伝統板・第二 2529614

本掲示板の目的に従い、法令順守、せっかく掲示板社の利用規約及び社会倫理の厳守をお願いします。
なお、当掲示板の管理人は、聖典『生命の實相』および『甘露の法雨』などの聖経以外については、
どの著作物について権利者が誰であるかを承知しておりません。

「著作物に係る権利」または「その他の正当な権利」を侵害されたとする方は、自らの所属、役職、氏名、連絡方法を明記のうえ、
自らが正当な権利者であることを証明するもの(確定判決書又は文化庁の著作権登録謄本等)のPDFファイルを添付して、
当掲示板への書き込みにより、管理人にお申し出ください。プロバイダ責任制限法に基づき、適正に対処します。


トーチェ氏の心の法則

1:日曜版 :

2015/12/13 (Sun) 12:25:12

         *「トーチェ氏の心の法則」C・トーチェ夫妻・著 より
           (日本教文社発行ー1984年刊)

PART A  あなたの心

(1)心とは  (P13~15)

  ①私たちは重力に支配されています。
   しかし、重力は目に見えません。

   同じように、電気を見た人は誰もいませんが、
   私たちはさまざまな方法で電気を利用しています。

   “心の法則”についても同じことがいえます。
   心の法則があるということなど考えもしなくても、
   私たちの生活の一秒一秒が、心によって影響されているのです。

  ②長い間、「心」とは頭脳の中にあると考えられてきました。
   しかし、最近の科学的証明によってこの信念は打ち破られました。

   大脳の半球または両球を奪われた戦争犠牲者の推理力、行動能力は、
   脳が正常なときにくらべて低下しないということがわかったのです。

   その結果、心こそが私たちのコントロール・センターであり、
   頭脳は単に肉体に現れた心の代理組織として働くものであることを、
   はっきりと認めないわけにはいかなくなりました。

   頭脳が心によってコントロールされるということなのです。

               <感謝合掌 平成27年12月13日 頓首再拝>
2:日曜版 :

2015/12/20 (Sun) 12:18:30

(2)心のはたらき  (P15~21)

  ①肉体の異常な反応は、“信念”によって引き起こされますが、
   その信念を、私たちは信仰や暗示や経験などによって、
   意図的に、あるいは無意識のうちに受け入れています。

  ②たとえば、暗示を集中的に与える催眠術という方法によって、
   完全冷房の部屋にいる人の心を、サハラ砂漠にいると信じさせ、
   コートを脱がせることができます。

  ③同じ原理のもっと建設的な応用では、たくさんの病院で、
   イボをまったく心理学的に治療して驚くような効果をあげています。

   J・B・ライン博士は、暗示による火傷の治療を発表しました。

   また、オブザーバー達の見まもるなかで、外から熱を加えないのに水ぶくれができたり、
   薬を全く用いずに水ぶくれを消滅させた事例も報告されています。

  ③ある有名な野球選手は、「フライを打ってしまう」という強い恐怖心を持っていて、
   それが主な理由で選手生活をやめました。

   しかし、私たちの暗示の治療を受けた後、選手としての力が回復し、
   再び活躍することができたのです。
 
   同じ方法で、女性の不感症や、肥りすぎや、アルコール中毒、
   そして麻薬中毒も治すことができます。

  ④一般に不治の病といわれる病気が、薬物を使わずに回復した有名な多くの例の中で、
   私たちも次のような特記すべきケースを扱いました。

   一人の主婦がいました。
   彼女は、高名な医師グループの一人から、綿密な検査くり返し受けた後に、
   悪性腫瘍のためあとちょうど6ヵ月しか生きられないと宣告されました。

   そこで、私たちの方法が有効であると信じていた彼女の夫の同意を得て、
   実は診断がまちがっていたということ、そして病状は軽く、最近発見された
   「奇跡的」な薬を飲めば治るということを彼女に《信じさせ》たのです。

   その薬とは、実は単なる気休めの程度のものでした。

   6日後に痛みは止まりました。
   2週間後には彼女は完全に回復し、
   関係者全員の驚きの的となって退院したのです。

  ⑤故国務長官ジョン・フォスター・ダレス氏の場合もあります。

   彼はガンの疑いを数人の医師から言われました。
   医師は、別段に気にすることないとも言われ、彼はそれを信じました。

   彼は信じたとおり、その時すでに冒されていた恐ろしい不治のガンから、
   奇跡的にも快復し、その後、3年間にわたって、オフィスの仕事に従事したのです。

   その後、再び診断を受けた彼は、医師団から不治の病にかかっていると
   知らされました。そして、間もなく、彼は死亡しました。

   彼は強靭な意志力で最後まで闘病しましたが、
   医師団による”不治”という宣告の方の力が勝っておりました。

               <感謝合掌 平成27年12月20日 頓首再拝>
3:伝統 :

2015/12/27 (Sun) 12:23:06

(3)「信じる」ということ  (P21~25)

  ①《心は「事実」によってでなく「信念」によって結果を生み出していく》のです。
   言葉をかえれば「知らぬが仏」ということです。

  ②メキシコの僻地の住民やエスキモーたちは、文明から離れて生きています。
   彼らは実に単調な食事で暮らしています。

   だから、栄養学の専門家たちは、当然彼らは病気や衰弱を起こすはずだといいます。
 
   ところが事実は正反対で、このような「原始的な」人たちは、
   完璧な健康をエンジョイしており、頭がはげたり、虫歯になったり、
   皮膚病にかかったりすることは決してありません。

   けれども、ビタミンやミネラル等の科学的な知識を一度吹き込まれると、
   彼らも私たち現代人と共通したあらゆる病気にかかりだすのです。

  ③信念の力による奇跡の例

   1959年11月14日フランスのビエンヌで2人の酔っ払いが4階の窓から
   踏み出して外に出ようと窓から落下し無事だった事件、
   2人は落下後、最高の気分で歌をうたいながらチドリ足で街を歩いており、
   駆けつけた警官には、「なに、ただ足を踏みはずしちゃっただけさ」と説明。


   1959年7月7日にカリフォルニア州の2歳児パウロス・ベルデスが
   水道ホースと思って暫く何の問題なく遊んでいたガラガラ蛇に
   金切声を母親があげた直後に噛みつかれた事件、(これはマイナスの信念の例)


   1960年4月25日にフロリダ州タンパで16歳の息子が誤って
   重量1632kgのワゴン車の下敷きになってしまったのを体重57.3kgの母親が
   たった1人でワゴン車を持ち上げて救助した事件、

   
   1959年にワシントン州の37歳の男性ブレマートが癌で余命1年宣告を受けた後、
   「ジョージ・フォスター・ダレスが食事が摂れなくてそのためにガンで死んだ」
   という新聞記事に触発されて

   (ブレマートは「熱心に食べることが、ガンを悪化させず、快復を早める最善の方法だ」
    と信じるようになり)
   猛然と食事を摂るようにして5ヶ月後に快復して退院した出来事。


   これらの非常識な結果は何により生み出されたか。

   それはそういう結果を享受した個々の人々の非常識な信念である。
   (自分の理論に対する確信のほうが、専門医師等の常識より強大だったことによる)

               <感謝合掌 平成27年12月27日 頓首再拝>
4:伝統 :

2016/01/03 (Sun) 13:09:56

PART B  あなたの意識

(1)「意識」とは…

  ①心とは、目に見えない万能のコンピューターとも言うことができます。
   このコンピューターは、私たちの身体をコントロールするために
   頭脳を代理人として使います。

  ②心は私たちの生活に必要な知識を、その時々に応じて頭脳に与えてくれます。
   たとえば、赤ん坊の心は、人が足で歩いているのを観察して、
   はじめて「自分も歩けるのだ」ということを意識します。

  ③私たちが「心」と呼ぶものも、また無意識の層を持っており、この層は、
   私たち個人の経験とは関係のない普遍的な出来事でいっぱいです。

  ④心が何かを「したい」と思い、それを頭脳が習得すると、進歩を望む心は、
   次の瞬間に新しい行動を意識させてくれます。

  ⑤潜在意識と無意識の働きが現在意識とあいまって、私たちの意識、信念、態度、
   感情、思考、行動、アイディア、経験とよばれるものをつくりだしています。

               <感謝合掌 平成28年1月3日 頓首再拝>
5:伝統 :

2016/01/10 (Sun) 12:11:14

(2)意識の力(P28~31)

  ①心は電気的な放射物や思考波の送受信機として働きます。

  ②想念は力です。
   家も車もラジオも、見える物質すべてが想念なしでは存在しないのです。

   一切のものが、まず想念という目に見えない心の世界でつくられた後で、
   はじめて現象の世界に姿・形を現します。

  ③目に見えるものが《形づくられる》までには、物理的な努力も必要でした。
   でも、結局物質とは、もとの意識とそれを形にあらわした心が結晶した
   ものにすぎません。

  ④すべての物質は見かけの堅さに関係なく、原子でつくられており、
   その原子はプロトンで構成され、プロトンの周りを
   エレクトロンが絶えず回転しているのです。

   ですから、物質とは静的な振動を持つ流動体である、と考えなければなりません。
   想念は意識の働きですから、「心と物質は一体である」と結論されます。

  ⑤人類史上最初につくり出された電球は、正しい意味ではエジソンの意識の現れでした。
   もっと正確に言うと、それは内部信念が環境に投影されたものでした。

   その時代の人々は、彼の発明を見たり知ったりした時に、てはじめてそれを意識し、
   そこから広く電気照明が使われだしたのです。

  ⑥くり返していうと、見えない意識が、見える結果に先行するのです。
   意識とは、外部に表現される前に、まず内部に存在しているものであるということです。

  ⑦ある個人の意識が、まず外部世界に表現され、それがグループの意識変化の導火線と
   なって働きだし、さらに一般大衆の意識変化へとひろがっていきます。

   これは「習練」というものを媒体としながら、文化の相互受精と呼ばれる過程を
   へて実現していきます。

               <感謝合掌 平成28年1月10日 頓首再拝>
6:伝統 :

2016/01/17 (Sun) 12:21:26

(3)習練  (P31~33)

  ①意識は、私たちが知り覚えたことによって形を整えていきます。
   私たちの持っているすべて知識は、次の3種類の「習練」を積むことによって生まれます。

   1.勉強(学校などにおける思索と討議)
   2.観察(無意識の観察と模倣)
   3.ヒアリング

  ②この「習練」とは、心によって脳の中に
   レコードの溝に似た形で印象づけられていくことです。
   強い印象は深い溝となり、繰り返し繰り返し再生されていくのです。

  ③一度何かを覚えると、たとえそれを使わなかったり意識的に忘れていたとしても、
   それは永久に記録されたことになります。
   こうして記録された溝は、決して消えることはありません。

               <感謝合掌 平成28年1月17日 頓首再拝>
7:伝統 :

2016/01/24 (Sun) 12:07:44

(4)あなたの環境(P33~39)

  ①現れた「環境」と、原因である「意識」との関係を見てみましょう。
   すると、環境や経験が、潜在意識の欲するままに驚くほどの忠実さで
   つくられていることがわかります。
 
   一例をあげると、多くの医者は、ある特定の病気を毎日研究し、観察し、
   耳に入れたりするために、それについて極端に意識するようになります。

   彼らの心は、その病気の性質や徴候、そして結果を、あまりにも数多く
   カメラのように撮ったため、その潜在意識が自分たちの体にそっくりそのままの
   病状を再現するのです。

  ②建設的な面の習練もまた、私たちの意識を強く育てあげます。
   多くの少女たちは皆、母親の美しい衣装で自分を着飾り、その姿を鏡に映し、
   美の女王になりすましてウットリするものですが、その中には、後になって
   本当にミス・アメリカに当選した人もいます。
 
   知らずしらずに観察し、習慣づけられて、人々は病気や、貧困や、失敗や、
   論争や、孤独や、犯罪や、事故などについて、ひとりでに意識しだします。

   無意識の習慣に舵を取られてきたこの人たちの潜在意識は、ほとんど例外なく、
   あとになってからその自覚した通りの環境を創り出します。

  ③周囲で話される一言一言をことさら注意して聞いていなくても、
   それは私たちの意識の中へ入っているのです。

   そして、永久に回り続ける意識のレコードに溝を彫っています。
   繰り返すうちに溝は深まり、想念の結果を外部に作り出すでしょう。
 
   言葉は、肥沃な地(私たちの心)に落ちた種子のようなものです。
   そこに蒔かれたものを、私たちは遅かれ早かれ、年齢とは無関係に、
   3次元の色彩豊かな結果として刈り取らなければなりません。

  ④「人を信じてはいけませんよ」と両親からしつけられた子供は、
   得てして幻滅を感じるような経験をしがちです。

   そして、「ああ、僕の両親の言うとおりだった。この世は悪人だらけだ」
   と嘆息するでしょう。けれども、一人ひとりの悪人は、実は彼の被害意識が
   反映した影に過ぎないのです。

   もっとはっきり言えば、不正を働く人が、他に危害を加えよとする気持や意志を
   もっていることは確かです。しかし、裏をかえせば、当人の悪事が実際に
   行なわれるのも、そのような人間が存在するという信念または恐怖によるのです。

   不正を働く人がいるかもしれないと恐れを抱くこと
    ―― この信念が生み出した結果なのです。
 
   ガン腫瘍を取り除く医者は、ただ影を追っているだけです。
   原因は、患者がガンの存在を信じ、ガンが人を殺す力があると信じ、
   そして強い憎しみや欲求不満、その他の感情が鬱積していることにあるのです。

   原因を根本から取り除かない限り、種は残り、腫瘍が別の場所に現れたり、
   別の病気となって再発していきます。

               <感謝合掌 平成28年1月24日 頓首再拝>
8:伝統 :

2016/01/31 (Sun) 12:08:50

(5)人生のパターン(P39~45)

  ①想念が積み重なって個人の信念となり、潜在意識を満たしたあとで、
   私たちの人生を支配するのです。

   すなわち、私たちの態度や、行動や、経験で、
   環境は、あるひとつの鮮明に色分けられた型に従って支配されるのです。

  ②幼少期に、「どうせお前はロクな事はやれない」と注意され通し、それが
   潜在意識に植え付けられてしまうと、成長してから、成功を目指して努力し
   がんばったとします。

   その過程で、いつか「失敗するぞ」という潜在的信念の恐怖心が、
   だんだんと頭をもたげはじめ、潜在意識の方が勝つようになってしまいます。

  ③モントリオール神経学会の理事であるワイルダー・ペンフィールド博士の実験は、
   こめかみの葉皮膚(lobe doretex)を柔らかい電流で刺激すると、どんな人でも
   ひと言ひと言細かな点まで過去の出来事を思い出させることを示しました。

   明らかにこの皮膚は、幼児期から意識したすべての出来事を記録した、
   映画の連続フィルムを含んでいます。ひとつひとつの連絡した経験は、
   永久保存のような形で格納されています。

  ④私たちの現象の世界は、内面世界の単に目に見える一面にすぎません。
   私たちはいつも意識と一体であって、私たちがどこへ行こうとも、
   意識は同じ結果をくり返しつくり出します。

               <感謝合掌 平成28年1月31日 頓首再拝>
9:伝統 :

2016/02/07 (Sun) 12:07:55

(6)意識を変えよう(P45~54)

  ①私たちが意識を変えたときにのみ、嫌いなパターンを永久に取り替えることができるのです。
   では、意識を変えるにはどうしたらよいのでしょう。

   それは当人に、自分の過去の経験の、動機とか理由を理解させることから始めます。
   彼の古い信念を取り除くのは、一歩一歩行なわなければなりません。
   私たちをコントロールしている信念のほとんどは、幼児の頃私たちが受け入れたものなのです。

  ②私たちは、それを捨てたつもりでも、潜在意識の一部にはこの幼児期の知識が残っており、
   収穫の時期が来たならば、私たちはその結果を刈り取らなければなりません。

  ③好ましいパターンと一致するように目標を定めて努力すれば、
   強い力で新しい意識を創り出すことができます。
   積極的な言葉は、特に効果的です。
 
   「私にはできない」とか「それは不可能だ」とか「足りない」とか「疲れた」とか
   「いつも‥‥で困っている」などという言葉は、私たちの意識に否定的な暗示を与えます。
   まじめな表現であろうと、ふざけた言い方であろうと関係ありません。
 
   それらの言葉が、将来、私たちがまったく予想もしない時と場所で、
   失敗や、困難や、疲労の状態を創り出す助けとなります。なぜなら、
   《私たちの意識は休むことを知らず、日常生活のあらゆる分野の働きや経験を決定する》
   からです。

  ④どんな場合でも、想念や、言葉や、行為のかたちで与えられた命令を、
   心は公平にそのまま実行しています。

   そして、努力して反対の方向に行動しない限り、心は単純に印象づけられた
   アイデアや経験によって固められたパターンを、くり返し創り出しながら、
   私たちを支配し終わるまで休むことを知りません。

  ⑤私たちが、他人について否定的に考えたり話したりするだけでも、
   その結果は私たちにふりかかります。
   なぜなら、前に説明したように、潜在意識は私たちの言葉のあやとは無関係だからです。

   言葉はすべて客観的に、正確に記録され、潜在意識のなかへと包摂されて、
   その性格をますます強めていきます。

    「彼はだめな人間だ」という言葉は、「私はだめな人間だ」と訳されて、
   話す当人の上に必ずはね返ってくるでしょう。

   まったくのところ、《話しかける相手はただひとり、自分自身だけ》なのです。

  ⑥医師から「治る見込みがない」と言われた人がありました。

   松葉杖に頼らなければ歩けない一人の女性がありました。
   私たちは、彼女が自分のぶざまな不具を、母親の責任であると思って恨んでいる
   ことを知りました。

   そこで彼女に対しては、その母親に、次のように言うようし指導したのです。

   「お母さんは、したいことを自由になさってください! 」と。

   すると数週間のうちに、彼女はまたもとのように正常に歩けるようになりました。

   しかしその時も、医師たちは彼女の病状がさらに悪化すると予想し、準備していたのです。

  ⑦潜在意識の否定的な作用としては、自分や他人の死を繰り返して望んだりすると、
   その人自身の行為によって、また間接的な外部の仲介を通して、
   その願望が実現することがあります。

   フロリダ州フォート・フォルトン海岸で起きた事件がその例でしょう。

   釣をしにいくたびに「死んでしまいたい」とか「死んだほうがましだ」と
   たえず口に出している人がいました。

   1959年12月13日それは起こりました。
   彼はちょうど針にかかった一匹の大きな鯛を釣り上げようと
   懸命に奮闘している最中に、心臓麻痺で死亡したのです。

  ⑧私たちの人生を変える力としては、
   一時的な想念が無力であるということは容易に理解できます。

   貧乏人が突然、莫大な遺産を相続しても、貧困の意識をもっている彼は、
   すぐにその遺産を失ってしまいます。

   ところが一方「富」の意識の持ち主は、一度は財産を失っても、次第に、
   年とともに彼の富を取り戻します。

   必要なのはまったく新しい心の状態であり、
   それは、ある一定の期間にわたって努力を続けることによってのみ得られるのです。

  ⑨たゆまず、集中的に暗示を行ない、新しい環境に触れていくことによって、
   特に若い頃には、意識を完全に変化させることができます。

   日頃の教育手段、つまりテレビや本や、そして異なった信念を持つ人々と交際することも、
   散漫にはなりますが意識変革の一助となることがあります。

   もちろん、逆もまた同様です。
   否定的な性格の人々や教えに触れ、またそうした経験にさらされると、
   意識自身の純粋な力が、その人にとって不利な方向に汚されていきます。

   たとえば生まれてくる子供は皆純粋な心の状態にありますが、
   その子の生涯のパターンを決定する意識の心構えというものは、
   両親や遊び友達や学校から、そのまま学びとるということになります。

   宣教師たちが、まったくの善意から原住民に不衛生な状態を意識させてやった結果、
   そのことによって病気を誘発させることになるというのも明らかな事実です。
   中世において伝染病が急激に流行したことも、明らかに意識に関連した問題に原因があります。

   西部の荒くれ男たち、テレビの犯罪映画、ロックンロールの熱狂、スポーツカーや
   その他の気違いじみた流行の反乱についても、同じことが言えます。

  ⑩正しく選ばれた暗示を使うと、予想もつかないほど広範囲にわたって
   有益な結果を生むことができます。

   ところがその半面、粗雑な批評そして非難は、間違った意識を誘発しがちであり、
   その意識は、改善を必要とする状況ばかりを次々とつくりだしていくのです。

               <感謝合掌 平成28年2月7日 頓首再拝>
10:伝統 :

2016/02/14 (Sun) 12:30:43

PART D 共通する意識

(1)心のつながり(P65~70)

  ①心の放射物、または波というべきものは、時間や空間を超越しているのです。

   世界中で行なわれた精神感応の実験は、
   思念がどんな厚い壁や、どんな遠い距離にも影響されないことを証明しました。

    私たちがミニ放送局と受信局であるという理論をテストするために、
   高度の感応力をもった人たちに、非常な遠距離から複雑な精神メッセージが送られました。
   彼らは驚くべき明快さでそれらを記録し、理解しました。

   特別な状況におかれたり、そういう素質を自然にもっている霊媒は、
   思念によって遠隔地から送られた暗示に対し、
   ちょうど目の前で話しかけられているかのように感応します。

  ②米国陸軍情報部は、スパイ活動を含めたいろいろな目的にとって、
   精神感応がはたして有益かどうかを調べるために研究や実験を行ないました。
   1960年6月15日までに行なわれたこれらの実験は、大成功を収めました。
 
  ③この点に関し、ソビエト(現ロシア)科学誌『ナニカ・イジズン』に
   掲載された記事は注目されます。

   「離れたところへ思念を伝達するための脳の放射物は、ミクロ単位で発生するものと
   考えられます。思念中の頭脳センターから出るいろいろな放射波の働きは、
   別の人の頭脳センターにそれ相応のシグナルを作り出すことができます」
 
   「人間が正確な交信をするためにの、脳波の増幅器を製造できる可能性が出てきました」
 
   「頭脳センターによってつくられるものと同じ人工波を発生させて、人間の精神活動に
   直接影響するように設計することも、まったく問題ないと考えられます」
 
   普通の人でも、目に見えたり耳に聞こえる形ではなく、
   ある事件を別の場所でハッキリ知ることがあります。

   たとえば、恋人の死を虫の知らせによって知るなどというのがそれで、そういう事実は
   記録され実証されているのですが、ここで取り上げるには数が多すぎます。

  ④2人またはそれ以上の人が、互いの連絡がまったくなしに、
   遠く離れた場所で同時に同じ発明をするということも、よく知られた現象です。
   彼らは同じ心の周波数で同調し合っただけです。
 
   また、教育を受けていない人々が、しばしば偉大なアイデアを掘り出したり、
   正統派の教育で磨かれた人たちには考えられなかったような深い真理を
   発見したりするものです。

   とにかく、いったい誰がフルトンや、エジソンや、フォードや、
   ライト兄弟を教育したのでしょう? 
   こうした人々は、小学校以上の教育をまったく受けていません。
 
  ⑤これらすべてのことを考えてみると、次のように結論することができるでしょう。
   すなわち、《心は無限の連続体であり》、その中に人類や、生物や、物体など
   世界の一切を包含しています。

   この巨大な電子プロトン波動の領域では、存在するもの一つひとつが、
   独自の振動率や個性をもっています。
 
  ⑥さらに一歩すすめると、流行や活動や経験についても、すべて同じことがいえます。
   住宅や車は、その持ち主の振動を保持しているものです。

   もしその振動が低いものだと、訪問者や新しい持ち主は憂鬱になります。
   もし高ければ、逆に活気づくでしょう。

               <感謝合掌 平成28年2月14日 頓首再拝>
11:伝統 :

2016/02/21 (Sun) 12:17:18

(2)心の力学(P70~73)

  ①心の波は(それが変化しなければ)個々人の心から発信されると、
   それにふさわしい意識に受信されて、相応の結果を現します。

  ②母親が「息子は事故を起こすのではないか」と心配すれば――
   夫が「帰りが遅いと妻に叱られるのでは・・・」と恐れれば――
   妻が「夫はウソをついているかもしれない」と不安になれば――

   社員が「上司に首を切られるのでは・・・」とびくびくすれば――
   被告が「陪審員は不利な判決を下すのではないか」と気づかうならば――
   セールスマンが「客はこんな商品は買わないのでは・・・」と取り越し苦労をすれば――

   すべてそれ相応の反応が引き起こされるでしょう。

  ③反対に、明るい積極的な態度や信念は、
   他の人たちの協力を得て好ましい結果を生み出すでしょう。

  ④《日常の出来事は関係する人々の意識に影響されるばかりでなく、
   見た目には関係のない第三者の意識によっても影響されている》のです。

   「人を殺したい」という欲望を意識的、または無意識のうちに持っている人は、
   「殺されるのでは・・・」と恐れている人に引き寄せられ、
   その他、家族や隣人や警察などの「犯罪」の意識も加わって、殺人が行なわれます。

  ⑤犯罪事件に関する報道やニュース映画は、罪悪の既成観念をさらに強め、
   なお一層の犯罪をつくり出すだけです。
   少年犯罪の状況は、この原理を鮮やかに描き出しています。

   世間一般がこうした傾向の事件を意識し、予期するために、その意識は、
   トラブルを引き起こす気などいたずら程度にしか持っていない若者たちを、
   犯罪に駆り立てるようになります。

   何がそうさせるのか、彼ら自身も自分の行動を説明できないし、
   あとになって深く後悔するでしょう。

               <感謝合掌 平成28年2月21日 頓首再拝>
12:伝統 :

2016/02/28 (Sun) 12:09:51

(3)循環の原理(P73~84)

  ①《潜在の心は、いったん動き出すと循環しはじめ、
   その作用が完結するまで止まることを知りません。》
   心は欲する目的を達成するまで、どこまでも働きます。

   心の働きは、「事故」の意識を持っている人自身が実際に事故に遭うか、
   直接巻き込まれなくても、近い肉親や友人の上にそれが起こるまで続きます。

   成功、障害、または他のどんなタイプの意識についても、このことは言えます。

  ②潜在意識の願望は、どんな意識であるにせよ、心の力によって現実界に再現されます。

   バンス・パッカードによると、内心優越感を抱きたがる夫は、どうしても傲慢な相手を
   妻に選ぶ傾向があり、また、内気な妻は、あけっぴろげな夫を選ぶことはめったにしません。
   やきもちやきの配偶者たちは、やきもちをやかずにはいられない生活をする似た者夫婦です。

   もう一歩進んで言うと、このような人たちは相手を選んではいません。
   容姿や外観によって選び合ったように見えますが、
   実は、彼らの潜在意識が一つの統一体をつくるために、お互いに引きつけたのです。

   それぞれが一つひとつの言葉や行動に、相手の潜在意識の内容を反映しています。

   事実は、《私たちが知ったり会ったりする一人ひとりが、
   私たち自身の一部分を鏡に映し出していると》いうことです。

   相手の言うこと、行なうことは、すべて私たちの一部です。

  ③不愉快な事件が起きたとき、被害者は「事件当時、そうした嫌なことは考えもしなかった」と
   断言するでしょう。《意識的な》想念に関する限り、そのことに疑う余地はありません。
 
   しかし、意識というものは意識的なものも無意識のものも、パターンを持っています。
   そして《想念》は、ある一定の形を持ったエネルギーの結晶としては、
   《作られもせず壊されもしない》ものなのです。

   私たちがいったん想念すると、年月が過ぎてもそれは力をたくわえて残り、
   「考えをめぐらした」そのできごとが発生するにふさわしい環境になったとき、
   「結果」となって必ず現れてきます。

   「夫にとって自分は充分ではないのではないか」と
   内心ひそかに恐れている婦人がいたとします。
   そして彼女は、その恐怖心を自分の意識からうまく隠しおおせたとしましょう。

   しかしながら、表面には現れていない彼女の意識は、
   すでに結婚の破局を予期しており、他の女性の出現を避けられないものにしています。
 
   この不幸な妻は、当然夫をとがめ、そして《女の悲劇》をうらみます。
   もし、仮にこの夫の情事がやんだとしても、すぐに他の女性が登場するでしょう。
   妻が意識を変えるまで、それは終わりなく繰り返されます。

  ④心の溝が深まり、前述のような経験として現れてくると、事態は次の段階を迎えます。
   一度周期がめぐって全体が完結すると、舞台は新しい周期の出発に備えて、
   いっそう大がかりにセットされるのです。

   その時こそ、もっと好ましいパターンを植えつける最良の時期でもあります。

               <感謝合掌 平成28年2月28日 頓首再拝>
13:伝統 :

2016/03/06 (Sun) 12:35:18


(4)行動におよぼす力(P85~90)

(5)その他の応用(P91~92)

  ①他者を引き離して大々的に販売を進めている会社は、強力な意識的要因をもっているので、
   その業界のリーダーシップを握れるほどの需要をつくり出すことができます。

   販売を始めたころの商品は二流品だったとしても、一般大衆の信頼を得るならば、
   それが決定的な効果となって次々に必要な改良を生み出さずにはおきません。

   なぜなら、多数の人々の抱く信念は、積極的であれ、否定的であれ、
   必ず支配力を及ぼし、報いられるからです。

  ②くり返して大々的な広告キャンペーンを打った後は、人々の心の中では、
   無意識のうちに製品の品質と社名もしくはトレードマークとが結びつき、
   それは会社全体にとって一つの有利な期待をつくり出すでしょう。

   一方、会社にとって不利な広告宣伝は同じくらい有害です。

  ③《「或るものはこうである」と信じる人が多ければ多いほど、
   「こうである」ということはますます確実になります。》

   悲劇的な例を見てみましょう。

   国務長官ダレス氏は、容態が重いと発表された後に急死しました。
   彼の死は、自分自身や侍医たちの意識に起因するばかりではなく、
   おそらく、国民全体の死に対する恐れによって引き起こされたものです。

  ④インフレや疾病や失業や事故などの予想率が、なぜたいてい正確に当たるのか、
   その理由を私たちは説明することができます。

   国家的なスケールで見るならば、国民の間に貧困の意識が広まると、
   それは繁栄を獲得しようとする政府の努力を妨げることになります。

   「景気の逆転」を予期する人口の比率が大きければ、
   株式市場の下げや不景気を起こす原因となります。


(6)国際的なつながり(P93~96)

  ①意識は、国際関係においてもやはり同様に重要な役割を演じます。
   なぜなら、これらの原理は個人的に、集団的に、そして全人類的に
   適用していくからです。

  ②暗い悲観的な状況が国際的に強調されてきたおかげで、私たちは戦争や、
   病気や、貧困や、飢餓や、その他の悲観的な世界意識の中で生きています。

   私たちが注意し意識を集中するものを、心の力は再現し再生していくことは
   すでに立証してきましたが、このような状況を見るならば、それはまた、
   この世界の直面する肌寒い将来を必然的に予言しているのです。

  ③この増大する傾向を食いとめるため、
   断乎とした、そして賢明な国際的な対抗策が必要です。

  ④地上の全人口の心を現時点で変えることが不可能なことは明白であるにしても、
   私たち自身がまず自発的に出発することによって、
   想像以上の有益な結果をもたらすことができるのです。

  ⑤広くゆきわたった悲観的意識に抵抗して立ち上がるためには、好ましい態度や
   行動の原因というものが何によって成り立っているかを、一人ひとりが洞察し
   見きわめることが必要です。

   私たちは、群集ヒステリーの催眠的効果を断乎として拒絶し克服しなければ
   なりません。それと共に、望ましいと思われる方向には終始一貫して行動して
   いかなければなりません。  

・・・

<参考Web:谷口雅春先生に帰りましょう・第二「『善き人生の創造』第二十一章」
       今日の”平賀玄米 さま”謹写の「人類の通念を超えよ」にも関連します。
       → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=kaelou&mode=res&log=159    

(1)人類全体の精神的波動の影響(かげ)を避けることは、
   余程の信念がなければならないのであります。

(2)人類の通念となっている所の、吾々の力を制限する迷いは随分沢山あるのであります。

(3)吾々が常人以上の働きを為し、常人以上の健康を維持しようと欲するならば、
   これらの人類の通念という暗示的力に縛られないように、
   それを飛び越えなければならないのであります。

(4)吾々は単に眼に見えるもの、読むもの、耳に聴かされるものによって暗示を受ける
   だけではなく、以心伝心という働きで、心から心へ、潜在意識から潜在意識へと、
   それらの共通観念を暗示されているのであります。

   だから、吾々はそれらの消極的な暗示から
   出来るだけ飛び越える様にしなければならないのであります。>

               <感謝合掌 平成28年3月6日 頓首再拝>
14:伝統 :

2016/03/13 (Sun) 12:10:18

E 意識と自動的作用

1.「物」とは・・・ (P97~99)

(1)意識は人間や動物ばかりでなく、物体にも影響を及ぼす。

(2)物質は意識の結晶物であり、知性を持ちまたは現に知性的な存在である。

(3)細胞は生きて働く彼らの特殊な役割について、独自の情報をもっているのです。
   (ニューヨークのロックフェラー財団 ポール・A・ウェイス博士及び
    A・セシル・ティラー博士の実験結果より)

(4)植物も知性をもっている。
   (ノーベル賞受賞者ルーサー・バーバンク博士)
   (ウィスコンシン大学マーク・A・スターマン博士とJ・C・ウォーカー博士)

(5)デューク大学の心霊学教室で、ライン博士の有名な実験は、
   心が物体の上に物理的な効果を及ぼすことができることを証明しました。
   (距離、大きさ、数は、その結果に影響を及ぼさない)

               <感謝合掌 平成28年3月13日 頓首再拝>
15:伝統 :

2016/03/20 (Sun) 12:03:30

2.人と物 (P99~101)

(1)「意識が物質に影響を及ぼす」

(2)幸せな持ち主によって誇りをもって着られていたドレスが、
   暗い否定的な態度の女性に着られるろ。くすんで見え、傷みが早くなります。

(3)私たちが知っている女性で、自分の持ち物を絶えず賞めている人がいます。
   そうした品物は長い間美しく残り、ニュールックを失いません。

(4)新しい持ち主の意識は、その人の個人的な心の状態に応じて、
   まった自然に最初の製品を変更していきます。

(5)ある車の構造に対してオーナーが信念をもっているなら、
   それは故障のない満足したコンディションをつくりだすでしょう。

(6)自分の上役や仕事に対して反抗的な秘書は、自分では気づかずに、
   実際は欠点のない電動タイプライターをしょっちゅう故障させていることがあります。

                ・・・

3.空と宇宙への応用 (P102~102)

(1)空を「飛ぶ」ということは、ごく少数の大胆な人たちの意識から、
   徐々に全人類の意識へと変化していったのです。

(2)あることについて確信を持つグループの人数が多ければ多いほど、
   それに応じた結果は一層確定的になるでしょう。
   潜在意識は、その根底にある期待を形に現わすまで、どこまでも働き続けます。


               <感謝合掌 平成28年3月20日 頓首再拝>
16:伝統 :

2016/03/27 (Sun) 12:03:54

PART Ⅱ  あなたの意識を確立しよう!

《はじめに》(P109~110)

「PART Ⅰ」では、あなたの座っているその椅子が一つの結果であることをのべてきました。
椅子の原因は、デザイナーの心に浮かんだアイデアでした。
その椅子を改良するには、原因となるアイデアや青写真を変更しなければなりません。

同様に、あなたの結婚や職業や社会的地位などは結果であって、
その底に流れる意識を変えなければ改善はおぼつきません。
 
あなたができるだけ短期間で最適の結果を望むならば、
関連のある部分を読まれた後で次の10項目のステップを実行されることをお勧めします。


(1)自分を「成功者」と考えましょう

(2)決断しましょう

(3)自分を愛しましょう(少なくとも好きになりましょう)

(4)他人を愛しましょう(少なくとも好きになりましょう)

(5)「できる」と考えましょう

(6)すべてを善とみましょう

(7)始めたらやり遂げましょう

(8)「豊かに」生きましょう

(9)妥協してはいけません

(10)気長に、忍耐強く

               <感謝合掌 平成28年3月27日 頓首再拝>
17:伝統 :

2016/04/03 (Sun) 12:28:00

A 自分を「成功者」と考えましょう(P111~114)

(1)失敗とは、赤ん坊がつまずいたり倒れたりするのと同じように成功の一部なのです。

(2)今あなたがすでに成功している姿に心を集中しなさい。
   あなたの能力とつり合った目標へ焦点をしぼりつつ、
   志したことに努力しましょう。

(3)あなたの経験(失敗と感じられる経験も含む)や仕事の努力のひとつひとつが
   踏み石になって、あなたを目標に向かって導いてくれているのです。
   それは、目標達成に欠くことのできない部分です。

   したがって、あなたは常に成功者なのです。

(4)今この瞬間から、成功者として行動するようにしましょう。

(5)あなたと同じ研究分野で成功した人たちの伝記を読みなさい。
   「成功」の意識に生きる生活を始めなさい。
   成功した人々と交際しましょう。

   成功を考え、成功を話し、そして成功を感じるようになるまで、
   あなたを意識を集中しましょう。

(6)どんな場合でも、自分が「失敗」や「否定」の一部になることを拒否しましょう。

(7)今からどんな時にも「成功」の意識をもって行動に当るならば、
   あなたの心は仕事の上に、生活の上に、
   それにふさわしい発展をすぐにでも生み出してくれるでしょう。

・・・

<参考Web:ブログ「弁護士加藤英男」
       ~王者のごとく 「トーチェ氏の心の法則」2-序章、2-A
       → http://ben358.exblog.jp/17475180/

               <感謝合掌 平成28年4月3日 頓首再拝>
18:伝統 :

2016/04/10 (Sun) 12:04:59

B 決断しましょう(P115~122)

(1)「決断」の能力は成功にとって必要不可欠の条件です。

(2)理解しなければならないことは、《行動》を伴わない決断は
   決断ではないということです。

(3)私たちの心は、一度にひとつの方向にしか結果をうみだすことができません。
   私たちの内奥の魂、すなわち最高の、あるいは第3の存在は、常に積極的です。

   魂は、「私に不可能はない」と主張します。しかし、心がその声と一致した時にだけ、
   その主張は自由に流れ出て私たちの努力に成功をもって報いてくれるのです。

   心はそれまで学んできたことに規定され、
   積極的か、否定的か、中立的かのいずれでもあり得るのです。

   身体や動作は、ただ心の命じるところに従って動いているにすぎません。

(4)私たちは自分の欲する方向にそって決断を下し、それを堅持していなけななりません。

(5)私たちは生まれつきの怠け者で、できるだけ努力のいらない方を選ぶ傾向があります。

(6)あなたの不決断は、今あなたが直面し、選択を迫られていることとは何ら関係がない
   (小さい時から周辺から色付けされてきた)恐怖心の結果なのです。

(7)行動を起こすための3つのステップ

  ①決断することについてあるゆる角度から徹底的に検討しなさい。
   賛否の両論を現実のものとして考察しましょう。
   結果のひとつひとつについて熟考しなさい。

  ②決断しなさい。
   確実な、決定的な、そして最終的な決断をするのです。

   それから、あなたの決断どおりに行動を起こしなさい。

  ③決断を固守しなさい。
   決定を下したあと、潜在意識はそれに反抗し反発するでしょう。
   周囲の人も、その決断がいかに愚かであったかを納得させようとするでしょう。

   しかしそれに同意してはいけません。
   あなたの決断を固守しなさい。

   もしあなたがその試練に屈せず忍耐強くあるならば、
   あなたの決断はそのまま成功するほかはないでしょう。

   あなたがひとつの決断をしたという事実が、あなたを勝者にするのです。

(8)重大な決断を下す前に、より小さな事柄を決定することによって
   あなたは自身を訓練しなさい。

   この方法によて、あなたは次の2つの目的を達成することができるでしょう。

  ①あなたは、自分の望むことがらに心を集中させるという、心の鍛錬ができます。

  ②小さな事柄を決定し行動に映すことによって、
   あなたは相当複雑な仕事を達成する能力を獲得することができます。



<参考Web:ブログ「弁護士加藤英男」
       ~決断を行動に移す 「トーチェ氏の心の法則」2-B
       → http://ben358.exblog.jp/17481321/

               <感謝合掌 平成28年4月10日 頓首再拝>
19:伝統 :

2016/04/17 (Sun) 12:12:04

C 自分を愛しましょう(少なくとも好きになりましょう)(P123~122)

(1)「欠点がある」とか「役に立たない」とか「劣等だ」などと意識してはいけません。

(2)私たちは、みんな独特の個性をもった人間です。
   あなたは、ただあなただけの使用価値、唯一性、独自性をもっているのです。
   ですから、決してあなた自身を安売りしてはいけません!

   「あなた」という1個の石がなければ、「生命」というモザイク全体が未完成なのです。

(3)今あなたは幸せな、成功した生活を実現するために、
   ちょうどぴったりの年齢にいるのです。

(4)現在の自分、今までの行動、そして過去の経験を変えることはできません。
   しかし、それに対するあなたの態度は変えることができるのです。

(5)あなたは今日の規準で自分自身を裁く権利はないのです。

(6)あなたは、過去の事件や経験から利益を得てきました。
   ですから、それでよかったのです。

   間違いや過去についての胸の痛みを、再び将来に映し出さないようにしましょう。
   決して振り返ってはいけません。

(7)今日は新しい一日です。
   新生の今日を完全に、喜んで生きましょう。

(8)自分自身を許しましょう。
   自分自身を受け入れましょう。
   自分自身を好きになりましょう。

   自分自身を尊敬し、愛せることを覚えましょう。
   そして最も大切なことは、自分自身を理解することなのです。

・・・

<参考Web:ブログ「弁護士加藤英男」
       ~決断を行動に移す 「トーチェ氏の心の法則」2-C
       → http://ben358.exblog.jp/17487696/    >

               <感謝合掌 平成28年4月17日 頓首再拝>
20:伝統 :

2016/04/24 (Sun) 19:12:32

D 他人を愛しましょう(少なくとも好きになりましょう)(P131~148)

(1)「愛する」ということはさておいて、他の人々を「好きになる」ということは、
   多くの人たちにとってきわめて難しいことです。
   これも、やはり幼少のころに植えつけられた習性の結果なのです。

(2)心は、幼児期の経験や印象をいっそう大きなスケールで再生していく傾向を
   持っているので、否定的な態度を持っている幼児は、後年になって、
   さらに恐怖に満ちた経験を自分自身に引きつけていくようになります。

   反応する対象は変わっていくでしょう。たとえば「犬」に対する恐怖は
   「見知らぬ人」や「外国人」や「経済的不安定」などへと移行していくかも知れません。
   しかし、原因となる感情は不変のまま残されていくのです。

(3)幼児は、食事時間が不規則であったり、両親の意見がくいちがっていたり、
   予期しない出来事が起こったり、不親切な目にあったりすると、
   「憤り」を経験するようになります。

   この幼児期の憤りは、ことに他人からくり返して不快な仕打ちを受けていると、
   どんどん高まっていきます。

(4)潜在意識というものは、時や場所や人を問題にしませんから、
   憤り→憎しみ→絶望→失敗という連鎖反応は、
   成長する幼児の一生を苦しめ続けるでしょう。

  ①それは先生や、雇い主や、配偶者など、
   彼に身近な人たちと関連を持ちながらくり返されていきます。

   これらの人々は「結果」であり、その「原因」は
   幼いころに親と結びついてしまった感情なのです。
 
  ②動・反動の法則によって、憤りはさらに憤りを生みます。
   私たちが憤りを言葉や行動で表すならば、
   他の人たちから同じように応酬されるだけでしょう。

  ③もし私たちが敵意や恐怖心を隠そうとするならば、
   それは自分自身をだます以外の何物でもありません。

  ④私たちに対する他人の敵意に満ちた行為そのものが、
   私たちの赤裸々な心の状態を暴露してしまいます。

(5)内にこもった憤りは、それが開放されない限り、
   いろいろな形をとっていずれは現象化してくるでしょう。
   次に3つの例を取り上げてみましょう。

  1.肉体の病気
  2.敵意
  3.いつわりの愛と親切

  ①第1番目の現象を、著者はたくさんの例で治療してきました。
   暗示をまじえたまったく薬物を使わない治療方法を通じて、
   病人が完全に治ることが確認されました。

   各個人の意識が、ガンや、胃潰瘍や、心臓病その他の病状の発生を決定しているのです。

  ②第2番目は、多くの人が敵意をあまりにも根強く持っているため、
   人となかなかうまくやっていけないということがあります。
   彼らは家庭で、職場で、行く先々で、しょっちゅう争いを起こします。

   敵意が隠れたまま表面に現われていない場合でも、
   その敵意は外部に出ることを待ち受けているのです。

   したがって、彼の意識が適当なはけ口を引き寄せるや否や、憤りはそこで爆発します。
   そのはけ口を交通混雑のようなものに向けるならば無害な場合もありますが、
   人間に向けられた場合には、妻や、子供や、隣人や、そして債権者などが
   身代わりとなることもあります。

  ③ 憤りが現われる第3番目の形は、
   いつわりの愛と親切であり、これはもっとも一般的です。

   私たちは社会的な制約によって敵意を抑制されています。
   真の感情は隠すべきだ、と教えられました。

   しかし、否定的な感情をどのようにして浄化したらよいのかということは
   教えられなかったために、私たちは人生の舞台で演技者となってきました。

   優美で柔和なマスクの裏に、憎しみや、失敗や、そして恐怖に満ちた心を
   私たちは包み隠しています。しかし、偽善はいずれ暴露されるでしょう。

(6)新婚の夫婦というものは、例外なく、
   やさしい微笑と甘い口づけの日々にウットリしています。

   しかし、遅かれ早かれ、お互いの間に激しい爆発が起きるときが来ます。
   あるいは彼らの子供に障害があったり、重病になるという形で、
   両親の内部に秘められた感情をドラマチックに描き出すでしょう。

   私たちは著名な医者たちから絶望と宣告されたこのようなケースを数多く手がけ、
   驚くほどの治療効果をあげてきました。

   私たちは子供だけを対象とするのではなく、
   その子の病気の原因――すなわち両親のほうから治療を始めました。
 
   ふだんは非常に人づきあいがよく、物事にもよく順応する男性も、
   アルコールが入ったり、仕事を解雇されたり、あるいは最愛の彼女に振られたり
   したような時には、まるで別人のように狂暴になることがあります。

   それほど激烈な形で現われなくても、セールスマンが客から注文を断られたり、
   家庭の主婦が隣近所と仲たがいをしたり、友達になりたいと思う人々から
   逆に嫌われたりすることもあるでしょう。

   私たちが内に抱く裸の感情は、実はそれとは関係がない現在の私たちの生活圏内の
   人々によって表面化され、映し出されていかざるを得ないのです。


(7)私たちは、憤りをその発生した時点で阻止し、浄化しなければなりません。
   それは理性的に説明し、納得されることによって可能となるでしょう。
 
  ①たとえば、「上役や配偶者は、父親でも母親でもない」ということ、
   「相手の行動は、実は善意から出ている」ということ、
   「相手の態度はその人自身のパターンと自分自身の隠された期待との結果である」

   というように、私たちは自分自身を納得させ、
   和やかな豊かな気持ちにもっていかなければなりません。
 
   やがて新たな考え方が生み出され、人生に対して自信が湧いてくるでしょう。
   特に、周囲の人々の態度が好転してくることによって、この道が正しいものである
   と自覚され、さらに確信を深めてくれます。

   そしてついに、成功と満足を自分のものにすることができるのです。

  ②このようにして、暗い否定的な見方を明るい積極的なものに置き換えていくならば、
   あなたは内面的にも外面的にも、平和で穏やかな一つの新しい習性を身につける
   ことができるでしょう。

   忍耐強く努力を続けていくとき、他人との関係も驚くほど楽しいものになっていきます。

  ③それと同じ方法によって、あなたはガンや胃潰瘍や心臓病やその他の病気から、
   確実に自分を守ることができるでしょう。
   あらゆる病状は「結果」であるからです。


(8)ここで再びあなた自身の話に戻ってみましょう。
   あなたは妻や友人が自分に非協力的だと思っているかも知れません。

  ①しかし、非協力とは、実は「他の人たちとウマが合わない」という
   あなたの内部信念の反映だということを忘れないでください。
   この信念はずっと前から存在しているものなのです。

  ②私たちは、特に幼い頃は、他人の態度を表面的に解釈します。
   そのため、幼児期にまったく主観的な解釈によって生まれた恐れや期待を、
   私たちはあとになって「結果」として他の人々から刈り取らなければなりません。
 
  ③周囲の人々が非協力的に見えるのは、裏を返せば、実はあなたが持っている
   「彼らは非協力的だ」という信念の指示どおり、ズバリ協力してくれているわけです。

   「みんな私に協力してくれている」と、あなた自身に言い聞かせなさい。
   やがて、あなたが子供の時から願い求めてきた理解と協力が、
   あなたのものになることでしょう。


(9)幸せとは、欲しいものを手に入れたり、なりたいものになったり、
   したいことをすることから来るものではなく、今手にしているもの、
   今の自分がしていることを、あなたが好きになるところから生まれてくるものです。

   このことを忘れてはいけません。

   あなたの心は、あなたの中に生まれた新たな満足感を
   いっそう湧き立たせてくれるでしょう。
 
   今自分がどんなに幸運であるかを言い聞かせ、納得させていきましょう。
   遠からず、あなたはもっと多くの、もっとよい幸運の理由を見つけることが
   できるようになるでしょう。

(10)多くの親たちは、子供の愛情を失うことを恐れるあまり、
   子供の教育に必要な「厳とした態度」をとることをあえてしません。

  ①そういうやり方では、親子双方が傷つきます。
   親は自らの自尊心と子供たちの尊敬を失い、
   一方子供たちは、親になるための訓練を十分に受けないまま成人していきます。

  ②自ら訓練を受けてきた人だけが、ほかの人たちを賢明に訓練することができるのです。
 
  ③子供を真に愛する親は、子供の行動を理性的なルールで規律します。
   子供は従順であることを要求され、それに反した場合には
   どんな罰が与えられるかを言い聞かされます。

   こういう方法で、子供は早くから、恩恵を得るためには
   自ら努力しなければならないことを学びます。
   「与えた」時には必ず「与えられる」ことを学ぶのです。
 
  ④もし親が、意思堅固に、そして徹底してこのようなルールを押し通すならば、
   憎しみというものは起こり得ません。自分に何が期待され、なぜ期待されているかを
   知っている子供は、親を尊敬し愛するでしょう。


(11)あなたは、「周囲の人が冷淡で私にかまってくれないから」という口実をつけて、
   孤独のほうがよいと思っているかもしれません。

  ①しかし、その本当の理由はなんでしょうか。
   子供のころ、遊び友達から仲間はずれにされたからかもしれません。
   あるいは、弟か妹が、あなたにかわって両親の愛情を独占してきたからかもしれません。

  ②とにかく、どんなケースであったにしろ、あなたは他人を恐れるようになりました。
   外に出るのを怖がるようになりました。

   このような恐怖心は、やがて潜在意識の中に深く宿り、
   多くのセールスマンの販売活動を阻害するとか、
   未婚女性の結婚を妨げるなどの働きをするようになります。
 
  ③あなたが孤独でいればいるほど、あなたの心は
   ますます一人でいたくなる理由を見つけ出すものです。

   「天気がよくないから外出はやめよう」とか、
   「パーティーに招待されたけど、つまらないから」などの理由で、
   心はあなたにささやきかけるでしょう。

   どんな理由も、みんなうわべの言い訳です。
   本当は、あなたの意識の孤独なパターンが素顔をのぞかせているのです。

  ④こんな状態が続いていくならば、あなたの意識は家に引きこもっていたいがために、
   ノイローゼや病気にまであなた自身を引きずっていくかもしれません。
 
  ⑤このパターンを打ち破るためには、新しい習慣を築き上げなければならないのです。
   努めて外出しなさい。
   あなたの潜在意識がどんなに反発しても、人々と交際を持ちなさい。

   あなた自身を説得しなさい。
   はじめのうちは、友達をつくろうとすることに違和感を覚えるかもしれません。
   しかし、そう感じること自体が、実は進歩の兆しなのです。

   なぜなら、私たちは寂しさや貧乏や失敗など、実際に体験し、
   なじんだもののなかでこそ気が休まるからです。

   そのときに不快に感じていたことが、
   気楽で自然なものに感じられるようになるまで、初志を貫きましょう。


(12)次に、人々との交際の中であなたの愛と尊敬を示す方法をあげてみましょう。

  ①時間を守り、どんなことにでも頼りがいのあること。
  ②思慮深いこと。
  ③誠実であること。

 
   このような態度をとれば、相手は必ず誠意をもって応えてくれることでしょう。
 
   結局、与えたものだけが返ってくるのです。


・・・

<参考Web:ブログ「弁護士加藤英男」
       ~決断を行動に移す 「トーチェ氏の心の法則」2-D
       → http://ben358.exblog.jp/17505557    >

               <感謝合掌 平成28年4月24日 頓首再拝>
21:伝統 :

2016/05/01 (Sun) 13:00:01

E 「できる」と考えましょう(P149~153)

(1)あなたの心は、あなたの信念どおりのものしか生み出さず、
   したがって目標に達するためには、自分の努力に見合った理由を、
   あなたの心に納得させなければなりません。

   あなたが自分の心に与える理由は、どこまでも個人的で、
   あなたにとって真実でなければなりません。

(2)「私はできない」とか「不可能だ」と言うたびに、
   あなたは自分自身を失敗へと運命づけているのです。

(3)私たちはみんな文化や、両親や、学校の教育によって、
   ある種の絶対的な真理として受け入れるよう訓練されてきました。
   この訓練の過程で、私たちはしばしば真理から目かくしをされています。

(4)事実かどうかということに縛られずに想像力を駆使できる人は、
   まったく偉大な人物です。

   なぜなら、彼の心は「奇跡」と呼ばれるものを生み出すからです。

   しかしそれと同じように、あるいはそれ以上に偉大な人とは、
   事実に関する知識を賢明に着々と駆使し、自己の限界を一歩一歩越えて
   未開の分野を切り開いていく人です。

(5)あなたは否定(できない)を肯定(できる)へと
   次第に転換していくことができるのです。

(6)解決できない問題も、達成できない望みも存在しないのです。
   このような原理に従って、想念と言葉の力を駆使して行動するならば、
   まもなくあなたは、「目標を達成する」という習慣を身につけてしまうでしょう。


・・・

<参考Web:ブログ「弁護士加藤英男」
       ~決断を行動に移す 「トーチェ氏の心の法則」2-E
       → http://ben358.exblog.jp/17512652/    >


               <感謝合掌 平成28年5月1日 頓首再拝>
22:伝統 :

2016/05/08 (Sun) 12:37:39

F すべてを善とみましょう(P154~161)

(1)私達は子供のころから、行動や物事について「あれはよい、これは悪い」と
   いうように見ることを教えられてきました。

   そのため、私たち大人の世界にも善悪二通りの姿が映しだされています。
   ですから大部分の人間は、ひかえめに言っても欲求不満を起こしています。

(2)今よりもっと幸せな未来を楽しむためには、
   私たちは今までの態度を変えることを学ばなければなりません。  

(3)潜在意識というものは自他の差別をせず、他人についてあなたが言ったり
   考えたりすることも、そのままあなた自身の上に適用するからです。

   あなたが「彼はバカなやつだ」と言えば、その言葉は「私は愚かものだ」
   と訳されて、いずれあなたの身の上にふりかかってくるでしょう。

(4)あなたが今、自分の過去を振り返ってみるならば、
   無知から理解へと、あなたは徐々に進んできました。
   不幸に思えたことが大きな幸せに変わりました。

   それと同じように、「悪」と思えることもすべて「善」へと伸展します。
   なぜなら、今までどんな出来事でも、実際そのように変わってきたからです。
   つまり、すべては「善」なのです。

(5)悲観論者たちが何十年にもわたって予言してきたこととは裏腹に、
   私たち人間は豊かにおいて、自由において、機会において、
   一層の幸福を享受しています。

(7)あなたの意識を「善」に向かわせるためには、あなた自身の、あなたの配偶者の、
   あなたの生活の中から、美点を見つけ出し、それを自覚しなさい。

   記憶の悪さを嘆くかわりに、簡単に思い出せるいろいろなことに思いを集中しましょう。
   そして「私は記憶力がよいのだ」と自分自身に明言しなさい。
   いつも、物事をできるだけ思い出すように努力しましょう。
   このように忍耐強く努めるならば、あなたは必ず成功します。

(8)動・反動の法則は、どんなときでも、どんなところでも作用しています。
 
   今日あなたが他人を非難するように心の溝を彫るならば、たとえ頭の中でそう思っただけで
   あっても、あなた他人から――もしかしたら、今まで会ったこともない人から――非難を
   受けることになるでしょう。

   ですから、本当の意味で自己本位に考えてみても、
   私たちは他人に寛大であることが要求されます。
 
   行為についてもまったく同じです。
   親切な行為であれ悪意ある行為であれ、与えたものが必ず返ってくることは、
   改めて説明するまでもないでしょう。
 
   これは国際的にも当てはまります。
   たとえば英国は、チェコスロバキアと交わした援助協定に1938年に違反しました。
   ところが1956年のスエズ危機のとき、英国は米国から援助を断られ、
   チェコスロバキアが味わった苦しみと同じものを経験しました。
 
   ずっと以前、米国は理由のよしあしを問わず、ある国々を非難したことがあります。
   そして現在、善意ある多くの米国民は、友好関係を保ってきた他の国々から自分たちが
   どうして非難されるのか、その理由がわからず困惑しています。

   事実は、昔祖先たちのしたことの償いを、今させられているのです。
 
   それと同じように、私たち一人ひとりは、
   過去にとった態度や行為の結果を現在受け取って、
   それについて喜んだり悲しんだりしているのです。

   一人の人間が自己変革をしようと努力すれば、
   新しい結果が確実に現れてくるのですから、

   一国の政策を修正すれば、同じように想像以上の利益を引き出すことができるでしょう。
   そしてその利益は、何世紀にもわたって進歩や、平和や、反映の恩恵を
   人類に与えてくれうに違いありません。
  

・・・

<参考Web:ブログ「弁護士加藤英男」
       ~決断を行動に移す 「トーチェ氏の心の法則」2-F
       → http://ben358.exblog.jp/17520005/    >

               <感謝合掌 平成28年5月8日 頓首再拝>
23:伝統 :

2016/05/15 (Sun) 12:30:03

G 始めたらやり遂げましょう(P162~165)

(1)人はたいてい大きな夢を描きます。
   しかし、それを実現する人はわずかです。

   夢が実現できない大きな理由の一つは、知識や能力や努力が足りないのではなく、
   幼児期に形成された習慣が影響しているからです。

(2)幼い頃、ゲームや遊びや、その他子供にとって大切な活動に熱中している
   最中に、突然、親や先生に中止を命じられた子供は、後になって学校を
   無理に中退したり、将来有望な地位をあきらめたりするようになるでしょう。

   やがてその結果として、彼らの潜在意識は「何ごとも完成しない」
   というパターンに当てはめられていくのです。

(3)年月がたち、このパターンは彼らが人生の目標に到着することを
   阻むようになるでしょう。それは「他人」として、もしくは自分の
   手に余るような「障害」として行く手を阻みます。

   あるいは、潜在的な習慣に支配されて、自分自身でわざわざ失敗するように
   行動し、決心し、不適当な行ないをするかもしれません。

(4)私たちの理性の心は、実際は潜在的要因によって起こされた行動を、
   しばしば根拠のない表現で合理化するものです。

   心によってつくられたパターンは、水源地から海へと、川底をえぐりながら
   流れていく川のようなものですから、その流れをもっと望ましい方向へ
   転換するには、強い力が要求されます。

(5)そこで、あなたが今手がけていることをすべて成し遂げるためには、
   あなた自身を強制することから始めねばなりません。

   まず比較的小さなこと、たとえば「手紙を書く」ことや「芝を刈る」
   というようなことから始めましょう。
   今までやりかけになっていたことを、全部最後までやり遂げましょう。

   できるだけ早く完成させなさい。
   「やる」と言ったことは必ずやり遂げるのです。


・・・

<参考Web:ブログ「弁護士加藤英男」
       ~決断を行動に移す 「トーチェ氏の心の法則」2-G
       → http://ben358.exblog.jp/17527854/    >

               <感謝合掌 平成28年5月15日 頓首再拝>
24:伝統 :

2016/05/22 (Sun) 12:10:46

H 「豊かに」生きましょう(P166~176)~その1

(1)たいていの人たちは、自分のもっている金が、精力が、運が、
   どんなに少ないか、と くよくよ考え悩むものです。
   そうすることで、彼らは自分で自分の監獄をつくり上げているのです。

   その監獄は、いったん入ると出ることがしだいに困難になることに
   気づくでしょう。

(2)「自分は貧乏だ」と くよくよするかわりに、たとえわずか1ドルでも、
   自分が現金をいくらもっているかをはっきり自覚しなさい。
   (ない部分より、ある部分に目を向ける)

   こういう方法で、あなたの心を自分の味方にしていきましょう。
   心は相乗的に作用して、あなたの現金収入を増大していくことは確実です。

(3)あなたがいつも「借金」を心に描いていれば、当然逆の効果をもたらします。
   あなたの心はますます借金を作りだし、豊かな生活のために金を使う余裕を
   与えてくれません。

   
(4)絶え間なく続く経済的負担から解放されるためには、「支払い」という
   言葉を、あなたの辞書から消しなさい。

   それを「与える」という言葉で置き換えましょう。
   与えるからこそ、あなたは必ず与えられるのです。

   私は1ドル使うごとに、必ず「1ドル儲ける」と言葉で言い、そう考え、
   さらにそう感じるようにあなた自身を訓練しましょう。

(5)あらゆるものについて、豊かに意識するようにしましょう。

   あなたが「自分はすでに莫大な金を持っている」ということを信じることが
   できない時は、世界一の大金持ちに手元にある数十億ドルの金を思い描き、
   それに意識を集中しましょう。

   自分自身をその大金持ちの立場においてごらんなさい。
   そして彼らと同じように感じ、考え、行動することを学んでいきましょう。

(6)豊かさで、自分自身を取り囲みましょう。
   ケチな心を捨てましょう。

   たとえ金額がわずかでも、身の周りに必要なものを集めていきましょう。
   自分の金がよりよい生活に使われだした事実を、あなたの心に認めさせる
   のです。

   まもなく、あなたの心がこの豊かな目的のために、
   ますますお金をつくりだしてくれるでしょう。

               <感謝合掌 平成28年5月22日 頓首再拝>
25:伝統 :

2016/05/29 (Sun) 12:31:25

H 「豊かに」生きましょう(P166~176)~その2

(7)「何を買うにも金がかかる」と考えるかわりに
   「わずかなお金でいつもこんなにたくさん買える」ことに
   気がつかなければなりません。

(8)もしあなたに旅行やものを書く時間がないなら、
   その責任はあなた自身にあることを知るべきです。

  ①あなたは、現代社会にあまりにも流行している病的な「時間不足」
   のパターンに振りまわされているのです。

  ②この傾向を逆転させるには、あなた自身の努力が必要です。
   あせらず、ゆっくりと生きることを今決断しなさい。
   自分の時間をつくろうと努力しなさい。

  ③決断したとおりに続けていけば、心は相乗的に作用して
   あなたが常にやりたいと望んでいたことのために、
   さらに時間をあけてくれるに違いありません。

(9)あなたにも笑ったり遊んだりする権利があるのです。
   あなたの心も体も、古い習慣から脱することを望んでいます。

   あなたが楽しい時間をもつことを学べば、あくせく働く習慣や
   奇妙な不安からあなた自身を一歩一歩自由にすることができるでしょう。

   「楽しい時間を持てば持つほど、ますます儲けるのだ」と
   あなた自身に言い聞かせなさい。

   そのうちに、あなたの生活は落ち着きだし、
   今よりずっと気分がよくなることでしょう。

(10)お金は死蔵しないことです。
   サービスしてくれた人には充分お礼をしましょう。
   支払いは機嫌よくしましょう。

   「金は天下のまわりもの」と考え、恐れずに使いこなすならば、
   金はあなたの召使いとなって、あなたに自由と喜びを与え、そして
   今まで夢に描いてきた以上のことを実現できると確信させてくれるでしょう。

(11)金だけに頼ってはいけません。
   金に頼る心を捨てたとき、潜在意識はもっとほかにあるいろいろな方法
   によって、あなたの欲するものをもたらしてくれるでしょう。 

(12)潜在意識に「自分はお金をもてないのだ」と思い込んでしまうと、
   あなたが成功しようと努力しても、潜在意識は忠実にあなたの取引を
   邪魔したり、昇進することを阻むでしょう。

   このような場合には、
   「私は金を持てるのだ、そして現実に持っているのだ」と
   くり返して自己暗示を行ない、それを潜在意識が受け入れるようになるまで、
   しばらくのあいだ特別な努力をして貯金することが大切です。

(13)苦痛を感じる病患部に心の焦点を合わせてはいけません。
   体の中の、どこかほかの健康な部分に思念を集中させましょう。
   そしてそれに感謝しましょう。

   問題にくよくよ悩んではいけません。
   直面する問題は、逆にあなたの能力を試し、
   鍛えてくれる挑戦者であると捉えましょう。

   あなたを苛立たせることにはこだわらず、楽しいことを大いに喜びましょう。

(14)潜在意識にとっては、明日も昨日もありません。
   あるものは「ここ」と「今」だけです。

   この瞬間に必要な金が、エネルギーが、知恵が、
   すでにあなたに与えられていることを自覚すれば、
   次にくるものも必ず満足な結果を得ることでしょう。

   あなたは、1秒1秒を生きていくほかはないのです。
   その1秒1秒がもっとすばらしく、もっと満足なものになることを、
   しっかり心に刻みつけましょう。

(15)目を閉じて、あなたの目の前に雑草の生い茂った土地と、
   バラの花園を思い浮かべましょう。

   雑草は、あなたの未払いの請求書や目の前の問題、
   そして不健康な逆境などのシンボルです。

   一方 バラは、あなたの幸福や幸運、金や健康を代表しています。

   あなたが不快なことについて考えたり話したりするたびに、
   あなたは雑草に水をやり、バラの花を枯れさせていくようなものです。

   しかし、あなたが自分のもつ「豊かさ」に思いを集めていれば、
   雑草を根絶しながらバラを美しく育てているのです。 

・・・

<参考Web:ブログ「弁護士加藤英男」
       ~決断を行動に移す 「トーチェ氏の心の法則」2-H
       → http://ben358.exblog.jp/17535122/    >

               <感謝合掌 平成28年5月29日 頓首再拝>
26:伝統 :

2016/06/05 (Sun) 12:44:48

I 妥協してはいけません(P177~181)

(1) ほとんどの人は最善の目標を設定せず、
   その一歩手前で適当に妥協することに慣れ、またそういうやり方で生きてきました。

   人生の過程で、場所や人の環境は変るでしょうが、潜在的には、
   私たちは自分の生まれ育った家庭から、一歩も外に出ていません。

(2)たとえば、  店で立派なスーツを買おうとすると、内部の敵は
   「自分には、これはあまりにも高価すぎる」とささやいて、
   罪の意識さえ感じさせるかもしれません。

   でも、あなたは屈してはいけません。
   あなたがその「最高のもの」にふさわしいことを主張しようではありませんか。

   人生において「最高」を手に入れるためには、
   比較的小さなことで自分に最高のものを与えることから訓練を始めましょう。

(3)環境が悪い、収入も充分になるまで待つつもりでは、進歩は期待できません。

   ヨーロッパ旅行を願っているなら、まずは、週末の船遊びや短い旅でもして
   「旅行」に慣れましょう。

   このような努力を繰り返しながら、「近いうちにヨーロッパも行ける、
   近いうちきっと行くぞ」と自分に言い聞かせれば、
   あなたの心はその言葉を信じるでしょう。

   そうすると潜在意識は自動的に働き出し、目的地へ行けるようにあなたを
   助けてくれるでしょう。あなたは必ず念願の大旅行の費用を持てるように
   なるでしょう。

(4)もしあなたが、「外で食事をしたり、毎晩好きなものを食べる余裕などない」
   と考えているなら、少なくとも週に1回は外で夕食をすることから始めなさい。

   そんな夜は、いつものようなハンバーグで間に合わせるのでなく、
   あなたの欠乏意識を打ち破ることです。

   ゆったりとしたお金持ちの気分で出かけ、町で最高のレストランに入りなさい。
   好きなステーキを注文しましょう。
   それによっていつものリミットより数ドルは余分に払うことになるでしょう。

   が、あなたの行為は、あなたが贅沢に対して持っていた罪悪感を変えてくれます。
   それは百万ドルにも値するものです。やがて、このような愉快な気持ちを持てる機会は
   ますます増え、あなたは人生をさらに楽しめるようになることでしょう。

(5)これと同じような方法で、住宅や交通機関、そして娯楽などの水準を改善していけば、
   あなたの意識も飛躍的に高揚してきます。

   ただ一つだけ注意してほしいことがあります。
   もしあなたの心が「ビール」にふさわしい生活に慣らされている場合には、
   あなたが念願とする「シャンペン」の味に一晩で調節することは無理だということです。

   あなたの心が月5百ドルの生活に馴れているとき、
   あなたが願う月2千ドルの生活をえるためには、
   心が段階的な過程を経て向上することが必要なのです。

(6)真理のすばらしさは、次のような点によく表れています。
 
  ①潜在意識があなたにお金を与えてくれる場合は、
   それが10ドルであろうと百万ドルであろうと同じことだということです。
   必要なのは、正確に舵を取ることだけです。
 
   ですから、どこでも一流のところに行くように心がけていれば、
   あなたは自分の心を訓練することができます。
   やがて職場や社会生活においても、それにふさわしい待遇が約束されることでしょう。

  ②あなたは、どんな高給を望んでもいいのです。
   あなたが決して妥協しないことを知ったとき、あなたの心は初めて、
   あなたに最高のものを与えてくれるでしょう。

    劇場で安い席をとったり、二流の品物で間に合わせるたびに、
   あなたは「自分はお金がない」と心に告げているのです。
   そして次の機会には、あなたの手持ちはもっと少額になるでしょう。

  ③またあなたが周囲からこき使われるたびに、「どうせ自分は大した人間じゃない」
   としたら、その旨、あなたの潜在意識にそういう信号を送っているのです。

   将来もっとひどい仕打ちに会っても、あなたは他人を責めることはできません。

  ④また人を踏みつけたり、騙したり、約束を破ったりすることは、
   その当人の潜在意識の中に、他人がそれと同じ事をするように命じているのと同じです。

 
(7) もうこれで、あなたは「自分の環境を支配するにはどうしたらよいか」
   を理解されたことでしょう。

   アイディアや、富や、時間や、そして機会をあなたのものにするためには、
   外部のものに頼る必要はないのです。
   このことが自覚されてくれば、あなたは「信念の人」に生まれ変わるでしょう。

   自信と満足が湧いてきて、他人や環境に振り回されてきた過去の一切の恐れから、
   あなたは永遠に解放されるに違いありません。


               <感謝合掌 平成28年6月5日 頓首再拝>
27:伝統 :

2016/06/12 (Sun) 12:55:51

J 気長に、忍耐づよく(P182~191)~その1

(1)多くの人は、「忍耐」ということをあまり経験していません。

   自分の目的が遂げられないのは「他人や環境のせいである」と思い、
   また期待したことの起こるのがあまりにも遅いので「利益を逃すかもしれない」
   などと恐れ、その信念をコントロールされているのです。

(2)他人に対して向けられたあらゆる行為は(気短な言動も)、
   遅かれ早かれ必ず私たちにはね返ってきます。
   これが「心の法則」です。

   私たちが短気を起こすと、
   その報いは必ずしも最初の相手から返ってくるとは限りません。
 
   前を走るドライバーの運転にイライラするたびに、
   あなたは将来セールスに行った先の客が短気を起こし、
   商品説明の最中に席を立ったり、配偶者があなたを理解しようとしなかったり
   する場面をセットしていることになるのです。
 
(3)このことが「忍耐」の必要性をはっきり示しています。

   他の人にイライラすることは、短気な人に腹を立てるのと同じように、
   私たちが相手を理解してやれないことに原因があり、
   そのために逆に相手がイライラしているのかもしれないのです。

(4)他人に対して忍耐強いことと同じくらい、あるいはそれ以上に重要なことは、
   自分自身に対して忍耐強くあることです。
   あなたの意識が、昨日や今日形成されたものではないことを忘れないでください。

   あなたが作り上げようとしている新しい習慣や信念は、赤ん坊と似ています。
   赤ん坊が大人のように歩けないからとか話せないといって叱られたとしたら、
   きっと失望落胆するように、

   あなたの内部に芽生えたこの「新しい生き方」にとっては、
   忍耐や習練、そして理解ある励ましが必要なのです。
 
(5)あなたは新しい種を蒔きました。
   けれども、しばらくの間は古い信念と行動の結果を
   刈り取っていかなければなりません。

   あなたがかつて抱いていた事故や盗難や争いへの恐怖心は、
   (表面の意識から隠されて自覚していなくても)
   それに相応した経験を現し続けるかも知れません。
 
   しかし、そのような時にも力を落としてはいけません。
   むしろ、それが起きたことを喜びましょう。

   なぜなら、具象化したその事件によって、
   あなたの潜在の信念は表現され、永久に捨てられたからです。

   あなたはあわてふためいたり、失望落胆したり、
   恐怖に襲われるような愚を再びくり返してはいけません。
   もっと良い日があなたの目前に近づいていることを思い起こしましょう。
 
   種まきを終えた農夫のように待ちましょう。
   彼は新しい種を掘り起こして、育っているかどうかを確かめたりはしません。
   彼は土を耕し、水を注いで、あとは自然の摂理にまかせるばかりです。

               <感謝合掌 平成28年6月12日 頓首再拝>
28:伝統 :

2016/06/19 (Sun) 12:35:19


(6)新しい意識を自分のものとする過程で留意しなければならないことがあります。
   それは、幼い頃に学んだことほど、
   心の記憶に一番深い溝を刻みこんでいるということです。

   ですから、努力によって意識が変化しようとするその変わり目で、
   古い記憶が鮮やかによみがえってくるものです。

   まず外部の人との関係が改善されていくでしょう。
   しかし、配偶者とはしばらく争いが続くかもしれません。

   その理由は、2人は遠い昔に形成されたお互いの根深い憎しみを反映しているからで、
   その憎しみは、おそらく両親との関係に端を発しているからです。

   たまにあなたは、仕事やフィアンセや結婚に対して、
   まだ不愉快に思うことがあるかもしれません。
   しかし、あきらめてはいけません。あなた自身を説得しなさい。

   あなたの内奥で、現在起こりつつある成長の過程について、深く考えましょう。
   赤ん坊は一晩で大人になることはできません。
   種が一本の木に成長するにも、何年もかかるではありませんか。
 
   真夜中は、夜で一番暗いときです。
   しかし、その1秒後では、すでに新しい日が始まっているのです。
   まもなくあなたは、暁の光を見るに違いないのです。

(7)今のあなたがあるためには、過去のすべての経験が、すべての人々が、
   失敗をも含めた人生の全ての浮沈と紆余曲折が必要だったのです。

   あなたが今誰であり、何をしており、どこにいたとしても、
   蝶となるに必要な養分を、あなたはたゆみなく吸収してきたのです。
   そして、今も吸収しつつあるのです。


(8)あなたの家族を信じ、仕事を信じ、あなた自身を信じなさい。
   人生の中から、価値あること、美しいこと、すばらしいことを見出して
   それを実感しましょう。

   そして何にもまして、潜在意識をも左右するあなたの内部の「霊性」を信じなさい。
   あなたが何かを切望したり、フラストレーションを感じるのは、
   あなたの内部にその霊性が存在するからであり、

   それは常に間断なく、あなたの進歩と向上に必要な人や、場所や、環境へと
   あなたを導いてくれるのです。

   あなたの身に起こるすべてのことを通して(今この本のこのページを読んでいることさえも)、
   あなたは、自分の想念や、感情や、言葉や、行動をもっと有益に使うように導かれているのです。
 
   このような見方をとれば、かつてあなたの敵として働いていた潜在意識は、
   あなたの友達になってくれるでしょう。

   そして、あなたの不安は確信に変わり、失敗は成功に、憎しみは愛に、
   欠乏は充実と豊かさに、悲しみは幸福へと変わっていくことは間違いありません。

(9)あなたにとって真理であることは、すべての人々にとって真理であるはずです。

   この事実を知れば、あなたはもっと忍耐強くなれるに違いありません。
   毎日毎日ベストをつくして生きる時、あなたは今まで予想もしなかったほど
   理解と核心に満ちてくるでしょう。

   その核心が深まるにしたがって、生活はされに向上し、人々はますます
   あなたを信頼するようになるのです。

               <感謝合掌 平成28年6月19日 頓首再拝>
29:伝統 :

2016/06/26 (Sun) 12:30:20

J 気長に、忍耐づよく(P182~191)~その3

(10)人生は、時計の振り子や大洋の波のように、極端から極端へ揺れ動きます。

   人生は、一刻一刻が生まれ変わりの時なのです。
   今のあなたになるまでは、数十年の歳月が流れました。
   しかし、新しいあなた、偉大なあなたに生まれ変わるには、
   ずっと短期間ですむのです。

   なぜなら、

  ①「豊かなこと」「善いこと」「成功すること」「幸福であること」は、
   あなたや、すべての生きものに自然にそなわっているものです。
   私たちは、その逆を教えられてきたにすぎません。

  ②意識を高揚させて、自己の望む高みへまで
   どこまでも昇っていくにはそうしたらいいか・・・。

   あなたは、もうそれをよく理解したと思います。
   まったくのところ、それはあなたにとって「自然なこと」へ
   帰っていくわけですから、困難なはずはないのです。

(11)人をうらやんではいけません。
   うらやめばもっとうらやまねばならないことを、
   あなたは次々と作り出していきます。

(12)人を哀れんではいけません。
   哀れんでいれば、遅かれ早かれ、
   あなたは人から哀れまれるようになるでしょう。

   あなたのまわりの人たちは、あなたと同じように、
   進歩の過程にあるのです。

   あなたが出会う一人ひとりは、現在のあなた、過去のあなた、
   または将来のあなたのいずれかを映し出しているのです。

(13)ものの考え方ややり方では、人間はそれぞれ違うでしょう。
   しかし、実際は私たちずべては大いなる全体の一部分であり、一組です。

   私たちを分けるものは、ただひとつ
   それは私たちの「心」なのです。


               <感謝合掌 平成28年6月26日 頓首再拝>
30:foxxlsgb:

2020/08/29 (Sat) 16:10:17

伝統板・第二
<a href="http://www.gz4ui0br0ssq77n0zg2tr556f8733s36s.org/">afoxxlsgb</a>
[url=http://www.gz4ui0br0ssq77n0zg2tr556f8733s36s.org/]ufoxxlsgb[/url]
foxxlsgb http://www.gz4ui0br0ssq77n0zg2tr556f8733s36s.org/

  • 名前: E-mail(省略可):
  • 画像:

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.