伝統板・第二

2472323
本掲示板の目的に従い、法令順守、せっかく掲示板社の利用規約及び社会倫理の厳守をお願いします。
なお、当掲示板の管理人は、聖典『生命の實相』および『甘露の法雨』などの聖経以外については、
どの著作物について権利者が誰であるかを承知しておりません。

「著作物に係る権利」または「その他の正当な権利」を侵害されたとする方は、自らの所属、役職、氏名、連絡方法を明記のうえ、
自らが正当な権利者であることを証明するもの(確定判決書又は文化庁の著作権登録謄本等)のPDFファイルを添付して、
当掲示板への書き込みにより、管理人にお申し出ください。プロバイダ責任制限法に基づき、適正に対処します。

明治天皇御製(1) - 伝統

2015/05/15 (Fri) 18:00:58

(このスレッドでは、明治天皇御製を順次、紹介してまいります)

『歌』

        *Web:一日一首 明治天皇御製 より


まごころを うたひあげたる 言の葉は ひとたびきけば わすれざりけり


___________________________________
 
「まごころを歌い上げたる言の葉」は、一度聞けば忘れる事は出来ない。
そんなまごころ溢れる言葉を使っているでしょうか?

___________________________________

http://archive.mag2.com/0001343375/20110922190000000.html

・・・

<参考Web>

(1)本流宣言掲示板「明治天皇崩御100年 (10940)」
    → http://bbs2.sekkaku.net/bbs/?id=sengen&mode=res&log=2583

(2)光明掲示板・第一「明治大帝崩御100年 (286)」
    → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=94

           <感謝合掌 平成27年5月15日 頓首再拝>

明治神宮、本日掲示の御製と御歌(平成27年5月16日土曜日) - 伝統

2015/05/16 (Sat) 06:03:17

《明治天皇御製》

(土曜日~あきらめずに努力しよう)

 おほぞらに そびえて見ゆる たかねにも 登ればのぼる 道はありけり


   大空にそびえ立つ高い山にも、登ろうと登る道はあるものです。
   努力さえすれば、必ず達成されます。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/gyo/sat.html

                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

(土曜日~うそをつかない)

 へだてなく いつつのくにに 交わるも こころのまこと ひとつなりけり


   世界の国々と親しく交流す売るためには、
   まごころ(嘘偽りのないこころ)が最も大切です。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/miu/sat.html

           <感謝合掌 平成27年5月16日 頓首再拝>

明治神宮(平成26年4月)掲示の御製、御歌 - 伝統

2015/05/16 (Sat) 17:59:25

《明治天皇 御製  をりにふれたる  (明治三十七年)》


 さまざまの うきふしを経て 呉竹の よにすぐれたる 人とこそなれ


     人はさまざまの艱難辛苦を体験してこそ、節を持つ竹のように、
     世にすぐれた人となるのです

                ・・・

《昭憲皇太后 御歌   (明治十二年以前)》

 
 みがかずば 玉も鏡も 何かせむ まなびの道も かくこそありけれ


     常日頃から怠ることなく磨かねば、玉も鏡も本来の輝きを放ちません。
     学問の道をとげようとするのも同じです。

     (http://blogs.yahoo.co.jp/nai103276/10945456.html
     
           <感謝合掌 平成27年5月16日 頓首再拝>

明治神宮、本日掲示の御製と御歌(平成27年5月17日日曜日) - 伝統

2015/05/17 (Sun) 04:59:27

《明治天皇御製》

(日曜日~ゆったりと豊かに)

 ことしげき 世にはたつとも むらぎもの こころゆたかに もつべかりけり


   どんなに繁雑で煩わしい世の中だとしても、
   心のゆとりを持っていたいものです。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/gyo/sun.html

                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

(日曜日~素直になろう)

 人はただ すなおならなむ 呉竹の 世にたちこえむ ふしはなくとも


   世の中に目立って優れた才能があるなしにかかわらず、
   人はただ素直であってほしいものです。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/miu/sun.html

           <感謝合掌 平成27年5月17日 頓首再拝>

明治神宮、本日掲示の御製と御歌(平成27年5月18日月曜日) - 伝統

2015/05/18 (Mon) 05:03:40

《明治天皇御製》

(月曜日~爽やかな心を持とう)

 あさみどり 澄みわたりたる 大空の 広きをおのが 心ともがな


   あおく澄み渡った大空のように、広い大きな心を、
   自分自身の心としたいものです。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/gyo/mon.html

                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

(月曜日~清く明るく)

 朝ごとに むかふかがみの くもりなく あらまほしきは 心なりけり


   毎朝むかう鏡が、くもりなく綺麗であってほしいのと同じように、
   人の心もつねに清く明らかでありたいものです。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/miu/mon.html

           <感謝合掌 平成27年5月18日 頓首再拝>

明治神宮、本日掲示の御製と御歌(平成27年5月19日火曜日) - 伝統

2015/05/19 (Tue) 05:00:47


《明治天皇御製》

(火曜日~兄弟のように)

 よもの海 みなはらからと 思ふ世に など波風の たちさわぐらむ


   世界中の人類は皆兄弟と思うべき時代に、
   なぜ争いの「波風が立ち騒ぐのでしょうか。


   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/gyo/tues.html

                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

(火曜日~人の話を聞こう)

 人ごとの よきもあしきも こころして きけばわが身の ためとこそなれ


   他人の言葉は、良いこと悪いことさまざまですが、
   注意して聞けばすべて自分のためになります。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/miu/tues.html

           <感謝合掌 平成27年5月19日 頓首再拝>

明治神宮、本日掲示の御製と御歌(平成27年5月20日水曜日) - 伝統

2015/05/20 (Wed) 04:57:39


《明治天皇御製》

(水曜日~親に感謝しよう)

 ひとりたつ 身になりぬとも おほしたてし 親の恵みを わすれざらなむ


   ひとり立ちできるようになっても、
   ここまで養い育ててくれた親の恩を忘れないでほしいものです。
   


   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/gyo/wed.html

                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

(水曜日~努力しよう)

 みがかずば 玉の光は いでざらむ 人のこころも かくこそあるらし


   どんな宝石でも、磨かなければ光は出ません。
   人の心もまったくそれと同じで、日々の努力が大切です。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/miu/wed.html

           <感謝合掌 平成27年5月20日 頓首再拝>

明治神宮、本日掲示の御製と御歌(平成27年5月21日木曜日) - 伝統

2015/05/21 (Thu) 04:22:09

《明治天皇御製》

(木曜日~誠実な心を大切にしよう)

 言の葉に あまる誠は おのづから 人のおもわに あらわれにけり


   言葉に言い尽くせないほどの「まこと」の心は、
   自然に顔の表情にあらわれています。
   


   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/gyo/thr.html

                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

(木曜日~助けあおう)

 ほどほどに たすけあひつつ よもの海 みなはらからと しる世なりけり


   世界中の人々は、それぞれ互いに助け合って生きています。
   こうした世の中から、人類が皆兄弟であることがわかります。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/miu/thr.html

           <感謝合掌 平成27年5月21日 頓首再拝>

明治神宮、本日掲示の御製と御歌(平成27年5月22日金曜日) - 伝統

2015/05/22 (Fri) 04:21:13


《明治天皇御製》

(金曜日~忠告を大切に)

 心ある 人のいさめの ことのはは 病なき身の 薬なりけり


   思いやりある人の忠告の言葉は、
   心身ともに、健全であるための薬です。
   


   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/gyo/fri.html

                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

(金曜日~くよくよしない)

 かりそめの ことはおもはで くらすこそ 世にながらへむ 薬なるらめ


   小さいことは気にしないで、一日一日を精一杯生きることが、
   健康と長生きの最良の薬です。

   (http://www.meijijingu.or.jp/japanese/sukei/import/miu/fri.html

           <感謝合掌 平成27年5月22日 頓首再拝>

明治神宮(平成24年11月)掲示の御製、御歌 - 伝統

2015/05/23 (Sat) 04:29:07

《明治天皇御製》

( 朝 ~ 明治42年)

 人ごころ すがすがしき時 ほがらかに あけたる空に むかふなりけり


   人の心がすがすがしくなるのは、
   明けわたった朝空に向かう時です



                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

( 述懐 ~ 明治41年)

 さまざまの ものおもひせし のちにこそ うれしきことも ある世なりけれ

     
    いろいろ心配したり苦しんだりした後に、
    初めて真の喜びがやってくるのが世の中というものです


   (http://blogs.yahoo.co.jp/gagakuheiwa/31705441.html


           <感謝合掌 平成27年5月23日 頓首再拝>

明治神宮(平成25年2月)の御製、御歌 - 伝統

2015/05/24 (Sun) 04:37:11


《明治天皇御製》

( 朝 ~ 明治42年)

 人ごころ すがすがしき時 ほがらかに あけたる空に むかふなりけり


   人の心がすがすがしくなるのは、
   明けわたった朝空に向かう時です


( 心 ~ 明治38年)

 しのびても あるべき時に ともすれば あやまつものは 心なりけれ


   よく耐え忍んで事に当たらなければならない時に、
   ややもすれば心がはやって過ちやすいものである。
   お互い良く気をつけなければならない。



                ・・・

《昭憲皇太后御歌》

 かへりみて 心にとはば 見ゆべきを ただしき道に なにまよふらん



 ひとすぢの そのいとぐちも たがふれば もつれもつれて とくよしぞなき


   世の中も糸巻と同じように、複雑でもつれ易いものです。
   お互の立場々々をよく理解し合って、自分の行くべき道を間違えぬように気をつけ、
   むずかしい問題は、よく研究して、解決の糸口を見出しましょう。


 (http://blog.livedoor.jp/yoshi_imajuku/archives/1020233791.html

           <感謝合掌 平成27年5月24日 頓首再拝>

明治神宮(平成24年7月)の御製、御歌 - 伝統

2015/05/25 (Mon) 06:56:36


《明治天皇御製》

( 夏草 ~ 明治38年)

 国のため 民の為には 夏草の ことしげくとも つとめざらめや


   国のため、国民のために、夏草が茂るように励みます。

   (別訳として)
   夏草が茂るような忙しさだが、それにも負けずに努め励もう。
  


                ・・・


《昭憲皇太后御歌》

( 松不改変 ~ 明治12年以前)

 君と臣の 心のいろに うつさばや いつもかはらぬ 松のみどりを


   日本の国柄を例えれば、
   1年中色が変わらない松のようです


       

 呉竹の ほどよきふしは めでながら 習ひがたきは こころなりけり


   竹の節目の美しさには感嘆しますが、
   学ぶのが難しいのは目に見えない心の部分です。

 (http://plaza.rakuten.co.jp/decca618/diary/201207010000/

           <感謝合掌 平成27年5月25日 頓首再拝>

北海道神宮 5月掲示 明治天皇御製 - 伝統

2015/05/26 (Tue) 04:12:13

(1)心 (明治37年)

   しきしまの 大和心の ををしさは ことある時ぞ あらはれにける


  (我が国民が日々培ってきた雄々しき日本精神は、
   いざ何かと有事の際には おのずと発揮されるものです)



(2)新樹 (明治29年)

   夏山の わか葉のいろは 春秋の 花ももみぢも およばざりけり


   (夏山を彩る若葉の見事な色には春秋に咲く花も、
    秋の紅葉もとうてい及びません)


http://blogs.yahoo.co.jp/mache_barubara_yoko/13458425.html 他より)

           <感謝合掌 平成27年5月26日 頓首再拝>

明治天皇御製 - 伝統

2015/05/27 (Wed) 03:54:50

岩津天満宮 おみくじより


 家富みて 飽かぬこと無き 身なりとも 人のつとめを 怠るなゆめ

   
   (たとえ家が富み 何不足ない身分になっても、
    人並に働くべき職務を怠ってはなりません。)

    
    (http://blogs.yahoo.co.jp/jem_jem99jp/55529230.html

             ・・・


述懐   (明治40年)

        *Web:一日一首 明治天皇御製 より


ことのはの まことのみちを 月花の もてあそびとは おもはざらなむ

___________________________________

 「ことのはのまことのみち」は「月花のもてあそび」ではないんだと、
直裁に述べておられます。

言葉に真剣に向き合われる姿が浮かんで参ります。
(井坂)
___________________________________

http://archive.mag2.com/0001343375/20110923073000000.html

           <感謝合掌 平成27年5月27日 頓首再拝>

明治神宮(平成25年6月)掲示の御製、御歌 - 伝統

2015/05/28 (Thu) 07:31:00


《明治天皇 御製》

とこしへに 民やすかれと いのるなる わが世をまもれ 伊勢のおほかみ

   永遠に人々が安らかに暮らせるようにと祈りを捧げよう。
   伊勢の大神よ、どうか世の中を守ってください。


                ・・・


《昭憲皇太后御歌》

あらたまの 今年を千代の はじめにて いやさかゆらむ 伊勢の神杉

   


   (http://ameblo.jp/t-k369/entry-11542236198.html

           <感謝合掌 平成27年5月28日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年8月tweettunnel掲示 - 伝統

2015/05/29 (Fri) 03:57:48



【明治天皇御製】


 文机(ふみづくえ)の ふみはちれども ふく風の すずしき窓は さされざりけり  

   
    机の上の文書は吹き散らされるけれども、
    すずしい風の入ってくる夏の窓は、
    どうしても閉ざす気にならぬことである。



 年年(としどし)に おもいやれども 山水(やまみづ)を 汲みて遊ばむ 夏なかりけり 


    毎年毎年夏になると、すがすがしい山の冷たい山水を手に汲んで、
    心をのびのびと豊にさせたいと思うのだが、
    国事を司ることが多忙でそうした暇(いとま)はもてないことである。


              ・・・


【昭憲皇太后御歌】


 文机(ふづくえ)に むかふ心の うれしさは まことの道に あへるなりけり  


    机に向かって書物を読むときの心のうれしさは、
    真実の心の道理に向かうことができるからです。



 とる筆の あとはづかしと おもふかな 心のうつる ものと聞きては 


    筆で書いたその筆跡が恥ずかしく思われます。
    心がそこに写し出されるものと聞いては…。


   (吉田神社(水戸)http://www.yoshidajinja.jp/


           <感謝合掌 平成27年5月29日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年10月tweettunnel掲示 - 伝統

2015/05/31 (Sun) 04:23:24


【明治天皇御製】

 国民(くにたみ)の うへやすかれと 思ふにも いのるは神の まもりなりけり 


    国民の身の上が安らかであるようにと思うにつけても、
    お祈りするのは、わが国の神々のご加護がありますようにということである。
 


 すめ神に はつほささげて 国民(くにたみ)と 共に年ある 秋を祝はん 


    皇神(すめがみ)に今年の新穀をお供えして、
    国民と共に五穀の稔り豊かな秋をお祝いしよう。




 九重(ここのえ)の まがきのうちに さく菊も 風のまにまに 世にかをるらむ 


    宮中の御垣内(みかきうち)に、かぐわしく咲き競う菊も、風の吹くまにまに、
    さらに広く世に、良い香りを漂わせてゆくことであろう。




 古(いにしへ)の 人のまことを 知るたびに ふみはしたしく なりまさりけり 


    古い書物を読んで、その当時の人のまごころを知るたびに、
    書物がますます身近な親しいものになりまさってくることだ。



              ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 秋の野の 千草の花の いろいろに うつるや人の こころなるらむ 


    秋の野に咲くさまざまな草の花が、色とりどりに移り変わることですね。
    人の心もまたこのように、移ろいやすいものでありましょう。




 人ごころ しづけからぬや ものごとに すすみゆく世の ならひなるらむ 


    この頃は人々の心が静まらず、しっとりとした深さが感じられないようです。
    それも物ごとにつけて急速に変化してゆくこの世の中の、
    やむを得ない習いなのでしょうか。




 生(お)いそめて まだかさだたぬ 秋の香(か)を もとめ得(え)しこそ うれしかりけれ 


    生えたばかりで、まだかさもひらいていない茸を、
    捜し求めて見つけたときほど嬉しいことはありませんね。


   (吉田神社(水戸)http://www.yoshidajinja.jp/


           <感謝合掌 平成27年5月31日 頓首再拝>

【明治天皇御製】 - 伝統

2015/06/01 (Mon) 08:38:17

【明治天皇御製】

 よきをとり あしきをすてゝ 外國とつくにに おとらぬ國と なすよしもがな


    善いことは採り入れて、惡き事は捨てて採り入れる事なく、
    歐米諸國に劣らぬ國としてゆかうではないか。

    (http://ameblo.jp/kotodama-1606/entry-11582783264.html



 器には しがたひながら いはがねも とほすは水の ちからなりけり


   水は丸に四角に、さまざまな容器に従って逆らわないけれども、
   時と場合によっては、堅い岩石をも貫き通す、実に、驚くべき力があります。

    (http://www.hasekura-miyuki.com/blog/?p=512


【成歓役】

   明治天皇 御製
   作曲 萩野理喜治

   頃は水無月初めより
   京城内なる我が兵は
   水原県を目指しつつ
   朝日に輝く日の旗を

   押し立て出ずる雄々しさは
   敵の有無を探らんと
   斥候兵を出しつつ
   暗さは暗し闇の夜に

   安城渡を押し渡り
   成歓役の砲塁に
   堅く守れる敵兵を
   ただ一斉に打ち破り

   我が勇猛の兵士は
   彼我の屍を踏み越えて
   勇み勇みて進み行く
   ここは牙山の本営と

   進めや進め我が軍の
   鋭く撃ち出す砲撃に
   護れる敵も乱れつつ
   苦も無く砲塁乗っ取りて

   三度凱歌を唱えけり
   三度凱歌を唱えけり
   三度凱歌を唱えけり
   三度凱歌を唱えけり


   (日清戦争中、広島大本営にあられた明治天皇が、成歓の戦の勝報に接して著されたもの)

   (http://homepage3.nifty.com/grossherzigkeit/meijic/song/m27/41_seikan.htm

           <感謝合掌 平成27年6月1日 頓首再拝>

明治神宮御神籤(6月)より - 伝統

2015/06/02 (Tue) 04:12:39


【明治天皇御製】

(平成14年6月の御神籤より)

 器には しがたひながら いはがねも とほすは水の ちからなりけり


   水は丸に四角に、さまざまな容器に従って逆らわないけれども、
   時と場合によっては、堅い岩石をも貫き通す、実に、驚くべき力があります。

   (「水は万物を利して争わず」と言われ、或いは人の体も七割は水だと言われています。
     水は万物を育てながら、何も関係ないように黙々として争いません。

     しかし柔よく剛を制する力がひそんでいます。
     人も水の徳に学ぶべきことが多くあります。)

       http://www008.upp.so-net.ne.jp/sky-sea/reiki.10.htm#2002.6



(平成15年6月御神籤より)

 いかならむ ことある時も うつせみの 人の心よ ゆたかならむ


   いつ、いかなる思いがけぬ変事が起きても世の中の人々の心は
   あわてふためくことなく広く豊かでありたいものです。

   (およそ人の一生には個人の上でも社会の上でも
    思いがけぬ事件が大小となく起きるものです。

    そんな時うろたえさわぐようでは駄目です。
    日頃から常に泰然自若として不動の心を養いましょう。)

       http://www008.upp.so-net.ne.jp/sky-sea/reiki.10.htm#2003.6

           <感謝合掌 平成27年6月2日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年11月①tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/03 (Wed) 04:22:02


【明治天皇御製】

 もみぢ葉は まだそめやらぬ たかねより しかのねおろす 夜はの秋風 


    もみじの葉がまだ色づかぬ山の頂から、
    鹿の鳴き声を麓の里にまで伝えてくる、夜ふけの秋風よ。(明治29年)


              ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 大君(おほきみ)の みいつあふぎて 年ごとに まゐくる国の 数ぞそひゆく 


    陛下の御徳の尊さを敬って、年毎に、
    外交を求める国の数が増えてゆきます。  (明治35年)

           <感謝合掌 平成27年6月3日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年11月②tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/04 (Thu) 04:46:49


【明治天皇御製】

 よこしまに 思ひな入(い)りそ 世の中に すすまむ道は はかどらずとも 


    この世の中を本来よこしまなものと思いさだめてしまってはいけない。
    たとえ自分の進もうとする道が思い通り順調にはかどらなくても。


              ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 思ふこと ありとも見えず をさな子の 枕はなれて ねたるすがたは 


    思いまようようなことは、まったくありそうにも見えません。
    幼い子が枕をはずして無心に寝入っているその姿は。(明治25年)


           <感謝合掌 平成27年6月4日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年11月③tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/05 (Fri) 04:49:50


【明治天皇御製】

 なにごとも うつればかはる 世の中を おもふがままに なるとおもふな 


    何事につけても、時勢が変われば自然に変わってゆくこの世の中を、
    己(おのれ)独りの思うがままになるなどと、勝手に考えてはならぬ。(明治44年)


              ・・・


【昭憲皇太后御歌】


 おほけなき 君の恵の かしこさは 忘るるまなし 老いにける身にも


    おそれ多くも陛下の御いつくしみのあるがたさは、片時も忘れるひまがありません。
    この老いた身にとっても。(明治43年)


           <感謝合掌 平成27年6月5日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年11月④tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/06 (Sat) 04:41:09


【明治天皇御製】

 世を守る 神のみたまを あふぐかな 朝ぎよめせし 殿にいでつつ 


    わが治世を守護あそばす、祖宗(そそう:歴代の天皇陛下の意)の神霊を
    仰ぎあがめることである。
    朝の掃除を終わった清々しい御殿に出て行きながら。(明治41年)


              ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 あづまぢに 大宮柱 たてしより ゆるがぬ御代と なりにけるかな


   この東京を都とお定めになってからは、陛下のお治めになる大御代は、
   いっそうゆるぎないものとなったことです。(明治22年)


           <感謝合掌 平成27年6月6日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年11月⑤tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/07 (Sun) 05:05:31


【明治天皇御製】

 遠くとも 人のゆくべき みちゆかば 危き事は あらじとぞ思ふ 


    人生の行路をゆく者は、たとえその道が遠くても、人として進むべき
    正しい道を歩いてゆくならば、危険なことは決してないと思う。(明治37年)


              ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 ますらをが 弓弦(ゆづる)にかけて はなつ矢の めにもとまらず ゆく月日かな 


    すこやかな男が弓を引きしぼって放つ矢のように、
    目にもとまらぬほどの速さで過ぎてゆくのは、月日の経過の迅速さです。
    おろそかにしてはなりません。(明治35年)


           <感謝合掌 平成27年6月7日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年11月⑥tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/08 (Mon) 04:38:09


【明治天皇御製】

 国を思ふ 臣(おみ)のまことは 言の葉の うへにあふれて きこえけるかな 


    国を思う臣下たちのいつわり飾らない誠意というものは、
    おのずから言葉の上にあふれて、聞こえてくるのではないか。(明治45年)



              ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 秋ごとに つらなる人の 数そひて うたげにぎはふ 菊のはなぞの 


    毎年秋になるたびに集まる人の数もふえて、
    宴も賑やかとなる御苑の菊園です。(明治19年)


           <感謝合掌 平成27年6月8日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年11月⑦tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/09 (Tue) 04:06:00


【明治天皇御製】

 ものごとに 進まずとのみ 思ふかな 身のおこたりは かへりみずして 


    人は自分のする物事の一つ一つがみな、
    思うように進展しないとばかりに思ってしまうものだ。
    自分の身の怠りは反省しないでおいて。(明治43年)


              ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 わが君の 御代(みよ)ながかれと みしめなわ かけてぞ祈る 神のひろ前 


    わが大君の御代が、いよいよ永く栄えますようにと、
    しめ縄を張りわたしたご神前で、ひたすら祈りをささげます。(明治23年)


           <感謝合掌 平成27年6月9日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/06/10 (Wed) 04:48:32

【明治天皇御製】

   述懐   (明治40年)

 ことのはの まことのみちを 月花の もてあそびとは おもはざらなむ


    「ことのはのまことのみち」は「月花のもてあそび」ではないんだと、
    直裁に述べておられます。言葉に真剣に向き合われる姿が浮かんで参ります。
        (井坂)


    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第2号<2011/09/23>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20110923073000000.html )


              ・・・


【昭憲皇太后御歌】


 ふし柴の かりそめごとも おもふこと なりたる日こそ うれしかりけれ


    ほんの小さなことでも、心の中で願いつづけていることが叶った日は、
    本当にうれしいものです。(明治38年)


    ((水戸)吉田神社平成25年11月26日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月10日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/06/11 (Thu) 04:54:04

【明治天皇御製】

   述懐   (明治42年)

 ふむことの など難からむ 早くより 神のひらきし 敷島の道


    どうして難しいことがあろうか、
    神様が開かれた「敷島の道」を実践する事は。

    (「神の開きし」とは、スサノオの命が始めて歌を詠まれた事を踏まえています。
      敷島の道とは和歌の道という意味です。)

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第3号<2011/09/24>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20110924070000000.html )


               ・・・

【昭憲皇太后御歌】

 人なみに ふむとはすれど 敷島の 道のひろさに まどひぬるかな


   人並に勉強しようとして志してはみるのですが、
   和歌の道というのは究めれば究めるほど広いので、
   なかなか思うようにならないものです。

    ((水戸)吉田神社平成25年11月28日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月11日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/06/12 (Fri) 04:16:10

【明治天皇御製】

    寄道祝   (明治35年)

 千早ふる 神のひらきし 敷島の 道はさかえむ 萬代までに


    日本の祖先の神様が開かれた、(素直に思いを述べるための)言葉の道は、
    永遠に栄えていって欲しいものだ、


    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第4号<2011/09/25>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20110925070000000.html )


               ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 天(あま)つ日の てらすがごとく くまなきは すめらみ国の 光なりけり 


    天の日が隈なく大地を照らすように、
    あまねく国中を照らすのは、御国を護る皇祖の恩恵に他なりません。

    ((水戸)吉田神社平成25年11月30日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月12日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/06/13 (Sat) 04:03:47

【明治天皇御製】


    をりにふれたる   (明治43年)

 すなほなる やまとごころを のべよとて 神やひらきし 言の葉の道

 
    よき真心を表しなさいとして、神は「言の葉」を創られたのです

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第5号<2011/09/26>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20110926070000000.html )


               ・・・

【昭憲皇太后御歌】

 おぼしめす ことおほからむ 大御代(おおみよ)の みまつりごとの しげくなるにも 


    天皇陛下はお思いになることがあれこれと多いことでしょう。
    お治めになっているこの国のまつりごとが、ますます繁忙になるにつけても。(明治40年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月2日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月13日 頓首再拝>

北海道神宮掲示 明治天皇御製 - 伝統

2015/06/14 (Sun) 08:30:17

明治天皇をお祀りしている北海道神宮での大祭が
今日から予定されているようです。
 → http://www.hokkaidojingu.or.jp/news/pdf/2015_jingu_reisai.pdf

北海道神宮公式HP
 → http://www.hokkaidojingu.or.jp/index.html

・・・

以下は、ライトワーカーれい華氏のブログ(2014年10月03日)より



   北海道神宮は 北海道の開拓・経営を守護するために 
   明治天皇の命によって北海道の地に祭られ
   北海道の総鎮守として人々に崇拝されているそうです


   (明治天皇は開拓の守護神として 
   大国魂神 オオナムチの神 少彦名神の三神を開拓使に御託しになった。 

   開拓判官島義勇は三神の御霊代を自背負って 剣難の陸路を踏破し 
   三神を鎭斎する社地を円山に定めた。そして今日の札幌の礎を築いた。)


   北海道神宮は上の説明の通り 明治天皇とゆかりのある神社なのです

   明治天皇も北海道には2回もいらしているそうです、、、

   丁度行った時に 明治天皇と北海道という展示をしていました



   実は私もご縁があるのです、、、ご縁と言っていいのでしょうか?

   明治神宮に参拝した時 会館があって 
   そこに明治天皇の和歌?が書いてあったと思います

   ちょっと目を閉じたら

   赤いじゅうたんが敷いてあって 3段ぐらいの階段の上に男性が立っているのです

   燕尾服を着て 手にはシルクハットの帽子を持っていました

   あ!! 明治天皇だ~~~



   目の前は眩しいばかりに輝いているのです

   まるで光の国です

   そして 明治天皇がその中に入って行ったのです

   (http://plaza.rakuten.co.jp/reika0417/diary/201410030000/


  ・・・

 北海道神宮掲示 明治天皇御製

          *Webより


 神祇 (明治39年)

 國民の うへやすかれと 思ふにも
             いのるは神の まもりなりけり

  (国民の身の上が安らかであるように思うにつけても、
   お祈りするのは我が国の神々のご加護がありますように
   ということです)

          ・・・

 國 (明治42年)

 よきをとり あしきをすてて 外國に
       おとらぬくにと なすよしもがな

  (外国の良いところは取り入れ、自分の国の悪いところは
   捨てて諸外国におとらない国とする方法はないものかなあ)


           <感謝合掌 平成27年6月14日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年12月①tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/15 (Mon) 04:14:56


【明治天皇御製】

 はるかにも あふがぬ日なし わが国の しづめとたてる 伊勢のかみ垣 


    こうして遥かに離れていても、社頭に立つ思いで仰がぬ日とてはないことだ。
    わが国の鎮めとしてお祭り申し上げている、伊勢の神宮の御社は。(明治36年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月5日tweettunnel掲示より)

               ・・・

【昭憲皇太后御歌】

 置かれたる あがたあがたも 事なくて くれゆく年の ゆたかなるかな 


    全国に新しく配置されたそれぞれの県も、何事もなくくれてゆく年は、
    いかにも豊かで穏やかに感じられます。(明治13年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月4日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年6月15日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/06/16 (Tue) 06:15:20


【明治天皇御製】


   をりにふれたる   (明治43年)

さまざまの 世のたのしみも 言の葉の 道の上には たつものぞなき


    色々な楽しみが世の中にはありますが、
    「言の葉の道」(和歌)の上にくるものはないぞ。

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第6号<2011/09/27>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20110927070000000.html )


               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 花ちりて 若葉すずしと おもふまに もみぢみだれて 木枯(こがらし)ぞふく


    春の花が散りはてて、夏の若葉の緑がすずしいと思っている間に、
    たちまち秋の紅葉がみだれ散り、木枯しの寒ざむと吹く冬になってしまいました。
    月日のたつのは早いものです。(明治32年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月6日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月16日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年12月②tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/17 (Wed) 05:07:39


【明治天皇御製】

 ちはやふる 神をまつりて こともなく くれゆく年を いはひけるかな 


    はげしい霊威をおもちになった神をお祭り申して、何のさわりもなく
    静かに暮れゆく年の幸いを、心つつしんで祈ることである。(明治35年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月11日tweettunnel掲示より)



               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 まなぶ道 すすまぬうちに 年ははや くれぬとをしむ 人もありけり


    わが学問の道が思うように進まないうちに、はやばやと今年も暮れてしまったと、
    往く年をつくづく惜しむ人もあります。(明治21年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月10日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月17日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/06/19 (Fri) 08:04:25

【明治天皇御製】

    詞   (明治43年)

 ききしるは いつの世ならむ 敷島の やまとことばの たかきしらべを

 

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第7号<2011/09/28>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20110928070000000.html )



               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 さまざまの ものおもひせし のちにこそ うれしきことも ある世なりけれ 


    当面する大事な問題について、あれやこれやとさまざまに思いなやんだ後にこそ、
    はっと心がひらけ解決の道がついて、うれしいことに出会えるのが人の世であります。
                                    (明治41年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月12日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月19日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年12月③tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/21 (Sun) 05:01:32


【明治天皇御製】

 天(あめ)をうらみ 人をとがむる こともあらじ わがあやまちを おもひはへさば


    天をうらんだり、他人をとがめたりすることもあるまい。
    自分自身のあやまちを、よくよく思いかえして反省を深めてみれば。(明治42年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月17日tweettunnel掲示より)



               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 大宮の とばりのちりも うちはらひ こむ年(とし)祝(いは)ふ 年のくれかな


    宮殿の帳(とばり)のちりなどもすっかりはらって、
    やがて迎える新年を祝う年の暮れです。(明治41年) 

    ((水戸)吉田神社平成25年12月16日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月21日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/06/23 (Tue) 04:57:54

【明治天皇御製】

    をりにふれたる   (明治45年)

 おもふこと 思ふがままに いひてみむ 歌のしらべに なりもならずも


    思うことを思うままに詠んでいいんだよ。
    それが5、7、5、7、7になろうとなるまいと。
   

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第8号<2011/09/29>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20110929070000000.html )



   *別のWeb「明治大帝の歌」の解釈から

     大帝の歌論である。 
     「思うがままに歌うことが大切で、技巧などは二の次なのだ」
     と、いう短歌づくりの心得を詠まれている。

     短歌、俳句のような定型詩もまた自由詩も、巧緻よりも詩情が第一。
     まず「思うがままに、言ってみること」とは至言であります。

     表現を妨げるのは(こんなことを言っては、こんなものを書いては、
     笑われないだろうか)といった遠慮である。
 
     書くことは、恥じをかくこと!

     と、開き直れば、人は書けるものだ。
     元来、血の通った人というものは多感な生き物なのだから。

     ♪ なの花や 月は東に 日は西に
     この俳句なども、見たまんま、である。
 
     見たまま、感じたまま歌うこと、書くことから始まる-----。

      (http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k5/150109.htm


               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 みがかずば 玉も鏡も 何かせむ まなびの道も かくこそありけれ


    常日頃から怠ることなく磨かなければ、玉も鏡も本来の輝きを放ちません。
    学問の道をとげようとするのも同じだと思います。

    ((水戸)吉田神社平成25年12月20日tweettunnel掲示より)


           <感謝合掌 平成27年6月23日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年12月④tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/25 (Thu) 03:48:34


【明治天皇御製】

 そのかみの 姿のままに あらためぬ 神のやしろは たふとかりけり


    簡素な上古の様式のままで、どんなに時代が移り変わろうとも
    その形を守りつづける、神のお社の姿は尊いものである。(明治45年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月25日tweettunnel掲示より)


               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 しろしめす 大御国内(おほみくぬち)に ことなくて くるる年こそ ゆたけかりけれ


    天皇陛下がお治めあそばすこの日本の国内に、
    何事も障りになることのないまま暮れてゆく年は、
    本当に心ゆたかな思いがいたします。(明治17年)

    ((水戸)吉田神社平成25年12月24日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年6月25日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成25年12月⑤tweettunnel掲示 - 伝統

2015/06/27 (Sat) 04:19:19


【明治天皇御製】

 ちはやふる 神のおましを はじめにて 今年の塵を 払はせにけり


    霊威つよい神の鎮まっていらっしゃる宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)を始めとして、
    この国の今年一年の塵をすっかり払わせたことだ。(明治37年)


    ((水戸)吉田神社平成25年12月27日tweettunnel掲示より)

               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 暮れてゆく 年をうれしく おもひしは をさなきほどの 心なりけり 


    暮れてゆく一年をうれしく思ったのは、新しい年を胸おどらせ待つ、
    幼いころのういういしい心の故であったのですね。


    ((水戸)吉田神社平成25年12月26日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年6月27日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/07/03 (Fri) 04:39:47

【明治天皇御製】

     歌   (明治37年)

 天地も うごかすばかり 言の葉の まことの道を きはめてしがな
   

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第9号<2011/09/30>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20110930070000000.html )

   <参考Web:御製拝読
          http://blogs.yahoo.co.jp/tknkmsys/10867091.html >

   <参考Web:四宮政治文化研究所(2015年3月 8日)
          http://shinomiya-m.txt-nifty.com/diary/2015/03/post-0a46.html >

               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 しづかなる 世の年波(としなみ)は かみかぜの 五十鈴川より たちかへるらむ 


    戦争が終わって四海波静かな新しい年は、
    伊勢の国五十鈴川のほとりに鎮まります神宮のご神徳によって、
    再び迎えられることでしょう。(明治39年)


    ((水戸)吉田神社平成26年1月6日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月3日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成26年1月①tweettunnel掲示 - 伝統

2015/07/04 (Sat) 07:37:47

【明治天皇御製】

 やすからむ 世をこそいのれ 天つ神 くにつ社(やしろ)に 幣(ぬさ)をやむけて


    平和な世の中こそ、わが心をつくして祈ることだ。
    天つ神、国つ神を祀(まつ)る社(やしろ)に、お供え物をささげて。
                                (明治35年)

    ((水戸)吉田神社平成26年1月9日tweettunnel掲示より)


               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 君がため まことをつくす まめびとは 神もうれしと たすけますらむ


    天皇のために忠誠をつくす実直な人は、神も喜ばしいとお思いになって、
    お力を貸してくださることでしょう。(明治41年)

    ((水戸)吉田神社平成26年1月8日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月4日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/07/05 (Sun) 06:39:31

【明治天皇御製】

    述懐   (明治37年)

 白雲の よそに求むな 世の人の まことの道ぞ しきしまの道

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第10号<2011/10/01>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20111001070000000.html )


    己れの道とすべきものは決して遠き道にあらず、現に世人の踏み行く誠の道にあり、
    然るに殊更に人生の他にでもあるかの如くに、遠き処を求めんとするは、愚なる
    事である、決して他に求むるまでもなく敷島の道がそれである。


   (明治天皇は「世の人のまことの道」とは何かといふことを常に求め続けられ、
    古今東西の教へを学ばれました。

    そして行き着かれたところは、「白雲のよそ」、つまり白雲のやうに
    自分の立ってゐるところから遠くに求めるのではなく、実に私たち日本人の
    遠い祖先から言ひ継ぎ歌ひ継いできた「しきしまの道」にあることを確信なされました。

    ここに「まこと」とは真の言であって、人の真心が言葉となって表れることです。
       (http://www.kokubunken.or.jp/kokumindouhou/613.html)       )


               ・・・


【昭憲皇太后御歌】

 山川(やまがわ)の うすき氷を ふむ鴨の こころを常の こころともがな 


    谷川に張った薄氷の上に下り立つ野鴨はいつ氷が破れるか常に用心しているが、
    人々も平素このように処世の上で万事気を配っているように心掛けたいものです。
                               (明治12年以前)


    ((水戸)吉田神社平成26年1月10日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月5日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成26年1月②tweettunnel掲示 - 伝統

2015/07/06 (Mon) 04:12:34


【明治天皇御製】


 新しき 年のうたげに うれしくも かはらぬ人の つどいけるかな 


    新年を祝福するこの宴に、今年もまた変わることなく
    にぎにぎしく人々が集まったことは、嬉しいことだなぁ。(明治39年)


    ((水戸)吉田神社平成26年1月15日tweettunnel掲示より)

               ・・・


【昭憲皇太后御歌】


 日の本の 国のはてまで つもるらむ ゆたかなる代の 年のはつ雪


    日本の国のはてまでも、この新年の雪は積もっていることでしょう。
    豊かな御代(みよ)を祝福する象徴のような初雪が。(明治42年)


    ((水戸)吉田神社平成26年1月14日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月6日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成26年1月③tweettunnel掲示 - 伝統

2015/07/07 (Tue) 04:26:11


【明治天皇御製】

 梓弓(あずさゆみ) やしまのほかも 波風の しづかなる世を われいのるかな


   昔から大八島(おおやしま)といわれる日本だけでなく、他の国々までも広く、
   波風が立たずしずかで平和な世であることを祈るのだ。(明治35年)
 

    ((水戸)吉田神社平成26年1月21日tweettunnel掲示より)


               ・・・


【昭憲皇太后御歌】


 さかえゆく いがきの松に みゆるかな 皇国(みくに)をまもる 神のこころも


    緑深く栄えゆく神苑の常磐の松の姿にまざまざと現れていることです。
    国を守護して下さる日本の神々の深いみ心は。(明治41年)


    ((水戸)吉田神社平成26年1月20日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月7日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成26年1月④tweettunnel掲示 - 伝統

2015/07/08 (Wed) 03:18:18


【明治天皇御製】


 器には したがひながら いはがねも とほすは水の ちからなりけり


    水というものは器に入れれば静かにそれに従っている半面、
    岩をもつらぬくという激しい力をもっている。
    人生もその水のようでありたい。(明治36年)

    ((水戸)吉田神社平成26年1月23日tweettunnel掲示より)


               ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 みがかずば 玉の光は いでざらむ 人のこころも かくこそあるらし 

   
    宝石も磨かなければ光を放ちません。
    それと同様に、人の心も研鑽を積まなければ
    すぐれた徳を持つことはできません。(明治12年以前)

    ((水戸)吉田神社平成26年1月24日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月8日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成26年2~3月①tweettunnel掲示 - 伝統

2015/07/09 (Thu) 04:28:12

【明治天皇御製】


 ゆるし文(ぶみ) うくる身よりも おほしたてし 人のこころや うれしかるらむ


    卒業証書を受ける本人はもとよりだが、
    それよりも本人を育て上げた人びとの心はさぞかしうれしいことであろう。(明治38年)

    ((水戸)吉田神社平成26年3月25日tweettunnel掲示より)


               ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 ちはやふる 神のこころも うつるべく さやかにすめる みたらしの水


    神のみ心もそのまま映るにちがいないと思われるほど、
    清らかにすんでいるみたらし川の水鏡です。(明治39年)

    ((水戸)吉田神社平成26年2月4日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月9日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成26年2~3月②tweettunnel掲示 - 伝統

2015/07/10 (Fri) 03:33:43

【明治天皇御製】

 花になり 実になるみれば 草も木も なべてつとめの ある世なりけり


    花を咲かせ実になるのを見ていると、草も木も世の中すべてのものに
    定まった役目があるのだと思われる。(明治43年))

    ((水戸)吉田神社平成26年3月29日tweettunnel掲示より)


               ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 今昔(いまむかし) てらしあはせて ともしびの もとに書(ふみ)見る 夜(よ)はぞたのしき


    書物に書かれている昔のことと今の世の中とを照らし合わせながら、
    灯の下でひたすら読書にふける夜こそ楽しいものです。(明治38年)

    ((水戸)吉田神社平成26年2月14日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月10日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/07/11 (Sat) 04:38:38

【明治天皇御製】

    歌   (明治38年)

 ひとりつむ 言の葉ぐさの なかりせば なにに心を なぐさめてまし

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第11号<2011/10/02>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20111002070000000.html >

               ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 おのづから 心のうらも みゆばかり とぎしかがみの かげのさやけさ


    おのずからその人の心の奥まで見通せるほどに、
    するどく磨き上げた鏡にうつるわが姿の、何とさわやかなことでしょう。(明治22年)

    ((水戸)吉田神社平成26年4月18日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月11日 頓首再拝>

明治天皇御製・昭憲皇太后御歌 - 伝統

2015/07/12 (Sun) 03:52:33

【明治天皇御製】

   をりにふれて   (明治45年)

 敷島の やまと心を うるはしく うたひあぐべき ことのはもがな

    (Web:「一日一首 明治天皇御製」 第12号<2011/10/03>
         http://archive.mag2.com/0001343375/20111003070000000.html >


              ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 さくら木に いまだのぼせぬ いにしへの 書(ふみ)の巻(まき)こそ たからなりけれ


    書物を木版印刷するために桜の版木に刻む以前の、
    手書きの古い巻物こそ、何にもかえがたい宝物だと思います。(明治35年)

    ((水戸)吉田神社平成26年4月22日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月12日 頓首再拝>

(水戸)吉田神社平成26年4月tweettunnel掲示 - 伝統

2015/07/13 (Mon) 05:00:57

【明治天皇御製】

 たらちねの 親につかへて まめなるぞ 人のまことの もとゐなるべき


    親に仕えて心こまやかであるということこそ、
    人としての誠実さの基本であるはずだ。(明治39年)

    ((水戸)吉田神社平成26年4月25日tweettunnel掲示より)



              ・・・

【昭憲皇太后御歌】


 大空も はかりしる世を 浮雲の まよひがちなる わが心かな


    大空の模様もはかり知るまで進歩したこの世に、
    人間としての生き方については浮雲のように迷いがちな
    わが心がなげかわしいことです。(明治21年)

    ((水戸)吉田神社平成26年4月30日tweettunnel掲示より)

           <感謝合掌 平成27年7月13日 頓首再拝>


(以降については、新なたスレッド「明治天皇御製(2)」へと続きます。
  →  http://dentou.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=6541848 )

Re: 明治天皇御製(1) - scyrpvnggMail URL

2020/08/29 (Sat) 16:10:18

伝統板・第二
scyrpvngg http://www.g2bpr13cic8i3062yx6445c661dyos2bs.org/
<a href="http://www.g2bpr13cic8i3062yx6445c661dyos2bs.org/">ascyrpvngg</a>
[url=http://www.g2bpr13cic8i3062yx6445c661dyos2bs.org/]uscyrpvngg[/url]

名前
件名
メッセージ
画像
メールアドレス
URL
編集/削除キー (半角英数字のみで4~8文字)
プレビューする (投稿前に、内容をプレビューして確認できます)

Copyright © 1999- FC2, inc All Rights Reserved.