伝統板・第二

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青年を祝福する① - 伝統

2015/04/02 (Thu) 07:10:41

 *光明掲示板・伝統・第一「《青年を祝福する》」からの継続です。
   → http://bbs6.sekkaku.net/bbs/?id=wonderful&mode=res&log=27


・・・


世界が感動【全米NO.1・卒業スピーチ】

人生最大の後悔は、やさしくなれなかったこと。
ベストセラー作家・魂のスピーチ


2013年、シラキュース大学で作家、
ジョージ・サンダースさんが行った卒業式スピーチを紹介する。
54才の彼が、人生で最も後悔したことを話しながら、
人生において大切なことを紹介している。


彼のスピーチは、瞬く間に共感され、世界中で非常におおきな感動を呼びました。
今回は、そんな彼のスピーチ内容をご紹介する。彼の話をざっくりまとめると、

(1)人生最大の後悔は、やさしくなれなかったこと

   長い人生を生きてきて、一番後悔したことは、目の前で苦しんでいる友だちを
   助けることができなかったこと。

(2)年齢とともに、人間はやさしくなる

   都合のいいことに、特別にがんばらなくとも、
   人は年を重ねる毎に優しい人になっていく。

   年をとるにつれ、多くの人と関わるにつれ、大事な家族をもつにつれて、
   自分勝手さを失って愛にかわっていくもの。

(3)「成功する」ことにこだわらずに、いろいろなことに挑戦しよう

   私たちは歳を重ねれば必ずやさしい人になれるのだから、スピードアップするといい。
   いろいろなことに挑戦して、あなたに一番合ったやさしさを見つけよう。



ここからは、彼のスピーチを紹介する。

私が42年間の中で、最も後悔していること


みなさん卒業おめでとうございます。ここまでよくがんばりましたね。
さて突然ですが、歳をとってから、私はよく、
「人生を振り返ってみて後悔することはなに?」と聞かれるんです。

私は、何を後悔しているだろうか?

お金を貯めてこなかったことだろうか?
これは後悔してない。

スマトラの川で裸で泳いでいてなんだか騒がしいなと思って見上げたら
パイプの上に300匹ほどの猿がすわって川にむかってうんちをしているのを
見てしまったことだろうか?

しかも、私がおもいっきり口をあけて、飲んでしまったから、
その後病気になり7ヶ月間もずっと具合が悪くなってしまったのだ。
その時のことでもない。

度々あった、恥ずかしい出来事だろうか?
例えばホッケーの試合で、好きな子の前でドジをして、嫌われてしまったことだろうか?
いや、これすらも私は後悔していない。

私が一番後悔していることは、これだ。7年生だったとき(日本の中学1年生)、
1人の転校生が来た。個人の秘密のためにこのスピーチでは彼女のことをエレンと
呼ぶことにしよう。

エレンは小さくてシャイな子だった。
彼女は、当時は年取ったおばあちゃんしか使わなかったような、メガネをかけていた。
緊張すると、自分の髪の毛を噛むクセがあった。

そんな彼女は、周りからいじめられていた。

彼女が傷ついているのが目に見えてわかっていた。
彼女の表情をいまでも思い出すことができる。
彼女はできるだけ透明になろうとしていた。
少しすると彼女は一人でいるようになった。

そして、彼女は、引っ越した。それでおしまい。なんの悲劇もドラマもなし。
彼女はある日突然やってきて、それで突然いなくなった。それで話しはおしまいだ。

さて、なぜ私はこれを後悔しているのか?
42年もたった今、なぜ私はまだ彼女のことを考えているのか?
他の子たちと比べて、私は彼女にやさしい方だった。

彼女にひどいことは一切言わなかった。実際、ときには(温和に)彼女を守ることさえした。

それでも、人生の中で最も後悔しているのだ。


《見て見ぬフリをして、親切にしなかったこと》

私が人生で最も後悔していることは、親切になれなかったことだ。
少し安易に聞こえるかもしれないし、実行するには難しいかもしれないけど、
人にやさしくなるというのを人生のゴールにしてみてはいかがだろうか。

ここで一つ、大事な質問をしたい。
どうして私たちは、優しくないんだろう?
わたしたちの何がいけないのだろう?

私の答えは3つある。

(1) 私たちは宇宙の中心であると思っているから。
   (つまり自分の個人的な話が一番大事でおもしろくて、
    自分の人生のことしか考えていない。)

(2) 私と私以外のものは、切り離されていて、別のものになってしまっていること。

(3) 私たちは永久に生きると思っている。
   (死は本物だが、まだ自分には関係ないと思っている。)

私たちは、知らず知らずに人の欲求よりも自分の欲求を満たそうとする。
もっともっとやさしい人になりたいにもかかわらず、そうしてしまうのだ。


《歳をとるにつれて ほとんどが愛に変わった》


さぁここでもう一つ、大事な質問をしたい。
どうやったらもっとやさしい人になれるのか?

これに対する答えは、やさしさは年をとることで、自然に身につくものだと思っている。
私たちが年をとるにつれて、自分勝手でいることがどれだけ無意味なのか、
実際にどれだけ非論理的なのかに気がつくのだ。

自分の身近で大事な人たちがいつのまにか立ち去っていってしまっているのに気がついて、
それでいつの日か自分もそうやって立ち去っていくんだろうな、
ということを徐々に自覚し始める。

ほとんどの人は年をかさねていくごとに、自分勝手でなくなり、人を愛するようになる。
シラキュース(アメリカ)の偉大な詩人、ヘイデン・クルース( Hayden Carruth)は
彼の人生の最後のほうに書いた詩のなかでこう言った。

「人生の最後は、ほとんど愛になった」と。

私が皆さんにしたい心からのお願いです。

年をとるにつれて、あなたの自身の存在は減っていき、愛に生きていくようになるでしょう。
あなたという人が、徐々に愛によって置き換えられていくのだ。

子供をもつことになったら、自分に何が起こるのかなんて気にしなくなるものだ。


《成功にこだわらず、たくさんのことに挑戦する》

私たちは誰だって、若いときは不安でいっぱい。
成功できるのか?
自分で人生をつくり上げていくことができるのか?

高校でいい成績をとるのは、いい大学に入ろうと思うから。
それでいい大学でいい成績をとれば、いい仕事につけるだろう。
そしたら仕事でいい成果をだして、、、と続いていく。

別にこれは悪いことじゃない。
我々がもっとやさしくなっていくのだったら、その過程にはなにかを実際にやる人として、
成し遂げる人として、夢見る人として、自分と真剣に向き合う時間がないといけない。

成功の定義は絶え間なく変わっていきます。
成功というのは、ハイキングをするにつれて、山がもっと大きくなっているようなもの。

自分で考える目標ではなく、成功とは他人からの評価なので、それには限りがないのだ。
そして知らない間に「成功すること」に私たちの人生すべてが食い尽くされてしまう。

成功の定義は絶え間なく変わっていくけれど、人にやさしくしていくことは変わらない。


《やさしさを見つける、旅に出よう》

スピーチの締めとしての、最後のアドバイスをしたい。
私が先ほど述べた通り、あなたの人生は徐々に親切でやさしい人になるのだから、
急ぎなさい。

スピードアップするのだ。

いまこの瞬間から始めて欲しい。

私たちは誰でも、最初は自分勝手だ。
少し必死に、自分自身の患者になってみるといい。
これから先の人生を、活力を持ってやさしさをみつける旅に飛び出してほしい。

そのためにはたくさんのことをすること。
野心のあること、旅、金持ちになる、有名になる、革新する、リーダーになる、
恋に落ちる、富豪になってそれからどん底に落ちる、ジャングルの川で野生的に
裸で泳いでみる(猿のうんちの味を確かめてみないとね)。

さまざまなことに挑戦し、そして失敗してさまざまな人と関わることで、
やさしさをスピードアップすることができる。

そしていつの日か、これから80年後とか、あなたは100歳で私は134歳。
で、私たちはもうほとんどお互いに耐えきれないほどどちらもすごくやさしくなったら
連絡してくださいね。

あなたが「私の人生はものすごくいいものだったし、いいものだよ」と
言ってくれていることを願う。

最高の人生を生きて、みなさんがやさしい人になれることを望みたい。

今日は、ありがとうございました。

http://tabi-labo.com/106833/jeorge-speech/

・・・

<関連Web:光明掲示板・第三《青年を祝福する》
       → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou3&mode=res&log=540 >

           <感謝合掌 平成27年4月2日 頓首再拝>

「20代の諸君よ、“桜となれ”」 - 伝統

2015/04/07 (Tue) 04:19:21

         *『致知』2014年7月号 より
          ~三森久実(大戸屋ホールディングス会長)


20代を生きる上で何が大事か。

私の経験から言えることは、

20代で成功しようなどと考えないでいただきたい、

ということだ。


何よりもこの10年間は人より苦労することが不可欠である。

かつての私がそうであったように、
20代で財を成したり、名声を得た人のほとんどは、後に失敗している。

一時的には成功しても、いずれ引っくり返る時が来るのだ。

ビジネスの世界はそんな甘いものではない。

だから、20代で成功しようと考えるのは、非常に危険なことだと思う。

20代はまず、自分の人生の志を確立すべきである。

そして、志が定まったらその一点に向かって
徹底的に人よりも働き、努力することだ。

1日24時間というのは、誰しも平等に与えられている。

その24時間をどう使うかによって、
人生の結果に大きな差が生まれてくるのである。

自分が掲げる理想と現実の間には、当然、大きな開きがある。

そのギャップを埋めるためにどうするか、ということを常に考え、
いま為すべきことを寝る間も惜しんで実践し続ける。

それが人生の基盤をつくり上げるのではないだろうか。

結局、真面目に必死に働く以外、
道はないのだとつくづく思う。


もう一つ、いまの20代の皆さんに
お伝えしたいことがある。

それは「桜となれ」ということだ。

桜は毎年、春になると必ず綺麗な花を咲かせる。

当たり前と思うかもしれない。

しかし、その過程では、秋の台風や冬の厳しい寒さ、
その他あらゆる自然災害に見舞われる。

それらを耐え忍び、春には必ず咲く。


桜はどんな苦難があっても
「1年に1回、綺麗に咲く」という目標を変えることはない。


その桜と同じように、人間も本来、
自分が思い続けることは必ず具現化できる生き物なのだ。


しかし、目標達成までの過程で嫌なことや苦しいことが降りかかると、
すぐに諦めて目標を変えてしまう人が多い。

そして、そのたびに

「自分は運が悪い」
「お金がなかったから」
「あの人のせい」

と、できない理由を並べて、自分を正当化する。


このような人生からは、何の果実も生み出すことはできない。


20代の皆さんにはぜひ桜のように、
何事にも耐え、諦めず自分の志を必死に追い続けてほしい。


そうすれば30代、40代で
人生の花を咲かせることができるのである・・・

           <感謝合掌 平成27年4月7日 頓首再拝>

「必ず一次情報に立ち返って」 - 伝統

2015/04/08 (Wed) 03:10:42


東大卒業式式辞(石井洋二郎学部長)、ネットで激賞

3月にあった東京大学教養学部の卒業式。
石井洋二郎学部長のあいさつが、ネットで注目されています。

《伝説の式辞「肥った豚よりも…」はデマ?》

石井学部長が取り上げたのは、1964年に東大総長だった大河内一男さんのあいさつです。

「肥った豚よりも痩せたソクラテスになれ」と発言したとされています。

この発言は、東大卒だからといってエリート意識を持たないようたしなめる格言として、
知られています。

 
石井学部長は、大河内さんのあいさつについて、実際は大河内さんの発言ではなく
J・S・ミルの引用だったこと。原稿には、J・S・ミルの引用を明記した上で
書かれていたが、実際には読まれなかったこと。
そして、原文をかなりアレンジした表現になっていることなど、内幕を明かしました。


《「善意のコピペは、悪意の虚偽より…」》

その上で、石井学部長は「この幻のエピソードはまことしやかに語り継がれ、
今日では一種の伝説にさえなっている」と指摘。

ネット上にあふれる情報について次のように警鐘を鳴らしました。

「善意のコピペや無自覚なリツイートは時として、悪意の虚偽よりも人を迷わせます。
そしてあやふやな情報がいったん真実の衣を着せられて世間に流布してしまうと、
もはや誰も直接資料にあたって真偽のほどを確かめようとはしなくなります」


《「必ず一次情報に立ち返って」》

そして、石井学部長は卒業生に対して、こう呼びかけました。

「あらゆる情報の真偽を自分の目で確認してみること、必ず一次情報に立ち返って
自分の頭と足で検証してみること、この健全な批判精神こそが、文系・理系を問わず、
『教養学部』という同じ一つの名前の学部を卒業する皆さんに共通して求められる
『教養』というものの本質なのだと、私は思います」


《自分のあいさつに対しても「必ず確かめて!」》

最後に、ニーチェの「ツァラトゥストゥラ」の言葉から

「きみは、きみ自身の炎のなかで、自分を焼きつくそうと欲しなくてはならない。
きみがまず灰になっていなかったら、どうしてきみは新しくなることができよう!」

を紹介した石井学部長。さらに、こう付け加えました。

「いま私が紹介した言葉が本当にニーチェの『ツァラトゥストゥラ』に出てくるのかどうか、
必ず自分の目で確かめることもけっして忘れないように」

http://withnews.jp/article/f0150406008qq000000000000000G0010901qq000011793A

           <感謝合掌 平成27年4月8日 頓首再拝>

「スマホ依存」への警鐘 - 伝統

2015/04/08 (Wed) 03:12:09

信州大学の入学式 山沢清人学長のあいさつ

~「スマホ依存」への警鐘

(前段略)

ところで、新入生の皆様は、本日、大学受験から解き放たれたことになりましたが、
もう勉強はしなくて良いなどとは考えていませんよね。

今までは、皆様は正解のある問題を解くことに終始していました。
知識の量を試されていました。

世の中では、正解のない問題を解かなければなりません。
誰も考えたことのないことを考えるという、知識の質を問われることになります。
さらに、世界の状況は変化が大きく、スピードも速く、
ICTの進歩で一気にグローバル化します。

大学院入学生にも、是非聞いて頂きたいのですが、日本が今後とも活力ある社会を維持し、
世界へ積極的に貢献していくためには、科学、技術、文化のいずれの分野でも
独創性や個性を発揮することが重要となります。横並びの発想では問題を解決できません。

 
皆様は、もしかしたら、個性の発掘に没頭する「自分探し」をしませんでしたか。
また、これからしようと思っていないですよね。
若い時の自分探しは勧められません。

特に、解剖学者の養老孟司さんは、
「個性は徹底的に真似をすることから生まれる」とまでおっしゃられています。
伝統芸能の世界に見られる、師匠と弟子の個性の違いを指摘されてのことです。

 
個性を発揮するとは、なにか特別なことをするのではなく、問題や課題に対して、
常に「自分で考えること」を習慣づける、決して「考えること」から逃げないことです。
自分で考えると他人と違う考えになることが多くなり、個性が出てきます、
豊かで創造的な発想となります。

学生で言うと、普段の勉強を真剣に取組むこと、そして身につける「知識の量」を主とする
のではなく、「知識の質」すなわち自ら探求的に考える能力を育てることが大切となります。

ところで、信州大学の学生は独創性が豊かなのでしょうか。
ここに興味あるデータがあります。昨年六月の日本経済新聞の調査結果です。
上場企業四三三社の人事担当者から見た「大学のイメージ」調査です。
「対人力」、「知力・学力」、「独創性」などについてのランキング結果です。

信州大学は、京都大学を抑えて、「独創性」項目で第一位です。
この「独創性」の判断は「創造力がある」と「個性がある」という質問で行っているようです。

一言付け加えておきますが、信州大学は、「知力・学力」の項目でも、高位にありました。
「単に変わった人間が多い」ということでは決してありません。

就職されている先輩諸氏は、「独創性」が高いという社会的評価です。
皆様もそうでしょうか。卒業すると、そうなるのでしょうか。私は違うと思います。
受験勉強と同じ気持ちでは駄目です。大学での勉強と生活の仕方を変えなければなりません。

 
その理由をお話しましょう。創造性を育てるうえで、特に、心がけなければならないことは、
時間的、心理的な「ゆとり」を持つこと、ものごとにとらわれ過ぎないこと、
豊か過ぎないこと、飽食でないことなどが挙げられます。

自らで考えることにじっくり時間をかけること、
そして時間的にも心理的にもゆったりとすることが最も大切となります。

子供の頃をちょっと思い出して下さい。
子供の頃は、例えば、夏休みがゆっくり過ぎていたと感じませんか。
大人になると、忙しさで、時間は走馬灯のように速く過ぎていきます。

脳科学者のDavid Eagleman(デイウィッド イーグルマン)さんは
「記憶が詳細なほど、その瞬間は長く感じられる。しかし、周りの世界が見慣れたものに
なってくると、脳が取り込む情報量は少なくて済み、時間が速く過ぎ去っていくように
感じられる」と言っています。

 
自分の時間を有効に使うために、自力で時の流れを遅くする必要があります。

 そのために5つの方策が提案されていることは良く知られています。

 一、学び続けること。新しい経験が得られて、時間感覚がゆっくりとなる。

 二、新しい場所を訪ねる。定期的に新しい環境に脳をさらす。

 三、新しい人に会う。他人とのコミュニケーションは脳を刺激する。

 四、新しいことを始める。新しい活動への挑戦。

 五、感動を多くする。

 
信州大学では、自然に囲まれた緑豊かなキャンパスでの勉学と課外活動、
都会の喧騒とは無縁の落ち着いた生活空間、モノやサービスなどが溢れることのない
地に足の着いた社会など、知的にものごとを考え、創造的な思考を育てる環境を
簡単に手に入れることができます。
先輩諸氏は、このようにして、ゆっくりとした時間の流れを作っていたのです。

 
皆様はどうでしょうか。
残念なことですが、昨今、この信州でもモノやサービスが溢れ始めました。
その代表例は、携帯電話です。

アニメやゲームなどいくらでも無為に時間を潰せる機会が増えています。
スマホ依存症は知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません。

スマホの「見慣れた世界」にいると、脳の取り込み情報は低下し、
時間が速く過ぎ去ってしまいます。

 
「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」 

スイッチを切って、本を読みましょう。
友達と話をしましょう。
そして、自分で考えることを習慣づけましょう。

自分の持つ知識を総動員して、ものごとを根本から考え、全力で行動することが、
独創性豊かな信大生を育てます。

(後段略)

平成二十七年四月四日

信州大学長 山沢清人

http://withnews.jp/article/f0150406007qq000000000000000G0010401qq000011795A

           <感謝合掌 平成27年4月8日 頓首再拝>

『現代青年に與ふ』 ― 柔和なるもの、謙遜なるもの ―  - 伝統

2015/04/17 (Fri) 04:21:32

『現代青年に與ふ』 ― 柔和なるもの、謙遜なるもの ― 

     *『生長する青年』 昭和25年1月号掲載の谷口雅春先生の御文章から

(1)現代青年に欠けているものは 『幼児の如く己を卑うする』 謙りの心である。 

  ①真に神の子の自覚を獲得したる所のものは、キリストの所謂る 
   『地を嗣ぐべき柔和なる精神』 ―― 真の謙遜をもたなければならないのである。 

   真の謙遜こそその人の性格の強さと勇敢さとの表現であるのである。 
   逸りたつ心や、向う見ずの猪突や、自分ばかりが正しいとする増上慢の心には、
   少しも真理を少しもすなおに受け入れる広さが存在しないのである。

  ②彼が神の子であるということを自覚することは、すべての自分の善きものが、
   自分自身から出るのではなくして、神からの賜物であるということを自覚することにある
   のであるから、自からこれに対して驕るというが如きことはなくなるのである。

  ③キリストが 『汝らひるがへりて幼児の如くならねば天国に入るを得じ』 と云った如く、
   幼児のすなおさに復って先人の言葉を素直にとり入れてよく咀嚼しよく吸収するもののみ
   『天国にて大いなるもの』 となることを得るのである。

  ④真に『柔和なる者』は決して目から高き地位や重大なる役目につこうとしないのである。 
   真に偉大なる人は、凡ゆる場面に於いて彼は自分よりも他の人をば高き位地に
   押し出そうとする。 

   そして自からは低きについて、下からそれらの人を却って押し上げてやることに
   喜びを感ずるのである。


(2)真の神の子の自覚ある者は大言壮語するということはない。

  ①真に愛深きものは大言壮語をすることはないのである。 

  ②真に偉大なる者は、『夜露の如く、夜静かに降って万物をうるほし、
   明け方には姿を没してしまう謙遜さをもっているのである』。

(3)与える愛~愛行を実践せよ

  ①真に強者である青年は自分自身を脚下照顧することができるであろう。

  ②愛しないものは常にさびしいのである。 
   青年がさびしいのは、愛を求めているからである。 
   然し愛は求めては得られないのである。 

   愛は与えなければならないものなのである。 

  ③人のためになることが愛でなのである。 
   求めることが愛なのではない。 
   愛することが愛なのである。

  ④愛は小さきことの実践から始まるのである。 

  ⑤神は 『静かなひくい声』 で諸君にささやき給う。 
   そして諸君を導き給うのである。 

   諸君の生活がしんに神の生活となり、愛を実現する生活となる時、
   神の祝福と愛とが諸君の仕事に現われて来るのである。

   まず小さき愛行を実践せよ、そこから諸君の周囲に天国が実現して来るのである。

(4)価値ある人となれ!

  ①諸君は外的な成功や名誉に目をくらませられてはならない。 
   何よりも自己の中に宿る 『人格』 の完成こそもっとも重大なる価値あるものと
   知らなければならないのである。 

  ②諸君は自己の 『内部理想』 を人格に出す時始めて価値ある人となるのである。 
   このことは私が 『青年の書』 の第一章に力を篭めて書いて置いた通りである。 

   自己の内部理想を失うものは、如何に太鼓や喇叭を以てその栄誉を喧伝せられようとも、
   それは自分の本質にとって何ら意義もないことなのである。


  *谷口雅春戦先生のご文章は、次のWebにてご確認ください。

   光明掲示板・第一「『現代青年に與ふ』 ― 柔和なるもの、謙遜なるもの ― (9813)」
    → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=1864

           <感謝合掌 平成27年4月17日 頓首再拝>

”騒音の中でも集中できる人” - 伝統

2015/04/23 (Thu) 04:24:29



        *メルマガ「人の心に灯をともす(2015年02月19日 )」より

   (大徳寺仙院閑栖、尾関宗園老師の心に響く言葉より…)

   仕事でも勉強でも、やろうという意欲はあるのに、
   どうも長続きしないという人がいる。

   仕事をしている最中でも、いろいろなことが頭に浮かんでくる。
   すると、そちらのほうが気になり、今自分がやっていることに身が入らなくなる。

   また、せっかく落ち着いて勉強でもしようとしているとき、
   やたらと物音が気になってイライラし、どうにもならないという人がいる。

   心理学では、ものごとがうまくいかない原因が自分自身にあるのに、
   それを認めるのがいやなため、他の人や物のせいにするという
   “すりかえ”を「自己合理化」というそうである。

   「こんなうるさい環境では、とても集中することなどできやしない!」

   と言って、みんな環境のせいにしてしまう。


   臨済禅師が言ったことばがある。

   「喧(さわがしき)をいとい、静(しずけさ)を求むるは、
   これ外道(げどう)の法なり」

   静かなところへ行けば、落ち着いて勉強できるだろうと考えるのは間違っている。

   その証拠に、自分が興味を抱いたもの、おもしろいと思ったものは、
   どんなに周りがうるさくとも、ちっとも気にならない。

   たとえば、電車の中で一心不乱に本を読んでいる人がたくさんいる。

   あんなうるさい場所は、めったにあるものではない。

   ゴウゴウ、ガタガタ、おまけにスピーカーで車内放送をがなりたてる。

   ところが、当のご本人には、そんな騒音などすこしも耳に入ってこない。


   それどころではない。

   あのうるさい雑音の中でグウグウ寝ている人だっている。

   なんのことはない。
   騒音の中でも、けっこう自由自在にやっているのだ。


 
   中国明末に洪自誠(こうじせい)が著した『菜根譚』の中に、
   こんなことが書かれている。

   「静かなところでしか保てないような心の静けさは、ほんとうの静けさではない。
   目まぐるしいところでも心を静かに保つことができるようになってこそ、
   本性の真の境地である。

   また、安楽な環境の中でしか感じられないような心の楽しみは、
   ほんとうの楽しみではない。

   苦しい環境の中でも心を楽しく保つことができるようになってこそ、
   心の真のはたらきをみることができる」

   静かな環境が手に入ればもっと自分の能力が向上し、実力を発揮することができる
   に違いないとか、仕事でも勉強でも、集中力を持続できないのは環境のせいだなどと
   思っているあいだは、いつまでたっても絶対に伸びることはない。

   伸びないどころではない。
   ますます落ち込むばかりである。

   なぜなら自己の内に眠っている可能性を引き出し、かきたて、燃え上がらせるものは
   あくまで自分自身であるのに、その自分がほかの景色に目を奪われ、それによって、
   人生を重荷に感じているようでは、せっかくの可能性が目を覚ます機会はなくなる
   からだ。

   自分が今、為そうとしていることに懸命になっていれば、
   ほかのことに心をとらわれることはない。

   仕事でも勉強でも、楽しむ気持ちさえもてれば、ほかのことが
   目や耳に入ってきてもとらわれることがない。

   そのとき、可能性の花が開く。

          <『心配するな、なんとかなる』PHP研究所>

                ・・・

子供部屋が日本の家に普及してから、家族のコミュニケーションが
取りにくくなったという話がある。

家に帰ってから、親にまったく会うことなく自室に直行し、
自室で食事をとる子供もいるという。

家族間の挨拶が少なくなり、子供は自分の自室にこもって遊ぶようになる。


昔の日本の伝統的な家では、部屋と部屋の仕切りは、ふすまや障子(しょうじ)であり、
互いの部屋の物音がよく聞こえ、必然的に他の家族に対して配慮することを学んだ。

当然、子供部屋や個室もなく、大部屋で同居はあたりまえだった。

そして、小さな弟や妹が騒いでいる隣で勉強するのは普通のこと。


東京オリンピックでは、レスリングは金メダルを5個取った。

それは、当時のレスリング協会、八田一朗会長の、
厳しくてユニークな選手育成のたまものと言われている。

たとえば、外国に遠征に行ったとき、「夜眠れずに調子が悪かった」というような
言い訳をさせないため、日本の合宿所では夜寝るときも、電気や、テレビ、音楽を
つけっぱなしにしていたという。

どんなところに行っても、どんな状態になっても、寝れるように訓練したのだ。


子供部屋が日本の家庭に普及してから、悪条件の中で育つという、
精神的なタフさが弱くなってきたともいえる。

騒音の中でも集中できる人でありたい。

           <感謝合掌 平成27年4月23日 頓首再拝>

青年は偉大なる理想を持て - 伝統

2015/04/29 (Wed) 03:44:36


            *『人生を前進する』 より


 青年は宜しく偉大なる理想をもつべきである。

 単に机上の空想的な希望ではなく実現を伴うところの偉大なる理想をもつべきである。

 わが理想は神から与えられたものであるから必ず成就すると信ぜよ。

 
 自己の顔の上に常に希望が明るく輝いている者は、
 「類を以て集まる」という法則に随って、希望が必ず成就するに到るのである。

 たとい一時の失敗や蹉跌があろうとも、苟も失望落胆を色にあらわすな。

 心を常に広く明るく悠々として目的の成就に向って着々と巨歩を進めなければならない。

 失敗と見えるものの中にも一歩一歩勝利があるのである。

 冬の落葉中にも、年輪は一層堅緻に増幅しつつあるようなものである。


 小さき成功に安んずる者は大なる成功をかちとることはできない。

 自分には天分がないのだからこの位のところで我慢しようなどと
 自分自身の価値を値切ってはならない。

    (http://blog.goo.ne.jp/vannon32/e/bd53a961c66c0f21d97dfc07d2950efd)


           <感謝合掌 平成27年4月29日 頓首再拝>

『常に明るく微笑せよ』 - 伝統

2015/05/04 (Mon) 04:48:21


          * 『生長する青年』 26年3月号
             ~徳久克己 青年部長

 
 若人よ!

 君の明るい微笑こそは
 何にもかへがたいすばらしい君の質なのだ。

 無限価値そのものなのだ、
 此の世を明るく照らす光なのだ。

 君のその明るい微笑が、
 如何に多くの人々に
 希望と勇気と悦びとを與へてゐるかを
 忘れてはならない。

 君の明るい微笑を見るたびに
 君のお父さんお母さんは
 生きる希望と勇気と悦びを感じてゐるのだ。

 君を愛する總ての人々は、
 君がただ明るく微笑さへしてゐれば
 それで満足なのだ。

 君が常に明るい微笑をたたへてゐてくれるやうにと、
 こひねがってゐるのだ。

 君が明るく微笑すれば、
 君を愛する總ての人々も微笑するのだ。

 君の明るい微笑こそは、
 君が愛する人々へ與へ得る
 最大の贈物なのだ。

 
(以下、省略。
 全文については、光明掲示板・第一「常に明るく微笑せよ 徳久克己講師」にて
 ご確認ください。
   → http://bbs5.sekkaku.net/bbs/?id=koumyou&mode=res&log=300 )

           <感謝合掌 平成27年5月4日 頓首再拝>

20代で大切なこと - 伝統

2015/05/11 (Mon) 04:39:45


       *『死ぬまで仕事に困らないために20代で出逢っておきたい100の言葉』
        千田琢哉・著 より

(1)20代でやっておくべき、たった1つのことを挙げろと言われたら、
   私はこういうだろう。

   「とにかく、たくさんの良い言葉のシャワーを浴びておくことだ」と。

(2)言葉のシャワーを浴びる方法は2つある。

  ①一つは人と会うこと。

  ②もう一つは、読書だ。

(3)私自身の話をすると、私は大学時代に4年間で1万冊の書籍を読んだ。
   しかし当時は、その1万冊の書籍に書いてあることは、
   所詮机上の空論だと割り切っていた。

   ただその後、3,300人のエグゼクティブと
   1万人のビジネスパーソンと対話して驚いた。ほとんどすべてにおいて、
   書籍に書いてあることと同じことが、実社会で起きていたのだ。

(4)自信があるヤツより、イッちゃってるヤツのほうが強い。

(5)「ごめんなさい」の回数と、その人の人脈は比例する。
   「ありがとう」より難易度が高くて、
   より成功者たちが頻繁に使っているセリフがある。

   それが「ごめんなさい」である。

(6)毎日が夏休みのような人生を創っていこう。

(7)雑用から逃げると、死ぬまで雑用させられる。
   雑用こそ、芸術的に仕上げる。

   量をこなして、はじめて手の抜き方が見えてくる。

(8)電話の伝言の達人が、大型プロジェクトのリーダーになる。
   電話の伝言の腕前を見れば、
   その人が将来どんな人物になるのかが一瞬でわかる。

   何を捨てて何を残すかは戦略立案能力そのものだ。

(9)100点目指して期限切れより、0点でもいいから前日に提出。

(10)上司をお得意様と考えると、毎日が変わる。

(11)人格とは何か。
   陰口を言わないことだ。
   いかなることがあっても、
   陰口を言わないだけで出世できる可能性がある。

(12)現在群がっているグループで、あなたの一生が決まる。

(13)勉強ほど贅沢な娯楽はない。
   勉強ほど年齢に関係のないスポーツはない。

   とことん集中して脳みそを使った後は、フルマラソンを走った後のように、
   ぐったりと疲れて昏々と熟睡できる。

(14)隠れてコソコソやってしまうのが、大人の勉強。
   1年で1テーマ、40年で40テーマの勉強ができる。

(15)最後の決め手は、いつも一次情報。

(16)お互いに孤独でなければ、友情は育めない。

(17)プライベートで親友がいない人は、一人ランチが怖い。
   男女問わず一人ランチできる人は、例外なくかっこいい。

(18)結婚資金を貯めるより、そのお金で自分磨き。

(19)人は何のために生まれてきたのか。
   人は決断するために生まれてきたのだ。

   すべての人は毎日決断している。
   あなたが歩んできた人生というのは、
   他でもないあなたが下した決断の集大成だ。

(20)力んで決断せず、淡々と決断する。

(21)まずは挙手。
   考えるのはそれから。

(22)友だちの幸せに拍手できる人が、次の成功者。

(23)愚痴をやめると、時間が増える。

(24)遠回りの蓄積こそ、あなたの財産。

(25)自分で決めたもの以外は、決断ではない。

(26)「意見は違って当たり前」と、知っておく。

(27)99%の人は準備だけで人生を終えてしまう。
   準備不足で失敗するのではなくて、
   準備ばかりして挑戦しないから何も成し遂げられない。

(28)「Time is life」遅刻は殺人と同罪。

(29)話した量が少ないほうが最後に勝つ。

(39)親友は、生涯で1人いれば御の字。
   人は生涯に親友が1人いればいい。
   心の友が1人いれば、誰に嫌われても怖くはない。

   人が成長するのは、唯一孤独の時間だけだ。


           <感謝合掌 平成27年5月11日 頓首再拝>

青年は偉大なる理想を持て - 伝統

2015/05/16 (Sat) 05:00:08


            *『人生を前進する』 より

青年は宜しく偉大なる理想をもつべきである。

単に机上の空想的な希望ではなく
実現を伴うところの偉大なる理想をもつべきである。

わが理想は神から与えられたものであるから必ず成就すると信ぜよ。

 
自己の顔の上に常に希望が明るく輝いている者は、
「類を以て集まる」という法則に随って、希望が必ず成就するに到るのである。

たとい一時の失敗や蹉跌があろうとも、苟も失望落胆を色にあらわすな。

心を常に広く明るく悠々として目的の成就に向って着々と巨歩を進めなければならない。

失敗と見えるものの中にも一歩一歩勝利があるのである。

冬の落葉中にも、年輪は一層堅緻に増幅しつつあるようなものである。


小さき成功に安んずる者は大なる成功をかちとることはできない。

自分には天分がないのだからこの位のところで我慢しようなどと
自分自身の価値を値切ってはならない。

   (http://blog.goo.ne.jp/vannon32/e/bd53a961c66c0f21d97dfc07d2950efd

           <感謝合掌 平成27年5月16日 頓首再拝>

【人生は冒険するためにある】 - 伝統

2015/05/23 (Sat) 03:42:29


         *メルマガ「人の心に灯をともす(2015年04月08日)」より


   (アリババ創業者、ジャック・マー氏の心に響く言葉より…)

   「人生はチョコレートの箱のようなもの。食べてみるまで分からない」

   これは私が大好きな映画「フォレスト・ガンプ」の一節です。

   まさに私の人生はその言葉のとおりでした。


   私は、大学受験に、3回失敗した人間です。

   大学受験の前にも、一流校の入学試験を何度も受けたことがありましたが、
   いつも不合格でした。

   私の両親からは、「お前は永遠に大学に入学できないんじゃないだろうか」
   と言われました。

   友人たちからは、「こいつは絶対に成功しない」と思われていました。


   最初にお伝えしたいと思ったのが、
   なぜアリババが今日まで生き残ってこられたか、という点についてです。

   その大きな原動力となったのが、若者の力です。

   アリババは、成功したいと願う若者にどんどん活躍してもらい、
   彼らの成長を支援してきました。

   何か新しいことを始めようとするとき、
   「すでに成功している人」よりも、「成功したいと思っている人」に
   声をかけたほうがずっとうまくいくのです。


   これから社会で活躍される皆さんへ、私からのアドバイスを
   いくつかまとめてお伝えしようと思います。


   まず一つめは、「根気強く、努力をつづけてください」ということです。
   常に自分自身に、自分の夢に忠実であってください。
   「もうあきらめよう」とは言わないでください。

   「できない」とも言わないでください。

   14年前、アパートの一室でアリババを起業したとき、
   私の手元には米ドルで5000ドルしかありませんでした。

   そんな状況だったのに、私は妻にこう尋ねたのです。

   「私はこれから、中国一の富豪をめざすべきだろうか?
   それとも、人々から尊敬されるビジネスリーダーをめざすべきだろうか?」

   「尊敬されるリーダーになってほしいわ」
   と妻は答えました。

   妻の一言で、私は、「尊敬されるリーダー」になればいいのだ、
   と確信しました。

   それ以来、ずっと、その目標に向かって、今日まで走り続けてきました。

   「尊敬されるリーダー」になるのは簡単なことではありませんでした。

   人から尊敬されるためには、まず自分を犠牲にしなくてはならないからです。
   人よりもつらいことを乗り切って、初めて人から尊敬されるのです。


   二つめのアドバイスは、「常に楽観的であれ」ということです。
   必ずうまくいくぞと考えてください。
   明日は今日よりも素晴らしいということを忘れないでください。

   若者が「私たちにはもうチャンスがない」と嘆く気持ちは
   私にもよく分かります。

   でも私たちの世代だって、同じようなことを、
   ビル・ゲイツに対して思っていたのです。

   「あなたが先にマイクロソフトをつくってしまったから、
   私にはもうチャンスがないじゃないか」と。

   ところが、こんな風に他の人があきらめてしまったときが、
   逆にチャンスなのです。
   そこに成功の機会があります。

   それを逃さないでください。


   私がこの14年間で得た哲学はただ一つ。

   「今日はつらい。明日はもっとつらい。
   でも明後日には、素晴らしい一日が待っている」

   ほとんどの人は、「明日」の夜ぐらいで、あきらめてしまいます。

   死にものぐるいで努力した人しか、「明後日」の朝日を見ることができません。


   三つめのアドバイスは、「変化を歓迎してください!」ということです。
   これは、私が今も大切にしている教訓です。

   世界は驚くほどの早さで変化しています。
   皆さん自身が変わらなければ、世界は変わりません。

   独自のビジネスを立ち上げて大成功している企業には、
   共通して、変化を歓迎する文化があります。

   私たちは、毎分、毎秒、変化しつづけています。
   変化には苦痛が伴います。
   しかし今、変わらなければ、将来もっとつらくなります。

   追いつけなくなる前に変わったほうがいいのです。


   人生は冒険するためにあります。
   皆さん、若いのですから、何でもやってみてください。
   世界へ飛び出してください。

   冒険には失敗がつきものです。

   失敗を避けるのに一番良い方法は、
   「最も成功しているときに、それまでのやり方を変えること」です。

   アリババは、「ビジネスがうまくいっているときに、
   あえてビジネスモデルを破壊する」ということを何度もやってきました。

   もちろん破壊するタイミングは重要ですが、
   成功モデルを捨てることによって、生き残ってきたのです。


   「屋根を直すとしたら、日が照っているうちに限る」です。
   雨が降り始めてから、屋根を直しては遅いのです。


   皆さんのこれからの健闘を祈ります。

     <『巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ』文芸春秋>

                 ・・・


これは、ジャック・マー氏が2013年11月、
香港科技大学の卒業式で講演した時のものだ。

2014年9月、アリババはニューヨーク証券取引所に上場した。

上場による調達額は250億ドル(約2兆7000億円)と、史上最大の資金調達となった。

流通規模は、日本の楽天の約18倍と言われる。


ジャック・マー氏は、大学受験に3度失敗し、三輪自動車の運転手となったという。

大学卒業後は、英語教師などを務め、のちに渡米して現地でネットに出会った。


ジャック・マー氏の3つのメッセージ。

「根気強く、努力をつづけてください」

「常に楽観的であれ」

「変化を歓迎してください!」


『他の人があきらめてしまった時こそが、チャンス』

一度しかない人生を冒険してみたい。

           <感謝合掌 平成27年5月23日 頓首再拝>

摩擦のない生活に安住しないこと - 伝統

2015/05/28 (Thu) 04:51:46


            *「若人のための78章」(P3~5)より

《向上への協力者》

凧(たこ)は風に吹かれて挙る。
しかし下に引き卸(おろ)そうとする糸のはたらきがなければ
単に風に吹き飛ばされてみずからが破れてしまうばかりである。

景気が好いと思って浮かれている人間は、風に吹かれて一時高く挙っているかと思うと
吹きさらわれて破れてしまう凧のようなものである。

人間は時に揚がることを邪魔する何物かがあって、
(例えば凧に糸があって下へ引くように)かえって
本当に健実に上昇することが出来るのである。

多くの義務や責任や仕事でおさえつけられている時、
かえって人間は自己の内にある本当の力を搾り出すことが出来るのである。

世界最大の詩人であったホーマーとミルトンは盲人であった。
ダンテもその晩年にはほとんど盲目状態であったのである。

何物かが、諸君から失われるとき、
眠っていた他の力が勃然(ぼつぜん)として振起し目を覚ますのである。

盲目状態においては、
却って散乱する注意力を奪うところの外界の下らない事物が目に入らないから、
内に沈潜するところの驚くべき力が目を覚まして活動に入るのである。


若し生活があまり豊かで苦労がなく、
日本刀を綿で磨いているような摩擦がない生活である場合には、
その日本刀の切れ味が本当に出ないように、
その人間の本当の切れ味が本当に出ないように、
その人間の本当の切れ味もあらわれて来ないのである。


時として味方と見えるところの人が、我々の欠点を見ることが出来ず、
又、往往にして味方は、或いは阿諛せんがために、美点のみを誉め讃えてくれるために、
吾々は安易になって、自分の欠点を知ることが出来ないで
何時までも欠点が除かれない事があるのである。


これに反して、敵と見ゆる者は、時として敵の仮面を被った味方であることがあるのである。
彼等は吾々自身では気がつかぬような欠点を見つけ出して其処(そこ)へ打ち込んで来るので、
自然、気がつかない欠点を正すことが出来るようになるのである。

碁を打っても強い相手と打つと上達するのは、
此方の見のがしている弱点にグングン打ち込んで来られるからである。

甘い言葉を興えられて易々加減にならないことが肝腎である。


           <感謝合掌 平成27年5月28日 頓首再拝>

「才能と選択の違いを知ること」~Amazon創業者ジェフ・ベゾス - 伝統

2015/06/04 (Thu) 04:20:04

「才能と選択の違いを知ること」
Amazon創業者ジェフ・ベゾスが卒業式で語った、道の切り開き方

・・・

Amazon.com CEOのジェフ・ベゾス氏が、母校・プリンストン大学の卒業式で
Amazonを生み出すまでの課程を語ります。安泰をとるか、挑戦するか……
最終決断を下すまでの48時間。あなただけの道を切り開く道しるべになるのではないでしょうか。

(2010年の卒業式スピーチより)

・・・



《幼少期に祖父が教えてくれたこと》

ある夏のある旅で事件は起きました。
私はそのとき10歳くらいだったと思います。
私は後部座席に座っていて、祖父が運転していました。

祖母は助手席に座っていました。
彼女は旅の間中いつもたばこを吸っていたのですが、私はそれがとても嫌でした。
特にそのにおいには我慢が出来ませんでした。

この頃私は、周りにある様々なものを計算して遊んでいました。
例えばガソリンのマイレージだとか、
食料品に使ったお金を計算したりしていました。

ちょうど同じ頃、たばこの悪影響を啓蒙するキャンペーンをよく耳にしていました。
正確に思い出せませんが、「たばこを一口吸う度に人生の何分か寿命が縮まる」という
内容で、確かたばこを一吸いすると2分縮まる、だったように記憶しています。

いずれにせよ、祖母の為にこの計算をしてみることにしました。
一日に吸う本数、そして一本のたばこを何口で吸うかを元に計算をしてみました。

自分で導いた計算の答えに満足した私は、後部座席から助手席の方に身を乗り出して
祖母の肩をトントンと叩き、自信満々に言いました、

「おばあちゃん! たばこを一口吸うごとに2分寿命が縮まるんだ! 
つまりおばあちゃんの寿命は9年も縮まっていることになるんだよ!」

この時のことは非常に鮮明に記憶に残っています。
私が求めていた反応とは違う反応が返って来たのです。
(会場笑)

私は私の賢さと計算のスキルを祖父母に褒めて欲しかっただけだったのです。

「ジェフ! お前はすごく賢いな! こんなに複雑な計算が出来るなんて。
人生の1年から何分が奪われるか、だって? 割り算も出来るのか!」

と、こんな具合にはなりませんでした。


なんと、祖母が泣き出してしまったのです! 彼
女が泣いている間、私はどうしたらいいかわからず後部座席に座っていました。

それまでずっと黙って運転していた祖父がハイウェイの路肩に車を停めました。
そして私の方に周って車のドアを開け、付いてくるように私を促しました。
「やばい! 怒られる!」

祖父はとても賢い穏やかな人でした。
祖父に叱られたことは過去に一度もありませんでした。

これがその記念すべき最初になるんだ、いや待てよ、もしかしたら、
車に戻っておばあちゃんに謝りなさい、 と説かれるのかもしれない、
なんて不安に思っていました。

今までこんなことは一度もなかったので、
一体これから何が起こるのか想像もつかなかったのです。

彼はトレイラーの横で立ち止まりました。
私もそこで止まります。

少しの沈黙の後、 彼は私をしっかりと見て、やさしく穏やかにこう言いました、

「ジェフ、いつかわかる日が来ると思うが、賢くなるよりもやさしくなるほうが
はるかに難しいことなのだよ」


《才能と選択の違いを知ること》

今日この場で皆さんにお話したいのは、才能と選択の違いについてです。

賢さは生まれ持った才能ですが、やさしさは選択です。

生まれ持った才能とは、言ってしまえば与えられたものなので努力を要しません。
その反面、選択をするということ、これは難しいことなのです。
気を付けなければ、才能は私達を傲慢にします。

そして自分の才能にうぬぼれると正しい選択をすることが出来なくなります。

ここにいる皆さんはたくさんの才能に恵まれた方々ばかりです。
ここにいる皆さんに共通するたくさんの才能のうちのひとつ、
それは皆さんが非常に賢い、ということでしょう。

こう言い切れる理由は皆さんが競争率自体が非常に高いプリンストン大学に入学し、
そしてその過程を修了したからに他なりません。
もしあなたが賢いことを証明できなかったならば、
この大学に入学することすらなかったでしょう。

この世界を生きていくのに、賢さは皆さんの武器になるでしょう。

私達人間は日々一歩一歩前に進んでいるわけですが、
ある日ものすごいことを成し遂げるものです。

近い将来、 資源エネルギーを作り出すことが出来るようになるでしょう、それも大量に。
原子の研究は、人間の細胞に入り込み、直接病気を治せる
ものすごく小さな機械を作り出すことでしょう。

社会全体として私達はとても恵まれています。
それは個人にも同じことが言えます。
私の目の前に座っている皆さんも例外ではありません。

私達は皆恵まれているのです。

そこで質問です。皆さんは恵まれた自分だけの才能をどのように使いますか? 

才能があることを誇りに思うでしょうか? 

それとも自分で選択し、自分で選んだ道を誇りに思うでしょうか?


《自分を後押ししてくれた、妻のひとこと》

Amazonのアイディアが浮かんだのは16年前のことです。
当時の統計で、インターネット利用率が毎年2300%増加しているということを知ったのです。
そこまで急成長を遂げるビジネスの話は見たことも聞いたこともありませんでした。

オンラインで本屋をやろう! そしてそこで世界中の出版物を提供できるようにしよう! 
オンラインだからこそ可能になる超大規模な本屋をつくってやろう! 
この考えに私はとてもわくわくしました。

31歳になったばかり、結婚して1年が経った頃でした。
私は妻のマッケンジーにこう言いました、

「仕事を辞めて、このアイディアに挑戦したいんだ。クレイジーかもしれない。
他の多くのスタートアップが失敗しているように、僕も失敗するかもしれない。
まったく先が見えないんだけれど、どう思う?」

プリンストン大学の卒業生で、今日も二列目に座っている妻のマッケンジーは言いました、
「やってみたらいいと思うわ!」。


小さな頃から私は発明家でした。
例えばセメントを詰めたタイヤを使って自動ゲートを作ったことがあります。
太陽電池を作ろうと試みたこともありますが、傘とアルミホイルではやはり無理でした。
フライパンをぶら下げて兄弟の侵入を知らせるアラームを作ったこともあります。

(会場笑)

私は昔から発明家になりたかったのです。
そしてそのまま大人になった私を妻は応援してくれました。


《あなただけの道を切り開こう》

Amazonを始める前はニューヨークにある金融機関で働いていました。
たくさんのスマートな人々と共に仕事をし、尊敬する素晴らしいボスにも恵まれました。

ある日、そのボスのところへ行って、
「インターネットで本を売る会社を立ち上げたいんです!」と言いました。

ボスは私をとても長い散歩に連れ出しました。
セントラルパークを随分歩いた後、彼はついにこう切り出しました。

「ものすごくいいアイディアだね! 
でもそれは君の仕事を捨ててまでやるべきことなのかな? 
仕事に就けない人にとってはビッグチャンスだと思うけど。
今君はものすごくいい仕事に就いていると思わないかい?」


(会場笑)


彼の言うことももっともだと思いました。
更に彼は最終決断を下す前に48時間だけもう一度よく考えてみるべきだと言い、
私は彼のアドバイスに従いました。

安泰を取るか挑戦するか、とても難しい決断でした。

しかし最終的に私は挑戦することに決めました。
挑戦した結果失敗したとしても後悔はしないだろうと思ったのです。
それよりも、ここでやってみなければ一生後悔するだろうことは確実でした。

色々考えた結果、私は安全ではない道を選びました。
そしてこの道を選んで本当によかったと思っています。

明日になれば皆さんは現実社会へ飛び出していきます。
皆さんだけの人生を一からつくる為の第一歩を踏み出すのです。

皆さんは自分の才能をどんな風に使いますか? 
これからの人生でどんな選択をしていくのでしょうか?

何もせずぼーっと人生を生きるのか、それとも自分の好きなことを追及していくのか?

皆と同じでいるか、それとも他の誰とも似ていないオリジナルでいるか?

安定を選ぶか、それとも挑戦し続けるか?

批判されたら落ち込むか、それとも自分を信じるか?

間違いを犯したらそれを隠そうとするか、それとも謝るか?

恋をする。
傷つくことを怖がって何もしないでただ見ているだけか、それとも思い切って行動に移すか?

安定を取るか、それとも「バカじゃないのか?」と思われるようなことをやってみるか?

困難な状況に陥ったら、そこで諦めるか? それともがむしゃらになってやるか?

言い訳や批判ばかりするのか、それともやってみるか?

他の人を蹴落としてまで賢くなるか、それともやさしくなるか?


80歳になったあなたが、あなたの過去を振り返るとしましょう。
その時に一番心に残っていること、思い出すことはあなたが下してきた決断の数々
であると私は信じています。

あなたが何を選ぶか、あなたが下す決断が「あなた」をつくっていきます。

あなただけの道を切り開いて下さい。

皆さんのご活躍を心より祈って。ありがとうございました。


     (http://logmi.jp/6726

           <感謝合掌 平成27年6月4日 頓首再拝>

御教の根本を認識し実践せよ - 伝統

2015/06/11 (Thu) 04:11:32


             *『生長する青年』(昭和27年4月号 26~27頁)より
              ~生長の家教団青年会長   徳久 克己

「生長の家の御教は何を目的としているか? 
吾々生長の家の家族は如何なる祈願をなし、如何に修業すべきか? 
又吾々生長の家の信徒は如何に行ずればよいか?」

という根本的な問題を、もう一度はっきりと認識して戴きたいのである。

「吾々青年会員は如何に実践すればよいのでしょうか?」

という問いを私はよく受ける。 私の答えは、

「“生命の實相”にすべて書かれている」 だけである。

「すべてのことは “生命の實相” の中に既に解答してある」 とよく言われるが、
私は各地を廻ってみて、余りにも 『生命の實相』 を読まなすぎる青年会員が多いのに
驚かされるのである。 

『生命の實相』 を読まずに行動すると、その行動が往々ピントをはずれるのである。 
吾々は行動的であればある程、その行動の基準となる 『生命の實相』 を繰り返し
繰り返し読まなければならないのであって、各地の青年会で問題が起る場合は、
総て 『生命の實相』 を読まずに行動する結果である。 

 
私は敢えて全国の青年会の諸君にお願いする。

  一。 「生長の家」 七つの光明宣言
  一。 「生長の家」 家族の祈願及修養
  一。 「生長の家」 信徒行持要目

この3つだけはよくよく読んで、
吾々「生長の家」の青年達は、何を目的として実践活動をしたらよいかという、
活動目標をはっきり確立しておいて戴きたいのである。

「生長の家」は宇宙の真理をのべ伝えるのであるから、
その真理を青年が感受すれば青年運動となり、婦人が感受すれば婦人運動となるのであって、
青年だけという特別の秘法があるわけのものではないのである。

であるから、吾々は先ず 『生命の實相』 を熟読することが必要である。 
仏教もキリスト教も、教祖自身のお書きになったものが残っているわけのもの
ではないのであるが、

「生長の家」だけは 教祖先生 自ら筆をおとりになったものが、
誰にでも手軽に読めるのであるから、吾々はいつ如何なる所ででも 
『生命の實相』 を通じて、教祖先生と簡単につながることが出来るところに、
吾々の強みがあるのである。

『生命の實相』 を通じて間違いなく御教をうけることが出来るということは、
吾々にとっては最も有難いことなのである。

各地の青年会の諸君に私がいつも云うことは、「生長の家」青年会と名のつく以上、「
生長の家」の御教を中心として集った青年会であることが第一条件であって、
各地の中心幹部が「生長の家」の御教の熱心な実践者であって貰いたいことなのである。

     (http://blog.goo.ne.jp/vannon32/e/f3e5890112174c34cf6a619b91c4f148

           <感謝合掌 平成27年6月11日 頓首再拝>

教養ある人格を養成せよ - 伝統

2015/06/17 (Wed) 05:00:18


         *「生活と人間の再建」第4章(P53~54)より

円満にバランスされた人格こそ、
真の神の最高の自己実現たる人間の理想でなければならないのである。

凡(およ)そ「教養ある人格」とは単にある一方向の知識に秀でている人格と云うのみである。
その人が音楽に堪能であるからとして、
決してその人は教養ある人格と云うことは出来ないのである。

その人が美術の政制作に堪能であるからとて、
その人を教養ある人格と云うことは出来ないのである。

千万人を武力にて征服する力ありとて其の人を教養ある人格と云うことは出来ないのである。

教養ある人格とは、その学識と智能と、愛や理解や同情や寛大さやその他あらゆる
人格的要素が円満にバランスされている人格であることを要するのである。
かかる人格こそ真に「人間」称することを得(う)るのである。

かかる教養ある人物になることこそ青年の目的でなければならないのである。

青年よ。脚下照顧せよ。偏見を捨てよ、一方に偏るな。
かかる円満にして不偏なる人間をこそ世界は求めているのである。

多くの青年が中途にして道を見失い、挫折し、失脚するのは、
青年気鋭、あまりに全体を見渡す余裕なく、偏寄った一方のみを正しいと見て
偏見一路、歪んだ方向に邁進するからである。

           <感謝合掌 平成27年6月17日 頓首再拝>

大いなる冒険の壮途に発(た)とう - 伝統

2015/06/25 (Thu) 03:38:26


        *「若人のための78章」第4章(P10~12)より

青年の幸福は安易に何事も起らず、
ただ受けている祝福を楽しむだけであってはならないのである。

色々の問題と取組んでそれを克服することによって、
みずからの内に内臓する「神より興えられたる無限の力」を
開発することが必要であるのである。

されば困難を避けてはならないし、困難の来ることを喜んでは受難礼讃になって良くないし、
困難を困難と感ぜず、それを一個のスポーツとして恐れることなく、怯むことなく、
それと力闘することによって、自己内在の無限力が開発せられるのである。

困難がやって来たときに、それを悲劇のように感じ、
自分を悲劇の主人公のように思い込んでしまってはならないのである。

自分を悲劇の主人公のように思って自己憐憫することは、
自分をして一層「悲劇の主人公」へと追い込んでしまう結果になるのである。

もし困難が来るならば、新しき国土を発見するために
今自分はジャングル地帯を掻き分けて進んで行く勇敢なる探検隊員だと
観ずるがよいのである。

探検隊員には、ジャングルが錯綜しておればおるほどスリルを感ずるし、
一つのジャングルを通過して新しき平野に出たときの爽快さというものは
また格別であるのである。

かくて困難を困難と感ぜざる如き強さが諸君のうちに養成されることになるのである。

ただ安易の世界のみを憧れ、今、安易であるからとて、これを「実相」であると考え、
自己内在の「如何なる困難をも征服しうる力」を眠らせてしまっているときに、
現象界の大変動の波が来るときには、それに対処する「自由自在の力」を失っているから、
ついに現象界の大変動の波に溺れて沈没してしまうほかはないのである。


困難を好み愛するのではないが、困難を避けてはならないのである。

自分に課せられた如何なる仕事でも、如何なる責任でも、
それは神が自己内在の力を開発せんがために興えたもうた方法であると思い、
感謝して恐るることなく、回避することなく、全力をつくして
その仕事と責任とに取組むことがその人間を大成する最善の道なのである。


「問題がある」ということは機会があるということである。

若し問題がないならば、腰弁はいつまでも腰弁であり、
皿洗いはいつまでも皿洗いでいなければならぬであろう。

夢を描く心、冒険精神・・・・・・
それがなければ人類の発達は今日ほど速かにこの程度に到達することは
出来なかったであろう。

 
 行け!青年よ、大いなる夢を描いて、大いなる冒険の壮途に著け!


           <感謝合掌 平成27年6月25日 頓首再拝>

青年を祝福する - 伝統

2015/07/03 (Fri) 04:32:06

青年を祝福する


           *「第二青年の書」より
            (愛国本流掲示板で、以前掲示されていたご文章の紹介です)

青年よ、あなたは既に完全である、何処にも欠点はないのである。
あなたは素晴らしいのである。

なぜならあなたは神の子であり、神の最高実現としてこの世に出現した者であるからである。

「神の子」というのは、決してあなたの現在の有様が完全無欠だということではない。

あなたが現在どのような相(すがた)であろうとも、
それが、たとい、どんなに不完全な相(すがた)であろうとも、
そんな事は仮の相(すがた)にすぎないのである。

そんなことに捉われるな。

仮の相(すがた)はウソのすがたであり、ウソのすがたは本当の相(すがた)ではない。

本当の相でないものはニセモノで、
そんなものは あ’る’がように見えても無いものなのであるから、
そんなものに捉われてはならないのである。

そんなものに引っかかるな。


あなたの本当のすがたは、即ち実相は、霊なのだ。

霊的実在なのである。
神の子であるということは、神は「霊」であるから、
あなたも霊であるということである。

あなたは物質ではなく、肉体ではなく霊なのである。まずこの事を知らねばならない。


あなたは「霊」であって肉体や、物質ではないということがわかると、
「霊」は物質の如くには分割し得ないものであるから、
あなたは肉体は個々別々に存在する「個人」であるが如くに見えても、
それは仮の相(すがた)であって、あなたは本当は普遍的な存在であるのである。

 
「霊」は空間的には普遍的な存在であると同時に、時間的には永遠の存在なのである。
決してあなたは、空間的にも、時間的にも断片的な存在ではないのである。

この事をあなたはまず自覚しなければならない。


永遠者として生活せよ。
永遠の理想をあなたは失ってはならないのである。

現代ほど「永遠」というような悠久にして雄大な直観の失われている時代は少ないのである。

外見の「敗戦」という仮の相(すがた)にとらわれて、国の理想を見失って、
ただ断片的に感覚の世界を追って刹那刹那を生きている人々のいかに多いことであろうか。

諸君は、そんな矮小な人間になってはならないのである。


           <感謝合掌 平成27年7月3日 頓首再拝>

悠久・雄大・永遠なる自己を自覚せよ - 伝統

2015/07/11 (Sat) 04:31:18


           *「第二青年の書」より
            (愛国本流掲示板で、以前掲示されていたご文章の紹介です)

悠久にして雄大なる存在よ。それがあなたの実相だ。
理想は上空にかかる雲ではない。
理想はあなた自身の内部にある実相である。

永遠なるもの、久遠なるもの、不滅なるもの、神なるものが、あなたの内部に宿っていて、
それが、時々刻々無限の時間を通して顕現しようとしているのであるから、

現象的に見れば理想は無限の彼方にあり、
徐々に達し得るところの希望にすぎないと見えるであろうけれども、
映画の画面が銀幕の上で徐々に展開するかのように見えながら、

それは既に一巻の巻き収められたるフィルムの中に完成したものであるのと同じように、
あなた自身のうちに、既に永遠なるもの、滅びざるもの、完全なるもの、
既に完成せる理想が宿っているのである。

           <感謝合掌 平成27年7月11日 頓首再拝>

【冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え】 - 伝統

2015/07/18 (Sat) 04:39:03


          *『致知』2015年4月号 連載「20代をどう生きるか」より
           ~岩田松雄(㈱リーダーシップコンサルティング代表)

  ───────────────────────

「THE BODY SHOP」を運営するインフォレストや
 スターバックスコーヒージャパンなど数々の社長職を歴任してきた
 ㈱リーダーシップコンサルティング代表の岩田松雄さん。
 
現在は日本のためにリーダーを育てることをミッションしている。

そんな岩田さんの、若き日の20代を振り返っていただいたお話の紹介です。

   *   *   *   *   *   *

 【火花散る瞬間】 

大学を卒業し、日産自動車に入社して2年目のことです。

本社の購買管理部技術課に配属され、
部品会社の製造現場の改善を指導していた私に、上司がこう言いました。

「岩田、この工場で付加価値を生み出しているのは、
 あの火花が散っている瞬間だけだ」
 
ラインに乗って流れてくる車体とフレームを溶接する瞬間に飛び散る火花。
この工場の生産工程で最も大切な瞬間は、その一瞬だと教えていただいたのです。

工場の中で付加価値を生み出している瞬間、つまり

「本当に大切な本質的なことは何かをちゃんと見極めなさい」

という言葉だったと思います。
 

この言葉は20年の時を超えて私の中に蘇ってきました。
「THE BODY SHOP」で初めて小売業の経営者となった時、

「この企業の火花散る瞬間はいつなのか」

と考えるようになりました。
 
 
そして、平成21年から経営を任された
スターバックスコーヒージャパンでは、それはとても明確でした。

「パートナー」と呼ばれるお店のスタッフがカウンターで
お客様に商品をお渡しする瞬間こそが、火花散る瞬間なのです。
 
往々にして資料を作成したり、本社での会議のための会議や
根回しなどで奔走していると、忙しく仕事をしている気になりますが、
それは本質的なことではありません。

お店において「火花散る瞬間」にいかに全社員の意識を向けるか、
いかにお店のパートナーの皆さんが光り輝けるか、そのために
何をするかを考えるのが本社の仕事だと皆に訴えました。

そうして22年度には当時の過去最高売り上げである
1016億円を達成することができました。

私は日産自動車に始まり、実に様々な職種を経験してきました。
ずっと、「その仕事の本質は何か」を見極めるようにしてきました。

20代で、僅か1年間一緒に働いた尊敬する上司の
「火花散る瞬間」の教えは、私のビジネスにおける大切なキーワードとなりました。


     (中略)


【もっと仕事がしたい】

日産時代、販売会社から本社に戻り、品質管理の仕事を1年やった後、
産業機械事業部への異動の辞令が出ました。

当時日産はフォークリフトの事業も行っていました。
自動車がメインの会社にあって、主流から外れ、しかも事業規模も小さい。

普通に考えれば左遷であり、発表日には同期が自宅まで来て
「岩田、辞めるなよ!」と励ましてくれたほどでした。

しかも当時日産では業績悪化から残業規制がありました。

夕方6時前には帰宅するよう命じられ、
夏場などはまだ明るいうちに家に着いてしまいます。

やることもないので、最初のうちはパチンコ屋さんで時間を潰していました。

「こんなに明るいうちに帰ってきて、 俺、何やっているんだろう…」

充実感のない日々の中、「もっと仕事がしたい」という
フラストレーションが溜まっていました。

たまたま友人から社内の留学制度について聞いたのは、そんな時でした。

合格すれば海外のビジネススクールに2年間派遣してもらえるといいます。

当時の私のTOEICの点数は300点。
調べてみると、アメリカの、しかもトップテンスクールに入るには、
少なくとも900点は最低必要とされていました。

私は「ビジネススクールに絶対に留学する!」と決意し、
必死に英語の勉強を始めました。

1年後には700点、そして2年後に900点に到達しました。
競争率30倍の社内の留学試験にも合格することができました。

その後、留学を応援してくれた上司が人事異動になり、新しい部長がやってきました。

この部長と相性が悪く、2~3人分の仕事量を与えられて、
オーバーワークとなり、ノイローゼになってしまいました。

後に知ったことですが、最低の人事評価もつけられ、
同期より昇進がかなり遅れてしまいました。

しかし何とか乗り越えて、トップテンスクールである
UCLAのビジネススクールに留学することができました。

帰国後は、国際調達、財務の仕事に従事しました。

やりがいはありましたが、せっかくビジネススクールで経営の勉強をしてきたのに、
日産で経営者になるには20年以上待たなければならないと思い、
「もう待てない」という感覚で転職を決意しました。

そこから私の経営者人生が開けていくのですが、
20代を含む日産時代は、まさにこの言葉に凝縮されると思います。

「冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閑に耐え、
 激せず、躁がず、競わず、随わず、以て大事を成すべし」

安岡正篤先生の著書にあった
この曾国藩の言葉との出合いも20代でした。

それから中国古典を読みだし、
『致知』とも出合いました。

その頃から書物を読んでは、
気に入った言葉をノートに書き写すようになり、
折に触れぱらぱらっと読み返しては自らを励ましてきました。

言葉は言霊といいますが、20代に限らず、
冷の時、苦の時、煩の時、閑の時、様々な偉人たちの言葉が私を救ってくれました。

(中略)

【電気カミソリになれ】

私の人生を振り返ると、本当に変転が多く、結果として様々な経験を
することができました。本当にラッキーな人生だったと思っています。

いま私が若い人たちによく言うのは、「電気カミソリになれ」ということです。
いま、ある種の電気カミソリは使うほどに自分の刃を磨く、
”自動研磨システム”が搭載されています。

従来の使い捨てられるカミソリではなくて、この電気カミソリのように、
仕事をやればやっただけ自分を磨き高めていく、そういう人材であれば
どんな企業でも重宝され、手放したくないと思われるはずです。

しかし、己を磨くにはやはり勉強が必要です。
そしてその勉強は、仕事のスキルを身につける勉強だけではなく、

己の人間性を磨く修養の勉強もビジネスマンとして成長するためには
欠くことのできない大切な学びです。


若い方には、高い志を持ち、仕事のスキルと己の人間性を磨く負努力を
続けていってほしいと願っています。

           <感謝合掌 平成27年7月18日 頓首再拝>

人生を甘く見ないこと - 伝統

2015/07/27 (Mon) 03:56:28


            *「若人のための78章」第2章(P6~7)より

《人生は鍛えられるべき鋼鉄である》

人生は粘土ではない。それは鍛えられるべき鋼鉄である、とエマソンは言っている。
人生を甘く考えてはならないのである。

書物の講釈がいくら上手に出来ても、それが畳の上の水練であって、
実際人生に泳がして見たら溺没するようでは其人の悟りは生悟りであるのである。

 
剣禅一如の境地に達して、
沢庵禅師が柳生但馬と立合っても負けなかったような心境に達してこそ、
禅もまた真実活機を把握したというべきである。

 
人生は恐れてもならないが、甘く見てもならないのである。
商業学校の先生が商売すれば、必ず損をするというが、
宗教の先生に実業をやらせて見て失敗するようでは本当ではないのである。

 
「実業家に宗教を入れれば、その実業が生きて来るが、
宗教家が実業をすれば必ずしも成功しない」と或る人が言ったが、
そこには宗教家として反省して見なければならぬものが多分に含まれているのである。

敵の力量を知るものでないと、敵に破れるのである。
人生を甘く見ている者は、敵の力量を甘く見過ぎる者である。
人生はそんなに甘くはないのである。

しかし恐れよというのではない。
用意周到に相手を看破しなければならぬ。

 
自己を知らず、敵を知らず、時を知らず、場所を知らず、
人事処の相応を知らざる者は敗れるほかはないのである。

人を知るとは、自分と相手の天分性格を知ることである。

場所を知るとは、自分が置かれた立場において、
そのような仕事をなすに適当であるか否かを知ることである。

10分前に買ったら儲かる者が10分後に買ったら大損することもある。
人事処の相応を知る、これを智慧というのである。
 
智慧なくんば智慧を語ることなかれ。


           <感謝合掌 平成27年7月27日 頓首再拝>

人の心の痛みがわかる人になる - 伝統

2015/08/08 (Sat) 04:48:21


    *『リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと』千田琢哉・著
     プロローグ より

頭がよくて器用に何でもこなせる人は、20代まではチヤホヤされる。
ところが30代で坂道を転がり落ち始める。

「あんなに優秀だったのに・・・」

「いったい何をどう誤ったのだろう・・・」

という人が、あなたの周囲にもいるはずだ。

器用で何でもこなせる人は、器用で何でもこなせることが災いして、
便利屋さんとして人に使われておしまいなのだ。

反対に不器用で遠回りの連続だった人が、なぜか30代で抜きん出てくる。

リーダーというのは、人の心の痛みがわかる人のことだから。

           <感謝合掌 平成27年8月8日 頓首再拝>

青年の夢と理想 - 伝統

2015/08/14 (Fri) 04:16:50


            *「若人のための78章」第9章(P22~24)より
 
何人も皆、自分でなければならない美点と長所と使命とがあるのである。

諸君は斯ういうお伽話を知っているであろう。
 
  或る所に石工があった。毎日石切場でコツコツ鑿と金槌とで採石していることに
  退屈を感じて来たのである。
 
  もっと自分には素晴しい景気の好い使命があると思ったのである。
  或る日王様が多勢の護衛者を引き連れてその採石場に行幸せられた。
  彼は王というものは素晴らしいものだと驚嘆した。

  彼は王様になりたいと思って神に祈った。
  するとその祈りは容れられて忽ち王様になることが出来たのである。

  王様となれば自分が最高のものだと思って、
  或る日家来を引具して外苑を馬に乗って散歩していると、
  自分よりもなお高いものがあるのである。

  太陽は煌々と彼よりもいと高く輝いていたのである。

  彼は太陽になりたいと思った。そして神に、「どうぞ私を太陽にして下さい」と祈った。
  すると彼は忽ち太陽になったのである。

  彼は嬉しくてたまらないでニコニコと輝いて、
  もう自分より秀れたものはなかろうと思っていると、
  自分の光を遮るものがあるのである。

  誰だろうと思って見るとそれは雲だ。

  彼は雲は太陽を遮ることが出来る、雲は太陽より偉いのだ、
  雲となりたいと思って神に祈った。すると彼は雲となった。

  そして下界に向って雨を降らして滔々と流れる渓川の水を見て楽しんでいた。
  すると、その渓川の水の流れを遮る者があるのである。

  それは岩だ。
  彼はこの岩を押し流そうと思って、豪雨を降らして見ても
  岩は頑として動かないのである。

  彼は岩を破壊するような者になりたい、それが世界で一番強いのだと思った。

  岩を破壊する者は何だ。それは石工だ。
  彼はそこで神に「どうぞ石工にならせて下さい」と祈った。

  彼はその祈りの最中に鶏の鳴くのをきいたのである。
  すると彼は目が覚めた。気がついてみると、
  自分は石工小屋に眠っていながら夢を見ていたのであった。

  彼はその時
  すべての人間は他のどんな人間よりも優れている
  特長と天分とを持っていることを自覚した。


天国は「今此処」にあるのである。
「青い鳥」をたずね歩いたチルチル、ミチルは結局自分の内に
「青い鳥」が存在することを知ったのである。

キリストは「神の国は汝の内にあり」と言っている。


青年が夢を描くのは好いけれども、外に夢を描いてはならないのである。
自己の内に「無限の神性」があるのである。
その内部の大理石を発掘する者のみ天国の殿堂を構築することが出来るのである。


           <感謝合掌 平成27年8月14日 頓首再拝>

リーダーの「スタンス」 - 伝統

2015/08/22 (Sat) 04:53:11


     *「リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと」
       千田琢哉・著(Chapter1<P15~35>)からの要点の紹介です。

《「人の上に立ちたい」という人は、もっともリーダーに向いていない。》

(1)最後の残ったものが、あなたの取り分

  ①成長していく会社の社長は、まず部下の取り分を確保しておいて
   余った分を自分の取り分とする。

  ②生涯にわたって決定的に周囲に印象づけられるのは、成果の分配という、
   本能がむき出しになる部分だということは忘れないことだ。


(2)負けた戦場では、最後まで残る

  ①将来リーダーになって活躍していく人は、
   失敗に終わったプロジェクトの後始末をきちんとする。

  ②プロジェクトが大失敗に終わったら、
   逃げたくなる気持ちをグッと堪えよう。


(3)チームの中で、ダントツで気が短い

  ①リーダーは誰よりも気が短くて喜怒哀楽の激しい人物でなければならない。
   とてつもなく短気な人は、一見穏やかで気の長い人に見える。

  ②感受性が豊かで圧倒的に先取りしてカチン! ときているからこそ、
   カチン! とこないようにするための改善策を真剣に考える。


(4)会議は開始時間前に始め、終了時間前に終える

  ①集合時間ほどその人の熱意を露骨に物語っているものはない。
   時間前に集ってくれた人を退屈させないことだ。

  ②終了時間を死守することだ。

  ③伸びる組織の会議は開始時間前にスタートして、予定時間より前に終了する。
   沈む組織の会議はいつも遅れて始まり、予定時間より大幅に延長していた。


(5)いる時は目立たず、いない時に目立つ

  ①存在感のある人がリーダーになる。
   存在感とは何か。

   いる時に目立つことではなく、
   いなくなった時に目立つのが存在感だ。

  ②いる時にはまったく目立たないのに、いなくなった途端に
   「そういえばあの人がいない」「どこか寂しい」「調子は狂う」
   という人が存在感のある人だ。

  ③いない時に目立つ人は、いる時に気配を消して
   周囲を応援している黒子的存在だ。

   黒子的存在で周囲を応援し続けてきた人が、
   時を経て素材感が際立ってくる。


(6)最低一人は、部下に出世を抜いてもらうことが目標

  ①優秀な部下を先に出世させれば、
   あなた自身がその組織で最高に出世できるのだ。

   優秀な部下があなたの下から育ったということで評価が上がる。

  ②真のリーダーとは、現時点において自分よりも有能な部下がいたら
   嫉妬するのではなく、さっさと先を越させることができる人だ。


(7)二つ上の役職を常に想定して仕事をしている

  ①上司の視点で仕事をこなしていくと、まず愚痴が少なくなる。
   さらに上司の考えていることが先読みできるようになるから、
   仕事のクオリティが急上昇する。

   常に格上の仕事に挑み続けるから、
   途中過程で失敗がたくさん経験できる。

  ②リーダーとして活躍していく人の共通点は、
   リーダーになる前からすでにリーダーのように
   振る舞っていたということがある。


(8)判断には、目一杯時間とお金を使う

  ①決断力を磨くためには、
   その前段階の判断力を磨いておく必要がある。

  ②判断の段階では論理的に考える必要があるが、
   それを勝ち抜いた選択肢の決断段階になると
   好き嫌いで決めていい。

  ③将来リーダーとして活躍していくためには、
   判断する方法を習得することだ。

   判断材料(情報、人脈・・・)には許される限度内であれば、
   それだけ時間を費やしてもどれだけお金を使ってもかまわない。

   判断に時間とお金をケチったら、リーダーは終わりだ。


(9)遅い決断は、犯罪であると考える

  ①人は決断を誤るリーダーに絶望するのではなく、
   決断できないリーダーに絶望するのだ。

  ②優れたリーダーたちは、
   「迷ったら経験したことのないほうを選ぶ」
   「迷ったら周囲が反対するほうを選ぶ」など
   明確な決断の軸を持っていた。


(10)プロセスに口を出すが、結果には口を出さない

  ①プロセスにいっさい口を出さないが、
   出た結果に対してはボロクソに罵声を浴びせるリーダーがいた。
   これでは憎しみしか残らない。

  ②口を出すのであれば、
   もう出てしまって取り返しのつかない結果に対してではなく、
   プロセスで口を出しておくべきだ。

   それが真の愛だ。
  
           <感謝合掌 平成27年8月22日 頓首再拝>

コミュニケーション力 - 伝統

2015/08/28 (Fri) 04:42:50


     *「リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと」
       千田琢哉・著(Chapter2<P37~57>)からの要点の紹介です。


《別れ際、「ああ、もっと話たかったのに・・・」と言われる人を目指す》


(11)部下から先に挨拶されたら、アウト

  ①挨拶は自分からすること。

  ②社内で上司から部下に先に挨拶する会社は、必ず業績が伸びている。

  ③上司から先に挨拶されたら「ヤバい! 」と気づかされる。
   「明日は絶対に自分から挨拶しよう」と、心に強く誓う。

   これが社内に挨拶を溢れさせて、コミュニケーションを活発にしていく方法なのだ。


(12)感情でほめちぎって、理性で淡々と然る

  ①できる人とできない人とでは、感情と理性を出すタイミングが逆なのだ。
   感情と理性を出すタイミングが、その人の年収やポジションを決定していく。

  ②ダメなリーダーは、理性で褒め、感情で叱ってしまう。
   できるリーダーは、感情をむき出しに褒め、
   叱る際には、冷静沈着になって理性的に淡々と諭しながら気づかせる。


(13)「ごめん」と口にするスピードが、チーム内で1番

  ①中途半端な会社の中途半端な役職の人はコンプレックスが強烈だから、
   プライドが高い。そのため、「ごめんなさい」のスピードが遅い。

  ②あらゆる人間関係は、「ごめん」が口にできないことが原因で決裂していく。


(14)「ちゃんと報告・連絡・相談しろ!」ではなく、されやすい人になる

  ①報告とは事後を知らせること。
   連絡とは途中経過を知らせること。
   相談とは事前に知らせること。

  ②情報の情は「なさけ」だから、相手を思いやる気持ちを持って
   相手が助かるように知らせなければならない。

  ③リーダーとしては、自ら「報告・連絡・相談」されやすい人に
   なっていく必要がある。

   そのためにはどんな些細な情報提供に対しても、
   「ありがとう」「助かった」のひと言を
   伝えていくことである。

  ④もし「ありがとう」「助かった」のひと言が伝えられないくらいに
   忙しい人がいたら、そんな人生に果たして何の意味があるだろうか。


(15)「話」:「聴」の配分は、いつも1:9

  ①世の中はゴルフ場とまったく同じで、教えたがり屋さんと
   話したがり屋さんで溢れかえっている。
   自分の話を聴いてほしい人ばかりなのだ。

  ②人は教えてくれる人ではなく、聴いてくれる人を好きになる。
   人の話をきちんと最後まで聴く人には圧倒的な人望が集る。

  ③商談で上手く話がまとまる時間配分は、
   「話」:「聴」=2:8 か 3:7 ぐらいだ。

   そころが、最初からこの配分を目指してしまうと話しすぎてしまう。
   だから「話」:「聴」=1:9を肝に銘じてコミュニケーションを
   まとめるぐらいでちょうどいい。


(16)部下を説得する時は、あなたは部下の1000倍納得していること

  ①人は、納得させられるのではなく、自分から納得したと思い込みたいものだ。

  ②人は、自分より圧倒的に納得している相手から説得されるようにできている。

  ③人を納得させるためには、まず自分が相手の1000倍納得していなければ
   ならないということだ。

   1000倍の内訳は、広さ10倍×深さ10倍×情熱10倍である。

  ④自分が納得できていないことを他人に納得させようとするのは犯罪なのだ。


(17)部下の話を聴く際の相槌は、いつも「なるほど」

  ①人から話しかけてもらいやすいための魔法の言葉がある。
   それが「なるほど」だ。

   業績のいい人ほど人の話を聴く際には「なるほど」を
   口ぐせにしているということだ。

  ②コミュニケーションをとりながら情報収集ができたか否かで、結果が異なる。
   相手が心を開いてくれないと、情報が集らない。

   それには、知能指数でもロジカルシンキングより聴く力を
   身につけるほうが、はるかに有効だ。


(18)終業間際の重い10行メールより、軽くて頻度の高い3行メール

  ①アナログとデジタルは常に一体化するものであって、
   デジタル化は究極のアナログ化実現のための手段にすぎない。

  ②終業間際の重い10行メールを出す人たちからは、人は離れていく。
   メールはいつも3行以内を意識して、頻度を高くしよう。


(19)何も用がなくても、「今日はまだ話してないよね」と話しかける

  ①コミュニケーションは用がなくても、とることによって、用が発生するのだ。

  ②コミュニケーションから笑顔が生まれ、笑顔から知恵が生まれる。
   知恵が生まれると、そこに人とお金がどっと集ってくる。

   挨拶とまったく同じで、コミュニケーションを自ら発信していくことに
   よってでしか、組織は活性化しない。

  ③あるパーティー会場で、エグゼクティブが部下に話しかけた言葉
   「今日はまだ話してないよね」に感動させられた。

   もちろん話しかけてもらった部下たちは、
   メロメロになって感動していた。


(20)発言はいつも「結論」→「理由」→「具体例」で、30秒以内

  ①1回の発言が30秒を超えたあたりから話は聴いてもらえなくなることを
   憶えておくといい。

   そのためにもテキパキと「結論」→「理由」→「具体例」の
   順番で話す訓練をしておく。

   とても好印象で優れた人間関係を構築することができるようになる。

  ②最初に結論が出ない話は、最後まで結論が出ないと相場は決まっている。

           <感謝合掌 平成27年8月28日 頓首再拝>

行動力 - 伝統

2015/09/04 (Fri) 04:36:54


     *「リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと」
       千田琢哉・著(Chapter3<P58~79>)からの要点の紹介です。

《確認してからキスするのではない。キスしてから確認するのだ。》

(21)はじめは一歩が、猛烈に速い。

  ①夢を形にしていく人は、はじめの一歩が猛烈に速い。

  ②次々に夢を実現していく人と、いつまでも安い居酒屋で夢を語り続けて
   いるだけの人生で終わる人との違いは、一歩踏み出すまでの時間の差だった。

  ③いざ一歩を踏み出してみてわかるのは、自分が恐れていたほどのことには
   ならないということだ。


(22)間違いとわかったら、撤退が猛烈に速い。

  ①その決断が間違いであると気づいたのに、
   せっかく決断したからといつまでもこだわって撤退しないと、
   それこそ取り返しのつかないことになる。

  ②目標を達成するためのもっとも近い道は、
   ボタンをかけ違えたと気づいた瞬間に、
   もう一度最初からボタンをかけなおすことなのだ。


(23)メールは原則、24時間以内に返信する

  ①意味のないメールや返信したくないメールに対しての
   返信をする必要はないが、

   仕事で相手が何かを求めている場合には、
   営業日の24時間以内に返信してあげることだ。

  ②返信を期待されているのだが、
   重くて返信しにくい内容のメールに対しては、

   何も返信せず放置しておくのではなく、
   「拝受しました。後日改めて拝読します」とだけ
   1行メールしておけばいい。(1分もかからない)

  ③相手としては返信の内容以上に、自分が送信したメールが
   キチンと届いているかどうかが気になっている。

   3日以上経っても何も返事がないとなれば、
   それだけで人間関係がきまずくなってしまう。

   たとえ1行でもいいから自らが書いた文章で返事をしておく
   習慣が、周囲の人望を勝ち取るのだ。
   

(24)上司に育ててもらった恩返しは、すべて部下にしよう、と考える。

  ①上からご馳走になったら、下にご馳走する。
   上から育てられたら、下を育てる。

  ②人体がインプットとアウトプットのバランスをとりながら
   生存しているのと同様、恩返しも流通させていかなければ
   淀んで腐ってしまう。

  ③リーダーになる人は恩返しのサイクルをせき止めない人だ。
   恩返しを流通させる人がリーダーだ。


(25)部下育成の仕上げには、時にはわざとドタキャンする

  ①部下を本気で成長させようと思ったら、同行する予定だった
   ものをあえてドタキャンしてみることだ。

   部下がずっと60点や70点でくすぶっていて、
   80点や90点ラインを超えるのに時間がかかっているようで
   あれば、部下のためにドタキャンしてみる価値はある。

  ②合格ラインに到達できないのは、依存心がネックになっている
   ことが多い。

   依存心を取り除くと当事者意識を持つようになるから、
   吸収力が桁違いになって部下は成長できる。


(26)部下から「その件どうなりましたか? 」と言わせない。

  ①リーダーは「・・・ところで、あの件どうなりましたでしょうか?」
   と誰にも言わせない。

   なぜなら、すべてにおいて先回りしながら仕事を進めているからだ。

  ②人望はこうした積み重ねで構築されていく。


(27)雑用のスピードが、その部下よりも速い。

  ①仕事を楽しんでいる人は、
   雑用を文字どおり雑に終わらせないということだ。

   すべての仕事は雑用を憧れの仕事に変えていくこと。
   すべてを芸術的に仕上げていくのだ。

   そして例外なくスピードも速い。

  ②そうしていると、よい評判が立ち、
   「あんなに優秀なのに雑用をさせておくのはもったいない」と、
   勝手に引き上げられる。


(28)集合場所には、いつも一番に到着している。

  ①集合場所に一番乗りで向う人は、将来大物になる人が多い。

  ②一番乗りで到着する人は、マネジメント能力が高くて成功しているから
   自由時間が生み出されて、ゆったりと一番乗りができたのだ。

  ③5分前ぐらいにドッと群れをなしてやってくるではなく、
   集合時間にはできるだけ早く到着しておくに限る。

   チャンスはこうやって掴んでいくのだ。

(29)改善と改革の違いを、明確に理解している。

  ①リーダーとして成功していく人は、言葉の違いにとても敏感だ。

  ②「改善」というのは毎年30%ずつ変えていって、3年計画でのんびり
   変えていきましょう、というものだ。
   たいて伸び悩んでいる組織は「改善」が大好きだ。

   「3年計画」というのは「3年先延ばし」にほかならず、
   実現された例はない。

  ③「改革」というのは一瞬にして51%以上を変えてしまうと
   決断することだ。

   キリの悪いところからでもスタートして、
   たちまち実現させていく。迷いがないのだ。

   だから改革という言葉の重みを知っている人は、
   軽々しく口にしたりしない。
   改革にはいつも血が伴うのだから。


(30)紹介された本は、相手の目の前で注文する。

  ①リーダーは応援される人だ。
   人から応援され続ける人は、いつもスピードが速い。

  ②やることは同じでも、タイミングを逃さないだけで
   行動の価値は1億倍も違ってくることを肝に銘じておきたい。

           <感謝合掌 平成27年9月4日 頓首再拝>

観察力 - 伝統

2015/09/13 (Sun) 04:38:26

     *「リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと」
       千田琢哉・著(Chapter4<P80~101>)からの要点の紹介です。

《オフィスで誰も気づかなかったゴミを拾える人が、将来リーダーになる。》

(31)部下全員のフルネームを漢字でスラスラ書ける

  ①些細なことだが、その効果は絶大なのだ。

  ②「些細なこと」に気づいていくことが、
   その人の観察力であり、そのまま組織のポジションに比例していく。


(32)部下の喜怒哀楽のポイントを、各一つずつ刻み込んでおく。

  ①人をマネジメントしていく際に有効なポイントがある。
   その人の喜怒哀楽を、意識してきちんと観察しておくことだ。

   例、あの女性はお茶を入れてくれた時にお礼を伝えたら、えらく喜んでくれた。
     あの後輩は自分の出身校の話になると不機嫌になった。
     取引先の部長さんは娘さんの自慢話をしている時の顔が一番輝いているな。

   こんな感じで「喜」「怒」「哀」「楽」の窓にポイントを一つずつ
   書き込んでいくだけでいいのだ。

  ②そして、接する相手に対しては「喜」「楽」のポントを衝くように接していき
   「怒」「哀」のポイントに触れるようなことは極力しないことだ。


(33)部下が一番好きな作家の本を、1冊読んでみる。

  ①部下から教えてもらったら、その場でインターネットで購入する。
   届いたら即日読んで、「あの本読んだよ」と言って話しかけると、
   それだけで相手は感激する。

  ②そこで感想を述べる際には絶対に批判しないことだ。
   よい部分、しかも相手が見過ごしていそうな細部をほめてあげるといい。
   何か同じ秘密を共有したような気分になって、絆が深まる。

  ③紹介される本は、相手が持ち合わせていない憧れやコンプレックスの
   対象だということだ。


(34)部下が一番好きなミュージシャンの曲を、1曲聴いてみる

  ①どんなに趣味が合わない音楽でも、紹介してくれた人がなぜその曲を
   好きになったのかを想像しながら聴いていると必ず何かに気づかされるはずだ。

  ②たいていは第一印象とは逆のところにその人の本質があるように、
   好きな音楽はその人の”こうみられたい”願望であって、
   現状では持ち合わせていない部分を顕している。


(35)部下が一番好きな映画を、72時間以内に観てみる。

  ①72時間以内にアクションを起こした人に対しては、
   人は応援したくなる。

  ②映画の感想のコツは「学生時代の片想いを思い出したよ」
   「挫折を克服した時の玄人爽快さを思い出したよ」といったように、
   「自分の経験」と結びつけけて話すことだ。


(36)部下の両親の長所と短所を、大人の目腺で教えてもらう。

  ①人はよくも悪くも両親に似ているという特性がある。
   より正確にいうと時間が超過すればするほど、
   男性は父親に似て女性は母親に似てくる。

  ②一緒に仕事をしていくメンバーには、慣れた頃を見計らって
   「大人の目腺から自分両親の長所と短所って考えたことがある? 」
   と話をふってみるといいだろう。

   他人である両親の分析は見事にしてくれるはずである。
   ところがそれは両親の分析ではなく、
   そのまま自分自身の分析になっていることが多い。

  ③そして、その分析した短所に目を向けるのは意味がない。
   長所に目を向けて、どうしたらその人は力を存分に発揮できるかの
   ヒントを掴むのだ。


(37)出社時の部下の挨拶の表情や声のトーンを、きちんと憶えておく。

  ①朝イチの表情は、その人の現在の心理状態を如実に物語っている。

  ②いかに早い時期に部下の状況を察知してあげるかが
   リーダーの役割なのだ。

  ③初期のアラームは挨拶の表情と声のトーンで必ず判別できる。
   週に一度くらいのペースでいい。
   特に気になった部下を休憩に誘って一緒にコーヒーを飲もう。


(38)出張清算の水増し請求は、100%撲滅する

  ①交通費の水増しをする部下は、必ず仕事でもずるいことをしている。
   巡り巡ってずるいことをしている集団だから、
   ありとあらゆる仕事で偽装するようになる。

   少なくともあなたに直接かかわる人に対しては、
   出張清算の水増し請求を赦すべきではない。

  ②普段はどんなに美辞麗句を並べ立てていても、出張清算で嘘を
   ついている人は必ず将来何か問題を起こすということだ。

  ③経験を通して水増しは明らかに故意であると断言できる。


(39)部下の履いている靴は、毎日観ておく。

  ①これから成功を目指す人には、ぜひ心がけてほしいことがある。
   それは自分自身の靴をピカピカに磨いておくことだ。

  ②足元にも気を遣えるということは、仕事ができるという証拠だ。

  ③メーカーのコンサルティングに入った際に気づかされるのは、
   工場の床がピカピカの会社は業績がいいということだ。


(40)部下の態度は、100%あなた自身の鏡であることに気づく。

  ①部下のあなたに対する態度は、あなたの内面そのものである。

   あなたの内面にずるい心があったり嘘があったりすると、
   手を変え、品を変え、すべての部下たちが
   ありとあらゆる方法で教えてくれる。

  ②あなたが無意識にやらかしてしまっていることを、
   あなたの鏡となってそのまま無意識に言動で顕してくれている
   にすぎない。

  ③無意識同士という意味ではお互い様だといえる。
   問題はあなたが先にそれに気づくことができるかどうかである。

  ④原因は自分にあると考えてみると、気づかされることは多い。

           <感謝合掌 平成27年9月13日 頓首再拝>

『人類光明化の選士を讃えて』 に相応しい青年であるか - 伝統

2015/09/19 (Sat) 04:52:07


            *『理想世界』誌(昭和34年7月号) より
             ~生長の家青年会中央執行委員長 加藤 榮太


「一国の革命を達成するのに、もはや軍隊は必要としない。 ラジオと新聞を握れば足りる」  
という言葉がありますが、この言葉は現代に於けるマスコミの威力を十分に物語っている
といえましょう。

多くの人々が何らの生き甲斐も見出せぬのは当然のことといえましょう。 
まして積極的な意欲に燃える新しい国創りに献身しようなどという高邁なる
理想達成のための気概と行動は湧いて来る筈はないのであります。 

そこに見出すことが出来るのは、「太陽よ、一ときも早く西へ没してくれ」 というような
希望も生き甲斐もない、無意義な、その場かぎりの生活を京洛する姿と、極度の人間不信と
孤独感にあえぐ、まるで鋳型から打ち出された個性のない類型的な姿のみであります。 

現象面のみを追うのあまり、自分というものの本質を見失い、
徒に外にのみ求め過ぎる結果として、このような状態が現れたのであります。

かかる青年の多い中にあって、
ひとり生長の家青年会員のみが、『生命の實相』 の真理によって、
正しい人生の意義と目的を知らされ、真の悦びと生き甲斐を与えられました。 

混迷を続ける現代に於て、特に選ばれてこの真理を与えられた生長の家青年会員一人一人の使命
というものが奈辺にあるか、吾々は今一度改めて深く認識いたさねばなりません。

昨年は、全国各地に於て、日本の伝統を破壊し日本の危機を助長するかの如き、
反日本的な行動が猛威をふるいました。 

日教組は日本の教育を破壊するために、総評は日本の全産業をマヒせしむるために
暴威をほしいままに、或いは吾々と同世代を生きる全学連の学生たちは
総評、日教組の先頭に立って、走る自動車の前に飛び込みました。

 々は、これら一連の動きに対してただ手を拱いて黙視することは出来ませんでした。 
生長の家青年会の総てをあげて 日本国実相顕現と人類光明化運動の目標を具体化した
ところの対社会活動を強力に展開したのであります。 

全国の青年会員の素晴しい自覚と、
日本の国を誰よりも愛し切るところの素晴しい情熱とによって、
各地に於て吾々の運動が日本の運命を左右し得る力にまで成長したのであります。

吾々は今後も一段と全力を傾倒して日本守護の一大運動を展開するものであります。 

しかし、 「吾々は街頭へ出るよりも、日の丸行進で日の丸を掲げて闊歩するよりも、
もっと深く祈り、もっと御教えを自分のものとして、自分自身を高めることが先決ではないか」 
とか、或いは又 「宗教青年会であれば、もっと宗教青年の集りらしく、
深く自己を掘り下げることに専念すべきである。 
政治や平和運動の問題にまで介入すべきではない」 
等々の批判も青年会中央部に寄せられました。

そして、それらの人々は自ら吾々の陣列を去って行きました。 
そして静かに祈ると言って書斎に閉じ篭る者も現れました。 
また第三者的な無責任な批判のみを行うことに終始するというグループも現れてまいりました。

しかし、吾々が真剣に祈れば祈る程、自己の内よりふつふつと湧出して来る
祖国護持と人類を光明化しようという情熱はおさえることは出来ず、ついに正しい祈りは
正しい行動となって正しい成果を、それを実践したものの上にもたらしたのであります。

 
吾々が尊師谷口雅春先生の御教えの通りに、
真剣に祈りかつ積極的に御教えを行ずるならば、必ず道はひらけて来るのであります。

吾々の運動が、祈りから出ずして、さらに又、自分の家族なる父母、夫、妻、兄弟姉妹、
子供たちから理解され支えられぬものであっては、そこに何らの意義もない
ということを知らねばなりません。 

もしも、吾々が、ただ生長の家青年会の席上においてのみ、グループの中においてのみ、
信仰的な行動的な理論を吐くに止まっていたのではなんにもなりません。

 
生長の家青年会運動は、吾々の組織のワク内のみの運動ではなく、
生長の家青年会という神様から与えられた組織を通して、
全世界の全ての人々を救済するところの素晴しい運動であります。 

吾々は、自分の生命と一つであるところの全ての人々を愛し切らなくてはなりません。 
そして、自分の命に直接つながる父母を、兄弟姉妹を、祖父、祖母、御先祖を礼拝し、
さらに自分の生命と一つである日本国の生命を、本当に心から愛し切り、
この日本に生れたることに対して誰よりも大いなる喜びと誇りを持つことが大切であります。

 
かかる暗黒の時代にあって、この光明の真理を授けられたる生長の家青年会員は、
何と恵まれた青年でありましょう。 
吾々の人生こそが真の生ける甲斐ある人生であると言えましょう。 

この悦びと生き甲斐を、吾々の周囲にいる多くの兄弟たちに伝えなければなりません。 
これこそが吾々に与えられた使命であります。

 
谷口雅春先生より 『第二青年の書』 にて 
「人類光明化の選士を讃えて」 のお言葉を吾々は賜りました。

吾々は、この谷口先生の 「選士を讃えて」 との
お言葉にふさわしい内容とならなくてはなりません。 
又その内容に相応しい積極的な行動を展開いたさねばなりません。 

「人類光明化の選士を讃えて」 の御文章の各処でお示し頂いております如く、
吾々の運動は日本の祖国守護の運動であります。 

「生活がよくなったらよい、病気が治ったらそれでよい、就職さえ出来たらよい、
入学さえ出来たらよい」 等々の、ただそれだけの運動に‘あらず’ということを
各自しっかりと銘記して頂きたいのであります。

 
『生命の實相』 の真理を研究しようとか、霊的文化体系樹立は一体出来るんだろうか、
出来ないんだろうか、又、この青年会運動は本当に意義があるんだろうか、ないのだろうか
 ・・・ そういう右顧左眄、躊躇逡巡することは、この際、はっきり際断いたしましょう。

そして、本当に、谷口雅春先生の 「人類光明化の選士を讃えて」 の
お言葉にふさわしい内容と行動の持主になりましょう。 

谷口雅春先生のお示し下さいますただ一筋の道をまっしぐらに前進いたそうではありませんか。

この純粋に真理を行じる生活の中に於て、吾々は真の生き甲斐を見出すことが出来るのであります。

   (http://blog.goo.ne.jp/vannon32/e/20bb1b84cc3e458740d67c97068385de より転写)


           <感謝合掌 平成27年9月19日 頓首再拝>

発想力 - 伝統

2015/09/28 (Mon) 04:15:36


     *「リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと」
       千田琢哉・著(Chapter5<P102~123>)からの要点の紹介です。

《「業界の常識で考えて・・・」が口癖になったら、すでに成長が止まった証拠。》

(41)部下が3つのアイデアを準備してくるのなら、あなたは30準備する。

  ①将来伸びるリーダーとして活躍したいのであれば、
   部下以上に量をこなしておく必要がある。

  ②部下がどのくらい真剣に考え、どのくらい成長したのか判断するためには、
   最低でも10倍の量をこなしておく必要があるからだ。

  ③あるコンサルタントに尋ねた。
   「どうしたらあのような質疑応答に即答できるようになるのですか」と。

   カリスマコンサルタントは間髪を入れずにこう即答した。
   「すべて過去に何度も考えたことのある質問だからだよ」と。

   つまり圧倒的な準備をしているために、
   準備したことの中からしか質問が出ないということなのだ。


(42)どんな常識に出逢っても、「逆に・・・」と考える癖をつける。

  ①優れた発想の第一歩は常識を疑ってみるということだ。

  ②真のリーダーを目指すのであれば、権威のある常識を疑い、
   素人の的外れな意見ほど尊重しよう。


(43)好きな人に「すごい! 」と言ってもらいたいという動機が、発想の原点。

  ①もしあなたが周囲をあっと驚かせるようなアイデアを生み出したいので
   あれば、恋愛するのが一番だ。

  ②第一志望の相手と恋愛すると、あなたの喜怒哀楽が今までよりも激しくなる。
   発想力とは喜怒哀楽力だ。
   本気で笑えて本気で泣けるような恋愛をしよう。


(44)日常のすべてを「自分事」として捉えると、アイデアが溢れてくる。

  ①周囲を絶句させるほどのアイデアを捻出できる人の共通点は、
   人生すべてにおいて当事者意識を持って生きているということだ。

  ②ビジネスで最重要なことは人の気持ちがわかることであり、
   人間観察力だ。

  ③ビジネスでも人生においてもすべてを「自分事」として捉えることができる人は、
   ふと口から洩れるようなひと言の重みが決定的に違う。


(45)エッチでいつも攻められているなら、たまには攻めてみる。

  ①マンネリを打破するには立場を変えてみるのが一番だ。

    立場を変えれば、視点が変わる。
    視点が変われば、発想が変わる。
    発想が変われば、人生が変わる。

  ②違和感や変化を避け続けることに慣れてしまうことを「老化現象」と呼ぶ。
   違和感や変化は慣れないうちは不快だが、この不快からこそ知恵が生まれる。

  ③エッチ以外でも、坐る位置を変えてみる。
   風呂に入る際、入るときの頭の位置を逆にしてみる。
   通勤経路を変えてみる。
   ・・・


(46)雑談のほうが面白かったら、雑談の内容をメインにしてしまう。

  ①雑談のほうが面白くなってきたら、
   雑談を本題にしてしまうことだ。

  ②雑談が盛り上がってアイデアが活性化してきたら、
   あなたがそのアイデアを本題に結びつけるようにすればいい。


(47)煮詰まったらオフィスを抜け出して、平日昼間の展望台でサボッてみる。

  ①人は行き詰ったら狭く物事を考えてしまう傾向があり、
   より行き詰ってしまう。

   閉じ籠るのではなくて、いったん広げていくことが
   頭を活性化させるには大切なのだ。

  ②ぜひ試していただきたいのは、近所で一番高い展望台に上がって
   景色を眺めてみることだ。
   そうすると、まるで人が変わったかのように大きな気分になる。

  ③俯瞰する力こそがリーダーには必須なのだ。
   高い位置から物事を考えていく力も、時と場合によっては
   必要になるということだ。


(48)業界内で完璧に的外れなアイデアは、歴史を変える可能性がある。

  ①20世紀には社内の常識を打破することが組織の使命だった。
   21世紀には業界の常識を打破することが組織の使命になった。

  ②出版業界に限らず、ベストセラーには業界の常識を打破したものが多い。


(49)精神的にも肉体的にもグッと圧縮した時間を経た後に、アイデアは宿る。

  ①精神的にも肉体的にもとことん圧縮された状態を経過した後に、
   肩の力を抜いてゆったりラックスするとアイデアが生まれるのだ。

  ②アイデア会議の鉄則は短時間であるか休憩時間を頻繁にとるかだ。

   短時間でグッと集中して一緒に考えて、もしほんの少しでも
   「ちょっと煮詰まってきたな」と感じたらすぐに休憩時間を確保する。

   この一見矛盾する圧縮と弛緩の繰り返しが強い組織をつくる。


(50)アイデアをお金にできる人とできない人の差は、ペンを持っているか否か。

  ①成功している人は、肌身離さずペンを持っている。
   それは、アイデアが浮かんだら、その場でメモをとることができる
   ようにするためだ。

  ②アイデアが尊くて怖いところは、メモをとらなければ次の瞬間に
   跡形もなく記憶から消え去ってしまうことである。

           <感謝合掌 平成27年9月28日 頓首再拝>

みずからを全世界を操縦するパイロットと信ぜよ - 伝統

2015/10/06 (Tue) 03:49:27


       *『真理』第4巻青年編第6章「吾が理想とする青年」(P120~121)より


陰鬱な感情、暗黒な想念、激しい言葉、反感、悪意、嫌悪、嫉妬、猜疑・・・
これらのものは周囲に破壊的波動を及ぼすものでありまして、
人間はどんな時にも朗らかでなければならないのです。

自分と云うものをもっと尊びなさい。

自分と云うものを、孤立したものだと考えるから無責任にも、
自分の心くらいどう持っても好いじゃないか ―― などと考えることになるのであります。

自分の想念感情と云うものが全世界を動かしていると知るとき、
決して無責任に自分の心を暗く陰鬱なものにできないでしょう。

あなたは「全世界」号と云う飛行機を操縦しつつ無辺の空間を走る航空士のようなものです。
あなたの心の舵のとり方で、「全世界」号が安全に平和地帯に着陸出来るか、
三原山に激突して粉砕するかがきまるのです。

そう考えるとき、あなたの使命は
まことにも重大且つ雄渾きはまりなきものとなるではありませんか。

凡そ「生長の家」人たるものは、みずからを「全世界」号のパイロットと考え、
一瞬一刻と雖も注意して、善念のみを放送するようにしなければなりません。
斯くの如き青年こそ吾が理想とする青年であるのです。

              ・・・
    
*重要キーワードとしては

(1)自分と云うものをもっと尊びなさい。

(2)善念のみを放送するようにしなければなりません。


           <感謝合掌 平成27年10月6日 頓首再拝>

思考力 - 伝統

2015/10/14 (Wed) 03:49:50


     *「リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと」
       千田琢哉・著(Chapter6<P124~145>)からの要点の紹介です。

《人は頭がよくなると、謙虚にならざるを得ないようになっている。》


(51)オンでいくら考えたかより、オフでどれだけ気づいたか。

  ①プロフェショナルとそうでない人の差は、
   オンタイムではなくオフタイムで差がつく。

  ②オンとオフの境目をなくすためには、
   好きなことを仕事にするか、
   仕事を好きになるか、のいずれかだ。

  ③レストランでの食事や遊園地で子どもと遊んだ経験を、
   すべて仕事のヒントにしていくのだ。


(52)深く考えて煮詰まったら、広げてみる。

  ①どんなに考えても、これ以上深堀りすることができない。
   「これが限界、これ以上どうしろというのか」と
   叫びたくなることもあるかもしれない。

   この際に思考のブレイクスルーをするためには、
   狭く考えるのではなく逆に広げてみることだ。

  ②深さと広さというのは相矛盾するものではなく、
   一体化させるべきものだ。

   煮詰まって元気がなくなったら、積極的に人と会ったり
   本を読んだりすると幸せになれる。


(53)コンサルの「フレームワーク本」は、息抜きに親しみやすい1冊を読んでおく。

  ①「フレームワーク」というのは情報を整理してくれる
   便利な思考の枠組みのことだ。

   散らばった情報をフレームワークで整理すると、
   直感もより精度を増すし、運もよくなる。

   結果として成果を上げやすいから気合も入るというわけだ。

  ②有名なフレームワークとして、SWOT分析などがある。
   S:強み、W:弱み、O:機会、T:脅威


(54)人より1回多く「なぜ? 」と考える癖をつける。

  ①「なぜ? 」と1回しか思わないAさんと、
   2回「なぜ? 」と思うBさんとでは、年収に大きな差を生じている。

  ②自分から積極的により深く考えようとしなければ、
   「なぜ? 」とは思わない。

   あなたがこれからリーダーになって年収を増やしていきたいのであれば、
   今までより1回多く「なぜ? 」と問うようにすることだ。

  ③1回「なぜ? 」を増やすだけで脳みそがヘトヘトになるくらい鍛えられる。


(55)短所を探すより長所を探すほうが、はるかに知性を問われる。

  ①長所を探す人はリーダーとして出世して豊かになり、
   短所を探す人は下っ端のまま貧しくなっていった。

   理由は簡単だ。
   長所を探すには高い知性が求められるが、
   短所を探すのは子どもでもできるからだ。

  ②知性とは長所を探す力である。
   知性のない人の口癖は「つまらない」「くだらない」だ。

   世の中から「つまらない」「くだらない」をゼロにする
   のが知性なのだ。


(56)どんなに忙しくても、1日1回は一人になる時間を確保する。

  ①いつも群がっている人に知的な人はいない。
   知的な人はいつも単独行動だ。

  ②チームで協力していくことは必須ではあるが、
   それは普段単独でも実力を蓄えているプロフェッショナルだからこそ
   意味があるのだ。

  ③会社に勤めていると、電話対応、上司からの野暮用などで、
   あなたの時間は寝る時間以外はすべて他人にコントロールされる
   ことが多い。これでは考える力などつかない。

   だからこそ何としてでも誰にも邪魔されない行方不明になれる時間を、
   1日に最低1時間は確保すべきなのだ。

   たとえば、早朝のオフィスの傍で開いているカフェを利用したり、
   ランチタイムは一人でどこかに行くのもいい。


(57)「悔しさ」の記憶力と、その人の思考力は比例する。

  ①思考力は、穏やかでのんびりした人には磨くことができない。
   他人より不器用でもの憶えの悪い人が「悔しい」という感情を
   爆発させた回数が、思考力を磨き上げていくのだ。

  ②「悔しさ」の対象は、他人であってはいけない。
   「悔しさ」の対象は、常に自分自身である。

  ③自分自身との勝負に負けて「悔しい」という感情を爆発させた回数が
   多くなればなるほど、感情の記憶力が研き澄まされることになる。

   感情の記憶力を高めておくことは、あなたにとって生涯の宝になる。
   自分自身に負けた「悔しさ」の継続力こそが、思考力の原点なのだ。


(58)トップを目指すと、あなたの知力体力が漲ってくる。

  ①最初からオンリーワンを連呼するのは負け犬の遠吠えだ。
   単にナンバーワンを目指すのが怖いから、オンリーワンという
   耳に心地よいお題目で互いが慰めあっているにすぎない。

   最初は堂々とナンバーワンを目指すべきだ。

  ②ナンバーワンを目指すこととオンリーワンになることは
   まったく矛盾しない。

   ナンバーワンを目指していく途中過程でしか、
   オンリーワンになる分野を探し当てることはできない。

  ③真剣にトップを目指していくと、あなたの知力体力を
   総動員しなければならない。

   知力体力の極限まで挑み続け、真のオンリーワンを獲得していこう。


(59)天才に出逢って、いかに自分がものを考えない人間かを思い知る。

  ①コンサルティング会社にいた時に不思議だったのは、自分のことを
   あたまがいいと思っている人ほど本当にデキが悪かったという事実だ。
   反対に、上には上がいることを熟知している人はデキがよかった。

  ②とてつもない天才に出逢うと、人はまず謙虚になれる。
   いかに自分が凡人かがわかり、気づけない人間だと反省させられる。
   その結果、努力する以外には方法はないと思い知らされるのだ。

  ③30代で花開こうと思えば、20代の頃に天才に出逢っておく必要がある。
   

(60)世の中から「当たり前」を減らしていくことが、思考力をつけること。

  ①この世の中から「当たり前」をゼロにしていくことが究極の感謝である。

   「こんなの当たり前じゃないか」
   「こんな会社のいいところなんてない」というものこそ、
   感謝を見つけるチャンスなのだ。

   感謝をみつけると「ありがたい」という気持ちが芽生えてくる。

   「ごはんを食べることができてありがたい」
   「布団で寝ることができてありがた」
   「働かせていただける会社が存在することはありがたい」

   というように「ありがたい」で毎日が満たされてくるのだ。

  ②この世のすべてのことを「当たり前」から「ありがたい」へと
   ひっくり返していくことが、思考力をつけるということなのだ。

   アルキメデスは、湯船に浸かってお湯が溢れるのを見て、
   「これは当たり前ではない」「ありがたいことだ」と思ったのだ。

   ニュートンもエジソンもライト兄弟もアインシュタインも、
   歴史に名を残す人物は「ありがたい」を探す天才だった。


           <感謝合掌 平成27年10月14日 頓首再拝>

人類光明化運動の選士よ、神に選ばれたる若人よ。 - 伝統

2015/10/20 (Tue) 04:54:39


             *「第二青年の書」より

諸君は神武天皇建国の日本国に生まれたることを誇りとし、
慶びとし、この誇りと慶びとを若き人たちに分かち、
子々孫々に傳(つた)えることを名誉ある使命とするのである。

諸君は、天孫(てんそん)、彦火瓊々杵尊(ひこほににぎのみこと)の
天降(あまくだ)りましてより、神武天皇(じんむてんのう)に至るまで、
約(およ)そ一百七十九萬二千四百七十餘年の古き傳統(でんとう)をもて建てられたる
日本国に生まれたることを誇りとし、慶びとを若き人たちに分かち、
子々孫々に傳えることを使命とするのである。

彦火瓊々杵尊(ひこほににぎのみこと)の天降りを歴史的事実にあらずと
疎(うと)んじてはならないのである。

諸君は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の御孫(みまご)の天降りとは、
天球(てんきゅう)すなわち大宇宙を照らし、それを光明化する理念の天降りである
ことを知るのである。

理念は現実に先立つ、日本の現実はいまだ理念の完全さに達せずとも、
宇宙を照らす大理想をもって天降り来ったことが日本民族の使命として
斯(か)くの如(ごと)き神話を創造して代々相傳承(よよあいでんしょう)して
来たことが尊いことを知るのである。

諸君は知る、天照大御神の孫の降臨(こうりん)とは、眞子(まご)の降臨であることを。
それは神意(しんい)の傳承「まことの理念」の傳承のことである。
この尊き天意(てんい)の傳承の下に日本国は(はじ)まったのである。

されど、時運(じうん)いまだ開けず、交通不便にして、
日本民族全體が統一国家になっていなかった時代が幾世代も続いたのである。

それを「日本書記」は「是(こ)の時(とき)に世(よ)、荒(あら)きに逢(あ)い、
時、草昧(くらき)にあたれり」というような言葉で表現しているのである。

時期の至るまで、神武天皇にいたる多くの世代を通じて、
天皇家の雌伏(しふく)の時代がつづいたのである。
単に雌伏していたのではないのである。

「かれ蒙(くら)くして正(ただしき)を養い、此の西の偏(ほとり)を治(し)らす。
皇祖皇考(みおや)神聖(かみひじり)にして、慶びを積つみ、暉(ひかり)を重(かさ)ね、
多(さわ)に年所(としのついで)を(へ)たり」と『日本書記』は書いている。

暗黒の時代にも、常に「正」を養って来たのが、日本民族の祖先であり、
その祖宗は、「神聖である」ということを知っていたのである。

即ち、日本民族は、連綿として、神の霊統をつぐところの「神の子」であるという
自覚をもって正を養い、みずからの修養に盡(つく)して 来たのである。

諸君は、斯くの如き尊き傳承をうけつぎ来たった日本民族の一員として
生まれ来たったことを誇りとし、慶びとし、この誇りと悦びとを、
若き人たちに分かち、子々孫々に傳えることを名誉ある使命とするのである。

     ( http://blogs.yahoo.co.jp/mimoru1219/44952769.html より転写)

           <感謝合掌 平成27年10月20日 頓首再拝>

ライフスタイル - 伝統

2015/10/31 (Sat) 03:28:50


     *「リーダーになる前に20代でインストールしておきたい大切な70のこと」
       千田琢哉・著(Chapter6<P146~167>)からの要点の紹介です。

《人生は、油断した1%で評価される。》

(61)タメになると感じたことは死ぬまで続け、ダメになると感じたことは今すぐやめる。

  ①真の勇気とは、誰もができることだが、
   誰もがやっているわけではないことだ。

   それは「タメになると自分が納得したことは死ぬまで続け、
   ダメになると自分が納得したことは今この瞬間にやめること」である。

  ②自分が心の底から本音で納得できたか否かが判断基準のすべてだ。

   たとえば、読書がタメになることだと納得したのに、
   継続しない人は勇気がない人だ。

   タバコはダメになると納得したのに、
   今のこの瞬間にやめられない人が勇気がない人だ。

  ③自分に嘘をついたことになって、
   それは自分自身が誰よりもよく知っている。

   他人に嘘をついて騙せたとしても、
   自分に嘘をついて騙すことはできない。

  ④人生すべてにおいてこの判断基準で生きていくと、
   驚くように想いが実現していく。


(62)睡眠時間は、すべてにおいて最優先させる。

  ①「オレは忙しくてろくに寝ていないんだよ! 」
   というようではリーダー失格だ。

   リーダーはどの部下よりも睡眠時間を確保して熟睡しているべきだ。

   21世紀は睡眠事間が短いのは他人にこきつかわれている証拠であり、
   恥ずかしいことだ。

  ②徹夜明けや慢性的な睡眠不足の状態で重要な決断を下されても、
   部下たちにとっては単に迷惑なだけだ。

  ③人生は熟睡した者勝ちだ。


(63)歩いている最中に、道を尋ねられやすい人を目指す。

  ①伸びるリーダーの共通点は話しかけやすい人だ。
   理由は簡単で、周囲から情報と知恵がいつも集まってくるからだ。

  ②話かけられやすい人になるには、
   街中で歩いている最中に横断歩道の信号待ちや駅前で、
   道を尋ねられやすい人になることである。

   道を尋ねられやすい人はどういう人かというと、
   「表情が穏やか」「姿勢がいい」「ゆったりしている」という特性が浮かぶはずだ。

  ③これらの特性こそが
   情報や知恵が集まってくる条件なのだ。


(64)物腰が柔らかで、部下と間違えられることを目指す。

  ①優れたリーダーは威厳がなくても尊敬されていた。

  ②優れたリーダーは、取引先で部下と間違えられたまま部下の役割を演じ続ける。

   最後まで相手に気づかれなくてもかまわない。
   大切なことは空気を壊さないことだ。

  ③間違えられたことでいちいち目くじらを立てることはない。
   それよりは自分が部下と間違えられたことを
   「自分もようやく物腰が柔らかくなった」と、誇りに思うべきだ。


(65)エレベーターでのビヘイビアは、あなたの人生の集大成。

  ①エレベーターに乗る際の姿は、その人の人生のすべてを
   物語っていることを憶えておきたい。

  ②3つの規準

   ☆乗り合わせた人に挨拶しているだろうか。

   ☆足音が近づいてきたのに「閉」ボタンを連打していないだろうか。

   ☆乗る順番と降りる順番を守ろうとしているだろうか。

  ③エレベーターで上記のことができる人は、
   人生すべてにおいて人に幸せを運ぶことができている。


(66)クラクションを鳴らすのは、とても恥ずかしいこと。

  ①車の運転が穏やか人ほどポジションが上の人で、
   車の運転が荒い人ほどポジションが下だった。

  ②車を運転する人は、今日からクラクションを鳴らすことはやめよう。
   クラクションを鳴らしても年収が増えないどころかトラブルの元になりかねない。

   そのあり余るエネルギーを仕事にぶつければ年収も増えて平和な人生を築ける。

   クラクションは不幸の象徴なのだ。


(67)青信号の点滅では、横断歩道を渡らない、というお洒落。

  ①表参道を歩いているようなお洒落でカッコいいモデルたちは、
   横断歩道を走って渡らない。

   ところがダッシュしている人は決して優雅ではない。

   ダッシュしているタイプの人は。青信号の点滅時の行動だけでなく、
   実は人生すべてがダッシュしなければならない貧しい時間の使い方をしているのだ。

  ②普段から常に前倒しで生きる習慣のある人は、
   青信号の点滅でダッシュする必要はない。


(68)電車の中で座ったら、鞄は膝の上、股はピタリと閉じておく。

  ①通勤や外回りの際に利用する電車内のビヘイビアは、あなたの本音だ。

  ②電車やバスでのあなたのビヘイビアは、数多くの知人に目撃されているのだ。

  ③大切なのは人目を意識しているあなたの姿は建前(ウソ)で、
   うっかり目撃されたあなたの姿が本音(ホンネ)だという事実だ。


(69)人生をトータルでみたら、±0になると考える。

  ①継続的に成功している人たちに共通の哲学がある。
   それは人生をトータルで均して見たら、±0になるという考え方だ。

  ②もしあなたがプラスの状態を維持したかったら、
   プラスの状態の時期にあえてマイナスを創り出すことだ。

   長期的に成功している世界の大富豪たちが、こぞって「寄付する」「周囲に分け与える」
   のは自らマイナスを創り出すことによってバランスをとっているのだ。

   それが唯一長期的に成功する秘訣だ。

  ③あなたの前に立ちはだかる壁は、あなたが超えられるからこそ
   現われたというのは100%本当の話なのだ。


(70)何が起こっても、すべてに何か理由があると考える。

   本書の根底に溢れる軸に「何が起こっても原因は自分にある」という考え方がある。

   仮に目の前の苦しいことから逃げたとしても、時を経て
   別の形で苦しいことはあなたの目の前に再びやってくる。

   いくら自分では先延ばししたつもりになっていても、
   人生の最後までそのツケは払わせ続けられるようになっている。

   一時的にあなたが逃げ切ったとしてもセーフではない。
   むしろあなたの人生としてはアウトである。


   子や孫の時代になってもツケは払わせ続けられるからだ。
   あなたが苦しむよりも子や孫が苦しむ姿を見ながら死んでいくほうが、遥かに苦しい。


   だから目の前の事実から目を逸らしたり逃げたりしてはいけないのだ。

   《事実をありのまま受容するだけで、問題の半分は解決している》

   利息がつくのは金融商品だけではなくて、人生すべてにおいて共通する。

   いい行ないをして放っておくと、
   巡り巡って大きな利息を雪だるま式につけた幸福が訪れる。

   悪い行ないをして放っておくと、
   巡り巡って大きな利息を雪だるま式につけた不幸が訪れる。

   こんなシンプルな宇宙の法則の中で私たちは生きているのだ。

   宇宙には善悪を判断する力はない。

   ひたすらバランスをとりたがっているだけなのだ。

           <感謝合掌 平成27年10月31日 頓首再拝>

毎日が、特別な日 - 伝統

2015/11/10 (Tue) 04:31:30


       *「7(セブン)1週間のうち何日を特別な日にできるだろう?」
          <ダン・ゼドラ(著)、海と月社(刊)>より



1.Imagine seeing everything as if for the first time.

 (初めてだと思ってすべてのものを見るようにしよう!)


2.The work will wait until you show the child the rainbow,
   but the rainbow won’t wait until the work is done.

 (仕事は待ってくれるけど、虹は待ってくれない。
  仕事を中断して、子どもに虹を見せてあげよう!)


3.The little things in life aren’t little.

 (生活の小さなことは決して小さくない。)
  例えば、家族との食事、古い友人からの電話、
  キャンプ旅行でのホット・コーヒー、長くて熱いお風呂、など。


4.If today were the last day of my life,
   would I want to do what I am about to do today ?

  (もし今日が人生最期の日だったら、今日しようと思うことを私はしたいだろうか?)
    スティーブ・ジョブズは30年間、毎朝鏡を見ながら問いかけ続けていた。


5.Follow your true North.

 (あなたが本当に価値あると思うことに従いなさい。)


6.Do you know where you are on your journey ?

 (あなたの旅はどこへ向かっているか知っていますか?)


7.Less is more. Live simply, Love lavishly.
 
  (少ないほどよい、シンプルに生きなさい、気前よく愛しなさい)


8.How we spend our days is, of course, how we spend our lives.
 
 (日々をいかに過ごすかということが、もちろん、いかに人生を送るかということなのだ。)


9.Someday is not a day of the week.

  (いつかという日は、1週間の中には無い日である。)
   「いつか」 という日はやって来ない、ということだ。


10.Change your mind. Change your life.

  (心構えを変えなさい。そして人生を変えなさい。)

           <感謝合掌 平成27年11月10日 頓首再拝>

共鳴 - 伝統

2015/11/17 (Tue) 04:39:56


          *某会社の青年向けの冊子(P6~7)より
           「苦労が辛いんじゃない、『夢』がないから辛いのです」

クラシックの演奏会でこんなシーンを見ました。
演奏が始まる前です。

オーケストラ全員が席につき緊張感がはりつめる中、
おもむろにコンサートマスターが立ち上がりヴァイオリンで一音を鳴らすのです。
すると全員がそれぞれ音を鳴らし始めました。
音の高さを合わせたのですね。

最初は違和感があった音がどんどん同調していくのがわかります。
準備が終わったところで指揮者が登場します。


心をゆさぶるような美しい響きは、音が共鳴するからだそうです。


さて、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人の個性を表わすのに、
ホトトギスを見て詠った句が有名です。

「鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス」と言った信長、
「鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス」と言った秀吉、
「鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス」と言った家康。


鳴くとは、泣き言の「泣く」ではなく、まさに「共鳴」の「鳴く」です。

「鳴かせてみせよう」というのは、考え方をわかりあい、志を同じにして
一緒に謳歌しようという「共鳴」への呼びかけで、この呼びかけが大切です。


共鳴するためには、本番の前に音を合わせておくオーケストラのように、
考え方や夢を充分に語り合って共有しておくことが大切だと思います。

仕事にとりかかる前に、お互いの価値観を理解し考え方に心から共鳴できてこそ、
感動する仕事が成就します。

           <感謝合掌 平成27年11月17日 頓首再拝>

20代の時に学んだ「あかさたなはまやらわ」の法則 - 伝統

2015/11/26 (Thu) 03:21:43


         *Webより
          動画 https://www.youtube.com/watch?v=FkPKBeIneHs

【あ】「ありがとう」は何度言っても良いこと

【い】「忙しい」と言う人は頼りにならないこと

【う】運を引き寄せるためには努力し続けること

【え】笑顔は最大の武器であること

【お】お礼はすぐにすること



【か】学生時代の友人を大切にすること

【き】今日から始めること

【く】苦しいときこそ諦めないこと

【け】健康を当たり前と思ってはいけないこと

【こ】心を鍛えるには体を鍛えること



【さ】最低限のお金がないと自信を失うこと

【し】叱られるのは20代の特権であること

【す】素直になること

【せ】成功談よりも失敗談から学ぶこと

【そ】外に目を向けること



【た】他人の意見は無責任であること

【ち】小さなことで大騒ぎしないこと

【つ】強がらなくて良いこと

【て】できないと言う人は必要ない人であること

【と】どんな状況でも家族は裏切らないこと



【な】涙を流すのは恥ずかしくないこと

【に】人間は弱いこと

【ぬ】抜かりなく準備すること

【ね】熱意があれば、人は動いてくれること

【の】残り時間を意識すること



【は】早く失敗して、早く改善すること

【ひ】一人で頑張るのには限界があること

【ふ】プライドなんて持っても意味がないこと

【へ】偏見に出会ったら断固として戦うこと

【ほ】本当にやりたいことに集中すること



【ま】迷ったらすぐにやってみること

【み】みんなという言葉に安心しないこと

【む】群れずに「違い」を意識すること

【め】目上の人に甘えてもいいこと

【も】目的がない行動は無駄であること



【や】やり直すのに遅いことはないこと

【ゆ】勇気は体験から生まれること

【よ】余裕がないと人を傷つけること



【ら】ライバルがいたほうが良いこと

【り】リラックスを心がけること

【る】ルールを破っても良いこと

【れ】冷静になって考えること

【ろ】ロマンを忘れないこと



【わ】わかっているのとできるのは違うこと

           <感謝合掌 平成27年11月26日 頓首再拝>

巨大な夢をかなえる方法 - 伝統

2015/12/05 (Sat) 06:02:53


        *「巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ」
          ~ ラリー・ペイジ氏(P19~34)より

「夢が非現実的であるほど、ライバルは減る」 

Google創業者による”クレイジーな生き方”のススメ

Google(グーグル)の共同創業者でありCEOのラリー・ペイジ氏が、
母校で行なった卒業スピーチ。

  ・・・


《両親が出会ったのもミシガン大学》

2009年卒業生の皆さん! 
まずは皆さん、立ってください! 
ご家族やご友人に手を振って皆さんの声を聞かせてあげてください。

今日この場に呼んでいただき本当に光栄です。
「いや、そんなありきたりなこと言って。みんなそう言うさ」と思うかもしれませんが、
心からそう思っています。本当です。

その理由を皆さんにお話しましょう。

その昔、1962年の9月、ある寒い日のことでした。

スティーブン教授が立ち上げた学生のための共同生活宅が、この大学にかつて存在しました。
そしてその中のキッチンの天井は、学生ボランティアがまあ10年毎くらいに掃除する
レベルの清潔さでした。

(会場笑)

そこにグロリアという女子学生がいました。
彼女ははしごに上って、一生懸命その汚い天井の掃除をしていました。
そこにカールという男子学生がやってきて、
はしごの下からグロリアのことを覗き見て楽しんでいました。

そう、こうして私の両親は出会ったのです。
グロリアとカールは私の両親です。

はい、なので私は、ある意味で正にミシガン大学で「キッチンで化学実験」の結果、
生まれたと言えるでしょう。

(会場笑)

今日ここに私の母も来ています。
ちょっと当時の共同生活宅跡地に行って、「お父さん、お母さんありがとう! 」と
書いたプレートでも壁に立て付けたいですね。

私、弟、両親、家族全員がこの学校の卒業生です。

私の父は3つと半分の学位をここで取得したので、学費の割引が利いたくらいです。
父はコンピューターサイエンスのPh.D.プログラムにいました。

当時コンピュータなんていうのは、ある一部の人にだけウケるオタク的な存在だったことも
学費割引に関係があったかもしれません。

父はコンピューターサイエンスの学位を44年前に取りました。
私の両親は、父の学位取得のためにかなりの苦労をしました。

私の弟はまだ生まれたての赤ん坊で、両親はお金の事でもよく喧嘩をしていました。

母は父の博士論文をタイプライターで打ちました。
コンピューターサイエンスの博士論文なのに皮肉ですよね。
今私が着ているベルベットのローブは、父が卒業時に着たものです。

(会場拍手)

私が手に持っているのは父の卒業証書です。
皆さんもこれをもうすぐ受け取りますね。

えーそして、僕のボクサーパンツは……なんでもないです、すみません(笑)。


《父はミシガン大学の教授だった》

私の父の父、私の祖父はミシガン州フリントにあるシボレーの工場で、
ベルトコンベアのライン作業をしていました。

彼は、彼の子供たちをここに連れてきて、
「お前たちは大きくなったらこの大学で勉強するんだ」と言いました。

彼の2人の子供は、そろってミシガン大学を卒業しました。
まさにアメリカンドリームです。
彼の娘ビバリーは、今日この会場に来ています。
祖父はいつも重い鉄のハンマーを持ち歩いていました。

工場の作業員たちが座り込み、ストライキをしたときに護身用に作ったものです。
私が子供の頃は、何かを打ち付けるときにはいつもそのハンマーを使っていました。

現在はほとんどの人が護身用に重いハンマーを持ち運ぶ必要がないのではないでしょうか? 
それは平和な証拠です。素晴らしいですね。

でも念のために……ハンマーを持ってきました!

(会場拍手、笑い)

そして私の父はミシガン大学の教授になりました! 
私はとてもラッキーでした。
教授の生活はとてもフレキシブルで、私は多くの時間を父と過ごしました。

大学教授の息子なんて、これ以上ラッキーなことがあるでしょうか?

このストーリーで皆さんにお伝えしたいのは、
今日この日は、私にとって「ここに戻ってこられて嬉しい」などという言葉では
言い表せないほど特別である、ということです。

母、弟、妻のルーシー、そして皆さんと共に、私が生きてきた証である
この最高の学校で今日この日を迎えることができたことを、本当に誇りに思います。

皆さんのこれからが本当に楽しみです。
皆さんのご家族だってどんなに嬉しく思っていることでしょう。
皆さんとミシガン大学ファミリーになれて、とても嬉しいです。

そしてもうひとつ、皆さんにお伝えしたいこと。
それは、皆さんの気持ちはよくわかっているよ、ということです。

「どこかのおじさんが長いことベラベラ喋るのをじっと座って聞かなくてはいけない……」
という気持ち。

大丈夫、そんなに長くかかりませんからね。

(会場笑)


《夢を現実にする方法とは?》

夢を追いかけることについて、お話したいと思います。
正確には、夢を現実にする方法と言ったほうが良いかもしれません。

夜中にすごくリアルな夢を見て飛び起きたことはありませんか? 
飛び起きたときにそれを書き留めておかなければ、翌朝その夢を思い出すことはできません。

23歳のときにこれを経験しました。
鮮明なビジョンが夢に出てきたのです。
バッと飛び起きて考えました。

「もしもウェブのすべてをダウンロードできたとしたら? リンクを保存して……」。
すぐさまペンを掴んで頭に浮かんだアイディアをすべて書き殴りました。

(眠り続けて)夢を見るのをやめたほうがいいときもあるのです。

その夜はずっとアイディアを書き出して、夢を現実にする方法を考えました。
そして私はそのアイディアを大学の教授に話します。

「……ということで、すべてのウェブをダウンロードするのにたぶん数週間かかると思うんです」。
そのとき彼は、私の計画には数週間どころか莫大な時間がかかることを知っていたはずですが、
何も言わずに私に好きなようにやらせてくれました。

若者の「絶対にできる! 」と信じる力は、時にものすごいことに繋がります。
当時はサーチエンジンを作ろうなどと、これっぽっちも考えていませんでした。

それでもその後、ウェブページをランク付けする良い方法を考案し、
素晴らしいサーチエンジンが生まれました。
それがGoogleです。

素晴らしいことを思い付いたら、とにかくやってみることです。

私はミシガン大学で、夢を現実にする方法を学びました。
それは言い過ぎだろうよ、と皆さんは言うかもしれませんが、
「リーダーシェイプ」というサマーキャンプから多くを学びました。

プログラムのスローガンは「不可能なことなどない」。
このプログラムは自分でもあり得ないと思うようなアイディアだって形にすることができるんだ、
と教えてくれました。


《「ものすごく大きいバカみたいな夢」を見ること》

私は当時キャンパス内を走るバスに代わる、もっと便利な移動手段を開発したかったのです。
これは将来の交通手段の改革を見据えたアイデアでした。
今でも公共交通機関の改革について考えています。

一度見た夢が消えることはないのです。
仕事にしなければ、いつまでも趣味として残ります。

家事、料理、掃除、車の運転等日々の雑用、毎日必ずしなければならないことに
人が費やす時間を減らすために、将来色々な技術が開発されることでしょう。

つまり、「不可能なことなどない」をモットーに問題に対して
新しいアプローチを取り続ければ、全く新しい解決策が生まれるのです。

ものすごく大きい、バカみたいな夢を見ることは成功するためのキーだと思います。

バカなことを言っている、と思うでしょう? 

夢が非現実的であればあるほど、競争者がいなくなる。
今現在、私レベルにクレイジーな人は世の中に数えるほどしかいないので、
彼らの名前を空(そら)で挙げられるくらいです。

(会場笑)

クレイジーはクレイジー同士、惹かれあうものなのです。
大きく成功する人は大きな挑戦をします。
これはGoogleも同じです。

私たちのミッションは世界中の情報を整理して、
世界中の人々が整理された情報にアクセスできるようにすることです。
こんな素晴らしいアイディアにわくわくしない人などいないでしょう?


《わくわくすることが、世界を変える》

実は、今のGoogleは生まれなかったのかもしれないんです。
私と共同設立者のセルゲイは、Ph.D.プログラムを退学することについて
かなりのためらいがありました。

雨風突風が巻き起こる中、路肩で踏ん張る虫の気分になったら、
それは成功へ近づいている証拠です。

それが3枚のクレジットカードの限度額を最大限使って
ハードウェアを購入したときの私たちの気分でした。

それがGoogle初のハードウェアとなりました。

皆さん、クレジットカードはできるだけ多く持っていると便利です。
(会場笑)

常にわくわくすることに取り組むことが、世界を変えることに繋がります。

Ph.Dの学生だったとき、3つやりたいことがありました。
担当教授から「しばらくウェブに取り組んだらどうだい? 」と言われました。
これはとてもありがたい助言でした。当時1995年でしたが、すでにウェブは急成長中でした。


テクノロジー、特にインターネットは人に時間を与え、怠け者にします。

どういう意味かというと、百万人の人が利用できるソフトウェアをたった3人で書くことができる。
でもたった3人の人間が1日に100万人の人の電話対応をすることができるでしょうか? 

レバレッジを見つけましょう! 
そしてもっと自分の時間をつくりましょう! 
怠け者になるのです!

(会場拍手、笑い)

世の中は厳しい世界だ、と思っている方も多いと思います。
それでも、クレイジーに自分の探究心のまま好きなことを追いかけ、わくわくしながら、
今の自分よりもっとよくなろうと努めて下さい。

夢をあきらめないで。世界が皆さんを待っています。


《父が亡くなった理由》

最後にこの話をしたいと思います。
このような素晴らしい日は、とても浮き足立った気分になります。

サーカスの舞台でキャノン砲からポーンと弾き飛ばされて空を飛ぶような。
この世で何ひとつ自分の道をさえぎるものはない、そんな気分にすらなります。

でも覚えておいてください。

大切な人と過ごす時間、世界を変える大きな仕事を成し遂げるチャンス、
人生が私たちに用意した素晴らしい時間やチャンスは簡単に奪われてしまうこともあるのです。
それもとても早く、私たちに心の準備ができていないときにやってきます。

1996年の3月、私がスタンフォード大学の大学院に入ってまもなくのことです。
父が呼吸困難となり病院へ運ばれました。2か月後、父は亡くなりました。
悲しくて悲しくて、どうしたらいいかわかりませんでした。

スタートアップを始めたときも、恋に落ちたときも、人生の冒険を楽しんでいても、
私は常に父のことを考えていました。

ここから遠いある場所で、ある日(妻の)ルーシーと私は、蒸し暑い村の中を歩いていました。
村の人々はとても親切で良い人ばかりでしたが、そこはとても貧しい場所でした。

村では皆が室内でトイレを使いますが、
トイレ使用後の汚水は、排水溝を伝ってそのまま川へ流れ出ます。

私とルーシーはポリオ感染で麻痺した足を引きずる少年と触れ合いました。
私とルーシーが訪れたその場所は、世界で未だにポリオが残っている世界の数か所のひとつ。
インドのとある村でした。

感染が広がった理由は整備されていない下水システム、汚水によってです。
水に混ざった排泄物が口内に入り、感染します。


私の父もポリオを患っていました。6歳のときにテネシーに行った時に感染。
2か月入院し、父が自宅に戻る際には軍が起動、軍機に乗せられ帰宅しました。
軍機での空の旅が、父の人生初のフライトとなりました。

「その後も学校に行けるようになるまでに1年以上の自宅静養が必要だった」。
これは父が5年生のときに書いた自伝からの引用です。

父は生涯を通じて呼吸困難に悩みました。
そしてポリオの合併症が彼の命を奪う決定打となりました。

ワクチンがあるのに未だにポリオが残っていると知ったら、父は怒るでしょう。
私たちがインドの村で靴の裏にポリオウイルスをつけたまま歩き回って
ウイルスを広めたと知ったら、それに対しても父は怒るでしょう。

ポリオ撲滅まであと少し、現在世界で328人の方がポリオに感染しています。
一刻も早く、ポリオをこの世から追放しなければなりません。
皆さんの中からポリオ撲滅に大きく貢献する方が出てきたら嬉しいです。

(会場拍手)


《50年前の父のスピーチ》

1956年、父は高校の卒業式で90人の同級生を代表する卒業生総代を務めました。
最近その当時の父のスピーチを発見したのですが、とても驚きました。
53年前、父は卒業式でこう言いました。

「私たちの世界は変化を始めた。全自動化、雇用形態の変化によって
教育の在り方が変わってきたのは、経済的観点から見ても当然のことだろう。

この変化により、私たちはこれからもっと多くの時間を自分の興味を追求するために
充てられるようになるだろう。それに加えて、仕事の時間も減らせるし、
リタイヤさせられる年齢もどんどん下がっていく。

たとえ今現在この時点で不可能に思えることでも、
化学、医学、工業の発達を常に目指すべきである。

『国家の未来は、国民の早期教育の良し悪しにかかっている』とはよく言われる。

アメリカのすべての若者がこれからもずっと教育を受け続ければ、
今後アメリカはさらなる発展を遂げる事であろう」


父が生きていたら(妻の)ルーシーが妊娠していることをとても喜んでくれるはずです。
でも多分私がPh.D の学位をまだ取っていないことに顔をしかめるでしょう。
父は見識広く、常に新しいことを求めていました。

よく思うんです、
現代のこの社会の変化を父が生きていたらどう思うのだろうかと。

もし父が今日この場所にいることができたら、それは父にとって
人生で最も素晴らしい日のひとつとなったことは間違いありません。

もし父が今日この場所にいられたら、きっと彼はお菓子屋に入った少年のように目を輝かせ、
青年に戻ったかのように興奮を隠し切れていなかったことでしょう。

私たちの多くは、今日この日を家族と共に迎えます。
これがどんなにラッキーであることか。

友人や家族、帰る場所があることの素晴らしさ。

皆さんの中には私とルーシーのように、
新しい家族をつくることを夢見ている方もいるでしょう。

私もそうだったように、家族のお蔭で今皆さんがここにいるのです。
そして皆さんが大事な家族を今日この場所に連れてきた。

覚えておいてください。
人生において家族より大事なものはありません。

お母さん、ルーシーありがとう。

皆さん、本当にどうもありがとう!

       (http://logmi.jp/9410

           <感謝合掌 平成27年12月5日 頓首再拝>

苦は楽の種 楽は苦の種 - 伝統

2015/12/12 (Sat) 04:32:54


          *某会社の青年向けの冊子(P4~5)より
           「苦労が辛いんじゃない、『夢』がないから辛いのです」

奈良薬師寺の執事大谷徹奘さんが教えてくれました。

「『苦は楽の種 楽は苦の種』
この言葉を知っていれば、苦労が迫ってきたときに嫌がらず
『これこそ楽の種だ! この苦労を乗り越えるぞ! 』と思えます。

むしろ自分を鍛えるチャンスが来てくれたと感謝できるようになります。」


昔から「若い時は苦労は買ってでもせよ」と言われます。

人間は苦労を越えてのち立派になります。

勉強でもスポーツでも努力した人が結果を出しています。

アスリートは「結果は嘘をつかない」と言いますが、
苦しい練習を克服してこそ結果がでることを実感しているのです。

難しいことを避けずに苦労していとわない人の夢が叶います。

出来るだけ若いときに努力する習慣をつけるようにいたしましょう。

花咲く春の前に厳しい冬があるように、夢は苦労の後に叶います。

夢があれば苦労も辛くないのです。

           <感謝合掌 平成27年12月12日 頓首再拝>

「台本のない人生を生きろ」~「人生は即興の連続」 - 伝統

2015/12/19 (Sat) 04:51:18


       *Web:logmi より


2013年5月、
Twitterのディック・コストロ氏がミシガン大学で行った卒業スピーチです。
コメディ俳優を目指していた青春時代に得た教訓、そして創業時には予想もしていなかった
Twitterの広がりを経験したことから、人生を大胆に勇敢に切り開いていくコツを語っています。



私の話に期待しないでください(笑)

やっぱりまずは(この現況を)ツイートしなくてはいけないので、
皆さんちょっと待ってくださいね。
私はプロですからね、すぐ終わります(会場の写真を撮り、Twitterに書き込む)。

(会場笑)

はい、終わりました。まずは学校長、卒業生の皆さん、
ご家族、ご友人の皆様、先生方。そして私の後ろで静かに座って
事の成り行きを見張っている委員会の方々。

今日来てくれた私の両親にも、皆さん今日は本当にありがとうございます。
皆さんもこれが終わったらご両親、そしてお世話になった周りの方々に
「これまで支えてくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのを忘れないでください。
15時30分には終わりますからね。約束します。

今朝起きて、今日のスピーチの準備をしているときに、
この大学に入った最初の月のことを思い出しました。

学内フットボールチームがアメリカ国内プレシーズンでナンバーワンとなり、
大学中が盛り上がっていたことを覚えています。

最初の試合は対ウィスコンシン、21対14で負けてしまい、大学中に悲壮なムードが漂いました。
考えてみてください。ものすごく期待していたことが最悪の結果に終わる、
これをこの後、20分の私のスピーチで皆さんが体験することになります。

(会場笑)


《コメディ俳優を目指した青春時代》

何年も前に私が皆さん側の席に座っていたとき、つい昨日のような気がしますがね、
私はコンピューターサイエンス専攻でした。

当時コンピューターサイエンスは文化文芸部に属していました。
なので、卒業するのにアートのクラスも取らなくてはいけなかったんです。

四年生の初めの学期に、「そうだ、芝居のクラスを取ろう! みんなを楽しませるのが好きだし、
宿題も少ないだろうし。夜はオぺーレーティングシステムをつくる作業に没頭できるだろう!」
と思ったのです。

それなのに、芝居のクラスが本当に楽しくてハマってしまったんです。
次の学期も、また別の芝居のクラスを取りました。

その結果、学校イベントで人生で初めてのコメディトークをやることになります。
卒業する頃には3つのテクノロジー会社からプログラマーのポジションのオファーが来ました。
でも私はシカゴに行って、即興劇グループ「セカンドシティ」に入り、コメディの道を追求し、
有名になってやることにしたのです。

ハリウッド映画的シナリオで言えば、私はシカゴに引っ越し、大変つらい境遇に陥ります。
寂しいBGMが流れ、夜には愛犬が待つロフトに戻り眠る日々。

そして突然、敏腕ディレクターに出会い、大ヒット! 
レッドカーペットの上を歩く私を見守る両親……みたいなことになるのかもしれませんが、
現実はそう甘くありませんでした。

私は自分の夢を追いかけた結果、とても長い下積み期間を過ごすことになります。

お金もまったくありませんでした。昼間はリハーサル、夜にはタダでステージに上がりました。
それに加えて、日中は芝居のクラスに通い即興劇を学びました。
お金の無い私は生活を支えるため、ミシガン大学から受けたコンピューターサイエンスの学位を
使って、食器や生活用品を包む仕事を手に入れました。


《この瞬間だけを感じろ ?  即興芝居で学んだ2つの教訓》

即興芝居を極めるため、何年もシカゴで過ごしましたが、
シカゴで過ごした最初の年に、とても大事な2つの教訓を学びました。

セカンドシティで教えていたある監督がいました。
その時は、4人くらいがステージに上がっていて、私を含めて計10人くらいのクラス規模でした。
ステージの上では、コインランドリーにいる設定で即興劇が繰り広げられていました。

監督が私たちに聞きます、「ステージの上に何が見える?」

「何もありませんよ」と私たちは言います。

「今日君たちが設定した劇の背景はアパート、アパート、コインランドリー、アパート。
何がそんなに怖いんだい?」

「何が怖いかって? 何を言ってるんだ?」とクラスメイトと顔を見合わせました。

「もっと自信を持たなければならないよ。
ステージに何もない、セットが何もない。
つまりこれは君たちが自分でストーリーを作り上げることができるという意味だろう? 

例えば、キーブラーエルフの工場にいる、だとか。
または宇宙船に乗っているのだけど、君たちは今まで一度も宇宙船を操縦したことがない、
さあどうする!? みたいな壮大なストーリーさ。

もっと大きく視野を持って、大胆にリスクを取らなきゃだめだ!」

数か月後にセカンドシティで、また別の有名監督のクラスを取っていたのですが、
スティーブ・カレルがステージの上で即興をやっていました。
スティーブと私は同じグループで学んでいました。

私はバックステージにいたのですが、すごくいいセリフを思い付いたんです。
「よし、ステージに上がってこのセリフを言いたい! 言ってやる!」と思い、
ステージに上がりました。

このセリフにマッチするシーンをつくるため、即興劇の方向を誘導し、
「よし、ここだ!」と思ったときに、監督は「一旦やめ!」と劇団員の動きを止めました。
全員にストップをかけましたが、彼は僕にストップをかけていたのです。

「ダメダメ! 何を言うかなんて考えちゃダメだ! 台本などない。
即興とはその瞬間に想うことを表現することなんだ。

次のセリフは……なんて考えたらがっかりするだけだよ。
だって、君が思うように周りは動いてくれない。
え、こんなはずじゃなかった、と思うのがオチだ。

この時、この瞬間を感じるんだ。
皆、ちょっとやめて考えてみるんだ。
この瞬間だけを見るんだ」


その後もシカゴに残り何年も即興劇をやりました。
結果的に、たくさんのショーのオーディションを受けましたが、どこにも合格しませんでした。

幸運なことに、この頃にインターネットが生まれました。
皆さんは「え?」と笑うかもしれませんが、私が皆さんの年齢の頃には、
パンツの中(!?)にインターネットは常備していませんでしたからね。

(会場笑)

パンツどころか、どこにもなかったですからね、インターネット。
わかっています、ものすごく年寄りじみているでしょ? 
世代の違いを感じますよね。

(会場笑)

インターネットに無限の可能性を感じた私は、その後20年ほどに渡って、
多くの会社を立ち上げていくことになるのですが、
この経験がTwitterとの巡りあわせのきっかけとなりました。

「大胆な選択をする」「好きなことにフォーカスする」。

このとても良い例がTwitterなのです。


《震災時にTwitterが活用されるなんて予測できなかった》

Twitter共同設立者のジャック・ドーシーのアイディアの原点は、彼の地図に対する情熱です。
地図が大好きな彼は、最終的にはタクシーや救急車がもっと早く目的地に到着できるように、
ディスパッチシステムを改善したいと夢見ています。

まさか、オバマ大統領が自分がつくったプラットフォームで2012年、
勝利を世に報告するなんて思ってもいなかったことでしょう。

日本の福島で起きた大震災で、電話が不通の非常事態に私たちがつくったプラットフォームが
人々の連絡手段となるなんて、Twitterチームの誰も予測していませんでした。

さらに、中東のチュニジアやエジプトで、
Twitterが反体制派の重要なコミュニケーションツールになるなんて願ってもいなかった、
考えにも及びませんでした。

人は誰も自分にどんな可能性があるか、
社会にどんな影響を与えるかなどと予想することも計画することもできない。
そして、もうすでにそれがそこまで来ている場合でも、それに気が付かないんです。

Twitterを始めて数か月経った頃、
メドベージェフ・ロシア大統領がTwitterのオフィスを訪れました。

その朝はアメリカの警察やシークレットサービス、
そしてロシアからの警備隊でオフィス周辺道路は塞がれ、大変な大混乱でした。
その日はオフィスに入るのも、金属探知機で警備の人に事前にチェックされ、
その横には今にも襲い掛かってきそうなシェパードが控えていました。

つまり、その日は皆が大統領をオフィスに迎えることに興奮して、
テンションが上がっていたんですね。
たくさんの報道陣も大統領を待ち構えていました。

世界中がメドベージェフ・ロシア大統領の初めてのツイートに注目し、心待ちにしていました。
ひと通りオフィスを見て周った後、大統領が初めてのツイートを発信しようとしていた、
まさにそのとき、スタッフが私の肩を叩きました。

「どうしたんだ?」私は聞きます。

「サイトがダウンしました」。

(会場笑)

私は思いやりに溢れるカリスマ的リーダーですからね、聞いたんです、
「まったく動かないの?」と。

「はい、まったく動きません」。

(会場笑)


《物事の意味は、事後に他者が決めるもの》

次の日、ニュースで「オバマ大統領、メドベージェフロシア大統領をTwitter上で歓迎。
もう赤電話は必要ない、Twitterさえあれば!」などと大きく報道されましたが、
私にとっては、あの日を一言であらわすならば「システムがダウンした」、これに尽きます。

そう、こういうことなんですよ。
システムがダウンした話を言ってるんじゃないです。

物事の意味というのは、物事が起きた後に、他者が決めることなのです。

今、この瞬間がすべてです。
よく、過去と今がめぐりあうことがあります。

昨年、あるチャリティイベントに呼ばれました。
そのイベントのゲストスピーカーはスティーブ・カレルでした。

25年以上も前、スティーブと一緒に芝居をやっていたときの記事のコピーを
チャリティオークションに出品しました。

それをスティーブに見せて、共通の知人について、
「今あいつは何やっているんだ」とか話したんですけどね、
話の最後にスティーブが僕の背中をポンポンと叩いて、
「上手くいかなくて残念だったな」と言いました。

(会場笑)


《常に挑戦する、大好きなことをやって大胆な選択をする》

未来に期待しても何も生まれません。
なので、まずは自分が大好きなことをやることです。
さて、ここが難しいところです。

この時点で皆さんはとても素晴らしい業績を残しました。
数々の「大変だけどやらなくてはいけないこと」をクリアしてきたのですから。

でもここからは、やり方を変えなくてはなりません。
ここからは「決められたこと」なんてないのですよ。
台本もありません。

大好きなことをやっていると、いつもわくわくして、
どんどん色々なことができるようになります。
好きなことをやるのが習慣になるからです。

常に挑戦する、そして大好きなことのために大胆な選択をすることが習慣になるのです。

逆に、「やらなくてはいけないこと」をやっていると、
物事はあまり上手くいかないでしょう。

誰かの指示に従って「やらなくてはいけないこと」をするために動くようになる。
それがあなたの習慣になります。
自分の人生のステージに立っているのに、どうしたらいいかわからない。
与えられた役割をこなすだけでは、なにも見えなくなります。



《世に影響を与えよう、などと考える必要はない》

もうひとつの問題は、皆さんに「社会を変えてください」などとは言えないことです。

「社会を変える」だなんてそんな大それたこと……皆さんだってそんなこと言われたら、
「無理だ! そんなことできない!」と思ってしまうのではないでしょうか。

私だってシリア、イラン、北朝鮮のような大きな問題を考えるとじっとり汗をかいてしまいます、
このローブの風通しが悪いからではありません。

(会場笑)

なので、ここで皆さんにお伝えしたいこと。
それは、勇敢な選択をして、賭けに出て、とにかくやってみれば、
世の中に影響を与えることになる、ということ。

これを信じて欲しいのです。

今この時点で、今後世にどんな影響を与えるかなどと考える必要はありません。
例えるなら、私が即興劇団員時代、舞台に上がる前にバックステージで待機していたときの感じと、
今の皆さんの気持ちは似ているのではないでしょうか。

ここまでやってきたことを誇りに思っている、後はやるだけ。
皆さんが成し遂げた功績は素晴らしいです。
本当にここまでやってきた皆さんを誇りに思います。


《台本のない人生を生きろ》

ここからの人生は即興の連続です。
この2つのことだけは覚えておいてください。
勇敢に、大胆な選択をしてください。

覚えておいてください。
(冒頭に話した)キーブラーエルフの工場です、「何を怖がる必要があるのか?」。

そして次に、「何をするべきなのか」をあまり考えすぎないで。
そこには台本などないのです。
あなたの人生を生きてください。

今この時、この瞬間を楽しんで。
20年後、皆さんはどんな場所にいるでしょうか? 
患者さんの手を握って手術に送り出しているでしょうか? 
学生の論文を読んで成績をつけているでしょうか? 
お嬢さんのサッカーの練習を見ているでしょうか?
それともこの演壇の上に立っているでしょうか?

どんな人生であろうとも、その時々を、あなたの人生を楽しんでください。
その瞬間から得られるすべてを吸収するのです。

感謝の気持ちを忘れずに! 

ありがとう!

      ( http://logmi.jp/9226 )


           <感謝合掌 平成27年12月19日 頓首再拝>

霊の選士たる青年の役目は - 伝統

2015/12/26 (Sat) 04:30:51


            *「若人のための78章」より

青年は概ね「新しき」を求める傾向をもっています。
そして特に「第二反抗期」の青年には、「古き」を破壊することに痛快味を感じて、
折角父祖から伝承して来た尊きものを自己破壊することをもって
「新しい」とか「進歩的」とか考える傾向があるのですが、
諸君はそのような反抗衝動の奴隷となってはならないのであります。


諸君は静かに考えなければならない。

古くとも尊きものは尊いとして伝承して大切に護り育てる寛大の心を有たなければならないし、
新しくとも、それが日本民族に、その国土に、その伝統に、その歴史に、その文化に、
その顔貌に、その肉体に、ふさわしくない一切のものは、

健全なる肉体が、あやまって異物を食した場合、嘔吐したり下痢したりして
排泄してしまうように、それを排泄し去って、日本民族でなければならない国のあり方を、
特色ある文化の創造を心掛けなければならないのであります。


既にいわゆる進歩的文化人として日本文化否定の一定の傾向にあって
ジャーナリズムに喝采されている中年以上の知識人たちにこの事を期待しても、
これらの人達は今更、あと戻りすることは、世間の体面上からも難しい。


されば日本固有の国のあり方を文化のあり方を伝承し、保存し、護持し、発展せしめ、
これを一層完成し行くのは、神より選ばれたる霊の選士たる諸君、青年の役目である。

私は特に霊の選士として此らの真理を体得せる日本の青年に期待して止まないのであります。

           <感謝合掌 平成27年12月26日 頓首再拝>

諦めず、自分の理想に共感してくれる人を探し、そして挑み続ける - 伝統

2016/01/04 (Mon) 04:23:28

「すごい人間になる必要なんてない」
 ~ Facebook・ザッカーバーグ氏が学生に贈ったメッセージ

             *Web:logmi


同じTシャツを着ているのは決断の回数を減らすため

Facebook社員・チャールズ氏(以下、チャールズ):

  それでは会場のみなさんが質問を考えている間に、ひとつ質問を読み上げましょう。
  イタリアのソレントから、アントニオさんの質問です。

  「どうしてあなたは毎日同じTシャツを着ているのですか? 
  ひょっとして1枚しか持っていないのですか? 」     (会場笑)


マーク・ザッカーバーグ氏(以下、マーク):

  実は同じものを何枚も持っています(笑)。
  この話はシェリルにしてもらいましょうか。


シェリル・サンドバーグ氏(以下、シェリル):

  7年間マークと一緒に働いていますが、私は聞かれるたびに
  「マークはあのTシャツをたくさん持っているのよ」と何度も答えました(笑)。


マーク:

  ありがとう、シェリル(笑)。これは単純なようでいて、奥が深い質問です。
  コミュニティにおいて、どのように責務を果たすべきだと考えているか、
  ということに繋がっているからです。

  私は生活の全てをクリアにしたいんです。
  できるだけ決断の数を少なくしたい。
  朝食に何を食べるか、今日は何を着るかといった小さな決断でも、
  人は疲労してしまうということが心理学の研究によって明らかになっています。

  私はとてもラッキーな立場にいます。
  毎日朝起きて、何億人という人に関わる決断をしていますから。

  変なことや余計なことに少しでもエネルギーを使うと、
  正しく仕事をしていないような気分になるのです。

  だから全てのエネルギーを、素晴らしいサービスとプロダクトを作り出し、
  ゴールを目指すために使いたい。誰もが愛する人や大切に思う人と繋がって
  いられる世界を作るというミッションを達成することが私の責務です。

  毎日グレーのTシャツを着ている理由としては、奇妙に聞こえるかもしれません。
  しかしこれが真実なのです。歴史には、同じアプローチをした人が他にもいます。

  スティーブ・ジョブズや、バラク・オバマがそうです。
  私の場合は、とにかく全てのエネルギーをコミュニティに振り向けたいということです。

               ・・・

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《成功の2つの鍵「信じること」「グリットを持つこと」》

チャールズ:

  それでは再び会場から質問を受け付けます。こちらの方。


ジョナサン・スーザ:

  私の名前はジョナサン・スーザ。サン・ホセ州立大学で電子工学を学んでいます。
  あなたはとてもハードワーカーだと聞いています。
  どうやってその情熱を維持しているのか、学生として気になります。


マーク:

  いい質問ですね。
  大切だと思うことをひたすらやる、というところからはじまると思います。
  会社を作る理由は人によって違います。

  私の場合は、会社を作ろうと思って作ったわけではありません。
  最初にFacebookをはじめたときも、会社としてではなく
  ひとつのプロジェクトとしてスタートしました。

  会社にしようと思ったのは、やらなければならないことがたくさん出てきて、
  助けが必要だったからです。

  Facebookをよりよいものにするために、会社として組織化し、人を雇い、資金を生み、
  それによってまた新しい人材を獲得し、コミュニティに貢献してもらいました。

  私が出会ってきた尊敬する起業家たちの中にも、
  会社を作ろうと最初は思っていなかった人が多くいました。

  会社を作るというのは大変ですし、そんなに楽しいものではありません。
  しかし世界を変えようという思いは、長い間モチベーションとなりえます。

  
  最近教育分野で注目されている考え方に「グリット」というものがあります。
  会社や個人を成功に導くのは、辛いことを乗り越える能力だというのです。

  会社を作ることは、思い通りに行かないことばかりです。
  Facebookは順番にステップを踏んで大きくなったわけではありません。

  私は自分の生活でもFacebookでも数多くのブレイクスルーを経験できて幸運でした。
  それでも、毎日あらゆる方面から驚くような困難ばかりが降りかかります。

  技術的な問題があったり、
  データセンターが停電して予備の発電機を回さなくてはならなかったり。

  政府、競合、協力してくれている企業との関係もありますし、
  ビジネスが上手くいっていなければ投資家たちは怒り出しますし、
  本当にやりたいことに集中するだけでなく、資金を得ることも考えなくてはなりません。

  あらゆることを考えなくてはならないのです。


  私は、鍵になるのは以下のふたつのことだと思います。

  ひとつ、自分がやろうとしていることが世界にとって重要だと信じること。
  もうひとつは、困難を乗り越えるグリットを持ち、同じようにグリットを持った人と
  協力してチームを作ることです。誰もひとりで何かを達成することはできません。

  このふたつによって成功している企業は世界にたくさんあります。

  いいニュースは、Facebookは特別な企業ではないということです。
  毎年Facebookのような企業が生まれているわけではありませんが、
  100年単位で歴史を遡れば、自分が信じるものを実現しようとしてきた人たちは
  たくさんいます。

  だからこの世界に必要な変化について、真剣に考え続けてみてください。
  そして実現してください。

                 ・・・

《シリコンバレーには女性が少なすぎる》

セドリック:

  こんにちは、マーク。私はオークランド・ケーパーセンターのセドリックです。
  Facebookは民主主義の理想のような素晴らしいチームを作り上げていると思います。

  テクノロジー・セクターにおけるチームの多様性についてはどうお考えですか?


マーク:

  これは私たちが取り組んできた非常に重要なトピックですね。
  毎四半期に、会社の全ての人を集めたミーティングをしていますし、
  誰でも参加可能なQ&Aを毎週行っています。

  先週あった3つのトピックのうちのひとつが、多様性の重要さについてでした。
  文字通り全ての人々が多様なチームを組んでいるかに注意を払っています。

  さまざまな研究によって、取り組んでいるタスクに関わらず、
  多様性がチームのパフォーマンスを向上させることが明らかになってきました。
  世界を繋げて、多様性が高いチームを構築することは、この助けになります。

  同じくらいの給与を従業員に支払っているふたつの会社があるとします。
  片方は多様ではなく、もう片方が多様なら、
  高い成果を生み出すのは多様性に優れた企業です。


  テクノロジー業界、具体的にはコンピュータ・サイエンス・エンジニアリングの領域には、
  非常に大きい問題があります。他のセクターに比べて多様性に欠けるだけではなく、
  女性の数が非常に少ないのです。これはどうやって解決するか難しい問題です。

  ひょっとしたら女性はコンピュータ・サイエンスの教育を進んで受けようとしない
  のかもしれませんが、私は現在この領域に女性が少ないということそのものが
  問題だと思っています。

  女性がコンピュータ・サイエンスをやろうとしないのは、
  コンピュータ・サイエンスに女性がいないからです。
  こうしたスパイラルを断ち切るために、私たちは大きな努力をしなくてはなりません。

  Facebookでは、この問題に取り組んでいる特別なチームがありますが、
  私の視点を最も変えてくれたのはシェリルでした。

  ご存知の通り、シェリルはマイノリティや女性の問題について一冊の本を執筆しています。
  ここでシェリルにも、私たちやこの業界が何をすべきか聞いてみたいと思います。


シェリル:

  この会場には、女性プログラマーも出席しています。
  立っていただけますか? 

  これが答えです。

  数学と科学が得意だと言われて育った女性は、数学と科学が得意になります。
  多くの女性は男性の方が数学と科学が得意だと言われて育ちます。
  つまりこれは期待の問題なのです。

  今もコンピュータ・サイエンスの世界に若くして関わる
  たくさんの素晴らしい女の子たちがいます。
  彼女たちに目を向け支援することが必要です。

  労働市場は過酷化していますが、
  私たちを含めて多くの企業がテクノロジストを求めています。

  将来を約束された職業に就きたいと思うのであれば、
  コンピュータ・サイエンスに関わることはいい選択です。
  私たちは、コンピュータ・サイエンスに関わりたいと思う
  全ての女性に協力したいと考えています。

                ・・・


《エボラ出血熱を食い止めるのは今しかない》

チャールズ:

  ここでひとつタイムリーな質問を読み上げたいと思います。
  ニューヨークのジェニーンからです。

  どうしてエボラ出血熱との戦いに協力したのでしょう?


マーク:

  世界にはいろいろな重要な問題があります。
  そして、誰もその全てに注力することはできません。

  私がエボラ出血熱に関わろうと思ったのは、
  10,000から13,000人が危機に晒されているという規模の大きさからです。
  今関わることで、アフリカ、インド、パキスタンなどの拡大を止めることができます。

  逆に今止めなければ、HIVやポリオのように、世界的な危機となるでしょう。
  大規模になる前にこうした病原体の拡大を止めるという発想は、
  あまり持たれていないように思います。

  もし私が70年代に戻ることができたなら、HIVがこれほどの規模に拡大する前に
  食い止めるでしょうが、そんなことは不可能です。

  不可能になってしまう前に、機会があるうちに手を打っておく必要があります。

  もっと支援すべき重大な問題がある、という人もいるでしょう。
  確かに短期的にはそうかもしれません。
  死者の数がとりわけ多いというわけではありませんから。

  しかし長期的な視座で見た場合、
  今だけがこの拡大を食い止め小規模なものに止めるチャンスなのです。

  私は何百万人もの命を危険に晒すことを考えれば、
  いろいろな人が対策するに値する問題だと考えています。

                ・・・


《働きたいと思える場所を作ることが大切》

チャールズ:

  残り5分ほどになりましたので、最後の質問にしましょう。さあ、どうぞ。


カーラ:

  はじめまして、マーク。私の名前はカーラです。
  女性にモバイルアプリケーションのプログラミングを教える
  世界最大の団体に関わっています。

  さまざまな研究によって、人材のスキルを向上させるプログラムの有無が
  企業の経済的な状況にダイレクトに影響を与えることが明らかになっていますが、
  Facebookでコミュニティを作りスケールさせていくために注意していることはありますか?


マーク:

  興味深い研究ですね。知りませんでした。
  私たちは実際にエンジニアを育成し、コミュニティに結びつけるプログラムを持っています。

  ほとんどは地理的に近くにありますが、
  誰でも来て学ぶことができるインターンプログラムもあります。

  私たちは継続して能力を開発していくことを重要視しています。

  Facebook内部で力をつけていくこともそうですし、
  別の視点を持った外部の企業からよい影響を受けることも大切だと思っています。

  シェリル、何か付け加えることはありますか?


シェリル:

  私たちの作っているプロダクトは、基本的には無料です。
  そのため非営利に協力してくれる人がたくさんいるのです。
  寄付ボタンを開発したチームは非常によく努力してくれました。

  世界を繋げるという理念に共感してくれる人と共に、サービスを作り上げているのです。

  私たちが毎日構築しているプラットフォームは、素晴らしく人々の役に立つものです。
  もちろんその上のコンテンツは単にひとときの楽しみを提供するだけのこともありますが、
  プラットフォームそのものは人々に貢献しているのです。

  これは非常に明快なミッションです。

  マークがFacebookの初期から行った重要なことのひとつは、
  働きたいと思える場所を作ることだったと思います。

            ・・・

《すごい人になる必要なんてない》

チャールズ:

  質問がたくさんあるので、もうひとつだけいいでしょうか。
  こちらの学生にも質問する機会をあげたいと思います。


メリーサ:

  私はメリーサ・ゴメスです。8年生です。ふたつ質問があります。

  会社をここまで育て上げる上で、どんな障害がありましたか? 
  そしてその障害に一体どうやって諦めずにやる気を出して立ち向かったのですか?


マーク:

  とても素晴らしい質問です。(会場拍手)

  最初にはじめたときは、会社を作りたかったわけではありませんでしたし、
  会社を作ることについては何も知りませんでした。

  ご存知のことと思いますが、私は大学生のときにFacebookをはじめました。
  そしてその後、シリコンバレーに引っ越しました。

  さまざまな素晴らしいテクノロジー企業が
  シリコンバレーで活躍していることを知ったからです。

  でもそのときは、Facebookがそんな企業のひとつになるとは思ってもみませんでした。

  せいぜい会社の体をなせば御の字だろうくらいに思っていました。

  うまくいかなかったらまた戻ればいいと思っていたのですが、
  さまざまな面白い人たちに出会いはじめたのです。

  アドバイスをくれる人や、チームをサポートしてくれる人
  ……そうした人たちの力を借りて、自分1人ではどうしたらいいのか
  全くわからない問題を解決することができました。

  こうしてこの10年、挑戦に次ぐ挑戦に次ぐ挑戦を突破してきました。

  私が思うに、実は超人的な能力で物事を解決する人などいないのです。
  集中しないとと言い聞かせたり、他のことに惑わされないようにしてはきましたが、
  私も人間でした。いえ、まだ今も人間です(笑)。

  いつも集中できるとは限りません。
  ではどうやって困難を乗り越えるのか。
  それは周りの人の力によるものです。

  これについて、興味深いデータがあります。
  たくさんの創業者がいる会社は、成功しやすいというものです。
  私が思うに、これは1人でなんでもやるのは難しいということを意味しています。

  どうやって取り組んだらいいかもわからない難問だらけなのです。
  メディアが誤っているのは、1人の人間がやったかのように描いてしまう点です。

  なぜこのQ&Aが実現しているかというと、私のチームが来てくれているからです。
  私は全ての答えを知っているわけではありません。
  答えはみんなで作り上げていくものです。

  これはとても本質的なことだと思います。
  1人でなんでもやろうとすればするほど、どうしようもない困難に出会ってしまいます。
  なぜなら万能な人間などいないからです。

  しかし友達、家族、従業員、いろいろな人たちにその都度協力してもらうことが
  できれば、それが壁を突破する力になるのです。

  私を困難から救ってきたのは、そして救い続けていくのは、こうした力です。

  だから、すごい人になる必要なんてないんです。

  諦めず、自分が実現すべきだと思う理想に共感してくれる人を探し、
  そして挑み続ければいいのです。


  ありがとうございました。

         (http://logmi.jp/79671

           <感謝合掌 平成28年1月4日 頓首再拝>

トム・ハンクス(俳優)~不安ではなく、信念を育め - 伝統

2016/01/10 (Sun) 04:34:46


         *2011年エール大学卒業式での講演 より

(1)皆さんは、望んでも望まなくても、この新世界を受け継いだ訳です。
   万事休すです。時間切れになってしまいました。

   皆さんは今や選ばれた者、将来を任された人、選び抜かれた秀才なのです。
   皆さん一人一人がアメリカの、世界の輝く希望の星です。

   皆さんは「人類」のデルタベクトルや平方根や割り算を
   ついに解き明かすことのできる、新しい魔法使いなのです。
   皆さんが成人する前の世代もこの問題に取り組んできました。

   今度は皆さんの番です。

(2)冷静に考えると、結局、世界は少し良くなってきたのとまったく同じ割合で、
   ちょっと悪くなってきたと言えます。

   一歩前進すれば、一歩後退する。
   進歩発展と文化的後退との間の宇宙的なバランスみたいなものによって、
   人類は釣鐘曲線を描く存在とされているのです。

   喜び、安心や快適もほんの少し、でも同じ分だけ苦労もし、
   上り調子になるか下り調子になるか、残りの運命の浮き沈みにほとんど望みはなく、
   あまりに多くのうんざりすることがあるこの混乱する風潮に、
   私たちは生活の質の変化にすっかり気がつかなくなってしまっています。

   卒業式は、世界を試してみるのにふさわしい機会です。

(3)私たちはこの壇上から卒業生の皆さんを取り囲み、毎年同じように、
   皆さんが何とか努力して私たちが恐怖を抱くようになったものから
   私たちを解放してくれることを期待しています。

   私たちは多くのことを恐れるようになりました。
   恐怖はセックスと同じくらい売れる「商品」になったのです。

   恐怖は安価です。恐怖は安易です。恐怖は注目を集めます。
   恐怖はゴシップと同じくらい急速に広まり、ゴシップ同様に
   魅力的で刺激的でお金になるのです。

   恐怖は事実をねじ曲げて、無知と見分けのつかないフィクションを作り出します。
   恐怖は利益を生み出します。恐怖の市場全体はあなたの家族みんなです。


(4)アメリカ初期の海軍司令官だったジョン・ポール・ジョーンズは言いました。
   「恐怖を育てるとますます強くなるが、信仰を育てると、それは自分のものになる。」
   だから私は歴史の大ファンなのですが、

   (指をさして)ちょうどあそこの建物に住んでいた(エール大学卒業生の)
   ネイサン・ヘイルが、200年以上前のアメリカの植民地で語ったことは、
   2011年のアメリカにも一語一句通用するのです。

   「私は恐怖とは大規模な恐怖であると思う。恐怖自体が威嚇的であり、永続的だ。
   私は信仰とは、自らの中に持つもの、アメリカ人が理想とする自己決定のことだと思う」

   恐怖は私たちの耳にささやかれ、面と向かって叫ばれています。

   信仰は、毎日のぞき込む鏡の中の自分によって育まれなければなりません。

   恐怖は永遠に私たちを追い立てて、私たちの歩みを遅らせるのです。

   信仰は、私たちのブーツを履いた足を放浪へと駆り立て、私たちの創造性を刺激し、
   私たちを前へと前進させるものです。

   恐怖と信仰のどちらが私たちの主人となるでしょうか。


(5)アメリカの大義とは「最良の状態で、誰もが自由に好きな神を崇め、
   自由に心の内を表現し、恐怖のない場所を求めてこそ、
   我々はみな平和に暮らせるのである」という信仰を育てるものでした。

   しかし私たちは、存在しないことを
   大多数があまりにたやすく信じてしまう世界に住んでいます。

   陰謀があふれています。分断がつくりだされ、私たちの多様性は
   アメリカを強めるものとして賞賛されるのではなく、互いに対立し合うように
   計算されプログラムされているのです。

   私たちの信仰は、予測不可能な摂理により試され、
   常識が特定の利害によって腐敗されて脅かされています。

   54年生きた経験から言わせていただくと、より完璧な国家をつくるという働きは、
   私たち1人1人に関わる決して終わることのない関心事です。

   アメリカが良くなってきていることを示す証拠はいたるところにありますが、
   ニュージャージーの詩人(ブルース・スプリングスティーン)が言うように、
   恐怖は日々「街の外れの暗闇の中に潜んでいる」のです。


(6)毎朝ベッドから起き上がる時は、恐怖が強まると同時に、
   信仰が開花するチャンスでもあるのです。

   恐怖と信仰とどちらに反応し、どちらを生み出すのかを選ぶのは皆さんです。


(7)進もう。恐怖を背に、信仰を前にして

   皆さんの仕事の始まりです。
   仕事は、必ずしも楽しいことばかりではありません、
   必ずしも満足する仕事であるとは限りません。

   次から次へととんでもないことばかりの日々に思われるかもしれません。

   残りの人生、毎日働かなくちゃならないというのは本当です。
   それはフルタイムの仕事です。

   皆さんのキャリアは、恐怖と信仰の間に立つことです。

   恐怖を背に、信仰を前にして。

   恐怖と信仰のどちらに傾きますか。どちらに進みますか。

   前進しましょう、常に前進しましょう。そしてその成果の写真をツイートしてください。

   (会場笑)

   ありがとう。そしておめでとうございます。

       (http://logmi.jp/21103

           <感謝合掌 平成28年1月10日 頓首再拝>

古典『大学』を読んだ人 - 伝統

2016/01/19 (Tue) 03:34:33

          *某会社の青年向けの冊子(P12~13)より
           
薪を背負って本を読んでいる二宮金次郎(二宮尊徳)の銅像を見たことがあると思います。

この金次郎少年が読んでいる本は、古典『大学』だそうです。
『大学』は論語で有名な思想家「孔子」の教えを書いたものです。
他に『小学』や『中学』があります。

ちなみに『小学』には小人が学ぶべきことが書かれています。
小人とは、普通一般の人という意味ですが、誰でもわきまえておくべき
しつけや親孝行などの基本を教えています。

それに対して『大学』は大人(たいじん)を育てるための教科書です。
(大人とは、世の中のために働くことの出来るリーダー格の優れた人物のこと。)

約1800字の短い文章ですから、金次郎少年は何度も何度も読み返して
深く魂にしみ込ませました。

内容を理解し、心の底から納得し、それを自分の志と照らし合わせて
実行に移せるようになるまで読んでこそ「学び」となるのだと思います。

こうした良書を読むことで立派な志を持ち大成した人たちがたくさんいます。

・・・

<参考>
「大学」
http://www.1-em.net/sampo/daigaku/

           <感謝合掌 平成28年1月19日 頓首再拝>

ビル・ゲイツ夫妻~「楽観主義」をより多くの人のために役立たせる方法 - 伝統

2016/01/28 (Thu) 04:36:36

         *2014年度スタンフォード大学卒業式での講演 より

私たちは現在、これまで以上に楽観的です。
でも、楽観的な考えは、私たちの人生の旅の中で除々に発展していったものです。

今日は私たちが学んだことについてお話ししたいと思います。
そして、皆さんと私たちの楽観主義を、より多くの人のために役立たせる方法について
述べたいと思います。


(1)私はデジタル・デバイドの克服をマイクロソフトの優先事項にし、
   メリンダと私はそれを財団の初期の優先事項にしました。
   公立図書館にパソコンを寄付し、誰もが使えるようにしたのです。


(2)1997年、南アフリカヨハネスブルグのソウェトに行きました。
   ヨハネスブルグの南西にある貧しい居住区で、
   反アパルトヘイト運動の中心地となった場所です。

   街から居住区まではそう遠くありませんでしたが、
   居住区への立ち入りは、思いがけない、衝撃的な、厳しいものでした。

   私は、自分が来た世界とは全く異なる世界へと足を踏み入れたのです。
   ソウェト訪問は、私がいかに世間知らずか教えてくれた初期の教訓となりました。

   ソウェトの人々は、電気も水道もトイレもないトタンの小屋に住んでいました。
   ほとんどの人が靴を履いておらず、通りを裸足で歩いていました。
   実際、そこには道はありませんでした。ただ泥の中にくぼみがあっただけです。

   公民館には安定した電力の供給がありませんでした。


(3)私は再びアフリカに戻る前に、なぜ貧困から抜け出すことができないのか
   もっと調べようと心に誓いました。何年にも渡り、メリンダと私は
   貧困層の切迫したニーズについて学びました。

   (訪れた病院を)私は絶望の場として覚えています。そこは巨大な開放病棟で、
   パジャマを着てマスクを付けたたくさんの患者がよろよろと歩いていました。

   そこは空席待ちをする地獄なのです。


(4)しかし地獄を見ても私の楽観主義は衰えませんでした。
   それどころか、楽観主義に導かれたのです。

   楽観主義はよく偽りの希望として相手にされません。
   しかし、間違った絶望というものもあるのです。
   それは、貧困や病を克服することができないという態度です。

   私たちは絶対に乗り越えることができます。


(5)希望を失わず、目をそらさなければ、人を助けることはできる

   私にとって楽観主義とは、物事が良くなるだろうという受け身の予想のことではありません。
   それは、私たちなら物事をより良くしていけるのだという確信と信念です。

   どんなに苦しみを見たとしても、それがどんなに厳しいものだったとしても、
   私たちが希望を失わず、目をそらさなければ、人を助けることはできるのです。


(6)楽観主義は技術革新を促進させる

  ①悲惨な状況でも、楽観主義は技術革新を促進させ、
   苦しみを取り除く新しい方法を導くのです。

   しかし、もし実際に苦しんでいる人をその目で見なければ、
   あなたの楽観主義はその人たちを救うことはないでしょう。
   彼らの世界を変えることはないのです。これは逆説的です。


  ②現在の世界は技術革新の素晴らしい源です。スタンフォード大学はその中心にあり、
   新しい会社を作ったり、新たな学派ができたり、著名な賞を取るような教授がいたり、
   芸術や文学を鼓舞したり、奇跡の薬を作ったり、素晴らしい卒業生たちがいたりします。

   何であれ、皆さんは人間が互いにできることを
   想像もできないほど飛躍的に前進させているのです。


  ③もし技術革新が単に市場主導で行われ、大きな不平等に目を向けなければ、
   私たちは素晴らしい進歩と技術革新をもって世界をより深く分断させるでしょう。

   私たちは公立学校を改善することはないでしょう。
   マラリアを治すこともないでしょう。
   貧困に終止符を打つこともないでしょう。

   気候変動の下でも作物を育てるため、貧しい農家が必要とする
   技術革新を開発することもないでしょう。
  
   私たちの楽観主義が、多くの人が直面する問題に取り組まないのだとしたら、
   私たちの楽観主義はもっと共感する心が必要です。

   もし共感する心が楽観主義に向けられたら、
   私たちは貧困や欠陥のある学校が目に入るでしょう。
   私たちはこれらの問題を革新によって解決し、悲観主義者を驚かせるでしょう。


  ④もしあなたの世界が広ければ、あなたは皆が望んでいる未来をつくることができるでしょう。
   でも、もしあなたの世界が狭ければ、あなたは悲観主義者が懸念するような
   未来を生み出すでしょう。


  ⑤楽観主義であっても共感する心がなかったら、
   どれほど科学の秘密を習得しても意味がありません。
   それは問題を本当に解決しているのではなく、ただ単に謎解きをしているだけなのですから。

   もし熱心に、理性を使って問題に取り組めば、
   あなたたちは悲観主義者たちを驚かせることができます。
   そのときを心待ちにしています。


(7)成功を得るために欠かすことのできない要因は「運」

  ①旅先で会う母親たちと話すと、私たちが子どもに望むことには違いがないと気がつきます。
   唯一の違いは、それを与える能力の有無です。何がこの違いを生み出すのでしょうか。

   ビルと私はこのことについて子どもたちと夕食の席で話をします。
   ビルはとてつもなく一生懸命働いて、リスクを負い、
   いろいろなものを犠牲にして成功しました。

  ②でも成功を得るためにはもう1つ、欠かすことのできない要因があります。
   それは運です。全くの、絶対的な運です。

  ③いつ生まれたのか。両親は誰か。どこで育ったのか。
   これらは皆、私たちに与えられたものです。

   運や特権を剥ぎとって、それらがなかったらどうなっていたかを考えると、
   貧しい人を見て「自分だったかもしれない」と感じるのが容易になるでしょう。

   それが共感です。
   共感は壁を壊し、楽観主義の全く新しい可能性の扉を開きます。


(8)皆さんにお伝えしたいことがあります。

  ①スタンフォード大学を卒業する今、才能と楽観主義と共感する心を持って、
   世界を変えに行ってください。何百万人もの人が楽観的になれるような世界に。

  ②人生の中で、自分では意図しなくても、
   あなたは胸が張り裂けるような苦しみを目撃するでしょう。

   そのときは、どうか目を背けないでください。

   そのときこそ、変化が生まれる瞬間なのです。

   (http://logmi.jp/78657

   (動画~Bill and Melinda Gates' 2014 Stanford Commencement Address
      → https://www.youtube.com/watch?v=wug9n5Atk8c&feature=youtu.be )

           <感謝合掌 平成28年1月28日 頓首再拝>

優先順位は考え方の現われ - 伝統

2016/02/06 (Sat) 03:17:26


          *某会社の青年向けの冊子(P14~15)より

優先順位を決めるのは、その人の「考え方」です。

私たちは、「何が正しいかではなく、何が大切か」を第一に考えております。

電車の中で杖をついた方を見かけたとき、心で考える人はすぐに立って席を譲るでしょう。
大切なのは、頭だけでなく心を込めて考えることです。
優先順位によって心のあり方も変わります。

販売の仕事では、お買い上げいただいた時に100%の笑顔で感謝を込めて、
「ありがとうございます」と言います。

しかし何かの事情で返品を受け取ることになった時には120%の笑顔で、
心から「ご検討いただきありがとうございます。またお願いいたします」
と言うようにしています。

返品されることは嫌なことだというのは普通に考えれば間違っていないかもしれません。
でも、大切なのはその時のお客様の気持ちです。

「返品を受け取ってくれるかしら」と不安に思っていらっしゃる気持ちを想像できれば、
思いやりの心をもって更なる笑顔で対応させていただくのが一番大切なことです。

これが当社の優先順位です。


また当社ではお辞儀に加えて「握手」での挨拶も両方大切にしています。

美しい礼を身につけると共に、帰省したら両親に「ただいま帰りました! 」と
両手を握って目を合わせてみてください。

この大切さがわかります。

           <感謝合掌 平成28年2月6日 頓首再拝>

日本と親孝行~その1 - 伝統

2016/02/13 (Sat) 03:21:26


           *昭和34年青年全国大会講演録
            ~楠本加美野講師 (昭和34年当時 青年部次長 33歳)

           (この講演録は、5年前、別の掲示板で”童子 さま”が投稿されたものです)

すべてを信ずることが出来なくなった私は、とうとう飛田給の練成道場を訪れた。
そこで谷口清超先生の個人指導をうけることにした。

たくさんの相談事をもって私は部屋に入った。
先生は私の顔を見ただけで『親に感謝しなさい』とおしゃった。
だが、私にとっては感謝出来るような親ではなかったのである。

実父は私が生れた時『誰の子を産んだ』と母を叱った。
母の話によると父は私に似ていないで不器量だったそうである。
父は初め『太太(タフト)』と名前をつけようと言った。

母は『太太(タダ)』と読んで
『如何にただで出来たとは言え太太(タダ)ではあんまり可哀想です』と反対した。
父は誰の子か分らないように『神の子』つまり『加美野』と名前をつけて家を出ていってしまった。

私は自分の名前を見る度に、『自分の子ではない』と言った父を憎んだ。

少年時代の私は、父がなくても母がその分愛してくれたので幸福だった。
ところが、その母に愛する男が出来たのである。
私にとって、第二の父に感謝すべき理由は一つもなかった。
母を奪った男である。

母の愛を信じられなくなった私は、憎しみの心をどうすることも出来なかった。

練成会が終りに近づいたある日、米が必要になったので両親のいる千葉県の木更津へ帰った。

汽車の中でフトもう五十歳になっている母の事を考えた。
何か先が短いようなさびしい気持になった。
母の五十年の生涯を考えてみると、不幸の連続であった。

母は私と父の間に立って随分苦しんだのだ・・・・母に幸福になって貰いたい。
こう考えた私は、この時、父と和解しようと固い決意をした。

先ず14年間父に対して言わなかった『お父さん』という言葉を言おうと考えた。
そして道々『お父さんお父さん』と練習しながら歩いた。やがて家へ着いた。
あらゆる機会を利用して『お父さん』と言おうとしたが、遂にその言葉が出なかった。

私はしおしおと家を出た。このまま木更津の地を去るのが残念でたまらなかった。
駅まで来て、ふと皿にもられた柿が目にとまった。
それを買って弟に渡しながら『これをお父さんに食べさせて下さい』と言った。

この時、私ははじめて父の名を呼んだのであった。
私の胸はすうーと軽くなった。

その後2週間たった或る日、私のもとへ小包が届けられた。
それは父からであった。生れてはじめて貰う父からの贈物であった。

それは暖かそうな衣類と、おいしそうな餅であった。
『小さい時から風邪を引きやすかったから風邪にかからないように』との愛の言葉、
『餅が好きだったから焼いてたべるように』との愛の言葉に私は感謝の涙を流した。

『お父さんありがとうございます』の祈りを続けている中に、父に感謝出来るようになった。
父あればこそ、この世に生をうけ、すばらしい御教えにふれることが出来たのだ。

『お父さんありがとうございます』の言葉と共に涙がさんさんと流れた。
『その感謝の念の中にこそ汝はわが姿を見、わが救いを受けるであろう』との御言葉通り、
神の導きにより、まもなく実父とも対面することが出来たのであった。

争うべき、憎むべき当然の理由があっても、憎み、争っている間は幸福になれない。
人間の本質は愛であるからである。

そして又憎しみをなくする道は、憎む原因をなくすることではなく
愛を行ずることにあったのである。

 『神の愛が生きた肉体を備えて眼に見え手で触れることが出来るように
  現れて来たのが両親の愛である』 (生命の實相 第一巻)

『神に感謝しても父母に感謝し得ない者は神の心にかなわぬ』(甘露の法雨)と
書かれてあるように、私も贈物を通して父の愛に感謝出来た時、神の愛がわかり、
すべての人と和解出来るようになったのである。

(次に続く)

           <感謝合掌 平成28年2月13日 頓首再拝>

日本と親孝行~その2 - 伝統

2016/02/21 (Sun) 06:02:28


           *昭和34年青年全国大会講演録
            ~楠本加美野講師 (昭和34年当時 青年部次長 33歳)


話は前に戻って、私が木更津から米を貰って練成道場へ帰ったその晩、
『性と恋愛』の話を毎晩のように講義してくれていた徳久克己講師が、
その晩は愛国の熱情を吐露して、演壇をたたき、
日本再建は生長の家青年の双肩にあることを力説した。

一同我を忘れて聞いていた。

話が終った。

講堂を出て行く徳久講師の後姿を見て、私は後を追った。

  『部長さん、個人指導をして下さい』

徳久講師は廊下に立ちどまって、はっきりした口調で言った。

  『結論を言え』と。
 
私は結論を言った。

  『谷口先生を信ずることが出来ません』と。


これには理由があった。

・・・・私は昭和19年4月1日、必勝生還の信念に燃えて軍隊へ入営した。
間もなく日本は負けはじめた。どんどん日本は負けてゆく。空襲が激しくなった。
昭和20年8月15日、当時私は敵の相模湾上陸に備えて、鎌倉海岸で壕を掘っていた。

今日は天皇陛下の玉音放送があるというので、私たちはラジオの前に集った。
私は尚も必勝を信じ激励のお言葉をまっていた。

しかしそれは敗戦のお言葉だった。

その時、私は『谷口先生にだまされた』と思った。

間もなく復員した私は、谷口先生にお会いすべくすぐさま上京した。
地下鉄より地上に出た時、目に映ったのはただ一面焼け野が原であった。
道場は果たして残っているだろうか。

私は道場の焼跡に茫然と立っていた。
かぼちゃが植えられてある畠の中に『教文社の2階で誌友会がある』
との立て札がポツンと立っていた。

教文社の2階で谷口先生の御講義がはじまっていた。
人も少ない。丁度戦争のお話だった。

 『戦争は負けてよかったんですよ』とのお言葉・・・・・

私はとうとう谷口先生を信じられなくなった。
二千六百年敗けたことのない日本は敗けた。
日本も信じられない。

天皇陛下のために生命を捧げたが、もう天皇も信じられない。
信ずるものを失った私はキリスト教に、或は禅に救いを求めて門を叩いたが満足出来なかった。
とうとうまたもや生長の家にもどった。

私の『谷口先生を信じられません』という言葉を聞いた徳久講師は、

 『何ッ!』と言って、急に顔色が変わった。
 『何故だ!』

 『戦前と戦後とおっしゃることが違います』と私は答えた。

 『君は『生命の實相』を何回読んだかッ! 』
 『4回読みました』と私は反抗的に答えた。

 『何回読んでもだめだッ。先生は立教以来一つの真理を説きつづけていらっしゃる。
  もう一回読みなおせッ』というすさまじい声に、
 私は『ハイ』と答えていた。


部屋に帰った私は、ベッドの上に横たわった。

「よしッ『生命の實相』を1週間中に読破しよう」と決意すると
心の奥底から力強いものがひびいて来た。

『信仰とは、ここまでは信じられるが、ここからは信じられないというようなものではない。
己れを空しくして神のもとへ飛び込むのが信仰だ』とこの時、私は新しい生長の家を発見した。

それは真の生長の家だった。
新しい日本を発見した。
それは真の日本の姿であった。
 
それは『新生の書』にかかれてある『日本』であった。

『・・・・・私は日本を限りなく愛する。私は限りなく愛国者であることを欲する。
こういう言葉は真に日本を愛しない、非愛国者から憎まれるかも知れない。
憎まれても好い、私は限りなく日本を愛し、日本的なるものを愛するのである(27頁)』

 
『・・・・・私の限りなく愛すると言った『日本的なもの』とは、
日本の国号が過去に於いてありし如く「大和」であるということである。

私の限りなく愛すると云った「日本的なもの」とは、日本の国旗の標識が○(まる)であるように、
すべてのものと手をつないで真に丸く圓萬完全に、○(まる)の中が空である如く、
虚心無我にして、苟も私心を差し挿まない大調和な心と、

それより発し育てられて来た大調和の事々物々を指すのであって、
好戦的ということとは全く反対のことを指すのである。(29頁)』

 
『・・・・・二千六百有余年つづいた日本国でさえも、
真理に抗した形になるときその形は自壊するのである。
そして常に「真」なるもののみはあらわれる。

「大和」に抗した「大和国」は自壊して、真の「大和国」が
永遠不滅に「平和愛好国家」として顕れようとしているのである。
それは吾らの祖国真の「大和国」の勝利でなくて何であろう。

そして「天地一切のものと和解せよ」との立教宣言したまいし
「七つの燈台の点燈者」の勝利の第一歩でなくてなんであろうぞ。

しかしそれはまだ第一歩に過ぎない「未だ萬邦その処を得ず」、
原子力をめぐって人類破滅の恐怖の前におののいているのは、
まだ全世界「一」なる和平の真理が全世界にひろがっていないからである』  (新生の書より)


                  終り

           <感謝合掌 平成28年2月21日 頓首再拝>

幸福は何によって得られるか - 伝統

2016/02/28 (Sun) 03:48:31


        *コロンビア大学の卒業式でのメリル・ストリープのスピーチ(2010年)より

メリル・ストリープが語った女性・演技・人生についてのスピーチ

(1)私は、「演技」をすることによって成功した。
   フリを極めて上手くやったことで成功したのです。

(2)何かのフリをする、ということはただの遊びではありません。
   何かのフリをする、ということは、可能性を想像するということなのです。

   何かのフリをする、演じるということは、人生において非常に重要なスキルであり、
   実際私たちはみんなそれを使っています

(3)感情移入こそ演技の核心。
   演者の芸術の核心は感情移入にあります。

(4)男性にも感情移入が芽生えてきた現代

   この感情の変化に至るドアは感情移入です。ユングはこう言っています。
   「感情こそ意識を形作る主要素である。光が闇に変わることがないのと同じように、
   感情なしに無関心が情動に変わることもない」

   また、レナード・コーエンはこう言っています。
   「ひび割れにこそ注意を払うべきだ。なぜなら、そこから光が入ってくるのだから」

(5)女性問題に大きな変化をもたらす世代

  ①あなた方、バーナードの若い女性は可愛らしさというコルセットに自らを閉じ込めたり、
   自分の意見を消し去ったりしてはいけません。

  ②あなた方が得たものは、非常に特殊な教育という特権なのです。
   あなた方は、完全に異なる視点を利用して、男女共学の学校で学んだ人たちとは
   異なる可能性を思い描くことができる人々なのです。

  ③今日、いわゆる女性問題、性の不平等という人権問題がグローバルな問題の
   まさに中心に生存しているこの世界で、あなた方は期待されているのです。

  ④エコノミストによると、かつて自らが所有物だった世界中の貧しい女性たちが今、
   自分の資産を所有するようになっています。また、この20年間で、経済的に
   豊かな国の女性の雇用の増加が成長力の主な源泉となってきています。

   グローバルなGDPの成長に対するこうした女性の貢献は、
   新しいテクノロジーや新興の大国である中国とインドの貢献よりも大きいのです。

(6)幸福をもたらすのは名声ではなく共感

  ①今、私は若い女性が知っていることの16分の1くらいしか知らないと思います。
   最近、物事が不明瞭になってきています。もう私は60歳で、4人の成人した子どもがおり、
   みんなあなた方と同じ試練に直面しています。

  ②私は自分がまだ知らない物事に関してもっと楽観しており、まだまだ好奇心を持っています。
   成功、名声、有名であることについて私が知っていることを話せば、
   もう1回分のスピーチができるほどです。

  ③成功や名声はあなたから友人、現実、バランスといったものを引き離します。

   無名であるということの大切さ、あなた方はそういう宝物を持っていることを
   知らないでしょうし、失うまでは分からないと思います。

   あなたの家族にとって、そのことがいかに物事を困難にするか、有名であるかどうかは、
   結局のところ、絶え間なく流れる時間の中ではたいした価値を持ちません。

  ④私は傲慢にも自分がやってきた仕事──もちろん、私が一人でやったのではありません
   ──について誇りを持っていますが、賞の受賞は、私自身の個人的な幸せや幸福感や
   目的意識にはほとんど寄与しないということを請合いましょう。

   こうした幸福は、世界を学ぶこと、仕事を通した共感によって世界を感じることによって
   得られます。

   警鐘を鳴らし、生き続けること、私の手助けを必要としている愛すべき、
   より広い世界の人々の生活に関与し続けることによって得ることができます。

(7)両親が誇りに思う人であれ

   あなたたちは有名になる必要はありません。

   あなたたちは、ただただご両親があなたを誇りに思えるようにするだけであり、
   それは既にできています。

   ブラボー。

   卒業おめでとう。

         (会場・拍手)

        (http://logmi.jp/103671

           <感謝合掌 平成28年2月28日 頓首再拝>

選択 ~ アマゾン創業者ジェフ・ベゾス - 伝統

2016/03/06 (Sun) 04:45:47


        *『巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ』より

「賢くなることより、人に優しくするほうが難しい」
「賢さ」は才能だが、「優しさ」は選択するものだ。
自分の才能に溺れて、誤った選択をしてはいけない。


人生は「選択」でつくられる。
「やる」か「やらない」か。
「諦める」か「諦めない」か。
「楽」か「苦」か・・・。

こうした「選択」が、私たち自身を形づくっていく。
「選択」することによって、人生にストーリができるのだ。


           <感謝合掌 平成28年3月6日 頓首再拝>

「愛」「共感」「前向きさ」 ~ カーン・アカデミー創設者サルマン・カーン - 伝統

2016/03/13 (Sun) 04:42:51


        *『巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ』より

(1)外見や出身地、育った環境などが違っていても、
   強い情熱や探究心を持っている者同士は
   日々一緒に過していくうちに、深い絆が生まれる。

(2)私は愛を持って、すべての人々に共感し、
   嫌いな人の気持ちも理解しようと努める。

   だが、そうやって自分の内面を強くしていっても、時にはつらいこともある。

   しかし、常に前向きでいることが大切だ。
   信じられないほど前向きに。

(3)私たちは人生をもう一度やり直すチャンスをもらい、今、ここにいる。

   だからこそ、私は「愛」「共感」「前向きさ」の
   3つに全力を注げ、後悔のない人生を送るつもりだ。

           <感謝合掌 平成28年3月13日 頓首再拝>

”人が車を運転する最後の時代” - 伝統

2016/03/20 (Sun) 03:12:48


           *メルマガ「人の心に火を灯す」(2016年03月01日)より

   (山崎拓巳氏の心に響く言葉より…)

   いま、凄い勢いで世の中が変化している。

   人が車を運転する最後の時代であり、ロボットとの共存が始まった。

   テレビ電話がほぼ無料となり、飛行機の値段も信じられない価格となってきている。

   個人が発信源となり、大きな力を発揮している。
   シャワーのように膨大な情報量に溺れている毎日。

   宇宙も手が届きそうな存在になってきた。

   あれもこれもが大変化の始まりだ。
   その変化についていこうと思うなら、強力な好奇心と、柔軟な対応力が求められる。

   安価で人と連絡が取れたり、移動できたり、宿泊できたり、出会うことができたりと、
   ある意味、あなたの思い一つで仕事だって、大きな企画だってできてしまう時代なのだ。

   だからこそ、好奇心や知らないものを知ろうとする爆発的な力が、
   あなたに求められる。


   「これ知ってますか? 」と聞かれたときに、
   「なに? なに? 」と知ろうと飛びつく力。

   「その言葉なに? 初めて聞くんだけど」と新しい言葉に対する好奇心も重要だ。

   ボクたちは言葉によって思考を進める。
   新しい言葉は、思考に新しい影響を与える可能性があるのだ。


   車が飛んだり、ロボットが助けてくれる生活、不老不死、医学の発展、通信手段、
   びっくりするほど速い乗り物と、昔観たテレビアニメのような新しい未来。

   しかし、その反面、医療保険の破綻(はたん)、社会保障の崩壊、
   多国籍社会の行方、天災に対する恐怖、国際平和の未来等々、不安材料もある。

   もしもあのことが起きたら? と、
   「もしも対策」がとても大切な時代になった。


   いまある仕事の半分以上がなくなり、新しいテクノロジーによって、
   新しいサービスを提供する新しい仕事が生まれるのではないかと言われている。

   なので、いま居る組織に依存しすぎるのはリスキーかもしれない。

   あなた自身の魅力を磨き、興味の対象を深堀し、膨大な情報から適切な情報を選択し、
   より有益な情報を提供できる自分になる必要がある。

   いまの自分を続けていくと、どんな未来の自分に辿り着くのか?
   どんな未来の自分を予想しているのか?

   2~3年後の自分は、どんな自分なのか?

   5年後、10年後の自分は?

   あなた自身も変化するが、時代も変化していく。
   求められるリーダー像も、人材も大きく変わっていく。
   変化の流れに敏感であることで、大きな波に乗ることもできるのだ。

 
   《「変化のスピードの壁」を解除するアクセスコードは、
   強力な好奇心と、柔軟な対応力を持つことなんだ》

         <『成功へのアクセスコード』きずな出版>

              ・・・

「私たちは前進を続け、新しい扉を開き、新たなことをなし遂げていく。
なぜなら、好奇心旺盛だからだ。好奇心があればいつだって新たな道に導かれる」

ウォルト・ディズニーの言葉だ。


あらゆるものが変わっていくこの大変化の時代を
主体的に生きるには、限りない好奇心が必要だ。

もし、好奇心がなければ、時代の変化に流されて、
変化をしかたなく受け入れて生きていくしかなくなる。

「昔はよかった」、「変化が早すぎる」と
ブツブツ文句を言いながら…。


「好奇心は希望の別名にほかならない」、という言葉がある。
まさに、好奇心こそは未来を切り拓く希望そのものだ。

なぜなら、一番好奇心を持っているのは子どもだから。
子どもには未来しかない。


我々が生きているこの時代は、あと何十年後かには間違いなく、
「人が車を運転していた最後の時代」と言われるはずだ。

たくさんの好奇心で、新しい未来を切り拓きたい。

           <感謝合掌 平成28年3月20日 頓首再拝>

Re: 青年を祝福する① - mwjnovpfkiMail URL

2020/08/29 (Sat) 03:50:42

伝統板・第二
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