:48


《7日 病気は妄心の現れ》
 
病気の話をすれば、達者な人はそれに興味を感じません。

しかし病気は「不調和な現象」の一例として引用されているのであって、
「家庭の不調和」でも、「貧乏」や「事業の不振」と云う「経済上の不調和」でも、
みんな「妄心」のあらわすところの現象であって、

「妄心(もうしん)」を放ち去って、「真心(しんしん)」を出してくれば、
其処には「真心(しんしん)」の表現としての
調和ある状態があらわれて来るのであります。


「真心(しんしん)」は「神の心」であり、
「実相の心」であり、永遠不滅の存在であり、
「実相の世界」は此の「真心(しんしん)」の創造するところであります。

随って真心(しんしん)の創造するところの「実相の世界」には、
不景気も不調和も、病気も、罪悪も、一切の悪が存在しないのであります。

存在しないものを存在すると観る心を捨て
「真心(しんしん)」を出すようにすれば
万事は光明方面へと展開するのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P258) より

           <感謝合掌 平成29年10月7日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《8日》 - 伝統

2017/10/08 (Sun) 04:25:09


《8日 妄心の生理作用に及ぼす影響》

恐怖を感じると顔面が蒼白となり、羞恥を感ずると顔が紅潮します。
これは異常な感情がホルモンの分泌に異常変化を起させた結果、
毛管の一部拡張や一部収縮を起こした結果が血流に変化を生じたのです。

これは肉眼に見える顔面の変化を指摘して
諸君にわかりやすく説明するためでありますが、
それと同時に、肺臓や心臓や胃腸のハタラキにも異常変化を起こしているのです。


「妄心」はこのようにして人体内の生理作用に影響を与えます。

麻酔薬は時として「妄心」のハタラキを麻酔せしめて却って
「妄心」のあらわれである病気を軽減することがあります。

兎の四肢(よつあし)を縛って天井から5日間もぶらさげると、
兎は恐怖と不安のためにホルモンの不調和を
来して死んでしまうが、

同じように縛って天井からぶらさげても、
その兎に麻酔剤を注射しておくと「妄心」が麻酔して
「恐怖」や「不安」を感じないから死なない。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P258~259) より

           <感謝合掌 平成29年10月8日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《9日》 - 伝統

2017/10/09 (Mon) 03:34:36


《9日 苦痛も「妄心」にある》
  
胃潰瘍を手術する場合に、患者にクロロフォルムをかがせますと、
脳髄を機関として働いている「妄心」が麻酔します。
「妄心」が麻酔しますと、もう潰瘍の痛みが感じられなくなります。

肉体に潰瘍はまだ依然として存在しているのに、
潰瘍の痛みが感じられないのは、「妄心」が麻酔しているからなのです。

痛みは肉体そのものにはないのであって、
「妄心」にあるのだと云うことがわかります。

麻酔からさめて「妄心」のはたらきが蘇生(よみがえ)って来ますと、
手術した後の痛みが感じられて来ます。

「妄心」を「真心」に置きかへ「真心」が表面にあらわれて、
人間の実相が「神の子」であり、霊的実在であり、未だ嘗て病まざるものであり、
これからも病まざるものであり、仏身、金剛身、不可壊身であると悟ることが
できるまでは、本当の健康は永続しないのであります。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P259~260) より

           <感謝合掌 平成29年10月9日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《10日》 - 伝統

2017/10/10 (Tue) 04:56:31

《10日 エーテル体と妄心》

「自分」と普通みとめている「身(しん)」は、
物質身ではなく霊身、金剛身、不可壊身であります。

それに、「エーテル体」「幽体」等の知覚身、感情身がからみ合い、
その表面に知覚と感情によって動かされ行動する「肉体」が包んでおります。

エーテル体は物質的知覚を生ずる「妄心(もうしん)」の“座”でありまして、
行動便宜上、自分を物質として感ずると同時に、
肉体を物質としてあらわしているのであります。

そして幽体は感情を生ずる妄心の“座”でありまして、
その感情の動揺が肉体面に表現されて病気となります。


肉体を物質としてあらわしているのは、これらの「妄心」でありますから
「妄心」の“座”である「エーテル体」や「幽体」が、
臨終によって肉体から去りますと、肉体としてあらわしている体は、
それを持続する力が去りますから、その姿形が崩壊してしまうのであります。

しかし金剛身、不可壊身たる霊身は「本当の自分」であって、
肉眼には見えないでも、壊(くだ)けないで永遠の存在であります。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P260) より

           <感謝合掌 平成29年10月10日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《11日》 - 伝統

2017/10/11 (Wed) 03:03:59


《11日 病気は夢である》
  
人間それ自体は、金剛不壊の存在でありますから、病気は一つの夢にすぎません。
薬物で治ることもあるが、それは「薬で病気が治る」と云う信念で、
夢の中で「治ると云う夢」を見るのです。

「夢である病気」が夢によって治ったとて不思議ではありません。

しかしまた夢の中で再び夢を見るのは止むを得ません。
何故ならその夢が覚めていないからであります。


真に自分が「金剛不壊なる霊的実在」であると悟るならば、その悟りにバックされて、
たとい夢を見ても、今後は、病気の夢など見るものでありません。

「人間は金剛不壊であって病気はない」と信じなさい。

そして元気を出しなさい。
元気を出せば、体力はそれに比例して元気になります。

肉体を動かしているのは「エーテル体」と「感情体」ですから
感情が滅入ってしまって、元気を出さない限り、肉体は健康になり切れません。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P261) より

           <感謝合掌 平成29年10月11日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《12日》 - 伝統

2017/10/12 (Thu) 04:10:57


《12日 病気に重い軽いはない》

「生命(せいめい)」は物質《そのもの》にはないのであって、
「生命(せいめい)」が物質を支配するのである。

物質を生ぜしめ、それを仮に物質として、吾々に感ぜしめているのも
「生命(せいめい)」の力である。

物質は「生命(せいめい)」の影であって実体ではないのである。 

「生命(せいめい)」は霊的実体であって金剛不壊であり、
細菌やヴィールスに冒されざるものである。
それが冒されるようにあらわれるのは、本来の霊身を「物質身」として翻訳して
感ずるところにあるのである。


自己を「物質身」と見、病み且つ死するものであると見るのは、
「妄心(もうしん)」の夢であるのである。

夢は醒めるものであり、「夢の病気」には重いも軽いも《ない》のである。
軽い病気が治るならば、重い病気も、同じ軽さで治る筈である。

どちらも夢であるのだから、その夢からさめさえするならば、
病気に重い軽いはなく、どんな病気でも消えてしまうのである。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P261) より

           <感謝合掌 平成29年10月12日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《13日》 - 伝統

2017/10/13 (Fri) 03:06:13


《13日 実相の覆いを取り除け》

怒り、憎み、悲しみ、恐怖、悪意、貪欲、嫉妬などは、
自己が物質的存在であり、何物かに奪われたり、傷つけられるかも知れぬ
と云う予想から、それを防御する感情として起って来るものである。

従ってそれは「実相」の円満完全さを覆い隠してしまって
不完全な肉体を表現するようになるのである。

その覆い隠された状態が病気であるから、
その病気を消滅せしめる方法は、二つの面から考えられる。

即ち、一つはその覆い隠しているもの
―― 怒り、憎み、悲しみ、恐怖、悪意、貪欲、嫉妬などの感情を取り除くことである。

怒り又は、憎んでいる相手と心の中で和解しなさい。

「私はあなたを赦しました。
私はあなたに感謝しております。
私はあなたを愛しています。」

と云う言葉を、
眼をつぶってその相手の人に呼びかけるような気持で
心の中で繰返し繰返しとなえなさい。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P262~263) より

           <感謝合掌 平成29年10月13日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《14日》 - 伝統

2017/10/14 (Sat) 03:35:35


《14日 無い病気の恐怖》

「言葉は神である」と言われている通り、言葉に発したことは、
その通りに事物を動かす力があります。

あなたが相手を「赦しました。感謝しています。愛しています」と言葉で
繰返し念じているうちに、実際に相手に対する怒りや憎みの感情がやわらいで来、
相手の立場に立って考えてやる心の余裕ができ、
そして本当に相手を愛することができるようになります。

これで病気を起こしていた第一の原因は除かれたのです。


次には病気に対する恐怖を除くことです。

病気の恐怖は、病気を実在すると思うから起るのです。
神は病気を造らないのであるから、病気などは存在しないのです。
存在しない病気は進行する筈もないのです。

「無い病気」があなたの生命(いのち)を奪う筈もないのです
―― この真理を繰返し自分の心に言ってきかせるが宜(よろ)しい。

これには『続々甘露の法雨』を読むか、人から読んで聞かせて貰いなさい。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P263~264) より

           <感謝合掌 平成29年10月14日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《15日》 - 伝統

2017/10/15 (Sun) 03:05:47


《15日 心の馬を支配せよ》

肉体の症状に心を引っかからせてはなりません。

症状を心に描いて、それに恐怖を集中していますと、
心が描く通りに象(かたち)が現れると云う原則にしたがって
病気が一層増悪するものです。

心が「馬」であり、「病気」とう云う厄介な荷物を搬(はこ)んでくるのも、
この「馬」ですから、「馬」さえあなたが支配したならば、「病気」と云う荷物を
搬び去らせることができるのです。だから「心」に注意しなさい。


まだ人を憎むこころが残っていないか、
本当に天地一切のものに感謝する心になれているであろうか。
まだ病気を実在だと思って恐怖していないだろうか。

本当に明るい心になれているだろうか。

そして「実相」の完全さをのみ心に描いて、実相の完全さに
自分の心の波長を合わすことができているだろうかと反省して、
実相の完全さに自分の心の波長を合わすように努力するが良いのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P264~265) より

           <感謝合掌 平成29年10月15日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《16日》 - 伝統

2017/10/16 (Mon) 03:34:19


《16日 妄心の自壊作用》

「実相の完全さ」に波長を合わすように「心」を努力していますと、
「妄心(もうしん)」がみがかれて中の「真心(しんしん)」が現れ、
「真心」が「実相の完全さ」を現象界に現すことになります。

「実相の完全さ」が現象界に現れて来ますと、
日常の生活も調和したものになり、生理作用も非常に完全になって来ます。

時として、「妄心」が消滅するときに「妄心」の築き挙げた病的症状が
急激に自壊する結果、所謂る自壊作用と称して症状に急激な 変化が起り、
却って一見重篤な状態を呈するころがありますが、
そんな時に心が周章(うろた)えてはなりません。

「実相に於ては自壊作用もなく、重篤な症状もない、
ただ神のみが一切の創造者であり、悪なる症状は決して存在しないのである。
自分は完全に健康である」と念じなさい。

こうしていっさいの恐怖心を消滅せしめなさい。

『天使の言葉』には
「恐怖滅すれば一切の不幸と病(やまい)おのずから滅せん」と
示されております。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P265) より

           <感謝合掌 平成29年10月16日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《17日》 - 伝統

2017/10/17 (Tue) 03:12:24


《17日 実相の活力を体得せよ》

「心」が「実相」に波長が合い、「実相」の光が肉体を全領するとき、
暗黒が影をうつしていた「病気」はその影を消してしまうのです。

光は暗黒を消し、実相は仮想を滅し、
真理は非真理を破壊せしめてしまいます。

怒りが感謝に変り、憎しみが愛に変り、心の不調和が調和に変りますと、
その心の波長に同調してあらわれて来るものは唯、善きもののみとなるのです。
寿命が尽き、霊界に移行するとき以外には、どんな衰えも肉体には現れないのです。

この真理を信じなさい。信ずることは力です。信念を動揺させてはなりません。

「実相の完全さ」に波長の合う心の状態は、
肉体に実相の活力を賦与してこれを健康ならしめます。

どんなに重篤な症状であっても、病気と寿命とは異なるから失望してはならない。
「実相の完全さ」のみ《実在》であるから、
どんな現象悪よりも強力であることを信じなさい。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P266) より

           <感謝合掌 平成29年10月17日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《18日》 - 伝統

2017/10/18 (Wed) 04:40:48


《18日 病気を消すための思念》

「一切の悪は、神の創造でないから存在しない」

 ―― 段々乎として強く心に愬(うった)えよ。

心の眼を悪しき状態より一転して、完全なる実相に転ぜよ。

如何なる悪も仮想(みせかけ)であって存在しない。

それは夢であり、妄想であり、醒めたならば消えてしまう心が、
醒めない間だけ見ている夢だと信ぜよ。

「悪は《ない》のだ。
罪も《ない》のだ。
病気も《ない》のだ。

無いものは唯《ない》のだ。
それは妄想の産物であり、ただ想像が描いている影に過ぎない」

自分の心に対(むか)って斯くの如く繰返し宣言せよ。

そうして、想像によって描いた恐怖心が消えてしまうとき、
潰瘍や炎症や腫瘍は消滅しはじめるのです。


自壊作用を見て、病気の悪化だと考えてはなりません。
症状は現象である。現象は変化するのです。

今の状態は次の状態ではないのです。
ビールが沸騰するのは隠れているガスが消散するためです。
症状の増悪(ぞうあく)と見えるのは病気の消散するためです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P266~267) より

           <感謝合掌 平成29年10月18日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《19日》 - 伝統

2017/10/19 (Thu) 04:37:50


《19日 あなたは物質身ではない》

神は、「霊」であり、普遍的存在であり、神は全ての全てであるとしたならば、
存在するのは悉く「霊」であって、たとい「物質」と見えていようと
「物質」なるものは何処にも存在しないと言わなければなりません。

ではあなたの「肉体」は物質ではないのです。

「霊身」なのです。
これが真理なのです。
これが実相なのです。

非真理が如何に自己を主張して「物質」の如く見えしめようとも、
非真理とは結局「ウソ」と云うことです。

実相が「霊身」であるかぎり、如何に、あなたの体が「肉体」と見え、
「物質」と見えましょうとも、それは「仮相」に過ぎないのです。
それは仮装された相(すがた)であって本当ではないのです。

本当でないものはニセモノであり、ニセモノは「ウソ」であるのです。
見せかけの「物質身」と云う仮装を脱いでしまえば、
あなたは金剛不壊の霊身である事実が現れるのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P267~268) より

           <感謝合掌 平成29年10月19日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《20日》 - 伝統

2017/10/20 (Fri) 03:24:17


《20日 月の実相は常に円満完全である》

人間は神の最高の自己実現として、神の無限内容の「理念」を内に包蔵し、
その無限の「理想」を永遠に一層広く、一層高く表現するのが人間の生活なのである。

人間の意識の最も深層には「神の心」があって、
神の有(も)ち給えるすべての「善き物」が其処に横たわっており、
私たちが瞑想によって、それを発掘しさえすれば、そのすべての「善き物」が
形の世界にあらわれて来るのです。即ち、健康、繁栄、幸福等・・・です。

所謂る「五官」の感覚は、外界の事物だけをするための作用ですから、
此の内在無限の宝については無感覚です。

「霊的実在」であり、「神の子」である実相については、
五官の感覚は知ることが出来ないのです。

五官の感覚は、三日月を見て、月が虧(か)けたと思い、
三日月に見えるときにも、月の実相は円満完全であると云うことを
見ることが出来ないのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P268) より

           <感謝合掌 平成29年10月20日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《21日》 - 伝統

2017/10/21 (Sat) 03:27:27

《21日 あなたは常に健康である》

瞑想又は神想観によって霊的直観力を発達させることによって、
あなたは人間の神聖性を知ることが出来るようになります。

人間は肉体によって互いに孤立している存在でもなく、肉体が死〇ば、
個人の霊は宇宙の大海に没し去って「何もなくなる」と云うような存在でもありません。

   (〇:ね)

個々人、ひとりひとりの霊が、神の各々異る理念の表現でありますから、
それは普遍と一体でありながら、「個」として永遠に存続するのであります。

個にして全、全にして個、此の不可思議にして広大無辺な存在が人間なのです。


先ず神の完全さとその無限の力とを信じなさい。
その無限の力にて、その「完全」さを最高度に表現すべくつくられたのが、
「人間」なのです。

一度神が「完全」につくったところの人間が
不完全に変化すると云うことはあり得ないのです。

だから貴方は完全であり健康なのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P269) より

           <感謝合掌 平成29年10月21日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《22日》 - 伝統

2017/10/22 (Sun) 04:08:26


《22日 迷いの測定機》

夢の中にあなたは色々な事を見ます。
それは目覚めてみれば本当には存在しないのです。
それは心理学的に言えば潜在意識が心に描いたことの投映であります。

また脳髄のオートメーション的な作用によって、
目覚めているうちの記憶を自動的に組み立てて、
それを客観化してみているのであって、実際に存在する事ではないのです。

それと同じような過程を私たちは目覚めている間にもやっているのです。
即ち「五官の心」の想念によって描いたところのものを
「本来は存在しないのに」存在するかの如く如実に見るのです。


戦前、私は「迷いの測定器」と云う小さな玩具で、実際、或る物体が
通らない処を、「信念」によって通るように見え、実際通過している処を
通っていないように見える事実を立証しました。

此の「迷いの測定器」は最近京都の白鳩会で試作して
一般に頒布することになったそうです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P269~270)より

           <感謝合掌 平成29年10月22日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《23日》 - 伝統

2017/10/23 (Mon) 06:03:46


《23日 真心(まごころ)現るれば妄心(もうしん)消ゆ》

映画の画面に色々の喜劇や惨劇があらわれて見えようとも、
そんな喜劇も惨劇も存在しないのです。
それは映写機械が光の波動をスクリーンに送っているに過ぎないのです。

波動は如何に巧妙なすがたを現そうとも、
それには生命(せいめい)がないのです。

病気もやはり「迷いの心」の誤れる信念が放送している
「波動」が姿をあらわしているものなのですから、
それ自身、生命(せいめい)はなく、それ自身進行するものではないのです。

病気が進行したように見えるのは、
それに波動を送って或る病的症状を現わしめている
「妄心(もうしん)の動揺」によるのです。

そんな妄心を捨てなさい。
病気の症候に目をとじなさい。

そうして瞑想によって「真心(しんしん)」をよび出し
本来完全なる神の自己実現なる自己の「生命の実相」を観なさい。

「真心(しんしん)」は実在であり「妄心」は仮妄(こもう)ですから
「真心(しんしん)」現るれば「妄心」は消えてしまいます。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P270~271)より

           <感謝合掌 平成29年10月23日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《24日》 - 伝統

2017/10/24 (Tue) 04:40:18


《24日 心の仕事場に良いモデルを》

醜婦をモデル使いながら、美女を彫刻することはできません。
美女を彫刻するには美女をモデルに使わねばなりません。

心に描く姿をモデルにして、私たちの生命(せいめい)は、
肉体と云う栄養物質の素材上に、健康の姿でも病気の姿でも彫刻するのです。

あなたが今健康であるならば、今まで、あなたは心の仕事場に「健康の姿」を
モデルにしてそれに随って肉体の上に「生理作用」の鑿(のみ)を加えたのです。

あなたが今病気をしているならば、今まで貴方は心の仕事場に「不健康の姿」を
モデルにして、それを心でみつめて「病気の肉体」と云う作品を制作したのです。

その「病気の肉体」がお気に召さないのでしたら、一つあなたが毎日見詰めるモデルを
とりかえて、「不健康の姿」を去って「健康の姿」をモデルとして見つめなさい。

即ち神想観して、目を瞑(と)じ、心の眼をもって、
じっと自分の「健康の姿」を描いてそれを凝視するのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P271~272)より

           <感謝合掌 平成29年10月24日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《25日》 - 伝統

2017/10/25 (Wed) 03:23:32


《25日 迷いの心の第一歩》

病的症状を心に描いて思い煩うこと勿れ。

「心に描いた通りに肉体は造られる」と云う原理がわかるならば、
病的症状を心に描いている限り、いくらその症状を薬剤で中和しても、
心が描いて、次から次へとその症状を再創造して行けば、
病的症状の消えようはないではありませんか。

大体、人体を「物質体」だと見ているのが、
人間を不健康にする「迷いの心」の第一歩なのです。

即ち「自分の体は物質だ」と思っている限り、
「やがては摩耗するもの」「朽ち果(は)つべきもの」
即ち病気になるべきものとの思想が先行しているのです。

人体を「物質」とみとめるな。

霊身であるとみとめよ。

「神の子」であるとみとめよ。

常に、暇ある毎に短時間ずつでも瞑目して、
「われは神の子である。霊的実在である。無限力である。
永遠に老いず病まず衰えざるものである」と念ぜよ。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P272)より

           <感謝合掌 平成29年10月25日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《26日》 - 伝統

2017/10/26 (Thu) 04:17:03


《26日 物質身の衣を脱ぎすてよ》

自己の霊的自覚が深まって来るに随って、その程度に応じて、肉体は霊化され、
物質的な衰弱や疲労や労須地が肉体にあらわれて来る程度が減じて来ます。

人体が霊化するに随って、人間は愈々神の最高の自己実現としての役割を
一層完全に果たすことができるようになるのです。

 
神は霊的実在でありますから、神の最高実現としての役割を果たすには、
自己を単なる「物質的存在」だと観ている限りに於ては充分な役割は果たせません。

霊なる神の最高実現としての役割を完全に果たすには、
自己が「霊的実在」であると云う自覚から出発して、
其処から全知全能の「神の力」を引き出して来なければなりません。

心の世界から「物質身」の衣を脱ぎすて「霊なる体」を身に着けなさい。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P272~273)より

           <感謝合掌 平成29年10月26日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《27日》 - 伝統

2017/10/27 (Fri) 04:42:45

《27日 物質の装いをつけた生命》

生命(せいめい)なきものから生命(せいめい)は生じない。
物質から生命(せいめい)は生まれたのではなく、
物質は生命(せいめい)の創造したものである。

だから単に物質の最初の示現と見えているような簡単な「原子」構想に於てすらも、
そこの「知性」の影がやどっているのである。

それが結合したり分離するのが一定の秩序性を以(も)って法則によって
行われるのが、それを証明しているのである。

それみずからによって秩序性を以って法則によって行われるのが、
それを証明しているのである。

それみずからによって秩序を保つものは「生命(せいめい)」であり、「知性」である。
それは実は「物質」の装いをつけたところの「霊」であり「生命(せいめい)」である。

ただし吾々が知識や学問によって、人間を「物質」だと思いちがいし、
「物質」の装いをつけたときには、

「生命の完全な姿」は恰もアダムが「知恵の樹の実を食った揚句、
無花果の葉を綴ってその体を覆った」ときにその霊的完全なる姿が失われて
エデンの楽園から追放せられたように、「完全健康」の世界から追放せられるのである。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P273~274)より

           <感謝合掌 平成29年10月27日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《28日》 - 伝統

2017/10/28 (Sat) 04:47:46


《28日 「霊的実在」の誤訳》

「物質」は本来物質ではなく「霊的実在」なる本来の存在を、
吾々の「五官の心」が「物質」として翻訳して見せていてくれるものなのである。

それは翻訳と云うよりは誤訳と云う方が正しいのである。
本来自由自在なる「霊」を、不自由不完全なる物質と謂う「固定的な姿」に
翻訳したのであるから全く誤訳も甚だしいのである。


吾々は「霊的実在の世界」に於ける「健康なる生命(せいめい)の実相」や、
融通無碍なる「経済状態の実相」を見ることなしに、病気を見、物質の乏しきを見、
欲念を起こして奪い合いをし、戦争や闘争を繰り返しているのである。

これは人間が「智慧の樹の実」をたべた結果、「妄心(もうしん)」を起こして、
この世界を物質だと見、奪い合いをするほかには裕かになる道はないと錯覚した
錯誤観念の上に「妄想」を描いている結果である。

奪い合いをすれば裕かなものも却って乏しくなる。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P274)より

           <感謝合掌 平成29年10月28日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《29日》 - 伝統

2017/10/29 (Sun) 03:56:53


《29日 「夢」を打ち消せ》

すべては霊である。
何故(なぜ)ならすべて実在するものは、
「神」とその「表現」とであるからである。

神は完全であり調和であるから、完全であり調和であるものから
不完全または不調和が表現されると云うことはあり得ないのである。

それゆえ、神の最高の自己実現である人間が不完全になり不健康になっている
と云うことはあり得ないのである。

それが不完全になり不健康にあらわれているのは、
「妄心(もうしん)」が夢を見ているのである。


あなたが不健康だったらそれは夢です。
あなたの子供が不良だったらそれは夢です。
あなたに職業がなかったら、それは夢です。

あらゆる不完全なものを心の中で「思念」によって「夢だ」「夢だ」と打ち消しなさい。
そしてあなたの「実相」である完全さを《既に》「実在」であると、
心の中で繰返し繰返し肯定なさい。

実相世界の完全さに波長が合うまで
その肯定が高調したとき実相の完全さが現実化します。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P275)より

           <感謝合掌 平成29年10月29日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《30日》 - 伝統

2017/10/30 (Mon) 04:24:51


《30日 「過去」に感謝せよ》

あなたの心の緊張を解きゆるめなさい。

過去はないのです。
今の苦しみも既に過去に刻々なりつつあるのです。
それらのものは全て過ぎ去るものに過ぎないのです。

過ぎ去るものは実在ではないのです。
実在でないところのものを捉えて悩んでみても仕方がないではありませんか。

心に重荷を背負わせてはなりません。
過ぎ去るものが、如何にあなたに苦労をあたえたにせよ。
それが過ぎ去るときにはそれに祝福と感謝とを与えなさい。

どんな艱難も何かの意味に於て、あなたの魂に経験を与え
それだけあなたの魂に教訓を与えたのです。
 

過ぎ去るものに御礼を言う心持ちになったとき、
次に来るものが貴方によって一層よきものとなるのです。

一切を祝福する気持ちになるとき、
もう何ものもあなたを害することは出来ないのです。

すべて憎むとき恨むとき、心につかんで歎くときのみ、
それはあなた害するのです。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P275~276)より

           <感謝合掌 平成29年10月30日 頓首再拝>

ひかりの一日一言《31日》 - 伝統

2017/10/31 (Tue) 03:19:05

《31日 生命の法則の優位》
  
生命(せいめい)は常に物質の機械的な無機物的状態を克服し、
それを自分の想念の形にまで造形するために戦って来たのである。

生命(せいめい)が物質の機械的な法則に支配されている限りに於ては
生物は発生することができなかったのです。

物質の法則は、生命(せいめい)の前には
常に服従して来たものであることが判るのである。

生命(せいめい)は肉体を構成している物質の物理化学的法則を必要に応じて
巧みに利用しつつ、必要に応じて、物資のハタラキを抑制し、
それを征服して自己の希望する形にまで築き上げるのである。

若し私たちの“心”が物質の法則に優位をみとめるならば、
生命(せいめい)の力はそれだけ物質の力に譲歩して、
生命(せいめい)が自主的な力を減弱することになるのである。

“生命(せいめい)の法則”が常に“ 物質の法則“よりも優位に立って、
これを克服し得たところに生命(せいめい)の凱歌があがり、
生命体を発生することができたのである。

生命体の発生のみならず、既に発生した生命体を健康に維持する上にも、
無機物の法則を克服して、有機体を作り、更にそれを総合して精密なる
オーメーション装置の一大運動機構をつくり上げ、それをたくみに操縦して
間断なく修復作用を行いながら常に健康を維持し得ているのが、吾々の生体なのである。

1分1秒と雖(いえど)も、“生命(せいめい)の法則”が物質の無機物的な
分解下降現象にその優位を奪われたならば、其処に病気の現象を起すのである。

私たちは、どこどこまでも“生命(せいめい)”(即ち神)が物質の法則に対して
常に優位を保つように“心”を神の方に振り向け、
“内在の神”(生命力)の働きを尚一層健全にする必要があるのである。


谷口雅春著『生活の智慧365章』(第4部繁栄の泉)第10篇(P276~277)より

           <感謝合掌 平成29年10月31日 頓首再拝>


・・・

<参考Web>

(1)ひかりの一日一言①
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6455552 

(2)ひかりの一日一言②
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6479787

(3)ひかりの一日一言③
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6505650

(4)ひかりの一日一言④
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6527684

(5)ひかりの一日一言⑤
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6558249

(6)ひかりの一日一言⑥
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6584563

(7)ひかりの一日一言⑦
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6618774

(8)ひかりの一日一言⑧
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6651661

(9)ひかりの一日一言⑨
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6681257

(10)ひかりの一日一言⑩
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6711243

(11)ひかりの一日一言⑪
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6745089

(12)ひかりの一日一言⑫
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6778844


<以下は、「幸福を招く365章」より」>

(13)ひかりの一日一言⑬~幸・不幸の岐れ道
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6818439

(14)ひかりの一日一言⑭~意識を高く昇らせよ
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6866429

(15)ひかりの一日一言⑮~理想を高く掲げよ
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6898754

(16)ひかりの一日一言⑯~心霊への目覚め
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6929870

(17)ひかりの一日一言⑰~健康への招待
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6962847

(18)ひかりの一日一言⑱~寿福への招待
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6990572

(19)ひかりの一日一言⑲~愛を人生に処方して
       → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7021791

(20)ひかりの一日一言⑳~祈りを生活に処方して 
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7058416

(21)ひかりの一日一言21~あなたも神癒が受けられる 
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7097406

(22)ひかりの一日一言22~光に向う我が運命 
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7149847

(23)ひかりの一日一言23~正しき想念の使い方 
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7190605

(24)ひかりの一日一言24~われ肉体以上のもの
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7274701


<以下は、「生活の智慧365章」より」>

(25)ひかりの一日一言25~幸福はどうしてくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7538235

(26)ひかりの一日一言26~悦びはどうしてくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7557795

(27)ひかりの一日一言27~智慧はどうしてくるか
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7575483

(28)ひかりの一日一言28~無限の供給を受ける道
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7590764

(29)ひかりの一日一言29~失敗から立ち上がる道
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7606832

(30)ひかりの一日一言30~豊かさを得る道
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7630690

光明日訓(平成28年版)
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7538248

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