伝統板・第二

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人生の選択 - 夕刻版

2016/03/07 (Mon) 19:42:36

スレッド「青年を祝福する」の3月6日の記事「選択 ~ アマゾン創業者ジェフ・ベゾス」
    ( → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6455741 )
において、ジェフ・ベゾスは、

人生は「選択」でつくられる。
「選択」が、私たち自身を形づくっていく。
「選択」することによって、人生にストーリができるのだ。

と述べております。


このスレッドでは、「人生の選択」に関する情報を紹介してまいります。


《人生を決める16の選択》~その1「”生きる姿勢”を選択」


<本書の紹介>

「人生を決める16の選択」 <C.J. マクスウェル (著)、 斎藤 孝 (訳)、講談社(刊)>

人生の結果は、その人の選択が決めるものですが、
本書はまさにその「選択」についての考え方を示した一冊です。

生きる姿勢や人格、責任、コミュニケーションなど、人生にかかわるさまざまな要素を
どう選択すべきか、どうすればそれを選ぶセンスが身につけられるのか、
古今東西の偉人たちの名言を引用しながら、さりげなく指南してくれます。



<はじめに>

人が自分の人生に対して唯一持っている真の自由は、選ぶ自由です。



第1章 生きる姿勢(Attitude)を選択する

 【人生とは、どう創るかが10%、どう受け入れるかが90%】

(1)生きる姿勢が違いを生む。

  ①どんな状況でも、生きる姿勢は自分で選択できる。
   ・・・状況を選ぶことはできなくても、生きる姿勢は自分自身で選択できます。

  ②正しい生きる姿勢は、改めて手に入れるより維持するほうがたやすい。
   ・・・ポジティブな姿勢を育てるよう努力し、
      決してそれを手放さないようにしましょう。

  ③生きる姿勢が行動を決定する。
   ・・・ほかのどんな要素より、
      あなた自身のものの見方が人生の結果を決定づけます。

  ④リーダーの生きる姿勢が全員に影響する。


 「幸福は、周囲の事物によってではなく、われわれがそれをどう見るかによって決まる」

                        <レオ・トルストイ(ロシア文豪)>


 「落胆の感情にとらわれないようにしなさい。そうすれば、最後にはきっと成功するだろう」 

                          <エイブラハム・リンカーン>


(2)約束をすれば見返りがある。

  ①自分の犯した間違いから学んで、いつまでもくよくよしないのなら
     → 現在に集中することができます。

  ②他の人々の狭量さやちょっとした不快感を超越してしまえるなら
     → 大事なことに自分のエネルギーを注ぐことができます。

  ③肉体の休息や精神の内省、リラックスできる気晴らしに時間を割くなら
     → クリアかつエネルギッシュにものを考えることができます。

  ④今日という日のすべてを心から楽しめるなら
     → 明日への準備が整います。

  ⑤他人への感謝の気持ちを、言葉や行動で表せるなら
     → その人たちがもたらしてくれる真の価値に気づきます。

  ⑥受け取るものより多くを与えるなら
     → 社会に貢献し、妻や夫をびっくりさせ、子どもたちの規範になります。


(3)楽観と悲観

  「楽観主義者は、ありとあらゆる世界の中で、この世界がベストだと考え、
   悲観主義者は、この世界がベストであることが本当なのを恐れる」

                <ロバート・オッペンハイマー(米国物理学者)>


  「年齢よりも生きる姿勢が人のエネルギーを決定する」

                  <ロバート・シュラー(米国牧師)>


(4)すべては心がけ次第

  「ハンディキャップが障害になるかどうかは、本人の心がけ次第です。
   肉体的な問題だけではありません。感情面でも知的分野でも同じです。
   いつまでも越えられない限界は、体ではなく自分の心の中で作られるものなのです」

             <ロジャー・クロフォード(講演家、身体障害者)>


(5)雨が降ると思えば本当に降る

  ①生きる姿勢は行動を決定づける。
   あなたは、いま自分で思っているような人間ではない。
   自分が考える人間に、これからなっていくのである。

  ②「私は悲観主義を信じない。思いどおりにならないことがあっても、
   一歩ずつ前に進めばいい。
   自分で雨が降ると思えば、本当に降ってしまうものなんだ」

                      <クリント・イーストウッド>

  ③私たちは、自らの生きる姿勢の支配者になるか、
   犠牲者になるかのどちらかである。
   神の恵みか、天罰か
   すべては、その人の選択にかかっている。


(6)生きる姿勢とは何か?

  ①生きる姿勢とは、真の自分自身への「先行者」である。

  ②生きる姿勢とは、その根は内面にあるが、その果実は外面に現れる。

  ③生きる姿勢とは、私たちの親友にもなれば、最悪の敵にもなる。

  ④生きる姿勢とは、言葉よりも正直かつ首尾一貫したものである。

  ⑤生きる姿勢とは、過去の経験を踏まえて外に目を向けることである。

  ⑥生きる姿勢とは、人を引きつけることもあれば、不快にすることもある。

  ⑦生きる姿勢とは、はっきりと表に出て、初めて満足できるものになる。

  ⑧生きる姿勢とは、私たちの過去という図書館の司書であり、
           現在についての語り部であり、
           未来についての予言者である。


(7)正しい心と間違った心

   正しい心の姿勢を持っている人が、目標を達成するのを阻むものは何もない。

   間違った心の姿勢を持っている人を、助けられるものなど存在しない。

                      <トーマス・ジェファーソン>


           <感謝合掌 平成28年3月7日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その2「”人格”を選択」 - 伝統

2016/03/08 (Tue) 18:40:54


第2章 人格(Character)を選択する

 【善良な心は世界中のすべての頭脳に勝る】
      <エドワード・ブルワー・リットン(英国劇作家)>


(1)人格は作り上げるもの

  ①自分自身の人格の限界を超えられる人間はいない。

        <ジョン・モーリー(英国政治家・伝記作家)>

  ②人間の真の人格を測るものは、
   他人に絶対に知られないところでその人が何をするかである。

       <トーマス・マコーリー(英国歴史家・政治家)>

  ③善良な人格は並み外れた才能よりも称賛されるべきである。

   たいていの才能がある程度天賦のものであるのに対し、
   善良な人格は初めから与えられたものではない。

   思考、選択、勇気、決断などを一つひとつ積み上げていくものなのだ。

                    <ジョン・ルーサー>


(2)あなたは何でできている?

  ①人格は木のようなもので、評判は木がつくり出す影のようなものだ。
   影には実体がないが、木は本物である。

                <エイブラハム・リンカーン>

  ②選ぶのは、あなた自身です。
   自分の人格を耕し、毎日ほんの少しずつ成長させることもできます。

   そうすれば、いつかその人格はあなたに強さを与えるだけでなく、
   周囲の人たちにとって安定のシンボルにもなるでしょう。


(3)したいことをできる日

   しなけれならないときに
   しなければならないことをすれば、
   したいときにしたいことをできる日が、きっと訪れるだろう。 

                   <ジグ・ジグラー(講演家)>


(4)魂を強くして成功を達成する

  ①人格を、たやすく穏やかに発達させることはできない。
   試練や苦しみを経験してはじめて魂が強くなり、
   ヴィジョンが明確になり、野心が鍛錬され、成功を達成できるのである。 

                        <ヘレン・ケラー>

  ②他人の人格について語るときほど自分の人格を露呈するときはない。


(5)成功しない場合

  ①人格に根本的な欠点があり偽りや不誠実が目立つにもかかわらず、
   他人に自分の望むことをやらせたり、さらに働かせたり、意欲を持たせたり、
   自分に好意を持たせたりするために、人間的影響力の戦略や戦術を駆使しようとしても、
   結局は成功しない。

   偽りは不信を生み、たとえ良い人間関係のテクニックと言われるものを用いたとしても、
   することすべてが巧みな操作を狙ったものだと見抜かれてしまうだろう。

                <スティーブン・コヴィー(米国企業コンサルタント)>

  ②気分の良い日にだけ頑張っても、
   人生においてたいしたことは成し遂げられない。

                    <ジェリー・ウェスト(米国プロバスケ選手)>

  ③才能は静寂の中で、人格は世間の激流の中で形成される。

                        <ゲーテ>


(6)人格に関する洞察力

  ①才能は与えられるものだが、人格は自分で発達させるものである。

  ②人格がきわめて重要なのは、それによって人の信用を得るからである。

  ③人間関係の上で継続的な成功をもたらしてくれるのは、善良な人格だけである。

  ④強い人格は、信頼性と一貫性を伝える。

  ⑤人格はものの見方に影響する。

  ⑥人は自らの人格の限界を超えることはできない。


(7)人格が試されるとき

  ①人格とは、われわれが毎日行う選択の総計である。

         <マーガレット・ジェンセン(米国作家)>

  ②知識によって成功するものもいれば、
   行動によって成功するものもいる。
   だが、人格によって成功できる者は少ない。

           <エルバート・ハバート(米国作家)>


(8)本当の顔、本当の人格

  ①行いは徐々に消えてしまうかもしれないが、
   人格は他人に影響を与えて
   本人よりも長く生き残っていく。

  ②思考という種をまけば、行動を収穫し、
   行動という種をまけば、習慣を収穫し、
   習慣という種を蒔けば、人格を収穫し、
   人格という種をまけば、運命を収穫する。

           <感謝合掌 平成28年3月8日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その3「”価値観”を選択」 - 伝統

2016/03/09 (Wed) 18:17:33


第3章 価値観(Values)を選択する

 【成功する人間になろうとしてはいけない。
  それより、価値のある人間になることだ】

                <アルバート・アインシュタイン>

(1)人間の価値を測る基準

  ○人間の価値を測る基準は、
   全財産を失ったときにどれだけその人に価値があるかということである。

               <ハロルド・J・スミス(米国劇作家)>


(2)自分を再調整するときは、いま

  ①あなたの人生における価値観を”監査”する時期は、今かもしれません。

  ②どんな人間になるのか、何を信じるのか、何を為すのかをもう一度調整しなおすのです。


(3)自分が向かう方向

  ①良い人というのは、最後にゴールするように見えるかもしれないが、
   たいてい、ほかの人たちとは、別のレースを走っているものである。
 
             <ケン・ブランチャード&ノーマン・ヴィンセント・ピール>

  ②常に同じ方角を指す道徳の指針に従っていれば、
   流行や風潮に流されることなく、調和と心の安らぎを見つけることができる。

                    <テッド・コッペル(米国ジャーナリスト)>


(4)価値観とはこんなもの

  ①価値観は錨のようなもの。
   ・・・苦しいときも、あなたをしっかり支えてくれます。

  ②価値観は友のようなもの。
   ・・・いつもあなたのそばにいて、安心させてくれます。

  ③価値観は北極星のようなもの。
   ・・・常にあなたを間違いなく導いてくれます。

  ④価値観はさわやかな風のようなもの。
   ・・・あなたに新鮮な励ましを与えてくれます。


(5)自分の価値観を誠実に実践する方法

  ①自分の価値観を明確に述べる。
  ②毎日それを見直す。
  ③目的を持って実践する。

  ④その価値観に従って戦略的に決断する。
  ⑤自分の価値観を意図的に家族に教える。
  ⑥お互いの価値観を口に出して理解し合う。

  ⑦絶えず自分の価値観を誉め称える。


(6)決断の理由

   簡単だからといって決断してはいけない。
   安いからといって決断してはいけない。
   人気があるからといって決断してはいけない
   正しいからこそ決断するのだ。

              <セオドア・ヘスバーグ(米国牧師・哲学者)>

           <感謝合掌 平成28年3月9日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その4”自己鍛錬”を選択」 - 伝統

2016/03/11 (Fri) 19:40:50

第4章 自己鍛錬(Self-discipline)を選択する

 【われわれが征服するのは、山ではなく、自分自身である】
       <エドマンド・ヒラリー(NZ登山家・探検家)>

(1)自分を鍛えるのは自分

  ①大事なときにどう行動するかは、それまでに、
   その人がどんな人間になっているかによって決まる。

   そして、どんな人間であるかは、それまでの歳月にわたる自己鍛錬の結果なのである。
                  
                      <H・P・リドン(英国聖職者)>

  ②自分で自分を鍛錬しなければ、
   世間によってされることになる。

            <ウィリアム・フェザー(米国作家)>


(2)差を生むもの

  ①「あの手この手の理論」というものがあります。
   それは、練習や試合の中で一気に大きな進歩をするのは難しいけれど、
   小さなことならいくらでもできることがあるという考え方です。

  ②ビル・トーミーが十種競技で世界記録を樹立したり、
   金メダルを獲得できたのは、自己鍛錬のおかげです。


(3)人生を変えるもの

  ①鍛錬を苦痛に思う人もいる。

   だが、私にとって、鍛錬は自由に空を飛ばせてくれる許可証のようなものだ。

                   <ジュリー・アンドリュース(英国女優)>

  ②馬は、馬具をつけられなければどこにも行かない。
   蒸気やガソリンは、閉じ込められなければ動力にならない。
   ナイアガラの水は、トンネルの中を通らなければ電力には変わらない。

   人生は、集中し、一心に打ち込み、鍛錬しなければ、決してすばらしくはならない。


(4)自己鍛錬のための6つの鍵

  ①第1の鍵 時間を有効に活用できるように、自分を訓練する。

  ②第2の鍵 自分自身をよく観察し、自分の強さの度合いを確認して、それを基礎にする。

  ③第3の鍵 仕事の優先順位を把握する。

  ④第4の鍵 結果を生み出す人のために、時間を割く。

  ⑤第5の鍵 かぎられた情報で、すばやく決断する。

  ⑥第6の鍵 可能なときには、すかさず行動する。


(5)自分に厳しくあれ

   自分自身の責任を、ほかの人の期待より高いレベルに保とう。
   決して言い訳をしたり、自分を哀れんだりせず、
   自分には厳しく、人には寛大でなければならない。

                <ヘンリー・ウォード・ビーチャー(米国牧師)>

           <感謝合掌 平成28年3月11日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その5「状況に踏み込む心」 - 伝統

2016/03/13 (Sun) 19:09:57


第5章 「状況に踏み込む心(Commitment)」を選択する

 【自分の人生を何かに投資しなければ、人生を無駄にすることになる】

              <ハッドン・ロビンソン(牧師)>

(1)何に代価を支払うか

  ①自らを助けない者を助けようとしても無駄だ。
   自分から梯子を上ろうとしない人間に、それを上らせることはできない。

         <アンドリュー・カーネギー(米国実業家)>

  ②最初は巻き込まれてもいい。それから踏み込んでいくのだ。

  ③人は、代価を支払わなければいけない。
   人生では、何事にも代価を強いられるものだ。
   そして、代価を支払う価値のあるものは何なのか、自分で決断しなければいけない。

                <サム・ナン(米国政治家)>

(2)「踏み込む心」7つの敵

  ①すぐあきらめる生き方。
  ②楽な人生を生きたいという誤った信念。
  ③成功することが最終目標だとういう誤った信念。

  ④マイナス思考の姿勢。
  ⑤他人の言うなりになること。
  ⑥むやみに失敗を恐れること。

  ⑦ヴィジョンの欠如。

  「自分が何を欲しいのか」を知ることとは、
  半ば、「欲しいものを手に入れるために何をあきらめねばならないか」を知ることである。 

                     <シドニー・ハワード(米国劇作家)>


(3)後悔しないために

  ①軽い気持ちや、臆病な心や、中途半端な努力では
   価値のある大事なことは何も成し遂げられない。

            <アイザック・バロー(英国数学者)>

  ②最善を尽くしたものは、決して後悔することはない。

       <ジョージ・ハラス(米国プロフットボーラー)>


(4)「踏み込む心」を育てる方法

  ①意欲は、たいていは苦闘で始まることを自覚する。

  ②意欲が、才能や能力とは関係ないことを理解する。

  ③意欲は、周囲の状況の問題ではなく、選択の問題であることを認識する。

  ④小さいことから始める。

  ⑤倫理的問題に直面する前に、それに対する判断基準を作っておく。

           <感謝合掌 平成28年3月13日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その6「素直に学ぶ心」 - 伝統

2016/03/16 (Wed) 18:19:31


第6章 「素直に学ぶ心(Teachability)」を選択する

 【学ぶ方法を知っていれば、それで十分である】

      <ヘンリー・ブルックス・アダムズ(米国歴史家)>

(1)学ぶことは楽しい。

  ①勝者は、たとえ他人から専門家だと思われていても、
   まだ学ぶべきことが多くあるのを知っている。

   敗者は、自分がいかにものを知らないかを学ばずに、
   他人から専門家だと思われたがる。

       <シドニー・ハリス(米国作家、ジャナリスト)>

  ②友を教師とし、言葉を交わす喜びと
   教えを受ける利益とをともに享受しなさい。

      <バルタザール・グランシアン(スペイン神学者)>


(2)若さは心の状態を表す。

  ①財布を空にして、中の硬貨を心に注ぎ込めば、
   心が財布を硬貨で満たしてくれるだろう。

    <ベンジャミン・フランクリン(米国政治家・科学者)>

  ②自分が興味を持たなければ、面白いものなど何もない。

             <ヘレン・マッキネス(米国作家)>


(3)最後まで「学ぶ心」を持ち続ける。

  ○学ぶために生きれば、生きることを学ぶだろう。

           <感謝合掌 平成28年3月16日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その7「率先性」 - 伝統

2016/03/19 (Sat) 18:14:29


第7章 率先性(Initiative)を選択する

 【成功するには、結論に飛びつくのと同じくらい
  すばやくチャンスに飛びつかなくてはならない】

    <ベンジャミン・フランクリン(米国政治家・科学者)>


(1)自分が望む状況は自分で作れ

  ①自分から何かをひき起こさなくてはいけない。

       <ポール・”ベア”・ブライアント(米国フットボールコーチ)>

  ②立身出世する人とは、目覚めた途端に自分の望む状況を探し求め、
   もし見つからなければ、それを自分で作ってしまう人である。

              <ジョージ・バーナード・ショー(英国劇作家)>


(2)今日は天からのプレゼント

  ①昨日は「ヒストリー」。明日は「ミステリー」。

   今日は? 今日は天からの贈り物。

   だから「現在(=プレゼント)」というのです。

             <エレノア・ルーズヴェルト(米国社会運動家)>

  ②常に継続してやっていれば、すばらしいことができるようになる。 

                <ジョージ・ワシントン(米国初代大統領)>


(3)マンネリ化から抜け出すためのステップ

  ①自分の人生の責任を受け入れる。
  ②自分のいたい場所を確認する。
  ③自分の夢を扱いやすいパーツに分ける。
  ④取りかかる。

  インプピレーションを待ち望んでいてはいけません。
  変わろうとする意欲を自分で生み出すのです。

  待っていてもだめです。

  あなたの成功のために必要な率先性を、自分の力で創り出しましょう。


(4)「率先してやること」の見返り

  ①世間は、お金と名誉という2つのご褒美を、ひとつのことに与えます。

   それが率先性です。

  ②率先性のレベル

  ⅰ.人に言われなくても正しいことをする。

  ⅱ.一度言われてから正しいことをする。
     ⇒ 名誉に釣り合った報酬を得ることはできない。

  ⅲ.二度言われて初めてする。
     ⇒ 名誉を得ることはできず、ほんの少し感謝されるだけ。

  ⅳ.上の人から背中を押されないと正しいことをしない。
     ⇒ 冷淡な待遇を受け、わずかな報酬しか得られない。
       そして、泣き言を言いながらベンチを磨いて過ごすことになる。

  ⅴ.手取り足取り教えてもらっても、正しいことをしようとしない。
     ⇒ 仕事にあぶれ、得るのは軽蔑だけ。

                  <エルバート・ハバート>

           <感謝合掌 平成28年3月19日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その8「情熱」 - 伝統

2016/03/22 (Tue) 19:36:51


第8章 情熱(Passion)を選択する

 【成功とは自然発火の結果ではない。
  まず自分で火をつけなければならないのだ】

       <レジー・リーチ(米国プロアイスホッケヤー)>

(1)情熱という名の燃料

  ①心が燃えていれば、口から活気が火花となって飛び出すだろう。

         <トーマス・フラー(英国聖職者・歴史家)>

  ②自分の仕事を愛すれば、働くことは苦ではなくなる。

                          <孔子>

  ③ヴィジョンが成長に火をつけることはないが、情熱は火をつける。
   情熱は、ヴィジョンに燃料を注ぐものであり、
   ヴィジョンは、情熱の力が焦点を合わせる的だ。

   自らの使命に対して情熱を燃やすリーダーは、ヴィジョンを創り出すのである。

           <ケン・ヘンフィル(米国福音伝道者)>


(2)情熱の5つの力

  ①情熱は達成への第一歩である。

  ②情熱は意志の力を増加させる。

  ③情熱は生活を変える。

  ④情熱は自分を変える。

  ⑤情熱は不可能を可能にする。

  自分の情熱を見つけ出して、それに従うことだ。
  それが仕事で成功するために必要な、ただ一つのアドバイスである。


(3)人生は赤々と燃えるたいまつだ。

  ○私は、人生そのものを喜ぶ。

   私にとって人生とは、短いろうそくではなく、
   少しの間手にした、赤々と燃えるたいまつのようなものである。
   そのたいまつの火をできるだけ明るく燃やしたい。

           <ジョージ・バーナード・ショー(米国ジャーナリスト)>


(4)飛行機なしで空を飛ぶ気分

  ①人間は、魂に火がついたなら、必ず不可能が消滅するようにできている。

                 <ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(仏詩人)>

  ②やりたくて仕方のなかったことをするのは最高のアドレナリン注射である。
   まるで、飛行機なしで空を飛んでいるような気分になれる。

                 <チャールズ・リンドバーク(米国飛行家)>


(5)決して消えない炎

  ①情熱は、達成への扉を開いてくれます。
   自分のしていることに情熱を持っていれば、意欲は自然についてきます。

  ②情熱は、「しなければいけないこと」を「したいこと」に変えます。
   決して消えることのない炎を創り出してくれるのです。

  ③自分の情熱を見つけ出し、その情熱で生涯の仕事を包み込もう。               
                             <ダン・バーンズ>

(6)「火消しタイプ」に注意しよう。

  ①「たきつけタイプ」と「火消しタイプ」の2通りの人がいる。
   「火消しタイプ」の人は、できるだけ避けなければいけない。

  ⅰ.「火消しタイプ」は、考えの正しい点ではなく間違っている点に注目する。
  ⅱ.「火消しタイプ」は、疑い深い。
  ⅲ.「火消しタイプ」は、陰でひそかに動いて不和を招く。

  ⅳ.「火消しタイプ」は、変化を嫌う。
  ⅴ.「火消しタイプ」は、「そうだね、でも・・・」という言葉が大好きである。
  ⅵ.「火消しタイプ」は、すばらしい可能性を持った人がトップに行くのを妨げる。

  ②持っているすべてのものを、しているすべてのことに注ぎ込もう。

           <感謝合掌 平成28年3月22日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その9「勇気」 - 伝統

2016/03/25 (Fri) 18:03:56


第9章 勇気(Courage)を選択する

 【結局のところ、偉大さというのは主として勇敢さである。
  勇気とは、古い考えや古い水準、無難なやり方から脱却することなのだ】

             <ジェームズ・ハーヴェイ・ロビンソン(米国歴史学者)>

(1)天才と勇気

  ①難しいからやる気がないのではない。
   やる気がないから難しいのである。

                 <セネカ(ローマ哲学者)>


  ②天才とは、勇気によって火のついた才能である。

       <ヘンリー・ヴァン・ダイク(米国牧師・作家)>


  ③勇気とは、恐怖に対する抵抗であり、恐怖の克服であって、
   決して恐怖がないわけではない。

             <マーク・トウェイン(米国作家)>



(2)毎日のテスト

  ①勇気は、悔いのない人生を生きるために、毎日必要になる美徳なのです。

  ②なぜ、勇気が必要か?

  ⅰ.真実が自分にとってつらいものだろうとわかっているとき、
    それでもその真実を探求するのに勇気が必要なのです。

  ⅱ.快適なままでいる方が楽なとき、それを変えるのに勇気が必要なのです。

  ⅲ.他人が反対しているとき、自分の信念を述べるのに勇気が必要なのです。

  ⅳ.ほかに進む道がないとき、障害を乗り越えるのに勇気が必要なのです。

  ⅴ.自分の弱さが表に出そうなとき、学んで成長するのに勇気が必要なのです。

  ⅵ.他人からひどい扱いを受けたとき、気高い道を進むのに勇気が必要なのです。

  ⅶ.人々の先頭で格好の標的になったとき、それでも進むのに勇気が必要なのです。


(3)慣れ親しんだものを手放す力

  ①勇気とは特殊な種類の知識だ。恐れるべきものを恐れ、
   恐れるべきでないものは、恐れないようにする知識である。

   この知識によって内面の強さが生まれ、
   それがわれわれを無意識に大きな困難へ立ち向かわせる。
   不可能に思えることがしばしば勇気によって可能になるのである。

              <ダヴィド・ベン・グリオン(イスラエル初代首相)>

  ②勇気とは、馴れ親しんだものを手放す力にすぎないことが多い。

  ③勇気とは単なる長所のひとつではない。
   すべての長所は、試されるときに
   勇気という形をとるのだ。

                    <C・S・ルイス(英国小説家)>


(4)運命の女神

  ①勇気あるひとりの人間は、大人数に匹敵する。

                      <トーマス・ジェファーソン>

  ②成功は最終的なものではない。
   失敗は致命的なものではない。
   大事なのは、勇気である。

           <ウィンストン・チャーチル(英国政治家(首相))>

  ③運命の女神は、大胆な者に味方する。

               <ジョン・ドライデン(英国詩人・劇作家)>

  ④富を失う者は多くを失い、友を失う者はさらに多くを失う。
   だが、勇気を失う者はすべてを失う。

              <ミゲル・デ・セルバンテス(スペイン作家)>

  ⑤先駆者の人生を特徴づけるものは、苦痛に満ちた孤独である。

         <マーティン・ルーサー・キング・ジュニア(米国牧師)>

           <感謝合掌 平成28年3月25日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その10「責任」 - 伝統

2016/03/28 (Mon) 20:10:20


第10章 責任(Responsibility)を選択する

 【偉大さの代償は、責任である】

     <ウィンストン・チャーチル(英国政治家(首相))>

(1)責任を回避する者

  ○議論をする者を恐れるのではなく、
   責任回避する者を恐れなさい。

        <マリー・エブナー・エッシェンバッハ(オーストリア作家)>


(2)責任を取らない者は成功しない

  ①何事でも、大きな成功を収めるには。責任を受け入れることが求められる。
   結局のところ、成功した人が全員持っている特質は
   責任を取る能力なのである。

                    <マイケル・コルダ(米国作家)>

  ②今日、責任をかわすことで、明日の責任を免れることはできない。

                      <エイブラハム・リンカーン>

  ③責任の真の意味は、完全なる自発的行為である。
   それは、口にしようとしまいと、ほかの人が必要としている
   ことに対する自分の対応なのである。

               <エーリッヒ・フロム(米国精神分析学者)>


(3)簡単な責任か難しい責任か

  ①うまくいくとわかっているものの責任を負うのは、簡単です。
  ②うまくいかないかもしれないものの責任を負うのは、困難を伴います。

  ③儲け金が低いときに責任を負うのは、簡単です。
  ④儲け金が高いときに責任を負うのは、困難を伴います。

  ⑤成功の後で責任を負うのは、簡単です。
  ⑥失敗の後で責任を負うのは、困難を伴います。

  ⑦簡単な決断はあなたの見ばえを良くしてくれますが、
   難しい決断の責任を負うことは、あなたをより良くしてくれるのです。

           <感謝合掌 平成28年3月28日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その11「成長」 - 伝統

2016/03/30 (Wed) 19:01:43


第11章 成長(Growth)を選択する

 【今日していることが何であれ、
  明日は今日よりうまくやることだ】

                         <ロバート・シェーラー>

(1)祖父の背が高くても

  ①成功の大いなる秘訣は、決して疲れきってしまうことのない
   人間として人生を歩むことである。

                    <アルバート・シュバイツァー(医師)>

  ②私は喜んで自分自身に試練を受けさせる。
   経験が私を新しい段階へ連れていってくれることがわかっているかぎり、
   一時の痛みやつらさなど何でもない。

   私は、未知のものに興味がある。
   未知のものへの唯一の道は障害を打ち破ることであり、
   それは、しばしば痛みを伴うプロセスなのである。

            <ダイアナ・ニアド(米国水泳選手フロリダ海峡水泳横断)>

  ③祖父の背がどんなに高かろうとも、
   自分の成長は自分の力でしなければならない。
                          <アイルランドのことわざ>


(2)残り物のパンのようになる

  ①人を創るのでなければ、人が作る計画には何の価値もない。
   それがわかるまで、私たちの目は見えていないも同然だ。

   完成していない人間があふれている場所が、どうして光り輝く街になるだろう。
   建設するものが育たないかぎり、世界を建設しても虚しいだけである。

                     <エドウィン・マーカム(米国詩人)>

  ②毎日していることを変えれば、人生が変わり始める。

  ③対立+愛=成長

                <ウェスティ・エグモント(米国社会起業家)>

  ④常に成長し続けなければならない。
   さもないと、残り物のとうもろこしパンのように干からびてかび臭くなってしまう。

                <ロレック・リン(米国カントリーシンガー)>

           
(3)熱い火かき棒の原理

  ①火かき棒を熱くしたいなら、暖炉から離れた部屋に置いておくのではなく、
   火にくべてある熱い炭のすぐそばに入れなければいけない。
   そうすれば、熱が伝わる。

  ②成長するための「熱」を手に入れるには、

  ⅰ.すばらしい人とともに過ごす。
  ⅱ.CD、DVDなどを通して、彼らのすばらしい考えを学ぶ。
  ⅲ.自分を刺激してくれるような、すばらしい場所を訪れる。

  ⅳ.変化を追い求めるよう鼓舞してくれる、すばらしいイベントに参加する。
  ⅴ.すばらしい本を読む。

(4)成長が止まるとき

  ①いまの自分とあるべき自分との間に
   強い緊張感がなくなったとき、たいていの人間は進歩が止まる。

                       <ジョン・ガーディナー>

  ②優秀さの水準が、石に刻まれることはない。
   それは、絶えず定義し直されるからである。

   昨年優秀な成績を収めたからといって
   今年も同じとはかぎらないと知るのは、大切なことだ。
   だからこそ、新たなスキルをマスターし続けなければならないのである。

                <ボブ・ビール(米国自己啓発カウンセラー)>

  ③われわれを取り巻く、この不安の時代の大部分は、
   昨日のツールで今日の仕事をしようとした結果である。

              <マーシャル・マクルーハン(カナダ社会学者)>


(5)昨日より賢くならない人

  ①夢に向かって自信を持って進み、思ったとおりの人生を生きる努力をすれば、
   ふとしたときに、予期せぬ成功に出会うだろう。

   目に見えない境界線を踏み越え、周囲や自分の中に
   新しく、普遍的で、より自由な法則が確立され始めるだろう。

   そして、より崇高な存在として人生を歩むことが許されるようになるだろう。

              <ヘンリー・デヴィッド・ソロー(米国思想家)>

  ②私は、昨日より賢くなっていない人間をあまり評価しない。

                      <エイブラハム・リンカーン>

(6)あなたの成長の段階を知ろう
   -進歩の4段階<ケン・ブランチャード>-

  ①あなたが熱意あふれる初心者なら
   ・・・・方向を示してくれる協力者が必要です。

  ②あなたが冷静な学習者なら
   ・・・・指導してくれる人が必要です。

  ③あなたが能力あるのに慎重な人なら
   ・・・・励ましてくれる支援者が必要です。

  ④あなたが自立した達成者なら
   ・・・・あなたの夢を援助してくれる人が必要です。


           <感謝合掌 平成28年3月30日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その12「人間関係」 - 伝統

2016/04/04 (Mon) 19:11:04


第12章 人間関係(Relationships)を選択する ―― 人というものを知り、よい人間関係を築くには。

 【自分の名を、大理石でなく、人の心に刻もう】

       <チャールズ・H・スパージョン(英国著述家)>


(1)他人の長所を口にしよう

  ○他人の悪口を言うのではなく、
   だれについても知っている限りの長所を口にしよう。

               <ベンジャミン・フランクリン>


(2)「ほめ言葉クラブ」の話

  ①ほめ言葉は、称賛に値する客観的な特性や長所に対する正直な賛辞です。
   長所や美徳をひとつも持っていない人など存在しません。

   あなたの賛辞が、良い行いをしようとする努力をあきらめかけている
   寂しい人の気持ちを励まし、元気づけることになるかもしれません。

   限界のぎりぎりのところにいる人を、いつ、何気ないほめ言葉が引き止めるかわかりません。

         <ジョージ・W・クレイン(米国心理学者)>

  ②世界は、好意的な評価に飢えています。ほめ言葉をほしがっているのです。
   だれかが最初に口火を切って、仲間に心のこもった言葉を言ってあげなければいけません。

         <ジョージ・W・クレイン(米国心理学者)>


(3)拳と握手

  ①ひそかに相手のことをたいした奴ではないと思っていたら、
   その人に、自分の存在を重要だと思わせることはできない。

         <レス・ギブリン(米国作家・No.1セールスマン)>

  ②人はだれでも最良の時によって評価される資格がある。

         <ラルフ・ウォルドー・エマソン(米国思想家・詩人)>

  ③握りしめた拳で、握手することはできない。

         <インディラ・ガンジー(インド政治家・第3代首相)>


(4)人について知っておかなければならない10ヵ条

  ①人は不安なものである。            →人に自信を与えなさい。

  ②人は特別だと感じるものである。        →誠意を持って人をほめなさい。

  ③人はより良い明日を求めるものである。     →人に希望を示しなさい。

  ④人は理解してもらいたがるものである。     →人の話を聞いてあげなさい。

  ⑤人は方向性を失いがちなものである。      →人を導いてあげなさい。

  ⑥人は利己的なものである。           →まず人のニーズに応えてあげなさい。

  ⑦人は感情的に落ち込みやすいものである。    →人を励ましてあげなさい。

  ⑧人は成功したがるものである。         →成功を勝ち取る手助けをしてあげなさい。

  ⑨人は意義のある人間関係を欲するものである。  →コミュニティを提供してあげなさい。

  ⑩人は自分もこうなりたいと思う理想の人物を求めるものである。 →手本になってあげなさい。


(5)他人に好かれる方法

  ①自分ひとりで歩む者は、いつでも1日を始めることができるが、
   人と一緒に歩もうとする者は、他人の準備が整うまで待たなければならない。

                  <ヘンリー・デヴィッド・ソロー>

  ②他人に好かれるにはどうしたらよいか、知りたいですか?

   まず、その人を好きになることです!


(6)人間関係の4つのレベル

  ①表面的な関係・・・互いに受け身のアプローチ。
  ②はっきり形のある関係・・・共通の活動の結果。
  ③安心できる関係・・・ある程度のやすらぎ。
  ④ゆるぎない関係・・・最も高いレベル


(7)「第2印象」も大切

  ①人々が孤独を感じるのは、橋の代わりに壁を作るからである。

                 <ジョセフ・F・ニュートン(米国作家)>

  ②出会った人の名前を覚えよるようにしよう。さすれば、
   相手に素晴らしい「第2印象」を与えられるだろう。

  ③人にはグローブをつけて接し、
   問題には素手の拳で立ち向かうことだ。

              <ダゴバード・D・リューンズ(米国著述家)>

(8)処世術の秘訣

  ○処世術の90%は、
   耐えられない人たちとうまくやっていくことである。

         <サミュエル・ゴールドウィン(映画プロデューサー)>

           <感謝合掌 平成28年4月4日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その13「コミュニケーション」 - 伝統

2016/04/07 (Thu) 19:00:53


第13章 コミュニケーション(Communication)を選択する

 【大きな人間は、聞くことに専念する。
  小さな人間は、話すことに専念する】

             <デヴィッド・シュワルツ(ドイツ飛行船開発者)>


(1)人の話を聞こう!

  ①他人を説得する最善の方法の一つは、耳を使って実行できる。
   相手の話に耳を傾けるのだ。

                    <ディーン・ラスク(米国政治家)>

  ②ささやく声に耳を傾ければ、大声に注意を払う必要はない。

                          <チェロキー族の格言>

  ③愛における最も重要な義務は、相手の話を聞くことである。

            <パイル・ティリヒ(独生まれ米国神学者・哲学者)>

  ④リーダーになる者の耳には、人々の声が鳴り響いていなければならない。

              <ウッドロー・ウィルソン(米国第26代大統領)>

  ⑤毎朝、私は自分に言い聞かせる。
   今日私が口にすることは、何も私に教えてくれない。
   だから、何かを学びたいと思うなら、人の話を聞かなければならないのだ、と。

                 <ラリー・キング(米国パーソナリティ)>


(2)リーダーは聞き上手であれ

  ①リーダーは聞き上手であることが重要な要素なのです。

  ②リーダーが聞くことに失敗すると、
   グループの中に無関心や敵意、誤解といったものが生まれてしまいます。

  ③人の話を聞かないリーダーは、さまざまな挫折に苦しむことになります。


(3)最高の贈りもの

  ①コミュニケーションにおいて最も重要なのは、
   口に出して言われていないことを聴き取ることである。

                 <ピーター・ドラッカー(米国経営学者)>

  ②人への最もすばらしい贈りものは、心から相手に注意を向けることである。

              <リチャード・モス(米国作家・著述家・医師)>

  ③相手の話に耳を傾けることが、最も誠意あるほめ言葉の形かもしれない。

                 <ジョイス・ブラザース(米国心理学者)>

(4)コミュニケーション4つのスタイル

  ①報復スタイル・・・他の人に対して反抗的。
            他人に苦痛を与える。

  ②支配スタイル・・・他人の人間性や自尊心を打ち壊す。

  ③孤立スタイル・・・ほかの人から離れようとする。
            個人の発達や成長の望みを破壊する。

  ④協調スタイル・・・他人の価値や貢献を認め、見解の一致点を探します。
            信頼を築き、自分と他人の価値を増す。


(5)あなたから始まる

  ○まず、自分が本当に言いたいことから始めよう。


(6)考えるときと伝えるとき

  ①真のコミュニケーションは、安心感を得たときに生まれる。

                        <ケン・ブランチャード>

  ②あなたが使う言葉自体は、それを口にするときのエネルギー
   や熱心さや信念に比べれば、たいして重要ではない。

                  <ジュールズ・ローズ(米国事業家)>

  ③賢者のように考えなさい。
   しかし、話すときは一般の人々の言葉を使いなさい。

         <ウィリアム・バトラー・イェーツ(アイルランド詩人)>


(7)偉大なものはシンプルだ

(8)スピーカーとコミュニケーターの違い


(9)人を説得する技術

  ①リーダーシップを成功に導くたった一つの万能の道具を上げるとすれば
   それはコミュニケーションである。

         <ジョン・W・ガードナー(米国コモン・コーズ創始者)>

  ②私は、人を説得しようと思ったら、
   3分の1の時間は、自分と、自分が言いたいことを考えるのに費やし、
   3分の2の時間は、相手と、相手の言おうとすることを考えるのに費やす。

                      <エイブラハム・リンカーン>


(10)言葉以外で伝わるもの

   感情や姿勢を人に伝える際・・・・

   7%は言葉で、
   38%は声の調子で、
   55%は言語以外のサインで伝わるものである。

           <感謝合掌 平成28年4月7日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その14「励まし」 - 伝統

2016/04/09 (Sat) 19:04:41


第14章 励まし(Encouragement)を選択する

 【励ましは魂へ送られる酸素である】

          <ジョージ・M・アダムズ(米国政治家)>


(1)偉大な人間とは

  ①あなたの大志を見くびろうとする人間には近づかないようにした方がよい。
   小さい人間とは、常にそういうものだ。

   本当に偉大な人間とは、自分も偉大になれるような気に
   あなたをさせてくれる人である。

                         <マーク・トウェイン>

  ②私たちは、人生でいちばん大切な人から「きっとこうなる」
   と言われたとおりの人間になるものだ。


(2)励ます人になる方法

  ①励ましの力を認識する・・・励ましは魂のための酸素です。

  ②人を信じる
   ・・・人を信じなければ、人もあなたを信じません。

  ③人間関係を築く
   ・・・関係が親密なほど、あなたの励ましは大きな影響を及ぼします。

  ④自分の言葉を実行する
   ・・・他人を励まして何かをさせる前に、まず自分がそのお手本を見せましょう。

  ⑤相手を大事に思っていることを示す
   ・・・人の名前をきちんと覚えておいて、それから助言を求めましょう。

  ⑥相手を持ち上げるような評価をする
   ・・・人は、こちらが期待するレベルまで向上するものです。

  ⑦大事だと思うことに報いる
   ・・・人は、見返りを得られることを優先的にするものです。

  ⑧できるだけほめたたえる
   ・・・人は認められると、さらに頑張ろうとする意欲が湧いてくるものです。

  ⑨参加すること、所有することを奨励する
   ・・・人は、自分が関わっているものについては非難しないものです。

  ⑩達成すべき水準を引き上げる
   ・・・多くの人は、努力が必要な場面に直面すると、
      成功しようとして精一杯の力を発揮します。


(3)勝つための3つの法則

  ①うまくいかないことがあれば、それは私の責任だ。
  ②そこそこうまくいくことがあれば、それは私たちの成果だ。
  ③すばらしくうまくいくことがあれば、それは君の成果だ。

                     <ポール・ベア・ブライアント>


(4)人を元気づける!

  ①自分自身を元気づける最良の方法は、ほかの人を元気づけることである。

                          <マーク・トウェイン>

  ②私におべっかを使う人間は、信用しない。
   私を批評する人間は、好きにならない。
   私を無視する人間は、許さない。

   私を励ましてくれる人は、絶対に忘れない。

             <ウィリアム・A・ウォード(米国牧師・著述家)>


(5)人を信じるとなぜ報われるのか

  ①たいていの人は、自分自身を信じていません。

  ②たいていの人には、信じてくれる人がほとんどいません。

  ③たいていの人は、だれかが自分を信じてくれると、すぐにわかります。

  ④たいていの人は、リーダーの信頼を得るために全力を尽くします。


(6)選手の力を引き出す監督

  ①上司の励ましや熱意、承認といった刺激を受けずに
   本物の仕事ができた人を、私は見たことがない。

        <チャールズ・シュワップ(米国オンライン証券会社創業者)>

  ②人の欠点を直してあげると、良い結果が生まれる。
   しかし、人を励ましてあげると、さらに良い結果が生まれる。
   厳しい批評の後の励ましは、夕立の後の太陽のようなものである。

                <ヨハン・ヴォルフガンク・フォン・ゲーテ>

  ③偉大な監督は、自分が考えているよりも、自分は実際に優れていると
   選手に思わせるコツを知っている。

   自分自身を高く評価するように仕向け、信頼していることを選手に伝え、
   選手自身の中からより多くを引き出せる。

   そして選手は、いったん自分の本当の力を知ると、
   ベストを尽くしてプレーせずにはいられなくなるのだ。

              <レジー・ジャクソン(米国メジャーリーガー)>

・・・

<関連Web>

(1)光明掲示板・第一「励まし (9225)」
     → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1751 

(2)光明掲示板・第三「励まし (1195)」
     → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=248

(3)光明掲示板・伝統・第一「励まし (86)」
     → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=52

(4)伝統板・第二「励まし」
     → http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6458986

           <感謝合掌 平成28年4月9日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その15「奉仕」 - 伝統

2016/04/12 (Tue) 19:15:09


第15章 奉仕(Servanthood)を選択する

 【個人の大きな使命は 支配することではなく、奉仕することである】

                   <アルバート・アインシュタイン>

(1)どんな犠牲を払っても

  ○真のヒロイズムとは、きわめて地味で、劇的なものとはほど遠い。
   それは、どんな犠牲を払っても ほかの人より勝ろうとする衝動ではなく、
   どんな犠牲を払っても ほかの人に奉仕しようとする衝動なのである。

             <アーサー・アッシュ(米国プロテニス選手)>


(2)真のリーダーを突き動かすもの

  ①偉大な人はいつでも喜んで小さくなる。

  ②真のリーダーは奉仕をいとわない。
   人々に奉仕し、その最大の利益のために奉仕する。
   そうすることが、いつでも喜ばれるとはかぎらないし、
   感動を与えることもないかもしれない。

   だが、真のリーダーは
   他人の栄光よりも人への気遣いに突き動かされているので、喜んで対価を払うのである。

           <ユージン・B・ハベッカー(米国教育者・著述家)>

  ③人生の目的は、勝つことではない。
   成長し、人と分かち合うことである。

   あなたが人生でやってきたことすべてを振り返るとき、人に打ち勝ったことよりも
   ほかの人の人生に喜びをもたらしたことの方がより多くの満足感を与えてくれるはずだ。

             <ハロルド・クシュナー(米国ユダヤ教指導者)>


(3)まず小さなことをしよう

  ①奉仕は、安心感から始まる。
   安心感を得た人だけが身をかがめて他人を助ける。
   そして、安心感を得た人だけが体を伸ばして偉大な仕事に挑戦するのだ。

  ②小さなことをしようとしない人間は、大きなこともしそうにない人間である。

          <ローレンス・D・ベル(米国航空機メーカー創設者)>

  ③自分より下にいる人間を助けるのに忙しい人は、
   自分より上にいる人間をうらやむ暇はないはずだ。

                <ヘンリエッタ・ミアーズ(米国聖職者)>


(4)橋の下の力持ち

  ○利己的な人間は、自分が持っているものを所有物だと考え、
   利他的な人間は、借り物だと考える。


           <感謝合掌 平成28年4月12日 頓首再拝>

《人生を決める16の選択》~その16「愛」 - 伝統

2016/04/14 (Thu) 18:29:23


第16章 愛(Love)を選択する

 【人生を振り返ったとき、本当に生きた瞬間があったことを思い出すだろう。
  それは、愛の精神で物事を行なった瞬間なのである】

               <ヘンリー・ドラモンド(スコットランド聖職者)>


(1)痛みを感じるまで愛する

  ①隣人への愛は、利己心の地下牢から抜け出せるたったひとつの扉である。

              <ジョージ・マクドナルド(スコットランド小説家)>

  ②すべてを可能にするのが信頼なら
   すべてを容易にするのは愛である。

                  <エヴァン・H・ホプキンズ(英国聖職者)>

  ③人生の最上幸福は、愛されていると自分で確信することであり、
   もっと正確に言えば、無意識にそれを確信することである。

                   <ヴィクトル・ユゴー(フランス小説家)>

  ④痛みを感じるまで愛すれば、もはや痛みは消え、
   より深い愛だけになるというパラドックスを私は見いだした。

                   <マザー・テレサ(カトリック修道女)>

(2)棺の中の心

(3)鋼の人

(4)愛についての5つの教訓

  ①いま人を愛しなさい。
  ⅰ.明日は何が起きるか、だれにもわからない。
    いま人を愛するのです。
  ⅱ.だれかを愛そうと思うなら、ただちにやりなさい!

  ②愛は傷つきやすい。
  ⅰ.だれかを愛すると、傷つきやすくなります。
    それでも、人を愛さなければなりません。
  ⅱ.愛したことのない苦痛は、愛によって心が壊れる苦痛より
    も数倍も大きいものだ。

  ③愛には力がある。
  ⅰ.愛には、世界を変える力があります。
  ⅱ.人を愛すれば、どんなことでも可能になるのです。

  ④努力しなければ愛は続かない。
  ⅰ.汗と涙と苦労がなければ、どんな人間関係もうまくいきません。
  ⅱ.夫婦の両方がうまくいくよう努めなければ、
     結婚生活を半世紀も続けることは不可能です。

  ⑤愛は無償である。
  ⅰ.人は、愛されることに最も値しないとき、最も愛される必要があるのです。
  ⅱ.だれかを愛したら、愛し続けなさい。その人の問題を、あなたの問題としなさい。
    その人に最後まで寄り添ってあげるのです。

(以上で、《人生を決める16の選択》の紹介を終えます)

           <感謝合掌 平成28年4月14日 頓首再拝>

「考え方を選ぶ力」が、幸せな人生を決める - 伝統

2016/05/05 (Thu) 18:19:03


        *「人生の選択」佐藤富雄・著(P23~25)より

人間に与えられたもっとも偉大な力とは、

《「どんな考え方でも選択できる」》

ということだと、私は思っています。

あなたは、どんな考え方を選んでもいいのです。

私たちは、

「自分は幸せなお金持ちになれる」 と考えることもできるし、

「自分の人生は人並みのものだ」 と考えることも許されています。

それなのに、私たちはついこの重要なことを忘れてしまうのです。

あなたは本当に自由で、どんな人生を送ってもいいのですが、
それができないかのように思いこんでいるいるのではないでしょうか。

私たちに許されているのは、行動を選択することだけではありません。
《考え方も自由に選択していい》 のです。


たとえば、事務職として働き、中小企業社員として、
ごく平均的な給料で生活をしている女性がいるとします。
その人の行動の選択肢には、たしかに限界があります。

その人が10年近く住んでいた賃貸マンションが、取り壊されることになったとします。
引越しを先を考えようと不動産屋をあれこれ見て回ったら、
便利な場所に2つの空き物件がありました。

家賃8万円のワンルームマンションと、家賃70万円の豪華マンション。
このとき、どんなに住んでみたいと思っても、豪華マンションのほうを
借りるという行動を、いまは選択することはできません。

しかし、考え方を選択することはできるのです。

「私はこのマンションの住人の一人になる」

「私は3年後にこのマンションに住む」


《こういう考え方を選択して、さらに言葉にして強く意識化すれば、
私たちの脳はそれを現実のものにすべく動き出す》のですが、

行動として選択できない段階で、
多くの人が考え方すらも選択しなくなってしまうのです。

「こういう高級マンションに住める人がいるんだな(私は無理だけど)」

「世の中って不公平だな(私は住めない人間だから)」

こういうふうに考えた瞬間、すでにその人は
高級マンションに住めない人生を選択しているのです。


世の中には、自分は不幸だとか、ツイていないとか嘆いている人が大勢います。
しかし、そういう人は、幸せになる考え方を選択していません。
豊かになるとという考え方を選択していないのです。


お金持ちや成功者と呼ばれるような人たちは、
特別な能力を備えているわけでもずるいわけでもありません。

ただ、「考え方を選ぶ力」に秀でているのです。

           <感謝合掌 平成28年5月5日 頓首再拝>

人生はすべて「選択」でできている - 伝統

2016/05/09 (Mon) 17:30:48


         *「読むだけで 運がよくなる77の方法」
              リチャードカールソン(著)、(P40~41)より

いまのあなたがどんな境遇におかれていても、
そこまで歩いてきたのは自分の足であることに変わりはない。
   

《あなたがいま恵まれた境遇にあっても、アンラッキーな状況にあっても、
同じ理由によって、あなた自身の選択の結果だ。》


誰でも、自分自身が決定し、選択することで、一つの方向へ進んだのだ。
ちがう選択をしていたら、ちがう方向へ進んでいたにちがいない。

子供時代を思い出してみよう。
学校でいじめられている子がいた時、あなたはいじめる側だったか、
かばってあげる側だったか、あなたはどちらでも選べたはずだ。

テスト前に勉強していて眠くなった時、もうひと頑張りしたか、寝てしまったか。
これも自由に選べたはずだ。


そういう無限の選択を続けた結果として、いまのあなたがある。
これからも生きているうちはずっと、選択しなければならない。
そして、どう選択するかで未来はちがってくる。

町の交差点でお年寄りの手を引いてあげるかあげないかというような
小さな選択でも、もしかしたら大きな幸運への第一歩かもしれない。

あらゆることが分かれ道、そして選択するたびに、新しい希望と約束がもたらされるのだ。

一番大切なことは、小さな選択でも、大きな選択でも、
自分がよいと思って決めた方向をめがけて進んでいくことだ。


《天の一点を動かない北極星を目印にするように。》

できたら、《少し高めの目標を持ったほうがいい。》

よい方向めがけて歩んでいこう。

           <感謝合掌 平成28年5月9日 頓首再拝>

「正しい」という選択基準から、「楽しい」という選択基準へ - 伝統

2016/05/14 (Sat) 17:02:45


           *『神社の神様に聴いた 天国に行ける人、行けない人』
             はづき虹映・著 (P98~103) より

人生は常に選択の連続。
小さな選択から、人生を左右する大きな選択に至るまで、
まさに人生は選択によって成り立っているといっても、過言ではありません。


神社の神々様へ聞いてみました。

Q:後悔しない選び方、選択方法なんて、あるのでしょうか。

A:(このときの答えは、いつのように明るく軽いバージョンでした)

(1)私たちは物事を基本的に「良い・悪い」で判断します。

  ①社会のルールに則して、
   「正しい」か「間違っている」かで判断するのが、フツーです。

  ②社会において、価値観の違う多くの人が快適に暮らしていくためには、
   一定の規則やルールは必要でしょう。

   しかし、これらは、あくまで多くの人々が快適に暮らすためのガイドラインで
   あって、それが「絶対」でもいなければ「唯一の正解」というワケでもありません。

  ③「正しい」という文字は、「一」に「止まる」と書きます。
   「唯一の答え」「唯一のルール」「唯一の存在」の前で立ち止まり、
   それに従うことが、「正しい」という文字の伝えること。

  ④「ただひとつ」のルールや教えに盲目的に従うことが、「正しさ」だとすれば、
   ある意味、これは危険なことであります。

   何かひとつのことだけを信じる、その「正しさ」こそ、争いの原点、
   「私が正しい」という思想こそ、トラブルの元、争いや戦争に至る
   根本原因だといえるでしょう。

  ⑤「正しい」の裏には、必ず「間違い」が隠れています。
   「正しい」と「間違い」はセットで存在しますから、「正しい」を選択した
   つもりでも、その裏には必ず「間違い」もつきまとう。

(2)正しいほうより、楽しいほうで選ぶ

  ①「楽しい」は、個々の判断、個人個人の感情、感覚に委ねられています。
   「正しい」が、境界線が明確に分かれているのに対して、
   「楽しい」ほうは、基本的に、境界線は存在せず、ひとりずつ個々。

  ②「楽しい」で選べば、少なくとも「間違い」はなくなります。

  ③選択基準を「正しい」から、「楽しい」に変えるだけで、
   無駄なストレスやプレッシャーから解放されることは間違いありません。

  ④神様は「面白い人」が好きなのです。
   「面白い人」になるためには、「楽しい」ほうを選んだほうがいい。

(3)迷ったら、正しいほうを選ぶより、
   迷わず、楽しいほうを選ぶ。

           <感謝合掌 平成28年5月14日 頓首再拝>

《創造の選択は人間に委されている》 - 伝統

2016/06/26 (Sun) 19:37:51


           *「幸福を招く365章」第八項(P171~172)より

宇宙は大自然の創造してやまない力が満ち満ちている。

人間は生まれるまでは、大自然は自己みずからの想念の形に、
大自然の姿を造講して来たのであるが、

人間が神の創造力の自覚的意識的発想の中心として出現して来て以来は、
聖書は「審判は子に委ねられたり」とイエスは云っているのであるが、

宇宙の創造力をどんな形にあらわすかは、
人間(神の子)が出現して以来は、人間にその「想念」(創造の模型)の選択力が
与えられていると云う意味である。

自己自身の想念の相に自分の身辺の事が作られ、
自己自身の想念が選んだ通りの形に宇宙の創造力は働いてくれるのである。
爰に於て人間は宇宙の創造力の主人公となったのである。

宇宙にエネルギーが充ち満ちているのであって、
人間がエネルギ^を創造するのではないのである。

人間はそのエネルギーを物質化して自己の想念する位置に配置するのである。

人間は自己の欲する位置に必ずしもそのエネルギーを配置することは出来ない。

それを欲する位置に配置するのは、心の方面では心の法則に従わねばならないし、
物質の方面では物質の法則に従わねばならない。

尤も物質の法則を探求し、それを利用するのも心の力によるのであるから、
人間は物心両面に於ても心によって運命の支配者となるのである。

善き想念を意志強く持続し、そこから自然に動く叡智を意志強く実践して行く者が
人生の勝利者となるのである。

            <感謝合掌 平成28年6月26日 頓首再拝> 

【毎日スタートラインに立つ】 - 伝統

2016/08/05 (Fri) 18:19:31


         *メルマガ「人の心に灯をともす」(2016年08月02日)より

   (池田貴将氏の心に響く言葉より…)

   やったことは原因となり、やがて、未来に結果として現れます。

   やらなかったことも同じく原因となり、やがて未来にその影響が出ます。

   「行動を起こす」

   そう考えると難しいかもしれません。


   フランスに絵描きの修業に行ったことのある人は、

   「フランスで学んだもっとも重要なことは、
   とにかく毎日キャンバスの前に座る、ということだ」

   と言いました。


   また、あるアメリカの作家は、

   「プロの作家が知っていて、作家予備軍が知らないことがある。
   それは、最も大事なのは書き上げることではなく、毎日机の前に座ることだ」

   と言いました。


   本当に大事なのは、毎日スタートラインに立つということなのです。

   漠然とした不安や不満があるとき、
   突破するには、ささいなことをおこなうことなのです。


   人生は、常に「選択の原理」が働きます。

   「すべてを同時におこなうことができない」ということは、
   「何かをやらない」ということが常に伴うのです。

   後悔というマインドは、

   「あのとき、あれをしておけばよかった」

   「あのとき、あれをしなければよかった」

   というように、「選択しなかったことのほうが、価値があったのではないか?」
   と思う心です。


   選択しなかったほうを選んだらどうだったのか?

   それは永遠にわかりません。


   野球の試合でいえば、人生は全員が常に、自分の打席に入っています。

   あなたが隣の打席に立っている人にケチをつけている間に、
   じわじわとあなたは追い込まれているかもしれないのです。

   だから、あなたはあなたの打席に集中しましょう。

   周囲の声は、あくまでも周囲の声にすぎないのです。

   あなたの打席の責任は、あなたが取るしかないのですから。

   「選択をしない」ということはできません。

   あなたがバットを振らなくても、ストライクカウントは増えていくからです。


   見逃し三振も1アウトですが、振って凡打でも1アウトです。

   いくつもの失敗から、次のヒットを打てるように学んでいくのは、
   人生も同じだと思うのです。

   過去から学び、自分の未来をつくりあげていくことが、
   おもしろい人生を歩んで行くうえでの「秘訣」のように思えるのです。


   人生のなかで、選ぶことができるのは「いまここから」だけです。

   あなたはいまここから何を選択していきますか?

   その選択の先に、最高の未来が待っています。

         <『この選択が未来をつくる』きずな出版>

                 ・・・

「行動を選ぶとき、あなたは結果も選んでいる」(フィリップ・マグロー)“同書より”

たとえば、何もしないという「行動」を選んだ場合、それは現状維持ということになる。

現状維持というと、いかにも現状を保っているように思うが、
現実は周囲や環境といった時代が変わっていくため、
その人は置いていかれることになる。

行動して変わっていってこそ、現状を保つことができる。


観客席(リングサイド)に座ってヤジをとばす人間や口先ばかりの評論家は、
自分ではやってもないくせに批判ばかりする。

本当は、リングの上で戦っている者こそが、賞賛されるべきであり、
たとえ、血まみれになってマットの上に倒れたとしても、
挑戦する人間はそれだけで尊敬に値する。


「毎日スタートラインに立つ」

スタートラインに立たなければ、すべては始まらない。

            <感謝合掌 平成28年8月5日 頓首再拝> 

あなたの未来は3つの選択で決まる - 伝統

2016/10/05 (Wed) 18:40:28


         *「人生の選択」本田健・著(P199~200)より

あなたは自分の望む人生を生きることができます。

100%望むものになるかどうかは保証できませんが、
まったく意図しないよりも、選択次第では、
よりあなたの望む方向に変わる可能性があります。

それには、3つのことが必要です。

ものの見方を変えること。

感じ方を変えること。

行動を変えること。

この3つをやれば、あなたの人生はいかかでとまったく違うものになります。

同じ状況があっても、あなたが感謝でそれをとらえて、
より自分の望む方向でビジョンを見て、楽しく行動すれば、
たった数週間で、あなたを取り巻く事象は変わります。

言ってみれば、これからのあなたの未来は、
感情、思考、行動の3つの選択で決まるのです。

これは、大それたことをやらなくてもいいかわりに、
日常生活のすべてで実践しなければいけないことでもあります。

いままでだったら、イライラして、自分の不遇を呪っていたことが
あったとしましょう。

それは、電車が遅れる、タクシーの運転手が道を間違える、
そういうちょっとしたことです。

でも、それにも何かいみがあるのかなぁと思っていると、
10年会っていなかった友人と再会したりするのです。

(中略)

あなたの感じ方、考え方、そして行動が変われば、
それらすべてが、ゆっくりですが確実に変わっていきます。
すべてを一気に変えなくてもいいので、少しずつ変えていきましょう。

時間がたてばたつほど、あなたはその変化にびっくりすることになります。

            <感謝合掌 平成28年10月5日 頓首再拝> 

自分の強さに気づき、自分自身で選択する - 伝統

2016/11/24 (Thu) 19:41:51


         *「Pot with the Hole 穴のあいた桶」 プレム・ラワット(著)(07)より 

私たちは、毎日何かを選び続けて生きていかなければなりません。

あなたがどんな状況にいようと、
どれだけ絶望して弱っていようと、
選ばなくてはいけません。

それは、ときには残酷なことでもあります。

しかし、私たちの心のなかには強い力が備わっています。
どんな映画のヒーローもかなわないほどの強い力です。

でも、あなたはそれを知らない。
だからヒーローを探してしまう。


外に探しにいく必要はありありません。
あなた自身が強い力をもっています。
その強さに気づいてください。


過酷な環境や境遇によって
気力も体力もなくなった人たちのなかに
その強さが輝くのを見てきました。

どんな人も一度その強さが表れれば、燦然と輝きます。
それと同じ力が、あなたのなかにも必ずあります。

本当のあなたを知ってください。
そして、自分自身で選択し、動き始めてください。

            <感謝合掌 平成28年11月24日 頓首再拝> 

選択によって身につく力 - 伝統

2016/12/01 (Thu) 19:01:06


         *「Pot with the Hole 穴のあいた桶」 プレム・ラワット(著)(09)より 

自分自身で選択し、身につけたことは
ランプを灯すことと似ています。

ランプの光は、どんな小さな光でも
暗闇では見ることができなかった世界を見せてくれます。

それがランプの光がもつ力であり、
自分自身で選択し、身につけることができた力です。
その力は、闇を突き抜け、はるか遠くまで届けてくれます。

            <感謝合掌 平成28年12月1日 頓首再拝> 

喜びを選ぶをあなたは持っています - 伝統

2016/12/29 (Thu) 20:12:30


         *「Pot with the Hole 穴のあいた桶」 プレム・ラワット(著)(10)より 

世界には数多くの問題があります。

しかし、よろこびもまた、たくさんあります。

確かに雲は厚いけれど
その上は、美しく澄み切った青空です。
太陽が輝いています。

あなたはどこにいたいですか?

選ぶのはあなたです。

あなたは、あなたが望むところにいることができます。

            <感謝合掌 平成28年12月29日 頓首再拝> 

「第六感」による選択 - 伝統

2017/02/23 (Thu) 19:29:57


       *「「第六感」で決めると、すべてに迷わなくなる!」
         普天間 直弘・著(P30~31)より


「第六感」とは、「本来の私自身=中庸の心」のときに作動する感覚のことです。
そこには、起きている事実をしっかりと見つめる静かな心があるだけですから、
本質的な私に必要なことしか起きません。

「考えること(Think)」や「判断すること(Judge)」は生じてこない。
そのことに気づけるかどうかが大切なポイントです。

例えば、”感じること(Feel)”だけを使って物事を選択するとき、
当然ですが理屈は浮かびません。

人はわけのわからないことや目に見えないものを選ぶとき、
つい不安になってしまいがちですが、
そこは自分の感覚を信じて選択をしてみてください。

すると、あとから必ず理屈がついてくることに気づかされます。

「ああ、そういうことだったのか」と、”Feel”を信じて選択した後は、
ちゃんと起きたことの真意がわかるようになっているのです。

            <感謝合掌 平成29年2月23日 頓首再拝>

難しい選択の仕方 - 伝統

2017/03/05 (Sun) 18:33:06

ルース・チャン: 難しい選択の仕方

        *Web:TED(2015/6/1)より

近い将来 出くわすであろう 難しい選択を思い浮かべてください。

2つの職業の狭間で 芸術家になるか、会計士になるか、
あるいは住む場所を 都会にするか、田舎にするか、

2人のどちらと結婚するか ベティにするか、ロリータにするか、
子どもを持つか、持たないか、
病気の親を引き取るか、どうするか、

パートナーが信仰している宗教に 自分は興味がないけど、子育ては その宗教でやっていくか、
一生分の蓄えを 慈善事業に寄付するか、やめておくか。

おそらく 皆さんが思い浮かべた 難しい選択は、大掛かりで、重大で、
自分にとって重要なことでしょう。

どうやら、難しい選択とは 苦渋や心配や歯ぎしりを もたらす場面のようです。

しかし私は 難しい選択や それが人生の中で 果たす役割について、
誤解があると思います。
難しい選択を理解すれば 私たち一人ひとりが持っている 隠れた力が見つかります。

選択を難しくするのは、他の選択肢との関係性です。

簡単な選択では、ある選択肢が他より良いのですが、
難しい選択では、ある選択肢は ある面では 他より良いけど、
別の選択肢には別の面で 良いところがあり、総合的には どっちが良いと、
言い切れないのです。

頭を抱えて 悩みます。

今の仕事を続け 都会に残るか、心機一転 田舎へ引越して、
もっと やりがいのある仕事をするか。

ある面では留まる方が良いし、別の面では動いた方が良いし、
総合的には どっちが良いと 言い切れないのです。

難しい選択は 重大なことだけでは ありませんよ。

朝食に何を食べるか 迷っているとしましょう。
食物繊維たっぷりの シリアルにするか、チョコレート・ドーナツにするか。

仮にm選択のポイントが 美味しいか、体に良いか、だとしましょう。
シリアルの方が体に良いですが、ドーナツの方が ずっと美味しい、
でも 総合的には どっちが良いと 言い切れない。

難しい選択です。
小さな選択でも 難しくなり得ると知ると、
大きくて難しい選択に 立ち向かう気になるかもしれません。

朝食を何にするか 決められるんですから、
都会に残るか 田舎へ引越して 新しい仕事をするかだって、決められるでしょう。

また 難しい選択が難しいのは 自分の頭が悪いせいだと、思うのは止めましょう。
大学を卒業した時、私は 哲学か法律の どちらに進むべきか、決められませんでした。

哲学が大好きでした。
哲学者になれば 素晴らしいことが学べて、肘掛け椅子に座って、快適に仕事ができます。

しかし私は 慎ましい移民の家に生まれ、
贅沢といえば お弁当の豚タンと ジャムサンドという 環境でしたから、
一生をかけて 肘掛け椅子に座って ただ考え事をするだなんて、
私にとっては無駄と軽薄の極み という印象でした。

そこで私はノートを取り出し 真ん中に線を引き、2つの選択肢の
やった方がいい理由と 止めた方がいい理由を、考えられる限り 書き出しました。

こう思ったのを覚えています。
それぞれの道に進んだ場合の 自分の人生が わかったらいいのに、
神様か ネットフリックスが、2つの人生の成り行きを DVDにして送ってくれたら
決められるのに 2つを並べて比較し どっちかの方が良いと わかれば選択は簡単になる。

でも DVDは届かなかったし、どちらが良いか わからなかったので、
私は難しい選択に際して、多くの人が するようにしました。
最も安全な道を選んだのです。

哲学者では就職できない、という恐れから 私は弁護士になりました。

そして私は気づいたのです。
弁護士業は合いませんでした。
本当の自分が出せなかったのです。

現在の私は哲学者で 難しい選択の研究をしています。
だからこそ 言います。

未知の世界に対する恐れは、難しい選択をするに当たり、
誰もが持つ 後ろ向きの動機ですが、その根底にあるのは 選択に関する誤解です。

難しい選択を迫られた時 こう考えるのは間違いです。
1つの選択肢が他より良いのだけど、頭が悪いから どれだかわからない。
どれだか わからないから 一番 リスクの少ないのにしておこう。

2つの選択肢を横に並べて 全ての情報を把握していても、やっぱり選択は難しいのです。
難しい選択は難しいのです。
私たちが無知だからではなく、最良の選択というものがないから 難しいのです。

さて、最良の選択がないなら、選択肢を天秤にかけても 差がつかないなら、
それは どちらも同じくらい 良いということに違いありません。
つまり難しい選択においては、どの選択肢も同じくらい良いと、いうのが正しいでしょう。

そんなはず ありません。
どの選択肢も同じくらい良いなら、コインを投げて決めればいいわけです。
こんな考えは間違いでしょう。

「職業や住む場所 結婚相手に迷ったら コインを投げて決めましょう」

難しい選択の選択肢が 同じくらい良いわけではないと 考えられる理由は他にもあります。
2つの仕事が選べるとしますね。
投資銀行家にもなれるし グラフィック・アーティストにもなれる。

選択に当たり 様々なことが 関係してきます。
たとえば仕事のワクワク感、経済的な安定、子育てにかける時間などです。

アーティストの道に進めば、新しい形の絵の表現の最先端に 携わることになるでしょう。
銀行家の道に進めば、新しい形の財テクの 最先端に携わることに なるでしょう。
2つの仕事は どっちが良いとも 言い切れないと 考えてください。

では、ここで片方の選択肢の条件を 少し良くします。
仮に銀行が あなたに来てほしくて 月給に500ドル上乗せしたとします。

お金が増えたことで 銀行の仕事は アーティストより良くなりましたか?
そうとは限りません。

銀行の仕事としては 給料が上がったことで 上がる前より良くなりましたが、
銀行家がアーティストより 良くなるという程では ないかもしれません。

でも もし一方の条件を良くしても もう一方より良くならないなら、
もともと2つの仕事は 同じくらいの良さではなかったのです。

良さが同じくらいの仕事が2つあって 片方の条件を良くしたら、
もう片方より良くなるはずです。

難しい選択の場合 そうは行かないのです。

困りましたね。
2つの仕事がある。
どっちが良いと言い切れない、同じくらい良いわけでもない。

では どうやって選べばいいのでしょう?

どこかに間違いがあるようです。

選択するということ自体に問題があり、比較はできないのでしょうか。
でも そんなはず ありません。

比較できない2つの中から 選ぼうとしているわけでは ありません。
2つの仕事の長所を 天秤にかけているのであって、
数字の9と 目玉焼きの 長所を比べているのとは違います。

2つの仕事の総合的な価値を 比較することは。私たちには可能で 実際 よくやることです。

私が思うに、困惑のもとは 価値に関して、
たちが 軽はずみに持ってしまう 思い込みにあります。

正義や美しさ 優しさなどの価値を、私たちは うっかり 長さや質量、重さといった
科学的な数量と 一緒にしてしまいます。

価値と関係のない比較を 考えてみましょう。

たとえば2つのスーツケースのうち どちらが重いか。
可能性は3つだけです。
一方が重いか、軽いか、どちらも同じ重さかです。

重さのような性質のものは 1、2、3といった 実数で表すことができ、
2つの実数を比較した場合 可能性は3つだけです。

一方の数字が大きいか、小さいか、もう一方と同じかです。

価値の場合は違います。

ポスト啓蒙時代に生まれた 私たちは、この世界の大事なことの鍵は すべて
科学的思考が握っていると 思いがちですが、価値の世界は 科学の世界とは違うのです。

一方の世界の物事は 実数で測ることができますが、
もう一方の世界の物事は そうはいかないのです。

現実や長さや重さの世界と、道徳的な義務や理想の世界が
同じ構造に なっていると、思い込んでは いけません。

私たちにとって大切な 子どもの喜びや、パートナーに対する愛情が、
実数で表せないのなら、選択において可能性が 3つしかないなんてことには なりません。
ある選択肢が他より良いか悪いか 他と同じか だけではないのです。

私たちには「良い 悪い 同じ」を越えて、難しい選択で何が起きているか、
説明するための 第4の関係性が必要です。

私が好んで使っているのは 「互角」です。
選択肢が互角であれば どちらを選ぶかが 大事になってきますが、
一方が もう一方より 良いというわけではないのです。
むしろ 選択肢は どれも 同じ価値の領域にあり、同じ価値のレベルにあるのです。

ただ価値の内容が 大きく異なっています。
だからこそ その選択は難しいのです。

難しい選択を このように理解すると、自分でも知らなかった 自分についての発見をします。

私たちは それぞれ皆 理由を生み出す力を持っている ということです。

簡単な選択にしか直面しない、という世界を 想像してみてください。
常に最良の選択肢がある世界です。
最良の選択肢があれば それを選ぶべきでしょう。

合理的でいるためには、悪いことより良いことをするべきですし、
選ぶ理由が最も多い選択肢を 選ぶべきですからね。

そのような世界では 理由の多いものが選ばれますから、
私たちが履く靴下はピンクより黒、食べるのはドーナツよりシリアル、
住むのは田舎より都会、結婚相手は ロリータじゃなくベティです。

簡単な選択しかない世界では、私たちは理由の奴隷に なってしまうのです。

考えてみれば、誰かに与えられた理由に基づいて、
一番 理由が多かったから 自分は この趣味に はまり、この家に住み、
この仕事をしているんだと 信じるなんて どうかしてます。

そうではなく、互角の選択肢を前に 難しい選択をして、その趣味、その家、その仕事を
自分で選ぶための理由を 自分で作ったのです。

選択肢が互角の場合、与えられた理由 つまり― どの選択肢が間違っているかを
判定するための理由は 選択の参考にはなりません。

この 難しい選択の局面こそ、私たちの持つ 規準を定める力が 発揮される場所なのです。
その力によって、自分で理由を作り出し、都会の生活より 田舎暮らしを選ぶに
値する人間に、自分を変えていくのです

互角の選択肢の中から 選択をする時、私たちには かなり画期的なことができます。
自分というものを 選択の理由にできるのです。

ここが私の居場所です。
これが私という人間です。

銀行家を目指しています。
チョコレート・ドーナツを選びます。

難しい選択における こうした反応は 合理的な反応ですが、
与えられた理由に 決められたのではありません。
自分で作り出した理由に 裏打ちされた反応なのです。

自分は あのタイプではなくて このタイプの人間になると決め 、
の理由を自分で作ると 私たちは真の意味で 本来の自分になるのです。
自分の人生の作者になると 言っても良いかもしれません。

だから難しい選択に直面したら、どっちの選択肢の方が良いかなんて、
無駄なことを考えてはいけません。

最良の選択肢など ないのです。
外にある理由を探すのではなく、自分の内にある理由を探すのです。

自分は どんな人間になるのだろう?
あなたはピンクの靴下を履き、シリアルが大好きな 田舎の銀行家になると決め、
私は黒い靴下を履いて 都会に暮らす― ドーナツ好きの芸術家になると、
決めるという具合です。

難しい選択を迫られた時 どうするかは 私たち次第なのです

さて 難しい選択を迫られても、規準を定める力を発揮しない人は 漂流者です。
思い当たる人がいますよね。

私は流されて弁護士になりました。
自分の主体性を差し置いて、目指してもいなかった弁護士業に 進んだのです。

漂流者は自分の人生のストーリーを 世間に委ねます。
褒められるとか、怖いとか、ラクな道を選ぼうとか、
賞罰の仕組みに 自分の進路を 任せてしまうのです。

難しい選択を経験して学んだことは、自分が どこに主体性を置くか、
自分が何を目指すのかに表れます。

難しい選択を経験することによって なりたい自分になるのです。

難しい選択は 決して 苦悩や不安の元などではなく、
人間が生きる上での 特別なことを 称え喜ぶ 貴重な機会なのです。

正解か不正解かという理由だけで、私たちの選択を支配するのには 限界があります。

難しい選択の局面でこそ、私たちが本来持っている 個性を生かした人物になるための
理由を主体的に 作り出すことができます。

だから 難しい選択は不幸ではなく ありがたい幸運なのです。

ありがとうございました

(拍手)

  (http://headlines.yahoo.co.jp/ted?a=20150601-00002023-ted )

            <感謝合掌 平成29年3月5日 頓首再拝>

選択して生きる - 伝統

2017/04/22 (Sat) 17:16:35


          *「Q・次の2つから生きたい人生を選びなさい」 
            ~ハーバードの人生を変える授業 2 (P28~31)より抜粋


   自分の生き方を選ぶ権利は、神に与えられた特権です。
   その特権を存分に使いましょう。
   可能性の中で生きるのです。

           テレビキャスター  オブラ・ウィンフリー

(1)「選ぶ生き方」を選ぶ

  ①人生を謳歌したいと思うなら、まず「選ぶ生き方」を選ぶことです。
   それがすべての選択の基礎となる選択です。

  ②私たちには自分が思っている以上にはるかに多くの可能性があるのだと
   理解する必要があります。そしてそれらの可能性を吟味して、
   自分にいちばんいいと思える選択をする努力が大切です。


(2)選択によって変化を起こす

  ①人生においては、行き詰まりを感じて
   解決策が見えないと思うときときがあるものです。

   そんな身動きがとれないと思うときこそ、
   「選ぶ」ことが必要になります。

   私たちを閉じ込めている牢屋の鍵は自分自身の中にあります。

  ②道はいつも私たちの前に開かれています。
   大きな変化であれ、ほんのちょっとした変化であれ、
   私たちは選択によって変化を起こすことができます。

  ③解決策を見つけ、成功や幸せを実現するためには
   「選ぶ」という態度が必要なのです。

            <感謝合掌 平成29年4月22日 頓首再拝>

起きたことをベストにする選択を - 伝統

2017/05/01 (Mon) 18:50:33


          *「Q・次の2つから生きたい人生を選びなさい」 
            ~ハーバードの人生を変える授業 2 (P56~58)より抜粋

   役に立つ危機を無駄にしてはいけない。

              教育学者 アン・ハービン


つらいことはできるだけ起こらないでほしいものですが、
それでも困難が向こうからやってくることはよくあります。

そんなときにも、私たちには選択肢があります。

「困難をネガティブな経験として受けとめ、早く忘れて二度と思い出さないことにする」か、
「どんな困難にも含まれている教訓を見出して理解する」かです。

たとえば厳しい状況から次のようなことを身につけることができます。

謙虚さ(自分の限界を知ること)
共感性(他人の痛みを理解すること)
忍耐(思いどおりにいかない状況でも耐えること)
レジリエンス(逆境から立ち直る力)。

自分に降りかかってくる問題をすべて歓迎できるわけではありませんが、
ネガティブなことが起きた場合、それを自分を成長させるツールだと
捉えることです。

いつもベストのことばかり起こるわけではありませんが、
起きたことをベストにする選択をすることはできるのです。

(中略)

あなたがいま困難を抱えているなら、そこから何かを学んでください。
また、過去にあなたが経験した困難を思い出してみてください。
そのつらい経験からあなたは多くを学び、そして成長していたことに
気づくことでしょう。

            <感謝合掌 平成29年5月1日 頓首再拝>

『素直に学ぶ心(Teachability)』を選択 - 伝統

2017/05/06 (Sat) 17:59:43


        *「人生を決める16の選択」C.J. マクスウェル (著)<第6章>より


 【学ぶ方法を知っていれば、それで十分である】

      <ヘンリー・ブルックス・アダムズ(米国歴史家)>

(1)学ぶことは楽しい。

  ①勝者は、たとえ他人から専門家だと思われていても、
   まだ学ぶべきことが多くあるのを知っている。

   敗者は、自分がいかにものを知らないかを学ばずに、
   他人から専門家だと思われたがる。

       <シドニー・ハリス(米国作家、ジャナリスト)>

  ②友を教師とし、言葉を交わす喜びと
   教えを受ける利益とをともに享受しなさい。

      <バルタザール・グランシアン(スペイン神学者)>


(2)若さは心の状態を表す。

  ①財布を空にして、中の硬貨を心に注ぎ込めば、
   心が財布を硬貨で満たしてくれるだろう。

    <ベンジャミン・フランクリン(米国政治家・科学者)>

  ②自分が興味を持たなければ、面白いものなど何もない。

             <ヘレン・マッキネス(米国作家)>


(3)最後まで「学ぶ心」を持ち続ける。

  ○学ぶために生きれば、生きることを学ぶだろう。

            <感謝合掌 平成29年5月6日 頓首再拝>

プラスの選択が、未来の幸せを決める - 伝統

2017/06/03 (Sat) 19:14:27


          *「プラスの選択で人生は変わる」 植西聰・著(P3)より

人生には、本当にたくさんの選択肢が存在します。
一説によれば、どんな人でも、1日に1000回以上の選択をして
暮らしているそうです。

しかし、毎回、自分の気持ちをごまかす選択を続けていれば、人生の大事な場面で、
「本当にやりたいこと」を選べない自分になってしまいます。

《今、この瞬間にも、目の前には数えきれないほどの選択肢があり、
私たちはその中からひとつを選び、それが未来につながっているのです。》

何を選ぶのかを決めるのは他人ではなく、自分自身です。

もっともっと、自分らしく生きるために、毎日の自分の選択を意識してみましょう。
今、決めた小さな選択が、将来の大きな幸せにつながるかもしれないのです。

            <感謝合掌 平成29年6月3日 頓首再拝>

《抵抗の自己選択》 - 伝統

2017/10/06 (Fri) 19:15:50


        *『 生長の家 』(昭和24年2月4日の法語)より 

   絶対自由なるものは
   みずからを其の儘では表現することが出来ない。

   それは 筆に対して画布の抵抗がなければ、
   画家は自己内在の 「 美 」 を
   表現することが出来ないようなものである。

   画家が画筆をもつことが出来、
   画布に何かを表現することが出来るのは、

   画家みずからが自分の手の運動に対して
   何等かの抵抗があるところの
   画筆及び画布を選んだからである。

   画筆及び画布の抵抗は、
   画家の自由選択によるのである。

   すべて表現するためには、
   何らか抵抗あるものを
   自己選択しなければならない。

   表現することは
   創造することである。


    → http://blogs.yahoo.co.jp/meikyou123/12891627.html

            <感謝合掌 平成29年10月6日 頓首再拝>

《意思は運命を選択することが出来る》 - 伝統

2017/10/18 (Wed) 20:43:23


       *『 生長の家 』(昭和24年2月20日の法語)より

   「 真理は汝を自由ならしめん 」 である。

   厳密なる意味に於て、
   この世界の一切の事物は
   法則によって動いているのである。

   法則とは 何であるか。
   法則とは 神の意志である。

   吾々が 「 何々をせんと欲す 」 という場合に、
   その意欲の主動者となるものは 「 自我 」 である。

   「 自我 」 が動いて 「 個生命 」 の磁場に
    「 想念 」 の磁力線を生み出し、

   類似の想念を その磁石的力によって
   引き寄せて具象化する。

   それに要する時間だけ
    「 意志 」 が想念を持続する。

   意思は 又 選択力である。

   それは 吾々を機械的な 「 本能 」 の支配から、
   自分自身を解放して、
   自己自身の生活を 自分の自由になさしめる。

    → http://blogs.yahoo.co.jp/meikyou123/12972591.html

            <感謝合掌 平成29年10月18日 頓首再拝>

あなたの人生を決めるのは偶然? 選択? - 伝統

2017/12/12 (Tue) 18:59:10


       *Web:7代後の孫への話ブログ(2011年11月27日)より
            =テレビ評:NHK教育『コロンビア白熱教室』
            第1回「あなたの人生を決めるのは偶然? 選択?」のまとめ

(1)シーナ・アイエンガー教授

  ①ニューヨークマンハッタンにあるコロンビア大学。
   世界で最も多い90人以上のノーベル賞受賞者を輩出。
   ルーズベルト、オバマなど大統領も輩出。

  ②シーナ・アイエンガー教授は若くして失明。
   インド移民。厳格なシーク教徒の家庭で育った。

   生活の何もかも宗教で決まる生活と、
   自由な意志決定のアメリカの生活を両方体験。
   選択について考えるようになった。

  ③自ら選択することが、人間を人間たらしめる。

  ④自分の人生は、どのような偶然の出来事に左右されてきたか? 
   偶然の出来事がいかにして自分自身の人生計画の変更を迫ったか? 
   考えてみよう。

  ⑤人生があらかじめ決められていると考えると、救われる場合もある。
   実際はたくさんの偶発的出来事が結びついて、人生の物語ができる。

  ⑥アイエンガー教授の両親は、よりよい暮らしを求めて、
   母国を離れ、アメリカに渡った。
   これは偶然でなく、両親の選択の結果である。

  ⑦7親は、アメリカに伝統的なインドの文化を持ち込んだ。
   アメリカの学校では、選択することは人間の生まれ持った権利だと教えられた。
   相反する二つの価値観。


(2)<運命、偶然、選択>

  ①人生は、運命、偶然、選択という3つの観点で語ることができる。
   選択という観念で語ることには意味がある、
   全ての言動に責任を持つようになるから。

  ②選択は誰でもできる。
   人生を選択という観念から見ると、心の底から力がわいてくる。

  ③家庭、貧富の差は運命によって決まる。
   偶然は予測できない様々なことをもたらす。

   しかし、あなたが何を選ぶかによって、人生が変わる。
   あなたの評価は、あなたの選択で決まる。


(3)<成功者たちの選択>

  ①スティーブ・ジョブズの選択は、
   コンピュータ、音楽業界、通信に変革をもたらした。

   ジョブズのスピーチ
   「すべては私が生まれる前に始まった・・・大学を退学したことが
   人生で最良の選択だった。大学を辞めようと決めた日から、
   面白いと思う授業だけ出るようにした。

   ・・・先を見越して点と点をつなぐことはできない。
   それは後でわかることだ。
   だから君たちは今やっていることが、後で実を結ぶと信じることだ」

  ②ビル・ゲイツのスピーチ
   「全てのサクセスストーリーには、運と偶然という要素があるという。
   1つのことに1万時間を費やせば、その分野にずば抜けて強くなる
   という人がいるが、実際は50時間を費やすと、半分は退屈だと言ってあきらめる。

   さらに50時間費やすと、9割はあきらめる。
   1万時間を費やした人は、自分で1万時間やり通すことを選び、選ばれた人なのだ」

  ③松井秀喜は、日本で成功していたが満足せず、
   ニューヨークヤンキーズに渡り、ワールドシリーズでMVPに選ばれた。
   日本人初の快挙。松井はFAという選択を活かした。


(4)<監禁されたら何が起きる?>

  ①最高級のホテルにいけるとしても、
   ホテルにずっと閉じ込められるなら、その選択はされない。
   人は自由を奪われることを嫌うから。

   人間は、選択したい、コントロールしたいという本能的欲求を持っている。

  ②動物も、自分の運命を自分でコントロールしたいという欲求を持っている。
   動物園の多くの動物は、脱走を試みる。

   また動物園の動物は、野生の動物よりも寿命が短いし、繁殖率も低い。
   常にストレスを感じているからと考えられる。

  ③安全な場所にいるのに何故ストレスを感じるのか? 
   長い間安全な場所にいて、天敵が襲ってくる心配がないことを学び、
   食糧を探す必要がないとわかると、彼らはそれらの能力を失う。

   しかし、日々の暮らしの中には、野生で得られるような困難、刺激が必要で、
   それらがなければ、ストレスで活力が低下する。

  ④赤ちゃんは、最初にママでもパパでもなく、イエス、ノーの表現を覚える。

  ⑤仕事のやり方、休憩休暇の取り方を
   自分で選択できるようにすると、業績アップにつながる。


(5)<ストレスを感じるのはどんな時?>

  ①コントロールを失うと、強いストレスを感じる。
   ストレス下では、逃走逃避状態になる。
   逃走逃避状態にいるのは、体が活性化するのでよいこと。

   しかし、慢性的に逃走逃避状態にいると、体に悪影響を与える。

  ②「エネルギッシュに激務をこなす上司は、
   50歳で心臓発作を起こしてぽっくり行く」というのは間違い。

   実際は、仕事上権限を持たない人が病気になる率、
   50歳でぽっくり行く率が高い。


(6)<ストレスにどう対処する?>

  ①効果的な方法は、ストレスの根本原因を特定し、
   それに対してまだ可能な対処法のリストを作ること。
   リストを書き出す作業をするだけで、気分がよくなる。

   リストのうちから一つ選んで実行すれば、さらによくなる。
   どれを選ぶかは重要ではない。
   大切なのは、ストレスを減らすコントロールを起こしていると自覚すること。

  ②仕事に権限がないけど、他の人より健康な人もいる。
   心をコントロールする能力が高い人は、幸福度が高く健康である。


(7)<選択する生活>

  ①選択できると信じることが、人の生死まで左右するのだろうか?

  ②ヨットマンのスティーブン・キャラハンは、
   自分の作った船で大西洋を横断したいという夢があった。
   夢を実行に移したら、ヨットが浸水、救命ボートの上で身動きが取れなくなった。

   「どうやってこの新たな状況から生き延びるか、全くわからなかった。
   ヨットが沈んでから新しい環境に適応するまで40日かかった。
   多くの人は諦めてしまう。飢餓にもなっていないのに、2、3日で諦める。
   彼らは諦めたから死ぬのだ」

  ③登山家アーロン・ラルストンは、山歩きの最中行方不明になった。
   彼は岩に手を挟まれたまま、岩とともに落下、5日間峡谷に挟まった。
   5日目には水が底をついた。彼は自分の死亡年月日を岩に刻みつけ始めた。

   自殺の覚悟をした時、彼の内なる声は別の選択を求めた。
   彼は「腕を切ればいいんだ」と声に出して言った。
   彼は使える1本の腕で、岩に挟まっている自分の腕を切断した。
   腕を切り終わった後、彼は崖をおり、10キロ歩いて、人に助けられた。

  ④このような物語をわかちあうのは、私達の務めだ。
   私達には、選択の物語を伝えていく義務がある。
   人生があなたから決して奪えないものがある。

   それは選択の物語。誰もが逆境を経験する。
   私達は日々可能なことと不可能なことに直面している。

   何を選択するのか、自分にはまだ何ができるのか、考える時は、
   アーロン・ラルストンの物語を思い出すとよい。

  ⑤選択は、今日の自分を明日なりたい自分に変えることができる唯一の手段である。
   それこそが、選択の力である。

   (http://marcelproust.seesaa.net/article/237343911.html

            <感謝合掌 平成29年12月12日 頓首再拝>

第3の選択 - 伝統

2019/07/14 (Sun) 19:31:24


       *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年07月14日 )より
        ~ 【「はい、わかりました」と言って首を縦に振る】

   (小林正観さんの心に響く言葉より…)

   若い頃、旅行作家というのが私の本職でした。
   本来、講演は私の仕事ではありません。

   ただ日没までは旅行作家としての仕事がありますけれど、
   日が沈んでしまうと私の仕事は終わってしまうので夜は暇です。

   ということで、頼まれて講演の仕事をするようになりました。


   なぜ旅行作家の自分が講演をするようになったのかというと、
   基本的には自分で話をしたいからではなく、頼まれたからです。


   「好きでやっているのではないですか?」

   はい、好きでやっているわけではありません。
   でも嫌々来ているのでもありません。


   「では好きで来ているのですか?」

   いいえ、好きで来ているわけではありません。

   「嫌々やっているのですね」

   いいえ、嫌々やっているのではありません。


   では、どちらなのですか。
   はっきりしてくださいと言われるのですが、
   嫌々やっているのでもなく、好きでやっているのでもなく、
   ただ淡々とやっているのです。


   みなさんは、人生の中で好きなのか嫌いなのかはっきりするようにと
   言われて育ってきたと思いますが、実は人生には第3の選択というのがあります。


   それは、自分の人生について評価・論評をしないという生き方です。

   いいとか悪いとか、論じない。
   淡々と生きるということです。

   そこの感覚を身につけたらものすごく楽になります。

   好きでやっているのではないし、嫌々やっているのでもない。
   ただ自分の人生について評価・論評をしない。

   いいとか悪いとか、好きだの嫌いだの、
   これが気に入ったとか気に入らないとか、好ましいとか好ましくないとか、
   そういうことを一切論評することをやめてみましょう。


   これは、相手がいる場合もそうです。

   いちいち、反論しないことです。


   基本的に首を縦に振ると免疫系が強化され、
   首を横に振ると免疫が弱くなるようです。

   だから、肯定的な人生を送る人は病気をしにくい。

   否定的な人生を送っている人、
   つまり首をいつも横に振っている人は病気をしやすいのです。

   人間の体はものすごく面白くできているのです。


   ですから、首を縦に振る練習をする。

   それも人のためではなくて自分のためです。


   いちいち反論しない。

   いちいちけんかをしない。

   いちいち拒否をしない。

   いちいち否定をしない。


   「はい、わかりました」と言って首を縦に振っている人は常に元気です。

   病気をしないということです。

   そのように人間の体はできているみたいです。

        <『みんなが味方になるすごい秘密』KADOKAWA>

             ・・・

小林正観さんは、
例えば、会社にいやな上司がいたときの対処法は5つあるという。

1つ目は、上司に嫌なことを言われたとき、
     上司が参ったというまで「説得する」「やっつける」という方法。

2つ目は、こんな上司のもとでは仕事ができないからと、
     「会社を辞める」という選択。

3つ目は、「我慢しつづける」。

4つ目は、「気にしない」こと。

5つ目は、「気にならない」こと。


この、どんな目にあっても「気にならない」というレベルは最高の境地だ。

何かを頼まれて長くやっていると、
「好きだからやっているんですね?」と言われることがある。

あるいは、子どもが親の会社を継ぐ場合なども同じようなことを聞かれる。


世間では「好きなことを仕事にしなさい」という話が常識として通用している。

でも、案外、自分が好きなことには客観性を持てない。

のめり込んでしまうからだ。

その点、頼まれたことを淡々とやると、長く続けることができる。


「頼まれごと」は、天から下されたギフトのようなものだ。

神さまからの「頼まれごと」だとするなら、いちいち評論も評価もしないし、
第一そんな不遜なことはできない。


「頼まれごと」には…

「はい、わかりました」とさわやかに言って、
首を縦に振ることができる人でありたい。

            <感謝合掌 令和元年7月14日 頓首再拝>

【ディープ・チェンジ】 - 伝統

2019/07/28 (Sun) 19:10:01


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019年07月16日)より

   (ロバート・E・クイン氏の心に響く言葉より…)

   テーマは、「いかにして根本から変わるか(ディープ・チェンジ)」だ。

   個人でも組織でも、ディープ・チェンジには勇気が必要だが、
   その資質は誰もがもっている。

   人は自己鍛錬を重ねて自分の才能に磨きをかけるにつれて、
   ものごとの可能性を否定しなくなる。

   代わりにそれを成し遂げるプロセスと人間関係を尊重しはじめ、
   より好ましいビジョンを思い描き、道徳に従って生きるようになる。

   そうやってこれまでより人生に意義を見いだせるようになると、
   力と自信がわいてきて、まわりの人たちにも力と自信を与えらえるようになる。


   いま、めまぐるしいスピードで変化している世界の中で、
   自分の能力以上のことを求められていると感じている人は多い。

   そう感じると、つねに「無力な犠牲者」や「受動的な傍観者」を演じたい
   というい誘惑にさらされることにもなる。


   しかし、そういう役割を演じて生きると、
   人はなにに対しても無関心になり、生きがいや働きがいを失ってしまう。

   あらゆることを表面的にしか見なくなり、ものごとに可能性や敬意を感じなくなる。

   言い換えれば、緩慢な死への道を歩みはじめる。


   ディープ・チェンジか緩慢な死か、
   というジレンマは、いまに始まったことではない。

   しかし今日ほど、そのジレンマが際立つ時代はない。

   現代社会では、なにかに意義や安定を見いだした次の瞬間には
   もう、それが崩れ去ってしまう。

   結果として、私たちはたえず、
   ディープ・チェンジか緩慢な死かを選択しつづけなくてはならないのだ。


   どんな人でも、一度や二度は無力感にさいなまれたり、
   自分が孤立していると感じたり、人生に意味を見いだせなくなることがある。

   現状を変えるべきだとわかってはいても、
   そのためのやる気とアイデアがわいてこないときもある。

   あるいは、自分ではなく、まわりの誰かの行動を変えたいときもあるだろう。


   友人から聞いた話をしよう。

   アメリカのある州政府の幹部たちが、リーダーシップ研修を実施することにした。

   主体的に行動し、組織内で
   根本的な変化を推し進められる行政官を育成するのが目的だった。

   そこで彼らはまず、模範となるリーダーを探しはじめた。

   官僚というと、変化に抵抗する守旧派というイメージがあるが、
   州政府内にも変革型のリーダーがいるかもしれないと考えたのだ。


   意外にも、さまざまな機関や組織で、
   劇的な変革を成し遂げた人たちが次々と見つかった。

   あるリーダーは、市民を窓口で長時間待たせることで悪名高かった部署を引き継ぎ、
   1年後には州政府内で最も評判のいい部署に変身させた。

   別のリーダーは、環境が劣悪だった州立病院に着任し、
   2年後には全米の手本となる病院に様変わりさせていた。

   州政府の幹部たちは、
   こうした変革型リーダーたちを紹介するビデオをつくろうと考え、
   取材チームを差し向けた。


   ところが、取材チームは手ぶらで戻ってきた。

   なぜか?

   変革型のリーダーたちは一人の例外もなく、
   少なくとも1回以上、州法違反にあたる行動をとっていたからだ。

   効率の悪い組織をより効率的な組織に変えるためには、
   正規の書類を提出しなかったり、規則や命令を無視したりすることが
   避けて通れなかったのである。

   法律を破らなければ組織のディープ・チェンジを起こせないわけではない。

   しかし、ディープ・チェンジは、
   誰かが大きなリスクを覚悟して行動しないかぎり実現しない。


   組織と変革・・・この2つの概念は、そもそも互いに相容れない。

   組織を築くとは、システムをつくって行動の予測可能性を高めることだ。

   あらゆる組織は、その組織の内外の人々が抱く期待を土台に動く。

   外部の期待のなかには、小売店に対する消費者の期待
   (「あの店に行けば、いいものを安く買える」とか)のような
   非公式のものもあれば、組織の行動を規制する、法律のような公式のものもある。

   同様に、内部の期待にも、非公式のものもあるし、
   定型的な手順やパターン、ルールなど公的な色彩の強いものもある。

   いずれにせよ、こうした期待は、組織が予測可能な行動をとるよう背中を押す。


   行動を定型化すれば、たしかに組織の効率は高まり、行動の質も向上する。
   しかし、パターン化された行動は同時に、組織を停滞と衰退に導いていく。

   変化しつづける世界とのギャップが広がるからだ。

   その挙げ句に、企業であれば顧客という重要な財産を失う。

          <『ディープ・チェンジ』海と月社>

               ・・・

いつの時代も変化しないものは生き残れないが、
現代はそのスピードが加速度的に早くなっている。

しかも、その変化の規模は巨大だ。

変化という大きな谷を飛び越えるには、
自分が背負っている重い荷物を捨て、身軽にならなければならない。

重い荷物とは、過去の成功体験や、自分独自の昔からの決まり事や、
信念という名の思い込みだったりする。


嫌な気持ちや恐怖の感情を捨て去ろうと考えるより、
楽しいことや嬉しいことで脳の中がいっぱいになった方が、
嫌な気持ちを忘れることができる。

人間は同時に2つのことを考えることができないからだ。

それと同じで、過去の成功体験を捨て去ることは難しいが、
常に新しい知識や未知の体験をしようと努力している人は、
過去の成功体験など気にならない。

次々と、新しい知識を得て、新たな成功体験を積み重ねていけるからだ。


リスクをとり、常に新たなチャレンジをしていく・・・

変わる勇気を手に入れたい。

            <感謝合掌 令和元年7月28日 頓首再拝>

思い込みをなくし選択肢を創造せよ - 伝統

2019/07/30 (Tue) 19:12:09


      *「選択の科学」シーナ・アイエンガー(著)
        ~Web:GLOBIS(知見録)(2018.02.08)より

(1)人生は「選択」「偶然」「運命」の3つから成り立っている。
   この中で、自分の意思でコントロールできるのは選択だけだ。

   人生をより良く生きようと思えば、選択の質を高めることが大切になる。

(2)「選択の科学」の著者シーナ・アイエンガーは
   コロンビア・ビジネススクールの教授で、NHKの「白熱教室」で
   講義模様が放送されたためご存知の方も多いだろう。

   彼女はインドから移民した厳格なシーク教徒の家庭で育ち、
   食べ物や服装、結婚相手などは自分で自由に決めるものではないと思っていた。

   さらに、目の疾患で高校時代には完全に視力を失った。
   だから人生は、自分の意思を超えた出来事の重なりと捉えていた。

   そんな彼女にとって、アメリカの学校生活で経験した
   「自分のことは自分で決めるのが当たり前」という思想は大きな衝撃であり、
   その力強さに魅了され、人生を「選択」という文脈の中で考えるようになったそうだ。

(3)選択の質を高めるために大事なこと~その1【思い込みをなくす】

  ①「選択があること」が必ずしも良いとは限らない。

   例えばインドでは、75%がお見合い結婚を選ぶ。

   日本人の感覚からすると恋愛結婚が当たり前だし、
   その方が幸せな生活を送れると思ってしまう。

   しかし、結婚後の幸福度調査によると、
   恋愛結婚をした人は時間の経過とともに幸福度は下がり、
   逆にお見合い結婚をした人の幸福度は上がっていく傾向がみられるという。

   つまり、恋愛結婚とお見合い結婚のどちらが良い/悪いということはなく、
   属する社会の価値観や宗教等によって、選択の仕方が異なるだけなのだ。

  ②「選択肢の数が多い」ことが必ずしも良いとも限らない。

   本書を一躍有名にした実験結果に「買い物客とジャムの研究」がある。
   24種類を揃えた売り場と、6種類に絞ったジャムの売り場で比較実験すると、
   前者は後者の10分の1の売り上げしか上がらなかった。

   つまり、選択肢が多すぎることは混乱を引き起こし、購買という選択に至らないのだ。


(4)選択の質を高めるために大事なこと~その2【選択肢を創造する】

  ①目の前にある選択肢から、思い込みを避けて適切に、
   後悔しないように選択することは重要だ。

   しかし、目の前の選択肢は果たして自分にとって本当に意味ある選択肢なのだろうか。
   つまり、選択という行為以前に、自分の可能性を押し広げる、
   人生を豊かにしていくための選択肢を「自ら創造する力」も、
   選択の質を高めるために大切ではないだろうか。

  ②どうすれば創造力が高まるのか。
   それは「将来どうなりたいか?」「何を目指すのか?」という未来を
   まず問い続け、イメージすることではないだろうか。

  ③ただし、人の可能性に絶対の解はない。
   どんな選択肢を創造し、何を選択するのかは人によって異なるだろうし、
   同じ人でも状況によって変わるかもしれない。

  ④選択とは、人生という自分だけの芸術作品を創り上げていく行為そのものといえよう。

   一度だけの人生。
   皆さんはどんな人生(作品)を創り上げていくのか。

   どんな選択肢を創造し、どんな選択をしていきたいのだろうか。

    ( https://globis.jp/article/6228 )

            <感謝合掌 令和元年7月30日 頓首再拝>

シーナ・アイエンガー - 選択の科学 - 伝統

2019/08/03 (Sat) 19:18:43

シーナ・アイエンガー - 選択の科学 Sheena Iyengar - The art of choosing

       *動画「選択の科学」講演録(2014/11/21)より


シーナ・アイエンガー(Sheena Iyengar)さんは
コロンビア大ビジネススクールの教授で、
人が選択する方法や傾向・感情・背景や文化の影響等について研究をされていて、
この動画では私達が日々の生活の中で、繰り返している「選択」について、
その底辺に流れるものをわかりやすく教えて下さってます。

この動画はアメリカのカリフォルニア州で年一回、
大規模な世界的講演会を主催しているグループ、
TED(Technology Entertainment Design)での講演です。


     → https://www.youtube.com/watch?v=ZD3r5jtLEPo

            <感謝合掌 令和元年8月3日 頓首再拝>

選択は人生を切りひらく力 - 伝統

2019/08/08 (Thu) 19:57:50


      *「選択の科学」シーナ・アイエンガー(著)(P328~329)より

選択は人生を切りひらく力になる。
わたしたちは選択を行い、そして選択自身がわたしたちを形作る。

科学の力を借りて巧みに選択を行う事もできるが、
それでも選択が本質的に芸術であることに変わりはない。

選択の力を最大限に活用するには、
その不確実性と矛盾を受け入れなくてはならないのだ。

選択は、見る人によってさまざまに様相を変え、
だれもがその目的に同意できるとは限らない。

ときにわたしたちは選択に引き寄せられ、撥ね返されることもあるだろう。

選択はどんなに用いても底をつくことはなく、
解明すればするほど、まだまだ秘められた部分があることがわかる。

選択の全貌を明らかにすることはできないが、
だからこそ選択には力が、そして並はずれた美しさが備わっているのだ。

            <感謝合掌 令和元年8月8日 頓首再拝>

この道を進むかどうか迷ったとき - 伝統

2019/09/19 (Thu) 21:26:40


        *Web:今日も良いことがあるように(2019/07/09)より抜粋


   「いま曲がり角にきたのよ。

   曲がり角をまがったさきになにがあるのかは、わからないの。
   でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの。

   それにはまた、それのすてきなよいところがあると思うわ。

   その道がどんなふうにのびているかわからないけれど、
   どんな光と影があるのか―どんな景色がひろがっているのか―
   どんな新しい美しさや曲がり角や、丘や谷が、そのさきにあるのか、
   それはわからないの」 (アンの言葉)

      ルーシー・モード・モンゴメリー著・村岡花子訳『赤毛のアン』第38章


人生は、選択の連続。

分かれ道に立つことが誰でもあるでしょう。

このまま行くのがいいか、それとも違う道を行くのがいいのか、
悩むときもあるかもしれません。

あのとき別の道を選んでいれば・・・と思うこともあるかもしれません。

でも、自分が選んだ道なら、選んで良かったのではないでしょうか。

その道に待っている人や出来事や景色らは、
その道を選んだから出会えたものです。

その道を歩いて見えてきたもの、それがたとえ自分の愚かさであっても、
その道を選ばなければ、たぶん気づかなかったものでしょう。

気づいたということは、成長したということ。

謙虚にまたやり直せば、決して選んだことは無駄になりません。

私は23年間続けた教師の道をまっすぐ行かずに、曲がり角をまがって、
執筆や講演をする人になりました。

それで良かったと思います。

そのままの道を行っていたら、この記事も書いていなかったでしょう。

これから進む方向に何があるかわからないけれど、
出会った人と共に笑い合って生き、出会った出来事や景色を楽しみ、
少しずつでも成長できればと思うのです。

・・・・・・・・・・・・・

【出典】ルーシー・モード・モンゴメリー著・村岡花子訳『赤毛のアン』

  ( https://lucky.t-nakai.work/2019/07/09/word-76/  )

            <感謝合掌 令和元年9月19日 頓首再拝>

究極の選択は愛と恐れのどちらを選ぶかである~中健次郎 - 伝統

2019/09/23 (Mon) 17:43:37


      *「人は死なない。では、どうする」矢作直樹・中健次郎(著)
         (P189~190)

対談を終えた後日、私と矢作先生は、
来日した女性聖者サイ・マーにお会いする機会がありました。

そのときその聖者の残した言葉が印象に残っています。
 
「究極の選択は二つしかありません。愛と恐れ、どちらを選ぶかです」
 
この言葉は極めて重要な指針を私たちに与えてくれます。

私たちが恐れを選ぶなら、
今後、恐れていることが予想どおりに起こってくることもありうるでしょう。

例えば、大地震が来ると恐れおののけば、景気が悪くなるとただ怯えれば、
大災害や大不況が私たちに降りかかってしまうかもしれないのです。


逆に、愛を選べば、私たちは互いの絆を強くして、
共に未来へと歩むことができるようになるでしょう。
 
今、どちらの可能性もあるのだと思います。
 
現代日本に暮らす多くの人々は、この二沢に直面したとき、
恐れを選んでしまいかねない状況にあります。
私たちはそれほど多くの難題を抱えているからです。
 
しかし、そういう時代だからこそ、愛のほうを選びませんか、
と私は皆さんに提言したいのです。

私たちの対談で語られていることは、
死についてであれ、死後の生命についてであれ、すべては、
私たちが今、いかに生きるか、
何に焦点を合わせるかにかかわっているものだと思います。

どうしても恐怖から抜け出せないかたは、
それを何かでごまかしたり、避けようとしたりせず、
その恐れている自分自身をそのまま愛してあげてください。

否定も肯定もせず、ただ、あるがままを。
 
純粋で無条件の愛は、意識を拡げ、分離から融合へと導いてくれます。
皆さんとともに愛と喜びと叡智に満ちた「一なる世界」へ戻っていければ、
それほどすばらしいことはありません。

生きとし生けるものが、平安でありますように!

            <感謝合掌 令和元年9月23日 頓首再拝>

【人生の勝率を高める選択力】 - 伝統

2019/10/04 (Fri) 19:11:32


        *メルマガ「人の心に灯をともす」(2019.10.04)より

   (土井英司氏の心に響く言葉より…)

   仕事、投資、ビジネス、結婚もクレーンゲームと同じで、
   望むものを手に入れたいのなら、「どこで戦うか」の選択が重要になります。

   なぜなら、勝負の大半は、何を選んだかで決まってしまうからです。

   確率の低い場所を選んだ時点で、成功から遠ざかってしまいます。

   つまり、「みなさんが選ぶゲームによって確率は変わる」ということです。


   ビジネスパーソンには、英語、IT、ファイナンスなど、
   さまざまなスキルが求められますが、
   意識と行動を変えるだけで身につくのが、「選択する力」です。

   「選択する力」を身につけ、磨き上げることこそ、
   凡人が結果を出すための最良の方法です。

   みなさんの人生は、

   ●「あなたがどこにいるか」

   ●「誰と付き合うか」

   ●「どんな選択肢の中にいるか」

   で決まってしまうということです。


   努力が報われないのは、「選択」が間違っているからです。

   努力の量や才能の問題ではなくて、
   ようするに、努力する場所や場面が違う、ということです。

   たとえば、魚釣り。

   釣果(ちょうか)を上げたければ、「釣り場」を選ぶことが大切です。

   魚が1匹もいない場所で釣り糸を垂らしても、釣ることはできませんよね。
   時間をムダにするだけです。

   反対に、大量の魚が泳いでいる釣り場を選べば、
   努力しなくたって、才能がなくたって、頑張らなくたって、バンバン釣れる。

   入れ食い状態です。
   腹を空かせた魚(需要)に対してエサ(供給)が圧倒的に少ない(レア)だからです。


   たとえば、不動産投資。

   安定的なインカムゲイン(家賃収入)を求めるなら、
   物件の築年数や間取りよりも、「立地」選びが大切です。

   なぜなら、立地条件といった利便性と、間取りなどの機能性を比較すると、
   利便性を求める入居者が圧倒的に多いからです。

   1に立地、2に立地、3,4がなくて5に立地。

   不動産投資の成否を左右するのは、立地の選択です。


   努力よりも優先すべきなのは、選択です。

   選択の失敗を努力で補うことはできません。

   努力は「正しい選択」の上で報われるものであって、
   選択を間違えれば、努力は徒労に帰すだけです。


   才能がないのなら、才能がなくても結果を出せる選択をすればいい。

   努力するのが嫌ななら、努力しなくても勝てる選択をすればいい。

   結果を出したいなら、「選択がすべて」です。

   勝つか負けるか、成果が出るか出ないかは、
   選択した時点で、ほぼ決まっていると言っていい。

   したがって、「何をするか」「どこでするか」「誰とするか」
   「いつするか」を正しく見極めることが不可欠です。

        <『「人生の勝率」の高め方』KADOKAWA>

           ・・・

本書にある勝率の高め方には次のようなものがある。

『◆「難しいもの」「魅力的でないもの」こそ、最良の選択

◆ピンときたらGO、縁ができたらGO

◆「少数の目利き」の情報を当たる

◆人を惹きつけるには、「隠れシグナル」を発信しろ!

◆運は人が選んでくるもの

◆「流れ」に逆らわない

◆僕が本を読み続けるのは、「人の課題を解決したい」から』


《ピンときたらGO、縁ができたらGO》の項に
こんなことが書いてあった。

『会社を立ち上げて3年くらいのとき、
「ある企業を買わないか」と
買収の相談を持ちかけられたことがありました。

その会社は破綻していたので、買収にかかる金額を考えても、
今思えば、買うことができたはずです。

けれど当時の僕は、「買えるわけないよ」と思い、断ってしまった。

破綻した会社を立て直すには、根性がいります。

けれど、会社が伸びている最中だったので、
自分の会社に注力すべき時期だったし、
そもそも僕には、会社を買収した経験がない。

だから、「このタイミングでくる?
今は手いっぱいでほかのことには手がつけられない」と思ってしまった。

でも、断ったのは失敗でした。

あのとき、「買う」という選択をしていたら、
今とは違う人生を歩んでいたでしょうね。

世の中は、あなたの状況を考慮しない。

チャンスは、こちらの都合を待ってはくれない。

だから、「何かが落ち着いてから」とか、「自分の準備が整ってから」と
自分の都合を優先していると、チャンスを逃してしまいます。

だから、「ピン」ときたら「GO」です。

ピンときたら、「やる」と決める。

決めたあとで、やり方を工夫すればいいんです。』


旅は「どこへ行くか」よりも、「誰と行くか」が大事だという。

自分と合わない人と一緒にでかけたら、
すぐにケンカになってしまい、旅は台無しになってしまう。

同様に、事業で成功したいなら、
どの分野を選ぶか、どこでやるのか、誰と組むか、によって
成功の確率は変わってくる。


人生の勝率を高めるために、選択力を磨きたい。

            <感謝合掌 令和元年10月4日 頓首再拝>

神様からマルをもらえるような生き方を選択する - 伝統

2020/04/19 (Sun) 23:45:24

【文句を言うならやめればいい】

      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2020.04.17)より

   (斎藤一人さんの心に響く言葉より…)

   仕事に行き詰ったとき、何をしたらいいかについて少し詳しく説明しましょう。

   まず前提として、その仕事、その会社を選んだのは
   全部あなたの責任だと自覚することです。

   あなたがその会社に入ったのは、
   誰かに首ねっこをつかまれて事務所に放り込まれたわけではありませんよね。


   「この仕事をやれ」とピストルでおどされたわけでもない。

   全部、自分が決めて自分で選んだことです。

   だから、嫌だと思ったら、いつだってやめられる。


   ブツブツ文句を言っているんならやめればいいし、
   やめないんなら文句を言わない。

   どっちかにすべきです。


   この世の中には、自分が発したものは全部自分に返ってくる法則があるんです。

   文句や不平不満を言っていると、それが自分に返ってくる。

   試しに空に向かってつばを吐いてみてください。

   つばは自分に落っこちてきますよね。


   マイナスなことを言ったり、やったりすると、マイナスなことが返ってくる。

   マイナスの波動を出しながら、
   幸せになることはできないしくみになっているんです。


   だから文句を言うならやめる。

   やめないで続けるんなら、愚痴、泣き言を言わない。

   それだけで起きる現象が違ってきます。


   「そんなことで変わるんですか?」

   と驚く人がいるけれど、本当です。

   挑戦してみる価値はあります。

   1円もかからないしね(笑)。


   要するに神様からマルをもらえるような生き方をしていればいいです。

   そうすると神様からマルが返ってきます。

   そして文句を言わずに仕事を続けると決めたら
   楽しく続ける工夫をすること。


   《文句を言うなら、仕事をやめる。やめないなら、文句を言わない。》

        <『変な人が書いた人生の哲学』PHP文庫>

           ・・・

向田邦子さんのエッセイの中にこんな話がある。

『父は私たち子供がチョコレートを選ぶ際、絶対に取替えを許さなかった。
「お前はいま、掴んだじゃないか。文句を言うなら自分の手に言え」』
                         (無名仮名人名簿)


兄弟で、小さな粒のマーブルチョコの取り合いになったときの話だ。


人生は取捨選択の連続だ。

受験、就職、結婚…


だって、「親に言われたから」、「学校の先生に強く勧められたから」、
と人のせいにする人がいる。

どんなに強力に勧められようが、尊敬する人に言われようが、
結局最後に決めるのは自分だ。


「文句を言うならやめればいい」のは、なにも仕事だけではない。

結婚だって、学校だって、自分で決めたものは、すべて、
「文句を言うならやめればいい」。

そして、「文句があるなら自分の手に言え」、なのだ。


「文句を言うなら、仕事をやめる。やめないなら、文句を言わない」、

という言葉を胸に刻みたい。

            <感謝合掌 令和2年4月19日 頓首再拝>

人生の大きな選択をするための最も重要な道具とは? - 伝統

2021/10/04 (Mon) 16:22:01


        *Web:宇宙の兄弟たちへ(2021年10月4日)より

アップルの創業者、故スティーブ・ジョブズ氏が2005年6月12日に行った、
スタンフォード大学の卒業式でのスピーチは
人々を感動させる名スピーチとして有名になりました・

その中で語られた彼のテーマはおもに以下の三つの事でした・

「点と点を繋ぐ」
「愛と敗北」
「死について」

これらについて意訳しながら紹介していきたいと思います。

まずは、点と点をつなげる、という話です・

ジョブズは彼の生い立ちについてまずは話をします。

生みの親が育てる事が出来ずに、養子に出されたこと。

養子に出すにあたっては、この子(ジョブズ)を
大学まで行かせることを条件にサインした事。

ジョブズを生んだ母親は、彼を大学まで進学させたいと願っていて、
育ての両親もその意向を忠実に守ろうとしていました。

ですが大学は学費がとても高く、
裕福とは言えない家庭に育ったジョブズは、
これ以上負担をかけさせてくないと、大学を中退します。

しかし、中退しても学ぶことを放棄したのではなく、
こっそりと教室に侵入しては、好きな授業の講義を受けていたそうです。

特に印象に残ったのが、カリグラフという、
英語を綺麗に書く教室だったそうです。

日本で言えば書道教室のような授業でしょう。

たしかに授業は楽しかったのですが、それが当時のジョブズには、
役立つものだとは思わなかったそうです。

いくら綺麗な文字を書けたとしても、
それが将来の職業に有益に働くとは思ってもみなかったわけです。

しかし、ジョブズがその十年後に
マッキントッシュというパソコンを開発する時に、
当時習っていたカリグラフの事が急に思い出されたそうです。

そして開発中のパソコンに、カリグラフで学んだことを反映させ、
綺麗な字体(フォント)や行間を変える機能を搭載させました。

マッキントッシュはデザインの美しさにもこだわり、
それは内部の基盤にまで及んだと言います。

技術者が内部は見えないからいいじゃないかと言っても、
ジョブズはこだわりを捨てず、細部にまで美しさを求めました。

そうした所が、
熱狂的なアップルファンを生み出している秘訣なのだと思います。

話を元に戻しますが、
このように過去の経験が、未来に役立つことがあります。

ジョブズの場合には、将来は役立たないだろうと思って受けていた
カリグラフの授業が、実はパソコン開発に大いにヒントをもたらしたのです。

しかし、過去の自分には、
将来は点と点が繋がっていく事を分かりません。

自分の未来に点が繋がっていく事を信じなければならないと言います。

それをジョブズの言葉を翻訳して伝えます。

「もし私が大学のあの講義に参加していなかったら、
 Macにマルチタイプフェイスやプロポーショナルスペースの
 フォントが搭載されることはなかったでしょう。
 (中略)
 もし私が退学していなければ、このカリグラフィーの授業にも
 参加していなかったでしょうし、パソコンにはあのような素晴らしい
 タイポグラフィは存在しなかったかもしれません。

 もちろん、大学時代に前を向いて点と点を結ぶことは不可能でした。
 しかし、10年後に振り返ってみると、非常によくわかりました。

 繰り返しになりますが、前を向いて点をつなぐことはできず、
 後ろを向いて点をつなぐことしかできません。
 だから、自分の未来に点がつながることを信じるしかないのです。

 自分の直感、運命、人生、カルマなど、何かを信じなければなりません。
 この方法は私を失望させたことはありませんし、
 私の人生に大きな違いをもたらしました。」


2つ目のテーマとしてジョブズは「愛と敗北」について語ります

ジョブズは当時としては画期的なパーソナルコンピューターである
マッキントッシュ(通称MAC)を開発し、成功を収めるのですが、
30歳の時には、役員での対立によって、会社を追われる事となります。

自分が立ちあげた会社から
クビを言い渡され、解雇されえてしまったのです。

心血を注いで開発したMACも、人の手に渡ってしまいました。

その時はさすがのジョブズも非常に深く落ち込んだと言います。

1か月くらいは茫然として過ごしたそうです。

しかし、ジョブズはこれで終わる人物ではなく、
その後に、NeXTという会社を起業し、ピクサーも立ち上げました。

ピクサーはご存知の方も多いかと思いますが
アニメ映画の「トイ・ストーリー」を製作し、大成功した会社です。

アップルを追われた彼は、
また新たな挑戦をし、見事に成功を収めたのです。


さらに彼はこの時期に
妻になるすばらしい女性と巡り合えたのだそうです。

そしてジョブズは彼の去った後、経営の危機に陥っていた
アップルに返り咲く事となります。

一度は追い出された身ですが、その経営手腕を買われて、
また自分の立ち上げたアップルに舞い戻る事が出来たのです。

そして音楽プレーヤーのiTunesを成功させ、
さらにあのiPhoneを生み出し、世の中を変えていきます。

当時の事を振り返ってジョブズは以下のように話しています。

「そのときは気づかなかったが、アップル社をクビになったことは、
 私にとって最高の出来事だったのだ。
 成功したときの重苦しさが、すべてに自信のない初心者に戻ったときの
 軽やかさに変わったのです。

 そのおかげで、私は人生で
 最もクリエイティブな時期を迎えることができました。

 もし、私がアップル社を解雇されていなかったら、
 このようなことは起こらなかったと思います。
 それはひどい薬の味でしたが、患者には必要だったのでしょう。」


また、この事から教訓として聞いている大学生の皆さんにこう訴えました。

「人生にはレンガで頭を殴られることがあります。
 信念を失わないでください。
 私が続けてこられたのは、自分の仕事を愛していたからだと確信しています。

 自分の好きなことを見つけなければなりません。
 そしてそれは、あなたの仕事に対しても、あなたの恋人に対しても同じです。

 仕事は人生の大部分を占めるものですから、
 本当に満足するためには、
 自分が素晴らしいと思う仕事をするしかありません。

 そして、素晴らしい仕事をするための唯一の方法は、
 自分の仕事を愛することです。

 まだ見つけていないのであれば、探し続けてください。
 妥協しないで。すべての心の問題と同じように、
 それを見つけたときにわかるでしょう。

 そして、どんな素晴らしい関係でも、
 年を重ねるごとにどんどん良くなっていくものです。
 だから、見つかるまで探し続けてください。妥協しないで。」


ジョブズ氏の3つ目の話のテーマは「死について」です

彼が日本のことわざで言えば、
「一日一生」という言葉の真理を皆さんにお伝えしています。

この時の話を、ジョブズの言葉で最後は紹介して終わります。

「私が17歳のときに読んだ言葉にこんなものがあります。
 "一日一日を最後の日のように生きれば、いつの日か必ずその通りになる"。

 その言葉が印象に残っていて、
 それ以来33年間、毎朝鏡を見て自分に問いかけています。

 『今日が人生最後の日だとしたら、
  今日やろうとしていることをやりたいだろうか』と。

 そして、その答えが何日も連続して "No "であったとき、
 私は何かを変えなければならないと思うのです。

 自分がもうすぐ死ぬということを覚えておくことは、
 人生の大きな選択をするための最も重要な道具となるでしょう。

 なぜなら、外部からの期待、プライド、恥ずかしい思いや失敗への恐れなど、
 ほとんどすべてのものが、死の前には崩れ去り、
 本当に大切なものだけが残るからです。

 自分が死ぬということを覚えておくことは、
 失うものがあると考える罠を避けるための私の知る限り最高の方法です。

 あなたはすでに裸です。自分の心に従わない理由はありません。

 (中略)

 死にたい人はいません。
 天国に行きたいと思っている人でさえ、
 そこに行くために死ぬことを望んでいません。

 しかし、死は私たち全員が共有する目的地です。
 誰もそれから逃れたことはない。
 なぜなら、死はおそらく人生の唯一の最高の発明だからです。

 それは人生の変化をもたらすものです。
 死は古いものを取り除き、新しいものへの道を開く。

 今は新しいものがあなたですが、そう遠くないいつか、
 あなたは徐々に古いものになり、一掃されるでしょう。
 大げさな言い方で申し訳ありませんが、これは本当のことです。

 あなたの時間は限られているのだから、
 他人の人生を生きることで無駄にしないでほしい。

 ドグマ(他人の考えた結果に合わせて生きること)に囚われてはいけません。
 他人の意見に惑わされて、自分の心の声をかき消さないようにしましょう。

 そして何よりも大切なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。
 あなたが本当になりたいものを、彼らはなぜかすでに知っています。
 他のことは二の次です。」

https://www.spacebrothers.jp/2021/10/blog-post_4.html

            <感謝合掌 令和3年10月4日 頓首再拝>

《賢者も愚者に随(したが)えば誤る》 - 伝統

2021/12/22 (Wed) 18:42:53


        *『 生長の家 』(昭和24年8月23日の法語)より

   ある時一人の賢者と一人の馬鹿(ばか)とが一緒に旅行をして
   或(あ)る道の岐(わか)れに来たのである。

   一方の道は広くて美しく、
   もう一方の道はせまくてごつごつしていた。

   愚か者は広い気持のよい道を行きたいと思ったが、
   賢者は「 困難な道が却(かえ)って正しくして安全である 」と云って、
   困難な正しい道の方へ行くことを主張した。

   しかし愚か者が余りに強く広いきれいな道へ行こうというので
   二人は到頭 広いきれいな道を行った。

   するとその道に集団強盗が現われて
   彼の持物を奪って二人を捕虜にした。

   しばらく後に警官によって泥棒も被害者も共にとらえられて
   裁判所へ連れ行かれたのである。

   その裁判廷でその賢者がいうのに

   「この者がまちがった道を行きたがったんだから、
   この者に罪があるのでございます。」

   裁判官は

   「 盗んだ方も悪いが盗まれた者も自分が自由意思で
   その道を選んだから罪がある 」と宣告した。

   自分が自分の運命を選ぶのである。

   快楽の道には 魂の宝物を奪う所の盗賊が充満している。


   http://blogs.yahoo.co.jp/meikyou123/12840497.html (消滅)

            <感謝合掌 令和3年12月22日 頓首再拝>

人生で多くの人と同じ道を選ぶか、自分の道を選ぶか - 伝統

2021/12/23 (Thu) 04:22:58


        *Web:宇宙の兄弟たちへ(2021年12月21日)より

人生は選択の連続で出来ています。

どのような選択をしていくかで、私たちの未来は変わってきます。

過去を振り返ってみて、
「あの選択をしていれば・・・」と後悔することもあるでしょう。

「これを選んでいてよかった」と幸せを思うこともあるでしょう。


人生の選択について考える時に、ある詩の事を紹介したいと思います。

アメリカの詩人、ロバート・フロストの
「THE ROAD NOT TAKEN」というものです


    「選ばなかった道」ロバート・フロスト(THE ROAD NOT TAKEN)

   黄色くなった森の中では、
   道が二つに分かれていた
   残念だけど両方の道を
   進むわけにはいかない

   長い間立ち止まって
   私は一方の道を眺めていた

   その先は折れており、
   草むらの中に消えている

   それからもう一方の道を眺めた
   一見同じようだが
   私の心はこちらのほうを選んだ

   なぜならこちらの道は
   草がぼうぼうで
   誰かが通るのを待っていたからだ
   とはいえ歩いて行けばどうせ
   もうひとつの道と同じように踏み分けられてしまうのだけど

   いま深いためいきとともに
   私はこれを告げる

   ずっとずっと昔
   森の中で道が二つに分かれていた。

   そして私は…
   人があまり通っていない道を選んだ

   そのことが
   どれだけ大きく
   私の人生を変えたことかと



道とはもちろん、私たちの人生を表しています。

どの道を選ぼうかと考える時、人生の選択に悩んでいた事を示しています。

この詩では、人のあまり通っていない道を主人公が歩んだと述べ、
そのことがよかったのか悪かったのかまでは明確には書かれていません。

おそらく作者のロバート・フロスト氏ご自身が、
過去に人の選ばなかった道を歩んだことを回想し、
この詩を作ったのでしょう。

そしてフロスト氏は、自分の過去の選択があったからこそ、
今の自分があるのだと、肯定的に思っているのだと感じられます。


私たちは、2つの選択があらわれた時に、
どちらかというと、大勢の人が選ぶ道を歩むことが
多いのではないでしょうか?

特に日本人は、周りがやっているから自分もすると、
周囲に同調して選ぶ機会が多いかと思います。

大勢の人が歩んだ道。

そちらを選択した方が、確かに無難ではあるでしょう。

自分でリスクを負って選ばなくて済みます。

しかし時には、あえて困難な道を、
多くの人が選ばなかった道を進む勇気も必要です。

開拓者がいなければ、新しい道も開けません。

道なき道を突き進むものがいてこそ、新しい道は開けるのです。

そうして出来た道を、多くの人がまた、安全に通っていきます。

そそらく後の人は、自分が通っている道は、
誰が作ったのかわからないでしょう。

いつしか、在ることが当たり前に思われるようになってきても、
消えないものがあります。

https://www.spacebrothers.jp/2021/12/blog-post_21.html

            <感謝合掌 令和3年12月22日 頓首再拝>

【悪魔の選択ではなく、天使の選択をする】 - 伝統

2022/09/21 (Wed) 15:07:47


       *<メルマガ「人の心に灯をともす」(2022.09.20)より

   (リチャード・テンプラー氏の心に響く言葉より…)


   ラッシュアワーの道路で、誰かが割り込んできた。
   急いでいるときに、誰かから道を尋ねられた。
   みんなが見ている前で、上司に「バカ」と言われた。

   あなたは、こんな場面でどんな選択をするだろうか。


   私たちは毎日、無数の選択にさらされている。

   すべての選択は、突きつめると
   「天使の側につくか、それとも悪魔の側につくか」に分類できる。

   あなたはどちらの選択をしているだろうか。


   ほとんどの選択においては、“天使の選択”をするほうが困難だ。

   しかし、人生で成功したいのなら、天使の側につくことを意識的に選ばなくてはならない。

   ここで確認しておきたいが、成功とは金持ちや有名人になることではない。

   満ち足りた幸福感にあふれた人生を手に入れることが成功だと私は考えている。


   天使と悪魔の区別は誰にも教えてもらえない。

   両者を分ける基準は、あなた自身が決めなければならないが、
   たいていの場合は、以下の質問をすれば答えは明らかになるはずだ。

   ●その選択は、誰かを傷つけるだろうか?

   ●その選択であなたは「世界をよくする人」になるだろうか、
    それとも「世界に問題を増やす人」になるだろうか?


   何が天使で、何が悪魔なのかは、あなたの基準だ。

   あなたは自分だけの力で、状況ごとに正しい答えを出さなければならない。

   他人の選択に対して、「それは悪魔の選択だ」と指摘してもしょうがない。

   それも、その人自身の選択だからだ。

   もちろん、完全な第三者として、他人の行動を観察することはできる。

   「私ならあの行動は選ばないだろう」
   「ああ、あの人は天使につく側を選んだんだな」
   そう心の中だけで考えればいい。

   そして、自分の意見は自分の中だけにとどめておくことにしよう。

        <『できる人の人生のルール』ディスカヴァーhttps://amzn.to/3dmlVRU

            ・・・

天使の選択とは、その選択をすると天使が喜ぶような選択。

「うれしい」「たのしい」「感謝してます」「しあわせ」「ありがとう」を言い、
「笑顔」「上機嫌」の人。


悪魔の選択とは、その選択をすると悪魔が喜ぶような選択。

「ついてない」「不平不満」「グチ・泣き言」「悪口・文句」ばかりを言い、
「怒鳴る」「怒る」「仏頂面」「不機嫌」の人。


天使の喜ぶような選択をずっとしている人は、天使が友達になってくれる。

悪魔の喜ぶような選択をし続けている人は、悪魔が友達になる。


小林正観さんは、『宇宙を味方にする方程式/致知出版社』の中で、
占いをする人には、「楽しい予言」をする人と、
「悪しき予言」をする人がいると述べている。

「悪しき予言」とは、「〇〇をしないと何年か後に死ぬ」とか
「大病する」とか「交通事故に遭うぞ」というような人。

「悪しき予言」をする人は、
「自分の信用のためにそれが実現してもらわなくてはいけない」と
その実現を祈り始める。

つまり、悪魔が喜ぶ予言。


反対に、「楽しい予言」は天使が喜ぶ予言。

「あなたはどんどんよくなるよ」
「その良き習慣を続ければ、運がどんどんついてくるよ」
「世の中は、毎年毎年必ずよくなっているから大丈夫」というような予言。


明るくて、人の心に灯がともるような素敵な言葉を使い、笑顔で機嫌よく…

天使が喜ぶような選択をし続けたい。

         <感謝合掌 令和4年9月21日 頓首再拝>

今の思いが、嫌な過去も、悪い未来も修正します - 伝統

2023/04/03 (Mon) 13:18:07

今の思いが、嫌な過去も、悪い未来も修正します
伊勢ー白山 道(2023-04-03 )
https://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/f157448d2fa5b737926df3b62426ed5a

        <感謝合掌 令和5年4月3日 頓首再拝>

【迷ったときは「どっちでもいい」】 - 伝統

2023/06/08 (Thu) 18:48:12


      *メルマガ「人の心に灯をともす」(2023.4.4)より

   (枡野俊明(ますのしゅんみょう)氏の心に響く言葉より…)


   進学、就職、結婚などの大きな節目から、
   「コーヒーか、紅茶か」
   「残業するか、飲みに行くか」といった日常的なことまで、
   人生は「選んで行動する」ことの連続です。

   そんなときにいちいち迷っていたら、なかなか前に進めません。

   なんにせよ、やってみなければ
   結果がどうなるかわからないのですから、
   「どちらを選んだっていい」のです。


   どんなに迷ったところで、後悔するときは後悔します。

   むしろ迷いが多ければ多いほど、
   「あっちにすればよかったかな」と
   後悔する要素を増やすことになるでしょう。


   ここは「後悔したくない」ではなく、

   「どれを選んでも、いいことはある」と考えましょう。

   気持ちがラクになります。

   迷う時間を減らせます。


   同時に、
   「選んだ以上は一生懸命やろう。どんないいことがあるかを見つけよう」
   という気持ちになれます。

   迷うことよりも大事なのは、やると決めたら、ほかの選択肢は
   意識の外に置いて、それを一生懸命やること。

   そこにある喜びが必ず見出せます。

   しいていうなら、

   「ご縁を感じたほうをやる」、

   それだけでいいのです。

       <『小さな悟り』知的生き方文庫>

       ・・・

悩んだり、迷ったりする、というのは
本来は、どちらを選択してもいいということ。

しかし、だからと言って、
それをコインかじゃんけんで決める人は少ない。

そして、長い間、悩み、迷うことを繰り返す。


つきつめていくと、どんな悩みも迷いも、二者択一の選択になる。

やるかやらないか、右か左か、上か下か、AかBか。

人生は選択の連続だ、

進学、就職、転職、独立、結婚、出産、離婚
というドラマチックなものだけでなく、

コーヒーか紅茶か、ラーメンかうどんか、ドーナツを買うか買わないか、
というような日常における小さな選択は数多くある。


迷ったとき、
それをコインで決められないとしたら、
それは50対50の比重ではないということ。

たとえば、「では、Aにしたら」と言われて
「Bならいいけど、Aはいや」と思うなら、Bにすればいい。


葉隠の中に「大事の思案は軽くすべし」という言葉がある。

大きなことを決めるときは、むしろ軽くやれ、ということ。

大事の思案を軽くできる人は、
普段から肚を練って、自らを磨いている人だ。

大事は思わぬときにやってくる。

急に言われて、決めなければならないこともある。


そんなとき、うろたえず、速やかに判断し、
決断できる人は覚悟ができている人。

どちらを選んでも大差ないと思ったら、軽く決めること。

それを小林正観さんは、
「迷ったときは、どちらに風が吹いているか、
 川が流れているかを宇宙にお任せしてみる」
という。

それが「ご縁を感じたほうをやる」ということ。


迷ったときは「どっちでもいい」…

すべてのことは、やってみなければわからないのだから。

           <感謝合掌 令和5年6月8日 頓首再拝>

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