伝統板・第二

2519844
本掲示板の目的に従い、法令順守、せっかく掲示板社の利用規約及び社会倫理の厳守をお願いします。
なお、当掲示板の管理人は、聖典『生命の實相』および『甘露の法雨』などの聖経以外については、
どの著作物について権利者が誰であるかを承知しておりません。

「著作物に係る権利」または「その他の正当な権利」を侵害されたとする方は、自らの所属、役職、氏名、連絡方法を明記のうえ、
自らが正当な権利者であることを証明するもの(確定判決書又は文化庁の著作権登録謄本等)のPDFファイルを添付して、
当掲示板への書き込みにより、管理人にお申し出ください。プロバイダ責任制限法に基づき、適正に対処します。

長寿② - 伝統

2016/03/14 (Mon) 03:26:17

*伝統板・第二「長寿 ①」からの継続です。
   → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6462212


《長寿の心得》

          *Web:「青空の入門」 より
  

 人生は山坂多い旅の道(人生は六十才から)

 還暦  六十才でお迎えの来た時は 只今留守と云へ


 古希  七十才でお迎えの来た時は まだまだ早いと云へ


 喜寿  七十七才でお迎えの来た時は せくな老楽これからよと云へ


 傘寿  八十才でお迎えの来た時は なんのまだまだ役に立つと云へ


 米寿  八十八才でお迎えの来た時は もう少しお米を食べてからと云へ


 卒寿  九十才でお迎えの来た時は そう急がずともよいと云へ


 白寿  九十九才でお迎えの来た時は 頃を見てこちらからボツボツ行くと云へ


 『 気はながく 心はまるく 腹たてず 口をつつしめば 命ながらえる 』

  http://prevent.blog.so-net.ne.jp/2009-07-16


    (http://www.geocities.jp/rikwhi/riko/bun_rouyo/choju_kokoroe.html



<関連Web>

(1)光明掲示板・第三「長寿」
   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=105 

(2)光明掲示板・伝統・第一「長寿 (79)」
   → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=49


           <感謝合掌 平成28年3月14日 頓首再拝>

死ぬまで元気に生きるコツ - 伝統

2016/03/23 (Wed) 03:19:01


           *Web:健康サポート専門店 より

大往生を遂げる生き方~新潟大学名誉教授 安保 徹(あぼ とおる) 

(1)無理をせず、楽をしすぎず。

(2)いい食事―玄米食・少食。

(3)早寝早起・適度な運動・深呼吸

         ・・・

《無理をせず、楽をしすぎず》

子供時代は成長(分裂)と瞬発力が主体でよく食べ、主に解糖系で生きています。
大人は二つの系が調和した時代。

老人になるとミトコンドリア系にシフトしていき、瞬発力は低下しますが
持続力は残り、食べる量が少なくても良くなります。

大人の調和の時代に、怒りや不安があると、交感神経の緊張から血管収縮が強まり、
低体温と低酸素を招き、解糖系が盛んになり、脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病など、
メタボ関連の疾患が起きやすくなります。この状態が長引くと分裂の世界=がんに入ります。

ミトコンドリア主体で生きるお年寄りが、ミトコンドリアが一番多い赤筋(=遅筋。持続力に働く)
と脳神経が使えなくなると、寝たきり老人、認知症老人になります。

深い呼吸、ほどほどの有酸素運動、好奇心を持ち、脳を使い続けた人がぼけずにいられるのです。

豊かさは、過保護、食べすぎ、運動不足をもたらします。
この楽をしすぎる世界では能力が低下し、子どもの病気のほとんどは能力低下から来ています。
筋肉や骨格が十分に丈夫でなく、姿勢が悪く、すぐに疲れ、心も傷つきやすくなります。

一方、大人は忙しさで体を壊す。
無理せず、楽せず、いい食事。
これが健康長寿の秘訣です。


《いい食事―玄米食・少食》

「長寿食」は、栄養バランスや消化管を長く働かせるという観点から和食が一番。
主食のご飯を中心にいろいろなものをバランス良く食べる和食は、
免疫を向上させてくれます(表2・3)。

主食は玄米が理想。玄米には生命維持に大切な栄養素が多く、食物繊維は白米の6倍もあり、
ある研究では、ヌカにはがん細胞にアポトーシス(細胞の自然死)させる作用があると
報告されています。

ただ、玄米には動物にたくさん食べられないように
多少の毒素(主にフィチン酸、アブシジン酸)が入っています。
私は玄米を白米と混ぜたり、五分づきや七分づきご飯を食べるようにしています。

子どもは解糖系ですからおやつが必要ですが、
エネルギー効率の良いミトコンドリアの世界に入れば、おやつは不要。

貝原益軒の『養生訓』は、ミトコンドリア主体の世界の生き方として、
食べすぎは体に負担になることを勘が悟らせて、「腹八分目」が出ました。

蛋白質を食事量の10%程度にすれば、がんや大病から生き延びることができます。
厳格な玄米菜食がこの割合ですが、がんなどの究極な状態以外は、
そこまで厳格にする必要はなく、私は魚はほぼ毎日、肉もたまに食べます。
蛋白質の割合でいえば15~20%。なお、肉好きでは40%くらいになります。

自律神経のバランスを整え、ミトコンドリアを活性化するには、
体を温める作用のある食品、すなわち「丸ごと食品」・「発酵食品」・「食物繊維が多い食品」
・「イヤイヤ食品」・「体を温める食品」の5つの食品を意識してしっかり摂ること(表3)。


そして、「~ねばならない」とは思わないこと。

私は玄米食をすすめていますが、
白米が悪いわけではなく、「体に良い」と同じものばかり食べ続けていると、
かえって体に良くない場合もあります。

また、冷たい飲食物をとる習慣は体を冷やします。


《早寝早起・適度な運動・深呼吸》

早寝早起きは自律神経の日内リズムと睡眠をうまく連動して免疫力をつけてくれます。
逆に、夜ふかしは自律神経のリズムを崩し、免疫力に悪影響を及ぼします。
体を温めると、リンパ球やミトコンドリアが活性して免疫力がアップするので、体を冷やさない!

適度な運動で体を動かすと血流が良くなって体が温まり、同時に筋肉が働いて熱を発生します。

ミトコンドリアを強くするには、たっぷりの酸素と適度な運動も必要です。
外に出てゆっくりと深呼吸し、見えない栄養の「日光」もとりこめば最高です。

    (http://www.kenkousupport.com/category/928.html

           <感謝合掌 平成28年3月23日 頓首再拝>

高齢者は猫背と噛み合わせをよくすると長生きできます。 - 伝統

2016/03/31 (Thu) 03:19:44


         *「医者いらず、老いしらずの生き方」安保徹:著(P107~109)より

(1)猫背はお年寄りにとって軽視できない問題です。
   猫背のお年寄りは、仰向け寝ができなくなり、全身が丸くなってきます。
   そうすると、身体のあちこちに負担がかかります。

(2)猫背は呼吸不全につながっていきます。

(3)猫背だと仙骨の上に上半身が乗らなくなり、疲れやすくなったりするなど
   悪い影響が出ることになります。

(4)仙骨と骨盤の位置を整えればたいていの病気はよくなると整体師はいいますが、
   これは本当だと思います。

(5)猫背は噛み合わせにも影響します。 
   猫背だと奥歯に力が入らなくなります。
   その結果、物をよく噛まずに飲み込むようになり、
   消化吸収が悪くなります。

(6)全身の健康に配慮している意識の高い歯科医は噛み合わせを治せば、
   たいていの病気は治るといいますが、実際そのとおりだと思います。

   猫背を治すことは健康への一番の近道なのです。
   
           <感謝合掌 平成28年3月31日 頓首再拝>

あの回数を増やすと"若返りホルモン"が分泌される!? - 伝統

2016/04/10 (Sun) 04:33:51


という、何やら思わせぶりの題ですが、
ボケを防ぎ、アンチエイジングに結び付く
という興味深い文章がありますので、紹介します。

        *Web:healthpress(2015.02.16)より

《あの回数を増やすと"若返りホルモン"が分泌される!?》 

あなたのそばにいる元気なお年寄りには、何か共通するものがないだろうか?

その一つに、「歯がたくさんあって何でも食べることができる」という点があるはずだ。
物をしっかり噛むことでボケを防ぎ、そのことがアンチエイジングにつながっている。

食物を噛むことを「咀嚼」という。

咀嚼という言葉は食べることだけでなく、
思想や文章などを十分に理解して、"自分の物にする"ことも指 す。
"咀嚼する"ことは、日常生活でとても重要な行為だ。

 
人は噛むという動作ができないと欲求不満が高じて、平常心を失い活動に支障をきたす。
NASA(米航空宇宙局)の宇宙飛行士の食べ物が、 チューブに入ったペースト状のものから
固形物に変わったことはよく知られている。

 
少し前までは歯が抜けても、「1本ぐらい抜けても命に別状はない」と軽視していた時代もあった。
「食物を噛む」、つまり、咀嚼運動は、
「食物の胃や腸での消化吸収を促すだけの補助的運動にすぎない」と思われていたのだ。

しかし、咀嚼運動の全身へのかかわりについては、全身の運動能力の優劣を左右し、
脳の働きにまで影響するとの報告があり、想像以上に全身の健康に影響を及ぼすことがわかっている。

高齢者の口腔と全身機能の関係については、
噛める人と噛めない人との間には大きな差があることが多 数報告されている。

現在80歳の人の口腔内の平均残存歯数は約5本だが、
厚生労働省と日本歯科医師会は「80歳で20本を残す」という大きな目標を掲げている。

この数字は、20本あれば物をある程度噛むことができる、
全身機能を損なわないという最小限度の残存歯数として定義づけられているからだ。
 

《咀嚼が体全体の機能を向上させる》

咀嚼と脳の関係では、噛むことで脳に送り込まれる血液や
感覚情報の量が増えるので、脳の活動性が上昇し、集中力が持続する。
こうした感覚 は、車の運転中に眠気を覚ますためにガムを噛むなどで、
私たちは経験しているはずだ。

メジャーリーガーが試合中にガムを噛んでいるのも、
集中力と冷静さが求められる彼らにとって、理にかなったものなのだ。


一方、噛むことで唾液の分泌量が確実に増える。

その唾液には、全身の皮膚や血管の細胞を活性化させ老化を防ぐ唾液腺ホルモンのパロチン、
消化酵素であるアミラーゼ、発がん物質を減少させるペルオキシダーゼなどが含まれている。

 
また、咀嚼に関係する神経や筋肉の働きによって、噛み合わせの異常は、
姿勢の悪化や歩行困難、頭痛、腰痛のような自律神経失調症状を引き 起こすといわれている。

噛み合わせがおかしいために不定愁訴が起こり、それを改善したら
症状が消失することは昔から知られている。
 

《噛んで痩せる健康法とは?》

食欲は、脳の視床下部にある空腹中枢と満腹中枢の働きで調節されている。
空腹感や満腹感は、おなかではなく脳でつくられるのだ。

噛んだ時の刺激は、視床下部にある満腹中枢の周囲部位に信号を送る。
よく噛めば噛むほど伝わる情報量も多くなり、そこから神経活性物質が放出されて
満 腹中枢を活性化する。

つまり、よく噛む人ほど満腹感の形成が良好で、肥満を避けることができる。

タンパク質中心の食事メニューに加え、「よく噛む」ことを指導し、
これまで2000人を超える肥満や生活習慣病の患者を治療してきた、
こくらクリニック(沖縄県)の渡辺信幸院長は次のように推奨する。

 
「ダイエットは無理をせずに継続できることが大事。
食事の際、"よく噛んで食べる(一口30回噛む)だけで健康的に痩せられる。
費用も一切かかりません。

血糖値や中性脂肪値、尿酸値などの数値が正常化していく。これまで血圧や
コレステロールの薬を服用していた方が、やめられるケースも無数にあります」

 
柔らかな食材に囲まれた現代人は、せめてよく噛むことを意識してみる必要がある。
脳の老化防止だけでなく、ダイエットにも役立つ「よく噛む習慣」をぜひ身につけてもらいたい。


      (http://healthpress.jp/2015/02/post-1578.html

           <感謝合掌 平成28年4月10日 頓首再拝>

「長生きの秘訣は怒らないこと」 - 伝統

2016/04/17 (Sun) 03:46:05


      *「大往生できる生き方、できない生き方」安保徹・著(P96~99)より

(1)怒りというのは、交感神経が非常に興奮した状態です。

(2)短気で怒り症の人は、交感神経がいつも緊張しているため顆粒球増多や
   血流悪化を招き、堅田に大きな負担がかかっていつかは破綻します。

(3)「笑い」は副交感神経が優位になってリンパ球が増加し、長命に貢献します。
   笑いの影響は絶大、かつ迅速です。
   
   人生の中に笑いがある人は、体内の病気の芽を絶えず摘んでいる状態だと
   いっていいでしょう。

           <感謝合掌 平成28年4月17日 頓首再拝>

”認知症予防” - 伝統

2016/04/25 (Mon) 03:15:55


       *メルマガ「天風哲学のすすめ(2015/01/23)」 より

(1)認知症 10年後に700万人

   「厚生労働省は、10年後の2025年には認知症の高齢者が700万人になる
   とする推計値を示した。
   ・・・目指すのは、住み慣れた地域で暮らし続けられる社会の実現。

   団塊の世代が75歳以上になる25年には、
   認知症高齢者は700万人になるとしている。
   12年時点で462万人と推計、10年で1.5倍に急増する見通しだ。」

(日経新聞 2015.01.08 朝刊)


(2)認知症 自分がなったら子供が困る

  ①認知症の内訳は、アルツハイマー50%(脳の神経細胞の異常)、
   脳卒中30%(脳血管の異常)です。

  ②何れも、血液の循環を妨げ、脳細胞へ酸素や栄養分の供給不足や
   老廃物(アミロイドβ)の排泄不十分で脳細胞が機能低下するのが、
   この病気の発生メカニズムです。

  ③ 特に血液を通りのよいサラサラにする方策を取り上げます。
   ネバネバに汚れた血液を、さらりとした新鮮血液に保つことです。

   血液のサビ=過酸化脂質、悪玉コレステロール。
   これを酸化されてない中性コレステロール=善玉コレステロールに戻すことです。

  ④基本は、食べ物で野菜や果物をふんだんにした昔の日本食でしょう。


(3)サラサラ血液をつくるABA

  ①血液をサビ(過酸化脂質)させるのは、活性酸素です。

   活性酸素は、認知症や脳卒中を始め、ガンや糖尿病など生活習慣病の原因です。

   この活性酸素を中和する偉力ある健康食品が、
   ABA(抗酸化食品anti-oxisaide biofacter )です。
   スーパーや薬局では市販されていません。

  ②認知症の半分を占めるのが、アルツハイマⅡ型ですが、正常の老人に較べると、
   脳のなかでは過酸化脂質(悪玉コレステロール)が増えているそうです。

   またアルツハイマⅡ病の特徴、老人性色素斑の蓄積や、
   神経細胞シナプスの変性については過酸化が関係。

   「体内に取り込まれたアルミニウムが、脳神経細胞の膜を構成する
   リン脂質を過酸化して引き起こす」と。(*注)

   *注:東北大学農学部 宮沢陽夫助教授の研究グループ
廣海輝明「酸素がからだをダメにする 体内革命」古川書店

  ③叉血中のコレステロールが活性酸素で酸化されると、どろどろした
   過酸化脂質(悪玉コレステロール)となり、細い脳血管を詰まらせる脳血栓。

   脳血管に沈着すると、血管の弾性が減り、かたくなります。
   動脈硬化です。脳血管が破裂すると、脳溢血。
   脳卒中の20%をしめます。


   このような過酸化を事前に防いでくれるのが、抗酸化食品ABAです。


(4)認知症に備えよう 4原則

   10年後には、老人5人に1人が認知症。
   この現実に今から備えましょう。

  ①ストレスを受け流す~怒らず、怖れず、悲しまず

  ②食~野菜・果物は多く 肉類は少なく

  ③血液さらさら~磁化水、電子水、アルカリ水・・・
          ビタミンC、ビタミンEの豊富なもの、ABA(抗酸化食品)

  ④血流をよくし脳に刺激を
   ~毎日30分以上歩く
  手先を動かす(ピアノ、パソコン操作、料理・・・)

           <感謝合掌 平成28年4月25日 頓首再拝>

病気予防となる歩数の目安 - 伝統

2016/05/05 (Thu) 04:02:51

          *「日本経済新聞」健康欄(2016年2月25日夕刊)より抜粋

              
『東京都健康長寿医療センターの青柳幸利室長は、
高齢者約5000人を追跡調査し、運動量と様々な病気の発生立との関係を調査』
 
(1)例えば、1日に4000歩、うち中強度の運動を5分以上していたグループでは、
   それより少ないグループに比べてうつ病の発生率は、1/10以下だった。

(2)病気予防となる歩数の目安

  ①うつ病  1日あたりの歩数 (1)4000歩 (2)うち中強度の運動時間 5分 

  ②脳卒中、認知症、心疾患   (1)5000歩 (2)うち中強度の運動時間7.5分

  ③肺ガン、大腸ガンなど    (1)7000歩 (2)うち中強度の運動時間15分

  ④骨粗鬆症 (1)7000歩 (2)うち中強度の運動時間15分

  ⑤糖尿病、脂質異常症 (1)8000歩 (2)うち中強度の運動時間20分

           <感謝合掌 平成28年5月5日 頓首再拝>

健康・長寿について - 伝統

2016/05/11 (Wed) 04:40:31


         *Web:貞末良雄のファッションコラム(2015年2月5日)より抜粋

(1)人間の体を精密機械に例えてみれば、何千億円かけても人間技で作り出すことはできない。
   想像を超える、繊細なものであると認識しておかねばならない。

  ①たとえ、車であっても充分に手入れをして、大切に愛して使えば長持ちする。
   大切に手入れをしている車を、乱暴に運転することはできないものだ。

   一病息災は自分のどこかが故障しているから、
   安全運転して、体を労わりながら生きている。
   これが、むしろ正常な体と思い込んでいる人より長く、
   それなりの健康体を維持して長持ちしているのであろう。

  ②健康であっても、この精密機械に負荷をかけない様、大切にしなければならない。
   壊れてしまっては、車の部品を取り替えるようなわけにはいかない。

   中国のことわざに
   「病気はその兆候が表われるまでの時間をかけなければ全治しない」とある。
   60才で20年前からの生活習慣が原因で病魔に侵されたとすると、
   完治には80才までの年月が必要となる。

   この様に考えると、40才になる前に、体に負荷のかかる生活習慣を改めておかなければ、
   それ以降の病気は手遅れになってしまう。


(2)オーストラリア原住民のアボリジニ族は、平均120才まで生きると言われている。

   彼らはいう。
   それより若く命を失う人々は緩慢なる自殺行為を、生活の中で繰り返している、と。


(3)体の中で傷みやすいのは歯であり、その次は目と言われている。

  ①医食同源と言われるのは、食事と健康は本質的に同じであるという意味で、
   口から入るものが、体の健康を左右すると考えなければならない。

  ②口から入るものは、歯によって細かく砕かれ、消化を助けることになる。
   従って、歯を大切にしなければならないのであるが、
   以外と歯を大切にしている人は少ない。

  ③笑うにしても、話すにしても、人前に歯をさらすことになる。
   健康な白くきれいな歯、または、よく手入れされ、
   治療された歯並びはその人の全てを表現していると言っても過言ではない。

  ④健康でストレスを感じない生活を望むなら、絶対に歯の治療を後回しにしてはならない。
   いくら費用がかかろうと、時間が必要であっても、人生の全てが係っていると考えて、
   即刻歯医者の門をたたかねばならない。

  ⑤前歯の汚れ、欠け等の放置は健康だけでなく、
   人格の中味すら曲げて受け取られる危険性をはらんでいる。

   奥歯は言うまでもない。たべものを砕く武器でもある。
   永久歯は代替えがむずかしい。
   虫歯も極端な歯列の悪さも、将来に禍根を残す。

   できるだけ早期の治療が望ましい。


(4)健康はお金を貯めるよりむつかしい。

  ①お金は食うや食わずで貯めることもできる。
   ある日突然に相続を受けたり、馬券や宝くじに当たるなど、
   予想外なことでも、お金を手に出来る可能性を持っている。

   しかし、健康は、毎日毎日、努力して積み立てていくものである。
   20年の努力も、わずか1か月の無茶苦茶な生活、ストレス過多な生活をすれば、
   全てを失ってしまう。

  ②健康とは、毎日自分と向き合い、今日の行動がよかったか、もし悪かったら、
   無茶をしたら、それによって、体は傷つけられていると考えることである。
   正常な日常を取り戻し、時間をかけて癒していく。

   その決意を持ち続けることが健康を保つ一つの方法でもある。

   (http://www.shirt.co.jp/column/cat1/58/


(5)自分の体のことは、自分が一番知っているのだから、
   平常から自分の体との対話を欠かしてはならない。

   変兆があれば、その原因を究明する習慣をつけたいものだ。
   誰のものでもない、自分の体なのだから。

   (http://www.shirt.co.jp/column/cat1/59/

           <感謝合掌 平成28年5月11日 頓首再拝>

「腹七分目」が長寿の秘訣か - 伝統

2016/05/19 (Thu) 04:42:55


         *Web:【最新「死に方」事典】(2014.12.28)より

最近、「空腹の状態のほうが体にとってよい。長生きもできる」ということが、
よく言われるようになった。そのせいか、1日3食をやめて2食にする人が増えている。

また、医師の南雲吉則氏は、1日1食生活を実践しており、
『「空腹」が人を健康にする』(サンマーク出版)という本まで書いている。

 
では、本当に空腹が人を健康にするのだろうか?

「空腹=健康、長生き」論の根拠は、長寿遺伝子とされるサーチュイン遺伝子の働きにある。
サーチュイン遺伝子は、体内の細胞内にある遺伝子をすべてスキャンし、
壊れたり傷ついていたりする遺伝子を修復する能力を持っている。

また、細胞中のミトコンドリアを活性化させて、エネルギー効率を高める働きをする。
まさに、スーパー遺伝子と言っていい。

ところが、このスーパー遺伝子は、おなかがいっぱいだと働かない。
休眠状態になってしまう。その結果、老化が進行する。
しかし、おなかが減ってくると急に目覚めて活動を始めるので、
空腹状態を保つほど健康で長生きできるというわけなのである。

サーチュイン遺伝子は、生物が進化するプロセスで、
飢餓対策として生まれたものと考えられている。

100歳以上の長寿者を調べたら、おしなべて小食で、
若い頃からサーチュイン遺伝子の働きが活発だったという報告もある。

そこで、食事の量を少なくする。
つまり、1日に摂取するカロリーを少なくすることで健康を保つという
「カロリー制限健康法」が、世界で提唱されるようになった。
つまり、摂取カロリーを制限すれば、サーチュイン遺伝子がよりよく働いてくれるというのだ。

アメリカでは、「カロリー制限委員会」という組織も誕生している。
この会員は、成人男性が1日に必要なカロリー摂取量の約7割に抑える生活を実践している。

日本でも、カロリー制限をしている人は多い。
日本の成人男性の摂取カロリーの目安は2000±200カロリーとされるので、
この量の7割を取るとすると、1日1400±140カロリーとなる
。食事で摂取するカロリーをこの範囲で抑えると、健康で長生きできるというわけだ。

じつは、カロリーを制限すると寿命が伸びることは、
1930年代にラットの実験結果で判明していた。
その後も、ハエやサルなどの調査研究でも確認された。

しかし、そのメカニズムについては長い間不明だった。

ところが2000年、アメリカのマサチューセッツ工科大の研究グループが、
サーチュイン遺伝子の働きが、その一因であるということを突き止めた。
つまり、まだ判明して10年余りしかたっていないのだが、この10年余りで、
世界中でカロリー制限運動が起こり、1日2食派が増えた。

ただし、適切とされるカロリー摂取量の5割を切ると、
かえって寿命は縮むという研究結果がある。
空腹といっても、徹底してやるのはよくない。

理想的なのは1日2食にして適切量の7割を取り、空腹時間を長くすること。
たとえば、夕食は夜8時までに取り、翌朝まで絶食時間を長くする。
こうすると、夜寝ている間にもサーチュイン遺伝子が働いてくれる。

まさに、「睡眠は百薬の長」「腹八分」という昔からの言い伝えは、
間違っていなかったのだ。

  (http://www.zakzak.co.jp/health/vitality/news/20141228/vtl1412280830001-n1.htm

           <感謝合掌 平成28年5月19日 頓首再拝>

唾液と健康長寿の不思議な関係 - 伝統

2016/05/24 (Tue) 03:45:35


        *『致知』2016年2月号(P132)より
         ~森 昭(竹屋町森歯科クリニック院長)

臨床をしていて、最近特に気になることがあります。

それは子供の唾液が減っていることです。

治療をする際、口の中に唾液が溜まると治療がうまくできないの
で唾液を吸引するのですが、
20年前と比べて、最近の子供はその吸引量がすごく減っているのです。

それは唾液を出すような
日本人の生活文化がなくなりつつあるからかもしれません。

私の子供の頃は、よく噛んで食べるようにと、
食事の際に水やお茶が出されることはなかったですし、
伝統的な日本食にはよく噛まないと食べられない食材が多くありました。


それから、世界一の長寿国といわれている日本ですが、
実は“寝たきり大国”でもあります。

男性で平均9年、女性で平均12年、
晩年を寝たきりで過ごしているとの厚生労働省の調査がありますが、
この寝たきり率はスウェーデンの約10倍です。

これから日本はものすごい勢いで超高齢社会に突入していきます。

このままでは病床不足や医療費の問題から、
自宅で寝たきりになる高齢者がさらに増えていくことでしょう。

延ばすべきは、平均寿命よりも健康寿命です。

私はそのための最後の砦こそ、“口の健康維持”だと思っています。

 
(略)


そもそも唾液が減少する理由には、

「口呼吸」  (唾液が蒸発する)

「よく噛んで食べない」

「水や汁物で流し込む」  (唾液腺が刺激されない)

「運動をしない」 (血液循環が悪くなり唾液が出にくくなる)

「不規則な生活をする」(自律神経のバランスが 崩れ唾液の出が悪くなる)


など、現代人の生活習慣が関わっています。


「唾液が出にくい生活を続ける」
     ↓
「唾液の恩恵を受けられないので、
 健康をはじめいろいろな問題が出る」
     ↓
「その問題のためにさらに
 唾液が出にくくなる」

という悪循環に陥っているのです。


逆に言えば、唾液の出る生活、方法を取り入れれば、健康が維持できます。

それでは次に、
唾液を増やす誰にでもできる簡単な方法をいくつかご紹介しましょう。

(1)唾液腺マッサージ
   口の中には、唾液を出す場所が3か所(耳下腺、舌下腺、顎下腺)ありますが、
   その部分をマッサージすることで唾液を出やすくします。

   (http://ikinoclinic.net/countermeasure/salivary-gland-massage.html

(2)舌体操

   口を閉じて、舌を歯茎に沿わせるように「左上→右上→右下→左下」と回していきます。
   10回やったら反対側にまた10回と、これを1日3回行いましょう。

   (http://yamaguchi-shinbishika.jp/beauty/705/

・・・

唾液のはたらき

(1)溶解作用 (味物質を溶解して、味覚を促進させる)

(2)洗浄作用 (食べ物のカスを洗い流す)

(3)抗菌作用 (抗菌作用を含んでおり、病原微生物に抵抗する。)

(4)pH緩衝作用 (pHを一定に保ち、細菌の繁殖を抑える)

(5)保護作用 (歯の表面に皮膜をつくり、虫歯を防ぐ)

(6)円滑作用 (発音や会話をスムーズにする)

・・・

唾液を多く分泌させるには、下記の方法を心掛けましょう。
1 意識的に硬い食べ物を食べる。
2 噛む回数を増やす。
3 大きな声ではっきりしゃべる、などの方法がある。

  (http://homepage3.nifty.com/happycomecome/box2/b-kamu/a-06.htm


よく噛む

唾液は噛むことで分泌が促進されます。
食事の時は、飲み物で流し込むのではなく、できるだけよく噛むようにしましょう。
ガムを噛むのも効果的です。

よく噛むと、唾液の分泌が促されるだけではなく、
満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防ぐことができます。

            ・・・

《「あいうべ」体操》

噛むことと同様、舌を動かすことで唾液腺が刺激されます。
なるべく大きく、「あー」「いー」「うー」と口を動かします。
最後の「べー」は、舌をなるべく下方向に出すようにします。
あいうべ体操は、口周りのたるみやほうれい線の予防・改善にも効果的です。

   (http://hu-media.net/aiube-gymnastics/


《副交感神経を刺激する》

「緊張すると口がかわく」と言いますが、唾液は副交感神経が優勢になり、
リラックスしている時に分泌が多くなります。

普段、ストレスが多い生活を送っている方は、それだけで唾液が少なくなりがちです。
腹式呼吸や入浴、好きなことをするなど、意識的にリラックスする方法を実行しましょう。


《タマネギを食べる》

鶴見大学の斎藤一郎教授のチームが行った実験により、
タマネギに多く含まれるポリフェノールの一種、
「ケルセチン」が唾液量を増やすことが判明しました。

この研究結果が掲載された米国の科学誌「PLOS ONE」によると、
ケルセチンは、唾液をはじめとする水分泌障害の原因となる
酸化ストレスや炎症反応を抑制することため、唾液の分泌を改善するとのことです。

  (http://www.skincare-univ.com/daily/tips/010171/



《酸味のあるものを食べる》・・・酢の物や梅干、レモンなど、

《昆布を噛む》
  昆布に含まれるアルギン酸には、唾液の分泌量を増やしてくれる作用があります

    (http://matome.naver.jp/odai/2134907261964796001

           <感謝合掌 平成28年5月23日 頓首再拝>

徳川家康は、”健康オタク”だった - 伝統

2016/05/31 (Tue) 03:30:58


          *Web:歴史の偉人に学ぶ健康法(2010/06/23)より

江戸幕府初代将軍、徳川家康。
実はこの家康、数多くの健康法を実践する「健康マニア」で、
平均寿命が30歳程度だった時代に、75歳という長寿を得ています。

その秘訣の一つが、食での養生です。
政権のトップでありながら、「美味は月に二、三度で十分。平素は普通の食べ物が良い」と
麦飯を好んで食べていました。

麦飯は、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど豊富な栄養素をバランス良く含む健康食材。
よく噛まないと旨味が出ず、自然と噛む癖がつくため、
脳の活性化や食べ過ぎ防止にも効果的です。

また、家康は徹底して季節はずれのものや冷たいものを食べませんでした。
旬の野菜や果物は栄養価が高いというのは、現代の栄養学でも知られていること。
裏を返せば、季節はずれのものは栄養価が低く、さらに変質している可能性も高いのです。

そして、真夏でも冷たいものを食べず、熱いうどんをすすったという家康。
これは、食中毒を防ぎ、胃腸を保護するという健康意識の表れでもあります。


《自分の健康は自分で作る!》

もう一つ、家康が熱心だったのが鷹狩りです。
「鷹狩りこそ一番の健康法だ。なまじっか薬を飲むより、ずっと良い」と、
夏も冬もなく、早朝から山野を駆け回ったといいます。

起伏の激しい山野で行う鷹狩りは、足腰を鍛えられる他、
運動後は食事もおいしく、深い睡眠を得られます。
そうすると免疫力が高まり、病も遠のく、というわけです。

 
そんな家康は、薬の研究を行い、自ら薬の調合もしました。
体調不良を感じるとすぐに服用し、早めの対策を怠りません。

「自分の健康は自分でつくる」という
セルフメディケーションのいち早い実践者でもあったのです。

40歳以降、度々病に苦しみながらも、養生の数々により長生きをした家康。
不摂生な生活を送っていたら、江戸幕府創設も為し得なかったかもしれません。

日々養生を続け、健康で長生きしてこそ、何事も為し得る。
家康の生涯からは、そんなメッセージすら感じられます。

http://www.slownet.ne.jp/sns/area/sports/reading/korean_ginseng/201006151703-2000001.html

           <感謝合掌 平成28年5月31日 頓首再拝>

長生きする人の5つの特徴とは? - 伝統

2016/06/08 (Wed) 03:40:49


         *Web:MAG2 NEWS(2016年5月25日)より

(1)真面目さ・誠実さ

  ①米国の75年間にわたる研究で、20代から参加している300組の婚姻者に対して、
   友人から「誠実、ひたむき」と思われている男性は、長生きだった
   ということが判明しました。

  ②2007年に発表されたカリフォルニア州の1930年から2000年にかけての
   男女に対する研究でも同じような結果がでています。


(2)打ち解けやすさ、開放性

  ①開放性は、誠実さに次ぐ長寿につながる特徴と言えます。

  ②この傾向が顕著に現れた男性は、新しく多種多様な着想、概念、感情といったもの
   に対して進んで耳を傾けるため、他の男性に比べて長生きする傾向があるとのことです。

(3)感情の安定性

(4)親愛(感じがいい、フレンドリー)

   95~100歳の243人の男女はほぼすべての人が高い確率で
   “のんきで外交的である”とされました。

(5)感情を表現できる

   95~100歳のご長寿協力者たちからわかることは、
   “よく笑い、感情を抑え込まずに表現する”傾向があるようです。

      (http://www.mag2.com/p/news/199457


           <感謝合掌 平成28年6月8日 頓首再拝>

ストレス知らずの ご長寿僧侶「天海」 - 伝統

2016/06/17 (Fri) 04:24:07

          *Web:歴史の偉人に学ぶ健康法(2010/07/07)より


江戸初期に活躍した天台宗の僧侶・天海(てんかい)は、
徳川家康、秀忠、家光の3代にわたって参謀を務め、絶対の信頼を受けた人物です。

その享年は、なんと108。
史料がほとんど残っておらず、謎に包まれた人物ですが、
今回はその長寿の秘密に迫りたいと思います。


《徳川家もビックリの健康法とは?》

数少ない史料の中に、
天海が家光から長寿の秘訣を尋ねられた際に詠んだとされる和歌が2首残っています。


 その1つが

「長命は、粗食、正直、日湯(ひゆ)、陀羅尼(だらに)、
おりおり御下風(ごかふう)あそばさるべし」

というものです。

 
「長生きのコツは、粗食と、心のストレスとなる嘘をつかないこと、毎日風呂に入り、お経を読むこと。
それから時には屁(御下風)でもこいて、張り詰めた気持ちを緩めること」という意味です。

健康を考えれば、美食よりも粗食。天海も偏食をせず、バランス良く食べていたようです。
 
入浴は、単に身体を清潔に保つだけではなく、血液・リンパの流れを良くします。
酸素と栄養を身体の隅々まで届けてくれる他、新陳代謝と免疫力のアップにもつながります。

「時々は御下風あそばせ」とは面白い教訓ですね。
身体と心のリラックスといったところでしょうか。


《イライラ、クヨクヨしない!》

もう1首は

「気は長く、つとめは堅く、色うすく、食は細くして、心広かれ」

というもの。
 
「短気にならず気は長く持って、真面目に仕事をこなし、色欲はほどほど、
食事は腹八分目にして、心は広く持ちなさい」と言っています。

 
心の健康について語っているところが興味深いですね。

東洋医学では、感情は各内臓が司っていると考えられています。
あまり感情の起伏が激しいと内臓にも負担がかかるため、心のゆとりを持ちなさい
と天海は解いているのです。

科学的な確証はありませんが、
「クヨクヨしない」というのは、長寿の方がよく言う健康の秘訣。
特に昨今のストレス社会を健やかに生き抜くためは、必要なことかもしれません。

http://www.slownet.ne.jp/sns/area/sports/reading/korean_ginseng/201007021711-3000001.html

           <感謝合掌 平成28年6月17日 頓首再拝>

毎日コツコツ、薄着で健康!「伊達政宗」 - 伝統

2016/06/28 (Tue) 04:14:35


          *Web:歴史の偉人に学ぶ健康法(2010/07/21)より

「独眼龍」の異名を持つ戦国大名、伊達政宗。
幼くして疱瘡(ほうそう。天然痘のこと)にかかり、命は取り留めたものの、右目を失明。
しかし、徳川家康に次ぐ実力者となり、70歳という当時にしてはかなりの長寿を得ています。

《名医でもあった正宗》

政宗は、医者も驚くほどの医学知識の持ち主でした。

奥方などで病人が出ると、政宗が診察し、
正確に病状や処方すべき薬を言い当てたと言います。

自身の健康管理にしても、日頃から自分の脈をとり、
調子が優れない時は、よく医師と相談した上で治療を行いました。

その様子を見ていた医師たちはしきりに感心していたそうです。
 
これも、小さい頃に病を患った経験があるからこその、
健康意識のあらわれなのかもしれません。


《健康は1日にしてならず》

また、日々の健康管理にもこだわりがありました。

政宗は冬場でも薄着をすることで身体を鍛えていたようです。
これは、人間に備わるホメオスタシス(恒常性維持)と呼ばれる、
ダメージに対する反発力をつける健康法。寒さというダメージを与えることで
反発力を鍛え、身体を強化しているのです。

次に、早寝早起きの規則正しい生活と、こまめな手洗い。
これは、現代でも言われる健康習慣の基本ですね。

それから、政宗は季節を問わずよく水を飲みました。
こまめな水分補給は、気管支を潤わせ、
免疫がよく働くようになるため、風邪も引きにくくなります。

さらに水を飲むことは、リンパ液の流れを良くし、新陳代謝を高める効果があります。
血液循環も良くなるため、血色が良く、若々しさまで保てるのです。

 
病気の恐ろしさを知り、健康の大切さを知る政宗。
医学の知識を持ちながらも、こうした日々の健康法を大切にしていました。

私たちも政宗に学び、コツコツと摂生を続けることで、健康長寿の道を歩んでいきましょう。

http://www.slownet.ne.jp/sns/area/sports/reading/korean_ginseng

           <感謝合掌 平成28年6月28日 頓首再拝>

黄門さまは節度ある美食家!?「徳川光圀」 - 伝統

2016/07/10 (Sun) 03:48:04


          *Web:歴史の偉人に学ぶ健康法(2010/08/04)より

名君と謳われた二代目水戸藩主、徳川光圀(みつくに)。
現在ではTV時代劇の『水戸黄門』で広く知られています。
この光圀もまた、73歳という当時としての長寿を全うしました。

そこにはいったいどのような秘訣があったのでしょうか?
今回は「黄門さま」の健康法に迫ってみたいと思います。


《足腰鍛えて諸国漫遊》

今では黄門さまの諸国漫遊がフィクションであることをご存知の方も多いでしょう。

とは言え実際の光圀も、領内を駕籠(かご)には乗らず徒歩か乗馬で気軽に行き来し、
民衆とざっくばらんに接していたそうです。

乗馬は、馬から伝わる振動で全身が刺激され血液やリンパの流れを良くし、
筋肉や内臓へのマッサージ効果もあるため、健康法としても優れています。

しかも、日本の在来馬は気性が荒く、乗りこなすには相当の足腰の強さが必要なことから、
光圀はかなり鍛錬していたことが想像されます。

他にも家臣を連れて狩りや漁、害獣の駆除といった、
娯楽と運動、軍事訓練を兼ねた行事を行うなど、非常に活動的な人物だったようです。


《ラーメンを日本で最初に食べたのも・・・》

光圀は食に対する好奇心も旺盛で、日本で最初にラーメンを食べたと伝えられています。
のみならず、明治になって普及するヨーグルトやビスケット、ジャムなども食べていたそうです。

そう書くとたいそう美食家であったとの印象を受けますが、
「朝夕とも一汁二菜三菜」との記録が残されており、普段は粗食を旨としていたようです。

 
光圀について「カツオ釣りを見るのが好き」とも記されています。
頭の働きを良くするDHA(ドコサヘキサエン酸)が含まれるカツオは、
『大日本史』を編纂(へんさん)する光圀の知的なイメージにぴったりで、
好物だったのかも知れません。

他に野菜では大根とにんにくを好んだとされており、
いずれも栄養価の高い野菜として知られています。

滋養野菜である大根は、各種ビタミンやカルシウム、ナトリウム、ニコチン酸、リン、鉄などを
多く含み、薬効に消化不良、二日酔い、胃酸過多、頭痛、発熱、冷え性などがあります。

また、スタミナ野菜のにんにくは、疲労回復・精力増強に効果のあるアリシン、スコルジニン、
他にもビタミン群やカリウム、タンパク質、鉄などを含み、風邪や動脈硬化を予防します。

「一汁二菜三菜」の粗食とはいえ、その食材は上手に選んでいたことがうかがえます。

 
長寿の秘訣について光圀は、「鳥獣に習う」と語っています。

人間は美味しいと思えば腹いっぱいになってもまだ喰うが、
鳥獣にはそれがない、ということです。

限度を知らないから「脾(ひ)や胃を壊し、腎(じん)もおかしくなるのだ」と考えていたようで、
藩主の時には「欲と色と酒を敵と知るべし」と、食についてだけでなく、欲望のまま交わるような
際限のない色欲や、酒に呑まれるような呑み方を家臣に禁じています。

節度を守って生活することが何よりの健康法であると心がけていたのでしょう。

そして、健康であってこそ、たまの美食も存分に楽しめるというもの。

皆さんも日頃は身体を鍛え節度ある暮らしを送りつつ、
ここ一番は、TVの『水戸黄門』にもあやかって、
「諸国グルメ漫遊」など楽しまれてみてはいかがでしょうか。

http://www.slownet.ne.jp/sns/area/sports/reading/korean_ginseng/201007301242-3000001.html

           <感謝合掌 平成28年7月10日 頓首再拝>

【一読、十笑、百吸、千字、万歩】 - 伝統

2016/07/27 (Wed) 03:34:18


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2016年07月14日 )より

   (内科医、杏林大学名誉教授、石川恭三氏の心に響く言葉より…)

   近ごろ、情けないことには、何かしようという気力が俄然衰えてきた。

   今さらそんなことをしてもどうしようもないとか、
   もうそんなことはできそうにないとか、
   いずれそのうちに、などとすっかり怠け癖がついてしまったように感じられる。

   それでもときどきは、こんなことではいけないと気を引き立てようとするのだが、
   結局、しばらくは何もしないでこのままいたらどうかという怠惰の甘い誘いに
   乗ってしまうのである。

   この気力の衰えにつられて、物忘れが増し、
   さらには、理解力も低下してきたようにさえ感じられるようになった。

   さすがにここまでになると、感度の悪い私の脳信号も黄から赤に変わって、
   滞りがちになっている「一読、十笑、百吸、千字、万歩」を強化せよと
   大号令を発してくる。


   一読とは、一日に一度はまとまった文章を読むこと。

   十笑とは、一日に十回くらいは笑うこと。

   百吸とは、一日に百回くらいは深呼吸する。

   千字とは、一日に千字くらいは文字を書くこと。

   万歩とは、一日に一万歩を目指して歩くこと。


   これは、高齢者の生活習慣の改善のために
   私がもう30年以上も前から提唱していることである。

   大脳からのこの大号令を受けて、何はともあれ、気合いをいれなおして、
   「一読、十笑、百吸、千字、万歩」を実行することにした。

   するとどうだろう、不思議なことに、
   体の張りが少しずつ甦ってくるように感じられてきたのである。

   どうやらこれでひとまず「やる気」が取り戻せそうである。

        <『一読、十笑、百吸、千字、万歩』河出書房新社>

                ・・・

(1)【一読】

   読書の習慣のない人が、急に本を読もうと決心してもなかなかうまくはいかない。

   それはインプットだけを考えているからだ。

   読んだ本の要約を毎日ブログに書くとか、朝礼や人前で話をするとかという
   アウトプットがあると、必然的に本は読むようになる。

   「出入り口」という言葉のように、出る方が先。


(2)【十笑】

   「箸(はし)が転んでも笑う年頃」という言葉があるが、
   年齢を重ねるほど笑わなくなると言われる。

   若い頃に比べて、驚きや、感動といった、感性が鈍(にぶ)くなるからだ。
   逆に言うなら、「笑わなくなるから年を取る」ということも言える。
   大人になると、ふざけなくなり、バカなことをしなくなり、大騒ぎしなくなる。

   少年や少女の感性を取り戻し、笑いの回数を増やしたい。


(3)【百吸】

   人は大きなストレスを感じると呼吸が浅くなる。

   ストレスが多い現代人は、呼吸が浅くなりがちだ。
   自律神経のバランスがくずれ、血流も悪くなり、免疫力も低下する。

   日常、意識して深呼吸をすることが必要だ。


(4)【千字】

   彫刻家や画家といった芸術家は、指先を使うので長寿が多いと言われる。

   字を書くこと(パソコンでも)、も指先を使う作業だ。

   毎日何かを書くという習慣を身に着ければ、脳は活性化する。


(5)【万歩】

   「歩くことは若さを保つ最高の化粧水。歩けばやる気も湧いてくる」(田中真澄)

   歩くことほど、お金も時間もかからずに、手軽に健康になれる方法はない。
   しかしながら、現代人はそれがなかなかできない。
   便利な車や交通機関を使ってしまうからだ。

   1日1万歩を目標に歩きたい。

           <感謝合掌 平成28年7月27日 頓首再拝>

グルコサミンは長寿の有効サプリメント - 伝統

2016/08/07 (Sun) 04:36:32


          *「病気が長引く人、回復がはやい人 胃腸が美しい人は長生きできる」
            江田証・著(P46~50)より

(1)グルコサミンのひざへの効果は確認されていない。

   膝関節症へ効かないというのは、整形外科領域の医者のあいだでは常識なのです。
   2012年米国リウマチ学会でも、グルコサミンに膝関節症予防効果はないことが
   報告されています。


(2)グルコサミンはミトコンドリアを活性化し、細胞を若返らせる。

  ①私たちは生きていくために、エネルギーをつくり出さなければなりません。
   酸素をとり込み、細胞内のミトコンドリアでエネルギーをつくり出します。

   ここで生まれるのが、体の錆つきのもとである活性酸素です。

  ②グルコサミンには、エネルギー産出のボイラーであるミトコンドリアの機能を
   ちょうどよく調整して、オーバーヒートしないようにする働きがあります。

   グルコサミンをとると、古くなったミトコンドリアを新陳代謝する
   オートファジー(自食作用)という働きが活性化されます。

   古くなったミトコンドリアがたまってくると、有害な活性酸素が増加し、
   遺伝子が不安定化し、発がんにつながります。

  ③オートフアジーとは、オートファゴソームという膜のようなものが
   《細胞の古くなったミトコンドリアをつつみ込んで食べて新しくする働き》です。

   細胞が若返り、きれいになります。
   タンパク質の質が高まるため、長寿効果も得られます。

   同時にグルコサミンは、細胞内のミトコンドリアの過剰な働きをおさえます。
   
(3)3割の食事制限やポリフェノールでグルコサミンと同じ効果が得られる。

  ①ふだんより3割程度カロリーダウンするだけで、ミトコンドリアの
   オーバーヒートを抑制することができます。

  ②赤ワインのなかに含まれる「レスベラトロール」というポリフェノールの
   サプリメントをとっても同様の効果が得られます。

(4)ひざの痛みは、太もも(大腿四頭筋)の筋力をつけるトレーニングをしましょう。
   このトレーニングは、痛み止めと同等の効果があることが証明されています。

(5)骨粗しょう症をおさえる効果があるのは納豆です。
   納豆に含まれているビタミンKが、骨粗しょう症を予防すると考えられています。

           <感謝合掌 平成28年8月7日 頓首再拝>

ココナッツオイルの長寿効果 - 伝統

2016/08/17 (Wed) 03:06:41


          *「病気が長引く人、回復がはやい人 胃腸が美しい人は長生きできる」
            江田証・著(P175~177)より

(1)ココナッツオイルは、認知症に効果があるオイルです。
   とくに、アルツハイマー型認知症の病状改善におすすめです。

   ココナッツオイルには、中鎖脂肪酸という天然成分が焼く60%も含まれています。
   中鎖脂肪酸は、腸内で吸収されて肝臓に運ばれ、肝臓内で「ケトン体」に変化します。

   するとアルツハイマー型認知症の脳で、
   《糖が利用できなくてもケトン体がエネルギー源として使われる》ようになるのです。
   そのおかげで脳細胞の死を減らすことができます。

   脳細胞がケトン体によって延命でき、
   認知症の症状をやわらげることができるのです。

(2)植物油をココナッツオイルにかえるだけで大腸炎が軽くなる

  ①中鎖脂肪酸は、消化の際に胆汁や膵液といった消化液を必要としないという
   特徴があります。植物油は、消化吸収の際、胃腸に負担がかかりますが、
   ココナッツオイルは負担がかからないのです。

   ココナッツオイルにかえただけで、クローン病や潰瘍性大腸炎の症状が
   軽くなった患者さんもいます。

  ②ココナッツオイルをとると、便がゆるくなる人もいます。
   まず1日小さじ1杯程度からスタートしてみましょう。

(3)ココナッツオイルの長寿効果

  ①最近の研究では、ココナッツオイルをとることで得られるケトン体が、
   長寿遺伝子を活性化して体を「長寿モード」にギアチェンジしてくれることが
   わかりました。

  ②ケトン体が増えると、FOXO(フォックス・オー)という長寿遺伝子が
   活性化され、mTOR(エム・トール)遺伝子が抑制され、まさに
   カロリー制限をしたときと同じ長寿モードに遺伝子発現が変わるのです。

  ③ケトン体は長寿につながる新しい経路であることが証明されつつあります。

  ④ココナッツオイルをとることで増えるケトン体が、乳がんをはじめとする発がんに
   関係するIGFー1を抑え、がんがおさえられたという報告があります。

   がん細胞は、糖が大好きで糖を食べて増えてしまいますが、
   がん細胞はケトン体を利用できないので、糖(炭水化物)を控えて、
   ケトン体を増やせば、《がん細胞を秤量攻めにできる》のです。


<参考Web:ココナッツオイルの使い道が豊富すぎる!使い方まとめ【効果・効能】
       http://matome.naver.jp/odai/2137680232411433101 >


           <感謝合掌 平成28年8月17日 頓首再拝>

枯れることのない才能は衣食から「富岡鉄斎」 - 伝統

2016/08/28 (Sun) 03:54:02


          *Web:歴史の偉人に学ぶ健康法(2010/08/18)より

明治・大正期の文人画家、富岡鉄斎(とみおかてっさい)。

明治に入り文人画が低く評価された中にあって、鉄斎は独特の文人画を完成。
70歳代後半からも円熟味の増した傑作を生み出し、
89歳で没するまでその才能が枯れることはありませんでした。

今回は鉄斎の暮らしぶりから、高齢でも感性を失うことなく
元気に生活するための健康法を探ってみましょう。


《心身の老化を防ぐ食事》

70歳を過ぎた鉄斎が常に食べていたのが熱いお粥でした。
お粥は消化の際に、お米にこもった熱が出され、それが身体を温めます。

結果として、血液やリンパの流れが良くなり新陳代謝と免疫力が高まることで、
身体の若々しさを保つ効果があります。

そして、他に好んで食べたとされるのがソバとウナギです。
ソバはタンパク質やビタミン類が豊富な栄養食品で、
高血圧や動脈硬化を防ぎ、肝臓にも良いとされています。

滋養満点のウナギは、タンパク質や脂肪に加え、抵抗力をつけるビタミンA、
疲労回復、肌のつやを守るビタミンB群、若返り効果のあるビタミンEを
たっぷり含んでいます。

脳を活性化するDHA(ドコサヘキサエン酸)もふんだんで、
それが尽きることのない創作意欲の助けにもなっていたのでしょう。


《奇抜な服装も健康法の一つ》

鉄斎は服装にこだわりがあったようで、
いつも帯がずり落ちんばかりに着物をダラリと着ていたそうです。

しかしその着こなしは、身体への圧迫がなく血流を良くすることから、
健康面で理に適っています。何より、身体を締め付けないことで
筋肉や関節を自由に動かすことができるため、老人には危険な転倒を防ぐこともできます。

また、外出時は烏帽子(えぼし)に十徳(じっとく・儒学者が着る服)、
背丈ほどある竹の杖に派手な刺繍の袋をぶら下げ、悠々と歩いていた鉄斎。

白髪・白ひげの仙人風の容ぼうもあって、さぞ人目を引いたことでしょうが、
注目されることで心身に緊張感を与え、それが、精神面や肉体面での老け込みを
防止していたとも考えられます。

この独特のファッションも、鉄斎の才能の一つであったと言えそうですね。

 
高齢になってからもずっと芸術的な能力を開花させ続けた富岡鉄斎。
私たちも彼に見習って、身体だけでなく、心の老化も防ぐような毎日を送りたいものですね。

http://www.slownet.ne.jp/sns/area/sports/reading/korean_ginseng/201008161114-3000001.html

           <感謝合掌 平成28年8月28日 頓首再拝>

テロメアがのばせるのか - 伝統

2016/09/08 (Thu) 04:20:21


          *「病気が長引く人、回復がはやい人 胃腸が美しい人は長生きできる」
            江田証・著(P78~83)より

(1)テロメアが短くなりすぎると老化が進む

  ①人間の寿命を決める大きな要素に「遺伝子の問題」があります。
   なかでも染色体の先端にあるテロメアは、老化の鍵を握っていると
   考えられています。

  ②テロメアは、「細胞分裂の切符」とも呼ばれ、
   分裂できる回数を決めているのです。

  ③細胞には「テロメレース」という酵素を持つものと持たないものがあります。
   多くの細胞はこの酵素を持ちません。

   酵素のない細胞は、分裂するたびに分裂前の細胞に比べて
   テロメアの長さが短くなります。

   テロメアが短くなりすぎるとそれ以上は分裂できなくなり、
   その細胞は死にます。

   そうして、細胞の絶対数は減っていきます。
   これが、老化が進み、がんなどの病気の引き金になります。

(2)テロメアの長さを保つには

  ①遺伝子は生まれついてのもので、テロメアの長さも最初から決まっています。

  ②細胞は新陳代謝をくり返しています。
   オリジナルの細胞のテロメアは分裂によって短くなっていっても、
   分裂して生まれた新しい細胞は元の長さのテロメアを持っています。

  ③酵素(テロメレース)は、喫煙すると活性が低下し、
   運動すると活性が上昇することがわかっています。

  ④毎日の摂取エネルギー量を70%におさえると、
   テロメアの短縮を防ぐことができます。

   ちょっと足りないのかなと思う程度の食事にしたほうが、
   寿命を伸ばすことができます。

  ⑤「リピトール」という、コレステロール値を下げるスタチン系の薬剤を
   服用すると、テロメアの長さが長くなるのです。

  ⑥適度な運動(15分~100分の有酸素運動)によって、
   テロメレースというテロメアを長くする酵素を活性化させることができます。

  ⑦赤ワシンに含まれるポリフェノールの一種「レスベラロール」は、
   テロメアを保護することがわかってきています。

  ⑧EPA(青背の魚の油)にも、メロメアを長くする効果があります。

  ⑨葉酸が不足すると、老化が進み、テロメアまで短くなることがわかっています。
   葉酸は、サプリメントで手軽にとることができます。
   食べものでは、ブロッコリーに豊富に含まれています。  


<参考:寿命短縮に関わるテロメアとは
     → http://www.daiwa-pharm.com/info/onko/7334/ >
  
           <感謝合掌 平成28年9月8日 頓首再拝>   

100歳以上高齢者 - 伝統

2016/09/18 (Sun) 04:43:34


100歳以上高齢者、最多6万5692人 46年連続増

         *毎日新聞(2016年9月13日)より

厚生労働省は13日、全国の100歳以上の高齢者が昨年より4124人増えて、
過去最多の6万5692人になったと発表した。
女性が87.6%(5万7525人)を占めた。

46年連続の増加となる。医療の進歩などが要因で、今後も増加が続くとみられる。

敬老の日を前に、15日時点で100歳以上となる人数を、
都道府県などを通じて1日現在で集計した。

最高齢は男性が東京都大田区の吉田正光さんで、
1904(明治37)年5月生まれの112歳。

女性は鹿児島県喜界町の田島ナビさんで、
1900(明治33)年8月生まれの116歳。

 
人口10万人当たりの100歳以上の人数は全国で51.68人。
都道府県別では島根が96.25人で4年連続最多。
高知(87.93人)、鳥取(84.84人)と続いた。

少なかったのは
▽埼玉30.97人▽愛知35.05人▽千葉38.27人−−の順。

2015年の日本人の平均寿命は女性87.05歳、男性80.79歳だった。

今年度100歳を迎える人は3万1747人。
厚労省は100歳の記念に、純銀製の銀杯(約7600円)を贈ってきたが、
経費節減で、今年度から合金に銀メッキを施したもの(約3800円)に変える。

対象者が増え続けているため、税金の使い方をチェックする政府の行政事業レビューで
昨年、抜本的改善を求められていた。

贈呈を始めた1963年度は100歳以上の人をすべて合計しても153人だった。

    (http://mainichi.jp/articles/20160913/k00/00e/040/248000c

                ・・・

100歳以上高齢者、過去最多更新 健康維持の支援策を 

         *毎日新聞(2016年9月13日)より

長寿は喜ばしいことだが、身体の衰えも避けては通れない。
65歳以上の高齢者のうち、25年には5人に1人が認知症になると見込まれている。

政府の16年版高齢社会白書では、日常生活に制限なく暮らせる
「健康寿命」は平均寿命に比べて延びが小さいことも指摘された。

健康な期間を延ばすことは、個人の生活の質を保つとともに、
社会的負担を軽減する点からも重要だ。

 
厚生労働省は、認知症対策はもちろん、介護が必要となる少し手前の
虚弱な高齢者が健康を維持できるような支援策にも取り組み始めている。

一方、さいたま市では高齢者に意欲と能力を生かしてもらおうと
「100歳まで働けるものづくり職場」を目指した地域の取り組みも生まれている。

「人生100年」の時代を前に、社会制度の充実とともに、
高齢になっても地域の一員として暮らせるよう支え合いの仕組み作りも課題だ。

      (http://mainichi.jp/articles/20160913/k00/00e/040/282000c

・・・

【100歳長寿の言葉のクスリ、健康長寿の長寿名言】

1 泉重千代(120歳) お天道さまと人間は縄で結ばれている
2 泉重千代(120歳) 万事くよくよしない、腹7,8分の長寿10訓
3 中村重兵衛(116歳)長生きの秘訣は「食・心・動」

4 蟹江ぎん(108歳) 蟹江きん(107歳)人間、大事なのは気力
5 蟹江ぎん(108歳) 蟹江きん(107歳) 朝ごはんを美味しく食べる
6 南光坊天海(108歳)長命には粗食、正直、湯、陀羅尼、御下風あそばさるべし

7 南光坊天海(108歳)健脳食で物事を大局的、長期的に判断せよ
8 平櫛田中(107歳) いまやらねば いつできる わしがやらねば たれがやる
9 平櫛田中(107歳) 60、70洟たれ小僧、男盛りは百から百から

10平櫛田中(107歳) 実践、実践、また実践、挑戦、挑戦、また挑戦。
           修練、修練、また修練、
           やってやれないことはない、やらずにできるわけはない。

11大西良慶(107歳) 「人間おおむね漸機と頓知」近道を考えと大怪我をする。
12大西良慶(107歳) ゆっくりしいや、死ぬことなんかかんがえないの
13大西良慶(107歳) 「ありがとう」というて生きることが極楽なの

14近藤康男(106歳) 「活到老」「学到老」、70歳は一生の節目
15近藤康男(106歳) 簡単な健康法を続ける

16物集高量(106歳) 神経は細やかすぎず粗すぎず、中間の神経でいけ
17物集高量(106歳) 恋ってのは長生きするには一番いいものですよ

18今岡信一良(106歳)六十歳までは準備期間、60歳からが本当の人生
19 大宮良平(106歳) 何も考えずに走ってみる、歩いてみなさい

20塩谷信男(105歳) 常に前向きに考え、感謝を忘れず、愚痴をいわない
21塩谷信男(105歳) 百歳は長寿ではなく人寿、それから長寿、天寿

22小倉遊亀(105歳) 置いて輝く、六十代までは修業、七十代でデビュー
23小林ハル(105歳) すべては神様、仏様のお導き
24中川牧三(105歳) 好きなことを好きなようにやってきただけ

25加藤シヅエ(104歳) 1日に十回は感謝する、感謝、感動、健康
26加藤シヅエ(104歳) 時代の空気を吸って頭を柔らかく

27飯田深雪(104歳) 毎日を創造する気持ちで過ごす
28飯田深雪(104歳) 最高のマナーは、あたたかい心づかい

29片岡球子(103歳) 勉強はちょっとやそっとではできない、死ぬまで努カ
30岩谷直治(102歳) 元気の秘密はボウリング
31岩谷直治(102歳) 早寝、早起き、体操、読経

32東久邇稔彦(102歳)生涯、自由人として生きる
33北村西望(102歳) たゆまざる歩みおそろし、かたつむり
34高木東六((102歳)ストレスという毒を腹にためない

35三浦敬三(101歳) 年よりの冷や水といわれようが、目標達成に向けた生活をする
36三浦敬三(101歳) 好きなことだけ自然体で続ける

37昇地三郎(101歳) 意欲さえあれば何でもできる
38昇地三郎(101歳) 1口 30回噛み、常に頭を使う

39奥むめお(101歳) 台所の声を政治に反映させる
40大野一雄(101歳) 年齢を意識せず好物を食べる

41奥村土牛(101歳) 「牛のあゆみ」のごとく
42内藤寿七郎(101歳)天職を、ただ一生懸命に

43岡野喜太郎(101歳)欲を離れるのが長寿の妙薬
44岡野喜太郎(101歳)よく働いて倹約する

45石井桃子((101歳)「静かなこと、小さいこと」を愛する
46松原泰道(100歳) 無理、無駄、無精をしない
47松原泰道(100歳) 優しい言葉、笑顔、挨拶を配る

48小島政二郎(100歳) 足るを知って分に安んずる
49野上弥生子(99歳) 日記をつける
50野上弥生子(99歳) 今日は昨日より、明日は今日より成長するように

http://www.maesaka-toshiyuki.com/longlife/3589.html

           <感謝合掌 平成28年9月18日 頓首再拝> 

敬老の日 - 伝統

2016/09/19 (Mon) 04:20:18


上杉鷹山、敬老の精神を教え、自ら実践

        *『まっすぐな生き方』木村耕一・著(P51~54)より要約

米沢藩の上杉鷹山(うえすぎようざん)は、「年老いた者には、
気を遣い、力を尽くして大切に接するべきである」と教えていました。

自らも、次のように実践していました。


安永6年、鷹山は、藩士の家族の中で、
90歳以上の老人を城に招いて懇親会を設けている。

老人は、今こそ腰が曲がり、歩くこともままならず、
家族に迷惑をかけているかもしれない。

だが、この親がなければ、子供が育たなかったのだ。
孫も生まれていない。

いかなる貧苦にも耐えて、働いてきてくれたからこそ、
現在の家庭もあり、国家も築かれてきたのだ。

その恩を思うと、ねぎらわずにおれない。
鷹山は、優しく言葉をかけ、服や金子を贈った。

また広間で行われた会食の席には、
子や孫を2、3人ずつ付き添わせた。

付き添いの家族に、鷹山は、

「今日は無礼講だ。おまえたちの両親や祖父母をいたわり、
心を込めて食事の世話をして、楽しく過ごしなさい」

と言ったので、仲むつまじい笑い声が絶えなかった。

この宴に参加した人や、後で伝え聞いた人々は、皆、今までの行いを反省し、

「もっと年寄りを大事にし、親の恩に報いるように心掛けていこう」

と強く知らされたという。

鷹山は、町民、農民に対しても、同じように接した。
90歳以上の老人を代官所へ招いて「養老米」を贈り、会食したのであった。

以後、毎年元日に、90歳以上の老人には、
服や米が、祝いとして贈られることになったのである。

また、鷹山は、領内の村々に、次のような通達を出している。

「70歳以上の者には、村の者が、皆で協力して、よくいたわるようにせよ。
90歳以上の者には、また格別の心遣いをせよ」

他人に言うだけでなく、鷹山自身も、近くの村に95歳の老人がいる
と聞くと、早速訪ねて労をねぎらい、祝い酒と扇子を贈っている。

農民にとっては、非常な驚きである。
殿様が、敬老の精神で慰問に来るなど、まさに「格別の心遣い」であった。

・・・

《敬老》

         *一日一言(坂村真民) 9月の言葉 より

わたしは自分の力で生きているとは思っていない。

諸神諸仏諸菩薩諸天、その他多くの方の
おん守りによって生かされていると思っている。

それがはっきりわかる齢になった。

でもここで大切なことは、わかったならば何か
御恩返しをするということである。

何でもよい、自分にできる御恩返しをして
軽い気持ちになり、合掌してこの世を去ることである。

老いたる人を敬うことは大切なことであるが、
果たして本当に敬われることをしてきたか、 
そういうことをしっかり考えることも敬老の日だと思う。

・・・


<関連Web>

(1)伝統板・第二「寿命100歳」時代の生き方
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6654243

(2)伝統板・第二「長寿、超元気の秘訣」
    → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6569854

           <感謝合掌 平成28年9月19日 頓首再拝>

情熱と自己管理で日本縦断!「伊能忠敬」 - 伝統

2016/10/02 (Sun) 06:22:57


敬老の日にちなみ総務省が発表した人口推計によりますと、9月15日時点での
日本の総人口は1億2695万人で、うち65歳以上の高齢者人口は過去最高の
3461万人となっています。

総人口に占める高齢者の割合は27.3%で、これも過去最高です。

参考までに、日本と欧米主要7国の総人口に占める高齢者の割合は
下記のようになっています。

   日本   27.3%
   イタリア 22.7%
   ドイツ  21.4%
   フランス 19.5%
   イギリス 18.0%
   カナダ  16.6%
   アメリカ 15.2%

 
高齢者の就業者数は過去最高の730万で、就業者総数に占める高齢者の割合も
過去最高の11.4%となっており、
高齢者の就業率は21.7%で上記主要国中トップです。

イタリアやフランスでは、リタイヤ後に職に就く高齢者の割合は3%程度にすぎません。

高齢者世帯の支出をみてみますと、

「パック旅行費」や「園芸用植物、園芸用品」、
カルチャースクール等の月謝の一部などを含む「他の教養的月謝」の支出が
他の年齢層の世帯よりも多く、

サプリメント等の「健康保持用摂取品」への支出は
年齢が高くなるにつれ顕著に増加しています。

・・・

情熱と自己管理で日本縦断!「伊能忠敬」

          *Web:歴史の偉人に学ぶ健康法(2010/09/01)より


江戸時代に、日本で初めて測量による日本地図を作った伊能忠敬(いのうただたか)。
56歳で測量旅行をスタートし、亡くなる2年前、72歳までの17年間、日本全国を巡りました。

今回は、そんなスーパーアクティブシニアの伊能忠敬の生き方・暮らし方から、
元気に過ごす秘訣を探りましょう。


《ハードな旅行も、楽しみながら目標を果たす》

伊能忠敬はそもそも学者ではありません。
酒や醤油などを扱う商人で、50歳で隠居した後、測量や天体観測の知識を習得。
56歳から江戸幕府の測量事業に参加しました。

しかも旅はかなりのハードスケジュール。毎朝、夜明けとともに起き、
朝食もそこそこに宿を出ると、測量しながら1日10里(約40km)を進み、
日没前には次の宿舎に入ります。

さらに、「人生50年」が一般的だった当時は、50代ともなれば高齢者であり、
無病息災とはいきません。忠敬も下痢に腹痛、持病の痔に悩まされたり、
熱病にかかる等たびたび健康には苦労した様子。

そんな中で17年もの長きにわたり測量旅行を続けるには、並々ならぬ情熱と体力が必要です。
忠敬は、「いつまでにどこに行く」と自ら目標を決め、それを守るために
日々健康に気を付けていました。

「島原領の測量が終わったら、大村、平戸の各領の測量を行う。
どちらかで年を越すことになろう。来年の三月から五月には、隠岐、対馬、五島に渡る。
測量が終わり次第、長崎に立ち寄ろうと思う」と、家族に宛てた手紙に残っています。

とはいえ、スケジュールに追われてばかりいたら、それこそ身体が持ちませんよね。
忠敬は、行く先々で有名な寺社や名所旧跡を訪れる心のゆとりを保ち、
知的好奇心を満たしながら、旅を楽しんでいたのです。


《植物性食品で、疲れにくい身体に》

また食事の面を見てみると、忠敬は大根、にんじん、せり、かぶら、長いも、レンコン、
くわい、豆腐、菜類など、植物性食品を好んだようです。

動物性食品が瞬発力に役立つ一方、植物性食品は持久力に役立ちます。
植物性食品は、持久力を必要とする測量の仕事に適していると言えるのです。

こうした暮らしや、歩くことでの健康効果が、長い測量旅行を支えていたのでしょう。

仕事を引退した後、新たな道に目覚め、まさに「第二の人生」を歩んだ伊能忠敬。
17年間で歩いた距離は、地球の外周(約4万km)にも匹敵します。

いくつになっても情熱を忘れず、衰えをはね返す健康的な生活を送った忠敬にならい、
最期の瞬間まで元気に笑顔で過ごしたいものですね。

http://www.slownet.ne.jp/sns/area/sports/reading/korean_ginseng/201008301139-3000001.html

           <感謝合掌 平成28年10月2日 頓首再拝> 

『九十歳。何がめでたい』 - 伝統

2016/10/16 (Sun) 03:10:20


      *Web:NEWSポストセブン(2016年8月25日)
           【著者に訊け】佐藤愛子氏 『九十歳。何がめでたい』より

一昨年、約2年がかりの大作『晩鐘』を完成させた佐藤愛子氏(92)は
「書きたいことは書き尽くして、全部終わった」と、絶筆を宣言したはずだった。

「ところが今度は何もすることがなくなって、うつ病みたいになりましてね。
そんな時に運良くこのエッセイの話を頂いて、仕事をしたら元気になりました。

それで私は、常に回遊していないと生きられないマグロのような人間だったのか、と(笑い)。
人間は、のんびりしようなんて考えてはダメだということがよくわかりました」

 
名づけて『九十歳。何がめでたい』。

日に日に遠くなる耳や手の痛みなど、〈長生きするということは、全く面倒くさいことだ〉
と痛感する著者は、新聞やテレビにも怒りの種を見つけ、
それを「何がめでたい」と断じてみせる。

とはいえ、怒ることはさぞかし体力を消耗させる作業だろうと推察するが、佐藤氏は違う。


「私は怒ると元気になる厄介なタチなんです(笑い)。
徒然草の『おぼしきこと言はぬは腹ふくるるわざなれば』ですね、
言いたいことも言わずに黙っているのが一番疲れます」

2001年の代表作『血脈』では父・佐藤紅緑や異母兄サトウハチローら、
一族に脈々と継がれた〈荒ぶる魂〉を。

先述『晩鐘』では、事業に失敗し、借金から妻子を守るべく離婚を切り出した
元夫との波瀾の日々を描いた佐藤氏の書きたいものとは、対象こそ一見身近ながら、
書けば書くほど途方に暮れるような人間の不可思議さにあった印象がある。


「私は人間に対する好奇心が人一倍強いみたいなのね。
人間を描くという意味では小説もエッセイも変わらないし、
『血脈』も『晩鐘』も面白い人間がいたから書けたとも言える。

エッセイは、人間のある断片を書けばいいわけで、
本質はエッセイの方が向いているかもしれません」


そう軽々と言ってのける佐藤氏の作品の魅力は、
怒り、それから悲しみや寂しさすらも笑いやユーモアに変える、その筆力だ。

例えば「ソバプンの話」。

日頃から新聞の人生相談を愛読する佐藤氏は、ある時、同じ服を2週間も着続ける
大学の同級生の異臭に悩む女性の相談に、思わず噴き出してしまう。

〈女学生時代、近くの男子校に通っていた今は亡き遠藤周作氏は
「ソバプン」という渾名だったことを思い出したからだ。
そばに行くとプンと臭うので「ソバプン」である〉

 
だが昔を懐かしんだのも束の間、佐藤氏は本人ではなく学生課に解決を求めた相談者を
〈私にいわせれば「怠け者」だ〉と一刀両断。

ところがである。社会学者の回答欄には〈平穏な環境で学ぶことを保障するのは、
やはり、大学の責任〉とあり、佐藤氏は〈エライ世の中になったものだ〉と頭を抱えてしまう。


「そんなもの、本人に一言注意すれば済む話でしょう。
最近は子供の喧嘩まで警察に通報する人がいるらしいけど、
降りかかった災難をまずは自分で何とかするのも、人生修行のうちです」

その何とかの中身が必見である。

ある時、無言電話の被害に困り果てた氏は、犯人に反撃しようと
電話口で壊れたラッパを鳴らしたり、ヤカンを叩いたり……。
さらに犯人を突き止めると今度は〈加害者〉に転じる。
むしろ相手が気の毒に思えるほど、事態を面白がってしまう回路の持ち主なのだ。

「何しろ佐藤家は軟派から硬派まで、不良の巣窟でしたからね(笑い)。
兄たちが問題を起こす度に警察沙汰や新聞ネタになるわけです。
だから両親は理不尽に耐えるために、話を面白くするということを編み出したんだと思います。
私の血の中には、その伝統が流れているんですよ」


◆理屈や観念よりも一番大事なのは情

昔は〈箸の上げ下ろしにうるさい〉〈イチャモンつけの元祖〉と呼ばれた。
その元祖が〈いちいちうるせえ〉と思うのが、今の日本だ。

「やれ保育園がうるさいの、犬がうるさいのと、ただの文句を正論めかして言ってみたり、
大抵は自分が溜飲を下げたいだけでしょう? 

かと思うとスーパーには〈NO レジ袋〉カードが用意され、
袋は要らないと声に出すことすら億劫がる。
『レジ袋は御入り用ですか?』『いいえ、要りません』と
それだけの会話を省くことが本当に合理的で進歩的なのか。
本当にくだらないことだと私は思いますね」

〈かつての日本人は「不幸」に対して謙虚だった〉とある。
〈耐え難きを耐え許し難きを許すこと、それは最高の美徳だった〉と。


「今は教育でも理屈や観念が幅を利かせていますが、一番大事なのは情ですよ。
そりゃ昔は親が子を感情に任せて平気で殴った。
でも子供はそんな中にも理屈ではない親の情を感じているから、黙って耐えた。
そうした経験があるから、社会に出て理不尽な経験をした時にも耐えられたんです。

今も昔も、社会なんて理不尽が充ち満ちています。
生きるとは幾多の理不尽をかい潜り、慣れたり諦めたりすることです。

なのに今は親に殴られたこともない人間ばかりだから、文句ばかり言うし、
文句を言われないように神経をすり減らして生きている。
これは完全に日本人の劣化ですよ」


例えば佐藤氏が会いたい人物に「思い出のドロボー」がいる。

被爆者の母を亡くし、教師から聞いた作家の名を頼りに上京したという15歳の少女を
佐藤氏は家に泊め、数日後探しに来た教師と広島に帰るという彼女に餞別まで与えた。
だが後日通帳を調べると残高はゼロ。

さらに彼女が盗んだ30万円を巡って驚くべきドラマが展開する。

「私は騙されたわけですけど、面白いお話があったというだけで、
騙しやがって、という怒りの感覚はないんです。
私が見た彼女はドロボーの面でしたが、人間は立体的なものだから、
それ以外の部分があるわけです。

私はその、自分の知らない隠れている部分が知りたくなるんです。

『晩鐘』にも書きましたけど、元夫の借金の件で闇金に呼ばれた私は、
ソファの上に陰毛を見つけるわけね。さてはここで受付嬢とヤッたなと思うと、
もう相手がヤクザだろうが、怖くも何ともない。世界の色彩が変わるんです。

陰毛はある、それを見つけることが大事で、
私はその陰毛を見つける人間なんですよ(笑い)」

そんな諦念やユーモアの裏側にある数々の諦められないことや悲哀も含めて、
私たちは佐藤作品に励まされてきた気がしてならない。

その関係がこの作品を機に再開されるとすれば、めでたいこと、この上ない。

http://news.livedoor.com/article/detail/11930850/


<参考>
佐藤愛子がヤケクソで書き上げたエッセイ集には
90年間生きた人だけが得られる「人生」がつまっていた!
http://ddnavi.com/news/323060/a/

           <感謝合掌 平成28年10月16日 頓首再拝>  

真理の言葉で、長寿を得る - 伝統

2016/10/28 (Fri) 03:25:24


     *「生活応用 健全の真理」第6章ヨガナンダの精神治療理論(P101)より

ヨガナンダは人間の肉体の死をも否定しているのである。

「もし吾々が完全なる精神的訓練を積むならば
その精神力の集中によって死をも征服し得(う)る」

と彼は云うのであるが、たとい、現在の人間の知識に従って、肉体の死が
必然の終局として訪れなければならぬものであるにしても、
彼は決して人間には一定の定命(じょうみょう)というものはないと
しているのである。

もし一定の定命(じょうみょう)があっても 魂の底深く横たわる
普遍意識の力によってそれを修正することができるといっているのである。

だからこの魂の底に横たわる普遍意識に対して強烈に真理の言葉をささやきかけ、
凡(あら)ゆる不安と、疑いと、恐怖から自由になれば、
それだけ長寿を得るのである。

そのために、「真理の言葉」を潜在意識及び普遍意識につぎ込むための
案内者たる光は「注意力」の《集中》と《熱情》《信仰》であるといっている。

その力が強ければ強い程潜在意識及び普遍意識に真理のヴァイブレーションを
より一そう強く印象することができるのである。

          <感謝合掌 平成28年10月28日 頓首再拝> 

長寿、5つの秘訣 - 伝統

2016/11/11 (Fri) 03:55:26


     *『97歳の幸福論。ひとりで楽しく暮らす、5つの秘訣』笹本恒子・著より
      (笹本恒子さん~http://spotlight-media.jp/article/305590210721920589

(1)「バラ色の人生」をめざして

   わたくしたちの毎日も、きっと同じ。
   無精はますます“老い”を重ねるのです。

   衣食住、仕事に遊び、そして恋!
   ちょっとした努力や工夫や心持ちで、
   人生はバラ色に輝く。97歳の今、それを実感しています。

   <老いてなほ艶とよぶべき ものありや 花は始めも 終わりもよろし>

   これは、わたくしが写真を撮らせていただいた
   “明治の女性”のひとり、歌人の齋藤史さんの一首。

   毎日を楽しく素敵なバラ色に過ごして、
   枯れ木ではなく、美しいドライフラワーになれるように。

(2)5つの秘訣。

  ①温かい家で暮らす。~死ぬまで「自分のお城」がいいわ。

  ②ちゃんと食べる、ちゃんと歩く。
   ~「どうしてそんなに若いの?」にお答えします。

  ③身だしなみに手を抜かない。~やっぱり「見た目」も大切。

  ④年齢を悟られずに生きる。~ホントに大事なのは、ココロモチ。

  ⑤読む、書く、仕事&恋をする。~人生の転機は、好奇心から生まれる。

(3)わたくしは1914年、大正3年に東京に生まれて、
   26歳で報道写真家になりました。
   今だって現役ですから、キャリアは約70年です。

(4)わたくし、都会に暮らす女なんですよ。
   東京の高層マンションの10階に住んでいます。
   正確に言うと58歳からここに住み、70歳で夫が亡くなってからひとり暮らし。

(5)ベランダのたくさんの緑が元気をくれます。

(6)わたくしはひとり暮らし。
   しかもこの年齢ともなれば、真剣に最期のことを考えておかねばなりません。

   遺書も書き、尊厳死協会にはとうに入会済み。

   死んだら骨をセーヌ川に流してもらうのが夢でしたが、
   大量に流すのはダメだと聞きました。
   だから諦めて、自分一人用のお墓を東京に買ってあります。

(7)老人ホームは、やーめた。
   ホームに入ったと思って、その代わりに
   今の家をリフォームするためにお金を使いましょう。

   「終のすみ処」をもっと快適にしちゃおう。
   こうして、94歳でリフォームが始まったのです。

(8)住まいの空気を作るのは「色」。

(9)東急ハンズ、大好き。
   イケアでも初めて買い物したわ。

(10)三食手作りだからできる、わがままな食卓。

   わがまま食卓で心がけていることは、2つ。

  ①腹八分目にする。

   子供のころから祖母や母に言われてきた。
   「おいしいものをちょうどいい量食べなさい」

   食べすぎは万病のもと。

  ②いつ、誰に見られても恥ずかしくない食卓にする。

(11)食べることは生きること。

   旬のみずみずしい材料を手にして、その味や美しさを生かすように調理し、
   自然物の命をありがたくいただく――。
   食事は「生きよう」とする大切な時間。決しておろそかにはしたくないのです。

(12)怠けよう、ラクをしよう ―― そう思う分だけ、人間の心身は退化します、

(13)駅から遠くても問題ないわ。
   徒歩30分圏内は、わたくしの常識。

(14)97歳、ファッションは一生の楽しみ。
   装うことが好き。
   ユニクロも買ってきますよ。

(15)アクセサリーをつけるのは、頭の体操。

(16)コティの誘惑。
   この香水を買おう。
   心に決めた香水はコティのロリガン。
   繊細な瓶のデザインも美しかった。

(17)ずっと年下の友人とも、同じ年のつもりで付き合うの。
   わたくしの宝物は友達。

(18)「明治の女」シリーズの取材をしているときに、
   ことさら感じ入ったのは彼女たちの遣う日本語の美しさです。

   何しろ、明治の女性たちは、
   年下のわたくしのことを「あなたさま」って読んでくださるのですよ。

(19)たくさん勉強するわ。
   でも、ひけらかさない。

(20)ハードスケジュールは、自分への挑戦です。

(21)「無印」のらくがき帳が宝物。

   自分がフリーランスの無印だから、「無印良品」というブランド名を知ったとき、
   なんだか嬉しくなってしまったのね。
   その「無印」の一冊93歳のらくがき帳を20年以上愛用しています。

(22)芸は身を助く。

(23)人生で、“もう遅い”という年齢はない。

   その時々のお年で、思いついたことに取りかかってみてください。
   何回だって、やり直して大丈夫。
   ひとつダメなら、次、次、とチャレンジしてみればいいのです。

          <感謝合掌 平成28年11月11日 頓首再拝> 

長寿の秘訣、それは「自然に任せて生きる」 - 伝統

2016/11/27 (Sun) 04:18:03


       *『一〇三歳になってわかったこと』篠田桃紅・著 より
        (篠田桃紅さん→http://www.sakuranoki.co.jp/artists/toko_shinoda )

(1)人の領域ではないことに、思いをめぐらせても真理に近づくことはできません。
   それなら私は一切を考えず、毎日を自然体で生きるように心がけるだけです。

(2)百歳はこの世の治外法権

   この歳になると、誰とも対立することはありませんし、
   誰も私とは対立したくない。
   百歳はこの世の治外法権です。

(3)自由という熟語は、自らに由ると書きますが、
   私は自らに由って生きていると実感しています。

   自らに由っていますから、孤独で寂しいという思いはありません。
   むしろ、気楽で平和です。

   自らに由れば、人生は最後まで自分のものにできる。
   
   自らの足で立っている人は、過度な依存はしない。

(4)未来を見る目にも変化が起こります。
   若いときは、頭にひらめいたことはなんでもやればできる、
   やれそうな気がどこかにあります。

   しかし、今、未来を見ると、その瞬間、その未来を肯定する気持ち
   と否定する気持ちが同時にやってきます。
   頭にひらめいたけれど、もうできないだろうという否定が生じるのです。

   歳をとれば、人にはできることと、できないことがあることを思い知ります。
   そしてやがて悟りを得た境地に至ります。

(5)「いい加減」はすばらしい心の持ち方。

(6)歳をとるということは、想像して生きてゆくこと。

   百歳を過ぎると、前例は少なく、お手本もありません。
   全部、自分で想像して生きていかなければなりません。

   歳をとるということは、クリエイトするということです。
   作品をつくるよりずっと大変です。

   すべてのことが衰えていくのが、歳をとるということなのに、
   二重のハンディで、毎日を創造的に生きていかなければなりません。
   楽しいことではありませんが、マンネリズムはありません。

(7)“いつ死んでもいい”は本当か。

  ①あまり長生きしたくないと言う人がいます。
   それは偽りだと思っています。

   みんな、やはり長生きはしたい。
   誰だって死にたくないはずです。

  ②「私はいつ死んでもいい」と言う人がいます。
   それは言っているだけで、人生やるべきことはやった、
   と自分で思いたいのです。

   自分自身を納得させたくて、「いつ死んでもいい」と言うのです。

(8)自然の一部として生まれてきただけ、と思えば気負いがなくなる。

(9)老いたら老いたで、まだなにができるかを考える。

(10)夢中になれるものが見つかれば、人は生きていて救われる。

  ①なにかに夢中になるものがないと、人は生きていて、なんだか頼りない。
   なにかに夢中になっていたいのです。
   それが、一番になりたい、記録を更新したい、という思いにもつながっていきます。

  ②人はみな、なにかにすがっていたい、どこかによりかかるものがほしい。
   その一投を買ってくれるのが、なにかに夢中になることだと思います。
 
   そして、芸術、スポーツ、宗教など、さまざまなものを生み出しているのだと思います。

(11)人生を楽しむためには、人間的な力量が要ります。

(12)1+1が10になる生き方

   時間でもお金でも、用だけをきっちり済ませる人生は、
   1+1=2の人生です。

   無駄のある人生は、
   1+1を10にも20にもすることができます。

(13)103歳だからわかる。

   生きているかぎり、人生は未完成。

(14)受け入れられるか、認められるかよりも行動したことに意義がある。

(15)幸福になれるかは、この程度でちょうどいい、と思えるかどうかにある。

(16)真正面からだけではなく、斜めからも見てみる。
   新たな魅力があるかもしれない。

   人と人との関係も、後ろからも良い、横からも良い。

(17)運命の前では如何なる人も無力。だからいつも謙虚でいる。

(18)知識に加えて、感覚も磨けば物事の真価に近づく。

(19)時宜に敵って、人は人に巡り合い、金の言葉に出逢う。
   医者の「治りますよ」で、私は死病から生還した。

(20)人との競争で生き抜くのではなく、人を愛するから生きる。

(21)唯我独尊に生きる。

  ①一種、唯我独尊で、環境や流行などにとらわれたことはなく、
   人の目がどうであろうと関係なくやってきたように思います。

   周囲と違っていると自覚しても、人と違っていいのだと自分に言ってきました。

  ②周囲の若い人が果たして私をどう見るだろう、と想像して、
   あのようなみっともない歳のとり方はしたくない、
   と思われないようにしたいと思ったりはしますが、

   それすらも、若い人にどう思われようと、ここまで老いれば、どうしようもない。
   自然というものには勝てっこないのだから。
   自然にまかせようという気持ちがあります。

           ・・・

篠田桃紅さんの長生きの秘訣(ひけつ)はなんだろう。

「自然のなりゆきにまかせて、生きています」という。

http://www.sankei.com/life/news/150531/lif1505310015-n1.html より)

          <感謝合掌 平成28年11月27日 頓首再拝> 

無病息災延命長寿の心 - 伝統

2016/12/12 (Mon) 03:46:41


     *「生命の實相 第38巻 幸福篇下」(11月19日)より

「武士たらんものは、正月元日の朝(あした)、雑煮の餅を祝うとて、箸を取り始めるより、
その年の大晦日の夕べに至るまで、日々(にちにち)夜々(よよ)、死を常に心にあつるを以て、
本意の第一と仕り候。

死をさえ常に心になって候えば、忠孝の二つの道にも相叶い、万(よろず)の悪事災難をも遁れ、
その身の無病息災にして、寿命長久に、あまつさえその人柄までもよろしく罷(まか)り成り、
その徳おおき事に候。

その仔細を申すに、総じて人間の命(いのち)をば、夕べの露、あしたの霜になぞえて、
随分はかなき物に致し置候中(おきそうろうなか)にも、ことさら危うきは武士の身命にて候を、
人々おのれが心ずましに、いつまでも長生きをする了簡なるに依(よっ)て、

主君への末永き御奉公、親々への孝養も、末久しき義なりと存(ぞん)するから事起こりて、
主君へも不奉公を仕(つかまつ)り、親々への孝行も疎略にて罷(まか)り成るにて候(そうろう)、

今日(きょう)ありて、明日(あす)知らぬ身命(しんめい)とさえ覚悟仕り候に於ては、
主君の御前へ罷り出(い)で、御用を承るも、親々の顔を見上ぐるも、これをかぎりと罷り成る
事もやと、存ずる心あいに相成り候ゆえ、主君への真実の思い入れと、罷り成らずしては
かなわず候。さるに依て、忠孝の二つの道にも、相叶うとは申すにて候。」


享保年間の軍学者大道寺友山著『武道初心集』にこんなことが書いてある。
こんな心得は武士でなくとも、およそ大業を成さんとする者には必要な心構えである。


「日々(にちにち)夜々(よよ)、死を常に心にあつるを以て、本意の第一と仕り候」というのは、
生長の家の「人間不死」の真理とは全然反対なことのように思えるかもしれぬが、
けっしてそうではないのである。

生長の家で言う「肉体無し」というのは「肉体」に対して
毎日毎時毎分毎秒毎瞬「死」を覚悟していることである。

ただ悪い連鎖を惹き起こす言葉を忌むがゆえに「死」という言葉を使わないで、
「肉体《無し》」と「無」の字を使うのである。

「死」という言葉を使う場合には、戦場とか、病気とか、何か非常時が来てから初めて肉体が死ぬ
ように思い、常住坐臥の時には肉体は死なぬように思い、肉体を《ある》かのように思って
執着しやすい。

そこで前記『武道初心集』にも「日々夜々死を常に心にあつるをもって本意とす」と
特に力説しなければならなかったのであろう。

しかしわれわれのように「肉体は無い! 」と端的に表現してしまったら、非常時でなかろうが、
戦場でなかろうが、「肉体の無」が平常心に刻み込まれるのであるから、日々夜々とり立てて
「死」を心に思わずとも、常住坐臥いかなる場合にも、武士道に協(かな)った生活を生きる
ことになるのである。

「死をさえ常に心になって候えば、忠孝の二つの道にも相叶い」というのは、肉体本来なしの
境地に到れば、肉我に対する執着がなくなるので自然法爾に天地の道に協(かな)うことを
言ったものであって、自殺などして身を殺すことではないのである。

それどころか、我執なき自然法爾のはたらきは、その生活が道にかなうがゆえに、
『万(よろず)の悪事災難をも遁れ、その身の無病息災にして、寿命長久に、あまつさえ
その人柄までもよろしく罷(まか)り成り』と大道寺友山翁が書いたとおりになるのである。

キリストの生命(いのち)を捨つる者は生命(いのち)を得(う)」と言った言葉も同じ意味である。

「無病息災になろう」と思って、日々夜々武士のごとく「死」を心から放さないのではない。
無病息災になどなろうという心はすでに「死」を覚悟している心であって、かえって寿命短くなる
心である。

無病息災になどなろうと思わない心になってこそ、
その人は「肉体の無」を常に心から離さない心であり、
かえって無病息災延命長寿の心なのである。

         <感謝合掌 平成28年12月12日 頓首再拝>

長生きの秘訣 - 伝統

2016/12/26 (Mon) 04:35:56

        *『お坊さんに学ぶ長生きの練習』藤原東演・著からの要点の紹介

(著者、藤原東演禅師は、臨済宗妙心寺派宝泰寺住職です)

(1)1980~82年の国勢調査をベースにした報告では、
   平均寿命が長い職業の第一位が僧侶(宗教家)。

  ①定年がない職業なので生き甲斐を見失いにくい。
  ②食べすぎることなく、節制しているから健康的。
  ③瞑想を日常的にすることで精神的な安定を得ている。
  ④読経によって呼吸器官が鍛えられ、また脳が活性化する。

(2)良寛さん

  ①老人は「寿命を引き延ばすにはどうすればいいか?」と良寛さんに聞いたのでした。
   ここぞとばかりに良寛さんはきっぱり言い切ります。

   「死なない工夫じゃ」

  ②「真面目なる生涯を送ること」(内村鑑三)、
   「死の恐怖の克服」(岸本英夫)の二つが、永遠の命を感じるための秘訣。

   しかし、そのためには自我を滅する必要があり、
   それこそが良寛の語る「死なない工夫」なのです。

  ③良寛(74歳)さんが知人に宛てた、
   当時起きた地震被害の見舞いの手紙があります。

   「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。
   死ぬ時節には死ぬがよく候。
   是はこれ、災難をのがるる妙法にて候。」

   災難が起きたときは、事実としてありのままに受け止めればよい。
   死ぬときも、事実としてありのままに受け止めればよい。
   災難に遭えばつらいが、そのつらさと一つになって生き抜く。

   死が迫ったとき、死と一つになって〇ねばよい。
   苦悩に惑わされないよう生き、〇ねばよいというのです。

       *〇:死

(3)長寿の高僧たちが実際に行った「長寿の工夫」

  ①呼 呼吸を整えること。
  ②食 食事の節度。
  ③心 心の切り替え。感情のコントロール。

  ④生 生活を整える。
     そのために毎日、決まったルーチンをセットして繰り返す。
  ⑤経 お釈迦さまの教えを、声を出して読む。

(4)主な高僧の行年

  ①江戸時代以前の主な高僧の行年
   法然上人 ( 80 歳) / 明菴栄西禅師 ( 75 歳) / 親鸞聖人 ( 90 歳) /
   一休宗純禅師 ( 88 歳) / 白隠慧鶴禅師 ( 84 歳) / 天海僧正 ( 108 歳)

  ②明治以降の主な高僧の行年
   山田無文師 ( 89 歳) / 大西良慶師 ( 109 歳) / 山田恵諦師 ( 100 歳) /
   松原泰道師 ( 103 歳) / 宮崎奕保師 ( 108 歳)

(5)感情的になると、身体はどんどんダメージを受けます。

   イラつきや怒りの感情が起きると、血圧が上がり、心臓がどくどく早く打ち、
   身も心もストレスに支配されて疲れ切るだけです。

(6)沢庵は物に心を留めないことが肝心と教えました。
   雨を避けようという心を一切とどめず、
   さらりと雨と一つになる行動こそ沢庵の早業。

(7)紫山老師が101歳まで長寿を保たれたのは、
   中年ごろから、何事に対しても「思い替え」をするようになったからだと、
   紫山老師のお弟子さんが言っています。

   どんなことにも感謝して合唱しました。
   たとえば空が曇っていたときだって「いい曇りだな」、
   雨が降っていても「いいお湿りだな」と即座に思い返しました。

(8)仏教における遊戯(ゆげ)とは、何かにとらわれることなく、
   遊び楽しむ(自由に生きる)ことを言います。

   遊ぶことも遊び、働くことも遊び、どんなことも遊ぶのです。

   このように悟った高僧には、遊びと仕事の区別がありません。
   そしてこの「遊び」が長寿へ結びついているのです。


         <感謝合掌 平成28年12月26日 頓首再拝>

健康長寿のためのユダヤ人「10の誓い」 - 伝統

2017/01/10 (Tue) 04:36:01


         *「ユダヤに伝わる健康長寿のすごい知恵」
           石角 完爾(著)石原 結實(監修)第2章(P53~206)より

(1)穀物・フルーツ・ナッツ食主義を徹底せよ。

(2)動物の血と脂肪を食べるな。

(3)食材選びや調理法、食べ方のルールを守れ。

(4)断食こそ健康の源! 体を内部から浄化する。

(5)手を徹底的に洗え! ウイルス・細菌の回避法

(6)週1日はなにもするな! 心の平穏が健康を守る

(7)祈りと瞑想で最高の精神状態をつくれ!

(8)笑いで免疫力アップ! ユダヤジョークの効用

(9)「俺は俺」の自己主張でストレスなく生きる!

(10)家族をたいせつに! 守れないものは死刑

         <感謝合掌 平成29年1月10日 頓首再拝>

《自然は必ず価いを要求する》 - 伝統

2017/01/25 (Wed) 03:24:07


        *『 生長の家 』(昭和24年9月12日の法語)より

   長生きをするためには、気が短いようではいかぬ。
   ゆっくり‘のんびり’として着々と生きることである。

   青年期にその生活を無駄なことに使ったものは
   中年期以後 速かに老いるのである。

   文化はリビドーの昇華せるものであるから
   青年期にリビドーを余りつまらない方面に使いすぎると
   能力が速に衰退する。

   自然は青年期に享楽した者の代価を
   老年期が近づいて来た時、急に支払請求をするものである。
   速なる老衰は青年期の享楽の強制支払である。

   健康は値なしには継続しないのである。
   自然は常に値いを要求するのである。

   肥料なしに毎年立派な果実を
   その樹から得ようと思ってはならない。


   http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yuyu6&mode=res&log=31

         <感謝合掌 平成29年1月25日 頓首再拝>

健康を自分で守り、百歳現役をめざす - 伝統

2017/02/10 (Fri) 03:19:10


          *Web:健康豆知識(掲載74~75)より

現在、遺伝子解析の進歩によって個々人の疾患リスクの測定が可能になり、
百歳現役も夢でなくなりつつあります。

今回は、百歳現役のために必要な食事や腸内環境の改善についてご紹介いたします。

《がんだけが増加傾向、もはや国民病に》

日本人の死因の多くを占める「がん」。もはや国民病ともいわれていますが、
心疾患や脳血管疾患が減少傾向にある中、「がん」だけが依然として増加傾向にあります。

2016年1月26日・27日に、東京ビッグサイトで「統合医療展 2016」が開催されました。
同展示会セミナーで、若松河田クリニック院長の松岡留美子氏が
「自分の健康は自分で守り、百歳現役をめざすために」と題して講演しました。

松岡氏は若松河田クリニックの現役院長で、クリニックでは約1万件の症例を
データベースにした独自の健康診断(スクリーニング)を行っています。

松岡氏は約10年前にがんを患い、車椅子での生活を余儀なくされましたが、
現在も現役で多くの患者さんの治療にあたっています。

がんの発症率については、0~40歳代では女性の方が高いものの、
60歳代以降では男性の方が高くなるといわれています。
おそらく、これは女性が50歳代で迎える閉経と関係しているのではないか、
と松岡氏は指摘します。

《アメリカではこの20年でがんの発症率が男女ともに大きく低下》
 
閉経の前後に女性の体調は大きく揺らぎます。
その際、ほとんどの女性が健康に不安を感じ、健康状態を直視するようになります。
そのことから、女性は自身の健康管理に真剣に取り組むことが多くなり、
その結果、健やかな60歳代を迎える女性が少なくないようです。

ちなみに、アメリカではこの20年でがんの発症率が男女ともに大きく低下しています。
これは、あまりにがん患者が増加したことから、国民が和食やベジタリアン食などで
「食」の見直しを図り、真剣に健康を取り戻す努力をした結果であるといわれています。

現在、コレステロール値はアメリカ人より日本人のほうが高いという調査結果が出ています。
日本人は今一度健康寿命の延伸やがん予防のために、食生活を見直す必要がある、
と松岡氏は述べています。

《自分の免疫力をどれだけ高められるか》

現在、日本人の2人に1人ががんで亡くなっています。
しかしその一方で、がんと共存する人や、がんの再発の予兆が見られず
寿命を全うする人もいます。

この違いは、「どれだけ自身の免疫力が高められるか」ということに関わっています。
例えば、生活環境が劣悪で、体内に重金属などの有害物質を溜め込んでいる人がいます。
また、野菜がいい、運動が良い、といっても、まったくその効用が得られない人もいます。

これらのことは腸内環境との関りが深く、腸内に棲む有用菌や悪玉菌のバランスによる
免疫力の差で、同じように「良い」といわれる食べ物を食べても効果に違いが出る結果に
なっているようです。

今、健康な人の便をそうでない人の腸に移植する「便移植法」が話題になっていますが、
やはり自力で腸内環境を改善し、有用菌を増やすことのほうが大切ではないか、
と松岡氏は言います。


《がん歴のある人や免疫疾患のある人は善玉菌が少ない》

また、一般的に食事療法というと、その人に必要な栄養素、食事回数、塩分摂取量、
糖質摂取量、炭水化物摂取量、タンパク質摂取量などに留意しますが、
これらの「摂取目安量」だけを守っているだけでは十分とはいえないようです。

例えば、完熟堆肥と非完熟堆肥で作られた野菜では、
抗酸化力や栄養含有量で明らかに大きな差があります。

また、がん歴のある人、肥満の人、免疫疾患のある人は
腸内に善玉菌が少ないということもあります。

このようなことから、個々人の食事療法については、まず「食」の品質にこだわり、
かつオーダーメードで行う必要があると松岡氏はいいます。

病気の治療や予防に食事療法は不可欠です。

百歳現役のためには、やはり腸内環境の改善や質の高い食事で
免疫力や生命力を活性化することが大切といえそうです。

        (http://www.daiwa-pharm.com/info/onko/8075/ )


日本は、今後10年で65歳以上の高齢者が3人に1人の割合になるといわれます。
がんや脳血管疾患の発症者の増加が心配されていますが、
活き活きと年を重ねるために必要なことは何か。

百歳現役のための健康管理についてご紹介いたします。


《この3年ほど健康寿命が若干の伸び 》

健康で長寿でいるためには、まず自分自身をよく知る必要があります。

近年、「健康寿命の延伸」がよくいわれるようになりました。
「健康寿命」はWHO(世界保健機構)が打ち出した概念で、
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことです。

健康なまま年齢を重ねたいと多くの人々が願いますが、
そのためには、健康寿命と平均寿命の差(介護を必要とする期間)を
できるだけ縮める必要があります。

日本では、この3年ほど健康寿命が若干伸びています。
しかし、それでも女性で約12年、男性で約9年の差があり、
人生の最後に介護が必要な人がほとんどという状況です。


《病気の発症に3つの要因》
 
がんも含め、病気の発症要因には、

①遺伝要因、
②外部要因(ピロリ菌や肝炎ウイルスなど)、
③増悪因子(生活習慣などの環境要因)

の3つがあります。

今は遺伝子解析で遺伝要因のリスク値を測定することもできますが、
実際は外部要因や増悪因子の方ががんや病気を引き起こすリスクが高い
と松岡氏は指摘します。

現在、外部要因も検査で比較的簡単に見つけられます。
見つかれば、がんなども発症する前の未病の状態で予防することも可能です。

増悪因子については、例えば喫煙があります。
喫煙はがんや病気のリスクを高めますが、実はこれは個人差が大きく、
なかには生涯喫煙していても健康に影響が出ない場合もあります。

長期間のヘビースモーカーであるにも関わらず、回りに副流煙をまき散らしているだけで、
本人は有害物質をほとんど吸い込んではいない(そういう体質)というケースもあります。

その一方で、喫煙者ではないのに生活環境が劣悪で
体内に有害重金属を溜めている人もいます。

また野菜がいい、◯◯油がいい、運動が良い、といっても
本人の体質に合っていなければ、まったく効果が得られないか、
あるいは逆効果になることもあります。

このようなことは腸内環境、さらに免疫と深く関わっており、
自分自身を知るためにもやはり健診は大切であると松岡氏は述べています。


《がん歴のある人は善玉菌が少ない》 

松岡氏のスクリーニング検査では腸内フローラの解析も行いますが、
太りやすい体質の人、痩せやすい体質の人、うつ傾向にある人、などは
特有の腸内環境であるといいます。

腸内フローラの研究は始まったばかりで、最善の状態や平均値というものは存在しません。
しかし、がん歴のある人、肥満の人、免疫疾患のある人は善玉菌が少ない
という共通点があるそうです。

がんになっても元気な人や再発しない人は、腸内環境が整っているか、
体温が高い傾向にあるということです。

腸内環境は免疫とも密接に関連しますが、免疫力を高めるために必要なのは、
腸内環境を整える食事、温熱療法(体を冷やさない)や
住環境の見直し(アレルギー対策、シックハウスなど)です。

ハイレベルの健診で「自分自身」を知り、自分に合った免疫力アップを行う必要がある
と松岡氏は指摘します。

     (http://www.daiwa-pharm.com/info/onko/8107/

         <感謝合掌 平成29年2月10日 頓首再拝>

常に毎日新しくなれないものは死につつあるものである - 伝統

2017/02/16 (Thu) 04:49:25


          *「生命の實相」第37巻幸福篇上(2月16日)」より

常に新しくなるものは老いない。
老いるとは常に新しくなれないことの別名である。

人体の細胞を切り離して培養し、その培養基を常に新しく取り替えれば、
結局人間の細胞は永遠に分裂増殖して死なないものであることを生物学上の実験によって
確かめられたという。

人間の肉体が老いて衰え死するということは、細胞が複雑に組み合っているために、常に新しく
なれないからであって、必ずしも人間が老衰死するということが運命ではないのである。
ただ老衰死の原因は常にわれらが新しくなれないということが原因である。

人間の心もそのとおりである。
常に毎日新しくなれないものは死につつあるものである。
陳びつつあるものである。

老人が陳腐であるといって人から嫌われるのは、ただ過去の惰力で生きており、
過去の惰力でものを考え、過去の惰力で行為をし、過去の惰力で若い人を推し測るからである。

過去の惰力で行為されたものは、すでに形骸であって生命はない。
これを称して型にはまるというのである。
型にはまっているものは形は立派に見えても、もう屍である。

            <感謝合掌 平成29年2月16日 頓首再拝>

《人間は本来老いないものである》 - 伝統

2017/03/03 (Fri) 04:49:28


          *『 生長の家 』(昭和24年11月9日の法語)より

   生老病死の苦しみの第二は 老苦である。
   老いて見苦しくなる苦しみ
   老いて体が不自由になる苦しみなどである。

   何故吾々は老いなければならないのであろうか。
   
   人間は神の自己実現として永遠に老いず死なざるもの
   でなければならないのである。

   吾々の肉体細胞は常に新たに新しき養分によって
   造られているのである。

   年齢の上では、かりに五十歳六十歳というけれども、
   吾々の肉体細胞は常に新たに造られたものなのである。

   だから老衰はあり得ないことなのであり、
   それをあるかの如く現わすのは
   自分の心が老いてくるからにすぎないのである。



   http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=yu0529&mode=res&log=102

            <感謝合掌 平成29年3月3日 頓首再拝>

《人が老いないためには》 - 伝統

2017/03/18 (Sat) 04:46:27


          *『幸福を招く365章』第10項(P210~211) より

神は我等をつくりたもうただけではなく、
絶えず我等を新生せしめ給いつつあるのである。

人間は「既成の人間」としてその儘(まま)、
老い古びてしまうような存在ではないのである。

常に若返り、常に不浄物は浄められ、
常に疲労は回復せしめられつつあるのである。
 
若しあなたが年令の進むにつれて若返ることなく老いて行くとすれば、
それはあなたの生活に何か間違っている所があるからである。

人間は物質だと云う観念は人間を老いさせるものである。
年とれば老いるという観念もまた然り。

心の平和を失ったことはないか、
正しい食物を正しい方法で正しい分量にとっているか、
と云うようなことも亦(また)考えてみなければならない。

人生の行路は焦ってはならない。

悠々自適、しかも不断に仕事をすることも老いない道である。

            <感謝合掌 平成29年3月18日 頓首再拝>

不老長寿の秘薬 - 伝統

2017/03/31 (Fri) 03:50:16


             *『光の泉』(昭和62年新年号)より
              ~ 生長の家長老  徳久 克己


「不老長寿の秘薬」は「心」にあるのであって、ほかのどこにもない、と教えられますと、
次には「どのような心が、不老長寿の秘薬か」ということを知る必要があります。

生長の家では「肉体は心の反映〈かげ〉」である、と教えておりますが、
そのとおり、肉体は心によって、変るのであります。 

「心」というものは、目にみえませんし、手でさわることができませんので、
私たちは、この「大切な心」を、つい忘れてしまったり、ほったらかしにしてしまうのです。

しかし、ビックリしますと、身体が全然うごかなくても、心臓がドキドキとしてきますし、
恥かしいと思いますと、顔が赤くなってきます。 

そのように、人間の身体は、その人の心に、強く強く影響される、と申しますか、
心が肉体で現われているのであります。

 
聖経 『天使の言葉』 のなかに

 「『念』に従って一つの組織を現ぜるもの
  この『生ける肉体』なり。
  されば『生ける肉体』は念に従ってその状を変ず。
  『健』を念ずれば身健かとなり
  『病』を念ずれば身に病を現ず。」

と示されています。 
このように心が念ずるとおりに肉体に現われるのであります。 

このことが、よくわかっていませんと、「不老長寿の秘薬」は「心」にあるのであって、
ほかのどこにもない、ということを理解することができません。

 
『生命の實相』 をはじめて読みました時、

「心変われば、病気がなおる」

と書いてありますので、私は驚きというより、むしろ腹立たしさを感じました。 

小学校の時から、医者になるために、25年間も勉強して、
来年、医学博士になれるという時ですから、
今まで習ったカラダだけを見る医学とは、全然ちがう。 

「心を変えれば病気がなおる」という病気に対する考え方を、
どうしても納得できなかったのです。

昔から「病は気から」と言われていますように、実際に患者を診療していますとき
心が病に多少の影響があるとわかっていましたが、心が変っただけで、
そう簡単に病気がなおるとは信じられませんでした。

しかし 『生命の實相』 を読みつづけていますうちに、
「なるほど、なるほど、そうか」と、ダンダンとうなずけるようになり、
『生命の實相』 に説いてある「心の法則」を理解できるようになりました。

昭和23年から、練成会をはじめまして、医学的な治療はなにもしないで、
心をかえるだけで、実際に多くの病人がいやされてきました。 
全く、不思議といえばフシギです。 

ですから、「不老長寿の秘薬」は「心」にあるということも、本当に理解できます。

『生命の實相』 第24巻〈※頭注版〉60頁に、

「不老不死の若返り薬は、物質的薬剤にはないのである。 
それはわれらの心のうちにのみある。 
永遠の若返り薬は正しき順なる心の向け方にあるのである」

と明記しておられます。 そして同頁に、

「われらの知っている若返りの秘薬のうちで、愛ほど強力な若返り薬はないのである。 
仕事に対する愛、隣人に対する愛、あらゆる事物に対する愛。 
愛こそ実に最も強力なる起死回生薬、若返りの秘薬となるものである。 

愛は人の最も高きものを魂のうちに目覚めさす。 
愛は人の最も強きものを情のうちに掻き起こす。 
愛は人のうちより神なるものを喚起こすのである」

このように教えておられます。

ここに教えておられる 
「永遠の若返り薬は正しき順なる心の向け方にあるのである」 のなかの、
「正しき順なる心の向け方」の第一が「愛」である、ということになるのです。

「神は愛なり」

と教えられていますので、私たちが「愛」にめざめた時、
私たちの「心」が「神」と波長があい、
それが 「不老長寿の秘薬」 になるのであります。

ここで私たちが気をつけなければならないことは、
「愛」が、若返りの「正しき順なる心の向け方」でありますならば、

「愛」の反対の、怒り、憎しみ、怨み、などの心は、
「逆なる心の向け方」になりますので、
老衰を引きおこす心の向け方となるのです。

相手が悪いからといって、相手を怒り、憎み、怨んでいますと、
善いと思っている自分が、老衰してしまうのですから、気をつけなければなりません。 

どんな相手であっても、それを「ゆるし、愛する」ことこそ、不老長寿への第一歩です。

   (http://blog.goo.ne.jp/vannon32/e/1b2c6ffdddff3d957e787ed6fc8257a5

            <感謝合掌 平成29年3月31日 頓首再拝>

与えられた以上に発展工夫する者は常に新しく、常に老いない - 伝統

2017/04/04 (Tue) 04:20:19


          *「生命の實相」第37巻幸福篇上(4月4日)」より

環境が彼の表現欲望を強いて抑えつけるならば、
人間は狂乱状態に陥るか、ヒステリーになるか、
生命(せいめい)が委縮して病気になるかする。

ロシアのある囚人の刑務の一つとして
終日2つのバケツに同じ水を交互に空(あ)けかえる仕事を課したときには、
その囚人は気が狂ったという。(ドストエフスキー『死人の家の記録』)

これは仕事が強制として課せられて
「自己自身の生命」を表現するなんらの道を与えられなかったからである。

またある精神病者は、自己の好む仕事に熱心に従事せしむることによって治ったという。
彼はその「仕事」の中に「自己」を表現する道を見出したからである。

自己創造のない「仕事」は人類を窒息または狂死せしめ、
自己創造のある「仕事」は人類の生命を伸び伸びせしめ、
たえず自分に生気を吹き込み、たえず自分を若返らしめる。

「仕事」が面白くない人は、その仕事に自分の生命を打ち込まないからである。
自己創造をしないからである。いかなる仕事の中にも自己創造ができる。
仕事に愛を持つとき、愛は生み出す力であるから自己創造となる。

与えられただけの仕事のみをするところに自己創造はありえない。
仕事を愛して、与えられた以上にその仕事の発展のために工夫するところに
自己創造があるのである。

与えられただけの仕事だけしかしない人はロシアの囚人に甘んずる人である。
彼はただ生命を擦(す)り減らし、老いゆくのみである。

今ある立場において、与えられた以上に

発展工夫する者は常に新しく、常に老いない者である。

            <感謝合掌 平成29年4月4日 頓首再拝>

不老不死の若返り薬 - 伝統

2017/04/24 (Mon) 03:59:09


          *「生命の實相」第24巻参考篇(P60~61)より

不老不死の若返り薬は、物質的薬剤にはないのである。 
それはわれらの心のうちにのみある。 
永遠の若返り薬は正しき順なる心の向け方にあるのである。

われらは思うとおり、感ずるとおりの容貌と年齢を肉体にきざむのである。
なぜなら肉体は心の反影であるからである。

ではわれらは美しき思想をたくわえ、美しき理想を描き、
できるだけ善きものを心のうちに育て上げて、肉体をいつまでも若く、
容貌をいつまでも気高く、美しく保つことにしようではないか。

われらの知っている若返りの秘薬のうちで、
愛ほど強力な若返り薬はないのである。 

仕事に対する愛、隣人に対する愛、あらゆる事物に対する愛。 
愛こそ実に最も強力なる起死回生薬、若返りの秘薬となるものである。 

愛は人の最も高きものを魂のうちに目覚めさす。 
愛は人の最も強きものを情のうちに掻き起こす。 
愛は人のうちより神なるものを喚(よび)起こすのである。

            <感謝合掌 平成29年4月24日 頓首再拝>

日本屈指の長寿村の人たちが食べている4つの物 - 伝統

2017/05/09 (Tue) 04:20:23

日本屈指の長寿村の人たちが食べている4つの物とは?

        *Web:Record china(2017年4月12日)より

2017年4月11日、中国メディア・39健康網は
日本の長寿村の人がみんな食べているという
4種類の食物とその効果について紹介する記事を掲載した。

記事は
「沖縄は世界的に長寿地域として知られており、中でも大宜味村は『超長寿』の村だ」
としたうえで、健康な高齢者が多い同村の人びとが

野菜、昆布、豆腐、海の魚を常食していると伝えた。

(1)野菜については、各種抗酸化成分によって老化が抑えられるほか、
   野菜の常食者はがんのリスクが減るとする米国の研究結果を紹介。

   特にニンニク、生姜、しそなどは抵抗力を高めるとしている。

(2)昆布はタンパク質、食物繊維や各種ミネラルが豊富で、
   日本では不老長寿の妙薬と好まれており、
   肥満予防や血管硬化、高血圧、心臓病の予防に役立つと説明した。

(3)豆腐は大豆に含まれる豊富なタンパクを効率よく摂取できるほか、
   カルシウムやマグネシウムも補うことができるとした。

(4)そして海の魚には記憶力や認知機能を改善するDHAや、
   血液中の中性脂肪・悪玉コレステロールを下げるEPAが含まれており、
   動脈硬化の防止、脳卒中や認知症の予防が期待できる、と伝えている。

   (翻訳・編集/川尻)

   (http://www.recordchina.co.jp/b174844-s0-c30.html

            <感謝合掌 平成29年5月9日 頓首再拝>

日本人はいったい何を食べて長寿になったのか - 伝統

2017/05/22 (Mon) 03:08:57

日本人はいったい何を食べて長寿になったのか―中国ネット

        *Web:Record China (2017年4月24日) より

2017年4月23日、中国のポータルサイト・今日頭条が、
日本人の長寿の秘訣について分析する記事を掲載した。

記事は、世界保健機関(WHO)によると、
14年の日本人女性の平均寿命は86.83歳、男性は80.50歳で、非常に長寿だと紹介。

日本人の仕事のストレスは世界トップクラスなのに寿命に影響を与えていないようだとし、
その理由について分析した。

(1)1つ目の理由は、食事の量が少ないことだ。

   野菜や魚が多く低カロリーで、食べる種類は多くても
   量は多くないことが健康に寄与しているという。

(2)2つ目の理由は、簡単な料理方法だ。

   日本料理では塩や油の使用量が少なく、素材そのものを生かした薄い味付けで、
   ビタミンや繊維を豊富にとることができるためだとした。

(3)3つ目の理由は、海産品や魚をよく食べることだ。

   日本人1人当たりの年間魚消費量は100キロ以上におよび、
   魚や海産品には多くのアミノ酸やタウリンが含まれていて、
   血液中のコレステロールや中性脂肪減少に役立っているという。

(4)4つ目の理由は、食事の時によくかんでゆっくり食べることだ。

(5)5つ目の理由は、お茶をよく飲み、よく歩くことだ。

   緑茶には体の酸化を防ぐ作用があり、
   脳梗塞など血管系の病気や心臓病の発症率を下げるという。

   また、日本では1日1万歩歩くことが奨励されていて、
   健康に寄与しているという。

(6)6つ目の理由は、旅行と入浴を楽しむことだ。

   旅行はストレスの解消に役立ち、入浴もリラックス効果があるとした。


これに対し、中国のネットユーザーから
「日本の食品は安全だ。中国のように農薬、化学肥料、遺伝子組み換え、
各種の添加剤、偽物などがないからだよ」

「日本にはストレスがないからだよ。家のローンも高い学費も医療費もない。
だから自然と長寿になる」などの意見が寄せられた。

他にも
「日本へ輸出する食品は要求が高い。輸出できないものをわれわれが食べている」
「農薬を食べ、ホルモン剤を食べ、下水油を食べるんだ。命は落とさなくてもがんになるさ」

などのコメントがあり、特に中国の食品問題に関するコメントが多かった。
(翻訳・編集/山中)

   (https://news.infoseek.co.jp/article/recordchina_RC_176058/

            <感謝合掌 平成29年5月21日 頓首再拝>

長寿の島でわかったこと - 伝統

2017/06/03 (Sat) 04:36:26


           *「長生きのスイッチ」了德寺健二・著(P38~40)より

地中海に浮かぶイタリアのサルディーニャ島は、
「長生き」の人の割合が世界一高いことで知られています。

100歳を超えた高齢者は、5000人に1人。これは世界平均のなんと2倍です。

サルディーニャ島の高齢者3000人の血液を調べた結果、長寿の秘密がわかってきました。

彼らの免疫細胞は、極めて効果的に働いていたのです。
100歳以上の高齢者に共通して、免疫細胞の正常化があったとみられています。

(中略)

血中の免疫細胞が自由に動き回ることで免疫機能は保たれているわけですが、
血液がドロドロになり、血流が悪くなれば、それぞれ(免疫細胞~単球、リンパ球、
顆粒球)の働きが鈍ることは明らかです。

また、免疫細胞はサイトカンと呼ばれるたんぱく質を放出して情報を交換しながら
行動していますが、血液の密度が上がり、粘性が高まれば、これらのたんぱく質の
遊走性が失われ、本来の伝達機能が大きく損なわれることも自明の理でしょう。


<参考Web:イタリア世界最長寿9人兄弟、長寿の島の生活とは?
       http://from4050.jp/wp/%E8%8B%A5%E3%81%95/chouju_hushigi/ >

            <感謝合掌 平成29年6月3日 頓首再拝>

真の長寿大国を目指して - 伝統

2017/06/19 (Mon) 04:11:42


米国、「精神と肉体を20歳若返らせる」が普及…「変死大国」日本、長寿大国との幻想

             Web:Business Journal(2017年6月15日)より抜粋


(1)日本は、世界に冠たる長寿大国である。
   確かに日本人の平均寿命は年々延び続け、厚生労働省の最新データによれば
   女性は87.05歳で、男性も80.79歳。

   アイスランドや香港と競っているというが、人口の規模で比較すれば、
   日本が長寿に関しては世界第1位であることは疑いようがない。

(2)100歳を超えても元気な高齢者がいる一方で、
   40代、50代で過労死やストレス死に襲われる日本人も増えている。
   個人差の大きさにも注目する必要があることはいうまでもない。

   また、見過ごされがちだが、日本では自殺者も決して少なくはない。
   毎年3万人近くが自ら命を絶っている。

   しかも、変死者の数は15万人に達するというから驚く。
   国際機関では変死者の半分を自殺とカウントするが、日本ではそうしていない。
   もし、世界基準に合わせれば、「日本の毎年の自殺者は10万人を超える」
   ことになり、世界有数の「自殺大国」となってしまう。

   長寿大国のイメージを守るために、
   統計上の操作が行われているといっても過言ではない。

(3)アンチ・エイジング

  ①「老化や加齢もひとつの疾患」と捉え、
   予防や治療によって克服していこうという発想が生まれた。

  ②生きている間はさまざまなアンチ・エイジングの努力や工夫を重ね、
   自らの夢を実現しようと能動的に動き続けるアメリカ人。
   そうした好奇心をビジネスとして受けとめる環境こそが、
   アメリカ人の間でセンテナリアンズが増えていることの一因といえそうだ。

(4)リバース・エイジング

  ①これは年を取ることをストップさせようとするのではなく、
   「自らの年齢を20歳ほど若返らせる」ことを目標としている。

  ②この若返り運動の提唱者は、ハーバード大学で女性初の心理学教授となった
   エレン・ランガー教授である。

   その方法は極めて簡単で、一人ひとりの生理学的な体内時計を
   20年前に巻き戻すというのである。


(5)マインドフルネス

  ①エレン・ランガー教授の実験により、日常的な繰り返しやつまらない作業と
   思いこんでいたことでも、それが意外に自分の健康にとって不可欠の作用を
   もたらすということに気づけば、意識と体が調和し肉体の問題を改善する
   きっかけになることが、わかったのである。

  ②言い換えれば、自らの肉体の変化に自ら意識して向き合うことで病気を防ぎ、
   病気を克服できれば、自然に若返りも可能になるというわけだ。

   自分自身の体に起こる、そして心に浮かぶ変化に対し
   注意深くなることが欠かせないというのである。

   今、アメリカでは日本以上に健康指向の人々が増えている。
   ベビーブーマーの間では年を取ることに対する恐れの気持ちも広がり出している。
   これをプラスに活かせば、社会の若返りも可能になるだろう。

(6)主体的な判断、長寿と関係

  ①ランガー教授によれば「より重要な改革(医療制度改革)は
   一人ひとりの患者あるいは国民が自らの健康管理に大胆な発想で
   取り組むことから始まる」とのこと。

  ②ランガー教授の実験によると、まざまな生活の場面において、
   自らが主体的に判断し、選択をしていくという環境に置かれた人々は
   結果的に長寿を手にし、生活に自信と喜びを感じるようになったという。

(7)生命力を削り取られないために

  ①70歳になったから、あるいは80歳を過ぎたから、こうでなければならない
   という周りの目や無言の圧力によって自らの生命力を削り取られてしまっている
   ケースが多々あるのではなかろうか。

  ②一人ひとりがそうした例外となる心意気とでもいうべき
   意識の変化を味方につけることができれば、
   75歳であっても55歳と遜色のない生き方ができるだろう。

  ③ランガー教授によれば、
   「2045年までにBCI(ブレイン・コンピュータ・インターフェース)が実現し、
   人間の知力と生命力は10億倍に増える」とのこと。

  ④これまで自然な生き方と思いやりの人間関係で世界に冠たる長寿大国を
   実現してきた日本であるが、これからは新たな発想を取り入れる必要がありそうだ。

   いずれにしても、わくわく感が健康長寿のカギを握っていることは間違いないだろう。

      (https://news.infoseek.co.jp/article/businessjournal_344921/?p=1

            <感謝合掌 平成29年6月19日 頓首再拝>

【老いない方法】 - 伝統

2017/07/08 (Sat) 03:56:52


          *メルマガ「日本一元気」(2017年06月05日)」より


精神面での若さについて、
松下幸之助は以下のように言っています。


「精神的には何歳になろうとも、
 青年時代と同じ気持ちを持ち続けることができるはずだ。

 その精神面での若さというものを決して失いたくないというのが、
 かねての僕の願いなのである。」


また、思想家の安岡正篤は、

「早く老いることの原因は、
 肉体より精神にあります」

と言っています。


二人の先人が言っていることから言えることは、

「自分はまだまだ若い」

と思っていることが、
若さを保つ大きな要因になるということだと思います。


「年相応に」と考えると、
それなりの精神、肉体になっていくのでしょう。


80歳でエベレストに登頂した三浦雄一郎さんは、

「人間は何歳になっても、筋力や体力を向上させることができる」

と言っていますし、

実際に三浦さんは60代のころはメタボ体型だったにもかかわらず、
そこからトレーニングを積み、筋肉をつけていったのだそうです。


肉体も頭脳も、
自分は若いと思っていれば、
活発に動いていき、若さを保つことができるのですね。


「若さ」という概念は相対的なもので、

大学生と話してみると、
彼らは「中学生って若いなあ」と思っているようですし、

90代の老人クラブの幹部の方々から見ると、
「60代70代はまだまだ若い! 」と思っているようです。


繰り返しになりますが、

「若さ」は相対的なので、

自分自身がどう思うかがすべてです。


そして「自分は若い」と心で思い描けば、
その通り若くなっていくわけですし、
可能性はまだまだ無限大に広がります。


現在60歳の方でも、
いまの時代90歳まで長生きする方はたくさんいますので、
残り30年間を積極的に生きていこうと思えば、
新たな青春が始まるともいえます。


老いない方法は、

自分の心の中にあるわけですね。

            <感謝合掌 平成29年7月8日 頓首再拝>

長寿のための「10の生活習慣」~日野原重明さん - 伝統

2017/07/18 (Tue) 09:52:00

聖路加国際病院名誉院長 日野原重明さん死去 との報道がありました。

18日午前6時33分、呼吸不全で死去。105歳。

       (https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170718-00000006-asahi-soci


謹んで、ご冥福をお祈り申しあげます。

           ・・・

《生前の、長寿のための「10の生活習慣」より》

(1)腹八分目は科学的にも正しい。

   30代の体重や腹囲を保つと良い。

(2)植物油をとる

  ①ヤシ油以外のものならOK。
  
  ②肌のハリを保つ。肌のハリは、気持ちのハリにつながる。
   
  ③細胞を若く保つには、大豆製剤のレシチンを温牛乳に入れると良い。

(3)階段は一段飛びで 
   (これはちょっと危険かもしれないが)

(4)速歩

(5)いつも笑顔で

(6)首を回す

   後ろから呼ばれた時、肩ごと身体を向けるのではなく、
   首だけ回すとはつらつと見える。

(7)息を吐ききる

   吐ききると腹式呼吸が簡単にできる。
   新鮮な空気がたくさん身体に取り込める。

(8)集中
 
   仕事、趣味に時間を有効に使うためには集中することが一番大切。

(9)洋服は自分で購入
 
   服を選ぶことは楽しい。
   おしゃれになると、歩き方までかわる。

(10)体重、体温、血圧を測る 
 
   自分の身体は自分で守る。
   日々の変化を記録する習慣を。ベストの数値を知っておく。

   (https://matome.naver.jp/odai/2141368668598405701

            <感謝合掌 平成29年7月18日 頓首再拝>

データが示すストレスと死~夫婦関係のストレス - 伝統

2017/07/31 (Mon) 03:27:57


     *「血管を鍛える食べ物と運動」島田和幸・著(P95~96)より

ある調査(愛媛県の医師会の調査)によると、

「75歳以上の人を調べたら、夫が生存している女性の死亡率は、
夫がいない人と比べて高かった。
逆に、75歳以上の男性は、奥さんがいるほうが長生きする。」

つまり女性は夫が長生きしていると長生きできず、
男性は奥さんがいないと長生きできない、ということです。
男性と女性で逆というのがおもしろいですよね。


この調査から「既婚女性にとっては夫がストレスになっている」

ということがあきらかになったわけで、
男性にとってはちょっと苦い結果ですね。

奥さんに長生きしてもらいたかったら、たまには奥さんのストレス発散に
つき合ってあげましょう。

いや、せめてストレス解消の邪魔だけはしないようにしてください。

夫婦で長生きしたいと思うなら、です。

  <参考Web:みんなの家庭の医学
         https://www.asahi.co.jp/hospital/archive/broadcast/2011_0927.html

            <感謝合掌 平成29年7月31日 頓首再拝>

《新陳代謝と老衰》 - 伝統

2017/08/15 (Tue) 04:56:05


      *『生活の智慧365章』(第2部歓喜の泉)第6篇(P148~149) より

常に新陳代謝の行われている人体は、或る生理学者の説によると、
人体の柔らかい部分の組織は、もう2ヵ月もたったら殆ど過去の細胞は死滅して
運び出され、新しい細胞によって、再組織せられているということである。
(脳細胞だけは別である。)

それなのに、その人体の構造や形態が、数ヵ月前の今日(きょう)も全く同じき
構造をもっているというのは、如何なる理由によるのであろうか。

それは電子計算機のように自動的にそれが計算されて、
新しい細胞が自動的に元の位置を占めるからであろうか。

自動的に、そのような新陳代謝が行われるのだったら、
全く同じき変わらない構造をもっている人体は老衰し、皮膚はしわみ、
精力は衰えて行くのは何故であろうか。

人体の電子計算機が不完全な為なのであろうか。
それとも、人体は物質であるから、電子計算機でも、
それが物質で出来ている限りに於て長期間使っているうちには全体が摩耗して、
ちびて来るからであろうか。

併し新陳代謝の行われない物質の機械では禿(ち)びて来て長期間には
使いものにならなくなるのは当然だけれども、

人体は新陳代謝が行われているから、長期間使用して禿(ち)びて来て
使いものにならない場合は、その部分は、新しい細胞がその組織を再造してくれるから、
それだけでは老衰の原因の説明にはならないのである。

           <感謝合掌 平成29年8月15日 頓首再拝>

【100年時代の人生戦略】 - 伝統

2017/08/29 (Tue) 04:41:52


       *メルマガ「人の心に灯をともす(2017年08月06日)」より

   (リンダ・グラットン&アンドリュー・スコット氏の心に響く言葉より…)

   日本は、世界でも指折りの幸せな国だ。

   世界保健機関(WHO)の統計によれば、ほかのどの国よりも平均寿命が長い。
   所得や人口、環境の質など、世界の国のランキングにはさまざまなものがあるが、
   平均寿命というきわめて重要な基準で日本は世界のトップに立っている。

   100歳以上の人は、すでに6万1000人以上。
   今後、100歳を超えて生きる人はもっと珍しくなくなる。

   国連の推計によれば、2050年までに、
   日本の100歳以上の人口は100万人を突破する見込みだ。

   2007年に日本で生まれた子どもの半分は、107年以上生きることが予想される。

   いまこの文章を読んでいる50歳未満の日本人は、
   100年以上生きる時代、すなわち100年ライフを過ごすつもりでいたほうがいい。


   日本では、長寿化の負の側面が話題にされがちだ。
   この変化を恩恵ではなく、災厄とみなす論調が目立つ。

   ここでは、長寿化の恩恵に目を向け、
   どうすれば、個人や家族、企業、社会全体の得る恩恵を
   最も大きくできるかを中心に論じたい。


   長寿化は、社会に一大革命をもたらすと言っても過言でない。

   あらゆることが影響を受ける。

   人々の働き方や教育のあり方も変わるし、
   結婚の時期や相手、子どもをつくるタイミングも変わる。

   余暇時間の過ごし方も、社会における女性の地位も変わる。


   20世紀に、日本の社会と経済は大きな変貌を遂げた。

   長寿化は、21世紀に同様の大きな変化を日本にもたらすだろう。

   この先、多くの変化が日本人を待っている。


   最も大きく変わることが求められるのは個人だ。

   あなたが何歳だろうと、
   いますぐ新しい行動に踏み出し、長寿化への適応を始める必要がある。

   長く生きる人生に向けて準備する責任は、
   結局のところ私たち一人ひとりの肩にかかっている。

   問題は、多くのことが変わりつつあるために、
   過去のロールモデル(生き方のお手本となる人物)があまり役に立たないことだ。

   あなたの親の世代に有効だったキャリアの道筋や人生の選択が、
   あなたにも有効だとは限らない。

   あなたは、親の世代とは異なる選択をすることになる。

   やがて、あなたの子どもたちも、あなたの世代とは違う決断をするだろう。


   人生の道筋に関する常識は、すでに変わりはじめている。

   日本でも、終身雇用が当たり前ではなくなった。
   若者たちの生き方も変わりつつある。


   長寿化を恩恵にするためには、まず視野を広げるべきだ。

   高齢者医療や年金といった
   人生の締めくくりの時期に関わる問題だけを見るべきではない。
   高齢者医療や年金の問題ばかりを見ていると、全体像を見失う。

   長寿化により、老いて衰えて生きる年数が長くなるわけではない。

   長く生きられるようになった年月の大半を、私たちは健康に生きることになる。

   若々しく生きる年数が長くなるのである。


   いまの80歳は、20年前の80歳より健康だ。

   いま80歳の人たちの子どもが80歳になるときには、もっと健康な日々を送れる。

   「老いている」「若い」という概念が大きく変わるのだ。

   したがって、長寿化に備えるためには、
   人生の締めくくりの時期への準備をするだけでなく、
   人生全体を設計し直さなくてはならない。

   長寿化時代には、人生の新たなステージがいくつも出現し、
   パートナー同士の関係も様変わりする。

   そして、新しい生き方が試みられるようになる。


   人が長く生きるようになれば、職業生活に関する考え方も変わらざるをえない。

   人生が短かった時代は、
   「教育→仕事→引退」という古い3ステージの生き方で問題なかった。

   しかし、寿命が延びれば、2番目の「仕事」のステージが長くなる。

   引退年齢が70~80歳になり、長い期間働くようになるのである。

   人々は、生涯にもっと多くのステージを経験するようになるのだ。


   選択肢を狭めずに幅広い進路を検討する「エクスプローラー(探検者)」の
   ステージを経験する人が出てくるだろう。

   自由と柔軟性を重んじて小さなビジネスを起こす
   「インディペンデント・プロデューサー(独立生産者)」の
   ステージを生きる人もいるだろう。

   さまざまな仕事や活動に同時並行で携わる「ポートフォリオ・ワーカー」の
   ステージを実践する人もいるかもしれない。

         <『ライフシフト 100年時代の人生戦略』東洋経済新報社>

               ・・・

「生涯現役こそ最高の年金」という社会教育家の田中真澄氏は、こう語る。

『人生は未完に終わるもよし 仕事の途中で天寿を全うする これが最高の人生』


年金をあてにして、定年後は余生をのんびり過ごす、
というような人生計画はこれからは通用しない。

なぜなら、諸外国と同じように、年金の支給開始年齢はどんどん引き上げられ、
それに対して平均寿命が100歳に限りなく近づくからだ。

「生涯現役」という言葉がますます現実味をおびてきた。


しかしながら、世の中の変化は恐ろしいほど加速している。

いうまでもなく、ITやAI、ロボットやインターネットによる大変革だ。


のんびり引退、などと思った途端、この大変化の波に乗ることはできない。

興味や好奇心を失ったら、人は老いる。


100年時代の人生戦略を考えたい。

           <感謝合掌 平成29年8月29日 頓首再拝>

今日は『老人の日』 - 伝統

2017/09/15 (Fri) 19:36:04

今日は『老人の日』

2002年1月1日改正の「老人福祉法」によって制定。

2003年から「祝日法」の改正によって「敬老の日」が9月第3月曜日となるの
に伴い、従前の敬老の日を記念日として残す為に制定された。

国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、
老人に 対し自らの生活の向上に努める意慾を促す日。

           ・・・

【100歳以上、最多の6万7千人 最高齢は117歳 】

         *Web:日本経済新聞(2017/9/15) より


厚生労働省は15日、100歳以上の高齢者が全国に6万7824人いると発表した。
前年から2132人増え、47年連続の増加。

今年度中に100歳になる人も3万2097人と過去最多だった。

厚労省は「医療技術の進歩などが影響している」とみている。

同省によると、国内最高齢は鹿児島県喜界町の田島ナビさんで117歳。
男性の最高齢は北海道足寄町の野中正造さんで112歳。

 
老人福祉法は9月15日を「老人の日」と定め、
厚労省は毎年この時期に100歳以上の人口をまとめている。

住民基本台帳に基づき、15日時点で100歳以上となる高齢者の数を1日現在で集計。
大半は女性で、5万9627人と87.9%を占めた。

100歳以上の人数を都道府県別にみると、
東京が最多の5835人で、神奈川3737人、大阪3559人と続いた。

人口10万人当たりの人数が最も多いのは、5年連続で島根(97.54人)だった。
鳥取(92.11人)、高知(91.26人)と続き、高齢化が進む中四国が上位を占めた。

100歳以上の人数は調査が始まった1963年は153人だった。
98年に1万人、2012年に5万人、15年に6万人をそれぞれ突破した。

今年度中に100歳を迎える3万2097人のうち、女性が2万7461人と85.6%を占める。
都道府県別では東京の2720人が最多。

国はお祝い状と記念品として「銀杯」を贈る。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14HA9_V10C17A9CR0000/?n_cid=NMAIL005

・・・

女性百寿者の健康長寿名言①

       *Web:前坂俊之オフィシャルウェブサイト(2012/06/22)

108歳

●蟹江ぎん(1892年8月1日~2001年2月28日)ギネス長寿姉妹 
長寿の双子姉妹「きんさんぎんさん」の妹。
100歳になっても毎朝15分ほどの散歩を励行、
自宅二階にある仏壇まで階段を昇り降りした。

カレイ、ヒラメなどの白身魚が大好物。
何にでも興味と関心を示した。

「人間、大事なのは気力ですよ。自分から何かをする意欲を持つこと」が長寿の秘訣。


107歳

●蟹江(成田)きん (1892年8月1日~2000年1月23日)
「きんさんぎんさん」の姉。90歳代で軽い認知症を患っていたが、
元気な妹に叱咤激励されて認知症と運動不足を克服、全国的な人気者に。
まぐろの刺身と鰻の蒲焼が大好物でほぼ毎日食した。

妹に先立たれてから元気を無くす。
「悲しいことは考えんほうがええよ。楽しいことを夢見ることだよ」。


<2人の百歳10ヵ条とは・>

① 「よく笑う人間は長生きする」『一笑一若』「一怒一老」がモットー・。
② 悲しいことや辛いことをいつまでも引きづらない。クヨクヨしない。
③ 「行ってみたい。会ってみたい。食べてみたい」と最後まで好奇心旺盛

④ 『長生きして楽しみたい』と生きる情熱が満点。
⑤ 大家族で、コミュニケーションがありみんなから好かれた。世界中からも。
⑥ 死ぬまで勉強。百歳を過ぎてから外国の通信社が取材に訪れるので英語を勉強した。
  脳はいきいきと活性化する。

⑦ 足腰が丈夫。百歳になっても
  毎朝夕、二階にある仏壇にまで自力で上り、拝むの日課。
  散歩も欠かさなかった。姉妹でライバル意識をもって頑張った。

⑧ 食事は伝統的な日本食中心で腹八分。
  白身魚、マグロなどのサシミやウナギの蒲焼を好んだ。

⑨ 人間、大事なのは、気力ですよ。自分から、何かをする意欲を持つことだがね。
⑩ 旺盛な好奇心とチャレンジ精神で、百歳越えても脳神経は若いままだった。

           <感謝合掌 平成29年9月15日 頓首再拝>

【やばい老人になろう】 - 伝統

2017/09/16 (Sat) 17:37:47


       *メルマガ「人の心に灯をともす(2017年09月13日)」より

   (さだまさし氏の心に響く言葉より…)

   2017年4月10日、僕は65歳になった。

   ほとんどの人は、死を恐れ、老いることを恐れるものだ。

   だが僕はむしろ、死を素直に受け入れ、
   どのように老いていくかを真面目に考えつづけてきた。

   僕は、いったいどんな「じじぃ」として、生きるべきなのか。

   そう暗中模索しているうちに、
   ふと、周りから「ヘンなじじぃ」と呼ばれたいと思うようになった。

   「フツー」ではなく、あくまでも「ヘン」がいい。


   自分の子供を育てるときに心掛けてきたのも「フツーはダメ」ということだった。

   子供がちょっと変わったことをしたときも
   「すごい! ヘンでいい」と褒(ほ)めてやった。

   「良いヘン」と「ダメなヘン」があることは教えたが、
   「フツーはダメ」ということだけは徹底してきた。

   だから、自分もまた老人として「ヘンなじじぃ」であり
   「やばい老人」でありたいと思うのだ。


   老いを恐れる人は、たぶん人生と真剣に向き合って生きてこなかった人だ。
   だから歳を取ると、後悔や不安でいっぱいになる。

   だが、これまで一瞬一瞬を精一杯に生き、
   一所懸命に努力をしてきた人にとっては、
   老いることは怖いことでも悲しいことでもないはずだ。


   そもそも「じじぃ」には、選ばれた人しかなれないものだ。

   僕の同級生でも音楽仲間でも、
   「こいつがじじぃになるのが楽しみだな」と思うような奴が、
   思いがけなくガンで早く死んだりしている。

   そう思うと「じじぃ」になるのは、ありがたいことなのだ。


   僕が憧れる「じじぃ」、それも「やばい老人」の条件は3つある。

   その1 「知識が豊富」
   その2 「どんな痛みも共有してくれる」
   その3 「何かひとつでもスゴイものを持っている」

   僕の周りには、幸せなことに、
   そんな「じじぃ」や「ばばぁ」がたくさんいる。

   彼らに追いつき追い越すためには、
   まだまだ僕自身の経験値も実績も足りない。

   どうしたら「ヘン」で「やばい」と言われる「じじぃ」になれるか。

   毎日が挑戦の日々である。

     (参考動画:さだまさし『やばい老人になろう』
           https://www.youtube.com/watch?v=2PofbnfLeU0 )

         <『やばい老人になろう』PHP研究所>

               ・・・

さだまさし氏は本書の中でこう語る。

『もともと、誰も掘っていない畑を耕してみたくなるのは、
どうしようもない僕の性分だ。

負けず嫌いのお調子者のことを、長崎弁で「のぼせもん」という。

遊びでも祭りでも、やたら仕切りたがるおじさんのことを、
古い言い方で「おっちゃま」と呼ぶ。

僕はまさに「のぼせもんのおっちゃま」なのである。

できることなら、陽気で元気で一徹な「じじぃ」をめざしたい。

友人とワイワイ仕事をし、めいっぱい遊んで呑んで、
若い仲間を巻き込みながら、友情の大きな輪を広げていく。

そもそも、日本の年寄とは、そういう存在だった』



江戸においての老人の評価基準は3つあったという(江戸の「粋」・夢新書より)。

それは…

(1)「どれだけ若者を笑わせたか」

(2)「若者を引き立てたか」

(3)「良きものを伝承したか」


これは、現代でも同じことが言える。

「ヘンな老人」、「やばい老人」をめざしたい。

           <感謝合掌 平成29年9月16日 頓首再拝>

若(わか)しと思うものは若返る - 伝統

2017/10/03 (Tue) 04:49:42


    *『生活の智慧365章』(第2部歓喜の泉)第6篇(P149~150) より

《心と生理作用》

人体の老衰の原因は、単なる物質的機械のような新陳代謝の出来ないものなら、
「使い禿(ち)びる」で説明されるけれども、

新しい細胞が常に古い細胞と置き代っているから、
「使い禿(ち)びる」と説明できないとすれば、
如何なる理由によるのであろうか。

ここに物資的原因以外に、“心”をその原因者として
説明に取り入れなければならないことになるのである。

“心”というものが吾々人体の生理作用に非常な影響を与えるもの
であることを考慮に入れなければならなくなるのである。

ちょいと羞恥の感情を起せば顔は赤くなるし、恐れればふるえるし、
悲しめば涙が出る。梅干を見れば唾液が湧く。

このように機械的な電子計算機の調節のほかに、
人体には、精神的要素によって生理作用の異なってくる要素がある
ことが明らかである。

老衰の原因も、心の要素を考慮に入れるとき説明し易くなるのである。

或る人は心の鑿(のみ)をもって老衰をきざみ、
或る人は心で血行や新陳代謝を盛んならしめて、
その老衰をふせぐことができるのである。

『甘露の法雨』には

「若(わか)しと思うものは若返り、
老いたりと思うものは老い朽(く)つるも宣(むべ)なるかな」

と示されている。

           <感謝合掌 平成29年10月3日 頓首再拝>

Re: 長寿② - heddciMail URL

2020/08/29 (Sat) 22:00:50

伝統板・第二
heddci http://www.g53z7y5kl9plgq4od872rv129hq13p42s.org/
[url=http://www.g53z7y5kl9plgq4od872rv129hq13p42s.org/]uheddci[/url]
<a href="http://www.g53z7y5kl9plgq4od872rv129hq13p42s.org/">aheddci</a>

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.