伝統板・第二

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お正月 - 夕刻版

2016/12/28 (Wed) 17:39:14

年の瀬が迫り、お正月準備を含めて何かと忙しい時節です。

日本人にとりましてお正月は特別なものです。
その証拠に、この時期にしか聞かない言葉が数多くあります。

そのお正月にまつわる様々な言葉と、それが表すしきたりに込められた
「心」を理解できれば、新年の行事がより清々しく感じられます。


《注連縄》

「注連縄」と書いて「しめなわ」と読みますが、
これもお正月に年神様を迎える準備の一つです。

神聖な場所と下界を分ける役割を持つ縄で、自分の家が年神様を
迎えるにふさわしい、清められた所であることを示すものです。


かつては年末に家庭で新しく「注連縄」を作り、家長が神棚のある座敷や
井戸、蔵など家の中でも特に大切な場所に張り巡らせる習慣がありました。

現在は簡略化され、「注連縄」と同じ効果があるという「輪飾り」や、
「注連飾り」(しめかざり)を玄関などに飾るようになりました。


「注連飾り」は、小さな注連縄に長寿を願う植物の「裏白」(うらじろ)や、
後の世代まで「福を譲る」という意味のゆずり葉、家が「代々栄える」よう
願いを込めたダイダイなどをあしらったものがよく使われています。

12月中旬から28日までに飾り終えるのが習わしですが、
28日に間に合わなかった場合は、29日を避けて
30日に飾るのも大丈夫だそうです。


*裏白:正月のお飾りに使われるシダで、表面は緑色ですが、裏面は白。
    裏を返しても色が白いことから、心に裏が無い、清廉潔白を願い、
    また白髪になるまでの長寿を願います。



<参考Web:正月の注連飾り(しめかざり)の意味
        http://shinnikkei.lixil.co.jp/sumai/column/column_06.html >

            <感謝合掌 平成28年12月28日 頓首再拝>

《しめなは(注連)の縁起》 - 伝統

2016/12/29 (Thu) 20:16:09

もう いーくつ寝ーると お正月ー♪♪

あと3日で、お正月がやってきます!


   童謡:お正月~おしょうがつ~
      https://www.youtube.com/watch?v=fcSrPUNAiLw

      作詞:東くめ
      作曲:滝廉太郎

      もういくつねるとお正月
      お正月には 凧あげて
      こまをまわして 遊びましょう
      はやくこいこいお正月

      もういくつねるとお正月
      お正月には まりついて
      おいばねついて 遊びましょう
      はやくこいこいお正月


そして、今日は福の日(29日)。

お正月には、歳神様・福の神様がやってきます。


・・・

《しめなは(注連)の縁起》

        *『叡智の断片』(P262)より
 
しめなは(注連)の縁起は次の通りである。

《しめなは》は天照大神が天の岩戸からお出ましになった時、
二度と再びお入りにならない様に張りめぐらしたものであると古事記に書いてある。

それはどういう意味かと言うと「再び退転しない」という意味である。
再びもとの暗い生活には帰らないという誓いをあらわす。

《しめなは》を張りめぐらす所はどこかのかど口の様な所だと思っていたら大間違いで、
実は、自分の心の中に張りめぐらすのである。

心の中で、「二度と再び過去のあやまちには退転しない」と固く決心することなのである。


*初出は、『白鳩』(昭和22年3月号 「道場聴き書」)。

            <感謝合掌 平成28年12月29日 頓首再拝>

年の瀬、そして「門松と榊」 - 伝統

2016/12/30 (Fri) 17:18:16


今年もいろいろありましたが、いよいよ年の瀬も残り2日です。

「瀬」とは川が浅く流れが急なところを指していますが、
1年のうちでもこの時期は急き立てられるように時間が経過することから
「年の瀬」と言います。

昔の人は、年始の準備やら暮れの支払いやらで、急流を船で越すように、
年の暮れを乗り越えるという感覚だったそうです。

宝井其角と赤穂浪士の大高源吾が交わした次のような歌があります。
年の瀬を越したその船は、きっと宝船に相違ありません。

 「年の瀬や 川の流れと 人の身は あした待たるる その宝船」


赤穂浪士の「大高源吾」は俳諧にも造詣が深く、
「子葉」(しよう)という号を持っています。

討ち入りの日の夕方、大歳のすす払いの「すす竹」売りに身をやつした源吾は、
両国橋で、俳諧仲間の師匠「宝井其角」と偶然会います。

其角は、源吾の身なりを見て、その落ちぶれようが本当だと勘違いし、
もう合うこともあるまい、と自分の羽織を与えます。

そして、最後に付け句を、と、橋の上から隅田川の流れをを見ながら、
「年の瀬や、水の流れと人のみは」と出します。

(この意味は、年月がたつと、人の運命は大変変わるものだ。
特に落ちぶれた時は、年末の時が余計に身にしみる。
水の流れは止まらず、流れていくように、
人の身(運命・・この場合は源吾を指す)も本当に分からないものだ、というものです。)


これに対し、源吾は、その夜が「吉良邸」への討ち入りですから、
「明日 またるる その宝船』と返すのです。

(意味は、明日になれば討ち入りは終わる。長年の願いがかなう。
吉良を討つことができれば、最高だ。
万一失敗しても、皆で切腹するのだから、なき主君の下へいける。
ともかく、長年の念願であった本懐を遂げることができる。
宝船みたいだ。というものです。)


其角は、この意味が分からず、その足で、
俳諧の指導をしている旗本「土屋 主税』の屋敷へ行きます。

そして。この話をすると、「主税」は、この「付け句」のなぞを解くのです。
そして、「土屋 主税』の屋敷は、吉良邸の隣にあるのです。

歌舞伎でも「土屋 主税」は良く上演される演目です。
この二人の俳諧の付け句のエピソードを題材にした歌舞伎に、「松浦の太鼓」もあります。

歌舞伎だけでなく、講談や何かでも有名な話です。


<参考Web:歌舞伎「「松浦の太鼓」 まつうらの たいこ」
      → http://blog.goo.ne.jp/yokikotokiku/e/7bf3c517d290577b62885754281c2cbb >


・・・

《正月には松を立てる》

正月になると門松を立て、「お正月さま」といわれる神霊や祖霊をお迎えします。

        *『叡智の断片』(P260~261)より

松とは何であるかと云えば、
それは《ときは》木であって、永遠に栄える木、
即ち《サカキ・榊》である。

コトバの力で今年1年の栄えを象徴するために立てるのである。

神前に立てる、サカキは、永遠に栄える木「生命の樹」を象徴している。

              〇

門前に門松を立て、神に榊をそなえるのは、
実は自分の心の中にサカキ(栄える木)を立てる。

榊は所謂「神様」にささげるものではなくして、
かえって「自分自身」に捧げるものなのである。


それ故、榊をそなえる場合には美しい生き生きとした
緑の葉をみんな自分の方に向けて供える。
『神様』の方には裏の《きたない》方が向いている。

されば『神様』は自分以外の建物の中に在ますのではなくして、
自分自身の心の中に存在することを知らねばならない。

            <感謝合掌 平成28年12月30日 頓首再拝>

大晦日 - 伝統

2016/12/31 (Sat) 20:01:07


《年越し蕎麦》

大晦日に食べる蕎麦については、晦日蕎麦、年越し蕎麦、つごもり蕎麦など
言い方は様々ですが、由来もいくつかあるようです。

一つは、その昔、あるお寺が、貧しくて年の越せない人々に
蕎麦がき(蕎麦粉を熱湯でこねたもの)をふるまったところ、
翌年から皆に運が向いてきたことから、「運そば」として広まったというもの。

または、もともと商家では月末に蕎麦を食べる習慣があり、それが元になったとする説等々。

金細工の職人が金粉を集めるのに、練った蕎麦粉を使っていたことから、
蕎麦は金を集める縁起物として食され、またはその形状から細く長く達者に暮らせるように
願ったとの話や、蕎麦は切れやすいことから、その年の苦労を切り捨て翌年に持ち越さない
よう願ったという話もあります。


(参考Web → http://news.infoseek.co.jp/article/womaninsight_247633/ )

 
痩せ地でも実を結ぶ蕎麦は、風や雨にも強い植物です。
風に寝かされても、雨に打たれても翌日には起き直ります。
このことから捲土重来(けんどちょうらい)を期す食べ物とも言われています。


・・・


大晦日おおつごもり(さだまさし)

作詞:さだまさし
作曲:さばまさし

   → https://www.youtube.com/watch?v=g_AQpfGzdKQ


クリスマスが過ぎたなら 
今年を振り返る季節
だってもうすぐ誰にでも 
新しい年が来る

クリスマスが過ぎたなら 
心を入れ替える季節
ちゃんと反省した人には 
素晴らしい年が来る


どんなに辛い年でも 
どれ程苦しい年でも
全て今年に詰め込んで 
悲しみにさよなら

※大晦日の夜には 
  ゆく年に心からありがとう
  みんなで一眠りしたなら 幸せになろう※


クリスマスが過ぎたなら 
やさしい人になる準備
来年こそ今年こそは 新しい人になろう

クリスマスが過ぎたなら 
あったかい人になる準備
笑顔で過ごせるような 
素晴らしい年が来る

新しいカレンダーと 
新しい今年の生命(いのち)
涙拭い笑って歌おう 
悲しみにさよなら

クリスマスが過ぎたなら 
全ての生命(いのち)にありがとう
みんなで一眠りしたなら
幸せになろう

※大晦日の夜には 
  ゆく年に心からありがとう
  みんなで一眠りしたなら 幸せになろう※

クリスマスが過ぎたなら (涙拭い)
全ての生命(いのち)にありがとう (笑って歌おう)
みんなで一眠りしたなら (悲しみにさよなら)
幸せになろう

大晦日の夜には (大晦日の夜には)
ゆく年に心からありがとう (ありがとう)
みんなで一眠りしたなら (素晴らしい年)
幸せになろう (ハッピーニューイヤー)

・・・

【正月の正の字の意味】

        *メルマガ「人の心に灯をともす(2016年12月31日)」より

   (相田みつを氏の心に響く言葉より…)

   正月の《正》という字ね、字引で引くとすると「何ヘン」で引くと思いますか?

   やさしい字だから改まって引いたことがないかな?

   昔の漢和辞典ではね、「止」というヘンで引くんですよ。


   《正》というのはね、「一に止まる」ということです。

   「一を守る」それが正。


   それでは一とは何でしょう?

   一とは原点、一とは自分、一とはこのわたしです。


   自分が人間としての原点に止まる、それが正。
   自分が人間としての原点を守る、それが正。
   自分が自分の原点に立ち帰る、それが正です。

   そして、自分が自分の原点に立ち帰る月、それが正月です。

   つまり、自分が自分になる月、それが正月。
   自分が自分になるということは、人間としての、本来の自分になること。

   それでは本来の自分とは何か?

   「そんとく」「勝ち負け」お金の「有る無し」等と比べることをやめた自分、
   それが本来の自分です。

   子供のことで言うならば柿の落ち葉をみて「わァ、キレイ!」と感動し、
   その落葉を大事に拾ってきた子供の心、それが子供本来の心です。

   感動することにお金は一銭もかかりません。

   感動にそんとくはありません。

   そんとくを離れた人間本来の自分に立ち帰る月、それが正月です。

   ふだんの私達の現実生活は、いつも「そんとく」「勝ち負け」という
   「比べっこ」にふり廻されているから、一年に一ぺん、そういう世間的な
   「比べっこ」をやめて本来の自分に帰ろうというのが正月です。


   正月になると、寺によっては、「修正会(しゅしょうえ)という行事をします。

   「修正する会」と書きます。

   何を修正するのでしょう?


   昨年やってきたことのあやまち、失敗を反省し、同じことをくり返さないように、
   自分の原点に立ち帰って、自分の生き方の軌道修正をするんですね。

   そして、自分のことばかりではなくて、
   世の中の平安や世界の人々の幸せを祈願するわけです。

   つまり、正月とは、「そんとく」で歪められた自分の軌道修正をする月ともいえます。

            <『一生感動 一生青春』文化出版局>

              ・・・

神社において、「大祓式(おおはらえしき)」という行事が年に2回ある。

ひとつは6月30日に行われる「夏越(なごし)の大祓」、
もうひとつが12月31日に行われる「師走(しわす)の大祓」だ。

12月の大祓式は、新たな年を迎えるために、心身を清める祓。

この1年の間に身についた罪や穢(けが)れ、災厄を祓い、
自らを振り返り、省(かえり)みる行事。


祓うというと、その罪がどこかへ吹き飛ばすかのように思ってしまうが、そうではない。

吹き飛ばすなら、神社周辺は人々の罪や穢れでいっぱいになってしまうからだ。

そうではなくて、本当の意味は、
神さまの力が一人一人の人間の内に入り、
マイナスをプラスに変えてくれる働きのことをいうそうだ。

いわば、免疫力を高めるということ。


大晦日(おおみそか)、罪穢れを祓い、そして新たな年を迎えたい。

            <感謝合掌 平成28年12月31日 頓首再拝>

初夢、お神酒 - 伝統

2017/01/02 (Mon) 20:38:06


初夢

◆「一富士、二鷹、三茄子」の続きがある?

 初夢で見ると縁起のよいものを上から順に「一富士、二鷹、三茄子」といわれるのは
 ご存知でしょう。

 実はこれには続きがあって、
 「四扇(しおうぎ)、五煙草(ごたばこ)、六座頭(ろくざとう)」と続けることもあるそうです。

 扇は末広がりで「子孫繁栄」や「商売繁盛」の意味、
 煙草は煙が上昇することから「運気上昇」、
 座頭は毛がないことから「怪我なし」や「家内安全」の意味があるんだとか。


◆「初夢」は元旦に見た夢ではない?

 初夢は元日の夜に見る夢のことで、
 1日の夜から2日の朝にかけて見る夢が初夢になるんです。

 ちなみに、2日の夜から3日の朝にかけて見る夢も初夢とされることもあるから、
 元日の夜に夢を見なかったからといってガッカリする必要はないようです。

・・・

《おみき》

        *『叡智の断片』(P261~262)より

元旦の神前には《おみき》を供える。
《おみき》はサケ(酒)である。

サケ(Sake)は、やはりサカエ(Sakae)を表わすことばである。
サカキを立ててサケをのむのは「サカエ」るものを観る事であり、
それは「サカエ」るものを創造り出すことである。

新たなる《いのち》の創造である。

サケ(酒)はサカエ(栄え)であるから陽である。
ものをいきいきともえ立たせる働きである。

それに対して水は陰である。


こんな話がある。

或るとき上戸と下戸とが酒3升と水3升とをどちらが先に呑み尽くすかという競走をした。

はじめのうちは下戸は水をぐいぐいと早く呑んだが、
上戸は酒をチビリチビリと呑むだけだったので、
下戸の方がその競走に勝つのではないかと思われた。

ところがお終いになると下戸はもう水がどうしても呑めなくなった。
ところが上戸はいくらでも酒を呑む。
時々小便に立って行っては、又呑むのである。
   
そしてとうとう上戸がこの競走に勝ってしまった。

それは何故であるかと言うと、酒はサカエであって、
消化吸収されて《一つなる働き》をもっているからである。

陽性であるからである。

            <感謝合掌 平成29年1月2日 頓首再拝>

お雑煮 - 伝統

2017/01/03 (Tue) 17:59:01


        *『叡智の断片』(P258~260)より

正月にはお餅をつく。

それはどういう意味であるかと言えば、先ず水を入れて、火で炊く。
水は陰であり火は陽である。
陰陽合一して、そこに凡ての《よきもの》が誕生するのである。

(中略)

お餅をつけばかくして陰陽合一し、そこに一つの新しい全体が造り出される。

《もちごめ》のぶつぶつとした一つ一つの米粒はバラバラな個別ではなくして、
望月(もちづき)のごとき円満な新しい一つの全体を形造るのである。
全体が完全にとけ合ってまんまるいすべすべとしたお餅が出来上がる。

そのお餅を大小二つこしらえて、それを上下に重ねるのである。
それは新たなる陰陽合一を意味するものである。

お餅が出来上がると更にお雑煮をこしらえる。

雑煮に入れる餅は円い餅が縁起にかなう。
一つの完成した円い餅が、更に色々な他の餅や、
其の他の食物と一つにとけ合って新たにより一層
大きな統一をこしらえ上げるのである。

全てのものが《もち》によって一つに統一され
そしてその雑煮が人間のお腹の中に入れられる

―― 人間の心の中にその「統一」がのみこまれて
人間が円満完全な調和した心になる象徴である。

            <感謝合掌 平成29年1月3日 頓首再拝>

都七福神めぐり - 伝統

2017/01/06 (Fri) 19:49:41


新春の京都で開運。日本最古、都七福神をめぐる贅沢な時間

         *Web:MAG2 NEWS(2017.01.06 )より

《都七福神めぐり》

縁起の良い福の神を七人集めたのが「七福神」です。
日本にはかなり昔から七福神信仰が根付いていました。

はっきりとした記録はありませんが、
室町時代末期頃の京都で起こったものといわれています。

現在では日本全国に広まっていますが、
日本最古の七福神めぐりはやはり京都の「都七福神めぐり」です。

「都七福神めぐり」は、
特に新春に行うと「七難即滅、七福即生極まりなし」といわれています。

まさに御利益がありそうですよね!

「都七福神めぐり」は1月いっぱいで、お祀りする各社寺で
専用の大護符(色紙)が用意されています(有料、1,500円~2,000円)。
その大護符に1ヶ所ずつ御朱印(各300円)を頂き巡礼してめぐります。


「都七福神めぐり」は、

(1)恵比須神社
(2)松ヶ崎大黒天
(3)東寺

(4)六波羅蜜寺
(5)赤山禅院
(6)革堂(行願寺)
(7)萬福寺

の七社寺を巡る巡礼です。

今回は7ヶ所全て写真付きのブログ記事をご覧になりながらお楽しみ下さい。

電車やバスを利用して1日で充分周る事が可能です。
年のはじめから福の神様たちに会いに行くというのは大変おめでたいことです。
最近は色々なところで目にしますので「都七福神めぐり」は大人気となっています。

「都七福神めぐり」を上手くまわる方法は、バスや電車を上手く乗りこなすことです。
また定期観光バスで周ることも出来ます。

1月の期間中は毎日京都駅から「都七福神めぐり」のコースが運行されています。
朝9時ぐらいの出発で夕方6時ぐらいには再び京都駅に帰ってこれるみたいです。
バスツアーとして参加すればガイドを聞きながら周れて有意義な1日になるでしょう。

何と言っても楽しみなのは、迫力のある立派な大護符が出来上がるので達成感があります。

新年の京都で大きな福を頂けますよ!

それではそれぞれの巡礼地をご案内しましょう。
さすがに七福神めぐりの発祥だけあって有名な場所ばかりですよ。


1.《恵美須神社》

鎌倉時代1202年、栄西禅師が建仁寺建立の時にその鎮守として創建されました。
七福神の一つゑびす神を祀っています。
そのため恵美須神社は商売繁盛、家運隆盛で大衆の信仰を集めています。

例年1月8日~12日の十日ゑびす(初ゑびす)大祭は多くの人で賑わいます。

  → http://gakuhanabusa1.seesaa.net/article/445445907.html

<ゑびす神>

商売繁盛・旅行安全・豊漁等の守護神で庶民救済の神といわれています。
知恵を働かせ体に汗して労働に従事していれば必ず福財を授けてくれると伝えられています。


2.《松ヶ崎大黒天》

五山送り火の「妙法」の字で知られる松ヶ崎東山「法」の下にある
妙円寺の別名が松ヶ崎大黒天です。
公共交通機関は市バス「松ヶ崎大黒天」から徒歩5分です。
電車だと叡山電車「修学院駅」から徒歩約10分、
地下鉄烏丸線「松ヶ崎駅」からは徒歩約20分といったところです。

江戸時代1616年、日英が創建した時に
法華経の守護神として大黒天を祀ったのがはじまりです。
以後、「松ヶ崎の大黒さん」として全国から参拝者がお参りするようになりました。

  → http://matugasaki-daikokuten.net/

(大黒天) → http://matugasaki-daikokuten.net/daikokuten2.html

<大黒天>

打ち出の小槌を持ち笑みを浮かべる姿から福財の神といわれています。
日本では商売繁盛の守り神とされています。


3.東寺

真言宗の総本山で世界遺産でもある名刹です。
公共交通機関は市バス「東寺西門前」「東寺南門前」「東寺東門前」「九条大宮」下車すぐです。

794年の平安京造営に際し国家鎮護のため羅城門の東に創建された歴史ある大寺院です。
823年、弘法大師・空海に下賜された後は真言宗の総本山として栄えました。

  → http://www.toji.or.jp/

(毘沙門天) → http://7fukjin.com/touzibisyamonten/
         → http://www.toji.or.jp/houmotsukan.shtml

(「毘沙門天」を祀る東寺(教王護国寺))
       → http://gakuhanabusa1.seesaa.net/article/445447312.html

<毘沙門天>

北方の守護神で仏教を守護する神様です。
毘沙門天を信仰すると十種の福を得るとされています。
かつては菅原道真や平安時代の書家・小野道風も信仰していたといわれています。


4.六波羅蜜寺

963年、空也が開いた真言宗智山派の古刹で西国三十三ヵ所第17番札所です。
公共交通機関は市バス「清水道」下車徒歩約10分、
京阪電車「清水五条駅」下車徒歩約10分です。

「えべっさん」を祀る恵比須神社からは歩いてすぐです。

日本史の教科書に写真が載っている有名な空也上人像、平清盛公坐像など
平安、鎌倉時代の優れた彫刻が見どころです。

(都七福神めぐり 六波羅蜜寺)
  → http://gakuhanabusa1.seesaa.net/article/445445564.html

<弁財天>

七福神で唯一の女神。
水を神格化したもので、言語や音楽の神として尊信されています。
また、金運・財運の神として福徳自在のご利益とされています。


5.赤山禅院

比叡山の西麓にある延暦寺の境外塔頭です。
公共交通機関であれば市バス「修学院離宮道」から徒歩約15分、
叡山電車「修学院駅」から徒歩約20分です。

慈覚大師円仁の遺命により888年に天台座主安慧が創建しました。
本尊は陰陽道の祖・泰山府君(赤山明神)で京都の表鬼門にあり、
王城鎮守、方除けの神として信仰されています。

(「福禄寿神」を祀る赤山禅院)
  → http://gakuhanabusa1.seesaa.net/article/445446544.html

<福禄寿>

南極星の精・泰山府君を人格化した神で、
幸福・高禄・長寿の三徳をあたえられたとされています。

商売繁盛・延寿・健康・除災を祈願します。


6.革堂(こうどう)

正しくは行願寺(ぎょうがんじ)どいい天台宗の寺で、西国三十三カ所第19番札所です。
公共交通機関は市バス「河原町丸太町」から徒歩5分、
京阪電車神宮丸太町駅から徒歩約10分です。

かつて鹿を射止めた行円(ぎょうえん)が、仏心を起こし、1004年に建立した寺です。
鹿の皮の衣を着たので皮聖(かわのひじり)と呼ばれ寺は革堂と呼ばれるようになりました。

(「寿老神」を祀る革堂(行願寺))
   → http://gakuhanabusa1.seesaa.net/article/445446066.html

<寿老人>

中国の老子が天に昇ってなったという仙人の姿です。
寿老人は3,000年の長寿を保つ玄鹿を従え、人々の難を払う団扇を持っています。

そのため福財・子宝・諸病平癒・長寿の功徳ありといわれています。


7.萬福寺

黄檗(おうばく)山萬福寺は1661年に
中国僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)によって開創されました。
インゲン豆の名付け親の隠元和尚です。

隠元は中国明朝時代の臨済宗を代表する僧で、
中国福建省にある黄檗山萬福寺の住職をしていました。

当時日本からの度重なる招請に応じ、1654年、63歳の時に日本に来ました。
宇治の地でお寺を開くにあたり、隠元和尚は寺名を中国の自坊と同じ
「黄檗山萬福寺」と名付けました。

その後、幕府の政策等により宗派を臨済宗から黄檗宗と改宗し現在に至ります。

公共交通機関はJR奈良線「黄檗駅」、京阪電車「黄檗駅」ともに下車徒歩5分です。

  → http://www.obakusan.or.jp/index.html

(都七福神めぐり 萬福寺)
   → http://gakuhanabusa1.seesaa.net/article/445447033.html


<布袋>

中国・唐の時代に実在した僧・契此(かいし)がルーツとされ、
中国では弥勒(みろく)菩薩の化現として信仰されています。

     (http://www.mag2.com/p/news/233305 )

・・・

<参考:東京七福神巡り2017年おすすめ12選
    → http://iwalkedblog.com/?p=4744 >


            <感謝合掌 平成29年1月6日 頓首再拝>

”福来い囃子” - 伝統

2017/01/07 (Sat) 18:01:03


   → https://www.youtube.com/watch?v=XnK8wGnyJjY

<歌詞>

福よ来い福よ来い
年の初めに福よ来い
今日も我が家に福もって来い

恵比寿、大黒、毘沙門、弁天
布袋、福禄、寿老人
今日も我が家に福もって来い



恵比寿さん
商売繁盛 家庭円満
福もって来い 福もって来い

大黒さん
子宝安産 作物豊穣
福もって来い 福もって来い

毘沙門さん
受験合格 開運厄除
福もって来い 福もって来い

弁天さん
芸事上達 福徳円満
福もって来い 福もって来い



福よ来い福よ来い
年の初めに福よ来い
今日も我が家に福もって来い

恵比寿、大黒、毘沙門、弁天
布袋、福禄、寿老人
今日も我が家に福もって来い


布袋さん
金運財運 大漁満足
福もって来い 福もって来い

福禄さん
出生人望 良縁成就
福もって来い 福もって来い

寿老人
健康一番 延命長寿
福もって来い 福もって来い



福よ来い福よ来い
年の初めに福よ来い
今日も我が家に福もって来い

恵比寿、大黒、毘沙門、弁天
布袋、福禄、寿老人
今日も我が家に福もって来い

・・・

全国の七福神 → http://www.asahi-net.or.jp/~uy7m-ssk/

            <感謝合掌 平成29年1月7日 頓首再拝>

福娘と福男 ~ 十日戎 - 伝統

2017/01/10 (Tue) 18:34:56


(福娘)~今宮戎神社(大阪市浪速区)
     http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170109-00000001-wordleafv-soci

(福男)~西宮神社(兵庫県西宮市)
     http://news.goo.ne.jp/article/sankei/trend/sankei-wst1701100015.html

            <感謝合掌 平成29年1月10日 頓首再拝>

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