伝統板・第二

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ほめる② - 伝統

2016/06/06 (Mon) 04:15:11


  *伝統板・第二「ほめる①」からの継続です
     → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6462900

・・・

《ひとの長所を讚めましょう!!》 

          「女性の幸福365章」(P101)より

ひとの欠点を見るよりも、美点を見よ。
見るものが自分の心の中に入り来って、自分を汚したり、
自分を清めたりするのである。

ひとの長所を見てそれを惜しみなく讚めるがよい。
讚めれば長所が拡大して来る。

長所が拡大して来れば短所が消えるのである。
それは光が拡大してくれば闇が消えるようなものである。

闇をいじくり廻しても、闇は消えるものではない。
光をともしさえしたら闇は消えるのである。

その人の欠点を本人に諄々と言ってきかせて改心させよと思っても、
欠点がその人の心に印象されるばかりで中々改心すうrものではない。

その人の美点をその人自身のほめてみても、人をおだてているようで、
面映(おもはゆ)い気持ちを起こさせるばかりの時もある。
そんな時には、その人の美点を他(た)の人に語って讃めるがよいのである。

”壁に耳あり”の譬えの通り、其処に彼(彼女)がきいていないでも、
屹度(きっと)誰かが本人に伝えるものである。

そして本人は自分があなたに讃(ほ)められた事に感謝し、
あなたに好意をもつようになり、讃められ、認められた通りの立派なものになって、
その讃め言葉に報いたいと思うようになるものである。


・・・

<関連Web>

(1)「光明掲示板・第一」内のスレッド「讃嘆(ほめる) (1532)」
   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=339

(2)「光明掲示板・第二」内のスレッド「讃嘆 (897)」
   → http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou2&mode=res&log=232

(3)「光明掲示板・第三」内のスレッド「讃嘆」
   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=34

(4)「光明掲示板・伝統・第一」内のスレッド「ほめる」
   → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=9

            <感謝合掌 平成28年6月6日 頓首再拝>

【普通の人をヒーローに】 - 伝統

2016/06/14 (Tue) 04:39:45


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2015年01月30日)より

   (ノエル・C・ネルソン氏の心に響く言葉より…)

   あなたの会社のすぐれた仕事、努力を惜しまなかった従業員、
   厄介な問題に前向きに対処した従業員のエピソードを集めてみましょう。

   あなたのもとで働くごく普通の人々が、ヒーローになるのです。

   私たちは、認められたい、自分の才能や技術を喝采(かっさい)されたいと、
   切に願っています。

   私たちはヒーロー、つまりあらゆる困難を乗り越えた勝者になりたがっています。

   会社の中の誰であれ評価されるに値する人は、役職や部署にかかわらず称賛しましょう。

   部長からデータ入力者まで、みんなが認められたいと思っています。
   従業員の善行は、業務とは関係なくても称賛しましょう。
   従業員を尊重する社風を育むなら、周辺の地域社会にも会社にも共にメリットがあるでしょう。

   それぞれの部署でのすぐれた行いをプリントにまとめ、毎週配りましょう。
   ただ善行だけを載せることです。

   すべての部署に目立つようにプリントを張り出しましょう。
   毎週のミーティングでプリントを読むよう促してもいいでしょう。

   業者や清掃スタッフ、その他の補助スタッフの善行も忘れずに掲載し、
   彼らにもプリントを配るのです。

   ネガティブな話やゴシップにはかかわらないことです。

   「ひどい不景気だ」とか「委員会なんて時間の無駄だ」といった話に
   巻き込まれないようにしましょう。

   他人を非難して、自分の感謝の波動の力を弱めないようにするのです。

   問題が持ち上がったら、解決策を考えだすことに焦点を当てて、
   あら探しにはなるべく時間を費やさないでください。

   時間を無駄にして他人を批判する波動を放つより、
   いつも自分や従業員を成長させて状況を改善する努力をしましょう。

   感謝するという方法論は、一時の流行で終わらせてはいけません。
   それはテクニックではなく、パラダイムシフトであり、新しいアプローチです。

   ビジネスに感謝の力を呼び込む莫大なメリットを体験したいなら、
   あなたはつねに感謝の思いと行動をビジネスで実践しなければなりません。


   あなたが自ら人々を励まし、応援し、指導者となるのです。

   すべてがあなた自身から始まります。

   感謝の波動は、あなたから、あらゆる部署や従業員、そしてビジネス全般に広がるのです。


        <『仕事で感謝するということ』サンマーク出版>

              ・・・

会社でも家庭でも、どこにスポットライトを浴びせるかで、
会社でいうなら「社風」、「家庭」でいうなら家風は変わってくる。

笑いや楽しいことに焦点を当てるなら、いつも笑いのたえない楽しい社風や家風になる。

真面目で厳格なことに焦点を当てるなら、四角四面の堅苦しい厳格な社風や家風になる。

善行や困難にチャレンジすることに光を当てるなら、
チャレンジを恐れず、困難に立ち向かう社風や家風になる。


スポットライトを浴びせるとは、あらゆる機会をとらえて、
所属するすべての人たちにその表彰の内容を衆知徹底すること。

普通の人がヒーローになる一瞬だ。


ほめられれば誰もがうれしい。

やる気が出て、元気になり、明るくなる。

そして、感謝が社風となる。


「すぐれた仕事、努力を惜しまなかった従業員、
厄介な問題に前向きに対処した従業員のエピソードを集める」

感謝が社風になっている会社には限りない魅力がある。


            <感謝合掌 平成28年6月14日 頓首再拝>

【「隠しぼめ」の効果】 - 伝統

2016/06/24 (Fri) 04:41:24


         *メルマガ「人の心に灯をともす」(2016年06月03日)より

   (心理学者、渋谷昌三氏の心に響く言葉より…)

   映画監督の山田洋次さんが演出家として駆け出しの頃のことです。

   テレビドラマで初めて渥美清さんを演出することになりました。
   山田洋次さんは、渥美清さんという喜劇役者としての才能を高く評価していました。

   しかし渥美さんのほうは山田さんをあまり良くは思っていないという噂も、
   山田さんの耳には入っていました。


   経験や境遇が違い過ぎるのです。

   渥美さんは小さな劇場の幕間にやる余興のコント役者として芸を磨いてきた熟練者です。

   片や、山田洋次さんは東京大学を出たエリートです。


   渥美さんの中には、3歳年下の山田さんが
   「アタマでっかちの、青臭いことを言う演出家」といった先入観が働いていたのでしょうか。

   「そんなヒヨッコに、つべこべ言われたくない」という反発心があったのかもしれません。

   さて渥美さん主演のドラマを取り終えた際、山田さんには
   「渥美さんと仕事をするのも、これが最初で最後。もうご一緒することもあるまい」
   という思いがあったそうです。

   と、意外にも渥美さんのほうから、

   「あんたとは、また一緒に(仕事を)やりたいね」

   と、ひと言。

   山田さんは、うれしさがこみあげてきたそうです。


   この「また一緒にやりたいね」という言い方、ストレートなほめ方ではありませんが、
   「山田さんの仕事を評価している」という含意が伝わり、
   それが山田さんの気持ちを動かしています。

   これは見事な「隠しぼめ」です。


   誰かと会って、とても楽しいひとときをすごすことができたとしましょう。

   相手の人柄も気に入りました。

   しかし、ほめ言葉がうまく出てきません。

   お互いに独身同士、相手が異性であるという状況ではなおさら照れくささが先に立ちます。

   そんな場合は、この「また」を使い、「あなたを気に入りました」「今日は楽しかった」
   というメッセージを発信してほしいものです。

   「またお話を聞かせてくださいね」

   「また誘ってくださいね」

   「またご一緒しましょう」

   どうという会話ではありませんが、
   相手は「自分の存在が認められた」という思いになります。

   これは、「ほめられる」に通じる心理です。


   どれも相手をストレートにほめているのではありません。
   けれども相手は「ほめられた」と感じ、それまでの不安が解消します。

   メッセージがじわりと伝わる、これが「隠しぼめ」の真理効果です。

       <『人の2倍ほめる本』新講社ワイド新書

              ・・・

人間関係がよくなる事の一つに、「陰(かげ)ぼめ」や「隠(かく)しぼめ」がある。

「陰ぼめ」とは、本人がいないところでその人を褒めること。

「隠しぼめ」とは、ストレートにほめるのではなく、
さりげなく、奥ゆかしく、相手を認めることによってほめること。

「あなたがいてくれてよかった」
「ありがとう、いつも助かります」
「あなたが来てくれるだけで皆、明るくなる」

等々の存在の肯定。


「存在の肯定」の反対は「存在の否定」。

「存在の否定」とは、
「出て行ってくれ」
「バカヤロウ」
「おまえがいるからうまくいかなくなる」
「もう二度と会いたくない」等々。


「また会いたい」という「隠しぼめ」は、人間関係をよくする最高のことば。

            <感謝合掌 平成28年6月24日 頓首再拝>

《ほめ、讃(たた)え、感謝するところに多くの恵みがあつまる》 - 伝統

2016/07/07 (Thu) 04:36:58


        *『 生長の家 』(昭和25年1月25日の法語)より

   何でもほめるものが増えて来る。
   何でも讃えるものが増して来る。
   何でも感謝するものが増加する。

   自分が与えられている恵みを数えあげて感謝せよ。
   自分の今持てる其(そ)の少量の恵みに対して感謝せよ。
   それを神の恵みとして感謝せよ。

   こんなに僅(わず)かしか もたないとぶつぶつ不平を云わず、
   真に神に感謝する時、その感謝の念が磁石となって
   一そう多くの恵みが集って来るのである、

   ほめるものが増え 感謝するものが増えるのが 無限供給の法則である。


   → http://blog.goo.ne.jp/porarisu5gou/e/09c55629349bd4c88305e05e512027e4

            <感謝合掌 平成28年7月7日 頓首再拝>

自分の”あたりまえ”をほめると、やる気がぐんぐん湧いてくる - 伝統

2016/07/26 (Tue) 03:52:41


           *「人とお金」斎藤一人・著(P70~73)より

   「なんだか仕事をする気が起きない」というときがあります。
   理由はわからないけれど、心も体も疲れていて、やる気が出ないときが、
   誰にでもあるものです。

   この停滞した気持ちを、明るく軽やかにして、やる気がぐんぐん湧いてくる、
   とっておきの方法があります。

   それは「今日、自分がした“あたりまえのこと”をほめること」。

   例えば、
   「今日も満員電車で通勤して、えらかったね」とか。
   「子どもに笑顔で接して、いいママよね、私って」とか。
   「部下のいいところに気づいて、ほめてあげて、えらかったね」とか。

   そういうふうに、自分のした“あたりまえのこと”をほめていると、
   気持ちが満たされて、「明日も顔晴(がんば)ろう」という気になるものです。

   なぜ、「自分をほめること」をしていると、やる気が出てくるのでしょうか?

   それは脳に「ほめ回路」というものができるからです。


   日本人の多くは、「謙虚なことはいいことだ」という国民性もあって、
   日常の中で自分を否定することが多いもの。

   「どうせ私なんか」とか、
   「私には、きっと無理だわ」とか、
   「私は、そんな人間じゃない」とか。

   こういった自分へのマイナスな言葉は、脳にストレスを与えます。
   そして、これをずっと続けていると、脳に「不幸の回路」ができてしまうのです。
   この「不幸の回路」ができてしまうと、とてもやっかいです。

   仕事で、どんなすばらしいチャンスがまわってきても、
   「どうせ私なんかにできっこない・・・・・」と
   後ろ向きに考えるクセがついてしまうのです。

   この「不幸の回路」を打ち破るには、脳に「ほめ回路」をつくることです。

   自分をほめることを習慣にしていると、「ほめ回路」のほうが
   だんだん太くなり、「不幸の回路」のほうは細くなっていくのです。

   ところが、自分をいざほめようと思っても、
   そんなに目立った出来事が起こる日は、めったにありません。

   「ほめる材料がないと、自分をほめられない」と思っている人は多いでしょう。
   ところが違うのです。

   ふだんやっている「あたりまえのこと」こそ、
   それをしている自分を認めて、ほめてあげることが大切なのです。

   だって、その「あたりまえのこと」を続けてこなければ、
   いまのあなたはありませんからね。

   自分が自然とやっていることは、実は、賞賛を受けるべきことなのです。

   自分のやっている「あたりまえのこと」を、ほめて、ほめて、ほめまくりましょう。

   それを数日間やっただけでも、あなたの脳に「ほめ回路」ができて、
   あなたのモチベーションがぐんと上がります。

   たとえ10年間「不幸の回路」があったとしても、
   「ほめ回路」を作るのにそんなに多くの日数はかかりません。

   早ければ数日、遅くても1か月くらいで、
   「自分に自信をつけ、ジャンジャンバリバリ行動する気を起こす」
   という「ほめ回路」ができるのです。

   毎日、寝るときに
   「自分が今日やったあたりまえのこと」を、
   たくさんほめてあげましょう。

   あなたの中から、「やる気」がとぎれることなく、
   湧き出てくるようになります。


   【魔法のルール】

    頭の中に「ほめ回路」をつくってごらん。
    ぐっとやる気が出てくるよ。

            <感謝合掌 平成28年7月26日 頓首再拝>

《賞讚(しょうさん)の言葉を投げかけよ》 - 伝統

2016/08/09 (Tue) 03:24:48

          *『 生長の家 』(昭和26年6月15日の法語)より

   人間は人から認められる時、全力を発揮して働くものである。
   認めてあげることを惜しんではならない。

   賞讚の言葉ほど
   人間を勇気づけ、悦ばせ、元気づけるものはないのである。

   吾々が一所懸命、精根をつくして仕事をしているのに
   誰も認めてくれないときには
   どんなに淋しい気がすることであろうか。

   そのような時、突然、誰かが自分の努力をみとめてくれ、
   賞讚の声をきくことが出来たならば、
   どんなに勇気がわいて来るだろう。

   人間は神の子であるから、神に於いて互いに一体であるから、
   認められることによって一体感を喚び起し、
   快い感情に打たれるのである。

   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yu0529&mode=res&log=127

            <感謝合掌 平成28年8月9日 頓首再拝>

褒め上手になるための5つのポイント - 伝統

2016/08/19 (Fri) 04:10:38

         *「『リーダーの伝え方』第6章」吉田幸弘・著 より  

(1)具体的事実を褒める

  ①よく使ってしまうのが、「頑張っているね」「最近すごいね」などの言葉です。
   しかし、根拠がない褒め言葉は、「おだて」と思われてしまうのです。
   ですから、必ず具体的な言葉を使って褒めるようにしましょう。
 
  ②例えば、次のような褒め方がいいでしょう。
   「新規顧客の獲得数が、先月の3件から今月はもう5件になっているね」
   「この企画書のチャート図が、すごく分かりやすいね」

   これなら事実なので、部下も抵抗なく、褒め言葉を受け入れてくれるでしょう。


(2)肯定的な相づちを打つ
 
  ①何気なく使っている「相づち」にも褒め言葉があります。
   私はこれを「さ行褒め言葉」と言っています。

     さすが
     知らなかった
     すごい
     せっかくだから教えて
     そうくるか/それはすごいね/そんな考え方もあるね

   どれも嬉しく感じませんか? これらの肯定的な相づちを使うだけで、
   部下は褒められている感じます。

  ②ただし、相づちだけでは嫌がる部下もいるので、
   さらにひと言付け加えるようにしましょう。

     さすが! 今月もチームトップだね!
     知らなかった。次回プレゼン資料をつくるとき、その機能使ってみるよ
     すごい! さっき頼んだばかりなのにもうつくってくれたんだ!
     面白そうな案だね。せっかくだから教えてよ
     住宅メーカーへのアプローチか。そんな考え方もあるね
 
  ③逆に使わないほうがいいのは、
   否定ワードの「でも」「どうせ」「だからさあ」「それは違うよ」などです。
 
  ④ちょっとした相づちですが、肯定的なものは効果抜群です。


(3)成長を褒める
 
  ①部下の過去と比較して、改善できている部分を褒めましょう。

   「お客様へDMを送るときの手紙文が非常に読みやすくなったね」
   「入社して半年、お客様とのやりとりが流暢(りゅうちょう)になったね」

  ②少しでもよくなっている部分があったら、褒めるようにするのです。
   実はよくなっているということを本人が気づいていない場合があります。
   それはもったいないことです。

   そこを気づかせてあげれば、本人のモチベーションは高まります。


(4)年上の部下や気難しそうな部下には質問しながら褒める
 
  ①年上の部下や気難しそうな部下に、例えば
   「企画書のつくり方が上手ですね」「プレゼンが上手ですね」といった褒め方をすると、
   「お前に言われたくないよ」「調子がいいな」と逆に反感を買ってしまうかもしれません。
 
  ②そこで、「どうしたら、そんなに分かりやすく企画書をつくれるのですか」
   「どうしたら○○さんのようなプレゼン資料をつくれるようになるのですか」と
   質問形式で褒めるのです。
 
  ③たいていの人は教え好きです。
   しかも「教えてください」というような質問をされると、自尊心が満たされます。
   「教えて」と言われて嫌な気持ちになる人は、ほとんどいないでしょう。
 
   質問形式で褒めるのは効果的です。


(5)数字を使って褒める

  ①論理的に物事を考える部下に対しては、数字を使って褒めると効果的です。
   数字は根拠になります。

  ②例えば、「不良品の発生率が20%から15%に下がりましたね」、
   「リピート率が30%から40%に上がりましたね」などと
   数字を使うことで、納得してもらえます。

            <感謝合掌 平成28年8月19日 頓首再拝>

讃め言葉は、善き状態に改変する力を持っている - 伝統

2016/08/31 (Wed) 04:09:27


          *『幸福をひらく鍵』(P136)より

讃める言葉は良人や、子供や、すべての家族を讃(ほ)められた通りに、
善き状態に改変する力を持っているのである。

不平を言うかわりに感謝の言葉をとなえ、小言を言うよりも讃(ほ)め称(たた)えよ。
どんなことにも欠点や短所を見出せば、欠点や短所はあるものであり、
美点や長所を見出せば、美点や長所はあるものである。

良人をよくしようと思って良人の欠点を指摘しても良人はよくなるものではない。
「欠点ばかり探すような女は、かなわない」と逃げ出すかも知れないのである。

良人に叱られても、自分がよくなれないで、却って「良人は私を憎んでいる」と
思ってますますひねくれる妻があるように、妻に欠点を指摘されても、
妻の愛情は良人にわかる筈はないのである。

愛は欠点を見ないのである。
愛は寛容である。
愛は鞭うたない。
愛は美点のみをみる。

引っかかる心がいけないのである。
姑や、嫁や、両親や、息子や・・・
家庭の中で啀(いが)み合っているみぐるしい相(すがた)は、
みな本心をはずれた「引っかかる心」から来るのである。

最早、あなたの良人は浮気をするような道徳的低き者としては、見ないのである。
今ある良人にあらわれていた悪しき状態は、妻自身が良人に対する
愛情の足りなさがあらわれたのだと悟ったのである。

今後、良人の美点のみをみつめて、それを礼拝し、自己の愛情の献(ささ)げ方の
足りなきを懺悔して、良人に限りなく愛情を尽くすが故に、
家庭は必ず円満となり、子供も皆健康となるのである。

            <感謝合掌 平成28年8月31日 頓首再拝>

「ありがとう」は、最高のほめ言葉です - 伝統

2016/09/13 (Tue) 04:43:13


      *「子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わる ほめ方・叱り方」
        明橋大二・著(P82~83)より

最も簡単で、最も有効なほめ言葉は、「ありがとう」です。

《「ありがとう」という言葉は、お礼の言葉であると同時に、最高のほめ言葉なのです。》

私たちが、人から「ありがとう」と言われると、どうして嬉しいのか、というと、
何かお礼を言ってくれたからうれしい、というよりも、
自分のやったことが人の役に立てた、自分の存在に意味があった、
と思えるからうれしいのです。

最初の章で書いた、
《人間にとって最も大切な自己肯定感をダイレクトに育てる言葉です。》


思春期の子などは、下手にほめても、「ふん」という感じですし、
「そんな当たり前のことで、ほめられたくねーよ」と言う子もいます。

しかしそういう子でも間違いなく届く、ほめ言葉、それが「ありがとう」です。

ちょっとしたことでもいいのです。
左の物を右にやった、そういうことでも「ありがとう」と伝えていくことで、
相手の自己肯定感が育まれていくのです。

自分も人の役に立てるんだ、自分も必要とされるんだ、
そういう気持ちが、心の成長の土台になり、勉強に意欲的に取り組んだり、
社会のルールをちゃんと守ったりすることの基礎になります。

自分も大切な人間なんだ、と思えて初めて、
他人も大切に出来るようになるのです。

            <感謝合掌 平成28年9月13日 頓首再拝>

《すべての兄弟を礼賛しよう》 - 伝統

2016/09/25 (Sun) 03:27:59


        *『幸福を招く365章』第9項(P187) より

眼を挙げて光を見よ。
空高く輝ける神の光を。
それは君を導く真理の光だ。

君がその光を見たのは、君のうちにもその光が宿っているからだ。
そうだ、あなたの内にも神が宿っている。
私のうちにも神が宿っている。

すべての人々に神が宿っているのだ。

悪い人はひとりもいないのである。

神は野にも、山にも、丘にも、海にも、お空にも充ち満ちていて、
われらを照らしたもうのである。

光の世界に生きている光の子供があなたであり、私であり、
すべての人々であり、すべての存在である。

まばゆいばかりに光が燦爛とかがやいている。

 すべての人々を祝福しよう。
 
 すべての人々を礼賛しよう。
 
 すべての人々に感謝しよう。

            <感謝合掌 平成28年9月25日 頓首再拝>

長所を見て称讃(しょうさん)せよ、欠点は消える - 伝統

2016/10/12 (Wed) 04:25:36


        *谷口清超先生・著『智慧と愛のメッセージ』より

人のよいところを認め、
それを心の中に描き、感謝し、
それをコトバで讃嘆(さんたん)していると、

その相手がいよいよ立派になるばかりではなく、
自分自身もまた素晴らしくなる。

それはこの世の中がコトバでつくられており、
心で認めたものが形をもってあらわれるようになっているからである。

            <感謝合掌 平成28年10月12日 頓首再拝>

《人の善を讃える会》 - 伝統

2016/11/08 (Tue) 03:31:37


         *『 生長の家 』(昭和23年9月7日の法語)より

   生長の家の集りは、
   人の善を見出してそれを讃える会でなければならぬ。

   そして教理の研究は
   学術的に正確な理性をもって行わなければならない。

   感情に走って 他を批難する様なことがあってはならない。


   メンタル・サイエンスでは次の事を悪徳の中に数えている。


     一、人の悪を見つけること。

     二、陰口をきくこと。

     三、ゴシップをすること。

     四、皮肉や嫌味を云うこと。

     五、人の悪を批議する事。即ち切りさばく心を起すこと。


   以上のようなことを誌友会でやってはならぬ。


   http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yu0529&mode=res&log=86

            <感謝合掌 平成28年11月8日 頓首再拝>

《汝の肉体を讃美せよ》 - 伝統

2016/11/21 (Mon) 03:52:41


      *『幸福を招く365章』第10項(P214) より

あなたが肉体を愛し、その健康を求めるならば、
肉体に小言を云ってはならないのである。

肉体に感謝し、肉体にお礼を云い、肉体の美を讃え、
肉体の健康を祝福しなければならないのである。

こんな不健康な肉体をどうして讃美し祝福することが出来ようと思う人が
あるかも知れないけれども、あなたの肉体の何処かは健康であるであろう。
肺のわるい人も眼は見えるであろう。耳は聞こえるであろう。手足は健全であるであろう。

然らば何故、その眼を、耳を、手足を讃美し、祝福し、
それに感謝しないのであろうか。

真に神の恵みに感謝したとき、その肺も治るであろうに。


(初出は「生長の家」昭和26年7月4日の法語)

           <感謝合掌 平成28年11月21日 頓首再拝>

お年寄りの褒め方 「足の甲がきれい」が効果的 - 伝統

2016/12/07 (Wed) 03:42:25


         *Web:NEWS ポストセブン(2016.08.19) より

高齢化が進む日本社会。
高齢者を介護する機会も増えているが、気難しいお年寄りとの
コミュニケーションが難しいという問題も。

そこで理学療法士の女性・Aさんが、お年寄りを褒めるコツを教えてくれる。

 * * *
 
高齢者が多く入院している病院で理学療法士をしています。

80を超えた人のリハビリはやる方もやらせる方も大変。
「昔はきれいだったでしょう?」なんて言ったら絶対にダメ。
「ふんっ」と横を向かれるのがオチです。

「もう、こんなにしわくちゃになっちゃって」と言われたら、
「そうですか」と聞き流します。
自分の加齢現象を嘆きつつ、こっちの腹を探っているんだから。

 
そんな時、ハッとした顔で、「足の甲がきれいですねぇ」は効きます。
本当に足の甲は、シミはできてもしわにならない唯一のパーツなんですよ。

「あら、本当だ」ってやる気になって歩けるようになった高齢者もいます。

※女性セブン2016年9月1日号

http://www.news-postseven.com/archives/20160819_439818.html


           <感謝合掌 平成28年12月7日 頓首再拝>

賞め讃える日 - 伝統

2017/02/01 (Wed) 06:18:33


           *「光明道中記」(2月1日)より

【真に幸福になろうと思うものは、既に自分が幸福であることを知らねばならぬ
                        (『生命の實相』第一巻)】

「既に自分は幸福である」此の言葉を繰返し唱えよ。
「既に自分は幸福である」と。

毎日それを繰返し重ねて行くことによって、
その人は現実生活に於いても本当に幸福になるのである。

呟くことを止めよ。
自己の不幸を口にすることを止めよ。
自己の病を口にすることを止めよ。

今ある運命を喜んで受けよ。
友は悪口を言われる毎に悪しき友となり、汝に仇(あだ)する者となるであろう。

運命も、それを呟く者には仇する者となり、
それを賞め讃える者には幸福を齎(もたら)す味方となるであろう。

世界は、観られたる通りの世界であり、呼ばれたる通りの世界である。

「アダムが生物(いきもの)に名づけたる所は皆其名となりぬ」(創世記第一章)

吾等は此の世界を幸福の世界と名(なず)けようと、不幸の世界と名けようと、自由なのである。
吾等は自分の名(なづ)け具合によって此の世界を幸福にも不幸にもすることが
出来るのである。

これから吾等は此の世界を楽しい世界と呼ぼう。

           <感謝合掌 平成29年2月1日 頓首再拝>

《隠れたる処で人を賞めよ》 - 伝統

2017/02/09 (Thu) 04:44:33


           *「光明法語」(2月9日)より

与えれば与えられるのが法則である。
人に深切丁寧にすれば、人から深切丁寧にせられる。
何の恩恵を受けたことのない人にも深切丁寧をつくすべきである。

彼自身の知らないところで彼を賞めよ。
しかし多くの人は人前で彼に深切をし、彼が去れば人に彼の悪口を言う。
彼が出て来れば彼の美点を賞揚する。彼が去れば彼の悪口を言う。

そして彼の口真似をしたり、隔している悪をあばいたりして嘲笑するのである。
こんな人はやがてそのカラクリが暴露するのである。

何故なら「天地一切と和解していない」からである。

           <感謝合掌 平成29年2月9日 頓首再拝>

人の美点を賞めることから始めよ - 伝統

2017/02/12 (Sun) 04:29:51


《後ろから卑怯に斬るな》

           *「光明法語」(2月12日)より

本人のいない前で悪口を言うのは実に卑怯な行為である。
若し相手が悪いのならば本人に直言すべきである。

若し相手に悪がないのに虚構して悪口するのであれば尚一層卑怯である。
誰も警戒していないのに後ろからバッサリやるのは昔から“悪ざむらい”の所行である。
本人のいないところで悪口言うのは後方からバッサリ斬るのと同じことだ。

そんな行為は常に自分と神との間を遮断するものなのである。

そんなことは愛深き神の波長と会わないのである。

幸福になろうとする者は人の美点を賞めることから始めよ。

           <感謝合掌 平成29年2月11日 頓首再拝>

褒める、叱るの二者択一ではない - 伝統

2017/04/04 (Tue) 03:08:55


褒めて伸ばすか、叱責か。人材育成や子育てが二者択一ではない訳

     Web:MAG2NEWS(ビジネス2017.01.30) より

人を育てる方法は、ビジネスにおいて大きな課題の一つ。
大きく分けて「ほめて育てた方が良い」「厳しく育てた方が良い」という
二つの相反する考えがあります。

ビジネスだけではなく、育児本などでもよく聞かれる正反対の論調です。

近年は「ほめて育てる」といった本が流行する傾向があるようですが、
「ほめて伸ばすのは間違い」といった内容の、反対の立場からの論考も
よく読むようになった気がします。

この「対立」はなぜ起こるのでしょうか。


「ほめる」派の人の言い分はこうです。
人に厳しく接すると、相手は萎縮して自分の力を発揮することができない。
叱られることを恐れ、自分の意志で成長しようとしなくなる。
よいところをほめ、伸ばすことで結果的に良い人材になる、というもの。


一方「厳しく」派の人の考え方は、人はほめられるとだらけてしまい、ミスをしやすくなる。
そもそも基本的なスキルができあがっていないときにむやみにほめれば、
増長し、勘違いするだけで成長が妨げられる、といったところでしょう。


それぞれに納得できるところはありますが、どちらの方が正しいのでしょうか。
と、問いかけてみたものの、私はなにごとも二者択一の考え方が好きではありません。
二者択一の問いかけを見ると、問題の立て方自体を疑ってかかってしまいます。
「どちらが良いか」と言われると「両方良い」と言いたくなる性質です。


つまらない答えかもしれませんが、
厳しくすべき場面で厳しく、ほめるべき場面ではほめるのが正しいのだと思います。

そして本当の問題は、ほめることと厳しくすること、
どのようなときに使い分ければよいのか、ということなのだと思います。


上に説明したように、ほめるのは長所を伸ばすため。
厳しくするのは、ルールを守らせたり、ミスを防いだりするためです。

目的が異なりますので、ほめることと厳しくすることの双方に矛盾はないはずです。

また、矛盾しないだけではなく、
この双方には、互いのデメリットを減殺する作用が働きます。

長所をほめることで、厳しくすることによる萎縮する効果がやわらぎ、
いざというときに厳しくすることで、ほめることにより増長するという
マイナスは減殺されることになります。


実は、「厳しく育てる」派の人の中には、元々ほめるのが苦手で、
どうほめてよいかわからない人がいます。

また「ほめて育てる」派の人は、部下を叱れない、
あるいは厳しく接して嫌われることを極度に恐れている人がいます。

その現状を正当化するための論理として、二者択一のどちらかを正しい
としている部分もあるのかもしれません。


何をしてもほめられるようなコミュニケーションでは、
ほめられた方も何が良かったのかわからず、何も学べません。

逆に根拠なく叱られること、まったく予測がつかないときに叱られると萎縮します。

適切な場面で使い分けることで互いに補完し合う関係にあると言ってよいでしょう。
それぞれの機能を考えながら、メリットを最大限にし、デメリットを減殺する指導を行う
のが重要なのではないでしょうか。


「まず相手をほめておくのは、歯科医がまず局部麻酔をするのによく似ている。
もちろん、あとでガリガリやられるが、麻酔はその痛みを消してくれる」
                          (デール・カーネギー)

           <感謝合掌 平成29年4月4日 頓首再拝>

ほめ道 - 伝統

2017/04/24 (Mon) 03:49:39

          *「斎藤一人 ほめ道」みっちゃん先生・著 より要点の抜粋

(1)一人さんは、私をいつもほめてくれました。
 
   座布団を出しただけで、
   「みっちゃんはやさしくて、よく気がつくね。本当にいい子だね」

(2)喫茶店に入ってウェイトレスさんに
   お水を持ってきてもらったら、
   ニコッと笑って、「いい笑顔ですね」。

   旅館に泊まったら、
   どんなに料理がマズくても、布団が重くても、
   旅館を褒めるのです。

   まずいラーメン屋でも、「おいしかったよ」。

   会社に行ったら、
   「課長のおかげで仕事がしやすいですよ」

   ダメ嫁にも
   「がんばってくれて、ありがとうね」

   勉強しない子どもには、
   「信じてるよ、大丈夫だよ」


(3)人間というのは、ほめられたくて生きているんです。
   むずかしい言葉で言うと、自己重要感を渇望している。

   暴走族がバリバリ走っているのも、
   自己重要感を満たしたいからなんです。

(4)「銀座まるかん」では、挨拶はすべて「感謝してます!」。

   朝、事務所に行ったら、「おはようございます」の後に
   「感謝してます!」。

(5)相手にいいことがあったら、「おめでとう」と言ってあげる。
 
   言えない人は、心が貧しいんだよ。
   「よかったね」「おめでとう」と言えるのが、豊かな幸せな人生なの。

(6)ブスッとした顔の人に出会うと、一人さんはいつも、
   「あの人はがんばってきたんだよ」 と言います。

(7)職場で〇〇さんに「がんばってるね」とほめられたときは、
   「ありがとうございます。
   あの仕事は〇〇さんのおかげでうまくいきました」。
 
   こんなことを言われれば、だれだってうれしいですよね。

(8)上司には「部長のおかげで仕事がしやすいですよ」
   「社長のおかげですよ」と言えば喜ぶんだよね。
 
   部下には
   「みんながんばってくれてるから、オレが課長としてやっていける」
   と言えば喜んでもらえるよね。

(9)人は自己重要感を渇望しているんだよ。

   姑に「おまえはダメな嫁だ」と言われたら、
   自己重要感を傷つけられるんだよ。
   だからきっと、その姑は嫁に恨まれている。

   その嫁が姑になったとき、
   今度は自分が恨まれる姑になるか、好かれる姑になるか、
   考えたほうがいいよね。

(10)人のあらなんて、何個探しても、だれも、幸せになんないよね。
 
   それよりも、人のいいところを探したほうがいいよね。
 
   いいとこ探しって、自分も楽しいし、相手も喜んでくれるし、
   みんなが幸せになるよね。

(11)えらくなるとほめやすくなる。
   ほんのひと言ほめただけでも、すごく喜んでくれる。

   神様が、ほめやすい場を与えてくれたっていうこと。

(12)ふつうは子どものことで、いろんなことが心配ですよね。
   でも、一人さんはこう言います。
 
   「心配するより、信じてあげな。『信じてるよ、大丈夫だよ』」
   と言っていればいいんだよ。

(13)あなたが大切にしなくてはいけない人が、もう一人いるんだよ。
 
   それは、あなた自身です。

(14)困ったときは成長のチャンス!

   自分にかけてあげる言葉は「大丈夫だよ」「困ったことは起こらない」。

(15)失敗談は隠すから心の傷になるので、
   自分からさらけ出して笑い話にしてしまえば、
   人生の宝物になるよ。

           <感謝合掌 平成29年4月24日 頓首再拝>

人のプラスを見て褒める - 伝統

2017/05/10 (Wed) 03:37:06


        *「大切なことに気づく24の物語」中山和義・著(P73~76)より

《赤ちゃんが初めて歩いたとき》

久しぶりに心理学の教室に行って、ためになる話を聞いたのでご紹介します。

人はほめられると、どんどん成長するという話です。

はいはいからやっと歩くことができるようになった赤ちゃんは、
一生懸命に歩いたときに大好きなお母さんから、

「がんばって歩いたね。 すごい! 」

とほめられて抱きしめられます。

赤ちゃんにとっては何よりもうれしいことです。

だから赤ちゃんは転ぶ痛みに負けないで、がんばって歩こうとします。

初めて言葉を話したときも、両親はとても喜びます。
私もそうだったんですが、初めて子どもが私のことを「パパ」と
呼んだときには抱きしめていました。


でも、子どもが成長すると様子が違ってきます。
90点のテストを渡されたお母さんは素直に喜べません。
たった1個所の間違いを指摘して、注意してしまいます。

ひどいお母さんになると、

「あなたが90点だったら、ほかの人は100点でしょう・・・」

と言ってしまいます。

こうなると、子どもは親の言うことを聞かなくなります、
何を言っても、うるさがって何も聞いてくれなくなります。

「子どもは何を言っても、うるさいというだけで何も聞いてくれません」

このような相談にくる親の多くが、
子どもの良いところを見ないで悪いところばかり見ています。

これでは、子どもがうるさがるのも当たり前です。

人の欠点はどうしても気になります。


子どもに限らず、人の良いところを見つけて、
ほめてあげられる人になりたいですね。

            ・・・

この話を聞いたときに、会社のスタッフも同じだと思いました。

不況で会社の売り上げが下がっているときにスタッフに、

「不況なので、なかなか商品が売れません」

と報告されると、思わず、

「不況を言い訳にするな。儲かっているお店はたくさんある」

と言ってしまうのに、

スタッフががんばって売り上げを増やしたときに、

「やっと売り上げが増えてきた。景気が良くなったのが、この会社にも影響している」

と言ってしまったら、スタッフは二度と熱心に働きません。


人の良い点に焦点を当てて、心からほめれば相手は必ず動いてくれます。

           <感謝合掌 平成29年5月10日 頓首再拝>

ひとは讃(ほ)められた方向に伸びる - 伝統

2017/05/22 (Mon) 03:26:20

人の功績を認めよ 

       *『生活の智慧365章』(P158~159)より

現象的には、まだ其の人が色々の善き徳や行いや善き性質をあらわしていないように
見える時にも、その人の生命の実相には
無限の善徳や善き性質や善き行為が宿っているのである。

それを引き出すのが称讃の言葉の力である。

讃められれば讃められた方向に、その人の行動力が動き出して活動を始めるのである。

それゆえに子供を教育する場合などには、特にその子供に欠けていると思われる徳目が
既に本当にあるかのように讃める言葉を使うならば、その子供にやどる実相の完全さが、
その讃められた方向に浮かび上がって来て、その子供が本当に立派になって来るのである。

しかし子供ばかりではない。

無数の大人が如何に称(ほ)められることを欲しているかは、文化勲章や
藍綬褒章(らんじゅほうしょう)や、黄綬(おうじゅ)褒章を貰うことを
如何に光栄に考えられているかで明らかである。

人を使う秘訣も、従業員各員の功績をみとめて
称める言葉を如何に巧みに使うかにかかっているとも言い得るのである。

           <感謝合掌 平成29年5月22日 頓首再拝>

ほめることは、心のバケツを満たす - 伝統

2017/06/07 (Wed) 04:33:16

          *「Q・次の2つから生きたい人生を選びなさい」 
            ~ハーバードの人生を変える授業 2 (P79~81)より抜粋

     【ひとつのほめ言葉で2か月は生きられる  小説家マーク・トウェイン】


ほめ言葉は、聞くとうれしい気持ちになりますが、効果はそれだけではありません。
長所というものは見過ごせば、だんだんと消えてしまいがちです。

ほめることは、相手を元気づけると同時に、関係を強めることになるのです。
余裕のあるときに貯金しておけば、いざというときに困らなくてすむのと同じで、
日ごろからほめ言葉を口にしていると、相手の関係が悪化した場合も
なんとか乗りこえられます。

家庭や職場で笑顔を見せたり、温かい言葉を投げかけたりするのに
お金はまったくかかりませんし、ほめることで得られる幸せという
「究極の報酬」は、お金にかえられないほど大きいものです。

《人にポジティブな感情を与える》

人は、一人ひとりが「目に見えない心のバケツ」をもっています。
バケツにはその人のポジティブな思いや気持ちが入っています。

うれしいときはバケツはいっぱいになりますが、
不幸で悲しいときは空っぽになります。

ほめたり、親切にしたり、ただ笑顔を向けたりして人を喜ばせることは、
その人の「心のバケツ」を満たすことです 

しかし、けなしたり、あざ笑ったり、傷つけるようなことをして人を悲しませれば、
ポジティブな感情が入っていたその人のバケツは空っぽになってしまいます。


親切な行いや優しい言葉のいいところは。
他の人のバケツを満たすのと同時に、
自分自身のバケツも満たしてくれることです。


与えることは受け取ることと同じだからです。


誰かのバケツを満たせば、周りの人だけでなく、
あなた自身の人生もまたたくまに素晴らしいものになることでしょう。

           <感謝合掌 平成29年6月7日 頓首再拝>

【ほめ言葉の魔法】 - 伝統

2017/06/24 (Sat) 03:36:00


           *メルマガ「人の心に灯をともす(2017年06月22日)」より

   (原邦雄氏の心に響く言葉より…)

   なぜ、「ほめ言葉」が、
   認められることを求めている人の心に刺さるのでしょうか。

   それは、その人を肯定する言葉だからです。


   「あたなと一緒にいると楽しい」

   「今日の夕飯、おいしかったよ」

   「いつも子どもの面倒を見てくれてありがとう」


   こんな言葉をかけてもらえたら、自分に自信が持てますようね。

   わたしは家族の役にたっているんだ。

   わたしは認められているんだと感じられます。

   ほめ言葉は、居場所をつくる言葉でもあるのです。


   わたしが大事にしているのが「自尊心の3大欲求」です。

   これはアメリカの心理学者ウィル・シュッツ博士が提唱したもので、
   「自己重要感」「自己有能感」「自己好感」という3つの欲求のことです。

   ほめ言葉によって、この3大欲求が満たされるのです。


   わたしなりにひとつずつ分析してみましょう。

   まず、自己重要感。

   これは「自分を大事な存在として認めてほしい」という欲求です。

   「ありがとう」と言われたときに満たされます。


   次に、自己有能感。

   「的確な意思決定と行動ができるようになりたい」という欲求で、
   「すごいね」「成長したね」と言われたときに満たされます。


   最後に、自己好感。

   こちらは「人に好かれたい」という欲求です。
   「好きだよ」「好感が持てる」などと言われたときに満たされるものです。


   つまり、理想的なほめ言葉は、次のような言葉が自然にあふれ出てくることです。

   「ありがとう」

   「すごいね」「成長したね」

   「好き! 」「好感が持てる」


   たとえば、「きちんとあいさつできていたね、すごいね!」と、
   ほめられた子どもは自尊心が満たされます。

   それだけでなく、もっと認められたい、好感を持たれたいと願うようになります。


   「次はもっと大きな声であいさつをしてみよう」

   「もう少し、きちんとした姿勢のほうがいいかな? 」

   「あの人にも、あいさつしてみよう」

   このように、思考がどんどんプラスの方向に進んでいきます。


   たった一言のほめ言葉だとしても、相手の自尊心を満たしてあげられれば、
   その人の心を動かすことができるのです。

        <『たった一言で人生が変わる ほめ言葉の魔法』アスコム>

                 ・・・

原氏は、大切なのは、「結果」をほめるのではなく、
「行動や努力」、そして「人間性」をほめることだという。

例えば、子どもがテストで100点を取ってきたとき…

「100点を取って、えらいね」

ではなく、

「あのとき、テレビを見たいのをガマンしていたよね」

「いつもより早起きしてお勉強していたよね」

「お友達と遊びたいのを耐えてがんばっていたよね」

といえば、気持ちが子どもの心にしっかり届く。

努力したことや一生懸命がんばったこと、その「過程」をほめることが大事だという。

(以上、本書より抜粋)


【人間の究極の幸せは4つ】(大山泰弘)

1つ目は愛されること

2つ目が褒められること

3つ目が人の役に立つこと

4つ目が人に必要とされること


この4つは、「自己重要感」「自己有能感」「自己好感」という3つの欲求と同じだ。

ほめ言葉を使いこなしたい。

           <感謝合掌 平成29年6月24日 頓首再拝>

《人の功績を認めよ》 - 伝統

2017/07/13 (Thu) 04:22:59


    *『生活の智慧365章』(第2部歓喜の泉)第6篇(P158~159) より
 
現象的には、まだ其の人が色々の善き徳や行いや善き性質を
あらわしていないように見える時にも、その人の生命の実相には
無限の善徳や善き性質や善き行為が宿っているのである。

それを引き出すのが称讃の言葉の力である。

讃められれば讃められた方向に、
その人の行動力が動き出して活動を始めるのである。

それゆえに子供を教育する場合などには、特にその子供に欠けている
と思われる徳目が既に本当にあるかのように讃める言葉を使うならば、

その子供にやどる実相の完全さが、その讃められた方向に浮かび上がって来て、
その子供が本当に立派になって来るのである。

しかし子供ばかりではない。

無数の大人が如何に称(ほ)められることを欲しているかは、文化勲章や
藍綬褒章(らんじゅほうしょう)や、黄綬(おうじゅ)褒章を貰うことを
如何に光栄に考えられているかで明らかである。

人を使う秘訣も、従業員各員の功績をみとめて
称める言葉を如何に巧みに使うかにかかっているとも言い得るのである。

           <感謝合掌 平成29年7月13日 頓首再拝>

《実相を礼拝して賞めよ》 - 伝統

2017/07/29 (Sat) 04:20:51


     *『生活の智慧365章』(第2部歓喜の泉)第6篇(P159~160) より

しかし、人を称(ほ)めるにしても、その人から善き行為や性質を引き出す
方便又は技術として称めるのでは効果も薄いし、また本当ではないのである。

実際にすべての人間には実相として
「神の善徳」が宿っていることを信じ且つ知り、その実相を礼拝して、
誠心(まごころ)で賞め称えるのでなければ本当ではないのである。

これを『法華経』に於て常不経菩薩(じょうふぎょうぼさつ)が
その模範を示し給うて、その相互礼拝によって、
人々が仏の実相をあらわして成仏することを釈尊が示し給うたのである。

生長の家の教えは、

「汝ら天地一切のものと和解せよ・・・
和解するとは怺(こら)え合っていることではなく、
感謝し合ったとき本当の和解が成立する」

との根本的教示によって出発するのである。

相互礼拝、相互称賛も、本当にそれが手段や技術でなくなるためには、
互いに感謝し合う心境になることが必要なのである。

天地一切のものに感謝するとき、
天地一切のものの美点が自然にあらわれて来て
其人を取り囲むようになるのである。

           <感謝合掌 平成29年7月29日 頓首再拝>

隠れたるところにて、人を賞(ほ)め得る人となれ - 伝統

2017/08/15 (Tue) 04:50:08


        *谷口清超著『智慧と愛のメッセージ』より

人の心は皆一つに連なっているから、
ひとの善いことやすばらしさを、その人ではない人に話をしても、
いつかはその人の耳にも届くものだ。

目の前で相手の美点をほめるより、
この方がずっとおくゆかしいとも言える。

そしてどのくらい相手を高めあげ、
お互いに心から打ちとけ合えるか知れないのである。

           <感謝合掌 平成29年8月15日 頓首再拝>

賞(ほ)めるとき、子供は生長する - 伝統

2017/08/29 (Tue) 04:51:52


          *『生命の實相』第14巻教育篇(P136~137)より

いかなる方向であろうと子供に天賦(てんぷ)の才能がみとめられれば、
全力をあげてその方向に才能を伸ばせよ、
便宜(べんぎ)を与えよ。

賞讃せよ。

励まし、鞭撻(べんたつ)し、
喜んでその仕事または遊びに従事させよ。

           <感謝合掌 平成29年8月29日 頓首再拝>

【言葉はすべて自分に返ってくる】 - 伝統

2017/09/10 (Sun) 04:22:59


       *メルマガ「人の心に灯をともす(2014.8.19)より

   (医学博士、佐藤富雄氏の心に響く言葉より…)

   ほめ言葉というものは、口にするだけで気分が高揚してきます。

   その反対に、悪口は言えば言うほど気分が滅入ってくるものです。
   悪口をさんざん言ったあとで、あたかも悪口を言われた人のような気持になり、
   重苦しい嫌悪感を抱いてしまうことがよくあるでしょう。

   それもこれも、自律神経が言葉の内容を
   そっくりそのまま、話者にフィードバックするからです。

   つまり、言葉はすべて自分に返ってくるのです。

   誰かを「きれいだ」とほめると、言った本人がきれいになっていける
   という不思議な現象が起こりえるのです。

   直接その当人に向ってほめるのはもちろん、
   当人のいないところで別の人に話すことでも効果があります。

   「今日のそのブラウス、すごくいい色だね」
   「○○ちゃんはいつ見てもきれいだなあ」
   「あの人は本当にセンスがいい」

   こういうほめ言葉が脳に栄養を与え、思考パターンが柔軟になっていきます。
   そして、顔の表情も柔らかくなります。
   これは、意識の変化が引き金となって引き起こされる生化学反応のひとつです。

   自律神経は、言葉における自他の人称を解しません。
   自分のことを語っていても、誰かほかの人について話していても、
   すべては言葉を発した当人のこととして受けとめます。

   そして、自分の発した言葉を意識のなかに取り入れ、
   自分の姿や人生に反映させるようなシステムを持っています。

         <『脳から若返る「ときめき」の魔力』KKベストセラーズ>

                ・・・

誰かを、感情にまかせて怒ってしまったときは、
後で苦い気持ちがわき起こってくることが多い。
それは、人を怒っているつもりが、自分を怒っているのと同じ状況になるからだ。

自分の口に一番近い耳は、他人の耳ではなく自分の耳。

だから、自分の吐いた言葉は、自分が一番よく聞いている。

人に…
「きれいだね」と言えば、自分がどんどん「きれい」になる。
「やさしいね」と言えば、自分がどんどん「やさしく」なる。
「勇気があるね」といえば、自分にどんどん「勇気」がわいてくる。

人をほめることは、自分をほめているのと同じ。

「言葉はすべて自分に返ってくる」

人を、ほめて、ほめて、ほめまくりたい。

           <感謝合掌 平成29年9月10日 頓首再拝>

調子に乗るまでほめてみる - 伝統

2017/10/15 (Sun) 03:03:49


         *メルマガ「人の心に灯をともす(2012.5.8)」より

   (西村貴好氏の心に響く言葉より…)

   人を「ほめられない理由」としてあげられるのが、
   「ほめるとすぐ調子に乗る」から、というのがあります。

   しかし、「調子に乗るまで、ほめきったことがありますか?」
   あるいは、
   「過去にご自身がほめられすぎて調子に乗って困ったことがありますか?」と
   聞いてみると、意外とないんですね。

   特に、相手が調子に乗るまで「ほめきった! 」という人は皆無です。

   ではどうして、「ほめるとすぐ調子に乗る」「ほめると天狗になる」という、
   半ば定説のようなイメージがあるのでしょうか。

   それは、次の2つの理由が考えられると思います。

   まずひとつ目は、ほめると相手は嬉しくなって、
   これまでにない張り切りを見せる。
   そして、自分の実力以上のことに挑戦して、失敗してしまうことがあるから。

   そして、もうひとつの理由が、
   ほめた相手が増長して、今度は意見を聞かなくなってしまう、
   調子に乗って勘違いしてしまうということが、
   現実にたまにあるからかもしれません。


   ひとつ目のことは、成長のためには、
   必ずしも悪いことではないのではないでしょうか。
   むしろ歓迎すべき失敗だと思うのですが、いかがでしょうか。

   「失敗するとは、小さく失うこと。
   失敗を恐れて何もしないことはすべてを失うこと」

   私はそう考えています。

   「失敗すらほめる」、

   人を成長させるのに、これほど効果的なものはありません!


   次に2つ目の理由はどうでしょう。

   相手が増長してしまったり言うことを聞かなくなってしまったのは、
   「ほめたこと自体が悪い」のではなく、ほめたあと、
   「ほったらかしにしたこと」が原因で起こったケースが多いようです。

   つまり、「ほめっぱなし」にしたことが原因です。

   ほめる・叱る両方に共通して重要なのは、
   アクションを起こした後、相手に問題がなければ
   そのままでもいいが、

   もし間違って捉えているようなら、「ほったらかしにしない」ことです。


   「ほめる」と「アドバイス」は最良の組み合わせです。

   調子に乗せるつもりで、思い切ってほめてみましょう。
   そして調子(リズム)に乗って踊り出したら、
   正しい振り付け(仕事)を教えましょう。

          <『繁盛店の「ほめる」仕組み』同文館出版>


西村氏は、「ほめることがない」という人には、
「普通のことを認めること」でもいい、と言う。
自分や相手が「当たり前」と思っていることだ。

認めることはほめることになる。
「ありがとう」と感謝することも認めること。

斎藤一人さんは、ほめること修行の第一歩は、「挨拶すること」、と言っている。
挨拶することも、相手を認めることだ。

もし、親しい知り合いに道で会っても挨拶しなかったら、
無視していると同じことになる。

相手が調子に乗るまでほめ続けることができる人は、
ほめる達人、すなわち「ほめ達」。

どんなささいなことにも感謝できる「ほめ達」でありたい。

           <感謝合掌 平成29年10月14日 頓首再拝>

《ほめ、讃(たた)え、感謝するところに多くの恵みがあつまる》 - 伝統

2017/10/29 (Sun) 04:03:42


         *『 生長の家 』(昭和25年1月25日の法語)より

   何でもほめるものが増えて来る。
   何でも讃えるものが増して来る。
   何でも感謝するものが増加する。

   自分が与えられている恵みを数えあげて感謝せよ。
   自分の今持てる其(そ)の少量の恵みに対して感謝せよ。
   それを神の恵みとして感謝せよ。

   こんなに僅(わず)かしか もたないとぶつぶつ不平を云わず、
   真に神に感謝する時、その感謝の念が磁石となって
   一そう多くの恵みが集って来るのである、

   ほめるものが増え 感謝するものが増えるのが 無限供給の法則である。


   → http://blog.goo.ne.jp/porarisu5gou/e/09c55629349bd4c88305e05e512027e4

           <感謝合掌 平成29年10月29日 頓首再拝>

ほめる達人とは? - 伝統

2017/11/15 (Wed) 04:30:37


      *Web:B-pulus(2016.10.21)より
           ~一般社団法人日本ほめる達人協会 理事長 西村貴好

シンプルなほめ言葉、「3S」!

ではさっそく、簡単かつ実用的なほめ言葉をご紹介しましょう。

その言葉とは、「すごい」「さすが」「素晴らしい」――この3つ。
実にシンプルですね。

まずはこの言葉を口癖にしてください。
ポジティブな言葉は、無意識にポンポンと出てくるよう習慣にすべきです。

相手をほめる理由がないから口にできない? 

いえ、まずは口に出すことです。
ほめる理由は口にしてから考えればいいんですよ。

この3つの言葉「3S(スリーエス)」が、
相手により伝わりやすくなる方法もお教えします。

例えば部下が企画書を提出しに来た状況をイメージしてください。
あなたは部下の企画書に目を通しつつ、相手に聞こえるか聞こえないかという
絶妙な声量で、「これは、すごい・・・!」という感じに、独り言のように囁くのです。

これだけでも相手の心に、ばっちり伝わるはずです。

この3Sに女性の方は「素敵」を加えてもいいですね。

ときには、部下の企画書が的外れで、
「何を考えているんだ、全然違う!」と言いたくなることもあると思います。
でも、そんな言い方をしたら相手の心が折れてしまうかも。

そんなときに使うべき言葉は、「そう来るか! 」もしくは「そっちか! 」。
これです。相手はこちらが期待していないものを提出したことに気付くでしょう。
でも、傷つくことはないはずです。

むしろ、上司にはできない発想の企画ができて、嬉しいとさえ思うかもしれません。

さらにもう1つ、どうしても相手をほめられない、
ほめたいけど直してほしいことがあるときは最初に、
「惜しい! 」と言うんです。

例えば自分が求めていた水準の20%しか満たしていない企画書だったとしても、
「惜しいなぁ! 」と言ってあげてください。
相手はきっと、「惜しいのなら、それなりの完成度ではあるらしい」と思うはず。

そこで、指摘したいこと、アドバイスしたい言葉を続ければいいのです。
そうすれば、相手も聞く耳をもってくれるでしょう。

なぜ続きを聞く気になるのか? 
先に認める発言をしているので、ネガティブな内容にはならないだろうと
相手が予測するからです。

しかも、認めてもらっている範囲での指摘ですから、
直すのにさほど労力がかからないだろうという期待もする。


《叱っても信頼される「ほめ達! 」になろう》

「ほめ達! 」は相手を叱ることを否定しません。
怒りの感情が湧くことがあるのも当然だと思います。

例えば上司が部下とコミュニケーションをとるとき、
相手に目指すべき明確な目標を立ててもらうと仮定します。

その目標を部下に達成してもらいたい、成長してもらいたいと
本気で思っている上司であれば、部下に対して感情が動くことはあるものですからね。

でも、そのときに大事なのは、自分が相手にとって、
尊敬に値する人物であるかどうかです。
これは上司と部下に限らず、どんな関係においてもそうです。

「あなたに叱られてもむかつくだけだし、ほめられたって嬉しくもない」
と思われてはだめですよね。

たとえ叱られても、「この人は自分のことを根本で認めてくれている」と
信頼を得ていなければ、どんな言葉も相手には届きません。

だからこそ、「ほめ達! 」になったほうがいいのです。
先ほど「ほめ達! 」になればモテると言いました。

それは、「ほめ達! 」になることを目指す活動が、
人間力が高まり魅力が増すことにつながるものだからです。


《ほめるのは「他人のため」ではない》

皆さんは、ほめることは他人のために行う行為だと思うかもしれません。
でもそれは違います。
実は、他人をほめるのは自分のためにすることなのです。

「ほめるは人のためならず」です。
私は、人間同士には絶望的な隔たりがあって、
それぞれが孤立した存在であると考えています。

そう簡単にわかえりあえるものではないのです。
でも、考えが合わないからと言って、相手が間違っているとは断言できません。
それは単に、個性の違いなのですから。

と言うことで、「ほめ達! 」になって人をほめることは相手のためではないのです。
ピンチのときもポジティブに物事を考えられる人物になるため、自分の心を守るため、
そして自分自身を高めるための行為なのです。

そうやって今以上に魅力ある人物に成長した皆さんが、他人のいいところをほめる。
すると相手も喜んでくれる。あなたも嬉しいし、
あなたにほめられるとみんなも嬉しくなる。

それが「ほめ達」の理想の姿です。

今の日本は、年間2万人を超える自殺者が続く異常な事態に陥っています。
物理的な戦争をしていないとは言え、これはまさに「心の内戦」ともいえる状態です。

そんな時代の中で、皆さんには社会を取り巻く闇を照らす、灯火になってほしい。
魅力的な人が増えれば、社会は平和でより暮らしやすくなるはずです。

皆さんも「ほめ達!」を通じて、仕事の達人、人生の達人になってください!


http://www.business-plus.net/business/columnist/nishimura-takayoshi/series/161021_tp0007.html

           <感謝合掌 平成29年11月15日 頓首再拝>

「ほめ言葉」ダイジェスト - 伝統

2017/12/04 (Mon) 03:46:11


         *「大人の ほめ言葉」西村貴好・著(P14~15)より

(1)「ほめ」の基本と、特に使える「ほめ言葉」

  ①話の聞き方8つのポイント

   1)目を見る
   2)うなずく
   3)あいづちを打つ

   4)繰り返す
   5)メモを取る
   6)要約する

   7)質問する
   8)感情を込める

  ②3S×S

   「すごい」、「さすが」、「素晴らしい」×サンドイッチ
   (最初と最後にこれらの言葉を使う)

  ③「頑張っていたもんね」

  ④「完璧!」


(2)日常使いしたい「ほめ言葉」

  ①「あっ、おはよう」
  ②「いつも助かっています」
  ③「今の話、ちょっとメモを取らせてもらっていい? 」

  ④「どうしたの? 珍しいね」
  ⑤「雰囲気ありますよね」
  ⑥「◯◯さんにほめられると、さらに気合が入ります」

  ⑦「それ、面白そうだね」
  ⑦「尊敬するよ」


(3)ピンチで使える「ほめ言葉」

  ①「今、お言葉をかみしめていました」
  ②「この数字を達成したら何人の人を笑顔にできるだろうね」
  ③「このミスをどう活かす? 」

  ④「そうくるか! 」
  ⑤「長くお付き合いしたいので本音でお話しさせてください」


(4)印象アップできる「ほめ言葉」

  ①「聞き上手ですよね」
  ②「さすがの質問です!ありがとうございます」
  ③「きみらしくないよ」

  ④「任せたよ。責任は全部俺が取る」
  ⑤「やっとお会いできまいした」
  ⑥「その言葉だけで3年は頑張れます」


(5)元気を引き出す「ほめ言葉」

  ①「気づきの目盛りが細かいね」
  ②「さっそくご対応いただきありがとうございます。
   おかげで私の仕事が2日ぶんくらい進みました! 」

  ③「成長が待ってるね」
  ④「いつもながら、完璧」
  ⑤「悔しいということは頑張った証拠。よくやったな」

  ⑥「頑張っているね。成長しているよ」
  ⑦「おっ、早いね!」
  ⑧「『3年先の稽古』だね。見てくれている人は必ずいるよ」


(6)使っていませんか? NGワード

  ①×「ネクタイが素敵ですよね」

    →アイテムをほめる際に言ってしまいがちだが、
     言われた側は「素敵なのはネクタイだけなの?」と感じてしまう。

     例えば、「今日のネクタイも素敵ですね」と言い換えれば、
     いつも見ていること、その中でも特に、と言うことが伝えられる。

  ②×「きみに任せたよ」

    →なんで自分ばっかり? と感じたり、丸投げしている印象を与えてしまう。
     期待を伝えたいのであれば、「目標達成にはきみの力が不可欠なんだ」
     「力を貸してもらいたい」とお願いするニュアンスで。

  ③×「勉強になります」

    →何が勉強になったのか、どのように改善するのかが伝わらず、
     その場しのぎの印象になってしまう。

     「今回勉強したことを踏まえて対策を3つ考えてみます」など、
     具体的な行動もセットで伝える。

  ④×「いつも美味しそうなもの食べていらっしゃいますよね」

    →SNSなどで相手のことを細かく知ることができますが、
     初対面の人にあまりパーソナルな部分にまで踏み込まれると、
     詮索されているような気持ちになるので避ける。

  ⑤×「いえいえ、めっそうもない」

    →ほめられた際に謙遜するのは、それを突き返すことになり、
     失礼になってしまうので、ほめ言葉はありがたくいただくクセを
     つけましょう。

  ⑥×「さすがプロですね」

    →当たり前だろ、素人と比較するの?
     と受け取られかねないので注意が必要。

     「素人の私には思いもしない発想です!」という言い方なら、
     プライドがくすぐられる。

  ⑦×「がんばって!」

    →「今でも十分がんばっている」と反感を持たれるかもしれないので、
     「がんばってるね」と、たった2文字足すだけで大きな違いになる。

  ⑧×「◯◯は頭いいもんね」

    →「◯◯がいい」というほめ方は、そのジャンルの壁にぶつかったときに
     「自分はここまでだ」という限界を設定してしまう。

     「天才だね」「最高だね」という言葉ならば、ジャンルを限定しないし、
     上限がなく、限界は感じないので OK。


(7)ここで一番、とっておきの「ほめ言葉」

  ①「興奮するね! これが成功したら伝説になるよ」

  ②「ここからは俺の出番だな、ほれるなよ」

  ③「◯◯さんの出番を作ることが昔からの夢でした」

  ④「私淑させていただいています」

  ⑤「自分のDNAを誇りに思うよ」

           <感謝合掌 平成29年12月4日 頓首再拝>

自分のことをほめられない人は、他人のこともほめられない - 伝統

2017/12/19 (Tue) 02:35:06


     *「大丈夫だよ、すべてはうまくいっているからね」
       斎藤一人・著(P120~121) より抜粋

自分のことをほめられない人は、人のことをほめられないの。
だからまず、小さいことでもいいから自分のことをちょっとでもほめるんです。

たとえば「俺、偉くなったよな~。車で道を譲るときでも、今まではつい
『行って、行って』ってやってたけど、『どうぞ』ってやるようになったんだよ」
とかね。

「おトイレ掃除してくれている人に『ありがとう』は言えないけど、
笑顔で頭だけ下げるようになった」とか。

自分のちょっとしたことをほめられるようになると、
人のこともほめられるんだな。

           <感謝合掌 平成29年12月19日 頓首再拝>

ほめる人は希少価値が高い - 伝統

2018/01/05 (Fri) 04:28:09


     *「大丈夫だよ、すべてはうまくいっているからね」
        斎藤一人・著(P115~119)より

ステキな人ってね、すごく価値があるんです。

みっちゃん先生も昔、自分に自信がない頃は、自分以外のみんながすごく見えました。

それで私に「あの人がこうで、すごいのよ」とかって言うんだけど、私は
「みっちゃんさぁ、俺に言わないでその人に直接、言ってあげたほうがいいよ」
って言ったんです。

私に言ってるだけだと、知らない人は「ただ羨ましがってる」ように思うけど、
相手に直接言ってあげたらその人も嬉しいし、すばらしいことなんだよな。
そうすると、ステキな人生が始まるんだよ。

みっちゃん先生は今、「ほめ道の会」の家元になって、
本を何冊も書くようになりました。

日本ってね、ほめる人が少ない国なの。
ほめられたい人のほうが多い国なんだよ。

それで、どっちが希少価値が高いかというと、
ほめる人のほうが希少価値が高いんだよな。

だから、時々ドライブに出かけたとき、サービスエリアに寄ってトイレに行って、

そこで掃除をしてる人を見かけるとみっちゃん先生は
「いつも掃除していただいてありがとうございます。おかげで楽しい旅ができます」

なんて声をかけるの。

すると、すごく喜んでもらえるんだよね。

だから、千葉のほうでトイレ掃除してる人でみっちゃん先生のこと知らない人いないから。
みっちゃん先生がいると出てきちゃうんだから(笑)。
いや、それくらい嬉しいんだよね。


《思っていても言えないのは、他の人が言わないから》

人をほめるってすごいよね。

ただ、この話を聞いても、言おうと思っても言えない人がいるんだよね。

ちょっとだけ厳しい話かもしれないけどさ。

「ありがたいね。おトイレ掃除してくれて」って思ってるんです。
でも、「ありがとうございます」って声が出ないのは、
他の人が言わないからなんだよな。

成功者ってね、つねに少ないんだよ。

人と同じことをしながら成功者になろうってできません。
なにか "違い" がないとダメなんだよ。

「部長、がんばって僕のことをいつも、叱ってくれてありがとうございます」
と思っていても言えないとするよね。

その言えない理由は、他に言う人がいないからなんだよな。

言わない人は言いたくないんだよ。

それで、なんで言いたくないかっていうと、言いたくない理由を山ほど持ってるんだよ。
「おべっか使いたくない」だとか。

でも私がその人に言いたいのは「同僚もほめな」っていうの。
「下の人もほめな」っていうことだよ。

上の人間だけほめてるから魅力がないんだよな。


《ステキになるのには1円もかからない》

私は「魅力のないやつになれ」って言ってるんじゃないんだよ。

利害関係のまったくないような人をほめるってステキでしょ?

このステキになるのには1円もかからないんだよ。
振動数を上げるのも1円もかからないんだよ。

だから成功なんていうのは、よく成功っていうとなんか冒険したり、
「当たる」とか「ハズれる」とか、博打のように思ってる人がいるけど、
そうじゃないんだよ。

自分がステキになるのに1円もかからないんだよ。

飲み屋さんなら、今よりステキなママさん、マスターになれば、
お客さんって会いに来るんだよ。

もし、ヨン様が焼き鳥を焼いてたら絶対に来ると思う(笑)。

1個2000円だって買いに来る。

間違いないよ。

人間って、魅力のあるところに来るんだよ。

それで私たちは魅力というものをつけに、こっちの世界に来てるんだよ。

人間って魅力的になるために来てるの。
ステキになるために来てるんだよね。

だから、ステキになろうとしてる人って神が味方するの。

           <感謝合掌 平成30年1月5日 頓首再拝>

ほめられるとレベルアップする - 伝統

2018/01/27 (Sat) 04:05:21


        *Web:B-plus(2016.11.18)より
             ~ほめる達人、西村貴好の「ほめるは人のためならず」
               第2回 ほめる達人は聞き上手!

(1)「ほめ達!」とは「お世辞ではなく、心の底から相手の良さを見いだし、
   あらゆるものから価値を発見できる人」のことを言います。


(2)聞くことは相手を認めること。

  ①話の聞き方を意識するのは、ほめずにほめる、「ほめ達!」の極意の1つなんです。

   聞くというのは、相手を承認すること。相手を認めることです。
   つまり、関心を持つことなんですね。

   相手に関心がなければ、話を聞く気にならないでしょう? 
   関心がないから質問も思い浮かばないし、ほめるべき長所が見つからない。

   関心を持つためには相手を知らなければなりませんから、
   普段の振る舞いを観察する必要があります。

  ②他人は、自分とは全く個性の異なる存在であることを認める。
   そういう気持ちでいれば、相手を拒絶せずに受け入れて、
   関心を持つことができるのではないでしょうか。

   それが、相手の話を聞く態度につながるはずです。
   つまりは、自分自身が相手を受容するポジティブさが必要ということですね。


(3)ほめられるとレベルアップする。

  ①経験上、ダメ出しをするより、ほめることによって、売り上げがアップする
   ことを痛感しました。

  ②私はほめることの重要性を思い知りました。
   大事なのはダメ出しをするのではなく、ほめること、相手を認めることだったのです。

   ダメ出しをすると、その部分だけしか直してくれない。

   いっぽう、よかったことだけを報告して素直にほめると、モチベーションが上がり、
   業務上の改善点を自分たちの力で探し出し、自主的に改善に努めるようになったのです。

 (http://www.business-plus.net/business/columnist/nishimura-takayoshi/series/161118_tp0007.html

           <感謝合掌 平成30年1月27日 頓首再拝>

《隠れたる処で人を賞めよ》 - 伝統

2018/02/09 (Fri) 03:27:07


           *「光明法語」(2月9日)より

与えれば与えられるのが法則である。
人に深切丁寧にすれば、人から深切丁寧にせられる。
何の恩恵を受けたことのない人にも深切丁寧をつくすべきである。

彼自身の知らないところで彼を賞めよ。
しかし多くの人は人前で彼に深切をし、彼が去れば人に彼の悪口を言う。
彼が出て来れば彼の美点を賞揚する。彼が去れば彼の悪口を言う。

そして彼の口真似をしたり、隔している悪をあばいたりして嘲笑するのである。
こんな人はやがてそのカラクリが暴露するのである。

何故なら「天地一切と和解していない」からである。

           <感謝合掌 平成30年2月9日 頓首再拝>

人を賞め、神を讃めたたえる話をせよ - 伝統

2018/02/11 (Sun) 04:48:30


           *「光明法語」(2月11日)より

《悪評は盗罪、嘲笑は殺人》

「人の悪評をつたえるのは、人からその名声を奪う盗罪である。
人を嘲笑するのは人の尊敬の念を殺す殺人である。
盗みとは物質ばかり盗むのだと考えてはならないのである」と
ガードナー・ハンチング氏は言っている。

人間がそのゴシップ中で人を賞めることばかりをやっていたならば、
どんなにか此の世天国になるであろう。

誌友会が段々衰微して来るのは、いつも所謂る常連ばかりが集って
真理の話はもうすでに言い飽きたと云うので、人の噂話ばかりを始めるからである。

人の噂をするよりは神を讃めたたえる話をせよ。

           <感謝合掌 平成30年2月11日 頓首再拝>

【ほめる達人には「驚き」がある】 - 伝統

2018/02/25 (Sun) 03:39:22


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年02月22日)より

   (精神科医、名越康文氏の心に響く言葉より…)

   「驚く力」は、仕事はもちろん、読書や映画鑑賞、
   あるいは子育てや家事、ご近所づきあいまで、
   僕らが生きる日常のあらゆる場面で応用することができます。

   ただ僕は、その中でもとりわけ学校の先生や、会社で部下を率いている人、
   あるいは子育て中の親御さんといった、人を教育し、導く立場にある人に、
   この「驚く力」のことを知り、考え、活用してもらいたいと考えています。


   例えばよく「ほめて伸ばす教育」ということが言われます。

   でも、「ほめてあげる」という姿勢には、
   「ほめる人」の感動が感じられません。

   上から目線でで、心が動かされて感じがありませんよね。


   一方、本当に上手に人をほめる人というのは、
   必ず非常に豊かな「驚く力」を持っています。

   というのも、ほめる人が驚いているかどうかは、
   子供や生徒など、教えられる立場の人に必ず伝わっているからです。

   そして、ほめる側の心に「驚き」が伴ったときの「ほめ」には、
   そうでないときの何倍もの力が宿る。

   つまり、「驚き」には、人を導く力があるんです。


   子供や生徒が何かをできるようになったときに、
   「え! こんなことができるのか! 」と素直に驚くということ。

   子供や生徒の中に、自分たちが想像もしなかった何かの存在を認め、
   それを自分の中に取り入れて「すごい! こんな可能性もあったのか! 」
   と驚くということ。

   そういう「驚く力」にあふれた人の「ほめ」には、人を動かす力があります。


   学ぶ人にも、学ぶ人を導く人にも、「驚く力」は欠かせない資質だと思います。

   驚きのない学びに力がないのと同じように、
   驚きのない「ほめ」は、決して人を動かしません。

   「驚く力」を大切にして、
   自分がまだ知らない何かを発見していることを楽しむということ。

   その姿勢が学びを深め、情熱を育むのです。

                  <『驚く力』夜間飛行>

             ・・・

行徳哲男氏はこう語る。

『「武蔵野」を書いた国木田独歩の短編小説に 「牛肉と馬鈴薯」という作品がある。

その中で主人公が一番の願い事としていること、それは政治家になることでもない。
事業家になることでもなければ、哲学者になることでもない。

もしこの願いさえ叶えられるならば、 他は何もいらないと言っているもの。
それは、どんなことにでも「ハッ! 」と 出来る人間になることである』


どんなことにも「ハッ!」と出来る人間は、感性豊かな人だ。

感性が鈍(にぶ)っていたら、
驚くことも、 感動することも、 泣くこともできない。


「ほめる」ことが大事なのは言うまでもない。

しかし、心がこもってない「ほめ言葉」ほど空虚なものはない。

心をこめるには、「驚き」や「感動」が必要だ。


「驚き」とは、どんなことにでも「ハッ! 」できること。

ほめる達人には「驚き」がある。

           <感謝合掌 平成30年2月25日 頓首再拝>

褒め上手になるための5つのポイント - 伝統

2018/03/11 (Sun) 04:11:11


        *Web:スキルアップ堂(2014/08/13、2016/05/05)より

(1)繰り返し褒める

   根気よく褒め続けることで、相手にも伝わるはずです。
   目安としては、3回くらい褒めた方が良いですね。

   「いつも元気ですね」とか「センスが良いですね」など、
   何でも良いので思ったことを口に出すようにしてください。


(2)意外な一面を褒める

   本人すら気づかなかったような部分を褒めることで、
   相手にインパクトを与えることができます。

   だから、しっかりと相手を観察するようにしましょう。
   観察力を付けることが、褒め上手になる秘訣といえます。
   ですから、相手に興味を持って、細かい部分まで見るようにしましょう。

   ポイントとしては、相手のちょっとした仕草などを褒めると良いですね。

   「目を見て話す人だから信頼できます」とか「気配りができますね」など、
   本人も意識していないような部分を褒める癖を付けるようにしてください。


(3)間接的に褒める

   褒め言葉で一番効果的なのは、他人の口から伝えてもらうことです。

   これは、直接本人から褒められるよりも、
   誰かから間接的に聞く方がリアリティがあるからです。


(4)思ったらすぐに褒める

   思い付いたことをすぐに言うようにしましょう。
   もしも、相手を不快にさせたとしても、すぐに謝れば良いわけです。
   恐れていても始まりませんから、積極的に褒めるようにしてください。


(5)具体的に褒める

   たとえば、「その服、カワイイね」というよりも、
   「その服、花柄がキレイだね」という方が伝わりやすいです。

   あまりに抽象的すぎると、
   適当に言っていると思われるので注意してください。

   これは、初めのうちは難しいかもしれません。
   慣れていないと、具体的に口に出すのができなかったりします。

   なので、日頃から色々なものを褒めてみることが大切です。
   人じゃなくても、「あのポスター、キャッチフレーズが男らしい」とか
   「あの車、タイヤまでキレイに洗ってる」などですね。

   何でも良いから具体的に褒める練習をすれば、
   自然に褒め言葉が出てくるようになるはずです。
   毎日意識するようにしてください。


   (http://www.career-rise.info/blog/praise-somebody/

           <感謝合掌 平成30年3月11日 頓首再拝>

他人をほめることは、自己肯定につながる - 伝統

2018/03/28 (Wed) 03:01:23


        *Web:B-plus(2017.3.17)より
             ~ほめる達人、西村貴好の「ほめるは人のためならず」第6回 

《ピグマリオン効果と、脳の人称の仕組み》

(1)期待を込めて他人に接すると、相手もその期待に応えるようになるという現象。

(2)脳科学の分野では有名な、脳の人称の仕組みについて。
   これは「人間の脳は、自分と他人を区別できない」というもの。

   もう少し詳しく言うと、話した言葉に対して、
   脳は自分と他人を区別できないということです。

   脳には人称の仕組みがないので、自分に暗示をかけてしまうことになる。
   マイナスの言葉を他人に言ったり思ったりすると、
   それが、自分への暗示もなるということです。

(3)言葉は身体にも影響を及ぼす。

   マイナスの言葉を使うと、身体にもマイナスの影響が起きる。

(4)これらより、
   他人をほめること、他人の価値を認める「ほめ達」の行為が、
   自分自身の能力を高め自信を持つことにつながることが理解できます。


《他人への憧れは、自分に憧れの種を蒔く行為》

(1)他人の可能性を信じ、期待を込めて接する。
   そしてポジティブな声をかけることは、自分自身の可能性を信じるよう、
   自己暗示・ピグマリオン効果をかけていることにもなるのです。

(2)だから、他人の価値を発見し、それを認めることは、
   自分を認め、自分に自信を持つことにつながるんです。

   他人の価値を発見する積み重ねが、自己肯定になる。

(3)他者に抱く憧れとその事柄は、いつか必ず自分の言動の中に芽吹いてくるものなのです。


《ほめる達人は人生の達人!》

(1)情報化が進んだ現代社会。
   現代社会は、実は言葉にできないボンヤリとした不安が蔓延しているのです。

(2)そんな時代の中で、自分の心を守りつつ楽しく充実した人生を送るためのツール、
   心のフィルターになってくれるのが「ほめ達!」なのです。

(3)「ほめるは人のためならず」。
   ほめることは全て、自分に返ってくる行為なのです。

(4)「ほめ達!」になることは、仕事の達人、人生の達人につながります。
   心の中に安心がうまれ、その安心が、新たにポジティブな言葉、
   ポジティブな表情、そして新しいアイデアを得る助けになります。

http://www.business-plus.net/business/columnist/nishimura-takayoshi/series/170317_tp0007.html

           <感謝合掌 平成30年3月28日 頓首再拝>

褒め上手の上司が必ず守る3つの鉄則 - 伝統

2018/04/17 (Tue) 03:11:30


         *Web:頑張る経営者の応援サイト(2016年3月18日)より抜粋

(1)鉄則その1:具体的に褒めるが良し

  ①例

   △「最近よくやっているね」

   ◎「最近、企画書の内容が前より顧客視点に立てるようになったね」

  ②部下は、上司に具体的に褒められると、
   「上司は自分のことをちゃんと見てくれている」と感じ、
   やる気が高まるでしょう。


(2)鉄則その2:褒めるタイミングにも気を使うべし

  ①特別な場合を除いて、褒めるときはできるだけ間を空けず、
   その場で褒めるようにしたほうがよいでしょう。

   褒められる理由となった出来事の後、その記憶が鮮明なほど、
   部下にとっては褒められたことが印象に残り、
   またうれしく感じられるでしょう。

  ②褒めるときには“すぐに”、そしてみんなの前で褒めるのがよいでしょう。
   多くの部下の前で褒めることによって本人の自信になるとともに、
   他の人たちにその行動を見習わせることができます。

   ただし、特定の部下を褒めることが、結果として
   他の部下を批判することにつながってしまうような場合、
   部下を個別に呼び出して褒めたほうがよいケースもあります。

   そこは状況に応じてタイミングを計るようにしましょう。


(3)鉄則その3:声と表情にも気を使うべし

  ①褒めるときは部下にちゃんと伝わるよう、
   はっきりと分かりやすく言葉に出して言わなくては、
   効果は上がりません。

  ②言葉だけでなく、声のトーンと表情にも気を使い、
   明るい声と表情で褒めるようにしましょう。
   そのほうが、部下に気持ちがストレートに伝わるはずです。


   (https://www.ganbarusite-daido.jp/report/personnel/ba300006/

           <感謝合掌 平成30年4月17日 頓首再拝>

ほめメソッド - 伝統

2018/05/03 (Thu) 03:43:10

      *(雑誌)LEE4月号『「ほめ妻」のスゴ技』(2013年3月7日)より

(1)夫は「3S+1」で《ほめ倒すべし》

   「すごい」 「さすが」 「素敵」 の3Sは男性の大好物。

   確実にモチベーションが上がります。

   また夫を責めたくなったときには 「惜しい! 」 を
   はさんでから意見を伝えるとマイルドに。


(2)「小さな事実+ありがとう」を繰り返すべし

   「ほめ」 がおだてやおべんちゃら と言うのは、
   そこに事実があるかどうか。

   種もないのに、ほめられても「下心があるのか? 」と
   疑われ、逆効果。

   小さな事実+ありがとう をセットに。


(3)独り言のようにつぶやく「ほめ」をマスターすべし

   「さすが! 」 と正面からほめるのももちろんいいですが、
   「さすが・・・」 と、つい口をついて出てしまったように
   つぶやくのも効果的。

   これが聞こえたら うれしい ですよ。

           <感謝合掌 平成30年5月3日 頓首再拝> 

元気が出る30の褒め言葉 - 伝統

2018/05/28 (Mon) 03:31:01

        *Web:Happy Life Style より

(1)「ありがとう」と、言う。
(2)「さすがですね」

(3)「センスがあるね」
(4)「似合ってるよ」
(5)「おしゃれだね」

(6)「あなたのおかげです」
(7)「いいね」
(8)「勉強になります」

(9)「よくなったね」
(10)「あなたのことだから、大丈夫だよ」
(11)「これ、大変だったんじゃない?」

(12)「評判はうかがっております」
(13)「あなたがいてくれて、本当によかった」

(14)「いい話ですね」
(15)「分かっていても、なかなかできないですよ」
(16)「嬉しいです」

(17)「あなたといると、元気になるよ」
(18)「あなたとは、話がつきないね」
(19)「こういうものを選ばれたなんて、さすがお目が高い」

(20)「かっこいいね」
(21)「よく知ってるね」

(22)「期待してます」
(23)「へえ」
(24)「誰でもいいっていうわけにはいかないんだ」

(25)「いい感じだね」
(26)「大したものですね」
(27)「よくなってるね」

(28)「一生懸命ですね」
(29)「すごいですね」
(30)「今までで一番いいんじゃない」

    (http://happylifestyle.com/869


           <感謝合掌 平成30年5月28日 頓首再拝> 

「自分ホメ」と3つのステップ - 伝統

2018/06/18 (Mon) 03:56:27


      *「自分ホメ 毎日が100%輝く魔法の言葉」
          谷口 祥子・著(P12~82)より抜粋

(1)うまくいっている人は、自分をホメている。

  ①ホメたり、ホメられると、笑顔になります。
  ②笑顔は人生満足のバロメーターなのです。

  ③ホメられる機会がなければ、「自分ホメ」をしましょう。
  ④「自分ホメ」で、眠っていた脳が目を覚ます!
   「自分ホメ」で、脳内物質「ドーパキン」が分泌。
    →モチベーションが高まってきます。

  ⑤人はホメられることで、ホメられた方向に進もうとします。
   ホメられるほど、伸びていくことができるのです。

  ⑥魅力的な人間になる第一歩は、自分をホメることなのです。
   そこからすべてが回り出し、人生が大きく変わってきます。

  ⑦自分をホメる習慣を身につけると、
   人にやさしくできるようになります。

  ⑧「自分ホメ」を取り入れると、セルフイメージが高められます。


(2)「自分ホメ」は3ステップから成り立っています。

  ①ネガティブな感情を受け止める。

   まずは今持っている自分のネガティブな感情を素直に受け入れましょう。
   今自分はネガティブになっているんだということを認めれば、
   かえって楽になれるものです。

  ②パワーアップスイッチを入れる。

   これは成功イメージを高めるためのものです。
   かつての自分の成功体験を思い出すスイッチを作るのです。

   例えば、著者の場合は、自分の首のうしろ側にスイッチがあるといいます。
   そこを触ることで心のコンディションをベストの状態にします。

  ③肯定的なメッセージを唱える。

   何かをはじめるときにつきまとう「失敗したらどうしよう?」という想い。
   しかし、それではパワーを奪われてしまいます。

   そして案の定、失敗してしまうわけで、
   ここで自分に肯定的な言葉を贈ることが大切です。

   つまり“自分ホメ”です。

  
   この3つのステップを実践することで、
   望ましいコンディションでプレゼンなどの本番に臨むことができます。


(3)「自分ホメ」をするときの2つの心がけ

  ①ひとつは自分に「禁止命令」を使わない。

   「~しないようにしよう」という禁止命令は、
   禁止されている事柄に意識が集中してしまうため
   その事柄をイメージして引き寄せてしまう危険性があります。

   つまり、「脂っこいものは控えよう」と思うと、
   どうしても脂っこいものに目が向いてしまいます。
 
  ②そしてもうひとつは取るべき行動を明確にすることです。
   つまり「やるべき」ことを意識するのです。

   そして、自分をホメるときも「脂っこいものを食べないでよかったね」ではなく、
   「ちゃんと食事のルールが守れたね」と言いましょう。
   そうすることで、自分に理想の状態に近づくスピードが上がります。


   理想の状態を手に入れるためには、「してはいけないこと」を
   意識してはいけません。

   「やるべきこと」を意識してください。

  ×「余計なことを言わないでよかったね」

  ◎「ちゃんと会話ができたね」


(4)起床直後と就寝前に、「自分ホメ」をしよう!
 
  ①就寝前は、その日よくやったと思うことを振り返り、ベッドに入ります。
   「作成した書類がいい出来だった」というようなちょっとしたことでもいいのです。

   良いイメージを持ったまま穏やかな気持ちで眠ることができ、
   潜在意識にプラスの影響を与えることができます。

  ②朝起きたらその日の理想の一日を設定し、口に出します。
   続いてそれに役立つ自分の魅力を言葉にします。
   窓を開けてすがすがしい空気の中で深呼吸するとよりいっそう効果的です。

   「私は素晴らしい行動力の持ち主です」
   「私は人なつっこい性格です」・・・

・・・

<参考Web:不思議の国のアラモード
       http://www.glitter2014ift.com/entry/2017/12/21/120008 >

           <感謝合掌 平成30年6月18日 頓首再拝>

欠点を指摘するより、称讃せよ - 伝統

2018/07/04 (Wed) 04:18:58


       *『人生の秘訣365章』第6篇(P158~159) より

《光明を観れば光明が顕れ、暗黒を観れば暗黒が顕れる》

称讃は、それを与える人の心を明るくし、優しくすると共に、
それを受ける人の心を明るくし、勇気づけ、
内在の力を引き出す誘発力となるのである。

それは周囲に漂っていた濁っていた雰囲気を清浄にし、
そこに集る人々の心をなごやかならしめ、幸福感を与え、
繁栄と健康の気を醸成することになるのである。

その反対に、欠点を見つけてそれを指摘し、
是正してそれを矯正しようとする場合には、
自分の心を棘(とげ)立たせ、暗くし、不愉快にすると共に、

欠点を指摘せられた相手の心を暗くし、不愉快にし、
反抗的にし、劣等感を植えつけ、家庭又はその団体全体の雰囲気を
濁った暗いものとし、棘立った精神波動が波立って、
繁栄の空気を窒息せしめてしまうことになるのである。

           <感謝合掌 平成30年7月4日 頓首再拝>  

自分で自分をほめろ - 伝統

2018/07/19 (Thu) 04:02:35


         *『成功者の習慣が身につく「超」心理術』
           内藤誼人(著)第1章(P134~135) より

(1)仕事で実力を発揮したいのであれば、
   「自分で自分をほめる」こと。

   これが第一に大切である。

   ミシガン州立大学のジョエル・ブロフィという心理学者が、
   学力がよく伸びる生徒について調べたところ、
   そういう生徒は、自分で自分に話しかけるのが上手な子どもたちだった、という。

   たとえばできる子どもは、数学の問題を解くときに
   「よぅし、いいぞ。このまま、このまま」といったことを心の中で
   自分に話しけた子供の方が、数学の成績が伸びる傾向にあるということです。

(2)プロフィーによれば、言語的に自分をほめることは、
   効果的な報酬になるという。つまり自分へのご褒美だ。

   このご褒美はどんどんあげればいい。
   いつでもどこでもできるし、他人の手を借りないし、
   なによりタダでできる。

(3)自分で自分をほめよう。

  ①それも1日に最低でも10回はほめよう。

   例として、

   「午前中だけでこんなに仕事を片づけたのか、凄いじゃないか、俺」

   「この業界じゃ、俺は実力ナンバーワン」

   ただし、周囲に人がいる場合は、変人扱いされかねないので、
   言葉に出さず頭の中だけにとどめ、ニヤリとするまでに
   抑えておこう。

  ②あるいは日記をつけ、その中で自分をほめるのもいい。
   いいことだけを書く日記、「自分ほめ日記」をつければいい。

・・・

<参考Web:「自信がない…」だったら“自分で自分をほめる”習慣を持つ!
       → https://www.cocoro-quest.net/entry/self-talk-09blog >

           <感謝合掌 平成30年7月19日 頓首再拝> 

【「ほめる」とは、温かい言葉をかけること】 - 伝統

2018/07/31 (Tue) 04:28:34


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2018年07月19日)より

   (精神科医、和田秀樹氏の心に響く言葉より…)

   人をほめるのが苦手という人はたくさんいます。

   「照れくさくていい出せない」

   「どうほめていいかわからない」


   そういった素直な理由だけでなく、中には複雑な理由をあげる人もいます。

   「下心があるみたいでイヤだ」

   「わたしがほめて喜ぶんだろうか」

   と考えてしまう人です。


   ところが相手は違うのです。

   特別な評価を求めているわけではなくて、

   「たまにでいいから」

   「少しでいいから」

   ほめてもらうと嬉しくなり、いい気分になったり、安心したりするのです。


   たとえば仕事が終わらなくて遅くまでデスクに向かっているときに、
   上司や先輩がひと言、「頑張ってるな」と声をかけてくれるだけでも
   嬉しくなります。

   ほめ方は、短くてかんたんな言葉でいいのです。


   「いいね」「ちゃんとしてるなあ」「羨ましいなあ」といった、
   自分の気持ちをそのまま表した言葉でいいのです。

   そういった言葉をふわっと投げかけるだけで、相手は嬉しくなります。

   嬉しくなったらそれで十分ですね。

   ほめられたのと同じです。


   だからたとえば、「ありがとう」とか「助かった」といった
   何でもないひと言でもいいのです。

   いってもらうだけで嬉しくなるような言葉はすべて、ほめ言葉です。

   そう考えていくと、「ほめる」というのは
   温かい言葉をかけることなんだとわかってきます。

   短くてかんたんなコミュニケーションですね。

          <『ほめ言葉の力』新講社ワイド新書>

             ・・・

人をほめるというと、構えてしまって、

「相手のいいところを見つけて」
「相手が感動するような言葉かけよう」

などと思ってしまう。

しかし、ほめるとは、相手が喜ぶこと、嬉しくなるようなこと、
だと思えば、もっと簡単な言葉で、気軽に言えるかもしれない。


簡単な言葉とは(本書より)…

「よくやったね」

「みんなのおかげ」

「あのときは嬉しかった」

「それ、おもしろいね」

「元気そう」

「たいへんねえ」

「お疲れさま」

「調子はどう?」

「よかった」


誰に対しても、温かい言葉をかけられる人でありたい。

           <感謝合掌 平成30年7月31日 頓首再拝> 

隠しぼめする寅次郎。渥美清さんに学ぶ、人の心を動かすほめ方のコツ - 伝統

2018/08/22 (Wed) 03:52:37


        *Web:MAG2NEWS(2016.06.08)より

《また一緒に仕事やりたいね》

映画監督の山田洋次さんが演出家として駆け出しのころのことです。
テレビドラマで初めて渥美清さんを演出することになりました。

山田洋次さんは、渥美清さんという喜劇役者としての才能を高く評価していました。
しかし渥美さんのほうは山田さんをあまりよくは思っていないという噂も、
山田さんの耳には入っていました。

経験や境遇が違い過ぎるのです。
渥美さんは小さな劇場の幕間にやる余興のコント役者として
芸を磨いてきた熟練者です。
かたや、山田洋次さんは東京大学を出たエリートです。

渥美さんの中には、3歳年下の山田さんが
「アタマでっかちの、青臭いことを言う演出家」といった
先入観が働いていたのでしょうか。

「そんなヒヨッコに、つべこべ言われたくない」という
反発心があったのかもしれません。


さて渥美さん主演のドラマを取り終えた際、
山田さんには「渥美さんと仕事をするのも、これが最初で最後。
もうご一緒することもあるまい」という思いがあったそうです。

と、意外にも渥美さんのほうから、
「あんたとは、また一緒に(仕事を)やりたいね」と、ひと言。
山田さんは、うれしさがこみあげてきたそうです。

この「また一緒にやりたいね」という言い方、
ストレートなほめ方ではありませんが、「山田さんの仕事を評価している」
という含意が伝わり、それが山田さんの気持ちを動かしています。

これは見事な「隠しぼめ」です。


《建設工事現場では》

建設工事ではさまざまな人と一緒に仕事をします。
いい仕事をしていただいたとしましょう。

しかし、ほめ言葉がうまく出てきません。
照れくささが先に立ちます。

そんな場合は、この「また」を使って「あなたの仕事が気に入った」
「よい工事ができた」というメッセージを発信してほしいものです。

「また一緒に仕事をやりたいね」

「またお声がけくださいね」

「また食事でもしましょう」

どうという会話ではありませんが、
相手は「自分の存在が認められた」という思いになります。

これは、「ほめられる」に通じる心理です。
どれも相手をストレートにほめているのではありません。
けれども相手は「ほめられた」と感じ、それまでの不安が解消します。

メッセージがじわりと伝わる、これが「隠しぼめ」の心理効果です。


《陰ぼめ》

「陰ぼめ」というものもあります。
本人がいないところでその人を褒めることです。


陰ぼめは3種類あります。

「彼はいい仕事をしてくれる」(結果の承認)

「彼はいつも朝早くから現場の掃除をしてくれている」(行動の承認)

「彼がいてくれるだけで皆、明るくなる」(存在の承認)


このうち、行動の承認と存在の承認は
本人をよく見ていないと言えないことなので
いわれた人のうれしさは大きいです。

隠しぼめ、陰ぼめを活用して人間関係をよくしたいものです。

      (https://www.mag2.com/p/news/206432

           <感謝合掌 平成30年8月22日 頓首再拝> 

【会う人すべてを褒める。嫌いな人でも、褒めてみる】 - 伝統

2018/09/05 (Wed) 14:01:11


      Web:いい話の広場(第749号)
           ~ちょっといい話『ポジティブになる練習』志賀内泰弘

「褒めてもらうんじゃなくて、褒めるってどういうこと?」
そう思われた方も多いでしょう。

本書は、どうしたら(できるだけ簡単に!)ポジティブになれるかを説いたものです。
人は、褒められれば嬉しい。

それが仮に、おべっかや社交辞令だったとわかっていても、嬉しいものです。
「いえいえ」と言いながらも明るい気分になる。

でも、なかなか人は自分のことを褒めてはくれません。
家族はともかく、人に「褒めて」と頼むわけにもいきません。
第一、仕事をしていたら、褒められるどころか、叱られることの方が多いでしょう。
叱られたら落ち込みます。「オレってダメなヤツだ」とネガティブになります。

さて、ここがポイントです。

ほとんどの人は、日常生活の中で褒められることがありません。
だから、あなたが、あなたの周りの人たちを、褒めて褒めて褒めまくるのです。

褒められた人は、当然喜びます。
その人だって、めったに褒められたことはないのですから。
喜ぶと人は笑顔になります。

その笑顔を見ると、こっちも嬉しくなります。
そして、「ありがとう」と感謝されます。

また、「褒め言葉」は、すべてポジティブな明るい言葉です。
人のことを褒めるために言葉を発するだけで、自分の心も明るくなるのです。

それだけではありません。

褒められた人は、あなたのことを「味方」だと思い、好きになります。
それが広まると、あなたは「いい人」だという評判が立ちます。

一度、嫌いな人を褒めてみてください。
ベンチャラでもかまいません。相手はびっくりするでしょう。

こちらが嫌いだと思っていると、それは自然に相手に伝わっているものです。
そんな人から、「今日のネクタイ、似合ってますね」なんて褒められたら、
戸惑いながらも「ありがとう」と言われるでしょう。

嫌いな人から、好かれるかもしれません。
嫌いな人がいなくなればストレスが一つ減ることにも繋がります。

    (http://www.giveandgive.com/iihanashi_top/genki/vol_0749.html

           <感謝合掌 平成30年9月5日 頓首再拝> 

さがし出して賞めよ! - 伝統

2018/09/25 (Tue) 04:38:55

          *徳久 克己 医学博士『生長の家入門』より

『生命の實相』 第1巻に 

「“生長の家” の智慧の言葉には、“人を咎むべきことあれば、
かえって賞めむべき点をさがし出して賞めよ” という訓(おし)えがあります。 

愛がいかに深くとも、愛の心で批(う)つばかりで、
讃嘆(ほめことば)がこれにともなわなければ、人間は善くなりにくいのであります。 

愛語(やさしきことば)も讃嘆(ほめことば)も 
“言葉の力” であって、善を造る力なのであります」  

このように教えてあります。

 
私は 「人を咎むべきことあれば、その人を咎めず、
かえって賞むべき点をさがし出して賞めよ」 というところの特に 
「さがし出して、賞めよ」 というところに、心を打たれました。 

いくら 「賞めよ」 といわれても、よい所がなかったら、賞められないではないか、
と思っていました私は、賞めるところを、さがし出す、という努力をしたことが
ありませんでした。 

そうだ、賞めることを探すのだ、この 「探す」 ということが必要だったのだ、
と教えられました。

それから、私の毎日の 「心の持ち方」 が変わりました。 
それまでは、よいことはアタリマエで、別にそれを気にもとめず、
むしろ悪い点を探してケチをつけるような私でした。 

ですから、今までの自分と、全然反対なことをしようと決心したのです。

しかし、最初はナカナカ人の 「よい点」 を探し出せませんで、
つい 「悪い点」 を探し出しそうになるので 「あ、いけない」 と思いなおして、 
「よい点」 を探すのに努力しました。

だんだんと賞むべき点を探せるようになりました。 

しかし次に 「賞めよ」 と教えておられますが、 
「よい点」 を探し出しても、それをコトバに出して 
「賞める」 ことができませんでした。 

ウッカリ賞めたら、オセジを言っていると思われはしないだろうか、
相手がどんな気持をもつだろうか、などと思いわずらいまして、
ナカナカ言葉になりませんでした。

しかし、 「愛語(やさしきことば)も讃嘆(ほめことば)も 
“言葉の力” であって、善を造る力なのであります」  
と教えられておりますので、

それをコトバに出しませんと、本当の力は出てきません。 

私は、とても努力をして、ボツボツほめることを始めましたが、
はじめは讃めることが恥かしくて、ポツンと讃めておいて目を伏せたものです。

「探し出して、賞めよ!」  まことに簡単なことのようですが、
これをゴク自然に実行できるようになるまでには、相当ながくかかりました。 

しかし、私は練成道場の責任者としての仕事を、長い間させていただきましたので、 
「善を造る力」 である 「ほめコトバ」 を出さなければ、
練成の成果があがりませんので、努力に努力をかさねて、 
「賞むべき点を探し出して賞める」  ことを実践さしていただいたのです。 

これこそ生長の家の独特の 「すばらしい教え」 であることを身をもって教えられました。


家庭でも、夫婦がお互いに 「善い点」 を探し合い、そしてお互に賞めあえば、
夫婦の争いなど起るはずはありません。 

夫婦の間に争いが起るのは、お互いに 
「悪い点」 を探し合って、それを咎め合うからです。 

「賞むべき点を、探し出して賞めよ」  という、
ただこれだけのことを実行すれば、夫婦の争いなどなくなります。


子供をよい子に育てようと思えば、親が子供の 「よい点」 を探し出して賞めれば、
必ずよい子供になります。 

ところが、親は子供の 「よい点」 ばかり探し出して賞めていたら、
子供はツケあがって、ますます悪くなるにちがいない、と思って、
なかなか実行できないのです。 

そのように思う人は、自分の子供を 「神の子」 である、
と本当に信じていない人で、親が子供を信じないようでは、
子供はよくなるはずがありません。

 
「讃嘆(ほめことば)は、善を造る力である」  ということがわかってきますと、
親は子供を賞めずにいられなくなるはずです。

家庭だけではなく、職場でも、お互いが美点を探し合って、
ほめ合っていれば、まことにすばらしい、能率のあがる、最高の職場ができます。 

世界中の人類が、お互いに美点を探し合って、
賞めあってゆくようになれば、争いや戦争がなくなります。


とにかく 「賞むべき点を探し出して、賞めよ」  ということを実行しますと、
善を造る力が発揮され、人間関係がうまくゆくようになり、自分自身だけでなく、
自分の周囲までも、明るく、楽しく、嬉しくなる、すばらしい生活をすることができます。

https://blogs.yahoo.co.jp/yghms533/24645987.html

           <感謝合掌 平成30年9月25日 頓首再拝> 

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