伝統板・第二 3282499

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神社~今月の言葉(7月)

1:夕刻版 :

2025/07/01 (Tue) 19:05:18


【今月の東京都神社庁よりのお言葉(令和七年七月)】

王 陽明

   樹を種(う)うる者は必ずその根を培(つちか)い
   徳を種うる者は必ずその心を養(やしな)う


   (樹の成長を望む者は
    根がしっかりと張るよう初めは余分な枝を刈り取り
    根に栄養がいくように育てる

    同じように(学問により)徳を養いたいと望む者は
    初めにしっかりと志を立て
    余計な事に気が取られないようにしなければならない)

http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r707/

https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba202507.pdf

          <感謝合掌 令和7年7月1日 頓首再拝>
2:伝統 :

2025/07/02 (Wed) 04:49:33


  忙裡閑(ぼうりかん)を愉(ぬす)む

              ~ 江湖長翁集 ~


  多忙の中から暇を見出して、その余暇を有効に楽しむ事をいいます。

  「忙中閑有」とも云い、「六中観」にも出てきます。

  夏休みに入っても忙しい世の中でありますが、
  ゆとりのある楽しい日々を過ごしましょう。


https://www.shirayama.or.jp/kotoba/k07.html

          <感謝合掌 令和7年7月1日 頓首再拝>
3:伝統 :

2025/07/02 (Wed) 14:13:56


神風の 伊勢の宮居の ことをまづ 今年も物の 初めにぞ聞く

       ~ 明治天皇御製  ~


終戦後(昭和24年)は、「奏事始」と申してゐるが、
終戦前は「政始」(明治2年以降)と申し、年初の1月4日に、
先づ伊勢神宮の御祭典の恙がなく御斎行の由を申し、
それ以後、一般政治のことを総理大臣以下各大臣が奏上したものである。

鎌倉時代の順徳天皇の禁秘御抄のうちにも、
「先づ神宮の御事、次に諸事」とある御精神は、これと同じである。

明治37年の「政始」の最初に、伊勢神宮の御事の奏上を
謹んで承はられてゐる陛下の厳粛なお姿が眼に浮んで来る。

漏れ承はるに明治以降、宮城内の天皇陛下の御机は、
遠く伊勢神宮の方向に面して置かれ、常に伊勢神宮に相対されて、
政治を聞こし召されたとのことである。

ここに、神事を重んぜられる天皇の深いみ心を知ることが出来る。

私共が、毎年としの初めに伊勢神宮の大麻を頂き、
神棚に奉斎する精神も、かうした皇室の大御心の万分の一にも
通ずるものがありたいとの願ひからである。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)


 (https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
    → 「今月のことば」令和7年7月<文月>をクリック)

             <感謝合掌 令和7年7月2日 頓首再拝>
4:伝統 :

2025/07/03 (Thu) 02:53:47


皆虚

   浅き川も深く渡れ


皆虚 (かいきょ)

江戸時代前期の僧、俳人。元和(げんな)二年(一六一六年)生まれ。
土佐の真宗大谷派円満寺の住職。
連歌を里村昌琢(しょうたく)に、俳諧を野々口立圃(りゅうほ)に学んだ。
別号に角茄軒。法名は空願。著作に『四名集』。

標記の言葉は『世話焼草』より。


http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0607/

https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba202407.pdf


・・・

<参照>

浅き川も深く渡れ
https://www.mylevel.co.jp/cmb/post_108.html

何事にも注意深く行動せよ という意味を持つ教訓です。

          <感謝合掌 令和7年7月2日 頓首再拝>
5:伝統 :

2025/07/03 (Thu) 13:01:11


  己を克(せ)めて

     礼に復(かえ)る

              ~ 論語 ~


  他者を責める前に、自らを自省し、
   礼節を失わぬ慎みの心が大切です。

  引くことを知らぬ正義の争いは世の中を乱す原因となります。
  気をつけましょう。


https://www.shirayama.or.jp/kotoba/k06.html

          <感謝合掌 令和7年7月3日 頓首再拝>
6:伝統 :

2025/07/04 (Fri) 04:55:51


ものごとにおごる心を祓ひみば

     いづれの神か障りあるべき

           ~ ト部兼好・百首歌抄 ~

”祓”とは、まづ人が”俺が、俺が”という「我」を
祓ひ去ることにつきる。

世にもろもろの祟り・障りがあるとすれば、
それは自分の不遜・傲慢さが廻り廻つて、
自分に還り来つたものに外ならない。

だからあるゆる事柄に対して、傲慢・不遜の心を以て、
相対することをやめ、清浄・正直な心を以て、
相対処し得るならば、いかなる神にしても、
私共に障害を与へる神があるであらうか。

障害のない人生を獲得する唯一の道は、
自分の傲慢・不遜の心を取り去り、
謙虚な心、我を無にした心を持つ以外にない。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)


 (https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
    → 「今月のことば」令和6年7月<文月>をクリック)

             <感謝合掌 令和7年7月3日 頓首再拝>
7:伝統 :

2025/07/04 (Fri) 14:06:36


豊田佐吉

   人間のやったことは
   人間がまだやれることの
   百分の一にすぎない


      人間の発明には
      まだ多くの可能性が
      秘められている
   
http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0507/

https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba202307.pdf

          <感謝合掌 令和7年7月4日 頓首再拝>
8:伝統 :

2025/07/05 (Sat) 04:51:54


  刮目して、これを見る

       ~ 北斎書 ~

   今までの先入観にとらわれえず、
   新しい目で対象を見つめ直すことの大切さを
   表しています。

    *「刮」とは、「磨く」や「こする」という意味です。

http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k05.html

          <感謝合掌 令和7年7月4日 頓首再拝>
9:伝統 :

2025/07/05 (Sat) 19:57:58


神道は生きる事ばかりにて宣敷と存じ奉り候、
何もかも時々刻々に物を生かし候所こそ
天照大神の御道と存じ奉り候

      ~ 黒住宗忠書翰集 ~

  神道の産霊の信仰を身に体し、生成化育の神の力を信じて
  生き抜いた模範の一つを、ここに見出すことが出来る。

  神道の産霊の力とは神のすべての物を生み、生かし育て、伸ばす
  お力の持ち主であられることを信じ、その御心を頂いている私共としては、
  人を傷つけ隠し入れるのではなく、反対にその人の持てる力をいかし、
  伸ばしてあげるべきである。

  そうすることが、やがて神の御心に添うことになり、
  神の御心のまにまに生きていることになる。

  この極致がやがてこの文章にある
  「道は生きる事ばかりにて宣敷と存じ奉り候」である。

  「時々刻々」とは「僅かの間でも」の意味で
  「物を生かし候所こそ天照大神の御道と存じ奉り候」となる。

  天照大神の御心が、生成化育の実行、実現にあることを、
  そのまま身に体したものの所信の一節である。

       (続神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)


 (https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
    → 「今月のことば」令和5年7月<文月>をクリック)

             <感謝合掌 令和7年7月5日 頓首再拝>
10:伝統 :

2025/07/06 (Sun) 04:51:47


徳川光圀

   苦は楽の種

   楽は苦の種と知べし

http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0407/

https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba202207.pdf

          <感謝合掌 令和7年7月5日 頓首再拝>
11:伝統 :

2025/07/06 (Sun) 19:15:47


 習慣は常と為る

       ~ 漢書 ~


   習慣というものは、知らぬ間に深く身について
   生まれつきのようになってしまい、
   その言行に及ぼす影響は大きいのであります。
 
   (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k04.html

             <感謝合掌 令和7年7月6日 頓首再拝>
12:伝統 :

2025/07/07 (Mon) 04:51:04


 天地の初は 今日を始めとす

     ~ 北畠親房・神高正統記 ~

  
  天地の初めなる天岩戸開きによって
  神のみ光を見得るか否か。

  それは、今日只今の自分の心の眼を開くか否かに
  かかっている。

  古事記によると、「天地初めて発くる時」とは、
  天地万物の始源の時をいったもので、
  天地が始めて開けて、万物の生成化育が行なわれたとなる。

  即ち「天地の始め」と、万物の始原(根源)とは、
  全ての真理を求め、これを追求するのは自分の責任であって、
  自分が只今(今日)、これを追求しようと決心したとき、
  その人は真理の扉を開く事が出来る。

  今日、只今の自己の決心を求めるところに、
  神道信仰追及の道がある。

       (続神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)


 (https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
    → 「今月のことば」令和4年7月<文月>をクリック)

             <感謝合掌 令和7年7月6日 頓首再拝>
13:伝統 :

2025/07/07 (Mon) 19:35:58


渋沢栄一

 礼儀ほど美しいものはない
 礼儀とは人の持てる
 最高の美徳である

http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/inochinokotoba/r0307/

https://otorisama.or.jp/kotoba_pdf/kotoba202107.pdf

          <感謝合掌 令和7年7月7日 頓首再拝>
14:伝統 :

2025/07/08 (Tue) 04:50:12


 辞(じ)は達(たつ)のみ

       ~ 論語 ~


   文章は言語がしっかり伝われば良いのであって、
   飾り立てることはない。

   メールや話が長くなると、
   何が言いたいかが分からなくなり、
   逆に言訳になる。

   言葉を選びましょう。

   (http://www.shirayama.or.jp/kotoba/k03.html

             <感謝合掌 令和7年7月7日 頓首再拝>
15:伝統 :

2025/07/08 (Tue) 19:29:22


 日に新に日々に新に

       ~ 大学 ~

  (説明)

 古来いう日新の教えである。
 今日の自分は、昨日の自分ではないという自信を、
 常に持つことである。

 明日の自分は昨日以上の自分であるという自信に生きる。

 自信に生きる自分とは、毎日が勉強の二字につきる。

 人間が自信に生きるとは、毎日勉強する以外にない。

 古事記その他の神道書にしても、
 一度読めばそれでよい、というものではない。

 今日は文字に意義を明らかならしめ得た。
 明日はその信仰的な意味が、どこにあるかを明らかならしめる。

 かくして自分の信仰が一層昂められていく。

       (神道百言  一般財団法人神道文化会編より抜粋)


 (https://hokkaidojinjacho.jp/leaflet/#kotoba
    → 「今月のことば」令和3年7月<文月>をクリック)

             <感謝合掌 令和7年7月8日 頓首再拝>

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