伝統板・第二
一陽来復 - 夕刻版
2015/04/13 (Mon) 17:34:16
*光明掲示板・伝統・第一「一陽来復 (15)」からの継続です。
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冬を越え、春を迎える・・・
日本人が日本人らしい由縁は、この国の土地にあります。
日本の国土が、四季を生み出し、四季を表現しているのです。
天と地の間に「人」が生きています。
天の運行とともに、地が四季を作ります。
空を見ているだけでは、四季を感じることができませんが、
地に咲く花を見れば、季節を感じることができます。
良寛さんの辞世を紹介します。
「 形見とて 何か残さん 春は花
山ほととぎす 秋はもみぢ葉 」
この世の別れに際し、形見に残すものは何もないが・・・
春の花、夏の野鳥の声、秋の紅葉、冬の雪景色・・・
日本には豊かな四季、この自然の姿こそが形見になってくれるだろう・・・
この心根こそが、日本人が日本人であるために必要なことなのです。
今、日本の国土は、
すでに春真っ最中の地域や、これから春の始まりを感じる地域それぞれですが、
4月は新たな年度を迎え、新鮮な気持ちに切り替わる時節を迎えております。
新たな思いのままに、さらに前進し始める季節です。
<関連Web:光明掲示板・第三「一陽来復」
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<感謝合掌 平成27年4月13日 頓首再拝>