伝統板・第二

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励まし - 伝統

2015/04/06 (Mon) 06:31:02

*光明掲示板・伝統・第一「励まし (86)」からの継続です。
   → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=52

・・・

《自分を励ます方法~鏡に映った自分に、力強い言葉を語りかける》


           *Web:Happy LifeStyle より


「人を励ますのは簡単ですが、自分を励ますのは難しい」
そう思ったことはありませんか。

友人が落ち込んでいるときには、励ましの言葉を、軽く口にできます。
しかし、自分が落ち込んだときには、苦労します。

友人を励ますのがうまい人でも、実際に自分が落ち込むと、前向きな考え方を忘れます。
「もうだめだ」と、悲観してしまうものです。

そういうときに、いい方法があります。

鏡です。

鏡といえば、自分の姿を確かめる使い道を想像しますが、ほかにも使い道があります。
自分を励ましたり奮い立たせたりする使い道です。

たとえば、元気がないとき、鏡を見ましょう。
鏡には、自分の顔が映ります。

鏡に映った自分を見ながら「元気を出せよ。また次があるよ」と、
力強い言葉を言い聞かせましょう。
鏡に映った自分を、他人だと思いながら励ますのがポイントです。

自分ですが、他人のような距離感がつかめます。
他人に語りかけるつもりが、自分に対する言い聞かせになります。
鏡に映る自分に向けて、力強い言葉を語りかけるうちに、自分が元気になるのです。

思うだけでも効果がありますが、できれば実際に声を出すといいでしょう。

気力を奮い立たせるときであれば、いつでも使えます。
鏡を上手に使って、元気のある毎日を送りましょう。

https://happylifestyle.com/12307

・・・

<関連Web>

(1)光明掲示板・第一「励まし (9225)」
     → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1751 

(2)光明掲示板・第三「励まし (1195)」
     → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=248

             <感謝合掌 平成27年4月6日 頓首再拝>

人を励ますということ - 伝統

2015/04/15 (Wed) 03:38:47


         *「励ましの技術」C.E.ローリンズ(著)(P2~3)より

人を励ますということは、希望や信念を共有して相手の気持ちを奮い立たせることなのです。

励ましの言葉は明るく前向きで、行動を起こさせる。
励ましの助言は自信を持たせ、潜在能力を発揮させる。

励ましは癒やしを促進し、心のバランスを維持させてくれる。
それは落ちこんでいる人のためだけでなく、誰にとっても必要なことだ。

真心を込め、相手に救いの手を差し伸べ、話に耳を傾け、誠意を尽くそう。
必要なときはそばに寄り添い、温かい励ましの言葉をかけよう。
それは私たち一人ひとりに課せられた重大な任務である。

励ましは愛に似ている。
どちらも与えることが大切であり、与えれば与えるほど受け取ることができる。

情熱的に人を励まそう。
人を励ませば励ますほど、自分も励ましてもらえる。

             <感謝合掌 平成27年4月15日 頓首再拝> 

元気が出るメッセージを渡す - 伝統

2015/04/21 (Tue) 04:16:15

        *「励ましの技術」C.E.ローリンズ(著)(P14~15)より

人を励ます方法の一つに「元気が出るメッセージを渡す」というものがあります。

これは上等のあいさつ状を購入して、書いたり、長い文章を書いたりする必要はありません。

普通のメモ用紙でも、愛情と感謝の気持ちを書けば、十分に気持ちが伝わります。

短い詩やジョークを書いてもいい。

メッセージの例としては、次のようなものがあります。

「あなたを信じています」
「5キロも痩せたなんてすごいですね」
「あなたなような素晴らしい人は身近にいることを嬉しく思います」


相手に恥ずかしい思いをさせるような内容はいけない。
心をこめて、相手がにっこり笑えるメッセージを書きましょう。

微笑みは「励まし」に不可欠な要素です。

             <感謝合掌 平成27年4月21日 頓首再拝> 

【自分を励ますためのおしゃれ】 - 伝統

2015/04/27 (Mon) 04:34:37


         *メルマガ「人の心に灯をともす(2015年04月16日)」より


   (佐藤愛子氏の心に響く言葉より…)

   若い頃のおしゃれは、“美しく見せる”ことが目的である。

   しかし中年のおしゃれは、人にどう見られるということよりも、
   心にハリを持たせ自分を励ますことに意味があるように私は思う。

   私は夫の倒産で無一文になってから、赤い服を着るようになった。
   それまでの私はどちらかというと地味好みで、黒か茶系統の服ばかり着ていたのだ。

   それが急に派手になったので、人々は驚いて、

   「ボーイフレンドでも出来たのではないか」

   などといったが、下衆(げす)の勘ぐりとはまさにこういうことをいう。



   昔むかし、斎藤別当実盛(さいとうのべっとうさねもり)は
   源義仲との戦いに七十三歳にして白髪を染め、錦のひたたれを着て出陣したという。

   まさに私もその実盛の心境で、我と我が身を励まして苦境と戦い、
   勝つために錦のひたたれを身につけているのである。

   “愛子のおんな大学”


        <『そもそもこの世を生きるとは』海竜社>

               ・・・

斎藤一人さんは、
「顔や髪にツヤを出し、明るい服を着て、キラキラ光るものを身につけると、
運がよくなる」という。

外見が、明るく華やかになると、気持ちまで明るく華やかになってくる。


顔がくすんでいて、髪がバサバサでツヤがなかったら、
暗くて、元気がなくて、不幸せそうな人に見える。

洋服やアクセサリーも同じ。


「我と我が身を励まして苦境と戦い、勝つために錦のひたたれを身につける」

外見を装うことは、ハッタリや見栄(みえ)を張るのとは違う。


心にハリを持たせ、自分を励ますためのおしゃれは必要だ。

             <感謝合掌 平成27年4月27日 頓首再拝> 

「頑張って」の代わりに使える、励ましの言葉 - 伝統

2015/05/03 (Sun) 03:45:55


         *Web:「わかった!」ブログより



「頑張って」という言葉は、気軽に利用できる励ましの言葉、激励の言葉です。

しかし、場合によっては相手を傷つけてしまう可能性もある、
「地雷ワード」であることは、よく知られています。

「現時点ですごい頑張っているのに、これ以上なにを頑張ればいいの?」と、
思われてしまうことがあるのです。

とはいっても、元気がない相手の姿を前にして、励ます言葉をかけないのも不自然です。
そこで、「頑張って」の代わりになる、励ましの言葉をピックアップしてみました。


(1)うまくいくといいね

   「頑張れ」を英語に訳すと「Good luck!」で、日本語に訳しなおすと、
   「うまくいくといいね!」になるかなと。

   これ以上の努力を強いるのではなくて、最終的な結果を気にかけてあげる方が、
   相手の負担がぐっと減ると思います。


(2)じっくりいこうよ

   十分頑張っている人に、それ以上を強いる言葉は酷ですが、
   上手くいっていないということは、現状維持ではだめで、
   さらに何かをしなければ解決しません。

   ゆっくりで良いから、前進していこうよという意味が伝わるのではないかと。


(3)無理はしないでね

   相手がすごく頑張っているのは理解していることを伝えられる言葉だと思います。


(4)元気だしてね 元気だせよ! ガッツで!

   明らかにげっそりしているときには、よい言葉だと思います。


(5)踏ん張りどころ 踏ん張ってね

   「頑張る」と言ってしまうと、これ以上さらに何かをしなければならない
   感じがしますが、「踏ん張れ」だと、現状のままで良いよというメッセージを
   伝えることができると思います。


(6)気楽に行こうよ!気楽にね

   英語でいう「Take it easy!」です。英語だとすばらしい言葉なのですが、
   日本語に訳すと、ちょっと硬い感じがしてしまうのは残念です。
   それでも十分意図は伝わると思います。

   「頑張って」よりも、力が抜けた感じでよいと思います。


(7)ベストを尽くしてね

   英語の「Do your best」。英語は、励ましの良い言葉がたくさんあって良いですね。
   こちらも日本語に訳すと、ちょっと硬いのが残念だけど、状況によっては
   良い言葉だと思います。


(8)しっかり

   「がんばれ」は命令形なので、「何をがんばればいいのか?」と
   反発する気持ちも出てきます。

   一方、「しっかり」は、「土台がゆるがないように」「気をつけて」
   というような意味なので、反発する気持ちも起こりません。
   この点は、「しっかり」の長所です。
   このことばが使われなくなったのは、もったいないことです。


(9)楽しんでね

   (http://www.wakatta-blog.com/7_1.html

           <感謝合掌 平成27年5月3日 頓首再拝>

ピンチのとき、そばにいる - 伝統

2015/05/11 (Mon) 04:37:35


        *「励ましの技術」C.E.ローリンズ(著)(P18~19)より

あなたがそばにいるだけで、相手にとって大きな励みになることがあります。
ピンチのときは、特にそうです。

あなたの周囲には、困難な時期や人生の危機や転機に直面している人はいないでしょうか?
例えば、病気や失業、破産、離婚、愛する人の死、などなど。
あるいは、大事な試合に負けたときもそうです。

このような状況では、励ましてくれる人の存在ほど大きな意味を持つものはありません。

多くを語らず、ただ、そばにいてあげるだけで十分です。

愛する人が死んだとき、おそらく最も適切な励ましの言葉は
「ご愁傷様でございます。今は、それだけしか言えません」
というひとことです。

相手を慰めようとして
「そんなことは、たいしたことではありません」と言ってはいけません。
相手の悲しみを軽んじることになるからです。

《相手にとって最も励みになるのは、
一緒に悲しみを分かち合ってもらうことである。》


相手との関係が親密なら、なんらかの手伝いをすることを申し出よう。

荷物を運ぶ、食事の準備をする、お使いに行く、などなど。

何をしていいか分らないときには、単刀直入に
「私にできることはありますか?」と訊けばいい。

そばにいてあげれば
「自分の用事よりもあなたを大切にしている」という気持ちが伝わる。

そういう優しい人が身近にいてくれるほど、相手にとって励みになることはない。

           <感謝合掌 平成27年5月11日 頓首再拝>

話を聞く - 伝統

2015/05/16 (Sat) 04:47:12


        *「励ましの技術」C.E.ローリンズ(著)(P28~29)より

多くの人は、自分の問題を聴いてくれる人を求めています。

落ち込んでいる人は、たいてい誰かと話をして、はけ口を見つけ、
思いを打ち明ける機会を探しています。

但し、あまりにもすぐに「気持ちはよく分ります」と言ってはいけません。

しっかり聴いてもいないのに、相手の気持ちなどよく分るはずはないのです。

また、相手は途中で話をさえぎられずに
自分の気持ちを最後まで表現できる機会を求めています。

相手の話に耳を傾けることは努力を必要とします。

相手の目を見て、集中して聴くことが重要です。

周囲の人やものに気をとられては、いけません。

こういう会話では、自分が話す分の少なくても2倍は、
聴くことに費やすことを心がけましょう。

相手に話をしてもらうには、会話を促す質問が不可欠です。

答えがイエスかノーで終わらないように話を広げる工夫をしましょう。


例えば「もっと話してもらえないでしょうか?」
「将来は、どんなふうになりたいですか?」
「状況を変えるために何をしていますか?」などです。

一番素晴らしい質問は「あなたが人生の目標を達成するために、
私はどんなお手伝いができるでしょうか?」です。

相手の話に耳を傾けることは、相手が自分自身にとって
正しい答えを引き出す最善の方法です。

落ち込んでいる人の話をじっくり聴いてあげましょう。

そうしているうちに、本人は自分で答えを見つけるかもしれません。

それは、大きな励ましの一つになります。

           <感謝合掌 平成27年5月16日 頓首再拝>

プロム(卒業記念ダンスパーティ) - 伝統

2015/05/22 (Fri) 03:43:36


       *メルマガ「そんなの簡単!絶対大丈夫!(5/21/2015)より

アメリカは5月から6月にかけてが卒業式シーズンとなります。
特に12年間の教育を終了する高校の卒業式は非常に大きなイベントとなり、
卒業式前には「プロム」と呼ばれる学校主催の卒業記念ダンスパーティが盛大に行われます。

実は先日、このプロムにまつわる、ある高校生たちのお話がアメリカで話題となりました。
とても心温まるお話です。



ペンシルバニア州の高校生のメリーさんはダウン症をもって生まれました。
小さなころから、見た目や行動が周りと違うということで、からかわれたり、
避けられたりすることがあり、なかなか友達をつくるのが大変でした。

そんな彼女をいつも気遣い、休み時間などには必ず彼女を仲間に入れて遊んであげたのが、
小学2年生の時に出会ったクラスメイトのベン君でした。

二人が小学4年生になった時、ベン君は、高校生になると、
男女がカップルで盛装して参加する「プロム」という卒業記念の
盛大なダンスパーティがあることを知りました。

そして、お母さんにこう聞いたそうです……
「高校生になったら、メリーもプロムに行くことができるかな?」

……「そうね。誰かがメリーを誘ってあげたら、行けるわね」と、お母さんは答えました。
すると、ベン君は「わかった。じゃあ僕がメリーをプロムに誘うよ♪」
と笑顔で答えたそうです。

そして、メリーさんにも「いつか僕が君をプロムに連れていってあげるね」
と約束していたそうです。

ですがその後、ベン君の引っ越しにより二人は離れ離れに…… 
それから高校3年生になる今まで二人は別々の学校に通っています。

それが、今年になって何年かぶりに再会を果たすことができ、
また家族ぐるみの友達関係を再開しました。
共にティーンエイジャーに成長した二人。

メリーさんはいろいろとチャレンジはあるものの、前向きで心優しい女の子に、
そしてベン君は背も高くなり、高校では注目の的である、
大人気のフットボールのスター選手となっていました。

そして、この5月、ベン君の高校で卒業記念のプロムが開催されることになり、
ベン君は7年越しの約束を果たすべく、メリーさんの家に花束と風船を持って
サプライズ訪問をしました。もちろん、メリーさんをプロムに誘うために。

メリーさんの返事は、もちろん「YES!(イエス)」

小学4年生の時にした約束を、高校3年生になった今実現させ、
二人ともプロムではとても楽しい時間を過ごしたそうです。

そんな二人の様子がアメリカのTVニュースで紹介されました。
その時のビデオがこちらです。

  → https://www.youtube.com/watch?v=WpUIXp_lXJw&feature=youtu.be


実はメリーさんは、今までも学校主催のダンスパーティなどがあっても、
お父さんにエスコートしてもらっての参加ばかり……。
それでも彼女はプロムに参加することが夢で、ずっと「プロムに行きたい」
と願っていたそうですが、家族もさすがにそれは難しいかと諦めていたところ、
7年以上も前の約束をしっかり覚えていたベン君が、
こんな粋なサプライズをしてくれたのでした。


「小学生の頃、大半の子供たちが、他と違うという理由で妹(メリー)を避けたり、
彼女のやることや言うことを真剣にとってくれなかったけど、ベンだけは違っていた。

いつも妹を友達の一人として大切に接してくれて、仲間に入れてくれていたんだ。
そして7年たった今、約束通り妹をプロムに連れていってくれることに。
今日はメリーの最高の笑顔が見られて本当に嬉しいよ。二人ともプロムを楽しんで!」

―― ベン君の心優しい行動に感激したメリーさんのお兄さんが、
このようなメッセージとともに盛装した二人の写真をFacebook(フェイスブック)に
載せたところ、このニュースがネットでアメリカ中に広がり大反響となりました。

プロム当日は、メリーさんとベン君の小学4年生の時の担任の先生まで
二人の晴れ姿を見るために、はるばるやってきたそうです。
(ビデオの最後の方に写っている白い服を着た女性です)

外側も中身もイケメン、好青年に成長したベン君の優しく粋な行動に、
心が温かくなりませんか? 

とっても素敵なお話です。


           <感謝合掌 平成27年5月22日 頓首再拝>

困っている人に救いの手を差し伸べる - 伝統

2015/05/27 (Wed) 03:32:31

        *「励ましの技術」C.E.ローリンズ(著)(P44~45)より

自分の力では、どうしようもないピンチに陥っているのに、
助けを求めようとしない人は、誰の周りにもいるものです。

そういう人を見つけたら、すかさず救いの手を差し出しましょう。

救いの手を差し出すと言っても、
主導権を握って指図をする必要はありません。

自分に何ができるかを相手に尋ね、
それを、さりげなく、してあげればいいのです。

自分は主役ではなく、脇役であることを肝に銘じましょう。


おそらく相手が最も必要としているのは、雑用の手伝いです。

たとえ、あなたの得意分野が料理でも、
相手はあなたに皿洗いを手伝ってほしいと思っているかもしれません。


自分の得意分野を生かそうとするのではなく、
相手が最も必要としていることを手伝ってあげましょう。

相手は途方に暮れていたり疲れ切っていたりするので、
あなたがしてあげたことをすべて理解できるとは限りません。

相手に感謝してもらえることを期待すると、がっかりすることになります。
たとえ相手がお礼を言ってくれなくても、
あなたは相手のために何かをしてあげてください。

重荷を抱えて苦しんでいる人にとって、
その苦しみを少しでも軽くしてくれる人がいることほど、
励みになることはありません。

           <感謝合掌 平成27年5月27日 頓首再拝>

「あなたは一人ではありません」 - 伝統

2015/06/01 (Mon) 03:55:38


        *「励ましの技術」C.E.ローリンズ(著)(P90~91)より

落ち込んでいる人は、誰も自分と同じ経験をしたことがなく、
誰も自分と同じ思いをしたことがないと感じていることが多いそうです。

だからこそ、同じような状況を経験したのは自分だけでなく、
その状況を切り抜けた人がいることを知るのは、大きな励みになります。

確かに人はみな個性的な存在であり、自分だけの問題を抱えて生きています。

しかし、そうであっても、相手が一人ではないことを指摘して励ますことはできます。

あなたは相手とその問題を共有するために、そこに存在しているのです。

私は、そのように考えています。

たとえ、あなたが相手と同じ問題を経験したことがなくても、
同じような思いをしたことがあるはずです。

問題を抱えたことがない人など、存在しないのです。

例えば、相手が抱えている離婚の不安は、

あなたが抱えたことがある失業の不安と本質的に違うわけではありません。

喪失の不安、人間関係の不安、孤独の不安なども、具体的な状況は違っても、
不安であることに違いはありません。

あなたは適切なアドバイスをすることができないかもしれませんが、
不安がなくなるまで、ずっと一緒にいることを約束して、
心の支えになってあげることはできます。

エッセイストのロバート・フルガムは
『人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ』という名著の中で、
人生の基本原則の一つとして

「世の中で生きていくには、仲良く手をつないで協力し合うことが重要だ」

と言っています。

これは一生、大切にしたい素晴らしいアドバイスであり、
失意を経験している友人には、たいへん励みになる教えです。

           <感謝合掌 平成27年6月1日 頓首再拝>

今日、人を励まそう - 伝統

2015/06/07 (Sun) 04:27:31


        *「励ましの技術」C.E.ローリンズ(著)(P114~115)より


あなたには、相手が抱えている問題が見えないかもしれません。

相手の全てが順調に見えることもあるでしょう。

しかし、どんな人でも励ましを必要としています。

ときどきではなく、常にそうです。

あなたが出逢う人は皆、あなたの励ましの言葉を切望していると
言っても過言ではありません。

励ましの言葉を、落ち込んでいる人だけに限定するべきでは、ありません。

相手が励ましを必要としていないように見えるからといって、
励まさなくてもいいと思っては、いけません。

すべての人がなんらかの形で常に励ましを必要としているという事実を
肝に銘じてください。

誰に対しても、言葉か行動を通じて相手を励まし、
人生を好転させるのを手伝いましょう。

それが、あなたのこの世の大切な役割の一つです。
人を励ますと同時に、あなた自身も他の人の励ましを快く受け入れる必要があります。


そして、その励ましを心に刻んで強く生きていきましょう。

多くの場合、あなたの励ましは、いつかあなたに返ってきます。

言い換えれば、人を励ませば、あなたも励ましてもらえるということです。

このように、励ましは、お互いの心に強さと喜びを与えることができるのです。

           <感謝合掌 平成27年6月7日 頓首再拝>

人を励ますと相手も自分も恩恵を受けます - 伝統

2015/06/14 (Sun) 04:23:27


        *「励ましの技術」C.E.ローリンズ(著)(P116~117)より


間違いを犯したり大切な人やものを失ったりすると、誰でも落ちこんでしまいます。
そんなときにその人をどうやって励ますかは、私たち全員の課題です。

人を励ますと相手も自分も恩恵を受けます。
相手は失敗から早く立ち直り、自分はそれを見て喜びを分かち合うことができるからです。

立志伝を読むと、歴史に名を残した偉人はみな、
誰かに励ましてもらっていたことがわかります。

たとえば、トーマス・エジソンは問題児として小学校を退学させられましたが、
母親に励まされて才能を伸ばし、発明家として成功をおさめました。

そのエジソンも、従業員を励ますことを信条にしていました。

若いころに技術者としてエジソン照明会社で働いていた
ヘンリー・フォード(フォード・モーターの創業者)は、
「それまで誰も励ましてくれなかったので落ちこんでいたが、
世界一の発明家にほめてもらって自信を持つことができた」と述懐しています。

ちなみに、フォードは独立後もエジソンを慕い続け、
エジソンが研究所を焼失して途方に暮れていたときは再建費用を工面して
恩師を励ましています。

励ますことの基本は、ほめることです。
残念ながら日本では、「気恥ずかしい」「増長する」といった理由で
人をほめるのをためらう人が多いように思いますが、
広い心で相手の業績を認めることは、とても意義深い行為です。

そうすればおたがいに気分がいいですし、
相手は長所をもっと伸ばそうとするからです。

           <感謝合掌 平成27年6月14日 頓首再拝>

相手の話を聞くときの励ましの姿勢(共感を示す) - 伝統

2015/06/23 (Tue) 04:40:29


        *「気配りの正解」後田良輔・著(P172)より


× 相手の話の途中で遮ってしまう。


△ 「ただ黙って」、話を聞き続ける。


○ 「わかるよ」と「あいづち」をリズミカルに打ちながら、
  話を聞き続ける。
  
  体の動きと言葉を使って、相手への共感を示す。
  「わかるよ」の類義語に、「残念、本当に残念」
  「悔しい、本当に悔しい」がある。

           <感謝合掌 平成27年6月23日 頓首再拝>

父の愛に励まされて - 伝統

2015/06/30 (Tue) 04:26:06


            *Web:魂が震える話


数年前、
家族旅行の帰り道、大きな事故に遭遇しました。

その事故のせいで私は2本の松葉杖なしには歩けなくなってしまったのです。

私よりましだったものの、父も松葉杖が必要な身体になってしまいました。

思春期には劣等感に悩まされ、死にたいと思ったこともありました。
そんな時、いつも父が慰めてくれました。
父も同じ痛みを知っているから、私の気持ちをちゃんとわかってくれていたのです。

父の愛に励まされ無事大学にも合格し入学式の日、
父は私のことを誇りに思うといって涙ぐみました。


そして、
入学式を終えて会場からでてきたとき
目の前で、信じられないことが起きたのです・・・

小さな子がひとりで車道へ飛び出しました・

すると、

父は松葉杖を投げ捨てて、全力でその子のもとへ駆け出したのです。

私は自分の目を疑いました・・・

父がその子を抱き抱えてもどってくるではありませんか・・・

「お父さん!」

私は驚きのあまり大きな声を出しましたが、父は何ごともなかったかのように、
松葉杖をついてさっさと歩いていきます。

「お母さんお母さんも見たでしょう? お父さんが走ったのを! 」

母は淡々と答えました

「驚かないで、聞いてちょうだい。
いつかはあなかにもわかってしまうと思っていたわ。

お父さんはね、本当は松葉杖がいらないの、
あのとき、お父さんは腕に怪我しただけだったの。

それでも4年間、松葉杖を使ってきたのよ。

同じ痛みを背負わなければ、あなたを慰めてあげらないといってね」


知らず知らずのうちに涙が溢れてきました。


「泣かないで。
お父さんはね、あなたを慰めてあげられる自分を誇りに思っていたのよ。

さっきは、あの子が車にひかれそうになって、
あなたと同じ目に遭うんじゃないかと・・・」

前を歩く父の後ろ姿を見ていると涙がこぼれ落ちてきました

つらいときは、いつもお父さんのふところで泣きました。

いつも声をあげて泣いていたのは私だったけれど
、父は胸の中でもっとたくさんの涙を流していたのかもしれません。


お父さん、お母さん、ありがとう・・・

http://uraluz.exblog.jp/19233835/

           <感謝合掌 平成27年6月30日 頓首再拝>

相手の話を促すとき - 伝統

2015/07/07 (Tue) 04:04:39

        *「気配りの正解」後田良輔・著(P172~173)より


× 「何があったの? 」と聞く。


○ そばにいて、「相手が話し出すす」まで寄り添う。

  いつもと表情が違う相手に、こちらから「何があったの? 」と
  興味本位で聞いてしまうと、ぶしつけな印象を与えかねない。

  「話すタイミングを相手に委ねる」ほうが、相手も安心しやすい。


           <感謝合掌 平成27年7月7日 頓首再拝>

一言の大切さ - 伝統

2015/07/14 (Tue) 04:14:14


           *Web:「光明寺だより77号」(平成24年5月)より

年配の女性が、全く知らない東北の地にお嫁に来て、
3人の子供を育てていた二十代の思い出を、
ある新聞に投稿していた。

……買い物帰りの夕方、2人の幼子の手を引き、背中には乳飲み子。
母親は土手をとぼとぼ歩いていた。よほど疲れた顔をしていたのだろう。

向こうから来た、作業服のおじさんがすれ違いに様に声を掛けた。

「母ちゃんえらいな。だけどもうちょっとの辛抱だよ。
もうちょっとがんばれよ。もうすぐ楽になるからな」

そう言っておじさんは通り過ぎた。

若い母親の目から涙が溢れて止まらなかった。
知らない土地で、知らない人に掛けられたほんの
一言に支えられてここまで生きてきた。

今の自分があるのはあの時のおじさんのあの言葉のおかげだ……

                  (『日本一心を揺るがす新聞の社説』より)


『雑宝蔵経(ぞうほうぞうきょう)』というお経の中で
お釈迦さまは無財の七施という教えを説かれました。

これは、たといお金や品物がなくても、
いつでもどこでも実践できる施しの道が七つあるという教えです。

その一つに「言辞施(ごんじせ)」というものがあります。
言辞施とは言葉の施しです。
思いやりのあるる優しい言葉をかけてあげましょうということです。

これならいつでもどこでも出来ます。
投稿記事に登場したおじさんの一言は、
まさに、お釈迦さまの説かれた「言辞施」というものです。

施す心の底にあるものは、
「あぁ可哀想になぁ。辛いだろうなぁ。苦しいだろうなぁ」という、
「同悲同苦(共に苦しみ、共に悲しむ心)」の心です。

それは菩薩の心でもあります。
あの時のあのおじさんは若いお母さんにとってまさしく菩薩さまだったのです。

http://www.koumyouji.com/hitokuchi/houwa/055.pdf

           <感謝合掌 平成27年7月13日 頓首再拝>

後輩や部下から相談を受けたとき - 伝統

2015/07/21 (Tue) 04:12:33


        *「気配りの正解」後田良輔・著(P172~173)より


× 開口いちばん 「これは大問題だ」と言う。


○ 「よく話してくれたね。大丈夫」 と初めに相手を安心させる。

  悪い知らせを受けたときほど、まっさきに「安心感」を届けたい。
  「これは問題だ」「それは一大事だ」とあおり、相手の気持ちを
  不安にさせると、よい解決方法がみつけにくくなる。

           <感謝合掌 平成27年7月21日 頓首再拝>

“臓器の精神”を激励する思念 - 伝統

2015/07/28 (Tue) 04:41:52


            *『白鳩』誌(47年3月号)より

中枢精神への思念によって完全治癒した場合には、
各臓器〈又は患部〉の“集団知性”に対して命令を伝える必要はないけれども、

中枢精神に対する思念だけで尚不充分と思われる場合、
臓器又は患部に対してその部分に向けて手を按して
〈触れないで掌をその方向に向けるだけでよい〉思念によって、真理を伝えるのである。

『健全の真理』の54頁には、
胃の臓(ふ)に対して念ずる言葉が大要〈多少書き換えた〉次の如く示されている。


     『胃袋の精神よ、目覚めよ、
      目覚めて汝に与えられた職能を完全に果せよ・・・・

      必ず熱心に汝の職能を遂行し
      胃袋をして強健ならしめ
      その消化機能を強健ならしめ、
      全身に栄養を送って全身を健全ならしめよ ・・・・

      既に汝は使命に目覚めて、
      消化吸収同化の職能は完全に行われているのである。

      汝は健全である。
      汝は健全である。』


胃の臓に対して前記のように念ずるのは、大抵の病気の原因は、生理学的に言うならば、
胃の細胞群の“集団知性”がなまけていて、適当に食物を消化せず、従って消化を
過ったまま腸に送られた食物は腐敗毒素を発生し、その腐敗毒素と栄養分とを
区別することなく吸収して血液を不浄ならしめた結果であるから、

大脳中枢に“病気無”の思念をした後に、
胃部又は臍の上に掌を按じて消化吸収を司る、消化器の“集団知性”に対して、
その目覚めを司令する思念をするわけである。


最近、千島博士が赤血球は腸内によって生産せられるという新説を発表していられるが、
これによれば胃腸消化作用の健不健は、直接に血液の浄不浄に影響を与えるのであり、
如何なる病気も血液が清浄なる栄養成分を配給することによって癒能が促進せられる
のであるから、

中枢精神への真理の思念に次いで、胃腸の精神〈消化器細胞の“集団知性”〉に対して
真理の念送してその全き機能を激励するのは適当なる処置だと考えられるのである。



◆肝臓に対する激励と感謝の思念

『健全の真理』に於いて私は、胃の腑の精神に対して『真理』の言葉を思念して、
その機能を激励する方法の次に、肝臓の精神に対して、同じように思念する方法を
書いたのである。


     『肝臓よ、目覚めよ、
      汝の受持てる機能を完全に遂行せよ。

      血液を浄化する機能をいよいよ発揮し、
      且つ良質の胆汁を分泌してその使命を完遂せよ』


と5分間ばかり念じてから、

     『肝臓よ、汝は既に目覚めのである。
      汝が完全にその与えられたる機能を
      果しつつあることを感謝する。
      感謝する』


と実相の完全機能の遂行を心に描き、
その有様を凝視しながら感謝の念を繰返すがよいのである。 

感謝によって実相の完全状態が確認できるのである。

http://blogs.yahoo.co.jp/yghms533/24314307.html

           <感謝合掌 平成27年7月28日 頓首再拝>

忙しそうな人をねぎらうとき - 伝統

2015/08/05 (Wed) 04:30:03

      *「気配りの正解」後田良輔・著(P172~173)より

× 「がんばってね」 と声をかける


○ 「手伝わせてください」 とお願いをする。

  「自分に味方がいる」と思わせるひと言。
  実際に手伝うことがなくても、この言葉をかけられた相手は
  「応援されている」という喜びを感じることができる。

  
           <感謝合掌 平成27年8月5日 頓首再拝>

落ち込んでいる人を励ますシンプルな8つの言葉 - 伝統

2015/11/13 (Fri) 04:05:06

           *Web:「しごとのみらい」( 2014.08.28) より

(1)つらかったね。大変だったね

   つらい気持ちを分かっている人がいるだけで、こころが軽くなります。


(2)がんばってきたんだね

   励ましの言葉と言えば「がんばってね」が一般的ですが、
   悩みを抱える人は、今まで十分がんばってきたのです。

   そのがんばりを、ねぎらって差し上げてください。


(3)いつでも話聞くよ

   人は本音をなかなか話せないもの。
   一人でも本音を話せれば、こころが軽くなります。


(4)悩んだ数だけ、人にやさしくなれるんだろうね

   悩んだ数だけ、人にやさしくなれるのです。


(5)夜明け前が一番暗いんだって。もうすぐ夜が明けるよ

   不安な夜を乗り越えられないのは、ずっとこの夜が続くのではないかと思うから。
   明日への架け橋があれば、一歩前に踏み出せるのかもしれません。


(6)近い将来、「あのときのおかげで……」と思える日が必ずくるよ

   あの、悲しみで枕を濡らした失恋が、今ではいい思い出であるように、
   どんなに苦しい出来事でも、時間が経過すると「あのときのおかげで……」
   と思える日が必ずやってきます。


(7)神様は乗り越えられる壁しか作らない。
   壁が大きいということは、それだけあなたが大きいということさ

   「ある人が言っていたよ」と前置きすると、伝えやすいかもしれません。


(8)大丈夫

   ある人が仕事で悩んだとき、メンターに相談したら、
   いつも最後にこの一言を言われたそうです。

   「何の根拠もないのに、この一言が私を支えてくれました」と言っていました。

   ・・・

分かってくれる人が一人でもいれば救われる

筆者が仕事で悩んでいたとき、ある知人に相談したときのことです。知人はこう言ってくれました。

「大切なことの相談相手に、私を選んでくれてありがとう」

この言葉は、とてもうれしかったですね。相談してよかったと思いました。

人というのは、特別励まされなくても、
「この人なら分かってくれる」「この人なら信頼できる」という人が周りに一人でもいれば、
どんな困難でも、きっと乗り越えられるのだと思います。

もし、あなたの周りに困っている人がいたら、あなたがその一人になって差し上げてください。
それだけで、あなたの大切な人は救われると思います。

   (http://www.shigotonomirai.com/cheer-up-words

           <感謝合掌 平成27年11月13日 頓首再拝>

よしよし  自分を「よいしょ」 - 伝統

2015/11/23 (Mon) 04:37:24


         *「生きる勇気が湧いてくる魔法のほめ言葉」沢登 春仁 /土屋 松雄・著
          (P212)より

小笠原望先生は内科医である。
外来診察の日の夜、一杯のビールが入ると饒舌になる。

ほっとした時によくやったと自分をほめる際、「よしよし」と言う癖を
小学校3年生の娘さんに言われたことを、著書の中に書いている。


頭痛の続く患者さんに、検査の結果は異常がなかった。
事情を聞いてみると家庭内のごたごたが原因の様子。

「そうですか。たいへんなんですね。よくやっているんですね」
(人生相談もお医者さんの仕事らしい)


《辛い心には、頑張れとか、ここで負けてどうするとかではなく「よくやってきたんですね」
という、認める言葉が心にしみていく。

そんな場面を思うと、自分が辛くなったら素直に、自分で自分を「よいしょ」するのが
手っ取り早い解決法になる》

というわけだ。

          <感謝合掌 平成27年11月23日 頓首再拝>

【言葉一つのこころ配り】 - 伝統

2015/12/03 (Thu) 03:54:34


       *メルマガ「人の心に灯をともす(2015年11月18日)」より

   (医師、鎌田實氏の心に響く言葉より…)

   「頑固だからがんになるんだ」と医師に言われた乳がんの患者さんは、
   医療なんか受けたくないと思ったそうです。

   言葉一つが生きる力を奪うこともあるのです。

   反対に、言葉一つが命を支えることもあります。


   私たちの病院に来られた患者さんの話です。

   「11年前に手術を受けてから体調が思わしくなく、
   病院にお世話になることが多いのですが、これまでは
   お医者さんや受付の人の不親切さに傷つく思いをするばかりでした」

   それで私たちの病院に興味を持って、わざわざ診察に訪れたそうです。

   そして初診の際、一番最初に医師に言われた言葉に、
   その女性患者さんは感激し、涙が出そうになったといいます。


   その言葉とは、「長い間、大変な思いをしてこられたのですね」という一言でした。

   どんな検査や薬よりも、辛い思いを受け止める一言が、命を支えることがあります。


   「お医者さんにそのようなことを言われたのは初めてですし、
   診察に時間をかけていただき、納得のいく説明をしていただいたのも
   初めてのことでした。

   日本にもこのようなあたたかい医療があることを知って、希望が持てました」


   ほんの言葉一つのこころ配りなのです。


   焼き鳥屋の親父さんが、
   「お疲れのようですね。これサービスです。元気出してください」と、
   一皿余分に出してくれたら、お客さまは嬉しいはずです。

   きっとその店の常連客になるでしょう。


   住宅メーカーの営業マンは家を売れば仕事は終わりではなく、
   その後「住み心地はいかがですか」という電話一本をすることが、
   お客様を感動させ、つながりを強くするのです。


   私がよく利用する丸の内ホテルでは、
   荷物を玄関のところでドアマンが受け取り、部屋に運んでおいてくれます。

   部屋で荷物を確かめると一行書きの手紙が付いており、そこには、

   “お越しいただきありがとうございます。
   鎌田さまの笑顔にいつも学ばせていただいています”

   と書かれていました。

   たった一行でもホスピタリティのこころは通じるのです。

           <『超ホスピタリティ』PHP>

              ・・・

鎌田氏がまだ青年医師だったころ、がん末期の女性患者さんの回診を終え、
いつものように「がんばりましょう」と励まして病室を出ようとしたそうだ。

そのとき患者さんの頬を伝う涙を見て驚いたという。

彼女は

「先生、今日までがんばって、がんばってがんと闘ってきました。もうこれ以上がんばれません」、

と。


「がんばって」ではなく、「がんばってるね」。

たった一言が、相手の心を明るくもし、元気づけることになる。

言葉は凶器にもなるし、人を生かす道具にもなる。


「言葉一つのこころ配り」

あたたかで、人を元気づける言葉を使う人でありたい。

          <感謝合掌 平成27年12月3日 頓首再拝>

【好意の伝え方】 - 伝統

2016/02/07 (Sun) 04:44:48


        *メルマガ「人の心に火を灯す(2016年01月31日)」より

   (C.E.ローリンズ氏の心に響く言葉より…)

   さまざまな話やメッセージを見聞きするとき、
   私たちはよく誰かのことを思い浮かべる。

   たとえば、本や新聞、雑誌などに書かれていた心温まる話、
   テレビやラジオで見聞きした興味深い話、街角の喫茶店で見かけた面白い宣伝、などなど。

   元気が出てくる言葉を相手に伝えよう。
   ポジティブなメッセージに関連して相手のことを思い出したことを知らせよう。

   そのメッセージを書き出して、
   「あなたにぴったりの言葉です」と書き添えて送るといい。

   相手はとても励まされるはずだ。


   その部分を切り抜くことができるなら、そうしよう。
   
   そして、空いている場所に、
   「これを読んだとき、あなたのことを思い出しました」と書き添えよう。

   ジョークや笑い話、漫画などを贈るときは、最新の注意を払う必要がある。
   相手を笑うのではなく、相手といっしょに笑えることを
   100%確信できないなら、やめておいたほうがいい。


   相手の仕事や趣味や興味に関連している記事には、日ごろから注目しよう。

   「こんな面白い記事を見つけました。もうご覧になりましたか。
   返却していただく必要はありません」

   と書き添えて送るといい。

   相手がすでにそれを知っていたとしても、
   自分のことを思ってくれている人がいるという事実に励まされるだろう。


   誰でも人によく思われていたいと願っている。

   あなたの好意を伝えれば、相手はそれを励みに思うはずだ。

          <『励ます技術』ディスカヴァー>

             ・・・

有名人でなくても、ローカルの新聞に載ったり、テレビに出ることはたまにあったりする。

そんなとき、それを伝えてくれる人は意外に少ないものだ。

だからこそ、それを教えてくれる人が際立つ。


人は、自分のことを認めて欲しい、わかって欲しいと渇望している。

そうであるにも関わらず、他人のことを褒めたり、気に掛けたり、認めたり
といった行動を起こす人は少ない。


安岡正篤師に次のような言葉がある。

一、随時、物を贈る 《盆暮でなく、気がついたときに心のこもった贈物をする》。

二、事無くして偶々(たまたま)訪(おとな)う 《用事のないときでもふらりと寄ってみる》。


あなたのことをいつも思っていますよ、気に掛けていますよ、というメッセージだ。

好意とは、その人のためになりたいと思う気持ち。

大事な人に自分の好意を伝えたい。

          <感謝合掌 平成28年2月7日 頓首再拝>

《失意に沈む人を激励せよ》 - 伝統

2016/11/10 (Thu) 03:14:35


          *『幸福を招く365章』第10項(P202) より

失意に沈んでいる人を鼓舞激励してあげることは神の愛の発現である。
失意に沈んでいる人は人生の暗黒面ばかり見ている気の毒な人であるから、
人生の明るい面を見るように導いてあげることが必要である。

愛に絶望している人には愛を与え、やさしい同情の言葉を与えることは
其の人に起死回生の勇気を与えることになるのである。

人間は神の子供の兄弟たちであるから、
どんな人でも《ひとり》で孤立している事には
とても耐えられないのである。

そんなに虐遇されているときでも、逆境にあるときでも、
誰か真に自分を愛してくれる人があると思うだけでも勇気づけられるのである。

愛は生命を生かすための最高の糧である。

           <感謝合掌 平成28年11月10日 頓首再拝>

【人を励ますこと】。 - 伝統

2020/03/16 (Mon) 02:13:20


         *メルマガ「人の心に灯をともす」(2020.03.02)より

   (ジョン・C・マクスウェル氏の心に響く言葉より…)

   人はみな、誰かを励ましたいと思っている。

   誰もが人の役に立ちたいと思っているし、実際にできる。

   人の役に立ちたいと思うなら、次の4つのことを心に刻もう。


   1. 誰かを励ますことを日課にする

     ローマの哲学者セネカは
     「人間がいるかぎり、親切にする機会はつねにある」と言った。

     人びとの気持ちを高揚させたいなら、毎日、誰かを励まそう。


  2. 励ましの力を賢く使う

    あなたが毎日している小さなことは、
    想像以上に大きな影響を人に与えている。

    あなたは他の人の生活をよくしたり悪くしたりする力を持っている。

    周囲の人たちはあなたの言動の影響を最も受けやすい。
 
    だからその力を賢く使う必要がある。


  3. ネガティブな環境でもポジティブなことをする

    ポジティブな環境でポジティブなことをするのは簡単だが、
    ネガティブな環境でポジティブなことをするのはそう簡単ではない。
 
    だが、人を励ます人は、それをしようとする。

    それには、周囲の人に優しい言葉をかけることが不可欠だ。


  4. 今すぐに親切にする

    人生は一度きりで、この瞬間は二度と訪れない。
 
    だから、人にできる親切が何であれ、
    あなたは今それをする必要がある。

    それを先延ばしにしたり忘れたりしてはいけない。

    ふたたびこの瞬間を経験することはないのだから。



   人を励ますことは誰にでもできる。

   お金も才能もいらない。

   大切なのは、相手を気づかい、率先して親切にすることだ。



   ◆人を落胆させるには、ほんの少しで十分だ。

   あざけり、冷やかし、皮肉な微笑み
   そのために、それまで持っていた勇気と希望を失う
   その結果、目標が近くに見えるのに足どりが重くなる。

   人を喜ばせるには、ほんの少しで十分だ。

   励まし、握手、ほほ笑み

   おかげで、それまで持っていた疑念と恐怖が消える
   その結果、計画していた課題をやり遂げることができる

   (アイダ・ゴールドスミス・モリス/アメリカの詩人)

      <『励ましの言葉が人を驚くほど変える』扶桑社>

          ・・・

本書の中にこんな話があった。

『心理学者のヘンリー・ゴーダードは
子どものエネルギーレベルを測定する実験をおこなった。

エルゴグラフ(筋肉の作業能力を測定する器械)を使い、
子どもが周囲の人の言葉にどう反応するかを調べる実験だ。

その結果、子どもがどんなに疲れていても、
誰かにほめてもらうとエルゴグラフの数値が
急速に上がることがわかった。

それに対し、子どもが叱られたり落胆したりしたときは、
エルゴグラフの数値が急降下した。

励ましの力を過少評価してはいけない。』


『どんなに地位や身分が高くても、人は批判されるよりも
励まされたときのほうがいい仕事をするし、
よりいっそう努力をするものだ。

私は長いあいだ生きてきて、その例外に出くわしたことが一度もない。
(チャールズ・シュワッブ/アメリカの実業家)』



心理学の交流分析(TA)には「ストローク」という概念がある。

ストロークとは、人に対する態度、ふれあいのことで、
肯定的なストロークと否定的なストロークがある。

肯定的なプラスのストロークは、
「ほめる、励ます、ねぎらう、感謝する」など、
相手を心地よくさせる。

否定的なマイナスのストロークは、
「叱る、侮辱する、罵倒する、悪口をいう、けなす」など、
相手を嫌な気持ちにさせる。

このストロークには言語だけでなく、非言語の身体的なものがある。

肯定的な非言語的ストロークは、
「ほほ笑む、うなずく、あいさつする、見守る、握手する、ハグする、
頭をなでる、手をつなぐ、拍手する、ハイタッチする」等があり、

否定的なものには
「冷笑する、見下す、にらむ、軽蔑する、殴る、たたく、無視する」等がある。


「人を励ますこと」

励ますとは、言葉だけでなく、ほほ笑んだり、うなずいたり、
明るくあいさつしたり、ハグしたりという、プラスのストロークを与え、
「相手の存在を認め、肯定する」こと。

家族や、友人や、同僚(上司や部下も)や、
そして多くの仲間を、励ます人でありたい。

          <感謝合掌 令和2年3月16日 頓首再拝>

【ペップトークとは】。 - 伝統

2020/10/07 (Wed) 03:51:22


     *メルマガ「人の心に灯をともす」(2020.09.07)より

   (岩崎由純(よしずみ)氏の心に響く言葉より… )

   英語では、やる気にさせる訓話のことを
   「ペップトーク(Pep Talk)」と呼びます。

   名詞の「Pep」は「元気」という意味で、
   香辛料の「Pepper」に通じる「刺激を与える」
   という意味合いが語源にあります。

   「Pep up」で「元気づける」という言葉になり、
   他にも「気合を入れる」「元気を出す」といった文脈で活用され、
   アメリカでは栄養剤のことを「ペップドリンク」とも呼ぶそうです。


   さて、この「ペップトーク」の起源ですが、
   スポーツの現場において監督や指導者が競技前に
   選手を励まそうとして行う「短い激励のメッセージ」にあります。

   アメリカでは、「あの子、最近元気ないから励ましてあげて」という意味で

   「あの子、最近元気ないからペップトークしてあげて」
   という表現を日常的に用いるくらい、一般化されています。


   スポーツの現場で生まれたペップトークは、
   特にアメリカでは一般家庭やビジネスの現場でも
   取り入れられるほど浸透しています。

   上記のような、誰かを元気づけるための「励ましの言葉」が基本ですが、

   より狭義に定義づけるのであれば、
   「短く、わかりやすく、行動指針を明確に伝えるショートスピーチ」
   というものになると、私は理解しています。

   これは、ラフティングという特殊なゴムボートで
   激流を下る競技の日本代表チーム監督のペップトークです。


   『俺は今日この舞台にいられることを誇りに思う
    今日この日のために
    みんながどれだけの想いでやってきたのかを
    知っているからな

    それは日本で待っている家族も同じ気持ちだと思う
  
    俺たちはやるだけのことをやってきた

    ここまでは完璧、100点だよ

    でも最後の宿題がある

    俺たちが今日この舞台に立つことは生まれる前から決まっていた

    そして俺たちが世界一になることも決めていたんだ

    魂の底から力を出し切れ、そして何があっても前に出るぞ

    ニッポンの底力を見せるける時だ

    ぶちかませ!』


   ラフティングという競技は、日本ではまだ知名度が低いのですが、
   夏のオリンピックの正式種目として採用が検討されるほど、
   世界では競技人口も増えています。

   2010年夏にオランダで開催された世界大会は、
   世界30ヵ国から代表チームが出場して行われました。

   日本は前年度準優勝を成し遂げた
   日本代表「チームテイケイ」の浅野重人監督を中心に
   この大会に挑(いど)みました。

   国際大会は、4人乗りボートでの4種目の総合成績で争います。

   3種目をすべて2位という結果で迎えた最終日、
   最大のライバルは2007年・2009年総合チャンピオンのブラジルでした。


   しかし、浅野監督は、意識すべきはブラジルではなく
   「謙虚さと誇り」という自らの心の状態だと確認し、
   チームのメンバーに伝えました。

   そして見事に世界一の座を手に入れたのです。


   ペップトークにはこのように、ごくわずかな時間の
   短いスピーチで選手の心を強くして挑戦意欲を高めたり、
   ネガティブなイメージをポジティブに変換することができます。

   ときには奇跡的な大逆転をも呼び起こす力があるのです。

      <『心に響くコミュニケーション ペップトーク』中央経済社
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           ・・・

ペップトークはスポーツの試合の前に監督がやるもの、
というのが多いが、それ以外にも色々なシーンで使われている。

自分自身を激励する「セルフモチベーションアップ」の
ペップトークもあるし、
セミナーや講演会での「モチベーションアップ」もある。

たとえば、こんな事例があった。


『【お前は誰だ?】

俺は〇山〇男だ!(自分の名前)


【お前は何だ?】

俺はクリエイターだ!


【おまえのポリシーは何だ?】

誰の真似でもないものを作ることだ!


【お前の使命は何だ?】

誰にも真似できないものを作ることだ!


【おまえの夢は何だ?】

オンリーワンになることだ!


【そのために何をするんだ?】

自分自身の感性を磨くんだ!


《できる!できる!絶対できる》』



『「アリとキリギリス」の童話には、
 いくつかの異なる解釈があるのを知っているだろうか?

 アリは働くことが人生の目的で、
 何の喜びもなく人生を終えるが、

 キリギリスは美しい音楽を奏でることで、
 人を楽しませ、感謝される幸せな人生なのだという。


 人は誰かのために何かをする。

 その行為に感謝されることに喜びを感じる。

 人から感謝されるには、
 人と違ったことができなければならない。

 人から感謝されるには、
 人が不得意なことができなければならない。

 幸せな人生を送るためには、
 他の人にはできない自分探しが必要だ。

 10年経って振り返ったときに、
 人から感謝されている自分自身がそこにいたら、
 それは最高に幸せな人生だ。

 さあ、人に感謝される自分磨きを続けようじゃないか!』



色々なシーンに使えるペップトーク。

ペップトークを極め、自分や人を奮い立たせたい。

           <感謝合掌 令和2年10月7日 頓首再拝>

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