伝統板・第二
Pot with the Hole(穴のあいた桶)~プラム・ラワット - 日曜版
2016/11/20 (Sun) 12:20:18
このスレッドでは、プラム・ラワット氏による著書から紹介してまいります。
プラム・ラワット氏の活動については、次のWebにてご確認ください。
→ http://premrawat-japan.com/about/
プレム・ラワットは1957 年、インド北部の生まれ。幼い頃から、
「すべての人の心の中に、生まれながらにある平和」について語りはじめました。
1971年6月、13歳の時に初めてインドを出発。
以降、休むことなく世界中で講演を続けています。
40数年間に世界250以上の都市で講演を実施。1,500万人以上の人々が聴講しました。
講演の内容は75カ国語に翻訳されています。
2011年に故郷インド・ビハール州の屋外特設会場で開かれた講演会には、
50万人が集まりました。
Pot with the Hole 穴のあいた桶
☆ 穴のあいた桶の話(抜粋)
「お前は、私たちが通る道を見たことがあるか?
たくさんの美しい花が咲いているだろう。
あれは、お前のおかげなんだよ。
お前に穴を見つけたとき、私は道に花の種をまいた。
お前に穴があいているおかげで私が水を運び上げるたびに、
花の苗に水をやることができる。
今では、きれいな花が咲き、ミツバチが蜜を求めてやってくる。
一帯が見事な花園になっているんだよ」
全文については、スレッド「或る譬話・寓話からの学び②」(2016/11/18投稿記事)
「穴のあいた桶 」にてご確認ください。
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6728968
<感謝合掌 平成28年11月20日 頓首再拝>
Yourself - 伝統
2016/11/27 (Sun) 11:33:27
発行者からのメッセージ
**********************
★オリジナルの物語。ルーツはお話の宝庫インド★
**********************
穏やかな心持ち暮らすことの大切さ
プレム・ラワットさんが世界各地に招かれて、講演で話す内容を、
ひと言でいうなら、この一行に尽きます。
ラワットさんはこのメッセージを、
オリジナルの物語をおりまぜながら、
情熱を込めて、ユーモアたっぷりに、語り続けてきました。
この本をつくる過程で、
ラワットさんに、こう尋ねたことがあります。
「オリジナルの物語は、いくつあるのですか?」
ラワットさんは、ほほえみながら、こう答えました。
「数えたことはありませんが、すぐに100は語ることができます」
「インドはお話の宝庫です。
わたしは物心着いたころから、祖父母や両親、村の古老に、
毎日のように物語を聞かされてきました。
「オリジナルの物語」
といっても、ほとんどは、
インドや各地に伝わるお話を元にして、
現代の人たちに伝わるように、わたしの中で編集し直したものです。」
物語の主人公は、
桶であったり、
ヤシの実であったり、
オウムや亀も登場します。
その中の、
穴があいていて
水がこぼれてしまう「桶(おけ)」を
主人公にしたお話
「穴のあいた桶」が、
本書の名前になりました。
・・・
Yourself
*「Pot with the Hole 穴のあいた桶」(01~02)より
あなたは、あなたのことを知っていますか?
少し不思議な質問でしょうか?
あなたの物語は、あなたの内なる声に
耳を傾けることから始まります。
01
人生という物語を、おもしろいものにしたいですか?
冒険の物語にしたいという人がいるかもしれません。
大きな冒険がしたいから、
「よし! エベレストに登ろう」 と考える人もいるでしょう。
でも、人生最大の冒険をしたいなら
まずは内なる自分と手をつがぐことです。
あなたの物語をおもしろくする鍵は
あなたが、あなた自身といつもいっしょにいるということです。
あなたの一番近くにいるのはあなたであり
あなたがよく知らないのもあなたです。
内なる自分が何を思い、何を求めているのか
しっかりと感じ、つながって
あなたの手による、あなたの物語を書いてください。
02
あなたはいろんな人と知り合いだけど
あなた自身のことを
知っているでしょうか?
<感謝合掌 平成28年11月27日 頓首再拝>
Yourself ~その2 - 伝統
2016/12/04 (Sun) 12:16:36
03 痛みの原因
患者:先生、痛いんです。
医者:どこが痛いの?
患者:どこを触っても痛いんです。
頭を触っても、頬を触っても
足を触っても、お腹を触っても、耳を触っても痛い。
医者:そうか、君はね、指をけがしているんだと思うよ。
苦しみを感じるのは、自分のことをよく知らないからです。
多くの人が、自分とは何者かを知りません
04
あなたはこれまで、あなた自身とつきあってきましたか?
自分のことを知ろう、愛そうとしてきたでしょうか。
私は、どのように見られているのか?
職場の同僚、近所の人、世間の人は
私をどんなふう人間だと思っているのだろう?
ついついそんあふうに世の中のものさしによって
自分を測ってしまうことがあります。
そして、このものさしのなかで自分はどの位置にいるのだろう
成功したのだろうか、していないのだろうかと
考えてしまうのです。
それよりもあなた自身はどうですか?
心地よさを感じていますか?
自分を測ることに時間を費やさないで
心のなかの内なる声に耳をかたむけてください。
あなたにとって、あなた自身は一生の友であり
どんなときもそばにいる心強い味方なのです。
<感謝合掌 平成28年12月4日 頓首再拝>
Yourself ~その3 - 伝統
2016/12/11 (Sun) 11:43:02
05 ヤシの実
木から落ち、浜に転がったヤシの実は
波に打たれ、最初はなかなか岸から沖に出ることができません。
何度も、何度も試み、ようやく海流に乗って
遠い、遠い、まだ見ぬ土地に向けて出発します。
海はとても深く、とても広いのですが、
この小さなヤシの実は、波をまったく怖がりません。
人間は、巨大な船をつくり、大きな風がやってくると、
安全のために湾に逃げ、風が通りすぎるのを待ちますが
ヤシの実には逃げる必要などありません。
一つひとつの波に、挑んでは、ころころと転がり
ひと波、ひと波、旅を進めていきます。
そして、たったひとりで静かに新しい砂浜に到着するのです。
広い海の真っただなか。
新しい島が生まれると
どこからともなくヤシの実がたどり着きます。
チャンスを見逃さず、
自分の居場所を見つけて。
全文については、スレッド「或る譬話・寓話からの学び②」(2016/11/25投稿記事)
「ヤシの実」にてご確認ください。
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6728968
<感謝合掌 平成28年12月11日 頓首再拝>
Choice ~その1 - 伝統
2016/12/18 (Sun) 12:55:48
自ら選択し、身につけ、行動を起こすこと。
そうして自分の感覚を磨き、育てることは
やがて生きる上での軸となります。
06
何を信じるという行動は、列に並ぶのと似ています。
いつになってもカウンターにたどり着かない列に並ぶようなものです。
大勢の人がその列に並び、何か素晴らしいことが起きるのを
素晴らしい人が現れるのを待っています。
でも、あなたの問題を解決するのにもっともふさわしい人はあなたです。
あなたにはその問題を解決する力があります。
自分の思いに従って選択し、動くことができれば
確信のもてない何かを信じて待つ必要はなくなります。
<感謝合掌 平成28年12月18日 頓首再拝>
Choice ~その2 - 伝統
2016/12/25 (Sun) 12:27:57
07
私たちは、毎日何かを選び続けて生きていかなければなりません。
あなたがどんな状況にいようと、
どれだけ絶望して弱っていようと、
選ばなくてはいけません。
それは、ときには残酷なことでもあります。
しかし、私たちの心のなかには強い力が備わっています。
どんな映画のヒーローもかなわないほどの強い力です。
でも、あなたはそれを知らない。
だからヒーローを探してしまう。
外に探しにいく必要はありありません。
あなた自身が強い力をもっています。
その強さに気づいてください。
過酷な環境や境遇によって
気力も体力もなくなった人たちのなかに
その強さが輝くのを見てきました。
どんな人も一度その強さが表れれば、燦然と輝きます。
それと同じ力が、あなたのなかにも必ずあります。
本当のあなたを知ってください。
そして、自分自身で選択し、動き始めてください。
<感謝合掌 平成28年12月25日 頓首再拝>
Choice ~その3 - 伝統
2017/01/01 (Sun) 12:55:19
08 2匹のアリ
ある日、2匹のアリが出会いました。
1匹は砂糖の丘に住み、もう1匹は塩の丘に住んでいました。
(以下の物語部分は、
スレッド「或る譬話・寓話からの学び②」~2匹のアリ2016/11/29
にてご確認ください。
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6728968)
・・・
この物語は、新しいものを受け入れたいときには、
古いものを手放さなくてはならないことを教えてくれます。
今いる階段から足を離さないと、次の階段に上ることができないように、
何かを成し遂げるには、一つひとつ歩みを進める力が必要です。
また、私たちの一番の敵は、私たち自身であることを思い出させてくれます。
多く人は、現実をあるがままに受け入れるのが苦手で、
本当に起きていることが見えなくなってしまいます。
ときに、「私に選択肢があるのですか? 」と尋ねる人がいます。
「星の巡り合わせで運命は決まっているのではないですか? 」とか
「すでにトランプが配られ、自分では動かせないのでしょう? 」と言う人がいます。
答えはノーです。
もし悪いカードばかり回ってくると思ったら、そのカードを配ったのは、
あなたの頭がもたらす混乱です。
「こうなのではないか」
「こうあるべきだ」
と考えてしまう”壁”を取り払い、
あるがままを受け入れることで、
私たちは、ようやく新しい選択肢を得ることができるのです。
<感謝合掌 平成29年1月1日 頓首再拝>
Choice ~その4 - 伝統
2017/01/08 (Sun) 12:33:29
09
自分自身で選択し、身につけたことは
ランプを灯すことと似ています。
ランプの光は、どんな小さな光でも
暗闇では見ることができなかった世界を見せてくれます。
それがランプの光がもつ力であり、
自分自身で選択し、身につけることができた力です。
その力は、闇を突き抜け、はるか遠くまで届けてくれます。
<感謝合掌 平成29年1月8日 頓首再拝>
Choice ~その5 - 伝統
2017/01/15 (Sun) 13:06:25
10
世界には数多くの問題があります。
しかし、よろこびもまた、たくさんあります。
確かに雲は厚いけれど
その上は、美しく澄み切った青空です。
太陽が輝いています。
あなたはどこにいたいですか?
選ぶのはあなたです。
あなたは、あなたが望むところにいることができます。
<感謝合掌 平成29年1月15日 頓首再拝>
Choice ~その6 - 伝統
2017/01/22 (Sun) 12:00:13
11 2羽のオウム
「2羽のオウムの、飛ぶ理論は知っていたが、飛ぶことのできない話」
ある所に、とても優秀な2羽のオウムがいました。
飼い主は、オウム達に難しい数学の公式や文学作品を教え、とても博識になりました。
しかし、ある日飼い主が突然亡くなってしまいます。
そこで、オウム達は初めて鳥かごの中から外の世界へ飛び立ちます。
そこで、2羽のオウムは、外の世界に暮らす赤いオウムに出会います。
2羽のオウムは、赤いオウムに、自分達が知っている知識について、得意げに語ります。
その時、1匹の猫が近づいてきます。
赤いオウムは、羽を羽ばたかせ飛び立っていきます。
しかし、2羽のオウムは逃げられません。
2羽のオウムは、飛び方を知らなかったのです。
全文については、スレッド「或る譬話・寓話からの学び②」(2016/12/02 投稿記事)
「2羽のオウム」にてご確認ください。
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6728968
<感謝合掌 平成29年1月22日 頓首再拝>
Choice ~その7 - 伝統
2017/01/29 (Sun) 10:54:50
12
成長とは、たとえばこういうものです。
船の底に乗っているときは、海の景色は見えません。
ひとつ上の階に行くと、少し見えるようになります。
そしてデッキに上がり、ついには見張り台に達します。
そこまで行けば、大きな海がとてもよく見えます。
成長とは、新たに景色を生み出すことではなく
自分が選択し、行動することにより
景色のよく見える場所に行くことなのです。
あなたの前に広がる世界をありのままに見るために。
<感謝合掌 平成29年1月29日 頓首再拝>
Peace ~その1 - 伝統
2017/02/05 (Sun) 12:19:23
戦いには3つの種類があります。
ひとつは、国と国との戦い。
ひとつは、人と人との戦い。
そしてもう一つは、心の中で起こる戦いです。
一人ひとりの心の中の戦いが、人と人との戦いを生み
人と人との戦いが、国と国との戦いに火をつけるのです。
13
世界を巻き込む戦争も、身近な人とのいさかいも
一人ひとりの心のなかからか始まります。
外の世界の戦いは、表面的には止めることができるけれど
心のなかの戦いはそのままにしておくといつまでも続き
次の戦いにつながっていきます。
まずは一人ひとりの心のなかを静かに平らに
PEACEにすること。
そうなって初めて、外の世界の戦いを止めることができるのです。
14
心のPEACEを探すには
高い山に行かなくてはならないと思ったり
無感情な人になkらなくてはいけないと思っていませんか?
そんな事はありません。
ただ自分のなかを見ればいいのです。
PEACEはほかのどこかではなく、
あなた自身のなかにあります。
15
《あなたと自分自身との間に PEACEを築いていますか? 》
<感謝合掌 平成29年2月5日 頓首再拝>
Peace ~その2 - 伝統
2017/02/12 (Sun) 12:31:14
16 カメ一家のピクニック
ある日、お父さんガメ、お母さんガメ、お兄さんガメ、おとうとガメの
一家がピクニックに出かけました。
レジャーシート、サンドウィッチ、飲み物などをかばんにつめて出発です。
カメの一家は、ゆっくりゆっくり歩きます。
家を出発してから長い時間をかけて
ようやくピクニックにぴったりの場所を見つけました。
シートを広げ、荷物を置いて
ピクニックの準備が整ったところでお母さんが言いました。
「どうしよう。飲み物を開ける栓抜きを忘れちゃった」
そして、お兄さんガメに
「家に戻って、栓抜きをとってきてちょうだい」
とお願いしました。
でも、お兄さんガメは「ぼく、行かないよ」と答えます。
お父さんガメが「なぜだい? 」と聞くと
「ぼくが言ったら、おとうとが、サンドウィッチを全部食べてしまうでしょう? 」
と言うのです。
そこで、お父さんガメが「あまえのの分は食べないよ」と伝えると
お兄さんガメはようやく納得して、栓抜きを取りに戻ることになりました。
お兄さんがガメが出発して1週間。
おとうとガメは腹ペコになり、言いました。
「お腹すいたよぉ。お兄ちゃん本当に戻ってくるの?
お兄ちゃんのサンドウィッチを食べていいでしょう? 」
すると、お父さんガメとお母さんガメは
「もう少し待ちましょう」と、おとうとガメをなだめます。
しかし、さらに2日が経ち、おとうとガメはお腹がすいて、泣き出してしまいました。
「ねぇ、サンドウィッチを食べてもいい? 」
すると、お母さんガメは、「確かに、お兄ちゃん遅いわね」と言い
お父さんガメも「仕方がないな。食べてもいいよ」と言いました。
そう聞いたおとうとガメがよろこんでサンドウィッチを口に運ぼうとしたその瞬間
お兄さんガメが、ずーっと隠れて見ていた木陰から飛び出して
「やっぱり、ぼくのサンドウィッチを食べる気だ! 」
・・・
このお話は、まるで今の世の中のようです。
人と人、国と国は、お互いのことを信頼しあっていません。
本当にやるべきことを行なおうとせず、互いに見張りあっている状態です。
お互いのことを疑っているから、力を合わせることができず、人類がつくりだした
主義やシステムが、人間自身よりも尊重され、大切にされています。
私はこれまで「自分自身のなかに本当の平和を見つけてください」という
メッセージを伝えることに、一生をかけてきました。
なぜなら、私たちは、それ以外のことはすべて上手にできているからです。
ロケットをつくって月に行き、小さな携帯電話をつくり、
お金の代わりになるプラスチックのカードで買物をすることを可能にしました。
しかし、世の中のテクノロジーをここまで進化させたにもかかわらず、
人の心のなか平和や、人間らしさを進化させることはできずにいます。
私たちが本当にやるべきことは、一人ひとりが自分自身への理解を高め、
できることを実行し、力を合わせて、今迫っている問題を解決することなのです。
<感謝合掌 平成29年2月12日 頓首再拝>
Peace ~その3 - 伝統
2017/02/19 (Sun) 12:26:03
17
不満があれば、わっと泣き出し
満たされていたら、にこにこ微笑んでいた赤ちゃんのときと、
あなたの根本にあるものは何も変わっていません。
自分のなかにある
満たされていたという思いに気づいてください。
”私は満たされたい”と認めたときから
そのための一歩を踏み出すことができます。
<感謝合掌 平成29年2月19日 頓首再拝>
Peace ~その4 - 伝統
2017/02/26 (Sun) 12:40:18
18
自分の体は快適にしておきたい。
眠るときには、柔らかい布団がほしい。
靴を買うときには、試しにはいて少し歩いてみて
ぴったりかどうか確かめたい。
誰もがそんなふうに努力して体を快適に保とうとします。
では、それが体ではなく
自分の命や存在そのものであったらどうでしょう。
快適さを保つための努力をしているでしょうか。
不快であっても、それに慣れようとしていませんか?
もしそうだとしたら、それはクギの出た靴をはいて、痛みを感じながら、
これでいいんだ、こういうものなんだと言っているようなもの。
痛いもの、熱いものに触れれば、人はすぐに手を引っ込める。
もしそれが、私たちが生まれながらにもつ本能なら、
心を快適に保とうとすることも本能であるはずです。
あなたが快適でありたいと願うなら、そうするべきです。
「人生とはみじめなものだ」などと言わないでください。
あなたには人生を楽しむための心と体が与えられています。
<感謝合掌 平成29年2月26日 頓首再拝>
Peace ~その5 - 伝統
2017/03/05 (Sun) 13:59:07
19
あなたの心のなかには、庭があります。
たとえ外の世界が混乱していたとしても
その庭はあなただけのもの、誰も乱すことはできません。
外の世界には、愛があり、憎しみがあり、
サスペンスがあり、冒険があり、ミステリーがある。
日々はドラマのようです。
でも、あなたのなかには自分のままでいられる場所があります。
ごまかしたり、隠したり、
恰好をつけたりする必要のない、もっともくつろげる場所。
そんな庭が誰の心のなかにも存在しているのです。
その場所では自分の欠点を見つけて攻める必要などありません。
その世界の混乱や、もっている肩書きを脇に置いて、
その庭で、そのままの自分と向き合うだけでいいのです。
<感謝合掌 平成29年3月5日 頓首再拝>
Peace ~その6 - 伝統
2017/03/12 (Sun) 12:40:02
20
何者かがあなたの体の自由を奪ったとしても
心に大きな痛手を与えたとしても
あなたの一番大事なものは奪えません。
その一番大事なものを育てるかどうかは
あなたにかかっています。
「もうおしまいだ、行き止まりだ」と
思うこともあるかもしれません。
でもそういうときでも、
あなたの心のなかにある大事なものは、
決して奪われることはないと思い出してください。
あなたの一番大事なものは、あなただけのものです。
<感謝合掌 平成29年3月12日 頓首再拝>
Life ~ その1 - 伝統
2017/03/19 (Sun) 12:42:53
あなたは何のために生きていますか?
もう戻ってこない昨日のためですか?
それとも、行くことのできない明日のためですか?
あなたが唯一いることができる場所。
それは“今”という瞬間です。
21
25,550日
世界の平均寿命、約70年間を
日で表すと 25,550日です。
1/25,550日 である今日を
あなたはどのようにすごしますか?
<感謝合掌 平成29年3月19日 頓首再拝>
Life ~ その2 - 伝統
2017/03/26 (Sun) 12:41:03
22
人は一日に何度も時計を見ますが
時計が本当に意味することを知らないかもしれません。
時計が意味すること。
それは、あなたは永遠には生きられないということです。
時は一方向にしか進みません。延長することもありません。
それは私たちにどんな意味をもたらすでしょう?
<感謝合掌 平成29年3月26日 頓首再拝>
Life ~ その3 - 伝統
2017/04/02 (Sun) 12:17:18
23
木はカレンダーを見たりしません。
明日は御彼岸だ、準備をしよう。
さあ、花を咲かそう、用意はいいか?
そんなことはいいません。
花を咲かせるのは、自然の摂理です。
季節ははるか昔から繰り返され、今年もやってきて
これからも繰り返されていくでしょう。
あなたの人生にも春が来なくてはいけません。
それがあなたの生きている証しです。
花を咲かせ、自分が生きている今日という日を祝ってください。
木は、その日がやってくると花を咲かせます。
あなたも咲かせてください。
あなたにもそれがうまくできるはずです。
<感謝合掌 平成29年4月2日 頓首再拝>
Life ~ その4 - 伝統
2017/04/09 (Sun) 13:01:34
24 この瞬間を生きる
「人生は贈り物である」 と言われます。
でも人生はときにこんがらかり、いつもそのようには思えません。
「人生は貴重だ」 と言われます。
でも毎日の生活はいそがしく、私たちはそれを忘れてしまいます、
毎朝 目覚まし時計が鳴って、家を出る準備をします。
頭のなかは今日しなければならないことでいっぱいです。
バス停に行かないと、電車に乗らないと、事務所に行かないと、と
人生よりもしなければならないことが優先されています。
早く早くと急ぐ人がいます。
なぜ急ぐのでしょうか。
人生の旅の終わりは、
どんな人にも同じようにやってくることを皆知っているのに。
急ぎたくても時間はそれを許しません。
あなたは時間の流れにそって生きていくしかないのです。
私たちは皆、小さな船に乗っているようなものです。
時間という川の流れの速さを変えることはできません。
人生の旅の目的は終点までたどり着くことではなく、
今を生きること。
自分の心の中を感じること。
生きている間の一瞬一瞬を楽しむこと。
この瞬間を生きるということです。
<感謝合掌 平成29年4月9日 頓首再拝>
Life ~ その5 - 伝統
2017/04/16 (Sun) 12:00:45
25
生きていることの意味を理解したい。
もしあなたがそう思ったなら
その瞬間、その中心となるのはあなたです。
あなたの命も、あなたの一歩も、あなたの人生も、
あなたの胸が高まることも、心が満ちることも、
あなたが生きているから存在するのです。
<感謝合掌 平成29年4月16日 頓首再拝>
Life ~ その6 - 伝統
2017/04/23 (Sun) 08:46:42
26
人生において
もうこれ以上先がない
行き止まりで絶望的な状況になったら
そのときは、回れ右をすればいいのです。
回れ右をして、新しい道を行く。
そのように生きることが大切です。
すべての日をできるかぎり満たされた
素晴らしいものにするために。
<感謝合掌 平成29年4月23日 頓首再拝>
Life ~ その7 - 伝統
2017/04/30 (Sun) 12:19:05
27
今の習慣が、今の結果を招いています。
違う結果がほしければ
習慣を変えなければなりません。
<感謝合掌 平成29年4月30日 頓首再拝>
Thankfulness ~ その1 - 伝統
2017/05/07 (Sun) 12:21:24
Life ~ その8
28 王様とネズミ
伝統板・第二「或る譬話・寓話からの学び③」
子記事「王様とネズミ - 伝統(2017/04/08)」にてご確認ください。
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7160566
・・・
Thankfulness ~ その1
初めて息を吸った瞬間から
あなたのこの世界での旅が始まりました。
それ以来、来ては去る呼吸を繰り返しています。
呼吸とともに始まり、呼吸とともに終えるのが人生です。
生きていることに感謝してください。
そして“私”であることに感謝してください。
<感謝合掌 平成29年5月7日 頓首再拝>
Thankfulness ~ その2 - 伝統
2017/05/14 (Sun) 12:10:46
29
呼吸は、命を運んできます。
ひと呼吸、ひと呼吸、一つひとつの贈り物なのです。
呼吸に意識を向けてみてください。
ひと呼吸ごとに命が届けられていると感じることができたとき、
不思議と心は落ち着き、満たされていきます。
<感謝合掌 平成29年5月14日 頓首再拝>
Thankfulness ~ その3 - 伝統
2017/05/21 (Sun) 17:38:32
30
自分をどんなに小さな存在だと思っていたとしても
あなたには呼吸という奇跡が起きていることを
覚えておいてください。
この呼吸を受け入れること
呼吸に「ありがとう」を言うこと
これを務めとすべきです。
その感謝の気持ちに余計なものを入り込ませないでください。
もし何か葛藤があるのなら、無駄な戦いはやめにして
自分の命のよろこびの間に何も入り込ませない
そのことに集中してください。
そうすれば、曇りのないはっきりした人生を送ることができます。
<感謝合掌 平成29年5月21日 頓首再拝>
Thankfulness ~ その4 - 伝統
2017/05/28 (Sun) 12:03:15
31
あなたには素晴らしい能力があります。
それは、感謝するという能力です。
道に迷ったとき、誰かが教えてくれる、
すると私たちはありがとうとお礼を言う。
レストランに行ったとき、ウェイターの対応がいいと感謝する。
でも感謝とはそれだけではありません。
感謝する力が、自分の存在や自分の命に向けられるとき、
来ては去る呼吸があり、私は生きていると感じたとき、
私には感じる力、理解する力、答えを得る力があると言えたとき、
幸せになる力がある、満たされる力があると感じたとき、
そのとき、生きていることに対して特別な感謝が湧いてきます。
私たちがもつ感謝する力は素晴らしいものです。
それをさらに良くする必要はありません。
それはすでにそこにあり、それだけで素晴らしいものなのです。
<感謝合掌 平成29年5月28日 頓首再拝>
Thankfulness ~ その5 - 伝統
2017/06/04 (Sun) 13:12:47
32
私にはあれが必要だ。
あれが手に入れば幸せになれる。
こういう人はいますが
私はとても幸せだ、なぜならこの命があるから
とは、誰も言わないのではないでしょうか。
命があることこそが幸せであると、わかっていなければ
どれだけ多くのことを知っていても
肝心なことがわかっていないのと同じです。
<感謝合掌 平成29年6月4日 頓首再拝>
Thankfulness ~ その6 - 伝統
2017/06/11 (Sun) 19:49:16
33
あなたが求めているものは、あなたのなかにあり
あなたがもっている疑問の答えは、すでにあなたのなかにあります。
<感謝合掌 平成29年6月11日 頓首再拝>
Thankfulness ~ その7 - 伝統
2017/06/18 (Sun) 14:34:31
34 おじいさんのミルク
伝統板・第二「或る譬話・寓話からの学び③ 」内の子記事
「おじいさんのミルク - 伝統 2017/05/22 (Mon) 19:10:21」にてご確認ください。
→ http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=7160566
<感謝合掌 平成29年6月18日 頓首再拝>
Thankfulness ~ その8 - 伝統
2017/07/09 (Sun) 11:40:53
35
感動することができれば
「感動をありがとう」という感謝の気持ちが生まれます。
感謝の気持ちが生まれると
「私のがんばります」という情熱が生まれます。
情熱が生まれると
「あなたもがんばってね」という思いやりの気持ちが生まれ
そして、「あなたもがんばっているんだね」
という理解が生まれます。
感動、感謝、情熱、思いやり、理解、成長というサイクルを
経験することで、それらがあなたにとって身近なものになります。
そして、疑い、憎しみ、怒り、恐れなどが遠ざかっていくのです。
<感謝合掌 平成29年7月9日 頓首再拝>