伝統板・第二

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父の日 - 伝統

2015/06/21 (Sun) 08:52:30

今日、6月21日(6月の第三日曜)は「父の日」です。

父の日は、アメリカのジョン・ブルース・ドット婦人の提唱によるものと言われています
彼女の父は妻に先立たれ、ドット婦人ら6人の兄弟を男手一つで育てあげました。

「母の日があるのだから、父の日だって必要」そう思ったドット婦人は、
父の深い愛情と絶え間ない努力に感謝するため、
「父の日」の制定を提唱したということです

このことがきっかけとなり、父親に感謝する行事が次第に広まり、
1916年には アメリカ全土で父の日の行事が行われるようになりました。

その後、1934年に父の日委員会が結成され、
母の日にならって6月の第三日曜を父の日に制定しました。

日本の「父の日」は、1950年頃から広まり始め、
一般的な行事となったのは1980年代で、
アメリカと同様に6月の第三日曜日に行われています


またこの日には、日本ファーザーズ・デイ委員会という団体が、
幸福や希望の象徴である「黄色」を「父の日」のイメージカラーとし、
その年話題になった“お父さん”に「ベスト・ファーザー イエローリボン賞」を贈っています


イエローリボン賞(ベストファーザー賞)に選考されるお父さんは

(1)明るく楽しい家庭づくりをしている父親
(2)父親学の実践者、厳格なしつけをしている父親
(3)子供たちの良き理解者、良き教育者

(4)お母さんと子供から見た素敵なお父さん
(5)社会の福祉に貢献し素敵な父親像をアピールしている人
(6)ユニークな子育てをしている父親

となっております。


今年のイエローリボン賞(ベストファーザー賞)に選考されるお父さんは以下の通りです。


石橋 良治(島根県邑南町長)

   選考理由
   「日本一の子育て村」をスローガンに掲げ子どもたちへ深い愛情を持ち全力で町政に励む。



日野 晃博(株式会社レベルファイブ 代表取締役社長/CEO/ゲームクリエイター/プロデューサー)

   選考理由
   「妖怪ウォッチ」の生みの親として日本中の子どもたちを楽しませ夢と元気を与えた。



若田 光一(JAXA宇宙飛行士)

   選考理由
   目標を持つことの大切さを語り宇宙に憧れる多くの子どもたちに夢を与え続けるその活動。



照 英(俳優)

   選考理由
   無限の力を秘めた子どもたちの可能性の芽を摘まずに広げてあげることが理想と語る。



ヒ ロ ミ(タレント・実業家)

   選考理由
   昭和の頑固オヤジのように遠慮せずに直球勝負で挑み真正面から子どもたちに取り組むその姿勢。



大竹 秀之(元全日本男子バレーボールチーム代表)

   選考理由
   ご自身の二人のお子さんも全日本チームで大活躍され
   また全国の有望な若手選手を探し育てている熱き指導力。

   (http://www.fdc.gr.jp/jigyo1/

・・・

<関連Web>

(1)“本流宣言”掲示板~「父の恩 (2607)」
    → http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=509 

(2)光明掲示板・第一【父の日】 (9279)
    → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1761

(3)光明掲示板・第二【父の日】 (9186)
    → http://bbs7.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou2&mode=res&log=1793


           <感謝合掌 平成27年6月21日 頓首再拝>

父親の弁当 - 伝統

2015/06/22 (Mon) 04:59:57


          *Web[魂が震える話 より]

小1の秋に母親が男作って家を出ていき、
俺は親父の飯で育てられた。

当時は親父の下手くそな料理が嫌でたまらず、
また母親が突然いなくなった寂しさもあいまって,
俺は飯のたびに癇癪おこして大泣きしたりわめいたり、
ひどい時には焦げた卵焼きを親父に向けて投げつけたりなんてこともあった。


翌年、小2の春にあった遠足の弁当も
やっぱり親父の手作り。
俺は嫌でたまらず、一口も食べずに友達に
ちょっとずつわけてもらったおかずと持っていったお菓子のみで腹を満たした。

弁当の中身は道に捨ててしまった。

家に帰って空の弁当箱を親父に渡すと、
親父は俺が全部食べたんだと思い涙目になりながら俺の頭をぐりぐりと撫で、
「全部食ったか、えらいな! ありがとうなあ! 」
と本当に嬉しそうな声と顔で言った。

俺は本当のことなんてもちろん言えなかった。

でもその後の家庭訪問の時に、
担任の先生が俺が遠足で弁当を捨てていたことを親父に言ったわけ。

親父は相当なショックを受けてて、
でも先生が帰った後も俺に対して怒鳴ったりはせずに
ただ項垂れていた。

さすがに罪悪感を覚えた俺は気まずさもあってその夜、
早々に布団にもぐりこんだ。

でもなかなか眠れず、
やっぱり親父に謝ろうと思い親父のところに戻ろうとした。


流しのところの電気がついてたので皿でも洗ってんのかなと思って覗いたら、
親父が読みすぎたせいかボロボロになった料理の本と
遠足の時に持ってった弁当箱を見ながら泣いていた。

で、俺はその時ようやく、自分がとんでもないことをしたんだってことを自覚した。

でも初めて見る泣いてる親父の姿にびびってしまい、
謝ろうにもなかなか踏み出せない。

結局俺はまた布団に戻って、
そんで心の中で親父に何回も謝りながら泣いた。


翌朝、弁当のことや今までのことを謝った俺の頭を親父はまたぐりぐりと撫でてくれて、
俺はそれ以来親父の作った飯を残すことは無くなった。


親父は去年死んだ。

病院で息を引き取る間際、
悲しいのと寂しいのとで頭が混乱しつつ涙と鼻水流しながら

「色々ありがとな、飯もありがとな、卵焼きありがとな、
ほうれん草のアレとかすげえ美味かった」

とか何とか言った俺に対し、親父はもう声も出せない状態だったものの
微かに笑いつつ頷いてくれた。


弁当のこととか色々、思い出すたび切なくて申し訳なくて泣きたくなる。

    (http://cherry5australia.blog62.fc2.com/blog-entry-244.html

           <感謝合掌 平成27年6月22日 頓首再拝>

親父の手 - 伝統

2015/06/25 (Thu) 03:29:20


          *Web[魂が震える話 より]

昔、子供の頃

...

よく親父と手を繋いで歩いた・・・


親と手を繋いでみてください・・・


40年ぶりに親父と手をつないだ


なぜか・・・少しやさしい気持ちになれた
なぜか・・・少し心がゆたかになって
なぜか・・・少し感動した


ちょっと前

8歳になる息子と
イルミネーションを見に行った


イルミネーションのトンネルの下で
息子と手を繋いで歩きながら色々と考えた・・・


「今年もここに息子と来ることができてシアワセだな・・・」

「来年もこうしてここで手を繋いで歩けるかな・・・」

「来年はまだ三年だから手を繋いでくれるかな・・・

でも、

再来年は四年生になるからだめかな・・・」


「こいつが二十歳になったら一緒に酒呑みたいな・・・」


次の瞬間・・・気がついた・・・

「親父も俺が子供の頃同じように思ったんだ・・・」

考えてみると

まだ一度も二人で呑んだ事はない・・・

もちろん小学生の頃から手を繋いだ事もない・・・


48歳になる自分でも
80歳になる父にとっては

永遠に子供・・・

きっかけを作り

「手を繋いでみよう・・・」と思った

親父の好きな八代亜紀を見に行き
その後居酒屋で呑んだ

酔った親父を介抱するふりをして
階段で手を繋いでみた・・・

40年ぶりの親父の手は
やわらかくて
小さくて
しわくちゃになっていた・・・

ふと子供の頃を思いだした

 
その瞬間涙があふれてきた・・・
ぬぐっても・・・ぬぐっても・・・
自分でもわけがわからないくらい・・・


自分はあの日から
少しやさしい人間になれた気がする・・・

あと何回息子と手を繋げるだろう・・・

あと何回親父と手を繋げるだろう・・・


親と手を繋いでみてください

           <感謝合掌 平成27年6月25日 頓首再拝>

平成28年、「父の日」と「親父の小言」 - 伝統

2016/06/19 (Sun) 12:30:10

今日、平成28年6月19日(6月の第三日曜)は「父の日」です。

今年のイエローリボン賞(ベストファーザー賞)に選考されたお父さんは以下の通りです。


鈴木 英敬(三重県知事)

   選考理由

   幸せな生活を送るには家族関係が何よりも大切子どもを信じきることで
   その可能性を広げていきたいと語るその広大な視野は
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。


大岡 新一(株式会社円谷プロダクション 代表取締役社長)

   選考理由

   ウルトラマンを中心に多くのキャラクターで日本中の子どもたちに
   夢や勇気や元気を与え続け楽しませてきたその取り組みは
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。


小堀 宗実(遠州茶道宗家 十三世家元)

   選考理由

   ルールや作法も大事だが人をもてなす心や感謝の気持ちを子どもたちに伝えていきたい
   と語るその慈愛にあふれたまなざしはまさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。


ユ ー ジ(タレント)

   選考理由

   子育ての原動力は愛する妻にモテたいからと語り、
   積極的に家事や育児に取り組み子どもたちを見守るその暖かな視線は
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。


上原 浩治(メジャーリーグボストンレッドソックス所属 投手)

   選考理由

   夢をあきらめずに持ち続け、壁にぶつかっても逃げずに全力で努力を重ね続ける事が大切だ
   と語るその熱いまなざしはまさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。


棚橋 弘至(新日本プロレス所属 プロレスラー)

   選考理由

   子どもたちには勉強も運動もしっかり取り組み自分の興味を持つ分野を広げて
   自分の夢を見つけて欲しいと語るその力強さは
   まさにベスト・ファーザーの理念にふさわしいものです。

  
http://www.fdc.gr.jp/jigyo1/


・・・

「親父の小言」

         *『致知』2003年10月号
          ~青田暁知(大聖寺住職)

「親父の小言」をご存じでしょうか。

ご存じない方でも、

「火は粗末にするな」「朝きげんよくしろ」
「神仏をよく拝ませ」「人には腹を立てるな」
「人に馬鹿にされていよ」「家業は精を出せ」
「年寄りをいたわれ」


……これらの言葉が全国の土産物の壁掛けや温泉場の手ぬぐいなどに書かれ、
売られているのを見た人は多いと思います。

実はこのもとになったのが私が住職を務める福島県浪江町、
大聖寺の庫裡に掲げられた「親父の小言」の四十五の文章です。

私の父・青田暁仙が昭和3年、33歳の時に書いたもので、
私が物心ついた時にはすでに庫裡に掲げられていました。
私にとってはいずれも親しみのある言葉ばかりです。

ただ、私は11歳で父と死別しましたので、
この小言について父に深く聞くことは、ついにできないままでした。

ですから、父がどういう思いを込めて
これらの言葉をしたためたのか、

小言を言った親父とは、父の父である青田八郎のことなのか、
それとも自分の思いを架空の小言親父に託したのか。
はっきりしたことは分かりません。

ただ、小言の為書には
「親父生前中の小言を思い出して書きました。
 今にして考えればなるほどと思うことばかりです」
の一文があります。

青田八郎の言葉であることを裏付けているかのようですが、
父は石田梅岩の石門心学について
熱心に勉強していたことなどを考え合わせると、
あるいはその影響もあるのでは、とも考えられます。

実際、「家業は精を出せ」「たんと儲けてつかへ」など
小言には梅岩の思想と共通する言葉も盛り込まれています。

昭和三十年代の半ば、この小言を町内の商店が
商品にして売り出したのをきっかけに、
評判が評判を呼んで全国に広がりました。

途中、新たな語句が加わったり、
逆に本来の言葉が削られたりと、
父のオリジナルとは随分異なるものになってしまいましたが、
小言が広がったのは、何か人々の琴線に触れるものがあったからでしょう。

     (後略。以下に45の文章をご紹介します)

火は粗末にするな

朝きげんよくしろ

神仏をよく拝ませ

不浄を見るな

人には腹を立てるな

身の出世を願へ

人に馬鹿にされていよ

年寄りをいたわれ

恩は遠くから隠せ

万事油断するな

女房のいうこと半分

子のいうこと八九はきくな

家業は精を出せ

何事もかまわずしろ

たんと儲けてつかへ

借りては使うな

人には貸してやれ

女郎を買うな

女房を早く持て

難渋な人にほどこせ

生き物を殺すな

年忌法事をしろ

義理は必ず欠くな

ばくちは決して打つな

大酒は呑むな

大めしを喰うな

判事はきつく断れ

世話焼になるな

貧乏を苦にするな

火事の覚悟をしておけ

風吹きに遠出するな

水はたやさぬようにしろ

塩もたやすな

戸締まりに気をつけろ

怪我と災は恥と思へ

物を拾わば身につけるな

小商ものを値切るな

何事も身分相応にしろ

産前産後を大切に

小便は小便所へしろ

泣きごとは必ず云うな

病気は仰山にしろ

人の苦労を助けてやれ

不吉は云うべからず

家内は笑ふて暮らせ

      (http://chichi-ningenryoku.com/?p=1333 より転写)

           ・・・

<参考Web>

(1)「江戸時代にあった"親父の小言"」
   → http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/183309.html 

(2)現代版「親父の小言2014」
   → http://omocoro.jp/kiji/37022/

           <感謝合掌 平成28年6月19日 頓首再拝> 

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